JP4990013B2 - 監視装置 - Google Patents

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Description

この発明は、二つのセンサの出力から新たな出力を演算し、例えば、監視領域内に存在する人物を検出するといった監視装置に関するものである。
従来の監視装置では、複数の異なるセンサを用いる主な理由として、各々がカバーしきれない監視範囲・空間・対象を相互補完するために用いられていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−69459号公報
従来の複数の種類の異なるセンサを複合的に用いた監視装置では、各々のセンサ出力を組み合わせることで、カバーしきれない他の種類の機能を互いに補完していた。例えば、赤外線センサの警報をトリガとして、監視カメラの映像の録画を始めることにより、監視カメラ単体では、録画すべき時間帯を適切に限定する機能を実現できないため、赤外線センサを用いることでこの機能を補完していた。このため、装置のセンシング機能は各々のセンサに依存し、装置全体としてのセンシング機能はセンサ単体能力を超えることは無い。
このため、監視の精度を向上させるためにはそれぞれのセンサ単体能力を高める必要があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、監視装置全体としての検知精度を向上させることのできる監視装置を得ることを目的とする。
この発明に係る監視装置は、通常と異なる事象の発生を監視する監視装置において、 第一監視領域内における前記事象の発生の第一の可能性分布を出力する第一のセンサと、 前記第一監視領域と重複する領域を有する第二監視領域における前記事象の発生の第二の可能性分布を出力する、第一のセンサとは異なる種類のセンサである第二のセンサと、前記第一の可能性分布と、前記第二の可能性分布に基づいて、前記第一監視領域と前記第二監視領域の重複する共通部分の事象発生の統合可能性分布を演算する分布演算手段と、 前記分布演算手段によって得られた統合可能性分布を出力する情報提示手段と、第一のセンサおよび第二のセンサのうち少なくともいずれか一方のセンサの出力を、分布演算手段の出力結果に近づけるように校正する校正手段を備えたものである。

この発明の監視装置は、第一のセンサによる第一の可能性分布と、第二のセンサによる第二の可能性分布とに基づいて、事象発生の統合可能性分布を演算するようにしたので、監視装置全体としての検知精度を向上させることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による監視装置を示す構成図である。
図において、監視装置は、電波応用位置検出センサ(第一のセンサ)1、撮像装置2と画像処理装置3からなる第二のセンサ4、分布演算手段5、情報提示手段6を備えている。
電波応用位置検出センサ1は、2本の漏洩同軸ケーブル1a,1bを有し、これらの漏洩同軸ケーブル1a,1b間に存在する監視対象100の位置を検出するセンサである。尚、この電波応用位置検出センサ1は、例えば、特開2004−138402号公報等に示されているセンサであり、公知のセンサであるため、ここでの詳細な説明は省略する。撮像装置2は、特定のエリアの画像を取得するためのカメラであり、画像処理装置3は、撮像装置2で取得された画像から監視対象100の位置を画像処理により検出する装置である。尚、画像処理装置3における監視対象100の検出処理については公知であるため、ここでの説明は省略する。また、電波応用位置検出センサ1による第一検知範囲(第一監視領域)101と第二のセンサ4による第二検知範囲(第二監視領域)102とは重複するよう、これらセンサは配置されている。分布演算手段5は、電波応用位置検出センサ1の出力と画像処理装置3の出力に基づいて、位置検出の分布を求める手段である。また、情報提示手段6は、分布演算手段5で求められた分布を図示しないディスプレイ等に表示するといった、情報出力を行う手段である。
次に、実施の形態1の監視装置の動作について説明する。
本実施の形態では、監視対象100の位置を検知・監視するために、2種類のセンサ、電波応用位置検出センサ1および撮像装置2、画像処理装置3からなる第二のセンサ4が用意され、監視対象100の位置を監視し続ける。このような構成において、従来であれば、電波応用位置検出センサ1もしくは第二のセンサ4のいずれかにより監視できない範囲をお互いに補う形で用いられることが多い。例えば、第二のセンサ4の監視範囲が狭い場合に電波応用位置検出センサ1にて広範囲を監視し、必要に応じて第二のセンサ4を制御することにより、監視対象の撮影や第二のセンサ4による位置監視を行う。多くの場合、監視対象の位置は電波応用位置検出センサ1もしくは第二のセンサ4のセンシング情報を元に判断されるため、電波応用位置検出センサ1もしくは第二のセンサ4の位置検知精度を超える精度の情報を得ることはできない。また、これらの位置検知出力信号は異なる種類のセンサの検知によるものであるため、相関はなく独立である。電波応用位置検出センサ1もしくは第二のセンサ4の双方により位置の検知が可能な範囲においては、電波応用位置検出センサ1もしくは第二のセンサ4の位置検知出力信号のいずれを正とするかは一般的に監視装置の運用方法に一任されている。よって、これら複数の検知位置信号を得られたとしても、いずれかを選択するのみであり、このことから位置を検知する精度は各々のセンサの精度に依存し、これを超えることはできない。また、複数の異なるセンサ出力信号に相関がないことから、単純に組み合わせて使用することは難しい。
そこで、本実施の形態では、このような相関を定義することが難しい異なる種類のセンサの出力を統合することで、より効率的な監視装置を構成するようにしており、以下、その具体的な動作を説明する。
先ず、監視対象100が、電波応用位置検出センサ1による第一検知範囲101か、または第二のセンサ4による第二検知範囲102のいずれか一方の範囲にしか位置していない場合(いずれかのセンサからしか検知信号が得られない場合)は、検知信号が得られたセンサの出力に基づいて、分布演算手段5および情報提示手段6は動作する。即ち、この場合は検知信号が得られたセンサの出力がそのまま情報提示手段6の出力となる。尚、本実施の形態では、通常とは異なる事象の発生の監視として、監視対象領域への侵入者の検知や、監視領域内に存在する物体の位置検出といったことを想定している。
次に、監視対象100が第一検知範囲101と第二検知範囲102の重複する領域に存在する場合、分布演算手段5は、電波応用位置検出センサ1の出力と、画像処理装置3の出力とに基づいて、監視対象100の位置に対する可能性分布を演算する。電波応用位置検出センサ1および第二のセンサ4の検知出力信号は、これらが位置検知センサであるため、検知された位置がポイントとして出力されることが一般的である。これは内部処理として、監視対象100が存在しうると検知された複数の候補の中で最も信頼性あるいは確率が高いポイントが、検知結果として出力される。
図2は、電波応用位置検出センサ1による監視対象100の位置検出の可能性分布を示す説明図である。
図において、横軸は位置、縦軸は可能性を示しており、第一可能性分布110の曲線が電波応用位置検出センサ1による可能性分布を示している。図示のような結果では、可能性分布のピークが二つあり(ピーク111,112)、ピーク111の方が可能性が高いため、このピーク111付近の位置を監視対象100の推測位置113として出力する。また、図1中、範囲103は、電波応用位置検出センサ1による監視対象100の推測位置の範囲を示している。
また、第二のセンサ4による監視対象100の位置検出動作は次の通りである。
図3は、第二のセンサ4による監視対象100の位置検出の可能性分布を示す説明図である。
図中、横軸および縦軸は、図2と同様に位置および可能性を示しており、第二可能性分布120の曲線が第二のセンサ4による可能性分布を示している。また、推測位置121が第二のセンサ4による監視対象100の推測位置である。更に、図1中、範囲104は、第二のセンサ4による監視対象100の推測位置の範囲である。
分布演算手段5では、このような電波応用位置検出センサ1および第二のセンサ4の出力に基づいて、監視対象100の位置範囲を演算する。
図4は、このような位置範囲を求める場合の説明図である。
例えば、監視エリアが雨天などで、画像処理装置3の処理中、撮像装置2で取得した映像に積算されるノイズが酷く、結果として第二可能性分布120の分布に高周波成分が多数存在する場合、分布演算手段5は、その出力信号を平滑化、あるいはローパスフィルタなどでノイズを滑らかにする。一方、風などの影響により電波応用位置検出センサ1の出力(第一可能性分布110)が平坦だった場合には、センサ出力変化を強調する処理を行う。あるいは、特異地点において電波応用位置検出センサ1の出力に故障などの異常が見られる場合は、第一可能性分布110におけるこの特異点での分布を0とする一方、第二可能性分布120を強調する。次に、第一可能性分布110および第二可能性分布120に適正な重み付け(ある数値の乗算)を行った後、全体の加算を行うことで統合された分布曲線である統合可能性分布130を構成する。
重み付けにおいては、例えば機器に故障、異常、不調など見られた場合には重みを軽くする。また、センサの特性に応じて、例えば強風時、撮像装置2が揺れることによるノイズ増加の影響を考え、第二のセンサ4の第二可能性分布120の重みを軽くする、あるいは雨天時、電波の水分反射の影響を考慮するため、電波応用位置検出センサ1の第一可能性分布110の重みを軽くする、撮像装置2に近いポイントでは第二のセンサ4の信頼性が向上するため第二可能性分布120の重みを重くする、などの重み付けを行う。統合可能性分布130を演算する際には、単純な加算だけでなく、例えば双方の値が存在するところのみを加算する(論理積後の加算)ことでより信頼性を向上させることも可能である。そして、図4に示すように、こうして得られた統合可能性分布130の範囲を新たな推測位置131とする。また、図1中、範囲105が求められた新たな監視対象100の検出推測位置である。
次に、情報提示手段6は、分布演算手段5で求められた可能性分布を図示しないディスプレイ等に表示する。
図5は、表示する情報の説明図である。
図示のように、電波応用位置検出センサ1による第一可能性分布110と、第二のセンサ4による第二可能性分布120と、統合可能性分布130とを重畳表示する。
また、表示方法として可能性分布110,120,130を個別に表示してもよい。
図6は、情報表示の他の例を示す説明図である。
例えば、図6中、(a)に示すように、統合可能性分布130と推測位置131のみを表示する。また、表示切り替えにより、(b)に示すように第二可能性分布120のみを表示したり、(c)に示すように第一可能性分布110のみを表示する、といった表示の切り替えを行うよう構成してもよい。更に、図2や図3に示すような推測位置113,121を同時に表示してもよい。
このような第一可能性分布110,第二可能性分布120および統合可能性分布130を個別に表示することにより、例えば、表示するディスプレイが小さい場合でも、必要とする情報のみを表示することで監視者にとっての見やすさを向上させることができる。
更に、可能性分布の表示方法として、単にグラフ化するだけでなく、地図に重ねて3次元表示する、といった情報提示方法としてもよい。
図7は、3次元表示する場合の説明図である。
地図に重ねて表示する場合、可能性分布は2次元平面であるが、これを視覚化するため、情報提示手段6では図7に示すような3次元表示を行う。このような3次元表示でピーク付近が監視対象100の位置する可能性が最も高い部分である。このような表示を行うことにより、より直感的な表示となり、視認性を向上させることができる。
また、上記実施の形態1において、第二のセンサとして、撮像装置2と画像処理装置3とに代えて、RFID(Radio Frequency Identification)を用いてもよい。
図8は、RFIDによる可能性分布の説明図である。
RFIDとしてアクティブ型RFIDを用いる。アクティブ型RFIDでは、タグが有する電源により、タグ自らが電波を発生する。このため、RFIDタグとそのセンサまでの距離が数mであっても検知が可能である。図8に示すように、タグセンサ7が一つである場合、RFIDタグ8の検出においては、その方向は分からず、RFIDタグ8が発する電波強度のみを知ることができる。その結果、この電波強度からある程度、タグセンサ7からRFIDタグ8への距離を求めることができる。従って、タグセンサ7でRFIDタグ8のタグ電波を受信した場合、ある一定の距離のどこか、つまり、図中のドーナツ型の範囲140のどこかにRFIDタグ8が存在すると想定できる。この範囲140がRFIDタグ8の存在可能性分布であり、上述した第一可能性分布110や第二可能性分布120に相当するものである。このような場合でも、電波応用位置検出センサ1の位置検出結果を用いることにより、複数の範囲を統合することから確実な位置検出を行うことができる。
更に、タグセンサ7を多数設置すると、範囲140が多数得られるため、これらの重なり合う点が、存在確率の高い地点となり、より検出精度を向上させることができる。
以上のように、実施の形態1の監視装置によれば、通常と異なる事象の発生を監視する監視装置において、第一監視領域内における事象の発生の第一の可能性分布を出力する第一のセンサと、第一監視領域と重複する領域を有する第二監視領域における事象の発生の第二の可能性分布を出力する第二のセンサと、第一の可能性分布と、第二の可能性分布に基づいて、第一監視領域と第二監視領域の重複する共通部分の事象発生の統合可能性分布を演算する分布演算手段と、分布演算手段によって得られた統合可能性分布を出力する情報提示手段を設けたので、複数のセンサ単体によるものよりも、監視装置全体としての検知精度を向上させることができる。
また、実施の形態1の監視装置によれば、第一のセンサと第二のセンサを異なる種類のセンサとしたので、単一の種類のセンサでは修正が困難な誤差に対しても修正することができ、更に高精度な検知が可能となる。
また、実施の形態1の監視装置によれば、通常と異なる事象の発生を、監視対象領域への人物の侵入としたので、監視領域内への侵入者の検知を高精度に行うことができる。
また、実施の形態1の監視装置によれば、通常と異なる事象の発生の監視を、監視対象領域内に存在する物体の位置検出としたので、監視領域内に存在する物体の位置検出を高精度に行うことができる。
また、実施の形態1の監視装置によれば、第1のセンサを電波応用位置検出センサとし、第二のセンサを、第二監視領域の画像を取得する撮像装置と撮像装置で取得された画像から通常と異なる事象の発生を検出する画像処理装置とから構成するようにしたので、通常とは異なる事象の発生を高精度に検知することができる。
また、実施の形態1の監視装置によれば、第1のセンサを電波応用位置検出センサとし、第二のセンサをRFIDタグの位置を検出するタグセンサとしたので、通常とは異なる事象の発生を高精度に検知することができる。
また、実施の形態1の監視装置によれば、情報提示手段は、第一のセンサの第一可能性分布と第二のセンサの第二可能性分布を個別に出力するようにしたので、必要とする情報のみを表示することで監視者にとっての見やすさを向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、撮像装置及び電波応用センサによる組み合わせを例示したが、これらの組み合わせ以外にも、存在位置の確からしさの分布を処理系に持つセンサであれば応用が可能である。即ち、赤外線センサや光電管センサのように、通過を検知するものなど、位置を検出するために内部処理にて確からしさの分布を持たず、デジタル出力に近い特性を持つもの以外であれば、同様に適用可能である。実施の形態2では、このような応用例について説明する。
図9は、実施の形態2による監視装置のセンサについて示す説明図である。
実施の形態2では、第一のセンサとして感圧型位置検知センサ9を用い、第二のセンサとしてレーザレーダ10を用いている。ここで、感圧型位置検知センサ9は、感圧型センサを複数用いて、第一監視領域である範囲(図面における矩形範囲)内の監視対象100の位置を検出するセンサである。また、レーザレーダ10は、レーザ光を2次元に走査して監視対象100の位置検出を行うセンサであり、図中、範囲106が第二検知範囲(第二監視領域)に相当する。これらの感圧型位置検知センサ9およびレーザレーダ10により監視対象100が存在しうると推測される分布が、各々、範囲107、108である。
また、実施の形態2における分布演算手段5や情報提示手段6の構成および動作については、実施の形態1と同様であるため、これらの図示や詳細な説明は省略する。即ち、分布演算手段5は、感圧型位置検知センサ9による監視対象100の存在可能性の範囲107と、レーザレーダ10による存在可能性の範囲108に相当する可能性分布に基づいて、実施の形態1と同様に統合可能性分布を演算し、情報提示手段6はこれを表示する。
このように検知において確からしさの分布を持つセンサに関しては自由に組み合わせることが可能であり、分布に重なりあう範囲が存在する場合では、その組み合わせ数量にも制限はない。
以上のように、実施の形態2の監視装置によれば、第一のセンサをレーザレーダ、第二のセンサを感圧式位置検知センサとしたので、通常とは異なる事象の発生を高精度に検知することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1及び2では、第一、第二のセンサの出力に基づいて統合した可能性分布を求めたが、実施の形態3では、センサのキャリブレーション(校正)を行う例を説明する。
即ち、実施の形態1で説明した電波応用位置検出センサ1及び第二のセンサ4のように、内部にて確からしさの分布を元に検知を行うセンサでは、分布から検知位置を求めるアルゴリズム、閾値処理、またセンシング機能の感度調整などが必要であり、これらのバランスが検知精度の多くを決定する。よって、これらのバランス取り(キャリブレーション)作業が一般的に必要である。キャリブレーション作業では、センサの精度を向上させるために、別の高精度な基準を用意し、これに基づいて調整を行う必要がある。このため、従来の方法を図1に示すような構成に適用した場合では、より高精度なセンサを一時的に配置し、これと電波応用位置検出センサ1もしくは第二のセンサ4のセンサとの調整を行う、あるいは、実際に位置検知対象物を配置し、これを検知させた際に出力される信号を見ることで、キャリブレーションを行う、といったことが必要となる。
このようなことから、キャリブレーションは一般的に設置時点にのみ行われる。このため、各センサに対しては、事後の調整は難しい、より高精度なセンサあるいは実地作業が必要になり高コストになる、といったことが問題点であった。これに対して、実施の形態3では、統合可能性分布130を基準として、再度、可能性分布110及び120の分布を調整することでキャリブレーションを行い、このような問題点を解決したものであり、以下、これを具体的に説明する。
図10は、実施の形態3の監視装置の構成図である。
図示の構成は、実施の形態1に対して適用したものである。校正手段11は、分布演算手段5からの出力に基づいて、電波応用位置検出センサ1または第二のセンサ4の出力を校正する手段である。これ以外の構成は、実施の形態1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明は省略する。
次に、実施の形態3における校正動作について説明する。
キャリブレーションでは、正解値を教師信号として、センサのパラメータを調整する。以下、図4を例に説明すると、先ず、電波応用位置検出センサ1の出力結果が推測位置113、第二のセンサ4の出力結果が推測位置121となる。これらの値は、現在、電波応用位置検出センサ1や第二のセンサ4の持つパラメータから導出された可能性分布110、120の処理結果となる。一方、ここで統合された出力が推測位置131である。これがこのシステムでの正解の信号であるため、電波応用位置検出センサ1および第二のセンサ4にとっても正解の値であり、推測位置113や121は、誤差が大きい値といえる。よって、電波応用位置検出センサ1および第二のセンサ4の持つパラメータを調整することにより、可能性分布110や120の出力形状を変化させ、なるべく統合可能性分布130に近い出力を得られるようキャリブレーションを行う。即ち、校正手段11は分布演算手段5から出力される統合可能性分布130の値に基づいて、電波応用位置検出センサ1または第二のセンサ4から得られる出力が、推測位置131に近づくようそれぞれのパラメータを変化させる。
ここで、キャリブレーションの際に重要なのは、あるセンサの精度を高めるためには、同一のセンサ情報を用いることができない点である。その点で実施の形態3の監視装置では異種センサの情報を用いるため、自動的なキャリブレーションに適している。また、推測位置131が正解であるのかどうか(本当にそこに監視対象100が存在するのか)という、根本的な問題に関しては、キャリブレーションの特性上、正解であれば値が安定し、不正解であればパラメータが不安定になるため、安定な正解値へと収束していくことから、繰り返しキャリブレーションを行うことにより解決できる。
また、電波応用位置検出センサ1または第二のセンサ4の値のうち、いずれかのセンサ出力が絶対的に信用できる場合、その信用できる方、あるいは基準となる方の出力信号を教師信号としてキャリブレーションを行うこともできる。例えば、第二のセンサ4が十分な精度を持つため第二のセンサ4の出力を基準とする場合、校正手段11は、第二のセンサ4のキャリブレーションを行わず、電波応用位置検出センサ1は、推測位置131ではなく、第二のセンサ4の推測位置121を教師信号としてキャリブレーションを行うことによって、推測位置113がなるべく推測位置121に近くなるよう、パラメータを調整する。
このように、実施の形態3の監視装置では、設置時点のみならず、通常運用中においても再度キャリブレーションの実行が可能であり、運用中に電波応用位置検出センサ1および第二のセンサ4の単体精度そのものを向上させることが可能になる。この結果、設置時点でのキャリブレーションコストを抑えても、通常運用中に精度を持続することが可能であり、時間をかけることにより、設置時点のみでのキャリブレーションに比べて、より高精度なキャリブレーションも期待できる。また、一般的にセンサの精度は経年に伴い、センサの機械精度や設置精度において変化・劣化をする場合が多いが、本実施の形態では、逐次キャリブレーションを行うために、変化・劣化を軽減する効果も得ることができる。
以上のように、実施の形態3の監視装置によれば、分布演算手段の出力に基づいて、第一のセンサおよび第二のセンサのうち少なくともいずれか一方のセンサの出力を校正する校正手段を備えたので、監視装置としての運用中に各センサの校正を行うことが可能となる、運用中における検知精度を向上させることができる。
この発明の実施の形態1による監視装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による監視装置の電波応用位置検出センサの動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による監視装置の第二のセンサの動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による監視装置の可能性分布の関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による監視装置の表示する情報の説明図である。 この発明の実施の形態1による監視装置の情報表示における他の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による監視装置の情報を3次元表示する場合の説明図である。 この発明の実施の形態1の他の例の監視装置におけるRFIDによる可能性分布の説明図である。 この発明の実施の形態2による監視装置の複数のセンサを示す説明図である。 この発明の実施の形態3による監視装置の構成図である。
符号の説明
1 電波応用位置検出センサ、2 撮像装置、3 画像処理装置、4 第二のセンサ、5 分布演算手段、6 情報提示手段、7 タグセンサ、8 RFIDタグ、9 感圧型位置検知センサ、10 レーザレーダ、11 校正手段、100 監視対象、101 第一検知範囲、102,106 第二検知範囲、110 第一可能性分布、120 第二可能性分布、130 統合可能性分布。

Claims (7)

  1. 通常と異なる事象の発生を監視する監視装置において、第一監視領域内における前記事象の発生の第一の可能性分布を出力する第一のセンサと、
    前記第一監視領域と重複する領域を有する第二監視領域における前記事象の発生の第二の可能性分布を出力する、第一のセンサとは異なる種類のセンサである第二のセンサと、
    前記第一の可能性分布と、前記第二の可能性分布に基づいて、前記第一監視領域と前記第二監視領域の重複する共通部分の事象発生の統合可能性分布を演算する分布演算手段と、
    前記分布演算手段によって得られた統合可能性分布を出力する情報提示手段と
    第一のセンサおよび第二のセンサのうち少なくともいずれか一方のセンサの出力を、分布演算手段の出力結果に近づけるように校正する校正手段を備えたことを特徴とする監視装置。
  2. 通常と異なる事象の発生は、監視対象領域への人物の侵入であることを特徴とする請求項記載の監視装置。
  3. 通常と異なる事象の発生の監視は、監視対象領域内に存在する物体の位置検出であることを特徴とする請求項記載の監視装置。
  4. 第1のセンサを電波応用位置検出センサとし、第二のセンサを、第二監視領域の画像を取得する撮像装置と前記撮像装置で取得された画像から通常と異なる事象の発生を検出する画像処理装置とから構成することを特徴とする請求項記載の監視装置。
  5. 第1のセンサを電波応用位置検出センサとし、第二のセンサをRFIDタグの位置を検出するタグセンサとしたことを特徴とする請求項記載の監視装置。
  6. 第一のセンサをレーザレーダ、第二のセンサを感圧式位置検知センサとしたことを特徴とする請求項記載の監視装置。
  7. 情報提示手段は、第一のセンサの第一可能性分布と第二のセンサの第二可能性分布を個別に出力することを特徴とする請求項1から請求項のうちいずれか1項記載の監視装置。
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