JP4992162B2 - 鉄イオン配合内服液剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、二価の鉄イオンを配合してなる内服液剤に関する。さらに詳しくは、二価の鉄イオン由来の錆味を抑え、良好な服用性を有し、医薬、食品の分野に応用できる二価の鉄イオンを配合する鉄イオン配合内服液剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、二価の鉄イオンは三価の鉄イオンに比べて吸収性がよいことが知られているが、二価の鉄イオンには不快な錆味があり、二価の鉄イオンを配合して内服液剤を調製した場合、その配合により味が損なわれ、服用性が著しく悪くなるという問題があった。
【0003】
この二価の鉄イオン由来の錆味を改善する技術として、二価の鉄イオンと、例えばスクレート、フルクテート等の糖のカルボキシレートとの複合体を形成させる方法(特開平2−72843号)などが知られている。しかし、これらの方法は、二価の鉄イオン由来の錆味を改善するには充分ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、二価の鉄イオンを内服液剤に配合したときにも、当該イオン由来の不快な錆味を抑えた、服用性良好な鉄イオン配合内服液剤の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、二価の鉄イオンにムコ多糖類や、ムコ多糖類と難消化性デキストリンを同時に配合することにより、当該イオン由来の不快な錆味を抑えて、かつ良好な服用性を有する内服液剤が得られることを見い出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち本発明の第1の目的は、次の成分(a)および(b)
(a)二価の鉄イオン
(b)ムコ多糖類
を含有してなる鉄イオン配合内服液剤を提供することである。
【0007】
また、本発明の第2の目的は、次の成分(a)、(b)および(c)
(a)二価の鉄イオン
(b)ムコ多糖類
(c)難消化性デキストリン
を含有してなる鉄イオン配合内服液剤を提供することである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の鉄イオン配合内服液剤(以下「内服液剤」とする。)において、(a)成分として用いられる二価の鉄イオンとは、二価の鉄化合物を水溶液中に溶解させたときに生じる鉄イオンであり、三価の鉄化合物を水溶液中に溶解させて生じた三価の鉄イオンを還元させたときに生じる鉄イオンをも含むものである。
【0009】
本発明の内服液剤に成分(a)を配合するために用いられる鉄化合物としては、二価の鉄化合物が好ましく、例えば、フマル酸第一鉄、硫酸第一鉄、クエン酸鉄ナトリウムなどが挙げられる。これらは単独で配合してもよく、また2種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0010】
また、二価の鉄化合物に代えて三価の鉄化合物、例えば、クエン酸第二鉄アンモニウム、硫酸第二鉄、塩化第二鉄などを配合するときには、例えば還元糖やアスコルビン酸等の還元性有機酸のような還元性物質を同時に配合し、三価の鉄イオンを二価の鉄イオンに還元させればよく、これにより消化管からの吸収性をよくすることができる。
【0011】
本発明の成分(a)の配合量は、目的に応じ適宜定めることができるが、栄養摂取量の面から考えれば、鉄化合物中の鉄イオンに換算して、1日当たり0.5〜60mg程度が好ましい。また、この量を例えば内服液剤100mlで摂取するとすれば、0.0005〜0.06W/V%程度の濃度とすればよい。
【0012】
一方、本発明で用いる成分(b)のムコ多糖としては、コンドロイチン、ヒアルロン酸及びその塩、コンドロイチン硫酸及びその塩、デルマタン硫酸及びその塩、ヘパラン硫酸及びその塩、ケラタン硫酸及びその塩、ヘパリン等が挙げられる。このムコ多糖類のなかでも、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩が好ましく、さらに好ましくはコンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムである。本発明の内服液剤における、ムコ多糖類の配合量は、1日当り0.01〜5g程度摂取できる量が好ましい。
【0013】
本発明の内服液剤において、二価の鉄イオンとムコ多糖類の配合比は、二価の鉄イオン1重量部に対してムコ多糖を通常0.1重量部以上とすれば良く、好ましくは0.5〜2500重量部、さらに好ましくは5〜1000重量部である。この範囲内であれば、本発明の効果を期待するに充分である。
【0014】
本発明の内服液剤は、上記(a)成分と(b)成分を組合せ、公知方法により調製することもできるが、更に成分(c)として難消化性デキストリンを配合すればより良好な服用性を得ることができる。この成分(c)は、人の消化酵素で加水分解されない難消化性、難吸収性の低カロリー水溶性食物繊維であり、例えば以下の方法により得られる。すなわち、澱粉を鉱酸、特に塩酸で処理し焙焼して得た焙焼デキストリンにα−アミラーゼを作用させ、常法に従って、ろ過精製して得る方法や、焙焼デキストリンにα−アミラーゼを作用させ、ろ過精製した後、更に例えばイオン交換樹脂、クロマトグラフィーや有機溶媒法により高カロリー区分を分離除去する方法などによって得られるものである。
【0015】
上記の成分(c)は、通常、水溶液中でゲルを形成せず、また鉄等の必須微量金属の吸収阻害を起こすことが少ない性質を有する化合物であり、例えば、パインファイバー、ファイバーソル2(商品名:松谷化学工業(株)製)がある。
【0016】
なお本発明において用いられる成分(c)は、難消化性成分の含有量が50%以上の難消化性デキストリンが好ましく、更に好ましくは難消化性成分の含有量が70%以上のものである。難消化性成分がこれらの範囲内であれば、本発明の効果を期待するに充分である。
【0017】
本発明の内服液剤において、上記成分(c)の配合量は、1日当りの0.1〜30g程度の摂取量となる量が好ましい。また、本発明の内服液剤において、成分(a)と成分(c)の配合比は、成分(a)1重量部に対して、通常、成分(c)が1重量部以上であり、好ましくは5〜15000重量部、さらに好ましくは5〜5000重量部である。この範囲内であれば、本発明の効果を期待するに充分である。
【0018】
本発明の内服液剤においては、上記成分(a)から成分(c)の他、さらに、成分(d)として還元性物質を配合することができる。この成分(d)は、果糖、ブドウ糖、ショ糖などの還元糖、アスコルビン酸(塩を含む)、エリソルビン酸(塩を含む)などの還元性有機酸であり、これらは、単独で配合してもよく、また、2種以上を組み合わせて配合してもよい。ここで、成分(d)の配合量は、目的に応じて適宜、選択することができ、前記したように内服液剤に三価の鉄化合物を配合した場合には、二価の鉄に還元し得るに足りる量以上であればよい。
【0019】
本発明においては、さらにまた、成分(e)として香料を配合することができる。香料としては、フルーツ系香料、ミント系香料、洋酒系香料、ミルク系香料などのものであり、これらは、単独で配合してもよく、また、2種以上を組み合わせてから選ばれる少なくとも一種を配合することにより、本発明の効果を増強することができる。
【0020】
このうち、フルーツ系香料とは、ブルーベリー系、チェリー系、グレープ系、プラム系などが挙げられ、その中でもブルーベリー、クランベリー、カシス、アセロラ、グレープ、プルーンなどの香料を一種又は二種以上含むものが好ましい。これらの香料は、抽出などの常法で得て、それをそのまま、または成分を単離したもの、もしくは単離した成分を2種以上混合したものが主に使われるが、別途合成した成分を使用することも可能である。
【0021】
また、ミント系香料とは、和種ハッカ、ペパーミント、スペアミントなどが挙げられる。これらの香料は、抽出などの常法で得て、それをそのまま、または成分を単離したもの、もしくは単離した成分を2種以上混合したものが主に使われるが、別途合成した成分を使用することも可能である。
【0022】
さらに、洋酒系香料とは、ブラウンリカー系、リキュール系等が挙げられ、ブランデー、ジン、ウイスキー、キュラソー、フルーツリキュールなどの香料を1種又は2種以上含むものが好ましい。これらの香料は、抽出などの常法で得て、それをそのまま、または成分を単離したもの、もしくは単離した成分を2種以上混合したものが主に使われるが、別途合成した成分を使用することも可能である。
【0023】
更にまた、ミルク系香料とは、牛乳系、バター系、チーズ系等が挙げられ、牛乳、練乳、粉乳、クリーム、バター、チーズ、発酵乳などの香料を1種又は2種以上含むものが好ましい。これらの香料は、抽出などの常法で得て、それをそのまま、または成分を単離したもの、もしくは単離した成分を2種以上混合したものが主に使われるが、別途合成した成分を使用することも可能である。
【0024】
成分(e)の配合量は、特に制約されるものではないが、液剤全体の0.001〜0.5W/V%が好ましい。また、上記に示したフルーツ系香料、ミント系香料、洋酒系香料、ミルク系香料とそれ以外の香料を混合して使用することもできる。その他の香料として、天然果汁なども配合することができる。
【0025】
本発明の内服液剤においては、そのpHを、2.5〜7.0の範囲、好ましくは3.0〜5.5の範囲である。pHが2.5未満の酸性域では、酸味が強すぎて服用性の点で好ましくなく、また、pHが7.0を越える塩基性域では、鉄イオンが水酸化鉄となって沈澱してしまい、これも好ましくない。
【0026】
pHを上記範囲に保つためには、必要に応じてpH調整剤を配合することができる。このpH調整剤としては、クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、乳酸、コハク酸などの有機酸及びそれらの塩類、塩酸などの無機酸、水酸化ナトリウムなどの無機塩基などが挙げられる。
【0027】
本発明の内服液剤には、上記した各成分の他、必要に応じ、その他の成分として、ビタミン類、他のミネラル類、アミノ酸及びその塩類、生薬、生薬抽出物、カフェイン、ローヤルゼリーなどを本発明の効果を損なわない範囲で適宜に配合することができる。
【0028】
本発明の内服液剤には、さらに必要に応じて、抗酸化剤、着色剤、香料、矯味剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、甘味料などの添加物を本発明の効果を損なわない範囲で適宜に配合することができる。
【0029】
本発明の内服液剤は、常法により調製することができ、その方法は特に限定されるものではない。通常、各成分をとり適量の精製水で溶解した後、pHを調整し、残りの精製水を加えて容量調製し、必要に応じてろ過、滅菌処理することにより得られる。
【0030】
以上のようにして得られた本発明の内服液剤は、例えばシロップ剤、ドリンク剤などの医薬品や医薬部外品などの各種製剤、健康飲料などの各種飲料に適用することができる。
【0031】
【実施例】
次に実施例及び試験例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等に何ら制約されるものではない。
【0032】
実施例1
鉄イオン配合内服液剤の調製:
表1に示す処方および下記の製造方法により本発明品1〜5および比較品1の鉄イオン配合内服液剤を製造した。
【0033】
(鉄イオン配合内服液剤の処方)
【表1】
【0034】
試験例1
鉄錆味に関する風味評価:
実施例1にて得られた鉄イオン配合内服液剤について、下記の方法により、各々の鉄錆味の風味評価を行った。その結果を表2に示す。
【0035】
(製造方法)
A. 成分(1)〜(12)を精製水に溶解する。
B. 「A.」のpHを3.5に調整し、さらに精製水を加えて全量を100
mlとする。
C. 「B.」をガラス瓶に充填し、キャップをして鉄イオン配合内服液剤を
得た。
【0036】
(試験方法)
25〜40歳までの女性10人をパネラーとして、本発明品および比較品の鉄イオン内服液剤10mlを服用し、鉄錆味について下記の基準で評価した。なお、一つのサンプルを評価した後は、温湯で口中をすすぎ、30分以上経過してから次の液剤の評価を行うこととした。
【0037】
(評価基準)
下記の6段階の点数付けをして評価した。評点が小さいほど結果がよいことを示す。この結果の合計値をパネラー数で除したを平均値で求めて比較・評価した。その結果を表2に示す。
【0038】
(評価結果)
【表2】
【0039】
表2から明らかなように、本発明品1〜5は、二価の鉄由来の不快な錆味が抑えられ、服用性のよいものであった。
【0040】
実施例2
鉄イオン配合内服液剤:
下記の処方および製造方法により鉄イオン配合内服液剤を調製した。
【0041】
【0042】
(製造方法)
A. 成分(1)〜(16)を精製水に溶解する。
B. 「A.」のpHを3.0に調整し、さらに精製水を加えて全量を100
mlとする。
C. 「B.」をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分加
熱滅菌する。
D. 「C.」をガラス瓶に充填し、キャップをして鉄イオン配合内服液剤を
得た。
【0043】
上記の実施例2の鉄イオン配合内服液剤は、二価の鉄イオン由来の不快な錆味が抑えられ、服用性のよいものであった。
【0044】
実施例3
鉄イオン配合内服液剤:
下記の処方および製造方法により鉄イオン配合内服液剤を調整した。
【0045】
【0046】
(製造方法)
A. 成分(1)〜(23)を精製水に溶解する。
B. 「A.」のpHを4.0に調整し、さらに精製水を加えて全量を100
mlとする。
C. 「B.」をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分加
熱滅菌する。
D. 「C.」をガラス瓶に充填し、キャップをして鉄イオン配合内服液剤を
得た。
【0047】
上記の実施例3の鉄イオン配合内服液剤は、二価の鉄イオン由来の不快な錆味が抑えられ、服用性のよいものであった。
【0048】
実施例4
鉄イオン配合内服液剤:
下記の処方および製造方法により鉄イオン配合内服液剤を調整した。
【0049】
【0050】
(製造方法)
A. 成分(1)〜(21)を精製水に溶解する。
B. 「A.」のpHを4.5に調整し、さらに精製水を加えて全量を100
mlとする。
C. 「B.」をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分加
熱滅菌する。
D. 「C.」をガラス瓶に充填し、キャップをして鉄イオン配合内服液剤を
得た。
【0051】
上記の実施例4の鉄イオン配合内服液剤は、二価の鉄イオン由来の不快な錆味が抑えられ、服用性のよいものであった。
【0052】
実施例5
鉄イオン配合内服液剤:
下記の処方および製造方法により鉄イオン配合内服液剤を調整した。
【0053】
【0054】
(製造方法)
A. 成分(1)〜(22)を精製水に溶解する。
B. 「A.」のpHを3.5に調整し、さらに精製水を加えて全量を100
mlとする。
C. 「B.」をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分加
熱滅菌する。
D. 「C.」をガラス瓶に充填し、キャップをして鉄化合物配合内服液剤
を得た。
【0055】
上記の実施例5の鉄イオン配合内服液剤は、二価の鉄イオン由来の不快な錆味が抑えられ、服用性のよいものであった。
【0056】
実施例6
鉄イオン配合内服液剤:
下記の処方および製造方法により鉄イオン配合内服液剤を調整した。
【0057】
【0058】
(製造方法)
A. 成分(1)〜(27)を精製水に溶解する。
B. 「A.」のpHを3.5に調整し、さらに精製水を加えて全量を100
mlとする。
C. 「B.」をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分加
熱滅菌する。
D. 「C.」をガラス瓶に充填し、キャップをして鉄化合物配合内服液剤
を得た。
【0059】
上記の実施例6の鉄イオン配合内服液剤は、二価の鉄イオン由来の不快な錆味が抑えられ、服用性のよいものであった。
【0060】
【発明の効果】
本発明の鉄イオン配合内服液剤は、二価の鉄イオン由来の不快な錆味を抑えられた、服用性が良好なものであった。
【0061】
従って、本発明の鉄イオン配合内服液剤は、例えばシロップ剤、ドリンク剤などの医薬品や医薬部外品などの各種製剤、健康飲料などの各種飲料などとして有利に使用され、例えば、体質や各種疾患による鉄イオンの不足を解消できるものである。
以 上
Claims (6)
- 次の成分(a)および(b)
(a)二価の鉄イオン 0.0005〜0.06W/V%
(b)コンドロイチン硫酸及びその塩並びにヒアルロン酸及びその塩からなる群
より選ばれる少なくとも一種のムコ多糖類
を含有してなる鉄イオン配合内服液剤。 - 次の成分(a)、(b)および(c)
(a)二価の鉄イオン 0.0005〜0.06W/V%
(b)コンドロイチン硫酸及びその塩並びにヒアルロン酸及びその塩からなる群
より選ばれる少なくとも一種のムコ多糖類
(c)難消化性デキストリン
を含有してなる鉄イオン配合内服液剤。 - 次の成分(a)、(b)、(c)および(d)
(a)二価の鉄イオン 0.0005〜0.06W/V%
(b)コンドロイチン硫酸及びその塩並びにヒアルロン酸及びその塩からなる群
より選ばれる少なくとも一種のムコ多糖類
(c)難消化性デキストリン
(d)果糖、ブドウ糖、ショ糖、アスコルビン酸及びその塩並びにエリソルビン
酸及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の還元性物質
を含有してなる鉄イオン配合内服液剤。 - 次の成分(a)、(b)、(c)、(d)および(e)
(a)二価の鉄イオン 0.0005〜0.06W/V%
(b)コンドロイチン硫酸及びその塩並びにヒアルロン酸及びその塩からなる群
より選ばれる少なくとも一種のムコ多糖類
(c)難消化性デキストリン
(d)果糖、ブドウ糖、ショ糖、アスコルビン酸及びその塩並びにエリソルビン
酸及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の還元性物質
(e)香料
を含有してなる鉄イオン配合内服液剤。 - 成分(e)の香料がフルーツ系香料、ミント系香料、洋酒系香料及びミルク系香料からなる群より選ばれる少なくとも一種を含有してなる請求項第4項記載の鉄イオン配合内服液剤。
- pHが2.5〜7.0である請求項第1項乃至第5項のいずれかの項に記載の鉄イオン配合内服液剤。
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