本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1を参照して、本発明の実施形態に係るテレメータシステム100について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るテレメータシステム100の構成を示すブロック図である。
テレメータシステム100は、本発明の通信システムの一例である。本発明の通信システムは、テレメータシステム100に限定されない。本発明の通信システムは、サーバと情報端末とが基地局を介して通信する構成を有していればよい。
図1に示すように、テレメータシステム100は、サーバ10と、センタ側網制御装置20と、親機30と、複数の子機40と、複数の計測装置50とを備える。
親機30は、センタ側網制御装置20を介してサーバ10と有線又は無線で接続される。複数の子機40の各々は、親機30及びセンタ側網制御装置20を介してサーバ10と有線又は無線で接続される。複数の子機40は、それぞれ、複数の計測装置50と有線又は無線で接続される。接続されることは、通信可能であることを示す。また、親機30自体に直接計測装置50を接続されてもよい。
サーバ10は、親機30、及び複数の子機40を介して、複数の計測装置50の各々が計測した計測値を収集する。計測装置50は、例えば、水道の使用量、ガスの使用量、又は電気の使用量を計測する。
センタ側網制御装置20は、サーバ10が親機30と通信するための通信処理を仲介する。センタ側網制御装置20は、親機30と無線接続される。センタ側網制御装置20と親機30とは、例えば、PHS(Personal Handyphone System)網、FOMA(Freedom of Mobile Multimedia Access)網、及びLTE(Long Term Evolution)網のような広域無線網N1に接続される。センタ側網制御装置20と親機30とは、広域無線網N1を介して互いに無線通信を行う。
なお、本実施形態では、センタ側網制御装置20と親機30とが無線接続されるが、本発明はこれに限定されない。センタ側網制御装置20と親機30とは、有線接続されてもよい。また、広域無線網N1に複数の親機30が接続されてもよい。
センタ側網制御装置20は、例えば、通信事業者の基地局に設けられる。センタ側網制御装置20は、親機30及び子機40のような端末側の装置の通信を制御する。
センタ側網制御装置20は、本発明の基地局の一例である。親機30及び子機40のような端末側の装置は、本発明の通信装置の一例である。なお、本発明の通信装置は、基地局を介してサーバと通信できる装置であればよく、本実施形態の親機30及び子機40のような親子関係を有する装置でなくてもよい。
センタ側網制御装置20がサーバ10から信号を受信した場合、センタ側網制御装置20は、広域無線網N1の通信規格に準拠した通信方式で端末側の装置へ信号を送信する。また、センタ側網制御装置20は、広域無線網N1を介して端末側の装置から信号を受信した場合、受信した信号をサーバ10へ送信する。
親機30は、広域無線網N1を介して、センタ側網制御装置20及びサーバ10のようなセンタ側の装置に接続される。親機30は、狭域無線網N2を介して複数の子機40の各々に接続される。
親機30は、複数の子機40の各々と無線接続される。親機30は、複数の子機40の各々と無線通信可能である。
子機40がサーバ10から信号を受信した場合、子機40は、受信した信号が自機宛の信号であるか否かを判定する。詳しくは、子機40は、受信した信号の宛先アドレスとして自機の識別番号が指定されている場合、受信した信号が自機宛の信号であると子機40が判定する。そして、子機40は、受信した信号に含まれるデータの内容に基づいて各種の処理を実行する。
複数の子機40は、それぞれ、複数の計測装置50と有線又は無線で接続される。本実施形態では、複数の子機40は、それぞれ、複数の計測装置50と電線1により有線接続される。
サーバ10は、子機40を介して計測装置50の計測値を取得する。
次に、図2を参照して、サーバ10について説明する。図2は、サーバ10の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ10は、記憶部11と、制御部12と、通信部13とを有する。
記憶部11は、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置(例えば、半導体メモリー)を含み、補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)をさらに含んでもよい。記憶部11は、制御部12によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)及びMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部12は、記憶部11に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、サーバ10の各要素を制御する。
通信部13は、センタ側網制御装置20に接続され、センタ側網制御装置20と通信を行う。通信部13は、例えば、LANボードのような通信モジュールである。
次に、図3を参照して、センタ側網制御装置20について説明する。図3は、センタ側網制御装置20の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、センタ側網制御装置20は、記憶部21と、制御部22と、通信部23とを有する。
記憶部21は、主記憶装置を含み、補助記憶装置をさらに含んでもよい。記憶部21は、制御部22によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。
制御部22は、プロセッサーを含む。制御部22は、記憶部21に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、センタ側網制御装置20の各要素を制御する。
通信部23は、サーバ10に接続され、サーバ10と通信を行う。通信部23は、広域無線網N1に接続され、広域無線網N1を介して端末側の装置と通信を行う。通信部23は、例えば、LANボードのような通信モジュールである。
次に、図4を参照して、親機30について説明する。図4は、親機30の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、親機30は、記憶部31と、制御部32と、操作部33と、表示部34と、広域無線通信部35と、狭域無線通信部36とを有する。
記憶部31は、主記憶装置を含み、補助記憶装置をさらに含んでもよい。記憶部31は、制御部32によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。
制御部32は、プロセッサーを含む。制御部32は、記憶部31に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、親機30の各要素を制御する。
操作部33は、親機30に対する指示を受け付ける。操作部33は、例えば、ディップスイッチと、プッシュスイッチとを含む。
表示部34は、例えば、保守作業を行う作業者に通知すべき情報を表示する。表示部34は、例えば、LED、及び/又は、液晶表示パネルを含む。
広域無線通信部35は、広域無線網N1を介してセンタ側網制御装置20との間で無線通信を行う。広域無線通信部35は、例えば、FOMA又はLTEのような広域通信可能な通信モジュールである。
広域無線通信部35は、信号を受信した場合、受信した信号をデコードすることにより電文を取得する。広域無線通信部35は、デコードして得られる電文を制御部32へ出力する。制御部32は、例えば、広域無線通信部35から電文を取得した場合、取得した電文に応じた処理を行う。
広域無線通信部35は、本発明の通信部の一例である。
狭域無線通信部36は、子機40との間で、所定の無線通信方式で通信を行う。所定の無線通信方式としては、例えば、特定小電力無線方式が採用される。特定小電力無線方式では、429MHz帯域の他、より通信速度の速い920MHz帯域が用いられる。狭域無線通信部36は、例えば、920MHz帯域通信用のRF-LSIを使用した通信モジュールである。
次に、図5を参照して、子機40について説明する。図5は、子機40の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、子機40は、記憶部41と、制御部42と、操作部43と、表示部44と、狭域無線通信部45と、接続部46とを有する。
記憶部41は、主記憶装置を含み、補助記憶装置をさらに含んでもよい。記憶部41は、制御部42によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。
制御部42は、プロセッサーを含む。制御部42は、記憶部41に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、子機40の各要素を制御する。
操作部43は、子機40に対する指示を受け付ける。操作部43は、例えば、ディップスイッチと、プッシュスイッチとを含む。
表示部44は、例えば、保守作業を行う作業者に通知すべき情報を表示する。表示部44は、例えば、LED、及び液晶表示パネルを含む。
狭域無線通信部45は、親機30との間で所定の無線通信方式にて通信を行う。狭域無線通信部45は、親機30の狭域無線通信部36と同様の構成及び機能を有する。
接続部46は、1又は複数のポートを備える。接続部46は、電線1によって計測装置50と有線接続される。接続部46は、電線1を介して計測装置50の計測値を取得する。
次に、図6を参照して、親機30の広域無線通信部35の第1動作について説明する。図6は、親機30の広域無線通信部35が第1動作を行う際の、広域無線通信部35の状態を示すタイムチャートである。第1動作は、広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20と通信を行っていないときの広域無線通信部35の動作を示す。なお、図6~図8に示すタイムチャートおいて、信号が立ち上がっている期間は、広域無線通信部35が稼働している期間を示し、広域無線通信部35が通信できる期間を示す。図6~図8に示すタイムチャートおいて、信号が立ち下がっている期間は、広域無線通信部35が停止している期間を示し、広域無線通信部35が通信できない期間を示す。
図6において、第1状態α1は、広域無線通信部35が停止している状態を示す。広域無線通信部35は、第1状態α1になると停止するので、センタ側網制御装置20と通信することができない。
図6において、第2状態α2は、広域無線通信部35が通信の開始を待受けしている状態(待受け状態)を示す。広域無線通信部35は、第2状態α2になると、待受け状態になるので、センタ側網制御装置20からの信号を間欠で受信することができる。
図6に示すように、広域無線通信部35は、センタ側網制御装置20と通信を行っていないとき、第1アイドル状態と、第2アイドル状態とを交互に繰り返す。
広域無線通信部35は、第1アイドル状態になると、例えば、eDRX(extended idle mode Drx)サイクルで動作する。広域無線通信部35は、eDRXサイクルで動作する際、長期間(例えば、81.92秒)の間隔を空けて間欠受信を行う。
広域無線通信部35は、第1アイドル状態(第1状態α1)になると、略通電されないので、待機状態になる。その結果、親機30の省電力化を図ることが可能になる。また、広域無線通信部35は、第1アイドル状態になると、センタ側網制御装置20と略通信できない状態になる。なお、広域無線通信部35は、第1アイドル状態になると、全く通電されず、第1状態α1の状態が保持されることで停止してもよい。
第1アイドル状態は、本発明のアイドル状態の一例である。
広域無線通信部35は、第2アイドル状態になると、例えば、DRX(discontinuous reception)サイクルで動作する。広域無線通信部35は、DRXサイクルで動作する際、eDRXサイクルよりも短期間(例えば、10ミリ秒~2.56秒)の間隔を空けて間欠受信を行う。
広域無線通信部35は、第2アイドル状態(第2状態α2)になると、間欠で通電されるので、間欠で稼働する。その結果、広域無線通信部35をセンタ側網制御装置20と間欠で通信できるようにしつつ、親機30の省電力化をある程度図ることが可能になる。
広域無線通信部35が第1アイドル状態になってから第1所定期間T1が経過すると、広域無線通信部35の動作状態が第1アイドル状態から第2アイドル状態に移行する。
広域無線通信部35が第2アイドル状態になってから、新たに信号を受信することなく、第2所定期間T2が経過すると、広域無線通信部35の動作状態が第2アイドル状態から第1アイドル状態に移行する。
次に、図7を参照して、親機30の広域無線通信部35の第2動作について説明する。図7は、親機30の広域無線通信部35が第2動作を行う際の、広域無線通信部35の状態を示すタイムチャートである。第2動作は、広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20と通信を行うときの広域無線通信部35の動作の第1例を示す。
図7に示すように、広域無線通信部35は、第2アイドル状態のとき、稼働するタイミングで信号Y1を受信すると接続状態になる。信号Y1は、親機30を起動するための起動信号である。信号Y1は、例えば、センタ側網制御装置20から親機30に送信される。広域無線通信部35が接続状態になると、センタ側網制御装置20の制御部22、及び親機30の制御部32の各々が、第3所定期間T3のカウントを開始する。センタ側網制御装置20の制御部22は、広域無線通信部35が接続状態であるか否かを判断するために、第3所定期間T3をカウントする。親機30の制御部32は、後述するダミー信号を送信するタイミングを計るために、第3所定期間T3をカウントする。
広域無線通信部35は、接続状態になると、第3状態α3で稼働する。従って、広域無線通信部35は、接続状態になると、信号を送受信可能な状態を維持される。広域無線通信部35は、接続状態になると、連続で通電されるので、連続で稼働する。その結果、広域無線通信部35は、信号を効果的に受信することが可能になる。
広域無線通信部35が接続状態になってから、センタ側網制御装置20と新たに信号を送受信することなく、第3所定期間T3が経過すると、センタ側網制御装置20が親機30との接続状態を切断する。この場合、センタ側網制御装置20が親機30に対して、親機30との接続状態を切断することを示す信号を送信する。その結果、広域無線通信部35の動作状態が接続状態から第1アイドル状態に移行する。すなわち、親機30の制御部32が広域無線通信部35を接続状態から第1アイドル状態へ移行させる処理が、センタ側網制御装置20からの指示によって行われる。
本実施形態では、接続状態の期間は、第3所定期間T3に設定されている。なお、接続状態の期間は、後述するダミー信号により延長することができる。接続状態の期間を延長する手順の説明は後述する。
第3所定期間T3は、本発明の所定期間の一例である。
広域無線通信部35の単位時間当たりの稼働時間(通電される時間)は、第1アイドル状態、第2アイドル状態、及び接続状態の順に多くなる。従って、親機30の単位時間当たりの消費電力は、第1アイドル状態、第2アイドル状態、及び接続状態の順に多くなる。
次に、図8を参照して、親機30の広域無線通信部35の第3動作について説明する。図8は、親機30の広域無線通信部35が第3動作を行う際の、広域無線通信部35の状態を示すタイムチャートである。第3動作は、広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20と通信を行うときの広域無線通信部35の動作の第2例を示す。
図8に示すように、広域無線通信部35は、第2アイドル状態のとき、第2状態α2となるタイミングで信号Y1を受信すると接続状態になる。そして、広域無線通信部35は、接続状態になってから第3所定期間T3が経過する前にセンタ側網制御装置20宛に信号Y2を送信すると、接続状態を継続する。広域無線通信部35の第3動作では、広域無線通信部35は、接続状態になってから第3所定期間T3よりも短い期間T4(T4<T3)の時点で信号Y2を送信しているので、期間T4の経過後も接続状態を継続する。そして、広域無線通信部35が信号Y2を送信した時点(期間T4の終了時点)から、センタ側網制御装置20による第3所定期間T3のカウントがやり直される。その結果、広域無線通信部35の接続状態の期間が延長される。そして、広域無線通信部35が新たに信号を送受信することなく、第3所定期間T3が経過すると、広域無線通信部35の動作状態が接続状態から第1アイドル状態に移行する。信号Y2は、例えば、後述するダミー信号である。
以上、図8を参照して説明したように、広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20宛に信号Y2を送信することで、接続状態の期間が第3所定期間T3延長される。第3所定期間T3は、本発明の延長期間の一例である。
なお、図8に示す接続状態が延長される期間(所定延長期間)の長さと、図7に示す接続状態の期間(所定期間)の長さとは、第3所定期間T3で同じであるが、互いに異なっていてもよい。
また、第1所定期間T1、第2所定期間T2、及び第3所定期間T3の各々の長さは、特に限定されない。第1所定期間T1、第2所定期間T2、及び第3所定期間T3は、互いに同じ長さの期間でもよい。第1所定期間T1、第2所定期間T2、及び第3所定期間T3は、互いに異なった長さの期間でもよい。第1所定期間T1、第2所定期間T2、及び第3所定期間T3は、センタ側網制御装置20と親機30との間で予め決められている。センタ側網制御装置20は、親機30の現在の動作状態が、第1アイドル状態、第2アイドル状態、及び接続状態のうちのいずれの状態であるかを把握している。
子機40についても、親機30と同様の手順で図6から図8に示す動作を行う。なお、子機40は、センタ側網制御装置20と通信する際、親機30を介して通信する。
次に、図4及び図9を参照して、テレメータシステム100の動作の第1例について説明する。図9は、テレメータシステム100の動作の第1例を示すフロー図である。テレメータシステム100の動作の第1例は、親機30が第1送信信号を送信してから第1応答信号を受信するまでのテレメータシステム100の動作を示す。第1送信信号、及び第1応答信号の説明は後述する。なお、広域無線通信部35の動作状態に関係なく、センタ側網制御装置20は常時稼働している。
図4及び図9に示すように、ステップS101において、広域無線通信部35が接続状態で動作している。具体的には、広域無線通信部35は、センタ側網制御装置20と接続状態であり、センタ側網制御装置20と通信可能な状態である。
ステップS102において、親機30の広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20に対して第1送信信号を送信するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。その結果、親機30からセンタ側網制御装置20に対して第1送信信号が送信される。
第1送信信号は、親機30からセンタ側網制御装置20を介してサーバ10宛に送信される信号のうち、サーバ10から親機30に対する応答が必要な信号である。
広域無線通信部35が第1送信信号を送信すると、制御部32は、広域無線通信部35が第1応答信号の受信待ちの状態になったと判断する。第1応答信号は、第1送信信号に対する応答の信号である。
第1応答信号の受信待ちの状態は、本発明の応答待ちの状態の第1例である。
ステップS103において、センタ側網制御装置20の通信部23がサーバ10に対して、第1送信信号を送信するように、制御部22が通信部23を制御する。その結果、センタ側網制御装置20からサーバ10に対して第1送信信号が送信される。
ステップS104において、親機30の広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20宛にダミー信号を送信するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。その結果、親機30からセンタ側網制御装置20に対してダミー信号が送信される。広域無線通信部35が接続状態時にダミー信号を送信すると、制御部32は、実行中であった第3所定期間T3のカウントを中止して、広域無線通信部35によるダミー信号の送信時から第3所定期間T3のカウントを新たに開始する。
ダミー信号は、広域無線通信部35の接続状態の期間を延長するための信号である。ダミー信号は、広域無線通信部35の接続状態時に、広域無線通信部35からセンタ側網制御装置20に対して送信される。ダミー信号が示す電文の内容は、特に限定されない。ダミー信号は、例えば、制御信号、Ping信号、又は、最小のパケットでもよい。また、ダミー信号は、送信先の機器に対して所定の動作を指示する情報を含んでいてもよい。また、ダミー信号は、何らかの意味を有しない信号でもよい。
ダミー信号は、本発明の延長信号の一例である。
ステップS105において、センタ側網制御装置20は、ダミー信号を受信すると、実行中であった第3所定期間T3のカウントを中止して、ダミー信号の受信時から第3所定期間T3のカウントを新たに開始する。その結果、広域無線通信部35の接続状態の期間が延長される。広域無線通信部35の接続状態の期間は、センタ側網制御装置20がダミー信号を受信した時点から、第3所定期間T3、延長される。なお、ステップS104において、親機30の制御部32が第3所定期間T3のカウントを新たに開始する時点(親機30がダミー信号を送信する時点)と、ステップS105において、センタ側網制御装置20の制御部22が第3所定期間T3のカウントを新たに開始する時点(センタ側網制御装置20がダミー信号を受信する時点)とは、略同じである。
ステップS106において、サーバ10の通信部13がセンタ側網制御装置20に対して第1応答信号を送信するように、制御部12が通信部13を制御する。その結果、サーバ10からセンタ側網制御装置20に対して第1応答信号が送信される。
第1応答信号は、サーバ10からセンタ側網制御装置20を介して親機30宛に発せられる。
ステップS107において、センタ側網制御装置20の通信部23が親機30に対して第1応答信号を送信するように、制御部22が通信部23を制御する。その結果、センタ側網制御装置20から親機30に対して第1応答信号が送信される。センタ側網制御装置20の通信部23が第1応答信号を送信すると、制御部22が第3所定期間T3のカウントを新たに開始する。
親機30の広域無線通信部35が第1応答信号を受信することで、通信事象の終了を判断すると、制御部32は、広域無線通信部35の第1応答信号の受信待ちの状態を終了させる。その結果、広域無線通信部35は、ダミー信号の送信を中止する。
ステップS108において、広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20からの第1応答信号を受信してから(センタ側網制御装置20の通信部23が第1応答信号を送信してから)、第3所定期間T3が経過すると、広域無線通信部35の接続状態が終了する。
ステップS109において、親機30の広域無線通信部35の動作状態が第1アイドル状態に移行するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。その結果、テレメータシステム100の動作の第1例が終了する。
以上、図4、及び図9を参照して説明したように、ステップS102、及びステップS104において、接続状態の広域無線通信部35が第3所定期間T3内に第1応答信号の受信待ちの状態になると、広域無線通信部35の接続状態の期間が終了するよりも前に、広域無線通信部35がダミー信号を送信する。従って、ダミー信号により広域無線通信部35の接続状態の期間が延長されることによって、広域無線通信部35が第1応答信号を受信するまで広域無線通信部35の接続状態を保持できる。その結果、親機30がサーバ10と円滑に通信することができる。
なお、ダミー信号は、広域無線通信部35が接続状態の期間内であれば、いずれの時期に送信されてもよい。また、ダミー信号を送信する回数は、特に限定されない。例えば、1つの接続状態の期間内で、複数のダミー信号が送信されてもよい。
本実施形態では、ダミー信号は、広域無線通信部35の接続状態が終了する直前に送信される。その結果、広域無線通信部35がダミー信号を送信する回数を低減させることができるので、親機30の省電力化を効果的に図ることができる。
次に、図10を参照して、親機30がダミー信号を送信しない場合におけるテレメータシステム100の動作について説明する。図10は、親機30がダミー信号を送信しない場合におけるテレメータシステム100の動作を示すフロー図である。図10に示すテレメータシステム100の動作は、図9に示す本実施形態のテレメータシステム100の動作との比較のために説明される。
図10に示すように、ステップS102において、広域無線通信部35が第1送信信号を送信する。そして、広域無線通信部35がダミー信号を送信しないことで、広域無線通信部35の接続状態の期間が延長されること無く終了する。そして、処理がステップS10Aに移行する。
ステップS10Aにおいて、広域無線通信部35の動作状態が接続状態から第1アイドル状態に移行する。広域無線通信部35の第1アイドル状態は、第1所定期間継続する(図6参照)。
ステップS10Bにおいて、第1所定期間T1が経過するまでの間、センタ側網制御装置20は、親機30に対する第1応答信号の送信待ちの状態になる。理由は、第1所定期間T1中は、広域無線通信部35が第1アイドル状態であり、信号を受け付けないからである。
ステップS10Cにおいて、第1所定期間T1が経過すると、広域無線通信部35が第1アイドル状態から第2アイドル状態に移行する(図6参照)。
ステップS10Dにおいて、広域無線通信部35が第2アイドル状態に移行すると、センタ側網制御装置20が親機30に対して起動信号を送信する(図7の信号Y1参照)。
ステップS10Eにおいて、親機30の広域無線通信部35は、起動信号を受信すると、第2アイドル状態から接続状態に移行する。
ステップS10Fにおいて、親機30は、センタ側網制御装置20に対して、広域無線通信部35が接続状態に移行したことを通知するための第1通知信号を送信する。そして、ステップS107~ステップS109に示す処理が行われる。
図10に示すテレメータシステム100の動作によると、親機30がダミー信号を送信しないので、広域無線通信部35が第1応答信号の受信待ちのとき、広域無線通信部35の動作状態が接続状態から第1アイドル状態に移行しやすくなる。これに対し、図9に示すテレメータシステム100の動作によると、親機30がダミー信号を送信するので、広域無線通信部35が第1応答信号の受信待ちのとき、広域無線通信部35の動作状態が接続状態から第1アイドル状態に移行しにくくなる。従って、図9に示すテレメータシステム100の動作によると、広域無線通信部35が第1応答信号の受信待ちのとき、親機30とセンタ側網制御装置20との通信が中断されにくくなる。その結果、図9に示すテレメータシステム100の動作の方が、図10に示すテレメータシステム100の動作に比べて、親機30とセンタ側網制御装置20とが円滑に通信できる。
次に、図11を参照して、親機30の動作の第1例について説明する。図11は、親機30の動作の第1例を示すフロー図である。親機30の動作の第1例は、テレメータシステム100が図9に示す動作を行うときの、親機30の動作を示す。
図11に示すように、ステップS201において、広域無線通信部35が接続状態で動作している。
ステップS202において、制御部32は、接続状態の期間が終了したか否かを判定する。接続状態の期間が終了したと制御部32が判定した場合(ステップS202で、Yes)、処理がステップS209に移行する。接続状態の期間が終了していないと制御部32が判定した場合(ステップS202で、No)、処理がステップS203に移行する。
ステップS203において、広域無線通信部35が第1送信信号を送信したか否かを制御部32が判定する。広域無線通信部35が第1送信信号を送信していないと制御部32が判定すると(ステップS203で、No)、処理がステップS202に移行する。広域無線通信部35が第1送信信号を送信したと制御部32が判定すると(ステップS203で、Yes)、処理がステップS204に移行する。広域無線通信部35が第1送信信号を送信することで、広域無線通信部35が第1応答信号の受信待ちの状態になる。
ステップS204において、広域無線通信部35が第1応答信号を受信したか否かを制御部32が判定する。広域無線通信部35が第1応答信号を受信したと制御部32が判定すると(ステップS204で、Yes)、処理がステップS202に移行する。広域無線通信部35が第1応答信号を受信することで、広域無線通信部35の第1応答信号の受信待ちの状態が終了する。
広域無線通信部35が第1応答信号を受信していないと制御部32が判定すると(ステップS204で、No)、処理がステップS205に移行する。
ステップS205において、制御部32は、接続状態のタイムアウト期間が経過したか否かを判定する。接続状態のタイムアウト期間が経過したと制御部32が判定すると(ステップS205で、Yes)、処理がステップS209に移行する。接続状態のタイムアウト期間が経過していないと制御部32が判定すると(ステップS205で、No)、処理がステップS206に移行する。
接続状態のタイムアウト期間は、予め決められている。接続状態のタイムアウト期間は、第3所定期間T3(図7参照)よりも長い期間である。接続状態のタイムアウト期間は、広域無線通信部35が接続状態になった時点から制御部32によりカウントされる。タイムアウト期間は、例えば、120秒である。
制御部32によるタイムアウト期間のカウントと第3所定期間T3のカウントとは並列して行われる。広域無線通信部35がダミー信号を送信した場合、センタ側網制御装置20による第3所定期間T3のカウントと、制御部32による第3所定期間T3とはやり直され、新たに開始されるが、制御部32によるタイムアウト期間のカウントはやり直されることなく、継続される。
ステップS206において、制御部32は、現時点が広域無線通信部35の接続状態の期間の終了直前であるか否かを判定する。現時点が接続状態の期間の終了直前ではないと制御部32が判定すると(ステップS206で、No)、処理がステップS204に移行する。現時点が接続状態の期間の終了直前であると制御部32が判定すると(ステップS206で、Yes)、処理がステップS207に移行する。
ステップS207において、広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20に対してダミー信号を送信するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。
ステップS208において、広域無線通信部35がダミー信号を送信することで、広域無線通信部35の接続状態の期間が延長される。ステップS208に示す処理が終了すると、処理がステップS204に移行する。
ステップS209において、広域無線通信部35の接続状態が終了するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。
ステップS210において、親機30の広域無線通信部35の動作状態が第1アイドル状態に移行するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。その結果、親機30の動作の第1例が終了する。
以上、図11を参照して説明したように、ステップS204~ステップS208において、親機30の広域無線通信部35が第1応答信号の受信待ちの状態である場合、タイムアウト期間が経過するまでは、ダミー信号により接続状態の期間が延長され続ける。従って、広域無線通信部35は、タイムアウト期間の間、第1応答信号の受信待ちの状態を保持することができる。また、タイムアウト期間を設けることで、例えば、サーバ10の故障又はメンテナンスによりサーバ10が第1応答信号を送信できない場合に、広域無線通信部35が接続状態を保持し続けることを防止できる。
次に、図12を参照して、テレメータシステム100の動作の第2例について説明する。図12は、テレメータシステム100の動作の第2例を示すフロー図である。テレメータシステム100の動作の第2例は、サーバ10が第2送信信号を送信してから第2応答信号を受信するまでのテレメータシステム100の動作を示す。第2送信信号、及び第2応答信号の説明は後述する。
図12に示すように、ステップS301において、広域無線通信部35が接続状態で動作している。
ステップS302において、サーバ10の通信部13がセンタ側網制御装置20に対して第2送信信号を送信するように、制御部12が通信部13を制御する。その結果、サーバ10からセンタ側網制御装置20に対して第2送信信号が送信される。
第2送信信号は、サーバ10からセンタ側網制御装置20を介して親機30宛に送信される信号のうち、親機30からサーバ10に対する応答が必要な信号である。
ステップS303において、センタ側網制御装置20の通信部23が親機30に対して第2送信信号を送信するように、制御部22が通信部23を制御する。その結果、センタ側網制御装置20から親機30に対して第2送信信号が送信される。
親機30の広域無線通信部35が第2送信信号を受信すると、親機30の制御部32は、広域無線通信部35が第2応答信号の送信待ちの状態になったと判断する。第2応答信号は、第2送信信号に対する応答の信号である。
第2応答信号の送信待ちの状態は、本発明の応答待ちの状態の第2例である。
ステップS304において、親機30の広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20に対してダミー信号を送信するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。その結果、親機30からセンタ側網制御装置20に対してダミー信号が送信される。
ステップS305において、広域無線通信部35が接続状態時にダミー信号を送信することで、広域無線通信部35の接続状態の期間が延長される。
ステップS306において、広域無線通信部35がセンタ側網制御装置20に対して第2応答信号を送信するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。その結果、親機30からセンタ側網制御装置20に対して第2応答信号が送信される。
第2応答信号は、親機30からセンタ側網制御装置20を介してサーバ10宛に発せられる。
ステップS307において、センタ側網制御装置20の通信部23がサーバ10に対して第2応答信号を送信するように、制御部22が通信部23を制御する。その結果、センタ側網制御装置20からサーバ10に対して第2応答信号が送信される。
親機30の広域無線通信部35が第2応答信号を送信すると、制御部32は、広域無線通信部35の第2応答信号の送信待ちの状態を終了させる。その結果、広域無線通信部35は、ダミー信号の送信を中止する。
ステップS308において、広域無線通信部35からのダミー信号の送信が中止されてから第3所定期間T3が経過すると、広域無線通信部35の接続状態が終了する。
ステップS309において、親機30の広域無線通信部35の動作状態が第1アイドル状態に移行するように、制御部32が広域無線通信部35を制御する。その結果、テレメータシステム100の動作の第2例が終了する。
以上、図12を参照して説明したように、ステップS303、及びステップS304において、接続状態の広域無線通信部35が第3所定期間T3内に第2応答信号の送信待ちの状態になると、広域無線通信部35の接続状態の期間が終了するよりも前に、広域無線通信部35がダミー信号を送信する。従って、ダミー信号により広域無線通信部35の接続状態の期間が延長されることによって、広域無線通信部35が第2応答信号を送信するまで広域無線通信部35の接続状態を保持できる。その結果、親機30がサーバ10と円滑に通信することができる。
また、図12に示すテレメータシステム100の動作によると、親機30がダミー信号を送信するので、親機30がダミー信号を送信しない場合に比べて(図10参照)、広域無線通信部35が第2応答信号の送信待ちのとき、広域無線通信部35の動作状態が接続状態から第1アイドル状態に移行しにくくなる。その結果、親機30とセンタ側網制御装置20とが円滑に通信できる。
図13を参照して、親機30の動作の第2例について説明する。図13は、親機30の動作の第2例を示すフロー図である。親機30の動作の第2例は、テレメータシステム100が図12に示す動作を行うときの、親機30の動作を示す。
以下では、図11に示す親機30の動作の第1例と異なる点を説明する。
図13に示すように、ステップS201に示す処理が終了すると、処理がステップS202に移行する。ステップS202でNoの場合、処理がステップS203Aに移行する。
ステップS203Aにおいて、広域無線通信部35が第2送信信号を受信したか否かを制御部32が判定する。広域無線通信部35が第2送信信号を受信していないと制御部32が判定すると(ステップS203Aで、No)、処理がステップS202に移行する。広域無線通信部35が第2送信信号を受信したと制御部32が判定すると(ステップS203Aで、Yes)、処理がステップS204Aに移行する。広域無線通信部35が第2送信信号を受信することで、広域無線通信部35が第2応答信号の送信待ちの状態になる。
ステップS204Aにおいて、広域無線通信部35が第2応答信号を送信したか否かを制御部32が判定する。広域無線通信部35が第2応答信号を送信したと制御部32が判定すると(ステップS204Aで、Yes)、処理がステップS202に移行する。広域無線通信部35が第2応答信号を送信することで、広域無線通信部35の第2応答信号の送信待ちの状態が終了する。
広域無線通信部35が第2応答信号を送信していないと制御部32が判定すると(ステップS204Aで、No)、処理がステップS205に移行する。
ステップS206でNoの場合、処理がステップS204Aに移行する。
ステップS208に示す処理が終了すると、処理がステップS204Aに移行する。
以上、図13を参照して説明したように、ステップS204A~ステップS208において、親機30の広域無線通信部35が第2応答信号の送信待ちの状態である場合、タイムアウト期間が経過するまでは、ダミー信号により接続状態の期間が延長され続ける。従って、広域無線通信部35は、タイムアウト期間の間、第2応答信号の送信待ちの状態を保持することができる。また、タイムアウト期間を設けることで、例えば、親機30の故障、又は親機30のメンテナンスにより親機30が第2応答信号を送信できない場合に、広域無線通信部35が接続状態を保持し続けることを防止できる。
以上、図面(図1~図13)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、(1)~(3))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)本実施形態では、図9、及び図11に示すように、親機30がサーバ10との間で、第1送信信号、及び第1応答信号の送受信を行った。しかし、本発明は、これに限定されない。親機30に代えて、子機40がサーバ10との間で、第1送信信号、及び第1応答信号の送受信を行ってもよい。この場合、子機40は、親機30を介してセンタ側網制御装置20と通信する。また、この場合、子機40の狭域無線通信部45は、第1応答信号の受信待ちのとき、狭域無線通信部45の接続状態の期間を延長するためのダミー信号を、親機30を介してセンタ側網制御装置20宛に送信する(図9のステップS104参照)。その結果、図11に示す親機30の第1例の動作と同様の効果を奏する。
(2)本実施形態では、図12、及び図13に示すように、親機30がサーバ10との間で、第2送信信号、及び第2応答信号の送受信を行った。しかし、本発明は、これに限定されない。親機30に代えて、子機40がサーバ10との間で、第2送信信号、及び第2応答信号の送受信を行ってもよい。この場合、子機40は、親機30を介してセンタ側網制御装置20と通信する。また、この場合、子機40の狭域無線通信部45は、第2応答信号の送信待ちのとき、狭域無線通信部45の接続状態の期間を延長するためのダミー信号を、親機30を介してセンタ側網制御装置20宛に送信する。その結果、図13に示す親機30の第2例の動作と同様の効果を奏する。
以下では、親機30及び複数の子機40のうちサーバ10と通信する端末を通信端末と記載することがある。
(3)本実施形態では、図11のステップS205及び図13のステップS205に示すタイムアウト期間の長さは、テレメータシステム100の動作状況に応じて設定されてもよい。例えば、テレメータシステム100が稼働する時間帯に応じてタイムアウト期間の長さが設定されてもよい。この場合、例えば、サーバ10と端末側の装置との通信が混み合わない時間帯よりも、サーバ10と端末側の装置との通信が混み合う時間帯の方が、タイムアウト期間が長くなるように設定される。また、季節に応じてサーバ10と通信装置との間で行われる通信の応答性が変化する場合は、季節に応じてタイムアウト期間の長さが設定されてもよい。また、サーバ10と通信装置との通信経路に応じて、タイムアウト期間の長さが設定されてもよい。例えば、サーバ10と通信装置との通信経路が、複数の端末を介することにより複雑になる程、タイムアウト期間が長くなるように設定される。