JP4996077B2 - ネットワークシステム、通信中継装置、通信端末装置、および通信端末装置用プログラム - Google Patents

ネットワークシステム、通信中継装置、通信端末装置、および通信端末装置用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信中継装置と通信端末装置との間の回線の接続および切断に関する。
従来、複数の通信端末装置を通信中継装置によって公衆回線経由でインターネットに接続する場合、通信端末装置が操作されていないにもかかわらず回線を接続したままにしておくと通信料金が嵩むことから、通信端末装置の無通信期間(パケットが送信されない期間)が所定時間を越えると、通信中継装置が回線を強制的に切断していた。しかしながら、上記所定時間が短いと、直ぐに回線が切断されてしまい、再接続をしなければならないという不都合が生じる。上記所定時間が長いと、通信料金が思ったほど安くならないことがある。そこで、通信パケットのポート番号によって使用中のアプリケーションの種別(UUCPやTELNETなど)を通信中継装置が判別し、アプリケーションの種別に応じて上記所定時間を通信中継装置が変更することが提案されている(例えば、特許文献1)。
また、通信端末装置とサーバとの間を無線で中継する無線中継装置も、回線接続した通信端末装置の無通信期間が所定時間を超えると、当該通信端末装置の回線を切断するようにしている。これは、異常停止したり故障したりした通信端末装置、あるいは無線通信可能領域外に移動してしまった携帯型の通信端末装置を回線接続したままにしておくことは、多数の通信端末装置を管理するためのオーバヘッドを大きくさせ、延いては通信システムの性能や安定性を低下させるからである。この場合も、同様に再接続のために手間がかかるという問題がある。特に、無線中継装置あるいはサーバが通信端末装置の認証を行う場合には、暗号化キーの送受信なども必要となり、再接続のために通信量が増加し、さらに認証のために時間がかかるという問題が生じる。そこで、無通信期間の発生によって回線が切断されるのを防止するために、通信端末装置が回線接続を維持するためのダミーパケットを短い間隔で送信することがある。
ところで、通信端末装置の回線状態(通信状態)が悪いこともある。無線通信では電波強度が低下することが多々ある。そこで、ワープロソフトを用いて文書を作成し、作成した文書をネットワーク経由でサーバに登録する通信端末装置において、ネットワークの異常時にディスプレイ上のワープロソフトのアイコンを×印付きで表示することによりネットワークの異常をユーザに知らせることが提案されている(例えば、特許文献2)。この通信端末装置では、ネットワークに接続されたサーバに呼びかけを行ったときの応答の有無からネットワークの異常を検出している。また、送信端末と受信端末とからなる通信システムにおいて、受信パケットから算出されたジッタの移動平均とパケットロス率とに基づいて、通信状態を判定することも提案されている(例えば、特許文献3)。
特開2000−174846号公報(段落0001〜0013) 特開平8−83225号公報(段落0001〜0006、0023) 特開2001−230809号公報(請求項1)
しかしながら、上記特許文献1に示されるものにおいては、通信中継装置がアプリケーションの種別を判別するので、通信パケットのポート番号によって種別を判別せざるをえない。このため、UUCPやTELNETなどよりも上位レベルのアプリケーション、例えば表計算や文書作成のアプリケーションの種別を判別することができず、上位レベルのアプリケーションの種別の応じた回線の切断制御を行うことができないという問題がある。また、通信中継装置がアプリケーションの種別を判別するので、アプリケーションの使用状況などに応じた適切な処理をすることができないという問題もある。一方、回線の接続を維持するためにダミーパケットを短い間隔で送信する方法では、通信帯域の無駄使いや消費電力の増加が生じるという問題がある。
特許文献2に示されるものにおいては、アイコンの表示スタイルによってネットワークの異常をユーザに知らせるだけであるので、ネットワーク異常が発生しているときに、ユーザが上記表示スタイルに気づかずに通信端末装置を操作してサーバのファイルの登録や更新が行われると、サーバのファイルが破損するなどの問題が生じるおそれがある。このような問題が生じるのは、ワープロソフトや表計算ソフトなどのアプリケーションソフトでは、通信の途絶に対する対応はアプリケーションソフトで対応するようになっているものの、回線状態が大きく変化することを前提として設計されていないことや、アプリケーションソフトにバグがあることなどによる。
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、アプリケーションプログラムの種別や使用状況に応じて、最適な回線の接続維持の制御が行われるネットワークシステムを提供することにある。
第1の発明では、サーバと通信端末装置とが通信中継装置を介して接続されるネットワークシステムにおいて、サーバは、単一または複数のアプリケーションプログラムを具備する。通信中継装置は、回線接続された通信端末装置の無通信期間が所定時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する機能と、上記所定時間を切断時間として定期的に放送する機能と、を有する。通信端末装置は、サーバのアプリケーションプログラムとアプリケーション間通信を行う単一または複数のアプリケーションプログラムと、起動されている単一または複数のアプリケーションプログラムのタイプの優先度に基づいて、アプリケーションプログラムのタイプに対応付けられた、回線接続を維持するための方式を決定し、当該決定した方式を放送される切断時間に基づいて実行させる接続維持プログラムと、を具備する。
ここで、上記通信端末装置には実施形態に示す端末装置が相当し、通信中継装置には実施形態に示すアクセスポイントが相当し、所定時間には実施形態に示すデフォルト切断時間が相当する。また、アプリケーションプログラムのタイプの優先度が回線接続を維持するための方式に対応付けられているので、タイプの優先度は回線接続を維持するための方式の優先度であるといえる。上記のように、回線接続を維持するための方式に対応付けられるアプリケーションプログラムのタイプやタイプの優先度が、通信中継装置ではなく通信端末装置で決められているので、アプリケーションプログラムの種別や使用状況が考慮された最適な回線接続を維持するための処理を実行することができる。つまり、アプリケーションプログラムのタイプに応じた方式で上記処理が実行される。また、上記方式が放送される切断時間に基づいて実行される(例えば、放送される切断時間と自己の無通信期間とに基づいて、回線接続を維持するためのダミーパケットの送信回数が少なくなるようにダミーパケットが送信される)ので、回線接続を維持するための通信量(例えば、ダミーパケットの送信量)を減らすことができ、ネットワークシステムの性能を高めることができる。さらに、切断時間が通信中継装置によって放送されるので、複数の通信端末装置が切断時間の送信をそれぞれ通信中継装置に要求しなくても、通信端末装置で放送される切断時間に基づいて回線接続を維持するための処理(例えば、ダミーパケットの送信)を実行することが可能となり、当該処理に係る通信量を減らすことができる。さらに、通信端末装置が電池で動作する携帯型端末である場合には、回線接続を維持するための処理に係る通信量が減ることで電池の消費を抑えることもできる。
本発明においては、接続維持プログラムが予め設定された要求時間を通信中継装置に送信する機能を実行させ、通信中継装置が、回線接続された通信端末装置から要求時間を受信する機能と、当該通信端末装置の無通信期間が要求時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する機能と、当該通信端末装置に対しては上記所定時間に代えて要求時間を切断時間として放送する機能と、を有する。ここで、上記要求時間には実施形態に示す第2、第3方式要求時間が相当する。上記のようにすることで、通信中継装置では要求時間に基づいて回線切断の制御が行うことが可能となり、通信端末装置では要求時間に基づいてダミーパケットの送信タイミングの制御などを行うことが可能となるので、現在の方式でより好都合な処理をすることができる。例えば、要求時間を上記所定時間よりも長い値とすることで、例えばダミーパケットの送信回数をさらに減らすことができる。
第2の発明では、通信中継装置と通信端末装置とが通信を行うネットワークシステムにおいて、通信中継装置は、回線接続された通信端末装置との無通信期間が切断時間に到達したときに通信端末装置の回線を切断する機能と、切断時間を通信端末装置に放送する機能と、を有する。そして、通信端末装置は、回線接続された通信中継装置との無通信期間と前記放送された切断時間とに基づく送信タイミングで、通信中継装置にダミーパケットを送信する機能を有する。
本発明において、送信タイミングは、無通信期間が切断時間に到達する前のタイミングである。さらに、通信端末装置は、切断時間の変更を要求する変更要求パケットを通信中継装置に送信する機能を有し、通信中継装置は、受信した変更要求パケットに応じて切断時間を変更する機能を有する。さらに、通信端末装置は、起動されているアプリケーションプログラムに基づいて、切断時間を決定する機能を有する。さらに、通信端末装置は、回線状態の良否を検出および予測する機能と、検出および予測の結果に基づいて起動されているアプリケーションプログラムに対する操作を禁止あるいは操作禁止を解除する機能と、特定の操作により操作禁止を解除する機能と、を有する。
ここで、上記通信端末装置には実施形態に示す端末装置が相当し、通信中継装置には実施形態に示すアクセスポイントが相当し、所定時間には実施形態に示すデフォルト切断時間が相当する。また、第2の発明は、第1の発明のように、アプリケーションプログラムのタイプの優先度が回線接続を維持するための方式に対応付けられていることを必要としない。上記のように、放送される切断時間に基づいて前記回線接続を維持するため処理が実行される(例えば、放送される切断時間と自己の無通信期間とに基づいて、回線接続を維持するためのダミーパケットの送信回数が少なくなるようにダミーパケットが送信される)ので、回線接続を維持するための通信量(例えば、ダミーパケットの送信量)を減らすことができ、ネットワークシステムの性能を高めることができる。さらに、切断時間が通信中継装置によって放送されるので、複数の通信端末装置が切断時間の送信をそれぞれ通信中継装置に要求しなくても、通信端末装置で放送される切断時間に基づいて回線接続を維持するための処理(例えば、ダミーパケットの送信)を実行することが可能となり、当該処理に係る通信量を減らすことができる。さらに、通信端末装置が電池で動作する携帯型端末である場合には、回線接続を維持するための処理に係る通信量が減ることで電池の消費を抑えることもできる。
第3の発明では、通信端末装置と通信を行う通信中継装置において、回線接続された通信端末装置との無通信期間が切断時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する手段と、前記切断時間の変更を要求する変更要求パケットを前記通信端末装置から受信し、該要求に応じて該切断時間を変更する手段と、切断時間を通信端末装置に放送する手段と、回線接続された通信中継装置との無通信期間と放送された切断時間とに基づいて通信端末装置から送信されたダミーパケットを受信する手段と、を有する。
また、通信中継装置と通信を行う通信端末装置において、回線接続された通信中継装置との無通信期間と該通信中継装置から放送された切断時間とに基づく送信タイミングで、該通信中継装置にダミーパケットを送信する手段と、切断時間の変更を要求する変更要求パケットを通信中継装置に送信する手段と、を有する。
また、通信端末装置と通信を行う通信中継装置に用いられるプログラムにおいて、回線接続された通信端末装置との無通信期間が切断時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する処理と、前記切断時間の変更を要求する変更要求パケットを前記通信端末装置から受信し、該要求に応じて該切断時間を変更する処理と、切断時間を通信端末装置に放送する処理と、回線接続された通信中継装置との無通信期間と放送された切断時間とに基づいて通信端末装置から送信されたダミーパケットを受信する処理と、を実行する。
また、通信中継装置と通信を行う通信端末装置に用いられるプログラムにおいて、回線接続された通信中継装置との無通信期間と該通信中継装置から放送された切断時間とに基づく送信タイミングで、該通信中継装置にダミーパケットを送信する処理と、切断時間の変更を要求する変更要求パケットを通信中継装置に送信する処理と、を実行する。


ここで、上記通信端末装置には実施形態に示す端末装置が相当し、通信中継装置には実
施形態に示すアクセスポイントが相当し、所定時間には実施形態に示すデフォルト切断時
間が相当する。上記のようにすることで、第の発明において用いられる通信中継装置、通信端末装置、およびプログラムを提供することができる。
第4の発明では、単一または複数のアプリケーションプログラムを具備するサーバと、通信端末装置とが、回線接続された通信端末装置の無通信期間が所定時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する機能と、上記所定時間を切断時間として定期的に放送する機能と、を有する通信中継装置を介して接続されるネットワークシステムの通信端末装置において、サーバのアプリケーションプログラムとアプリケーション間通信を行う単一または複数のアプリケーションプログラムと、起動されている単一または複数のアプリケーションプログラムのタイプの優先度に基づいて、アプリケーションプログラムのタイプに対応付けられた、回線接続を維持するための方式を決定し、当該決定した方式を放送される切断時間に基づいて実行させる接続維持プログラムと、を具備する。
ここで、上記通信端末装置には実施形態に示す端末装置が相当し、通信中継装置には実施形態が示すアクセスポイントに相当し、所定時間には実施形態に示すデフォルト切断時間が相当する。また、アプリケーションプログラムのタイプの優先度が回線接続を維持するための方式に対応付けられているので、タイプの優先度は回線接続を維持するための方式の優先度であるといえる。上記のようにすることで、第1の発明において用いられる通信端末装置を提供することができる。
第5の発明では、単一または複数のアプリケーションプログラムを具備するサーバと、サーバのアプリケーションプログラムとアプリケーション間通信を行う単一または複数のアプリケーションプログラムを具備する通信端末装置とが、回線接続された通信端末装置の無通信期間が所定時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する機能と、上記所定時間を切断時間として定期的に放送する機能と、を有する通信中継装置を介して接続されるネットワークシステムの通信端末装置に用いられるプログラムにおいて、起動されている単一または複数のアプリケーションプログラムのタイプの優先度に基づいて、アプリケーションプログラムのタイプに対応付けられた、回線接続を維持するための方式を決定し、当該決定した方式を放送される切断時間に基づいて実行させる接続維持プログラムを具備する。
ここで、上記通信端末装置には実施形態に示す端末装置が相当し、通信中継装置には実施形態に示すアクセスポイントが相当し、所定時間には実施形態に示すデフォルト切断時間が相当する。また、アプリケーションプログラムのタイプの優先度が回線接続を維持するための方式に対応付けられているので、タイプの優先度は回線接続を維持するための方式の優先度であるといえる。上記のようにすることで、第1の発明において用いられる通信端末装置用のプログラムを提供することができる。
第5の発明においては、接続維持プログラムが、予め設定された要求時間を通信中継装置に送信する機能と、通信中継装置から切断時間として放送される要求時間を受信する機能と、を実行させる。上記のようにすることで、通信中継装置では要求時間に基づいて回線切断の制御が行うことが可能となり、通信端末装置では要求時間に基づいてダミーパケットの送信タイミングの制御などを行うことが可能となるので、現在の方式でより好都合な処理をすることができる。例えば、要求時間を上記所定時間よりも長い値とすることで、例えばダミーパケットの送信回数をさらに減らすことができる。
また、第5の発明においては、回線状態の良否を検出および予測する機能と、検出および予測の結果に基づいて前記アプリケーションプログラムに対する操作を禁止あるいは操作禁止を解除する機能と、特定の操作により操作禁止を解除する機能と、を実行させる操作禁止制御プログラムを具備する。ここで、上記の操作禁止制御プログラムには実施形態に示す回線状態監視プログラムおよび操作禁止プログラムが相当する。また、特定の操作とは、実施形態に示す解除ボタンをマウスでクリックすることなどである。このようにすることで、回線状態が良くないときや回線状態の悪化が予測されるときには、マウスやキーボードの操作が禁止され、通信端末装置のアプリケーションプログラムによってサーバのファイルの更新などが行われなくなるので、サーバのファイルが破損するなどの問題の発生を防止することができる。また、特定の操作によって操作禁止を解除できるので、回線状態が良くないときや回線状態の悪化が予測されるときであっても、ユーザの判断でアプリケーションプログラムに対する操作を行うことが可能となる。
本発明によれば、回線接続を維持するための方式に対応付けられるアプリケーションプログラムのタイプやタイプの優先度が、通信中継装置ではなく通信端末装置で決められているので、アプリケーションプログラムの種別や使用状況が考慮された最適な回線接続を維持するための処理を実行することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明に係るネットワークシステムの構成を示す。このネットワークシステム100では、サーバ3とアクセスポイント2とが有線LAN等のネットワーク4に接続されており、サーバ3とアクセスポイント2との間で通信が行われる。端末装置1とアクセスポイント2との間では無線LAN等によって通信が行われる。また、サーバ3のアプリケーションプログラム(図ではAPPと表す)3aと端末装置1の後述するアプリケーションプログラムとのアプリケーション間通信によって、パーソナルコンピュータや無線携帯端末などの端末装置1からサーバ3のファイル(図示せず)の更新や閲覧などができるようになっている。尚、インターネット経由で図示しないサーバに端末装置1がアクセスする構成としてもよい。
図2は、本発明に係る端末装置1の構成を示す。(a)はハードウエア構成を示し、(b)はソフトウエア構成を示す。制御部11には、アクセスポイント2と無線通信を行うための無線通信I/F部14と、操作部としてのキーボード12およびマウス13と、液晶ディスプレイなどの表示部15と、VoIP(Voice over IP)で用いる音声入出力部16が接続されている。制御部11には、無線通信ドライバ26、表示部15やキーボード12などを動かすためのI/Oドライバ27、OS(オペレーティングシステム)25、接続維持プログラム21、回線状態監視プログラム22、操作禁止プログラム23、およびアプリケーションプログラム24が格納されており、各プログラムが動作することで端末装置1の機能が実現されている。上記のプログラムのうち、接続維持プログラム21、回線状態監視プログラム22、および操作禁止プログラム23が本発明に係るプログラムである。
接続維持プログラム21は、アクセスポイント2との回線が切断されないように接続維持を行うためのプログラムである。回線状態監視プログラム22と操作禁止プログラム23とは、回線状態(通信状態)の良くないとき、あるいは悪化が予測されるときに、アプリケーションプログラム24に対するキーボード12とマウス13の操作を禁止させるためのプログラムである。これらの詳細については後述する。また、アプリケーションプログラム24は、表計算や文書作成、VoIP、ホームページの閲覧などに用いられるプログラムである。
図3は、本発明に係るアクセスポイント2の構成を示す。(a)はハードウエア構成を示し、(b)はソフトウエア構成を示す。アクセスポイント2は制御部31と、無線通信I/F部32と、有線通信I/F部33とから構成され、無線通信I/F部32によって端末装置1との無線通信が行われ、有線通信I/F部33によってサーバ3との有線通信が行われる。制御部31には、制御プログラム34、無線通信ドライバ35、および有線通信ドライバ36が格納されている。この制御プログラム34は、アクセスポイント2と端末装置1との間の回線の接続および切断の制御が行い、回線接続された端末装置1が所定時間にわたってパケット(アプリケーションプログラム24が送信するパケット(以下APPパケットという)や後述するダミーパケットなど)を送信しないと、当該端末装置1との回線を切断する。上記の所定時間を切断時間とよび、端末装置1がパケットを送信しない期間を無通信期間とよぶことにする。さらに、切断時間を放送(ブロードキャスト)することによって、複数の端末装置1に一斉に切断時間を知らせる。本発明は、上記の回線の接続維持に係るものであるので、サーバ3とアクセスポイント2との間の通信や、端末装置1とサーバ3との間で送受信されるデータなどについては説明を省略する。
図4は、端末装置1において回線の接続維持を管理するために用いられるデータを示す。APPタイプテーブル41、余裕時間42、第2方式要求時間43、および第3方式要求時間44は、ネットワーク管理者によって制御部11に予め設定されたデータである。ダミーパケット残時間45と放送受信値46とは、制御部11のリード/ライト可能な記憶領域(図示せず)に記憶されるデータである。以下、各データについて説明する。APPタイプテーブル41は、回線接続を維持するための方式ごとにアプリケーションプログラム24の識別情報を登録したテーブルである。ここでは、APP24a,24bが第1タイプとして登録され、APP24c,24dが第2タイプとして登録され、APP24e,24fが第3タイプとして登録されている。
第1〜第3タイプのアプリケーションプログラム24の動作中には、それぞれ第1〜第3方式が採用される。すなわち、アプリケーションプログラム24のタイプと回線接続を維持するための方式とは対応付けられている。3つのタイプには優先度があり、第1タイプの優先度が最も低く、第3タイプの優先度が最も高い。したがって、第2タイプのプログラムと第3タイプのプログラムとが共に動作中であるときは第3方式が採用され、第1タイプのプログラムと第2タイプのプログラムとが共に動作中であるときは第2方式が採用される。尚、各端末装置1には同じアプリケーションプログラム24が搭載されているとは限らず、第1〜第3タイプの全てを搭載するものもあるし、第2タイプだけを搭載するものもある。ここではアプリケーションプログラム24のタイプの数と回線接続を維持するための方式とを3つとしているが、3つに限定する理由はなく、1つ、2つあるいは4つ以上であってもよい。
第1方式は、回線接続を維持するためのパケット(以下、ダミーパケットという)を送信しない方式である。この方式は、回線の接続維持をするという点では劣るが、ダミーパケットの送信に伴う通信量の増加が生じさせない。第2方式は、無通信期間が上記の切断時間に到達する前に、ダミーパケットを端末装置1から送信する方式である。このようにダミーパケットを送信することによって、APPパケットが送信されないときにアクセスポイント2が回線を切断するのを防止する。この方式は、回線接続を維持するために必要最小限のダミーパケットを送信する方式でもある。第3方式は、無通信期間が一定時間続くとダミーパケットを送信する方式である。上記一定時間として切断時間よりも十分に短い値(ここでは1秒とする)が用いられるので、APPパケットが送信されないときは1秒間隔でダミーパケットが送信される。ここでは3つの方式の概略動作について説明したが、上記説明とは異なる方式を採用することもできる。
各アプリケーションプログラム24のタイプは、アプリケーションプログラム24自体の通信動作の多寡や回線の切断によって影響を受ける度合い、アプリケーションプログラム24の使用状況などを考慮してネットワーク管理者によって決定される。例えば、回線を切断されても比較的弊害の少ないアプリケーションプログラム24は第1タイプと決定される。回線を切断されると弊害の大きいアプリケーションプログラム24は第2タイプと決定される。VoIPのアプリケーションプログラム24は第3タイプと決定される。VoIPが使用されている端末装置1は移動中のことが多々ある。第2方式では、通信状態が悪いときにダミーパケットが送信されると、ダミーパケットがアクセスポイント2で受信されずに回線が切断されるおそれがある。また、VoIPでは無音圧縮が行われるため、無音時はAPPパケットが途切れるが、短時間でも切断されるとユーザが困る。以上の理由で、VoIPのアプリケーションプログラム24は第3タイプと決定される。
余裕時間42は、第2方式において切断時間に対してダミーパケットの送信タイミングに余裕をもたせるために用いられる。例えば、切断時間が10秒で、余裕時間42が2秒である場合、無通信期間が8秒(10秒−2秒)になると、上記の接続維持プログラム21がダミーパケットを送信する。このようにするのは、ダミーパケットを送信したにもかかわらず、伝送遅延などによって切断時間内にダミーパケットがアクセスポイント2で受信されずに回線が切断されることがあるからである。以下では、余裕時間42が2秒であるものとして説明する。
第2方式要求時間43は、第2方式が採用されているときに、アクセスポイント2から放送されるデフォルトの切断時間に代えて、切断時間として適用されることを要求(以下、切断時間の変更要求という)する時間である。この第2方式要求時間43は、ダミーパケットの送信回数を減らすために用いられるものであるので、デフォルトの切断時間よりも長い。以下では、デフォルトの切断時間が10秒、第2方式要求時間43が20秒であるものとして説明する。第2方式要求時間43はアクセスポイント2に送信され、アクセスポイント2(正確には制御プログラム34)が切断時間の変更要求を受諾すると、次回の放送からアクセスポイント2に設定されているデフォルトの切断時間に代えて、第2方式要求時間43が放送される。
第3方式要求時間44は、第3方式が採用されているときに、アクセスポイント2から放送されるデフォルトの切断時間に代えて、切断時間として適用されることを要求する時間である。この第3方式要求時間44は、アクセスポイント2に回線接続されている端末装置1の台数が増大しないようにするためにも用いられるので、デフォルトの切断時間よりも短い。例えば、VoIPを使用している多数の端末装置1がAPPパケットやダミーパケットを送信していないにもかかわらず長時間にわたって回線に接続されていると、アクセスポイント2側の端末装置1を管理するテーブルのサイズが大きくなり、メモリー領域が不足する、あるいはスループットが低下するといった問題が生じる。この問題が生じないように第3方式要求時間44をデフォルトの切断時間よりも短い時間としている。以下では、第3方式要求時間44が5秒であるものとして説明する。第3方式要求時間44による切断時間の変更要求、受諾および放送は、第2方式要求時間43の場合と同様に行われる。
ダミーパケット残時間45は、第2または第3方式で使用される、ダミーパケットを送信するまでの残り時間である。ダミーパケット残時間45は、第2方式では{放送された切断時間−余裕時間42}で初期化され、第3方式では1秒で初期化される。そして、一定時間ごとにカウントダウンされ、ダミーパケット残時間45が0になると、ダミーパケットが送信される。また、初期化はAPPパケットやダミーパケットが送信されたときなどに行われる。放送受信値46は、放送された切断時間が記憶領域に書き込まれたものであり、デフォルトの切断時間、第2方式要求時間43または第3方式要求時間44のいずれかである。
図5は、アクセスポイント2において回線の接続・切断を管理するために用いられるデータを示す。デフォルト切断時間47は、ネットワーク管理者によって制御部31に予め設定されたデータであり、無通信状態が継続したときに回線が切断されるまでのデフォルトの時間、すなわち上述の「デフォルトの切断時間(10秒)」のことである。
端末装置管理テーブル48は、回線接続された端末装置1の状態を管理するためのテーブルであり、端末ID48a、切断残時間48b、要求受諾有無48c、タイプ番号48d、および要求時間48eからなる。端末ID48aは端末装置1を識別するための情報である。ここでは端末ID48aとして3桁の数字が示されているが、MACアドレスなどが使用される。切断残時間48bは、無通信状態が続くときの、回線が切断されるまでの残り時間であり、一定時間ごとにカウントダウンされる。カウントダウンによって切断残時間48bが0になると、制御プログラム34が該当する端末装置1の回線を切断する。また、APPパケットやダミーパケットが受信されると、送信元の端末装置1の切断残時間48bが後述する初期値で初期化される。
要求受諾有無48cは、上述の切断時間の変更要求を受諾したか否かを示し、受諾した端末装置1については「有」となり、拒否した端末装置1については「無」となる。また、回線接続時に「無」が設定される。変更要求を受諾するか否かの決定方法については後述する。タイプ番号48dは、切断時間の変更要求の際に第2または第3方式要求時間43,44とともに受信したアプリケーションプログラム24のタイプ番号(第2または第3タイプを示す「2」または「3」)であり、変更要求を受諾するか否かを決定するときに使用される。要求時間48eは、切断時間の変更要求の際に受信した第2または第3方式要求時間43,44のいずれかである。したがって、切断残時間48bの初期値は、要求受諾有無48cが「有」のときは要求時間48eであり、「無」のときはデフォルト切断時間47である。
図6は、アクセスポイント2が放送する放送パケットBを示す。この放送パケットBは、切断時間の変更要求が受諾された端末装置1に対するデータである要求受諾部と、変更要求が拒否された端末装置1および変更要求をしていない端末装置1に対するデータであるデフォルト部とからなる。デフォルト部のNULコードはデフォルト部を示す信号であり、このデフォルト切断時間は図5に示すデフォルト切断時間47に等しい。要求受諾部の端末装置1ごとの端末IDと要求時間とは、端末装置管理テーブル48の端末ID48aと要求時間48eとに等しい。したがって、放送パケットBを受信した端末装置1から見ると、自分の端末IDが放送パケットBに含まれていれば要求時間が放送された(受信した)切断時間となり、自分の端末IDが放送パケットBに含まれていなければデフォルト切断時間が放送された切断時間となる。尚、本実施形態では、全ての切断時間の変更要求を受諾すると放送パケットBのサイズが大きくなって放送時間が長くなるので、変更要求を受諾する端末装置1の台数に上限値を設けている。
図7は、端末装置1とアクセスポイント2との動作を示すタイムチャートである。以下、フローチャートを参照して端末装置1とアクセスポイント2との動作の一例を説明する。アクセスポイント2は、一定の放送周期(本実施形態では2秒とする)で放送パケットBを放送する。アプリケーションプログラム24は、APP24a、APP24c、APP24eの順序で起動され、APP24e、APP24c、APP24aの順序で終了する。このAPP24a、APP24c、APP24eは、それぞれ第1、第2、第3タイプのアプリケーションプログラム24である(図4参照)。APP24aの起動前においても、アクセスポイント2は随時ビーコン電波を出しており、端末装置1が応答することで、応答した端末装置1の回線が接続される。接続する際に、アクセスポイント2あるいはサーバ3が端末装置1の認証を行い、認証が正規に行われた場合にのみ回線を接続するようにしてもよい。回線接続された端末装置1は、放送パケットB中の切断時間のデータを放送受信値46として保存する。しかし、アプリケーションプログラム24が1つも動作しておらず、端末装置1からAPPパケットもダミーパケットも送信されないので、回線が接続されてからデフォルト切断時間47が経過すると回線が切断される。
まず、APP24aが起動されると、接続要求パケット(図示せず)が端末装置1から送信され、これによって回線が接続される。この時点では、APP24aが第1タイプであるので、回線の接続維持の方式として第1方式が採用される。第1方式では、ダミーパケットが送信されないため、無通信期間がデフォルト切断時間47を超えると回線が切断される。ここでは、APP24aが適宜APPパケット(図示せず)を送信しており、回線が切断されないものとする。
次に、APP24aよりも優先度の高い第2タイプのAPP24cが起動されると、第2方式が採用される。第2方式では、無通信期間が{放送受信値46−余裕時間42}(この時点の放送受信値46は放送パケットB1中のデフォルト切断時間である)になるとダミーパケットが端末装置1から送信され、回線の切断が防止される。また、APP24cが起動されたとき、切断時間の変更要求をするために、第2方式要求時間43とタイプ番号(「2」)とを含む変更要求パケットが端末装置1から送信される。変更要求パケットを受信したアクセスポイント2では、変更要求を受諾するか否かが決定される。ここでは変更要求が受諾されるものとする。この結果、放送パケットB2〜B3では、この端末装置1に対しては第2方式要求時間43が切断時間として放送される。したがって、この時点以降は、無通信期間が{第2方式要求時間43−余裕時間42}になるとダミーパケットが送信されるようになる。
次に、APP24cよりも優先度の高い第3タイプのAPP24eが起動されると、第3方式が採用される。第3方式では、無通信期間が1秒になるとダミーパケットが端末装置1から送信され、回線の切断が防止される。この時点の放送受信値46は放送パケットB3によるものであり、第2方式要求時間43である。また、APP24eが起動されたとき、切断時間の変更要求をするために、第3方式要求時間44とタイプ番号(「3」)とを含む変更要求パケットが端末装置1から送信される。変更要求パケットを受信したアクセスポイント2では、変更要求を受諾するか否かが決定される。ここでも変更要求が受諾されるものとする。この結果、放送パケットB4〜B5では、この端末装置1に対しては第3方式要求時間44が切断時間として放送される。
次に、第3タイプのAPP24eが終了すると、第2方式が採用される。ここでも切断時間の変更要求をするために、第2方式要求時間43とタイプ番号(「2」)とを含む変更要求パケットが送信される。ここでも変更要求が受諾されるものとする。この結果、B6以降の放送パケットでは、この端末装置1に対しては第2方式要求時間43が切断時間として放送される。次に、第2タイプのAPP24cが終了すると、第1方式が採用される。第1方式では端末装置1側において接続維持のための制御が行われないため、変更要求パケットは送信されない。但し、変更要求パケットに代えて、切断時間としてデフォルト切断時間47を用いてもよい旨の通知を送信するようにしてもよい。その後、APP24aが終了して無通信時間が第2方式要求時間43に到達すると、アクセスポイント2が端末装置1の回線を切断する。
図8、図9は、端末装置1の動作、すなわち接続維持プログラム21の動作を示すフローチャートである。接続維持プログラム21は、以下のイベント、すなわちアプリケーションプログラム24の起動と終了、放送パケットBの受信、一定時間ごとに発生するタイマー信号、およびアプリケーションプログラム24によるパケット(APPパケット)の送信を随時監視しており、イベントが発生したことを検知するとイベントに応じた処理を実行する。また、イベントを発生させたり、検出したりするために、接続維持プログラム21はOS25にコマンドを出し、あるいはOS25が管理する情報を参照する。例えば、アプリケーションプログラム24の起動と終了とは、OS25の管理下にあるアクティブタスクテーブルを参照することにより検知される。
まず、アプリケーションプログラム24が新たに起動されたことを接続維持プログラム21が検知したときの動作について説明する。回線接続がされていない場合(図8のS10:Y)、接続維持プログラム21が接続要求パケットを送信する(S11)。この接続要求パケットがアクセスポイント2で受信されると、回線が接続される。実際は、接続維持プログラム21が接続要求パケットを生成し、OS25を介して接続要求パケットを受け取った無線通信ドライバが接続要求パケットを送信するが、ここでは接続維持プログラム21が接続要求パケットを送信するものとしている。この点については、変更要求パケットなどについても同様である。
この時点で、優先度の最も高い第3タイプのアプリケーションプログラム24が以前から動作しているときは(S12:Y)、既に第3方式が採用されており方式の変更が不要であるので、処理が終了する。一方、以前から優先度の最も高い第3タイプのアプリケーションプログラム24が動作しておらず、しかも新たに起動されたアプリケーションプログラム24が第3タイプである場合(S12:N、且つS13:Y)、第3方式が採用され(S14)、第3方式要求時間44とアプリケーションプログラム24のタイプ番号(「3」)とを含む変更要求パケットがアクセスポイント2に送信される(S15)。さらに、ダミーパケット残時間45が1秒で初期化される(S16)。
S13において、新たに起動されたアプリケーションプログラム24が第3タイプではないと判定され(S13:N)、しかも第2タイプのアプリケーションプログラム24が以前から動作している場合(S17:Y)、現在の方式である第2方式を変更する必要がないので、処理が終了する。一方、第2タイプのアプリケーションプログラム24が以前から動作していない場合(S17:N)、新たに起動されたアプリケーションプログラム24が第2タイプであるときは(S18:Y)、第2方式が採用され(S19)、第2方式要求時間43とタイプ番号(「2」)とを含む変更要求パケットがアクセスポイント2に送信される(S20)。さらに、ダミーパケット残時間45が{放送受信値46−余裕時間42}によって初期化される(S21)。一方、新たに起動されたアプリケーションプログラム24が第2タイプではないとき(S18:N)、すなわち第1タイプであるときは、第1方式が採用される(S22)。
次に、アプリケーションプログラム24が終了したことを接続維持プログラム21が検知したときの動作について説明する。あるアプリケーションプログラム24が終了しても、優先度の最も高い第3タイプのアプリケーションプログラム24が動作中である場合(図9のS40:Y)、現在の方式である第3方式を変更する必要がないので処理が終了する。次に、第3タイプのアプリケーションプログラム24が動作中ではなく(S40:N)、しかも終了したアプリケーションプログラム24が第3タイプである場合(S41:Y)である場合について述べる。この場合、第2タイプのアプリケーションプログラム24が動作中であれば(S42:Y)、第2タイプが最も優先度が高くなるので、第2方式が採用され(S43)、第2方式要求時間43とタイプ番号(「2」)とを含む変更要求パケットがアクセスポイント2に送信され(S44)、さらにダミーパケット残時間45が初期化される(S45)。それに対し、第2タイプのアプリケーションプログラム24が動作中ではなければ(S42:N)、第1タイプのアプリケーションプログラム24が動作中であるか否かに関係なく第1方式が採用される(S46)。第1方式では、回線の接続維持のために特別な処理が行われないからである。
一方、第3タイプのアプリケーションプログラム24が動作中ではなく(S40:N)、しかも終了したアプリケーションプログラム24が第3タイプではない場合(S41:N)、第2タイプのアプリケーションプログラム24が動作中であれば(S47:Y)、現在の方式である第2方式が維持される。それに対し、第2タイプのアプリケーションプログラム24が動作中でなければ(S47:N)、第1方式が採用される(S48)。以上述べた説明では、採用される方式が第3方式から第1方式に変わったとき、および第2方式から第1方式に変わったときには、端末装置1からアクセスポイント2へ何らの通知が行われなかったが、この方式の変化を通知して、アクセスポイント2で切断時間としてデフォルト切断時間47を使用させるようにしてもよい。
次に、APPパケットの送信が検知されたときの接続維持プログラム21の動作について説明する。この場合、現在の方式が第2または第3方式である場合(図8のS30:Y)、すなわちダミーパケットの送信制御が行われている場合は、ダミーパケット残時間45が現在の方式に応じて初期化される(S31)。すなわち、現在の方式が第2方式であるときは{放送受信値46−余裕時間42}でダミーパケット残時間45が初期化され、現在の方式が第3方式であるときは1秒で初期化される。
次に、タイマー信号が検知されたときの接続維持プログラム21の動作について説明する。現在の方式が第2または第3方式である場合(図9のS50:Y)、ダミーパケット残時間45がカウントダウンされる(S51)。カウントダウンによってダミーパケット残時間45が0になると(S52:Y)、ダミーパケットが送信され(S53)、上述のS31と同様にダミーパケット残時間45が現在の方式に応じて初期化される(S54)。
次に、放送パケットBの受信が検知されたときの接続維持プログラム21の動作について説明する。まず、図6に示す放送パケットBから自分の切断時間が取り出だされる(S60)。この取り出しでは、放送パケットBの要求許諾部に自分(放送パケットBを受信した端末装置1)のIDと同じ端末IDがあれば該当する要求時間が取り出され、同じ端末IDがなければデフォルト部のデフォルト切断時間が取り出される。取り出された切断時間と放送受信値46とが等しい場合(S61:Y)、放送受信値46を更新する必要がないので処理が終了する。取り出された切断時間と放送受信値46とが等しくない場合(S61:N)、現在の方式が第2方式ではないときは(S62:N)、取り出された切断時間が放送受信値46として記憶領域に保存される(S65)。現在の方式が第2方式であるとき(S62:Y)、すなわち変更要求パケットによる変更要求が受諾され、第2方式要求時間43が放送されたときは、ダミーパケットの送信タイミングが変わるので、ダミーパケットが送信され(S63)、ダミーパケット残時間45が{第2方式要求時間43−余裕時間42}で初期化され(S64)、さらに取り出された切断時間が放送受信値46として記憶領域に保存される(S65)。
図10は、アクセスポイント2の動作、すなわち制御プログラム34の動作を示すフローチャートである。制御プログラム34は、以下のイベント、すなわち、接続要求パケットの受信、変更要求パケットの受信、APPパケットの受信、一定時間ごとに発生するタイマー信号、および放送周期ごとに発生する放送指示信号を随時監視しており、イベントが発生したことを検知するとイベントに応じた処理を実行する。
まず、接続要求パケットの受信が検知されたときの制御プログラム34の動作について説明する。この場合、送信元の端末装置1のデータが端末装置管理テーブル48に登録され、切断段時間が初期化される(S70)。具体的には、端末装置管理テーブル48の端末ID48aには送信元の端末装置1のIDが記録され、要求受諾有無48cは「無」に設定され、さらに切断残時間48bがデフォルト切断時間47で初期化される。実際は、接続要求パケットは無線通信ドライバ35で受信され、OS25を介して制御プログラム34が接続要求パケットを受け取るが、ここでは制御プログラム34が接続要求パケットを受信するものとしている。この点については、変更要求パケットなどについても同様である。
次に、変更要求パケットの受信が検知されたときの制御プログラム34の動作について説明する。まず、変更要求を受諾するか否か、および受諾済みの変更要求を取消すか否かが決定される(S75)。本実施形態では変更要求を受諾する端末装置1の台数の上限値を定めているので、端末装置管理テーブル48の要求受諾有無48cの「有」となっている個数が上限値未満であれば、変更要求は受諾される。また、変更要求の受諾済みの端末装置1、すなわち要求受諾有無48cが「有」となっている端末装置1からの変更要求も受諾される。
一方、端末装置管理テーブル48の要求受諾有無48cの「有」となっている個数が上限値になっており、しかも変更要求パケットの送信元が変更要求の受諾済みの端末装置1ではない場合は、変更要求が拒否されるか、あるいは送信元以外の端末装置1の受諾が取消され、新たな変更要求が受諾されるかが所定のルールに基づいて決定される。例えば、受諾済みの全て変更要求のタイプ番号48dが優先度の最も高い「3」(第3タイプ)であれば、新たな変更要求は拒否される。それに対し、受諾済みの変更要求にタイプ番号48dが「2」(第2タイプ)のものがあり、しかも新たな変更要求に係るタイプ番号が「3」であれば、タイプ番号48dが「2」の変更要求の受諾が取消されるとともに、新たな変更要求が受諾される。尚、上述のとおり、変更用要求パケットにはアプリケーションプログラム24のタイプ番号が含まれており、このタイプ番号が端末装置管理テーブル48のタイプ番号48dと比較される。
そして、変更要求が受諾された場合、端末装置管理テーブル48が更新される(S76)。具体的には、端末装置管理テーブル48の送信元の端末装置1の要求受諾有無48cが「有」に設定され、タイプ番号48dに変更要求パケット中のタイプ番号が設定され、要求時間48eに変更要求パケット中の第2または第3方式要求時間43,44が設定される。さらに、変更要求の受諾に伴って他の端末装置1の受諾が取消された場合は、当該端末装置1の要求受諾有無48cが「無」に設定される。その後、変更要求パケットの送信元の端末装置1および受諾が取消された端末装置1の切断残時間48bが初期化される(S77)。初期化は、要求受諾有無48cの値にしたがって要求時間48eまたはデフォルト切断時間47によって行われる。ここでは放送パケットBを放送していないが、ここで放送をするようにすれば、端末装置1が直ちに上記の受諾、拒否あるいは取消しを知ることができ、新たに放送された値に基づいた接続維持のための制御を直ちに行うことが可能となる。
次に、放送周期ごとに出される放送指示信号が検知されたときの制御プログラム34の動作について説明する。放送指示信号が検知されると、端末装置管理テーブル48に基づいて図6に示す放送パケットBが生成され、生成された放送パケットBが放送される(S80)。
次に、一定時間ごとに出されるタイマー信号が検知されたときの制御プログラム34の動作について説明する。まず、端末装置管理テーブル48の各端末装置1の切断残時間48bがカウントダウンされる(S85)。カウントダウンによって切断残時間48bが0になった端末装置1については、回線が切断され、当該端末装置1のデータが端末装置管理テーブル48から削除される(S86)。つまり、無通信期間が切断時間(切断残時間48bの初期値)に到達した端末装置1については、回線が切断される。次に、APPパケットの受信が検知されたときの制御プログラム34の動作について説明する。この場合、無通信期間が中断したことになるので、APPパケットの送信元の切断残時間48bが初期化される。
以上では、端末装置1とアクセスポイント2との間の回線状態(通信状態)が良好であるものとして説明した。しかしながら、通信量の増加によって輻輳が発生したり、端末装置1の位置変更などによって無線通信の電波強度が低下したりする。回線状態の良くないときに端末装置1からサーバ3のファイルの更新などを行うと、上述のようにファイルを破損するなどの問題が生じるおそれがある。
そこで、回線状態を監視する回線状態監視プログラム22(図2参照)が回線状態の不良を検出あるいは悪化を予測すると、キーボード12およびマウス13の操作を禁止するように操作禁止プログラム23に通知し、この通知を受けた操作禁止プログラム23が、キーボード12およびマウス13の操作を禁止するようにしている。このようにして、回線状態が良くないときにキーボード12やマウス13の操作によってサーバ3のファイルの更新処理などが行われるのを防止している。しかし、一律に操作を禁止すると不便な場合もあるので、後述する解除ボタンが押された場合は、例外的に操作禁止を解除する。以下、回線状態監視プログラム22と操作禁止プログラム23とについて説明する。
図11は、回線状態監視プログラム22の動作を示すフローチャートである。この回線状態監視プログラム22は、所定の時間間隔(例えば10秒間隔)でOS25によって起動され、回線状態を検出および予測する(S100)。回線状態の検出および予測は、OS25を介して無線通信ドライバ26から受け取る各種の情報、例えば受信パケットの損失状況やエラーレート、伝送遅延、電波強度、輻輳フラグなどの情報に基づいて行われる。予測方法として、従来から周知の手法、例えば特許文献3に示される手法などを利用することができる。そして、現在の回線状態が悪いことが検出された場合、あるいは回線状態の悪化が予測される場合は(S101:Y)、操作禁止プログラム23に対して操作禁止通知が行われる(S102)。この通知には、操作を禁止する理由(「電波強度が低下している」など)も含まれる。さらに、操作禁止状態であること示す操作禁止フラグに1が設定される(S103)。操作禁止フラグは電源投入時に初期化される。上記の操作禁止通知によって、後述するように、キーボートとマウス13の操作が禁止される。
一方、現在の回線状態が良好であり、且つ回線状態の悪化も予測されず(S101:N)、しかも操作禁止フラグが1である場合は(S104:Y)、操作禁止プログラム23に対して禁止解除通知が行われるとともに(S105)、操作禁止フラグに0が設定される(S106)。つまり、操作禁止通知の後に回線状態が良好になると禁止解除通知が行われ、後述するように、キーボートとマウス13の操作が可能となる。尚、上記の操作禁止通知と禁止解除通知とは、実際にはOS25を介して操作禁止プログラム23に渡される。
図12は、操作禁止プログラム23の動作を示すフローチャートである。この操作禁止プログラム23は、定常状態では上記の操作禁止通知の待ち状態にある(S110)。回線状態監視プログラム22によって操作禁止通知が行われると、待ち状態が解除される。待ち状態の解除後、図13(a)に示すように、操作禁止メッセージ110aと解除ボタン110bとが表示された、最大優先度のダイアログボックス110が表示部15(図2参照)の画面の一部に表示される(S111)。操作禁止メッセージ110aのうち、「電波強度が低下」が操作禁止の理由(あるいは原因)であり、回線状態監視プログラム22から通知された理由に基づいて表示される。このように操作禁止の理由が表示されるので、ユーザが適切な措置(例えば、アクセスポイント2の近くに移動)を採ることも可能となりうる。
また、ダイアログボックス110が最大優先度となるようにOS25に対して指示され、しかもキーボード12とマウス13の操作信号を操作禁止プログラム23で受け取るようにしているので、アプリケーションプログラム24に対するキーボード12とマウス13の操作とが禁止される。この禁止状態は、後述するように、マウス13で解除ボタン110bがクリックされるか、キーボード12のスペースキーが押されると、一時的に(所定時間だけ)解除される。ここでは、最大優先度のダイアログボックス110を用いることによってキーボード12とマウス13の操作を禁止するようにしたが、他の方法を用いてもよい。また、不注意でスペースキーを押してしまうこともあるので、マウス13で解除ボタン110bがクリックされたときだけ禁止状態が解除されるようにしてもよい。
ダイアログボックス110が表示された後、操作禁止プログラム23は、上記の操作禁止通知、禁止解除通知、あるいは「解除ボタン110b押し」の待ち状態になる(S112)。この状態で、操作禁止プログラム23が操作禁止通知を受け取ると(S113:Y)、新たな操作禁止通知に基づいて再びダイアログボックス110が表示される(S111)。禁止解除通知を受け取ると(S114:Y)、ダイアログボックス110が消去され(S115)、操作禁止プログラム23は再び操作禁止通知の待ち状態になる(S110)。このようにして、一旦操作禁止状態になっても、回線状態が良好となればキーボード12とマウス13の操作が可能となる。
また、S112の待ち状態で解除ボタン110bが押されると(S114:N)、図13(b)に示すように、優先度を下げ、表示内容を変更したダイアログボックス111が表示部15の画面の一部に表示される(S116)。その後、操作禁止プログラム23は、所定時間の経過(例えば、10分間)の待ち状態になる(S117)。上記のダイアログボックス111の優先度が下げられているので、この所定時間が経過するまでは、キーボード12とマウス13の操作が可能となる。
そして、所定時間が経過すると、操作禁止プログラム23は、操作禁止通知または禁止解除通知の待ち状態になる(S118)。上記の所定時間内に操作禁止通知または禁止解除通知が既に行われているので、直ちに待ち状態が解除される。このとき、待ち行列に蓄積されている全ての操作禁止通知および禁止解除通知が待ち行列から削除される。この時点で、操作禁止フラグが1であれば(S119:Y)、再びダイアログボックス110が表示され(S111)、キーボード12とマウス13の操作が禁止される。操作禁止フラグが0であれば(S119:N)、ダイアログボックス111が消去され(S120)、操作禁止プログラム23が操作禁止通知の待ち状態になって(S110)、キーボード12とマウス13の操作が可能となる。
以上述べた実施形態においては、第2および第3方式が採用されるときに変更要求パケットを送信するようにしたが、変更要求パケットを送信することは本発明の必須事項ではなく、第2、第3方式要求時間43,44を用いずにデフォルト切断時間47だけを用いても本発明を実施することができる。また、第2方式が採用されるときだけに、あるいは第3方式が採用されるときだけに変更要求パケットを送信するようにしても本発明を実施することができる。例えば、設定された第2方式要求時間43が0であるか否かによって、接続維持プログラム21が変更要求パケットを送信するか否かを決定することもできる。
また、上記実施形態では、切断時間の変更要求が拒否されることがある場合について説明したが、アクセスポイント2と回線接続されうる端末装置1の台数の上限値が小さい場合などには、変更要求を常に受諾するようにしてもよい。さらに、上記実施形態では、端末装置1と通信中継装置であるアクセスポイント2の間で無線通信が行われる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、端末装置1と通信中継装置の間で有線通信が行われる場合であっても本発明を実施することができる。さらに、上記実施形態では、放送パケットBを放送(ブロードキャスト)することによって複数の端末装置1に切断時間を一斉に知らせるようにしたが、本発明の放送として、個々の端末装置1に対して当該端末装置1に適用される切断時間を含むパケットを送信するようにしてもよい。さらに、上記実施形態では、余裕時間42などの数値を示したが、これは単なる例示であって、余裕時間42などの数値を適宜変えても本発明を実施することができる。
本発明に係るネットワークシステムの構成を示す図である。 本発明に係る端末装置の構成を示す図である。 本発明に係るアクセスポイントの構成を示す図である。 端末装置において回線の接続維持を管理するために用いられるデータを示す図である。 アクセスポイントにおいて回線の接続・切断を管理するために用いられるデータを示す図である。 放送パケットを示す図である。 端末装置とアクセスポイントとの動作を示すタイムチャートである。 端末装置(接続維持プログラム)の動作を示すフローチャートである。 端末装置(接続維持プログラム)の動作を示すフローチャートである。 アクセスポイント(制御プログラム)の動作を示すフローチャートである。 回線状態監視プログラムの動作を示すフローチャートである。 操作禁止プログラムの動作を示すフローチャートである。 ダイアログボックスを示す図である。
符号の説明
1 端末装置(通信端末装置)
2 アクセスポイント(通信中継装置)
3 サーバ
3a アプリケーションプログラム(APP)
12 キーボード
13 マウス
21 接続維持プログラム
22 回線状態監視プログラム
23 操作禁止プログラム
24 アプリケーションプログラム(APP)
34 制御プログラム
100 ネットワークシステム
110 ダイアログボックス
110b 解除ボタン

Claims (8)

  1. 通信中継装置と通信端末装置とが通信を行うネットワークシステムにおいて、
    前記通信中継装置は、
    回線接続された前記通信端末装置との無通信期間が切断時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する機能と、
    前記切断時間の変更を要求する変更要求パケットを前記通信端末装置から受信し、該要求に応じて該切断時間を変更する機能と、
    前記切断時間を前記通信端末装置に放送する機能と、を有し、
    前記通信端末装置は、
    回線接続された前記通信中継装置との無通信期間と前記放送された切断時間とに基づく送信タイミングで、前記通信中継装置にダミーパケットを送信する機能と、
    前記変更要求パケットを前記通信中継装置に送信する機能と、を有することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記送信タイミングは、前記無通信期間が前記切断時間に到達する前のタイミングであることを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項1または2に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記通信端末装置は、起動されているアプリケーションプログラムに基づいて、前記切断時間を決定する機能をさらに有することを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のネットワークシステムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    回線状態の良否を検出および予測する機能と、
    検出および予測の結果に基づいて起動されているアプリケーションプログラムに対する操作を禁止あるいは操作禁止を解除する機能と、
    特定の操作により操作禁止を解除する機能と、をさらに有することを特徴とするネットワークシステム。
  5. 通信端末装置と通信を行う通信中継装置において、
    回線接続された前記通信端末装置との無通信期間が切断時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する手段と、
    前記切断時間の変更を要求する変更要求パケットを前記通信端末装置から受信し、該要求に応じて該切断時間を変更する手段と、
    前記切断時間を前記通信端末装置に放送する手段と、
    回線接続された前記通信中継装置との無通信期間と前記放送された切断時間とに基づいて前記通信端末装置から送信されたダミーパケットを受信する手段と、を有することを特徴とする通信中継装置。
  6. 通信中継装置と通信を行う通信端末装置において、
    回線接続された前記通信中継装置との無通信期間と該通信中継装置から放送された切断時間とに基づく送信タイミングで、該通信中継装置にダミーパケットを送信する手段と、
    前記切断時間の変更を要求する変更要求パケットを前記通信中継装置に送信する手段と、を有することを特徴とする通信端末装置。
  7. 通信端末装置と通信を行う通信中継装置に用いられるプログラムにおいて、
    回線接続された前記通信端末装置との無通信期間が切断時間に到達したときに当該通信端末装置の回線を切断する処理と、
    前記切断時間の変更を要求する変更要求パケットを前記通信端末装置から受信し、該要求に応じて該切断時間を変更する処理と、
    前記切断時間を前記通信端末装置に放送する処理と、
    回線接続された前記通信中継装置との無通信期間と前記放送された切断時間とに基づいて前記通信端末装置から送信されたダミーパケットを受信する処理と、を実行することを特徴とするプログラム。
  8. 通信中継装置と通信を行う通信端末装置に用いられるプログラムにおいて、
    回線接続された前記通信中継装置との無通信期間と該通信中継装置から放送された切断時間とに基づく送信タイミングで、該通信中継装置にダミーパケットを送信する処理と、
    前記切断時間の変更を要求する変更要求パケットを前記通信中継装置に送信する処理と、を実行することを特徴とするプログラム。
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