JP4993177B2 - 電機子、電機子の製造方法、コアレスモータ及びブラシレス発電機 - Google Patents

電機子、電機子の製造方法、コアレスモータ及びブラシレス発電機 Download PDF

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Description

本発明は、耐電圧に優れた電機子、その電機子の製造方法、その電機子をロータとして用いたコアレスモータ、その電機子をステータとして用いたブラシレス発電機に関する。
特許文献1には、円筒形状のコイル体の一端側の内周面にホイールを固定したロータ(電機子)が開示されている。この特許文献1には、コイル体とホイールとの接合や耐電圧構造について詳しく開示されていないが、一般的には、アルミニウム製のホイールに酸化皮膜を形成する酸化皮膜処理をした後、コイル体に絶縁性接着剤で接着固定して、ホイールとコイル体との間の絶縁(耐電圧)を図っていた。
また、ホイールとコイル体との間の絶縁を高める為、ホイールに絶縁性接着剤を貼着したテープを巻いてコイル体に固定することが公知である。
特開2001−275295号公報
近年、コアレスモータ用ロータにおいて、従来の絶縁では十分でなく、ホイールとコイル体との間の絶縁に高い耐電圧が要求されることがある。更に、絶縁性接着剤テープをホイールに巻き付ける従来技術では、テープの接着剤が経年劣化して剥離するため、長期使用に耐えられないという問題があった。
そこで、本発明は、高い耐電圧を有すると共に長期使用が可能な電機子、電機子の製造方法、コアレスモータ及びブラシレス発電機の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、円筒形状のコイル体と、外周面がコイル体の内周面に固定されたホイールとを備える電機子において、ホイールの外周面には線状絶縁材を巻いて外周面を覆った線材層と、線材層の外周側を絶縁性接着剤で覆った接着剤層とを形成してあり、ホイールの外周にコイル体を配置した後にホイールの絶縁性接着剤と同種の接着剤をコイル体の外周面に塗布してあり、ホイールの外周面にはその両端部に各々面取りした傾斜面が形成してあり、前記接着剤層はホイールの外周面及び前記傾斜面を覆うと共にホイールの両端面側でホイールの厚みよりも食み出して形成してあることを特徴とする。
本明細書において、「電機子」とは、モータや発電機におけるコイルと、コイル支持体で構成されるものを意味し、コイル体にはコイル線やコイル線に相当する回路を金属板にエッチングして形成したものを含む意味である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の電機子の製造方法であって、ホイールの外周面にはその両端部に各々面取りした傾斜面が形成してあり、ホイールの外周面に線状絶縁材を巻き付けて外周面に線材層を形成する第1線材層形成工程と、線材層の外側に絶縁性熱硬化接着剤を塗布して熱硬化する接着剤層形成工程と、接着剤層の外周に線状絶縁材を巻き付けて第2の線材層を形成する第2線材層形成工程と、ホイールの外周に円筒形状のコイル体を配置した後、コイル体の外周面全面にホイールの絶縁性熱硬化接着剤と同種の絶縁性熱硬化接着剤を塗布して熱硬化するコイル体固定工程とをこの順序で備え、前記接着剤層形成工程は、アルミホイールの一端面に一方マンドレルの端面を当接し、アルミホイールの他端面に他方のマンドレルの端面を当接して、一方及び他方のマンドレルでアルミホイールを挟み込んでアルミホイールの外周面に絶縁性熱硬化接着剤を塗布しており、一方及び他方のマンドレルは、アルミホイールとの当接端側の外周縁を切除してあり、絶縁性熱硬化接着剤を切除部に入り込ませて熱硬化することを特徴とする電機子の製造方法である。
請求項に記載された発明は、請求項1に記載の電機子をコアレスモータのロータとして用い、ロータに固定した回転軸と、ロータのコイル体の内側に配置されたマグネットと、ロータのコイル体に接続した整流子と、整流子に接触するブラシとをハウジング内に備え、ブラシに給電することによりロータを回転することを特徴とするコアレスモータである。
請求項に記載された発明は、請求項1に記載の電機子のコイル体には複数のコイル回路が形成してあり、この電機子をブラシレス発電機のステータとして用いており、ステータのコイル体に対向配置されたマグネットを有しコイル体の周囲に沿って回転するロータとを備え、ロータの回転によりコイル体のコイル回路に生じる電磁誘導電流を導出することを特徴とするブラシレス発電機である。
請求項1に記載の発明によれば、ホイールの外周面には接着剤層の下に線状絶縁材を巻いた線材層を形成しているので、絶縁性接着剤の定着性が良い。これにより、絶縁性接着剤の厚さがコイル体の圧力により一定以上薄くなることを防ぎ高い電圧を保つことが可能である。また、経年劣化し難く長期使用が可能であり、特に、高温環境化での長期使用が可能である。
絶縁性接着剤の定着性が良いのは、線状絶縁材を巻くことにより線材間に絶縁性接着剤が入り込むと共に接着面積が増加する為と考えられる。
絶縁性接着剤はコイル体の外周面に塗布する絶縁性接着剤と同種にしているので、相溶性が良くホイールとコイル体との接着性に優れる。
ホイールとコイル体との間に線材層と接着剤層との少なくとも2つの絶縁層を形成しているので、絶縁性が高く耐電圧に優れる。
接着剤層がホイールの外周部において外周面と両端面との3面に跨っているので、更にホイールとコイル体との間の耐電圧に優れる。
請求項に記載された発明によれば、請求項に記載の接着剤層の食み出しを容易に形成することができる。
請求項に記載された発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏することができるコアレスモータを提供することができる。
請求項に記載された発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏することができるブラシレス発電機を提供することができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施の形態に係るコアレスモータ用ロータの図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すA部の断面図であり、図2は図1に示すロータの製造工程を示す図であり、図3は接着剤層形成工程を説明する図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)示すB部の断面図であり、図4は図3に示すホイール挟持用治具をホイールと共に示す分解斜視図であり、図5は接着剤層形成工程における接着剤の塗布と温度との関係を示すグラフであり、図6は本実施の形態に係るコアレスモータの縦断面図であり、図7は図6のA−A断面図である。
本実施の形態に係るコアレスモータ1は、電動機械の動力源に用いられるモータであり、図6及び図7に示すように、ハウジング3と、回転軸5と、ロータ(電機子)6、マグネット9と、マグネットホルダ11とを備えている。
ハウジング3は有底円筒形状に形成されており、開口側(ヘッド側)にはヘッドカバーアッセンブリ13が取付けられている。ヘッドカバーアッセンブリ13には、ヘッド側軸受け15及び給電端子17が取付けられている。
回転軸5はボトム19側に設けたボトム側軸受け23とヘッド側に設けたヘッド側軸受け15とにより回転自在に保持されている。回転軸5のヘッド側端にはアダプタ25が取付けられており、アダプタ25から回転出力が外部機構に伝達される。
ロータ6は、図1(a)及び図6に示すように、円筒形状のコイル体7と、コイル体7の内側に嵌合固定されたホイール8とから構成されており、コイル体7にはブラシ28から整流子24を経て給電されるようになっている。
コイル体7は、銅板をエッチングして形成されており、マグネット9の外周側にマグネット9と隙間をあけて配置されている。
ホイール8は、回転軸5に固定してあり、回転軸5と共に回転するようになっている。このホイール8はアルミニウム製であるが酸化皮膜処理されていない。
マグネット9はマグネットホルダ11の外周に固定されており、マグネットホルダ11は、ハウジング3のボトム19に嵌合固定されている。
ここで、ロータ6の絶縁構造について説明する。図1(b)に示すように、ホイール8の外周面には線状絶縁材31が巻かれて外周面を覆った線材層33と、線材層33の外側を絶縁性接着剤35で覆った接着剤層37と、更にその外周に線状絶縁材31を巻いて覆った第2の線材層50を形成してある。コイル体7にはホイール8の絶縁性接着剤35と同種の接着剤39をコイル体7の外周面に塗布して製造してあり、絶縁性接着剤35及び39によりコイル体7とホイール8とを接着固定している。
線状絶縁材31は、径が約20μmのグラスファイバーであり、ホイール8の外周面8aに密着して一列に巻かれている。
ホイール8の絶縁性接着剤35は、絶縁性熱硬化樹脂であり、具体的にはポリイミドである。絶縁性接着剤35はホイール8の外周面8aからホイール8の両側端面8b、8cに食み出して形成しており、ホイール8の外周部では、外周面8a、両側端面8b、8cとの三面を覆っている。コイル体7の外周面に塗布する絶縁性接着剤39もポリイミドである。
次に、図2〜図4を参照して、ロータ6の製造方法について説明する。まず、図2(a)に示すように、ホイール8の外周面8aにグラスファイバー(線状絶縁材)31を巻きつけて外周面を覆って線材層33を形成する(線材層形成工程)。尚、ホイール8において外周面8aの端面8b、8c側の縁部は切除(面取り)されている。
続いて、図2(b)に示すように、線材層33の外周側に熱硬化性の絶縁性接着剤35を塗布した後に加熱して熱硬化させる(接着剤層形成工程)。この接着剤層形成工程では、線材層33を形成した後のホイール8を図3(a)に示すように、一方のマンドレル41及び他方のマンドレル43(塗布用治具)で挟持して貫通するボルトで締め上げ、ホイール8の外周面をローラ45に接触させながら、絶縁性接着剤35を塗布して、接着剤層を所定の厚みに形成する。
一方及び他方のマンドレル41、43は、図3(b)及び図4に示すように、各々円柱形状を成してあり、一方及び他方のマンドレル41、43にはホイール側端面の周縁を切除した切除部47が形成されている。このように切除部47を形成することにより、図2(b)に示すように、ホイール8の外周面8aに形成する接着剤層37に端面側に突出した食み出し部37aを形成することができる。マンドレルに切除部47を形成することによりホイール8に形成する接着剤層37の食み出し部37aを容易に形成する。
接着剤層形成工程では、絶縁性接着剤35の塗布と熱硬化とを複数回繰り返して、接着剤層37を形成する。接着剤層37は絶縁性接着剤35の塗布と加熱硬化を複数回繰り返して形成することにより絶縁性接着剤35中の気化成分が蒸散して気泡を低減できるので、絶縁性を高め、耐電圧に優れる。絶縁性接着剤35の塗布と温度との関係は図5のグラフに示すように、絶縁性接着剤35を塗布した後、所定温度(熱硬化温度よりも少し低い温度)まで加熱して絶縁性接着剤35を再度塗布し、更に温度を上昇させた後に絶縁性接着剤35を塗布することを3〜5回繰り返して所定の厚みにした後、熱硬化温度を十分に越える温度まで上昇させ、その後にクールダウンする。そして、接着剤層37の外周に線状絶縁材31を巻き付けて第2の線材層50を形成する。
次に、図2(c)に示すように、ホイール8の外周にコイル体7を巻いた後、コイル体7の外周面全面に、ホイール8の接着剤層37の絶縁性接着剤35と同種の絶縁性接着剤39を塗布して熱硬化する(コイル体固定工程)。コイル体7の外周面に塗布した絶縁性接着剤39は、コイル体7においてはエッチングで形成した隙間を通って、ホイール8の接着剤層37の接着剤35と融合して熱硬化する。これにより、図1(b)に示すように、ホイール8の外周部では、接着剤層37が外周面8aと両端面8b、8cとを覆うように形成される。
次に、本発明にかかるコアレスモータの作用効果について説明する。
コアレスモータの駆動は、ブラシ28に電流を給電すると、ブラシ28に摺接する整流子24からコイル体7に給電され、マグネット9とコイル体7との間に生じる電磁力によりコイル体7が回転軸5と共に回転する。
本実施の形態に係るコアレスモータ1によれば、ホイール8の外周面8aには接着剤層37の下に線状絶縁材31を巻いた線材層33を形成しているので、接着剤層37の定着性が良い。これにより、高い耐電圧を得ることができると共に経年劣化し難く長期使用が可能である。
本実施の形態にかかるロータ6おいて、ホイール8の接着剤層37は絶縁性接着剤35を3〜5回塗布と熱硬化を繰り返して50μm〜80μmの厚みとしたもの(実施例品)と、酸化皮膜処理したアルミニウム製ホイールを接着剤でコイル体に接着固定したもの(従来品)とについて、コイル体とホイールとの間に電圧を印加して、耐電圧を測定したところ、実施例品は700V〜1000Vの電圧でも1mA以下の電流であったが、従来品では300Vで1mAの電流を越えた。更に、本発明品では厚みを厚くしたものは、最大2500Vの電圧でも1mA以下であった。尚、耐電圧測定機としては、シャンハイ・ステ・エレクトリック・コーポレイション(Shanghai SuTe Electric Co.,Ltd)製のZHZ8を用いた。また、実施例品は接着材層の厚みを50、60、70、80μmのものを各々製造して耐電圧を測定した。
絶縁性接着剤35の定着性が良いのは、線状絶縁材31をホイール8に巻くことにより線材31間に絶縁性接着剤35が入り込むと共に接着面積が増加する為と考えられる。更に、絶縁性接着剤35はコイル体7の外周面に塗布する絶縁性接着剤39と同種にしているので、コイル体7の絶縁性接着剤39との相溶性が良くホイール8とコイル体7との接着性に優れる。
アルミニウム製ホイール8に酸化皮膜処理をすることなく使用できるので、製造が容易である。
線状絶縁材31をグラスファイバーとしてあるので、絶縁性接着剤として熱硬化樹脂を用いて加熱硬化した場合にも、加熱による溶融や変性の影響を受けないで済む。
絶縁性接着剤層37がホイール8の外周部において外周面8aと両端面8b,8cとの3面に跨っているので、更に耐電圧に優れる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
図8に示すように、絶縁性接着剤層形成工程では、図8(b)に示すような中間マンドレル(中間治具)49を用いて、図8(a)に示すように、線材層33を形成後のホイール8を複数個同時に一方のマンドレル41及び他方のマンドレル43で挟持して、全体を貫通するボルトで締め上げ、絶縁性接着剤35を塗布するものであっても良い。複数のホイール8に同時に接着剤層37を形成できるので、製造効率が良い。
熱硬化性接着材は、二液性硬化接着剤であっても良い。
また、図9に示すように、ホイール8には第2の線材層50を形成しないで、線材層33と接着剤層37のみとしても良い。
図10及び図11を参照して第2実施の形態について説明するが、以下の説明では上述した実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、上述した実施の形態と主に異なる点を説明する。尚、図10は図11(a)に示すE―E断面図であり、図11は風力発電装置の図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
第2実施の形態に係るブラシレス発電機61は、風力発電装置63に用いられるものであり、風を受ける羽根65に回転軸5が固定されており、回転軸5に固定されたロータ67には、マグネット9が周方向に配置固定されている。この実施の形態では、電機子をステータ69として用いており、ステータ(電機子)69のコイル体7の外周にロータ67のマグネット9が対向配置されており、ロータ67はコイル体7の周囲に沿って回転し、ロータ67の回転によりコイル体7に形成されている複数のコイル回路に生じる電磁誘導電流を導出するようになっている。
コイル体7の内周にはホイール8が固定されており、コイル体7とホイール8との固定部分は第1実施の形態と同様に絶縁処理されている。
この第2実施の形態に係るブラシレス発電機61によれば、図1及び図2に示す第1実施の形態及び図9に示す他の実施の形態と同様に、ホイール8の外周面8aには接着剤層37の下に線状絶縁材31を巻いた線材層33を形成しているので、接着剤層37の定着性が良く、高い耐電圧を得ることができると共に経年劣化し難く長期使用が可能である。
さらに、ブラシレス発電機61は、コギングトルクがなく起動抵抗が小さいので、風力発電装置63は、微風から風車を回すことができる。また、ブラシレス発電機は鉄損がないので発電機効率がよい。さらに、ブラシレス発電機61は鉄心が無いので、発電機61の重量が軽く、軽量な発電システムを構築することができる。
コイル体7には銅板をエッチングしてコイル回路を形成しているので、コイル回路を薄く精密に作ることができる。その結果、エアギャップが狭くなり、薄いマグネット9を用いてもエアギャップの磁束密度を高めることができ、マグネット重量を少なくできる。また、機械的に精密で強度の高いコイル体7の製作が可能であり、信頼性が高い。
本実施の形態に係るコアレスモータ用ロータの図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すA部の断面図である。 図1に示すロータの製造工程を示す断面図である。 接着剤層形成工程を説明する図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)示すB部の断面図である。 ホイール挟持用治具をホイールと共に示す分解斜視図である。 接着剤層形成工程における接着剤の塗布と温度との関係を示すグラフである。 本実施の形態に係るコアレスモータの縦断面図である。 図6のA−A断面図である。 他の実施の形態にかかる接着剤層形成工程を説明する図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)に示す中間マンドレルを抜き出して示す斜視図である。 他の実施の形態にかかるコアレスモータ用ロータ図であり、図1(b)と同じ部位における断面図である。 第2実施の形態にかかるブラシレス発電機の図であり、図11(a)に示すE―E断面図である。 第2実施の形態にかかるブラシレス発電機を用いた風力発電装置の図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
1 コアレスモータ
3 ハウジング
5 回転軸
6 ロータ(電機子)
7 コイル体
8 ホイール
31 線状絶縁材
33 線材層
35 絶縁性接着剤
37 接着剤層
39 絶縁性接着剤(コイル体の外周面に塗布する接着剤)
41、43 マンドレル
47 切除部
50 第2の線材層
61 ブラシレス発電機
67 ステータ(電機子)

Claims (4)

  1. 円筒形状のコイル体と、外周面がコイル体の内周面に固定されたホイールとを備える電機子において、
    ホイールの外周面には線状絶縁材を巻いて外周面を覆った線材層と、線材層の外周側を絶縁性接着剤で覆った接着剤層とを形成してあり、ホイールの外周にコイル体を配置した後にホイールの絶縁性接着剤と同種の接着剤をコイル体の外周面に塗布してあり、ホイールの外周面にはその両端部に各々面取りした傾斜面が形成してあり、前記接着剤層はホイールの外周面及び前記傾斜面を覆うと共にホイールの両端面側でホイールの厚みよりも食み出して形成してあることを特徴とする電機子。
  2. 請求項1に記載の電機子の製造方法であって、ホイールの外周面にはその両端部に各々面取りした傾斜面が形成してあり、ホイールの外周面に線状絶縁材を巻き付けて外周面に線材層を形成する第1線材層形成工程と、線材層の外側に絶縁性熱硬化接着剤を塗布して熱硬化する接着剤層形成工程と、接着剤層の外周に線状絶縁材を巻き付けて第2の線材層を形成する第2線材層形成工程と、ホイールの外周に円筒形状のコイル体を配置した後、コイル体の外周面全面にホイールの絶縁性熱硬化接着剤と同種の絶縁性熱硬化接着剤を塗布して熱硬化するコイル体固定工程とをこの順序で備え、前記接着剤層形成工程は、アルミホイールの一端面に一方マンドレルの端面を当接し、アルミホイールの他端面に他方のマンドレルの端面を当接して、一方及び他方のマンドレルでアルミホイールを挟み込んでアルミホイールの外周面に絶縁性熱硬化接着剤を塗布しており、一方及び他方のマンドレルは、アルミホイールとの当接端側の外周縁を切除してあり、絶縁性熱硬化接着剤を切除部に入り込ませて熱硬化することを特徴とする電機子の製造方法。
  3. 請求項1に記載の電機子をコアレスモータのロータとして用い、ロータに固定した回転軸と、ロータのコイル体の内側に配置されたマグネットと、ロータのコイル体に接続した整流子と、整流子に接触するブラシとをハウジング内に備え、ブラシに給電することによりロータを回転することを特徴とするコアレスモータ。
  4. 請求項1に記載の電機子のコイル体には複数のコイル回路が形成してあり、この電機子をブラシレス発電機のステータとして用いており、ステータのコイル体に対向配置されたマグネットを有すると共にコイル体の周囲に沿って回転するロータとを備え、ロータの回転によりコイル体のコイル回路に生じる電磁誘導電流を導出することを特徴とするブラシレス発電機。
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