JP4996954B2 - 食品用の包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、サンドイッチやカステラなどの食品(以下、主として「サンドイッチ」という。)を包装する食品用の包装袋に関し、詳しくは、重ね合わされている2枚のフィルム間にサンドイッチを収納する収納部が備えられ、一方のフィルムが引き裂かれることによって開封される食品用の包装袋に関する。
側面形状が直角三角形のサンドイッチは、例えば図4ないし図6に示すような食品用の包装袋100に包装されて販売されている。この食品用の包装袋100は、図4に示すように、重ね合わされている台形状の透明な表フィルム110及び裏フィルム120の両側縁111,121が溶断シールされ、幅の狭い一端(以下、「上端」という。)が突片状に突出しているヘッダ部101とされ、幅の広い他端(以下、「下端」という。)がサンドイッチS(図5参照)の挿入口となる開口部102とされ、両側縁111,121とヘッダ部101と開口部102とで囲まれた内側にサンドイッチSの収納部103が設けられている。
そして、ヘッダ部101と収納部103との境界部は、帯状にシールされた封止部104とされている。ヘッダ部101は、両側縁111,121と封止部104だけでなく、上端縁112,122もシールされている。このヘッダ部101を構成している裏フィルム120のほぼ中心部には、例えば逆U字形の切込線123が入れられ、切込線123の内側が摘み上げることのできる舌片状の摘み部124とされている。さらに、裏フィルム120の内側面には、摘み部124の位置から封止部104を交差して開口部102付近まで、裏フィルム120を引き裂くための細い帯状の切断手段(以下、「カットテープ」という。)130が貼着されている。
そして、重ね合わされた表フィルム110と裏フィルム120は、図5に示すように開口部102が長方形状に開口されることにより、裏フィルム120及び表フィルム110の各側縁111,121に跨った部分が一対の対向する三角形状の側面部A,Aとなり、裏フィルム120の中間部分が長方形状の背面部Bとなり、そして表フィルム110の中間部分が長方形状の正面部Cとなり、空間をもった収納部103が形成される。この収納部103内にサンドイッチSが収納される。
そして、開口部102側の表フィルム110と裏フィルム120は、図6に示すように折り畳まれて底部Dとされ、この底部Dは粘着テープ(図示せず)などによって封緘されることにより、サンドイッチSが包装された状態となる。
包装されたサンドイッチSを食するには、片方の手の指でヘッダ部101を摘み、他方の手の指で裏フィルム120に設けられた摘み部124を摘んで真っ直ぐ下方向へ引っ張る。すると、図6の仮想線で示すように、カットテープ130が裏フィルム120の封止部104を裁断し、裏フィルム120を下方へ引き裂く。裏フィルム120が底部Dの方まで引き裂かれることにより、食品用の包装袋100は開封され、サンドイッチSを収納部103内から取り出すことができる。
従来の食品用の包装袋100は、摘み部124がヘッダ部101内に位置していることから、開封するには、カットテープ130が封止部104を分断しなければならない。しかし、摘み部124が真っ直ぐ下方向に引っ張られず、カットテープ130が裏フィルム120を封止部104に沿って側縁111,121の方へ引き裂く場合がある。すると、最悪の場合は、側縁111,121のシールが剥がれ、表裏両フィルム110,120間からサンドイッチSがこぼれてしまう。また、カットテープ130が封止部104の部位において切断され、裏フィルム120を下方へ引き裂くことができない場合もある。
さらに、カットテープ130は、細い帯状に形成されていることから、裏フィルム120が所定の方向に引き裂かれたとしても、開裂幅が狭く、サンドイッチSを収納部103内から取り出しにくい。
そこで、本発明は、一方のフィルムを的確に引き裂くことができ、しかも、包装された食品を容易に取り出すことができるように、幅広に開封することができる食品用の包装袋を提供することを課題とする。
なお、本出願人は、前記課題を解決するための食品用の包装袋を出願し、その内容が特許文献1に開示されている。
特開2004−142764号公報
本発明に係る食品用の包装袋は、重ね合わされている2枚のフィルムの両側縁がシールされ、該2枚のフィルムの両側縁間を一端部側でシールして封止部が設けられ、該2枚のフィルムの他端部に開口部が設けられ、該2枚のフィルムの両側縁と封止部と開口部とによって囲まれた内側に収納部が設けられている食品用の包装袋において、前記一方のフィルムの収納部側で封止部付近に開封起点が設けられ、該一方のフィルムを幅広に開裂させる少なくとも一対の開裂案内線が前記開封起点又は開封起点付近から連続し、かつ、前記開口部に向けて離間して設けられ、摘み部を有するカバーシートが前記開封起点及び開裂案内線を被覆するように前記一方のフィルムに重ね合わされ、前記一方のフィルムの開封起点を設けた部位とカバーシートとが剥離できないように接着され、前記開封起点と前記摘み部とに挟まれるライン及び開裂案内線の外側を囲むラインでカバーシートと前記一方のフィルムとが剥離できるように弱シールされ、前記カバーシートと一方のフィルムとの弱シールは、ライン状のパートコート加工によってシールされていることを特徴としている。
この食品用の包装袋によれば、一方のフィルムを引き裂く起点である開封起点がこの一方のフィルムの収納部側で封止部付近に設けられることにより、開封に際して、この一方のフィルムは封止部を分断することなく引き裂かれる。すなわち、開封起点を設けた部位の一方のフィルムとカバーシートとが剥離できないように接着されていることから、カバーシートの摘み部が引っ張られると、この一方のフィルムは開封起点から一対の開裂案内線で引き裂かれる。一対の開裂案内線は、開口部に向けて離間して設けられているため、一方のフィルムは、幅広に開裂する。
また、カバーシートは、一方のフィルムと弱シールされているため、摘み部が引っ張られることにより、一方のフィルムから容易に剥離する。そして、開封起点と前記摘み部とに挟まれるライン及び開裂案内線の外側を囲むラインでカバーシートと一方のフィルムとが弱シールされていることにより、外気が開封起点及び開裂案内線から一方のフィルムと他方のフィルムとの間に設けられた収納部内に進入することがなく、収納部内に包装された食品は、衛生的に保管され、また、所期の品質が維持される。
そして、カバーシートと一方のフィルムとがライン状のパートコート加工によって弱シールされることにより、カバーシートの摘み部が引っ張られると、一方のフィルムが開封起点から開裂案内線で引き裂かれつつ、カバーシートが一方のフィルムからスムーズに剥離するようにすることができる。
また、前記本発明に係る食品用の包装袋において、前記開封起点は、切込みによって形成されていることが好ましい。この食品用の包装袋によれば、開封起点が切込みによって形成されることにより、開封のため、カバーシートの摘み部が引っ張られると、カバーシートに接着された一方のフィルムは、開封起点からスムーズに引き裂かれる。
また、前記本発明に係る食品用の包装袋において、前記開裂案内線は、ハーフカットによって形成されていることが好ましい。この食品用の包装袋によれば、開裂案内線がハーフカットによって形成されることにより、一方のフィルムの表裏が隔絶され、また、カバーシートの摘み部が引っ張られたときに、一方のフィルムが開裂案内線で容易かつ確実に引き裂かれる。なお、開裂案内線がハーフカットによって形成されることにより、食品を包装した食品用の包装袋の搬送中などにおいて、一方のフィルムが開裂案内線で破れたとしても、開裂案内線の外周を囲むラインでカバーシートと一方のフィルムとが弱シールされているため、外気が一方のフィルムの開裂案内線で破れた部分から収納部内に進入することなく、収納部内に包装された食品が外気に触れないようにすることができる。
また、前記本発明に係る食品用の包装袋において、前記開裂案内線は、切残し部を1か所又は複数か所に設けた切り目によって形成されていてもよい。この食品用の包装袋によれば、切残し部を1か所又は複数か所に設けた切り目によって開裂案内線が形成されていることにより、カバーの摘み部が引っ張られたときに、切残し部が切断されるだけで、極めてスムーズに開封することができる。また、切り目に切残し部が設けられることにより、食品を収納部内に収納するときに、切り目の内側が捲れあがらず、食品の収納作業を良好にすることができる。さらに、開裂案内線が切り目によって形成されていても、開裂案内線の外周を囲むラインでカバーシートと一方のフィルムとが弱シールされているため、外気が一方のフィルムの開裂案内線で破れた部分から収納部内に進入することなく、収納部内に包装された食品が外気に触れないようにすることができる。
また、前記本発明に係る食品用の包装袋において、前記一方のフィルムには、前記開裂案内線の内側に沿って引裂きの方向を規制する規制手段が設けられていることが好ましい。この食品用の包装袋によれば、開裂案内線の内側に沿って規制手段が設けられていることにより、引っ張られた一方のフィルムは、開裂案内線から内側に逸れて引き裂かれたとしても、規制手段よりも内側へは引き裂かれず、確実に広い幅で確実に開裂するようにすることができる。なお、この規制手段は、一方のフィルムとカバーシートとを剥離できないように連続して接着することによって、又は多数のポイントシールを連続させて設けることができ、これらの場合は、規制手段は一方のフィルムの開封起点を設けた部位とカバーシートとを接着した部位から連続して設けてもよい。
また、前記本発明に係る食品用の包装袋において、前記一方のフィルムには、開裂起点から開口部の方に帯状の開封補助手段が設けられていてもよい。この食品用の包装袋によれば、一方のフィルムに、開裂起点から開口部の方に帯状の開封補助手段が設けられていることにより、引っ張られる一方のフィルムは、途中でちぎれることがなく、開口部まで確実に開裂することができる。なお、開封手段は、カットテープのような別の部材を一方のフィルムに貼着することによって設けられ、あるいは、一方のフィルムとカバーシートとを細い又は太いライン状にシールすることによって設けられる。
本発明によれば、開封起点が一方のフィルムの収納部側で封止部付近に設けられることにより、開封に際して、開封起点から引き裂かれた一方のフィルムが封止部を分断せず、確実に開口部まで開裂することができる。さらに、一方のフィルムは、開封起点又は開封起点付近から連続し、かつ、開口部に向けて離間して設けられた一対の開裂案内線で引き裂かれるため、幅広に開裂される。したがって、本発明に係る食品用の包装袋は、包装された食品を収納部内から容易かつ確実に取り出すことができる。
本発明に係る食品用の包装袋の一実施形態について、図1ないし図3を参照しながら説明する。この食品用の包装袋は、図1又は図2に示すように、従来と同様、重ね合わされる台形状の2枚のフィルム(以下、「表フィルム」と「裏フィルム」という。)10,20の両側縁11,21がシールされ、表裏両フィルム10,20の両側縁11,21間を幅の狭い一端部(上端部)側で帯状にシールして封止部1が設けられている。封止部1よりも上端側がヘッダ部2とされ、このヘッダ部2の上端縁3もシールされている。また、重ね合わされた表裏両フィルム10,20の広い幅の他端部(下端部)は、シールされず、開口部4が設けられる。封止部1と両側縁11,21と開口部4とで囲まれた内側に収納部5が設けられている。
そして、この食品用の包装袋は、裏フィルム20の収納部5側で封止部1付近に開封起点22を設けていることを特徴としている。開封起点22は、裏フィルム20を引き裂く起点であり、切込み、ミシン目あるいはハーフカットによって半円形、逆U字形、逆V字形、−字形などに形成される。ただし、開封起点22は、裏フィルム20がスムーズに引き裂かれるように切込みによって形成することが好ましい。
そして、少なくとも一対の開裂案内線23,23が図1に示すように開封起点22の付近に連続し、又は図2に示すように開封起点22に連続し、かつ、開口部4に向けて離間して裏フィルム20に設けられている。すなわち、開裂案内線23,23は、例えば開封起点22の付近に連続し、又は開封起点22に連続するハ字形の部分と、このハ字形の部分に連続する2本の平行な直線の部分が設けられる。2本の平行な直線の部分の開裂案内線23,23は、サンドイッチSを包装したときに形成される背面部B(図4参照)よりもわずかに狭い幅とされている。この開裂案内線23,23は、ハーフカットやミシン目、あるいは、切残し部を1か所又は複数か所に設けた切り目などによって一対又は複数対形成される。
この開裂案内線23,23の内側の裏フィルム20には、裏フィルム20が開裂案内線23,23から内側に逸(そ)れて引き裂かれないように引裂きの方向を規制する規制手段24が設けられている。したがって、開裂案内線23,23が切残し部を1か所又は複数か所に設けた切り目によって形成される場合は、規制手段24は切残し部付近のみ設けられ、あるいは設けられない。この規制手段24についての詳細は後記する。
そして、裏フィルム20には、図1及び図2の仮想線に示すように、開封起点22から開口部4の方へ開封補助手段25が設けられてもよい。この開封補助手段25は、カットテープのような剛性のあるテープを裏フィルム20の表面又は裏面の中心線上に1本貼着し、あるいは、裏フィルム20を帯状に加熱することによって設けられる。ただし、開封補助手段25は、裏フィルム20の開封起点22の近傍にのみ短く設けてもよい。
そして、この食品用の包装袋は、前記の開封起点22及び開裂案内線23,23を被覆するカバーシート30が裏フィルム20に重ね合わされることを特徴としている。カバーシート30は、サンドイッチSを包装したときに形成される背面部B(図5参照)と同じ幅又はわずかに狭い幅の長方形状に形成され、上端に摘み部32が設けられている。このカバーシート30と裏フィルム20とは、開封起点22と摘み部32とに挟まれるライン及び開裂案内線23,23の外側を囲むライン、すなわち口字形のライン状のパートコート加工によって弱シール31され、カバーシート30が裏フィルム20から容易に剥離することができるようにされている。
前記のように、開封起点22が切込みによって形成され、また、開裂案内線23,23がミシン目、あるいは、切残し部を1か所又は複数か所に設けた切り目によって形成されても、カバーシート30が弱シール31によって裏フィルム20を被覆することにより、外気が開封起点22やミシン目の開裂案内線23,23から裏フィルム20と表フィルム10との間に設けられた収納部5内に進入しない。
また、開裂案内線23,23がハーフカットによって形成されている場合は、裏フィルム20は表裏が隔絶されているが、搬送中などにおいて外力が加えられ、開裂案内線23,23が破れても、裏フィルム20にカバーシート30が弱シール31されていることにより、破れた裏フィルム20から収納部5内に進入しない。このようにして、収納部5内に収納されたサンドイッチSは、外気に触れず、衛生的に保管され、また、所期の品質が維持される。
そして、前記裏フィルム20に設けられる規制手段24は、このカバーシート30と剥離しないように接着されることによって設けられる。ただし、規制手段24は、カットテープのような剛性のあるテープが裏フィルム20の表面又は裏面に貼着されることによって設けられ、あるいは、裏フィルム20のみ又は裏フィルム20とカバーシート30とを接着するポイントシールが複数連続して設けられ、あるいは、裏フィルム20のみを帯状に加熱することによって設けられる。
そして、カバーシート30の摘み部32が引っ張られたときに、裏フィルム20が開封起点22から開裂案内線23,23で引き裂かれるように裏フィルム20を引っ張るべく、開封起点22の部位の裏フィルム20とカバーシート30とは、剥離できないように接着33されている。前記規制手段24は、図1に示すように、裏フィルム20とカバーシート30との接着33に連続して設けてもよいし、図2に示すように、裏フィルム20とカバーシート30との接着33からわずかに離間して設けてもよい。また、前記開封補助手段25は、開封起点22からではなく、裏フィルム20とカバーシート30との接着33から設けてもよい。
以上のように構成された食品用の包装袋は、開口部4が長方形状に開口されて、収納部5内にサンドイッチSが収納され(図5参照)、開口部4側の表裏両フィルム10,20が折り畳まれ、封緘されることによって、サンドイッチSが包装された状態となる(図6参照)。なお、開裂案内線23,23が切り目によって形成されていても、1か所又は複数箇所の切残し部が設けられているため、サンドイッチSを収納するときに、開裂案内線23,23よりも内側の裏フィルム20が捲れあがらず、作業性が損なわれることはない。
この食品用の包装袋は、開封起点22に切込み又はミシン目が入れられ、また、開裂案内線23,23がミシン目、切り目によって形成され、あるいはハーフカットによって形成された場合において、外力が加えられてハーフカットが破れたとしても、開封起点22と前記摘み部とに挟まれるライン及び開裂案内線の外側を囲むラインで裏フィルム20とカバーシート30とが弱シール31されていることにより、外気などが収納部5内に進入することがなく、包装されたサンドイッチSは、所期の品質が維持され、衛生的に販売される。
そして、包装されたサンドイッチSを食するには、カバーシート30の摘み部32を摘んで下方に引っ張る。カバーシート30と開封起点22を設けた部位の裏フィルム20とは剥離できないように接着されていることから、カバーシート30の摘み部32が引っ張られることによって、裏フィルム20の開封起点22を設けた部位が引っ張られ、裏フィルム20は図3に示すように、開封起点22から開裂案内線23,23で引き裂かれる。
開封起点22の付近又は開封起点22に連続する開裂案内線23,23がハ字形に離間するように設けられていることにより、裏フィルム20に下向きの力が加えられると、裏フィルム20はスムーズに引き裂かれる。しかも、開裂案内線23,23の内側には、規制手段24が設けられていることにより、裏フィルム20は内側の方に向かって引き裂かれない。そして、2本の開裂案内線23,23が離隔して設けられていることにより、裏フィルム20は幅広に引き裂かれる。
また、裏フィルム20に開封補助手段25が設けられる場合にあっては、裏フィルム20は途中でちぎれることがない。このようにして裏フィルム20が底部まで引き裂かれると、この食品用の包装袋は、幅広に開封されているため、サンドイッチSを収納部5内から容易に取り出すことができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく、特許請求の範囲に記載した発明特定事項の範囲内において種々変更することができる。例えば、開封起点22や開裂案内線23,23は、裏フィルム20ではなく表フィルム10に設け、カバーシート30を表フィルム10に重ね合わせてもよい。
また、開裂案内線23,23を設ける一方のフィルム20(10)として、例えば一軸延伸性を有しているものが使用されることにより、その一方のフィルム20(10)には規制手段24を設けないようにすることができる。
また、カバーシート30は、長方形ではなく、開裂案内線23,23の部分のみ被覆するコ字形に形成してもよい。さらに、本発明に係る食品用の包装袋は、ヘッダ部2を設けない場合や、四角形に形成されたサンドイッチSその他の食品を包装する場合でも実施することができる。これらの場合は、2枚のフィルム10,20は、包装に適した形状に形成される。
本発明に係る食品用の包装袋の一実施形態を示す正面図である。 本発明に係る食品用の包装袋の図1と異なる実施形態を示す正面図である。 本発明に係る食品用の包装袋によって食品を包装した後、開封している途中の一実施形態を示す斜視図である。 従来の食品用の包装袋を示す正面図である。 従来の食品用の包装袋によって食品を包装する途中の斜視図である。 従来の食品用の包装袋によって食品を包装した後、開封している途中を示す斜視図である。
符号の説明
1……封止部
4……開口部
5……収納部
10……表フィルム
20……裏フィルム(一方のフィルム)
22……開封起点
23……開裂案内線
24……規制手段
25……開封補助手段
30……カバーシート
31……弱シール
32……摘み部
33……接着

Claims (6)

  1. 重ね合わされている2枚のフィルムの両側縁がシールされ、該2枚のフィルムの両側縁間を一端部側でシールして封止部が設けられ、該2枚のフィルムの他端部に開口部が設けられ、該2枚のフィルムの両側縁と封止部と開口部とによって囲まれた内側に収納部が設けられている食品用の包装袋において、
    前記一方のフィルムの収納部側で封止部付近に開封起点が設けられ、該一方のフィルムを幅広に開裂させる少なくとも一対の開裂案内線が前記開封起点又は開封起点付近から連続し、かつ、前記開口部に向けて離間して設けられ、摘み部を有するカバーシートが前記開封起点及び開裂案内線を被覆するように前記一方のフィルムに重ね合わされ、前記一方のフィルムの開封起点を設けた部位とカバーシートとが剥離できないように接着され、前記開封起点と前記摘み部とに挟まれるライン及び開裂案内線の外側を囲むラインでカバーシートと前記一方のフィルムとが剥離できるように弱シールされ、前記カバーシートと一方のフィルムとの弱シールは、ライン状のパートコート加工によってシールされていることを特徴とする食品用の包装袋。
  2. 前記開封起点は、切込みによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用の包装袋。
  3. 前記開裂案内線は、ハーフカットによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品用の包装袋。
  4. 前記開裂案内線は、切残し部を1か所又は複数か所に設けた切り目によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品用の包装袋。
  5. 前記一方のフィルムには、前記開裂案内線の内側に沿って引裂きの方向を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の食品用の包装袋。
  6. 前記一方のフィルムには、開裂起点から開口部の方に帯状の開封補助手段が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の食品用の包装袋。
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