JP4992752B2 - 事象情報サーバ、制御方法および制御プログラム - Google Patents

事象情報サーバ、制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、事象情報サーバ、制御方法および制御プログラムに関する。
従来より、事象に関する状態を示す情報であるプレゼンス情報を、当該プレゼンス情報を知ることを希望するウォッチャに対して開示するプレゼンスサーバ(事象情報サーバ)について、様々な研究が行われている。
例えば、プレゼンスサーバは、プレゼンティティ(プレゼンス情報を発信する発信元)を一意に特定するプレゼンティティ情報に対応付けて、ウォッチャを一意に特定する情報であるウォッチャ情報やプレゼンス情報をデータベースに記憶する。そして、プレゼンスサーバは、プレゼンティティから受信したプレゼンス情報を、当該プレゼンティティを示すプレゼンティティ情報に対応付けられたウォッチャ情報をデータベースから読み出して、ウォッチャに送信(開示)する。
なお、特許文献1(特開2001−265653号公報)には、本体とディスクコントローラと磁気ディスク装置とを備える装置が、本体が有するキャッシュメモリとディスクコントローラが備えるキャッシュメモリとを使い分ける技術が開示されている。
特開2001−265653号公報(第1−5頁、第1−2図)
ところで、上記した従来の技術は、以下で説明するように、事象に関する状態を示す情報である事象情報を通知する際の処理時間を十分に短縮することができないという課題があった。
例えば、上記した従来のプレゼンスサーバは、プレゼンティティからプレゼンス情報が通知される毎に、上記したデータベース(例えば、HDDなど)にアクセスする処理を行うことにより、単位時間あたりのプレゼンス通知数が増大するに従い、データベースへの同時アクセス競合による待機時間が増大し、システムの応答性能が低下し、プレゼンス情報を通知する際の処理時間を十分に短縮することができなかった。
なお、上記した特許文献1における技術は、OSが有するキャッシュにおいて格納されているデータでない場合か否かのみを判別してキャッシュを制御するにすぎず、プレゼンスサーバに適用してプレゼンス情報を通知する際の処理時間を十分に改善することはできない。
なお、上記した課題は、プレゼンスサーバに限られず、事象情報を発信する発信元から受信し、当該発信元から受信した事象情報を通知先に送信する事象情報サーバでも同様の課題となる。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、事象情報を通知する際の処理時間を短縮することが可能である事象情報サーバ、制御方法および制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この事象情報サーバは、事象に関する状態を示す情報である事象情報を、当該事象情報を発信する発信元から受信し、当該発信元から受信した事象情報を通知先に送信する事象情報サーバであって、前記発信元を特定する発信元情報に対応付けて、当該発信元から受信した事象情報を通知する通知先を一意に特定する通知先情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段によって記憶される情報の一部を一時的に記憶し、前記第1の記憶手段と比較してより高速にアクセスすることが可能である第2の記憶手段と、前記発信元から、当該発信元を特定する前記発信元情報と前記事象情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって前記発信元情報が受信されると、当該発信元情報に対応付けられた前記通知先情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から当該通知先情報を取得し、前記通知先情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から当該通知先情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記通知先情報によって特定される通知先に、前記受信手段によって受信された前記事象情報を送信する送信手段と、前記受信手段によって受信された事象情報から、当該事象情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する予測手段と、前記予測手段によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該事象情報を発信した発信元を特定する発信元情報と、当該発信元情報に対応付けられて前記第1の記憶手段によって記憶されている前記通知先情報とを、前記第2の記憶手段に格納する格納手段と、を備えたことを要件とする。
また、この事象情報サーバは、さらに、前記第1の記憶手段および前記第2の記憶手段は、前記発信元情報と対応付けて、当該発信元情報によって特定される発信元から発信された最新の前記事象情報をさらに記憶するものであって、前記取得手段は、前記発信元情報に対応付けられた前記通知先情報および前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から前記事象情報をさらに取得し、前記通知先情報および前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から前記事象情報をさらに取得し、前記取得手段によって前記事象情報が取得されると、前記受信手段によって受信された前記事象情報が、前記取得手段によって取得された前記事象情報から更新されているかを判別する更新判別手段をさらに備え、前記送信手段は、前記更新判別手段によって更新されていると判別された場合にのみ、受信された前記事象情報を送信し、前記格納手段は、前記発信元情報と対応付けて、前記受信手段によって受信された前記事象情報をさらに前記第2の記憶手段に格納することを要件とする。
また、この事象情報サーバは、さらに、発信元から発信された前記事象情報の通知を要求する通知要求を通知先から受付ける際に、当該発信元を特定する前記発信元情報と、当該通知先を特定する要求通知先情報とを受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段によって前記発信元情報が受け付けられると、当該発信元情報に対応付けられた前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から前記事象情報を取得し、前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から前記事象情報を取得する要求受付時取得手段と、前記要求受付時取得手段によって取得された前記事象情報を、前記要求受付手段によって受付けられた前記通知先情報によって特定される通知先に送信する要求受付時送信手段と、をさらに備えることを要件とする。
また、この事象情報サーバは、さらに、前記受信手段によって受信された前記事象情報が前記更新判別手段によって更新されていると判別された場合に、当該事象情報が最後に更新されてから再度更新されるまでに現に経過した時間である現更新時間と、前記予測手段によって算出された前記予測時期とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果により、前記予測手段によって算出された前記予測時期より前記現更新時間が閾値以上長いと判別した場合には、前記予測時期を長く修正し、前記予測時期より前記現更新時間が閾値以上短いと判別した場合には、前記予測時期を短く修正する修正手段と、をさらに備えたことを要件とする。
また、この事象情報サーバは、さらに、前記事象情報各々に対応付けて、当該事象情報が送信されると連動して送信される可能性が高い事象情報である関連事象情報を記憶する関連記憶手段と、受信された事象情報が前記送信手段によって送信される場合に、当該事象情報と対応付けて記憶されている関連事象情報を前記関連記憶手段から取得し、関連事象情報として取得した前記事象情報に対応付けられた前記通知先情報と前記発信元情報とを前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段から取得し、取得した前記通知先情報と前記発信元情報とを前記第2の記憶手段に格納する関連格納手段と、をさらに備えることを要件とする。
この事象情報サーバは、事象に関する状態を示す情報である事象情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
また、この事象情報サーバは、事象情報が更新されているかを確認する際の処理時間を短縮することが可能である。
また、この事象情報サーバは、発信元から発信された事象情報の通知を要求する通知要求を通知先から受付けた際にも、当該発信元情報に対応する事象情報を取得する時間を短縮することが可能であり、また、事象情報が更新されているかを確認する際の処理時間を短縮することが可能である。
また、この事象情報サーバは、予測の精度を向上することができ、更新頻度が高い事象情報等のみをキャッシュに記憶させることが可能であり、その結果、キャッシュを効率的に使用して、事象情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
また、この事象情報サーバは、互いに連動する可能性が高い事象情報について、予めキャッシュに記憶させることにより、事象情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
また、この事象情報サーバは、通知先の数も考慮してキャッシュに格納する事象情報等を決定することができ、キャッシュを効率的に使用して、事象情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る事象情報サーバ、制御方法および制御プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、各実施例で用いる主要な用語を説明し、本実施例に係る事象情報サーバの概要および特徴、事象情報サーバの構成および処理の流れを実施例1にて説明し、次に、その他の実施例を説明する。
[用語の説明]
まず最初に、各実施例で用いる主要な用語を説明する。各実施例で用いる「プレゼンスサーバ(特許請求の範囲に記載の「事象情報サーバ」に対応する)」とは、プレゼンス情報を、当該プレゼンス情報を発信するプレゼンティティ(特許請求の範囲に記載の「発信元」に対応する。)から受信し、当該プレゼンティティから受信したプレゼンス情報をウォッチャ(特許請求の範囲に記載の「通知先」に対応する。)に送信するサーバのことであり、例えば、プレゼンスサーバなどがこれに該当する。
また、各実施例で用いる「プレゼンス情報(特許請求の範囲に記載の「事象情報」に対応する。)」とは、事象に関する状態を示す情報のことであり、例えば、プレゼンティティ「特許太郎」の在席状態を示す「在席」や「不在」等、あるいは、所在地やスケジュール状態を示す「出張中」や、プレゼンティティ「携帯電話端末(090−△△△△−○○○○)」の状態を示す「通話中」や「待機中」などがこれに該当する。なお、例えば、「プレゼンス情報」は、XML(Extensible Markup Language)形式などを用いて記述され、送受信されるものである。
また、各実施例で用いる「ウォッチャ情報(特許請求の範囲に記載の「通知先情報」に対応する。)」とは、プレゼンティティから受信したプレゼンス情報を通知するウォッチャを一意に特定する情報であり、プレゼンスサーバがプレゼンス情報を送信する際にウォッチャを特定することを目的として用いられる情報である。例えば、ネットワークにおいてウォッチャを一意に識別する情報などがこれに該当する。具体的に一例をあげると、SIP−URI(Session Initiation Protocol−Uniform Resource Identifier)により示されるアドレスなどが該当する。
また、各実施例で用いる「ディスク装置(特許請求の範囲に記載の「第1の記憶手段」に対応する。)」とは、ウォッチャ情報などを記憶する記憶部であり、いわゆる外部記憶装置等がこれに相当し、例えば、HDD(Hard disk drive、ハードディスクドライブ)や、光磁気ディスク(Magneto Optical Disk、MOディスク)などのディスク装置等が該当する。また、本実施例で用いる「メモリキャッシュ(特許請求の範囲に記載の「第2の記憶手段」に対応する。)」とは、ウォッチャ情報などを一時的に記憶する記憶部であり、いわゆる内部記憶装置等がこれに相当し、例えば、メインメモリやメモリキャッシュなどが該当する。
ここで、「ディスク装置」と「メモリキャッシュ」とは、プレゼンスサーバがこれらの記憶部にアクセスする際に必要とする時間に違いがあり、具体的には、「ディスク装置」にアクセスする際に必要とする時間と比較して、「メモリキャッシュ」にアクセスする際に必要とする時間は短い。言い換えると、「メモリキャッシュ」は、「ディスク装置」と比較してより高速にプレゼンスサーバからアクセスすることが可能な記憶部である。
また、各実施例では、特許請求の範囲に記載の「第1の記憶部」に対応する装置がディスク装置であり、特許請求の範囲に記載の「第2の記憶部」に対応する装置がメモリキャッシュである場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、「第1の記憶部」に対応する装置は、特許請求の範囲に記載の「第2の記憶部」に対応する装置と比較して低速なアクセスのみが許される記憶部であればよく、「ディスク」を有する記憶部に限定されるものではない。
[プレゼンスサーバの概要および特徴]
次に、図1を用いて、本実施例に係るプレゼンスサーバの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るプレゼンスサーバの概要および特徴を示すための図である。ここで、実施例1に係るプレゼンスサーバは、以下で説明するように、事象に関する状態を示す情報である事象情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することができる点に主たる特徴がある。
すなわち、同図に示すように、実施例1に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティを特定する発プレゼンティティ情報に対応付けて、当該プレゼンティティから発信された最新のプレゼンス情報と、ウォッチャ情報とを記憶するディスク装置を有する。例えば、図1の(1)に示すように、実施例1に係るプレゼンスサーバは、ディスク装置に、当該ディスク装置内に記憶している情報の一部として、プレゼンティティ情報「特許太郎」と対応付けて、プレゼンス情報「離席中」と、ウォッチャ情報「特許花」とを記憶する。
また、実施例1に係るプレゼンスサーバは、ディスク装置によって記憶される情報の一部を一時的に記憶するメモリキャッシュを有する。例えば、図1の(2)に示すように、実施例1に係るプレゼンスサーバは、メモリキャッシュに、プレゼンティティ情報「特許太郎」と対応付けて、プレゼンス情報「離席中」と、ウォッチャ情報「特許花」とを記憶する。
なお、ここで、上記したディスク装置は、実施例1に係るプレゼンスサーバによって用いられるすべてのプレゼンティティ情報とウォッチャ情報とを、予め記憶しているものである。また、上記したメモリキャッシュは、後述するように、ディスク装置に記憶されている情報の内更新頻度が高いと予測されたプレゼンス情報に関するプレゼンティティ情報とウォッチャ情報とのみを、実施例1に係るプレゼンスサーバによって格納されて記憶するものである。
このような記憶部を有する実施例1に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティから、当該プレゼンティティを特定するプレゼンティティ情報とプレゼンス情報とを受信する。例えば、図1の(3)の「例1」に示すように、実施例1に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティ「特許太郎」から、プレゼンティティ情報「特許太郎」とプレゼンス情報「通話中」とを受信する。
そして、プレゼンティティ情報が受信されると、実施例1に係るプレゼンスサーバの取得部は、当該プレゼンティティ情報に対応付けられたウォッチャ情報とプレゼンス情報とがメモリキャッシュによって記憶されている場合には、メモリキャッシュから当該ウォッチャ情報と当プレゼンス情報とを取得し、メモリキャッシュによって記憶されていない場合には、ディスク装置から当該ウォッチャ情報と当該プレゼンス情報とを取得する。
例えば、図1の(3)の「例1」に示す例を用いて説明すると、図1の(4a)に示すように、実施例1に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティ情報「特許太郎」に対応付けられたウォッチャ情報とプレゼンス情報とがメモリキャッシュによって記憶されているため、メモリキャッシュから、ウォッチャ情報「特許花」とプレゼンス情報「離席中」とを取得する。また、例えば、図1の(3)の「例2」に示す例を用いて説明すると、図1の(4b)に示すように、実施例1に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティ情報「地震情報(△○気象庁)」に対応付けられたウォッチャ情報とプレゼンス情報とがメモリキャッシュによって記憶されていないため、ディスク装置から、ウォッチャ情報「特許花」とプレゼンス情報「未発生」とを取得する。
そして、実施例1に係るプレゼンスサーバの更新判別部は、受信したプレゼンス情報が、取得部によって取得されたプレゼンス情報から更新されているかを判別する。例えば、図1の(3)の「例1」に示す例を用いて説明すると、受信したプレゼンス情報「通話中」が、取得部によって取得されたプレゼンス情報「離席中」と異なっているため、更新ありと判別する。一方、例えば、図1の(3)の「例2」に示す例を用いて説明すると、受信したプレゼンス情報「未発生」が、取得部によって取得されたプレゼンス情報「未発生」と同じため、更新なしと判別する。
そして、実施例1に係るプレゼンスサーバは、更新判別部によって更新されていると判別された場合にのみ、受信したプレゼンス情報をウォッチャーに送信する。例えば、図1の(3)の「例1」に示す例を用いて説明すると、図1の(5)に示すように、プレゼンスサーバは、更新ありと判別されたプレゼンス情報「通話中」のみを、対応するウォッチャ「特許花」に送信する。
また、図1の(6)に示すように、実施例1に係るプレゼンスサーバの予測部は、受信されたプレゼンス情報から、当該プレゼンス情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する。具体的な一例をあげて説明すると、実施例1に係るプレゼンスサーバの予測部は、プレゼンス情報とその後更新されると予測される予測時期とを対応付けて予め記憶し、予測を行う際に、受信されたプレゼンス情報に対応付けられた予測時期を取得する。例えば、図1の(1)に示した例を用いて予測結果の一例を示すと、「例2」について「一ヶ月」と予測し、「例3」について「3分」と予測する。
そして、図1の(7)に示すように、実施例1に係るプレゼンスサーバの格納部は、予測部によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該プレゼンス情報を発信したプレゼンティティを特定するプレゼンティティ情報と、受信したプレゼンス情報と、プレゼンティティ情報に対応付けられてディスク装置によって記憶されているウォッチャ情報とを、メモリキャッシュに格納する。
例えば、図1の(1)の「例2」と「例3」とを用いて説明すると、実施例1に係るプレゼンスサーバの格納部は、予め設定されている閾値が「5分」である場合に、予測時期が当該閾値内である「例3」についてのみ、図1の(8)に示すように、プレゼンティティ情報「特許次郎」と、受信したプレゼンス情報「通話中」と、プレゼンティティ情報「特許次郎」に対応付けられてディスク装置に記憶されているウォッチャ情報「特許花」とを、メモリキャッシュに格納する。
このようなことから、実施例1に係るプレゼンスサーバは、上記した主たる特徴の如く、事象に関する状態を示す情報であるプレゼンス情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
[プレゼンスサーバの構成]
次に、図2〜6を用いて、図1に示したプレゼンスサーバの構成を説明する。なお、図2は、実施例1に係るプレゼンスサーバの構成を示すブロック図である。図3は、実施例1におけるディスク装置11に格納されている情報の一例を説明するための図である。図4は、実施例1におけるメモリキャッシュ部10に格納されている情報の一例を説明するための図である。図5は、実施例1におけるプレゼンス情報を説明するための図である。図6は、実施例1におけるプレゼンス通知予測部14を説明するための図である。図2に示すように、このプレゼンスサーバはプレゼンス通知受付部12と、プレゼンス翻訳部13と、プレゼンス通知予測部14と、ウォッチャ要求受付部16と、対ウォッチャ通知部17と、メモリキャッシュ制御部15と、ディスク装置制御部18と、メモリキャッシュ部10と、ディスク装置11とから構成される。なお、プレゼンス通知受付部12は、特許請求の範囲に記載の「受信手段」に対応し、プレゼンス通知予測部14は、特許請求の範囲に記載の「予測手段」に対応し、対ウォッチャ通知部17は、特許請求の範囲に記載の「送信手段」に対応する。
なお、以下の説明では、本発明に係るプレゼンスサーバは、プレゼンス情報として、プレゼンティティから受信したプレゼンス情報の種類を示す「Tuple id」と、プレゼンス情報を示す「status」とをセットとして扱うものとして説明する。また、プレゼンス情報は、XML形式によって記述され送受信されるものとして説明する。
ディスク装置11は、プレゼンティティ情報に対応付けて、ウォッチャ情報と、当該プレゼンティティ情報によって特定されるプレゼンティティから発信された最新のプレゼンス情報とを記憶する。例えば、図3に示すように、ディスク装置11は、プレゼンティティ情報に対応付けて、プレゼンス情報(「Tuple id」と「status」)と、ウォッチャ情報とを記憶する。具体的な一例をあげて説明すると、図3に示すように、ディスク装置11は、ディスク装置11内に記憶する情報の一部として、プレゼンティティ情報「携帯電話端末(090−△△△△―□□□□)」に対応付けて、Tuple id「通話状態」と、status「待機中」と、ウォッチャ情報「特許桜子」と「特許愛子」と「特許花」とを記憶する。
メモリキャッシュ部10は、ディスク装置11によって記憶される情報の一部を一時的に記憶する。例えば、図4の(1)に示すように、プレゼンティティ情報に対応付けて、プレゼンス情報(「Tuple id」と「status」)と、ウォッチャ情報とを記憶する。具体的な一例をあげて説明すると、図4に示すように、メモリキャッシュ部10は、ディスク装置11によって記憶される情報の一部として(図3参照)、プレゼンティティ情報「特許三郎」に対応付けて、Tuple id「ユーザ情報」と、status「通話中」と、ウォッチャ情報「特許花」とを記憶する。
なお、メモリキャッシュ部10は、ディスク装置11によって記憶される情報の一部を記憶するものであるが、後述するように、メモリキャッシュ部10が記憶するプレゼンス情報(特に、「status」)と、ディスク装置11が記憶する対応するプレゼンス情報とが、常に同一であるとは限られないものである。例えば、一時的に、メモリキャッシュ部10のみが、最新のプレゼンス情報を記憶し、ディスク装置11は、対応するプレゼンス情報として、最新のものではない情報を記憶している場合がある。
また、ディスク装置11とメモリキャッシュ部10とは、プレゼンスサーバがこれらの記憶部にアクセスする際に必要とする時間に違いがあり、具体的には、ディスク装置11にアクセスする際に必要とする時間と比較して、メモリキャッシュ部10にアクセスする際に必要とする時間は短い。言い換えると、メモリキャッシュ部10は、ディスク装置11と比較してより高速にプレゼンスサーバからアクセスすることが可能な記憶部である。
プレゼンス通知受付部12は、プレゼンティティから、プレゼンティティ情報とプレゼンス情報とを受信する。例えば、プレゼンティティ「特許三郎」から、プレゼンス情報としてTuple id「ユーザ情報」とstatus「通話中」とを受付け、プレゼンティティ「○△交通局」から、プレゼンス情報として、Tuple id「交通量」とstatus「事故中」とを受付ける。さらに具体的な一例をあげて説明すると、図5の(1)に示すように、プレゼンス通知受付部12は、XML形式において示されたプレゼンティティ情報とプレゼンス情報とを受付けると、受付けたプレゼンティティ情報とプレゼンス情報とをそのまま後述するプレゼンス翻訳部13に送る。図5の(1)に、XML形式で記述されたプレゼンティティ情報とプレゼンス情報の例を示す。
プレゼンス翻訳部13は、プレゼンス情報の内容を翻訳する。例えば、プレゼンス翻訳部13は、プレゼンス通知受付部12によって受付けられたプレゼンティティ情報とプレゼンス情報とから、後述するプレゼンス通知予測部14等による処理において必要な情報を取得する。さらに具体的な例をあげて説明すると、プレゼンス翻訳部13は、一般的なXMLパーサを利用するなどにより、図5の(1)に示すようなプレゼンス通知受付部12によって受信されたデータから、図5の(2)に示すように、プレゼンティティ情報と、プレゼンス情報に含まれるTuple IDの内容及びstatusの内容とを切り出して取り出す。なお、ここでいうXMLパーサとは、XML文書を、アプリケーションソフトが利用しやすい形に変換するソフトウェアのことを示す。
プレゼンス通知予測部14は、プレゼンス通知受付部12によって受信されたプレゼンス情報から、当該プレゼンス情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する。例えば、図6に示すように、プレゼンス通知予測部14は、プレゼンス情報(「Tuple id」と「status」)に対応付けて、当該プレゼンス情報がその後更新される時期を示す「次更新予測」を予め予測テーブルに記憶する。具体的に一例をあげて説明すると、図6に示すように、Tuple id「携帯電話端末」とstatus「待機中」とに対応付けて、次更新予測「20分」を記憶する。なお、「次更新予測」とは、特許請求の範囲に記載の「予測時期」に対応する。
また、例えば、プレゼンス通知予測部14は、プレゼンス翻訳部13から翻訳結果を受信すると、受信したプレゼンス情報と、予測テーブルに記憶されているプレゼンス情報のいずれか一つとが、一致するかを判別して比較する。ここで、プレゼンス通知予測部14は、予測テーブルに一致するプレゼンス情報がある場合には、当該プレゼンス情報に対応付けられた「次更新時期」を予測テーブルから取得する。そして、図5の(3)に示すように、プレゼンス通知予測部14は、次予測時期を併せて、プレゼンス翻訳部13から受信した翻訳結果を後述するメモリキャッシュ制御部15に送る。一方、プレゼンス通知予測部14は、一致するプレゼンス情報がない場合には、予測時期を「不明」とする。
なお、本実施例では、プレゼンス通知予測部14は、「次更新予測」として更新間隔(時間)を記憶する場合について説明するが、本発明の実施はこれに限定されるものではなく、次に更新が行われると予測される「時刻」を「次更新予測」として記憶してもよい。例えば、メモリキャッシュ部10やディスク装置11は、プレゼンティティ情報ごとに「次更新予測」を記憶し、プレゼンス通知予測部14は、更新が行われる毎に、対応する「次更新予測」を更新し、「次更新予測」として「時刻」を記憶してもよい。
また、本実施例では、プレゼンス通知予測部14は、「プレゼンス情報」に対応付けて「次更新予測」を予め予測テーブルに記憶する場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、「次更新予測」を予め予測テーブルに記憶せずに、受信したプレゼンス情報等から(例えば、予測を行う際に用いる計算式を予め記憶することによって)その都度予測を行ってもよい。
また、上記した次更新時間の設定(または算出)について、さらに具体例をあげて説明すると、例えば、プレゼンティティが携帯電話端末である場合に、待機中から通話中へと更新されるプレゼンス通知が行われた場合に、近い未来において、通話中から待機中へ更新されるプレゼンス通知が行われると予測できる。この結果、プレゼンス通知予測部14においては、次更新時間として、相対的に短い時間が設定される(短い時間を算出する)。
また、プレゼンス情報がスケジュールであり、例えば、「出張中」を表している場合、出張状態は電話にくらべて長い間同一状態が続くのが一般的であり、近い未来においてプレゼンスの通知は行われないと予測できる。この結果、プレゼンス通知予測部14においては、次更新時間として、相対的に長い時間が設定される(長い時間を算出する)。
また、単位時間あたりの交通量をプレゼンス情報として取り扱う場合、交通量は常に変更するため、近い未来において、プレゼンスの通知が行われると予測できる。この結果、プレゼンス通知予測部14においては、次更新時間として、相対的に短い時間が設定される(短い時間を算出する)。
メモリキャッシュ制御部15は、各種のメモリ制御処理プログラムを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、取得部19と、更新判別部20と、格納部21とを備える。なお、取得部19は、特許請求の範囲に記載の「取得手段」に対応し、更新判別部20は、特許請求の範囲に記載の「更新判別手段」に対応し、格納部21は、特許請求の範囲に記載の「格納手段」に対応する。
取得部19は、受信したプレゼンティティ情報に対応付けられたウォッチャ情報およびプレゼンス情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されている場合には、当該メモリキャッシュ部10から当該ウォッチャ情報およびプレゼンス情報を取得し、ウォッチャ情報およびプレゼンス情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されていない場合には、ディスク装置11から当該ウォッチャ情報およびプレゼンス情報を取得する。
取得部19は、プレゼンティティ情報とプレゼンス情報とをプレゼンス通知予測部14から受信すると、受信したプレゼンティティ情報に対応付けられたプレゼンス情報およびウォッチャ情報とがメモリキャッシュ部10にあるかを判別する。ここで、例えば、図3および図4を用いて説明すると、プレゼンティティ情報「特許三郎」についてプレゼンス通知予測部14から受信した場合には、取得部19は、対応するプレゼンス情報とウォッチャ情報とがメモリキャッシュ部10にあると判別し、当該「特許三郎」に対応するTuple id「ユーザ情報」とstatus「通話中」とをメモリキャッシュ部10から取得する。一方、例えば、プレゼンティティ情報「特許太郎」についてプレゼンス通知予測部14から受信した場合には、取得部19は、メモリキャッシュ部10にないと判別し、当該「特許太郎」に対応するTuple id「スケジュール情報」とstatus「出張中」とをディスク装置11から取得する。
更新判別部20は、プレゼンス通知受付部12によって受付けられたプレゼンス情報の内容と、取得部19によって取得されたプレゼンス情報の内容とが、同じであるか異なっているかを判別する。具体的には、更新判別部20は、当該2つのプレゼンス情報の内容を比較して変化しているかを判別する。例えば、更新判別部20は、プレゼンス通知受付部12によって受付けられたプレゼンス情報が「通話中」であり、取得部19が取得したプレゼンス情報が「通話中」の場合には、2つのプレゼンス情報の内容は同じであるため、プレゼンス情報は変化していない、すなわち、更新なしと判別する。また、プレゼンス通知受付部12によって受付けられたプレゼンス情報が「通話中」であり、取得部19が取得したプレゼンス情報が「待機中」の場合には、2つのプレゼンス情報の内容は異なっているため、プレゼンス情報が変化している、すなわち、更新ありと判別する。
対ウォッチャ通知部17は、更新判別部20によって更新ありと判別されると、受信したプレゼンス情報を送信する。例えば、図3や図4の例を用いて説明すると、プレゼンティティ「特許三郎」とTuple id「ユーザ情報」とstatus「通話中」とがプレゼンス通知受付部12によって受付けられ、更新判別部20によって更新ありと判別された場合には、対ウォッチャ通知部17は、プレゼンティティ「特許三郎」に対応付けられているウォッチャ情報「特許花」に対して、Tuple id「ユーザ情報」とstatus「待機中」とをプレゼンス情報として送信する。
格納部21は、プレゼンス通知予測部14によって予測された次更新予測と、予め設定されている閾値とを比較し、当該次更新予測が当該閾値内である場合には、受信したプレゼンティティ情報とプレゼンス情報と、当該プレゼンティティ情報に対応付けられてディスク装置11によって記憶されているウォッチャ情報とを、メモリキャッシュ部10に格納する。
例えば、格納部21は、次更新予測を受信すると、予め設定されている閾値以内かを比較する。ここで、例えば、予め閾値として「6分」が設定されている場合に、図3の(2)に示すように、プレゼンティティが「特許次郎」であり、プレゼンス情報が、Tuple id「携帯電話端末」とstatus「通話中」であり、次更新予測が「3分」である場合には、格納部21は、次更新予測が「3分」と閾値「6分」とを比較して閾値以内であると判別する。そして、メモリキャッシュ部10に空き容量があるかを判別し、空きが有ると判別する場合には、図4の(2)に示すように、プレゼンティティ「特許次郎」に対応付けて、Tuple id「携帯電話端末」とstatus「通話中」とウォッチャ情報「特許花」とをメモリキャッシュ部10に格納する。
また、例えば、格納部21は、図3に示すように、プレゼンティティが「地震情報(△○気象庁)」であり、次更新予測が「1ヶ月」である場合には、閾値以内でないと判別し、ディスク装置11に格納する。
また、例えば、格納部21は、メモリキャッシュ部10に空きがあるかを判別し、空きがないと判別する場合には、古いデータをメモリキャッシュ部10から削除して、その後、メモリキャッシュ部10にプレゼンス情報等を(例えば、図4の(2)に示すように、プレゼンティティ「特許次郎」に対応付けて、Tuple id「携帯電話端末」とstatus「通話中」とウォッチャ情報「特許花」とを)格納する。
なお、格納部21は、古いデータとして、例えば、最も古く更新されたプレゼンス情報に対応する情報を削除し、また、次更新予測が最も長いデータを削除する。また、メモリキャッシュ部10に格納する情報がすでにメモリキャッシュ部10に格納されている場合には、格納部21は、当該情報を再度格納することなく、処理を終了する。
また、格納部21は、例えば、システムアイドル時(例えば、システムが処理している処理量が少ない時)に、メモリキャッシュ部10に格納されたプレゼンス情報を用いて、ディスク装置11に格納されている対応するプレゼンス情報に対して、プレゼンス情報の更新を行う。例えば、図4の(2)に示すように、プレゼンティティ情報「特許次郎」に対応付けて、Tuple id「携帯電話端末」とstatus「通話中」とウォッチャ情報「特許花」とをメモリキャッシュ部10にのみ格納した場合に、その時点では、ディスク装置11の対応するプレゼンス情報は、図3の(1)に示すように、プレゼンティティ「特許次郎」に対応付けられたプレゼンス情報は、「待機中」のままである。このため、システムアイドル時に、当該プレゼンス情報「待機中」を「通話中」に更新するよう後述するディスク装置制御部18に指示を行う。
なお、ここで、本プレゼンスサーバにおけるメモリキャッシュ部10と、従来の技術において用いられているディスク装置11とメモリキャッシュ部10とが明確に異なる点の一つは、本プレゼンスサーバにおけるメモリキャッシュ部10に記憶されている情報が、更新の都度ディスク装置11に反映する処理を遅延なく実行することを目的として用いられるものではなく(従来のディスクキャッシュ)、当該ディスク装置11に記憶されている情報の内、更新頻度が高い(参照される可能性が高い)一部の情報をメモリキャッシュ部10に記憶させることで、ディスク装置11を用いずに、プレゼンス情報送受信処理を行うことを目的として用いられるものである点にある。
ディスク装置制御部18は、ディスク装置11へのアクセスを制御する。例えば、格納部21からプレゼンス情報を更新する旨の指示を受けると、ディスク装置11にプレゼンス情報を格納して更新処理を行う。また、ディスク装置11から情報(例えば、プレゼンス情報)を読み出す際には、ディスク装置制御部18は、ディスク装置11にアクセスして必要な情報を読み出す。
ウォッチャ要求受付部16は、プレゼンティティ情報に対応付けて、ウォッチャ情報を、メモリキャッシュ部10やディスク装置11に格納する。例えば、ウォッチャ要求受付部16は、プレゼンティティ情報とウォッチャ情報とを受付けると、受付けたプレゼンティティ情報に対応付けて、受付けたウォッチャ情報をディスク装置11に格納する。
なお、このプレゼンスサーバは、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、携帯電話、PHS端末、移動体通信端末またはPDAなどの情報処理装置に、上記したプレゼンス通知受付部12と、プレゼンス翻訳部13と、プレゼンス通知予測部14と、ウォッチャ要求受付部16と、対ウォッチャ通知部17と、メモリキャッシュ制御部15と、ディスク装置制御部18と、メモリキャッシュ部10と、ディスク装置11を搭載することによって実現することもできる。
[プレゼンスサーバによる処理]
次に、図7を用いて、実施例1に係るプレゼンスサーバによる処理を説明する。図7は、実施例1に係るプレゼンスサーバによる処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、プレゼンス通知があると(ステップS101肯定)、つまり、プレゼンス通知受付部12によって、図5の(1)に示すようなプレゼンス情報が受付けられると、プレゼンス翻訳部13は、受付けられたプレゼンス情報の内容を翻訳する(ステップS102)。つまり、例えば、プレゼンス翻訳部13は、プレゼンス通知受付部12によって受信されたプレゼンス情報から、図5の(2)に示すように、プレゼンティティ情報と、プレゼンス情報に含まれるTuple IDの内容及びstatusの内容とを切り出して取り出す。
そして、プレゼンス通知予測部14は、翻訳結果と予測テーブルとを比較する(ステップS103)。つまり、例えば、受信したプレゼンス情報と、予測テーブルに記憶されているプレゼンス情報のいずれか一つとが、一致するかを判別して比較する。ここで、プレゼンス通知予測部14は、予測テーブルに一致するプレゼンス情報がある場合には(ステップS104肯定)、「次更新時期」を予測テーブルから取得する(ステップS105)。一方、プレゼンス通知予測部14は、一致するプレゼンス情報がない場合には(ステップS104否定)、予測時期を「不明」とする(ステップS106)。
そして、メモリキャッシュ制御部15の取得部19は、受信したプレゼンティティ情報に対応付けられたプレゼンス情報およびウォッチャ情報が、既にメモリキャッシュ部10にあるかを判別する(ステップS107)。ここで、メモリキャッシュ部10にあると判別した場合には(ステップS107肯定)、当該プレゼンス情報およびウォッチャ情報をメモリキャッシュ部10から取得する(ステップS108)。一方、取得部19は、メモリキャッシュ部10にないと判別した場合には(ステップS107否定)、当該プレゼンス情報およびウォッチャ情報をディスク装置11から取得する(ステップS109)。
そして、更新判別部20は、受信したプレゼンティティのプレゼンス情報が更新されているかを判別する(ステップS110)。つまり、プレゼンス通知受付部12によって受付けられたプレゼンス情報と、取得部19によって取得されたプレゼンス情報とを比較して、2つのプレゼンス情報の内容が同じであるか異なっているかを判別する。例えば、更新判別部20は、プレゼンス通知受付部12によって受け付けられたプレゼンス情報が「通話中」であり、取得部19が取得したプレゼンス情報が「通話中」の場合には、2つのプレゼンス情報の内容が同じであるため、更新なしと判別し、また、プレゼンス通知受付部12によって受け付けられたプレゼンス情報が「通話中」であり、取得部19が取得したプレゼンス情報が「待機中」の場合には、2つのプレゼンス情報の内容が異なっているため、更新ありと判別する。
ここで、更新判別部20によって更新有りと判別された場合には(ステップS110肯定)、対ウォッチャ通知部17に、受信したプレゼンス情報を、ウォッチャに通知するよう指示する。対ウォッチャ通知部17は、受信したプレゼンス情報を、当該プレゼンス情報のプレゼンティティに対応づけられているウォッチャへ送信する(ステップS111)。対ウォッチャ通知部17は、プレゼンティティ「特許三郎」に対応付けられているウォッチャ情報「特許花」に対して、Tuple id「ユーザ情報」とstatus「通話中」とをプレゼンス情報として送信する。なお、更新判別部20によって更新なしと判別された場合には(ステップS110否定)、プレゼンス情報送信処理行わずに、後述処理を開始する。
そして、格納部21は、次更新予測が閾値以内かを判別する(ステップS112)。つまり、例えば、格納部21は、プレゼンス通知予測部14によって予測された次更新予測と、予め設定されている閾値とを比較して判別する。ここで、当該閾値内である場合には(ステップS112肯定)、メモリキャッシュ部10に空きがあるかを判別し(ステップS113)、空きが有る場合には(ステップS113肯定)、メモリキャッシュ部10に格納する(ステップS114)。つまり、例えば、格納部21は、受信したプレゼンティティ情報とプレゼンス情報と、当該プレゼンティティ情報に対応付けられてディスク装置11によって記憶されているウォッチャ情報とを、メモリキャッシュ部10に格納する。具体的に一例をあげて説明すると、例えば、格納部21は、プレゼンティティ「特許次郎」に対応付けて、Tuple id「携帯電話端末」とstatus「通話中」とウォッチャ情報「特許花」とをメモリキャッシュ部10に格納する。
また、格納部21は、メモリキャッシュ部10に空きがない場合には(ステップS113否定)、古いデータをメモリキャッシュ部10から削除して(ステップS115)、その後、メモリキャッシュ部10に格納する(ステップS114)。そして、格納部21は、システムアイドル時に、ディスク装置11を更新する(ステップS116)。例えば、格納部21は、メモリキャッシュ部10に格納されたプレゼンス情報を用いて、ディスク装置11に格納されている対応するプレゼンス情報に対して、プレゼンス情報の更新を行う。
なお、上記したステップS112において、次更新予測が閾値以内でないと判別された場合には(ステップS112否定)、メモリキャッシュ部10には格納せず、ディスク装置11を更新して(ステップS116)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、プレゼンスサーバは、メモリキャッシュ部10と、ディスク装置11とを有し、プレゼンティティから、プレゼンティティ情報とプレゼンス情報とを受信し、当該プレゼンティティ情報に対応付けられたウォッチャ情報およびプレゼンス情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されている場合には、当該メモリキャッシュ部10から当該ウォッチャ情報およびプレゼンス情報を取得し、ウォッチャ情報およびプレゼンス情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されていない場合には、ディスク装置11から当該ウォッチャ情報およびプレゼンス情報を取得し、受信されたプレゼンス情報が、取得されたプレゼンス情報から更新されているかを判別し、更新されていると判別された場合にのみ、取得されたウォッチャ情報によって特定されるウォッチャに、受信されたプレゼンス情報を送信し、受信されたプレゼンス情報から、当該プレゼンス情報がその後更新される時期を予測し、予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該プレゼンス情報を発信したプレゼンティティを特定するプレゼンティティ情報と、受信したプレゼンス情報と、当該プレゼンティティ情報に対応付けられてディスク装置11によって記憶されているウォッチャ情報とを、メモリキャッシュ部10に格納するので、プレゼンス情報が更新されているかを確認する際の処理時間を短縮することが可能である。
また、実施例1によれば、プレゼンスサーバは、更新の都度ディスク装置11に反映する処理を遅延なく実行することを目的としてメモリキャッシュを使用する従来の手法と比較して、当該ディスク装置11に記憶されている情報の内、更新頻度が高い(参照される可能性が高い)一部の情報をメモリキャッシュ部10に記憶させることができ、ディスク装置11を用いずに、プレゼンス情報送受信処理を行うことが可能である。
さて、これまで、実施例1として、次更新予測のみを用いて、ウォッチャ情報等をメモリキャッシュ部10に格納するかを判別する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、さらに、受信したプレゼンティティ情報に対応付けられたウォッチャの数を併せて用いて判別してもよい。そこで、以下では、実施例2として、図8と図9を用いて、受信したプレゼンティティ情報に対応付けられたウォッチャの数を併せて用いて、ウォッチャ情報等をメモリキャッシュ部10に格納するかを判別する手法について説明する。なお、図8は、実施例2の特徴を説明するための図である。図9は、実施例2におけるウォッチャ登録処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、上記実施例と同様な点に関しては、説明を省略し、または簡略に行う。
実施例2に係るプレゼンスサーバは、図2に示した構成に加えて、メモリキャッシュ制御部15に、プレゼンティティ情報が受信されると、当該プレゼンティティ情報によって特定されるプレゼンティティに対応付けられたウォッチャの数をディスク装置11またはメモリキャッシュ部10から取得するウォッチャ数取得部22(図示せず)をさらに備える。
例えば、図9に示すように、処理の手順について説明すると、実施例2に係るプレゼンスサーバ(ウォッチャ数取得部22)は、ウォッチャ登録を受付けると(ステップS201)、ウォッチャ情報数を取得する(ステップS202)。具体的には、実施例2に係るプレゼンスサーバ、ウォッチャ要求受付部16によって受付けられたプレゼンティティ情報と対応付けて、ディスク装置11またはメモリキャッシュ部10に記憶されているウォッチャ情報の数であるウォッチャ情報数を取得する。例えば、図3の例を用いて説明すると、プレゼンティティ「特許次郎」についてウォッチャ情報数を取得する場合には、当該「特許次郎」に対応付けられて記憶されているウォッチャ情報は「特許花」のみであり、「1」を取得する。また、プレゼンティティ「地震情報(△○気象庁)」についてウォッチャ情報数を取得する場合には、当該「地震情報(△○気象庁)」に対応付けられて記憶されているウォッチャ情報は「特許桜子」「特許愛子」「特許花」であり、「3」を得する。
そして、実施例2に係るプレゼンスサーバ(格納部21)は、閾値と比較する(ステップS203)。つまり、格納部21は、ウォッチャ数取得部22によって取得されたウォッチャ情報数と次更新予測との組み合わせから導出される値である比較値と、予め設定されている閾値とを比較する。例えば、図8に示すように、実施例2に係るプレゼンスサーバは、ウォッチャ情報数と次更新予測との組み合わせと、当該情報を格納する格納先との関係を示す基準を備え、ウォッチャ情報数と次更新予測とによりプロットされる座標が、メモリキャッシュ部10に格納する領域か、ディスク装置11に格納する領域かを比較して判別する。
なお、ここでいう基準とは、ウォッチャ情報数が多い場合や、次更新予測が短い場合には(あるいは、ウォッチャ情報数が多く、かつ、次更新予測が短い場合には)、メモリキャッシュ部10に格納し、ウォッチャ数が少なく、または、次更新予測が長い場合には、ディスク装置11に格納するというものである。
そして、格納部21は、閾値内である場合には(ステップS204肯定)、つまり、格納先がメモリキャッシュ部10である場合には、当該プレゼンティティ情報と、当該プレゼンティティ情報に対応付けられてディスクメモリキャッシュ部10によって記憶されているウォッチャ情報とを、メモリキャッシュ部10に格納する(ステップS205〜ステップ208)。一方、格納部21は、閾値内でない場合には(ステップS204否定)、メモリキャッシュ部10には格納せずに、ディスク装置11を更新する。例えば、格納部21は、プレゼンティティ情報に対応付けて、受信したウォッチャ情報を格納する(その旨の指示をディスク装置制御部18に送る)(ステップS209)。
なお、図9におけるステップS205〜ステップS208については、図7におけるステップS113〜ステップS116と同様であり、説明を省略する。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、プレゼンスサーバは、プレゼンティティ情報が受信されると、当該プレゼンティティ情報によって特定されるプレゼンティティに対応付けられたウォッチャの数を取得し、取得されたウォッチャの数と予測時期との組み合わせから導出される値である比較値と、予め設定されている閾値とを比較し、当該比較値が当該閾値内である場合には、当該プレゼンティティ情報と、当該プレゼンティティ情報に対応付けられてメモリキャッシュ部10に格納するので、ウォッチャの数も考慮してメモリキャッシュ部10に格納するプレゼンス情報等を決定することができ、メモリキャッシュ部10を効率的に使用して、プレゼンス情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
例えば、実施例2によれば、プレゼンスサーバは、実施例1において説明したプレゼンスサーバと比較して、アクセスする回数(量)が多い情報を選択的にメモリキャッシュ部10に格納して用いることができ、プレゼンス情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。具体的に例をあげて説明すると、更新頻度が高ければ高いほど、プレゼンスサーバは、更新の有無やウォッチャを取得するために記憶部(メモリキャッシュ部10やディスク装置11)にアクセスする回数や時間が増加し、また、ウォッチャ数が多ければ多いほど、取得する必要がある情報量が増加することにより、ウォッチャ情報を取得する際のアクセス時間が増加する。このため、実施例2によれば、ウォッチャの数も考慮してメモリキャッシュ部10に格納するプレゼンス情報等を決定することにより、プレゼンスサーバは、メモリキャッシュ部10を効率的に使用して、プレゼンス情報を通知する際の処理時間を(例えば、ディスク装置11に対するアクセス量(時間や回数)を減少することによって)短縮することが可能である。
さて、これまで、実施例1および2として、プレゼンティティからプレゼンス情報を受付けると、プレゼンスサーバが、当該プレゼンス情報を送信する処理を行う手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ウォッチャから能動的に要求(プレゼンス情報を受信(確認)する要求)を受付けて、当該プレゼンス情報を送信する処理を行ってもよい。そこで、以下では、実施例3として、図10を用いて、ウォッチャから能動的に要求(プレゼンス情報を受信(確認)する要求)を受付けて、当該プレゼンス情報を送信する処理を行う手法について説明する。なお、図10は、実施例3に係るプレゼンスサーバの処理がプレゼンス収集要求を受付けた際の処理の流れを示すフローチャートである。
実施例3に係るプレゼンスサーバ(ウォッチャ要求受付部16)は、プレゼンティティから発信されたプレゼンス情報の通知を要求する通知(収集)要求をウォッチャから受付ける際に、当該プレゼンティティを特定するプレゼンティティ情報と、当該ウォッチャを特定する要求ウォッチャ情報とを受け付ける。例えば、プレゼンティティ「特許六郎」に関するプレゼンティティ情報をウォッチャ「特許雪」が能動的に取得する場合、実施例3に係るプレゼンスサーバは、通知要求を受付ける際に、プレゼンティティ情報「特許六郎」と、要求ウォッチャ情報「特許雪」とを受付ける。
そして、実施例3に係るプレゼンスサーバ(取得部19)は、通知要求が受け付けられると、当該プレゼンティティ情報によって特定されるプレゼンティティに対応付けられたプレゼンス情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されている場合には、メモリキャッシュ部10からプレゼンス情報を取得し、プレゼンス情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されていない場合には、ディスク装置11からプレゼンス情報を取得する。
例えば、図10に示すように、処理の手順について説明すると、実施例3に係るプレゼンスサーバ(取得部19)は、プレゼンス通知要求を受付けると(ステップS301肯定)、受信したプレゼンティティに対応するプレゼンス情報がメモリキャッシュ部10上にあるかを判別する(ステップS302)。ここで、実施例3に係るプレゼンスサーバは、メモリキャッシュ部10上にある場合には(ステップS302肯定)、対応するプレゼンス情報をメモリキャッシュ部10から取得する(ステップS303)。一方、実施例3に係るプレゼンスサーバは、メモリキャッシュ部10上にない場合には、対応するプレゼンス情報をディスク装置11から取得する(ステップS304)。
そして、実施例3に係るプレゼンスサーバ(対ウォッチャ通知部17)は、取得されたプレゼンス情報を、受付けられた要求ウォッチャ情報によって特定されるウォッチャに送信する。例えば、プレゼンス情報として、Tuple id「携帯電話端末」とstatus「待機中」とをウォッチャ「特許雪」に対して送信する(ステップS305)。
[実施例3の効果]
上記したように、実施例3によれば、プレゼンスサーバは、プレゼンティティから発信されたプレゼンス情報の通知を要求する通知要求をウォッチャから受付けた際にも、当該プレゼンティティ情報に対応するプレゼンス情報を取得する時間を短縮することが可能であり、また、プレゼンス情報が更新されているかを確認する際の処理時間を短縮することが可能である。
さて、これまで、実施例1〜実施例3として、実際の更新時期との差を考慮して、プレゼンス通知予測部14による予測時期を修正する手法について特に言及しなかったが、本発明はこれに限定されるものではない。そこで、実施例4では、図11〜図14を用いて、実際の更新時期との差を考慮して、プレゼンス通知予測部14による予測時期を修正する手法について説明する。なお、図11は、実施例4に係るプレゼンスサーバの構成を示すブロック図である。図12は、実施例4におけるディスク装置11に格納されている情報の一例を説明するための図である。図13は、実施例4に係るプレゼンスサーバによる処理の流れを示すフローチャートである。図14は、実施例4における予測結果検証部24による処理の流れを示すフローチャートである。
実施例4に係るプレゼンスサーバは、図11に示すように、図2の構成に加えて、後述する比較部23と予測結果検証部24とを備えるものである。なお、比較部23は、メモリキャッシュ制御部15内に設置され、更新判別部20と予測結果検証部24とに接続し、予測結果検証部24は、プレゼンス通知予測部14とメモリキャッシュ制御部15内の比較部23とに接続している構成部である。なお、比較部23は、特許請求の範囲の「比較手段」に対応し、予測結果検証部24は、特許請求の範囲に記載の「修正手段」に対応する。
実施例4に係るプレゼンスサーバでは、メモリキャッシュ部10とディスク装置11とが、最新のプレゼンス情報各々に対応付けて、当該プレゼンス情報が最後に更新された時間に関する情報である更新情報をさらに記憶する。例えば、図12に示すように、図3を用いて説明した内容に加えて、さらに、最新のプレゼンス情報各々について「更新情報」を記憶する。具体的に例をあげて説明すると、図12に示すように、ディスク装置11は、ディスク装置11内に記憶する情報の一部として、プレゼンティティ情報「携帯電話端末(090−△△△△―□□□□)」に対応付けて、Tuple id「通話状態」と、status「待機中」と、ウォッチャ情報「特許桜子」と「特許愛子」と「特許花」とを記憶し、さらに、更新情報「2007/12/1 13:00」を記憶する。
その上で、実施例4に係るプレゼンスサーバ(比較部23)は、受信されたプレゼンス情報が更新判別部20によって更新されていると判別された場合に、当該プレゼンス情報が最後に更新されてから再度更新されるまでに現に経過した時間である現更新時間と、予測手段によって算出された予測時期とを比較する。
例えば、比較部23は、ディスク装置11またはメモリキャッシュ部10に記憶されている「更新情報」を取得し、その後プレゼンス情報を受信して更新有りと判別した時間に関する情報である現更新時間(例えば、時刻)を取得し、取得した「更新情報」と「現更新時間」とから、更新されるまでに経過した時間を取得する。そして、プレゼンス通知予測部14から受信している「次更新情報」とを比較して、差を算出する。そして、例えば、図13に示すように、処理の手順について説明すると、プレゼンス通知があり、更新ありと判別されると(ステップS401〜ステップS410)、比較部23は、予測時期との差を通知する(ステップS411)。
予測結果検証部24は、比較部23による比較結果により、プレゼンス通知予測部14によって算出された予測時期より現予測時期が閾値以上長いと判別した場合には、プレゼンス通知予測部14による予測時期を長く修正し、予測時期より現予測時期が閾値以上短いと判別した場合には、プレゼンス通知予測部14による予測時期を短く修正する。
例えば、図14に示すように、予測結果検証部24は、次更新予測との差を比較部23から受け取ると(ステップS501肯定)、次更新予測との差が閾値以内かを判別する(ステップS502)。つまり、例えば、閾値として予め「5分」と設定されている場合に、次更新予測との差が「5分」以内であるか否かを判別する。そして、予測結果検証部24は、閾値以内ではない場合には(ステップS502否定)、一定回数以上閾値を超えたかを判別する(ステップS503)。つまり、例えば、一定回数として「3回」と設定されている場合には、次更新予測との差が「5分」以内ではない場合が3回連続したかを判別する。ここで、一定回数以上閾値を超えたと判別する場合には(ステップS503肯定)、予測結果検証部24は、予測テーブルの次更新予測を修正する。つまり、例えば、受信したプレゼンス情報に対応付けられた次更新予測の値を、修正する(過去のずれの平均をとりその値を加える)(ステップS504)。
なお、次更新時期との差が閾値以内である場合や(ステップS502肯定)、一定回数以上閾値を越えていない場合には(ステップS503否定)、予測結果検証部24は、処理を終了する。
なお、プレゼンス通知予測部14が、予測テーブルを持たずに予測を行っている場合には(例えば、所定の計算式を用いて予測を行っている場合など)、予測結果検証部24は、当該計算式を修正してもよい。また、予測結果検証部24は、当該プレゼンス情報と対応付けて、修正内容(例えば、現予測時期よりも、次更新予測よりも「3分」短い)をテーブルに記憶し、プレゼンス通知予測部14が通常通り次更新時期を取得(予測)した後、当該テーブルの内容を用いて次更新予測を修正してもよい。
なお、図13のステップS401〜S410は、図7のステップS101〜S110と同様であり、図13のステップS412〜S418は、図7のステップS111〜S116と同様であり、説明を省略する。
また、上記した実施例4では、メモリキャッシュ部10とディスク装置11とが更新情報をさらに記憶し、最後に更新がおこなわれてから、更新されていると判別されたプレゼンス情報を受信した時間までに経過した更新間隔を用いて、予測時期との差を算出する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、プレゼンス通知予測部14が、次更新予測として「時刻」を通知し、比較部23は、当該更新されていると判別されたプレゼンス情報を受信した時刻と「次更新予測」とを比較することによって、予測時期との差を算出してもよい。
また、上記した実施例4では、予測結果検証部24は、一定回数以上次更新時期との差が閾値を越えた場合にのみ修正を行う手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、更新時期との差が閾値を越えると、その都度、修正してもよい。
[実施例4の効果]
上記したように、実施例4によれば、プレゼンスサーバは、受信されたプレゼンス情報が更新されていると判別された場合に、当該プレゼンス情報が最後に更新されてから再度更新されるまでに現に経過した時間である現更新時間と、プレゼンス通知予測部14によって算出された予測時期とを比較し、比較結果によって、プレゼンス通知予測部14によって算出された予測時期より現予測時期が閾値以上長い場合には、予測時期を長く修正し、予測時期より現予測時期が閾値以上短い場合には、予測時期を短く修正するので、予測時期の精度を向上することができ、更新頻度が高いプレゼンス情報等のみをメモリキャッシュ部10に記憶させることが可能であり、その結果、メモリキャッシュ部10を効率的に使用して、プレゼンス情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
さて、これまで、実施例1〜実施例4として、プレゼンス情報を受信(または更新、送信)される際に、当該プレゼンス情報と関連する(例えば、連動して更新される)プレゼンス情報に関する情報をメモリキャッシュ部10に格納する手法について特に言及しなかったが、本発明はこれに限定されるものではない。そこで、実施例5では、図15〜図17を用いて、関連するプレゼンス情報をメモリキャッシュ部10に格納する手法について説明する。なお、図15は、実施例5に係るプレゼンスサーバの構成を示すブロック図である。図16は、実施例5における関連プレゼンス判断部25を説明するための図である。図17は、実施例5に係るプレゼンスサーバによる処理の流れを示すフローチャートである。
図15に示すように、実施例5に係るプレゼンスサーバは、図2の構成に加えて、後述する関連プレゼンス判断部25を備える。この関連プレゼンス判断部25は、メモリキャッシュ制御部15と接続するものである。なお、関連プレゼンス判断部25は、特許請求の範囲に記載の「関連記憶手段」と「関連格納手段」とに対応する。
ここで、実施例5に係るプレゼンスサーバでは、関連プレゼンス判断部25は、プレゼンス情報各々に対応付けて、当該現在情報が送信されると連動して送信される可能性が高いプレゼンス情報である関連プレゼンス情報を記憶する。例えば、図16に示すように、関連プレゼンス判断部25は、プレゼンス情報各々と対応付けて、関連するプレゼンス情報を示す「関連Tuple id」を記憶する。具体的な一例をあげて説明すると、図16に示すように、関連プレゼンス判断部25は、Tuple id「地震情報」とstatus「発生」とに対応付けて、関連Tuple id「ユーザ情報」と「携帯電話端末」と「交通量」とを関連テーブルに記憶する。
そして、実施例5に係るプレゼンスサーバでは、関連プレゼンス判断部25は、受信されたプレゼンス情報が送信される場合に、当該プレゼンス情報と対応付けて記憶されている関連プレゼンス情報を関連テーブルから取得し、関連プレゼンス情報として取得したプレゼンス情報に対応付けられたウォッチャ情報とプレゼンティティ情報とをディスク装置11またはメモリキャッシュ部10から取得し、取得したウォッチャ情報とプレゼンティティ情報とをメモリキャッシュ部10に格納する。
ここで、実施例5において行う処理について具体例を用いて説明すると、例えば、地震発生情報のプレゼンスが上がって来ると、安否確認の為の電話が増大すると予測できる為、電話の状態(通話状態、アイドル状態、圏外状態等)を表すプレゼンス情報や電話の状態を持つプレゼンティティを監視しているウォッチャ情報をメモリキャッシュ部10に格納する。また、 学校が終わったというプレゼンスがあがってくると、生徒の移動(帰宅行動)が始まると予測出来る為、生徒の位置情報を表すプレゼンス情報や生徒の位置情報を持つプレゼンティティを監視しているウォッチャ情報をメモリキャッシュ部10に格納する。
[実施例5に係るプレゼンスサーバによる処理]
次に、図17を用いて、実施例5に係るプレゼンスサーバによる処理について説明する。図17に示すように、プレゼンス通知があり、プレゼンス情報が通知されると(ステップS601〜ステップS611)、関連プレゼンス判断部25は、関連テーブルに関連プレゼンス情報があるかを判別する(ステップS612)。
ここで、関連プレゼンス情報なしと判別された場合には(ステップS612否定)、処理を終了する。一方、関連プレゼンス判断部25は、関連プレゼンス情報ありと判別した場合には(ステップS612肯定)、関連テーブルから関連プレゼンス情報を取得する。具体的な例をあげて説明すると、Tuple id「地震情報」とstatus「発生」が送信された場合には、関連プレゼンス判断部25は、関連Tuple id「ユーザ情報」と「携帯電話端末」と「交通量」とを関連テーブルから取得する(ステップS613)。
そして、関連プレゼンス判断部25は、取得した関連プレゼンス情報に対応付けられたプレゼンティティ情報があるかを判別する(ステップS614)。つまり、例えば、ディスク装置11やメモリキャッシュ部10に、関連Tuple id「ユーザ情報」や「携帯電話端末」や「交通量」に対応付けられたプレゼンティティが記憶されているかを判別する。そして、関連プレゼンス判断部25は、プレゼンティティがないと判別した場合には(ステップS614否定)、処理を終了する。
一方、プレゼンティティがあると判別した場合には(ステップS614肯定)、関連プレゼンス判断部25は、当該情報がメモリキャッシュ部10に記憶されているかを判別する(ステップS615)。ここで、メモリキャッシュ部10に当該情報が記憶されている場合には(ステップS615肯定)、処理を終了する。一方、関連プレゼンス判断部25は、メモリキャッシュ部10にない場合には(ステップS615否定)、当該プレゼンティティに対応するプレゼンス情報とウォッチャ情報とを、ディスク装置11から取得する(ステップS616)。そして、取得したプレゼンス情報とウォッチャ情報とを、メモリキャッシュ部10に格納する(ステップS617〜S619)。
なお、図17におけるステップS601〜ステップS611は、図7におけるステップS101〜ステップS111と同様であり、図17におけるステップS617〜ステップS619は、図7におけるステップS113〜ステップS116と同様であり、説明を省略する。
[実施例5の効果]
上記したように、実施例5によれば、プレゼンスサーバは、プレゼンス情報各々に対応付けて、関連プレゼンス情報を記憶し、受信されたプレゼンス情報が送信される場合に、当該プレゼンス情報と対応付けて記憶されている関連プレゼンス情報を取得し、関連プレゼンス情報として取得したプレゼンス情報に対応付けられたウォッチャ情報とプレゼンティティ情報とをディスク装置11またはメモリキャッシュ部10から取得し、取得したウォッチャ情報とプレゼンティティ情報とをメモリキャッシュ部10に格納するので、互いに連動する可能性が高いプレゼンス情報について、予めメモリキャッシュ部10に記憶させることにより、プレゼンス情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
さて、これまで、実施例1〜実施例5として、プレゼンス情報とウォッチャ情報とをメモリキャッシュ部10に格納する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、ウォッチャ情報のみをメモリキャッシュ部10に格納してもよい。そこで、実施例6では、図18を用いて、ウォッチャ情報のみをメモリキャッシュ部10に格納する手法について説明する。なお、図18は、実施例6に係るプレゼンスサーバの特長を示す図である。
同図に示すように、実施例6に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティ情報に対応付けて、ウォッチャ情報を記憶するディスク装置11を有する。例えば、図18の(1)に示すように、実施例6に係るプレゼンスサーバは、ディスク装置11に、当該ディスク装置11内に記憶している情報の一部として、プレゼンティティ情報「特許太郎」と対応付けて、ウォッチャ情報「特許花」を記憶する。
また、実施例6に係るプレゼンスサーバは、図18の(2)に示すように、実施例6に係るプレゼンスサーバは、メモリキャッシュ部10に、プレゼンティティ情報「特許太郎」と対応付けて、ウォッチャ情報「特許花」を記憶する。
なお、ここで、上記したディスク装置は、実施例1に係るプレゼンスサーバによって用いられるすべてのプレゼンティティ情報とウォッチャ情報とを、予め記憶しているものである。また、上記したメモリキャッシュは、後述するように、ディスク装置に記憶されている情報の内更新頻度が高いと予測されたプレゼンス情報に関するプレゼンティティ情報とウォッチャ情報とのみを、実施例1に係るプレゼンスサーバによって格納されて記憶するものである。
そして、実施例6に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティから、当該プレゼンティティを特定するプレゼンティティ情報とプレゼンス情報とを受信する。例えば、図18の(3)の「例1」に示すように、実施例6に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティ「特許太郎」から、プレゼンティティ情報「特許太郎」とプレゼンス情報「通話中」とを受信する。
そして、プレゼンティティ情報が受信されると、実施例6に係るプレゼンスサーバの取得部19は、当該プレゼンティティ情報に対応付けられたウォッチャ情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されている場合には、メモリキャッシュ部10から当該ウォッチャ情報を取得し、メモリキャッシュ部10によって記憶されていない場合には、ディスク装置11から当該ウォッチャ情報を取得する。
例えば、図18の(3)の「例1」に示す例を用いて説明すると、図18の(4a)に示すように、実施例6に係るプレゼンスサーバは、プレゼンティティ情報「特許太郎」に対応付けられたウォッチャ情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されているため、メモリキャッシュ部10から、ウォッチャ情報「特許花」を取得する。
そして、実施例6に係るプレゼンスサーバは、受信したプレゼンス情報を送信する。例えば、図18の(3)の「例1」と「例2」とに示す例を用いて説明すると、図18の(5)に示すように、プレゼンスサーバは、プレゼンス情報「通話中」を、対応するウォッチャ「特許花」に送信する。
また、図18の(6)に示すように、実施例6に係るプレゼンスサーバの予測部は、受信されたプレゼンス情報から、当該プレゼンス情報がその後更新される時期を予測する。
そして、図18の(7)に示すように、実施例6に係るプレゼンスサーバの格納部21は、予測部によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該プレゼンス情報を発信したプレゼンティティを特定するプレゼンティティ情報と、プレゼンティティ情報に対応付けられてディスク装置11によって記憶されているウォッチャ情報とを、メモリキャッシュ部10に格納する。
[実施例6の効果]
上記したように、実施例6によれば、プレゼンスサーバは、メモリキャッシュ部10と、ディスク装置11とを有し、プレゼンティティから、プレゼンティティ情報とプレゼンス情報とを受信し、当該プレゼンティティ情報に対応付けられたウォッチャ情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されている場合には、当該メモリキャッシュ部10から当該ウォッチャ情報を取得し、ウォッチャ情報がメモリキャッシュ部10によって記憶されていない場合には、ディスク装置11から当該ウォッチャ情報を取得し、取得されたウォッチャ情報によって特定されるウォッチャに、受信されたプレゼンス情報を送信し、受信されたプレゼンス情報から、当該プレゼンス情報がその後更新される時期を予測し、予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該プレゼンス情報を発信したプレゼンティティを特定するプレゼンティティ情報と、当該プレゼンティティ情報に対応付けられてディスク装置11によって記憶されているウォッチャ情報とを、メモリキャッシュ部10に格納するので、事象に関する状態を示す情報であるプレゼンス情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、実施例7では、異なる実施例について説明する。
[事象情報サーバについて]
上記した実施例において説明した事象情報サーバについては、プレゼンスサーバが該当するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、事象情報を発信する発信元から受信し、当該発信元から受信した事象情報を通知先に送信する装置に適用してもよい。
[予測テーブルについて]
実施例1において説明した予測テーブルにおいては、時間帯を区別せずに、プレゼンス情報と対応付けて次更新予測を記憶する手法について説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、図19に示すように、時間帯ごとに、次更新予測を記憶してもよい。これにより、例えば、野球の途中経過や株価情報等、特定時間帯には頻繁に更新されるが、それ以外の時間帯には更新されないプレゼンス情報である場合にも、メモリキャッシュ部10を効率よく使用して事象に関する状態を示す情報であるプレゼンス情報を通知する際の処理時間を改善(短縮)することが可能である。なお、図19は、実施例7における予測テーブルの一例を示すための図である。
[実施例の組み合わせ]
なお、上記した実施例各々は、他の実施例と組み合わせて実施してもよい。具体的には、実施例1または実施例2と、実施例2〜5の内のいずれか一つまたは複数の実施例を同時に実施してもよい。例えば、実施例1に加えて、実施例4において説明した予測結果検証部24と、実施例5において説明した関連プレゼンス判断部25とを併せて実施してもよい。
[システム構成等]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき(例えば、図7のステップS115に示す「古いデータをメモリキャッシュ部10から削除する」処理を手動で行ってもよい)。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については(例えば、図1〜図19)、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示す構成の例において、メモリキャッシュ制御部15とディスク装置制御部18とを統合し、また、プレゼンス通知予測部14とメモリキャッシュ制御部15と、メモリキャッシュ部10とを、そのほかの装置から分離してもよい。
[プログラム]
ところで、上記実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図20を用いて、上記の実施例1に示したプレゼンスサーバと同様の機能を有するプレゼンスサーバプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図20は、実施例1に係るプレゼンスサーバのプログラムを説明するための図である。
同図に示すように、実施例1に示したプレゼンスサーバは、操作部3001、マイク3002、スピーカ3003、ディスプレイ3004、ディスク装置3005、通信部3006、メモリキャッシュ3007、CPU3010、ROM3011、HDD3012、RAM3013をバス3009などで接続して構成されている。
ROM3011には、上記の実施例1で示したプレゼンス通知受付部12と、プレゼンス翻訳部13と、プレゼンス通知予測部14と、ウォッチャ要求受付部16と、対ウォッチャ通知部17と、メモリキャッシュ制御部15と、ディスク装置制御部18と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、同図に示すように、プレゼンス通知受付プログラム3011aと、プレゼンス翻訳プログラム3011bと、プレゼンス通知予測プログラム3011cと、ウォッチャ要求受付プログラム3011dと、対ウォッチャ通知プログラム3011eと、メモリキャッシュ制御プログラム3011fと、ディスク装置制御プログラム3011gとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム3011a〜3011gについては、図2に示したプレゼンスサーバの各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3010が、これらのプログラム3011a〜3011gをROM3010から読み出して実行することにより、図20に示すように、各プログラム3011a〜3011gについては、プレゼンス通知受付プロセス3010aと、プレゼンス翻訳プロセス3010bと、プレゼンス通知予測プロセス3010cと、ウォッチャ要求受付プロセス3010dと、対ウォッチャ通知プログラムプロセス3010eと、メモリキャッシュ部10制御プロセス3010fと、ディスク装置10制御プロセス3010gとして機能するようになる。なお、各プロセス3010a〜3010gは、図2に示した、プレゼンス通知受付部12と、プレゼンス翻訳部13と、プレゼンス通知予測部14と、ウォッチャ要求受付部16と、対ウォッチャ通知部17と、メモリキャッシュ制御部15と、ディスク装置制御部18とにそれぞれ対応する。
そして、HDD3012には、次更新予測テーブル3012aと、ウォッチャ情報テーブル3012bと、プレゼンス情報テーブル3012cとが設けられている。
そして、CPU3010は、次更新予測テーブル3012aと、ウォッチャ情報テーブル3012bと、プレゼンス情報テーブル3012cとを読み出してRAM3013に格納し、RAM3013に格納された次更新予測データ3013aと、ウォッチャ情報データ3013bと、プレゼンス情報データ3013cとを用いて、プレゼンスサーバプログラムを実行する。
[その他]
なお、本実施例で説明したプレゼンスサーバは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)事象に関する状態を示す情報である事象情報を、当該事象情報を発信する発信元から受信し、当該発信元から受信した事象情報を通知先に送信する事象情報サーバであって、
前記発信元を特定する発信元情報に対応付けて、当該発信元から受信した事象情報を通知する通知先を一意に特定する通知先情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段によって記憶される情報の一部を一時的に記憶し、前記第1の記憶手段と比較してより高速にアクセスすることが可能である第2の記憶手段と、
前記発信元から、当該発信元を特定する前記発信元情報と前記事象情報とを受信する受信手段と、
前記受信手段によって前記発信元情報が受信されると、当該発信元情報に対応付けられた前記通知先情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から当該通知先情報を取得し、前記通知先情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から当該通知先情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記通知先情報によって特定される通知先に、前記受信手段によって受信された前記事象情報を送信する送信手段と、
前記受信手段によって受信された事象情報から、当該事象情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する予測手段と、
前記予測手段によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該事象情報を発信した発信元を特定する発信元情報と、当該発信元情報に対応付けられて前記第1の記憶手段によって記憶されている前記通知先情報とを、前記第2の記憶手段に格納する格納手段と、
を備えたことを特徴とする事象情報サーバ。
(付記2)前記第1の記憶手段および前記第2の記憶手段は、前記発信元情報と対応付けて、当該発信元情報によって特定される発信元から発信された最新の前記事象情報をさらに記憶するものであって、
前記取得手段は、前記発信元情報に対応付けられた前記通知先情報および前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から前記事象情報をさらに取得し、前記通知先情報および前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から前記事象情報をさらに取得し、
前記取得手段によって前記事象情報が取得されると、前記受信手段によって受信された前記事象情報が、前記取得手段によって取得された前記事象情報から更新されているかを判別する更新判別手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記更新判別手段によって更新されていると判別された場合にのみ、受信された前記事象情報を送信し、
前記格納手段は、前記発信元情報と対応付けて、前記受信手段によって受信された前記事象情報をさらに前記第2の記憶手段に格納することを特徴とする付記1に記載の事象情報サーバ。
(付記3)発信元から発信された前記事象情報の通知を要求する通知要求を通知先から受付ける際に、当該発信元を特定する前記発信元情報と、当該通知先を特定する要求通知先情報とを受け付ける要求受付手段と、
前記要求受付手段によって前記発信元情報が受け付けられると、当該発信元情報に対応付けられた前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から前記事象情報を取得し、前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から前記事象情報を取得する要求受付時取得手段と、
前記要求受付時取得手段によって取得された前記事象情報を、前記要求受付手段によって受付けられた前記通知先情報によって特定される通知先に送信する要求受付時送信手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記2に記載の事象情報サーバ。
(付記4)前記受信手段によって受信された前記事象情報が前記更新判別手段によって更新されていると判別された場合に、当該事象情報が最後に更新されてから再度更新されるまでに現に経過した時間である現更新時間と、前記予測手段によって算出された前記予測時期とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果により、前記予測手段によって算出された前記予測時期より前記現更新時間が閾値以上長いと判別した場合には、前記予測時期を長く修正し、前記予測時期より前記現更新時間が閾値以上短いと判別した場合には、前記予測時期を短く修正する修正手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記2または3に記載の事象情報サーバ。
(付記5)前記事象情報各々に対応付けて、当該事象情報が送信されると連動して送信される可能性が高い事象情報である関連事象情報を記憶する関連記憶手段と、
受信された事象情報が前記送信手段によって送信される場合に、当該事象情報と対応付けて記憶されている関連事象情報を前記関連記憶手段から取得し、関連事象情報として取得した前記事象情報に対応付けられた前記通知先情報と前記発信元情報とを前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段から取得し、取得した前記通知先情報と前記発信元情報とを前記第2の記憶手段に格納する関連格納手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の事象情報サーバ。
(付記6)前記受信手段によって前記発信元情報が受信されると、当該発信元情報に対応付けられた通知先情報の数を前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段から取得する通知先数取得手段をさらに備え、
前記格納手段は、通知先数取得手段によって取得された通知先情報の数と前記予測時期との組み合わせから導出される値である比較値と、予め設定されている閾値とを比較し、当該比較値が当該閾値内である場合には、当該発信元情報と、当該発信元情報に対応付けられて前記第1の記憶手段によって記憶されている前記通知先情報とを、前記第2の記憶手段に格納する
ことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の事象情報サーバ。
(付記7)事象に関する状態を示す情報である事象情報を、当該事象情報を発信する発信元から受信し、当該事象情報発信元から受信した事象情報を通知先に送信する事象情報サーバを制御する制御方法であって、
前記発信元から、当該発信元を特定する前記発信元情報と前記事象情報とを受信する受信工程と、
前記受信工程によって前記発信元情報が受信されると、当該発信元情報によって特定される前記発信元に対応付けられた当該発信元から受信した事象情報を通知する通知先を一意に特定する通知先情報が、前記発信元を特定する発信元情報に対応付けて通知先情報を記憶する第1の記憶部によって記憶される情報の一部を一時的に記憶し、前記第1の記憶部と比較してより高速にアクセスすることが可能である第2の記憶部によって記憶されている場合には、当該第2の記憶部から当該通知先情報を取得し、前記通知先情報が前記第2の記憶部によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶部から当該通知先情報を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された前記通知先情報によって特定される通知先に、前記受信工程によって受信された前記事象情報を送信する送信工程と、
前記受信工程によって受信された事象情報から、当該事象情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する予測工程と、
前記予測工程によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該事象情報を発信した発信元を特定する発信元情報と、当該発信元情報に対応付けられて前記第1の記憶部によって記憶されている前記通知先情報とを、前記第2の記憶部に格納する格納工程と、
を含んだことを特徴とする事象情報サーバを制御する制御方法。
(付記8)事象に関する状態を示す情報である事象情報を、当該事象情報を発信する発信元から受信し、当該発信元から受信した事象情報を通知先に送信する方法をコンピュータに実行させる制御プログラムであって、
前記発信元から、当該発信元を特定する前記発信元情報と前記事象情報とを受信する受信手順と、
前記受信手順によって発信元情報が受信されると、当該発信元情報によって特定される前記発信元に対応付けられた当該発信元から受信した事象情報を通知する通知先を一意に特定する通知先情報が、前記発信元を特定する発信元情報に対応付けて通知先情報を記憶する第1の記憶部によって記憶される情報の一部を一時的に記憶し、前記第1の記憶部と比較してより高速にアクセスすることが可能である第2の記憶部によって記憶されている場合には、当該第2の記憶部から当該通知先情報を取得し、前記通知先情報が前記第2の記憶部によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶部から当該通知先情報を取得する取得手順と、
前記取得手順によって取得された前記通知先情報によって特定される通知先に、前記受信手順によって受信された前記事象情報を送信する送信手順と、
前記受信手順によって受信された事象情報から、当該事象情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する予測手順と、
前記予測手順によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該事象情報を発信した発信元を特定する発信元情報と、当該発信元情報に対応付けられて前記第1の記憶部によって記憶されている前記通知先情報とを、前記第2の記憶部に格納する格納手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
実施例1に係るプレゼンスサーバの概要および特徴を示すための図である。 実施例1に係るプレゼンスサーバの構成を示すブロック図である。 実施例1におけるディスク装置に格納されている情報の一例を説明するための図である。 実施例1におけるメモリキャッシュ部に格納されている情報の一例を説明するための図である。 実施例1におけるプレゼンス情報を説明するための図である。 実施例1におけるプレゼンス通知予測部を説明するための図である。 実施例1に係るプレゼンスサーバによる処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の特徴を説明するための図である。 実施例2におけるウォッチャ登録処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3に係るプレゼンスサーバの処理がプレゼンス収集要求を受付けた際の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4に係るプレゼンスサーバの構成を示すブロック図である。 実施例4におけるディスク装置に格納されている情報の一例を説明するための図である。 実施例4に係るプレゼンスサーバによる処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4における予測結果検証部による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例5に係るプレゼンスサーバの構成を示すブロック図である。 実施例5における関連プレゼンス判断部を説明するための図である。 実施例5に係るプレゼンスサーバによる処理の流れを示すフローチャートである。 実施例6に係るプレゼンスサーバの特長を示す図である。 実施例7における予測テーブルの一例を示すための図である。 実施例1に係るプレゼンスサーバのプログラムを説明するための図である。
符号の説明
10 メモリキャッシュ部
11 ディスク装置
12 プレゼンス通知受付部
13 プレゼンス翻訳部
14 プレゼンス通知予測部
15 メモリキャッシュ制御部
16 ウォッチャ要求受付部
17 対ウォッチャ通知部
18 ディスク装置制御部
19 取得部
20 更新判別部
21 格納部
22 ウォッチャ数取得部
23 比較部
24 予測結果検証部
25 関連プレゼンス判断部

Claims (7)

  1. 事象に関する状態を示す情報である事象情報を、当該事象情報を発信する発信元から受信し、当該発信元から受信した事象情報を通知先に送信する事象情報サーバであって、
    前記発信元を特定する発信元情報に対応付けて、当該発信元から受信した事象情報を通知する通知先を一意に特定する通知先情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段によって記憶される情報の一部を一時的に記憶し、前記第1の記憶手段と比較してより高速にアクセスすることが可能である第2の記憶手段と、
    前記発信元から、当該発信元を特定する前記発信元情報と前記事象情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって前記発信元情報が受信されると、当該発信元情報に対応付けられた前記通知先情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から当該通知先情報を取得し、前記通知先情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から当該通知先情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記通知先情報によって特定される通知先に、前記受信手段によって受信された前記事象情報を送信する送信手段と、
    前記受信手段によって受信された事象情報から、当該事象情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する予測手段と、
    前記予測手段によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該事象情報を発信した発信元を特定する発信元情報と、当該発信元情報に対応付けられて前記第1の記憶手段によって記憶されている前記通知先情報とを、前記第2の記憶手段に格納する格納手段と、
    を備えたことを特徴とする事象情報サーバ。
  2. 前記第1の記憶手段および前記第2の記憶手段は、前記発信元情報と対応付けて、当該発信元情報によって特定される発信元から発信された最新の前記事象情報をさらに記憶するものであって、
    前記取得手段は、前記発信元情報に対応付けられた前記通知先情報および前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から前記事象情報をさらに取得し、前記通知先情報および前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から前記事象情報をさらに取得し、
    前記取得手段によって前記事象情報が取得されると、前記受信手段によって受信された前記事象情報が、前記取得手段によって取得された前記事象情報から更新されているかを判別する更新判別手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記更新判別手段によって更新されていると判別された場合にのみ、受信された前記事象情報を送信し、
    前記格納手段は、前記発信元情報と対応付けて、前記受信手段によって受信された前記事象情報をさらに前記第2の記憶手段に格納することを特徴とする請求項1に記載の事象情報サーバ。
  3. 発信元から発信された前記事象情報の通知を要求する通知要求を通知先から受付ける際に、当該発信元を特定する前記発信元情報と、当該通知先を特定する要求通知先情報とを受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段によって前記発信元情報が受け付けられると、当該発信元情報に対応付けられた前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されている場合には、当該第2の記憶手段から前記事象情報を取得し、前記事象情報が前記第2の記憶手段によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶手段から前記事象情報を取得する要求受付時取得手段と、
    前記要求受付時取得手段によって取得された前記事象情報を、前記要求受付手段によって受付けられた前記通知先情報によって特定される通知先に送信する要求受付時送信手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の事象情報サーバ。
  4. 前記受信手段によって受信された前記事象情報が前記更新判別手段によって更新されていると判別された場合に、当該事象情報が最後に更新されてから再度更新されるまでに現に経過した時間である現更新時間と、前記予測手段によって算出された前記予測時期とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果により、前記予測手段によって算出された前記予測時期より前記現更新時間が閾値以上長いと判別した場合には、前記予測時期を長く修正し、前記予測時期より前記現更新時間が閾値以上短いと判別した場合には、前記予測時期を短く修正する修正手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の事象情報サーバ。
  5. 前記事象情報各々に対応付けて、当該事象情報が送信されると連動して送信される可能性が高い事象情報である関連事象情報を記憶する関連記憶手段と、
    受信された事象情報が前記送信手段によって送信される場合に、当該事象情報と対応付けて記憶されている関連事象情報を前記関連記憶手段から取得し、関連事象情報として取得した前記事象情報に対応付けられた前記通知先情報と前記発信元情報とを前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段から取得し、取得した前記通知先情報と前記発信元情報とを前記第2の記憶手段に格納する関連格納手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の事象情報サーバ。
  6. 事象に関する状態を示す情報である事象情報を、当該事象情報を発信する発信元から受信し、当該発信元から受信した事象情報を通知先に送信する事象情報サーバを制御する制御方法であって、
    前記発信元から、当該発信元を特定する発信元情報と前記事象情報とを受信する受信工程と、
    前記受信工程によって前記発信元情報が受信されると、当該発信元情報によって特定される前記発信元に対応付けられた当該発信元から受信した事象情報を通知する通知先を一意に特定する通知先情報が、前記発信元を特定する発信元情報に対応付けて通知先情報を記憶する第1の記憶部によって記憶される情報の一部を一時的に記憶し、前記第1の記憶部と比較してより高速にアクセスすることが可能である第2の記憶部によって記憶されている場合には、当該第2の記憶部から当該通知先情報を取得し、前記通知先情報が前記第2の記憶部によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶部から当該通知先情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記通知先情報によって特定される通知先に、前記受信工程によって受信された前記事象情報を送信する送信工程と、
    前記受信工程によって受信された事象情報から、当該事象情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する予測工程と、
    前記予測工程によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該事象情報を発信した発信元を特定する発信元情報と、当該発信元情報に対応付けられて前記第1の記憶部によって記憶されている前記通知先情報とを、前記第2の記憶部に格納する格納工程と、
    を含んだことを特徴とする事象情報サーバを制御する制御方法。
  7. 事象に関する状態を示す情報である事象情報を、当該事象情報を発信する発信元から受信し、当該発信元から受信した事象情報を通知先に送信する方法をコンピュータに実行させる制御プログラムであって、
    前記発信元から、当該発信元を特定する発信元情報と前記事象情報とを受信する受信手順と、
    前記受信手順によって前記発信元情報が受信されると、当該発信元情報によって特定される前記発信元に対応付けられた当該発信元から受信した事象情報を通知する通知先を一意に特定する通知先情報が、前記発信元を特定する発信元情報に対応付けて通知先情報を記憶する第1の記憶部によって記憶される情報の一部を一時的に記憶し、前記第1の記憶部と比較してより高速にアクセスすることが可能である第2の記憶部によって記憶されている場合には、当該第2の記憶部から当該通知先情報を取得し、前記通知先情報が前記第2の記憶部によって記憶されていない場合には、前記第1の記憶部から当該通知先情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された前記通知先情報によって特定される通知先に、前記受信手順によって受信された前記事象情報を送信する送信手順と、
    前記受信手順によって受信された事象情報から、当該事象情報がその後更新される時期を示す予測時期を予測する予測手順と、
    前記予測手順によって予測された予測時期と、予め設定されている閾値とを比較し、当該予測時期が当該閾値内である場合には、当該事象情報を発信した発信元を特定する発信元情報と、当該発信元情報に対応付けられて前記第1の記憶部によって記憶されている前記通知先情報とを、前記第2の記憶部に格納する格納手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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