JP5001634B2 - 火災警報装置 - Google Patents

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ガスタービンの火災を防止するためにガスタービンの状態を監視する火災警報装置に関する。
図6のガスタービン及びエンクロージャの模式図に示すように、火力発電のプラントに代表されるガスタービンGTを用いたプラントは、ガスタービンGTと、その周囲に設けられガスタービンGTと外界とを遮蔽するエンクロージャEnとよばれる隔壁とを備える。このエンクロージャEnは、ガスタービンGTの動作時における騒音や振動を外界に漏らさないようにする目的や、ガスタービンGTに異常が生じて火災などが発生した場合において、被害が広がらないようにする目的で設けられる。
また、ガスタービンGTの異常を監視するために、エンクロージャEnで遮蔽された内部の空間にガスタービンGTを監視する装置が設けられることがあり、その異常監視装置の一例として、赤外線を用いてガスタービンGTの回転軸の表面温度を計測して回転軸の損傷を早期に発見する装置がある(特許文献1参照)。
また、ガスタービンGTは燃料を燃焼させることによって発生する燃焼ガスによってタービンを回転させるものであり、燃料として、天然ガスなどのガス燃料や重油などの油燃料が用いられる。そのため、ガス燃料の漏れや異常燃焼などによる火災の防止のために、異常監視装置として火災警報装置が設けられることがある。
図7に、従来の火災警報装置を用いた非常停止装置のブロック図を示す。図7に示すように、従来の非常停止装置100は、検出対象のガスが設定以上の濃度になった場合に動作するガス漏れ検出部102と、設定以上の温度になった場合に動作する温度異常検出部103と、これらの検出部102、103の動作に基づいてガスタービンの状態の判定を行うとともに信号を発する判定部104と、を備える火災警報装置101と、判定部104の発する信号に基づいて警報を発令する警報発令部105と、判定部104の発する信号に基づいて二酸化炭素ガスをエンクロージャ内に噴射する二酸化炭素ガス噴射部106と、判定部104の発する信号に基づいてガスタービンを停止させるガスタービン停止部107と、を備える。
この従来の火災警報装置101における判定部104は、ガス漏れ検出部102のみが動作した場合、または、温度異常検出部103のみが動作した場合においては警報を発令する信号を発して警報発令部を動作させることとしていた。また、これらの検出部102、103の両方が動作した場合は非常事態であるという判定を行い、ガスタービンを停止する信号を発するとともに二酸化炭素ガスをエンクロージャ内に噴射する信号を発して、二酸化炭素ガス噴射部106及びガスタービン停止部107を動作させ、ガスタービンの火災を防止していた。
特開昭61−140849号公報
しかしながら、図7で示した従来の火災警報装置101では、油燃料を燃焼させてガスタービンを動作させる場合においては、ガス燃料を用いていないためガス漏れが発生することがなく、ガス漏れ検出部102と温度異常検出部103の二つが同時に動作することがなかった。そのため、油燃料で燃焼を行う場合においては、例え火災が発生していても判断部104からガスタービンの停止及び二酸化炭素ガスの噴射を行うための信号を発することができなかった。
一方、これに対処するために温度異常検出部103が反応することによって判定部104が非常事態と判定し、ガスタービンの停止及び二酸化炭素ガスの噴射を行うための信号を発することとすると、温度異常検出部103が誤動作を起こしたときにも非常事態とする判定を行ってしまうため、火災警報装置101の信頼性が低下するとともにガスタービンを備えたプラントなどの業務に支障をきたしてしまう。
そこで、本発明はこれらの問題を解決し、油燃料を燃焼させるガスタービンにおいても非常停止及び二酸化炭素ガスの噴射を行うための信号を発することができるとともに信頼性の高い火災警報装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ガスタービンの周囲の異常を検出して動作する検出部を備えるとともに、当該検出部の動作を確認することにより前記ガスタービンの状態を判定し、当該判定結果に基づいて前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発する火災警報装置において、前記検出部として、前記ガスタービンの周囲の検出対象のガスが所定の濃度以上である場合に動作するガス漏れ検出部と、前記ガスタービンの周囲の温度が所定の温度以上である場合に動作する第1の温度異常検出部及び第2の温度異常検出部と、を備えるとともに、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、の動作に基づいて前記ガスタービンの状態を判定するとともに、当該判定結果に基づいた信号を発する判定部と、を備え、前記ガス漏れ検出部が、前記ガスタービンと外部とを遮蔽するエンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略垂直な面内で前記エンクロージャの略中央部に側面及び上面に複数配置され、検出対象のガスの濃度に応じて抵抗値が変化するガス漏れ検出素子と、当該複数のガス漏れ検出素子を直列接続する導線と、を備え、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部が、前記エンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略垂直な面内で前記ガス漏れ検出素子の両側に前記エンクロージャの側面及び上面に複数配置され、温度に応じて抵抗値が変化する温度異常検出素子と、当該複数の温度異常検出素子を直列接続する導線と、をそれぞれ備え、前記判定部が、前記ガス漏れ検出部に電流を流すとともに当該ガス漏れ検出部を流れる電流値を検出し、また、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部のそれぞれに電流を流すとともに当該第1の温度異常検出部及び当該第2の温度異常検出部を流れる電流値をそれぞれ検出し、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、のうち二つ以上が動作した場合に前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発することを特徴とする。
また、本発明は、ガスタービンの周囲の異常を検出して動作する検出部を備えるとともに、当該検出部の動作を確認することにより前記ガスタービンの状態を判定し、当該判定結果に基づいて前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発する火災警報装置において、前記検出部として、前記ガスタービンの周囲の検出対象のガスが所定の濃度以上である場合に動作するガス漏れ検出部と、前記ガスタービンの周囲の温度が所定の温度以上である場合に動作する第1の温度異常検出部及び第2の温度異常検出部と、を備えるとともに、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、の動作に基づいて前記ガスタービンの状態を判定するとともに、当該判定結果に基づいた信号を発する判定部と、を備え、前記ガス漏れ検出部が、前記ガスタービンと外部とを遮蔽するエンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略平行な方向に中央の列を形成するように前記エンクロージャの上面に複数配置され、検出対象のガスの濃度に応じて抵抗値が変化するガス漏れ検出素子と、当該複数のガス漏れ検出素子を直列接続する導線と、を備え、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部が、前記エンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略平行な方向に前記ガス漏れ検出素子の列の両端の列を形成するように前記エンクロージャの上面に複数配置され、温度に応じて抵抗値が変化する温度異常検出素子と、当該複数の温度異常検出素子を直列接続する導線と、をそれぞれ備え、前記判定部が、前記ガス漏れ検出部に電流を流すとともに当該ガス漏れ検出部を流れる電流値を検出し、また、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部のそれぞれに電流を流すとともに当該第1の温度異常検出部及び当該第2の温度異常検出部を流れる電流値をそれぞれ検出し、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、のうち二つ以上が動作した場合に前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発することを特徴とする。
また、本発明は、ガスタービンの周囲の異常を検出して動作する検出部を備えるとともに、当該検出部の動作を確認することにより前記ガスタービンの状態を判定し、当該判定結果に基づいて前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発する火災警報装置において、前記検出部として、前記ガスタービンの周囲の検出対象のガスが所定の濃度以上である場合に動作するガス漏れ検出部と、前記ガスタービンの周囲の温度が所定の温度以上である場合に動作する第1の温度異常検出部及び第2の温度異常検出部と、を備えるとともに、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、の動作に基づいて前記ガスタービンの状態を判定するとともに、当該判定結果に基づいた信号を発する判定部と、を備え、前記ガス漏れ検出部が、前記ガスタービンと外部とを遮蔽するエンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略平行な方向に中央の列を形成するように前記エンクロージャの上面に複数配置され、検出対象のガスの濃度に応じて抵抗値が変化するガス漏れ検出素子と、当該複数のガス漏れ検出素子を直列接続する導線と、を備え、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部が、前記エンクロージャの内部において、互いにほぼ同じところを検出するように配置され、かつ、それぞれ前記ガス漏れ検出素子の列に沿うように前記ガス漏れ検出部の一方の側と他方の側とに交互に、前記エンクロージャの上面に複数配置され、温度に応じて抵抗値が変化する温度異常検出素子と、当該複数の温度異常検出素子を直列接続する導線と、をそれぞれ備え、前記判定部が、前記ガス漏れ検出部に電流を流すとともに当該ガス漏れ検出部を流れる電流値を検出し、また、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部のそれぞれに電流を流すとともに当該第1の温度異常検出部及び当該第2の温度異常検出部を流れる電流値をそれぞれ検出し、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、のうち二つ以上が動作した場合に前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発することを特徴とする
また、上記構成の火災警報装置において、判定部がガスタービンを非常停止させるための信号を発すると同時に、ガスタービンに二酸化炭素ガスを噴射させるための信号を発することとしても構わない。
また、上記構成の火災警報装置において、判定部が、ガス漏れ検出部と、第1の温度異常検出部と、第2の温度異常検出部と、のうち少なくとも一つが動作した場合に警報を発令するための信号を発することとしても構わない。
上記のように構成することで、どれか一つのガス漏れ検出素子またはどれか一つの温度異常検出素子の抵抗値が変化するだけで、ガス濃度検出部または第1及び第2の温度異常検出部が動作することができる。そのため、ガス漏れ検出素子及び温度異常検出素子のそれぞれと判定部とを接続する必要がなくなり、ガス濃度検出部と第1及び第2の温度異常検出部との構成を簡略化することができる。
また、上記構成の火災警報装置において、第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部の少なくとも一つが、光ファイバに通じる光の散乱光の強度比により温度を計測する光ファイバ温度計であることとしても構わない。
このように構成することで、光ファイバを配置した部分の全てにおいて温度異常を検出することができるため、広範囲の温度異常を監視することができる。また、光ファイバの太さが数ミリ程度であるため、第1及び第2の温度異常検出部の小型化を図ることができる。
また、上記構成の火災警報装置において、ガスタービンと外界とを遮蔽するエンクロージャが備えられ、ガス漏れ検出部と第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部とがエンクロージャによって形成されたガスタービンを遮蔽する空間内に配置されるとともに、ガス漏れ検出部がエンクロージャ内の検出対象のガスが所定の濃度以上となった場合に動作し、第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部がエンクロージャ内の温度が所定の温度以上である場合に動作することとしても構わない。
本発明の構成によれば、二つの温度異常検出部と、一つのガス漏れ検出部とを併せた3つの検出部のうち、2つの検出部が動作した場合に非常事態と判定しガスタービンの停止及び二酸化炭素ガスを噴射することとしているため、油燃料を燃焼させる場合などでガス燃料の漏れが生じない場合でも非常停止及び二酸化炭素ガスの噴射を行うことができる。さらに、この場合は温度異常検出部が二つとも動作しないと非常事態と判定しないため、温度異常検出部の一つが誤動作しても非常事態と判定せず、信頼性が高いものとなる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図5を用いて説明する。
図1を用いて、本発明の実施形態における火災警報装置の構成について説明する。図1は本発明の実施形態における火災警報装置を用いた非常停止装置の構成について示したブロック図であり、従来例について示した図7に相当するものである。
図1に示すように、本発明の実施形態における火災警報装置2を用いた非常停止装置1は、検出対象のガスが設定以上の濃度になった場合に動作するガス漏れ検出部3と、設定以上の温度になった場合に動作する二つの温度異常検出部4、5と、これらの検出部の動作に基づいて判定を行うとともに信号を発する判定部6と、を備える火災警報装置2と、判定部6の発する信号に基づいて警報を発令する警報発令部7と、判定部6の発する信号に基づいて二酸化炭素ガスをエンクロージャ内に噴射する二酸化炭素ガス噴射部8と、判定部6の発する信号に基づいてガスタービンを停止させるガスタービン停止部9と、を備える。なお、エンクロージャとガスタービンとは図6で示したものと同様であり、ガスタービンGTの周囲にガスタービンGTと外界とを遮蔽するようにエンクロージャEnが備えられている。
また、図1及び図2を用いて、本発明の実施形態における火災警報装置の判定部の動作について説明する。図2は本発明の実施形態における火災警報装置の判定部の判定動作を示すシーケンス図である。
図2に示すように、判定部6にはガス漏れ検出部3と二つの温度異常検出部4、5とを併せた三つの検出部3〜5の動作の有無についての信号が入力される。そして、この三つの検出部3〜5の中の少なくとも一つの検出部が動作したという信号が入力されると、判定部6から警報を発令するための信号が出力され、警報が発令される。また、判定部6では動作した検出部の数についても監視しており、三つの検出部3〜5のうち二つ以上の検出部から動作したという信号が判定部6に入力されると、判定部6からガスタービンを停止する信号と、ガスタービンに二酸化炭素ガスを噴射する信号とが出力され、ガスタービンが停止されるとともにガスタービンに二酸化炭素ガスが噴射される。
このように構成することで、ガス燃料を用いず油燃料で燃焼を行う油焚き時においてガスタービンが非常事態になった場合にも、二つの温度異常検出部4、5が動作することで非常事態と判定し、非常停止及び二酸化炭素ガスの噴射をすることが可能となる。さらに、この場合は温度異常検出部4、5が二つとも動作しないとガスタービンが非常事態であると判定しないため、どちらか一つの温度異常検出部4、5の誤動作では非常事態と判定せず、火災警報装置2の信頼性を高いものとすることができる。
また、図3を用いて火災警報装置のガス漏れ検出部及び温度異常検出部の詳細について説明する。図3は本発明の実施形態における火災警報装置を示した模式図である。
まず、図3に示すように本発明の実施形態における火災警報装置2は、一つのガス漏れ検出部3と、二つの温度異常検出部4、5と、これらの3つの検出部が接続する判定部6と、を備え、ガス漏れ検出部3は、ガス燃料の濃度が所定の値以上になった場合に動作するガス漏れ検出素子3aを複数備える。そして、この複数のガス漏れ検出素子3aは導線3bによって直列接続されており、その両端のガス漏れ検出素子3aの端部は、それぞれ導線3bによって判定部6に接続されている。即ち、ガス漏れ検出部3は、判定部6に接続する一つの直列回路のループになっている。
また、二つの温度異常検出部4、5も同様に、それぞれ判定部6に接続する二つのループを形成しており、それぞれ導線4b、5bによって直列接続されるとともに所定の温度以上になった場合に動作する温度異常検出素子4a、5aを複数備える。
ガス漏れ検出部3と温度異常検出部4、5とがそれぞれ形成するループには判定部6からそれぞれ電流が流されている。そして、判定部6はそれぞれのループの電流値を監視することとしており、それぞれのループを流れる電流に異常があった場合に、ガス漏れ検出部3や温度異常検出部4、5が動作したことを確認する。なお、検出素子3a〜5aはそれぞれ直列接続されているため、どれか一つの素子でも動作すればループを流れる電流値に異常が発生し、判定部6において動作が確認されることとなる。
ガス漏れ検出素子3aの具体例として、例えば、酸化錫や酸化亜鉛などの金属酸化物半導体を用いた半導体素子を利用することができる。この半導体素子を備えたガス漏れ検出素子は、半導体素子の温度を300度から500度の間に保持して用いることとしており、この温度に保持することによって、半導体素子の表面に酸素を吸着させて抵抗値を高くしている。そして、ガスタービンからガスが漏れた場合、漏れるガスは可燃性であるため酸素と結合し易く、金属酸化物に吸着していた酸素を奪い金属酸化物半導体の抵抗値を下げることとなる。そのため、判定部6ではガス漏れ検出部3のループを流れる電流の電流値が所定の値より増大することで、ガス漏れ検出部3が動作したことを確認する。
一方、温度異常検出素子4a、5aの具体例として、例えば、温度によって抵抗値が変化するサーミスタや、バイメタルを用いたサーモスタット、さらに、ある温度以上で溶断する温度ヒューズを利用することができる。サーモスタット及び温度ヒューズはある温度以上で断線状態となるため、これらを用いた場合は温度異常検出部4、5のループを電流が流れなくなることで、判定部6において温度異常検出部4、5が動作したことが確認される。
また、サーミスタには温度上昇にあわせて抵抗値が上がるもの、下がるもの、ある温度以上で急激に抵抗値が下がるものがあるが、抵抗値が上がるものを用いた場合は温度異常検出部4、5のループを流れる電流の電流値が小さくなることで、判定部6において温度異常検出部4、5が動作したことを検出し、抵抗値が下がるものを用いた場合は電流値が大きくなることで、判定部6において温度異常検出部4、5が動作したことが確認される。
次に、図4を用いてガス漏れ検出部及び温度異常検出部のエンクロージャ内部への配置例について説明する。図4は本発明の実施形態における火災警報装置をエンクロージャ内部に配置した場合の模式的な斜視図及び上面図である。なお、エンクロージャEn、ガスタービンGT及びガスタービンの回転軸ARは破線で示している。
図4(a)は、ガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5のそれぞれをガスタービンGTの回転軸ARと略垂直な面内に配置した場合について示している。この配置例では、それぞれの検出部3〜5の検出素子3a〜5aを回転軸ARと略垂直な面内かつエンクロージャEn内部の側面及び上面に沿うように配置しており、エンクロージャEnの略中央部にガス漏れ検出部3を配置するとともに、その両側に二つの温度異常検出部4、5を配置する。また、それぞれの検出部3〜5の検出素子3a〜5aを接続する導線3b〜5bはエンクロージャEn内部の側面及び上面に配置されるとともに、下面にも配置される。この下面に配置される導線3b〜5bは、ガスタービンGTの回転軸ARと略平行な方向に配置され、ガスタービンGTの回転軸ARと略垂直なエンクロージャEnの一つの側面から外部に突出するとともに、エンクロージャEnの外部に配置された判定部6に接続する。
このように配置することにより、ガスタービンGTの中で特に異常を検出したい場所の周囲に検出素子3a〜5aを配置することが可能となる。そのため、ガスタービンGTの特に危険な場所の監視を重点的に行なうことができ、早期に異常を発見することができる。
図4(b)は、ガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5のそれぞれをガスタービンGTの回転軸ARと略平行な面内に配置した場合について示している。この配置例では、それぞれの検出部3〜5の検出素子3a〜5aを回転軸ARと略平行な方向にそれぞれ配列させるとともにエンクロージャEn内部の上面に配置している。この時、中央の列を形成する検出素子がガス漏れ検出素子3aであり、その両端の列を形成する検出素子がそれぞれ温度異常検出素子4a、5aである。これらの検出素子3a〜5aを接続する導線3b〜5bは、エンクロージャEn内部の上面及びガスタービンGTの回転軸ARと略垂直となるエンクロージャEnの側面に配置され、下面ではガスタービンGTを避けてガスタービンGTの回転軸ARと略垂直なエンクロージャEnの一つの側面に集められている。そして、その側面からエンクロージャEnの外部に突出して、エンクロージャEnの外部に配置された判定部6に接続する。
このように配置することにより、エンクロージャEnの上面からガスタービンGT全体の状態を監視することが可能となる。そのため、ガスタービンGTのどのような場所からガス漏れ及び異常な発熱を起こした場合でも検出することができる。
図4(c)は、図4(b)と同様に、エンクロージャEn内部の上面にのみにガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5のそれぞれの検出素子3a〜5aが配置された場合であり、図4(b)と温度異常検出素子4a、5aの配置が異なる場合について示している。なお、この配置例については、図面を分かりやすくするために図4(a)、(b)と異なり上面図を用いている。
図4(c)に示すように、ガス漏れ検出部3は図4(b)と同様でありガスタービンGTの回転軸ARと平行な方向となるようにエンクロージャEn内部の上面の中央に配置されている。さらに、ガス漏れ検出部3と温度異常検出部4、5とがエンクロージャEn外部の判断部6に接続することや、そのための導線3b〜5bの配線方法も同様である。しかしながら、本例は図4(b)と異なり、温度異常検出部4、5の検出素子4a、5aのそれぞれが隣接しておりそれぞれの検出素子4a、5aがほぼ同じ所を検出するように配置されている。また、それぞれの隣接する温度異常検出素子4a、5aはガス漏れ検出部3に沿うように、ガス漏れ検出部3の一方の側と他方の側とに交互に配置される。そのため、それぞれの隣接する温度異常検出素子4a、5aを導線4b、5bによって接続すると、ガスタービンGTの回転軸ARと略等しい方向に伸びた波型となる。
このように配置することにより、温度異常検出素子4a、5aの二つを一組として配置することとなるので、片側の温度異常検出部しか動作しない場合は誤動作の可能性が高いと判断することができる。また、二つとも動作した場合は即座に非常停止及び二酸化炭素ガスの噴射が行なわれ、局所的な温度異常に対して敏感に反応することができる。
なお、図4(a)及び(b)に示した例について、ガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5の検出素子3a〜5aがそれぞれ形成する列は、略平行かつガス漏れ検出素子3aの列を温度異常検出素子4a、5aの列が挟むように配列されているが、配列方法はこの限りではなく、図4(c)に示したように温度異常検出素子4a、5aをそれぞれ隣接させるようにしてもよい。このように配列することで、図4(a)及び(b)に示した場合においても、図4(c)に示した場合と同様に、局所的な温度異常に対して敏感に反応することができる。
また、図4(a)〜(c)に示したガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5の配置方法は一例であり、配置方法はこの限りではなく、上記の方法を組み合わせても構わないし、どのように配置しても構わない。また、ガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5の検出素子3a〜5aの数も図3及び図4に示した場合より増減させても構わない。
また、図3及び図4では温度異常検出部4、5として温度異常検出素子4a、5aが直列に接続されたものを示したが、温度異常検出部4、5のいずれか一方、または両方に光ファイバ温度計を用いても構わない。光ファイバ温度計とは、光ファイバにレーザ光などの光を通じた時に、光ファイバ内の分子の振動によって生じるラマン散乱を利用したものであり、散乱光の強度比が光ファイバの温度によって影響を受ける効果を利用している。具体的には、入射光より振動数の小さくなるストークス散乱光と、振動数の大きくなるアンチストークス散乱光との強度比によって温度を計測する。
この光ファイバ温度計は光ファイバの端部からパルス的に光を入射し、光ファイバ内の様々なところで散乱を起こして戻ってくる光をそれぞれ分析するため、光ファイバの温度分布を調べることができる。したがって、この光ファイバ温度計を本発明の温度異常検出部として使用することで、多数の温度異常検出素子を設けることなく温度異常を広範囲において測定することができる。また、光ファイバの太さは数ミリ程度であるため、温度異常検出部の小型化を図ることができる。
また、判定部の判定方法として、図5の本発明の実施形態における火災警報装置の判定部の判定方法の一例を示すフローチャートに示すように行うこととしても構わない。以下にこの判定方法について図1及び図5を用いて説明する。
まず、本例では火災警報装置2の動作が開始すると、判定部6が各検出部3〜5に係るフラグをリセットする。このとき、ガス漏れ検出部3に係るフラグをG、温度異常検出部4に係るフラグをHa、温度異常検出部5に係るフラグをHbとして、各々の値を全て0にする(STEP1)。
そして、STEP1でフラグをリセットしたあと、判定部6はまずガス漏れ検出部3がガス漏れを検出した動作をしているかどうか確認する。ガス漏れ検出部3がガス漏れを検出した動作をしている場合(STEP2、YES)、ガス漏れ検出部3のフラグをG=1にする(STEP3)。ガス漏れ検出部3が動作していない場合は(STEP2、NO)フラグGを初期状態と同じ0にしたまま次の動作に進む。
STEP2、3でのガス漏れ検出部3の動作の確認が終わると、次に温度異常検出部4の動作の確認を行う。ここでは、温度異常検出部4が所定の温度以上であるという動作をしている場合(STEP4、YES)、温度異常検出部の4フラグHa=1とする(STEP5)。温度異常検出部4が所定の温度以上であるという動作をしていない場合は(STEP4、NO)、フラグHaを初期状態と同じ0にしたまま次の動作に進む。
同様に、STEP4、5での温度異常検出部4の動作の確認が終わると、温度異常検出部5の動作の確認を行う。温度異常検出部5が所定の温度以上であるという動作をしている場合(STEP6、YES)、温度異常検出部5のフラグHb=1とする(STEP7)。温度異常検出部5が所定の温度以上であるという動作をしていない場合は(STEP6、NO)、フラグHbを初期状態と同じ0にしたまま次の動作に進む。
STEP2〜7におけるガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5の動作についての確認が終わると、判定部6でそれぞれの結果が統合され、判定が行われる。この時、ガス漏れ検出部3と温度異常検出部4、5とのそれぞれのフラグG、Ha、Hbを合計したフラグ合計Fを算出し(STEP8)、このフラグ合計Fの値に基づいて判定を行う。フラグ合計F≧2の場合(STEP9、YES)、警報を発令する信号を発するとともに(STEP10)、ガスタービンを停止する信号と二酸化炭素ガスを噴射する信号とを発する(STEP11)。そして、これらの信号を発した後火災警報装置2は動作を終了する。
一方、フラグ合計F≧2ではない場合は(STEP9、NO)、フラグ合計F=1かどうかの判定を行う。フラグ合計F=1の場合(STEP12、YES)、警報を発令する信号を発し(STEP13)、ガスタービンに異常があるかどうかを作業者に確認させる。作業者が実際に確認した結果、ガスタービンが非常事態であると判断した場合(STEP14、YES)、ガスタービンを停止する信号と二酸化炭素ガスを噴射する信号とを発して(STEP11)、火災警報装置2の動作を終了する。
これに対し、STEP14においてガスタービンを実際に確認した結果、作業者によって非常事態でないと判断された場合(STEP14、NO)、開始直後の各検出部3〜5のフラグのリセットを行い(STEP1)、引き続きガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5の動作の確認を行う(STEP2〜7)。
また、STEP12においてフラグ合計F=1でない場合(STEP12、NO)、即ちフラグ合計F=0でありガスタービンの異常が検出されない場合は、ガス漏れ検出部3の動作の確認まで戻り(STEP2)、引き続きガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5の動作の確認を行う(STEP2〜7)。
この例のように判定部6が判定することとしても、ガス漏れ検出部3及び温度異常検出部4、5の中から二つが動作した場合にガスタービンを停止し、二酸化炭素ガスを噴射することとしているため、ガス燃料の漏れが生じない油焚き時においても、温度異常検出部4、5が二つとも動作することで非常停止及び二酸化炭素ガスの噴射をすることが可能となる。また、検出部3〜5のいずれか一つが動作して警報が発令された場合に、作業者が警報を停止させても判定動作はその後も繰り返されるため、発令された警報が誤動作によるものかどうかを確認することができる。
本発明は、ガスタービンの状態を監視し、非常事態かどうかを判定する火災警報装置において利用可能である。特に、油焚きを行なうガスタービンや、油焚きとガス焚きとを併用するデュアル式のガスタービンに利用すると好ましい。
は、本発明の実施形態における火災警報装置を用いた非常停止装置のブロック図である。 は、本発明の実施形態における火災警報装置の判定部の判定動作を示すシーケンス図である。 は、本発明の実施形態における火災警報装置を示した模式図である。 は、本発明の実施形態における火災警報装置をエンクロージャ内部に配置した場合の模式的な斜視図及び上面図である。 は、本発明の実施形態における火災警報装置の判定部の判定方法の一例を示すフローチャートである。 は、ガスタービン及びエンクロージャの模式図である。 は、従来の火災警報装置を用いた非常停止装置のブロック図である。
符号の説明
1 非常停止装置
2 火災警報装置
3 ガス漏れ検出部
3a ガス漏れ検出素子
3b 導線
4 温度異常検出部
4a 温度異常検出素子
4b 導線
5 温度異常検出部
5a 温度異常検出素子
5b 導線
6 判定部
7 警報発令部
8 二酸化炭素ガス噴射部
9 ガスタービン停止部

Claims (6)

  1. ガスタービンの周囲の異常を検出して動作する検出部を備えるとともに、当該検出部の動作を確認することにより前記ガスタービンの状態を判定し、当該判定結果に基づいて前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発する火災警報装置において、
    前記検出部として、前記ガスタービンの周囲の検出対象のガスが所定の濃度以上である場合に動作するガス漏れ検出部と、前記ガスタービンの周囲の温度が所定の温度以上である場合に動作する第1の温度異常検出部及び第2の温度異常検出部と、を備えるとともに、
    前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、の動作に基づいて前記ガスタービンの状態を判定するとともに、当該判定結果に基づいた信号を発する判定部と、を備え、
    前記ガス漏れ検出部が、前記ガスタービンと外部とを遮蔽するエンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略垂直な面内で前記エンクロージャの略中央部に側面及び上面に複数配置され、検出対象のガスの濃度に応じて抵抗値が変化するガス漏れ検出素子と、当該複数のガス漏れ検出素子を直列接続する導線と、を備え、
    前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部が、前記エンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略垂直な面内で前記ガス漏れ検出素子の両側に前記エンクロージャの側面及び上面に複数配置され、温度に応じて抵抗値が変化する温度異常検出素子と、当該複数の温度異常検出素子を直列接続する導線と、をそれぞれ備え、
    前記判定部が、前記ガス漏れ検出部に電流を流すとともに当該ガス漏れ検出部を流れる電流値を検出し、また、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部のそれぞれに電流を流すとともに当該第1の温度異常検出部及び当該第2の温度異常検出部を流れる電流値をそれぞれ検出し、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、のうち二つ以上が動作した場合に前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発することを特徴とする火災警報装置。
  2. ガスタービンの周囲の異常を検出して動作する検出部を備えるとともに、当該検出部の動作を確認することにより前記ガスタービンの状態を判定し、当該判定結果に基づいて前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発する火災警報装置において、
    前記検出部として、前記ガスタービンの周囲の検出対象のガスが所定の濃度以上である場合に動作するガス漏れ検出部と、前記ガスタービンの周囲の温度が所定の温度以上である場合に動作する第1の温度異常検出部及び第2の温度異常検出部と、を備えるとともに、
    前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、の動作に基づいて前記ガスタービンの状態を判定するとともに、当該判定結果に基づいた信号を発する判定部と、を備え、
    前記ガス漏れ検出部が、前記ガスタービンと外部とを遮蔽するエンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略平行な方向に中央の列を形成するように前記エンクロージャの上面に複数配置され、検出対象のガスの濃度に応じて抵抗値が変化するガス漏れ検出素子と、当該複数のガス漏れ検出素子を直列接続する導線と、を備え、
    前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部が、前記エンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略平行な方向に前記ガス漏れ検出素子の列の両端の列を形成するように前記エンクロージャの上面に複数配置され、温度に応じて抵抗値が変化する温度異常検出素子と、当該複数の温度異常検出素子を直列接続する導線と、をそれぞれ備え、
    前記判定部が、前記ガス漏れ検出部に電流を流すとともに当該ガス漏れ検出部を流れる電流値を検出し、また、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部のそれぞれに電流を流すとともに当該第1の温度異常検出部及び当該第2の温度異常検出部を流れる電流値をそれぞれ検出し、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、のうち二つ以上が動作した場合に前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発することを特徴とする火災警報装置。
  3. ガスタービンの周囲の異常を検出して動作する検出部を備えるとともに、当該検出部の動作を確認することにより前記ガスタービンの状態を判定し、当該判定結果に基づいて前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発する火災警報装置において、
    前記検出部として、前記ガスタービンの周囲の検出対象のガスが所定の濃度以上である場合に動作するガス漏れ検出部と、前記ガスタービンの周囲の温度が所定の温度以上である場合に動作する第1の温度異常検出部及び第2の温度異常検出部と、を備えるとともに、
    前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、の動作に基づいて前記ガスタービンの状態を判定するとともに、当該判定結果に基づいた信号を発する判定部と、を備え、
    前記ガス漏れ検出部が、前記ガスタービンと外部とを遮蔽するエンクロージャの内部において、前記ガスタービンの回転軸と略平行な方向に中央の列を形成するように前記エンクロージャの上面に複数配置され、検出対象のガスの濃度に応じて抵抗値が変化するガス漏れ検出素子と、当該複数のガス漏れ検出素子を直列接続する導線と、を備え、
    前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部が、前記エンクロージャの内部において、互いにほぼ同じところを検出するように配置され、かつ、それぞれ前記ガス漏れ検出素子の列に沿うように前記ガス漏れ検出部の一方の側と他方の側とに交互に、前記エンクロージャの上面に複数配置され、温度に応じて抵抗値が変化する温度異常検出素子と、当該複数の温度異常検出素子を直列接続する導線と、をそれぞれ備え、
    前記判定部が、前記ガス漏れ検出部に電流を流すとともに当該ガス漏れ検出部を流れる電流値を検出し、また、前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部のそれぞれに電流を流すとともに当該第1の温度異常検出部及び当該第2の温度異常検出部を流れる電流値をそれぞれ検出し、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、のうち二つ以上が動作した場合に前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発することを特徴とする火災警報装置。
  4. 前記判定部が前記ガスタービンを非常停止させるための信号を発すると同時に、前記ガスタービンに二酸化炭素ガスを噴射させるための信号を発することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の火災警報装置。
  5. 前記判定部が、前記ガス漏れ検出部と、前記第1の温度異常検出部と、前記第2の温度異常検出部と、のうち少なくとも一つが動作した場合に警報を発令するための信号を発することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の火災警報装置。
  6. 前記第1の温度異常検出部及び前記第2の温度異常検出部の少なくとも一つが、光ファイバに通じる光の散乱光の強度比により温度を計測する光ファイバ温度計であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の火災警報装置。
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