JP7381118B2 - 財務諸表作成システム - Google Patents

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Description

本開示は、例えば企業の財務諸表を自動的に作成する財務諸表作成システムに関する。
一般に、企業会計の場合、各勘定科目に取引データを仕訳し、企業会計の原則に則した財務上の管理表を作成する必要がある。例えば特許文献1には、総勘定元帳マスタから財務諸表を作成する財務諸表作成方法が開示されている。特許文献1に開示されている方法では、はじめに、単式簿記の会計データに対応する借方勘定科目コード、貸方勘定科目コード及びキャッシュフローコードを定義した説明勘定科目対応テーブルを参照する。その後、説明勘定科目対応テーブルの借方勘定科目コード、貸方勘定科目コード及びキャッシュフローコードを単式簿記の会計データに付加して総勘定元帳マスタを作成し、作成された総勘定元帳マスタから財務諸表を作成することができるようになっている。
特開2001-283146号公報
ところで、企業の財務管理は、決められた1つのフォーマットで行われるケースは少なく、複数通りのフォーマットで行われるケースが多い。例えば、貸借対照表や損益計算書はもとより、変動損益計算書、キャッシュフロー計算書、利益積立金対比表、損益分岐点計算書等があり、それぞれフォーマットは異なっている反面、各諸表の元になる売上高や経費といった数値は共通である。したがって、財務管理をシステム上で行う場合、各諸表の元になる数値を多くの諸表で利用するようにシステムを構築する必要があるが、売上高の元になる数値が複数存在していたり、経費の元になる数値も複数存在していることがあり、さらに、それぞれ1月度~12月度まで数値があるので、元になる数値の数は膨大である。しかも、それら膨大な数の数値を複数の諸表の各欄の計算に適切に反映させるように諸表の各欄との関連付けを行うとともに、適切な四則演算を実行するように計算式も組み込まなければならない。
つまり、複数のフォーマットの財務諸表を自動作成するシステムを構築するのに手間がかかるとともに、各諸表の各欄に正しい結果が表示されているのか検証するのにも手間がかかり、その検証の正確さを担保するのも難しいという問題があった。
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、複数の異なるフォーマットの財務諸表を正確に作成できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様は、フォーマットが互い異なる複数の財務諸表を自動作成する財務諸表作成システムを前提とすることができる。財務諸表作成システムは、表示部と、複数の勘定科目を登録する勘定科目登録部と、勘定科目と関連付けられた実績値の入力を受け付ける入力部と、前記入力部で入力された前記実績値に基づいて、財務諸表を構成する各欄に記載される出力値の演算処理を指示する演算指示部と、前記演算指示部よる指示を受けて前記出力値を演算する演算実行部と、前記演算実行部により得られた前記出力値を、財務諸表を構成する各欄に割り当てることにより得られた財務諸表を出力する出力部とを備えている。前記演算指示部は、前記実績値に施される処理の種類を示す複数種の処理アイコンと、複数種の前記処理アイコンの間で前記実績値のやり取りを示す関連線と、複数の処理を経て得られた前記出力値が前記各欄に記載される前記財務諸表を示す表アイコンとを前記表示部に表示させるとともに、前記演算実行部に対し、前記処理アイコンが示す処理と、前記処理アイコンの間で前記関連線が示す前記実績値のやり取りとを実行させるように構成されている。
この構成によれば、処理アイコンの組み合わせや関連線を変更することで、入力された実績値に施される処理の種類や順番を変えることができる。これにより、フォーマットが互い異なる複数の財務諸表を自動作成することができる。複数の処理を経て得られた出力値が財務諸表を構成する各欄に割り当てられることで、財務諸表が自動作成される。
このとき、入力された実績値に施される処理の種類を示す複数種の処理アイコンが関連線とともに表示部に表示されるので、ユーザは、入力された実績値がどのような処理を経て出力値として得られるのかを表示部上で確認できる。さらに、その出力値が最終的に財務諸表を構成するのに使用されているのかも表アイコンによって表示部上で確認できる。
本開示の第2の態様に係る処理アイコンには、計算処理を実行する計算アイコンと、所定のデータを抽出する抽出処理を実行する抽出アイコンとを含むことができる。この場合、計算アイコンと抽出アイコンとは互いに異なる形態とすることができるので、ユーザが判別し易くなる。
本開示の第3の態様に係る処理アイコンには、計算アイコンないし抽出アイコンにより処理された複数の実績値を結合する結合アイコンを含むことができる。計算アイコンと抽出アイコンと結合アイコンとは全て異なる形態とすることができる。
本開示の第4の態様に係る処理アイコンへの名称の付与が可能であってもよい。これにより、処理アイコンが示す処理の種類の判別がより一層容易になる。名称は変更可能であってもよい。
本開示の第5の態様では、処理アイコンの選択操作を受け付ける操作受付部を備えていてもよい。この場合、演算指示部は、操作受付部により選択された処理アイコンが示す処理内容を表示部に表示することができる。これにより、処理アイコンが示す処理の具体的な内容をユーザが把握できる。
以上説明したように、実績値に施される処理の種類を示す複数種の処理アイコン、及び処理アイコンの間で実績値のやり取りを示す関連線を表示部に表示させてユーザに確認させることができるので、複数の異なるフォーマットの財務諸表を正確に作成できる。
実施形態に係る財務諸表作成システムの概略構成図である。 上記財務諸表作成システムのブロック図である。 科目表登録処理の手順の一例を示すフローチャートである。 科目表入力画面の一例を示す図である。 表計算ソフトで作成された科目表ファイルの一例を示す図である。 追加領域のデータを貼り付けた状態を示す図5相当図である。 昨年末表登録処理の手順の一例を示すフローチャートである。 昨年末表入力画面の一例を示す図である。 追加領域のデータを貼り付けた状態を示す図8相当図である。 毎月データ入力処理の手順の一例を示すフローチャートである。 会計システムから書き出した実績値の一例を示す図である。 会計表入力画面の一例を示す図である。 実績値を貼り付けた状態を示す図12相当図である。 各種情報入力画面の一例を示す図である。 指示内容表示画面に表示される演算指示部の指示内容の前半部分を示す図である。 指示内容表示画面に表示される演算指示部の指示内容の後半部分を示す図である。 詳細表示領域を表示させた例を示す図15相当図である。 出力値が各欄に記載された変動損益計算書の例を示す図である。 出力値が各欄に記載されたCF計算書の例を示す図である。 出力値が各欄に記載された貸借対照表の例を示す図である。 出力値が各欄に記載された損益計算書の例を示す図である。 出力値が各欄に記載された利益積立金対比表の例を示す図である。 出力値が各欄に記載されたKPI参考資料の例を示す図である。 出力部による処理の具体例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る財務諸表作成システム1の全体構成を示している。財務諸表作成システム1は、システム本体2とサーバSとプリンタPとを備えている。財務諸表作成システム1は、例えば企業会計の原則に則した財務上の各種管理表や、その企業に特有の財務諸表等を自動作成するシステムである。財務諸表作成システム1で自動作成可能な財務諸表には、例えば貸借対照表、損益計算書、変動損益計算書、キャッシュフロー計算書、利益積立金対比表、損益分岐点計算書等が含まれているが、これら以外にもその企業に特有の計算書や表等が含まれていてもよい。これら財務諸表のフォーマットは互いに異なっている。
システム本体2は、例えばパーソナルコンピュータ等で構成されており、演算装置等を内蔵した筐体3と、表示部4と、キーボード5と、マウス6とを備えている。筐体3には、通信モジュール等で構成された通信部7と、演算装置等で構成された制御部8と、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等で構成された記憶部9とが内蔵されている。通信部7は、例えばインターネット等のネットワークNに接続可能に構成されている。通信部7の通信形態として、ネットワークNへ有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。また、通信部7は、公衆通信回線に接続可能に構成されていてもよい。
記憶部9には、オペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラム、及び財務諸表作成システム1を構築するためのプログラム等が記憶されている。アプリケーションプログラムには、従来から周知の表計算ソフトウェア等も含まれている。
制御部8は、記憶部9に記憶されたプログラムに従って動作し、各プログラムに記述された処理、演算等を実行する部分である。制御部8には、中央演算処理装置(CPU)、RAM及びROM等が含まれている。制御部8の具体的な動作については後述するが、制御部8は、例えば、科目表登録処理、昨年末表登録処理、毎月のデータ入力処理、入力されたデータを振り分ける処理、振り分けられたデータの演算指示、演算指示に基づく演算の実行、複数の財務諸表の作成、作成した財務諸表のプレビュー及び印刷処理、各種登録処理、各種保存処理等の動作を実行する。
図2に示すように、制御部8は、勘定科目登録部8aと、入力部8bと、演算指示部8cと、演算実行部8dと、操作受付部8eと、出力部8fとを含んでいる。勘定科目登録部8a、入力部8b、演算指示部8c、演算実行部8d、操作受付部8e及び出力部8fは、ハードウエアで構成されていてもよいし、ハードウエアとソフトウェアとの組み合わせによって構成されていてもよい。勘定科目登録部8a、入力部8b、演算指示部8c、演算実行部8d、操作受付部8e及び出力部8fは、物理的に分離可能なものでなくてもよく、例えばCPUがプログラムを実行することにより、各部8a~8fの機能を発揮し得るように構成することもできる。
表示部4は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成されている。表示部4は制御部8に接続されており、制御部8により制御されて後述する各種画面やユーザインターフェース等を表示する。表示部4には、上記ディスプレイを制御する表示制御部が含まれていてもよい。尚、表示部4と筐体3とが一体化されたノート型パーソナルコンピュータでシステム本体2が構成されていてもよい。
キーボード5及びマウス6は、システム本体2を操作する操作機器の例である。キーボード5及びマウス6は、制御部8に接続されており、制御部8は、キーボード5及びマウス6の操作状態を検出可能に構成されている。キーボード5及びマウス6以外にも、例えばタッチ操作パネル等の操作機器が設けられていてもよい。
プリンタPは、システム本体2で作成された財務諸表を印刷するための機器である。プリンタPは、制御部8に接続されており、制御部8から出力された印刷データに従って動作し、財務諸表を所定の大きさの紙に印刷する。尚、プリンタPは、必要に応じて接続すればよく、財務諸表をデータのみで保存する場合にはプリンタPは不要である。
サーバSは、ネットワークNに接続されている。サーバSには、例えば財務諸表の元になる実績値等の各種データが蓄積されている。システム本体2は、ネットワークNを介してサーバSにアクセスしてサーバSに蓄積されている各種データのダウンロード、及びシステム本体2側のデータのアップロードが行えるようになっている。データを全て記憶部9に記憶させておいてもよく、この場合、サーバSは不要である。
(科目表登録)
財務諸表作成システム1を運用する際には、はじめに科目表を登録する。この処理は、科目登録処理であり、科目登録処理では複数の勘定科目を登録する。科目登録処理の流れは図3のフローチャートに示している。制御部8は、記憶部9に記憶されたプログラムに従って図3に示すフローチャートに示す処理を順次実行する。
ステップSA1では、ログイン処理を実行する。ログイン処理は、財務諸表作成システム1を立ち上げた後、財務諸表作成システム1にユーザがログインするための処理であり、ログインしようとする者は、予め発行されているID及びパスワードを、キーボード5等を用いて入力する。制御部8は入力されたID及びパスワードが予め登録されているものか否かを判定し、予め登録されているものと判定される場合には、財務諸表作成システム1のログイン、即ち、財務諸表作成システム1の使用を許可し、以降のステップに進めるようになる。入力されたID及びパスワードが予め登録されていない場合には、財務諸表作成システム1の使用が禁止されて以降のステップには進めない。尚、予め発行されているID及びパスワードは、サーバS等に記憶させておくことができ、入力される都度、サーバSにアクセスして上記判定を行うことができる。ログイン処理は必要に応じて実行すればよい。
ログイン処理が完了した後、ステップSA2に進む。ステップSA2では、ユーザによる科目表入力画面選択・追加操作を受け付ける。この操作は、勘定科目登録部8aで受け付けられる。勘定科目登録部8aは、ステップSA2の科目表入力画面選択操作を受け付けると、図4に示す科目表入力画面20を生成し、表示部4に表示させる。科目表入力画面20は、いわゆるユーザインターフェースである。科目表入力画面選択操作を受け付けるための選択用ユーザインターフェースは図示しないが、ログイン後に制御部8が表示部4に表示させ、ユーザはその選択用ユーザインターフェースを見ながら、科目表入力画面選択操作を行うことができる。
科目表入力画面20には、保存ボタン20a、追加ボタン20b等が設けられている。保存ボタン20aは、科目表をデータとともに保存し、登録するためのボタンであり、また、追加ボタン20bは、科目表を新たに登録する際に操作するボタンであり、これらボタン20a、20bはキーボード5やマウス6の操作で押動可能である。ステップSA2の追加操作は、追加ボタン20bの押動操作に相当する。尚、追加ボタン20bが物理的なボタンではないので、押動操作を行ったとしても追加ボタン20b自体は動かないが、制御部8はキーボード5やマウス6の操作を検出することで、どのボタンがいつ操作されたかを検出可能である。この手法は従来から周知である。
勘定科目登録部8aは、追加ボタン20bが操作されたことを検出すると、図4に示すように科目表入力画面20に空白行を表示させる。また、科目表入力画面20には、科目CD、勘定科目名、科目情報、備考、分類、CF(キャッシュフロー)計算書順番、利益算定表順番等の列を表示させる。
その後、ステップSA3に進む。ステップSA3では、科目表ファイルを開く。科目表ファイルは、例えば表計算ソフトで作成、保存されたファイルであり、その一例を図5に示す。科目表ファイルには、科目表入力画面20の列と対応するように、科目CD、勘定科目名、科目情報、備考、分類、CF計算書順番、利益算定表順番等が設けられている。科目CDは、勘定科目名ごとに決められた番号である。また、勘定科目名は、資産、負債、資本金、前期繰越利益剰余金、売上高、変動費、人件費、減価償却費、その他経費等の具体的な勘定科目を示す名称である。科目情報は、出力科目、作成科目を識別するための情報である。備考は、勘定科目名で特定される科目の計算式等を記載する部分である。分類は、勘定科目名で特定される科目が、資産、負債、資本、剰余金、売上高、変動費、固定費、集計項目、CF項目等のうち、どの項目に分類されるかを示す情報である。CF計算書順番は、CF計算書を作成する際に適用される順番を示す情報である。利益算定表順番は、利益算定表を作成する際に適用される順番を示す情報である。勘定科目名、科目情報、備考、分類、CF計算書順番及び利益算定表順番は、科目CDに関連付けられた状態で記憶されている。
ステップSA4では、図5に示す科目表ファイルのうち、追加する領域(追加領域)をコピーする。このコピー操作はユーザが実行する。科目表ファイルのうち、どの領域がコピーされたかを勘定科目登録部8aが一旦記憶する。本例では、科目表ファイルのA列~G列までが追加領域である。コピーする列の数は科目CDの数に応じて設定される。
ステップSA5では、ステップSA4でコピーした追加領域を科目表入力画面20に貼り付ける。具体的には、図6に示すように、科目表入力画面20に表示されている空白行の左端にカーソルを置き、ステップSA4でコピーした追加領域のデータをそのまま貼り付ける操作をユーザが行う。この貼り付ける操作を勘定科目登録部8aが検出すると、図6に示すように、追加領域のデータを貼り付けた状態の科目表入力画面20を表示部4に表示させる。これにより、追加領域のデータが正しく貼り付けられたことをユーザが確認できる。
追加領域のデータが正しく貼り付けられたことを確認したユーザは、科目表入力画面20の保存ボタン20aを操作する。勘定科目登録部8aは、保存ボタン20aが操作されたことを検出すると、科目表入力画面20に表示されている複数の勘定科目を、科目情報、備考、分類、CF計算書順番、利益算定表順番等とともに科目CDと関連付けた状態で記憶部9またはサーバSに記憶する。以上が、科目登録ステップである。
(昨年末表登録)
科目登録ステップの後、昨年末の残高等を登録する処理を実行する。この処理は、昨年末表登録処理である。昨年末表登録処理の流れは図7のフローチャートに示している。制御部8は、プログラムに従って図7に示すフローチャートに示す処理を順次実行する。
ステップSB1では、昨年末表入力画面選択・追加操作を受け付ける。この操作は、入力部8bで受け付けられる。入力部8bは、ステップSB2の昨年末表入力画面選択操作を受け付けると、図8に示す昨年末表入力画面30を生成し、表示部4に表示させる。昨年末表入力画面30は、いわゆるユーザインターフェースである。昨年末表入力画面選択操作を受け付けるための選択用ユーザインターフェースは図示しないが、ログイン後や科目登録ステップ後に制御部8が表示部4に表示させ、ユーザはその選択用ユーザインターフェースを見ながら、昨年末表入力画面選択操作を行うことができる。
昨年末表入力画面30には、保存ボタン30a、追加ボタン30b等が設けられている。保存ボタン30aは、昨年末表をデータとともに保存し、登録するためのボタンであり、また、追加ボタン30bは、昨年末表を新たに登録する際に操作するボタンであり、これらボタン30a、30bはキーボード5やマウス6の操作で押動可能である。
入力部8bは、追加ボタン30bが操作されたことを検出すると、図8に示すように昨年末表入力画面30に空白行を表示させる。また、昨年末表入力画面30には、科目CD、勘定科目名、昨年末残高、率等の列を表示させる。
その後、ステップSB2に進む。ステップSB2では、昨年末表ファイルを開く。昨年末表ファイルは、例えば表計算ソフトで作成、保存されたファイルである。図示しないが、昨年末表ファイルには、昨年末表入力画面30の列と対応するように、科目CD、勘定科目名、昨年末残高、率等が設けられている。昨年末残高は、資産、負債、資本金、繰越利益剰余金、売上高、変動費、限界利益、人件費、減価償却費、その他経費、固定費等の昨年末時点における金額(残高)である。勘定科目名、昨年末残高及び率は、科目CDに関連付けられた状態で記憶されている。
ステップSB3では、昨年末表ファイルのうち、追加する領域(追加領域)をコピーする。このコピー操作はユーザが実行する。昨年末表ファイルのうち、どの領域がコピーされたかを入力部8bが一旦記憶する。
ステップSB4では、ステップSB3でコピーした追加領域を昨年末表入力画面30に貼り付ける。具体的には、図9に示すように、昨年末表入力画面30に表示されている空白行の左端にカーソルを置き、ステップSB3でコピーした追加領域のデータをそのまま貼り付ける操作をユーザが行う。この貼り付ける操作を入力部8bが検出すると、図9に示すように、追加領域のデータを貼り付けた状態の昨年末表入力画面30を表示部4に表示させる。これにより、追加領域のデータが正しく貼り付けられたことをユーザが確認できる。
追加領域のデータが正しく貼り付けられたことを確認したユーザは、昨年末表入力画面30の保存ボタン30aを操作する。入力部8bは、保存ボタン30aが操作されたことを検出すると、昨年末表入力画面30に表示されている昨年末残高を勘定科目名及び率とともに科目CDと関連付けた状態で記憶部9またはサーバSに記憶する。以上が、昨年末表登録ステップである。
(毎月データ入力)
昨年末表登録ステップの後、毎月の実績値等を入力する処理を実行する。この処理は、毎月データ入力処理である。毎月データ入力処理の流れは図10のフローチャートに示している。制御部8は、プログラムに従って図10に示すフローチャートに示す処理を順次実行する。
ステップSC1では、図示しない会計システムから必要な実績値を書き出す処理を実行する。日々の入金や出金を貸方及び借方の情報とともに、勘定科目と関連付けた状態で記憶する会計システムが従来から知られており、そのような会計システムとしては、例えばTKC FX2等を挙げることができる。このような会計システムでは、ある期間に含まれる複数の実績値を勘定科目と関連付けた状態で抽出して書き出すことができるように構成されている。例えば、ある年の1月1日~1月31日の1か月間の入金や出金を表計算ソフトで開くことが可能な形式で書き出すことができ、書き出す期間や書き出す形式は任意に設定可能である。
図11は、会計システムから書き出した実績値の一例を示すものである。この図に示す例では、書き出した期間が令和2年1月1日~1月31日の1か月間である。書き出したデータには、科目CD、勘定科目名、借方及び貸方に関する情報、残高が含まれており、勘定科目名、借方及び貸方に関する情報、残高は、科目CDに関連付けられた状態で記憶部9またはサーバSに記憶される。この表は開いたままにしておく。
ステップSC2では、会計表選択操作を受け付ける。この操作は、入力部8bで受け付けられる。入力部8bは、ステップSC2の会計表選択操作を受け付けると、図12に示す会計表入力画面40を生成し、表示部4に表示させる。会計表入力画面40は、いわゆるユーザインターフェースである。会計表選択操作を受け付けるための選択用ユーザインターフェースは図示しないが、ログイン後や昨年末表登録ステップ後に制御部8が表示部4に表示させ、ユーザはその選択用ユーザインターフェースを見ながら、会計表選択操作を行うことができる。
会計表入力画面40には、保存ボタン40a、追加ボタン40b等が設けられている。保存ボタン40aは、会計表をデータとともに保存し、登録するためのボタンであり、また、追加ボタン40bは、会計表を新たに登録する際に操作するボタンであり、これらボタン40a、40bはキーボード5やマウス6の操作で押動可能である。
入力部8bは、追加ボタン40bが操作されたことを検出すると、図12に示すように会計表入力画面40に空白行を表示させる。また、会計表入力画面40には、科目CD、勘定科目名、月別の借方及び貸方の情報、分類、年度入力の列を表示させる。
その後、ステップSC3に進む。ステップSC3では、はじめにステップSC1で書き出した表(実績値が入力されている表)に戻り、当該期間の実績値をコピーする。このコピー操作はユーザが実行する。ステップSC1で書き出した表のうち、どの領域がコピーされたかを入力部8bが一旦記憶する。
しかる後、コピーした実績値を会計表入力画面40に貼り付ける。具体的には、図13に示すように、会計表入力画面40に表示されている空白行の左端にカーソルを置き、コピーしたデータをそのまま貼り付ける操作をユーザが行う。この貼り付ける操作を入力部8bが検出すると、実績値のデータを貼り付けた状態の会計表入力画面40を表示部4に表示させる。これにより、実績値のデータが正しく貼り付けられたことをユーザが確認できる。
実績値のデータが正しく貼り付けられたことを確認したユーザは、会計表入力画面40の保存ボタン40aを操作する。入力部8bは、保存ボタン40aが操作されたことを検出すると、会計表入力画面40に表示されている実績値を勘定科目名、月別の借方及び貸方の情報とともに科目CDと関連付けた状態で記憶部9またはサーバSに記憶し、登録する。以上が、毎月データ入力ステップであり、各月ごとに実行する。
尚、年度初めの月では、毎月データ入力ステップの際に、会計表入力画面40の年度入力欄に年度を入力する。「年度」は年度の識別情報の一例である。例えば2021年度の1月から新たな年度が始まる場合には、会計表入力画面40の年度入力欄に年度の識別情報として「2021」と入力する。これにより、1月~12月の毎月データ入力の実績値が、2021年の1月~12月の実績値であるとして識別可能に記憶部9またはサーバSに記憶される。
(各種情報の入力)
財務諸表を作成する上では、上述した資産、負債、資本金、前期繰越利益剰余金、売上高、変動費、人件費、減価償却費、その他経費、入金、出金情報以外にも、各種情報が必要である。
財務諸表作成システム1では、例えば、毎月データ入力ステップの後、各種情報を入力する処理を実行することが可能になっている。この処理は、各種情報入力処理である。入力部8bは、各種情報入力操作を受け付ける。各種情報操作を受け付けるための選択用ユーザインターフェースは図示しないが、ログイン後や毎月データ入力ステップ後に制御部8が表示部4に表示させ、ユーザはその選択用ユーザインターフェースを見ながら、各種情報入力操作を行うことができる。
入力部8bは、各種情報入力操作を受け付けると、図14に示す各種情報入力画面50を生成し、表示部4に表示させる。各種情報入力画面50は、いわゆるユーザインターフェースである。各種情報入力画面50には、保存ボタン50a、追加ボタン50b等が設けられている。保存ボタン50aは、入力された各種情報を保存し、登録するためのボタンであり、また、追加ボタン50bは、各種情報を新たに登録する際に操作するボタンであり、これらボタン50a、50bはキーボード5やマウス6の操作で押動可能である。
入力部8bは、追加ボタン50bが操作されたことを検出すると、図14に示すように各種情報入力画面50に空白行を表示させる。また、各種情報入力画面50には、年、月、TTS、TTB、単位、人員数、経営安全率、月一人当たり加工高、労働分配率、自己資本比率、台数入力日、1月単月台数、2月単月台数、3月単月台数、合計四半期等の列を表示させる。
ユーザは、各種情報入力画面50の空白行を構成する各セルに、年、月、TTS、TTB、単位、人員数、経営安全率、月一人当たり加工高、労働分配率、自己資本比率、台数入力日、1月単月台数、2月単月台数、3月単月台数をそれぞれ入力する。1月単月台数、2月単月台数及び3月単月台数の合計が自動計算されて合計四半期のセルに入力される。
ユーザは、入力したデータを確認した後、各種情報入力画面50の保存ボタン50aを操作する。入力部8bは、保存ボタン50aが操作されたことを検出すると、各種情報入力画面50に表示されている各種情報を記憶部9またはサーバSに記憶し、登録する。以上が、各種情報入力ステップである。
(演算指示部の構成)
図2に示す演算指示部8cは、入力部8bで入力された実績値に基づいて、財務諸表を構成する各欄に記載される出力値の演算処理を演算実行部8dに対して指示する部分である。演算指示部8cの指示内容の具体例を図15及び図16に示す。図15及び図16では、指示内容表示画面100の例を示している。
指示内容表示画面100を表示させる操作を受け付けるための選択用ユーザインターフェースは図示しないが、ログイン後や科目登録ステップ後に制御部8が表示部4に表示させ、ユーザはその選択用ユーザインターフェースを見ながら、指示内容表示画面100の表示操作を行うことができる。演算指示部8cは、ユーザによる指示内容表示画面100の表示操作が行われたことを検出すると、指示内容表示画面100を表示部4に表示させる。
演算指示部8cは、処理の始点を示す始点アイコン101(図15に示す)と、処理の終点に位置付けられる表アイコン102(図16に示す)と、処理アイコン103a、103b、103cと、関連線104とを表示部4に表示させるとともに、演算実行部8dに対し、処理アイコン103a、103b、103cが示す処理と、処理アイコン103a、103b、103cの間で関連線104が示す実績値のやり取りとを実行させるように構成されている。
始点アイコン101、表アイコン102、処理アイコン103a、103b、103c及び関連線104は指示内容表示画面100に全て表示される。本例では、処理アイコン103a、103b、103c及び関連線104の数が多いため、図15に前半部分を示し、図16に後半部分を示しているが、1画面に全てのアイコン101、102、103a、103b、103c及び関連線104を表示させることもできる。
始点アイコン101は、入力部8bで入力された実績値、昨年末残高、各種情報(これらをまとめて元データと呼ぶ)が蓄積されたデータ蓄積部を模式的に示すものである。始点アイコン101が示すデータ蓄積部に蓄積された元データは、各種財務諸表を作成するために使用されるデータである。尚、データ蓄積部に蓄積された元データのうち、一部のみ使用して作成される財務諸表や、全てを使用して作成される財務諸表等があり、データの抽出は以降の処理アイコン103bが示す抽出処理で実行される。
処理アイコン103a、103b、103cは、元データに施される処理の種類を模式的に示すものであり、計算処理を実行する計算アイコン103aと、元データから所望のデータを抽出する抽出処理を実行する抽出アイコン103bと、計算アイコン103aないし抽出アイコン103bにより処理された複数の実績値を結合する結合アイコン103cとが含まれている。全ての計算アイコン103aは同じ形態、即ち同じ色及び同じ図形によって構成されている。同様に、全ての抽出アイコン103bも同じ形態で構成され、全ての結合アイコン103cも同じ形態で構成されている。ただし、計算アイコン103aと、抽出アイコン103bと、結合アイコン103cとを比較したとき、同じアイコンは無く、全て異なる形態である。これにより、アイコンを見るだけで、ユーザはどのような処理を示すアイコンであるかを容易にかつ正確に把握できる。
各処理アイコン103a、103b、103cには、名称の付与が可能に構成されている。例えば、図15の最上部に示す抽出アイコン103bには、「売上高」という名称を付与している。これにより、抽出アイコン103bで売上高の実績値を抽出しているということがユーザに分かり易くなる。名称は自由に設定することができ、期間を示す「1月」、「2月」や、処理内容を示す「データ結合」、「グループ化」等の名称を挙げることができる。
名称を入力する際には、図17に示すように、処理アイコン103a、103b、103cの中から任意のアイコンをユーザが選択する。この図17では、円110で囲まれた「抽出・変動損益計算書」という名称が付与された抽出アイコン103bを選択している。操作受付部8eは、処理アイコン103a、103b、103cのユーザによる選択操作を受け付ける部分である。具体的には、処理アイコン103a、103b、103cの中から、どのアイコンが選択されたかを操作受付部8eがマウス6等の操作に基づいて検出し、その操作を受け付ける。
演算指示部8cは、操作受付部8eにより選択された処理アイコン103a、103b、103cの名称及び当該アイコンが示す処理内容を表示部4に表示する。例えば、図17に示すように「抽出・変動損益計算書」という名称が付与された抽出アイコン103bがユーザによって選択されると、その下方に詳細表示領域120を表示させる。詳細表示領域120には、名称入力領域120aが設けられている。この名称入力領域120aには、ユーザがキーボード5等を用いて自由に文字や記号(デキストデータ)を入力することが可能になっている。名称入力領域120aに入力されたテキストデータは、選択されたアイコン103a、103b、103cに関連付けられた状態で記憶部9またはサーバSに記憶されるとともに、対応するアイコン103a、103b、103cの下部に表示される。
詳細表示領域120には、選択されたアイコンが示す処理内容を表示する処理内容表示領域120bも設けられている。抽出アイコン103bの場合、処理内容表示領域120bには、抽出条件を設定する。図17に示す例では、科目CDの値が401以上701以下である実績値や昨年末残高を抽出する条件を設定しているが、これに限られるものではなく、例えば1月度や2月度のような所定の期間の実績値を抽出する条件、特定の財務諸表を作成するための実績値のみを抽出する条件等を設定することもできる。
また、計算アイコン103aの場合、処理内容表示領域120bには、計算式を入力する。計算式は、四則演算を用いた計算式、表計算ソフトで使用されている計算式等を挙げることができ、例えば最大値や最小値、中央値、平均値等を求めることができる。
また、結合アイコン103cの場合、一の計算アイコン103aの計算式で計算された実績値と、他の計算アイコン103aの計算式で計算された実績値とを結合する条件や、一の抽出アイコン103bの抽出条件で抽出された実績値と、他の抽出アイコン103bの抽出条件で抽出された実績値とを結合する条件、一の計算アイコン103aの計算式で計算された実績値と、一の抽出アイコン103bの抽出条件で抽出された実績値とを結合する条件等の設定が可能である。例えば1月度の実績値と2月度の実績値とを結合することで、2か月分のデータをまとめることができる。
関連線104は、複数種の処理アイコン103a、103b、103cの間で実績値のやり取りを示す線である。関連線104には矢印が付されており、この矢印の方向に実績値が送られる。例えば、一の計算アイコン103aと他の計算アイコン103aとが、他の計算アイコン103aに向かう矢印を持つ関連線104で結合されている場合には、一の計算アイコン103aが示す処理で計算された実績値が、他の計算アイコン103aで示す計算に利用される。また、一の計算アイコン103aと一の抽出アイコン103bとが、一の抽出アイコン103bに向かう矢印を持つ関連線104で結合されている場合には、一の計算アイコン103aが示す処理で計算された実績値が、一の抽出アイコン103bで示す抽出処理に利用される。また、結合アイコン103cには、複数の計算アイコン103aからそれぞれ延びる複数の関連線104が結合される場合や、複数の抽出アイコン103bからそれぞれ延びる複数の関連線104が結合される場合があり、これにより、複数の実績値を結合アイコン103cの条件に基づいて結合できる。
複数の処理アイコン103a、103b、103cによる処理を経ることで、財務諸表を構成する各欄に記載される出力値が得られる。すなわち、演算実行部8dは、演算指示部8cよる指示を受けて出力値を演算するように構成されており、始点アイコン101が示すデータ蓄積部に蓄積された元データを、関連線104に従って複数の処理アイコン103a、103b、103cに順次に送り、各処理アイコン103a、103b、103cでは上述した処理を演算実行部8dに実行させる。そのようにして処理の下流側へ進んでいくと、財務諸表を構成する各欄に記載される出力値が得られる。つまり、出力値が得られるように、処理アイコン103a、103b、103cが配置されるとともに、各処理アイコン103a、103b、103cの計算式や抽出条件、結合条件等が設定され、かつ、関連線104が処理アイコン103a、103b、103cに結合されており、これにより、演算実行部8dに対し、処理アイコン103a、103b、103cが示す処理と、処理アイコン103a、103b、103cの間で関連線104が示す実績値のやり取りとを実行させることができる。これにより、例えば1月度の売上と、2月度の売上を加えた出力値等を得ることができる。
表アイコン102は、複数の処理を経て得られた出力値が各欄に記載される財務諸表を示すものである。図17では、財務諸表の一つとして変動損益計算書を作成する例を示している。出力値が各欄に記載された変動損益計算書の例を図18に示している。
処理アイコン103a、103b、103cの配置や数、関連線104の結合は任意に設定できる。また、計算アイコン103aの計算式、抽出アイコン103bの抽出条件、結合アイコン103cの結合条件も任意に設定できる。これら設定は、管理者や財務諸表作成システム1の開発者が行うことができ、これら設定または変更を行うことができる者を限定しておく。例えば管理者権限が付与された者のみ、これら設定または変更を行うことができるようにしておくことができる。
出力値が各欄に記載された財務諸表としては、図19に示すCF計算書、図20に示す貸借対照表、図21に示す損益計算書、図22に示す利益積立金対比表、図23に示すKPI参考資料等を挙げることができる。これら財務諸表の各欄に記載される数値の元データ及び計算式は、周知であるたため、それに基づいて処理アイコン103a、103b、103cの配置や数、関連線104の結合を設定すればよい。財務諸表は、図19~図23に示す例以外のものであってもよい。図23に示すKPI参考資料の場合、経営安全率等を表示することができる。
財務諸表は出力部8fによって形成される。すなわち、出力部8fは、演算実行部8dにより得られた出力値を取得する。出力部8fは、演算実行部8dにより得られた出力値を取得した後、財務諸表を構成する各欄に割り当てて、図19~図23に示すような所定のフォーマットの財務諸表を得る。得られた財務諸表は、表示部4に出力して表示させることや、プリンタPに出力して印刷させることができる。
出力部8fによる処理の具体例について、図24に示すフローチャートに基づいて説明する。スタート後のステップSD1では、実行操作を受け付ける。この実行とは、演算指示部8cが演算実行部8dに対して出力値の演算処理を実行させることである。ユーザは、例えば表示部4に表示されたユーザインターフェース(図示せず)上で所定の操作を行うと、それを実行操作として出力部8fが検出する。
出力部8fが実行操作を検出すると、演算指示部8cが演算実行部8dに対して出力値の演算処理の実行を指示するので、出力値が得られる。ステップSD2において、出力部8fが帳票印刷操作を検出すると、ステップSD3に進む。帳票印刷操作も表示部4に表示されたユーザインターフェース(図示せず)上での操作とすることができる。
ステップSD3では、出力部8fがプレビュー表示を実行する。具体的には、出力部8fは、財務諸表を構成する各欄に出力値を割り当てて、図19~図23に示す各財務諸表を印刷後のイメージとして表示部4に表示させる。ユーザは、各財務諸表を印刷後のイメージを表示部4上で確認することができる。
その後、ユーザが印刷実行操作を行うと、ステップSD4に進む。印刷実行操作も表示部4に表示されたユーザインターフェース(図示せず)上での操作とすることができる。出力部8fは、印刷実行操作が行われたことを検出すると、プレビュー表示された画像データをプリンタPに出力する。プリンタPは、プレビュー表示された画像データを紙に印刷する。
(作用効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、会計システムに予め入力されている実績値を利用して各種財務諸表を自動作成することができる。すなわち、会計システムから書き出した実績値を財務諸表作成システム1に入力することができ、入力された実績値に施される処理の種類を示す複数種の処理アイコン103a、103b、103cの組み合わせや、関連線104を変更することで、財務諸表作成システム1に入力された実績値に施される処理の種類や順番を変えることができる。これにより、図19~図23に示すようにフォーマットが互い異なる複数の財務諸表を自動作成することができる。
このとき、財務諸表作成システム1に入力された実績値に施される処理の種類を示す複数種の処理アイコン103a、103b、103cを関連線104とともに表示部4に表示することができる。これにより、ユーザは、入力された実績値がどのような処理を経て出力値として得られるのかを表示部4上で確認できる。さらに、その出力値が最終的に財務諸表を構成するのに使用されているのかも表アイコン102によって表示部4上で確認できる。したがって、複数の異なるフォーマットの財務諸表を正確に作成できる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本開示に係る財務諸表作成システムは、例えば企業における様々な財務諸表を自動作成する場合に利用できる。
1 財務諸表作成システム
4 表示部
8a 勘定科目登録部
8b 入力部
8c 演算指示部
8d 演算実行部
8e 操作受付部
8f 出力部
102 表アイコン
103a、103b、103c 処理アイコン
104 関連線

Claims (5)

  1. フォーマットが互い異なる複数の財務諸表を自動作成する財務諸表作成システムであって、
    表示部と、
    複数の勘定科目を登録する勘定科目登録部と、
    勘定科目と関連付けられた実績値の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部で入力された前記実績値に基づいて、財務諸表を構成する各欄に記載される出力値の演算処理を指示する演算指示部と、
    前記演算指示部よる指示を受けて前記出力値を演算する演算実行部と、
    前記演算実行部により得られた前記出力値を、財務諸表を構成する各欄に割り当てることにより得られた財務諸表を出力する出力部とを備え、
    前記演算指示部は、前記実績値に施される処理の種類を示す複数種の処理アイコンと、複数種の前記処理アイコンの間で前記実績値のやり取りを示す関連線と、複数の処理を経て得られた前記出力値が前記各欄に記載される前記財務諸表を示す表アイコンとを前記表示部に表示させるとともに、前記演算実行部に対し、前記処理アイコンが示す処理と、前記処理アイコンの間で前記関連線が示す前記実績値のやり取りとを実行させるように構成されている財務諸表作成システム。
  2. 請求項1に記載の財務諸表作成システムにおいて、
    前記処理アイコンには、計算処理を実行する計算アイコンと、所定のデータを抽出する抽出処理を実行する抽出アイコンとが含まれており、前記計算アイコンと前記抽出アイコンとは互いに異なる形態である財務諸表作成システム。
  3. 請求項2に記載の財務諸表作成システムにおいて、
    前記処理アイコンには、前記計算アイコンないし前記抽出アイコンにより処理された複数の実績値を結合する結合アイコンが含まれており、前記計算アイコンと前記抽出アイコンと前記結合アイコンとは全て異なる形態である財務諸表作成システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の財務諸表作成システムにおいて、
    前記処理アイコンへの名称の付与が可能に構成されている財務諸表作成システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の財務諸表作成システムにおいて、
    前記処理アイコンの選択操作を受け付ける操作受付部を備え、
    前記演算指示部は、前記操作受付部により選択された前記処理アイコンが示す処理内容を前記表示部に表示する財務諸表作成システム。
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