JP2009089348A - 電子機器および撮像装置並びに再生装置 - Google Patents

電子機器および撮像装置並びに再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】合焦位置を変更しながら連続撮影した複数の画像データにおいて、この複数の画像データの中からユーザーが選択した領域の撮影対象に合焦した画像データを得るとともに一括管理する。
【解決手段】連続撮影した複数の画像データとともに、画像データの画面を分割した領域の情報と領域毎に算出したAF評価値とを対で記録する。記録した画像データの分割領域の中からユーザーの所望する被写体のある領域を選択する。選択した領域において合焦度を示すAF評価値に基づき、予め設定の閾値との比較により複数の画像データの中から被写体に合焦した画像データを検出する。検出した画像データを設定の閾値に基づき、要不要を判別して画像データの処理を一括管理する。
【選択図】図7

Description

本発明は、撮像装置における連写機能、特に合焦位置(フォーカス)を変更しながら連続撮影を行って画像データを取得、処理した複数の画像データの中から合焦した画像を検出し、表示する電子機器および撮像装置並びに再生装置に関するものである。
デジタルカメラ(撮像装置)の普及、特にオートフォーカス機能付きデジタルカメラの発達とともに、誰もが手軽に写真を撮ることが可能になってきた。さらに、近年、カメラのオートフォーカス(AF)の性能も向上してきている。このデジタルカメラの普及に伴い、デジタルカメラに搭載されるフラッシュメモリの高集積化が進み、手軽に大容量の記録媒体を使用することができるようになり、数百枚の撮影画像も記録できるようになってきた。
しかし、撮影後モニタによる簡易確認では撮影した画像のピントが合っている(合焦)と判断していても、その後、撮影済みの画像を拡大再生したり、印刷したりすると予想に反してピンボケ画像であったり、予定とは違う場所にピントが合っていたりするため、結果的に失敗写真となるということがあった。この原因としては、デジタルカメラに設けられている表示装置は画面が小さく、また解像度も低いために、この表示装置の画面上でピントの合った画像を確認することが難しいこと、この確認作業が撮影の合間の短時間で行われること、ピントがあった場所を撮影後に確認できないことなどが原因であった。
また、記録媒体に多量の撮影画像が記録可能なことからユーザーが意図としない不適切な画像(手ぶれやピンボケ)も多く撮られて記録されている。このような不適切画像と適切画像を、数百枚もの撮影画像の中からユーザーが判断して、選び出すことは非常な労力を必要とする作業である。
そして、特許文献1には、撮影画面内に予め複数の領域を設定し、優先順位に基づいて設定した複数の領域から合焦領域を択一的に順次選択する選択処理を行い、合焦領域内の画像信号を用いて合焦動作を行った後に撮像処理を実行することを所望回数だけ繰り返すことにより、使用者が連続撮像を行いたい枚数分の連続撮像をすること、また被写体が散在している場合において、使用者が希望する合焦領域にて被写体を連続撮像することが記載されている。
また、特許文献2には、自動モード選択時は、フォーカスブラケット撮影により、フォーカス位置を変えながら連続撮影された枚数の画像の各々について、合焦評価値を算出し、合焦評価値の最も高い画像、すなわちピントの合った最良の画像を記録画像として自動選択し、記録メディアに記録すること、また、ユーザー選択モード時には、各画像の評価値を示す合焦評価値グラフを選択画像とともに表示することにより、ユーザーが定量的に各画像の合焦状態を把握可能として、ユーザーからの指示に応じて選択画像を変更し、また記録指示によって選択画像をメディアに記録することが記載されている。
さらに、特許文献3には、撮影装置において、違和感がない再生表示を行うために、再生モードボタンが操作され、オートプレイモードを選択しない場合には、そのままコマ送り再生モードになり、ズームボタンの右端部または左端部等による操作の都度メモリカードから画像データが読み出され、撮影時の姿勢のまま画像がLCDに再生表示される。また、コマ送り再生モードから操作してオートプレイモードを選択すると、メモリカードから撮影順に画像データとその付加情報が一定時間間隔で読み出され、横姿勢で撮影の横姿勢画像は何らの処理も施すことなく横姿勢で、また縦姿勢で撮影の縦姿勢画像は、画像が正立して見えるように回転してLCDに再生表示することが記載されている。
また、特許文献4には、撮影された複数の記録画像のうち、不適切な写真を自動的に省いた画像選択を行うため、撮影された複数の画像と、その各画像に関連するデータとあわせて読み込む読込手段と、読み込まれた各画像が所定基準を満たすか否かを評価する画像評価手段と、この評価に基づいて、複数画像から画像を選択し、印刷対象の選択画像として出力する選択決定手段を備えた装置が記載されている。
さらに、特許文献5には、記憶対象の情報各々の評価に対する処理を行って、情報各々の管理を容易にし、かつ負担を抑えるため、 画像情報を複数のフォルダに関連づけて記憶し、画像情報を一括して処理するか否かの判定を行うための評価値をフォルダ毎に個別に算定し、評価値とフォルダ毎に個別に定められている閾値とを比較して、評価値が閾値を下回る場合には,該当するフォルダに関連する画像情報を一括して処理する装置が記載されている。
特開2006−254272号公報 特開2004−135029号公報 特開2007−088747号公報 特開2002−010179号公報 特開2006−302010号公報 特開2006−109199号公報
しかしながら、前述した特許文献1においては、撮像の対象物が複数存在し、前後に散在している複数の被写体を撮像する際に、所望の撮影画像を得るための連続撮像を行って、撮影した画像を自動的に表示しているが、事前に合焦箇所を選択しておかなければならず、合焦箇所の選択後に被写体が動いてしまうような場合に、被写体が存在しない領域に合焦した画像が撮像されたり、あるいは再度合焦箇所を設定しなればならず、直ちに対応することができないという問題があった。
また、多数の被写体が画角内にある場合には、撮影前にユーザーが指定した合焦位置付近にある被写体のうち、ユーザーが所望する被写体とは異なる被写体に合焦してしまうことがあるという問題があった。
また、特許文献2には、所定ステップ毎に合焦位置を変化させながら連続撮像(フォーカスブラケット)を行い、撮像された複数画像にそれぞれの合焦状態を評価するため評価エリアを設定し、設定された評価エリアについて、合焦(AF)評価値を算出した結果から最良の記録画像として選択するが、分割した領域毎に合焦評価値を求めておらず、撮影後に別領域の合焦箇所を選択することができないという問題があった。
また、特許文献4では、撮像された複数の記録画の中から不適切な写真(ピンボケや手ぶれ、露出不足など)を自動的に省くことができるが、ユーザーの意思とは関係なく、カメラが自動的に撮影画像を選び、省くために、ユーザーの意思に反して画像が自動処理に省かれる可能性があった。
さらに、特許文献5では、OA機器(コピー機やスキャナー)を対象にして、一定期間データを貯めて置くと、自動的に削除がなされるものであり、必要な画像と不必要な画像を分類して保存するものではなく、画像情報のみで分類を行うため、必要、不必要に関係なく同じフォルダに入れて処理されるものであった。
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、合焦位置を変更しながら連続撮影した複数の画像データにおいて、この複数の画像データの中からユーザーが選択した領域の撮影対象に合焦した画像データを得ることができ、さらに、撮影済みの多量に撮影した画像データの中から、選択された領域内で合焦度に応じた画像を振り分けて一括管理することができる電子機器および撮像装置並びに再生装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載した電子機器は、合焦位置を変更可能な撮像光学系と、撮像光学系を介した入射光を電気信号の画像データに変換する撮像素子と、画像データに所定の画像処理を行う画像処理手段と、画像データの画面を複数の領域に分割し、領域のそれぞれについて合焦度を示す値であるAF評価値を算出するAF評価手段と、分割した領域の情報およびAF評価手段により算出されたAF評価値を画像処理後の画像データとともに記録媒体に記録する記録手段と、画像データの画面内の任意の領域を指定する領域指定手段と、記録媒体に記録されている複数の画像データの中から、領域指定手段により指定された領域のAF評価値に基づいて画像データを検出する画像検出手段と、検出された画像データを表示する表示手段とを備え、撮像光学系が合焦位置を変更しながら複数の画像データを連続撮影し、連続撮影したすべての画像データを記録手段により記録媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項2〜4に記載した電子機器は、請求項1の電子機器において、画像検出手段が、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が最も高い画像データを検出すること、または、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が所定の閾値以上となる画像データを検出すること、または、画像検出手段が検出した、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が所定の閾値以下となる画像データを振り分け処理する手段を備え、振り分けられた画像データを一括管理することを特徴とする。
また、請求項5〜7に記載した電子機器は、請求項4の電子機器において、振り分け処理された閾値以下となるAF評価値の画像データを一括削除すること、または、画像検出手段が処理したすべての画像データにおいて、AF評価値が閾値以下となった場合、所定値下げた閾値を用いて画像検出手段の処理を再度行うこと、さらに、画像検出手段の閾値を所定値下げて行う再処理において、所定値下げた閾値が下げ限界の値となったとき、領域指定手段により指定した領域の周囲に位置する複数領域のAF評価値を用いて画像検出手段の処理を行うことを特徴とする。
また、請求項8,9に記載した電子機器は、請求項3〜7の電子機器の画像検出手段の処理において、AF評価値と比較する閾値の値が任意に設定可能なこと、または、請求項3の電子機器にて画像検出手段により検出された複数の画像データを、画像データのAF評価値が高い順番に連続して表示手段により表示することを特徴とする。
また、請求項10に記載した撮像装置は、合焦位置を変更可能な撮像光学系と、撮像光学系を介した入射光を電気信号の画像データに変換する撮像素子と、画像データに所定の画像処理を行う画像処理手段と、画像データの画面を複数領域に分割し各領域の合焦度を示す値のAF評価値を算出するAF評価手段と、画像処理後の各画像データとともに分割した領域の情報とAF評価値とを記録媒体に記録する記録手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項11に記載した撮像装置は、請求項10の撮像装置において、撮像光学系が合焦位置を変更しながら複数の画像データを連続撮影し、連続撮影したすべての画像データを記録手段により記録媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項12に記載した再生装置は、請求項10または11記載の撮像装置により記録媒体に記録した画像データを再生する再生装置であって、画像データの画面で任意の領域を指定する領域指定手段と、記録媒体に記録されている複数の画像データの中から領域指定手段により指定された領域のAF評価値に基づいて画像データを検出する画像検出手段と、検出された画像データを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項13〜15に記載した再生装置は、請求項12の再生装置において、画像検出手段が、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が最も高い画像データを検出すること、または、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が所定の閾値以上となる画像データを検出すること、さらに、画像検出手段が検出した、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が所定の閾値以下となる画像データを振り分け処理する手段を備え、振り分けられた画像データを一括管理することを特徴とする。
また、請求項16〜18に記載した再生装置は、請求項15の再生装置において、振り分け処理された閾値以下となるAF評価値の画像データを一括削除すること、または、画像検出手段が処理したすべての画像データにおいて、AF評価値が閾値以下となった場合、所定値下げた閾値を用いて画像検出手段の処理を再度行うこと、さらに、画像検出手段の閾値を所定値下げて行う再処理において、所定値下げた閾値が下げ限界の値となったとき、領域指定手段により指定した領域の周囲に位置する複数領域のAF評価値を用いて画像検出手段の処理を行うことを特徴とする。
また、請求項19,20に記載した再生装置は、請求項14〜18の再生装置の画像検出手段の処理において、AF評価値と比較する閾値の値が任意に設定可能なこと、または、請求項14の再生装置にて画像検出手段により検出された複数の画像データを、画像データのAF評価値が高い順番に連続して表示手段により表示することを特徴とする。
前記構成によれば、合焦位置を変更しながら連続撮影した複数の画像データとともに画面を分割した領域情報と領域毎に算出したAF評価値とを対で記録し、記録した画像データの分割領域からユーザーが選択した領域でのAF評価値に基づいた画像データを検出することによって、ユーザーの所望する被写体に合焦した画像データを得ることができ、かつ画像データの要不要を判別して一括管理できる。
本発明によれば、合焦位置を変更しながら連続撮影した複数の画像データとともに画面を分割した領域情報と領域毎に算出したAF評価値とを対で記録し、記録した画像データの分割領域からユーザーが選択した領域でのAF評価値に基づいた画像データの検出によって、ユーザーの所望する被写体に合焦した画像データを得ることができ、また、複数の画像データとともに領域情報とAF評価値とを対にして記録しておくため、記録した複数の画像データにおいて、別の領域を選択しても、その領域にある被写体に合焦した画像データを得ることも可能となり、さらに、画像データの中から、選択領域内での合焦度に応じた画像を振り分けて一括管理することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態におけるデジタルカメラの外観を示す(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は正面図である。また、図2はデジタルカメラ内部のシステム構成の概要を示すブロック回路図である。概略構成を示すブロック図である。
図1(a)〜(c)に示すように、デジタルカメラ本体の上面には、レリーズキー1、モード切換ダイアル2、および電源キー3が配設されている。デジタルカメラ本体の背面には、LCDモニタ4、十字キー5、光学ファインダ6が設けられている。また、デジタルカメラ本体の正面には、光学ファインダ6、撮影レンズ7、フラッシュ8が設けられている。
デジタルカメラの各部材の機能および作用は公知であるので、その説明は省略することにし、次にカメラの内部のシステム構成を図2に基づき図1を参照しながら説明する。
撮影レンズ7(ズームレンズ7a、フォーカスレンズ7b)およびメカニカルシャッタ1cは、モータドライバ10によって駆動される。モータドライバ10は、信号処理IC11の内部に含まれるマイクロコンピュータ(以下、CPUという)111によって制御される。
撮像部12は受光センサ121、受光センサ121を駆動するタイミング信号発生器(以下、TGという)122、受光センサ121の出力電気信号(アナログ画像データ)をデジタル信号に変換するA/D変換器123から構成されている。
発振器(図示せず)は、CPU111を含む信号処理IC11のシステムクロックとTG122にクロックを供給している。TG122は発振器のクロックを受けて、ピクセル同期をするためのピクセルクロックを信号処理IC11内のセンサI/F部112に供給する。さらに、TG122から受光センサ121にそれぞれの駆動信号が供給される。撮像部12から信号処理IC11に入力されたデジタル信号は、センサI/F部112、分割ブロック113、合焦評価ブロック114を介して、メモリコントローラ115により画像蓄積部のフレームメモリであるSDRAM13にRGBデータ(RAW−RGB)として一時保管される。
信号処理IC11は、センサI/F部112、表示出力の制御を行う表示I/F部116、JPEGコーデック部(圧縮部117)、メモリカード20とのカードコントローラ部を有するメディアI/F118、画像現像部(YUV変換部119)、およびA/D変換部(ADC)、D/A変換部(DAC)、システム制御を行うCPU111から構成されている。
センサI/F部112は、画面水平同期信号(HD)と画面垂直同期信号(VD)の出力を行い、その同期信号に合わせてA/D変換器123から入力されるデジタル(RGB)信号を取り込んで、メモリコントローラ115経由でSDRAM13にRGBデータの書き込みを行う。
画像現像部は、制御部であるCPU111から設定された画像現像処理パラメータに基づき、SDRAM13に一時保管されたRGBデータを輝度Yと色差CbCrデータ(YUVデータ)に変換処理し、SDRAM13へ書き戻す。
表示I/F部116はSDRAM13に書き込まれた表示用データを表示装置に送り、撮影した画像の表示を行う。この表示装置は、デジタルカメラが内蔵しているLCDモニタ4に表示することも、TVビデオ信号として出力して外部表示装置としてテレビに表示することも可能である。
ここでいう、表示用データとは、自然画像のYCbCrと、撮影モードアイコンなどを表示するOSD(オンスクリーンディスプレイ)データであり、いずれもSDRAM13上に置かれたデータをメモリコントローラ115が読み出して表示I/F部116に送り、表示I/F部116で合成したデータをビデオデータとして出力する。
また、JPEGコーデック部は、記録時はSDRAM13に書き込まれたYCbCrデータを圧縮してJPEG符号化されたデータを出力し、再生時は読み出したJPEG符号化データをYCbCrデータに伸張して出力する。
カードコントローラ部(メディアI/F部118)は、CPU111の指示により、メモリカード20内のデータをSDRAM13に読み出したり、SDRAM13上のデータをメモリカード20に書き込んだりする。
また、全体の動作を制御する制御部であるCPU111は、起動時にROM30に格納されたプログラムおよび制御データを例えばSDRAM13にロードし、そのプログラムコードに基づいて全体の動作を制御する。
CPU111は、操作部9のボタンキー等による指示、あるいは図示しないリモコン等の外部動作指示、あるいはパーソナルコンピュータ等の外部端末からの通信による通信動作指示に従い、撮像動作制御、画像現像部における画像現像処理パラメータの設定、メモリコントロール、表示制御等を行う。
また、操作部9は、撮影者がデジタルカメラの動作指示を行うためのものであり、撮影を指示する2段レリーズキー、光学ズームおよび電子ズーム倍率を設定するズームキー(ワイド,テレ)、露光モード選択などのその他の各種設定を外部から行うためのボタンキーを備えている。
次に、デジタルカメラにおける撮影動作に係る一連の流れを、図2を参照しながら簡単に説明する。
操作部9よりデジタルカメラの電源キーがオンされたことを検出すると、CPU111は受光センサ121、発振器(図示せず)、TG122、センサI/F部112、画像現像部(YUV変換部119)、表示I/F部116、ビデオアンプ(図示せず)等に所定の設定を行う。この設定により、レンズユニット(撮影レンズ7)を通して入射した光学像は受光センサ121で光電変換され、このアナログ信号はA/D変換器123でデジタル信号に変換されて、信号処理IC11へと出力される。
信号処理IC11へ入力されたデジタル信号はセンサI/F部112に入力される。センサI/F部112では光電変換されたアナログ信号に黒レベル調整等の処理が行われて、SDRAM13に一旦保存される。このSDRAM13に保存された「RAW−RGB」画像データを画像現像部に読み出されて、ガンマ変換処理、ホワイトバランス処理、エッジエンハンス処理、YUV変換処理が行われ「YUV」画像データとしてSDRAM13へ書き戻される。
「YUV」画像データは表示I/F部116に読み出され、例えば出力先がNTSCシステムのTVであれば、そのシステムに合わせた水平・垂直の変倍処理を行い、TVに出力される。この処理がVD毎に行われることで、スチル撮影前の確認用の表示であるモニタリングが行われる。
図3は本実施形態におけるデジタルカメラの撮影動作を示すフローチャートである。図3のフローチャートに基づき図1,図2を参照しながらその動作について説明する。
まず、図1に示すようにデジタルカメラの電源キー3を押下し電源を入れて、モード切換ダイアル2により連写モードを選択する(S1)。デジタルカメラにおいて連写モードを選択すると、フォーカスレンズ7bは自動的に所定の位置へ移動し、撮影待機状態に入る(S2)。
ユーザーが所望する被写体をデジタルカメラの画角内に納め(S3)、レリーズキー1を半押し(S4)することで、現在の露光条件がロック(AEロック)される(S5)。AEをロックすることにより、連写中の輝度の変化(撮り始め画像データと撮り終り画像データによる輝度の差)を防ぐことができる。なお、レリーズキー1の半押しを放すと、AEロックが解除される。また、レリーズキー1を全押し(S6)することで、全押ししたときのAWB等の条件のまま連写モードの撮影に入る(S7)。
撮影はフォーカスレンズ7bを所定位置から駆動させ(S8)、合焦位置を至近から無限、またはその逆に動かして撮影を行い、後述する所定枚数になるまで徐々に合焦位置をずらしながら撮影を行っていく(S9)。例えば、特許文献2にも記載されている予め設定された区間で行われるフォーカスブラケットといわれる制御に類似した撮影を行う。
さらに、撮影された画像データは、画像を分割する分割ブロック113により、例えば図4(a)に示すようにn×mに分割され(S10)、また、図4(b)のように分割された画像データの領域毎に、合焦評価ブロック114によりAF評価値が算出される(S11)。この分割した領域のAF評価値の算出は、画像データ毎に、かつセンサI/F部112からSDRAM13に画像データの保存を行う処理と同時に行う。
また、AF評価値の演算は、画像データを分割した領域の各ラインに、水平方向のバンドパスフィルタを適用し、このライン毎にバンドパスフィルタ出力信号の絶対値の最も大きいものを選択、選択した信号を垂直方向に積分する。この演算により、合焦状態で最も値が大きくなり、デフォーカス状態にすると値が小さくなる信号である、AF評価値を得ることができる。
撮影した画像データが所定の枚数になったことを確認し、所定の枚数となるまで、前述の処理S8〜処理S11までを繰り返す(S12)。所定の枚数となったとき、SDRAM13に保存されている画像データを読み出し、ガンマ変換処理、ホワイトバランス処理、エッジエンハンス処理、YUV変換処理等の画像処理を行う(S13)。
画像処理された画像データはSDRAM13へ書き戻される。このとき、画像データとともに、分割領域毎に算出されたAF評価値は、例えばJEIDA(日本電子工業振興協会)で規格された図5に示すExifのヘッダー部タグ情報(メーカ毎の個別領域)に、カメラの機種、撮影日時、絞り、シャッタスピードなどの情報とともに、書き込んで保存する(S14)。
また、撮影した画像データは、図6に示すDCF(カメラファイルシステム規格)のディレクトリ定義されるように、連写モードで撮影した所定枚数の画像データ(連写1−2.jpg、連写1−3.jpg、連写1−4.jpg、…)を「連写1」のフォルダにまとめて保存し、撮り始め画像データ(連写1−1.jpg)を代表画像として再生画面に表示する。なお、保存先はSDRAM13に限らずメモリカード20等の記録媒体であっても良い。
このように、連写モードで撮影した画像データをデジタルカメラのLCDモニタ4に、タグ情報内のAF評価値と、画像データを対にして表示することにより、分割した領域情報とその領域のAF評価値を用いて、ユーザーが選択した画像の領域で、そのAF評価値の最大値を求めることにより、撮影後においても合焦した領域を選択でき、ユーザーの所望する合焦領域の画像データを得ることができる。
図7は本実施形態における所定枚数を連写した画像データの再生動作を示すフローチャートである。
前述したように、デジタルカメラのSDRAMに保存した所定枚数を連写した画像データの再生について、図7のフローチャートに基づき図1,図2を参照しながらその動作を説明する。
図1に示すデジタルカメラにおいてモード切換ダイアル2により再生モードを選択する(S21)。この再生モードを選択することによりと、撮影レンズ7が撮影待機状態の所定の位置から収納位置に収納されて、撮影レンズ7の保護を行う(S22)。
その後、撮影された画像データをLCDモニタ4上に表示させる(S23)。このとき、連続して撮影された複数の画像データ(連写画像)については、その画像のすべてを表示するのではなく、例えば連写画像の撮り始め画像データを代表画像として表示させる。また、この代表画像は連写画像以外の通常画像と区別させるために、画像を重ねたり、色枠で囲うなどして、例えば図8に示すように、LCDモニタ4に通常の撮影と連写の撮影を区別させて表示させる。
いま、デジタルカメラのLCDモニタ4に表示されている中の画像を選択する場合、その代表画像がLCDモニタ4上に表示されて十字キー5やタッチペンなどによりユーザーが任意に選択できる(S24)。ここで、図8で表示されている通常画像(例えば、図8の「単写1」)が選択された場合(処理S24のNo)には、LCDモニタ4上にその画像の表示を行う(S25)。
また、連写画像(例えば、図8の「連写1」)が選択された場合(処理S24のYes)には、この代表画像の合焦箇所を選択する領域選択の画像(図9参照)を表示し(S26)、十字キー5やタッチペンなどで、ユーザーは合焦箇所を任意に選択できる。なお、この代表画像を選択することで、図6に示す連写で撮影された画像のフォルダ(「連写1」)にリンクし、フォルダ内の連写で撮影された画像を表示することができる。
連写画像を選択した場合に、LCDモニタ4上に表示される。図9に示すような代表画像は、格子状に引かれた分割線(例えば、点線や色線など)を付けて表示され、この分割線で分割された領域を選択する。なお、この分割線を表示する位置つまり分割する数は、画像データを分割する分割ブロック113において、分割したn×mに基づき、画像データとともにタグ情報として記録される領域の情報により決まる。
また、十字キー5やタッチペンなどで選択される箇所は、領域枠を太く表示したり、領域枠に色を付けたりして、選択箇所を視認しやすくする。そして、選択後に領域決定キーで領域の選択箇所を決定する。領域決定キーは図1(b)のOKキー(他のボタンキーで機能を代用しても良い)、あるいはタッチペンを使用している場合は、図9に示すような画面内にOKボタンキーを表示させたり、選択箇所をダブルクリックするなどして領域決定としても良い。
そして、図9に示す画面上の格子状に分割した領域から合焦箇所を選択すると(S27)、連写して撮影された画像すべてに対して、選択された領域のAF評価値を取得し(S28)、取得したAF評価値が閾値以上かを評価値比較部110により比較する(S29)。閾値以上のAF評価値があるとき(処理S29のYes)この閾値以上のAF評価値を持つ画像をLCDモニタ4上に表示させる。
また、選択箇所の領域に閾値以上のAF評価値が存在しない場合(処理S29のNo)は、比較する閾値を順に下げていく(S30)。一般的に誰もが見ても合焦していない、ぼやけた画像になる下げ値限界のAF評価値の閾値まで下げて確認を繰り返し(S31)、この閾値以上のAF評価値が見つからないときは『合焦箇所はありません』など表示をして(S32)、他の領域を選択できるように処理S26へ戻る。
なお、閾値は予め設定されており、例えば8ビットデータの場合であれば、200以上を優、199〜150を良、150〜100を可、99〜を非合焦と閾値設定をできるようにし、選択領域にAF評価値「優」がなければ「良」、「良」がなければ「可」という具合に閾値を下げていき、非合焦である99以下の場合には、『合焦箇所がありません』と表示する。また、同様にしてさらに細かく分割し、一般的に理解しやすい10段階や、5段階評価として、その閾値を表示する構成としても良い。
また、処理S29において、閾値以上のAF評価値があり(Yes)、閾値以上のAF評価値を持つ画像をLCDモニタ4上に表示させるときは、該当する画像のAF評価値の比較を行って(S33)、例えばAF評価値が高い順番に表示、あるいは最も高いAF評価値の画像を表示する(S25)。
次に、図10は本実施形態の表示選択動作を示すフローチャートであり、図7に示したフローチャートの処理S33におけるAF評価値比較において、処理S29の閾値比較で得た複数画像を表示して選択するときの再生動作を示す。
まず、決定した選択領域内でAF評価値が一番高い画像を表示する(S35)。その後、AF評価値が高い順番に自動にコマ送り再生(例えば、図11に示すように、表示画面の左から右へまたは上から下へ等、順番に表示あるいは複数枚を順番に表示)されてLCDモニタ4上に表示する(S36)。
なお、このコマ送り再生の表示順は、一定の時間間隔により自動で行っても良いし、ユーザーによりデジタルカメラに有するいずれかのキー操作によって、順番に表示させるようにしても良い。
また、この自動コマ送りのスピードは任意に設定でき、例えばデフォルト値として、1秒間に1枚表示(枚/秒)とされていたら、「コマ送り早回しキー」、「コマ送り遅回しキー」を押下することで、コマ送りのスピードを調整できる(2枚/1秒、3枚/1秒、または1枚/2秒、1枚/3秒など)。そして、この「コマ送り早回しキー」、「コマ送り遅回しキー」は、デジタルカメラに有する既存のボタンキー(例えば、ワイドキー,テレキー)を代用して機能を盛り込んでも良い。
そして、コマ送り再生の状況をわかりやすくするため、現在の再生枚数と、全再生枚数(例えば、5/12:現在の表示枚数/全再生枚数)を表示させる(図12参照)。
前述した自動コマ送りの動作中にユーザーが所望する画像を選択するために、例えば自動コマ送り中でも停止キーを押下することで、何時でも自動コマ送りを停止することができ、画像の合焦を確認することができる(S37)。
停止した(処理S37のYes)選択する画像の合焦箇所を視認しやすくするため、特許文献6に記載されるように、合焦箇所をマーカー等で表示させたり、知覚で確認しやすいようにAF評価値(例えば、前述した「優」、「良」、「可」や10段階、5段階評価によるAF評価値の表示)をLCDモニタ4上に表示させる(S39)。
自動コマ送りの停止中に、表示している画像を保存するか確認がなされ(S40)、例えば保存記録キーを押下することで(処理S40のYes)、現在表示されている画像がカードメモリ等へ記録される(S41)。また、保存しない場合にキャンセルキーの入力によって(処理S40のNo)、処理S37へ戻りコマ送りが再開される。自動コマ送りが再開される画像は、現在選択されている画像から再びコマ送りで再生される。
また、選択された現在表示中の画像が、例えば図6に示す「連写1」フォルダの「連写1−3.jpg」のような場合に、保存記録キーの押下により「連写1保存1.jpg」と新たな画像データのファイル名を付けて保存する。
また、前述の処理S37において、停止キーの押下がなく、また所定の時間経過してお画像の選択をしないとき、(処理S37のNo)、自動コマ送りにおいて、所定枚数(閾値以上の画像データ)すべてのコマ送りが終了したか確認される(S38)。所定枚数ではないとき(処理S38のNo)、次の閾値以上の画像データを表示するコマ送りが行われ、所定枚数となったとき(処理S38のYes)、最初に表示したAF評価値が一番高い画像表示に戻り、再びAF評価値の高い順番にコマ送りを再開して自動再生する。
また、ユーザーの所望する画像がなく、閾値との比較で得た複数画像の表示,選択する処理を中止する場合、前述の処理S38において所定枚数の表示を確認する処理をした後に、処理中止の有無をユーザーに確認を行う(S42)。
以上のように、本実施形態によれば連続撮影した複数の画像データの中からユーザーの所望する最適な合焦状態の画像データを得ることができる。
図13は本発明の別の実施形態における所定枚数を連写した画像データの一括管理動作を示すフローチャートである。
前述したデジタルカメラのSDRAMに保存した画像データの一括管理について、図13のフローチャートに基づき図1,図2を参照しながらその動作を説明する。また、図13に示すフローチャートにおいて、前述した図7のフローチャートで説明した構成要件に対応し同等の処理を行うものには同一の符号を付す。
まず、図1に示すデジタルカメラのモード切換ダイアル2により再生モードを選択する(S21)。この再生モードを選択によりと、撮影レンズ7が撮影待機状態の所定の位置から収納位置に収納され、撮影レンズ7の保護を行う(S22)。
その後、撮影された画像データをLCDモニタ4上に表示させる(S23)。このとき、連続して撮影された複数の画像データ(連写画像)については、画像のすべてを表示するのではなく、連写画像の撮り始め画像データを代表画像として表示させる。
デジタルカメラのLCDモニタ4に表示されている代表画像は十字キー5やタッチペンなどによりユーザーが任意に選択できる(S24)。ここで、図8で表示されている通常画像(例えば、図8の「単写1」)が選択された場合(処理S24のNo)には、LCDモニタ4上にその画像の表示を行う(S25)。
また、連写画像「連射1」を選択した場合(処理S24のYes)、代表画像がLCDモニタ4上に表示される(S26)。図9に示すような代表画像は、画像データを分割する分割ブロック113で分割したn×mに基づく格子状に引かれた分割線を付けて表示される。そして、分割線で分割された領域枠を合焦箇所として、前述した十字キー5やタッチペンなどによりユーザーが簡単に選択することができる。
なお、LCDモニタ4上に格子状の分割線を表示させないようにすることも可能である。この場合には任意に選んだ場所を含む一番近い選択領域が選択される。この領域選択後は分割線を表示したときと同じ処理になる。
そして、図9に示す画面上の格子状に分割した領域から合焦箇所を選択すると(S27)、連写して撮影された画像すべてに対して、選択された領域のAF評価値を取得し(S28)、取得したAF評価値が閾値以上かを評価値比較部110により比較する(S29)。
なお、閾値は前述の図7においても説明したように、予め設定されており、例えば8ビットデータの場合であれば、200以上を優、199〜150を良、150〜100を可、99〜を非合焦と閾値設定をできるようにし、選択領域にAF評価値「優」がなければ「良」、「良」がなければ「可」という具合に閾値を下げていき、非合焦である99以下の場合には、『合焦箇所がありません』と表示する。また、同様にしてさらに細かく分割し、一般的に理解しやすい10段階や、5段階評価として、その閾値を表示する構成としても良い。
選択箇所の領域に閾値以上のAF評価値が存在しない場合(処理S29のNo)は、比較する閾値を順に下げていく(S30)。一般的に誰もが見ても合焦していない、ぼやけた画像になる下げ値限界のAF評価値の閾値まで下げて確認を繰り返し(S31)、処理S29へ戻る。
処理S29〜S31により、下げ値限界までAF評価値の閾値を下げても、閾値以上のAF評価値が見つからないとき(処理S31のYes)は、選択した領域枠(図14参照)の隣接する領域枠(図15に示す該当する領域枠の周辺に位置する隣接領域枠)の各AF評価値と閾値を比較していく(S44)。このとき、閾値は処理S30で下げる前の値に戻す。また、隣接領域枠にAF評価値を比較する領域が広がるときは、評価する領域枠が広がりすぎず、ユーザーがはじめに選んだ領域枠から離れすぎない距離が望ましい。
隣接領域枠から取得したAF評価値が閾値以上かを比較する(S45)。隣接領域枠でもAF評価値がない場合(S45のNo)には、閾値を下げていき(S46)、下げ値限界のAF評価値の閾値まで下げて確認を繰り返し(S47)、
閾値以上のAF評価値が見つからないとき(処理S47のYes)は、『合焦箇所がありません』など、ユーザーに知らせるメッセージを表示して、他の領域を選択できるように処理S26へ戻る。また、ここで用いる閾値は前述したとおりである。
処理S45と前述の処理S29におけるAF評価値と閾値との比較の結果、閾値以上のAF評価値の撮影画像は保存対象の撮影画像候補となり、閾値以下のAF評価値(不適切画像)の撮影画像は削除候補画像となる。
閾値以上のAF評価値があるとき(処理S29,S45のYes)この閾値以上のAF評価値を持つ画像をLCDモニタ4上に表示させる。また、閾値以下のAF評価値を持つ画像を削除フォルダに格納する(S49)。表示された画像の中から複数枚選択し(S50)、保存することができる(S51)。保存する画像がなければ(処理S51のNo)、他の領域を選択するために処理S26へ戻る。
保存する場合(処理S51のYes)、AF評価値が閾値以上でユーザーに選択されなかった撮影画像は、削除フォルダへ格納される(S52)。この削除フォルダ内の撮影画像は一括管理され、ユーザーが削除選択時に(S53)削除を選べば(処理S53のYes)、削除フォルダ内の撮影画像は一括して削除される(S54)。削除を選ばないときは、削除フォルダ内に撮影画像が残る。
以上のように、本実施形態によれば連続撮影した複数の画像データの中からユーザーの所望する最適な合焦状態の画像データを得ることができ、さらに不要な画像を一括処理(削除)することにより作業を短縮できる。
なお、本実施形態では撮像装置を例として説明したが、合焦位置を変更しながら連続撮影した複数の画像データを任意の複数領域に分割し、分割領域毎にAF評価値を算出して、各画像データとともに分割した領域情報とAF評価値とを記録して、この記録した画像データを再生する際に、分割領域の中から任意の領域を選択し、この領域におけるAF評価値に基づいて検出した画像データを選択することにより、ユーザーの所望する被写体のある領域で合焦した最適な画像データを得ることができる電子機器や、前述した複数の画像データ(連写画像)を得ることができる撮像装置と、この撮像装置により得た連写画像を記録した記録媒体を介して連写画像を再生する再生装置との組合せであっても良い。
本発明に係る電子機器および撮像装置並びに再生装置は、合焦位置を変更しながら連続撮影した複数の画像データとともに画面を分割した領域情報と領域毎に算出したAF評価値とを記録し、記録した画像データの分割領域からユーザーが選択した領域でのAF評価値に基づいた画像データの検出によって、ユーザーの所望する被写体に合焦した画像データを得ることができ、また、複数の画像データとともに領域情報とAF評価値とを対にして記録しておくため、記録した複数の画像データにおいて、別の領域を選択しても、その領域にある被写体に合焦した画像データを得ることも可能となり、連写機能として、特に合焦位置を変更しながら連続撮影を行って画像データを取得、処理した複数の画像データの中から任意の領域で合焦した画像データの検出に有用である。
本発明の実施形態におけるデジタルカメラの外観を示す(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は正面図 デジタルカメラ内部のシステム構成の概要を示すブロック回路図 デジタルカメラの撮影動作を示すフローチャート 撮影した画像データの(a)はブロックに分割した領域、(b)は分割した領域毎に算出したAF評価値を示す図 Exifのヘッダー部のタグ情報を説明する図 DCFのディレクトリ定義されるファイルのツリー構成を示す図 所定枚数を連写した画像データの再生動作を示すフローチャート LCDモニタの通常の撮影と連写の撮影の表示例を示す図 代表画像の合焦箇所を選択する領域選択画面を示す図 閾値比較で得た複数画像を表示し選択する動作を示すフローチャート LCDモニタ上に表示する画像を説明する図 LCDモニタ上の画像に表示する例を示す図 所定枚数を連写した画像データの一括管理動作を示すフローチャート 合焦箇所を選択する領域枠を示す図 合焦箇所を選択する領域枠に隣接する隣接領域枠を示す図
符号の説明
1 レリーズキー
2 モード切換ダイアル
3 電源キー
4 LCDモニタ
5 十字キー
6 光学ファインダ
7 撮影レンズ
7a ズームレンズ
7b フォーカスレンズ
7c メカニカルシャッタ
8 フラッシュ
10 モータドライバ
11 信号処理IC
12 撮像部
13 SDRAM
20 メモリカード
30 ROM
110 評価値比較部
111 CPU
112 センサI/F部
113 分割ブロック
114 合焦評価ブロック
115 メモリコントローラ
116 表示I/F部
117 圧縮部
118 メディアI/F部
119 YUV変換部
121 受光センサ
122 TG
123 A/D変換器

Claims (20)

  1. 合焦位置を変更可能な撮像光学系と、前記撮像光学系を介した入射光を電気信号の画像データに変換する撮像素子と、前記画像データに所定の画像処理を行う画像処理手段と、前記画像データの画面を複数の領域に分割し、前記領域のそれぞれについて合焦度を示す値であるAF評価値を算出するAF評価手段と、前記分割した領域の情報および前記AF評価手段により算出されたAF評価値を前記画像処理後の画像データとともに記録媒体に記録する記録手段と、前記画像データの画面内で任意の領域を指定する領域指定手段と、前記記録媒体に記録されている複数の画像データの中から、前記領域指定手段により指定された領域のAF評価値に基づいて画像データを検出する画像検出手段と、前記検出された画像データを表示する表示手段とを備え、
    前記撮像光学系が合焦位置を変更しながら複数の画像データを連続撮影し、前記連続撮影したすべての画像データを前記記録手段により前記記録媒体に記録することを特徴とする電子機器。
  2. 前記画像検出手段が、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が最も高い画像データを検出することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記画像検出手段が、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が所定の閾値以上となる画像データを検出することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記画像検出手段が検出した、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が所定の閾値以下となる画像データを振り分け処理する手段を備え、前記振り分けられた画像データを一括管理することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記振り分け処理された閾値以下となるAF評価値の画像データを一括削除することを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記画像検出手段が処理したすべての画像データにおいて、AF評価値が閾値以下となった場合、所定値下げた閾値を用いて前記画像検出手段の処理を再度行うこと特徴とする請求項4記載の電子機器。
  7. 前記画像検出手段の閾値を所定値下げて行う再処理において、前記所定値下げた閾値が下げ限界の値となったとき、領域指定手段により指定した領域の周囲に位置する複数領域のAF評価値を用いて前記画像検出手段の処理を行うことを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  8. 前記画像検出手段の処理において、AF評価値と比較する閾値の値が任意に設定可能なことを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記画像検出手段により検出された複数の画像データを、前記画像データのAF評価値が高い順番に連続して表示手段により表示することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  10. 合焦位置を変更可能な撮像光学系と、前記撮像光学系を介した入射光を電気信号の画像データに変換する撮像素子と、前記画像データに所定の画像処理を行う画像処理手段と、前記画像データの画面を複数領域に分割し各領域の合焦度を示す値のAF評価値を算出するAF評価手段と、前記画像処理後の各画像データとともに前記分割した領域の情報とAF評価値とを記録媒体に記録する記録手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  11. 前記撮像光学系が合焦位置を変更しながら複数の画像データを連続撮影し、前記連続撮影したすべての画像データを記録手段により記録媒体に記録することを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  12. 請求項10または11記載の撮像装置により記録媒体に記録した画像データを再生する再生装置であって、
    前記画像データの画面で任意の領域を指定する領域指定手段と、前記記録媒体に記録されている複数の画像データの中から前記領域指定手段により指定された領域のAF評価値に基づいて画像データを検出する画像検出手段と、前記検出された画像データを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする再生装置。
  13. 前記画像検出手段が、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が最も高い画像データを検出することを特徴とする請求項12記載の再生装置。
  14. 前記画像検出手段が、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が所定の閾値以上となる画像データを検出することを特徴とする請求項12記載の再生装置。
  15. 前記画像検出手段が検出した、領域指定手段により指定された領域のAF評価値が所定の閾値以下となる画像データを振り分け処理する手段を備え、前記振り分けられた画像データを一括管理することを特徴とする請求項12記載の再生装置。
  16. 前記振り分け処理された閾値以下となるAF評価値の画像データを一括削除することを特徴とする請求項15記載の再生装置。
  17. 前記画像検出手段が処理したすべての画像データにおいて、AF評価値が閾値以下となった場合、所定値下げた閾値を用いて前記画像検出手段の処理を再度行うこと特徴とする請求項15記載の再生装置。
  18. 前記画像検出手段の閾値を所定値下げて行う再処理において、前記所定値下げた閾値が下げ限界の値となったとき、領域指定手段により指定した領域の周囲に位置する複数領域のAF評価値を用いて前記画像検出手段の処理を行うことを特徴とする請求項17記載の再生装置。
  19. 前記画像検出手段の処理において、AF評価値と比較する閾値の値が任意に設定可能なことを特徴とする請求項14〜18のいずれか1項に記載の再生装置。
  20. 前記画像検出手段により検出された複数の画像データを、前記画像データのAF評価値が高い順番に連続して表示手段により表示することを特徴とする請求項14記載の再生装置。
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