JP4997551B2 - モーター及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
請求項1の構成によれば、磁石カバーをセグメント磁石の周囲に装着する場合には、まず、分断状態のまま磁石カバーをセグメント磁石の周囲に配置する。そして、磁石カバーの分断縁部にそれぞれ形成された複数の連結筒部内に共通して連結ピンを挿通し、隣り合った分断縁部同士を連結する。これにより円筒状の磁石カバーが完成し、その磁石カバーがセグメント磁石の周囲を覆った状態に装着される。このように請求項1の発明によれば、装着時にセグメント磁石の表面が磁石カバーによって擦られないから、セグメント磁石の表面を傷めることなく磁石カバーを装着することができる。しかも、連結筒部は磁石間空隙に受容されるので、磁石カバーとステータとの間のエアギャップの拡大を防止することができる。
請求項2の構成によれば、磁石カバーをセグメント磁石の周囲に装着する場合には、例えば、複数の円弧体をセグメント磁石の周囲を囲むように円筒状に並べておき、隣り合った円弧体の分断縁部同士を連結する。即ち、分断部分を挟んで対峙した1対の分断縁部に設けられた複数の連結筒部に共通して連結ピンを挿通する。すると、複数の円弧体が互いに連結されて円筒状の磁石カバーが完成し、その磁石カバーがセグメント磁石の周囲を覆った状態に装着される。
請求項3の構成によれば、磁石カバーをセグメント磁石と同数の円弧体に分割したので、隣り合ったセグメント磁石同士の全ての磁石間空隙には連結筒部が受容されることになり、万が一、セグメント磁石がローターヨークから離脱しても、隣り合ったセグメント磁石同士を連結筒部によって離間した状態に保持することができる。
請求項4の構成によれば、磁石カバーをセグメント磁石の周囲に装着する場合には、磁石カバーを、その周方向における1箇所で分断された状態でセグメント磁石の周囲に配置しておき、一方の分断縁部に備えた連結筒部と、他方の分断縁部に備えた連結筒部とに共通して連結ピンを挿通する。すると、分断部分(両分断縁部)が繋がって円筒状の磁石カバーが完成し、その磁石カバーがセグメント磁石の周囲を覆った状態に装着される。本発明によれば、磁石カバーを複数の円弧体に分割した構成に比較して、部品点数を削減できかつ装着作業を簡略化できる。
請求項6の発明によれば、一方の分断縁部の中央の連結筒部に挿通した連結ピンが、他方の分断縁部の両端部に配置された1対の連結筒部によって両持ち状態になり、連結ピンの変形を防ぐことができる。
請求項7の発明によれば、1対の分断縁部の連結筒部に挿通する連結ピンの径を異ならせることで、磁石カバーの内径を調整可能となる。具体的には、連結ピンの径が太くなるに従ってその連結ピンの両側部分が接近し、磁石カバーの内径を収縮させることができる。これにより、磁石カバーをセグメント磁石の周囲に適度な力で締め付けることが可能となる。
請求項8の発明によれば、ローターヨークの鍔部に形成されたピン係合凹部と、連結筒部を貫通した連結ピンの先端部とが凹凸係合することにより、ローターヨークに対する磁石カバーの回り止めを行うことができる。
請求項9の発明によれば、セグメント磁石のうち、鍔部によって覆われた端面と反対側の端面が保護されると共に、連結筒部からの連結ピンの抜け止めを図ることができる。これにより、磁石カバーの脱落を禁止することができる。
請求項10の電動パワーステアリング装置は、セグメント磁石の表面を傷めることなく磁石カバーが装着されたモーターを、ハンドルの操舵力を補助するための動力源として備えているので、モーターのトルクリップルによる操舵フィーリングへの悪影響を防止することができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
16 ローターヨーク
20 セグメント磁石
20S 磁石間空隙
25 鍔部
26 ピン係合凹部
40 磁石カバー
41 円弧体
41A 一側辺(分断縁部)
41B 他側辺(分断縁部)
42 連結突片
46 連結筒部
50 連結ピン
55 端面カバー
100 電動パワーステアリング装置
107 ハンドル
140 磁石カバー
141 円弧体
141A 一側辺(分断縁部)
141B 他側辺(分断縁部)
Claims (10)
- ローターヨークの外周面に複数のセグメント磁石を離散配置して固定し、それらセグメント磁石の周囲を円筒状の磁石カバーで覆ったモーターにおいて、
前記磁石カバーのうち前記セグメント磁石同士の間の磁石間空隙に対向した部位を分断し、その分断部分を挟んで対峙した1対の分断縁部から周方向に連結突片をそれぞれ突出形成すると共にそれら複数の連結突片を軸方向でずらして配置し、
前記複数の連結突片から前記磁石間空隙に向かって突出して、前記磁石カバーの軸方向に貫通した内部空間を有する複数の連結筒部と、
前記複数の連結筒部内に共通して挿通され、隣り合った前記1対の分断縁部同士を連結する連結ピンとを備えたことを特徴とするモーター。 - 前記磁石カバーを、周方向における複数箇所の前記磁石間空隙に対向した部位で分断して複数の円弧体に分割したことを特徴とする請求項1に記載のモーター。
- 前記磁石カバーを前記セグメント磁石と同数の前記円弧体に分割したことを特徴とする請求項2に記載のモーター。
- 前記磁石カバーを、周方向における1箇所の前記磁石間空隙に対向した部位のみで分断したことを特徴とする請求項1に記載のモーター。
- 前記磁石カバーは、非磁性体の板金で構成され、その板金のうち前記連結突片を構成する部分を内側に巻回して前記連結筒部を形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のモーター。
- 前記連結突片及び前記連結筒部は、前記1対の分断縁部のうち一方の分断縁部の中央と、他方の分断縁部の両端部とに配置されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のモーター。
- 径が異なる複数種類の前記連結ピンを備え、何れかの径の前記連結ピンを選択して前記1対の分断縁部の前記連結筒部内に挿通可能としたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のモーター。
- 前記ローターヨークには、前記セグメント磁石が固定される部分より径方向に張り出して前記セグメント磁石の端面を覆う鍔部が備えられ、その鍔部には、前記連結筒部を貫通した前記連結ピンの先端部と凹凸係合するピン係合凹部が備えられたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のモーター。
- 前記セグメント磁石のうち前記鍔部によって覆われた端面と反対側の端面を覆うと共に、前記連結筒部に挿通された前記連結ピンの基端部を覆う端面カバーを備えたことを特徴とする請求項8に記載のモーター。
- 前記請求項1乃至9の何れかに記載のモーターを、ハンドルの操舵力を補助するための動力源として備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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