JP4989294B2 - 光学走査装置、光量制御方法及び画像形成装置 - Google Patents

光学走査装置、光量制御方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置において使用される光学走査装置の光量制御方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、静電潜像を形成するためのレーザービームを出力する光学走査装置の光量制御を精度良く行うことが、画質を維持する上で重要となっている。一般に、光量制御では、光源に投入される駆動電流と光源から射出される光ビームの光量との関係が制御される。
一般に、光学走査装置では、像高及び光量の違いに応じて、FFP(ファー・フィールド・パターン)や光軸が変動する。これに対し、特許文献1によれば、1走査ラインを複数の補正間隔に分割し、各補正間隔ごとの補正データを決定している。さらに、特許文献1によれば、任意の像高に対して適用される補正データを補間処理によって算出し、算出された補正データを用いて光量制御を実行することが提案されている。
特開2005−262485号公報、図3
特許文献1に記載の発明によれば、感光ドラムに照射される光量を均一にすることはできるであろう。しかし、さらなる画質の向上を図るためには、感光ドラム上に形成される潜像の表面電位(ダーク電位やハイライト電位)を均一にする必要がある。表面電位を均一にできなければ、潜像をトナー等により現像したときに、濃度のムラが発生してしまうため、好ましくない。
一般に、感光ドラムの表面におけるすべての領域で感度特性を一定にすることは、製造工程上、極めて難しい。なぜなら、感光ドラムを回転させながら光導電層を蒸着するため、蒸着ムラなどに起因して光導電層の膜圧が一定とならないからである。それゆえ、感光ドラムの感度特性が一様でないことを考慮して、各領域における光量を補正することが望ましいだろう。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。本発明は、例えば、像担持体の各領域における感度特性のむらに応じて光量を補正することで、像担持体に形成される潜像のダーク部やハイライト部の表面電位を均一にすることを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明は、例えば、
像担持体に対して光源から光ビームを照射する光学走査装置であって、
前記像担持体の表面を複数に分割して得られる各領域の感度を表す感度データから、前記像担持体の主走査方向における感度特性を表すn次近似式とm次近似式とを決定する近似式決定手段と(n、mは自然数で、m>n)、
前記n次近似式と前記m次近似式とから各領域における感度の補正値である感度補正値を決定する感度補正値決定手段と、
前記感度補正値に応じて前記光源に通電されるバイアス電流を制御するバイアス電流制御手段と
を含み、
前記像担持体の表面は、主走査方向にP列に分割され、副走査方向にQ行に分割されることで、トータルでP×Q個の領域に分割されており、
前記近似式決定手段は、
前記Q行のそれぞれについて、前記主走査方向に並んだP個の領域の各感度データから前記n次近似式と前記m次近似式とを決定し、
前記感度補正値決定手段は、
各領域について、対応する前記n次近似式から求まる感度と前記m次近似式から求まる感度との差分値を算出する手段と、
前記P列のそれぞれについて、各列に属するQ個の領域に係る前記差分値の平均値を算出する手段と、
算出されたP個の前記平均値から、再度、m次近似式を決定し、決定された該m次近似式から求まる感度における第1の最大値を算出する手段と、
各領域の前記感度データをそれぞれ前記第1の最大値で除算することで主走査方向の補正係数を算出する手段と、
前記Q行のそれぞれについて、対応する前記n次近似式から求まる感度における第2の最大値を算出する手段と、
各領域の前記感度データをそれぞれ対応する前記第2の最大値で除算することで副走査方向の補正係数を算出する手段と、
各領域について前記主走査方向の補正係数と前記副走査方向の補正係数を加算することで前記感度補正値を算出する手段と
を含むことを特徴とする
また、光学走査装置は、光量制御手段と、スイッチング電流制御手段とを含んでもよい。光量制御手段は、光源から出力される光量を目標光量に制御する。スイッチング電流制御手段は、光量制御手段により決定された目標光量を得るための電流値と感度補正値とに応じて光源に通電されるスイッチング電流を制御する。
本発明によれば、感度補正値に応じて光源に通電されるバイアス電流を制御することで、潜像のダーク部における表面電位を均一にすることができる。さらに、感度補正値に応じて光源に通電されるスイッチング電流を制御することで、潜像のハイライト部における表面電位も均一にすることができる。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<第1実施形態>
[装置構成]
図1は、実施形態に係る光学走査装置を示す図である。なお、光学走査装置100は、像担持体に対して光ビームを照射する光源を備え、露光装置やスキャナ装置と呼ばれることもなる。光学走査装置100は、レーザ駆動部101、半導体レーザ102及びコリメートレンズ103から構成されるレーザユニット104を有している。なお、半導体レーザ102は、光ビームを出力する光源の一例に過ぎず、他の種類の光源が採用されてもよい。
半導体レーザ102から出射したレーザービーム(光ビーム)は、シリンドリカルレンズ105を通過して、ポリゴンミラー106に到達する。ポリゴンミラー106は、光ビームが像担持体上を走査するよう回転しながら光ビームを偏向する回転多面鏡の一例である。スキャナモータユニット107は、ポリゴンミラー106が等角速度で回転するよう駆動する。ポリゴンミラー106により偏向されたレーザービームは、f−θレンズ108に入射する。f−θレンズ108を通過したレーザービームL2は、反射ミラー109により反射して、感光ドラム110の表面を走査及び露光する。なお、f−θレンズ108は、感光ドラム110の回転方向(副走査方向)に対して直角となる方向(主走査方向)においてレーザービームL2の軌跡が等速運動をするよう、レーザービームL2を変換する。レーザービームL2によって、感光ドラム110の表面に静電潜像が形成される。
一方で、レーザービームL1は、レーザービームの走査範囲のうち端部におけるレーザービームであり、画像形成に利用されない。その代わり、レーザービームL1は、BDセンサ120によって受光される。BDは、ビーム検出の略である。BDセンサ120からの出力信号は、画像の書き出しタイミングとして利用される。
図2は、実施形態に係る画像形成装置の制御部のブロック図である。図1と共通する部分には、同一の参照符号を付す。画像形成装置は、光学走査装置100を搭載している。光学走査装置100は、画像情報に応じた光ビームで像担持体の表面を走査することで静電潜像を形成するために使用される。
レーザ駆動回路201は、半導体レーザ102の駆動電流を制御することにより、半導体レーザ102を所定光量(強度)で一定に発光させるための回路である。半導体レーザ102は、LD202とPD203とを備えている。LDは、レーザダイオードの略であり、PDは、フォトダイオードの略である。LD202は、レーザービームを出力する光源である。PD203は、レーザービームの光量を測定するため測定素子である。レーザ駆動回路201は、PD203により測定された光量(PD電流Im)に応じた駆動電流IldをLD202へ出力する。光量調整可変抵抗204は、PD電流Imを電圧値に変換して、PD電圧信号を生成し、レーザ駆動回路201へ出力する。
EEPROM205は、不揮発性の記憶装置である。駆動電流制御回路207は、画像制御部220から受信した各種の制御信号に応じてレーザ駆動回路201を制御する制御回路である。
エンジン制御部210は、画像制御部220を制御したり、EEPROM205から出力される情報を、画像制御部220を介して受信してバックアップメモリ230に格納したりする制御ユニットである。本実施形態によれば、エンジン制御部210は、光量調整値を決定する決定部として機能する。光量調整値は、像担持体上の各像高に対して一様に適用されるもので、光源に供給される駆動電流である。エンジン制御部210は、光量設定信号211を生成して、画像制御部220出力する。光量設定信号211は、LD202の光量を設定するために使用される光量設定値を伝送するための信号である。
また、エンジン制御部210は、感光ドラム110に設けられたEEPROM241に格納されている感度データは読み出して、バックアップメモリ230に格納する。このように、EEPROM241は、感度データを記憶するために像担持体に設けられた記憶手段の一例である。また、エンジン制御部210は、感光ドラム110における副走査方向の基準となるホームポジション(HP)を検出するためのHPセンサ240に接続されている。HPセンサ240により検出されたホームポジションを示す信号(HP信号)は、画像制御部220に転送され、画像書き出しタイミングを決定するために利用される。HP信号は、感光ドラム110が1回転するごとに1回出力される。
画像制御部220は、画像形成装置に搭載されている制御ユニットの1つであり、エンジン制御部210と、光学走査装置100との間でデータの橋渡しを行う。例えば、画像制御部220は、EEPROM205から読み出したデータや情報をエンジン制御部210に出力したり、各種の制御信号を生成してレーザ駆動回路201に出力したりする。
感度補正値生成部221は、像担持体の感度特性に応じて光量を補正するための感度補正値(主走査補正係数や副走査補正係数)などを生成し、光学走査装置100に出力する。感度補正値生成部221は、像担持体の表面を複数に分割して得られる各領域の感度を表す感度データから、像担持体の主走査方向における感度特性を表すn次近似式とm次近似式とを決定する近似式決定手段(n、mは自然数で、m>n)の一例である。また、感度補正値生成部221は、n次近似式とm次近似式とから各領域における感度の補正値である感度補正値を決定する感度補正値決定手段の一例である。
図3は、実施形態に係るレーザ駆動部の詳細を示したブロック図である。光量制御回路(APC CTL)300は、光量制御の中心となる回路である。光量制御回路(APC CTL)300には、上述したPD電流Imに対応したPD電圧信号や、基準電圧発生回路(Vref)301が出力した基準電圧が入力される。
モード制御回路302は、画像制御部220から入力されるモード制御信号modeに応じて、複数の制御モードを切り換えるための回路である。複数の制御モードには、例えば、光量調整モード、電流保持モード、データ出力モード及びサンプルモードなどがある。
光量調整モードは、レーザービームの一走査周期のうち画像を形成しない非画像形成区間で使用される。電流保持モードやデータ出力モードは、レーザービームの一走査周期のうち画像を形成する画像形成区間で使用される。モード制御回路302は、いずれのモードが適用されているかを示す信号を光量制御回路300などに供給する。
光量調整モードが設定されている場合、光量制御回路300は、PD電圧信号と基準電圧を比較し、比較結果に応じてスイッチング電流Iswの設定値を加減する。スイッチング電流の設定値に応じて、スイッチング電流制御回路(Isw CURRENT CTL)320は、LD202へ供給する駆動電流Ildを調整する。これにより、LD202から出力されるレーザービームの光量を所定光量に制御できる。このように、光量制御回路300は、光源から出力される光量を目標光量に制御するための光量制御手段の一例である。
また、光量制御回路300は、バイアス電流Ibの設定値も決定する。例えば、光量制御回路300は、目標光量の1/4の光量を実現するための駆動電流値を発光開始電流値として決定し、発光開始電流値に対して所定電流値を除算又は減算することで、バイアス電流Ibの設定値を決定する。
スイッチング電流制御回路320は、スイッチング電流の設定値及びスイッチング電流の補正値に基づいて電流ドライバの駆動信号を生成して出力する。スイッチング電流の補正値は、感度補正値(主走査補正係数)に応じて駆動電流制御回路207が出力するデータである。このように、スイッチング電流制御回路320は、目標光量を得るための電流値と感度補正値とに応じて光源に通電されるスイッチング電流を制御するスイッチング電流制御手段の一例である。
バイアス電流制御回路321は、バイアス電流の設定値及びバイアス電流の補正値に基づいてバイアス電流を生成して出力する。バイアス電流の補正値は、感度補正値(副走査補正係数)に応じて駆動電流制御回路207が出力するデータである。バイアス電流制御回路321から出力されたバイアス電流は、電流ドライバ307から出力された出力信号と加算され、駆動電流Ildとなる。なお、バイアス電流制御回路321は、感度補正値に応じて光源に通電されるバイアス電流を制御するバイアス電流制御手段の一例である。バイアス電流の補正値は、後述する感度補正値に対応している。
電流保持モードが設定されている場合、光量制御回路300は、直前の光量調整モードにおいて設定されたスイッチング電流の設定値を維持する。データ出力モードが設定されている場合、スイッチング電流制御回路320は、画像制御部220から入力される差動データ信号と、光量制御回路300から出力されるスイッチング電流の設定値とに応じた駆動電流を出力する。
差動レシーバ(LVDS)305は、画像制御部220から入力される差動データ信号を受信するための回路である。出力選択回路(OUTPUT SELECT)306は、モード制御回路302に指定されたモードにしたがって、電流ドライバ307へ出力するスイッチング信号SWa、SWbをONにしたり、OFFにしたりする回路である。例えば、サンプルモードのときは、スイッチング信号SWaがONになり、スイッチング信号SWbがOFFになる。また、データ出力モードのときは、差動レシーバ305から出力される差動出力信号に応じて、スイッチング信号SWa及びスイッチング信号SWbが出力される。
電流ドライバ307は、第1トランジスタ308と第2トランジスタ309の各エミッタ端子を接続した差動増幅回路である。このエミッタ端子には、電流制御回路303が出力する信号が入力される。第1トランジスタ308のベース端子にはスイッチング信号SWaが入力される。第2トランジスタ309のベース端子にはスイッチング信号SWbが入力される。このように、第1トランジスタ308は、これらの信号に基づいて、LD202をスイッチング駆動する。第2トランジスタ309は、電流制御回路303が出力する信号とスイッチング信号SWbに基づいて負荷抵抗310をスイッチング駆動する。
図4は、実施形態に係る感度補正値生成部の例示的なブロック図である。感度補正値演算部401は、バックアップメモリ230に記憶されている感度データDATAを、エンジン制御部210を通じて読み出す。そのため、感度補正値演算部401は、像担持体に設けられた記憶手段から感度データを読み出す読み出し手段の一例である。感度データを入力するための入力手段として、感度補正値演算部401は、入力装置や通信装置などを備えてもよい。
感度補正値演算部401は、後述する感度補正値決定方法にしたがって主走査補正係数CPと副走査補正係数CSを生成する。また、感度補正値演算部401は、感度の最大値Smaxを算出し、エンジン制御部210へ出力する。エンジン制御部210は、入力された感度の最大値から光量調整値Dとバイアス電流の設定値Ibsetを生成する。例えば、光量調整値Dは、感度の最大値Smaxに対して100%との値に決定される。また、バイアス電流の設定値Ibsetは、例えば、感度の最大値の10%との値に決定される。
高次補正値生成回路402は、主走査補正制御回路403から出力される主走査補正開始信号Pstartを検出すると、感度補正値演算部401から入力された主走査補正係数CPから高次補正値CHを生成する。高次補正値生成回路402は、補正制御クロックCLKに同期して高次補正値CHを出力する。主走査補正制御回路403は、BDセンサ120からBD信号が入力されると走査補正開始信号Pstartを出力する。
1次補正値生成回路404は、副走査補正制御回路405から出力される副走査補正開始信号Sstartを検出すると、感度補正値演算部401から入力された副走査補正係数CSからを1次補正値C1を生成する。1次補正値生成回路404は、補正制御クロックCLKに同期して1次補正値C1を出力する。加算器406は、高次補正値Ch及び1次補正値C1を加算し、その和を出力値SUMとして出力する。
第1デジタルアナログ変換器(DA)407は、エンジン制御部210から入力された制御信号DACSにしたがって感度補正値SCを生成して出力する。例えば、第1デジタルアナログ変換器407は、エンジン制御部210から入力された光量調整値Dを基準電圧(最大電圧)として、加算器406からの出力値SUMをアナログ値である光量補正値OCに変換する。
第2デジタルアナログ変換器(DA)408は、エンジン制御部210から入力された制御信号DACSにしたがって光量補正値OCを生成して出力する。例えば、第2デジタルアナログ変換器408は、エンジン制御部210から入力されたバイアス電流の設定値Ibsetを基準電圧として、加算器406からの出力値SUMを感度補正値SCへD/A変換する。
[感度ムラの原因]
図5A、図5B及び図5Cは、感光ドラムの感度ムラの発生メカニズムを説明するための図である。感光ドラム110の感度ムラは、蒸着製造工程における蒸着ムラによる膜圧ばらつきが1つの要因である。
とりわけ、図5Aは、蒸着ムラによって発生する膜圧ばらつきを示している。蒸着ムラは、一般に、製造装置内の蒸着雰囲気が一部に偏っていると発生する。これによる感度ムラは、感光ドラムの回転軸に対して垂直な方向に沿って発生する。この感光ドラムの主走査方向(図の上下方向)における感度特性は、主走査方向に沿ってほぼ一定の傾きで変化する。一方で、副走査方向(図の左右方向)における感度特性の変化は、僅かである。
図5Bによれば、製造装置に設けられた回転器の回転ムラに起因して発生する膜圧ばらつきを示している。これに起因する感度ムラは、回転軸に対して垂直な方向と平行な方向の一部に発生する。この場合、主走査方向における感度特性は、主走査位置に応じて変化する。また、副走査方向における感度特性も、副走査位置に応じて変化する。とりわけ、副走査位置の中央部に大きな感度変動が生じ、副走査位置の端部では感度変動は少ない。
図5Cによれば、製造装置の回転器の回転軸と感光ドラムの回転軸とが一致していないことに起因して発生する膜圧ばらつきを示している。これに起因する感度ムラは、回転軸に対して垂直な方向と平行な方向に発生する。感度特性は、主走査位置及び副走査位置に応じて変化するが、とりわけ、感光ドラムの両端の各感度特性は反対になる。
[感度補正値の生成方法]
図6は、実施形態に係る感光ドラムの表面を複数の領域に分割した様子を示す図である。一般に、感光ドラム110の表面を展開すると矩形になる。そこで、この矩形を、ホームポジションを基準として、主走査方向にP列に分割し、副走査方向にQ行に分割する。これにより、トータルでP×Q個の領域が形成される。Pは、感光ドラムの表面のうち、実際に潜像が形成される領域の幅に応じて決定される。Qは、感光ドラムの円周長に応じて決定される。例えば、潜像が形成される領域の幅が300mmであれば、P=30などとすればよい。また、円周長が251mmであれば、Q=25とすればよい。これらの数値は、単なる例示に過ぎないが、以下では、説明の便宜上、P=30、Q=25とする。
第1行目(A行目)は、領域A1ないし領域A30を含む。第25行目(Y行目)は、領域Y1ないし領域Y30を含む。また、第1列目は、領域A1ないし領域Y1を含む。第30列目は、領域A30ないし領域Y30を含む。
そこで、工場出荷時に、感光ドラムの表面における各領域の感度を測定し、測定値を感度データとしてEEPROM241に格納しておく。なお、p列q行目の感度データはS(p,q)と示すことができる。例えば、領域A1の感度データは、S(1,1)と表せる。また、領域A30の感度データは、S(30,1)と表せる。領域X1の感度データは、S(1,25)と表せる。
図7は、実施形態に係る感度補正値の算出方法の一例を示すフローチャートである。ステップS701で、感度補正値演算部401は、エンジン制御部210を通じてバックアップメモリ230から必要な感度データを入力する。図6に示した例によれば、トータルで750個の感度データが入力されることになる。
ただし、領域A1における左上の角(ホームポジション)を原点として考えると、副走査方向の位置の数は25個となり、主走査方向の位置の数は31個となる。副走査方向の数が26とならないのは、副走査方向の位置0と26とが同一の点となるためである(副走査方向は、円周方向であることに注意)。よって、この場合は、感度データの総数が771個となる。主走査位置x(0≦x≦31)と副走査位置y(0≦y≦25)とを用いれば、各領域の感度データをS(x,y)と示すことができる。
ステップS702で、感度補正値演算部401は、各領域の感度を表す感度データから、感光ドラムの主走査方向における感度特性を表すm次近似式を決定する(mは自然数)。すなわち、感度補正値演算部401は、Q行のそれぞれについて、主走査方向に並んだP個の領域の各感度データからm次近似式を決定する。ここでは、m=4とするが、mはnを超える自然数であればよい。例えば、感度補正値演算部401は、第q行目に属する各領域の各感度データから4次の近似式FHq(p)を決定する(Q=25であれば、q=1〜25)。すなわち、トータルでQ個の4次の近似式が生成される。なお、1行目の4次の近似式は、FH(p)と表せる。
ステップS703で、感度補正値演算部401は、各領域の感度を表す感度データから、感光ドラムの主走査方向における感度特性を表すn次近似式を決定する(nは、m未満の自然数であればよい)。すなわち、感度補正値演算部401は、各行について、主走査方向に並んだP個の領域の各感度データからn次近似式を決定する。ここでは、説明の便宜上、n=1とする。感度補正値演算部401は、生成されたQ個の4次の近似式から、Q個の1次の近似式FLq(p)を決定する。なお、1行目の1次の近似式は、FL(p)と表せる。
ステップS704で、感度補正値演算部401は、各領域について、対応する4次近似式と1次近似式とから差分値Δ(p,q)を算出する。このように、各領域について、対応するn次近似式とm次近似式との差分値が算出される。この際に、各行について、差分近似式FΔq(p)=FHq(p)−FLq(p)が生成されてもよい。
ステップS705で、感度補正値演算部401は、P個の各列ごとに、その列に属するQ個の領域に係る差分値の平均値を算出する。P=30であれば、30個の平均値が得られることになる。なお、この際に、感度補正値演算部401は、算出された列ごとの平均値から、再度、4次の近似式FH’q(p)を決定する。すなわち、算出されたP個の平均値からm次の近似式FH’q(p)決定されることになる。
ステップS706で、感度補正値演算部401は、生成された各4次の近似式FH’q(p)から、それぞれの最大値(第1の最大値)を算出する。また、感度補正値演算部401は、行ごとに生成された1次の近似式FLq(p)から、それぞれの最大値(第2の最大値)を算出する。第2の最大値は、半導体レーザの発光光量の設定値として使用される。
ステップS707で、感度補正値演算部401は、各領域の感度データをそれぞれ対応する第1の最大値で除算する。これにより、主走査方向の補正係数である主走査補正係数CPが算出される。
ステップS708で、感度補正値演算部401は、各領域の感度データをそれぞれ対応する第2の最大値で除算する。これにより、副走査方向の補正係数である副走査補正係数CSが算出される。
その後、これらの感度補正値に応じて、駆動電流制御回路207及びバイアス電流制御回路321は、光源に通電されるバイアス電流Ibを制御する。これにより、潜像のダーク部における表面電位が均一になる。
さらに、駆動電流制御回路207及びスイッチング電流制御回路320が、感度補正値に応じてスイッチング電流Iswを制御することで、潜像のハイライト部における表面電位が均一になる。
図8A、図8B及び図8Cは、1行目(A行目)について決定された4次近似式と1次近似式の一例を示す図である。とりわけ、図8Aは、図5Aに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。図8Bは、図5Bに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。図8Cは、図5Cに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。
図9A、図9B及び図9Cは、11行目(K行目)について決定された4次近似式と1次近似式の一例を示す図である。とりわけ、図9Aは、図5Aに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。図9は、図5Bに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。図9Cは、図5Cに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。
図10A、図10B及び図10Cは、24行目(X行目)について決定された4次近似式と1次近似式の一例を示す図である。とりわけ、図10Aは、図5Aに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。図10Bは、図5Bに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。図10Cは、図5Cに示したような感光ドラムについて得られる近似式を示している。
ここで、図5Aに対応する図8A、図9A及び図10Aに着目してみる。1次近似式の傾き及びオフセット値(縦軸切片の値)は、副走査位置に依存することなくほぼ一定となる。これは、感光ドラム110の感度特性が、蒸着時の回転軸に対して線対称の関係にあるためである。
次に、図5Bに対応する図8B、図9B及び図10Bに着目してみる。1次近似式の傾きは、1行目から11行目にかけて増加するが、11行目から24行目かけて減少する。なお、1次近似式におけるオフセット値は、いずれの行においてもほぼ同一の値となっている。
図5Cに対応する図8C、図9C及び図10Cに着目してみる。図8C、図9C及び図10Cでは1次近似式の傾きは、いずれも0のように見える。しかし、これは、6行目や19行目などに対応する1次近似式の傾きの図示が省略されているからである。実際の1次近似式の傾きは、1行目から6行目にかけて増加し、6行目から19行目にかけて減少する。さらに、19行目から24行目にかけて増加する。
このように、感光ドラム110が有する領域ごとの感度ムラに応じて、感度の1次近似式や4次近似式が異なることを理解できよう。
図11A、図11B及び図11Cは、主走査補正係数の一例を示す図である。とりわけ、図11A、図11B、図11Cは、それぞれ図5A、図5B、図5Cに対応している。これらからわかるように、各領域の感度に応じて主走査補正係数が代わることを理解できよう。なお、補正係数の値が大きいほど、半導体レーザの光量も多くするよう駆動電流が補正される。
図12A、図12B及び図12Cは、副走査補正係数の一例を示す図である。とりわけ、図12A、図12B、図12Cは、それぞれ図5A、図5B、図5Cに対応している。これらからわかるように、各領域の感度に応じて副走査補正係数が代わることを理解できよう。
図13は、実施形態に係る感光ドラムにおける潜像の電位補正方法の一例を示す図である。図中の光量補正前における光量分布と表面電位に着目してみると次のことを理解できよう。すなわち、感光ドラム110上に照射される光量は一定に保たれているものの、潜像のハイライト部の表面電位(ハイライト電位VL)とダーク部の表面電位(ダーク電位Vd)では、それぞれ均一性が保たれていない。
次に、バイアス電流のみ補正した結果である感度補正後(A)に着目してみる。感度補正値生成部が出力した感度補正値に応じて半導体レーザのバイアス電流Ibを制御することにより、ダーク電位Vdのみが補正される。バックグラウンド露光の場合、コントラスト電圧Vcontは、ダーク電位Vdと現像電位Vdcにより決定される。
感度補正後(B)は、バイアス電流に加えて、スイッチング電流Iswも制御することにより、ダーク電位Vd及びハイライト電位VLが補正されるたことを示している。イメージ露光の場合、コントラスト電圧Vcontは、現像電位Vdcとハイライト電位VLにより決定される。
本実施形態によれば、感度補正値に応じて光源に通電されるバイアス電流を制御することで、潜像のダーク部における表面電位を均一にすることができる。さらに、本実施形態によれば、感度補正値に応じて光源に通電されるスイッチング電流を制御することで、潜像のハイライト部における表面電位も均一にすることができる。
とりわけ、感光ドラムの表面をP×Q個の領域に分割し、各領域について求められた主走査方向の補正係数と副走査方向の補正係数とから感度補正値を求めて、それを用いて光量を調整することで、表面電位を所望の状態に維持することが可能となる。
なお、感光ドラムの感度データは、各感光ドラムごとに異なる。そのため、個別に測定された感度データを感度補正値生成部に入力することが望ましい。例えば、感度データを記憶した記憶手段(メモリ、RFIDタグ)を感光ドラムに設ければ、感光ドラムが交換されたとしても、表面電位を所望の状態に維持することが可能となろう。
<他の実施形態>
ここでは、上述した光学走査装置100の応用例として、画像形成装置について説明する。図14は、実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置1400は、モノクロまたは多色の画像を形成する装置である。例えば、画像形成装置1400は、印刷装置、画像出力装置、プリンタ、複写機、複合機またはファクシミリとして実現される。
光学走査装置100は、帯電装置1401により一様に帯電された感光ドラム110の表面を光ビームによって走査する。これにより、像担持体の一例である感光ドラム110には、画像信号に対応する静電潜像が形成される。また、静電潜像は、現像装置1402によって、現像剤(例:トナー)像に変換される。現像剤像は、転写装置1403によって記録媒体へと転写される。定着装置1404は、感光ドラム110から現像剤像が転写された記録媒体に対して現像剤像を定着させる装置である。記録媒体Sは、記録紙、用紙、シート、転写材などと呼ばれることもある。
なお、上述したEEPROM241は、感光ドラム110に対して直接設けられてもよいが、感光ドラム110を含むプロセスカートリッジに設けられることが好ましいだろう。すなわち、感光ドラム110は、プロセスカートリッジなどを単位として着脱交換されるからである。
本実施形態によれば、上述した光学走査装置100を画像形成装置に搭載することで、感光ドラムの感度ムラに起因した画像の濃度ムラを低減できるようになる。
実施形態に係る光学走査装置を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の制御部のブロック図である。 実施形態に係るレーザ駆動部の詳細を示したブロック図である。 実施形態に係る感度補正値生成部の例示的なブロック図である。 感光ドラムの感度ムラの発生メカニズムを説明するための図である。 実施形態に係る感光ドラムの表面を複数の領域に分割した様子を示す図である。 実施形態に係る感度補正値の算出方法の一例を示すフローチャートである。 1(A)行目について決定された4次近似式と1次近似式の一例を示す図である。 11(K)行目について決定された4次近似式と1次近似式の一例を示す図である。 24(X)行目について決定された4次近似式と1次近似式の一例を示す図である。 主走査補正係数の一例を示す図である。 副走査補正係数の一例を示す図である。 実施形態に係る感光ドラムにおける潜像の電位補正方法の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。

Claims (6)

  1. 像担持体に対して光源から光ビームを照射する光学走査装置であって、
    前記像担持体の表面を複数に分割して得られる各領域の感度を表す感度データから、前記像担持体の主走査方向における感度特性を表すn次近似式とm次近似式とを決定する近似式決定手段と(n、mは自然数で、m>n)、
    前記n次近似式と前記m次近似式とから各領域における感度の補正値である感度補正値を決定する感度補正値決定手段と、
    前記感度補正値に応じて前記光源に通電されるバイアス電流を制御するバイアス電流制御手段と
    含み、
    前記像担持体の表面は、主走査方向にP列に分割され、副走査方向にQ行に分割されることで、トータルでP×Q個の領域に分割されており、
    前記近似式決定手段は、
    前記Q行のそれぞれについて、前記主走査方向に並んだP個の領域の各感度データから前記n次近似式と前記m次近似式とを決定し、
    前記感度補正値決定手段は、
    各領域について、対応する前記n次近似式から求まる感度と前記m次近似式から求まる感度との差分値を算出する手段と、
    前記P列のそれぞれについて、各列に属するQ個の領域に係る前記差分値の平均値を算出する手段と、
    算出されたP個の前記平均値から、再度、m次近似式を決定し、決定された該m次近似式から求まる感度における第1の最大値を算出する手段と、
    各領域の前記感度データをそれぞれ前記第1の最大値で除算することで主走査方向の補正係数を算出する手段と、
    前記Q行のそれぞれについて、対応する前記n次近似式から求まる感度における第2の最大値を算出する手段と、
    各領域の前記感度データをそれぞれ対応する前記第2の最大値で除算することで副走査方向の補正係数を算出する手段と、
    各領域について前記主走査方向の補正係数と前記副走査方向の補正係数を加算することで前記感度補正値を算出する手段と
    を含むことを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記光源から出力される光量を目標光量に制御するための光量制御手段と、
    前記光量制御手段により決定された前記目標光量を得るための電流値と前記感度補正値とに応じて前記光源に通電されるスイッチング電流を制御するスイッチング電流制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記像担持体に設けられた記憶手段から前記感度データを読み出す読み出し手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光学走査装置。
  4. 前記感度データを入力するための入力手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光学走査装置。
  5. 画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電装置と、
    画像情報に応じた光ビームで前記像担持体の表面を走査することで静電潜像を形成する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学走査装置と、
    前記静電潜像を現像して現像剤像を形成する現像装置と、
    前記現像剤像を記録紙に転写する転写装置と、
    転写された前記現像剤像を前記記録紙に定着させる定着装置と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 像担持体に対して光源から光ビームを照射する光学走査装置における光量制御方法であって、
    前記像担持体の表面を複数に分割して得られる各領域の感度を表す感度データから、前記像担持体の主走査方向における感度特性を表すn次近似式とm次近似式とを決定する近似式決定工程と(n、mは自然数で、m>n)、
    前記n次近似式と前記m次近似式とから各領域における感度の補正値である感度補正値を決定する感度補正値決定工程と、
    前記感度補正値に応じて前記光源に通電されるバイアス電流を制御するバイアス電流制御工程と
    含み、
    前記像担持体の表面は、主走査方向にP列に分割され、副走査方向にQ行に分割されることで、トータルでP×Q個の領域に分割されており、
    前記近似式決定工程は、
    前記Q行のそれぞれについて、前記主走査方向に並んだP個の領域の各感度データから前記n次近似式と前記m次近似式とを決定し、
    前記感度補正値決定工程は、
    各領域について、対応する前記n次近似式から求まる感度と前記m次近似式から求まる感度との差分値を算出する工程と、
    前記P列のそれぞれについて、各列に属するQ個の領域に係る前記差分値の平均値を算出する工程と、
    算出されたP個の前記平均値から、再度、m次近似式を決定し、決定された該m次近似式から求まる感度における第1の最大値を算出する工程と、
    各領域の前記感度データをそれぞれ前記第1の最大値で除算することで主走査方向の補正係数を算出する工程と、
    前記Q行のそれぞれについて、対応する前記n次近似式から求まる感度における第2の最大値を算出する工程と、
    各領域の前記感度データをそれぞれ対応する前記第2の最大値で除算することで副走査方向の補正係数を算出する工程と、
    各領域について前記主走査方向の補正係数と前記副走査方向の補正係数を加算することで前記感度補正値を算出する工程と
    を含むことを特徴とする光量制御方法。
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