JP2000120448A - ガスタービン用燃料圧縮機システム - Google Patents

ガスタービン用燃料圧縮機システム

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JP2000120448A
JP2000120448A JP10291112A JP29111298A JP2000120448A JP 2000120448 A JP2000120448 A JP 2000120448A JP 10291112 A JP10291112 A JP 10291112A JP 29111298 A JP29111298 A JP 29111298A JP 2000120448 A JP2000120448 A JP 2000120448A
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JP
Japan
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fuel
stop
gas turbine
fuel compressor
power supply
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JP10291112A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Horio
敏幸 堀尾
Tetsutaro Nakagawa
徹太郎 中川
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービン用燃料圧縮機システムにおい
て、エネルギー効率を向上させること。 【解決手段】 燃料圧縮機11を駆動する電動機21を
インバータ22により周波数制御し、かつ制御装置23
からインバータ22に指令信号を出力することで、イン
バータ22から電動機21に出力されるインバータ周波
数を可変に変換する。インバータ周波数の設定を場合に
応じて調節することにより、場合に応じて燃料圧縮機の
圧縮仕事を調節することができるので、エネルギー的に
非常に効率の向上した燃料圧縮機システムとすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば都市ガス等を燃
料とするコージェネレーションシステムに適用するガス
タービン用燃料圧縮機システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すものは例えば特公平6−10
5056号公報に示された従来のガスタービン用燃料圧
縮機システムを適用したコージェネレーションシステム
の全体構成図である。
【0003】図において、コージェネレーションシステ
ム200は、ガスタービン30と、ガスタービン30に
燃料を圧縮して供給するガスタービン用燃料圧縮機シス
テム10と、ガスタービン30の駆動力が伝達され発電
作用を営む発電システム40とを備えて構成されてい
る。
【0004】ガスタービン用燃料圧縮機システム10
は、燃料圧縮機11と、一端が図示せぬ燃料源に連通し
他端が燃料圧縮機11の吸入口11aに連通した燃料吸
入流路12と、一端が燃料圧縮機11の吐出口11bに
連通し他端がガスタービン30に連通する燃料吐出流路
13と、燃料圧縮機11をバイパスして燃料吸入流路1
2と燃料吐出流路13とをつなぐバイパス流路14と、
バイパス流路14の途中に介装された外部制御開閉弁1
5と、燃料吐出流路13内の圧力を検知し、検知した圧
力に応じて外部制御開閉弁15に開弁量設定信号を伝達
する圧力制御装置16と、燃料吐出流路13の途中に設
けられた貯留タンク17と、貯留タンク17に付設され
た安全弁17aとを備えて構成されている。
【0005】また、ガスタービン30は、タービン部3
1及び該タービン部31の中心から延びた出力軸32と
を備えており、燃料吐出流路13は遮断弁18を介して
タービン部31の燃料ガス入口31aに連通している。
その他、このタービン部31には、外部より空気を吸入
する空気取り入れ口31b、タービン部31で燃焼した
排気ガスを排出する排ガス出口31cが形成されてい
る。
【0006】発電システム40は、ガスタービン30の
出力軸32に連結された発電機41と、発電機41に連
結され該発電機41で発生した電力を送電する送電系統
42とからなるものである。
【0007】上記構成のコージェネレーションシステム
200において、燃料吸入流路12から流入した燃料ガ
スは、燃料圧縮機11内で所定の圧力(一般には8〜1
5kg/cmG)に昇圧されて燃料吐出流路13に流
出される。さらに、燃料ガスは、燃料吐出流路13に設
けられた貯留タンク17及び遮断弁18を介して燃料ガ
ス入口31aからガスタービン30のタービン部31に
導入される。そして、このようにしてタービン部31に
導入された燃料ガスは、空気取り入れ口31bから導入
される空気と混合された後に燃焼する。この燃焼によっ
て混合ガスが膨張し、この膨張力によってガスタービン
30が駆動される。この駆動力は、ガスタービン30の
出力軸32から発電機41に受け渡され、これにより発
電作用が営まれるものである。
【0008】また、ガスタービン30が緊急停止する場
合には、ガスタービン30への燃料の供給を遮断するた
め遮断弁18が閉じる。遮断弁18が閉じると燃料吐出
流路13内の圧力が上昇する。この圧力上昇を制御装置
16が検知し、検知した圧力に応じて制御開閉弁15に
開度設定信号を送る。これにより制御開閉弁15が所定
開度で開弁し、燃料吐出流路13内の燃料ガスを燃料吸
入流路12側に還流させて燃料吐出流路13側の圧力の
異常上昇を防止している。同様に、発電機41の負荷を
遮断してガスタービン30をアイドリング運転させる場
合にも、制御装置16により外部制御開閉弁15の開度
が制御されて燃料吐出流路13の異常圧力上昇を防止す
る。このようにしてどのような場合にも燃料吐出流路1
3内の圧力が一定となるように制御しているものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスタービン用
燃料圧縮機システムは、以上のように構成されているの
で、燃料ガスの流量制御及び圧力制御は、外部制御開閉
弁の開度制御のみに依存し、ガスタービンの運転状態に
係わらず燃料圧縮機は圧力制御装置の設定値を維持する
ように一定回転数で運転されている。即ち、ガスタービ
ンがアイドリング状態でガス流量を多量に必要としない
場合や、ガスタービンが緊急停止する場合でも、燃料圧
縮機は定常状態と同様の一定動力を必要としており、省
エネルギーの観点から好ましくない。
【0010】故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであり、ガスタービン用燃料圧縮機システムにお
いて、エネルギー効率を向上させることを技術的課題と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために成された請求項1の発明は、ガスタービン
に燃料を圧縮して供給するガスタービン用燃料圧縮機シ
ステムであって、前記ガスタービン用燃料圧縮機システ
ムは、燃料圧縮機と、一端が燃料源に連通し他端が前記
燃料圧縮機の吸入口に連通する燃料吸入流路と、一端が
前記燃料圧縮機の吐出口に連通し他端が前記ガスタービ
ンに連通する燃料吐出流路と、該燃料圧縮機を駆動する
電動機と、交流電源に接続されるとともに該交流電源か
ら入力される電源周波数を所定の周波数に変換して前記
電動機に出力する電源周波数変換装置と、該電源周波数
変換装置に指令信号を出力する制御装置とを具備すると
ともに、前記電源周波数変換装置は前記指令信号を受け
て前記電源周波数を可変に変換することを特徴とするガ
スタービン用燃料圧縮機システムとしたことである。
【0012】上記請求項1の発明によれば、ガスタービ
ン用燃料圧縮機システムは、燃料圧縮機と、一端が燃料
源に連通し他端が燃料圧縮機の吸入口に連通する燃料吸
入流路と、一端が燃料圧縮機の吐出口に連通し他端がガ
スタービンに連通する燃料吐出流路と、燃料圧縮機を駆
動する電動機と、交流電源に接続されるとともに該交流
電源から入力される電源周波数を所定の周波数に変換し
て電動機に出力する電源周波数変換装置と、電源周波数
変換装置に指令信号を出力する制御装置とを具備する。
そして、電源周波数変換装置は、制御装置からの指令信
号を受けて、入力される電源周波数を可変に変換して電
動機に出力するものである。従って、ガスタービンがア
イドリング状態で、ガス流量を多量に必要としない場合
は、制御装置は、電源周波数変換装置で変換する電源周
波数を小さくするような指令信号を電源周波数変換装置
に出力する。このため電源周波数変換装置は、制御装置
からの指令信号を受けて、入力された電源周波数をより
小さい周波数の交流電流に変換して電動機に出力する。
従って、電動機はより小さい周波数で駆動し、ひいては
電動機によって駆動される燃料圧縮機の圧縮仕事が低下
する。このため燃料吐出通路における燃料ガスの吐出流
量が減少する。このようにして、アイドリング状態に必
要最小限の燃料ガス流量を流すようにして燃料圧縮機で
の仕事量を減少させることができる。一方、発電機シス
テム側での負荷の増加等によりガスタービンへの燃料ガ
スの流量を増加させる必要がある場合は、制御装置は、
電源周波数変換装置で変換する電源周波数を大きくする
ような指令信号を電源周波数変換装置に出力する。この
ため電源周波数変換装置は、制御装置からの指令信号を
受けて、入力された電源周波数をより大きい周波数の交
流電流に変換して電動機に出力する。従って、電動機は
より大きい周波数で駆動し、ひいては電動機によって駆
動される燃料圧縮機の圧縮仕事が増加する。このため燃
料吐出通路における燃料ガスの吐出流量が増加する。こ
のようにして、ガスタービンの要求を満たす燃料ガス流
量を流すことができる。このように、本発明では、場合
に応じて燃料圧縮機の圧縮仕事を調節することができる
ので、エネルギー的に非常に効率の向上した燃料圧縮機
システムとすることができる。
【0013】また、上記技術的課題を解決するにあた
り、請求項2の発明のように、前記制御装置は、前記ガ
スタービン用燃料圧縮機システムの自動運転中におい
て、PID制御に基づく駆動指令信号を前記電源周波数
変換装置に出力することにより前記燃料吐出流路内の圧
力を目標設定圧力に近づけるように前記燃料圧縮機を駆
動制御することを特徴とするガスタービン用燃料圧縮機
システムとすることが好ましい。
【0014】上記請求項2の発明によれば、ガスタービ
ン用燃料圧縮機システムの自動運転中は、PID制御に
基づく駆動指令信号が制御装置から電源周波数変換装置
に出力され、これにより燃料吐出流路内の圧力が目標設
定圧力に近づけられる。従って、当該燃料圧縮機システ
ムの自動運転中において、燃料吐出流路内の圧力が目標
設定圧力と大きく離れている場合でも、電源周波数変換
装置のPID制御によって、燃料吐出流路内の圧力が急
峻にかつオーバーシュートなく目標設定圧力まで近づ
く。このため、応答良く設定圧に近似することができ
る。さらに、定常運転中においても、発電機システムの
負荷の変動により燃料吐出流路内の圧力が増減した場
合、電源周波数変換装置のPID制御によって速やかに
燃料吐出流路内の圧力が目標設定圧力に近づく。このた
め、負荷変動後の応答遅れも少なくすることができる。
従って、応答遅れやオーバーシュートに起因する、吐出
流路内の圧力の異常上昇による該燃料圧縮機システムの
機能障害や、圧力の異常低下による該燃料圧縮機システ
ム及びコージェネレーションシステムのシステム停止の
招来を防止することができる。
【0015】尚、上記PID制御は、圧力を制御量、電
源周波数変換装置から電動機に出力する電源周波数を操
作量とする。また、制御量としての圧力は、燃料吐出流
路内の圧力の検出値を入力値とする。そして、制御装置
に入力された圧力と目標設定圧力との偏差量からPID
制御に基づく演算を施して操作量を求め、この操作量に
関連した信号を指令信号として電源周波数変換装置に出
力とする。
【0016】また、この場合、請求項3の発明のよう
に、前記制御装置は、前記ガスタービン用燃料圧縮機シ
ステムの自動運転の起動時において、前記燃料吐出流路
内圧力が所定圧力となるまでは、前記電源周波数変換装
置から前記電動機に出力する電源周波数に上限値を設定
することが好ましい。
【0017】上記請求項3の発明によれば、制御装置
は、当該ガスタービン用燃料圧縮機システムの自動運転
起動時に、燃料吐出流路内の圧力が所定圧力となるまで
は、電源周波数変換装置から電動機に出力する電源周波
数に上限を設定するので、自動運転の初期段階に燃料吐
出流路13内の急激な圧力上昇をより確実に抑えること
ができる。
【0018】また、上記技術的課題を解決するにあた
り、請求項4の発明のように、前記制御装置は、前記ガ
スタービン用燃料圧縮機システムを停止させる際に、種
々の停止条件に応じた停止処理モードを選択し、選択し
た停止処理モードに基づく停止指令信号を前記電源周波
数変換装置に出力することによって前記燃料圧縮機を停
止制御するものであることが好ましい。
【0019】上記請求項4の発明によれば、制御装置
は、ガスタービン用燃料圧縮機システムを停止させる際
に、種々の停止条件に応じた停止処理モードを選択し、
このようにして選択した停止処理モードに基づいて停止
指令信号を電源周波数変換装置に出力し、電源周波数変
換装置はこの停止指令信号を受けて入力された交流電流
の周波数を所望の周波数に変換して電動機に出力する。
このため、種々の停止条件に適合した最適な停止処理を
実行することができるものである。
【0020】一般に、このような燃料圧縮機システムの
システム停止状況(停止条件)は、ガス漏れの発生や非
常停止ボタンが押された場合等のように安全性の確保を
最優先させつつ停止させる場合や、操作者が自己の都合
によりシステムを一時停止させてからまたすぐに起動さ
せる必要がある場合等のようにシステムの保守を優先さ
せる場合等、さまざまな停止状況が想定される。本発明
は、このようにさまざまな停止状況に対応する停止モー
ドを想定し、各停止モードに基づいた停止処理を実行す
ることで、それぞれの停止状態に応じて最適に当該燃料
圧縮機システムを停止させることができるものである。
【0021】この場合、好ましくは、請求項5の発明の
ように、前記燃料圧縮機の停止制御は、前記停止指令信
号に応じて、PID停止制御、デジタル値停止制御、フ
リーラン停止制御のうちのいずれか1つの制御方式によ
り停止制御されることが好ましい。
【0022】上記請求項5の発明によれば、例えば安全
性の確保を最優先させつつ停止させる場合には、燃料圧
縮機をフリーラン停止させる。このように即座に燃料圧
縮機を停止することで、安全性が確実に確保される。ま
た、システムの保守を最優先させる場合には、PID制
御またはデジタル値制御によって燃料圧縮機を停止制御
する。このようにして燃料圧縮機を停止制御すること
で、システムの保守が確実に確保される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて説明するが、従来技術と同一部分につい
ては同一符号で示す。
【0024】図1に示すものは、本例におけるガスター
ビン用燃料圧縮機を適用したコージェネレーションシス
テムの全体構成図である。図において、コージェネレー
ションシステム100は、ガスタービン30と、ガスタ
ービン30に燃料を圧縮して供給するガスタービン用燃
料圧縮機ユニット10と、ガスタービン30の駆動力が
伝達されて発電作用を営む発電ユニット40とを備えて
構成されている。
【0025】圧縮機ユニット10は、燃料圧縮機11
と、一端が図示せぬ燃料源に連通し他端が燃料圧縮機1
1の吸入口11aに連通した燃料吸入流路12と、一端
が燃料圧縮機11の吐出口11bに連通し他端がガスタ
ービン30に連通した燃料吐出流路13と、燃料圧縮機
11を駆動する電動機21と、交流電源Aに電気的に接
続した電源周波数変換装置としてのインバータ22と、
インバータ22に指令信号を出力する制御装置23とを
備え、これらはエンクロージャー24内に収納されてい
る。また、燃料吐出流路13には、吐出ガス圧力センサ
25及び吐出ガス温度センサ26が、エンクロージャー
24の内壁部分にはガス漏れ検出センサ27がそれぞれ
取り付けられており、これらの検知信号は制御装置23
に入力されている。尚、28は安全弁、11cは燃料圧
縮機内蔵の安全弁、29は逆止弁である。
【0026】インバータ22は、交流電源Aから交流電
流が入力される。この入力された交流電源は、インバー
タ22によって所定の周波数に変換され、変換後の交流
駆動電流を電動機21に出力するものである。
【0027】制御装置23は、上述したように吐出ガス
圧力センサ25、吐出ガス温度センサ26、ガス漏れ検
出センサ27からの検知信号が入力され、このように入
力された検知信号に基づいてインバータ22に指令信号
を出力するものである。
【0028】また、この制御装置23内部には、図示せ
ぬPID演算回路が組み込まれている。PID演算回路
は、制御量が圧力、操作量が交流電源の周波数であり、
制御量(圧力)として、制御装置23に入力される吐出
ガス圧力センサ25で検知した圧力を用いて計算を行
い、操作量としての交流駆動電流の周波数を指令信号と
して返す。従って、本例のPID制御における偏差量
は、吐出ガス圧力センサ25で検知した圧力と目標設定
圧力との偏差圧力であり、この偏差圧力を最適に極小化
するために、圧力(吐出ガス圧力センサ25で検出した
圧力)を制御量としたPID制御に基づく操作量(交流
駆動電力の周波数)に関連した信号を指令信号としてイ
ンバータ22に出力する。
【0029】また、ガスタービン30は、タービン部3
1及び該タービン部31の中心から延びた出力軸32と
を備えており、燃料吐出流路13は遮蔽弁18を介して
タービン部31の燃料ガス入口31aに連通している。
その他、このタービン部31には、外部より空気を吸入
する空気取り入れ口31b、タービン部31で燃焼した
排気ガスを排出する排ガス出口31cが形成されてい
る。尚、遮蔽弁18の開度情報は、制御装置23に入力
される。さらに、図示はしないが、ガスタービン30側
からは、該ガスタービン30の運転指令、停止指令や、
負荷に見合ったガスタービン30の回転数を維持するた
めの、燃料吐出流路13内の吐出圧力指令が制御装置へ
入力される。本例においてこの吐出圧力指令が、目標設
定圧力に相当する。
【0030】発電ユニット40は、ガスタービン30の
出力軸32に連結された発電機41と、発電機41に連
結され該発電機41で発電した電力を送電する送電系統
32とからなるものである。
【0031】上記構成のコージェネレーションシステム
100において、燃料吸入流路12から流入した燃料ガ
スは、圧縮機11内で所定の圧力(一般には8〜15k
g/cmG)に昇圧されて燃料吐出流路13に流出さ
れる。さらに、燃料ガスは、遮断弁18を介して燃料ガ
ス入口31aからガスタービン30のタービン部31に
導入される。そして、このようにしてタービン部31に
導入された燃料ガスは、空気取り入れ口31bから導入
される空気と混合された後に燃焼する。この燃焼によっ
て混合ガスが膨張し、この膨張力によってガスタービン
30が駆動される。この駆動力は、ガスタービン30の
出力軸32から発電機41に受け渡され、これにより発
電作用が営まれるものである。
【0032】図2は、本例におけるガスタービン用燃料
圧縮機システム10を自動運転する際の制御タイムチャ
ートである。図において、まず電源投入後、図示せぬ起
動ボタン等を押圧してシステムを起動させると、インバ
ータ電源がONとなる。次に、制御装置23に取り付け
られた図示せぬタッチパネル(GPパネル)内から、自
動運転を選択すると、インバータ22が運転される。次
いで、ガスタービン30側から運転指令が制御装置23
に入力される。この運転指令の入力後、制御装置23に
入力される吐出圧力指令(目標設定圧力)は、最終的な
目標設定圧力(例えば8kgf/cm)に到達するま
で運転初期段階で単調増加していくので、目標設定圧力
と吐出ガス圧力センサ25で検知する燃料吐出流路13
内の現実の圧力との偏差圧力が生じる。制御装置23は
この偏差圧力を基に、PID制御によってインバータ周
波数を割り出し、割り出されたインバータ周波数を駆動
指令信号としてインバータ22に出力する。インバータ
22は、交流電源Aから入力された電源周波数を、制御
装置23から入力される駆動指令信号としてのインバー
タ周波数に変換して電動機21に出力する。電動機21
は、入力のあったインバータ周波数に従って運転され、
燃料圧縮機11を駆動させる。このようにして、燃料圧
縮機11の駆動は制御装置23でPID制御されるもの
である。ただし、図に示すように、運転の初期段階で
は、燃料吐出流路13内の急激な圧力上昇を抑えるた
め、吐出ガス圧力検知センサ25で検知される吐出流路
内圧力が所定圧力(例えば7.5kg/cm)となる
までは、インバータ周波数に上限(例えば7.5Hz)
を設けてある。吐出流路内圧力が所定圧力以上になる
と、この上限は解除され、通常のPID制御となる。こ
のようなPID制御によって、燃料吐出流路13内の圧
力は、速やか(ほぼ1分以内)に目標設定圧力に到達
し、定常状態となる。
【0033】また、定常状態において、発電機システム
40側からの負荷変動があった場合、ガスタービン30
では変動後の負荷に見合った流量を確保するため、遮蔽
弁18の開度を調節する。これにより燃料吐出流路13
内の燃料ガスの吐出流量が変化し、吐出圧力も変動す
る。この場合においても、インバータ22の電源周波数
を制御するPID制御を行うことにより速やかに吐出流
路内圧力が目標設定圧力に到達する。その後、ガスター
ビン30側から停止指令が制御装置23に入力される
と、所定の停止処理に従ってシステムが停止する。
【0034】このように、本例におけるガスタービン用
燃料圧縮機システム100は、上記説明のように、燃料
圧縮機11を駆動する電動機21をインバータ22によ
り周波数制御し、かつ制御装置23からインバータ22
に指令信号を出力することで、インバータ22から電動
機21に出力されるインバータ周波数を可変に変換す
る。このため、燃料ガスの吐出流量が少ないときは燃料
圧縮機11の圧縮仕事を減少させるようにインバータ周
波数を設定でき、燃料ガスの吐出流量を増加させたいと
きは燃料圧縮機11の圧縮仕事を増加させるようにイン
バータ周波数を設定できる。このように、場合に応じて
燃料圧縮機の圧縮仕事を調節することができるので、エ
ネルギー的に非常に効率の向上した燃料圧縮機システム
とすることができる。
【0035】また、制御装置23は、上記説明のよう
に、当該ガスタービン用燃料圧縮機システム10の自動
運転中において、PID制御に基づく駆動指令信号(イ
ンバータ周波数)をインバータ22に出力し、これによ
り燃料吐出流路13内の圧力を目標設定圧力に近づける
ように燃料圧縮機を駆動制御するものであるので、燃料
吐出流路13内の圧力が急峻にかつオーバーシュートな
く目標設定圧力まで高められる。このため、圧力の応答
遅れを少なくすることができるものである。
【0036】従来のバイパス弁制御方式だけでは、仮に
バイパス弁開度のPID制御を行った場合でも、本例の
ような適切な制御は不可能であったが、上述のようにイ
ンバータを用いたPID制御の圧縮機制御によれば、燃
料圧縮機として最適な制御を得ることができる。また、
上述のようにインバータを用いたPID制御の燃料圧縮
機回転制御によれば、供給ガス流量を速やかに変化させ
ることができるので、貯留タンクがなくてもガスタービ
ンを最適に運転制御することが可能となる。
【0037】本例において、ガスタービン用燃料圧縮機
システム10を停止させる際に、4つの停止処理モード
が種々の条件によって選択される。この4つの停止処理
モードは、自動停止第1モード、自動停止第2モード、
異常停止第1モード、異常停止第2モードである。これ
らの停止処理モードの選択について、図3に示す、シス
テムの停止に関する制御フローチャートを基に説明す
る。
【0038】まず、システムの内外から何らかの停止情
報が入力されると、ステップ300で示す自動・異常停
止モード選択サブルーチンを実行する。自動・異常停止
モード選択サブルーチンでは、まずステップ301にお
いて、入力された停止情報が、ガス漏れ検知センサ27
からのガス漏れ異常に基づく停止情報か否かが判定され
る。停止情報がガス漏れ異常に基づく停止情報である場
合には、異常停止第1モードを実行するサブルーチン
(ステップ400)へジャンプする。ガス漏れ異常に基
づく停止情報ではない場合には、ステップ302に進
む。ステップ302では、入力された停止情報が、非常
停止ボタンが押されたことに基づく停止情報か否かが判
定される。非常停止ボタンが押されたことに基づく停止
情報である場合には、ガス漏れ異常の場合と同様、異常
停止第1モードを実行するサブルーチン(ステップ40
0)へジャンプする。非常停止ボタンが押されたことに
基づく停止情報ではない場合には、ステップ303に進
む。ステップ303では、入力された停止情報が、イン
バータ22の異常に基づく停止情報か否かが判定され
る。インバータ22の異常に基づく停止情報である場合
には、異常停止第2モードを実行するサブルーチン(ス
テップ500)へジャンプする。インバータ22の異常
に基づく停止情報ではない場合には、ステップ304に
進む。ステップ304では、入力された停止情報が、吐
出ガス圧力センサ25自身が異常であることに基づく停
止情報か否かが判定される。吐出圧力センサ25自身が
異常であることに基づく停止情報である場合には、イン
バータ異常の場合と同様、異常停止第2モードを実行す
るサブルーチン(ステップ500)へジャンプする。吐
出ガス圧力センサ25自身が異常であることに基づく停
止情報ではない場合には、ステップ305に進む。ステ
ップ305では、現在自動運転中であるか否かが判定さ
れる。現在自動運転中である場合には、自動停止第1モ
ードを実行するサブルーチン(ステップ600)へジャ
ンプする。現在自動運転中ではない、つまり手動運転中
である場合には、自動停止第2モードを実行するサブル
ーチン(ステップ700)へジャンプする。上記4つの
サブルーチンからリターンされた後は、ステップ306
に進む。ステップ306では、停止が完了しているか否
かが判定される。停止が完了している場合はリターンさ
れる。停止が完了していない場合は、ステップ301に
戻る。
【0039】ガス漏れ異常または非常停止の場合は、異
常停止第1モード(ステップ400)によって停止処理
が実行される。この異常停止第1モード(ステップ40
0)における、制御フローチャート図4に示す。
【0040】図に示すように、異常停止第1モードにお
いては、まずステップ401において、目標設定圧力が
0kgf/cmに設定される。次に、ステップ402
において、インバータ周波数が0Hzに設定される。次
に、ステップ403において、インバータ22が停止さ
れる。次に、ステップ404において、インバータ22
の電源がOFFとされる。さらに、ステップ405にお
いて、図示せぬ換気ファンの停止が、ステップ406に
おいて図示せぬオイル冷却ファンの停止がなされた後、
ステップ407において自動または手動の運転が終了さ
れ、ステップ408にてシステムの停止完了が認識さ
れ、リターンされる。
【0041】上記異常停止第1モードは、ガス漏れによ
る燃料ガスの外部への拡散や、非常停止時での緊急事態
の発生を防止する等、安全性の確保を最優先する必要が
ある。このため、全ての制御を即座に停止させる。この
停止処理により、電動機21や燃料圧縮機11への電力
の供給が即座に遮断されるので、燃料圧縮機はフリーラ
ン停止を行う。
【0042】インバータ22自身の異常、または吐出ガ
ス圧力センサ25自身が異常である場合には、異常停止
第2モード(ステップ500)によって停止処理が実行
される。この異常停止第2モード(ステップ500)に
おける、制御フローチャートを図5に示す。
【0043】図に示すように、異常停止第2モードにお
いては、まずステップ501において、目標設定圧力が
0kgf/cmに設定される。次に、ステップ502
において、インバータ周波数が0Hzに設定される。次
に、ステップ503において、インバータ22が停止さ
れる。次に、ステップ504において、インバータ22
の電源がOFFとされる。次に、ステップ505におい
て自動または手動の運転が終了され、ステップ506に
てシステムの停止完了が認識され、リターンされる。
【0044】上記異常停止第2モードは、インバータ2
2自身の異常や、吐出ガス圧力センサ25自身の異常で
あり、この場合、電動機21への入力電源が即座に遮断
されるので、比較的安全性の確保要求が高い停止状況に
ある。従って、異常停止第1モードと同様インバータ2
2を即座に停止させる。このため燃料圧縮機11はフリ
ーラン停止を行う。また、異常停止第1モードとは異な
り、換気ファンやオイル冷却ファンは停止させない。こ
の停止モードでは、ガス漏れが起こっていないので、換
気ファン及びオイル冷却ファンを動作させていても、燃
料ガスが外部に漏れることはない。
【0045】上記説明した異常停止第1モード及び異常
停止第2モードでは、安全性の確保を最優先させる状況
にあり、このため燃料圧縮機11はフリーラン停止制御
される。これにより、燃料圧縮機11が即座に停止さ
れ、システムの安全性が確保される。尚、これらのモー
ドにおいて、燃料圧縮機11はフリーラン停止するの
で、厳密にいえば、燃料圧縮機11は停止制御されてい
ない。しかしながら、本例及び本発明の趣旨を包括的に
説明するため、あえて、フリーラン停止制御という表現
を使用した。この場合、制御装置23からインバータ2
2への指令信号を即座に遮断するということを、燃料圧
縮機11をフリーラン停止制御すると言い換えることも
できる。
【0046】自動運転中であり、ガス漏れ異常、非常停
止、吐出ガス圧力センサ25自身の異常、インバータ自
身の異常以外の通常の異常(例えば、吐出ガス温度異
常、冷却オイル温度異常、換気ファン異常、吸込みガス
圧力異常、オイル圧力異常等)が起こった場合や、操作
者による自動運転終了の情報が制御装置に入力された場
合、ガスタービン30側の制御により停止指令が入力さ
れた場合等は、自動停止第1モード(ステップ600)
によって停止処理が実行される。図6は、この自動停止
第1モード(ステップ600)におけるフローチャート
である。
【0047】図に示すように、自動停止第1モードで
は、まず、ステップ601で吐出ガス圧力センサ25で
検知した燃料吐出流路13内の圧力が設定圧力として記
憶されているか否かを判定する。記憶されていない場合
は、ステップ602にてその時の燃料吐出流路13内の
圧力を設定圧力として記憶してからステップ603に進
む。記憶されている場合はそのままステップ603に進
む。ステップ603では、減速タイマ(本例では2秒タ
イマ)が始動する。次に、ステップ604にて、減速タ
イマが終了(タイムアップ)したか否かが判定される。
減速タイマが終了している場合には、ステップ605に
進み、記憶した設定圧力から所定圧力(本例では0.2
5kg/cm)を減じた値を新たな設定圧力として更
新し、ステップ606に進む。減速タイマが終了してい
ない場合には、ステップ604から直接ステップ606
に進む。ここで、自動停止第1モードはCPUのクロッ
ク周期(本例では20mmsec.)毎に繰り返し処理
されるので、ステップ603、604、605を繰り返
し実行することにより、設定圧力は2秒毎に所定圧力
(本例では0.25kg/cm)ずつ階段状に減少し
ていく。
【0048】ステップ606においては設定圧力を使用
してPID制御を行う。つまり、設定された圧力と吐出
圧力センサ25で検知する圧力との偏差量を最適に小さ
くするように、PID制御によりインバータ周波数を算
出し、このようにして算出したインバータ周波数を停止
指令信号として制御装置23からインバータ22に出力
する。インバータ22は、交流電源から入力された電源
周波数を、制御装置23から入力される停止指令信号と
してのインバータ周波数に変換して電動機21に出力す
る。電動機21は、入力のあったインバータ周波数に従
ってPID停止制御される。
【0049】ステップ606にてインバータ周波数を算
出し、所定の命令を出力した後、ステップ607に進
む。ステップ607では、ステップ606で算出したイ
ンバータ周波数が0Hz以下か否かが判定される。算出
されたインバータ周波数が0Hzよりも大きい場合はリ
ターンされる。算出されたインバータ周波数が0Hzよ
りも大きい場合はリターンされる。算出されたインバー
タ周波数が0Hz以下の場合はステップ608に進む。
ステップ608では、吐出ガス圧力センサ25で検知し
た燃料吐出流路13内の圧力が、システムを停止するの
に充分低下しているか(本例では、4kg/cm以下
か)否かが判定される。燃料吐出流路13内の圧力が、
システムを停止するのに充分低下していない(4kg/
cm以上)場合はリターンされる。燃料吐出流路13
内の圧力が、充分低下している場合は、ステップ609
に進む。ステップ609では、システムが停止を完了し
たことを認識する。その後、ステップ610にてガスタ
ービン側から停止指令が制御装置23に入力されたか否
かが判定される。停止指令が入力されていない場合はリ
ターンされる(この場合、自動停止第1モードは継続さ
れ、再度運転指令が入力された場合、再始動する。)。
停止指令が入力された場合はステップ611に進む。ス
テップ611では、自動運転が終了され、その後ステッ
プ612でインバータが停止された後、リターンされ
る。
【0050】上記説明した自動停止第1モードでは、安
全性の確保を優先させる事態に陥る可能性がなく、シス
テムの保守を優先させる停止状況である。この場合、上
記説明したように燃料圧縮機11はPID停止制御され
る。燃料圧縮機をフリーラン停止した場合、停止直前の
通電状態によっては該燃料圧縮機が故障したりする可能
性がある。これに対し、燃料圧縮機11をPID制御で
速やかに停止制御すれば、燃料圧縮機11が停止の際の
制御で故障したりすることはなく、システムの保守が確
実に確保されるものである。
【0051】手動運転中であり、ガス漏れ異常、非常停
止、吐出ガス圧力センサ25自身の異常、インバータ自
身の異常以外の通常の異常が起こった場合や、操作者に
よる手動運転終了の情報が制御装置に入力された場合、
自動停止第2モード(ステップ700)によって停止処
理が実行される。図7は、この自動停止第2モード(ス
テップ700)におけるフローチャートである。
【0052】図に示すように、自動停止第2モードで
は、まず、ステップ701にて、インバータ周波数の減
少処理を実行する。この減少処理では、インバータの可
変周波数帯域である0〜60Hzを、所定の複数の値
(本例では0〜4000の値)で示されるデジタル値に
等間隔に対応させ、現在のインバータ周波数をこのデジ
タル値に変換し、さらに現在のデジタル値から1デジタ
ルを減じたデジタル値を新たなデジタル値として更新
し、この新たなデジタル値を再びインバータ周波数に変
換した周波数を新たなインバータ周波数として更新し、
設定インバータ周波数とする。従って、CPUのクロッ
ク周期毎に、60/4000Hzだけインバータ周波数
が減少することとなる。尚、本例において、上記停止制
御をデジタル値停止制御という。次に、ステップ702
にて、新たな設定インバータ周波数が0Hz以下である
か否かが判定される。新たな設定インバータ周波数が0
Hz以上である場合にはリターンする。新たな設定イン
バータ周波数が0Hz以下である場合には、ステップ7
03に進む。ステップ703では、システムの停止が完
了したことを認識する。次に、ステップ704にて手動
運転を終了させ、ステップ705にてインバータを停止
させ、リターンする。
【0053】上記説明した自動停止第2モードが選択さ
れるのは、基本的には手動操作でシステムを運転してい
た時であり、このようなときにはPID制御を実行して
燃料吐出圧力の最適化を図る必要がない。このため、こ
のモードでは燃料圧縮機11はデジタル値停止制御され
る。デジタル値停止制御は、PID停止制御と異なりフ
ィードバック制御を行わない強制停止制御である。ま
た、フリーラン停止のように突然燃料圧縮機11を停止
させるものでもないので、燃料圧縮機11の保守もでき
る。
【0054】このように、本例におけるガスタービン用
燃料圧縮機システム100における制御装置23は、当
該ガスタービン用燃料圧縮機システム100を停止させ
る際に、種々の停止条件(安全性を最優先させる状況に
ある停止条件、システムの保守を優先させる状況にある
停止条件)に応じた停止処理モード(異常停止第1モー
ド、異常停止第2モード、自動停止第1モード、自動停止
第2モード)を選択し、選択した停止処理モードに基づ
く停止指令信号をインバータに出力することによって燃
料圧縮機11を停止制御(フリーラン停止制御、PID
停止制御、デジタル値停止制御)するものであるので、
それぞれの停止状態に応じて最適に当該燃料圧縮機シス
テムを停止させることができるものである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮機の緊急停止時、ガスタービンの緊急停止時、およ
びガスタービンの負荷変動時や起動アイドリング時にお
いて、燃料圧縮機を速やかに最適な状態にすることが可
能となるため消費動力の低減が図れ、エネルギー効率の
良好な燃料圧縮機システムとすることができる。また、
貯留タンクが不要となるため、小型で軽量かつ安価なシ
ステムが提供できると共に、燃料ガスを大気放出するこ
ともないので、安全で省資源となる環境に優しいガスタ
ービン用燃料圧縮機ユニットとすることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における、ガスタービン用
燃料圧縮機システムを適用したコージェネレーションシ
ステムの構成概略図である。
【図2】本発明の実施形態例における、ガスタービン用
燃料圧縮機を自動運転させるときのタイムチャートであ
る。
【図3】本発明の実施形態例における、停止モード選択
サブルーチンのフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態例における、異常停止第1モ
ードを実行するサブルーチンのフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態例における、異常停止第2モ
ードを実行するサブルーチンのフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態例における、自動停止第1モ
ードを実行するサブルーチンのフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態例における、自動停止第2モ
ードを実行するサブルーチンのフローチャートである。
【図8】従来技術における、ガスタービン用燃料圧縮機
を適用したコージェネレーションシステムの構成概略図
である。
【符号の説明】
10・・・ガスタービン用燃料圧縮機システム 11・・・燃料圧縮機、 11a・・・吸入口、 11
b・・・吐出口 12・・・燃料吸入流路 13・・・燃料吐出流路 18・・・遮断弁 21・・・電動機 22・・・インバータ(電源周波数変換装置) 23・・・制御装置 24・・・エンクロージャー 25・・・吐出圧力センサ 26・・・吐出温度センサ 30・・・ガスタービン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンに燃料を圧縮して供給する
    ガスタービン用燃料圧縮機システムであって、 前記ガスタービン用燃料圧縮機システムは、燃料圧縮機
    と、一端が燃料源に連通し他端が前記燃料圧縮機の吸入
    口に連通する燃料吸入流路と、一端が前記燃料圧縮機の
    吐出口に連通し他端が前記ガスタービンに連通する燃料
    吐出流路と、該燃料圧縮機を駆動する電動機と、交流電
    源に接続されるとともに該交流電源から入力される電源
    周波数を所定の周波数に変換して前記電動機に出力する
    電源周波数変換装置と、該電源周波数変換装置に指令信
    号を出力する制御装置とを具備するとともに、前記電源
    周波数変換装置は前記指令信号を受けて前記電源周波数
    を可変に変換することを特徴とするガスタービン用燃料
    圧縮機システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御装置は、前記ガスタービン用燃料圧縮機システ
    ムの自動運転中において、PID制御に基づく駆動指令
    信号を前記電源周波数変換装置に出力することにより前
    記燃料吐出流路内の圧力を目標設定圧力に近づけるよう
    に前記燃料圧縮機を駆動制御することを特徴とするガス
    タービン用燃料圧縮機システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記制御装置は、前記ガスタービン用燃料圧縮機システ
    ムの自動運転の起動時において、前記燃料吐出流路内圧
    力が所定圧力となるまでは、前記電源周波数変換装置か
    ら前記電動機に出力する電源周波数に上限値を設定する
    ことを特徴とするガスタービン用燃料圧縮機システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記制御装置は、前記ガスタービン用燃料圧縮機システ
    ムを停止させる際に、種々の停止条件に応じた停止処理
    モードを選択し、選択した停止処理モードに基づく停止
    指令信号を前記電源周波数変換装置に出力することによ
    って前記燃料圧縮機を停止制御することを特徴とするガ
    スタービン用燃料圧縮機システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記燃料圧縮機の停止制御は、前記停止指令信号に応じ
    て、PID停止制御、デジタル値停止制御、フリーラン
    停止制御のうちのいずれか1つの制御方式により停止制
    御されることを特徴とするガスタービン用燃料圧縮機シ
    ステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169995A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Takuma Co Ltd マイクロガスタービン発電システム及び捕機電力供給方法
JP2008140108A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 火災警報装置
KR101832591B1 (ko) * 2016-01-29 2018-02-27 주식회사 포스코아이씨티 발전 시스템의 전력 절감을 위한 가압유닛 제어 시스템 및 방법
CN116838635A (zh) * 2023-08-31 2023-10-03 山东豪迈机械制造有限公司 一种压缩机阀门自检方法、装置和设备

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