JP2000209652A - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JP2000209652A
JP2000209652A JP886399A JP886399A JP2000209652A JP 2000209652 A JP2000209652 A JP 2000209652A JP 886399 A JP886399 A JP 886399A JP 886399 A JP886399 A JP 886399A JP 2000209652 A JP2000209652 A JP 2000209652A
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Japan
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transmission
data
communication
frame size
electric field
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JP886399A
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English (en)
Inventor
Takashi Fukushima
高司 福島
Hiroshi Narasaki
博司 楢崎
Eiji Takahashi
英二 高橋
Naoki Tamura
直樹 田村
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フレームサイズが固定されていたため,通信
状態が良い場合にはフレームサイズが小さすぎて無駄が
多く,悪化して回線が切断された場合には再送するフレ
ームのサイズが大きいために通信効率に無駄が生じる。 【解決手段】 フレームサイズ決定部10により,電界
強度検出部4で検出された電界強度に基づいて,送信開
始時及び送信中に送信データのフレームサイズを,任意
の大きさ(電界強度が低い場合には小さく,高い場合に
は大きく)設定する。更に,通信切断部11により,上
記電界強度が所定の閾値以下になった場合には接続を積
極的に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基地局を介して無
線によりデータ通信を行う無線電話装置に係り,例えば
簡易型携帯電話(PHS)等を用いてデータの送受信を
行う無線電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル携帯電話(PDC),簡易型
携帯電話(PHS)などの無線電話や携帯型情報端末
(例えばミニノート型パソコン)等の急激な普及によ
り,出先や移動中の電車の中などでデータ通信を行う,
いわゆるモバイル通信が盛んに行われるようになってき
た。しかしながら,PHS等の無線電話を用いたデータ
通信は,有線によるデータ通信と比べて通信品質が不安
定であり,移動による環境条件の変化に伴って通信品質
が大きく変化したり,或いは通信ができたりできなかっ
たりといった様々な状態に遷移するという欠点があり,
有線によるデータ通信ほど容易ではない。このような特
徴を有する無線電話を用いたデータ通信において,従来
は,例えばデータ送信の開始時にその時の電波強度に応
じた転送速度を設定し,固定されたフレームサイズで送
信を開始すると共に,上記送信速度,フレームサイズは
送信終了まで一定に保たれていた。また,データ送信が
終了するまでは,電波状態が悪化したとしても自然に回
線が切断されるまでは上記転送速度,フレームサイズで
データ送信が継続されていた。尚,データ送信中に電波
状態が悪化して回線が自然切断された場合には,例えば
次の回線接続時に,上記切断時に送信中であったフレー
ムから送信を再開する,いわゆるレジューム機能によ
り,通信の無駄をできるだけ抑える工夫がなされてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うに,無線電話によるデータ通信では電波強度が一定の
値で安定していることは稀であり,絶えず変化する。そ
のため,上記従来のデータ送信方法では,例えばデータ
送信の開始時に強かった電波強度がその後に悪化したよ
うな場合には,高い転送速度のままで送信エラーが増加
して転送効率が悪くなってもその状態で通信が継続され
るため,コスト高となってしまうという問題点があっ
た。また,通信状態の変化に関わらずフレームサイズが
常に一定であるため,通信状態が良い場合にはフレーム
サイズが小さすぎて無駄が多く,通信状態が悪化して回
線が自然切断された場合にはレジューム機能を用いて再
送するフレームのサイズが大きいために無駄が発生する
など,上記フレームサイズをどのように設定しても結局
無駄が発生してしまうという問題点もあった。本発明は
上記事情に鑑みてなされたものであり,通信状況に柔軟
に対応することによって常に効率の良いデータ送信が可
能な無線電話装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は,基地局を介して無線によりデータ通信
を行う無線電話装置において,データ通信の状況に応じ
て,送信データのフレームサイズを任意の大きさに設定
するフレームサイズ設定手段を具備してなることを特徴
とする無線電話装置として構成されている。また,第2
の発明は,基地局を介して無線によりデータ通信を行う
無線電話装置において,データ通信の状況が所定のレベ
ル以下になった場合に上記基地局との接続を積極的に切
断する通信切断手段を具備してなることを特徴とする無
線電話装置として構成されている。更に,第3の発明
は,上記第1,第2の発明を同時に具備するもので,基
地局を介して無線によりデータ通信を行う無線電話装置
において,データ通信の状況に応じて,送信データのフ
レームサイズを任意の大きさに設定するフレームサイズ
設定手段と,データ通信の状況が所定のレベル以下にな
った場合に上記基地局との接続を積極的に切断する通信
切断手段を具備してなることを特徴とする無線電話装置
として構成されている。上記第1,第3の発明における
上記フレームサイズ設定手段は,送信データの送信途中
で通信が切断された場合に,後の再送信の機会に上記切
断時に送信中であったフレームの最初から送信を再開す
るレジューム手段を具備する場合に特に有効に作用す
る。また,上記第2,第3の発明における上記通信切断
手段についても,転送途中で接続を切断しても後の再送
信の機会に上記送信データの未送信部分から送信される
上記レジューム手段を具備する場合に特に有効に作用す
る。ここで,上記第1〜第3の発明における上記「デー
タ通信の状況」は,例えば上記基地局から受信した制御
信号の電界強度や,或いは一定時間内に送信されるデー
タ量に基づいて判断できる。
【0005】
【作用】上記第1,第3の発明によれば,基地局から受
信した制御信号の電界強度や一定時間内に送信されるデ
ータ量等に基づいて判断されるデータ通信の状況に基づ
いて,送信データのフレームサイズが任意の大きさ,即
ち通信状況が悪い場合には小さく,良い場合には大きく
設定される。これにより,通信状況が良い場合には無駄
のない効率的な送信ができ,通信状況が悪くなって回線
が切断されたとしても例えばレジューム機能によって再
送が必要なフレームが小さいため,いずれにしても効率
的で無駄のないデータ通信が可能となる。また,上記第
2,第3の発明によれば,上記データ通信の状況が所定
のレベル以下になった場合にはたとえそのまま通信を継
続することが可能であっても上記基地局との接続が積極
的に切断され,後に状況が改善されてから通信が再開さ
れる。これにより,非効率的なデータ通信を無理に続け
ることによる無駄を最小限に抑えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解
に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明
を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定
する性格のものではない。ここに,図1は本発明の実施
の形態に係る無線電話装置A1の概略構成を示すブロッ
ク図,図2は上記無線電話装置A1による通信制御処理
手順の一例を示すフローチャート(前半),図3は上記
無線電話装置A1による通信制御処理手順の一例を示す
フローチャート(後半),図4は基地局IDの変化周期
に基づく移動状態推定テーブルと,電界強度の平均,分
散に基づく接続時間予測テーブル,及びその対応関係の
一例を示す図,図5は電界強度の平均,分散に基づく接
続時間予測テーブルの一例を示す図,図6は図5に示す
接続時間予測テーブルを用いた二値判別による接続時間
判別方法の説明図,図7は送受信データ情報の一例を示
す図,図8は納期までの残余時間によって変化するコス
ト閾値の設定例,図9は電波強度とフレームサイズとの
対応を設定したテーブルの一例,図10は実施例に係る
無線電話装置A2の概略構成を示すブロック図,図11
は上記無線電話装置A2による通信制御処理手順の一例
を示すフローチャート,図12は電界強度の平均,分散
に基づく移動状態推定テーブルと,電界強度の平均,分
散に基づく接続時間予測テーブル,及びその対応関係の
一例を示す図,図13は基地局IDの変化周期に基づく
接続時間予測テーブルの一例を示す図,図14はニュー
ラルネットワークを用いた接続時間予測の説明図であ
る。本実施の形態では,上記第3の発明の一実施例につ
いて説明する。
【0007】本実施の形態に係る無線電話装置A1は,
図1に示す如く,基地局Pを介して無線通信を行うPH
S等の電話機1と,該電話機1に接続されたワイヤレス
エージェント部WAとで構成されている。更に,上記ワ
イヤレスエージェント部WAは,データ通信制御部2
(レジューム手段の一例),アプリケーション3,電界
強度検出部4,基地局ID検出部5,移動状態推定部
6,接続時間予測部7,送信データ決定/リンク判定部
8,送受信データ情報記憶部9,フレームサイズ決定部
10(フレームサイズ設定手段に相当),及び通信切断
部11(通信切断手段に相当)で構成されている。上記
ワイヤレスエージェント部WAは,例えば,上記構成各
部の処理手順を記述したプログラムが搭載されたミニノ
ート型パソコン等の携帯情報機器であり,上記電話機1
とは例えばPCカード等のインターフェイスを介して接
続される。尚,上記ワイヤレスエージェント部WAの一
部若しくは全てを上記電話機1に内蔵してもよく,逆に
上記ワイヤレスエージェント部WAを構成する携帯情報
機器内に電話機1の機能を内蔵してもよい。
【0008】上記電話機1は,従来からの一般的な通信
機能の他に,上記ワイヤレスエージェント部WAからの
問い合わせに対し,上記基地局Pから受信した制御信号
の電界強度や,上記制御信号中に含まれる上記基地局の
ID情報を返答する機能を有している。上記データ通信
制御部2は,上記電話機1との間のデータのやり取りを
はじめ,上記ワイヤレスエージェント部WAによるデー
タ通信を集中的に制御する。また,あるデータの送信中
に通信が切断された場合には,そのデータの再送信時に
上記切断時に送信中であったフレームから送信を再開す
るレジューム機能を有している。上記アプリケーション
3は,例えば電子メールプログラムなど,通信を伴う処
理を行うアプリケーションプログラムであり,上記デー
タ通信制御部2に対して任意のデータの送信要求を出力
する。上記電界強度検出部4は,上記データ通信制御部
2を介して上記電話機1に対して上記電界強度の要求信
号を出力し,その返答として出力される上記電界強度を
受け取って所定時間分蓄積する。上記基地局ID検出部
5は,上記データ通信制御部2を介して上記電話機1に
対して上記基地局IDの要求信号を出力し,その返答と
して出力される上記基地局IDを受け取って所定時間分
蓄積する。上記移動状態推定部6は,上記基地局ID検
出部5から上記基地局IDを受け取って蓄積し,これに
基づいて当該無線電話装置A1の移動速度を推定する。
上記接続時間予測部7は,上記電界強度検出部4から上
記電界強度の情報を受け取り,これと上記移動状態推定
部6で推定された移動速度とに基づいて,今基地局Pと
の間で接続を行った場合にその接続が継続できる時間
(接続時間という)を予測する。上記送受信データ情報
記憶部9には,上記アプリケーション3から上記データ
通信制御部2に対して出力された送信要求に基づく送信
データ情報と,他の端末との間での送受信データ交換
(後述する)によって受信した受信データ情報とが,図
7に示すような送受信データ情報として記憶される。上
記送信データ決定/リンク判定部8は,上記接続時間予
測部7で予測された接続時間に基づいて,上記送受信デ
ータ情報記憶部9に記憶されている1又は複数の送信デ
ータの送信順序を決定すると共に,その待ち行列の先頭
のデータを送信するための発呼を行うか否かを判断し,
その結果を上記データ通信制御部2に出力する。上記フ
レームサイズ決定部10は,データの送信開始前,及び
データ送信中に,上記電界強度検出部4で検出される電
界強度に基づいてフレームサイズを決定し,上記データ
通信制御部2に指示する。上記通信切断部11は,デー
タ送信中に上記電界強度検出部4で検出される電界強度
等に基づいてこのままデータ送信を続けるべきか否かを
判定し,続けるべきではないと判断した場合には現在の
通信を積極的に切断する。
【0009】続いて,以上のような構成を有する無線電
話装置A1による通信制御処理の手順を,図2及び図3
に示すフローチャートに従って説明する。尚,アプリケ
ーション3からデータ通信制御部2に対して既に複数の
データの送信要求が出され,それら送信データの情報が
上記送受信データ情報記憶部9内に,図7に示すような
形で登録されているものとする。まず,基地局ID検出
部5と電界強度検出部4は,電話機1からそれぞれ基地
局IDと電界強度の情報を逐次受け取り,蓄積する(ス
テップS1)。上記基地局IDと上記電界強度とが所定
時間分(例えば,基地局IDで60秒間,電界強度で1
0秒間程度)継続して蓄積されると,続いて,移動状態
推定部6により,上記基地局ID検出部5に蓄積された
所定時間分の基地局IDの変化周期ωi (iは現在時
刻)が例えば次式により計算される(ステップS2→S
3)。
【数1】 そして,得られた変化周期と,予め用意された基地局I
Dの変化周期と移動速度の対応テーブルとを用いて,現
在の移動速度が推定される(ステップS4)。Tを60
(秒)としたときの上記対応テーブルの一例を図4(上
図)に示す。同テーブルに示すように,基地局IDの変
化周期が短いほど,即ち短い周期で次々と相手の基地局
が切り替わるほど,移動速度が速いと推定できる。ま
た,上記ステップS3,S4と並行して,接続時間予測
部7により,上記電界強度検出部4に蓄積された所定時
間分の電界強度の平均mi と分散σi (iは現在時刻)
とが次式により計算される(ステップS5)。
【数2】 続いて,上記接続時間予測部7において,上記移動状態
推定部6で推定された移動速度に基づいて接続時間予測
用のテーブルが選択され(ステップS6),このテーブ
ルと上記算出された電界強度の平均,分散とに基づいて
接続時間が予測される(ステップS7)。
【0010】上記移動速度毎に用意された上記各テーブ
ルは,例えば図5に示すように,電界強度の平均,分散
の2軸グラフであり,この2次元空間が,{接続時間0
秒,10秒,20秒,30秒}の4領域に分けられてお
り,上記電界強度の平均,分散と接続時間とを対応付け
るものとなっている。このように,接続時間予測に電界
強度の平均と分散を用いるのは,例えば平均が同じでも
分散が小さい方が通信状態が安定していると考えられ,
両者を考慮することによってより正確な接続時間予測が
可能となるからである。また,電界強度の平均と分散が
同じであっても,移動速度が異なれば予測される接続時
間も異なると考えられるため,上記のように移動速度毎
に異なるテーブルを用いることによって更に正確な接続
時間予測が可能となる。ここで,図5に示すような接続
時間予測用テーブルを用いた接続時間の判別方法の具体
例として,二値判別による方法を簡単に説明する。ま
ず,図5に示す3本の判別曲線のうち,0秒の領域と1
0秒の領域とを分ける曲線を取り出し,その曲線上に判
別点をとる(図6参照)。そして,上記判別点を所定の
方向に移動させながら,測定値(電界強度の平均,分
散)が次の条件を満たしているか否かを判定する。 測定値の平均 ≧ 判別点の示す平均 且つ 測定値の分散 ≦ 判別点の示す分散 上記判別点が上記曲線上のいずれかの位置において上記
条件を満たせば,上記測定値は上記曲線の右側の領域
(ここでは10秒以上の領域)にあると判定できる。逆
に,上記判別点が上記曲線上の全ての位置において上記
条件を満たさなければ,上記測定値は上記曲線の右側の
領域(ここでは10秒未満の領域)にあると判定でき
る。以上の処理を,上記測定値が存在する領域を特定で
きるまで上記各判別曲線について順次行い,その領域の
属する接続時間を予測接続時間とする。
【0011】以上のような処理により接続時間が予測さ
れると,続いて送信データ決定/リンク判定部8によ
り,上記接続時間予測部7で予測された接続時間に基づ
いて送信待ち状態にあるデータの送信順序を決定する
(ステップS8)。これにより,次に送信を行うデータ
が決定される。ここで,上記ステップS8での送信順序
の決定方法の一例を説明する。まず,上記送受信データ
情報記憶部9内に記憶された送受信データ情報には,例
えば図7に示すように,各送受信データ毎に,各送受信
データの送受信相手の端末ID,データID(相手先端
末毎),データサイズ,転送済データ数,送受信データ
の別,優先度,送信完了期限(以下,納期という)迄の
残余時間等が設定されている。尚,送信データ情報は,
上記アプリケーション3から上記データ通信制御部2に
対して出力された送信要求に基づいて設定される。一
方,受信データ情報は,他の端末と接続された際に必要
に応じて,若しくは所定時間毎にデータ交換することに
よって受信される。尚,本実施の形態はデータ送信につ
いて説明するため,受信データやその受信手順等につい
ての説明は省略する。更に,上記送信データ情報より,
各送信データの送信に要する時間は,上記データサイズ
から転送済データ数を引いた未送信データサイズを通信
速度で割ることによって求められる。尚,通信環境によ
り通信速度は既知であるとする。
【0012】各送信データの送信順序の決定は,例えば
次のような考え方に基づいて行うことができる。 (1) 納期に対して重点を置く場合には,納期までの
残余時間が小さい順に送信順序を決定する。 (2) 納期の管理を必要としない場合には,少しでも
数多くのデータを送信するため,各送信データの送信に
要する時間の短い順に(即ち未送信データサイズの小さ
い順に)送信順序を決定する。 (3) 上記(1),(2)を両立させたい場合,即ち
納期に対して重点を置きつつ,少しでも数多くのデータ
を送信したい場合には,次のようにして送信順序を決定
する。 まずデータ送信に要する時間が短い順に各送信データ
を並べる。 納期までの残余時間に対して所定の閾値を設けてお
き,上記残余時間がこの閾値を下回ったデータを待ち行
列の先頭に移動させる。 (4) 上記接続時間予測部7で予測された接続時間を
有効に利用する場合には,次のようにして送信順序を決
定する。尚,この方法は,レジューム機能がない場合に
は特に有効である。 上記接続時間予測部7で予測された接続時間内で送信
が完了できる(即ち,送信に要する時間が上記接続時間
よりも小さい)データのうち,最大サイズのデータを待
ち行列の先頭とする。 上記接続時間の残余時間(上記接続時間から上記先頭
のデータの送信に要する時間を引いた時間)で送信可能
な1又は複数のデータを選択する。 以下,これを繰り返す。 納期までの残余時間に対して所定の閾値を設けてお
き,上記残余時間がこの閾値を下回ったデータを待ち行
列の先頭に移動させる。尚,図7に示すように各送信デ
ータにその他の優先度が付与されているような場合に
は,適宜その優先度を加味することも可能である。例え
ば,上記(2),(3)の場合であれば,まず優先度の
高い順に各送信データを並べ,優先度の同じ送信データ
が複数存在する場合には送信に要する時間の短い順に並
べるようにしてもよい。以上のような方法により,その
時点で最も適当な送信データが選択されるため,無駄の
ない効率的なデータ送信が可能となる。
【0013】以上のような方法で次の送信データが決定
されると,続いて上記送信データ決定/リンク判定部8
により,上記送信データを送信するための発呼を行うか
否かが判断され,その結果が上記データ通信制御部2に
出力される(ステップS9)。ここで,上記発呼を行う
か否かの判断手順の具体例を示す。 1)理想的な条件でのファイル送信時間Tideal (sec)
を次式により求める。 Tideal =(未送信データサイズ(bit) )/(通信速度
(bit/sec)) 2)上記接続時間予測部7で得られた予測接続時間をT
predとする。 3)コストC1 を次式により求める。 C1 =Tideal /Tpred ここで,上記コストC1 は送信完了までに必要な接続回
数に相当し,再接続が多いほど上記コストC1 は大きく
なる。尚,ここでは1回の接続確立にあたって通信以外
の内部処理に必要な時間をコストとして考慮している。 4)現時点でのコストC1 が予め設定された閾値よりも
小さければ発呼を行う。尚,上記閾値は,図8に示すよ
うに納期までの残余時間によって変化するように設定す
ることもできる。また,上記判断手順に,更に過去の通
信履歴を考慮することも可能である。この場合には以下
のような手順となる。 5)前回の通信における実績コストC2 を次式により求
める。 C2 =Tideal /(実際の接続時間(sec) ) 6)実績コストC2 を時間とともに減衰させる次のよう
な関数を定義する。 C(t) =C2 exp(MT) 但し,M:減衰パラメータ,t:前回の回線切断時刻か
らの経過時間 7)上記3)で求めたコストC1 と上記C(t) とに基づ
く次のような合成コストCtotal を求める。 Ctotal =Max {C1 ,C(t) } 8)上記Ctotal を用いて,上記4)と同様の要領で発
呼するか否かを判断する。
【0014】以上説明したような判断手順により,発呼
不可と判断されれば上記ステップS1以下の処理が繰り
返される。一方,上記ステップS9において発呼可と判
断されれば,上記フレームサイズ決定部10において,
上記電界強度検出部4で検出された現在の電界強度に基
づいて,上記送信データの送信に用いるフレームサイズ
が決定される(ステップS10)。上記フレームサイズ
の決定には,例えば図9に示すようなテーブルが用いら
れる。即ち,上記フレームサイズは,電界強度が大きけ
れば小さく,電界強度が小さければ大きく設定される。
これは,電界強度が大きければなるべく大きなフレーム
サイズとで効率よく送信すると共に,上記電界強度の低
下に応じてフレームサイズを小さくすることで,送信途
中で通信が切断された場合の再送データをなるべく少な
くして無駄を最小限に抑えるためである。なお,これ
は,あるデータの送信中に通信が切断された場合に,そ
のデータの再送信時に上記切断時に送信中であったフレ
ームから送信を再開するレジューム機能を有する場合に
特に有効である。上記フレームサイズ決定部10におい
てフレームサイズが決定されると,上記データ通信制御
部2により,送信対象として選択された送信データの送
信相手先端末(上記送受信データ情報記憶部9に記憶さ
れた送受信データ情報が参照される)に対する発呼処理
が自動的に行われる(ステップS11)。このように,
上記送受信データ情報として相手先端末を認識するため
の情報が各送信データ毎に設定されているため,複数端
末に対するデータ送信(及び複数端末からのデータ受
信)を,例えば送信順序等を調整することなく容易に行
うことが可能である。
【0015】上記ステップS11の発呼処理によって送
信相手先端末との回線が接続されると,上記相手先端末
との間で今から送信する送信データに関する送信データ
情報の交換と内容の一致確認が行われ(ステップS1
2),上記ステップS10で設定されたフレームサイズ
でデータ送信が開始される(ステップS13)。データ
送信が開始されると,上記フレームサイズ決定部10
は,上記電界強度検出部4で検出される現在の電界強度
と図9に示すテーブルとを用いてフレームサイズの変更
が必要か否かを常に監視し(ステップS14),適宜フ
レームサイズを変更する(ステップS15)。一方,上
記通信切断部11では,上記電界強度検出部4で検出さ
れる現在の電界強度を監視し,所定の閾値との比較によ
って通信を継続するべきか否かを判断する(ステップS
16)と共に,このまま通信を継続するとコスト等の面
で無駄が多いと判断される場合には,現在の通信を積極
的に切断する(ステップS17)。送信効率の悪い状態
でデータの送信を継続すると,通信エラーの増加によっ
て実質的な送信速度は低下するため,コスト高となって
無駄が多いからである。上記通信切断部11によって
(或いは通信状態の低下によって自然に)通信が切断さ
れると,上記ステップS1に戻って処理が繰り返され
る。このとき,送信途中で送信が中断された上記送信デ
ータについては,送信データ情報(図7)における送信
済データ数が更新された上で,その他の送信待ちデータ
と同様に送信待ち行列に加えられる。即ち,上記ステッ
プS8における送信データの選択に際しては,送信途中
で中断された送信データについてもその他の送信待ちデ
ータと同様に取り扱われる。従って,送信途中で通信が
切断された場合でも,次に回線が接続された際にはその
続きから送信が開始されるとは限らない。これにより,
例えば回線が頻繁に切断されるような電波状況で大きな
サイズの送信データが長時間にわたってレジュームを繰
り返しながら送信されている場合などには,送信が完了
する前であっても送信完了期限が迫ってきた他の送信デ
ータを優先させるような制御が可能であり,効率的なデ
ータ送信が可能となる。上記ステップS14,S15,
S16の処理は,通信が途中で切断されない限り,送信
中のデータの送信が終了するまで繰り返される(ステッ
プS18)。そして,送信中のデータの送信が終了する
と,送信待ちデータが存在するか否かが判断される(ス
テップS19)。送信待ちデータが存在する場合には上
記ステップS1以降の処理が繰り返され,送信待ちデー
タが存在しない場合には一旦処理は終了し,アプリケー
ション3から新たな送信要求があるまで待機状態とな
る。
【0016】以上説明したように,本実施の形態に係る
無線電話装置A1では,基地局から受信した制御信号の
電界強度に基づいて,送信データのフレームサイズが任
意の大きさ,即ち通信状況が悪い場合には小さく,良い
場合には大きく設定される。これにより,通信状況が良
い場合には無駄のない効率的な送信ができ,通信状況が
悪くなって回線が切断されたとしても例えばレジューム
機能によって再送が必要なフレームが小さいため,いず
れにしても効率的で無駄のないデータ通信が可能とな
る。また,上記電界強度が所定の閾値を下回った場合に
は,たとえそのまま通信を継続することが可能であって
も上記基地局との接続が積極的に切断され,後に状況が
改善されてから通信が再開される。これにより,非効率
的なデータ通信を無理に続けることによる無駄を最小限
に抑えることができる。また,複数の送信データの中か
ら,その時の予測接続時間に対して最も効率的となる送
信データが選択される。また,送信途中で通信が切断さ
れた送信データの未送信部分も,他の送信待ちデータと
同様に待ち行列に加えられる。従って,通信状態が不安
定な無線電話においても無駄のない効率的なデータ送信
が可能となる。また,送信を開始する際には,その送信
データの送信データ情報内の送信相手先端末が参照さ
れ,それに基づいて発呼処理が行われる。従って,例え
ば複数の送信相手先に対する送信データを,その送信順
序に関わらず正しく送信することが可能となる。
【0017】
【実施例】上記実施の形態では,ステップS14におけ
るフレームサイズ決定部10によるフレームサイズ変更
の判断,及びステップS16における通信切断部11に
よる通信切断の判断を,電界強度に基づいて行うように
したが,例えば,一定時間内に送信されるデータ量に基
づいて判断することもできる。例えば上記ステップS1
6においては,一定時間内に送信されるデータ量が所定
の閾値を下回ったときに通信継続不可と判断することも
可能である。勿論,上記電界強度に基づく判断と併用し
てもよい。また,上記実施の形態において,フレームサ
イズ決定部10と通信切断部11とは必ずしも同時に具
備されている必要はない。何れか一方のみを具備する場
合(第1,及び第2の発明に相当)でも通信の効率改善
効果は十分に期待できる。
【0018】また,上記実施の形態では,基地局IDを
用いて移動状態(移動速度)推定を行い,更に推定され
た移動速度と電界強度の平均,分散とを用いて接続時間
予測を行い,これに基づいて自動発呼処理を行う例を説
明したが,これについては以下のような変形例が考えら
れる。
【0019】[移動状態推定を省略]移動状態推定を経
ることなく,図4の下図に示す接続時間予測テーブルを
ただ1つ用いて接続時間予測を行うこともできる。この
場合,図1に示す構成図では基地局ID検出部5と移動
状態推定部6とが省略され,図2に示すフローチャート
ではステップS3〜S6が省略される。勿論,この例の
場合には移動状態が考慮されないため,上記実施の形態
の例に比べると接続時間予測の精度は多少なりとも低下
することに注意しなければならない。
【0020】[電界強度の平均と分散を用いた移動状態
推定]上記移動状態推定部6による移動状態(移動速
度)推定を,電界強度検出部4で検出された電界強度に
基づいて行うこともできる。この場合の無線電話装置A
2の構成例を図10に,自動発呼処理のフローチャート
を図11に示す。本無線電話装置A2の自動発呼手順
(図11)において,図2に示す手順と異なるのは,ス
テップS3aにおいて電界強度の平均と分散(ステップ
S5における平均と分散よりも長い区間(例えば60秒
間)での値)を求め,ステップS4aで上記電界強度の
平均と分散に基づいて移動速度を推定する部分のみであ
る。ここで,ステップS4aにおける移動速度の推定
は,例えば図12の上図に示すような移動速度推定テー
ブルを用いて行われる。この移動速度推定テーブルは,
長区間平均と長区間分散の2軸グラフであり,この2次
元空間が,{静止,低速移動,中速移動,高速移動}の
4領域に分けられており,上記電界強度の平均,分散と
移動速度とを対応付けるものとなっている。上記移動速
度推定テーブルを用いて移動速度が推定されると,その
移動速度に基づいて接続時間予測用のテーブルが選択さ
れ(ステップS6),このテーブルと上記算出された電
界強度の平均,分散とに基づいて接続時間が予測される
(ステップS7)が,これ以降は既に説明した図2に示
す手順と同様である。
【0021】[基地局IDの変化周期を用いた接続時間
予測]上記実施の形態,及び各実施例では,接続時間予
測部7による接続時間予測に電界強度の平均と分散とを
用いた例を示したが,これら全ての例において接続時間
予測に基地局IDの変化周期を用いることもできる。即
ち,図2,図11のステップS5において基地局IDの
変化周期を算出すると共に,ステップS6,S7におい
て用いられる接続時間予測用テーブルとして,図5に示
すようなテーブルに代えて,例えば図13に示すよう
な,基地局IDの変化周期と接続時間とを対応付けるテ
ーブルを用いるようにしてもよい。
【0022】以上説明した実施の形態及び実施例に関
し,更に次のような変形例も考えられる。まず,移動状
態推定においては,上述したような基地局IDの変化周
期等を用いる代わりに,加速度センサやGPS等の各種
センサを用いることも可能である。例えば,上記加速度
センサを用いる場合には,加速度センサから出力される
加速度値を一定時間蓄積し,積分することによってその
区間の移動速度が推定できる。またGPSを用いる場合
には,GPSから出力される位置情報を一定時間蓄積
し,その間に移動した距離を求めることでその区間の移
動速度が推定できる。また,電界強度に関する所定の統
計量の例として,平均と分散を用いた例を示したが,上
記統計量としてはこれらに限られるものではない。例え
ば,分散に代えて標準偏差を用いても同様の結果が得ら
れることは言うまでもない。
【0023】また,電界強度の統計量(例えば平均と分
散)を用いた接続時間予測,若しくは移動状態推定にお
いては,上述したようなテーブル(図5,図12)を用
いる方法以外に,例えば上記統計量を入力層とし,接続
時間(若しくは移動状態)を出力層とするニューラルネ
ットワークを用いる方法(図14参照)なども考えられ
る。例えば,図14において,電界強度の平均が25.
7,分散が7.6であったとすると,入力ベクトルXは
例えば次のようになる。 X=(0,0,0,0,0,0,0,0,1,…,0,
1,0,0,…) そして,上記入力ベクトルXに対して例えば出力ベクト
ルYが, Y=(0,1,0,0) として得られたとすると,接続時間予測値は10秒とな
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように,第1の発明は,基
地局を介して無線によりデータ通信を行う無線電話装置
において,データ通信の状況に応じて,送信データのフ
レームサイズを任意の大きさに設定するフレームサイズ
設定手段を具備してなることを特徴とする無線電話装置
として構成されているため,上記フレームサイズは例え
ば通信状況が悪い場合には小さく,良い場合には大きく
設定される。従って通信状況が良い場合には無駄のない
効率的な送信ができ,通信状況が悪くなって回線が切断
されたとしても例えばレジューム機能によって再送が必
要なフレームが小さいため,いずれにしても効率的で無
駄のないデータ通信が可能となる。また,第2の発明
は,基地局を介して無線によりデータ通信を行う無線電
話装置において,データ通信の状況が所定のレベル以下
になった場合に上記基地局との接続を積極的に切断する
通信切断手段を具備してなることを特徴とする無線電話
装置として構成されているため,上記データ通信の状況
が所定のレベル以下になった場合にはたとえそのまま通
信を継続することが可能であっても上記基地局との接続
が積極的に切断され,後に状況が改善されてから通信が
再開される。これにより,非効率的なデータ通信を無理
に続けることによる無駄を最小限に抑えることができ
る。また,第3の発明は,上記第1,第2の発明を同時
に具備するもので,上記第1,第2の発明による効果を
共に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る無線電話装置A1
の概略構成を示すブロック図。
【図2】 上記無線電話装置A1による通信制御処理手
順の一例を示すフローチャート(前半)。
【図3】 上記無線電話装置A1による通信制御処理手
順の一例を示すフローチャート(後半)。
【図4】 基地局IDの変化周期に基づく移動状態推定
テーブルと,電界強度の平均,分散に基づく接続時間予
測テーブル,及びその対応関係の一例を示す図。
【図5】 電界強度の平均,分散に基づく接続時間予測
テーブルの一例を示す図。
【図6】 図5に示す接続時間予測テーブルを用いた二
値判別による接続時間判別方法の説明図。
【図7】 送受信データ情報の一例を示す図。
【図8】 納期までの残余時間によって変化するコスト
閾値の設定例。
【図9】 電波強度とフレームサイズとの対応を設定し
たテーブルの一例。
【図10】 実施例に係る無線電話装置A2の概略構成
を示すブロック図。
【図11】 上記無線電話装置A2による通信制御処理
手順の一例を示すフローチャート。
【図12】 電界強度の平均,分散に基づく移動状態推
定テーブルと,電界強度の平均,分散に基づく接続時間
予測テーブル,及びその対応関係の一例を示す図。
【図13】 基地局IDの変化周期に基づく接続時間予
測テーブルの一例を示す図。
【図14】 ニューラルネットワークを用いた接続時間
予測の説明図。
【符号の説明】
1…電話機 2…データ通信制御部(レジューム手段の一例) 3…アプリケーション 4…電界強度検出部 5…基地局ID検出部 6,6a…移動状態推定部 7…接続時間予測部 8…送信データ決定/リンク判定部 9…送受信データ情報記憶部 10…フレームサイズ決定部(フレームサイズ設定手
段) 11…通信切断部(通信切断手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 英二 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 田村 直樹 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 5K028 BB06 CC05 5K067 AA01 BB02 BB21 DD25 DD26 DD44 EE02 EE10 GG07 HH21 HH23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局を介して無線によりデータ通信を
    行う無線電話装置において,データ通信の状況に応じ
    て,送信データのフレームサイズを任意の大きさに設定
    するフレームサイズ設定手段を具備してなることを特徴
    とする無線電話装置。
  2. 【請求項2】 基地局を介して無線によりデータ通信を
    行う無線電話装置において,データ通信の状況が所定の
    レベル以下になった場合に上記基地局との接続を積極的
    に切断する通信切断手段を具備してなることを特徴とす
    る無線電話装置。
  3. 【請求項3】 基地局を介して無線によりデータ通信を
    行う無線電話装置において,データ通信の状況に応じ
    て,送信データのフレームサイズを任意の大きさに設定
    するフレームサイズ設定手段と,データ通信の状況が所
    定のレベル以下になった場合に上記基地局との接続を積
    極的に切断する通信切断手段を具備してなることを特徴
    とする無線電話装置。
  4. 【請求項4】 上記フレームサイズ設定手段でフレーム
    サイズが設定された送信データの送信途中で通信が切断
    された場合に,後の再送信の機会に上記切断時に送信中
    であったフレームの最初から送信を再開するレジューム
    手段を具備する請求項1又は3記載の無線電話装置。
  5. 【請求項5】 上記通信切断手段によって送信データの
    送信途中で通信が切断された場合に,後の再送信の機会
    に上記送信データの未送信部分を送信するレジューム手
    段を具備する請求項2又は3記載の無線電話装置。
  6. 【請求項6】 上記データ通信の状況が,上記基地局か
    ら受信した制御信号の電界強度に基づいて判断される請
    求項1〜5のいずれかに記載の無線電話装置。
  7. 【請求項7】 上記データ通信の状況が,一定時間内に
    送信されるデータ量に基づいて判断される請求項1〜5
    のいずれかに記載の無線電話装置。
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