JP4993435B2 - 窒化物半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

窒化物半導体発光素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体発光素子の製造方法に関し、特に窒化物半導体発光素子の製造方法に関する。
一般にGaN、AlGaN、InGaNなどの窒化物半導体を用いた半導体発光素子の作成過程においては、基板上に窒化物半導体を低温で成長させた低温バッファ層と呼ばれる層を成長させ、高温でアニーリングし、その後窒化物半導体を高温で成長させることにより結晶性の向上した窒化物半導体層を得ている。しかし、通常基板に用いられるサファイアなどの材料と低温バッファ層では屈折率に大きな差がある。例えばフリップチップ構造のような窒化物半導体からサファイア基板側へ光を取り出す場合には、光取り出し効率が低下する。
そこで、光取り出し効率を向上させるために基板とバッファ層との界面にテクスチャ構造を導入し、光散乱を利用して光取り出し効率を向上させる方法が知られている。例えば、特開2004−193619号公報に開示された方法では、基板と窒化物半導体層の界面に窒化物半導体よりも小さな屈折率をもつAlGaNのテクスチャ加工層を導入し、光取り出し効率を向上させている。
特開2004−193619号公報
特開2004−193619号公報による方法では、エッチングや選択成長によりテクスチャ層を形成しているが、テクスチャ層形成のためには、製造工程が複雑になる。
本発明の目的は、光取り出し効率を向上させつつ比較的製造工程が簡単な窒化物半導体発光素子の製造方法を提供することである。
本発明の一観点によれば、(a)基板上に多孔性のボイド窒化物半導体層を少なくとも1層形成する工程と、(b)前記ボイド窒化物半導体層の上に少なくとも1層の発光素子形成用窒化物半導体層を形成する工程とを含み、前記工程(a)は、(a−1)第1窒化物半導体層を形成する工程と、(a−2)前記第1窒化物半導体層を加熱処理することにより、多数の島状ないしポラス状のボイド形成層を形成する工程と、(a−3)前記ボイド形成層の上に第2窒化物半導体層を形成することにより、ボイドを形成する工程とを含み、工程(a−1)〜(a−3)を1サイクルとして少なくとも1層のボイド窒化物半導体層を形成する窒化物半導体発光素子の製造方法が提供される。
上記のボイド窒化物半導体層は、一連の製造工程の一工程として形成されるため、表面加工などの複雑な工程を経ることなく簡単に光散乱層を形成することができる。このボイド窒化物半導体層により、窒化物半導体発光素子の光取り出し効率が向上する。
図1および図2を参照して、本発明の実施例による窒化物半導体発光素子の製造工程について説明する。
図1に、本発明の実施例による窒化物半導体発光素子の製造工程のフローチャートを示す。図2に、本発明の実施例による窒化物半導体発光素子の製造工程を表した断面図を示す。窒化物半導体層を成長させるための基板として、一般的にはサファイアなどを用いる。その他の基板としてSiCなどを用いてもよい。基板の厚さは例えば430μmで、片面が研磨されている。
ステップS1において、サファイア基板を有機化学気相堆積(MOCVD)装置に導入する。
ステップS2において、サファイア基板を1000℃に昇温し、水素雰囲気下に7分間置くことにより、サファイア基板の表面に付着している酸素分子やOH基などを熱処理により除去する、いわゆるサーマルクリーニングを行う。
ステップS3において、片面研磨し、サーマルクリーニング処理した基板の研磨面に、例えば窒化ガリウム(GaN)などからなる第1窒化物半導体層を成長させる。トリメチルガリウム(TMG)を10.4μmol/min、アンモニア(NH)を3.3LM(25℃、1気圧校正)供給し、水素と窒素の混合雰囲気下、基板温度525℃で3分間結晶性の低いアモルファス的な第1窒化物半導体層を成長させる。なお、基板上に直接エピタキシャル層を成長できる温度に比べて基板温度が低温であることから、この第1窒化物半導体層を低温窒化物半導体層と呼ぶこととする。こうして、図2(A)に示すように、基板1の上に低温窒化物半導体層2が形成される。
ステップS4において、形成した低温窒化物半導体層2を熱処理する。熱処理は、4分間で基板温度を1000℃まで昇温し、1000℃を30秒から60分保持することで行う。すると、図2(B)に示すように、基板1と接していた低温窒化物半導体層2が島状ないしポラス状のボイド形成層3となる。
図3(A)に、ボイド形成層3の斜視図、図3(B)に従来の低温バッファ層の斜視図を示す。観察は走査プローブマイクロスコープ(SPM)で行った。図3(A)に示すように、ボイド形成層3には起伏の激しい多くの島が見られる。一方、図3(B)に示すように、従来の低温バッファ層にはボイド形成層3に比べて比較的起伏が少ない。
次に、ステップS5において、成長速度を抑えて、不純物を添加しない第1GaN層を成長させる。TMGを23μmol/min、NHを2.2LM供給し、水素と窒素の混合雰囲気下で基板温度を1000℃にして15分間、厚さ0.3μmまで第1GaN層を成長させる。
ステップS6において、成長速度を高めて、不純物を添加しない第2GaN層を成長させる。TMGを45μmol/min、NHを4.4LM供給し、水素と窒素の混合雰囲気下で基板温度を1000℃にして43分間、厚さ2μmまで第2GaN層を成長させる。
こうして、ボイド形成層3の上に第2の窒化物半導体層を積層することにより、図2(C)に示すように、ボイド形成層3が多数のボイド5を有するボイド窒化物半導体層4になる。本発明で形成されるボイド5は、屈折率がほぼ1の気体であり、例えば窒素である。なお、図2に示したボイド窒化物半導体層4は1層だけであるが、ステップS3〜S6の工程を数回繰り返すことにより2層以上のボイド窒化物半導体層4を形成しても良い。
ステップS7において、シリコン(Si)を添加した第1n型GaN層を成長させる。TMGを45μmol/min、NHを4.4LM供給し、水素と窒素の混合雰囲気下で基板温度を1000℃にして77分間、厚さ3.5μmまで第1n型GaN層を成長させる。添加するSiのGaNに対する分子(原子)数の比Si/GaNは6E−5(6×10−5、a×10をaEnと表記)である。
ステップS8において、Siの添加量をS7よりも少なくした第2n型GaN層を成長させる。TMGを45μmol/min、NHを4.4LM供給し、水素と窒素の混合雰囲気下で基板温度を1000℃にして10分間、厚さ0.4μmまで第2n型GaN層を成長させる。添加するSiのGaNに対する分子(原子)数の比Si/GaNは1E−5である。こうして、図2(C)に示すように、ボイド窒化物半導体層4の上にn型窒化物半導体層6が形成される。
ステップS9において、発光層を形成する。ここでは量子井戸(QW)層を形成する。バリア層としてSiを添加したGaN層、ウェル層としてインジウムガリウムナイトライド(InGaN)層を成長させる。バリア層を形成するために、TMGを3.6μmol/min、NHを4.4LM供給し、窒素雰囲気下で基板温度を715℃にして320秒間、GaN層を成長させる。添加するSiのGaNに対する分子(原子)数の比Si/GaNは4.5E−6である。ウェル層を形成するために、TMGを3.6μmol/min、トリメチルインジウム(TMI)を10μmol/min、NHを4.4LM供給し、窒素雰囲気下で基板温度を715℃にして31秒間、InGaN層を成長させる。こうして、図2(D)に示すように、n型窒化物半導体層6の上に、発光層7が形成される。なお、発光層7はQW構造でない窒化物半導体層でも良い
ステップS10において、マグネシウム(Mg)を添加したp型アルミガリウムナイトライド(AlGaN)層を成長させる。TMGを8.1μmol/min、トリメチルアルミニウム(TMA)を7.56μmol/min、NHを4.4LM供給し、水素と窒素の混合雰囲気下で、基板温度を870℃にして5分間、厚さ40nmまでp型AlGaN層を成長させる。添加するMgのGaNに対する分子(原子)数の比Mg/GaNは0.0184である。
ステップS11において、Mgを添加した第1p型GaN層を成長させる。TMGを18μmol/min、NHを4.4LM供給し、水素と窒素の混合雰囲気下で基板温度を870℃にして4分間、厚さ100nmまで第1p型GaN層を成長させる。添加するMgのGaNに対する分子(原子)数の比Mg/GaNは0.011である。
ステップS12において、ステップS11よりMgの添加量が多い第2p型GaN層を成長させる。TMGを18μmol/min、NHを4.4LM供給し、水素と窒素の混合雰囲気下で基板温度を870℃にして2分間、厚さ50nmまで第2p型GaN層を成長させる。添加するMgのGaNに対する分子(原子)数の比Mg/GaNは0.013である。こうして、図2(D)に示すように、発光層7の上に、p型窒化物半導体層8が形成される。
ステップS13において、アクチベーションする。窒素雰囲気下850℃で一分間行う。
ステップS14において、n型、p型電極を形成する。まず、p型窒化物半導体層8側から、n型窒化物半導体層6の一部が露出するようにp型窒化物半導体層8、発光層7、n型窒化物半導体層6の一部をドライエッチングにより除去する。エッチングの際のマスク材には、一般的なレジストもしくは金属膜を用い、エッチングのガスには塩素系ガスを用いる。またエッチング装置は誘導結合プラズマ(ICP)ドライエッチング装置を用いたが、平行平板ドライエッチング装置でも構わない。
露出したn型窒化物半導体層6と電気的に接続するように、n型電極を取り付ける。また、p型電極をp型窒化物半導体層8と電気的に接続するように形成する。電極材料には導電性が高く、比較的安価で耐久性の良い金属が用いられる。例えばAlやチタン(Ti)等が用いられる。こうして、図2(E)に示すように、n型電極9、p型電極10が形成される。
最後に、ステップS15において、チップ化する。
作製した窒化物半導体発光素子は、基板1側から光を取り出す。発光層7から発光して基板1側に向かった光は、ボイド窒化物半導体層4中のボイド5に当たると散乱する。基板1との界面で反射されていた光もこの光散乱効果により光路が変わり、界面を透過できる入射角になりやすい。これにより、光取り出し効率が向上する。
図4を参照して、本発明の実施例の変型例を示す。図4に、フリップチップ構造の窒化物半導体発光素子の断面図を示す。図4に示すように、上記のような工程で作製した窒化物半導体発光素子の基板1側を上にして、サブマウント11に取り付ける。サブマウント11には、絶縁膜12を介してカソード引き出し電極13、アノード引き出し電極14が形成されている。このカソード引き出し電極13とn型電極9を、アノード引き出し電極14とp型電極10をそれぞれ共晶電極15を介して熱圧着することでフリップチップ構造の窒化物半導体発光素子が完成する。
図5を参照して、ボイド窒化物半導体層の有無による発光状態を比較する。図5(A)に、ボイド窒化物半導体層の無い窒化物半導体発光素子の平面図を、図5(B)にボイド窒化物半導体層を有する窒化物半導体発光素子の平面図を示す。図5(A)、(B)はそれぞれ比較例と実施例による窒化物半導体発光素子を上から見た図であり、図中に示した部分は透明なp型窒化物半導体層である。なお、領域A1及びB1は発光層を除去してある。図5(A)に示すように、ボイド窒化物半導体層の無い場合、発光層のある領域A2では出射光が観察できるが、発光層を除去した領域A1では出射光が観察できない。一方、図5(B)に示すように、ボイド窒化物半導体層がある場合、発光層を除去した領域B1においても、いくらかの発光が観察でき、ボイド窒化物半導体層による光取り出し率向上の効果があることが判る。
実施例により形成するボイド5は、先述したように屈折率がほぼ1の窒素等からできており、ボイド5の周囲の窒化物半導体とは大きな屈折率差がある。このため、大きな光散乱効果が得られ、光取り出し効率が向上すると考えられる。
図6を参照して有効なボイド5の大きさ、ボイド密度およびボイド窒化物半導体層4の形成条件について説明する。図6(A)に、ボイド5のデータと窒化物半導体発光素子の出射光強度に関する表を示す。なお、ボイド5の大きさは、それぞれのサンプルをSEMにより観察したボイド5の最大の大きさである。また、ボイド密度は40um×40umの範囲を蛍光顕微鏡もしくはエレクトロルミネッセンス(EL)発光写真により観察し、観察範囲内における全てのボイドを数えることにより算出した。出射光強度比は、従来方法により形成した厚さ30nmのバッファ層を有する窒化物半導体発光素子(サンプルX)の出射光強度を1とした場合のそれぞれの出射光強度である。
図6(A)を上から順に説明すると、低温窒化物半導体層2の厚さが200nmで加熱処理時間10分のサンプルY1の場合、出射光強度は37%向上した。さらに、低温窒化物半導体層2の厚さが400nmで加熱処理時間20分のサンプルY2の場合、出射光強度は48%向上した。低温窒化物半導体層2の厚さが400nmで加熱処理時間40分のサンプルY3の場合、出射光強度は2%向上した。これらのデータから、光取り出し効率向上のためには、適切な加熱時処理間の範囲があると考えられる。
図6(B)に、低温窒化物半導体層2の加熱処理時間に対する出射光強度比を表したグラフを示す。図6(B)に示すように、出射光強度は加熱処理時間に対して上に凸の曲線を描くと考えられる。発光素子として問題ない程度の出射光強度が出射光強度比1以上であるとすると、加熱処理時間は約2分〜約40分が適当であると思われる。特に効果的な出射光強度向上が認められる値を出射光強度比20%以上とすると、好ましい加熱処理時間は約5分から約35分であると思われる。
その他のデータとして、ボイド5の大きさ(最大値)、ボイド窒化物半導体層4のボイド密度、および結晶性の指標である(102)面X線回折(XRD)によるロッキングカーブの半値幅を示す。なお、ボイド窒化物半導体層4の厚さはサンプルY2、Y3が150nmであり、サンプルY1が120nmであるため、比較するサンプルのボイド窒化物半導体層4の厚さはほぼ同じと考えて良い。ボイド5の大きさ(最大値)は、サンプルY1が200nm、サンプルY2が300nm、サンプルY3が150nmであった。ボイド密度は、サンプルY1が1E+8個/cm、サンプルY2が1E+9個/cm、サンプルY3が1E+8個/cmであった。XRDロッキングカーブの半値幅は、サンプルY1が345arcsec、サンプルY2が377arcsec、サンプルY3が466arcsecであった。
これらのデータを検討する。光取り出し効率が向上しているサンプルY1、Y2と、ほとんど変わらないサンプルY3との違いは結晶性にあると考えられる。サンプルY3の結晶性は、サンプルY1、Y2よりも悪い。結晶性低下の要因は、低温窒化物半導体層2の加熱処理時間であると思われる。加熱処理時間が40分と長いサンプルY3の結晶性はサンプルY1、Y2よりも悪いからである。上述したように、好ましい加熱処理時間の範囲では結晶性が良いと考えられる。
上記のデータから、光取出し効率を向上させるボイド条件として、低温窒化物半導体層の厚さ200nm〜400nm、低温窒化物半導体層の加熱処理時間約5分〜約35分、ボイドの大きさ150nm〜300nm、ボイド密度1E+8個/cm〜1E+9個/cmが好ましいことが判った。
上記のようなボイドは自然に発生するものではない。積極的にボイドを形成することにより、光散乱効果により光取り出し効率を向上させた窒化物半導体発光素子を得られるようになる。また、上述の窒化物半導体発光素子の製造方法を用いることにより、従来の窒化物半導体層にテクスチャ加工を施す方法と比べ製造工程が簡単になる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、ボイド窒化物半導体層4の上に積層するn型窒化物半導体層6とp型窒化物半導体層8との位置を入れ替えても良い。
また、窒化物半導体層4、6、8の材質は、組成式AlInGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表される窒化物半導体であってもよい。
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
図1は、本発明による窒化物半導体発光素子の製造工程を示したフローチャートである。 図2は本発明による窒化物半導体発光素子の製造工程を示した断面図である。 図3(A)は、ボイド形成層の斜視図、図3(B)は、従来の低温バッファ層の斜視図である。 図4は、本発明によるフリップチップ構造の窒化物半導体発光素子の断面図である。 図5(A)は、ボイド窒化物半導体層の無い窒化物半導体発光素子の平面図であり、図5(B)は、ボイド窒化物半導体層の有る窒化物半導体発光素子の平面図である。 図6(A)は、ボイド5のデータと窒化物半導体発光素子の出射光強度に関する表であり、図6(B)は、低温窒化物半導体層の加熱処理の時間と出射光強度比との関係を表したグラフである。
符号の説明
1 サファイア基板
2 低温窒化物半導体層
3 ボイド形成層
4 ボイド窒化物半導体層
5 ボイド
6 n型窒化物半導体層
7 発光層
8 p型窒化物半導体層
9 n型電極
10 p型電極
11 サブマウント
12 絶縁膜
13 カソード引き出し電極
14 アノード引き出し電極
15 共晶電極

Claims (7)

  1. (a)基板上に多孔性のボイド窒化物半導体層を少なくとも1層形成する工程と、
    (b)前記ボイド窒化物半導体層の上に少なくとも1層の発光素子形成用窒化物半導体層を形成する工程と
    を含み、
    前記工程(a)は、
    (a−1)第1窒化物半導体層を形成する工程と、
    (a−2)前記第1窒化物半導体層を加熱処理することにより、多数の島状ないしポラス状のボイド形成層を形成する工程と、
    (a−3)前記ボイド形成層の上に第2窒化物半導体層を形成することにより、ボイドを形成する工程と
    を含み、
    工程(a−1)〜(a−3)を1サイクルとして少なくとも1層のボイド窒化物半導体層を形成する窒化物半導体発光素子の製造方法。
  2. 前記工程(a−1)で形成される第1窒化物半導体層は、エピタキシャル層を成長できる温度に比べて低い温度で形成されて結晶性が低い請求項1に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  3. 前記加熱処理の時間が2分〜40分である請求項1または2に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記加熱処理の時間が5分〜35分である請求項1または2に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  5. 前記第1窒化物半導体層の厚さが200nm〜400nmである請求項〜4のいずれか1項に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記ボイド窒化物半導体層中のボイドの大きさが150nm〜300nmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  7. 前記ボイド窒化物半導体層のボイド密度が1E+8個/cm 〜1E+9個/cm である請求項1〜6のいずれか1項に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
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