JP2018056770A - 通信システム、通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置及び通信方法 Download PDF

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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

【課題】間欠受信を行う場合でも標準規格の規定を満たすことができる通信システム、通信装置及び通信方法を提供する。
【解決手段】第1通信装置は、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて第2通信装置へ複数送信する第1送信部を備え、第2通信装置は、周期的に間欠受信を行う受信部と、受信部でパケットを受信した場合、受信したパケット関連情報に基づいて決定した、パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を第1通信装置へ送信する第2送信部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信システム、通信装置及び通信方法に関する。
各種センサ又は各種機器を制御するアクチュエータ等が接続された複数の無線局でネットワークを構成し、ホームセキュリティ、高齢者又は子供などの安全管理や健康管理、ビルなどの設備管理、工場内の制御又は監視、水道やガスあるいは電気などの各種メータの計測管理などに利用される通信システムが知られている。
例えば、従来の無線防災システムで使用している426MHz帯域をセキュリティ専用の特定小電力無線局を対象とした周波数割当帯域とし、より通信速度の速い920MHz帯域をデータ用の特定小電力無線局を対象とした周波数割当帯域とすることにより、異常発生監視の信頼性向上と処理時間の短縮を可能とする無線防災システムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2015−1914号公報
920MHz帯域での無線設備の標準規格(例えば、ARIB STD−T108)では、426MHz帯域の場合に比べて、無線信号を連続して送信することができる時間が短く規定されている。一方で、無線局での電池消耗を低減して省電力化を図るため、無線信号の受信動作は常時受信よりも間欠受信の方が一般的である。このため、920MHz帯域の特定小電力無線局において、間欠受信を行うためには、無線信号の送信時間をある程度は長くする必要があり、標準規格の規定を満たすことができない場合がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、間欠受信を行う場合でも標準規格の規定を満たすことができる通信システム、該通信システムを構成する通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る通信システムは、第1通信装置と第2通信装置との間で通信を行う通信システムであって、前記第1通信装置は、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記第2通信装置へ複数送信する第1送信部を備え、前記第2通信装置は、周期的に間欠受信を行う受信部と、該受信部でパケットを受信した場合、受信した前記パケット関連情報に基づいて決定した、前記パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記第1通信装置へ送信する第2送信部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記所要時点は、前記第1送信部が前記最後に送信するパケットが送信された時点以降であることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記第2送信部は、前記所要時点と該所要時点よりも前の時点との間で前記応答信号を複数回送信することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記第2通信装置は、前記第2送信部で前記応答信号を送信する前に信号の受信レベルを判定する判定部を備え、前記第2送信部は、前記判定部で判定した受信レベルが所定の閾値より大きい場合、前記応答信号を送信しないことを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記第2通信装置は、前記受信部で受信したパケットに付与された変数、前記パケット信号の長さ及び前記休止期間の長さに基づいて前記所要時点を特定する特定部を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記他の通信装置へ複数送信する第1送信部を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、周期的に間欠受信を行う受信部と、該受信部でパケットを受信した場合、受信したパケット関連情報に基づいて決定した、パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記他の通信装置へ送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信方法は、第1通信装置と第2通信装置との間で通信を行う通信方法であって、前記第1通信装置の第1送信部は、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記第2通信装置へ複数送信し、前記第2通信装置の受信部は、周期的に間欠受信を行い、前記第2通信装置の第2送信部は、前記受信部でパケットを受信した場合、受信した前記パケット関連情報に基づいて決定した、前記パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記第1通信装置へ送信することを特徴とする。
本発明によれば、間欠受信を行う場合でも標準規格の規定を満たすことができる。
本実施の形態の通信システムの構成の一例を示す説明図である。 本実施の形態の無線親機の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の無線子機の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の無線テレメータシステムの通信方法の第1実施例を示す説明図である。 比較例としての従来の通信方法の例を示す説明図である。 本実施の無線テレメータシステムの通信方法の第2実施例を示す説明図である。 本実施の無線テレメータシステムの通信方法の第3実施例を示す説明図である。 本実施の無線テレメータシステムの通信方法の第4実施例を示す説明図である。 本実施の無線テレメータシステムの送信側の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の無線テレメータシステムの受信側の処理手順の一例を示すフローチャートである。
[実施形態1]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の通信システムの構成の一例を示す説明図である。本実施の形態では、通信システムの一例として、無線テレメータシステムについて説明するが、通信システムは、無線テレメータシステムに限定されるものではなく、無線テレコントロールシステムでもよく、あるいはデータ伝送用のシステム等であってもよい。
無線テレメータシステムは、センタ側の構成として、ホストコンピュータ1及びセンタ側網制御装置2を有し、端末側の構成として、無線親機10、複数の無線子機20、及び各無線子機に接続されたメータ40を有する。
センタ側網制御装置2と無線親機10とは、例えば、PHS網、FOMA網などの広域無線網N1に接続され、広域無線網N1を介して無線通信を行う。なお、図1に示す例では、センタ側の装置と端末側の装置とを広域無線網N1により接続する構成を示すが、有線のIP網や公衆網などの通信網で接続する構成であってもよい。また、図1に示す例では、広域無線網N1に接続されている無線親機10の数を一つとしたが、複数の無線親機10が接続されていてもよい。
センタ側網制御装置2は、例えば、通信事業者の公衆網に設けられ、広域無線網N1を介した端末側との通信を制御する機能を有する。センタ側網制御装置2は、ホストコンピュータ1から端末側へ送信すべき電文を受信した場合、広域無線網N1の通信規格に準拠した通信方式にて端末側へ送信する。また、センタ側網制御装置2は、広域無線網N1を介して端末側から送信された電文を受信した場合、受信した電文をホストコンピュータ1へ送信する。
無線親機10は、広域無線網N1を介してセンタ側に接続されると共に、狭域無線網N2を介して複数の無線子機20と通信可能に接続される。
無線子機20は、狭域無線網N2を通じてセンタ側からの電文を受信した場合、その電文が自機宛の電文であるか否かを判断する。無線子機20は、受信した電文の宛先アドレスとして自機のIDが指定されている場合、受信した電文が自機宛の電文であると判断し、その電文に含まれるデータの内容に基づいて各種の処理を実行する。また、センタ側と自機に接続されたメータ40との間で通信接続が確立している場合、無線子機20は、外部から受信した電文を自機に接続されたメータ40へ転送する。
無線子機20は、自機内でセンタ側へ通知すべきイベントが発生した場合、あるいは自機に接続されたメータ40から検針値等のデータを含む電文を受信した場合、無線親機10へ電文を送信する。無線親機10は、無線子機20から送信された電文を受信した場合、広域無線網N1を介した無線通信によりホストコンピュータ1へ電文を送信する。
メータ40は、事業体から需要家に対して供給される水道、ガス、電気など供給物の使用量を計測し、計測結果(検針値)を出力する計測器である。メータ40は、例えば8ビット系メータであり、8ビット系の電文フォーマットによりセンタ側と通信する機能を有する。
本実施の形態の無線テレメータシステムでは、メータ40によって計測される検針値をセンタ側にて収集する際に、ホストコンピュータ1は、広域無線網N1を通じて1又は複数の無線子機20へ検針指示を与える。各無線子機20は、自機に接続されたメータ40から検針値のデータを取得し、検針値を示すデータを含んだ電文を、無線親機10を経由してホストコンピュータ1へ送信する。また、メータ40は、センタ側へ通知すべき警報等の発呼事象(発呼要因)が発生した場合、自身が接続された無線子機20を介してセンタ側への発呼を行う。
図2は本実施の形態の無線親機10の構成の一例を示すブロック図である。無線親機10は、無線親機10全体を制御する制御部11、表示部12、操作部13、広域無線通信部14、狭域無線通信部15、記憶部16などを備える。無線親機10が備えるハードウェア各部は、不図示の電池から供給される電力により動作する。
制御部11は、例えば、CPU、ROMなどを備え、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、無線親機10が備えるハードウェア各部の制御を行う。
記憶部16は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリにより構成されており、無線親機10の動作に関する設定情報、広域無線網N1を介して通信する際に必要となる情報、狭域無線網N2を介して通信する際に必要となる情報等を記憶する。
広域無線通信部14は、アンテナ141を通じて電波を発信及び受信することによって、広域無線網N1を介した無線通信を行う。無線親機10は、例えば、狭域無線通信部15を通じて無線子機20からメータ40の検針値を含む電文を受信した場合、当該電文をセンタ側のホストコンピュータ1へ送信する。広域無線通信部14は、アンテナ141を駆動して電波を発信させることより、広域無線網N1の通信規格に準拠した電文を送信する処理を行う。
また、広域無線通信部14は、アンテナ141にて電波を受信した場合、受信した電波をデコードすることにより電文を取得する。広域無線通信部14は、デコードして得られる電文を制御部11へ出力する。制御部11は、広域無線通信部14から出力された電文を取得した場合、その電文に応じた処理、及び狭域無線通信部15を通じて無線子機20へ転送する処理を行う。
狭域無線通信部15は、アンテナ151を通じて電波を発信及び受信することによって、複数の無線子機20との間で所定の無線通信方式にて通信を行う。無線通信方式としては、例えば、特定小電力無線方式が採用される。特定小電力無線方式では、周波数割当帯域として、426MHz帯域の他、より通信速度の速い920MHz帯域が用いられる。なお、920MHz帯域では、無線設備の標準規格(例えば、ARIB STD−T108)を満足しなければならない。
狭域無線通信部15は、電文の送信先の無線子機20を探索するための探索信号として、ビーコンを間欠的に送信する。このビーコンには、無線親機10を識別するための無線機番号が含まれている。また、狭域無線通信部15は、無線子機20が送信したビーコンを受信した場合に、送信すべきデータを有するとき、ビーコンに含まれる無線機番号より特定される無線子機20へ、当該データを含んだ電文を送信する。
表示部12は、LED、液晶表示パネル等により構成され、制御部11が出力する制御信号に基づいて、保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示することができる。
操作部13は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタン等により構成され、例えば、保守作業を行う作業員等による各種の設定操作を受付けることができる。制御部11は、操作部13が出力する設定内容に基づいて所要の制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部16に記憶すべく制御する。
図3は本実施の形態の無線子機20の構成の一例を示すブロック図である。無線子機20は、無線子機20全体を制御する制御部21、表示部22、操作部23、狭域無線通信部24、接続部25、記憶部26などを備える。無線子機20が備えるハードウェア各部は、不図示の電池から供給される電力により動作する。
制御部21は、例えば、CPU、ROMなどを備え、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、無線子機20が備えるハードウェア各部の制御を行う。
記憶部26は、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、無線子機20の動作に関する設定情報、狭域無線網N2を介して通信する際に必要となる情報等を記憶する。
狭域無線通信部24は、アンテナ241を通じて電波を発信及び受信することによって、無線親機10との間で所定の無線通信方式にて通信を行う。狭域無線通信部24は、無線親機10における狭域無線通信部15と同様の機能を有する。
接続部25は、メータ40を接続するための1又は複数のポートを備える。
表示部22は、LED、液晶表示パネル等により構成され、制御部21が出力する制御信号に基づいて、保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示することができる。
操作部23は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタン等により構成され、例えば、保守作業を行う作業員等による各種の設定操作を受付けることができる。制御部21は、操作部23が出力する設定内容に基づいて所要の制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部26に記憶すべく制御する。
次に、本実施の無線テレメータシステムの動作について説明する。以下では、無線親機10を送信側とし、無線子機20を受信側として説明する。なお、無線子機20を送信側とし、無線親機10を受信側とすることもできる。
図4は本実施の無線テレメータシステムの通信方法の第1実施例を示す説明図である。図4において、横方向の矢印は時間の経過を示す。送信側は無線親機10であり、第1通信装置に相当する。また、受信側は無線子機20であり、第2通信装置に相当する。送信側及び受信側において、Txは信号の送信部を表し、Rxは信号の受信部を表す。なお、送信側が無線子機20であり、受信側が無線親機10であってもよい。
送信側の狭域無線通信部15は、第1送信部としての機能を有し、1又は複数の起動信号(パケットとも称する)で構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて受信側へ複数送信する。すなわち、隣り合うパケット信号の間に所定の休止期間を空けて複数のパケット信号が送信される。
一つのパケット信号においては、1又は複数の起動信号が連続的に送信される。図4の例では、一例として、4つの連続する起動信号によって一つのパケット信号が構成されている。なお、パケット信号を構成する起動信号の数は4つに限定されるものではない。また、図4の例では、各パケット信号を構成する起動信号は4つであるが、パケット信号毎に起動信号の数が異なっていてもよい。
起動信号は、送信側と受信側とで通信を確立するために用いられる信号であり、例えば、ビット同期、フレーム同期、ヘッダ、データ及びエラーチェックなどで構成される。各起動信号は同一である。
パケット関連情報は、例えば、パケット数とすることができる。例えば、狭域無線通信部15は、最後に送信するパケット信号に含まれる起動信号のうち最後の起動信号までの起動信号の数を示す固有の変数を複数のパケット信号の各起動信号に付与する。固有の変数としては、例えば、起動信号が送信される都度、1ずつ減算されるダウンカウンタとすることができる。図4の例では、便宜上、ダウンカウンタがXの起動信号を起動信号Xと表す。例えば、起動信号1は、ダウンカウンタが1である最後の起動信号である。なお、固有の変数の表し方は図4の例に限定されない。また、パケット関連情報は、パケット数に限定されるものではなく、最後のパケットを送信するまでの残り時間(時間情報)とすることもできる。
図4の例では、最後に送信されるパケット信号には、送信順にダウンカウンタ4、3、2、1が付与された4つの起動信号が含まれる。ダウンカウンタ1の起動信号が最後の起動信号である。また、休止期間Tdを空けて、最後に送信されるパケット信号の前に送信されるパケット信号には、送信順にダウンカウンタ8、7、6、5が付与された4つの起動信号が含まれる。
パケット信号の長さT(送信時間とも称する)は、無線設備の標準規格(例えば、ARIB STD−T108)において、その上限が定められている。例えば、送信時間Tは、200ms以内でなければならない。このとき、休止期間Tdは2msより長くする必要がある。
受信側の狭域無線通信部24は、受信部としての機能を有し、周期的に間欠受信を行う。間欠受信とは、例えば、間欠受信周期をTrとすると、間欠受信周期Trの都度、所定の受信時間の間だけ受信動作を行うものである。
狭域無線通信部24は、第2送信部としての機能を有し、送信側が送信した起動信号を受信した場合、受信したパケット関連情報(例えば、起動信号のダウンカウンタ)に基づいて決定した、パケット信号が送信されていない所要時点(図4の例では、符号t1で示す時点)で応答信号を送信側へ送信する。所要時点は、最後の起動信号(例えば、ダウンカウンタが1)が送信された時点から所定の応答完了時間(応答の受信待ちの時間)が経過する時点までの間の時点とすることができる。また、所要時点は、パケット間の休止期間であってもよい。
図4に示すように、間欠受信を行う受信側が受信した起動信号のダウンカウンタが8とする。なお、この場合、ダウンカウンタ10及び9の起動信号は受信側で受信されていない。最後の起動信号(ダウンカウンタが1)までには、ダウンカウンタ7〜1の7個の起動信号が送信側から送信されるので、7個の起動信号がすべて送信されるまでの時間を算出し、すべての起動信号(ダウンカウンタが7〜1)の送信が完了した時点以降であって、所定の応答完了時間内の時点t1で応答信号を送信側へ送信する。
上述の構成により、標準規格の規定を満たすように、送信側が、パケット信号の長さTを上限値以内にして、休止期間Tdを空けてパケット信号を断続的に送信した場合に、受信側が、任意の起動信号(図4の例では、ダウンカウンタ8の起動信号)を受信すると、受信した起動信号のダウンカウンタ(固有の変数)に基づいて、最後の起動信号(図4の例では、ダウンカウンタ1の起動信号)が送信されるタイミングを特定することができる。そして、受信側が、特定したタイミングで応答信号を送信側へ送信することにより、送信側と受信側との間での通信を確立することができ、間欠受信を行う場合でも標準規格の規定を満たすことができる。
所要時点(図4の例では時点t1)は、送信側が最後に送信する起動信号(図4の例では、ダウンカウンタ1の起動信号)が送信された時点以降である。これにより、送信側が、最後の起動信号を送信した時点以降に応答信号を待つ応答完了時間を設ける場合に、受信側は、確実に応答信号を送信側へ送信することができる。
なお、所要時点t1は、以下のようにして特定することができる。
すなわち、受信側の制御部21は、特定部としての機能を有し、受信した起動信号に付与されたダウンカウンタ、パケット信号の長さ及び休止期間の長さに基づいて所要時点を特定することができる。例えば、起動信号を受信した時点から所要時点t1までの時間をTsとすると、Ts=(N/A)×T+B×Tdという式に基づいて所要時点を特定することができる。ここで、Tはパケット信号の長さ、Nは最後の起動信号までの起動信号の数(図4の例では7)、Aは1つのパケット信号を構成する起動信号の数(図4の例では4)、Tdは休止期間の長さ、Bは最後のパケット信号が送信されるまでに存在する休止期間の数(図4の例では1)である。これにより、断続的に送信されるパケット信号内の任意の起動信号を受信すれば、応答信号を送信するタイミングを求めることができる。
図5は比較例としての従来の通信方法の例を示す説明図である。図5に示すように、受信側では、無線局での電池消耗を低減して省電力化を図るため、無線信号の受信動作は、間欠受信周期Trの都度、所定時間だけ受信動作を行う間欠受信の方が一般的である。この場合、送信側では、無線信号の送信時間をある程度長く(例えば、間欠受信周期Trより長く)する必要があり、標準規格(例えば、ARIB STD−T108)の規定を満たすことができない場合がある。これに対して、本実施の形態によれば、図4に基づいて説明したように、間欠受信を行う場合でも標準規格の規定を満たすことができる。
また、受信側では、起動信号を受信した後、応答信号を送信側へ送信するまでの間、狭域無線通信部を停止し、低消費電力状態で待機するので、省電力化を図ることができる。
[実施形態2]
図6は本実施の無線テレメータシステムの通信方法の第2実施例を示す説明図である。第2実施例では、図6に示すように、受信側の狭域無線通信部24は、所要時点と当該所要時点よりも前の時点との間で応答信号を複数回送信する。図6の例において、所要時点をt13とすると、所要時点t13よりも前の時点t11、t12において、受信側の狭域無線通信部24は、応答信号を送信側へ送信する。なお、応答信号の送信回数は3回に限定されない。また、図4に示す第1実施例と同様の箇所は説明を省略する。
第2実施例によれば、受信側が受信した起動信号のダウンカウンタ(固有の変数)に基づいて、特定した所要時点t13に誤差等がある場合でも、所要時点t13よりも前の時点から応答信号を複数回送信するので、送信側で応答信号を確実に受信することができる。
また、受信側の狭域無線通信部24は、判定部としての機能を有し、応答信号を送信する前に信号の受信レベルを判定する。信号は、キャリア信号であり、パケット信号に限定されない。受信側の狭域無線通信部24は、判定した受信レベルが所定の閾値より大きい場合、応答信号を送信しない。すなわち、受信側の狭域無線通信部24は、無線送信を行う場合、他の無線局(例えば、送信側)が送信したパケット信号の受信レベルを判定し(キャリアセンスとも称する)、受信レベルが所定の閾値以上である場合(キャリアビジーとも称する)、無線送信は行わず、受信レベルが所定の閾値未満の場合には、無線送信を行う。
図6の例では、時点t11において、受信側の狭域無線通信部24は、応答信号を送信する前にキャリアセンスを行う。送信側が起動信号2を送信中であるため、キャリアビジーとなり、受信側の狭域無線通信部24は、時点t11では応答信号を送信しない。同様に、時点t12において、受信側の狭域無線通信部24は、応答信号を送信する前にキャリアセンスを行う。送信側が起動信号1を送信中であるため、キャリアビジーとなり、受信側の狭域無線通信部24は、時点t12では応答信号を送信しない。
一方、時点t13では、送信側が最後の起動信号1を送信した後においては、キャリアビジーとならないので、受信側の狭域無線通信部24は、時点t13において応答信号を送信することができる。
上述のように、受信側が応答信号を複数回送信する場合に、狭域無線通信部24は、各応答信号を送信する前にキャリアセンスを行う。送信側が起動信号を送信しているときには、キャリアビジーとなり、受信側は応答信号を送信しない。しかし、送信側が最後の起動信号を送信した後では、キャリアビジーとならず、受信側は応答信号を送信することができる。
すなわち、応答信号を複数回送信する際に、各送信前にキャリアセンスを行う。キャリアビジーとなる場合には、送信側が起動信号を送信中であると判定することができ、キャリアビジーの状態の後、最初にキャリアビジーとならない時点では、送信側が最後の起動信号の送信を完了したと判定することができる。従って、最初にキャリアビジーとならない時点で応答信号を送信することにより、所要時点を正確に特定することができない場合でも、応答完了時間内に応答信号を送信することができ、送信側で応答信号を確実に受信することができる。
[実施形態3]
図7は本実施の無線テレメータシステムの通信方法の第3実施例を示す説明図である。第3実施例では、図7に示すように、受信側の狭域無線通信部24は、所要時点t32よりも前の時点t31から所定時間の間、間欠受信の動作を行う。図7の例では、時点t31以降の間欠受信期間の間に、起動信号2を受信し、その後、起動信号1を受信している。受信側の狭域無線通信部24は、起動信号1を受信した場合、応答信号を送信側へ送信する。これにより、所要時点を正確に特定することができない場合でも、応答完了時間内に応答信号を送信することができ、送信側で応答信号を確実に受信することができる。
なお、図7の例では、時点t31以降の間欠受信期間の間に二つの起動信号を受信するが、間欠受信期間の長さは、図7の例に限定されない。また、図4に示す第1実施例と同様の箇所は説明を省略する。
[実施形態4]
図8は本実施の無線テレメータシステムの通信方法の第4実施例を示す説明図である。図8では、送信側が起動信号6〜1(ダウンカウンタが6〜1の起動信号)を送信する様子を示す。送信側は、各起動信号を送信する前にキャリアセンスを行う。図8に示すように、起動信号6、5、4については、キャリアセンスの結果、キャリアビジーとならなかったので、送信側は起動信号6、5、4を受信側へ送信する。しかし、起動信号3、2、1については、キャリアビジーのため、送信側は起動信号3、2、1を送信することができなかったとする。
そして、送信側が受信側から応答信号を受信していないとすると、起動信号6〜4は、受信側で受信されていないことがわかる。すなわち、受信側の間欠受信期間は、起動信号3〜1が送信される期間(図8の例では、時点t41と時点t42との間の期間)内のどこかに存在すると考えることができる。そこで、キャリアビジーにより送信することができなかった起動信号3の送信時点t41から間欠受信周期Trだけずらした時点t43以降に起動信号3〜1を送信する。
これにより、送信側は、間欠受信期間の間に確実に起動信号3〜1のいずれかの起動信号が受信されるタイミングで起動信号を送信することができる。また、受信側は、起動信号3〜1のいずれかを受信することができ、応答信号を確実に送信側へ送信することができる。また、送信側では、起動信号6〜1を再度送信する必要がなく、通信量を低減することができる。
図9は本実施の無線テレメータシステムの送信側の処理手順の一例を示すフローチャートである。便宜上、以下では処理の主体を制御部11として説明する。制御部11は、起動信号のデータ中にカウンタを設定し(S11)、起動信号を受信側へ送信する(S12)。
制御部11は、すべての起動信号を送信したか否かを判定し(S13)、すべての起動信号を送信していない場合(S13でNO)、所定の送信時間Tが経過したか否かを判定する(S14)。所定の送信時間Tが経過していない場合(S14でNO)、制御部11は、次に送信する起動信号のカウンタを1だけ減算し(S16)、ステップS12の処理を行う。
所定の送信時間Tが経過した場合(S14でYES)、制御部11は、休止期間Tdの間、起動信号の送信を停止し(S15)、ステップS16の処理を行う。すべての起動信号を送信した場合(S13でYES)、制御部11は、受信待ちを行い(S17)、受信側が送信した応答信号を受信し(S18)、処理を終了する。
図10は本実施の無線テレメータシステムの受信側の処理手順の一例を示すフローチャートである。便宜上、以下では処理の主体を制御部21として説明する。制御部21は、起動信号を受信したか否かを判定し(S31)、起動信号を受信していない場合(S31でNO)、ステップS31の処理を続ける。
起動信号を受信した場合(S31でYES)、制御部21は、受信した起動信号のカウンタに基づいて、応答信号の送信の所要時点を算出(特定)する(S32)。制御部21は、算出した所要時点よりも所定時間だけ前の時点で応答信号を送信する(S33)。
制御部21は、応答信号を送信することができたか否かを判定する(S34)。この場合、制御部21は、キャリアセンスを行い、キャリアビジーである場合には、応答信号を送信しない。また、キャリアビジーでない場合には、応答信号を送信する。
応答信号を送信することができない場合(S34でNO)、制御部21は、応答信号を再度送信し(S35)、ステップS34の処理を行う。応答信号を送信することができた場合(S34でYES)、制御部21は、処理を終了する。
本実施の形態の無線親機10及び無線子機20は、CPU(プロセッサ)、RAM(メモリ)などを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図9及び図10に示すような、各処理の手順を定めたコンピュータプログラムをコンピュータに備えられたRAM(メモリ)にロードし、コンピュータプログラムをCPU(プロセッサ)で実行することにより、無線親機10及び無線子機20の各種処理を実現することができる。
上述の実施の形態では、無線親機10を送信側とし、無線子機20を受信側として説明したが、無線子機20を送信側とし、無線親機10を受信側とすることもできる。この場合には、無線親機10及び無線子機20それぞれの各部を読み替えればよい。
本実施の形態では、起動信号(パケット)の固有の変数として、カウンタ(ダウンカウンタ)を用いる構成を示したが、固有の変数はダウンカウンタに限定されるものではなく、受信した起動信号の後に、最後の起動信号まで送信される起動信号の数が分かるような数値、符号等であればいずれのものも使用することができる。
本実施の形態の通信システムは、第1通信装置と第2通信装置との間で通信を行う通信システムであって、前記第1通信装置は、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記第2通信装置へ複数送信する第1送信部を備え、前記第2通信装置は、周期的に間欠受信を行う受信部と、該受信部でパケットを受信した場合、受信した前記パケット関連情報に基づいて決定した、前記パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記第1通信装置へ送信する第2送信部とを備えることを特徴とする。
本実施の形態の通信装置は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記他の通信装置へ複数送信する第1送信部を備えることを特徴とする。
本実施の形態の通信装置は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、周期的に間欠受信を行う受信部と、該受信部でパケットを受信した場合、受信したパケット関連情報に基づいて決定した、パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記他の通信装置へ送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、他の通信装置との間で通信を実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記他の通信装置へ複数送信する処理を実行させることを特徴とする。
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、他の通信装置との間で通信を実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、周期的に間欠受信を行う処理と、パケットを受信した場合、受信したパケット関連情報に基づいて決定した、前記パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記他の通信装置へ送信する処理とを実行させることを特徴とする。
本実施の形態の通信方法は、第1通信装置と第2通信装置との間で通信を行う通信方法であって、前記第1通信装置の第1送信部は、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記第2通信装置へ複数送信し、前記第2通信装置の受信部は、周期的に間欠受信を行い、前記第2通信装置の第2送信部は、前記受信部でパケットを受信した場合、受信した前記パケット関連情報に基づいて決定した、前記パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記第1通信装置へ送信することを特徴とする。
第1通信装置(通信装置)(10)の第1送信部(送信部)(15)は、1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて第2通信装置(別の通信装置)(20)へ複数送信する。第1通信装置を送信側とも称する。すなわち、隣り合うパケット信号の間に所定の休止期間を空けて複数のパケット信号が送信される。一つのパケット信号においては、1又は複数のパケットが連続的に送信される。パケットは、例えば、ビット同期、フレーム同期、ヘッダ、データ及びエラーチェックなどで構成され、各パケットは同一である。なお、本実施の形態では、パケットを起動信号とも称する。
パケット関連情報は、例えば、パケット数とすることができる。例えば、第1通信装置の第1送信部は、最後に送信するパケット信号に含まれるパケットのうち最後のパケットまでのパケット数を示す固有の変数を複数のパケット信号の各パケットに付与して送信することができる。例えば、8個のパケットを2個のパケット信号に分けて送信する場合、各パケット信号は、連続する4個のパケットで構成され、パケットの送信順に8から1までの数字を固有の変数として付与することができる。この場合、固有の変数は、パケットが送信される都度、1ずつ減算されるダウンカウンタの如くということができる。なお、パケット関連情報は、パケット数に限定されるものではなく、最後のパケットを送信するまでの残り時間(時間情報)とすることもできる。
第2通信装置(通信装置)の受信部(24)は、周期的に間欠受信を行う。間欠受信とは、例えば、間欠受信周期をTrとすると、間欠受信周期Trの都度、所定の受信時間の間だけ受信動作を行うものである。第2通信装置を受信側とも称する。
第2通信装置の第2送信部(24)は、受信部でパケットを受信した場合、受信したパケット関連情報に基づいて決定した、パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を第1通信装置(別の通信装置)へ送信する。所要時点は、例えば、最後のパケット(例えば、ダウンカウンタが1)が送信された時点から所定の応答完了時間(応答の受信待ちの時間)が経過する時点までの間の時点とすることができる。また、所要時点は、パケット間の休止期間であってもよい。
例えば、第1通信装置の第1送信部が、8個のパケットを2個のパケット信号に分けて送信するとする。第2通信装置の受信部が所定の受信時間の間において受信したパケットのダウンカウンタ(固有の変数)が6とする。なお、この場合、ダウンカウンタ8及び7のパケットは受信部で受信されていない。最後のパケット(ダウンカウンタが1)までには、ダウンカウンタ5〜1の5個のパケットが送信されるので、5個のパケットがすべて送信されるまでの時間を算出し、すべてのパケットの送信が完了した時点以降であって、所定の応答完了時間内の時点で応答信号を第1通信装置(別の通信装置)へ送信する。
上述の構成により、標準規格の規定を満たすように、送信側が、パケット信号の長さを上限値以内にして、休止期間を空けてパケット信号を断続的に送信した場合に、受信側が、任意のパケットを受信すると、受信したパケットのダウンカウンタ(固有の変数)に基づいて、最後のパケットが送信されるタイミングを特定することができる。そして、受信側が、特定したタイミングで応答信号を送信側へ送信することにより、送信側と受信側との間での通信を確立することができ、間欠受信を行う場合でも標準規格の規定を満たすことができる。
本実施の形態の通信システムは、前記所要時点は、前記第1送信部が前記最後に送信するパケットが送信された時点以降であることを特徴とする。
所要時点は、第1送信部が最後に送信するパケットが送信された時点以降である。これにより、送信側が、最後のパケットを送信した時点以降に応答信号を待つ応答完了時間を設ける場合に、受信側は、確実に応答信号を送信側へ送信することができる。
本実施の形態の通信システムは、前記第2送信部は、前記所要時点と該所要時点よりも前の時点との間で前記応答信号を複数回送信することを特徴とする。
第2送信部(24)は、所要時点と当該所要時点よりも前の時点との間で応答信号を複数回送信する。これにより、受信側が受信したパケットのダウンカウンタ(固有の変数)に基づく所要時点に誤差等がある場合でも、所要時点よりも前の時点から応答信号を複数回送信するので、送信側で応答信号を確実に受信することができる。
本実施の形態の通信システムは、前記第2通信装置は、前記第2送信部で前記応答信号を送信する前に信号の受信レベルを判定する判定部を備え、前記第2送信部は、前記判定部で判定した受信レベルが所定の閾値より大きい場合、前記応答信号を送信しないことを特徴とする。
第2通信装置の判定部(24)は、第2送信部で応答信号を送信する前に信号の受信レベルを判定する。信号は、キャリア信号であり、パケット信号に限定されない。第2送信部は、判定部で判定した受信レベルが所定の閾値より大きい場合、応答信号を送信しない。すなわち、判定部は、無線送信を行う場合、他の無線局(例えば、送信側)が送信した信号の受信レベルを判定し(キャリアセンスとも称する)、受信レベルが所定の閾値以上である場合(キャリアビジーとも称する)、無線送信は行わず、受信レベルが所定の閾値未満の場合には、無線送信を行う。
これにより、例えば、受信側が、応答信号を複数回送信する場合に、判定部は、各応答信号を送信する前にキャリアセンスを行う。送信側がパケットを送信しているときには、キャリアビジーとなり、受信側は応答信号を送信しない。しかし、送信側が最後のパケットを送信した後では、キャリアビジーとならず、受信側は応答信号を送信することができる。従って、受信側が受信したパケットのダウンカウンタに基づく所要時点に誤差等がある場合でも、送信側で応答信号を確実に受信することができる。
本実施の形態の通信システムは、前記第2通信装置は、前記受信部で受信したパケットに付与された変数、前記パケット信号の長さ及び前記休止期間の長さに基づいて前記所要時点を特定する特定部を備えることを特徴とする。
第2通信装置の特定部(21)は、受信部で受信したパケットに付与された変数、パケット信号の長さ及び休止期間の長さに基づいて所要時点を特定する。例えば、パケットを受信した時点から所要時点までの時間をTsとすると、Ts=(N/A)×T+B×Tdという式に基づいて所要時点を特定することができる。ここで、Tはパケット信号の長さ、Nは最後のパケットまでの数、Aは1つのパケット信号を構成するパケットの数、Tdは休止期間の長さ、Bは休止期間の数である。これにより、断続的に送信されるパケット信号内の任意のパケットを受信すれば、応答信号を送信するタイミングを求めることができる。
10 無線親機
11 制御部
12 表示部
13 操作部
14 広域無線通信部
15 狭域無線通信部
16 記憶部
20 無線子機
21 制御部
22 表示部
23 操作部
24 狭域無線通信部
25 接続部
26 記憶部

Claims (8)

  1. 第1通信装置と第2通信装置との間で通信を行う通信システムであって、
    前記第1通信装置は、
    1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記第2通信装置へ複数送信する第1送信部を備え、
    前記第2通信装置は、
    周期的に間欠受信を行う受信部と、
    該受信部でパケットを受信した場合、受信した前記パケット関連情報に基づいて決定した、前記パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記第1通信装置へ送信する第2送信部と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記所要時点は、
    前記第1送信部が前記最後に送信するパケットが送信された時点以降であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2送信部は、
    前記所要時点と該所要時点よりも前の時点との間で前記応答信号を複数回送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第2通信装置は、
    前記第2送信部で前記応答信号を送信する前に信号の受信レベルを判定する判定部を備え、
    前記第2送信部は、
    前記判定部で判定した受信レベルが所定の閾値より大きい場合、前記応答信号を送信しないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記第2通信装置は、
    前記受信部で受信したパケットに付与された変数、前記パケット信号の長さ及び前記休止期間の長さに基づいて前記所要時点を特定する特定部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記他の通信装置へ複数送信する第1送信部を備えることを特徴とする通信装置。
  7. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    周期的に間欠受信を行う受信部と、
    該受信部でパケットを受信した場合、受信したパケット関連情報に基づいて決定した、パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記他の通信装置へ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  8. 第1通信装置と第2通信装置との間で通信を行う通信方法であって、
    前記第1通信装置の第1送信部は、
    1又は複数のパケットで構成されるパケット信号とパケット関連情報とを所定の休止期間を空けて前記第2通信装置へ複数送信し、
    前記第2通信装置の受信部は、
    周期的に間欠受信を行い、
    前記第2通信装置の第2送信部は、
    前記受信部でパケットを受信した場合、受信した前記パケット関連情報に基づいて決定した、前記パケット信号が送信されていない所要時点で応答信号を前記第1通信装置へ送信することを特徴とする通信方法。
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