JP4990141B2 - 液体濃縮物から温かい飲料及び冷たい飲料をカップ内で調合し、混合し、発泡させるための方法 - Google Patents

液体濃縮物から温かい飲料及び冷たい飲料をカップ内で調合し、混合し、発泡させるための方法 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、一般に、液体食品調合装置に関する。特に、本発明は、混合チャンバ又は泡立てチャンバを全く使用しないで液体濃縮物から再構成される温かい飲料又は冷たい飲料などを調合するための調合システム及び方法に関する。
発明の背景
温かい飲料又は冷たい飲料を調合する従来のシステムは、オフィス、コンビニエンスストア、レストラン、家庭などで幅広く使用されている。
幅広く使用されている1つのタイプの飲料調合システムは、電動機によって回転駆動され且つカップ内で調合される前にコーヒー粉末や紅茶粉末などの粉末又はシロップと泡立てボウル又はチャンバ内の液体などの温かい液体又は冷たい液体とを混ぜ合わせるブレードやディスクなどのインペラを使用する。このタイプのシステムは例えば米国特許第4,676,401号に記載されている。
このタイプのシステムは、時として、高価であり、また、混合ボウル又は泡立てチャンバおよびインペラエンジンのための空間を必要とするため扱いにくい。また、泡立てチャンバ内及び/又はインペラ上に残る残留生成物に起因する衛生上の問題を避けるため、これらのシステムは、特定のメンテナンスおよび定期的なクリーニングを必要とする。更に、粉末を使用すると、溶解しない粉末粒子の沈殿および調合後のカップ内での液体の層化が特に大気温度で生じる場合がある。この用法における「層化」とは、製品の液体部分における異なるレベルでの所定量の不均一性のことである。
回転ブレードなどの機械的な泡立て機構を使用することなくホットチョコレートや飲料などの泡立つソフトドリンクを生成して調合するための他のタイプのシステムが米国特許第6,305,269号で提案された。このシステムにおいて、飲料を生成するために使用されるシロップと水との混合物の泡立ては、交差点に向けて加圧下で方向付けられるシロップと水との交差する流れをベント型混合チャンバ内で混合させることにより達成される。このシステムが混合チャンバ内でのインペラの使用を排除するにもかかわらず、混合チャンバの壁が使用後に残留物によって急速に汚れ、そのため、衛生が依然として問題となり、依然として混合チャンバを定期的にクリーニングする必要がある。クリーニング作業は、多くの場合、混合チャンバの清掃を要するため、労力が多く、費用がかかる。また、1つの水ジェットと1つの濃縮物ジェットとを使用するこのシステムを用いて得られる泡は一般に気泡サイズが大きい石鹸のような外観を有しており、安定性が極めて低いことが分かった。
他の調合システムは、例えば欧州特許第1088504A号又は欧州特許第1 348 364A1号のように、乾燥飲料粉末と、当該粉末と混合し且つ泡を生成するためにカップへと方向付けられる水のジェットとのカップ内での混合を使用するが、これらの既存のシステムには、以下のような幾つかの欠点がある。すなわち、1)乾燥粉末のカップ内混合は、ミルク粉末などの特定の食物成分との混合が不十分になり、2)粉末のカップ内混合は、特定の粉末が非加熱希釈剤にうまく溶けないため、均質な清涼飲料を適切に供給せず、3)既存の装置は、粉末収納部を受け入れるためのフットプリントが非常に大きく、4)既存の装置は、通常、カップを収納領域から混合領域へと移動させるためのシステムが複雑で且つ高価であり、5)一部の既存の装置は、それらの特定のジェット形態に関して混合中に液飛びを起こし、衛生及び/又はクリーニングの問題を引き起こす可能性がある。
装置を所定位置でクリーニングする(CIP)必要性を排除しつつ、層化の問題を伴わずに衛生的な態様で発泡製品および非発泡製品の両方を製造し、製品の汚染を減少させるとともに、周知の調合器の機械的複雑度を減らすのに良く適した改良されたシステムが必要とされる。特に、最適な発泡層を有し且つ好ましくはクリーニングおよびメンテナンスを減らすことができるカプチーノタイプ飲料などの発泡飲料のためのシステムが必要とされる。
発明の概要
本発明は食品調合器に関する。調合器の好ましい実施形態は、希釈剤源と、少なくとも1つの希釈剤ノズルと、少なくとも1つの液状の食物成分源と、少なくとも1つの食物成分ノズルと、希釈剤ノズルと、供給装置とを有している。供給装置は、希釈剤源を希釈剤ノズルに対して接続するとともに、食物成分源を食物成分ノズルに対して接続する。供給装置およびノズルは、希釈剤および食物成分が希釈剤ノズルおよび食物成分ノズルからそれぞれ希釈剤流および食物成分流の状態で容器内に直接に排出されるように構成されていることが好ましい。供給装置および希釈剤ノズルは、希釈剤流が容器の少なくとも1つの内壁に衝突するような所定の空間的広がりのある形態で且つ乱流を形成して食品を製造するために食物成分と混ざり合うのに有効な速度範囲内で、希釈剤の流れを排出するように更に構成されている。好ましい容器は飲料カップであるが、他の実施形態は、迅速な個人消費のために少数のサービング、好ましくは1〜2個のサービングを容器内へ分配するように構成されることが好ましく、また、他の実施形態は、多数のサービング、例えば5個未満又は10個未満のサービングを分配できる。好ましい調合器は食品サービス飲料調合器である。好ましい実施形態において、希釈剤ノズルは、垂直方向に対して所定の角度で希釈剤流を排出するように構成されている。希釈剤ノズルは、垂直方向に対して5度を上回る角度で傾けられることが好ましい。
好ましい実施形態において、供給装置および希釈剤ノズルは、垂直方向に対して所定の空間的広がりのある形態で且つ食品上に泡の層を生成するのに有効な速度範囲内で、少なくとも1つの流体の流れ、好ましくは2つ以上の流体の流れを排出するように更に構成され、食物および希釈剤が調合された後に容器内で1分内に得られる液体に対する泡の比率は、少なくとも1:5、より好ましくは少なくとも1:4、最も好ましくは約1:3〜1:1である。希釈剤の流れの形態は、容器からの大きな飛散が起こり得ないようになっている。
好ましい実施形態において、1又は複数の流れを分配する条件は、著しい飛散が生じないようにすることであり、また、ノズルから容器までの領域内の流れが任意の漏斗構造又は希釈剤保護構造によってサポートされないようにすることである。したがって、食品の適切な混合が容器内で行なわれる一方で、クリーニングが排除される。
一実施形態においては、第1の希釈剤ノズルから形成される第1の希釈剤流に対してオフセットされる衝突位置で容器の内壁及び/又は底壁と衝突する第2の希釈剤流を形成する第2の希釈剤ノズルが設けられる。第2の希釈剤ノズルは、垂直方向に対して0〜30度の角度で、より好ましくは0〜10度の角度で、最も好ましくは0〜5度の角度で希釈剤流を方向付けるように向けられていることが好ましい。
供給装置は、希釈剤ノズルから約1〜120ml/sの希釈剤流量および10〜3500cm/sの線速度でそれぞれ希釈剤を供給するように構成されている。
一実施形態において、希釈剤ノズルは、容器内で大きな乱流を伴い且つ層化の問題が無い完全で急速な混合を行なうことができる十分高い速度を与えるように1つの細い希釈剤流を形成するため、ノズル毎に1つのオリフィスを備える。単一オリフィスノズルは、食品の表面上に泡の厚い層を生成するために好ましい。
他の実施形態において、希釈剤ノズルは、シャワーヘッド形態を成す複数の流れを形成するために複数のオリフィスを備える。シャワー状のノズルオリフィスの数は、2個〜30個まで、より好ましくは3個〜5個まで変えてもよい。シャワー状のノズルは線速度を減少させるため、この形態は、泡の量が少ない或いは泡が全く無い食品が望まれる場合に好ましい。
調合器は、複数の食物成分源と、食物成分源からの異なる食物成分を容器内に分配するための複数の食物成分ノズルとを備えていてもよく、また、供給装置は、調合のために選択された飲料製品のタイプに応じて1又は複数の食物成分の選択された組み合わせを容器内で調合するために、食物成分ノズルからの流れを選択的に始動させて停止させるように構成されていてもよい。調合器は泡立つカプチーノを供給することができ、一実施形態の場合、1つの食物成分源はミルクベースの濃縮物又はミルク濃縮物を含むことができ、他の食物成分源はコーヒーベースの濃縮物を含むことができる。
また、本発明は、食品調合器から食品を作るための方法であって、希釈剤および流動性を有する食物成分の別個の流れを容器内へ方向付けることを含み、
少なくとも1つの希釈剤流が垂直方向に対して傾いた角度を成し、
乱流を形成して食品を製造するために食物成分と混ざり合うのに有効な速度範囲内で希釈剤流が容器の少なくとも1つの壁に衝突する、方法に関する。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明は、温かい飲料又は清涼飲料を調合するための装置であって、衛生的で、効率的で、コンパクトで、比較的低コストで稼動して維持できる装置を提供することができる。これは、混合チャンバ又は泡立てチャンバを使用することなく得ることができ、その結果、メンテナンスの必要性が非常に少なく、非常に衛生的である。本発明の好ましい実施形態は、温かい飲料又は清涼飲料を調合するための装置であって、かなり高い温度(一般的に約65℃)で良好な泡立ちを伴う飲料を供給できるとともに、機械的な泡立て機構を使用する必要なく均質な非加熱飲料(一般的に5〜16℃)を供給でき、濃縮物から均一な高品質飲料を生成する装置を提供する。また、好ましい実施形態は、大規模で大量の用途にも適していることが好ましい。本発明の食品調合機は飲料調合機として記載されているが、ソース調合機、スープ調合機又は出し汁(stock)調合機などの他の調合機も本発明の範囲内に入るものである。
本発明は、希釈剤源と、少なくとも1つの希釈剤ノズルと、流動形態の少なくとも1つの食物成分源と、少なくとも1つの食物成分ノズルと、希釈剤源を希釈剤ノズルに対して接続し且つ食物成分源を食物成分ノズルに対して接続する供給装置とを備える飲料調合装置に関する。供給装置及びノズルは、希釈剤及び食物成分が希釈剤ノズル及び食物成分ノズルからそれぞれ希釈剤流及び成分流の状態で容器内に直接に排出されるように構成されている。また、供給装置及び希釈剤ノズルは、希釈剤流が容器の少なくとも1つの内壁に衝突するような空間的広がりのある形態で且つ乱流を形成して食品を製造するために食物成分と混ざり合うのに有効な速度範囲内で、希釈剤の流れを排出するように構成されている。本出願における用語「流体」は、一般に食物成分を希釈するために使用される任意の種類の液体希釈剤を意味している。一般に、希釈剤は、水、すなわち、熱水、常温水又は冷水のいずれかであるが、ミルクや出し汁などの他の希釈剤を使用することができる。食物成分は、液体食品又は飲料製品及び/又は液体濃縮物である。液体濃縮物は、コーヒー、ココア、ミルク、ジュース、サッカロース、トウモロコシの高果糖シロップ、風味濃縮物、栄養濃縮物又は他の濃縮物、及び、これらの組み合わせから成るグループの間で選択することができる。液体食物成分の1つの利点は、本発明の泡立て機の無いシステムでは供給される熱い製品及び冷たい製品の両方に関して混合及び泡立てが特に効果的であるという点にある。驚くべきことに、混合が増進され(可溶化時間が減少し、液体が均質になり、・・・)、また、乾燥成分又は粉末成分と比べて起泡レベルを著しく高めることができる。乾燥成分及び粉末成分に伴って直面する冷溶解度(cold solubility)問題も排除されるとともに、優れた混合を伴って、また、必要に応じて高い発泡特性を伴って、清涼飲料を得ることができる。他の利点は、液体濃縮物パッケージの保管スペースが粉末缶等と比べて減少されるとともに、食物性分の供給及び輸送の複雑度が減少されるという点である。更に、泡立て機又は混合チャンバが無いため、装置が更に簡略化され、より経済的に幅広く飲料を提供できる。
好ましい実施形態において、希釈剤ノズルは、垂直方向に対して所定の角度で希釈剤流を排出するように構成されている。驚くべきことに、希釈剤流の特定の傾きは、所望時に、容器内に乱流を形成すると同時に容器からの飛散を大きく減少させることにより、混合を増進し、泡立ちをも増進する。幾つかの実施形態はそれらを付加的に使用することができるが、好ましい実施形態は、混合ボウル、インペラ又は混合チャンバを使用して動作させる必要がなく、それにより、高価なクリーニング処理が排除される一方で、衛生性能が高められるという利点も有している。特に、ノズルから容器までの領域内の流れは、任意の漏斗構造又は希釈剤保護構造によってサポートされない。
また、希釈剤ノズルは、希釈剤流が容器の内側側壁及び/又は底壁に衝突するような空間的広がりのある形態で希釈剤の流れを排出するように空間的な広がりをもって構成されている。好ましい実施形態においては、少なくとも1つの希釈剤流が容器の側壁に衝突する。好ましい実施形態において、希釈剤ノズルは、希釈剤又は水の流れが垂直方向に対して5°を上回る角度で傾けられるように容器の上側に構成されている。5°を下回ると、水の流れが大きく飛散し、混合及び起泡レベルが良好でなくなる。希釈剤流における傾きの最適な範囲は、垂直方向に対して10〜35度、最も好ましくは15〜20度である。傾きは、垂直方向に対して測定された水流の最大傾斜角度である。この特定の流れ方向は、混合を増進させ且つ混合時間を大幅に減少させる水渦巻き作用を容器内に与える。
第2の希釈剤ノズル又は水ノズルは、第1の水ノズルの第1の水流よりも小さい角度で衝突する第2の希釈剤流又は水流を形成することが好ましい。この第2の流れは、第1の希釈剤ノズルから形成される第1の希釈剤流の衝突点に対してオフセットされた衝突点で、好ましくは第1の希釈剤流よりも低い容器内の位置で、容器の内壁又は底壁に衝突してもよい。更に好ましい実施形態は、2つの別個の希釈剤ノズルから来る2つの希釈剤流を含んでおり、一方の希釈剤流は側壁と衝突し、他方の希釈剤流は底壁と衝突する。その結果、第2の流れは、渦巻き作用に加えて、渦流の円形の方向を乱すことにより液体の流れの乱流を形成する。結果として得られる流れのパターンは、混合を非常に増進させる乱流を促進させる乱された流れパターンとなる。第2の希釈剤ノズルは、希釈剤流を垂直方向に対して0〜30度の角度で、より好ましくは0〜10度の角度で、更に好ましくは0〜5度の角度で方向付けるように向けられていることが好ましい。これらの少なくとも2つの流れ、すなわち、約30〜40度の流れ及び約0〜10度の流れは、最適なジェット形態を与える。この場合、最終飲料において液体の不均一性(すなわち、「層化」)を招くことなく、驚くほど良好な混合及び泡立ちが得られることが分かった。
容器の側壁は、真直ぐであってもよく、或いは、流れが前述したように方向付けられる場合には流れの混合性能に影響を与えることなく傾けられていてもよい。容器の側壁は、紙コーヒーカップや発泡スチレンコーヒーカップにおいて使用されるような従来の態様で僅かに傾けられることが好ましい。したがって、容器は1〜15度傾いた側壁を有していてもよい。側壁の母線を直線状にし或いは凹状形態又は凸状形態のいずれかで僅かに曲線的にしてもよい。底部を平坦にすることができ、或いは、流体の渦巻きを促進させる特定の構造を底部が有していてもよく、そのような構造は、中央の頂点又は半球体、或いは、渦流を破壊する突起(例えば、径方向リブ又は等価な構造)である。
流速及び線速度に関する希釈剤流の状態は、得られる飲料製品における結果に応じて、特に発泡飲料が望ましいか或いは非発泡飲料が望ましいかどうかに応じて考慮することが重要である。より一般的には少なくとも1つの(好ましくは2つ以上)希釈剤ノズルが約1〜120ml/sの希釈剤流量及び10〜3500cm/sの希釈剤速度で希釈剤流を分配するような態様で供給装置を構成することにより、適切な混合を得ることができる。驚くべきことに、水噴射の流量及び速度と組み合わせると、液体濃縮物の粘度は、起泡レベルの質及び層化問題の解決において重要な役割を果たす。好ましい濃縮物粘度は、1〜5000cPであり、より好ましくは5〜3200cPであり、最も好ましくは10〜600cPである。
より具体的には、発泡飲料を製造するため、供給装置は、それぞれ約5〜40ml/s及び800〜2750cm/sの流量及び線速度で希釈剤ノズルから希釈剤を供給するように構成され、また、食物成分は、1cP以上5000cP未満の粘度を有する液体濃縮物である。線速度が約10〜40ml/s及び10〜650cm/sにそれぞれ設定され、食物成分が5〜600cPに粘度を有する液体濃縮物であることが最も好ましい。最も高い粘度値は、安定した更に厚い泡を形成する傾向があるが、これにより、濃縮物を混ぜ合わせることが更に困難になる場合があるとともに、層化問題を引き起こす場合がある。線速度の増大がこの問題を解決し得る。
これらの条件では、与えられた範囲外で機能する場合に比べて更に均一に泡が分布した更に厚い発泡層が得られる。泡の量も、乾燥粉末成分を用いた場合より多い。食物成分及び希釈剤が調合された後に容器内で1分内に得られる液体に対する泡の比率は、少なくとも1:5となり得る。一般に、得られる泡 対 液体の比率は1:4〜1:1であり、これは、乾燥成分又は粉末成分を使用するときに一般に得ることが期待できる比率よりもかなり大きい。
非発泡飲料における条件において、供給装置は、それぞれ約10〜40ml/s及び10〜650cm/sの流量及び線速度で希釈剤ノズルから希釈剤を供給するように構成され、また、食物成分は、5〜600cPの粘度を有する液体濃縮物である。流量が10〜40ml/s、線速度が10〜150cm/sにそれぞれ設定され、食物成分が10〜600cPに粘度を有する液体濃縮物であることが最も好ましい。
共通の名称として、「供給装置」は、一般に、希釈剤及び食物成分の両方を所要の流量条件で搬送できる全ての機械的な要素を意味している。本発明の供給装置は、水源とそれぞれの水ノズルとの間に配置され且つ水流量を制御するための第1のポンプ機構と、上記液体濃縮物源のそれぞれと上記濃縮物ノズルとの間に配置され且つ液体濃縮物の流量を制御するための第2のポンプ機構とを備えていてもよい。したがって、所定量の水及び所定量の濃縮物の両方を適切で且つ正確な態様で供給して与えることができる。ポンプ機構は、蠕動ポンプなどのパルス供給型ポンプであることが好ましい。実際には、このタイプのポンプを使用すると、そのパルスを形成することにより、調合された液体の混合及び発泡を増進させることができる。他の供給装置としては、ギアポンプ、遠心ポンプ、ベーンポンプ又はダイヤフラムポンプを挙げることができる。
他の実施形態において、希釈剤供給装置は、ノズルを通じて加圧希釈剤を供給するため、所要の流量及び速度を与えるのに水道水圧力で十分な場合には水道水供給源に接続されたポンプが無い加圧希釈剤ラインを備える。ポンプが無い水圧ラインには、ラインに沿う希釈剤の流量及び速度を制御するために、制御可能な流量減少器が関連付けられることが好ましい。流量減少器は、流量及び線速度を変えるために制御ユニットにより電子的に制御することができる。
本発明の装置は、要求に応じて温かい飲料又は冷たい飲料を調合するという選択肢を与えるため、供給源を加熱し或いは冷却するための熱交換ユニットを更に有利に備えることができる。
本発明の他の特徴及び利点は、本発明に係る調合システムの好ましい実施形態の以下の説明を読むことにより更に明らかになると思われる。この説明は添付図面を参照する。
図1を参照すると、本発明の方法を実施できる本発明に係る飲料調合装置の第1の実施形態が示されており、当該装置が全体的な参照符号1により示されている。ここで、飲料とは、ソフトドリンクやコーヒー飲料などの消費に適した飲料を製造するために水などの液体と混合される、シロップ、コーヒー濃縮物、ココア濃縮物、ミルク濃縮物、紅茶、ジュース濃縮物等、又は、これらの組み合わせなどの少なくとも1つの濃縮物から作ることができる温かい又は冷たい任意の飲料を意味していることは言うまでもない。後述するように、本発明に係る飲料調合装置は、一貫性及び安定性が良好な発泡層を有する飲料を製造して調合することもできる。
図1に示される実施形態において、調合装置1は、水などの希釈剤を供給するための第1のノズル2及び第2のノズル4を備える。この実施形態における水は、水排出オリフィスからの大気を通じた水の第1の流れ或いはジェット6a及び第2の流れ或いはジェット6bの形態で供給される。水以外の流体を代わりに使用することができる。水ジェット6a,6bはそれぞれ第1の経路及び第2の経路に沿って容器10の内部11へと方向付けられる。ノズル2,4は、第1のジェット6a及び第2のジェット6bが互いにオフセットされて容器の内部の異なる領域又は点に衝突するように垂直方向に対して向けられている。第1のノズル2は、ジェットが容器の側壁に衝突するように水ジェット6aを垂直方向に対して5度よりも大きいプラスの角度θで、好ましくは垂直方向に対して10〜35度の角度で方向付けるように構成されている。流れは、容器の下端から1/4或いはそれよりも上の容器内の高さで容器の側壁に衝突することが好ましい。また、第2のジェット6bは、好ましくは第2のジェットが容器内の更に低い高さで衝突するように、ジェット6aよりも低い角度で、好ましくは垂直方向から0〜10度の角度で第2のジェット6bを方向付けるように構成されている。図1に示されるように、ジェット6bにおける1つの好ましい構成は、ジェット6bを容器の底部に衝突させることである。ジェットの好ましい組み合わせにより、先に規定した特定の発泡条件で、カップからの飛散を回避しつつ、驚くほど急速な混合及び質の良い高レベルな泡を得ることができる。
調合装置は、それぞれ濃縮物の第1のジェット又は流れ16及び濃縮物の第2のジェット又は流れ17の形態で第1及び第2の濃縮物をそれぞれ容器内に供給するための第3のノズル14及び第4のノズル15を更に備える。ノズル14,15は、好ましくは濃縮物が水流によって急速に且つ全体的に拭き取られるような十分低い高さとなるように向けられている。そのため、濃縮物は、水流よりも低い高さで容器内に衝突することが好ましい。ノズル14,15は、濃縮物流を0〜20度の角度で、より好ましくは0〜10度の角度で方向付けることが好ましい。
希釈剤ノズル2,4はそれぞれ、供給ライン20,21を介して、流体源18、この例では水源に対して接続されている。温かい飲料及び清涼飲料の製造が可能なこの実施形態では、供給ライン20又は希釈剤源自体のいずれかを熱交換ユニットに関連付けることができる。
また、供給ラインは希釈剤ポンプ24,25にも接続されており、これらの全ては、制御ユニット28により、例えば図ではマイクロコントローラCMにより制御される。
熱交換ユニット(図示せず)は、給水栓ラインに接続されたオンデマンドのタンクの無い水加熱/冷却型のものであることが好ましい。代替の実施形態では、熱交換ユニットに代えて或いは熱交換ユニットに加えて、温水タンク又は冷却水タンクを使用できる。ポンプの少なくとも一方は、希釈剤又は食物成分のパルスを供給するように構成されている。水流量を制御できるポンプ24,25は蠕動ポンプなどのパルス状水供給型のものであることが好ましい。このタイプのポンプによれば、パルス状の水ジェットを形成でき、それにより、水と濃縮物との混合に寄与するとともに、調合された飲料において形成される発泡層の生成、量、質に寄与するという利点が得られる。しかしながら、蠕動ポンプをダイヤフラムポンプ等の他のタイプのポンプに取って代えることができ、或いは、水道水圧が十分に高く適切な水流量を生成できる場合には蠕動ポンプを省くことができる点に留意されたい。
濃縮物ノズル14,15は、制御ユニット28により制御される対応するポンプ34,35を含む対応する供給ライン32,33を介して、対応する液体濃縮物源30,31に対して接続されている。濃縮物流量を制御できるポンプ34,35は、前述したポンプ24,25と同じタイプであることが好ましい。液体濃縮物源30は、一般に、容易に補充できるように適切なホルダ内に配置され且つ液体濃縮物で満たされた袋により形成されている。調合するために使用される濃縮物は、それらの形態に起因して、安定して保管できることが好ましい。一般に、適した液体濃縮物は、0.1〜0.2%のソルビン酸カリウムを含んでおり、6.3未満のpH及び0.85未満の水分活性を有している。濃縮物:水の希釈率は、濃縮物の性質に応じて1:100〜1:2まで変えてもよい。例えば、純粋なコーヒー濃縮物は、一般に、1:100〜1:4の範囲であり、より好ましくは1:50〜1:10の範囲である。ミルク濃縮物は一般に1:10〜1:3の範囲である。また、コーヒー及び/又はココア、粉末クリーム(例えば、ミルクベース又は非乳牛ベースの粉末クリーム)、場合によっては甘味料(例えば、砂糖又はノンシュガー甘味料)の液体混合物などの1つの複合濃縮物源を使用することもできる。そのような組み合わせにおける濃縮物:水の希釈率は一般に1:6から1:2まで変えてもよい。
水ノズル2,4及び濃縮物ノズル14,15は、それぞれの対応する方向を容易に調整できるように構造的に互いに独立していてもよい。しかし、代替として、水ノズル及び濃縮物ノズルは、単一の一体のユニットすなわち単位ユニットの状態で構成され、それにより、方向ずれを防止するとともに、これらのノズルのメンテナンス及び/又は交換を容易にしてもよい。
一般に、水ノズル2,4の排出オリフィスの直径は、約0.075〜約9.5mmの範囲であり、より好ましくは0.1〜3の範囲であり、最も好ましくは約0.5〜1.2mmである。
液体濃縮物の粘度は、良好な混合及び水を用いた希釈を達成して高品質な飲料を製造するのに重要な役割を果たす。好ましい実施形態において、濃縮物の粘度は、好ましくは約1cP、より好ましくは約10cP、最も好ましくは約100cPから、好ましくは約5000cP、より好ましくは約3200cP、更に好ましくは約2200cP、最も好ましくは約600cPまでの範囲内で選択される。
なお、ノズル2,4を通じた水の線速度は、良好な混合の達成に影響を与えるだけでなく、飲料の表面上に形成される泡の量の制御にも影響を与える。試験によれば、発泡飲料における水の線速度は、水の高い速度が多くの泡を形成することを考慮して、好ましくは約800cm/s、より好ましくは約2750cm/s、最も好ましくは約1100cm/sから、好ましくは約2500cm/sまでの範囲となるように制御されるべきであることが分かった。しかしながら、この場合、非常に高い線速度により、望ましくない泡(非常に大きな気泡)が出現するとともに、望ましくない質感及び飛散が生じてしまうのが分かる。
真っ白な泡を得るため、水は、濃縮物よりも僅かに長い時間にわたって供給されてもよい。一方、泡が無い飲料を製造する場合、線速度は約650cm/sを越えないことが好ましい。水の線速度は、制御ユニット28によるポンプ24,25の適切な制御によって容易に調整することができる。
また、水の流量は、液体に対する泡の当初の比率及び供給後の泡の安定性に関して、飲料の表面上の泡の生成に影響を与える。
また、試験によれば、濃縮物の粘度と流量との間の関係が特に大気温度で混合に関して重要な役割を果たすことも分かった。ココア液体濃縮物等のように2200cP程度の粘度を有する非常に粘り気のある濃縮物の場合、濃縮物と水との良好な混合には約1800cm/sの水線速度が必要であり、一方、コーヒー濃縮物等のように550cP程度の粘度を有する粘り気の少ない濃縮物の場合には、約1500cm/sの水線速度が均質な飲料を生成する。
また、飲料の液体部分の層化、すなわち、液体部分の不均一性を回避するためには、液体濃縮物の粘度に応じてノズル2,4を通じた水の線速度を調整するように気をつけなければならない。試験によれば、粘度が低ければ低いほど、水の線速度が高ければ高いほど、層化が少なくなり、また、液体濃縮物においては、粘度が約2500cPを下回り且つ水の線速度が1800cm/sを上回ると、層化が殆ど観察されなくなることが分かった。興味深いことに、試験によれば、粘度が特定の値を超える(5000cPを上回る)と、速度及び希釈剤温度の増大が層化を避けるために意味をなさなくなることも分かった。
食物成分又は濃縮物に関して、濃縮物流量は1.5〜40mL/sの範囲であり、食物成分は粘度が10〜5000cPの液体濃縮物である。流量、粘度、速度の条件は、濃縮物のタイプに応じて変えてもよい。
ここで、図2a,2b,3a,3bを参照すると、2つの濃縮物ノズルと2つの水ノズルとを備える本発明の方法を実施できる本発明に係る飲料調合装置の2つの他の実施形態が示されている。図1と関連して説明したこれらと類似する或いは同一の要素は同じ参照符号を伴っている。図2a,2bは、コーヒー濃縮物ノズル14とミルク濃縮物ノズル15と2つの水ノズル2,4とを備える飲料調合装置のノズルの空間的方向の他の例を示しており、これらのノズルによって供給される流れ又はジェットは、水と少なくとも1つの液体濃縮物との混合が起こる容器へと方向付けられている。この例において、4つのジェットは、垂直面Pに沿って一直線に配置されている。第1の実施形態の場合と同様に、水ジェットが成す角度は、垂直方向に対して0〜80度、好ましくは10〜35度、最も好ましくは25〜35度の角度で変えてもよく、この角度の選択は、望まれる混合及び起泡性能によって決まり、また、水ノズルによって定められる周囲内に配置される濃縮物ノズルの数を受け入れるために必要な空間によって決まる。
図3a,3bは、食品濃縮物ノズル及び水ノズルが同じ垂直面内に配置されていない他の実施形態を示している。この実施形態では、希釈剤流及び濃縮物流の角度を変えるための選択が先の実施形態よりも広くなり得る。
図4a〜4hは、本発明の調合装置における水ノズル及び濃縮物ノズルの様々な組み合わせの例を示している。
図4aは、傾けられた形態のシャワー状の水ノズル2aと、垂直に向けられた食品濃縮物ノズル14aとを示している。
図4bは、傾けられた形態のシャワー状の水ノズル2bと、2つの垂直に向けられた濃縮物ノズル14b,15bとを示している。
図4cは、垂直に向けられた単一オリフィスの水ノズル2cと、垂直に向けられた濃縮物ノズル14cとを示している。
図4dは、2つのシャワー状の傾けられた水ノズル2d,3dと、1つの垂直に向けられた濃縮物ノズル14dとを示している。
図4eは、傾けられたシャワー状の水ノズル2eと、垂直に向けられた単一オリフィスの水ノズル3eと、垂直に向けられた濃縮物ノズル15eとを示している。
図4fは、傾けられた単一オリフィスの水ノズル2fと、垂直に向けられた濃縮物ノズル14fとを示している。
図4gは、流れが2つの傾けられたノズル2gと、垂直に向けられた濃縮物ノズル14gとを示している。
図4hは、傾けられた円錐流れのノズル2hと、垂直に向けられた濃縮物ノズル14hとを示している。
無論、これらの例の多くの他の変形は、その前にこの開示内容を知る当業者により可能であり、これらの全てが本発明の範囲内に入る。
本発明の調合器の他の実施形態が図5に示されている。調合装置1bは、希釈剤ライン20,21,22にそれぞれ接続された、第1の希釈剤ノズル2と、第2の希釈剤ノズル4と、第3の希釈剤ノズル5とを備える。流体ラインは、図1の実施形態とは対照的に容量型ポンプが無いが、水道水管路から各ライン20〜22を通じて水を分配するマイホールド23と関連付けられて希釈剤が送り込まれる。水の供給圧力は、10〜50psiであり、一般的には希釈剤ライン内に十分な圧力を与え且つ流量及び速度を所定の範囲で供給するために20〜40psiである。流量減少器25,26,27はそれぞれ、生成される飲料にしたがって流量及び速度を制御可能な態様で変えるため、各希釈剤ライン20,21,22に沿って位置されている。減少器は、信号を通信できるようにコントローラ28と関連付けられており、コントローラから入力を受けて、例えば制御ユニットに記憶されたソフトウェアにプログラムされた機能にしたがって各希釈剤ラインの流れ開口を制限し或いは広げる。減少器は、ニードルベーンなどの任意の適当な流量減少装置であってもよい。考えられる変形では、1つの単一の流量減少器を流量減少器25〜27と置き換えることができ、そのため、全ての希釈剤ライン20,21,22の流量を一度に制御するべくマニホールドの前方に上記単一の流量減少器を配置することができる。しかしながら、十分な水量を供給して、供給時間内に適切な希釈を行なえるようにするため、特に多量の飲料を供給できるようにするために、希釈剤ラインのうちの1つ、好ましくは垂直に向けられた希釈剤ライン22が役立ち得るため、流量を個別に制御することが好ましい。希釈剤ライン22及びそのノズル5は、十分多くの水量を加えて多量の飲料が得られるように、2つの他のライン/ノズルよりも低い速度であるが高い流量に設定することができ、一方、2つの他の希釈剤ラインは、確実に混合させて最終的に飲料を発泡させるという機能を有している。
ここで、以下、図1に示される実施形態に関連して、液体と少なくとも1つの液体濃縮物との混合を含む飲料製造方法について説明する。第1のステップでは、調合装置1の調合ベイ又は支持部12上のサービング位置に容器10が配置され、それにより、水ノズル2,4及び濃縮物ノズル14の水排出オリフィス及び液体濃縮物排出オリフィスよりもかなり下側で、調合水流及び調合濃縮物流の経路内に容器が位置される。調合ベイは、容器内に所定位置で食品を受けるための調合場所において容器を受けるように構成されている。調合ベイは、例えば、容器の外側底部の形状と一致する凹部を備えていてもよい。また、ベイは、リングと、マグネットと、圧入接続部又は任意の種類の基準的配置手段を備えていてもよい。容器(例えば、ベイを貫く)及びノズルアセンブリが移動できないことが好ましい。しかしながら、調合器が複雑になるため好ましくないが、調合ベイ及びノズルアセンブリを互いに対して動かせるようにするため、回転機構を設けることができる。
制御ユニット28に関連付けられたユーザの選択ボード上のスイッチを作動させると、制御ユニット28は、最初に、水ポンプ24,25を作動させるとともに、水バルブが存在する場合には当該水バルブを開放し、水源18から水ノズル2,4をそれぞれ介して第1及び第2の経路に沿って空気中に水ジェット6a,6bを生成する。水ノズル2,4は、このようにして生成される水ジェット6a,6bが前述したように高速で且つ飛散することなく容器10の内側と衝突するように向けられている。
例えばユーザ入力に基づいて温かい飲料が望まれている場合、制御ユニット28は、水を所望の温度まで加熱するために熱交換ユニットも作動させる。また、制御ユニット28は、選択された濃縮物ポンプ34又は35或いは34及び35の両方を作動させるとともに、濃縮物バルブ(当該バルブが存在する場合)を開放し、濃縮物源30又は31或いは30及び31の両方から濃縮物ノズル14又は15或いは14及び15の両方を介して経路32,33又は32及び32の両方に沿って空気中に濃縮物流16又は17或いは16及び17の両方を生成する。水及び濃縮物が供給すべき量に達すると、制御ユニット28によりポンプ24,25,34又は35或いは34及び35の両方が停止される。
ユーザの選択に基づいて、制御ユニットは、選択された製品に対応する流量の範囲内で水ポンプを作動させる。線速度が様々な手段によって制御されてもよい。1つの可能な実施形態において、線速度は、ポンプの速度を変えることによって制御される。蠕動ポンプの場合、例えば、速度は、ポンプに分配される電圧を変えることによって変えられる。他の可能な実施形態において、食品調合器は、希釈剤ノズルの前に希釈剤ラインに沿って配置される少なくとも1つの制御可能な流量減少器を備える。流量減少器は、ニードルなどの任意の適当な機械的バルブ手段により大きさを調整できる流れ開口を有している。流量減少器は制御ユニット28により電子的に制御されることが好ましいが、手動制御も考えられる。
制御ユニット28は、希釈剤及び食物成分を任意の順序で与えることができる供給装置を制御するように構成することができる。しかしながら、好ましい実施形態において、制御ユニットは、実質的に特定のオーバーラップ時間をもって希釈剤及び食物成分を実質的に排出するように供給装置を制御するべく構成することができる。この場合、希釈剤及び食物成分の両方が同時に排出され、それにより、混合が更に効果的となって、調合期間が短くなる。また、制御ユニットは、食物成分が排出される前に及び/又は後に水を排出して食品の希釈及び/又は混合を完了するように供給装置を制御することが好ましい。特に多量の飲料、例えば110mLを越える量の飲料が望まれる場合、希釈の完了は、第1及び第2の希釈剤流よりも粘度が低いが流量が多い第3の希釈剤流によって有利に達成することもできる。なお、制御ユニット28は、水ジェトが生成されるときにだけ濃縮物を供給するようになっていることが好ましい。その点において、複数の水ポンプが使用される場合、これらの水ポンプの制御は、所望の混合効果を得るため、少なくとも濃縮物の供給中に水ジェットを同期した態様で供給するようになっていることが好ましいことが分かる。しかしながら、飲料における所望量の濃縮物において、制御ユニット28は、水供給の開始と同時に或いは水供給の開始後に濃縮物の供給を開始するとともに、水供給の前に或いは水供給と同時に濃縮物の供給を停止するようになっていてもよい。この場合、生成される泡が真っ白になるように水の前に濃縮物の供給を停止できることに留意すべきである。したがって、コントローラは、最終的な混合物処方要件にしたがって任意の所望の投与時間間隔で液体濃縮物源を連続的に或いは同時にON又はOFFに切り換えるようになっていてもよい。
以下の実施例では、本発明の調合装置及び方法に関連して様々な飲料が作られ、様々な生成パラメータが試みられた。
[実施例1]
2つの水ジェットを使用してカプチーノ飲料が作られた。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水ジェットの流量及び線速度はそれぞれ20ml/s及び〜1800cm/sであった。乳タンパク質、砂糖及びコーヒーを含む液体濃縮物が〜35cm/sの線速度をもって10ml/sの流量で調合された。液体濃縮物の粘度は〜600cPであった。水温は85℃であった。そして、濃縮物は大気温度に維持された。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率(約0,7)が視覚的に観察された。更に、泡は、非常に安定して、しっかりとしており、また、調合されたカプチーノ飲料においては、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観が観察された。カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例2]
2つの水ジェットを使用してモカチーノ飲料が作られた。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水ジェットの流量及び線速度はそれぞれ20ml/s及び約1800cm/sであった。乳タンパク質、砂糖及びココアを含む液体濃縮物が約15cm/sの線速度をもって4.5ml/sの流量で調合された。液体濃縮物の粘度は約5000cPであった。水温は85℃であった。そして、濃縮物は大気温度に維持された。
調合された飲料においては、液体に対する泡の比率が高く液体層化が無いしっかりとした泡が観察された。また、カップからの飛散も観察されなかった。
[実施例3]
実施例2により与えられた条件下でモカチーノ飲料が作られたが、水ジェットの流量及び線速度はそれぞれ30ml/s及び〜2750cm/sであった。
液体に対する泡の比率が高く液体層化が無いしっかりとした泡が観察された。泡の気泡サイズは許容範囲であったが、実施例1よりも大きかった。また、カップからの飛散も観察されなかった。
[実施例4]
実施例3により与えられた条件下でモカチーノ飲料が作られたが、乳タンパク質、砂糖及びココアを含む粘度が5400cPの液体濃縮物を使用した。
調合された飲料においては、液体に対する泡の比率が実施例3に類似して高いが液体層化を伴う(混合が不十分であり、カップの底部でココア濃縮物の一部が溶けていない)しっかりとした泡が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例5]
実施例4により与えられた条件下(濃縮物粘度が5400cP)でモカチーノ飲料が作られたが、線速度が約4000cm/sの水ジェットを使用した。
液体層化及びカップからの飛散は観察されなかった。泡は、液体に対する泡の比率が高く、しっかりとしていた。泡の気泡サイズは、実施例4の場合よりも僅かに大きかった。
[実施例6]
実施例4により与えられた条件下でモカチーノ飲料が作られたが、95℃の水を使用した。
液体層化が依然として観察された。また、実施例4の場合と同様、カップからの飛散は観察されなかった。泡特性も実施例4におけるそれと類似していた。
[実施例7]
2つの水ジェットを使用してカプチーノ飲料が作られた。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水の流量及び線速度はそれぞれ約17.5ml/s及び約1500cm/sであった。コーヒー液体濃縮物が〜15cm/sの線速度をもって5ml/sの流量で調合された。ミルク液体濃縮物は〜120cm/sの線速度をもって20ml/sの流量で調合された。ミルク液体濃縮物及びコーヒー液体濃縮物の粘度はそれぞれ〜10cP及び550cPであった。水温は85℃であった。そして、濃縮物は大気温度に維持された。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率(〜0.8)が観察された。更に、泡は、非常に安定してしっかりとしており(目標8〜10秒と比べた「球」試験により〜200秒)、また、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観を有していた。全体的に、泡の質は、蒸気を使用して形成されたものと類似していることが分かった。また、カップからの飛散は観察されなかった。
泡の剛性(「球」試験)は、垂直下向きの応力を及ぼすように5/16”ナイロン球を泡の表面上に配置することにより測定された。泡表面下に球が消失するのに要する時間(秒)が記録されて泡の剛性の指標として使用された。
[実施例8]
2つの水ジェットを使用してカプチーノ飲料が作られた。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水の流量及び線速度はそれぞれ25ml/s及び〜2250cm/sであった。コーヒー液体濃縮物が〜15cm/sの線速度をもって5ml/sの流量で調合された。ミルク液体濃縮物は〜120cm/sの線速度をもって20ml/sの流量で調合された。ミルク液体濃縮物及びコーヒー液体濃縮物の粘度はそれぞれ〜10cP及び550cPであった。水温は85℃であった。そして、濃縮物は大気温度に維持された。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率(1.0)が観察された。更に、調合されたカプチーノ飲料の泡は、非常に安定してしっかりとしており(「球」試験により〜850秒)、また、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観を有していた。全体的に、泡の質は、蒸気を使用して形成されたものと類似していることが分かった。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例9]
実施例8により与えられた条件下で2つの水ジェットを使用してカプチーノ飲料が作られたが、線速度が〜4000cm/sの水ジェットを使用した。
調合された飲料において液体層化は見られなかった。しかしながら、カップからの飛散が観察された。
[実施例10]
実施例8により与えられた条件下で2つの水ジェットを使用してカプチーノ飲料が作られたが、水ジェットの一部は以下のとおりであった。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)5度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に垂直であり、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。
調合された飲料において液体層化は見られなかった。しかしながら、カップからの大きな飛散が観察された。
[実施例11]
実施例8により与えられた条件下で2つの水ジェットを使用してカプチーノ飲料が作られたが、速度が600cm/sの水ジェットを使用した。
調合された飲料において液体層化は見られず、実際に泡が観察されなかった。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例12]
実施例8により与えられた条件下で2つの水ジェットを使用してカプチーノ飲料が作られたが、速度が10cm/sの水ジェットを使用した。
調合された飲料において液体層化は見られず、泡は観察されなかった。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例13]
2つの水ジェットを使用してチョコレート飲料が作られた。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水の流量及び線速度はそれぞれ20ml/s及び〜1800cm/sであった。ココア液体濃縮物が〜15cm/sの線速度をもって5ml/sの流量で調合された。ミルク液体濃縮物は〜100cm/sの線速度をもって15ml/sの流量で調合された。ミルク液体濃縮物及びココア液体濃縮物の粘度はそれぞれ〜10cP及び2200cPであった。水温は85℃であった。そして、濃縮物は大気温度に維持された。
調合されたチョコレート飲料においては、液体層化が無い良好な混合と、気泡の外観が望ましい大きい泡容積及び高い安定性とが観察された。
[実施例14]
3つの水ジェットを使用してモカチーノ飲料が作られた。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2及び第3のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水の流量線速度はそれぞれ〜1200cm/sであった。コーヒー及びココアの液体濃縮物が〜15cm/sの線速度をもって5ml/sの流量で調合された。ミルク液体濃縮物は〜120cm/sの線速度をもって20ml/sの流量で調合された。ミルク、コーヒー、ココアの液体濃縮物の粘度はそれぞれ〜10,550,2200cPであった。水温は85℃であった。そして、濃縮物は大気温度に維持された。
調合された飲料においては、液体の層化が無く、また、液体に対する泡の高い比率(〜0.8)が観察された。また、泡は、非常に安定してしっかりとしており(目標8〜10秒と比べた「球」試験により〜200秒)、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観を有していた。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例15]
実施例8により与えられた条件下で2つの水ジェットを使用してカプチーノ飲料が作られたが、大気温度の水を使用した。また、氷を含むカップ内で液体が調合された(飲料調合前にカップ容積の〜1/2が〜1.5×1.5×2cmの角氷で満たされた)
調合されたチョコレート飲料においては、液体層化が無い良好な混合と、気泡の外観が望ましい大きい泡容積及び高い安定性とが観察された。
[実施例16]
実施例15により与えられた条件下で大気温度の水を使用して氷の上でカプチーノ飲料が調合されたが、第1の水ジェットが垂直方向から5度だけ傾けられた。
カップの周囲に多くの飛散が観察された。
[実施例17]
大気温度の2つの水ジェット及び大気温度の液体濃縮物を使用してコーヒー含有飲料が作られた。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水の流量及び線速度はそれぞれ25ml/s及び〜2250cm/sであった。乳タンパク質、砂糖及びコーヒーを含む液体濃縮物が〜35cm/sの線速度をもって10ml/sの流量で調合された。濃縮物の粘度は〜600cPであった。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率が観察された。また、泡は非常に安定してしっかりとしており、調合された大気温度の飲料においては、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観が観察された。カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例18]
実施例17により与えられた条件下で大気温度の液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してコーヒー含有飲料が作られたが、消泡剤、すなわち、FG10シリコン系消泡剤(英国、オックスフォード、Basildon Chemical Company)の更なる濃縮物を使用した。水とコーヒー含有濃縮物とを調合している間に一杯の消泡剤が加えられた。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例19]
実施例17により与えられた条件下で大気温度の液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してコーヒー含有飲料が作られたが、乳タンパク質、砂糖、コーヒー及び消泡剤を含む液体濃縮物を使用した。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例20]
実施例17により与えられた条件下で大気温度の2つの水ジェット及び大気温度のアップルジュース液体濃縮物を使用して飲料が作られたが、アップルジュースを液体濃縮物として使用した。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率が観察された。また、泡は非常に安定してしっかりとしており、調合された大気温度の飲料においては、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観が観察された。カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例21]
実施例20により与えられた条件下で大気温度の液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してジュースが作られたが、消泡剤(FG10シリコン系消泡剤)の更なる濃縮物を使用した。水とジュース濃縮物とを調合している間に一杯の消泡剤が加えられた。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例22]
実施例20により与えられた条件下で大気温度のジュース液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してジュース飲料が作られたが、消泡剤(FG10シリコン系消泡剤)を含むジュース液体濃縮物を使用した。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例23]
大気温度の2つの水ジェット及び大気温度の液体濃縮物を使用してコーヒー含有飲料が作られた。飲料は、氷の上で液体を調合することにより作られた(液体調合前にカップ容積の約3/4が角氷で満たされた)。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水ジェットの流量及び線速度はそれぞれ25ml/s及び〜2250cm/sであった。乳タンパク質、砂糖及びコーヒーを含む液体濃縮物が〜35cm/sの線速度をもって10ml/sの流量で調合された。液体濃縮物の粘度は〜600cPであった。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率が観察された。更に、泡は、非常に安定して、しっかりとしており、また、調合された大気温度の飲料においては、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観が観察された。カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例24]
実施例23により与えられた条件下で大気温度の液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してコーヒー含有飲料が氷の上で作られたが、消泡剤の更なる濃縮物を使用した。水とコーヒー含有濃縮物との調合中に一杯の消泡剤(FG10シリコン系消泡剤)が加えられた。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例25]
実施例23により与えられた条件下で大気温度の液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してコーヒー含有飲料が氷の上で作られたが、乳タンパク質、砂糖、コーヒー及び消泡剤(FG10シリコン系消泡剤)を含む液体濃縮物を使用した。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例26]
実施例23により与えられた条件下で大気温度の2つの水ジェット及び大気温度のアップルジュース液体濃縮物を使用して氷の上で飲料が作られたが、アップルジュースを液体濃縮物として使用した。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率が観察された。また、泡は非常に安定してしっかりとしており、調合された大気温度の飲料においては、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観が観察された。カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例27]
実施例26により与えられた条件下で大気温度の液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してジュースが氷の上で作られたが、消泡剤の更なる濃縮物を使用した。水とジュース濃縮物との調合中に一杯の消泡剤が加えられた。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例28]
実施例26により与えられた条件下で大気温度のジュース液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してジュース飲料が氷の上で作られたが、消泡剤を含むジュース液体濃縮物を使用した。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例29]
〜4℃の2つの水ジェット及び大気温度の液体濃縮物を使用してコーヒー含有飲料が作られた。水ジェットの位置は以下のとおりである。すなわち、第1のジェットは、1つの面内で(垂直方向から)15度であり、第1の面に対して垂直な面の方向に20度だけ傾けられ、第2のジェットは、両方の垂直面内で垂直であった。水ジェットの流量及び線速度はそれぞれ30ml/s及び〜2750cm/sであった。乳タンパク質、砂糖及びコーヒーを含む液体濃縮物が〜35cm/sの線速度をもって10ml/sの流量で調合された。液体濃縮物の粘度は〜600cPであった。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率が観察された。更に、泡は、非常に安定して、しっかりとしており、また、調合された大気温度の飲料においては、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観が観察された。カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例30]
実施例29により与えられた条件下で〜4℃の2つの水ジェット及び大気温度の液体濃縮物を使用してコーヒー含有飲料が作られたが、消泡剤の更なる濃縮物を使用した。水とコーヒー含有濃縮物との調合中に一杯の消泡剤が加えられた。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例31]
実施例29により与えられた条件下で〜4℃の2つの水ジェット及び大気温度の液体濃縮物を使用してコーヒー含有飲料が作られたが、乳タンパク質、砂糖、コーヒー及び消泡剤を含む液体濃縮物を使用した。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例32]
実施例29により与えられた条件下で〜4℃の2つの水ジェット及び大気温度のアップルジュース液体濃縮物を使用して飲料が作られたが、アップルジュースを液体濃縮物として使用した。
液体の層化は無く、また、液体に対する泡の高い比率が観察された。更に、泡は、非常に安定して、しっかりとしており、また、調合された大気温度の飲料においては、小さな気泡が均一に分布した望ましい外観が観察された。カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例33]
実施例32により与えられた条件下で大気温度の液体濃縮物及び2つの水ジェットを使用してジュースが作られたが、消泡剤の更なる濃縮物を使用した。水とジュース濃縮物との調合中に一杯の消泡剤が供給された。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
[実施例34]
実施例32により与えられた条件下で〜4℃の2つの水ジェット及び大気温度のジュース液体濃縮物を使用してジュース飲料が作られたが、消泡剤を含むジュース液体濃縮物を使用した。
泡の無い均質な飲料(液体層化が無い)が観察された。また、カップからの飛散は観察されなかった。
特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、これが本発明の原理の例示であることは言うまでも無い。当業者であれば、添付の請求項により規定されたこの発明の真の思想及び範囲から逸脱することなく多数の変更を行なうことができる。例えば、作られる飲料の数及びタイプに応じて、水ノズル及び濃縮物ノズルの数を変えてもよく、また、好ましくは調合装置が作られる飲料を集めるための容器内に衝突する少なくとも2つの水ジェット及び1つの液体濃縮物流を供給する状態で制御ユニットが適合されてもよい。
例えば、生成される水ジェット及び濃縮物流の形状は円筒状であることが好ましいが、変形として、例えば星型、正方形、三角形、楕円、矩形又は他の断面形状等の異なる形状の水ジェット及び/又は濃縮物流も考えられる。変形として、濃縮物ノズルよりも液体ノズルの排出オリフィスの方を垂直軸に近い位置に配置することも考えられ、また、他の実施形態においては、1又は複数の濃縮物流を結合して一緒に交差位置へと方向付けることができる。
本発明に係る飲料調合装置の一実施形態を概略的に示す図である。 1つの濃縮物ノズルと3つの水ノズルとを備える本発明に係る食品調合装置のノズルの空間的な方向の例を概略的に示す詳細な正面図である。 図2aに示される水ノズル及び濃縮物ノズルの底部断面図である。 2つの濃縮物ノズルと2つの水ノズルとを備える本発明に係る食品調合装置のノズルの空間的な方向の他の例を概略的に示す詳細な正面図である。 図3bに示される水ノズル及び濃縮物ノズルの底部断面図である。 水ノズル及び濃縮物ノズルが容器の上側に配置された本発明の装置の様々な実施形態を概略的に示している。 水ノズル及び濃縮物ノズルが容器の上側に配置された本発明の装置の様々な実施形態を概略的に示している。 水ノズル及び濃縮物ノズルが容器の上側に配置された本発明の装置の様々な実施形態を概略的に示している。 水ノズル及び濃縮物ノズルが容器の上側に配置された本発明の装置の様々な実施形態を概略的に示している。 水ノズル及び濃縮物ノズルが容器の上側に配置された本発明の装置の様々な実施形態を概略的に示している。 水ノズル及び濃縮物ノズルが容器の上側に配置された本発明の装置の様々な実施形態を概略的に示している。 水ノズル及び濃縮物ノズルが容器の上側に配置された本発明の装置の様々な実施形態を概略的に示している。 水ノズル及び濃縮物ノズルが容器の上側に配置された本発明の装置の様々な実施形態を概略的に示している。 本発明に係る飲料調合装置の他の実施形態を概略的に示す図である。

Claims (12)

  1. 希釈剤源と、少なくとも第1及び第2の希釈剤ノズルと、少なくとも1つの流動性を有する食物成分源と、少なくとも1つの食物成分ノズルと、希釈剤源を希釈剤ノズルに接続し且つ食物成分源を食物成分ノズルに接続する供給装置とを備え、前記第2の希釈剤ノズルは、前記第1の希釈剤ノズルから形成される第1の希釈剤流の位置に対してオフセットされ且つ前記第1の希釈剤流の位置よりも低い位置で容器の内壁又は底壁と衝突する第2の希釈剤流を形成し、前記食物成分ノズルは、前記第1及び第2の希釈剤ノズルから形成される希釈剤流よりも低い高さで前記流動性を有する食物成分を前記容器内に衝突させるように向けられた食品調合器から食品を作るための方法であって、
    希釈剤及び流動性を有する食物成分の別個の流れを同時に形成する為に、前記第1の希釈剤ノズル、前記第2の希釈剤ノズル及び前記食物成分ノズルから、前記希釈剤及び前記流動性を有する食物成分を同時に排出するステップであって、前記希釈剤の流れが、乱流を形成して食品を製造するために食物成分と混ざり合うのに有効な速度範囲内で前記容器の少なくとも1つの壁に衝突する、前記ステップを備え、
    前記容器に供給された前記食物成分が前記希釈剤の流れにより拭き取られることを特徴とする、方法。
  2. 希釈剤が、垂直方向に対して5度を上回る角度で傾けられる、請求項1に記載の方法。
  3. 第2の希釈剤流が容器内へと方向付けられる、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 第2の希釈剤流が、第1の流れよりも小さい角度で位置される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 希釈剤流量及び希釈剤線速度がそれぞれ1〜120ml/s及び10〜3500cm/sである、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  6. 食物成分流量が1.5〜40mL/sの範囲であり、食物成分が10〜5000cPの粘度の液体濃縮物である、請求項5に記載の方法。
  7. 希釈剤流の速度が、非発泡食品が形成される減少された速度範囲から、発泡食品が容器内で形成される増大された速度範囲まで制御可能である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 希釈剤流及び食品流における空間的広がりのある形態及び希釈剤速度範囲が、食品上に泡の層を生成するのに有効であり、食物成分及び希釈剤が調合された後に容器内で1分内に得られる液体に対する泡の比率が、少なくとも1:5である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 発泡飲料を生成するために、希釈剤流量及び希釈剤線速度がそれぞれ5〜40ml/s及び800〜2750cm/sであり、食物成分が1〜5000cP未満の粘度を有する液体濃縮物である、請求項6に記載の方法。
  10. 非発泡飲料を生成するために、希釈剤流量及び希釈剤線速度がそれぞれ1〜40ml/s及び10〜650cm/sであり、食物成分が5〜600cPの粘度を有する液体濃縮物である、請求項6に記載の方法。
  11. 調合された食品において層化が起こらないようにした、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 容器からの飛散が起こらないようにした、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
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