JP4998630B2 - 画像処理装置、および画像評価プログラム - Google Patents
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Description
電子カメラ1は、上記全押し操作信号に応じて1コマずつ撮影画像を取得して記録媒体30へ記録する通常の撮影モードと、上記半押し操作信号を受けると高速シャッタ秒時(たとえば125分の1秒より高速)の静止画像を120フレーム/毎秒(120fps)で連写撮影して複数コマの連写撮影画像を取得し、上記全押し操作信号を受けると当該全押し操作信号を受けた時点の前後の所定のフレーム画像をそれぞれ記録媒体30へ記録するプリキャプチャー撮影モードとを有する。各撮影モードは、操作部材18からの操作信号に応じて切替え可能に構成されている。
再生モードの電子カメラ1は、上記各撮影モードにおいて記録された画像を各コマごとに、あるいは所定数のコマごとに、液晶モニタ19に再生表示する。
図2において、時刻t0に半押し操作信号が入力されると、メインCPU11はレリーズ待機処理を開始させる。レリーズ待機処理では、たとえば、120フレーム/毎秒(120fps)のフレームレートで被写体像を撮像して露出演算やフォーカス調節を行うとともに、取得した画像データを逐次バッファメモリ15へ記憶する。
Del_FR=Σxy|l(x,y,1)−l(x,y,N)| (1)
ただし、1フレーム目の画像データ(x,y)をl(x,y,1)とし、Nフレーム目の画像データ(x,y)をl(x,y,N)とする。
<複数人物間接近度検出>
評価処理項目41では、評価対象画像における複数人物間の接近度を示す評価値H1(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について検出された「顔」領域の面積Sが、あらかじめ設定されている所定面積を超える場合において、以下の値を取得する。面積は、たとえば「顔」領域を構成する画素数で表す。
たとえば、KS(n)=2の場合を例に説明すると、
R1x=|x_1(n)−x_2(n)|により、「顔」領域の中心間の水平方向の長さxを算出し、
R1y=|y_1(n)+y_2(n)|により、「顔」領域の中心間の垂直方向の長さyを算出し、
R2x=(Lx_1(n)+Lx_2(n))/2により、「顔」領域の水平方向の辺の1/2を加算し、
R2y=(Ly_1(n)+Ly_2(n))/2により、「顔」領域の垂直方向の辺の1/2を加算する。
そして、R1x<R2xまたはR1y<R2yが成立する場合にhm(n)=1とし、上記以外の場合には hm(n)=0とする。さらに、「顔」の数(すなわち人数)分の全組み合わせをm回繰り返す。
評価処理項目42では、評価対象画像における「顔」検出の信頼度を示す評価値H2(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について検出された「顔」領域の面積Sが最大となる「顔」領域について、当該「顔」検出処理時に得られている信頼度情報(最小値0〜最大値を1とする)を取得する。信頼度情報は、「顔」らしさや「顔」曲率の指数を用いてもよい。ここで、「顔」らしさの場合は、顔検出されている「顔」領域の画像から種々の特徴量(色情報、顔の各パーツ(目、鼻、口など)の配置関係の情報など)を抽出し、それらを総合的に判断して「顔」検出の信頼度としての「顔らしさ」を測る。「顔」曲率の場合は、エッジ検出等の手法で抽出された顔の輪郭の曲率が不自然に変化しているか否かを調べることで、「顔」検出の信頼度を算出する。たとえば、抽出したエッジ(輪郭)に対して曲線(または楕円)を当てはめ、急激なエッジの変化(輪郭が滑らかにつながらない)があれば、髪の毛や手などが顔を覆っている等の事情が生じていると推定し、信頼度(評価値H2(n))を下げる処理をする。メインCPU11は、フレーム画像nでの顔不要部評価値H2(n)=信頼度情報とする。
評価処理項目43では、評価対象画像における目瞑りの有無を示す評価値H3(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について検出された「顔」領域の面積Sが最大となる「顔」領域について、目瞑り検出を行う。目瞑り検出処理は公知であるため説明を省略する。メインCPU11は、目瞑り検出結果を用いて、目瞑りありの場合にフレーム画像nでの目瞑り評価値H3(n)=0とする。一方、目瞑りなしの場合には、目瞑り評価値H3(n)=1とする。
評価処理項目44では、「Case_A」の場合は、評価対象画像における「顔」領域が、「Case_B」の場合は、人物以外の主要被写体と推定される「主要被写体」の領域が、フレームから外れているか否かを示す評価値H4(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について検出された「顔」領域(「主要被写体」領域)であって、該「顔」(「主要被写体」)の面積Sが所定面積を超えるもののうち、画面中心から最も遠い「顔」(「主要被写体」)領域についての中心座標(FO_x,FO_y)を取得する。そして、図5(a)および図5(b)に例示するフレームアウトエリアを設定し、取得した(FO_x,FO_y)がフレームアウトエリアに含まれるか否かに応じてフレームアウト評価値H4(n)を以下のように定める。
評価処理項目45では、評価対象画像におけるブレの程度を示す評価値H50(n)、および評価対象画像における鮮鋭度を示す評価値H51(n)をそれぞれ算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について検出された「顔」領域の面積Sが最大となる「顔」領域(「Case_A」の場合)について、HPF(ハイパスフィルタ)の出力値の平均値HPF_av(n)を取得する。平均値HPF_av(n)は、「顔」領域に含まれる画素データから高周波数成分を抽出して平均した値であるので、コントラストが高いか低いかを判定するのに好適である。
評価処理項目46では、評価対象画像における白飛びや黒潰れの頻度を示す評価値H6(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について、画像全体(画像を構成する全画素データを用いて)の輝度ヒストグラムを算出する。最大階調値(8ビットデータの場合は255)の頻度をHLとし、最小階調値(0)の頻度をLLとする。メインCPU11は、白飛び・潰れの規格化頻度割合である評価値H6(n)=(HL+LL)/(全画素数)とする。
評価処理項目47では、評価対象画像における「顔」の最大面積を示す評価値H7(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について検出された「顔」領域の面積Sが最大となる「顔」領域についての面積S(n)を算出する。上述したように、面積は「顔」領域を構成する画素数で表す。メインCPU11は、顔面積評価値H7(n)=S(n)とする。
評価処理項目48では、評価対象画像における「顔」の笑顔度合いを示す評価値H8(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について検出された「顔」についての笑顔レベルを取得する。笑顔レベルの判定は上記「顔」検出時に行われる。笑顔レベルは、たとえば、レベル3(大笑い)と、レベル2(中笑い)と、レベル1(微笑み)との3段階に分けられる。メインCPU11は、笑顔度評価値H8(n)=笑顔レベルとする。
評価処理項目49では、評価対象画像における被写体の大きさを示す評価値H9(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について、ピント合わせに用いられたフォーカスエリア(AFエリア)より、中心微小領域(例えば3×3画素)の平均輝度Y0、および平均色(Cr0,Cb0)を求める。図6は、AFエリア61および中心微小領域62を例示する図である。中心微小領域62は、以下に説明する領域解析のための基準エリアである。
(ii)周囲の画素値が、所定の許容値rn(ただし、n=1:Y,2:Cr,3:Cb)以内であればFlagを立てる。具体的には、
(|Y(x,y)−Y0|>r1)が成立する場合はFlag1=0をセットし、成立しない場合はFlag1=1をセットする。
(|Cr(x,y)−Cr0|>r2)が成立する場合はFlag2=0をセットし、成立しない場合はFlag2=1をセットする。
(|Cb(x,y)−Cb0|>r3)が成立する場合はFlag3=0をセットし、成立しない場合はFlag3=1をセットする。
上記Flag1〜Flag3について、(Flag1*Flag2*Flag3=1)が成立する場合はFlag=1をセットし、成立しない場合はFlag=0をセットする。
(iv)Flagが1となっている面積Dを算出する。メインCPU11は、第n画像での被写体の大きさ評価値H9(n)=Dとする。
評価処理項目50では、評価対象画像における構図の最適度を示す評価値H10(n)を算出する。メインCPU11は、N枚のフレーム画像を構成する各フレーム画像n(ただし、1≦n≦N)について、ピント合わせに用いられたフォーカスエリア(AFエリア)、または、検出されている「顔」領域についての中心座標(Qx,Qy)を取得する。
「Case_A」の場合は、
RMV(n)=ar1*H1(n)+ar2*H2(n)+ar3*H3(n)+ar4*H4(n)+ar5*H50(n)+ar6*H6(n)
とする。
「Case_B」の場合は、
RMV(n)= br4*H4(n)+br5*H50(n)+br6*H6(n)
とする。
「Case_C」の場合は、不要画像評価値RMVの算出は省略する。
「Case_A」の場合は、
OPT(n)=ao5*H51(n)+ao6*H6(n)+ao7*H7(n)+ao8*H8(n)+ao10*H10(n)
とする。
「Case_B」の場合は、
OPT(n)=bo5*H51(n)+bo6*H6(n)+bo9*H9(n)+bo10*H10(n)
とする。
「Case_C」の場合は、
OPT(n)=co5*H51(n)+co6*H6(n)
(1)電子カメラ1は、入力された画像群に含まれる複数の画像各々に対し、不要因子に基づく評価値をそれぞれ演算するメインCPU11と、該メインCPU11の演算結果に基づいて、当該演算結果が所定条件を満たす画像を画像群から除外処理するメインCPU11と、該除外処理後の画像群に含まれる各画像に対し、不要因子とは異なる因子を含む必要因子に基づく評価値をそれぞれ演算するメインCPU11と、該メインCPU11の演算結果に基づいて、上記除外処理後の画像群の中の各画像に対して序列をつけるメインCPU11と、を含むようにしたので、画像群から迅速にベストショット候補画像を選ぶことができる。
上述したステップS50において実行する評価処理項目の数は、不要因子を用いるものであれば、上述した41〜46を全て行わなくても、これらの評価処理項目中から適宜選んで行う構成にしてもよい。また、ステップS70において実行する評価処理項目の数は、必要因子を用いるものであれば、上述した45〜50を全て行わなくても、これらの評価処理項目中から適宜選んで行う構成にしてよい。
上記第1記録方式によって記録媒体30に記録されているC枚の画像を液晶モニタ19に再生表示する場合、メインCPU11は、C枚のうち代表(最適)画像のみを再生表示するように指示されている場合には、代表(最適)画像のみを再生表示させる。一方、C枚の画像を全てを再生表示するように指示されている場合は、ランキング順に1枚ずつ再生表示させたり、複数の画像をランキング情報とともにリスト表示させたりする。
図3による処理を行う画像評価処理プログラムを図9に示すコンピュータ装置100に実行させることにより、画像処理装置を構成してもよい。画像評価処理プログラムをパーソナルコンピュータ100に取込んで使用する場合には、パーソナルコンピュータ100のデータストレージ装置にプログラムをローディングした上で、当該プログラムを実行させることによって画像処理装置として使用する。
上述した図3に例示したフローチャートにおいて、ステップS80の次に、評価値が低い(不要度が高い)X枚のフレーム画像(不要画像)を液晶モニタ19に表示させるように構成してもよい。変形例4では、上記記録方式として(A+B)枚のフレーム画像のうちC枚のフレーム画像を記録媒体30へ記録する第1記録方式が選択されているものとし、たとえば、N=(A+B)=20枚であって、C=5枚の場合を例に説明する。すなわち、20枚のフレーム画像のうち5枚の画像を記録媒体30へ記録する場合に、評価値が低い(不要度が高い)15(=20−5)枚のフレーム画像(不要画像)をユーザーが確認できるように、液晶モニタ19に表示させる。
上述した説明では、N枚の画像のうち記録媒体30に保存する画像数Cの値をメニュー操作によって設定(たとえば、C=5枚)しておく例を説明した。変形例5においては、Cの値だけでなくNの値(ただし、N>C)、または、Cの値だけでなくAの値およびBの値(ただし、(A+B)>C)をメニュー操作によって設定可能にしてもよい。これにより、保存候補とする画像数を5枚でなく10枚にしたり、時刻t1(全押し操作信号(すなわち撮影指示)が入力されたタイミング)以前に撮像するフレーム画像の数と、時刻t1以降に撮像されるフレーム画像の数とをユーザー好みの値にすることができる。
変形例6では、不要因子を用いて算出した評価値RMVに差が生じておらず、優劣がつかない場合を説明する。上述したN=20枚のフレーム画像から除外候補として15枚のフレーム画像を選ぶ場合において、たとえば、フレーム画像の評価値RMVを低い(不要度が高い)方から数えた場合に14番目から18番目までの評価値RMVが同じ値であったと仮定する。この場合は、不要因子による評価値RMVのみを比較していたのでは、除外候補の15枚を選ぶことは困難である。しかしながら、何とかして15枚を選ぶためには、不要因子による評価値RMVが低い方から数えて14番目から18番目までの5つのフレーム画像から2枚を選ぶ必要がある。
変形例7では、不要因子を用いて算出した評価値RMVに差が生じておらず、優劣がつかない場合の他の例を説明する。上述したN=20枚のフレーム画像から除外候補として15枚のフレーム画像を選ぶ場合において、たとえば、フレーム画像の評価値RMVを低い(不要度が高い)方から数えた場合に14番目から18番目までの評価値RMVが同じ値であったと仮定する。変形例7のメインCPU11は、15番目付近で優劣がつかないフレーム画像を除外候補から外し、除外候補とするフレーム画像を13枚とする。すなわち、不要因子による評価値RMVのみの比較で優劣がつかない14番目から18番目を保存候補へ含め、14番目から20番目までの7枚の画像を保存候補とする。
変形例8では、不要因子を用いて算出した評価値RMVに差が生じておらず、優劣がつかない場合の他の例を説明する。上述したN=20枚のフレーム画像から除外候補として15枚のフレーム画像を選ぶ場合において、たとえば、フレーム画像の評価値RMVを低い(不要度が高い)方から数えた場合に14番目から18番目までの評価値RMVが同じ値であったと仮定する。変形例8のメインCPU11は、除外候補としてのフレーム画像を選ぶことを止めて、N=20枚のフレーム画像の全てを保存候補とする。なお、不要因子による評価値RMVのみの比較で優劣がつかない場合に限らず、N=20枚のフレーム画像の全ての評価値RMVがあらかじめ定めた基準値を下回ってしまう場合にも、除外候補を選ぶことなくN=20枚のフレーム画像を全て保存候補としてもよい。
上述した変形例7または変形例8のように、記録媒体30へ保存する画像数C(本例では5枚)より数多くのフレーム画像に序列を付与する場合がある。この場合のメインCPU11は、ステップS80で決めた序列にしたがって上位からC枚(本例では5枚)のフレーム画像を記録媒体30へ記録する。しかしながら、必要因子を用いて算出した最適画像評価値OPTに差が生じておらず、優劣がつかない場合もありえる。
変形例10では、必要因子を用いて算出した最適画像評価値OPTに差が生じておらず、優劣がつかない場合の他の例を説明する。上述した個々の評価値H7(n)〜H10(n)をそれぞれ用いても優劣がつかない場合のメインCPU11は、以下のように記録候補として5枚のフレーム画像を選ぶ。すなわち、メインCPU11は、記録候補とする複数のフレーム画像のうち、必要因子による評価値H7(n)〜H10(n)のそれぞれで各評価値の序列が1位となるフレーム画像を4つ選ぶ。メインCPU11はさらに、全押し操作信号(すなわち撮影指示)が入力されたタイミング(時刻t1)から最も近いタイミングで取得(撮像)されたフレーム画像を加えた計5画像を記録候補とする。変形例10によれば、記録媒体30へ保存する5枚のフレーム画像を適切に選ぶことができる。
以上説明した不要因子、必要因子を後から追加可能に構成してもよい。たとえば、当初フラッシュメモリ16に格納されていたプログラムに代えて、不要因子および必要因子の少なくとも一方について、新しく追加したり、算出式を変更したりしたバージョンアッププログラムをフラッシュメモリ16に更新記録させる。
11…メインCPU
14…表示画像作成回路
15…バッファメモリ
18…操作部材
19…液晶モニタ
22…撮像素子
Claims (27)
- 第1の因子と第2の因子を記憶する記憶手段と、
画像群に含まれる各画像に対して、顔が検出されたか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で顔が検出された各画像に対して、前記第1の因子に基づく評価値をそれぞれ演算する第1演算部と、
前記第1演算部の演算した前記評価値に基づいて、前記画像群から不要画像を除外処理する除外部と、
前記除外処理後の前記画像群に含まれる各画像に対し、前記第2の因子に基づく評価値をそれぞれ演算する第2演算部と、
前記第2演算部の演算した前記評価値に基づいて、前記除外処理後の前記画像群の中の各画像に対して序列をつける評価処理部とを備え、
前記第1の因子および前記第2の因子はどちらも2以上の因子を有し、
前記判別手段により画像に顔が検出されたと判別された場合に、前記第1の因子は前記目瞑り検出に関する因子を含み、
前記判別手段により画像に顔が検出されたと判別された場合に、前記第2の因子は笑顔検出に関する因子を含むことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記画像群は、連写撮影された複数の画像を含むことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1〜2のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記除外部は、前記第1演算部の演算結果に基づいて、前記画像群から半数以上の画像を除外することを特徴とすることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記第1の因子の一部と前記第2の因子の一部とが共通することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項4に記載の画像処理装置において、
前記共通する因子は、前記画像群を構成する各画像の所定エリアにおける鮮鋭度情報、および前記各画像の全域に亘る輝度分布情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記第2の因子は、前記画像群に含まれる被写体像における人物の表情に関する因子、当該人物の顔面積に関する因子、および当該被写体像のブレに関する因子の少なくとも1つを含むことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記除外部によって除外される画像を表示装置に表示させる表示制御部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置において、
前記表示制御部によって前記表示装置に表示された画像のうち所定画像を除外しないように前記除外部を制御する制御部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記第1の因子および前記第2の因子の少なくとも一方の因子を追加するための因子追加部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3に記載の画像処理装置において、
前記除外部は、前記画像群から所定数の画像を除外し、
前記所定数は変更可能に構成されることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項10に記載の画像処理装置において、
前記除外部は、前記第1演算部の演算結果に基づいて前記所定数の画像を除外できない場合は前記除外を行わず、
前記第2演算部は、前記除外部が前記除外を行わないとき、前記入力された全ての画像群に対して前記第2の因子に基づく評価値をそれぞれ演算し、
前記評価処理部は、前記第2演算部の演算結果に基づいて、前記入力された全ての画像群の中の各画像に対して序列をつけることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項10に記載の画像処理装置において、
前記除外部は、前記第1演算部の演算結果に基づいて前記所定数の画像を除外できない場合に前記画像群から前記所定数より少ない第2所定数の画像を除外し、
前記第2演算部は、前記除外部が前記2所定数の画像を除外したとき、前記除外処理後の画像群に含まれる各画像に対し、前記第1の因子とは異なる因子を含む第2の因子に基づく評価値をそれぞれ演算し、
前記評価処理部は、前記第2演算部の演算結果に基づいて、前記除外処理後の画像群の中の各画像に対して序列をつけることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項11または12に記載の画像処理装置において、
前記評価所処理部で付与された前記序列に基づいて、保存対象の画像を選ぶ選択部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項13に記載の画像処理装置において、
前記選択部は、前記序列に差がない場合は、撮影指示タイミングから最も近くで取得された画像と前記第2の因子に基づく評価値が最も高い画像とを選ぶことを特徴とする画像処理装置。 - 第1の因子と第2の因子を記憶する記憶処理と、
画像群に含まれる各画像に対して、顔が検出されたか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で顔が検出された各画像に対して、前記第1の因子に基づく評価値をそれぞれ演算する第1演算処理と、
前記第1演算部の演算した前記評価値に基づいて、前記画像群から不要画像を除外処理する除外処理と、
前記除外処理後の前記画像群に含まれる各画像に対し、前記第2の因子に基づく評価値をそれぞれ演算する第2演算処理と、
前記第2演算処理の演算した前記評価値に基づいて、前記除外処理後の前記画像群の中の各画像に対して序列をつける評価処理とをコンピュータに実行させる画像評価プログラムであって、
前記第1の因子および前記第2の因子はどちらも2以上の因子を有し、
前記判別手段により画像に顔が検出されたと判別された場合に、前記第1の因子は前記目瞑り検出に関する因子を含み、
前記判別手段により画像に顔が検出されたと判別された場合に、前記第2の因子は笑顔検出に関する因子を含むことを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項15に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記画像群は、連写撮影された複数の画像を含むことを特徴とすることを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項15または16に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記第1の因子の一部と前記第2の因子の一部とが共通することを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項17に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記共通する因子は、前記画像群を構成する各画像の所定エリアにおける鮮鋭度情報、および前記各画像の全域に亘る輝度分布情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項15〜18のいずれか一項に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記第2の因子は、前記画像群に含まれる被写体像における人物の表情に関する因子、当該人物の顔面積に関する因子、および当該被写体像のブレに関する因子の少なくとも1つを含むことを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項15に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記除外処理によって除外される画像を表示装置に表示させる表示処理をさらに実行させることを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項20に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記除外処理は、前記表示処理によって前記表示装置に表示された画像のうち所定画像を除外しないことを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項15に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記除外処理は、前記第1演算処理の演算結果に基づいて、前記画像群から所定数の画像を除外し、
前記所定数は変更可能に構成されることを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項22に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記除外処理は、前記第1演算処理の演算結果に基づいて前記所定数の画像を除外できない場合は前記除外を行わず、
前記第2演算処理は、前記除外処理が前記除外を行わないとき、前記撮影された全ての画像群に対して前記第2の因子に基づく評価値をそれぞれ演算し、
前記評価処理は、前記第2演算処理の演算結果に基づいて、前記画像群の中の各画像に対して序列をつけることを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項22に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記除外処理は、前記第1演算処理の演算結果に基づいて前記所定数の画像を除外できない場合に前記画像群から前記所定数より少ない第2所定数の画像を除外し、
前記第2演算処理は、前記除外処理が前記第2所定数の画像を除外したとき、前記除外処理後の画像群に含まれる各画像に対し、前記第1の因子とは異なる因子を含む第2の因子に基づく評価値をそれぞれ演算し、
前記評価処理は、前記第2演算処理の演算結果に基づいて、前記除外処理後の画像群の中の各画像に対して序列をつけることを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項23または24に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記評価処理で付与された前記序列に基づいて、保存対象の画像を選ぶ選択処理をさらに実行させることを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項25に記載の画像評価プログラムにおいて、
前記選択処理は、前記序列に差がない場合は、撮影指示タイミングから最も近くで取得された画像と前記第2の因子に基づく評価値が最も高い画像とを選ぶことを特徴とする画像評価プログラム。 - 請求項15〜26のいずれか一項に記載の前記画像評価プログラムを実行可能なコンピュータを備え、
複数の画像が記録された記録媒体から前記画像群を入力して、前記処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
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