JP4992533B2 - 気象情報表示装置、プログラム - Google Patents

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本発明は、地図上に気象情報を重ねて表示する気象情報表示装置に関する。
特許文献1には、状況把握、目的地の選定あるいは進行ルートを決定する上での判断材料として効果的な気象情報(天気情報)を得るため、現在地や経路上に沿った気象情報を、地図上に重ねて表示する技術が開示されている。
特開2000−193469号公報
ところで、経路上に沿った気象情報でなくてもその存在位置を知っておいた方がよい場合もある。例えば竜巻・台風・洪水といった警戒を要する気象情報に関しては、たとえ自車位置からかなり離れていたとしても、事前にそのような気象情報の存在をしっておくことでユーザとしては種々の留意が可能となる。
しかし従来の手法では、現在地や経路上に沿った気象情報は表示されるが、経路から外れた遠隔地に警戒を要する気象情報が存在していたとしても、表示はされなかった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、例えば警戒を要する気象情報が遠隔地において存在した場合であっても、その気象情報を自動的に表示させるようにして、ユーザへのより適切な気象情報報知を実現することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の気象情報表示装置は、ユーザからの種々の指示を受け付ける指示受付手段を介して気象情報の表示指示を受け付けると、表示制御手段が、初期表示処理として以下の処理を実行する。つまり、地図情報取得手段によって取得した地図情報に基づいて表示手段に地図表示を行うと共に、気象情報取得手段によって取得した(地図上の位置に対応して設定された)気象情報に対応する位置が他の位置と区別可能なように表示制御を行う。
これにより、ユーザは地図上のどの領域がどのような気象状態であるかを知ることができるのであるが、どのような縮尺で地図表示を行うかに関して、本願発明の気象情報表示装置においては以下のような工夫をしている。つまり、初期表示処理において、気象情報取得手段によって取得した気象情報の中に所定の重要度以上のランクに該当する気象情報が含まれているか否か判断し、所定の重要度以上のランクに該当する気象情報が含まれている場合には、この所定の重要度以上のランクに該当する気象情報を表示可能な第1の縮尺にて地図表示を行い、所定の重要度以上のランクに該当する気象情報が含まれておらず、所定の重要度未満のランクに該当する気象情報が含まれている場合には、前記第1の縮尺よりも小さな第2の縮尺にて地図表示を行う
例えば警戒を要する気象情報に対して「所定の重要度以上のランク」に設定しておけば、取得した気象情報中にそのような気象情報が含まれている場合、初期表示処理においては、必ずその気象情報が表示される縮尺に調整されることとなる。
なお、気象情報取得手段が気象情報を取得する対象となる範囲は、種々の基準に基づいて決めることができる。例えば、ユーザが指定した地点・地域を中心とした所定範囲の気象情報を取得することが考えられる。また、現在地を特定する現在地特定手段を備え、その現在地特定手段によって特定された現在地を基準とした所定範囲内の気象情報を取得するようにしてもよい。
このように、ユーザが指定して地点・地域あるいは現在地を基準とした場合、その基準から遠隔地において「所定の重要度以上のランク」の気象情報が存在した場合であっても、その気象情報を自動的に表示させることができる。このようにすることで、より適切な気象情報報知を実現することができる。
なお、第1の縮尺は、気象情報取得手段によって取得した気象情報が全て表示可能な縮尺としてもよい。もちろん、所定の重要度以上のランクに該当する気象情報の位置を(複数存在する場合はそれぞれ)特定し、その位置を考慮して、例えば、所定の重要度以上のランクに該当する気象情報が表示可能な最小の縮尺を第1の縮尺としてもよい。
しかし、上述のように、第1の縮尺を「気象情報取得手段によって取得した気象情報が全て表示可能な縮尺」とした場合には、所定の重要度以上のランクに該当する気象情報の位置を都度考慮しなくても対応可能となる点で有用である。また、例えばたまたま遠隔地でない場所に、警戒を要する気象情報が存在した場合であっても、取得した気象情報が全て表示可能な第1の縮尺にて地図表示を行うことは意味がある。例えば気象情報が台風であった場合、その影響の及ぶ範囲はかなり広いものとなる。したがって、どの程度の地域まで影響があるのかを知ることができるというメリットがある。
そして、本発明では、第1の縮尺を「所定の重要度以上のランクに該当する気象情報表示可能な縮尺」としているが、初期表示処理において、前記気象情報取得手段によって取得した気象情報の中に所定の重要度以上のランクに該当する気象情報が含まれておらず、所定の重要度未満のランクに該当する気象情報が含まれている場合の対処として、第1の縮尺よりも小さな第2の縮尺にて地図表示を行う。
2の縮尺については、例えば「ユーザが気象情報を適切に認識できる」という観点で、第1の縮尺よりも小さな縮尺に設定すればよい。
ところで、初期表示処理においては上述の工夫をしたが、初期表示処理が終了した後は、指示受付手段を介して地図の縮尺変更指示を受け付けた場合には、その指示に基づいて地図の縮尺変更を実行すればよい。
表示制御に関する工夫としては、取得した気象情報に対応する位置が他の位置と区別可能なように、該当地図の表示態様を制御するか、またはアイコンを表示させるか、少なくとも何れか一方を行うことが考えられる。
例えば気象情報に対応する地図上の位置の色がランク毎に区別可能なように該当地図の表示態様を制御することが考えられる。例えばランクが高い順番から、例えば赤→黄→緑の各色にて表示するといった対応が考えられる。所定の重要度以上のランクに該当する気象情報に対応する位置の地図が「赤」色で表示されれば、赤色に対して「注意喚起の必要がある色」であると認識しているユーザに対しては、効果的な気象情報表示が実現できる。
また、気象情報に対応する地図上の位置が他の地図上の位置と区別可能なように該当地図の表示態様を制御すると共に、その気象情報の種類を示すアイコンも対応付けて表示させることが考えられる。このようにすれば、アイコンを見れば気象情報の種類が分かり、便利である。
以上で説明したような気象情報表示装置における表示制御手段の機能をコンピュータシステムにて実現するには、コンピュータシステム側で起動するプログラムとして備えればよい。このようなプログラムは、例えば光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードすることにより、上述の表示制御手段としての機能を実現できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[ナビゲーション装置の構成の説明]
図1は、本発明の気象情報表示装置の機能が組み込まれたナビゲーション装置20の概略構成を示すブロック図である。
ナビゲーション装置20は、車両に搭載され、車両の位置、速度、進行方向等を検出する位置検出器21と、利用者から各種指示を入力するための操作スイッチ群22と、操作スイッチ群22と同様に各種指示を入力可能なリモートコントロール端末(以下、リモコンと称す)23aと、リモコン23aからの信号を入力するリモコンセンサ23bと、外部の情報センタ5と通信を行う外部通信機24と、地図データや各種の情報を記録した外部記録媒体から地図データ等を入力する地図データ入力器25と、地図表示等の各種表示を行うための表示装置26と、各種のガイド音声等を出力するための音声出力装置27と、制御回路29に接続され、各種情報を記憶する外部メモリ28と、制御回路29とを備えている。
位置検出器21は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置、速度、進行方向等を検出するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ21bと、車両の走行した距離を検出するための距離センサ21cとを備えている。そして、これら各センサ等21a〜21cは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては、上述したうちの一部のセンサで構成してもよく、またステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
操作スイッチ群22は、表示装置26と一体に構成され表示画面上に設置されるタッチパネル及び表示装置26の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。なお、タッチパネルと表示装置26とは積層一体化されており、タッチパネルには、感圧方式、電磁誘導方式、静電容量方式、あるいはこれらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、その何れを用いてもよい。
外部通信機24は、外部の情報センタ5との間で情報通信を行うことで、情報センタ5からFM多重放送、電波・光ビーコン等によって配信される気象情報を受信する。あるいは、情報センタ5からインターネット等の電話回線網を介して気象情報を受信するような構成であってもよい。
地図データ入力器25は、図示しない地図データ記憶媒体(例えばハードディスクやDVD−ROM等)に記憶された各種データを入力するための装置である。地図データ記憶媒体には、地図情報としての地図データ(ノードデータ、リンクデータ、コストデータ、背景データ、道路データ、名称データ、マークデータ、交差点データ、施設のデータ等)、案内用の音声データ、音声認識データ等が記憶されている。なお、地図データ記憶媒体からこれらのデータを入力する代わりに、通信ネットワークを介してこれらのデータを入力するようになっていてもよい。
表示装置26は、カラー表示装置であり、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT等の何れを用いてもよい。表示装置26の表示画面には、位置検出器21にて検出した車両の現在位置と地図データ入力器25より入力された地図データとから特定した現在地を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種施設のシンボルマーク等の付加データとを重ねて表示することができる。
また、表示装置26には、後述するように、地図上の所定区画単位に対応して設定された気象情報に対応する区画が他の区画と区別可能なように、地図上の該当区画の表示態様を変更して表示させることができる(図4参照)。
音声出力装置27は、走行案内等の各種案内の音声を出力することができる。
制御回路29は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、上述した位置検出器21,操作スイッチ群22,リモコンセンサ23b,外部通信機24,地図データ入力器25からの入力に応じて各種処理を実行し、外部通信機24,表示装置26,音声出力装置27を制御する。この制御回路29は、ROM等に記憶されたプログラムに従い、必要に応じて外部メモリ28内のデータを用いて各種処理を実行する。
例えば、ナビゲーション関係の処理としては、地図表示処理や経路案内処理等が挙げられる。地図表示処理は、位置検出器21からの各検出信号に基づいて座標及び進行方向の組として車両の現在位置を算出し、地図データ入力器25を介して読込んだ現在位置付近の地図等を表示装置26に表示する処理である。また、経路案内処理は、地図データ入力器25に格納された地点データと、操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作に従って設定された目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの最適な経路を算出し、その算出した経路に対する走行案内を行う処理である。このように自動的に最適な経路を設定する手法として、ダイクストラ法によるコスト計算等の手法が知られている。
また、制御回路29は、上述の地図表示処理や経路案内処理等に並行して、気象情報の表示処理も行う。なお、この処理の詳細な説明については後述する。
上述のように、ナビゲーション装置20は外部通信機24を介して情報センタ5から気象情報を取得するのであるが、この情報センタ5について説明する。
情報センタ5は、各車両と交信可能な無線基地局に通信回線を通じて接続されており、その無線基地局を介してナビゲーション装置20との間で無線通信を行い、気象情報をナビゲーション装置20へ送信する。具体的には、情報センタ5は、ナビゲーション装置20へ送信するための気象情報を蓄積しておく気象情報データベースと、通信回線を介して通信を行う回線端末装置(共に図示せず)と、データを管理するサーバ(図示せず)等を備えている。
気象情報データベースには、天気の観測情報を提供する機関等から随時収集した情報に基づいて蓄積した比較的広域の気象情報が蓄積されている。この気象情報は、地図上の所定区画単位に対応して蓄積されている。この所定区画は、例えば緯度経度で区切られたメッシュ単位の区画や、行政界で分割した区画などが考えられる。本実施形態では、緯度経度で区切られたメッシュ単位の区画を用いている。
また、気象情報データベースに蓄積されている気象情報には、気象警報(竜巻、台風、洪水など)や現況情報・予報情報(晴、雨、雷、嵐など)、道路情報(凍結、冠水など)などがある。
以下、実施形態のナビゲーション装置20において気象情報を表示装置26に表示する処理について、図2のフローチャート、図4の表示例を示す図に基づいて説明する。
[気象情報の初期表示処理の説明]
図2は、ナビゲーション装置20の制御回路29が実行する気象情報の初期表示処理の手順を示すフローチャートである。
まず、操作スイッチ群22又はリモコン23aを介してユーザから気象情報の表示処理を開始する旨の指示が入力されたか否か判定する(ステップ10。以下、ステップを単に記号Sで表記する。)。その表示指示がなければ(S10:NO)、本初期表示処理を一旦終了して図示しないメイン処理へ戻る。一方、その表示指示があれば(S10:YES)、S20へ移行する。
S20では、所定の指定位置を基準として所定の縮尺で地図を表示した場合の地図表示範囲に対応する気象情報を取得する。
ここで、「所定の指定位置」は、例えば位置検出器21からの各検出信号に基づいて算出した自車位置であってもよいし、ユーザが指定した位置であってもよい。なお、ユーザが位置を指定する場合、ユーザがピンポイントで位置を指定してもよいし、例えば「○○市」のように行政区画名称を指定することで、その行政区画の代表位置として予め定められている位置(例えば行政庁舎が存在する位置など)を結果として指定されるようにしてもよい。
また、「所定の縮尺」は、少なくとも後述するランク1の気象情報が含まれている場合に初期表示の縮尺として設定されるもの(下記例では表示スケールが30mile)以上の縮尺を意味する。
このS20での気象情報の取得手法は種々考えられるが、ここでは、以下の3例を説明する。
(1)例えばFM多重放送や衛星ラジオ放送、デジタルラジオ放送などの放送形式で気象情報が送信される場合には、その気象情報を受信して外部メモリ28に記憶し、気象情報が更新される度に、外部メモリ28に記憶しておく気象情報も更新していく。そして、S20の処理において、その外部メモリ28に記憶されている気象情報から、地図表示範囲に対応する気象情報を取得することが考えられる。
(2)例えば、S20の処理が開始してから初めて外部通信機24を介して情報センタ5との間で通信を行い、情報センタ5に蓄積されている気象情報の送信を要求して、この要求に応じて情報センタ5から送信されてきた気象情報を受信して外部メモリ28に記憶する。そして、その外部メモリ28に記憶された気象情報から、地図表示範囲に対応する気象情報を取得することが考えられる。
このとき、情報センタ5は、ナビゲーション装置20からの要求に応じて、気象情報データベースに蓄積されている現時点の気象情報をナビゲーション装置20へ送信する。
(3)上記(1)(2)の例では、ナビゲーション装置20において地図表示範囲に対応する気象情報を抽出するようにしたが、この抽出作業自体を情報センタ5に実行させることも考えられる。この場合は、外部通信機24を介して情報センタ5との間で通信を行い、情報センタ5に対して、地図表示範囲を送信すると共にその地図表示範囲に対応する気象情報の送信を要求する。この要求に応じて情報センタ5から送信されてきた気象情報を受信するのである。
このとき、情報センタ5は、ナビゲーション装置20からの要求に応じて、気象情報データベースに蓄積されている現時点の気象情報の中から、ナビゲーション装置20より送信された地図表示範囲に対応する気象情報を抽出した上で、ナビゲーション装置20へその気象情報を送信する。
S20にて気象情報を取得したら、続くS30では、取得した気象情報中にランク1の気象情報が含まれているか否か判断する。このS30での処理について説明する。
気象情報にはそれぞれ情報の重要度を示すランクが設定されており、重要度の高い方から1,2,3…と設定されている。図3は、気象情報の種類とランク、そして表示態様の対応関係を示すテーブルであり、例えば外部メモリ28に記憶してある。
この対応関係テーブルにおいては、気象情報の種類A,B,C…毎にランクが設定されており、さらに表示態様a,b,c…が設定されている。この表示態様としては、領域の色と、アイコンの色が設定されている。具体的には、領域に関しては、ランクによって色が設定され、アイコンの色は種類毎に異なっている。そのため、領域の色によってランクを認識でき、アイコンの色で気象情報の種類の違いを区別することができるようにされている。
複数の気象情報が同じランクであることもある。例えば図3に示す例では、気象情報の種類A,B,C,Dについてはランク1であり、気象情報の種類E,F,Gについてはランク2であり、気象情報の種類H,Iについてはランク3である。ランク1に属する気象情報としては、例えば竜巻、台風、洪水などが挙げられる。
本実施形態では、ランク1に対応する色を赤、ランク2に対応する色を黄、ランク3に対応する色を緑と設定してある。なお、当然であるが、ランクに対応してどのような色を設定するのか、あるいは気象情報の種類に応じてどのようなアイコンの色を設定するのかは、任意に設定することができる。
なお、色だけでなくテクスチャパターンを用いて区別してもよい。例えば領域に関しては、ランクが同じならば色は同じであるが、気象情報の種類によってテクスチャパターンを変えるようにしてもよい。もちろん、視覚にて違いが認識できるのであれば、色及びテクスチャパターン以外の表示態様方法を採用しても良い。
S20で取得した気象情報中にランク1の気象情報が含まれている場合は(S30:YES)、表示スケールを30mileに設定し(S40)、一方、S20で取得した気象情報中にランク1の気象情報が含まれていない場合は(S30:NO)、表示スケールを16mileに設定する(S50)。
このように表示スケールが設定されたら(S40,S50)、その設定された表示スケールに従って、気象情報表示用地図を表示する(S60)。「気象情報表示用地図」とは、気象情報を表示することに特化した地図であり、経路案内における誘導経路や、周辺施設情報、ランドマークなどは表示しない。
そして、S20で取得した気象情報を、アイコンと共に、気象情報表示用地図に重ねて表示する(S70)。S70では、図3に示す対応関係テーブルを参照し、気象情報の該当区画を、その気象情報に対応する表示態様で表示する。また、気象情報を示すアイコンは対応する区画の近傍に表示する。
なお、アイコンは図4では単なる丸形状で示しているが、例えば気象情報を示す文字やマークを表すことが考えられる。例えば「竜巻」という文字を表してもよいし、竜巻をイメージ的に示したマークを表しても良い。
図4(a)に示す表示例は、ランク1の気象情報Aが含まれているためS40にて表示スケールが30mileに設定された場合の表示例であり、図4(b)に示す表示例は、ランク1の気象情報が含まれておらず、ランク2の気象情報Eとランク3の気象情報Hしか含まれていないためS50にて表示スケールが16mileに設定された場合の表示例である。
なお、このような気象情報の初期表示処理が終了した後は、ユーザによって操作スイッチ群22を介した縮尺変更指示(スケール変更指示)がなされると、制御回路29は、それに応じて表示スケールを変更して表示制御を行う。例えば図4(a)に示すような表示スケール30mileによる初期表示された場合、ユーザが、ランク1の気象情報Aの位置を確認した後、もっと詳細な地図で自車近隣の気象情報を確認したい場合がある。その場合は、ユーザの操作に応じて、図4(b)に示すような表示スケール16mileによる表示に切り替えることができる。
また、ユーザによって操作スイッチ群22を介したアイコンに対する所定の指示がなされると、例えばポップアップ画面を表示させ、気象情報に関する詳しい情報を例えばテキスト形式などで表示させる。例えば竜巻や台風などであれば、その規模や進行方向を表示させることが考えられる。なお、この「気象情報に関する詳しい情報」は、情報センタ5から送信する気象情報に含めておき、それを受信したナビゲーション装置20において、外部メモリ28に記憶しておけばよい。
[効果の説明]
(1)地図上の所定区画単位に対応して設定された気象情報に対応する区画が他の区画と区別可能なように、表示されている地図上の該当区画の表示態様を制御するため、ユーザは地図上のどの領域がどのような気象状態であるかを知ることができる。これにより、ユーザは地図上のどの領域がどのような気象状態であるかを知ることができるのであるが、どのような縮尺で地図表示を行うかに関して、以下のような工夫をしている。
つまり、図2に示す初期表示処理において、S20で取得した気象情報の中にランク1の気象情報が含まれているか否か判断し(S30)、ランク1の気象情報が含まれていれば(S30:YES)、表示スケールを30mileに設定する(S40)。この縮尺は、取得した気象情報が全て表示可能な縮尺である。
図4(a)に示す表示例においては、表示された地図の上端付近の領域にランク1の気象情報Aが存在している。この気象情報Aは、表示スケールが16mileに設定された図4(b)に示す表示例においては表示されない領域に存在している。したがって、表示スケールが30mileに設定された図4(a)に示す縮尺での地図表示によって、気象情報Aの存在を知ることができる。このようにすることで、より適切な気象情報報知を実現することができる。
(2)気象情報に対応する区画の色によってランクの区別が可能である。本実施携帯においては、ランク1→2→3に対応して赤→黄→緑の各色にて表示している。赤色に対して「注意喚起の必要がある」と認識しているユーザに対しては、効果的な気象情報表示となる。
また、アイコンを見れば気象情報の種類が分かり、便利である。そして、ユーザによって操作スイッチ群22を介したアイコンに対する所定の指示がなされると、例えば表示装置26にポップアップ画面を表示させて気象情報に関する詳しい情報を表示させることもできる。このようにすれば、例えば竜巻や台風などであれば、その規模や進行方向を表示させることができ、ユーザにとって便利である。
なお、表示装置26にポップアップ画面を表示させて気象情報に関する詳しい情報を表示させるのではなく、音声出力装置27を介して音声にて気象情報に関する詳しい情報を出力するようにしてもよい。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態で用いた用語と特許請求の範囲に記載の用語との対応を示す。
地図データ入力器25が地図情報取得手段に相当し、外部通信機24が気象情報取得手段に相当する。また、表示装置26が表示手段に相当し、操作スイッチ群22などが指示受付手段に相当する。また、制御回路29が表示制御手段に相当し、位置検出器21が現在地特定手段に相当する。
一方、表示スケール30mileの縮尺が「第1の縮尺」に相当し、表示スケールを16mileの縮尺が「第2の縮尺」に相当する。
[別実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り様々な態様にて実施することが可能である。
(a)上記実施形態では、気象情報の初期表示処理において表示スケールを30mileに設定するのは、ランク1の気象情報が含まれている場合であったが、ランク1だけでなくランク2の気象情報が含まれている場合にも表示スケールを30mileに設定してもよい。その場合は、ランク1,2のいずれの気象情報も含まれていない場合に表示スケールが16mileに設定されることとなる。
(b)上記実施形態では、初期表示処理における縮尺を、ランク1の気象情報が含まれているか否かで表示スケール30mileか16mileかにした。さらに3段階に分けることも可能である。例えばランク1の気象情報が含まれていれば表示スケール30mile、ランク1の気象情報は含まれずランク2の気象情報が含まれていれば16mile、ランク1,2の気象情報は含まれずランク3の気象情報が含まれていれば8mileといった具合である。
(c)ランク1に属する気象情報として、上記実施形態では、例えば竜巻、台風、洪水などの気象警報を採用したが、どのような気象情報を採用するかは自由である。また、同じ気象警報であってもランクを分けて設定してもよい。
(d)上記実施形態では、ランク1の気象情報が含まれている場合、そのような気象情報の位置に関係なく、表示スケールを30mileに設定したが、ランク1の気象情報の位置を特定し、その位置を考慮し、例えば、「ランク1に該当する気象情報が表示可能な最小の縮尺」に設定してもよい。
しかし、上記実施形態のように、気象情報の位置に関係なく表示スケールを設定する手法の場合には、ランク1に該当する気象情報の位置を都度考慮しなくても対応可能となる点で有用である。また、例えばたまたま近距離の場所でランク1の気象情報が存在した場合であっても、相対的に広域地図となる表示スケールを30mileに設定した地図表示を行うことは意味がある。例えばランク1の気象情報が台風であった場合、その影響の及ぶ範囲はかなり広いものとなる。したがって、どの程度の地域まで影響があるのかを知ることができるというメリットがある。
(e)ユーザからの指示を受け付ける方法としてアイコン表示部分をタッチする、という方法を例示したが、例えばメカニカルなスイッチを操作することで受け付けてもようい。また、当然ながら音声によって指示を受け付けても良い。
(f)上記実施形態では、車両に搭載されたナビゲーション装置20に気象情報表示装置の機能を組み込んだ形態を説明したが、例えば持ち運び可能ないわゆるモバイルナビゲーション装置に気象情報表示装置の機能を組み込んでもよい。あるいは、携帯電話のように人間に携帯される端末に気象情報表示装置の機能を組み込んでもよい。さらに、例えばパソコンに気象情報表示装置の機能を組み込んでもよい。
実施形態のナビゲーション装置の概略構成を示す説明図である。 ナビゲーション装置20の制御回路29が実行する気象情報の初期表示処理の手順を示すフローチャートである。 気象情報の種類と表示優先度・表示態様の対応関係を示すテーブルである。 気象情報の表示例を示す説明図である。
符号の説明
20…ナビゲーション装置、21…位置検出器、21a…GPS受信機、21b…ジャイロスコープ、21c…距離センサ、22…操作スイッチ群、23a…リモコン、23b…リモコンセンサ、24…外部通信機、25…地図データ入力器、26…表示装置、27…音声出力装置、28…外部メモリ、29…制御回路。

Claims (8)

  1. 地図情報を取得する地図情報取得手段と、
    地図上の位置に対応して設定された気象情報を取得する気象情報取得手段と、
    ユーザに対して種々の情報を表示する表示手段と、
    ユーザからの種々の指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記指示受付手段を介して気象情報の表示指示を受け付けると、初期表示処理として、前記地図情報取得手段によって取得した地図情報に基づいて前記表示手段に地図表示を行うと共に、前記気象情報取得手段によって取得した気象情報に対応する位置が他の位置と区別可能なように表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
    前記気象情報には、気象情報としての重要度を示すランクが設定されており、
    前記表示制御手段は、
    前記初期表示処理において、前記気象情報取得手段によって取得した気象情報の中に所定の重要度以上のランクに該当する気象情報が含まれているか否か判断し、
    所定の重要度以上のランクに該当する気象情報が含まれている場合には、この所定の重要度以上のランクに該当する気象情報を表示可能な第1の縮尺にて地図表示を行い、所定の重要度以上のランクに該当する気象情報が含まれておらず、所定の重要度未満のランクに該当する気象情報が含まれている場合には、前記第1の縮尺よりも小さな第2の縮尺にて地図表示を行うこと
    を特徴とする気象情報表示装置。
  2. 請求項1に記載の気象情報表示装置において、
    前記第1の縮尺は、前記気象情報取得手段によって取得した気象情報が全て表示可能な縮尺であること
    を特徴とする気象情報表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の気象情報表示装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記初期表示処理が終了した後、前記指示受付手段を介して地図の縮尺変更指示を受け付けた場合には、その指示に基づいて地図の縮尺変更を実行すること
    を特徴とする気象情報表示装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の気象情報表示装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記表示制御として、前記取得した気象情報に対応する位置が他の位置と区別可能なように、該当地図の表示態様を制御するか、またはアイコンを表示させるか、少なくとも何れか一方を行うこと
    を特徴とする気象情報表示装置。
  5. 請求項1〜の何れか1項に記載の気象情報表示装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記表示制御として、気象情報に対応する地図上の位置の色がランク毎に区別可能なように該当地図の表示態様を制御すること
    を特徴とする気象情報表示装置。
  6. 請求項1〜の何れか1項に記載の気象情報表示装置において、
    前記表示制御手段は、
    気象情報に対応する地図上の位置が他の地図上の位置と区別可能なように該当地図の表示態様を制御すると共に、その気象情報の種類を示すアイコンも対応付けて表示させること
    を特徴とする気象情報表示装置。
  7. 請求項1〜の何れか1項に記載の気象情報表示装置において、
    移動体に搭載または携帯され、
    現在地を特定する現在地特定手段を備え、
    前記気象情報取得手段は、前記現在地特定手段によって特定された現在地を基準とした所定範囲内の気象情報を取得すること
    を特徴とする気象情報表示装置。
  8. 請求項1〜の何れか1項に記載の気象情報表示装置における表示制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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