JP2015170878A - ネットワーク内の複数データ通信装置を管理する運用管理装置 - Google Patents

ネットワーク内の複数データ通信装置を管理する運用管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015170878A
JP2015170878A JP2014042393A JP2014042393A JP2015170878A JP 2015170878 A JP2015170878 A JP 2015170878A JP 2014042393 A JP2014042393 A JP 2014042393A JP 2014042393 A JP2014042393 A JP 2014042393A JP 2015170878 A JP2015170878 A JP 2015170878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
operation management
sequence
data
congestion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014042393A
Other languages
English (en)
Inventor
亮一 田中
Ryoichi Tanaka
亮一 田中
花岡 誠之
Masayuki Hanaoka
誠之 花岡
雄介 正村
Yusuke Shomura
雄介 正村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2014042393A priority Critical patent/JP2015170878A/ja
Publication of JP2015170878A publication Critical patent/JP2015170878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】ネットワーク内のトラヒックを低減する。
【解決手段】エンドノード間の通信を中継するネットワーク内の複数データ通信装置を管理する、運用管理装置を提供する。当該運用管理装置は、前記複数データ通信装置内の複数通信装置ペアにおいて通信されるデータ、及び、前記複数通信装置ペアの受信装置それぞれの状態を示すデータ、の少なくとも一方を収集し、収集した前記データを解析して、前記複数通信装置ペアそれぞれにおける通信において輻輳が発生しているか否かの判定を行い、前記判定の結果に基づいて、前記複数通信装置ペアそれぞれにおけるデータ再送間隔を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信システムにおけるデータの再送間隔制御に関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。特許文献1は、送信データ再送、再送周期変更機能を有する衛星通信方式の共通チャネル上での衝突頻度推定方法を開示している。
特許文献1の通信システムは、中心局と複数の周辺局とから構成され、衛星を介した共通のチャネルにより複数の周辺局が通信衛星を介して共通チャネルを利用して中心局にランダムなタイミングでアクセスしデータを送信する衛星通信回線を有する。中心局は、周辺局からのデータを受信する毎にデータを送信した周辺局にデータ受信確認通知を行う。中心局は、受信データに付けられた再送回数が閾値以下の場合に、共通チャネル上での信号の衝突により再送が行われたと判定して再送回数を加算し、上記閾値を越えた場合は再送回数を加算しない。
特開平06−061981号公報
特許文献1に開示されている通信システムは、メッセージの再送回数の累積値が閾値を超えると、再送間隔を変更する。当該従来の通信システムにおいて、送信元からのメッセージが再送回数情報を格納するフィールドを含み、当該メッセージの送信先である中心局が、受信メッセージを受信した際に再送回数をカウントする。
したがって、送信先がメッセージを受信することができない場合、再送回数をカウントすることができず、輻輳状態を検出するまでに多くの時間を必要とする。また、上記メッセージフォーマットは中心局と周辺局との間で独自に定義されており、他のプロトコルに従う通信システムには適用することができない。さらに、ネットワーク内において動作する通信装置の制御処理の負荷を低減することが望まれる。
本発明の一態様は、エンドノード間の通信を中継するネットワーク内の複数通信装置を管理する、運用管理装置であって、前記複数データ通信装置内の複数通信装置ペアにおいて通信されるデータ、及び、前記複数通信装置ペアの受信装置それぞれの状態を示すデータ、の少なくとも一方を収集し、収集した前記データを解析して、前記複数通信装置ペアそれぞれにおける通信において輻輳が発生しているか否かの判定を行い、前記判定の結果に基づいて、前記複数通信装置ペアそれぞれにおけるデータ再送間隔を制御する、ものである。
本発明の一態様によれば、ネットワーク内の複数通信装置ペアのそれぞれのデータ再送間隔を適切に制御できる。
通信システムの構成例を模式的に示す。 ユーザ端末のアタッチプロシージャを示す。 通信システムの一部の論理構成例を模式的に示す。 運用管理サーバの論理構成例を模式的に示す。 運用管理サーバのハードウェア構成例を模式的に示す。 運用管理サーバにおける再送間隔設定情報データベースの構成例を示す。 ユーザ情報データベースの構成例を示す。 優先度情報データベースの構成例を示す。 処理時間情報データベースの構成例を示す。 再送回数情報データベースの構成例を示す。 装置状態情報データベースの構成例を示す。 Authenticationシーケンスにおける、HSSの処理時間の測定例を示す。 AuthenticationシーケンスにおけるMMEの制御メッセージ(要求メッセージ)の再送回数の測定例を示す。 AuthenticationシーケンスにおけるMMEの制御メッセージ(要求メッセージ)の再送回数の測定例を示す。 運用管理サーバによる要求メッセージの再送間隔制御全体のフローチャートを示す。 運用管理サーバにおける、再送間隔設定情報データベースの構成例を示す。 一例の輻輳判定方法のフローチャートを示す。 他の例の輻輳判定方法のフローチャートを示す。 他の例の輻輳判定方法のフローチャートを示す。 他の例の輻輳判定方法のフローチャートを示す。 他の例の輻輳判定方法のフローチャートを示す。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。各図において共通の構成については同一の参照符号が付されている。
本実施形態は、通信システムにおけるデータの再送間隔制御に関する。本実施形態において、運用管理サーバがネットワーク内の複数の通信装置を管理し、送信装置それぞれのデータ再送間隔を制御する。運用管理サーバは、通信装置ペアにおける通信において輻輳を検知すると、当該通信装置ペアにおけるデータ再送間隔を長くする。
再送間隔制御によりネットワーク内のトラヒックを低減し、ユーザの体感速度を上げることができる。また、運用管理サーバによる管理及び制御によって、再送間隔制御のためのネットワーク内の通信装置の負荷を低減できる。運用管理サーバにより、各通信装置ペアの再送間隔を制御できる。
図1は、本実施形態における通信システムの構成例を模式的に示している。図1は、LTEネットワークシステムの一例を模式的に示す。当該通信システムは、相互に接続する無線ネットワーク30、制御プレーン8、ユーザプレーン9、及び運用管理サーバ20を含む。
通信システムは、制御プレーン8を通じて、通信の確立や切断などをするための制御メッセージの伝送及び処理を行う。通信システムは、ユーザプレーン9を通じて、ユーザデータを転送する。
無線ネットワーク30は、ユーザ端末1a〜1cと、ユーザ端末1a〜1cを収容しそれらと通信する無線基地局2と、を含む。無線基地局2は、制御プレーン8を通じて制御メッセージを伝送し、ユーザプレーン9を通じてユーザデータを伝送する。
制御プレーン8は、MME(Mobility Management Entity)3a、3b及びHSS(Home Subscriber Server)4a、4bを含む通信装置で構成される。MME3a、3b及びHSS4a、4bは、相互に通信可能に接続されている。
ユーザプレーン9は、S−GW(Serving GateWay)5及びP−GW(Packet data network GateWay)6を含む通信装置で構成される。P−GW6は、インターネット7に接続されている。S−GW5は、無線基地局2及びMME3aに接続されている。
MME3a、3bは、無線基地局2を収容し、モビリティ制御を提供する通信装置である。MME3a、3bは、複数の無線基地局2を収容し得る。MME3a、3bは、ユーザ端末1a〜1cとP−GW69との間のベアラを管理する。MME3a、3bは、ユーザ端末1a〜1cのアタッチ及びハンドオーバにおいて当該端末のためのS−GW5を選択する。MME3a、3bは、HSS4a、4bと共にユーザ認証を実行する。HSS4a、4bは、無線ネットワーク30における加入者情報データベースである。また、HSS4a、4bは、ユーザの認証情報及び在圏情報を管理する。
P−GW6は、外部のインターネット7とのインタフェースを持つ通信装置である。P−GW6は、ユーザ端末1a〜1cに、IPアドレスを付与する。P−GW6は、QoS制御を行い、他の通信システムとの接続を制御する。
S−GW5は、1又は複数の無線基地局2を収容し、P−GW6と無線基地局2との間において、ユーザデータを伝送する。S−GW5は、複数の無線基地局2を収容し得る。
運用管理サーバ20は、無線ネットワーク30、制御プレーン8、及びユーザプレーン9における各通信装置及びそれらの処理状態を監視し、制御する。本例において、運用管理装置は1つの運用管理サーバ20で構成されているが、複数の運用管理サーバ20を含んでもよい。
図2は、図1における通信システムにおける、ユーザ端末のアタッチプロシージャを示している。アタッチプロシージャは、ユーザ端末をモバイルネットワークに登録するためのプロシージャであり、複数のシーケンスで構成される。
図2において、ユーザ端末1はユーザ端末1a〜1cの1つ、MME3はMME3a、3bの一方、HSS4はHSS4a、4bの一方である。図2において、細線矢印は制御プレーンにおける制御メッセージを示し、太矢印はユーザプレーンにおけるデータを示す。各制御メッセージは、要求メッセージ又は応答メッセージのいずれかである。
アタッチプロシージャは、複数のシーケンスを含む。複数のシーケンスは、それぞれ、送信装置(送信元)からの要求メッセージで開始し、送信装置による受信装置(送信先)からの応答メッセージの受信で終了する。以下に具体的に説明する。
図2において、まず、ユーザ端末1は、無線基地局2を介して、Attatch RequestをMME3に送信する。MME3は、HSS4からユーザ端末1のユーザ認証のための情報を取得する(Authetication Information Request/Answer)。図2の例において、MME3とHSS4との間の通信において輻輳が発生しており、HSS4が要求を受信してから応答を返すまでの処理時間が増加している。
MME3は、HSS4から受信した認証情報を使用して、ユーザ端末1の認証処理を実行する(Authetication RequestからSecurity Mode Completeまでのシーケンス)。Security Mode Command/Completeは、暗号化のための鍵の通知/応答である。MME3は、さらに、HSS4からベアラの設定に必要な情報を取得する(Update Location Request/Answer)。
MME3は、S−GW5に対して、ユーザ端末1のデータ通信のためのセッションの確立を要求する(Create Session Request)。S−GW5は、P−GW6との間においてセッション確立のための処理を行い、P−GW6はインターネット7への接続処理を行う。S−GW5は、P−GW6との間の処理が終了すると、ユーザ端末に割り当てるIPアドレスを含むCreate Session ResponseをMME3に返す。
MME3は、ユーザ端末1の端末情報及びセッション情報を無線基地局2に通知し(Initial Context setup Request)、その応答を受信する(Initial Context setup Response)。
MME3は、Attach処理の完了通知(Attach Complete)をユーザ端末1から受信し、 モバイルネットワーク接続完了通知(EMM Information)をユーザ端末1に送信する。
MME3は、Attach Completeをユーザ端末1から受信すると、無線基地局2から受信した情報をS−GW5に通知する(Modify Bearer Request)。S−GW5は、受信した情報を基に、無線基地局2とS−GW5との間のベアラ設定を完了すると、Modify Bearer ResponseをMME3に返す。以上により、ユーザプレーン9における、ユーザ端末1からP−GW6までのベアラが設定される。
最後に、MME3は選択されたP−GW6の情報、およびユーザ端末1の情報が更新された場合に、Notify RequestをHSS4宛に送信し、その応答としてNotify Responseを受信する。
上述のように、図2のアタッチプロシージャにおいて、MME3とHSS4との間のAuthentcicationシーケンスにおいて、輻輳による処理遅延が発生している。本実施形態の運用管理サーバ20は、ネットワーク上の輻輳を監視し、輻輳を検出するとネットワーク上の転送装置間におけるデータ再送間隔を変更する。
以下においては、複数MMEと複数HSSとの間における制御メッセージの再送間隔制御の例を説明する。さらに、一例として、アタッチプロシージャにおける制御メッセージ再送制御について説明する。本実施形態の要求メッセージの再送間隔制御は、他の装置間の通信及び他のプロシージャに適用することができる。
図3は、図1に示す通信システムの一部の装置の論理構成を模式的示している。MME3及びHSS4は、TAP装置10を介して接続されている。パケットキャプチャ装置11はTAP装置10及び運用管理サーバ20に接続されている。
図3は、TAP装置10に接続されている制御プレーン内の通信装置として、MME3とHSS4のみを示すが、他のMME及びHSSを含む複数の他の通信装置が接続される。例えば、図1の例において、MME3a、3b、HSS4a、4bが一つのTAP装置を介して接続されてもよい。また、本実施形態の通信システムは、複数のTAP装置及び複数のパケットキャプチャ装置を含んでよい。
MME3は、ネットワークインタフェース(NWI/F)31を介して、運用管理サーバ20及びTAP装置10のそれぞれに接続されている。処理部32は、ユーザ端末のためのベアラの管理及びユーザ端末の移動管理等を行うため、制御メッセージを送受信する。後述するように、処理部32は、要求メッセージの再送間隔を制御する。再送間隔設定情報データベース(DB)33は、再送間隔制御のための値を格納している。後述するように、処理部32は、受信装置、ユーザ種別、シーケンス種別における1又は複数の項目に応じて再送間隔を設定する。
HSS4は、NWI/F41を介して、運用管理サーバ20及びTAP装置10のそれぞれに接続されている。HSS4は、処理部43及び装置ログデータベース(DB)42を含む。装置ログDB42は、HSS4のリソース(構成要素)の負荷についてのログデータを格納している。例えば、装置ログDB42は、HSS4におけるCPU使用率やメモリ使用率の履歴を格納している。
運用管理サーバ20は、NWI/F21を介して、MME3、HSS4、及びパケットキャプチャ装置11に接続されている。運用管理サーバ20は、再送間隔制御部23、輻輳判定処理部22、及びタイマ27を含む。運用管理サーバ20は、さらに、情報データベース(DB)200を保持している。情報DB200は、再送間隔制御部23及び輻輳判定処理部22が参照する情報を格納している。
TAP装置10は、MME3とHSS4との間において制御メッセージを転送すると共に、それらを取り出し、パケットキャプチャ装置11に送信する。パケットキャプチャ装置11は、TAP装置10から受信した制御メッセージを運用管理サーバ20に転送する。
運用管理サーバ20は、受信した制御メッセージから、MME3とHSS4との間の通信における輻輳の発生について判定する。さらに、運用管理サーバ20は、その判定結果に基づいて、要求メッセージを送信する送信装置における、要求メッセージの再送間隔を制御する。
図3は、一つのMME3と一つのHSS4のみを示すが、運用管理サーバ20は、MME3と他のHSSとの間の制御信号及び他のMMEと他のHSSとの間の制御メッセージも受信し、制御メッセージの送信元と送信先との間の輻輳を検出する。また、運用管理サーバ20は、制御プレーン8における他の種類のノード間の輻輳も同様に監視することができる。運用管理サーバ20は、通信装置間の通信における輻輳を検知すると、要求メッセージを送信する装置における要求メッセージ再送間隔を長くする。
図4は、運用管理サーバ20の論理構成を模式的に示している。上述のように、運用管理サーバ20は、輻輳判定処理部22、再送間隔制御部23、タイマ27、及び情報DB200を含む。輻輳判定処理部22は、輻輳判定部221と情報収集部222とを含む。情報DB200は、再送間隔情報DB24、ユーザ情報DB25、優先度情報DB26、処理時間情報DB223、再送回数情報DB224、装置状態情報DB225を含む。これらの詳細は後述する。
図5は、運用管理サーバ20のハードウェア構成を模式的に示している。運用管理サーバ20は、入力デバイス510と、出力デバイス520と、プロセッサ530と、二次メモリデバイス540と、メインメモリデバイス560と、インタフェース(I/F)デバイス550と、を有する。
入力デバイス510は、管理者が情報を入力するためのデバイスである。入力デバイス510は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、スイッチ、タッチパネル、マイクロホン等である。出力デバイス520は、運用管理サーバ20が管理者に情報を提示するためのデバイスである。出力デバイス520は、例えば、モニタディスプレイ、スピーカ、プリンタ等である。
プロセッサ530は、メインメモリデバイス560に記憶されたプログラムや演算パラメータ等に従って、運用管理サーバ20の動作を制御して、図4に示す各種機能を実現する。具体的には、輻輳判定処理プログラム、及び再送間隔制御プログラムに従って、各機能部として動作する。
二次メモリデバイス540は、不揮発性物理記憶デバイスである。二次メモリデバイス540は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等であり、必要とするプログラムや演算パラメータを格納する。
メインメモリデバイス560は、図4に示す各種機能を実現するためのプログラムを格納している。メインメモリデバイス560は、図4に示す各種機能を実現するアプリケーションプログラムの他、OSを含む本装置の動作に必要なプログラムを格納している。I/Fデバイス550は、ネットワークを介して、他の装置と通信するための通信インタフェースであり、複数のポートを含むことができる。
運用管理サーバ20において、輻輳判定処理部22及び再送間隔制御部23は、プログラムに従って動作するプロセッサ530により実装できる。運用管理サーバ2の機能部の少なくとも一部は、集積回路で設計されたハードウェアで構成してもよい。
情報DB200のデータは、二次メモリデバイス540に格納され、その一部又は全てのデータは、メインメモリデバイス560にロードされる。輻輳判定処理部22及び再送間隔制御部23は、メインメモリデバイス560にアクセスして、情報DB200のデータを参照及び更新することができる。
運用管理サーバ20以外の他の通信ノードも、運用管理サーバ20と同様に、プロセッサ及びメモリデバイスを含む構成を有してよい。各通信ノードの機能部の少なくとも一部は、集積回路で設計されたハードウェアで構成してもよい。
図6は、再送間隔設定情報データベース24の構成例を示している。再送間隔設定情報データベース24は、制御メッセージの送信元と送信先との間における、制御メッセージの再送間隔の情報を管理する。再送間隔制御部23は、制御メッセージの再送間隔制御のために、再送間隔設定情報データベース24を参照及び更新する。
図6の例において、再送間隔設定情報データベース24は、送信装置IDカラム601、受信装置IDカラム602、輻輳判定フラグカラム603、現在再送タイマ値カラム604、及びデフォルト再送タイマ値カラム605を有している。
送信装置IDカラム601は、シーケンスを開始する要求メッセージを送信する通信装置のIDを格納している。当該通信装置は、当該シーケンスの応答メッセージを受信する。受信装置IDカラム602は、送信装置からの要求メッセージを受信し、当該送信装置に応答メッセージを送信する通信装置のIDを格納している。
通信装置Aが送信装置であり、通信装置Bが受信装置であるシーケンスAが存在する場合、送信装置IDカラム601及び受信装置IDカラム602は、それぞれ、同一エントリにおいて、通信装置AのID及び通信装置BのIDを格納する。通信装置Bが送信装置であり、通信装置Aが受信装置である他のシーケンスBが存在する場合、送信装置IDカラム601及び受信装置IDカラム602は、それぞれ、同一エントリにおいて、通信装置BのID及び通信装置AのIDを格納する。このように、二つの通信装置A、Bは、それらの役割に応じて、異なる通信装置ペアを構成し得る。
上述のように、本例はアタッチプロシージャにおけるMMEとHSSとの間の制御メッセージの再送制御を示す。さらに、本例において、MMEからHSSへの要求メッセージで開始されるシーケンスのみが存在し、HSSからMMEへの要求メッセージで開始されるシーケンスが存在しないものとする。したがって、図6は、MMEのみを送信装置の例として示し、HSSのみを受信装置の例として示している。送信装置及び受信装置に関するこれらの点は、他のデータベースを示す図において同様である。
輻輳判定フラグカラム603は、送信装置と受信装置の各ペアの通信において、輻輳が発生しているか否かを示すフラグを格納している。輻輳判定フラグがONの場合、当該ペアに通信において輻輳が発生していると判定されていることを意味する。
現在再送タイマ値カラム604は、各通信ペアにおける制御メッセージの現在の再送間隔を示す値を格納している。制御メッセージが受信装置に受信されない場合、送信装置は、次の制御メッセージを現在再送タイマ値が示す時間経過した後に再送する。デフォルト再送タイマ値カラム605は、各通信ペアにおける要求メッセージの再送間隔のデフォルト値(初期値)を示す。再送間隔のデフォルト値は予め設定されている。
図7は、ユーザ情報データベース25の構成例を示している。ユーザ情報データベース25は、ユーザ端末の情報を管理する。再送間隔制御部23は、要求メッセージの再送間隔制御のために、ユーザ情報データベース25を参照する。
図7の例において、ユーザ情報データベース25は、ユーザIDカラム611と、ユーザ種別カラム612とを有している。ユーザIDカラム611は、ユーザ端末のIDを格納する。ユーザ種別カラム612は、ユーザ端末の種別を示す情報を格納しており、本例において、ユーザ端末に与えられるサービスレベルを示す。例えば、情報収集部222は、HSS4a、4bから、ユーザ情報データベース25の情報を取得し、ユーザ情報データベース25に格納する。
図8は、優先度情報データベース26の構成例を示している。優先度情報データベース26は、要求メッセージの再送間隔制御における優先度を管理する。再送間隔制御部23は、要求メッセージの再送間隔制御のために、優先度情報データベース26を参照する。本例は、異なるシーケンスに異なる優先度を与え、異なるユーザ端末種別に異なる優先度与える。再送間隔制御部23は、優先順位が低いシーケンス及びユーザ端末を、より優先して、再送間隔を長くする。
図8の例において、優先度情報データベース26は、シーケンスカラム621及びユーザカラム622を有する。シーケンスカラム621は、さらに、優先順位カラムとシーケンス種別カラムを有し、各シーケンス種別の優先順位を管理する。ユーザカラム622は、さらに、優先順位カラムとユーザ種別カラムを有し、各ユーザ種別の優先順位を管理する。優先度情報データベース26の情報、例えば、管理者により予め設定される。
図8において、シーケンス種別はプロシージャ名とプロシージャ内のシーケンス名とで識別されている。この点は他のデータベースでも同様である。上述のように、本例は、MMEとHSSとの間のアタッチプロシージャの例を示している。図2を参照して説明したように、アタッチプロシージャは複数のシーケンスで構成されている。
例えば、Authenticationシーケンスは、MME3からのAuthentication Information Requestの送信で開始し、MME3によるHSS4からのAuthentication Information Answerの受信で終了する。同様に、Location Updateシーケンスは、MME3からのLocation Update Requestの送信で開始し、MME3によるHSS4からのLocation Update Answerの受信で終了する。
図9は、処理時間情報データベース232の構成例を示している。処理時間情報データベース232は、送信装置と受信装置との間におけるシーケンスの処理時間の履歴を管理する。処理時間情報データベース232は、輻輳判定部221による輻輳判定において参照される。
図9の例において、処理時間情報データベース232は、送信装置IDカラム631、受信装置IDカラム632、時刻カラム633、シーケンス種別カラム634、ユーザIDカラム635、処理時間カラム636を有する。
送信装置IDカラム631は、シーケンスにおける要求メッセージの送信装置のIDを格納している。図9は、MMEのみを送信装置の例として示している。受信装置IDカラム632は、各送信装置の要求メッセージの受信装置のIDを格納している。図9は、HSSのみを受信装置の例として示している。1つのMMEは1つ又は複数のHSSと通信する。
時刻カラム633は、各シーケンスの時刻を格納している。シーケンスの時刻は、例えば、シーケンスの開始時刻又は終了時刻である。シーケンスの時刻の測定方法の詳細は後述する。シーケンス種別カラム634は、各シーケンスの種別を示す。ユーザIDカラム635は、シーケンス(プロシージャ)が行われたユーザ端末のIDを格納する。処理時間カラム636は、各シーケンスの処理時間を示す。シーケンスの処理時間は、シーケンスにおける受信装置(HSS)のメッセージ処理時間に対応している。
情報収集部222は、パケットキャプチャ装置11から取得したメッセージを参照して、シーケンスの時刻、ユーザID及びシーケンスの処理時間を決定する。メッセージはユーザIDを含む。シーケンス時刻及びシーケンス処理時間の測定方法の詳細は後述する。
図10は、再送回数情報データベース224の構成例を示している。再送回数情報データベース224は、送信装置と受信装置との間のシーケンスにおける要求メッセージの再送回数の履歴を管理する。再送回数情報データベース224は、輻輳判定部221による輻輳判定において参照される。
図10の例において、再送回数情報データベース224は、送信装置IDカラム641、受信装置IDカラム642、時刻カラム643、シーケンス種別カラム644、ユーザIDカラム645、再送回数カラム646を有する。
送信装置IDカラム641、受信装置IDカラム642、時刻カラム643、シーケンス種別カラム644、ユーザIDカラム645は、それぞれ、処理時間情報データベース232における送信装置IDカラム631、受信装置IDカラム632、時刻カラム633、シーケンス種別カラム634、ユーザIDカラム635と同様である。
情報収集部222は、パケットキャプチャ装置11から取得したメッセージを参照して、シーケンスの時刻、ユーザID及びシーケンスにおける要求メッセージの再送回数を決定する。シーケンスの時刻及び要求メッセージの再送回数の測定方法の詳細は後述する。
図11は、装置状態情報データベース225の構成例を示している。装置状態情報データベース225は、ネットワーク通信装置の負荷状態を管理する。装置状態情報データベース225は、輻輳判定部221による輻輳判定において参照される。
図11の例において、装置状態情報データベース225は、装置IDカラム651、CPU使用率カラム652、メモリ使用率カラム653を有する。装置IDカラム651は、装置のIDを格納し、CPU使用率カラム652、メモリ使用率カラム653は、それぞれ、装置におけるCPU使用率及びメモリ使用率を示す。図11は、HSSのみを装置の例として示している。
情報収集部222は、ネットワークを介して、各装置、本例において各HSSから、CPU使用率とメモリ使用率の情報を受信し、装置状態情報データベース225に格納する。本例の状態情報は、CPU使用率とメモリ使用率を示すが、情報収集部222は、これらの値と別に又はこれらに加えて他の情報を格納してもよい。例えば、装置状態情報データベース225は、ポートの状態情報を含んでもよい。
以下において、シーケンスにおける処理時間及び制御メッセージ再送回数の測定方法の例を説明する。図12は、Authenticationシーケンスにおける、HSS4の処理時間の例を示す。図2に示すように、TAP装置10はMME3とHSS4との間において制御メッセージを転送する。各制御メッセージは、要求メッセージ又は応答メッセージのいずれかである。
TAP装置10は、送信元から受信した制御メッセージを送信先に転送することに加え、当該制御メッセージをパケットキャプチャ装置11にも転送する。パケットキャプチャ装置11は、TAP装置10から受信した制御メッセージを、受信時刻の情報と共に運用管理サーバ20に転送する。設計によっては、受信時刻の情報を通知しなくてもよい。
運用管理サーバ20の情報収集部222は、受信した制御メッセージを解析する。情報収集部222は、制御メッセージから、送信元、送信先及びシーケンスの種別の情報の他、ユーザ端末の識別情報を取得することができる。
運用管理サーバ20の情報収集部222は、パケットキャプチャ装置11から受信した制御メッセージから、対応するシーケンスの時刻と処理時間とを決定し、推定した時間を処理時間情報データベース223に格納する。
例えば、情報収集部222は、パケットキャプチャ装置11がシーケンスの最初の要求メッセージを取得した時刻を、当該シーケンスの時刻と決定する。情報収集部222は、シーケンスの当該シーケンスの時刻と決定してもよい。これら時刻は、パケットキャプチャ装置11から情報収集部222に、対応制御メッセージと共に通知される。情報収集部222は、自身がシーケンスの最初の要求メッセージを取得した時刻又最後の応答メッセージを受信した時刻を当該シーケンスの時刻と決定してもよい。
情報収集部222は、シーケンスの最初の要求メッセージの時刻と、応答メッセージの時刻とから、当該シーケンスの処理時間を決定する。本例においては、パケットキャプチャ装置11がシーケンスの最初の要求メッセージを受信した時刻からパケットキャプチャ装置11が当該シーケンスの応答メッセージを受信した時刻までの時間が、シーケンス処理時間と決定される。
パケットキャプチャ装置11が受信した制御メッセージから決定されるシーケンス処理時間は、HSS4のメッセージ処理時間に対応する。受信装置であるHSS4のメッセージ処理時間は、HSS4がシーケンスにおける最初の要求メッセージを受信してから、応答メッセージを送信するまでの時間である。メッセージ伝送の遅延が存在するため、上記シーケンス処理時間はHSS4の実際の処理時間とは必ずしも一致しない。
しかし、HSS4において輻輳が発生し、HSS4のメッセージ処理時間が増加すると、シーケンス処理時間も増加する。このように、上記シーケンス処理時間はHSS4のメッセージ処理時間と共に変化し、HSS4の実際のメッセージ処理時間を間接的に示すことができる。また、上記シーケンス処理時間は、ネットワークにおける輻輳による遅延も示し得る。
情報収集部222は、パケットキャプチャ装置11の制御メッセージの取得時刻に代えて、自身がパケットキャプチャ装置11から制御メッセージを取得した時刻を使用してシーケンス処理時間を計算してもよい。
図13A、図13Bは、Authenticationシーケンスにおける、MME3の制御メッセージ(要求メッセージ)の再送回数の測定例を示す。図13Aは、MME3が応答メッセージをHSS4から受信できない例を示し、図13Bは、MME3が応答メッセージをHSS4から受信する例を示している。
図12を参照して説明したように、TAP装置10及びパケットキャプチャ装置11は、Authenticationシーケンスにおける制御メッセージを運用管理サーバ20に転送する。情報収集部222は、Authenticationシーケンスにおける要求メッセージ(Authentication Information Rrequest)の受信回数をカウントすることで、要求メッセージの再送回数を決定することができる。具体的には、受信回数から1をマイナスした値が、要求メッセージの再送回数である。
MME3は、要求メッセージの再送間隔を示す制御パラメータに加え、再送回数の上限値を示す制御パラメータを有している。上限値はシーケンス毎に設定されていてもよいし、全てのシーケンスに共通でもよい。MME3は、上限値の要求メッセージを再送しても応答メッセージを受信することができない場合、当該シーケンスの要求メッセージの再送を中止する。運用管理サーバ20は、要求メッセージの再送回数の上限値の情報を保持してもよい。運用管理サーバ20は、ネットワーク通信装置のそれぞれから当該情報を収集する。
以下において、運用管理サーバ20による要求メッセージの再送間隔制御の方法を、フローチャートを参照して説明する。図14のフローチャートは、運用管理サーバ20による要求メッセージの再送間隔制御の全体の流れを示している。運用管理サーバ20は、特定の事象の発生に応答して、図14のフローチャートに従う処理を開始する。例えば、運用管理サーバ20は、前回処理からの所定時間の経過に応答して今回処理を開始してもよく(当該処理の定期的実行)、又は、管理者からの指示に従って当該処理を開始してもよい。
輻輳判定部221は、管理下にある通信装置ペアの通信における輻輳の発生を判定する(S101)。輻輳が発生しているか否かの判定方法の詳細は後述する。輻輳は、ネットワーク又はシーケンスを実行する受信装置の過負荷を起因とし得る。
運用管理サーバ20は、ステップS102以下のステップを、各通信装置ペアについて実行する。以下においては、一つの通信装置ペアについての処理を説明する。輻輳判定部221が、当該通信装置ペアの通信において輻輳が発生していないと判定している場合(S102:NO)、再送間隔制御部23は、再送間隔設定情報データベース24を参照し、当該通信装置ペアの輻輳判定フラグカラム603の値がONであるか判定する(S103)。
輻輳判定フラグカラム603の値がONである場合、再送間隔制御部23は、当該セルの値をONからOFFに変更する(S104)。これにより、次回において輻輳が発生してないと判定された場合、送信装置への再送間隔のデフォルト値の送信を省略できる。
再送間隔制御部23は、再送間隔設定情報データベース24の当該エントリにおいて、現在再送タイマ値カラム604の値を、デフォルト再送タイマ値カラム605の値に一致させる(S105)。
再送間隔制御部23は、上記エントリから、デフォルト再送タイマ値カラム605の値を、そして、受信装置IDカラム602から受信装置のIDを取得する。再送間隔制御部23は、取得したデフォルト再送タイマ値と受信装置のIDとを含む制御メッセージを生成する。再送間隔制御部23は、上記エントリの送信装置IDカラム601が示す送信装置に、生成した制御メッセージを送信する。再送間隔制御部23は、当該制御メッセージにより、要求メッセージの再送間隔を更新することを送信装置に指示する(S106)。
ステップS102において、輻輳判定部221が、当該通信装置ペアの通信において輻輳が発生していると判定している場合(S102:YES)、再送間隔制御部23は、再送間隔設定情報データベース24において、当該通信装置ペアのエントリを検索し、輻輳判定フラグカラム603の値がONであるか判定する(S108)。輻輳判定フラグカラム603の値がOFFである場合(S108:NO)、再送間隔制御部23は、当該セルの値をOFFからONに変更する(S109)。
輻輳判定フラグカラム603の値がONである場合(S108:YES)又はステップS109の後、再送間隔制御部23は、要求メッセージの再送間隔の値を算出する(S110)。再送間隔制御部23は、当該エントリにおける現在再送タイマ値カラム604から、当該通信装置ペアの現在再送タイマ値を取得し、当該現在再送タイマ値から新たな再送タイマ値を算出する。
例えば、再送間隔制御部23は、現在再送タイマ値に所定の値を加算して、新たな再送タイマ値を算出する。なお、現在再送タイマ値が上限値に達している場合、再送間隔制御部23は、以下の処理をスキップする。
再送間隔制御部23は、算出した新たな再送タイマ値によって、再送間隔設定情報データベース24における当該エントリを更新する(S111)。再送間隔制御部23は、受信装置IDカラム602から受信装置のIDを取得する。再送間隔制御部23は、算出した新たな再送更新間隔値と、受信装置のIDとを含む制御メッセージを生成する。
再送間隔制御部23は、上記エントリの送信装置IDカラム601が示す送信装置に、生成した制御メッセージを送信する。再送間隔制御部23は、当該制御メッセージにより、要求メッセージの再送間隔を更新することを送信装置に指示する(S112)。
上記例において、送信装置(MME)は、各受信装置(HSS)に対応する再送間隔パラメータを有している。例えば、MME3の再送間隔設定情報データベース33は、図6に示す再送間隔設定情報データベース24における、送信装置IDカラム601及び輻輳判定フラグカラム603以外の他のカラムを有する。一つの再送間隔パラメータは、対応する受信装置に対する全ての要求メッセージに共通である。運用管理サーバ20は、各送信装置において、受信装置毎に要求メッセージの再送間隔を設定する。
他の例において、送信装置は、複数のシーケンス種別のそれぞれに対応する再送間隔パラメータを有する。シーケンス種別毎に再送間隔を制御することで、シーケンス種別間の優先度の違いに応じて、要求メッセージの再送間隔を制御することができる。
例えば、AuthenticationやHandover等、通信の確立に必要なシーケンスの優先順位は高い。一方、Location Updateのように、周期的に実行され、緊急性を有さないシーケンスの優先順位は低い。優先順位が低いシーケンス種別の再送間隔を優先的に長くすることで、通信全体における遅延を低減することができる。
他の例において、送信装置は、複数のユーザ種別のそれぞれに対応する再送間隔パラメータを有する。ユーザ種別毎に再送間隔を制御することで、ユーザ種別間の優先度の違いに応じて、の再送間隔を制御することができる。
例えば、高いサービス要求のユーザは、低いサービス要求のユーザより優先順位が高い。サービス要求レベルによりユーザ種別を定義し、優先順位が低いユーザ種別の再送間隔を優先的に長くすることで、サービス要求に対応したサービスを各ユーザに提供できる。送信装置は、シーケンス種別とユーザ種別のペアのそれぞれに対応する再送間隔パラメータを有してもよい。
シーケンス種別及びユーザ種別のペアに応じて再送間隔を制御する例を説明する。図15は、運用管理サーバ20における、再送間隔設定情報データベース24の構成例を示す。図15の再送間隔設定情報データベース24は、図6の構成に加え、ユーザIDカラム606、シーケンス種別カラム607、及び再送タイマ上限値カラム608を有している。MME3の再送間隔設定情報データベース33は、送信装置IDカラム601及び輻輳判定フラグカラム603以外の他のカラムを有する。
再送間隔制御部23は、通信装置ペアにおける輻輳の通知を受けると、再送間隔設定情報データベース24において、当該通信装置ペアのエントリを検索する。さらに、検索したエントリから、現在再送タイマ値(カラム604)が再送タイマ上限値(カラム608)に達していないエントリを選択する。
再送間隔制御部23は、優先度情報データベース26を参照し、選択したエントリの優先順位を決定する。例えば、再送間隔制御部23は、シーケンス種別をプライマリ基準として使用し、ユーザ種別をセカンダリ基準として使用する。つまり、再送間隔制御部23は、検索したエントリをシーケンス種別で順位付けした後、同一シーケンス種別のエントリをユーザ種別で順位付けする。
優先度情報データベース26は、シーケンス種別とユーザ種別のペアと優先順位とを対応付けてもよい。再送間隔制御部23は、優先度情報データベース26を参照して、選択したエントリそれぞれに、シーケンス種別及びユーザ種別のペアに対応する優先順位を付与し、優先順位が最も低いエントリを決定する。再送間隔制御部23は、優先順位が最も低いエントリの受信装置、シーケンス種別、ユーザID及び新たな再送タイマ値を指定して、該当するMME3に再送タイマ値の更新を指示する。再送間隔制御部23は、同様の方法により、シーケンス種別又はユーザ種別によって再送間隔を制御できる。
以下において、図14のフローチャートのステップS101における、複数の異なる輻輳判定方法を説明する。以下の説明における閾値は予め規定されている。運用管理サーバ20は、下記判定方法の全て又は一部のみを実行してよい。運用管理サーバ20は、送信装置や受信装置等によって異なる判定方法を適用してもよい。
図16は、第1の判定方法のフローチャートを示す。輻輳判定部221は、シーケンスの処理時間又は再送回数の一方が閾値に達していると、当該シーケンスにおいて輻輳が発生していると判定する。
図14のフローが開始すると、情報収集部222は、パケットキャプチャ装置11からの制御メッセージを取得し、シーケンスの処理時間及び再送回数についての解析結果を輻輳判定部221に渡す。解析結果は、図9を参照して説明した処理時間情報データベース223の一つのエントリ及び図10を参照して説明した再送回数情報データベース224の一つのエントリと同様の情報を含む。情報収集部222は、処理時間情報データベース223及び再送回数情報データベース224を介して、解析結果を輻輳判定部221に渡してもよい。
図16において、輻輳判定部221は、解析結果が示す処理時間が閾値以上であるか判定する(S201)。処理時間が閾値以上である場合(S201:YES)、輻輳判定部221は、当該シーケンスにおいて輻輳が発生していると判定する。処理時間により輻輳の判定を適切に行うことができる。
処理時間が閾値より短い場合(S201:NO)、輻輳判定部221は、解析結果が示す再送回数が閾値以上であるか判定する(S203)。再送回数が閾値以上である場合(S203:YES)、輻輳判定部221は、当該シーケンスにおいて輻輳が発生していると判定する。再送回数が閾値より少ない場合(S203:NO)、輻輳判定部221は、輻輳が起きていないと判定する。
運用管理サーバ20は、図14の処理の開始から、所定時間経過すると、当該処理を終了する。輻輳判定処理部22は、当該処理時間の間ステップS101を実行し続ける。または、情報収集部222は、図14の処理の開始前に、制御パケット収集及び解析を行い、その解析結果を処理時間情報データベース223及び再送回数情報データベース224に格納しておいてもよい。輻輳判定部221は、データベース223、224からエントリを順次取得し、図16に示すフローチャートに従ってシーケンスにおける輻輳の発生を判定する。
本判定方法は、一つのエントリの制御メッセージにより当該エントリにおける輻輳の発生を判定するので、効率的に輻輳の発生を判定することができる。また、シーケンス終了毎に当該シーケンスにおける輻輳判定を行うことで、輻輳の発生に即時に対応することができる。再送回数と処理時間の双方を参照することで、輻輳の発生をより確実に検出できる。なお、輻輳判定部221は、処理時間と再送回数の双方がそれぞれ閾値に達している場合に、輻輳が発生していると判定してもよい。処理時間と再送回数の一方のみを使用してもよい。
図17は、第2の判定方法のフローチャートを示す。輻輳判定部221は、ある送信装置とある受信装置との間(通信装置ペア間)の所定時間内の複数シーケンスにおいて、処理時間が予兆閾値に達した回数又は再送回数が予兆閾値に達した回数が、閾値に達している場合、当該通信装置ペア間において輻輳が発生していると判定する。輻輳判定処理部22は、各通信装置ペアについて、図17のフローチャートを実行する。
図17において、タイマ27が開始する(S301)。タイマ27の値が閾値に達すると、当該フローは終了する(S305:YES、S310:YES)。ステップS302において、情報収集部222は、パケットキャプチャ装置11からの制御メッセージを取得し、シーケンスの処理時間及び再送回数についての解析結果を、直接又はデータベース223、224を介して、輻輳判定部221に渡す。輻輳判定部221は、当該シーケンスの処理時間が予兆閾値に達しているか判定する。
処理時間が予兆閾値に達してない場合(S302:NO)、輻輳判定部221は、当該シーケンスの再送回数が予兆閾値に達しているか判定する(S307)。再送回数が予兆閾値に達してない場合(S307:NO)、輻輳判定部221は、タイマ27の値が閾値に達しているか判定する(S310)。タイマ27の値が閾値に達していれば当該フローは終了し、タイマ27の値が閾値に達してなければ、結合子Aを介して、次のシーケンスのためにステップS302に戻る。
ステップS302において、処理時間が予兆閾値に達している場合(S302:YES)、輻輳判定部221は、処理時間予兆閾値超過数(カウンタ)をインクリメントする(S303)。処理時間予兆閾値超過数が閾値達している場合(S304:YES)、輻輳判定部221は、当該通信装置ペアの通信において輻輳が発生していると判定する(S306)。
処理時間予兆閾値超過数が閾値達していない場合(S304:NO)、輻輳判定部221は、タイマ27の値が閾値に達しているか判定する(S305)。タイマ27の値が閾値に達していれば(S30:YES)、当該フローは終了し、タイマ27の値が閾値に達してなければ(S305:NO)、結合子Aを介して、次のシーケンスのためにステップS302に戻る。
ステップS307において、再送回数が予兆閾値に達している場合(S307:YES)、輻輳判定部221は、再送回数予兆閾値超過数(カウンタ)をインクリメントする(S308)。再送回数予兆閾値超過数が閾値達している場合(S309:YES)、輻輳判定部221は、当該通信装置ペアの通信において輻輳が発生していると判定する(S311)。再送回数予兆閾値超過数が閾値達していない場合(S309:NO)、輻輳判定部221は、ステップS310に移動する。
本判定方法は、通信装置ペアにおける複数のシーケンスから輻輳を判定するため、より正確な輻輳判定をすることができる。再送回数と処理時間の双方を参照することで、輻輳の発生をより確実に検出できる。なお、輻輳判定部221は、処理時間と再送回数の双方がそれぞれ閾値に達している場合に、輻輳が発生していると判定してもよい。処理時間と再送回数の一方のみを使用してもよい。
輻輳判定処理部22は、図14のフローチャートが開始する前に処理時間情報データベース223及び再送回数情報データベース224に解析結果を格納し、図14のフローチャートが開始すると、それらデータベース223、224の情報について図17のフローに従い輻輳の判定を行ってもよい。データベース223、224内の所定時間内のエントリが、判定の対象とされる。
図18は、第3の判定方法のフローチャートを示す。輻輳判定部221は、受信装置が同一種別の他の受信装置と異なる挙動示す場合、当該受信装置において輻輳が発生していると判定する。
情報収集部222は、常時、制御メッセージの収集及び解析を行い、処理時間情報データベース223及び再送回数情報データベース224に解析結果を格納する。設計によっては、図14のフローの開始後に、情報収集部222は、制御メッセージの収集及び解析を開始してもよい。
輻輳判定部221は、処理時間情報データベース223及び再送回数情報データベース224から、過去所定時間、例えば、1時間分のシーケンスの情報を取得する。輻輳判定部221は、取得した情報から、同一種別の複数受信装置(例えばのHSS)の情報を選択する。輻輳判定部221は、選択した情報から、シーケンスの処理時間と再送回数の平均値及び標準偏差(σ)を算出する(S401)。
輻輳判定部221は、一つの受信装置を選択し、選択した受信装置のシーケンスの情報を取得する。選択した受信装置のシーケンスは、異なる送信装置とのシーケンスを含む。輻輳判定部221は、選択した受信装置のシーケンスにおいて、処理時間が平均値から3σ以上離れているシーケンス数と、再送回数が平均値から3σ以上離れているシーケンス数とをカウントする(S402)。
処理時間のカウント数が閾値に達している場合(S403:YES)又は再送回数のカウント数が閾値に達している場合(S405:YES)、輻輳判定部221は、選択した受信装置において輻輳が発生していると判定する(S404、S406)。つまり、当該受信装置と通信する全ての送信装置との間において輻輳が発生していると判定する。輻輳判定部221は、同一種別の受信装置のそれぞれについて、ステップS402〜S406を実行する。
本判定方法によれば、複数受信装置の統計情報から各受信装置における輻輳を判定することで、より正確な判定を行うことができる。輻輳判定部221は、一つの送信装置と同一種類の複数受信装置との間シーケンスのみについて、上記フローチャートに従った処理を行ってもよい。ステップS201は、平均値及び3σとは異なる統計値を使用してもよい。再送回数と処理時間の双方を参照することで、輻輳の発生をより確実に検出できる。なお、輻輳判定部221は、処理時間のカウント数と再送回数のカウント数の双方がそれぞれ閾値に達している場合に、輻輳が発生していると判定してもよい。処理時間と再送回数の一方のみを使用してもよい。
図19は、第4の判定方法のフローチャートを示す。輻輳判定部221は、各通信装置ペアにおける所定期間内のシーケンスにおいて、シーケンスごとに、通信状態が正常、準正常、異常のいずれにあるかを判定し、所定時間内の異常/準正常シーケンス数から輻輳を判定する。輻輳判定処理部22は、各受信装置について、図19のフローチャートを実行する。なお、4以上の通信状態を定義してもよい。
図19において、タイマ27が開始する(S501)。タイマ27の値が閾値に達すると、当該フローは終了する(S503:YES)。ステップS502において、情報収集部222は、パケットキャプチャ装置11からの制御メッセージを取得し、シーケンスの処理時間及び再送回数についての解析結果を、直接又はデータベース223、224を介して、輻輳判定部221に渡す。本フローでは、輻輳判定部221は、同一受信装置のシーケンスの解析結果を取得する。輻輳判定部221は、当該シーケンスの処理時間が閾値1以下であり、かつ、再送回数が閾値2以下であるか判定する。
ステップS502の判定結果が肯定的である場合(S502:YES)、輻輳判定部221は、タイマ27の値が閾値に達しているか判定する(S503)。タイマ27の値が閾値に達していれば(S503:YES)、当該フローは終了し、タイマ27の値が閾値に達してなければ(S503:NO)、結合子Aを介して、次のシーケンスのためにステップS502に戻る。
ステップS502の判定結果が否定的である場合(S502:NO)、輻輳判定部221は、当該シーケンスの処理時間が閾値4以上であり、又は、再送回数が閾値5以上であるか判定する(S504)。閾値4は閾値1より大きく、閾値5は閾値2より大きい。
ステップS504の判定結果が肯定的である場合(S504:YES)、輻輳判定部221は、異常シーケンスカウンタをインクリメントする(S505)。さらに、輻輳判定部221は、異常シーケンスカウンタの値が閾値6に達しているか判定する(S506)。異常シーケンスカウンタの値が閾値6に達している場合(S506:YES)、輻輳判定部221は、当該受信装置において輻輳が発生していると判定する(S507)。異常シーケンスカウンタの値が閾値6に達していない場合(S506:NO)、輻輳判定部221は、結合子Bを介してステップS503に進む。
ステップS504の判定結果が否定的である場合(S504:NO)、輻輳判定部221は、準正常シーケンスカウンタをインクリメントする(S508)。さらに、輻輳判定部221は、準正常シーケンスカウンタの値が閾値7に達しているか判定する(S506)。閾値7は閾値6よりも大きい。
準正常シーケンスカウンタの値が閾値7に達している場合(S509:YES)、輻輳判定部221は、当該受信装置において輻輳が発生していると判定する(S510)。準正常シーケンスカウンタの値が閾値7に達していない場合(S509:NO)、輻輳判定部221は、結合子Bを介してステップS503に進む。
本判定方法は、処理時間が閾値1以下であり、かつ、再送回数が閾値2以下である場合、当該受信装置は正常であると判定する。処理時間が閾値4以上、又は、再送回数が閾値5以上である場合、当該受信装置は異常であると判定する。さらに、閾値1<処理時間<閾値4、かつ、閾値2<再送回数<閾値5の場合、当該受信装置は準正常であると判定する。
受信装置の状態の異常及び準正常を判定し、状態に応じた閾値によって受信装置における輻輳を判定することで、時間変化する受信装置の状態から適切に輻輳の発生を判定することができる。再送回数と処理時間の双方を参照することで、輻輳の発生をより確実に検出できる。なお、輻輳判定部221は、処理時間と再送回数の一方のみを使用してもよい。
図20は、第5の判定方法のフローチャートを示す。輻輳判定部221は、受信装置における構成要素の負荷状態から当該受信装置における輻輳を判定する。情報収集部222は、管理下の受信装置から状態情報を収集し、装置状態情報データベース225に格納する。輻輳判定部221は、装置状態情報データベース225からエントリを順次取得し、各受信装置における輻輳を判定する。
輻輳判定部221は、選択した受信装置のCPU使用率が閾値以上であるか判定する(S601)。CPU使用率が閾値以上である場合(S601:YES)、輻輳判定部221は、当該受信装置において輻輳が発生していると判定する(S602)。
CPU使用率が閾値未満である場合(S601:NO)、輻輳判定部221は、選択した受信装置のメモリ使用率が閾値以上であるか判定する(S603)。メモリ使用率が閾値以上である場合(S603:YES)、輻輳判定部221は、当該受信装置において輻輳が発生していると判定する(S604)。メモリ使用率が閾値未満である場合(S603:NO)、輻輳判定部221は、当該受信装置において輻輳は発生していないと判定する。
本方法は、受信装置の負荷状態に応じて輻輳の判定を行うことで、受信装置の負荷超過による輻輳を適切に検出することができる。なお、CPU使用率又はメモリ使用率の一方のみにより、又は、CPU使用率及びメモリ使用率と異なる構成要素の負荷状態により、輻輳判定を行ってもよい。
上記構成において、運用管理サーバ20は、制御メッセージの再送間隔を制御する。本実施形態は、ユーザパケット(ユーザデータ)の再送間隔制御にも適用することができる。ここで、パケットはデータ転送におけるデータユニットを意味し、特にプロトコルは限定されない。例えば、運用管理サーバ20は、一回のセッション(シーケンスの一つ)におけるスループットと再送回数とに基づき、輻輳の発生を判定することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある例の構成の一部を他の例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある例の構成に他の例の構成を加えることも可能である。また、各例の構成の一部について、他の例の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成・機能・処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード等の記録媒体に置くことができる。
1a〜1c ユーザ端末、3a、3b MME(Mobility Management Entity)、4a、4b HSS(Home Subscriber Server)、8 制御プレーン、9 ユーザプレーン、10 TAP装置、11 パケットキャプチャ装置、20 運用管理サーバ、22 輻輳判定処理部、23 再送間隔制御部、27 タイマ、32 MME内の処理部、33 MME内の再送間隔設定情報データベース、42 HSS内の装置ログDB、43 HSS内の処理部、221 輻輳判定部、222 情報収集部、24 再送間隔情報データベース、25 ユーザ情報データベース、26 優先度情報データベース、223 処理時間情報データベース、224 再送回数情報データベース、225 装置状態情報データベース

Claims (11)

  1. エンドノード間の通信を中継するネットワーク内の複数通信装置を管理する、運用管理装置であって、
    前記複数通信装置内の複数通信装置ペアにおいて通信されるデータ、及び、前記複数通信装置ペアの受信装置それぞれの状態を示すデータ、の少なくとも一方を収集し、
    収集した前記データを解析して、前記複数通信装置ペアそれぞれにおける通信において輻輳が発生しているか否かの判定を行い、
    前記判定の結果に基づいて、前記複数通信装置ペアそれぞれにおけるデータ再送間隔を制御する、運用管理装置。
  2. 請求項1に記載の運用管理装置であって、
    前記複数通信装置ペアにおける制御メッセージを収集し、前記制御メッセージは要求メッセージと応答メッセージとを含み、
    前記制御メッセージを解析して、前記複数通信装置ペアそれぞれにおける通信において輻輳が発生しているか否かの判定を行う、運用管理装置。
  3. 請求項2に記載の運用管理装置であって、
    前記制御メッセージを解析して、前記複数通信装置ペアそれぞれにおけるシーケンスの処理時間を特定し、
    前記特定した処理時間に基づいて、前記複数通信装置ペアそれぞれにおける通信において輻輳が発生しているか否かの判定を行う、運用管理装置。
  4. 請求項2又は3に記載の運用管理装置であって、
    前記制御メッセージを解析して、前記複数通信装置ペアそれぞれにおけるシーケンスにおける要求メッセージの再送回数を特定し、
    前記特定した処理時間及び再送回数に基づいて、前記複数通信装置ペアそれぞれにおける通信において輻輳が発生しているか否かの判定を行う、運用管理装置。
  5. 請求項2に記載の運用管理装置であって、
    前記要求メッセージのシーケンス種別に応じて、前記複数通信装置ペアそれぞれにおけるデータ再送間隔を制御する、運用管理装置。
  6. 請求項2又は5に記載の運用管理装置であって、
    前記要求メッセージのユーザ種別に応じて、前記複数通信装置ペアそれぞれにおけるデータ再送間隔を制御する、運用管理装置。
  7. 請求項1に記載の運用管理装置であって、
    所定期間内の、前記複数通信装置ペアにおける通信データを収集し、
    前記通信データを解析して、前記所定期間内の前記複数通信装置ペアの受信装置についてのシーケンス処理時間の統計値を計算し、
    前記統計値と、前記所定期間内の第1受信装置におけるシーケンス処理時間との関係に基づき、前記第1受信装置において輻輳が発生しているか否かの判定を行う、運用管理装置。
  8. 請求項1又は7に記載の運用管理装置であって、
    所定期間内の、前記複数通信装置ペアにおける通信データを収集し、
    前記収集した通信データを解析して、前記所定期間内の前記複数通信装置ペアの受信装置に対するデータ再送回数の統計値を計算し、
    前記統計値と、前記所定期間内の第1受信装置に対するデータ再送回数との関係に基づき、前記第1受信装置において輻輳が発生しているか否かの判定を行う、運用管理装置。
  9. 請求項1に記載の運用管理装置であって、
    所定期間内の、各通信装置ペアにおける複数シーケンスそれぞれの再送回数に基づき、複数シーケンスそれぞれの通信状態を、正常状態、準正常状態及び異常状態を含む複数状態から選択し、
    前記複数シーケンスにおける特定通信状態の回数に基づき、前記各通信装置ペアの通信において輻輳が発生しているか否か判定する、運用管理装置。
  10. 請求項1又は9に記載の運用管理装置であって、
    所定期間内の、各通信装置ペアにおける複数シーケンスそれぞれの処理時間に基づき、複数シーケンスそれぞれの通信状態を、正常状態、準正常状態及び異常状態を含む複数状態から選択し、
    前記複数シーケンスにおける特定通信状態の回数に基づき、前記各通信装置ペアの通信において輻輳が発生しているか否か判定する、運用管理装置。
  11. エンドノード間の通信を中継するネットワーク内の複数通信装置を、運用管理装置が管理する方法であって、
    前記複数データ通信装置内の複数通信装置ペアにおいて通信されるデータ、及び、前記複数通信装置ペアの受信装置それぞれの状態を示すデータ、の少なくとも一方を収集し、
    収集した前記データを解析して、前記複数通信装置ペアそれぞれにおける通信において輻輳が発生しているか否かの判定を行い、
    前記判定の結果に基づいて、前記複数通信装置ペアそれぞれにおけるデータ再送間隔を制御する、方法。
JP2014042393A 2014-03-05 2014-03-05 ネットワーク内の複数データ通信装置を管理する運用管理装置 Pending JP2015170878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014042393A JP2015170878A (ja) 2014-03-05 2014-03-05 ネットワーク内の複数データ通信装置を管理する運用管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014042393A JP2015170878A (ja) 2014-03-05 2014-03-05 ネットワーク内の複数データ通信装置を管理する運用管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015170878A true JP2015170878A (ja) 2015-09-28

Family

ID=54203282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014042393A Pending JP2015170878A (ja) 2014-03-05 2014-03-05 ネットワーク内の複数データ通信装置を管理する運用管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015170878A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198473A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 富士通株式会社 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視プログラム及びネットワーク監視方法
CN114650578A (zh) * 2022-04-20 2022-06-21 中国电信股份有限公司 终端语音业务连接方法、装置、设备及存储介质

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198473A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 富士通株式会社 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視プログラム及びネットワーク監視方法
US11146582B2 (en) 2017-04-27 2021-10-12 Fujitsu Limited Information processing apparatus, recording medium recording network monitoring program, and network monitoring method
CN114650578A (zh) * 2022-04-20 2022-06-21 中国电信股份有限公司 终端语音业务连接方法、装置、设备及存储介质
CN114650578B (zh) * 2022-04-20 2024-04-05 中国电信股份有限公司 终端语音业务连接方法、装置、设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3133784A1 (en) Data transmission control node, communication system and data transmission management method
US10205559B2 (en) System and method for increasing network efficiency using dynamic repeat requests adjustment
JP2005260972A (ja) Gprsトンネリング・プロトコル・パス保全プロトコル
JP6097411B2 (ja) データ送信方法、装置及びシステム
CN109996216B (zh) 订阅请求处理方法、网络实体及能力开放平台
JP2021528897A (ja) Pdn接続性のネットワークイベント報告
EP3142442B1 (en) Method, device and system for controlling air interface resources
CN109474450B (zh) 一种通信方法、相关设备和系统
US20130250797A1 (en) Communication control system, control device, communication control method, and communication control program
WO2015039304A1 (zh) 一种问题定界的方法及装置
WO2013143228A1 (zh) 一种缩减心跳消息的方法及系统
WO2017114220A1 (zh) 一种用户终端数量的监控方法及相关设备
WO2016063449A1 (ja) 制御装置及びその方法
JP2015170878A (ja) ネットワーク内の複数データ通信装置を管理する運用管理装置
JP6904578B2 (ja) 通信装置、通信回線選択方法及びプログラム
JP6114994B2 (ja) 通信システム、mme、pgw、sgwおよびプログラム
WO2015059849A1 (ja) 通信システム、共通サービス制御装置、データ送信方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体
WO2018177003A1 (zh) 一种计费方法、相关设备和系统
JP6609485B2 (ja) 通信装置
US20110238819A1 (en) Apparatus and method for transmitting information on an operational state of the same
JP4769170B2 (ja) 通信規制装置
US10555217B2 (en) Terminal device, terminal-device control method, and terminal-device control program
US9203718B2 (en) Frame loss measurement device, communication device, communication system and performance measurement method
JP5677524B2 (ja) 通信制御装置、通信制御システム及び通信制御方法
JP6508338B2 (ja) 通信システム、通信制御装置、通信制御方法、及び通信プログラム