JP5000022B1 - 磁歪式トルクセンサの製造方法および磁歪式トルクセンサ - Google Patents

磁歪式トルクセンサの製造方法および磁歪式トルクセンサ Download PDF

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Abstract

【課題】回転軸の軸材に磁性材料を自由な形状や厚みで形成することができて、感度の高い磁歪式トルクセンサを得ることができる磁歪式トルクセンサの製造方法を提供する。
【解決手段】回転軸1の軸材の外周面における、磁歪検出層が形成されない領域に、光硬化樹脂11bを形成するとともに硬化させる光硬化樹脂形成硬化工程と、前記光硬化樹脂における光不透過部を除く部分を硬化させた後に、回転軸の軸材の外周面における硬化部を除く部分に凹部を形成する凹部形成工程と、回転軸1の軸材の外周面に磁性材料を溶射して前記凹部に磁歪検出層2a、2bを形成する磁歪検出層溶射工程と、を有する。この方法によれば、磁歪検出層2a、2bを厚く形成して、感度の高い磁歪式トルクセンサを得ることが可能となる。
【選択図】図10

Description

本発明は磁歪式トルクセンサの製造方法および磁歪式トルクセンサに関し、電動自転車の人力(踏力)を検出する用途等に適した磁歪式トルクセンサを製造する方法および磁歪式トルクセンサに関する。
回転軸に作用するトルクを検出するトルクセンサとして、図16に示すように、トルクが伝達される回転軸51の表面に磁気異方性を付与した磁歪検出層52a、52bを設け、その外周に一定の隙間(空間)を介してコイル53a、53bを配設した磁歪式トルクセンサが知られている(特許文献1、2等)。この磁歪式トルクセンサは、磁歪検出層52a、52bが、回転軸51の軸心方向に対して例えば+45度と−45度とをなす螺旋形状に形成されている。この構成において、回転軸51にトルクが伝達されると回転軸51の表面の磁歪検出層52a、52bに歪みが発生して透磁率の増加部分と減少部分とが発生するため、コイル53a、53bのインダクタンス差を測定することでトルクの方向と大きさを検出するようになっている。
ここで、前記特許文献1、2に開示されているトルクセンサは、+45度と−45度とをなすスリット52cが予めエッチング加工により形成された磁性材料としてのアモルファス磁性合金薄帯52を回転軸51となる軸材に巻きつけるとともに接着剤を介して接着することで製造されている。
また、特許文献3には、回転軸の外周面に転造加工等により凹部を形成し、凹部が形成された回転軸の外周面に磁性材料を溶射し、この後、磁性材料が溶射された回転軸の外周面を研削して、回転軸の外周面に磁歪検出層と回転軸の軸材とが交互に露出する形状に形成する方法が開示されている。
特開平4−22831号公報 特開平4−276533号公報 特開平6−34459号公報
しかしながら、前記特許文献1、2に開示されているトルクセンサを製造する方法を用いた場合には、磁性材料としてのアモルファス磁性合金薄帯52におけるスリット52cの面積を大きくすると、アモルファス磁性合金薄帯52と回転軸51との接着面積が小さくなるので、アモルファス磁性合金薄帯52が回転軸(回転軸材)51から剥離してしまう恐れがあった。
また、アモルファス磁性合金薄帯52を厚くすると、アモルファス磁性合金薄帯52が変形し難くなって回転軸51の表面部に密着できない場合があるので、アモルファス磁性合金薄帯52の厚みが規制される(例えば、0.030mm以下に規制される)難点もあった。
また、アモルファス磁性合金薄帯52は接着剤を介して接合しており、前記接着剤を介して回転軸51に生じた応力歪がアモルファス磁性合金薄帯52に伝達される構造であるので、アモルファス磁性合金薄帯52が厚いと、回転軸51の応力歪がアモルファス磁性合金薄帯52に良好に伝達されて反映されない恐れがあった。
また、上記のように磁性材料としてのアモルファス磁性合金薄帯52の形状や厚みに対する規制要件が重なることで、トルクセンサとしての感度を向上させ難くなる場合がある。
また、前記特許文献3に開示されているトルクセンサの製造方法では、転造することで凹凸部を形成するため、凹凸部を形成するパターンの形状がある程度限定されてしまい、理想的な磁性部の幅や厚みまた形状とすることができない難点がある。また、最終工程で研削する必要があるため、溶射時での密着強度が大きくなるよう工夫しなければならない。
本発明は上記課題を解決するもので、回転軸の軸材に磁性材料を自由な形状や厚みで形成することができて、感度の高い磁歪式トルクセンサを得ることができる磁歪式トルクセンサの製造方法および磁歪式トルクセンサを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、回転軸の外周面に磁気異方性を付与した磁歪検出層が形成されてなる磁歪式トルクセンサの製造方法であって、回転軸の軸材の外周面における、前記磁歪検出層が形成されない領域に、光硬化樹脂を形成するとともに硬化させる光硬化樹脂形成硬化工程と、前記光硬化樹脂形成硬化工程で光硬化樹脂を硬化させた後に、回転軸の軸材の外周面における前記光硬化樹脂の硬化部を除く部分に凹部を形成する凹部形成工程と、回転軸の軸材の外周面に磁性材料を溶射して、回転軸の軸材の外周面における前記光硬化樹脂の硬化部がない凹部に、磁歪検出層を形成する磁歪検出層溶射工程と、を有することを特徴とする。なお、回転軸の軸材の外周面に磁性材料を溶射した後に光硬化樹脂の硬化部を除去してもよい。
この方法によれば、回転軸の軸材の外周面における、前記磁歪検出層が形成されない領域に、光硬化樹脂を形成するとともに硬化させた後に、回転軸の軸材の外周面に磁性材料を溶射して、回転軸の軸材の外周面における前記光硬化樹脂の硬化部がない部分に、磁歪検出層を形成するので、磁性材料からなる磁歪検出層を比較的自由な厚みで形成することができる。したがって、磁歪検出層を厚く形成して、感度の高い磁歪式トルクセンサを得ることが可能となる。なお、前記磁歪検出層の厚みは0.15〜0.6mmであると好適である。また、本発明によれば、磁歪検出層が、接着剤などを介在させることなく、回転軸に直接溶着されて密着しているので、回転軸への応力が磁歪検出層に良好に伝達されて反映され、これによっても、磁歪式トルクセンサの感度が良好に保たれる。また、本発明によれば、磁性材料からなる磁歪検出層の面積割合や体積割合も自由に選択できる。例えば、磁性材料からなる磁歪検出層と磁歪検出層が設けられていない非磁歪検出層部とを交互に配設し、磁歪検出層と非磁歪検出層部とが交互に配設されている領域における、磁歪検出層が設けられている面積の割合が50〜80%であるように製造することで、前記磁歪検出層の面積割合が50%よりも少ない場合や80%を越える場合よりも当該トルクセンサの感度を向上させることができる。
また、磁歪検出層が形成された回転軸の軸材の外周面を削る削り工程を設けてもよく、この方法によれば、回転軸の軸材の外周面に凹凸部を有しない磁歪式トルクセンサを製造することが可能となる。
なお、回転軸の軸材としては、炭素鋼、クロムモリブデン鋼、またはステンレス鋼が好適であり、前記磁歪検出層をなす磁性材料としては、磁性合金または金属ガラス材料であると好適である。また、光硬化樹脂としては紫外線硬化樹脂が好適であるが、可視光で硬化する樹脂を用いてもよい。
本発明の製造方法によれば、軸材の外周面に磁性材料を溶射して磁歪検出層を形成するので、この磁歪検出層の厚みを、前記アモルファス磁性合金薄帯よりも厚くするなど、自由に選択でき、また、磁性材料からなる磁歪検出層の面積割合も自由に選択できる。さらに、磁歪検出層の面積割合が50〜80%となるように製造することで、磁歪式トルクセンサの感度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法により製造した磁歪式トルクセンサの一部断面正面図 本発明の第1の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法に用いるマスキング材の断面図 同実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法の、回転軸にマスキング材を貼り付けた状態を示す正面図 図3のIV−IV線矢視断面図 同実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法の、回転軸の外周面に紫外線を照射させている状態を示す断面図 同実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法の、回転軸の外周面からマスキング材および紫外線硬化樹脂の未硬化部を除去した状態を示す正面図 図6のVII−VII線矢視断面図 同実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法の、回転軸の外周面表面における硬化部を除く箇所を除去した状態を示す断面図 同実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法の、回転軸の外周面に磁性材料を溶射した状態を示す正面図 図9のX−X線矢視断面図 同実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法の、回転軸の外周面表面を除去した状態を示す断面図 図11のXII−XII線矢視断面図 本発明の第2の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法に用いるシート材などの断面図 同実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法の、回転軸の外周面にシート材などを貼り付けた状態を示す断面図 同実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法の、回転軸の外周面に紫外線硬化樹脂などの光硬化樹脂を形成した状態を示す断面図 従来の磁歪式トルクセンサの一部断面正面図
以下、本発明の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法および磁歪式トルクセンサについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサ10の一部断面正面図である。図1に示すように、断面円形状の回転軸1の外周面に、磁気異方性を付与した磁歪検出層2a、2bと、磁気異方性が付与されていない非磁性部4a、4bと、が交互に設けられ、その外周に一定の隙間(空間)を介してコイル3a、3bが配設されている。この磁歪式トルクセンサは、磁歪検出層2a、2bが、回転軸1の軸心方向に対して例えば+45度と−45度との傾斜をなす螺旋形状に形成されている。そして、回転軸1にトルクが伝達されると回転軸1の表面の磁歪検出層2a、2bに歪みが発生して一方の磁歪検出層2a(または2b)には引張応力が作用し、他方の磁歪検出層2b(または2a)には圧縮応力が作用し、引張応力が作用した箇所では透磁率が増加し、圧縮応力が作用した箇所では透磁率が減少するため、両者の透磁率の差、すなわちコイル3a、3bのインダクタンス差を測定することでトルクの方向と大きさを検出するよう構成されている。
ここで、本実施の形態に係る磁歪式トルクセンサ10は、断面円形状の回転軸1の軸材に、磁歪検出層2a、2bが形成されている箇所と、磁歪検出層2a、2bが形成されておらず、回転軸1の軸材が露出している箇所(非磁歪部4a、4bとも称し、この非磁歪部4a、4bは、後述するように、紫外線硬化樹脂11bの硬化部11b’が残されている場合もある)とが交互に形成された構成とされている。そして、磁歪検出層2a、2bと非磁歪部4a、4bとが交互に設けられている領域S1、S2における、磁歪検出層2a、2bが形成されている領域の面積の割合が50〜80%とされており、より好ましくは65〜70%とされている。また、磁歪検出層2a、2bの厚みが0.15〜0.6mmとされており、より好ましくは0.30mm以上、0.60mm以下とされている。
また、回転軸1の軸材は、炭素鋼、クロムモリブデン鋼、ステンレス鋼などの鋼材で構成され、磁性材料は、Fe−Ni合金、Co−Fe合金、Al−Fe合金などからなる磁性合金または、Fe−Cr−Mo−C−B系、Fe−Si−B−P系、Fe−Si−B−P−C系などの金属ガラスで構成されている。
また、回転軸1の軸材と磁歪検出層2a、2bの磁性材料とは、使用温度域において、これらの線膨張係数が、一致またはごく近似した値のものが選択されている。具体的には、磁歪式トルクセンサ10の使用温度域において、回転軸1の軸材の線膨張係数をα、磁歪検出層2a、2bの磁性材料の線膨張係数をαとした場合に、
α−1.0×10−6/K(℃)≦α≦α+1.0×10−6/K(℃)
である材料が用いられる。なお、この磁歪式トルクセンサ10は、電動自転車の人力(ペダルに作用する踏力)を検出する磁歪式トルクセンサとして用いられるが、この場合には、使用温度域が0〜40℃であり、この使用温度域において、上記条件式を満足する回転軸1の軸材と磁歪検出層2a、2bの磁性材料とが使用されている。
この磁歪式トルクセンサ10の磁歪検出層2a、2bは以下のようにして製造される(第1の実施の形態)。
まず、図2に示すように、PET(ポリエチレンテフタレート)などからなる透光性を有する透光性シート(フィルム)に磁歪検出層2a、2bに対応する形状の紫外線不透過部11dが印刷された印刷シート11aに、紫外線で硬化する紫外線硬化樹脂11bと、剥離フィルム11cとを積層させてなる(マスキング材形成工程)マスキング材11を準備する。なお、透光性シートに紫外線硬化樹脂11bと剥離フィルム11cとを積層させた後に、前記透光性シートに紫外線不透過部11dを印刷してもよい。次に、マスキング材11の剥離フィルム11cを剥がし、図3、図4に示すように、回転軸1の軸材の外周面に、マスキング材11を、その紫外線硬化樹脂11b側の面を合わせた状態で貼り付けて、回転軸1の軸材の外周面をマスキングする(貼付工程)。
次に、図5に示すように、この状態で回転軸1の表面である外周面に対して紫外線を照射して、印刷シート11aの紫外線不透過部11d以外の箇所の紫外線硬化樹脂11bを硬化させる(硬化工程)。なお、図5などにおける11b’は紫外線硬化樹脂11bの硬化部である。
この後、回転軸1の外周面を水やアルカリ溶液などの未硬化部分用洗浄液で洗浄して、印刷シート11aおよび紫外線硬化樹脂11bの未硬化部分(紫外線不透過部11dが印刷された箇所に対応する部分)を除去する(未硬化部除去工程、図6、図7参照)。なお、予め、印刷シート11aを紫外線硬化樹脂11bから剥がした後、紫外線硬化樹脂11bの未硬化部分(紫外線不透過部11dが印刷された箇所に対応する部分)を水やアルカリ溶液で洗浄して除去してもよい。
次に、図8に示すように、回転軸1の外周面の露出部分表面、すなわち、回転軸1の外周面表面における硬化部11b’を除く箇所を、エッチング処理やブラスト加工により除去して凹部5を形成する(凹部形成工程)。そして、図9、図10に示すように、回転軸1の軸材の外周面に磁性材料6を溶射して、凹部5に磁性材料6を溜めて磁歪検出層2a、2bを形成する(磁歪検出層溶射工程)。
なお、紫外線硬化樹脂11bとして、溶射材料が付着し難い成分を有するもの、例えばフッ素系やシリコン系の樹脂を用いると好適であり、この場合には、紫外線硬化樹脂11bの上に磁歪検出層2a、2bが形成され難くなる。このように磁性材料を溶射することにより、回転軸1の外周面に、磁性材料よりなる磁歪検出層2a、2bが形成され、回転軸1の軸材の外周面が露出している箇所では、磁歪検出層2a、2bが回転軸1の軸材に良好に固着される。
この後、磁性材料が溶射された回転軸1を冷却させた後に、軸材の外周面が良好な円柱形状、すなわち、軸心に沿う方向に対しては平坦な形状、軸心に直交する方向に対しては円形状になるように、回転軸1の外周面表面全体(硬化部11b’を含む部分)を、切削または研削する(削り工程:図11、図12参照)。
なお、上記製造方法において、磁歪検出層2a、2bと非磁性部4a、4bとが交互に設けられている領域S1、S2における、実際に磁歪検出層2a(または磁歪検出層2b)が形成されている面積の割合が50〜80%となるように、マスキング材11の、印刷シート11aにおいて紫外線不透過部11dが印刷されている。
すなわち、図2に示すように、印刷シート11aの紫外線透過部分(紫外線硬化樹脂11bの硬化部11b’に対応する部分)の幅d1がXであるとすると、印刷シート11aの紫外線不透過部11dの幅(最終的には磁歪検出層2a、2bの幅と同じになる)d2が1.0X〜4Xとなる形状に、マスキング材11の印刷シート11aの印刷工程で印刷されている。また、印刷シート11aの紫外線不透過部11dの幅d2を2Xとすることにより、前記面積割合が約66%となり、より好ましい面積割合となる。
この磁歪式トルクセンサ10の製造方法によれば、紫外線不透過部11dを印刷した透光性を有する印刷シート11aおよび光硬化樹脂11bを用いて、回転軸1の軸材の外周面をマスキングし、マスキングされた回転軸1の軸材の外周面に磁性材料を溶射することで磁歪検出層2a、2bを形成するので、この磁歪検出層2a、2bを自由な厚みで形成することができ、磁歪検出層2a、2bを厚く形成することができる。
ここで、磁歪式トルクセンサ10で検出するトルクは、磁歪検出層2a、2bに作用する応力による磁歪効果の変化量(インダクタンス差)により検出されるが、このインダクタンス差は磁歪検出層2a、2bの厚みにほぼ比例する。したがって、磁歪検出層2a、2bは、磁歪式トルクセンサ10として必要な感度に対応する厚みがあることが望ましい。しかし、従来のようにアモルファス磁性合金薄帯52からなる薄膜の磁性材料を接着する製造方法によれば、アモルファス磁性合金薄帯52を厚くすると、回転軸51の表面部に密着できないなどの不具合を生じるため、アモルファス磁性合金薄帯52の厚みが規制され(例えば、0.030mm以下に規制され)て、感度を向上させることが困難となっていた。また、従来は、接着剤を介して回転軸51に生じた応力歪がアモルファス磁性合金薄帯52に伝達される構造であるので、アモルファス磁性合金薄帯52が厚いと、回転軸51の応力歪がアモルファス磁性合金薄帯52に良好に伝達されて反映されない恐れがあった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサ10の製造方法によれば、磁性材料を溶射することで回転軸1に磁性材料を直接固着させて磁歪検出層2a、2bを形成するので、この磁歪検出層2a、2bを自由な厚みで形成することができ、溶射時間や溶射量を調整することで、磁歪検出層2a、2bを厚く形成できる。また、断面丸形状の回転軸1の軸材に、紫外線不透過部11dを印刷した透光性を有する印刷シート11aおよび紫外線硬化樹脂11bを用いて、回転軸1の軸材の外周面をマスキングし、マスキングされた回転軸1の軸材の外周面に磁性材料を溶射することで磁歪検出層2a、2bを形成するので、硬化させる紫外線硬化樹脂11bの高さも自由に設定できる。これらの理由により、当該実施の形態の製造方法によれば、磁歪検出層2a、2bの厚みを従来のアモルファス磁性合金薄帯52の厚みと比較して5〜20倍の0.15〜0.6mmにすることができて、感度の高い磁歪式トルクセンサ10を得ることができる。なお、磁歪検出層2a、2bの厚みを0.6mmよりも大きくしようとすると、必要とする溶射時間が極めて大きくなり、生産能率が低下するので、磁歪検出層2a、2bの厚みを0.6mmより大きくすることは好ましくない。なお、磁歪検出層2a、2bの厚みは0.15〜0.6mmとされており、より好ましくは0.30mm以上、0.60mm以下とされている。これにより、感度の高い磁歪式トルクセンサ10を得ることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサ10の製造方法によれば、磁歪検出層2a、2bが、接着剤などを介在させることなく、回転軸1に直接溶着されて密着しているので、回転軸1への応力が磁歪検出層2a、2bに良好に伝達されて反映され、これによっても、磁歪式トルクセンサ10の感度が良好に保たれる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサ10の製造方法によれば、紫外線不透過部11dを印刷した透光性を有する印刷シート11aおよび紫外線硬化樹脂11bを用いて、回転軸1の軸材の外周面をマスキングするので、金属製のマスクなどを用いる場合と比較して、安価かつ容易にしかも自由な形状でマスキング材を形成することができる。つまり、紫外線不透過部11dの印刷により、紫外線硬化樹脂11bの非硬化部を形成するので、安価にかつ自由な形状でマスキング材を形成することができる。つまり、前記特許文献3に開示されているように転造することで凹凸部を形成する場合には、凹部と凸部との断面積がほぼ同様とならざるを得ないため、磁歪検出層2a、2bの形状も規制されてしまうが、本発明の実施の形態によればこのような規制がなく、磁歪検出層2a、2bを自由な形状に形成することができる。また、本発明の実施の形態によれば、最終工程などで研削する必要がないので、溶射時での密着強度が大きくなるよう工夫する必要もない。
なお、上記実施の形態では、紫外線硬化樹脂11bを用いた場合を述べたが、樹脂に対して硬化させる作用を与えるものは、紫外線に限るものではなく、可視光で硬化する樹脂を用いてもよい。また、光硬化樹脂としては、光架橋反応型、光変性型、光重合反応型、光分解反応型などの各種の光硬化樹脂を用いることができる。また、溶射する際に用いられるマスキング材としての光硬化樹脂には、溶射に耐えることのできる耐熱性、溶射材料と付着し難い解離性が必要であり、また、洗浄時に未硬化部分が良好に洗浄されて残らないものが好ましい。
また、この方法によれば、製造された磁歪式トルクセンサ10の回転軸1の表面部と磁歪検出層2a、2bとが凹凸のない同一面状態となるので、この磁歪式トルクセンサ10を使用して、電動自転車の一部に組み込む際などに、磁歪検出層2a、2bが他の部品に接触して損傷することを防止することができる。つまり、磁歪検出層が回転軸の軸材よりも外側に突出して配設されている場合には、磁歪式トルクセンサを組み込む際に、磁歪検出層の突出部分が他の部品に接触して損傷することがあるが、本実施の形態の磁歪式トルクセンサ10によれば、このような不具合が発生することを防止できる。
さらに、上記製造方法により製造した磁歪式トルクセンサ10よれば、磁歪検出層2a、2bと非磁性部4a、4bとが交互に設けられている領域S1、S2における面積の割合が50〜80%となるように形成されているので、磁歪式トルクセンサ10としての感度が極めて良好となるとともに感度が安定している。なお、磁歪検出層2a、2bの体積の割合が50%よりも小さくなると感度が低下する要因としては、磁歪検出層2a、2bの幅や厚みが小さくなって歪の発生量自体が低下することが考えられる。また、磁歪検出層2a、2bの面積の割合が80%よりも大きくなると感度が低下する要因としては、磁歪検出層2a、2bの面積の割合が80%よりも大きくなると、磁歪検出層2a、2bが、回転軸の軸心方向に対して例えば+45度と−45度とをなす螺旋形状に形成されずに、回転軸の全周にわたって形成された状態に近づくため、圧縮応力と引張応力とに良好に分かれて発生し難くなり、ひいては、コイル3a、3bのインダクタンス差が低下することが一因であると考えられる。
また、上記製造方法によれば、回転軸1の軸材として、炭素鋼、クロムモリブデン鋼、またはステンレス鋼など、多くの種類の鉄鋼材を使用することができるので、回転軸1の軸材としての選択範囲が広い利点がある。磁歪式トルクセンサ10を使用する環境として、水分が付着したり、高い湿度で使用したりする場合があるなど、錆が発生する可能性が高い場合には、耐食性が高い、SUS304、SUS430などのステンレス鋼を使用すればよい。また、回転軸1の軸材としてクロムモリブデン鋼を使用する場合には、高強度となるように熱処理を行うことも可能である。
なお、磁歪式トルクセンサ10の製造工程において、磁性材料溶射工程後に、アニール処理(焼鈍処理)による熱処理を行ってもよい。この熱処理により、初期内部応力が除去され、所望のねじり応力のみが発生して印加される。そのため、磁性特性の保有力が小さく、残留磁束密度が大きくなり、センシング感度が増加して、より性能が安定した磁歪式トルクセンサ10を得ることができる。
上記製造方法によれば、溶射する磁性材料を選択することで、適した応力を測定できる、各種の磁歪式トルクセンサ10を製造することができる。また、上記の磁歪式トルクセンサ10によれば、回転軸1の軸材と磁歪検出層2a、2bの磁性材料とが、使用温度域において、回転軸1の軸材の線膨張係数をα、磁歪検出層2a、2bの磁性材料の線膨張係数をαとした場合に、α−1.0×10−6/K(℃)≦α≦α+1.0×10−6/K(℃)である材料が用いられているので、温度補償などを行わなくても、正確に測定できて、良好な信頼性を得ることができる。また、上記製造方法においても、磁性材料の溶射温度を一定に維持し、かつ回転軸1の軸材の温度があまり変動しないように管理した状態で製造すれば、磁性材料が回転軸1の軸材に直接固着されるので、感度がよく、かつ安定した性能を有する磁歪式トルクセンサ10を得ることができる。
なお、上記した第1の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法においては、紫外線不透過部11dを印刷した印刷シート11aを用いて、回転軸1の外周面の全周に紫外線硬化樹脂11bを貼り合わせた状態で回転軸1の軸材の外周面をマスキングして、紫外線硬化樹脂11bの硬化部11b’と非硬化部とを形成した場合を述べたが、これに限るものではない。
図13〜図15は本発明の第2の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法に係る工程を示すものである。この磁歪式トルクセンサの製造方法でも、第1の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法と同様に、図6、図7に示すように、回転軸1の軸材の外周面に磁性材料6を溶射する際のマスクとなるような紫外線硬化樹脂11bの硬化部11b’を形成した後、回転軸1の軸材の外周面に磁性材料6を溶射して、磁歪検出層2a、2bを形成し、必要に応じて紫外線硬化樹脂11bの硬化部11b’を除去する。しかしながら、この第2の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法では、回転軸1の軸材の外周面に磁性材料6を溶射する際のマスクとなるような紫外線硬化樹脂11bの硬化部11b’を形成する方法が、第1の実施の形態に係る磁歪式トルクセンサの製造方法とは異なる。
図13に示すように、まず、容易に剥離可能なシート材12上に、回転軸1の軸材の外周面に磁性材料6を溶射する際のマスクとなるような形状(磁歪検出層2a、2bが形成されない領域に対応する形状)の紫外線硬化樹脂11bなどの光硬化樹脂を形成する(光硬化樹脂形成工程)。この光硬化樹脂の形成方法としては、例えば、磁歪検出層2a、2bが形成されない領域に対応する凹部形状を有する金型の前記凹部に、紫外線硬化樹脂11bを満たして、シート材12上に転写したり、或いは、紫外線硬化樹脂11bのインクとしてシート材12上に印刷したりする。次に、図14に示すように、シート材12を、その紫外線硬化樹脂11bなどの光硬化樹脂側の面を合わせた状態で、回転軸1の軸材の外周面に巻きつけた状態で貼り付けて(貼付工程)、シート材12のみを取り外し、紫外線硬化樹脂11bなどの光硬化樹脂を回転軸1の軸材の外周面に移してマスキングする(図15参照)。
この後、回転軸1の軸材の外周面に形成された紫外線硬化樹脂11bなどの光硬化樹脂に光を照射し、紫外線硬化樹脂11bなどの光硬化樹脂を硬化させる(硬化工程)。そして、回転軸1の軸材の外周面に磁性材料6を溶射して、磁歪検出層2a、2bを形成し(図6、図7参照)、必要に応じて、紫外線硬化樹脂11bなどの光硬化樹脂の硬化部11b’を除去する。なお、光硬化樹脂として、水溶性のものを用いると好適であり、水で洗い流すなどして容易に除去できる。
この製造方法によっても、感度の高い磁歪式トルクセンサ10を製造することができ、第1の実施の形態の製造方法よりも工程数を削減できるので、製造コストの低減化を図ることができる。
なお、上記の実施の形態においては、回転軸1の軸材が内部も材料がある中実の棒状体である場合を図示したが、これに限るものではなく、回転軸1の軸材は、内側が空洞となった管状のものである場合にも適用できることはもちろんである。
本発明は、電動自転車に用いる磁歪式トルクセンサの製造方法として好適に用いることができるが、これに限るものではなく、各種の磁歪式トルクセンサの製造方法として広く適用することができる。
1 回転軸
2a、2b 磁歪検出層
3a、3b コイル
5 凹部
6 磁性材料
10 磁歪式トルクセンサ
11 マスキング材
11a 印刷シート
11b 紫外線硬化樹脂
11b’ 硬化部
11c 剥離フィルム
11d 紫外線不透過部
12 シート材

Claims (10)

  1. 回転軸の外周面に磁気異方性を付与した磁歪検出層が形成されてなる磁歪式トルクセンサの製造方法であって、
    回転軸の軸材の外周面における、前記磁歪検出層が形成されない領域に、光硬化樹脂を形成するとともに硬化させる光硬化樹脂形成硬化工程と、
    前記光硬化樹脂形成硬化工程で光硬化樹脂を硬化させた後に、回転軸の軸材の外周面における前記光硬化樹脂の硬化部を除く部分に凹部を形成する凹部形成工程と、
    回転軸の軸材の外周面に磁性材料を溶射して、回転軸の軸材の外周面における前記光硬化樹脂の硬化部がない凹部に、磁歪検出層を形成する磁歪検出層溶射工程と、
    を有する
    ことを特徴とする磁歪式トルクセンサの製造方法。
  2. 回転軸の軸材の外周面に磁性材料を溶射した後に光硬化樹脂の硬化部を除去する硬化部除去工程を有することを特徴とする請求項1に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
  3. 磁歪検出層が形成された回転軸の軸材の外周面を削る削り工程を有することを特徴とする請求項1または2に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
  4. 磁性材料からなる磁歪検出層と磁歪検出層が設けられていない非磁歪検出層部とが交互に配設され、磁歪検出層と非磁歪検出層部とが交互に配設されている領域における、磁歪検出層が設けられている面積の割合が50〜80%であるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
  5. 前記磁歪検出層の厚みが0.15〜0.6mmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
  6. 回転軸の軸材が、炭素鋼、クロムモリブデン鋼、またはステンレス鋼であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
  7. 前記磁歪検出層をなす磁性材料が、磁性合金またはガラス材料であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
  8. 光硬化樹脂が紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法により製造されたことを特徴とする磁歪式トルクセンサ。
  10. 請求項9に記載の磁歪式トルクセンサを備えていることを特徴とする電動自転車。
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