JP4998273B2 - 車両のサスペンション装置 - Google Patents
車両のサスペンション装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4998273B2 JP4998273B2 JP2008001915A JP2008001915A JP4998273B2 JP 4998273 B2 JP4998273 B2 JP 4998273B2 JP 2008001915 A JP2008001915 A JP 2008001915A JP 2008001915 A JP2008001915 A JP 2008001915A JP 4998273 B2 JP4998273 B2 JP 4998273B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- coil spring
- suspension
- vehicle
- cross member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
一方、使い勝手の観点からは、車体フロアの高さも、車室や荷室スペースを拡大するために、低くすることが求められる。
このため、サスペンションクロスメンバーの取付け部とコイルスプリングの取付け部を同軸上に配置するメリットを得つつ、コイルスプリングの上下長を確保することができ、さらに低床フロアも実現することができる。
上記構成によれば、コイルスプリングの上部に設置されるスプリングシート部材を利用してサスペンションクロスメンバーを取り付けることができる。
よって、スプリングシート部材という既存の部材を有効に利用して、部品点数の削減を図りつつ、取付け部の同軸上配置、及びオーバーラップ配置を達成することができる。
上記構成によれば、サスペンションクロスメンバーを、弾性マウントを介して取付けることで、サスペンションクロスメンバーを車体に対して弾性支持することができる。
よって、サスペンションクロスメンバーからの衝撃を緩和して、車体への振動伝達を抑制しつつ、取付け部の同軸上配置、及びオーバーラップ配置を達成することができる。
上記構成によれば、弾性マウントのラバー体下端に設けた規制用突起が、内筒部材のフランジ部に当接することで、内筒部材のコイルスプリング延び方向、すなわち、コイルスプリング上方側への移動を規制するため、内筒部材が弾性マウントから抜け落ちるのを防ぐことができる。
よって、車体に組付ける前に、サスペンションクロスメンバーにコイルスプリング等のサスペンション装置を仮組み(サブアッシー)した場合に、コイルスプリングを圧縮状態で組付けても、内筒部材が抜け落ちることがないため、確実にサスペンション装置の仮組み状態を維持することができる。
上記構成によれば、弾性マウントの内筒部材のフランジ部を、外筒部材の下端に対向する位置まで延設することで、内筒部材の上方への移動を確実に規制できるため、内筒部材と外筒部材との相対移動を防ぐことができる。
よって、車体に組付ける前に、サスペンションクロスメンバーにコイルスプリング等のサスペンション装置を仮組み(サブアッシー)した場合に、コイルスプリングを圧縮状態で組付けても、内筒部材と外筒部材との相対移動を防ぐことができ、より確実に、サスペンション装置の仮組み状態を維持することができる。
上記構成によれば、コイルスプリングの車体側取付け部近傍の巻き径を小さくすることで、その外周に配設するサスペンションクロスメンバーの車体側取付け部を小さくすることができる。
よって、コイルスプリングの車体側取付け部と、サスペンションクロスメンバーの車体側取付け部とを、車体上下方向でオーバーラップして配設するものであっても、サスペンションクロスメンバーの車体側取付け部を小型化することができる。
上記構成によれば、サスペンションクロスメンバーの弾性マウントとコイルスプリングのスプリングシートラバーとを兼用することになるため、サスペンションクロスメンバーの車体側取付け部とコイルスプリングの車体側取付け部との、ラバー部材を共用化することができる。
よって、乗り心地の悪化を招来することなく、部品点数の削減を図ることができる。
よって、サスペンションクロスメンバーと、コイルスプリングとの車体側取付け部を、同軸上に配置した車両のサスペンション装置において、コイルスプリングの上下長を確保してサスペンション性能を高めつつも、車体フロアを低くすることができる。
図1は第一実施形態の車両のサスペンション装置を車体構造を含めて示した全体平面図、図2はこのサスペンション装置を車体構造を含めて示した全体側面図、図3は図2のA−A線矢視断面図である。なお、各図では右側のサスペンション装置のみを示しているが、左側のサスペンション装置も同様に、左右対称構造で構成している。
このリヤマウント部15のマウント機能部20は、大径の筒形状の外筒部材21と、これよりも小径の筒形状の内筒部材22と、これら両者の間に介装されたラバー部材23と、によって構成している。
この実施形態のサスペンション装置1は、車幅方向両端部でリヤサイドフレームB1,B1に取り付けられるサスペンションクロスメンバー10と、リヤロアアーム6とリヤサイドフレームB1との間に配設されるコイルスプリング8とを備え、サスペンションクロスメンバー10のリヤマウント部15と、このコイルスプリング8のスプリングシート24とを同軸上に配置すると共に、サスペンションクロスメンバー10のリヤマウント部15(マウント機能部20)を、コイルスプリング8のスプリングシート24の外周側に、車体上下方向でオーバーラップするように配設している。
このため、サスペンションクロスメンバー10のリヤマウント部15(20)とコイルスプリング8のスプリングシート24を同軸上に配置するメリットを得つつ、コイルスプリング8の上下長を確保することができ、さらに低床フロアも実現することができる。
よって、サスペンションクロスメンバー10とコイルスプリング8との車体側取付け部(20,24)を、同軸上に配置した車両のサスペンション装置において、コイルスプリング8の上下長を確保してサスペンション性能を高めつつも、車体フロア(32)を低くすることができる。
これにより、コイルスプリング8の上部に設置されるスプリングシート24を利用して、サスペンションクロスメンバー10を車体Bに取り付けることができる。
よって、スプリングシート24という既存の部材を有効に利用して、部品点数の削減を図りつつ、取付け部の同軸上配置、及びオーバーラップ配置を達成することができる。
これにより、サスペンションクロスメンバー10を車体Bに対して、弾性支持することができる。
よって、サスペンションクロスメンバー10からの衝撃を緩和して、車体Bへの振動伝達を抑制しつつ、取付け部の同軸上配置、及びオーバーラップ配置を達成することができる。
これにより、その外周に配設するマウント機能部20の径を、可及的に小さくすることができる。
よって、コイルスプリング8の車体側取付け部(24)と、サスペンションクロスメンバー10の車体側取付け部(20)とを、車体上下方向でオーバーラップして配設するものであっても、リヤマウント部15を、できるだけ小型化することができる。
これにより、ラバー部材23の規制用突起124が、内筒部材22の係合フランジ部123に当接して、内筒部材122の上方側への移動を規制するため、内筒部材122が、リヤマウント部15から抜け落ちるのを防ぐことができる。
よって、車体に組付ける前に、サスペンションクロスメンバー10にコイルスプリング8等のサスペンション装置1をサブアッシーする場合に、コイルスプリング8を圧縮状態で組付けても、内筒部材122が抜け落ちることがないため、確実にサスペンション装置1の仮組み状態を維持することができる。
これにより、係合フランジ部123は、外筒部材21に係合することになり、内筒部材122の上方への移動を確実に規制する。このため、内筒部材122の外筒部材との相対移動を防ぐことができる。
よって、より確実に内筒部材122の抜け落ちを防止して、サスペンション装置1の仮組み状態を維持することができる。
これにより、サスペンションクロスメンバー10の車体側取付け部(15)とコイルスプリング8の車体側取付け部(203)との弾性体を、一つのラバー部材205で共用化することができる。
よって、乗り心地の悪化を招来することなく、部品点数の削減を図ることができる。
この発明のサスペンションクロスメンバーの車体側取付け部は、実施形態のリヤマウント部15(マウント機能部20)に対応し、
以下、同様に、
コイルスプリングの車体側取付け部は、スプリングシート24、固定プレート201に対応し、
弾性マウントは、マウント機能部20に対応し、
外周側に延びるフランジ部は、係合フランジ部123に対応するも、
この発明は、前述の実施形態の構成のみに限定されるものではない。
例えば、前述実施形態においては、リアサスペンションのサスペンションクロスメンバー10のリヤマウント部15を例示したが、本願発明の車両のサスペンション装置は、サスペンションクロスメンバーのフロントマウント部や、フロントサスペンションのサスペンションクロスメンバーのマウント部等に適用することができるのは勿論である。
6…リヤロアアーム
8…コイルスプリング
8b…小径部
10…サスペンションクロスメンバー
15…リヤマウント部
20…マウント機能部
23…ラバー部材
24…スプリングシート
123…係合フランジ部
124…規制用突起
Claims (7)
- 車幅方向両端部で車体下部に取り付けられるサスペンションクロスメンバーと、ロアアームと車体との間に配設されるコイルスプリングとを備え、該サスペンションクロスメンバーの車体側取付け部と該コイルスプリングの車体側取付け部とを同軸上に配置する車両のサスペンション装置であって、
前記サスペンションクロスメンバーの車体側取付け部を、前記コイルスプリングの車体側取付け部の外周に車体上下方向でオーバーラップするように配設した
車両のサスペンション装置。 - 前記コイルスプリングが、スプリングシート部材を介して車体に取り付けられ、
該スプリングシート部材の外周部に、サスペンションクロスメンバーを取り付けた
請求項1記載の車両のサスペンション装置。 - 前記スプリングシート部材に対して、サスペンションクロスメンバーを、弾性マウントを介して取り付けた
請求項2記載の車両のサスペンション装置。 - 前記弾性マウントの内筒部材の下端に、外周側に延びるフランジ部を設け、
該弾性マウントのラバー体下端に、該フランジ部のコイルスプリング延び方向への移動を規制する規制用突起を設けた
請求項3記載の車両のサスペンション装置。 - 前記弾性マウントの内筒部材の下端に、外周側に延びるフランジ部を設け、
該フランジ部を、該弾性マウントの外筒部材の下端に対向する位置まで延設した
請求項3又は4記載の車両のサスペンション装置。 - 前記コイルスプリングの車体側取付け部近傍の巻き径を、他の部位の巻き径より小さくした
請求項1〜5いずれか記載の車両のサスペンション装置。 - 前記サスペンションクロスメンバーの車体側取付け部に弾性マウントを設け、
該弾性マウントを、コイルスプリング上方のスプリングシートラバーと兼ねた
請求項1記載の車両のサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001915A JP4998273B2 (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 車両のサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001915A JP4998273B2 (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 車両のサスペンション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009161085A JP2009161085A (ja) | 2009-07-23 |
JP4998273B2 true JP4998273B2 (ja) | 2012-08-15 |
Family
ID=40964193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008001915A Expired - Fee Related JP4998273B2 (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 車両のサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4998273B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6261809A (ja) * | 1985-09-11 | 1987-03-18 | Nissan Motor Co Ltd | ストラツト式車両用懸架装置 |
JPH1159152A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-02 | Nissan Motor Co Ltd | リヤサスペンション構造 |
JP3725346B2 (ja) * | 1998-09-02 | 2005-12-07 | 東洋ゴム工業株式会社 | 防振マウント |
-
2008
- 2008-01-09 JP JP2008001915A patent/JP4998273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009161085A (ja) | 2009-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101237929B1 (ko) | 차량의 롤로드 구조 | |
JP4178479B2 (ja) | 燃料タンクの支持構造 | |
KR102453592B1 (ko) | Tm마운트의 스토퍼 | |
KR101705146B1 (ko) | 차량용 서브프레임의 구조 | |
JP2009511333A (ja) | 後端部取付バッテリボックスを備える車両 | |
WO2012049857A1 (en) | Vehicle suspension support structure | |
CN103052827A (zh) | 车辆用减震器的安装结构 | |
JPH11227434A (ja) | 自動車の懸架装置 | |
JP2004099017A (ja) | ステアリングギヤフレームを利用した前輪懸架装置 | |
JP3952686B2 (ja) | 自動車のサスペンション装置 | |
KR101337963B1 (ko) | 차량용 서브프레임의 충돌 완충 장치 | |
JP7206173B2 (ja) | 作業車 | |
JP4998273B2 (ja) | 車両のサスペンション装置 | |
US8985605B2 (en) | Rear shock absorber mounting structure for vehicle | |
JP2009228723A (ja) | 産業機械の振動減衰装置 | |
KR100911406B1 (ko) | 차량의 프론트 서스펜션용 서브 프레임 | |
KR102417402B1 (ko) | 차량의 스트럿 어셈블리 | |
JP5051702B2 (ja) | キャブマウント構造 | |
JP5394124B2 (ja) | 作業車両 | |
KR20050097689A (ko) | 자동차의 엔진 마운팅 시스템 | |
KR100369145B1 (ko) | 차량의 비구동용 서스펜션 시스템 | |
KR102647327B1 (ko) | 서스펜션 방식의 캐빈 마운트 어셈블리 및 이를 포함하는 캐빈 작업차 | |
KR20120121237A (ko) | 쇼크 업소버용 브래킷 | |
KR20120019958A (ko) | 차량의 서스펜션용 서브 프레임 | |
JP6297077B2 (ja) | 車両懸架装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120406 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120417 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120430 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4998273 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |