JPH1091713A - 補助簿自動連動方法,補助簿自動連動装置,補助簿データ/管理データを記録した記録媒体,補助簿自動連動プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

補助簿自動連動方法,補助簿自動連動装置,補助簿データ/管理データを記録した記録媒体,補助簿自動連動プログラムを記録した記録媒体

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JPH1091713A
JPH1091713A JP9180365A JP18036597A JPH1091713A JP H1091713 A JPH1091713 A JP H1091713A JP 9180365 A JP9180365 A JP 9180365A JP 18036597 A JP18036597 A JP 18036597A JP H1091713 A JPH1091713 A JP H1091713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引毎に入力したデータを検証し、関連帳簿
に記載する必要がある場合に自動的にデータ登録を行な
うと共に、データ登録後もデータ相互の関係を保持し、
関連する帳簿について自動的にデータの修正を成し得る
補助簿自動連動方法および補助簿自動連動装置の提供。 【解決手段】 補助簿連動手段15はデータ入力処理手
段14で変換処理した入力レコードの検証を行ない、入
力レコードが新規追加データ化修正用データかを判定す
ると共に、連動区分に基づいて連動先帳簿を検索し自動
連動記帳処理或いはデータ連動修正処理を行なう。自動
連動記帳処理の場合には表示部30に帳簿形式で表示さ
れている連動元帳簿データに加えて連動先帳簿データを
超母型式で表示する。ここで、「連動」とはある取引デ
ータを記帳する際に直接対象とする帳簿(連動元帳簿)
の他にその取引データを記帳すべき帳簿がある場合にそ
の帳簿(連動先帳簿)との関係をいう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は財務会計用処理装置
に関し、特に、会計帳簿のうち、補助簿の発行及び補助
簿記載のための補助簿自動記帳方式および補助簿自動連
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】財務会計上、期間ごとの資産の状況の把
握および期間内の取引の変動の把握を行うため、取引を
帳簿に記録し一定時期にその取引の状況集計して貸借対
照表および損益計算書等の財務諸表の作成が義務付けら
れている。ここで、帳簿は主要簿と補助簿に分れ、主要
簿は取引のすべてを記録する帳簿であり仕訳帳と総勘定
元帳からなり、前述の貸借対照表や損益計算書等を作成
するために用いられる。一方、補助簿は特定の取引の明
細または特定の勘定の明細を記録する帳簿であり、主要
簿の記録を補助する役割を持っている。コンピュータを
利用した従来の財務会計処理装置では、入力伝票の自動
仕訳と自動仕訳されたデータを仕訳帳に相当する仕訳フ
ァイルや総勘定元帳に相当する総勘定元帳ファイルへの
格納と、日計表及び月次決算表や貸借対照表および損益
計算書等の作成処理が行われている。
【0003】一方、補助簿を記帳する場合1つの取引に
対し複数の帳簿に記帳することが度々発生するが、従来
のスタンドアローンタイプの財務会計処理装置を用いた
財務会計処理システムでは、1つの取引に対し記帳の必
要な補助簿毎にデータ入力を行っていた。
【0004】一例として、ある商品を現金で仕入れたと
いう取引は現金出納帳及び仕入れ帳に記載されるが、こ
の取引をスタンドアローンタイプの財務会計処理システ
ムで行う場合、装置を起動すると画面に例えば、「記
帳」、「集計」、「貸借対照表作成」、・・・といった
処理メニューが表示され、使用者が「記帳」を選択する
と、「現金出納帳」、「当座預金出納帳」、「仕入
帳」、「売上帳」、・・・といった補助簿メニューが表
示され、使用者がその一つ(現金出納帳)を選んでデー
タ入力(記帳)を行い、その補助簿(現金出納帳)につ
いて全ての記帳を終了してから、補助簿メニューに戻っ
て次に記帳する補助簿(仕入帳)を選んでデータ入力を
行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、複数の帳簿に記載が必要な取引について帳簿毎に別
々にデータ入力が行われていたのでそれぞれの帳簿入力
処理手段(プログラム)をメニュー指定等により起動す
る必要があり、入力作業が覆奏し記帳漏れや重複記帳が
発生しやすく、帳簿の検証や入力データの修正に手間が
かり作業効率が低下するという問題点があった。
【0006】本発明は上記問題点を解消するために創案
されたものであり、取引毎に入力されたデータをコンピ
ュータ装置で検証し、別帳簿に記帳する必要がある場合
に自動的にデータ登録を行うと共に、データ登録後もデ
ータ相互の関係を保持することにより関係する帳簿につ
いてデータの修正を自動連動し得る補助簿自動連動方法
および補助簿自動連動装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の補助簿自動連動方法は、プログラムされた
コンピュータによって補助簿の発行及び補助簿記載を行
なう方法であって、取引の種類を示す取引区分と入力対
象である連動元帳簿以外で記帳対象となる連動先帳簿と
の関係を示す区分からなる連動区分とを含む取引データ
を検証する工程と、連動区分から記帳対象となる連動先
帳簿を特定する工程と、前記取引データを上記特定され
た連動先帳簿に追加し、或いは記帳済みの連動先帳簿デ
ータを該取引データで修正する工程と、前記取引データ
を連動元帳簿に追加し、或いは連動元帳簿データを該取
引データで修正する工程を含むことを特徴とする。
【0008】更に、望ましい実施例では、上記補助簿自
動連動方式において、連動区分が取引データの記帳対象
となる連動元帳簿と連動する連動先帳簿を示す帳簿区分
と連動先帳簿を更に細分する区分からなることを特徴と
する。
【0009】本発明の補助簿自動連動装置は、CPU
と、CPUの制御動作を機能させて、補助簿自動連動記
帳動作を行う補助簿連動手段を含む制御部と、内部メモ
リーと、少なくとも、帳簿ファイルを格納した記憶媒体
を収容し該記憶媒体への情報の書込/読み出しを行う格
納部と、を有する本体と、制御部の制御の下に補助簿自
動連動記帳に関する指示或いは取引データの入力を行う
入力部と、本体から受け取った補助簿自動連動記帳情報
および/または取引データ或いは記帳済みデータを画面
表示する表示部と、を備え、補助簿連動手段が、a.入
力された取引データについて、取引の種類を示す取引区
分と入力対象である連動元帳簿以外で記帳対象となり得
る帳簿との関係を示す区分からなる連動区分から連動す
る帳簿の存在を検証する取引データ検証手段と、b.取
引データ検証手段による検証の結果、入力された取引デ
ータが記帳済みデータの修正データではなかった場合
に、連動する帳簿ファイルに当該取引データを追加する
自動連動記帳手段と、c.取引データ検証手段による検
証の結果、入力された取引データが記帳済みデータの修
正データであった場合に、連動する帳簿ファイルを検索
して、該当するデータを修正するデータ連動修正手段
と、d.自動記帳データ或いは修正データと当該データ
が記帳されている帳簿のページに含まれる記帳済みデー
タを該当する帳簿ファイルから取り出して、各帳簿のフ
ォーマットに基づいて帳簿形式に編集し、表示部の画面
上に表示する連動データ等編集・表示手段、を有するこ
とを特徴とする。
【0010】更に、望ましい実施例では、上記補助簿自
動連動装置において、更に、制御部が帳簿の記帳・更新
処理,新規登録処理,或いは再発行処理を行う帳簿発行
管理手段を含み、帳簿を含む帳票を光学的に読み取って
イメージデータに変換する光学的読み取り機構と、該イ
メージデータから所定の領域を切出して文字認識処理を
行って認識結果を本体に送出する認識処理部を含む読取
部と、印字機構を有し、本体から受け取った記帳済みデ
ータおよび/または取引データをイメージデータに変換
して帳簿上に印字することにより記帳を行う印字部と、
を有することを特徴とする。また、読取部が帳簿の傾き
を検知する傾き検知部を備えると共に、印字部に検出さ
れた傾きに沿った印字を行わせるための印字姿勢情報を
与える印字姿勢決定部を設けるように構成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の補助簿自動連動装
置の構成例を示すブロック図であり、補助簿自動連動装
置100は、CPU12,データ入力処理手段14,補
助簿連動手段15,およびOS(オペレーションシステ
ム)17等からなる制御部11と、内部メモリー18
と、データ格納部19と、を有する本体10と、本体1
0側に対し指示またはデータの入力を行うための入力部
20と、補助簿連動情報及び編集された帳簿データ等を
所定のフォーマットで画面に表示する表示部30を備え
ている。
【0012】制御部11で、CPU12は補助簿自動連
動装置100全体の動作制御を行うと共にOS17の管
理下で、データ入力処理手段14および補助簿連動手段
15の実行制御および内部メモリー18とのデータの受
渡し、格納部19へのデータの格納または読み出し指
示、表示部30へ編集データの送出等およびその制御
や、補助簿自動連動装置100の動作制御等を行う。
【0013】データ入力処理手段14は望ましい実施形
態ではプログラムで構成されており、データ入力部20
から入力される取引データのコードチェック等の形式チ
ェックの他,表示形式への編集および表示部30への編
集データの出力およびデータ訂正処理等を行う。
【0014】補助簿連動手段15は望ましい実施形態で
はプログラムで構成されており、入力した取引データの
検証および連動する帳簿ファイル(以下、連動帳簿ファ
イル(後述))への自動連動記帳処理、データ連動修正
等の自動連動処理等を行う(図5参照)。なお、データ
入力処理手段14および補助簿連動手段15は実施例で
はOS17と共にROM(図示せず)に書込まれてお
り、補助簿自動連動装置100の電源投入時に内部メモ
リー18に書込まれるよう構成されているが、FD(フ
ロッピーディスク)またはMO(Magnet Optical disk)
または磁気ディスク等の記録媒体に格納し、それらの書
込/読み出し装置(図1の格納部19が相当する)によ
り補助簿自動連動装置100の電源投入時に内部メモリ
ー18に書込まれるよう構成してもよい。
【0015】内部メモリー18には図示しないがデータ
の書込/読み出しのための処理領域、設定値の設定領
域、補助簿自動連動装置100の動作開始時に書込まれ
るデータ入力処理手段14および補助簿連動手段15の
ための実行プログラム領域,入力用作業領域,各帳簿デ
ータ領域、データ編集領域,その他処理上必要とする作
業領域,およびシステム管理領域が確保されており、制
御部11からの指示によりこれらの領域へのデータ等の
書込/読み出しが行われる。なお、帳簿データ領域には
データ修正用領域を含む。
【0016】格納部19はFD,MO,または磁気ディ
スク等の記憶媒体の読み取り/書込装置およびそれら対
応の記憶媒体から構成され、媒体上には少なくともディ
レクトリおよび帳簿データからなる帳簿ファイル60が
格納されている。帳簿ファイル60は必要とする補助簿
および特定の補助簿にあっては相手先別或いは得意先別
に設定され、それぞれの帳簿ファイル(例えば、現金出
納帳簿ファイル、売掛帳簿ファイル(得意先別)、買掛
帳簿ファイル(得意先別)、預金出納帳簿ファイル(相
手先別)、・・)を構成する各レコードのそれぞれの項
目(アイテム)には該当する記帳情報が書込まれ、また
は更新される(図4参照)。なお、複数の帳簿ファイル
の代りに一つの総合帳簿ファイルに記帳するように構成
することもでき、この場合は各帳簿を帳簿区分61によ
り識別するよう構成する。
【0017】入力部20は使用者による補助簿自動連動
装置100の操作指令の入力および取引データの入力或
いは訂正入力等と、必要とされる場合には帳簿管理情報
の入力を行うために用いられ、望ましい実施例ではキー
ボード装置およびポインテイングデバイス(例えば、マ
ウス)を用いているが後述するようにデータ入力用に光
学的読取り装置を用いてもよい。表示部30は本体10
から送られた編集データを所定のフォーマットで画面に
表示すると共に、本体10からの指令により処理選択用
メニューおよび必要なメッセージ等を画面に表示する。
【0018】図2は入力された取引データをコード付け
した入力レコード(入力用作業領域の入力レコードブロ
ックの内容)の例を示す図である。図2で、50は入力
レコード、51は帳簿区分であり補助簿毎および得意先
或いは相手先別にコード付けがなされており、52は取
引年月日、53は取引区分コード、54は連動区分コー
ドであり後述するように連動先コードと相手先コードか
ら構成され(図3参照)、55はその取引データが追加
データであるか修正データであるかの別をコード化した
データ区分コードであり、56は取引先コード、57は
摘要、58は取引金額である。
【0019】図3は、取引区分コード53および連動区
分コード54の構成例であり、図3(a)は連動元帳簿
を売掛帳とした場合、図3(b)は連動元帳簿を預金出
納帳とした場合のコード構成の例を示す。取引区分は取
引データの記帳(追加或いは修正)対象の補助簿(以
下、連動元帳簿)毎に規定されたコードで表わされ、そ
の連動元帳簿に記帳を要する取引の内容を意味付けてコ
ード化したものである。図3(a)の例は連動元帳簿が
売掛帳の場合を例としたものであり、01=売上(税抜
き)、08=消費税、11=現金回収、12=預金振
込、13=買掛相殺、14=手形預り、のようにコード
化されている。また、図3(b)の例は連動元帳簿が預
金出納帳の場合を例としたものであり、01=預金預け
入れ、03=売掛回収のようにコード化されている。
【0020】また、連動区分は連動元帳簿に記帳する取
引データを用いて記帳可能な帳簿(連動先帳簿)の区分
であり、連動先帳簿コードと相手先コードから構成され
る。ここで、「連動」とはある取引データを記帳する際
に直接対象とする帳簿(連動元帳簿)の他にその取引デ
ータを記帳すべき帳簿がある場合にその帳簿(連動先帳
簿)との関係をいい、連動先帳簿は連動元帳簿に記載す
る取引データの取引区分で定まる。図3(a)の例では
取引内容が「売上(税抜き)」、「消費税」の場合は連
動帳簿がないのでスペースが格納され、「現金回収」の
場合には現金出納帳が対応し、「現金振込」の場合には
預金出納帳が対応するので、それぞれコード付けがなさ
れそれらのコードが格納されている。また、図3(b)
の例では取引内容が「預金預け入れ」の場合には現金出
納帳が対応し、「売掛回収」の場合には売掛帳が対応す
るので、それぞれコード付けがなされそれらのコードが
格納されている。
【0021】また、「相手先」とは、その取引先のある
取引区分において得意先或いは金融機関別(或いは口座
別)に特定の帳簿を分冊する場合に、その得意先或いは
金融機関(或いは、口座番号)をコード付けしたもので
あり、図3(a)の例では取引区分が「口座振込」の場
合に連動先の「現金出納帳」を銀行口座毎に別冊とする
ため、相手先項目にその口座番号(或いは口座番号をコ
ード付けして)を格納する。また、図3(b)の例では
取引区分が「売掛回収」の場合に連動先の「売掛帳」を
得意先毎に別冊とするため、相手先項目にその得意先番
号を格納する。
【0022】図3の例で、A商店がB銀行の普通預金口
座(コード=5011とする)に現金振込(取引区分=
12)をした場合には、現金出納帳ファイルに取引デー
タの記帳(書込)が行われるが、この場合に書込まれる
データには取引区分コードとして「12」が、連動区分
コードとして「025011」が書込まれる。
【0023】次の例として、A商店にC社(コード=1
012とする)から売掛金が振込まれた場合は、売掛フ
ァイルに取引データの記帳が行なわれるが、取引区分と
して「03」が、連動区分コードとして=12)は、連
動区分として「051012」が書込まれる。
【0024】図4(a)は帳簿ファイル60を構成する
帳簿データのフォーマット例である。図4(a)で、6
1は帳簿区分であり補助簿毎および得意先或いは相手先
別にコード付けがなされており、62は表示或いは後述
の印字記帳を行う場合に当該データが表示或いは印字さ
れるべきページ数が格納され、63は当該データがその
ページの何行目に位置するかを示す行番が格納され、6
4は取引年月日、65は取引区分コード、66は図3の
説明で述べた連動区分からなる連動区分コードであり、
67はデータ区分コード、68は取引先コード、69は
摘要、70は取引金額が格納される。なお、表示或いは
印字出力の場合、図4(a)の帳簿マスターファイルで
は売掛帳のように売上欄と入金欄が必要な場合には取引
区分65を調べて金額欄70の金額を売上、或いは入金
として振分けて表示或いは印字出力を行う必要がある。
【0025】これに対し、図4(b)は、上記図4
(a)の金額欄70を貸方金額70’および借方金額7
0”に分けて設けた例であり、表示(編集)あるいは印
字処理の簡素化のために入力段階(またはファイルへの
記帳段階)で金額の振分けを行うように構成した例であ
る。帳簿ファイル60は前述したように補助簿毎にファ
イルを作成し、現金出納帳ファイル、預金出納帳ーファ
イル等としてもよいが、一つの総合帳簿ファイルとして
構成してもよい。この場合、総合帳簿ファイルは帳簿レ
コードが所定の順序で整列して格納されているいわゆる
順編成ファイル(シーケンシャルファイル)であるが、
帳簿レコードの順序は物理的に一定の順序(例えば昇
順)に並んでいる必要はなく、例えば、インデクスド・
シーケンシャルファイルのように索引ファイルを有し、
索引ファイルのソートなどにより取引データが論理的に
一定の順序で並べられるファイルでもよい。
【0026】図5は本発明の補助簿自動連動方式を実行
するデータ入力処理手段14及び補助簿連動手段15の
構成例を示すブロック図である。データ入力処理手段1
4はデータ入力手段141および入力データ編集・表示
手段142から構成されている。データ入力手段141
はデータ入力部20からの入力が表示に係る指示入力で
ある場合には入力データ編集・表示手段142に制御を
移行し、取引データの場合にはその形式的入力チェック
等を行い帳簿区分および取引区分に基づいて連動区分コ
ードを作成し、図2に示したような入力レコード50に
変換してメモリー18上の入力レコードブロックに格納
し、その取引データの帳簿区分コード51および取引年
月日をキーとして連動元帳簿ファイルを検索して入力し
た取引データの取引年月日を含むページのデータを取り
出して、ページデータとしてメモリー18の帳簿領域に
格納し、入力データ編集・表示手段142による表示を
まって(図11(a)参照)、操作者が確認してから
(図11(b)参照)制御を補助簿連動手段15に移行
する。この場合、入力処理手段141は画面に表示され
た取引データの操作者による正否確認入力の結果により
データの訂正入力および訂正処理を行う。訂正がない場
合には、制御を補助簿連動手段15に移す。連動区分コ
ードは補助簿連動手段15で作成するよう構成すること
もできるが、データ入力手段141が連動区分コード付
与を行う場合には必要な対応表(Look up Table )を内
部対応表として有していることが望ましい。
【0027】入力データ編集・表示手段142はデータ
入力手段141によりメモリー18の帳簿データ領域に
格納されたページデータを取り出して編集領域に移して
そのページデータを表示フォーマットに基づいて編集し
て、表示部30に表示する。補助簿連動手段15は取引
データ検証手段151,自動連動記帳手段152,デー
タ連動修正手段153,および連動データ等編集・表示
手段154から構成される。取引データ検証手段151
はデータ入力処理手段14によりメモリー18の入力デ
ータ領域(図示せず)に書込んだチェック済みの取引デ
ータについて、連動する帳簿の存在や記帳済みデータ修
正の必要性等を検証する。なお、取引データ検証手段1
51で連動区分コードを作成するよう構成することがで
きるが、この場合には必要な対応表(Look up Table )
を内部対応表として有していることが望ましい。自動連
動記帳手段152は、入力した取引データが取引データ
検証手段151により追加データと判定されたときに、
連動先帳簿としての帳簿ファイルを検索して当該取引デ
ータの取引日を含むページのデータをメモリー18の各
取引データ用領域に格納し、後述の連動データ等編集・
表示手段154により表示部30の画面上にそれぞれの
帳簿フォーマットで連動帳簿の該当ページを表示し(図
11(c)参照)、操作者の確認をまって(図11
(d)参照)連動元帳簿ファイルにおよび連動先ファイ
ルへの入力レコードの内容(変換後の取引データ)の格
納(書込)を行う。データ連動修正手段153は、入力
した取引データが取引データ検証手段151により記帳
済みデータを修正するための修正データであると判定さ
れた場合に、連動先帳簿ファイルを検索して、該当する
データを更新(修正)すると共に取引データファイルの
該当データを更新(修正)する。なお、当該取引データ
の取引日を含むページのデータをメモリー18の各帳簿
用領域に格納し、入力済みデータ或いは修正済みデータ
および連動する帳簿のデータについて、後述の連動デー
タ等編集・表示手段154により表示部30の画面上に
それぞれの帳簿フォーマットで表示し、操作者による確
認を得てから(図11(b),(d)参照)格納部19
の連動先帳簿ファイルへのデータ更新および連動元帳簿
ファイルへの入力レコードの内容の格納を行う。
【0028】連動データ等編集・表示手段154は、自
動連動記帳手段152による自動記帳データ或いはデー
タ連動修正手段153による修正データ当該データが記
帳されている帳簿のページに含まれる記帳済みデータを
該当する帳簿ファイルから取り出して、各帳簿のフォー
マットに基づいて帳簿形式に編集し、表示部30の画面
上に表示する。編集結果はウインドウ形式で表示される
ことが望ましく、画面に表示される表示用フォーマット
は帳簿型式のウインドウと入力用ウインドウのフォーマ
ットを含むことが望ましい。この場合、連動データ等編
集・表示手段154を画面上のメニュー又は入力用ウイ
ンドウの所定の箇所を差し示すことにより、処理の選択
または表示画面或いはウインドウの切換え指定や特定の
帳簿を表示したり、前後のページを表示したり、移動、
消去および拡大/縮小が可能に構成することが望まし
く、これらはウインドウの表示や指定はよく知られたウ
インドウ表示方式およびポインテングデバイスによる指
定式方式を用いても実現できる。
【0029】図6はデータ入力処理手段14および補助
簿連動手段15の基本的動作を示すフローチャートであ
り、図6で、ステップS1およびS2がデータ入力処理
手段14の動作に相当し、ステップS3〜S10が補助
簿連動手段15に相当する。図6のステップS1で、デ
ータ入力部20からの入力が表示に係る指示入力である
場合には入力データ編集・表示手段142に制御を移行
し、取引データの場合にはその形式的入力チェック等を
行い帳簿区分および取引区分に基づいて連動区分コード
を作成して入力レコード50に変換してメモリー18上
の入力レコードブロックに格納し、その取引データの帳
簿区分コード51および取引年月日)をキーとして連動
元帳簿ファイルを検索して入力した取引データの取引年
月日を含むページのデータを取り出して、ページデータ
としてメモリー18の帳簿領域に格納する。
【0030】ステップS2で、メモリー18の帳簿デー
タ領域に格納されたページデータを取り出して編集領域
に移してそのページデータを表示フォーマットに基づい
て編集して、表示部30に表示し、操作者の確認をまっ
てステップS3に移行する。この場合、表示された取引
データに対する操作者によって訂正要求があった場合に
はデータの訂正入力および訂正処理を行う。
【0031】ステップS3では、メモリー18上の入力
レコードブロック上の入力レコードのデータ区分コード
を調べて追加データでない場合には連動先帳簿ファイル
の該当データを修正するために制御をステップS8に移
行する。追加データの場合は新たに記帳するデータ(追
加データ)としてステップS4で連動区分コード54を
調べ、その結果が連動先帳簿なしの場合((図3の例で
は連動先コードがスペースの場合)にはステップS10
に移行する。連動区分コードを調べた結果、連動先帳簿
が特定された場合には、ステップS5で連動区分コード
および取引年月日をキーとして連動先帳簿ファイルを検
索して、入力した取引データの取引年月日を含むページ
のデータを取り出して、ページデータとしてメモリー1
8の取引データ領域に格納し、ステップS2で表示部3
0に表示した連動元帳簿と共に、連動先帳簿の該当ペー
ジを帳簿型式で表示し、制御を自動連動記帳手段152
に移行する。
【0032】表示例として、一部重畳するように連動す
る帳簿全てをそれぞれウインドウ表示し、その一つをマ
ウス等でポイントして拡大表示するようにしてもよい
し、連動する帳簿名を一つのウインドウ内にメニュー表
示してマウス等でポイントして表示するようにしてもよ
い。
【0033】ステップS6で、表示された帳簿を見た操
作者による表示内容の正否確認を待ち、表示内容が正し
い旨の確認入力があった場合にはステップS7に移行
し、表示内容が正しくないか不足分のデータがある場合
には入力部20からデータの不足データの追加入力或い
は訂正入力を行う。この場合、訂正入力後に訂正データ
を入力データウインドウに表示するか、帳簿上で強調表
示して操作者が見やすいようにすることが望ましい。訂
正データについて正しい旨の確認入力があるまでこの動
作を繰返す。ステップS7では、メモリー18の入力レ
コードブロックに格納されている入力レコードを連動先
帳簿ファイルに追加し、ステップS10に移行する。
【0034】ステップS8では、連動区分コード54を
調べることにより連動先帳簿を自動的に特定し、特定さ
れた帳簿の帳簿区分コード51と取引年月日52をキー
として該当する帳簿ファイルを検索して修正対象の帳簿
データを特定する。次に、ステップS9ではメモリー1
8の入力レコードブロックに格納されている入力レコー
ドで連動先帳簿ファイルの修正対象データを修正し、ス
テップS10に移行する。なお、本実施例ではデータ連
動修正手段153は自動的に取引データの修正を完了す
るが、修正後のページデータを帳簿形式で表示して操作
者による確認入力を得てから帳簿ファイルデータを更新
(修正)するよう構成してもよい。この場合には訂正或
いは不足データの追加ができるように構成することが望
ましい。
【0035】ステップS10ではメモリー18の入力レ
コードブロックに格納されている入力レコードを連動元
帳簿ファイルに追加し、或いは連動元帳簿ファイルの記
帳済み(書込済み)データを更新(修正)する。
【0036】
【実施例】図7は、本発明の補助簿自動連動装置の他の
構成例を示すブロック図であり、補助簿自動連動装置1
00’は、図1の補助簿自動連動装置100の構成に印
字出力および印字帳票の読取りを可能とする構成を付加
した構成を成している。具体的には、図1の補助簿自動
連動装置100の構成に、更に、制御部11に操作判定
手段13および帳簿発行管理手段16を加え、格納部1
9が更に帳簿発行ファイルを備え、入出力装置としてコ
ントローラ41,読取部42および印字部43から構成
される読取・印字部40を加えた構成をなしている。な
お、この場合、読取部42は入力帳票(OCR帳票)の
読み取りもできるよう構成することが望ましい。
【0037】以下、付加した構成以外の構成については
前述と同様のため説明を省略し、付加した構成について
説明する。図7で、操作判定手段13,帳簿発行管理手
段16、帳簿管理ファイルおよび読取・印字部40の構
成及び動作は平成8年2月27日に本発明の出願人が出
願した特許出願(特願平8−65294)に記載の帳簿
発行装置での帳簿発行管理手段および読取・印字部と同
様である。すなわち、帳簿発行管理手段16は望ましい
実施形態ではプログラムで構成されており、操作判定手
段13は読取部42の読み取りスタックに帳簿80がセ
ットされている場合とそうでない場合の処理の判定を行
う。この判定はコントローラ41から送出されるスタッ
ク状態確認信号に基づいて行われる。帳簿発行管理手段
16は操作判定手段13の判定に基づいて、帳簿の記帳
・更新処理,新規登録処理,或いは再発行処理を行い、
読取・印字部40は、コントローラ41,読取部42,
および印字部43と、図示しない画像メモリーおよび出
力バッファを有し、コントローラ41はCPU,内部メ
モリー,および制御プログラムを含んでいる。読取部4
2はコントローラ41の制御の下に光学的読み取り機構
を有し、帳簿80に印刷された帳簿識別記号(コード)
を光学的に読み取って認識処理し、本体10に識別結果
を与える。また、印字部43は印字機構を有しコントロ
ーラ41の制御の下に本体10の補助簿連動手段14か
らの指示およびデータにより帳簿80上にデータを印字
したり、または無効マークを帳簿80上の所定の位置に
印字する。なおこの場合、読取部42に帳簿80が傾い
て取込まれた場合にもその傾きを検知する傾き検知部を
設け、印字部43に検出された傾きに沿った印字を行う
ことにより帳簿80上の印字位置に正しい姿勢で文字を
印字するための印字姿勢情報を与える情報印字姿勢決定
部を設けることが望ましい。
【0038】また、他の実施例として、読取・印字部4
0を帳簿80に印刷された帳簿識別記号(コード)を読
んで認識すると共に、今回印字行以降に記入(手書き或
いは印字による記入)されている情報を読み取って認識
し、識別した帳簿管理情報および認識した記入情報を与
えるよう構成してもよい。なお、この場合、読取部42
に傾き検知部を設け、印字部43に印字姿勢決定部を設
けることが望ましい。
【0039】図8は、補助簿自動連動装置100’で用
いる帳簿80の例であり、帳簿80には売掛帳,買掛
帳,現金出納帳等の帳簿に対応する必要事項が印字(或
いは記入)可能で所定の配列により配置されると共に、
コンピュータ処理上で必要な帳簿識別情報等を印刷(ま
たは記入或いは印字)する領域が設けられている。
【0040】図8で、221は帳簿の種類を識別するた
めの帳簿コード、222−1,222−2は読取部42
による帳簿80の光学的読み取りのタイミングを得るた
めの読み取り開始タイミングマークであり、帳簿80の
傾きを知るための傾き検出マークを兼ねている。また、
223は帳簿名を印字するための帳簿名印字欄、224
は帳簿のページ欄、224’は当該ページの再発行回数
欄、225−1,225−2は印字位置識別マークであ
る。また、表頭の226は取引の発生月日欄、227は
摘要欄、228は貸方金額欄、229は借方金額欄、2
30は残高あるいは累計欄であり、また、231は印字
行であり上記欄224〜227に対応する帳簿ファイル
上の取引データの内容がそれぞれ印字され、欄230に
は計算結果がそれぞれ印字される(なお、これらの欄に
手書き記入される場合もある)。また、上述の印字欄等
は帳簿様式は帳簿用紙の両面に印刷されている。
【0041】管理帳簿ファイルは帳簿80の記帳情報お
よび再発行情報を格納し、図9に帳簿管理ファイルを構
成する帳簿管理データ90の構成例を示す。図9で、帳
簿管理データ90は図9(a)に示すような項目、すな
わち、帳簿区分項目91、年度項目92、最終印字ペー
ジ項目94、最終印字行項目95、発行月日項目96、
前回印字月日項目97、および再発行項目98を含んで
いる。帳簿区分項目91には帳簿の種類を表わすコード
が格納され、年度項目92には当該帳簿の属する西暦ま
たは元号を記録する(通常は西暦の下2桁を用いる)が
格納され、最終印字ページ項目94には前回の最終印字
ページが格納され、最終印字行項目95には前回の最終
印字行が格納され、発行月日項目96には当該年度の帳
簿の最初の発行日が格納され、前回印字月日項目97に
は前回の印字日が格納され、再発行項目98には帳簿再
発行の履歴が記録される。なお、再発行項目98は再発
行を行ったか否かを示す単なるフラグでもよいし、図8
(b)に示すように再発行ページ98ーnおよびそのペ
ージを何回改定したかを示す再発行回数カウンタ99ー
nの組から構成してもよい(この場合、再発行ページ9
8ーnと再発行回数カウンタ98ーnの組の個数はファ
イル容量からシステム上決定すればよい)。
【0042】図10は補助簿自動連動装置100’を用
いた売掛帳データの自動連動記帳(データ追加)の例を
示すフローチャートであり、図6のフローチャートと動
作の順序は同じであるが、データの自動連動修正(図6
のステップS8)および連動データなしの場合のフロー
チャートは図示を省略してある。また、図11は売掛帳
記帳の場合の表示例である。以下、図10及び図11に
より説明する。図10で各ステップの動作については図
6と同様であり、詳しい説明は省略するが、ステップS
2のデータ入力手段151による取引データの入力とス
テップS5〜S8については図11の表示例と対比させ
て説明する。
【0043】図10で、データ入力手段141はデータ
入力部20から売掛データが入力されると、必須入力欄
に入力がなされているか等の形式的入力チェックを行い
売掛データの帳簿区分51,取引区分53に基づいて連
動区分コードを作成し、図2に示す入力レコードと同様
のフォーマットに変換してメモリ−18上の入力レコー
ドブロックに格納し、その売掛データの帳簿区分コード
51および取引年月日キーとして対応する売掛マスター
ファイルを検索して、入力した売掛データの取引年月日
を含むページのデータを取り出して、ページデータとし
てメモリ−18の取引データ領域に格納する(S1)。
【0044】これとほぼ同時に入力データ編集・表示手
段142はデータ入力手段141によりメモリ−18の
帳簿データ領域に格納された売掛帳のページデータを取
り出して編集作業領域に移してそのページデータを表示
フォーマットに基づいて編集して、図11(a),
(b)に示すような帳簿形式で表示部30に表示する
(S2)。図11(a)の例では取引区分を操作者が指
定できるようにサブウインドウにメニュー表示してい
る。
【0045】操作者は画面に表示された売掛データの正
否確認入力を行い、訂正を要する場合にはデータの訂正
入力を行う。データ訂正の必要がない場合にはステップ
S3に制御が移行される。ステップS3ではデータ区分
を調べてデータ区分=0から追加データと判定し、次
に、ステップS4で入力された売掛データの検証を行
う。この例では取引区分は預金振込(取引区分コード=
12)であることから、検証の結果、連動先帳簿は預金
帳であることが特定される(以下、図6の説明参照)。
【0046】連動データ編集・表示手段154は、取引
データ入力の段階で表示部30に表示した売掛帳簿に加
えて、図11(c)に示すように連動する預金出納帳の
該当ページを重畳させてウインドウ表示し、制御を自動
連動記帳手段152に移行する(S5)。なお、図11
でカーソル停止位置(図11では黒枠表示)のデータ項
目は入力(更新)可能項目であることを意味している。
【0047】ステップS6で、自動連動記帳手段152
は表示された売掛帳を見た操作者に対しメッセージを表
示して不足データの入力を促すと共に表示内容の正否確
認を待ち、表示内容が正しい旨の確認入力があった場合
にはステップS7に移行し、表示内容が正しくないか不
足分のデータがある場合には入力部20からデータの不
足データの追加入力或いは訂正入力を行う。訂正データ
について正しい旨の確認入力があるまでこの動作を繰返
す。
【0048】ステップS7で、自動連動記帳手段152
はメモリ−18の入力データ領域に格納した売掛レコー
ドを売掛帳ファイルに追加し、ステップS10でそのレ
コードを連動先である預金出納帳簿ファイルに追加す
る。ステップS11では帳簿80に対する印字処理を行
なう。印字処理は、帳簿発行管理手段16によって行わ
れる。帳簿発行管理手段16は帳簿80が読取部42の
読み取りスタックにセットされ、読み取られた場合に
は、認識結果と、格納部18の帳簿管理ファイルからの
帳簿管理情報,および取引データからの情報を基に記帳
・更新処理を行う。また、帳簿80が読取部42の読み
取りスタックにセットされていない場合には、取引デー
タの入力処理か入力部20(実施例ではキーボードが相
当)からの指示により帳簿80の新規発行処理または帳
簿80の無効処理および再発行処理を行う。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の補助簿自動連動方式及び補助簿自動連動装置によれ
ば、作業中の取引データ入力処理を中断することなく、
別帳簿にデータ記帳(取引データへのデータ書込(およ
び帳簿への印字))が行えるので、処理メニューの切換
頻度が減少し、スムースに記帳作業が行え、入力効率が
向上する。
【0050】また、取引毎に入力されたデータを検証
し、関連帳簿に記載する必要がある場合に自動的に連動
する帳簿に記帳が自動的になされ、また、データ記帳後
もデータ相互の関係を保持しているので、記帳漏れや重
複記帳が発生せず修正漏れもなくなることから、帳簿の
正確度が向上し、従来負担であった入力データ及び帳簿
の検証作業が著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補助簿自動連動装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】入力レコード情報の説明図である。
【図3】取引区分及び連動区分の例を示す説明図であ
る。
【図4】帳簿ファイルのデータフォーマットの例であ
る。
【図5】データ入力処理手段及び補助簿連動手段の構成
例を示すブロック図である。
【図6】データ入力処理手段及び補助簿連動手段の基本
的動作例を示すフローチャートである。
【図7】補助簿自動連動装置の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7の補助簿自動連動装置で用いる帳簿のフォ
ーマットである。
【図9】帳簿管理ファイルを構成する管理データの構成
例を示す図である。
【図10】図7の補助簿自動連動装置を用いた自動連動
記帳(売掛データの追加)の例を示すフローチャートで
ある。
【図11】売掛帳記帳の場合の表示例である。
【符号の説明】
11 制御部 12 CPU 13 操作判定手段 14 データ入力処理手段 15 補助簿連動手段(補助簿連動プログラム) 16 帳簿発行管理手段 17 OS 18 内部メモリー 19 格納部 20 入力部 30 表示部 40 読取・印字部 50 入力レコード 60 帳簿ファイル 80 帳簿 90 帳簿管理データ(管理データ) 100,100’ 補助簿自動連動装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムされたコンピュータによって
    補助簿の発行及び補助簿記載を行なう方法であって、取
    引の種類を示す取引区分と入力対象である連動元帳簿以
    外で記帳対象となる連動先帳簿との関係を示す区分から
    なる連動区分とを含む取引データを検証する工程と、連
    動区分から記帳対象となる連動先帳簿を特定する工程
    と、前記取引データを上記特定された連動先帳簿に追加
    し、或いは記帳済みの連動先帳簿データを該取引データ
    で修正する工程と、前記取引データを連動元帳簿に追加
    し、或いは連動元帳簿データを該取引データで修正する
    工程を含むことを特徴とする補助簿自動連動方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の補助簿自動連動方法にお
    いて、連動区分が取引データの記帳対象となる連動元帳
    簿と連動する連動先帳簿を示す帳簿区分と連動先帳簿を
    更に細分する区分からなることを特徴とする補助簿自動
    連動方法。
  3. 【請求項3】 プログラムされたコンピュータによって
    補助簿の発行及び補助簿記載を行なう装置であって、 CPUおよびCPUの制御動作を機能させて補助簿自動
    連動記帳動作を行う補助簿連動手段を含む制御部と、内
    部メモリーと、少なくとも、帳簿ファイルを格納した記
    憶媒体を収容し該記憶媒体への情報の書込/読み出しを
    行う格納部と、を有する本体と、 前記制御部の制御の下に補助簿自動連動記帳に関する指
    示或いは取引データの入力を行う入力部と、 前記本体から受け取った補助簿自動連動記帳情報および
    /または取引データ或いは記帳済みデータを画面表示す
    る表示部と、を備え、 補助簿連動手段が、 a. 入力された取引データについて、取引の種類を示
    す取引区分と入力対象である連動元帳簿以外で記帳対象
    となり得る帳簿との関係を示す区分からなる連動区分か
    ら連動する帳簿の存在を検証する取引データ検証手段
    と、 b. 取引データ検証手段による検証の結果、入力され
    た取引データが記帳済みデータの修正データではなかっ
    た場合に、連動する帳簿ファイルに当該帳簿データを追
    加する自動連動記帳手段と、 c. 取引データ検証手段による検証の結果、入力され
    た取引データが記帳済みデータの修正データであった場
    合に、連動する帳簿ファイルを検索して、該当するデー
    タを修正するデータ連動修正手段と、 d. 自動記帳データ或いは修正データと当該データが
    記帳されている帳簿のページに含まれる記帳済みデータ
    を該当する帳簿ファイルから取り出して、各帳簿のフォ
    ーマットに基づいて帳簿形式に編集し、表示部の画面上
    に表示する連動データ等編集・表示手段、を有すること
    を特徴とする補助簿自動連動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の補助簿自動連動装置にお
    いて、更に、 制御部が帳簿の記帳・更新処理,新規登録処理,或いは
    再発行処理を行う帳簿発行管理手段を含み、 格納部が帳簿管理ファイルを含み、 帳簿を含む帳票を光学的に読み取ってイメージデータに
    変換する光学的読み取り機構と、該イメージデータから
    所定の領域を切出して文字認識処理を行って認識結果を
    前記本体に送出する認識処理部を含む読取部と、 印字機構を有し、前記本体から受け取った記帳済みデー
    タおよび/または入力した取引データをイメージデータ
    に変換して帳簿上に印字することにより記帳を行う印字
    部と、を有することを特徴とする補助簿自動連動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の補助簿自動連動装置にお
    いて、読取部が帳簿の傾きを検知する傾き検知部を備え
    ると共に、印字部に検出された傾きに沿った印字を行わ
    せるための印字姿勢情報を与える印字姿勢決定部を設け
    たことを特徴とする補助簿自動連動装置。
  6. 【請求項6】 プログラムされたコンピュータによって
    補助簿の発行及び補助簿記載を行なうためのデータを記
    録した記録媒体であって、取引の種類を示す取引区分と
    入力対象である連動元帳簿以外で記帳対象となる連動先
    帳簿との関係を示す区分からなる連動区分を含むことを
    特徴とする補助簿データを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の取引データまたは帳簿デ
    ータを記録した記録媒体において、連動区分が取引デー
    タの記帳対象となる連動元帳簿と連動する連動先帳簿を
    示す帳簿区分と連動先帳簿を更に細分する区分からなる
    ことを特徴とする補助簿データを記録した記憶媒体。
  8. 【請求項8】 プログラムされたコンピュータによって
    補助簿の発行及び補助簿記載管理を行なうためのデータ
    を記録した記録媒体であって、帳簿区分情報と、会計年
    度情報と、補助簿の最終印字ページ情報と、補助簿の最
    終印字行情報と、補助簿発行日情報と、補助簿の前回印
    字日情報と、補助簿の再発行情報からなることを特徴と
    する管理データを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 コンピュータによって補助簿の発行及び
    補助簿記載を行なうためのプログラムを記録した記録媒
    体であって、入力された取引データについて、取引の種
    類を示す取引区分と入力対象である連動元帳簿以外で記
    帳対象となり得る帳簿との関係を示す区分からなる連動
    区分から連動する帳簿の存在を検証し、上記検証の結
    果、入力された取引データが記帳済みデータの修正デー
    タではなかった場合に、連動する帳簿ファイルに当該帳
    簿データを追加し、入力された取引データが記帳済みデ
    ータの修正データであった場合には連動する帳簿ファイ
    ルを検索して、該当するデータを修正し、自動記帳デー
    タ或いは修正データと当該データが記帳されている帳簿
    のページに含まれる記帳済みデータを該当する帳簿ファ
    イルから取り出して、各帳簿のフォーマットに基づいて
    帳簿形式に編集し、表示部の画面上に表示する、ことを
    特徴とする補助簿連動プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 コンピュータによって補助簿の発行及
    び補助簿記載を行なうためのプログラムを記録した記録
    媒体であって、帳簿が読み取られた場合には、認識結果
    と、管理データの帳簿管理情報および取引データをを基
    に記帳・更新処理を行い、帳簿が読取部の読み取りスタ
    ックにセットされていない場合には、取引データの入力
    処理或いは入力部からの指示により帳簿の新規発行処理
    または帳簿の無効処理および再発行処理を行うことを特
    徴とする帳簿発行管理プログラムを記録した記録媒体。
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