JP4993815B2 - 公益法人会計処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会計処理システムに関し、特に、公益法人に関する会計処理及び監督官庁に提出する決算書等の作成を行う公益法人会計処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
公益法人は監督官庁の定める会計処理基準に基いて会計処理を行い、決算書等の作成を行って監督官庁に提出することが義務付けられている。また、このような会計処理及び提出資料(決算書等)の作成は多くは、そのような会計処理及び提出資料作成用に開発されたプログラムを搭載したコンピュータ、つまり、会計処理装置によって行われている。
【0003】
また、公益法人の中には複数の会計処理基準に基づいて会計処理を行い、決算書等の作成を行って監督官庁に提出している法人、例えば、社会福祉法人がある。
【0004】
社会福祉法人は厚生労働省(旧厚生省)が所管する公益法人であり、上述したように厚生労働省の定めた会計処理基準に従って会計処理がなされ、厚生労働省に提出する決算書等が作成されている。また、社会福祉法人の多くは社会福祉法人用会計処理プログラムを搭載した会計処理装置によって会計処理及び提出資料の作成を行っている。ここで、社会福祉法人が作成を義務付けられている計算書類として、資金収支計算書、事業活動収支計算書、貸借対照表がある。
【0005】
これら3種類の帳表を作成するためには1つの取引について最低3つの計算要素が必要となり、通常、資金(流動資産及び流動負債)の収支金額と借方及び貸方金額が計算要素として仕訳入力される。
【0006】
従来の会計処理装置では、総勘定元帳方式、つまり、上述した計算要素を基に先ず総勘定元帳(元帳ファイルおよび補助ファイル)を作成し、次に、メモリ上で資金収支元帳への転記を行なう方法、により間接的に資金収支元帳を作成している。なお、上記資金収支計算書、事業活動収支計算書、貸借対照表は社会福祉法人だけでなくほとんどの公益法人では提出が義務付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
計算書の印刷出力時にはまず総勘定元帳を印刷してから、次に資金収支元帳を印刷するので従来のように総勘定元帳方式でも問題は生じないが、計算書は会計年度毎に仕訳データを〆切って行なうので、計算時に調整勘定等の仕訳入力や資金収支科目の検証が必要であり、従来の方法では一旦総勘定元帳及び資金収支元帳を印刷出力してから調整勘定を算出したり収支科目金額の検証を行なった上で調整勘定入力や収支科目金額の修正等を行なってから計算書の作成を行なう必要があり、手間がかかって煩わしいといった問題点があった。
【0008】
なお、印刷出力を行なう代わりにモニタの表示画面に総勘定元帳や収支計算元帳を表示し調整勘定入力や収支科目金額の修正等を行なう場合も、総勘定元帳を表示したあと新たに収支元帳作成処理を得て収支計算元帳を表示するので流動資産、流動負債項目と資金項目の比較に手間がかかるといった問題点があった。
【0009】
また、従来の会計処理装置は上述したように総勘定元帳方式で計算書が作成されているが、別の計算方式でも計算書を作成できればユーザの選択範囲が拡大するのでユーザにとって望ましい。
【0010】
本発明は、上記問題点や要請を解決するためになされたものであり、公益法人が提出を義務付けられた計算書類の作成時に総勘定元帳と資金収支元帳を同一画面で切換え表示可能な公益法人会計処理システム及びプログラムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、借方勘定科目コードを記憶する借方勘定科目コード欄、貸方勘定科目コードを記憶する貸方勘定科目コード欄、資金収支科目コードを記憶する収支科目コード欄、および取引金額を記憶する取引金額欄を含む仕訳データを記録してなる仕訳データファイルおよび各仕訳データファイルの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードまたは損益科目コードとを対応付けた科目コード対応テーブルを記憶した保存記憶メモリと、総勘定元帳方式による会計処理プログラム、資金収支元帳方式による会計処理プログラムを含む複数のプログラムを記憶したプログラム格納メモリと、科目コード入力手段と、予め設定された元帳方式に対応する会計処理プログラムに基づいて仕訳データファイルの仕訳データを科目別に分類し集計した元帳データからなる、総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルを作成したあと表示する元帳の切換え処理を行う元帳ファイル作成手段と、表示する元帳の種類を切換えるための切換指示を行なうための元帳切換指示手段と、を備え、元帳ファイル作成手段による表示する元帳の切換え処理は、科目コード入力手段により入力された科目コードを基に元帳の種類を示す元帳区分と共に複数の科目コードを記憶した科目コードテーブルから表示する元帳を判定して元帳名を表示し、総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルのうち予め設定された元帳方式に対応する元帳ファイルの元帳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードの一方が科目コード入力手段により入力された科目コードに一致する場合、または元帳データの科目コードを基に科目テーブルの元帳区分から判定される元帳の科目体系が元帳名表示の際判定された元帳の科目体系と一致し且つ収支科目コードが一致した場合に、判定した元帳として該元帳データを表示し、元帳切換指示手段による元帳切換指示があると科目コード対応テーブルに設定されている科目コードの対応関係を元に元帳の切換え表示の可否判定を行ない、切換え表示可の場合に元帳データを抽出し、切換え後の元帳表示を行う、ことを特徴とする公益法人会計処理装置を提供する。
【0012】
また、請求項2に記載の発明では、切換え後の元帳表示は、元帳方式が総勘定元帳方式の場合は、総勘定元帳ファイルの元帳データの科目コードを科目テーブルと比較して得る元帳区分が示す元帳の種類を基に該元帳データの科目体系と元帳切換指示手段による元帳切換指示があると元帳ファイル作成手段によって判定された表示される元帳の科目体系との一致不一致を調べ、科目体系が一致する場合は、科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードが対応関係にあるか否かを調べ、貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードに対応関係がある場合は総勘定元帳を表示し、科目体系が一致しない場合は、科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データに収支科目コーを付加した仕訳が含まれているか否かを判定し、収支科目コードが含まれている場合は資金収支元帳を表示する、ことを特徴とする請求項1記載の公益法人会計処理装置を提供する。
【0013】
また、請求項3に記載の発明では、切換え後の元帳表示は、元帳方式が資金収支元帳方式の場合は、資金収支元帳ファイルの元帳データの科目コードを科目テーブルと比較して得る元帳区分が示す元帳の種類を基に該元帳データの科目体系と元帳切換指示手段による元帳切換指示があると元帳ファイル作成手段によって判定された表示される元帳の科目体系との一致不一致を調べ、科目体系が一致する場合は、科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと損益科目コードが対応関係にあるか否かを調べ、貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードに対応関係がある場合は資金収支元帳を表示し、科目体系が一致しない場合は、科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データに損益科目コードを付加した仕訳が含まれているか否かを判定し、損益科目コードが含まれている場合は総勘定元帳を表示する、ことを特徴とする請求項1記載の公益法人会計処理装置を提供する。
【0014】
また、請求項4に記載の発明では、借方勘定科目コードを記憶する借方勘定科目コード欄、貸方勘定科目コードを記憶する貸方勘定科目コード欄、資金収支科目コードを記憶する収支科目コード欄、および取引金額を記憶する取引金額欄を含む仕訳データを記録してなる仕訳データファイルおよび各仕訳データファイルの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードまたは損益科目コードとを対応付けた科目コード対応テーブルを記憶した保存記憶メモリと、総勘定元帳方式による会計処理プログラム、資金収支元帳方式による会計処理プログラムを含む複数のプログラムを記憶したプログラム格納メモリを備えたコンピュータにおけるプログラムであって、コンピュータを、予め設定された元帳方式に対応する会計処理プログラムに基づいて仕訳データファイルの仕訳データを科目別に分類し集計した元帳データからなる、総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルを作成する元帳ファイル作成手段、キー入力された科目コードを基に表示する元帳を元帳の種類を示す元帳区分と共に複数の科目コードを記憶した科目コードテーブルから判定して元帳名を表示する帳表名判定/表示手段、
総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルのうち予め設定された元帳方式に対応する元帳ファイルの元帳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードの一方がキー入力された科目コードに一致する場合、または元帳データの科目体系が科目コードを基に科目テーブルの元帳区分から判定される元帳の科目体系が元帳名表示の際判定された元帳の科目体系と一致し且つ収支科目コードが一致した場合に、帳表名判定/表示手段により判定された元帳として該元帳データを表示する元帳表示手段、元帳切換指示入力があると、科目コード対応テーブルに設定されている科目コードの対応関係を元に元帳の切換え表示の可否判定を行ない、切換え表示可の場合に元帳データを抽出し切換え後の元帳表示を行う表示可否判定手段、
元帳方式が総勘定元帳方式の場合に、抽出された元帳データの科目コードを科目テーブルと比較して得る元帳区分が示す元帳の種類を基に該元帳データの科目体系と元帳切換指示手段による元帳切換指示があると元帳ファイル作成手段によって判定された表示される元帳の科目体系との一致不一致を調べ、科目体系が一致する場合は、科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードが対応関係にあるか否かを調べ、貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードに対応関係がある場合は総勘定元帳を表示する総勘定元帳表示手段、科目体系が一致しない場合は、科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データに収支科目コーを付加した仕訳が含まれているか否かを判定し、収支科目コードが含まれている場合は資金収支元帳を表示する資金収支元帳表示手段、として機能させる公益法人元帳表示プログラムを提供する。
【0015】
また、請求項5に記載の発明では、借方勘定科目コードを記憶する借方勘定科目コード欄、貸方勘定科目コードを記憶する貸方勘定科目コード欄、資金収支科目コードを記憶する収支科目コード欄、および取引金額を記憶する取引金額欄を含む仕訳データを記録してなる仕訳データファイルおよび各仕訳データファイルの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードまたは損益科目コードとを対応付けた科目コード対応テーブルを記憶した保存記憶メモリと、総勘定元帳方式による会計処理プログラム、資金収支元帳方式による会計処理プログラムを含む複数のプログラムを記憶したプログラム格納メモリとを備えたコンピュータにおけるプログラムであって、コンピュータを、予め設定された元帳方式に対応する会計処理プログラムに基づいて仕訳データファイルの仕訳データを科目別に分類し集計した元帳データからなる、総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルを作成する元帳ファイル作成手段、キー入力された科目コードを基に表示する元帳を元帳の種類を示す元帳区分と共に複数の科目コードを記憶した科目コードテーブルから判定して元帳名を表示する帳表名判定/表示手段、総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルのうち予め設定された元帳方式に対応する元帳ファイルの元帳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードの一方がキー入力された科目コードに一致する場合、または元帳データの科目体系が科目コードを基に科目テーブルの元帳区分から判定される元帳の科目体系が元帳名表示の際判定された元帳の科目体系と一致し且つ収支科目コードが一致した場合に、帳表名判定/表示手段により判定された元帳として該元帳データを表示する元帳表示手段、元帳切換指示入力があると、科目コード対応テーブルに設定されている科目コードの対応関係を元に元帳の切換え表示の可否判定を行ない、切換え表示可の場合に元帳データを抽出し切換え後の元帳表示を行う表示可否判定手段、元帳方式が資金収支元帳方式の場合に、抽出された元帳データの科目コードを科目テーブルと比較して得る元帳区分が示す元帳の種類を基に該元帳データの科目体系と元帳切換指示手段による元帳切換指示があると元帳ファイル作成手段によって判定された表示される元帳の科目体系との一致不一致を調べ、科目体系が一致する場合は、科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと損益科目コードが対応関係にあるか否かを調べ、貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードに対応関係がある場合は資金収支元帳を表示する資金収支元帳表示手段、科目体系が一致しない場合は、科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データに損益科目コードが含まれているか否かを判定し、損益科目コードが含まれている場合は総勘定元帳を表示する総勘定元帳表示手段、として機能させる公益法人元帳表示プログラムを提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は公益法人として社会福祉法人を例とした公益法人会計処理システムの会計処理プロセスを示すフローチャートである。なお、本発明の会計処理システムでは、会計処理装置の初期設定当初に一度だけ総勘定元帳方式か資金収支元帳方式のいずれかを選択設定するだけでよく、以後、選択された元帳方式による処理が行なわれる。
【0018】
なお、本発明でいう元帳は決算書を作るために入力した仕訳データを科目毎に転記したものをいい、決算書の種類に応じて2通りの元帳、つまり、総勘定元帳と資金収支元帳を作成する。総勘定元帳は貸借対照表と事業収支計算書を作成するための元帳であり、貸借勘定科目と事業活動収支科目で構成される。また、資金収支元帳は資金収支計算書を作成するための元帳であり、資金収支科目で構成されている。
【0019】
本発明で、総勘定元帳方式では会計処理装置は仕訳データを基に総勘定元帳ファイルを作成した後にメモリ上に資金収支元帳を作成済みの総勘定元帳ファイルから科目毎にデータ(元帳データ)を転記して作成し、総勘定元帳を仕訳データの借方又は貸方金額を集計して作成し、資金収支元帳を仕訳データの借方又は貸方金額、又は仕訳データの収支金額を集計して作成する。
【0020】
また、本発明で、資金収支元帳方式では会計処理装置は仕訳データを基に資金収支元帳ファイルを作成した後にメモリ上に総勘定元帳を作成済みの資金収支ファイルから科目毎にデータを転記して作成し、総勘定元帳を仕訳データの借方又は貸方金額、又は仕訳データの収支金額を集計して作成し、資金収支元帳を仕訳データの借方又は貸方金額を集計して作成する。
【0021】
図1で、まず、会計担当者は仕訳メモを基に会計処理装置100(図2)を用いてデータ入力を行う(ステップP1)。会計処理装置100は入力された仕訳データの勘定科目を設定されている元帳方式に対応する科目テーブル(図3参照)を基にチェックし、保存メモリに記憶する(ステップP2)。
【0022】
次に、会計処理装置100は担当者が「決算処理」を選択すると、設定されている元帳方式に基いて決算処理を行なう。この際、表示画面には設定さている元帳方式に基く元帳を作成して表示する(ステップP3)。また、この際、担当者が元帳切換指示を行なうと、現在、総勘定元帳が表示されている場合は資金収支元帳を表示する。また、現在、資金収支元帳が表示されている場合は総勘定元帳を表示する(ステップP4)。
【0023】
決算処理が終了すると、帳表出力指示に基き決算書類(資金収支計算書、事業活動収支計算書及び貸借対照表)を作成し印刷出力する(ステップP5)。
【0024】
上述したように、画面に表示されている元帳をワンタッチで切換表示できるので、資金収支科目の検証が簡単にできる。また、ユーザが総勘定元帳方式による会計処理を行なうか資金収支元帳方式による処理を行なうかは最初の設定時に一度行うだけでよく、以後は元帳方式がなにかを意識する必要がない。
【0025】
図2は本発明の公益法人会計処理システムを実行可能な会計処理装置の一実施例を示すブロック図であり、会計処理装置100は、制御部1、入力部2、表示部3、会計データ処理部4、科目テーブル5、元帳作成部6、元帳切換指示部7、帳表作成部8、出力部9、保存メモリ(HD)10を備えている。
【0026】
図2で、制御部1は、CPU、プログラム格納メモリおよびRAM等の周辺回路(図示せず)からなり、上述の各構成部分の動作及び会計処理装置100全体の動作を制御する。また、プログラム格納メモリには本発明の元帳切換えプログラムのほか、制御プログラム、入力プログラム、総勘定元帳方式による会計処理プログラム又は資金収支勘定元帳方式による会計処理プログラム、各種帳表集計用プログラム、各種帳表印刷プログラム及び入力画面フォーマットデータや定数等を格納している。
【0027】
入力部2はデータ入力用のキーボードやファンクションキー等を供え、会計担当者は仕訳メモ等を基に仕訳データの入力を行う。また、表示部3はディスプレイ等の表示装置からなり、処理選択メニューを表示すると共に、入力画面や帳表等の表示を行う。また、キー入力されたデータを入力画面の所定の位置に表示する。また、元帳表示画面上には元帳切換指示欄(又はアイコン)が表示されている。
【0028】
会計データ処理部4は日次処理選択時にキー入力されたデータのチェック、仕訳データの作成及び保存メモリへの記憶、修正等を行なう。科目テーブル5は後述(図)するように資金収支元帳用の勘定科目と総勘定元帳用の勘定科目を区別可能にコード付けした科目コードテーブルであり、保存メモリ10の科目テーブルファイル(図示せず)に登録されており、会計処理装置100の起動時に取り出され、内部メモリ(RAM)に科目テーブルとして展開される。
【0029】
元帳作成部6は決算処理選択時に、保存メモリに記憶されている仕訳データ科目毎に集計して修正総勘定元帳ファイル又は資金収支勘定元帳ファイル作成等の会計処理を行う。つまり、設定された元帳方式が総勘定元帳方式の場合は総勘定元帳方式による会計処理プログラムによりまず総勘定元帳ファイルの作成を行ない、次に、総勘定元帳ファイルに基いて資金収支元帳ファイルの作成を行なう。また、設定された元帳方式が資金収支元帳方式の場合は先ず資金収支元帳方式による会計処理プログラムにより資金収支元帳ファイルの作成を行ない、次に資金収支元帳ファイルに基いて総勘定元帳ファイルの作成を行なう。
【0030】
なお、実施例では総勘定元帳ファイル及び資金収支元帳ファイルを内部メモリ(RAM)上に作成するように構成しているがこれに限定されない。
【0031】
また、元帳作成部6は決算処理選択時に入力部2から入力された決算用仕訳データで、上記元帳ファイル(総勘定元帳ファイル或いは資金収支元帳ファイル)を更新すると共にその結果を表示部3に表示する。
また、元帳作成部6は制御部1からの元帳切換指示、つまり、元帳切換指示部7からの切換指示信号に基づく元帳切換指示があった場合は、元帳ファイルを切換えて切換え後の元帳ファイルのデータ(元帳データ)を表示部3に(現在表示されている元帳と)同じフォーマットで表示する。
【0032】
なお、次に元帳切換指示があると前回の元帳ファイルに基く元帳を表示する。つまり、総勘定元帳方式に設定されている場合は当初総勘定元帳が表示されるが元帳切換指示があると瞬時に資金収支元帳を表示する。また、次に元帳切換指示があると総勘定元帳を表示する。また、資金収支元帳方式に設定されている場合は当初資金収支元帳が表示されるが元帳切換指示があると瞬時に総勘定元帳が表示される。また、次に元帳切換指示があると資金収支元帳が表示される。
【0033】
元帳切換指示部7はマウス等のポインティングデバイス及び画面上に表示される元帳切換指示欄からなり、会計担当者のポイント操作により表示されている元帳の切換指示、つまり、総勘定元帳が表示されている場合は資金収支元帳に切換え、資金収支元帳が表示されている場合は総勘定元帳への切換えを指示する。また、操作指示が行われると制御部1に元帳切換指示信号を送出する。
【0034】
帳表作成部8は制御部1からの指示信号に基いて決算書類、つまり、資金収支計算書、事業活動収支計算書及び貸借対照表を作成し、出力部9から印刷出力する。
【0035】
保存メモリ10は、HD(ハードディスク)、MO(光ディスク)やFD(フロッピディスク)等のようデータの保存記憶及び読み出しが可能なメモリであり、図4に示すような科目体系の科目テーブルファイル(図4参照)及び収支コード対応ファイル(図11参照)が予め格納されている。また、保存メモリ10は入力された仕訳データを記憶する仕訳データファイル等のファイル領域が確保されている。
【0036】
図3は会計データ処理部4によって作成される仕訳データ、つまり、仕訳データファイルに記憶される仕訳データの構成例を示す図であり、仕訳データ30は取引日を記憶する取引日欄31、借方勘定科目コードを記憶する借方勘定科目コード欄32、貸方勘定科目コードを記憶する貸方勘定科目コード欄33、資金収支科目コードを記憶する収支科目コード欄34、取引金額を記憶する取引金額欄35、事業コードを記憶する事業コード欄36及び適用欄37からなる。
【0037】
また、図4は科目テーブルの一実施例を示す図であり、図4(a)は資金収支元帳方式で会計処理を行なう場合に用いる科目テーブルの例、図4(b)は総勘定元帳方式で会計処理を行なう場合に用いる科目テーブルの例である。
【0038】
図4で科目テーブル40はそれぞれ科目コードを格納する科目コード欄41、科目名を格納する科目名欄42及び元帳の種類を示す区分欄43を備えてなり、総勘定元帳方式にあっては図4(a)に示すように資金収支勘定は2000番台、貸借対照表科目と事業活動収支科目はそれ以外、総勘定元帳方式にあっては図4(b)に示すように資金収支勘定は8000番台、貸借対照表科目と事業活動収支科目はそれ以外、といったように区分されている。
【0039】
図5は仕訳の具体例を示す図であり、図5(a)は資金収支元帳方式による仕訳の例、図5(b)は総勘定元帳方式による仕訳の例である。
借入金100,000,000円を返済した場合の仕訳メモは、資金収支元帳方式に設定された会計処理装置を用いる場合は、「(借方)8911 設備資金借入金 100,000,000」といったように記載される。これをキー入力すると会計データ処理部4で図5(a)に示すように転記する科目が収支コードとして仕訳データに書き込まれる。つまり、資金収支に関する科目の仕訳データには収支コードが書き込まれる(資金収支以外の科目の仕訳データの収支コード欄は空白となる)。
【0040】
一方、借入金100,000,000円を返済した場合の仕訳メモは、総勘定元帳方式に設定された会計処理装置を用いる場合は、「(借方)2411 設備資金借入金 100,000,000」といったように記載される。これをキー入力すると会計データ処理部4で図5(b)に示すように転記する科目が収支コードとして仕訳データに書き込まれる。資金収支元帳方式の場合と同様に資金収支に関する科目の仕訳データには収支コードが書き込まれる(資金収支以外の科目の仕訳データの収支コード欄は空白となる)。
【0041】
図6は元帳作成部6による元帳表示時の元帳判定動作を示すフローチャートであり、図1のステップP3の詳細フローチャートである。また、図7は元帳表示画面の一実施例を示す図であり、図8は元帳切換指示の一実施例を示す図である。
【0042】
図1のステップP3で、会計処理装置100は担当者が「決算処理」を選択すると、設定されている元帳方式に基いて決算処理を行なう。この際、表示画面には設定されている元帳方式で元帳を作成して表示する。
【0043】
図6で、元帳作成部6は、設定された元帳方式に基き元帳ファイル(総勘定元帳ファイル又は資金収支元帳ファイル)の作成を行なうと共に、内部メモリ上の元帳(資金収支元帳又は総勘定元帳方式)に元帳ファイルのデータを転記(コピー)すると共に元帳切換指示フラグをオフとする(ステップS1)。
【0044】
次に、図7に示すような元帳表示画面70を表示するので、ユーザは入力部2から明細欄72の相手科目欄73に科目コードをキー入力する(ステップS2)。 元帳作成部6は入力された科目コードを基に科目テーブル40の科目コード欄41をサーチし、一致した科目の区分欄43を調べ元帳の種類を判定して表示画面70の元帳名表示欄71にその元帳の種類を強調表示する(ステップS3)。
【0045】
次に、元帳切換指示フラグがオフの場合は元帳ファイルの元帳データを読み込み、元帳切換指示フラグがオンの場合は内部メモリ上に作成された元帳の元帳データを読み込む(ステップS4)。また、上記ステップS2で入力した科目コードと読み込んだ元帳データの貸借のいずれかの科目コードが一致するか否かを調べ、一致する元帳データがある場合はステップS8に遷移する。また、一致する元帳データがない場合はステップS6に遷移する(ステップS5)。
【0046】
上記ステップS2で読み込んだ元帳データと上記ステップS3で判定された元帳(画面に表示する元帳)の科目体系が一致しているか否かを調べ、一致していない場合はステップS4に戻り(ステップS6)、一致している場合は上記ステップS2で入力した科目コードと読み込んだ元帳データの収支コードが一致するか否かを調べ、一致する元帳データがある場合はステップS8に遷移し、一致する元帳データがない場合はステップS4に戻る(ステップS7)。
【0047】
上記ステップS3で判定された元帳として表示画面に元帳データを表示する。また、この際、表示欄72の各行の金額の合計を計算して合計欄に表示すると共に、行カウンターに1を加える(ステップS8)。
【0048】
次に、ユーザが元帳切換指示を行なったか否かを調べ、元帳切換指示があった場合はステップP4(=図8のステップT1)に遷移し、元帳切換指示がない場合は切換え指示を待つ(ステップS9)。なお、元帳切換指示は本実施例では図7に示すように表示画面70の元帳名表示欄71で強調表示されていないほうの元帳名をマウスでクリックすることにより行なわれる。具体的には、図8(a)に示すように総勘定元帳が選択されている場合に、強調表示されていない元帳名「資金収支元帳」をマウスでクリックすると図8(b)に示すように元帳名「資金収支元帳」が強調表示(この例では反転表示)され、資金収支元帳が表示されていることを示す。なお、元帳切換指示の方法は上述した図7、図8の例に限定されない。たとえば、表示画面上に元帳切換指示ボタン(アイコン)を表示してマウスでクリックするように構成してもよいしキー入力により指示するように構成してもよい。
【0049】
上記構成により同一フォーマットの表示画面に総勘定元帳又は資金収支元帳を表示することができるので、元帳が切換えられて科目を検証しやすい。
【0050】
図9は設定されている元帳方式が総勘定元帳方式の場合の元帳作成部による元帳の表示切換動作を示すフローチャートであり、図11は収支コード対応表の一実施例(部分)を示す図である。
図9で、元帳作成部6は元帳切換指示フラグの値を反転(オフ→オン、オン→オフ)させると共に、図6のステップS4で読み込んだ元帳データと図6のステップS9の元帳切換指示により切換られた元帳(画面に表示する元帳)の科目体系が一致しているか否かを調べ一致する場合はステップT2に遷移し、一致しない場合はステップT4に遷移する(ステップT1)。
【0051】
次に、保存メモリ10に格納されている収支コード対応(図11参照)を調べ、元帳データの貸方勘定科目コード又は借方勘定科目コードと収支コードが対応関係にあるか否かを判定し、対応関係にある場合はステップT3に遷移し、対応関係がない場合は元帳を切換えることなく図6のステップS2に戻る(ステップT2)。
【0052】
上記ステップT2で貸方勘定科目コード又は借方勘定科目コードと収支コードが対応関係にある場合は、収支コードを元帳表示するための科目として元帳表示する。つまり、総勘定元帳を表示する(ステップT3)。
【0053】
上記ステップT1で科目体系が一致しなかった場合は、元帳データに収支コードが存在するか否かを調べ、存在しない場合は元帳を切換えることなく図6のステップS2に戻る(ステップT4)。
【0054】
上記ステップT4で収支コードが存在した場合は収支コードに対応した貸借科目を元帳表示するための科目として表示する。つまり、資金収支元帳を表示する(ステップT5)。
【0055】
図10は設定されている元帳方式が資金収支元帳方式の場合の元帳作成部による元帳の表示切換動作を示すフローチャートである。図10で、元帳作成部6は元帳切換指示フラグの値を反転(オフ→オン、オン→オフ)させると共に、図6のステップS4で読み込んだ元帳データと図6のステップS9の元帳切換指示により切換られた元帳(画面に表示する元帳)の科目体系が一致しているか否かを調べ一致する場合はステップT2'に遷移し、一致しない場合はステップT4'に遷移する(ステップT1')。
【0056】
次に、保存メモリ10に格納されている収支コード対応(図11参照)を調べ、元帳データの貸方勘定科目コード又は借方勘定科目コードと収支コードが対応関係にあるか否かを判定し、対応関係にある場合はステップT3に遷移し、対応関係がない場合は元帳を切換えることなく図6のステップS2に戻る(ステップT2)。
【0057】
上記ステップT2’で貸方勘定科目コード又は借方勘定科目コードと損益コードが対応関係にある場合は、損益コードに対応した貸借科目を元帳表示するための科目として表示する。つまり、資金収支元帳を表示する(ステップT3’)。
【0058】
上記ステップT1’で科目体系が一致しなかった場合は、元帳データに損益コードが存在するか否かを調べ、存在しない場合は元帳を切換えることなく図6のステップS2に戻る(ステップT4’)。
【0059】
上記ステップT4’で損益コードが存在した場合は損益コードを元帳表示するための科目として元帳表示する。つまり、総勘定元帳を表示する(ステップT5’)。
【0060】
上記図9又は図10の構成によりいちいち元帳の科目を指示しなくても瞬時に元帳を切換えて表示することができる。また、仕訳の位置によって仕訳が位置している科目の元帳に切換えることができる。また、この場合、元帳を切換えても切換えた先の元帳は切換先の元帳の仕訳に移動するように構成することが望ましい。このように構成することにより、画面切換えしても仕訳の位置がずれないので、仕訳検証スピードが向上する。
なお、上記説明では公益法人として社会福祉法人を例としたが、本発明の適用範囲は社会福祉法人に限定されない。
【0061】
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0062】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明の公益法人会計処理装置びプログラムによれば、いちいち元帳の科目を指示しなくても元帳を切換えて表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公益法人として社会福祉法人を例とした会計処理システムの会計処理プロセスを示すフローチャートである。
【図2】本発明の公益法人会計処理システムを実行可能な会計処理装置の一実施例を示すブロック図である。
【図3】仕訳データファイルに記憶される仕訳データの構成例を示す図である。
【図4】科目テーブルの一実施例を示す図である。
【図5】仕訳の具体例を示す図である。
【図6】元帳表示時の元帳判定動作を示すフローチャートである。
【図7】元帳表示画面の一実施例を示す図である。
【図8】元帳切換指示方法の一実施例を示す図である。
【図9】設定されている元帳方式が総勘定元帳方式の場合の元帳の表示切換え動作を示すフローチャートである。
【図10】設定されている元帳方式が資金収支元帳方式の場合の元帳の表示切換え動作を示すフローチャートである。
【図11】収支コード対応表の一実施例(部分)を示す図である。
【符号の説明】
1 制御部(第1の表示制御手段、第2の表示制御手段)
2 入力部(入力手段)
3 表示部(表示手段)
4 会計データ処理部
5 科目テーブル
6 元帳作成部(元帳作成手段、元帳判定手段)
7 元帳切換指示部(元帳切換手段)
8 帳表作成部
9 出力部(印刷出力手段)
10 保存メモリ(データ記憶手段)
30 仕訳データ
32 借方勘定科目コード欄
33 貸方勘定科目コード欄
34 収支科目コード欄
35 取引金額欄
40 科目テーブル
41 科目コード欄
42 科目名欄
43 区分欄
70 元帳表示画面
71 元帳名表示欄(元帳切換指示手段)
72 明細欄
73 相手科目欄
100 会計処理装置

Claims (5)

  1. 借方勘定科目コードを記憶する借方勘定科目コード欄、貸方勘定科目コードを記憶する貸方勘定科目コード欄、資金収支科目コードを記憶する収支科目コード欄、および取引金額を記憶する取引金額欄を含む仕訳データを記録してなる仕訳データファイルおよび各仕訳データファイルの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードまたは損益科目コードとを対応付けた科目コード対応テーブルを記憶した保存記憶メモリと、
    総勘定元帳方式による会計処理プログラム、資金収支元帳方式による会計処理プログラムを含む複数のプログラムを記憶したプログラム格納メモリと、
    科目コード入力手段と、
    予め設定された元帳方式に対応する会計処理プログラムに基づいて前記仕訳データファイルの仕訳データを科目別に分類し集計した元帳データからなる、総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルを作成したあと表示する元帳の切換え処理を行う元帳ファイル作成手段と、
    表示する元帳の種類を切換えるための切換指示を行なうための元帳切換指示手段と、
    を備え、
    前記元帳ファイル作成手段による表示する元帳の切換え処理は、
    前記科目コード入力手段により入力された科目コードを基に元帳の種類を示す元帳区分と共に複数の科目コードを記憶した科目コードテーブルから表示する元帳を判定して元帳名を表示し、
    前記総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルのうち予め設定された元帳方式に対応する元帳ファイルの元帳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードの一方が前記科目コード入力手段により入力された科目コードに一致する場合、または前記元帳データの科目コードを基に前記科目テーブルの元帳区分から判定される元帳の科目体系が前記元帳名表示の際判定された元帳の科目体系と一致し且つ収支科目コードが一致した場合に、前記判定した元帳として該元帳データを表示し、
    前記元帳切換指示手段による元帳切換指示があると前記科目コード対応テーブルに設定されている科目コードの対応関係を元に元帳の切換え表示の可否判定を行ない、切換え表示可の場合に元帳データを抽出し、切換え後の元帳表示を行う、
    ことを特徴とする公益法人会計処理装置。
  2. 前記切換え後の元帳表示は、
    前記元帳方式が総勘定元帳方式の場合は、
    前記総勘定元帳ファイルの元帳データの科目コードを前記科目テーブルと比較して得る元帳区分が示す元帳の種類を基に該元帳データの科目体系と前記元帳切換指示手段による元帳切換指示があると前記元帳ファイル作成手段によって判定された表示される元帳の科目体系との一致不一致を調べ、
    科目体系が一致する場合は、前記科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードが対応関係にあるか否かを調べ、貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードに対応関係がある場合は総勘定元帳を表示し、
    科目体系が一致しない場合は、前記科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データに収支科目コーを付加した仕訳が含まれているか否かを判定し、収支科目コードが含まれている場合は資金収支元帳を表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の公益法人会計処理装置。
  3. 前記切換え後の元帳表示は、
    前記元帳方式が資金収支元帳方式の場合は、
    前記資金収支元帳ファイルの元帳データの科目コードを前記科目テーブルと比較して得る元帳区分が示す元帳の種類を基に該元帳データの科目体系と前記元帳切換指示手段による元帳切換指示があると前記元帳ファイル作成手段によって判定された表示される元帳の科目体系との一致不一致を調べ、
    科目体系が一致する場合は、前記科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと損益科目コードが対応関係にあるか否かを調べ、貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードに対応関係がある場合は資金収支元帳を表示し、
    科目体系が一致しない場合は、前記科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データに損益科目コードを付加した仕訳が含まれているか否かを判定し、損益科目コードが含まれている場合は総勘定元帳を表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の公益法人会計処理装置。
  4. 借方勘定科目コードを記憶する借方勘定科目コード欄、貸方勘定科目コードを記憶する貸方勘定科目コード欄、資金収支科目コードを記憶する収支科目コード欄、および取引金額を記憶する取引金額欄を含む仕訳データを記録してなる仕訳データファイルおよび各仕訳データファイルの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードまたは損益科目コードとを対応付けた科目コード対応テーブルを記憶した保存記憶メモリと、総勘定元帳方式による会計処理プログラム、資金収支元帳方式による会計処理プログラムを含む複数のプログラムを記憶したプログラム格納メモリを備えたコンピュータにおけるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    予め設定された元帳方式に対応する会計処理プログラムに基づいて前記仕訳データファイルの仕訳データを科目別に分類し集計した元帳データからなる、総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルを作成する元帳ファイル作成手段、
    キー入力された科目コードを基に表示する元帳を元帳の種類を示す元帳区分と共に複数の科目コードを記憶した科目コードテーブルから判定して元帳名を表示する帳表名判定/表示手段、
    前記総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルのうち予め設定された元帳方式に対応する元帳ファイルの元帳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードの一方が前記キー入力された科目コードに一致する場合、または前記元帳データの科目体系が科目コードを基に前記科目テーブルの元帳区分から判定される元帳の科目体系が前記元帳名表示の際判定された元帳の科目体系と一致し且つ収支科目コードが一致した場合に、前記帳表名判定/表示手段により判定された元帳として該元帳データを表示する元帳表示手段、
    元帳切換指示入力があると、前記科目コード対応テーブルに設定されている科目コードの対応関係を元に元帳の切換え表示の可否判定を行ない、切換え表示可の場合に元帳データを抽出し切換え後の元帳表示を行う表示可否判定手段、
    前記元帳方式が総勘定元帳方式の場合に、抽出された元帳データの科目コードを前記科目テーブルと比較して得る元帳区分が示す元帳の種類を基に該元帳データの科目体系と前記元帳切換指示手段による元帳切換指示があると前記元帳ファイル作成手段によって判定された表示される元帳の科目体系との一致不一致を調べ、
    科目体系が一致する場合は、前記科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードが対応関係にあるか否かを調べ、貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードに対応関係がある場合は総勘定元帳を表示する総勘定元帳表示手段、
    科目体系が一致しない場合は、前記科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データに収支科目コーを付加した仕訳が含まれているか否かを判定し、収支科目コードが含まれている場合は資金収支元帳を表示する資金収支元帳表示手段、
    として機能させる公益法人元帳表示プログラム。
  5. 借方勘定科目コードを記憶する借方勘定科目コード欄、貸方勘定科目コードを記憶する貸方勘定科目コード欄、資金収支科目コードを記憶する収支科目コード欄、および取引金額を記憶する取引金額欄を含む仕訳データを記録してなる仕訳データファイルおよび各仕訳データファイルの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと収支科目コードまたは損益科目コードとを対応付けた科目コード対応テーブルを記憶した保存記憶メモリと、総勘定元帳方式による会計処理プログラム、資金収支元帳方式による会計処理プログラムを含む複数のプログラムを記憶したプログラム格納メモリとを備えたコンピュータにおけるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    予め設定された元帳方式に対応する会計処理プログラムに基づいて前記仕訳データファイルの仕訳データを科目別に分類し集計した元帳データからなる、総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルを作成する元帳ファイル作成手段、
    キー入力された科目コードを基に表示する元帳を元帳の種類を示す元帳区分と共に複数の科目コードを記憶した科目コードテーブルから判定して元帳名を表示する帳表名判定/表示手段、
    前記総勘定元帳ファイルまたは資金収支元帳ファイルのうち予め設定された元帳方式に対応する元帳ファイルの元帳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードの一方が前記キー入力された科目コードに一致する場合、または前記元帳データの科目体系が科目コードを基に前記科目テーブルの元帳区分から判定される元帳の科目体系が前記元帳名表示の際判定された元帳の科目体系と一致し且つ収支科目コードが一致した場合に、前記帳表名判定/表示手段により判定された元帳として該元帳データを表示する元帳表示手段、
    元帳切換指示入力があると、前記科目コード対応テーブルに設定されている科目コードの対応関係を元に元帳の切換え表示の可否判定を行ない、切換え表示可の場合に元帳データを抽出し切換え後の元帳表示を行う表示可否判定手段、
    前記元帳方式が資金収支元帳方式の場合に、抽出された元帳データの科目コードを前記科目テーブルと比較して得る元帳区分が示す元帳の種類を基に該元帳データの科目体系と前記元帳切換指示手段による元帳切換指示があると前記元帳ファイル作成手段によって判定された表示される元帳の科目体系との一致不一致を調べ、
    科目体系が一致する場合は、前記科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データの貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードと損益科目コードが対応関係にあるか否かを調べ、貸方勘定科目コードまたは借方勘定科目コードに対応関係がある場合は資金収支元帳を表示する資金収支元帳表示手段、
    科目体系が一致しない場合は、前記科目コード対応テーブルを基に元帳データを構成する各仕訳データに損益科目コードが含まれているか否かを判定し、損益科目コードが含まれている場合は総勘定元帳を表示する総勘定元帳表示手段、
    として機能させる公益法人元帳表示プログラム。
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