JP4989955B2 - 潤滑油・切削油の混入物除去装置 - Google Patents

潤滑油・切削油の混入物除去装置 Download PDF

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Description

この発明は潤滑油・切削油の混入物除去装置に関し、潤滑油(エンジンオイル等)や切削油の混入物を分離除去する場合に使用されるものである。
従来におけるこの種の混入物除去装置は、非磁性体からなる切削油流路の裏面に磁石を配置したものであり、この切削油流路に切削油を通過させることよって混入する切粉(磁性体のもの、以下同じ)をその表面に吸着させることによって除去し、送油ポンプの詰まりや刃物の磨耗を防止していた。
特開平05−138066号公報
しかしながら、かかる従来における混入物除去装置にあっては、磁力を応用していたにすぎないため、磁性体の混入物のみ吸着除去し、非磁性体の混入物はそのまま残存する結果、潤滑油・切削油の浄化の程度を上げにくいという不都合を有した。
この発明の課題はこの不都合を解消することである。
この課題を達成するために、発明者は鋭意研究し、この発明を完成した。
第1発明に係る潤滑油・切削油の混入物除去装置においては、油タンクと遠心分離式混入物除去手段と磁石式混入物除去手段と送液ポンプとを備え、前記送液ポンプを介して前記油タンクと前記遠心分離式混入物除去手段の吸入ポートおよび前記磁石式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結し、且つ、前記遠心分離式混入物除去手段の排出ポートおよび前記磁石式混入物除去手段との排出ポートと前記油タンクとを流路によって連結した潤滑油・切削油の混入物除去装置において、前記磁石式混入物除去手段として、フレームに磁石を介して非磁性体の油受板を載置し、前記油受板を前記フレームに揺動可能に設置するとともにその揺動中心側を上部にして斜面状に配置可能とし、前記フレームにおける前記油受板の上流側の上方に供給ノズルを配置するとともに同下流側の下方に浄化切削液受け箱を配置し、且つ、前記フレームにおける前記油受板の上流側の下方に切粉受け箱を配置したものである。
また、第2発明に係る潤滑油・切削油の混入物除去装置においては、油タンクと補助タンクと遠心分離式混入物除去手段と磁石式混入物除去手段と第一送液ポンプと第二送液ポンプとを備え、第一送液ポンプを介して前記油タンクと前記磁石式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結するとともにこの磁石式混入物除去手段の排出ポートと補助タンクとを流路によって連結し、且つ、第二送液ポンプを介して前記補助タンクと前記遠心分離式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結するとともにこの遠心分離式混入物除去手段との排出ポートと前記油タンクとを流路によって連結した潤滑油・切削油の混入物除去装置において、前記磁石式混入物除去手段として、フレームに磁石を介して非磁性体の油受板を載置し、前記油受板を前記フレームに揺動可能に設置するとともにその揺動中心側を上部にして斜面状に配置可能とし、前記フレームにおける前記油受板の上流側の上方に供給ノズルを配置するとともに同下流側の下方に浄化切削液受け箱を配置し、且つ、前記フレームにおける前記油受板の上流側の下方に切粉受け箱を配置したものである。
また、第3発明に係る潤滑油・切削油の混入物除去装置においては、油タンクと補助タンクと遠心分離式混入物除去手段と磁石式混入物除去手段と第一送液ポンプと第二送液ポンプとを備え、第一送液ポンプを介して前記油タンクと前記遠心分離式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結するとともにこの遠心分離式混入物除去手段の排出ポートと補助タンクとを流路によって連結し、且つ、第二送液ポンプを介して前記補助タンクと前記磁石式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結するとともにこの磁石式混入物除去手段との排出ポートと前記油タンクとを流路によって連結した潤滑油・切削油の混入物除去装置において、前記磁石式混入物除去手段として、フレームに磁石を介して非磁性体の油受板を載置し、前記油受板を前記フレームに揺動可能に設置するとともにその揺動中心側を上部にして斜面状に配置可能とし、前記フレームにおける前記油受板の上流側の上方に供給ノズルを配置するとともに同下流側の下方に浄化切削液受け箱を配置し、且つ、前記フレームにおける前記油受板の上流側の下方に切粉受け箱を配置したものである。
第1〜3発明に係る潤滑油・切削油の混入物除去装置は上記のように構成されているため、油タンク内の潤滑油・切削油等は遠心分離式混入物除去手段によって磁性体・非磁性体の混入物を分離除去し、磁石式混入物除去手段によって磁性体の混入物を分離除去し、前記タンク内に戻すことができる。これを繰り返すことによって前記タンク内の潤滑油・切削油の混入物を分離除去することができる。
また、磁石式混入物除去手段として、フレームに磁石を介して非磁性体の油受板を載置し、前記油受板を前記フレームに揺動可能に設置するとともにその揺動中心側を上部にして斜面状に配置可能とし、前記フレームにおける前記油受板の上流側の上方に供給ノズルを配置するとともに同下流側の下方に浄化切削液受け箱を配置し、且つ、前記フレームにおける前記油受板の上流側の下方に切粉受け箱を配置しているため、前記供給ノズルから前記油受板の上流側に切粉が混入している切削液を供給することができ、この切削液は前記油受板を下流方向へ流れながら、混入している切粉を、磁石の磁力によって前記油受板の表面に吸着させ、浄化された状態で浄化切削液受け箱に流入する。その後、前記油受板を上流側に揺動させ、略、垂直状態にすれば、前記磁石は前記油受板から離脱するため、油受板上の切粉に磁力は及ばず、この結果、この切粉は重力によって前記油受板を滑り落ち、前記切粉受け箱に収容される。このため、簡単な手作業によって、油受板上の切粉を切粉受け箱に集めることができる結果、油受板に吸着した切粉の寄せ集め作業が簡易となり、この結果、切削油に混入する切粉の除去作業の能率を向上させることができる。
この場合、前記フレームに前記供給ノズルを支持具を介して揺動可能に設置すれば、前記油受板を略垂直状態に揺動させる際に、供給ノズルが接触しないように動かすことができるため、供給ノズルを前記油受板の上流側の上方近傍に配置することができる結果、前記油受板における切削液の跳ねを防止できる。
更に、この場合、前記フレームにカバー具を揺動可能に設置し、このカバー具に供給ノズルを設置すれば、カバー具を開いたときに、供給ノズルを動かすことができるため、当該装置自体にカバー具を設置した場合には、前記カバー具の開放と前記油受板の垂直状態への揺動との2アクションで前記油受板30に吸着した切粉の寄せ集め作業ができる。なお、前記フレームに前記供給ノズルを支持具を介して設置し、さらに、カバー具を設置した場合には、カバー具を開けた後、供給ノズルを揺動し、その後、前記油受板を略垂直状態に揺動させる必要があるため、3アクションが必要となる。
よって、この第1〜3発明に係る潤滑油・切削油の混入物除去装置を使用すれば、潤滑油・切削油の浄化の程度を上げやすいものである。
なお、第1発明の潤滑油・切削油の混入物除去装置にあっては、一つの送液ポンプで済むため装置がコンパクトになる。
第2発明の潤滑油・切削油の混入物除去装置にあっては、磁石式混入物除去手段で磁性体の混入物を除去した後、遠心分離式混入物除去手段によって処理するため、遠心分離式混入物除去手段の耐久性は向上する。
第3発明の潤滑油・切削油の混入物除去装置にあっては、遠心分離式混入物除去手段で比較的おおきな混入物を除去した後、磁石式混入物除去手段によって処理するため粉かな磁性体の混入物を除去しやすいものである。
この発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置は、送液ポンプを介して油タンクと遠心分離式混入物除去手段の吸入ポートおよび磁石式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結し、且つ、遠心分離式混入物除去手段の排出ポートおよび磁石式混入物除去手段との排出ポートと油タンクとを流路によって連結する事に最も主要な特徴を有する。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は第1発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路図、図2は第2発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路図、図3は第3発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路図、図4および図5は第1〜3発明で使用される磁石式混入物除去手段の斜視図、図6はカバー具を開けた状態の斜視図、図7はさらに同油受板を略垂直状態に立てた状態の斜視図である。
図1は第1発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路を示した図である。
図において、Tは油タンクである。この油タンクTには混入物を含んだ切削油・潤滑油Oが収容されている。Aは吸引ホースであり、一端を前記油タンクTに繋がれ、他端は遠心分離式混入物除去手段Cの吸入ポートcおよび磁石式混入物除去手段Mの吸入ポートmに繋がっている。前記油タンクT内の切削油・潤滑油(エンジンオイル等)Oは送液ポンプPの駆動によって、バルブV1を介して前記磁石式混入物除去手段Mに送られ、また、バルブV2を介して前記遠心分離式混入物除去手段Cに送られる。
ここに、遠心分離式混入物除去手段Cとしては、切削油・潤滑油Oを適宜駆動手段によって回転し発生する遠心力によって、混入している物を除去とするという従来から存在する装置を使用する。また、磁石式混入物除去手段Mとしては、切削油・潤滑油Oを適宜駆動手段によって流し、磁力によって混入している磁性体を除去するものを使用している。
次に、E1は第一排出管であり、一端を前記遠心分離式混入物除去手段Cの排出ポートdに繋がれ、他端を前記油タンクTに開放している。また、E2は第二排出管であり、一端を前記磁石式混入物除去手段Mの排出ポートnに繋がれ、他端を前記油タンクTに開放している。
このように構成される切削油・潤滑油の混入物除去装置において、バルブV1,V2を開放し、送液ポンプPを駆動させる。すると、前記油タンクT内の切削油・潤滑油Oは吸引ホースAを介して、前記磁石式混入物除去手段Mおよび遠心分離式混入物除去手段Cに送られ、これらの混入物除去手段M,Cの作動によって、それぞれ混入物が除去される。混入物の除去された切削油・潤滑油Oはそれぞれ第一排出管E2,第二排出管E1を介して前記油タンクT内に戻される。この操作を繰り返すことによって前記油タンクT内の切削油・潤滑油Oの混入物を除去する。
なお、前記バルブV1,V2の開閉を適宜選択すれば、前記磁石式混入物除去手段M又は遠心分離式混入物除去手段Cのいずれかのみを選択して混入物の除去作業をすることができる。
図2は第2発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路を示した図である。
この混入物除去装置においては、前記油タンクT内の切削油・潤滑油Oは第一送液ポンプP1の駆動によって、まず前記磁石式混入物除去手段Mに送られる。そして、磁性体の混入物が除去された後、切削油・潤滑油Oは補助タンクBに送られる。この補助タンクB内の切削油・潤滑油Oは第二送液ポンプP2の駆動によって、前記遠心分離式混入物除去手段Cに送られる。そして、遠心力によって混入物を除去したのち、排出管Eを介して前記油タンクT内に戻される。この操作を繰り返すこことによって前記油タンクT内の切削油・潤滑油Oの混入物を除去する。なお、Fは補助タンクBのオーバーフローを防止するための還流路であり、前記油タンクTに繋がっている。
図3は第3発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路を示した図である。
この混入物除去装置においては、前記油タンクT内の切削油・潤滑油Oは第一送液ポンプP1の駆動によって、まず前記遠心分離式混入物除去手段Cに送られる。そして、遠心力によって混入物を除去したのち、切削油・潤滑油Oは補助タンクBに送られる。この補助タンクB内の切削油・潤滑油Oは第二送液ポンプP2の駆動によって、前記磁石式混入物除去手段Mに送られる。そして、磁性体(残っているもの)の混入物を除去したのち、排出管Eを介して前記油タンクT内に戻される。この操作を繰り返すことによって前記油タンクT内の切削油・潤滑油Oの混入物を除去する。
次に、図4〜図7に基づいて、第一発明に相当する前記切削油・潤滑油の混入物除去装置を説明する。
図4〜7において、Dは切削油・潤滑油の混入物除去装置、10はその基台である。この基台10の上部に前記遠心分離式混入物除去装置(「遠心分離式混入物除去手段」に相当する)Cが載置された状態で固定され、更に、ブラケット111 を介して天板12が設置され、この天板11に前記磁石式混入物除去装置(「磁石式混入物除去手段」に相当する)Mが載置された状態で固定されている。
前記遠心分離式混入物除去装置Cは、従来存在する市販のものを使用している。前記送液ポンプP(図1を参照のこと)の駆動によって、前記油タンクT内の切削油・潤滑油Oが吸引ホースAを介して、バルブV2(図1を参照のこと)を通過し、この遠心分離式混入物除去装置Cに送られる。この遠心分離式混入物除去装置Cが作動すると、切削油・潤滑油Oが回転し、その遠心力によって、混入物が分離除去される。そして、浄化された切削油・潤滑油Oは第一排出管E1を介して前記油タンクT内に戻される。
次に、前記磁石式混入物除去装置Mについて説明する。
図6,7において、12,12 は脚板であり、前記天板11にボルト止めによって立設されている。これらの脚板12,12 は一定間隔を介して配置され、その上端縁は傾斜している。
図7において、20は磁石取付板であり、前記一対の脚板12,12
の間に配置され、ボルト止めされている。この磁石取付板20は前記脚板12,12 の上端縁に沿って配置されているため、斜面状になっている。前記磁石取付板20は四角形の鉄板からなり、両側にそれぞれ折り曲げ片21,21,…を有している。この折り曲げ片21は略垂直に折り曲げられ、上方に向かっている。
なお、前記基台10,前記天板11,前記脚板12,12 ,前記磁石取付板20がこの発明のフレームを構成する。
N,N,…は永久磁石であり、前記磁石取付板20に載置された状態で吸着固定されている。この永久磁石N,N,…の役目は後記する(図6を参照のこと)。
30は油受板であり、前記磁石取付板20の上端縁側に蝶番(図示せず)を介して揺動可能に設置されている(図6と図7を参照のこと)。この油受板30は、前記磁石取付板20上に磁石Nを介して、斜面状に載置された状態(図6の状態)と、前記蝶番(図示せず)中心とし揺動し、略垂直の状態(図7の状態)を採ることができる。32は把手であり、前記油受板30の下端縁に設置されている。この把手32は前記油受板30を揺動するときに把持するためのものである。
次に、60は浄化液受け箱であり、前記天板11における前記油受板30の下流側設置されている。この浄化切削液受け箱60は前記油受板30の下端部の下方に位置し、浄化された切削油・潤滑油を収容する。61は第一排出管E1であり、浄化された切削油・潤滑油を前記油タンクTへ排出する。なお、この浄化液受け箱60の底面は前記第2排出管E2側に向かって下がり傾斜をし、切削油・潤滑油の排出を容易にしている。
また、71は混入物(切粉等)受け箱であり、前記天板11における前記油受板30の上流側に設置されている。この混入物受け箱71は前記油受板30の上端部の下方に位置し、除去された混入物(切粉等)を収容する。
次に、80はカバー具であり、前記天板11における前記浄化液受け箱60の外側に蝶番811 を介して揺動可能に設置されている。このカバー具80は前記油受板30,前記浄化切削液受け箱60および前記混入物受け箱71を覆うためのものである。
53は切削油・潤滑油等の供給管であり、前記カバー具80に設置されている。この供給管53は前記油受板30の上端縁に沿って略平行に延びている。54,54,…は切削油・潤滑油等の供給ノズル(この発明の「供給ノズル」に相当する)であり、前記供給管53にフレキシブル連結管55,55,…を介して連結されている。この供給ノズル54,54,…は前記カバー具80を閉じたときに(図4,図5の状態)、前記油受板30の上端部に配置される。なお、この供給ノズル54,54,…は先端開口が横長状の楕円になっているため、切削油・潤滑油等を層流の状態で前記油受板30に対して矢印方向(図6において)に供給することができる。
なお、Aは吸引ホースであり、前記送液ポンプPの作動によりバルブV1を介して前記油タンクT内の切削油・潤滑油等を前記供給管53に切削液を供給するためのものである。
なお、前記カバー具80において、81は窓、82はこの窓81に張設された透明板である。
このように、前記カバー具80を構成すると、このカバー具80を開いたときに、前記供給ノズル54を前記油受板30の上端部から移動させることができるため、前記カバー具80の開放と前記油受板30の垂直状態への揺動との2アクションで前記油受板30に吸着した切粉の寄せ集め作業ができる。
このように構成される切削油・潤滑油の切粉除去装置Dの作用を説明する。
まず、前記油受板30を前記磁石N,N,…の上に載置し(図6の状態)、且つ、前記カバー具80を閉止状態にする。このとき、前記供給ノズル54,54,…の先端開口は前記油受板30の上部(上流側)に配置している(図4,図5の状態を参照のこと)。この状態で、前記供給管53を介して前記供給ノズル54,54,…から前記油受板30の上流側に混入物(切粉等)が混入している切削油・潤滑油を供給する。すると、この切削油・潤滑油は前記油受板30の表面を下流方向へ流れる(図6の矢印方向)。そして、混入物(切粉等)G,G,…は、磁石N,N,…の磁力によって前記油受板30の表面に吸着除去される。そして、浄化された切削油・潤滑油は浄化液受け箱60に流入する。
その後、前記カバー具80を開き(図6の状態)、更に、前記把手32を把持して前記油受板30を揺動し、略、垂直状態にする(図7の状態)。すると、前記油受板30は磁石N,N,…から離脱するため、前記油受板30上の混入物(切粉等)G,G,…に磁力は及ばず、この結果、この混入物(切粉等)G,G,…は重力によって前記油受板30を滑り落ち、前記受け箱71に収容される。なお、重力によって自然落下しない混入物(切粉等)G,G,…はヘラ等によって前記切粉受け箱71に落下させる。
このようにして、前記切粉等が混入している切削油・潤滑油Oは浄化され、第二排出管E2を介して前記油タンクT内に戻される。
なお、図4,5において、90は圧送ポンプであり、前記遠心分離式混入物除去手段Cに残存する不純物を回収するためのものである。
コンパクトな装置によって潤滑油・切削油等の混入物を、磁性体・非磁性体にかかわらず分離除去できる。このため、潤滑油・切削油等の混入する混入物を除去する作業の作業能率を向上させる際に利用できる。
図1は第1発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路図である。 図2は第2発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路図である。 図3は第3発明に係る切削油・潤滑油の混入物除去装置の回路図である。 図4は第1〜3発明で使用される磁石式混入物除去手段の斜視図である。 図5は第1〜3発明で使用される磁石式混入物除去手段の斜視図である。 図6はカバー具を開けた状態の斜視図である。 図7はさらに同油受板を略垂直状態に立てた状態の斜視図である。
A … 吸引ホース
C … 遠心分離式混入物除去手段
c … 吸入ポート
D … 切削油・潤滑油の切粉除去装置
d … 排出ポート
E … 排出管
E1 … 第一排出管
E2 … 第二排出管
M … 磁石式混入物除去手段
m … 吸入ポート
N … 永久磁石(磁石)
n … 排出ポート
O … 切削油・潤滑油
P … 送液ポンプ
T … 油タンク
V1 … バルブ
V2 … バルブ
10 … 基台(フレーム)
11 … 天板(フレーム)
12 … 脚板(フレーム)
20 … 磁石取付板
21 … 折り曲げ片
30 … 油受板
32 … 把手
50 … 支持具

Claims (3)

  1. 油タンクと遠心分離式混入物除去手段と磁石式混入物除去手段と送液ポンプとを備え、前記送液ポンプを介して前記油タンクと前記遠心分離式混入物除去手段の吸入ポートおよび前記磁石式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結し、且つ、前記遠心分離式混入物除去手段の排出ポートおよび前記磁石式混入物除去手段との排出ポートと前記油タンクとを流路によって連結した潤滑油・切削油の混入物除去装置において、前記磁石式混入物除去手段として、フレームに磁石を介して非磁性体の油受板を載置し、前記油受板を前記フレームに揺動可能に設置するとともにその揺動中心側を上部にして斜面状に配置可能とし、前記フレームにおける前記油受板の上流側の上方に供給ノズルを配置するとともに同下流側の下方に浄化切削液受け箱を配置し、且つ、前記フレームにおける前記油受板の上流側の下方に切粉受け箱を配置したことを特徴とする潤滑油・切削油の混入物除去装置。
  2. 油タンクと補助タンクと遠心分離式混入物除去手段と磁石式混入物除去手段と第一送液ポンプと第二送液ポンプとを備え、第一送液ポンプを介して前記油タンクと前記磁石式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結するとともにこの磁石式混入物除去手段の排出ポートと補助タンクとを流路によって連結し、且つ、第二送液ポンプを介して前記補助タンクと前記遠心分離式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結するとともにこの遠心分離式混入物除去手段との排出ポートと前記油タンクとを流路によって連結した潤滑油・切削油の混入物除去装置において、前記磁石式混入物除去手段として、フレームに磁石を介して非磁性体の油受板を載置し、前記油受板を前記フレームに揺動可能に設置するとともにその揺動中心側を上部にして斜面状に配置可能とし、前記フレームにおける前記油受板の上流側の上方に供給ノズルを配置するとともに同下流側の下方に浄化切削液受け箱を配置し、且つ、前記フレームにおける前記油受板の上流側の下方に切粉受け箱を配置したことを特徴とする潤滑油・切削油の混入物除去装置。
  3. 油タンクと補助タンクと遠心分離式混入物除去手段と磁石式混入物除去手段と第一送液ポンプと第二送液ポンプとを備え、第一送液ポンプを介して前記油タンクと前記遠心分離式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結するとともにこの遠心分離式混入物除去手段の排出ポートと補助タンクとを流路によって連結し、且つ、第二送液ポンプを介して前記補助タンクと前記磁石式混入物除去手段との吸入ポートとを流路によって連結するとともにこの磁石式混入物除去手段との排出ポートと前記油タンクとを流路によって連結した潤滑油・切削油の混入物除去装置において、前記磁石式混入物除去手段として、フレームに磁石を介して非磁性体の油受板を載置し、前記油受板を前記フレームに揺動可能に設置するとともにその揺動中心側を上部にして斜面状に配置可能とし、前記フレームにおける前記油受板の上流側の上方に供給ノズルを配置するとともに同下流側の下方に浄化切削液受け箱を配置し、且つ、前記フレームにおける前記油受板の上流側の下方に切粉受け箱を配置したことを特徴とする潤滑油・切削油の混入物除去装置。
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