JP4989268B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線、可視光、短波長の電磁波に感応する半導体装置に関し、特に、これらの輻射線エネルギーを電気的エネルギーに変換する太陽電池モジュールに関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵なエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから、環境に優しい新しいエネルギー源として注目されている。
このような太陽電池を電力源(エネルギー源)として用いる場合、太陽電池セル1個あたりの出力は高々数W程度であることから、太陽電池セルごとに用いるのではなく、次に示すようにして、複数の太陽電池セルを行列状に配列し、これらを電気的に直列に接続することで出力を100W以上に高めた太陽電池モジュールとして用いられるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
先ず、所定数の太陽電池セルを一直線に沿って並べ、これらを前記一直線の方向に伸びるタブ配線で電気的に直列に接続してなるストリングを複数形成する。そして、複数のストリングを前記一直線に略垂直な短手方向に並べ、隣接するストリングの端部に位置する太陽電池セル上のタブ配線間を前記短手方向に伸びる接続部材で電気的に接続する。以上により、行列状に配列した複数の太陽電池セルを直列に接続することができる。
また、本出願人により、隣接するストリングの端部に位置する太陽電池セルの異なる極性の電極を同じ方向に向かせて配置し、接続部材が太陽電池セルの主面上において、隣接するストリングの端部に位置する太陽電池セルの裏面側のバスバー電極に接着されている太陽電池モジュールが提案されている(特願2006−99978)。
特開2006−278904号公報
しかし、通常、太陽電池セルには2以上のバスバー電極が形成されているので、接続部材は、1の太陽電池セルについて2以上のバスバー電極に接着されることになる。よって、接続部材とセル基板との熱膨張係数の違いにより接続部材の接着時にセル基板の反りが発生して、ラミネート時にセル基板が割れてしまう場合があり、太陽電池モジュールの生産性が低下してしまう。
本発明の目的は、セル基板の反りを抑制して生産性を向上させた太陽電池モジュールを提供することである。
本発明の第1の特徴は、光入射により光生成キャリアを発生させる光電変換部及び光電変換部の主面上に配置された第1の方向に伸びる2以上のバスバー電極を備える第1の太陽電池セルと、第1の太陽電池セルと第1の方向に対して略直交する第2の方向に隣接する第2の太陽電池セルとの間を電気的に接続する第1の接続部材とを備える太陽電池モジュールであって、第1の接続部材は、第1の太陽電池セルが備える2以上のバスバー電極の中の1のバスバー電極のみに接着されていることである。
本発明の第1の特徴において、太陽電池モジュールは、第1の太陽電池セルと第2の太陽電池セルとを電気的に接続する第2の接続部材を更に備え、第2の接続部材は、第1の太陽電池セルが備える2以上のバスバー電極の中の他の1のバスバー電極のみに接着されていることが望ましい。
本発明の第1の特徴において、第1の接続部材と第2の接続部材は、互いに電気的に接続されていることが望ましい。
本発明の第2の特徴は、光入射により光生成キャリアを発生させる光電変換部及び光電変換部の主面上に配置された第1の方向に伸びる第1及び第m(mは2以上の自然数)のバスバー電極をそれぞれ備え、第1の方向に対して略直交する第2の方向に隣接する第1乃至第n(nは2以上の自然数)の太陽電池セルと、第1乃至第nの太陽電池セルの間を電気的に接続する第1乃至第pの接続部材とを備える太陽電池モジュールであって、pはmとnを乗算した数字であり、第1乃至第pの接続部材は、互いに異なる1のバスバー電極のみにそれぞれ接着され、互いに電気的に接続されていることである。
第1の接続部材は第1の太陽電池セルが有する2以上のバスバー電極のうちの1のバスバー電極のみに接着されているので、第1の接続部材とセル基板との間に熱膨張係数の違いがあっても、第1の接続部材をセル基板に接続する時にセル基板の反りが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。
第2の接続部材は第1の太陽電池セルが有する2以上のバスバー電極のうちの他の1のバスバー電極のみに接着されているので、第2の接続部材とセル基板との間に熱膨張係数の違いがあっても、第2の接続部材をセル基板に接続する時にセル基板の反りが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。更に、第2の接続部材が、第1の接続部材が接着されていない他のバスバー電極に接着されているので、電気抵抗が低減し、第1の太陽電池セルと第2の太陽電池セルの間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
第1の接続部材と第2の接続部材が、互いに電気的に接続されていることにより、電気抵抗が更に低減し、第1の太陽電池セルと第2の太陽電池セルの間の電気的接続をより確固たるものとすることができる。
第1乃至第pの接続部材は、1のバスバー電極のみにそれぞれ接着されているので、第1乃至第pの接続部材とセル基板との間に熱膨張係数の違いがあっても、第1乃至第pの接続部材をセル基板に接続する時にセル基板の反りが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。更に、第1乃至第pの接続部材が、互いに異なるバスバー電極に接着され、互いに電気的に接続されているので、電気抵抗が低減し、第1乃至第nの太陽電池セルの間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付している。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係わる太陽電池モジュールの構成を説明する。太陽電池モジュールは、第1の方向(X方向)に沿って並べられた所定数の太陽電池セルを電気的に直列に接続してなる複数の太陽電池群G〜Gと、複数の太陽電池群G〜Gを電気的に直列に接続する第1の接続部材S1とを備える。図1では太陽電池モジュールがn個の太陽電池群を備える場合について説明する。n個の太陽電池群を第1乃至第nの太陽電池群G〜Gと呼ぶ。これらの太陽電池群G〜Gの受光面側及び裏面側には、封止用の樹脂を介してそれぞれ透光性表面部材と裏面カバー材とが接着されている(図示せず)。
第1乃至第nの太陽電池群G〜Gは、それぞれ、所定数の太陽電池セルと、X方向に沿って並べられた所定数の太陽電池セルを電気的に直列に接続するタブ配線11とを備える。図1では第1乃至第nの太陽電池群G〜Gがそれぞれk個の太陽電池セルC〜Cを備える場合について説明する。第1の太陽電池群Gは太陽電池セルC11〜C1kを備え、第2の太陽電池群Gは太陽電池セルC21〜C2kを備える。同様にして、第3〜第nの太陽電池群G〜Gは太陽電池セルC31〜C3k、・・・、Cn1〜Cnkを備える。
第1の太陽電池群Gが備えるk個の太陽電池セルC11〜C1kは、第1の方向(X方向)に沿って順番に並べられている。太陽電池セルC11〜C1kは、それぞれ、第1の主面と当該第1の主面に対向する第2の主面にそれぞれ異なる極性の電極が設けられている。そして、k個の太陽電池セルC11〜C1kは、隣接する太陽電池セルの異なる極性の電極が同じ方向を向くように交互に入れ替えて配列されている。太陽電池セルC11〜C1kは、第1及び第2の主面の両面からの光入射により光生成キャリアを発生する光電変換部と、光電変換部で発生した光生成キャリアを取り出すための正負1対の電極とを備えている。正負1対の電極は、第1の主面及び第2の主面にそれぞれ設けられている。ここでは、正極が第1の主面側に形成され、負極が第2の主面側に形成されている場合について説明する。太陽電池セルC11の正極(第1の主面)、太陽電池セルC12の負極(第2の主面)、太陽電池セルC13の正極(第1の主面)、・・・太陽電池セルC1kの正極(第1の主面)が同じ方向を向くように配列されている。
k個の太陽電池セルC11〜C1kを電気的に直列に接続するタブ配線11は、隣接する2つの太陽電池セルの同じ側の面に表出した電極どうしを接続することにより、隣接する2つの太陽電池セルを電気的に直列に接続する。タブ配線11の数はk−1個である。k−1個のタブ配線11は、それぞれ、太陽電池セルC11の表面側に表出した正極と太陽電池セルC12の表面側に表出した負極の間を接続し、太陽電池セルC12の裏面側に表出した正極と太陽電池セルC13の裏面側に表出した負極の間を接続し、・・・、太陽電池セルC1k−1の裏面側に表出した正極と太陽電池セルC1kの裏面側に表出した負極の間を接続する。
その他の第2〜第nの太陽電池群G〜Gがそれぞれ備えるk個の太陽電池セルC〜C、及びk−1個のタブ配線11についても、次に示す相違点を除き、第1の太陽電池群Gが備えるk個の太陽電池セルC11〜C1k及びk−1個のタブ配線11と同様な構成を有する。相違点は、第2、第4、第6、・・・、第nの太陽電池群G、G、G、・・・、Gにおいて、太陽電池セルCの負極(第2の主面)、太陽電池セルCの正極(第1の主面)、太陽電池セルCの負極(第2の主面)、・・・太陽電池セルCの負極(第2の主面)が同じ方向を向くように配列されている。即ち、偶数番目の太陽電池群G、G、G、・・・、Gにおける負極及び正極の入れ替えの順番を、奇数番目の太陽電池群G、G、G、・・・、Gn−1に対して逆にする。
第1乃至第nの太陽電池群G〜Gは、第1の方向(X方向)に対して実質的に垂直な太陽電池群の短手方向(第2の方向:Y方向)に順番に並べられている。よって、第1の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC11(第1の太陽電池セル)と第2の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC21(第2の太陽電池セル)は、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置される。即ち、太陽電池モジュールの表面側に太陽電池セルC11の正極(第1の主面)及び太陽電池セルC21の負極(第2の主面)が配置される。同様に、第2の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC2k(第1の太陽電池セル)と第3の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC3k(第2の太陽電池セル)は、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置され、・・・、第n−1の太陽電池群Gn−1の一端に位置する太陽電池セルCn−11(第1の太陽電池セル)と第nの太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルCn1(第2の太陽電池セル)は、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置される。
第1の接続部材S1は、Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの間を電気的に直列に接続する。第1の接続部材S1の数はn−1個である。n−1個の第1の接続部材S1は、それぞれ、Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの一端に位置する太陽電池セルどうしを電気的に直列に接続する。Y方向に隣接する2つの太陽電池群G〜Gの一端に位置する太陽電池セルは、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置されるので、第1の接続部材S1は、太陽電池モジュールの裏面側或いは表面側に表出した電極どうしを接続することになる。図1の例では、太陽電池モジュールの裏面側即ち、反受光面側に表出した電極どうしを接続した場合について示している。n−1個の第1の接続部材S1は、それぞれ、太陽電池セルC11と太陽電池セルC21の間、太陽電池セルC2kと太陽電池セルC3kの間、太陽電池セルC31と太陽電池セルC41の間、・・・、太陽電池セルCn−11と太陽電池セルCn1の間を直列に接続している。このようにして、第1の接続部材S1は、第1乃至第nの太陽電池群G〜Gを電気的に直列に接続する。
太陽電池モジュールは、k×nの行列状に太陽電池セルが配置されたセル構造を有する。このk×n個の太陽電池セルが配置されている領域を「セル領域」という。第1の接続部材S1は、このセル領域内において、Y方向に隣接する太陽電池セル間を接続している。
第1の接続部材S1により電気的に直列に接続された一連の第1乃至第nの太陽電池群G〜Gの両端に位置する太陽電池セルC1kと太陽電池セルCnkには、太陽電池モジュールが発電した電力を外部へ取り出すための出力端子T1及び出力端子T2がそれぞれ接続されている。
図2(a)は、第1及び第2の太陽電池群G、Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21の裏面側の構成を拡大して示す平面図である。図2(a)を参照して、隣接する太陽電池群を電気的に直列に接続する第1の接続部材S1及び太陽電池セルの構成について説明する。太陽電池セルは、第1及び第2の主面の両面から入射する光により光生成キャリアを生成する光電変換部21と、光電変換部21の第1及び第2の主面上にそれぞれ形成された複数の幅狭のフィンガー電極13及び幅広のバスバー電極H11、H12、H21、H22からなる集電極とを備える。集電極は、光電変換部21により生成された光生成キャリアを収集する電極であり、Y方向に伸びるフィンガー電極13とX方向に伸びるバスバー電極H11、H12、H21、H22とが組み合わされて例えば櫛型状の形状に形成されている。フィンガー電極13は光電変換部21で生成された光生成キャリアの収集用の電極であり、光電変換部21の光入射面のほぼ全域にわたって配されている。また、バスバー電極H11、H12、H21、H22は、複数のフィンガー電極13で収集された光生成キャリアの集電用の電極であり、総てのフィンガー電極13と交差するように、X方向に沿って所定の間隔をおいてライン状に形成される。フィンガー電極13、バスバー電極H11、H12、H21、H22は、例えば銀ペースト等を焼成してなる導電性の金属材料からなる。また、1の太陽電池セルあたりのバスバー電極H11、H12、H21、H22の数は、太陽電池セルの大きさや抵抗を考慮して適宜適当な数に設定される。本発明の実施形態では、1の太陽電池セルが2のバスバー電極を備える場合について説明するが、1の太陽電池セルが備えるバスバー電極の数は、3以上であっても構わない。また、バスバー電極H11、H12、H21、H22上に金属箔が接着されていても良い。
第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の裏面側には、第1の太陽電池群Gの一端に位置する第1の太陽電池セルC11と第2の太陽電池群Gの一端に位置する第2の太陽電池セルC21とを電気的に直列に接続する第1の接続部材S1が配置されている。第1の接続部材S1は、銅箔の表面を錫メッキした配線であって、第2の方向(Y方向)に沿って伸ばされ、X方向に伸びる4のバスバー電極H11、H12、H21、H22と交差している。
図2(b)は、図2(a)のA−A切断面に沿った断面図である。バスバー電極H11、H12、H21、H22は、それぞれ、第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の光電変換部21上に配置され、第1の接続部材S1は、バスバー電極H11、H12、H21、H22上に配置されている。第1の接続部材S1は、交差箇所F11、F12において、バスバー電極H11及びバスバー電極H21に接着され、電気的に接続されているが、バスバー電極H12及びバスバー電極H22には接着されていない。
このように、第1の接続部材S1は、第1の太陽電池セルC11が備える2のバスバー電極H11、H12(集電極)の中の1のバスバー電極H11(集電極)のみに接着され、第2の太陽電池セルC12が備える2のバスバー電極H21、H22(集電極)の中の1のバスバー電極H21(集電極)のみに接着されている。これにより、第1の接続部材S1と第1及び第2の太陽電池セルC11、C21(セル基板)との間に熱膨張係数の違いがあっても、第1の接続部材S1を第1及び第2の太陽電池セルC11、C21に接続する時に第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の反りが抑制される。よって、ラミネート工程時のセル割れが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。
なお、第1の接続部材S1は、バスバー電極H12及びバスバー電極H22に電気的に接続されていることが望ましい。これにより、第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
図3を参照して、光電変換部21の断面構成を説明する。光電変換部21は、基板31と、i型層32と、p型層33と、透明導電膜34と、i型層36と、n型層37と、透明導電膜38とを備える。基板31は、n型の単結晶シリコン基板である。基板31の第1の主面側に、真性非晶質シリコンからなるi型層32と、p型非晶質シリコンからなるp型層33が順次積層される。さらに、p型層33上に透明導電膜34が積層されている。一方、基板31の第2の主面側に、真性非晶質シリコンからなるi型層36と、n型非晶質シリコンからなるn型層37が順次積層される。さらに、n型層37上に透明導電膜38が積層されている。光電変換部21は、第1の主面及び第2の主面から入射する光が共に基板31に入射し、いずれの面から入射しても起電流が生じる。透明導電膜34、38は、ITO、ZnO、SnO等の透光性材料からなる。図示は省略するが、透明導電膜34、38の上に櫛歯形状のフィンガー電極13及びバスバー電極H11、H12、H21、H22がそれぞれ形成される。尚、光電変換部21の構成はこれに限らず、熱拡散を用いてpn接合を形成してなる結晶系の太陽電池等、従来周知の種々の構成を採用することができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
第1の接続部材S1は、第1の太陽電池セルC11が有する2のバスバー電極H11、H12(集電極)の中の1のバスバー電極H11(集電極)のみに接着されているので、第1の接続部材S1と第1の太陽電池セルC11(セル基板)との間に熱膨張係数の違いがあっても、第1の接続部材S1を第1の太陽電池セルC11(セル基板)に接続する時に第1の太陽電池セルC11(セル基板)の反りが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。同様に、第1の接続部材S1は、第2の太陽電池セルC21が有する2のバスバー電極H21、H22(集電極)の中の1のバスバー電極H21(集電極)のみに接着されているので、第1の接続部材S1と第2の太陽電池セルC21(セル基板)との間に熱膨張係数の違いがあっても、第1の接続部材S1を第2の太陽電池セルC21(セル基板)に接続する時に第2の太陽電池セルC21(セル基板)の反りが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、隣接する太陽電池群の間を直列に接続する配線部材として、第1の接続部材S1の他に、Y方向に隣接する太陽電池セルの間を電気的に接続する第2の接続部材を更に備える場合について説明する。
第2の接続部材S2は、Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの間を電気的に直列に接続する。具体的に、第2の接続部材S2は、Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの一端に位置する太陽電池セルどうし(第1の太陽電池セルC11と第2の太陽電池セルC21)を電気的に直列に接続する。この他、第2の接続部材S2は、図1に示す第1の接続部材S1と同様な構成を有するため、図示及び説明を省略する。
図4は、第2の実施の形態における、第1及び第2の太陽電池群G、Gの一端に位置する第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の裏面側の構成を拡大して示す平面図である。図4を参照して、隣接する太陽電池群を電気的に直列に接続する第2の接続部材S2について説明する。なお、第1の接続部材S1及び太陽電池セルの構成については、図2(a)及び図2(b)と同じであるため、説明を省略する。
第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の裏面側には、第1の接続部材S1及び第2の接続部材S2が隣接して配置されている。第2の接続部材S2は、それぞれ、第1の太陽電池群Gの一端に位置する第1の太陽電池セルC11と第2の太陽電池群Gの一端に位置する第2の太陽電池セルC21とを電気的に直列に接続する。第2の接続部材S2は、銅箔の表面を錫メッキした配線であって、第2の方向(Y方向)に沿って伸ばされ、X方向に伸びる4のバスバー電極H11、H12、H21、H22と交差している。第1の接続部材S1及び第2の接続部材S2は、X方向に所定の隙間Dをおいて配置するが、この場合、第1の接続部材S1及び第2の接続部材S2は、他の手段Eを用いて、互いに電気的に接続されていることが望ましい。または、第1の接続部材S1及び第2の接続部材S2を隙間無く並べることにより電気的に接続しても構わない。
第2の接続部材S2は、バスバー電極H11、H12、H21、H22上に配置されている。第2の接続部材S2は、交差箇所F21、F22において、バスバー電極H12及びバスバー電極H22に接着され、電気的に接続されているが、バスバー電極H11及びバスバー電極H21には接着されていない。このように、第2の接続部材S2は、第1の太陽電池セルC11が備える2のバスバー電極H11、H12(集電極)の中の1のバスバー電極H12(集電極)のみに接着され、第2の太陽電池セルC12が備える2のバスバー電極H21、H22(集電極)の中の1のバスバー電極H22(集電極)のみに接着されている。これにより、第2の接続部材S2と第1及び第2の太陽電池セルC11、C21(セル基板)との間に熱膨張係数の違いがあっても、第2の接続部材S2を第1及び第2の太陽電池セルC11、C21に接続する時に第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の反りが抑制される。よって、太陽電池モジュールの生産性が向上する。
また、第2の接続部材S2は、第1の太陽電池セルC11が備える2のバスバー電極H11、H12の中で、第1の接続部材S1が接続されたバスバー電極H11とは異なる他のバスバー電極H12に接着され、第2の太陽電池セルC21が備える2のバスバー電極H21、H22の中で、第1の接続部材S1が接続されたバスバー電極H21とは異なる他のバスバー電極H22に接着されている。このように、第2の接続部材S2は、第1の接続部材S1が接着されていない他のバスバー電極H12、H22に接着されている。これにより、第1及び第2の太陽電池セルC11、C21が備えるバスバー電極H11、H12、H21、H22のそれぞれに第1の接続部材S1又は第2の接続部材S2が接着されるので、電気抵抗が低減し、第1の太陽電池群Gと第2の太陽電池群Gの間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
更に、第1の接続部材S1と第2の接続部材S2は、互いに電気的に接続されていることにより、電気抵抗が更に低減し、第1の太陽電池群Gと第2の太陽電池群Gの間の電気的接続をより確固たるものとすることができる。
なお、第2の接続部材S2は、バスバー電極H11及びバスバー電極H21に電気的に接続されていることが望ましい。これにより、第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、隣接する太陽電池群の間を直列に接続する手段として、第1の接続部材S1及び第2の接続部材S2の他に、Y方向に隣接する太陽電池セルの間を電気的に接続する第3の接続部材S3及び第4の接続部材S4を更に備える場合について説明する。
第1〜第4の接続部材S1〜S4は、Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの間を電気的に直列に接続する。具体的に、第1〜第4の接続部材S1〜S4は、Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの一端に位置する太陽電池セルどうし(第1の太陽電池セルと第2の太陽電池セル)を電気的に直列に接続する。この他、第2〜第4の接続部材S2〜S4は、図1に示す第1の接続部材S1と同様な構成を有するため、図示及び説明を省略する。
図5は、第3の実施の形態における、第1及び第2の太陽電池群G、Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21の裏面側の構成を拡大して示す平面図である。図5を参照して、隣接する太陽電池群を電気的に直列に接続する第1〜第4の接続部材S1〜S4について説明する。なお、太陽電池セルの構成については、図2(a)及び図2(b)と同じであるため、説明を省略する。
第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の裏面側には、第1〜第4の接続部材S1〜S4が配置されている。第1〜第4の接続部材S1〜S4は、第1の太陽電池群Gの一端に位置する第1の太陽電池セルC11と第2の太陽電池群Gの一端に位置する第2の太陽電池セルC21とを電気的に直列に接続する。第1〜第4の接続部材S1〜S4は、それぞれ、銅箔の表面を錫メッキした配線であって、第2の方向(Y方向)に沿って伸ばされ、X方向に伸びる4のバスバー電極H11、H12、H21、H22と交差している。第1〜第4の接続部材S1〜S4は、X方向に所定の隙間をおいて配置するが、この場合、第1〜第4の接続部材S1〜S4は、他の手段を用いて、互いに電気的に接続されていることが望ましい。または、第1〜第4の接続部材S1〜S4を、隙間無く並べることにより電気的に接続しても構わない。
第1〜第4の接続部材S1〜S4は、バスバー電極H11、H12、H21、H22上に配置されている。第1の接続部材S1は、交差箇所F11において、バスバー電極H11に接着され、電気的に接続されているが、バスバー電極H12及びバスバー電極H21、H22には接着されていない。第2の接続部材S2は、交差箇所F21において、バスバー電極H12に接着され、電気的に接続されているが、バスバー電極H11及びバスバー電極H21、H22には接着されていない。第3の接続部材S3は、交差箇所F31において、バスバー電極H21に接着され、電気的に接続されているが、バスバー電極H11、H12及びバスバー電極H22には接着されていない。第4の接続部材S4は、交差箇所F41において、バスバー電極H22に接着され、電気的に接続されているが、バスバー電極H11、H12及びバスバー電極H21には接着されていない。
このように、第1乃至第4の接続部材S1〜S4は、バスバー電極H11、H12、H21、H22の中の1のバスバー電極のみにそれぞれ接着されているので、第1〜第4の接続部材S1〜S4と太陽電池セルC11、C21(セル基板)との間に熱膨張係数の違いがあっても、第1〜第4の接続部材S1〜S4を太陽電池セルC11、C21に接続する時に太陽電池セルC11、C21の反りが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。更に、第1〜第4の接続部材S1〜S4が、互いに異なるバスバー電極に接着され、互いに電気的に接続されているので、電気抵抗が低減し、第1及び第2の太陽電池セルC11、C21の間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
(第4の実施の形態)
上記した本発明の第1〜第3の実施の形態では、接続部材が太陽電池モジュールを構成する総ての太陽電池群(第1乃至第nの太陽電池群G〜G)を電気的に直列に接続する場合について説明したが、本発明はこれには限定されない。接続部材が一部の太陽電池群を並列に接続する場合についても本発明を適用することができる。
図6を参照して、第4の実施の形態の変形例に係わる太陽電池モジュールの構成を説明する。太陽電池モジュールは、第1の方向(X方向)に沿って並べられた所定数の太陽電池セルを電気的に直列に接続してなる4つの太陽電池群(第1乃至第4の太陽電池群G〜G)と、第2の方向(Y方向)に隣接する太陽電池群の間を電気的に並列或いは直列に接続する第1〜第4の接続部材S1〜S4とを備える。
第1乃至第4の太陽電池群G〜Gは、Y方向に順番に並べられている。第1の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC11と第2の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC21は、互いに同じ極性の電極が同一方向を向くように配置され、第1の太陽電池群Gの他端に位置する太陽電池セルC1kと第2の太陽電池群Gの他端に位置する太陽電池セルC2kは、互いに同じ極性の電極が同一方向を向くように配置されている。同様にして、第3の太陽電池群Gの両端に位置する太陽電池セルC31、C3kと第4の太陽電池群Gの両端に位置する太陽電池セルC41、C4kは、それぞれ互いに同じ極性の電極が同一方向を向くように配置されている。
これに対して、第2の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC21と第3の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC31は、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置されている。具体的には、太陽電池モジュールの表面側に太陽電池セルC21の正極(第1の主面)及び太陽電池セルC31の負極(第2の主面)が配置されている。
第1〜第4の接続部材S1〜S4は、第1〜第4の太陽電池群G〜Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21、C31、C41の裏面側に表出した電極間を接続する。第1及び第2の接続部材S1、S2は、第1及び第2の太陽電池群G、Gの他端に位置する太陽電池セルC1k、C2kの裏面側に表出した電極間、及び第3及び第4の太陽電池群G、Gの他端に位置する太陽電池セルC3k、C4kの裏面側に表出した電極間を接続する。
このように、第1〜第4の接続部材S1〜S4により、第1の太陽電池群Gと第2の太陽電池群Gの間が電気的に並列に接続され、第2の太陽電池群Gと第3の太陽電池群Gの間が電気的に直列に接続され、第3の太陽電池群Gと第4の太陽電池群Gの間が電気的に並列に接続される。
電気的に直列に接続された一連の第2及び第3の太陽電池群G、Gの両端に位置する太陽電池セルC2kと太陽電池セルC3kには、太陽電池モジュールが発電した電力を外部へ取り出すための出力端子T1及び出力端子T2がそれぞれ接続されている。
第1乃至第4の太陽電池群G〜Gを構成する所定数の太陽電池セル、及び所定数の太陽電池セルを接続するタブ配線11については、図1に示した太陽電池モジュールと同じであるため、説明を省略する。
図7は、第1〜第4の太陽電池群G〜Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21、C31、C41の裏面側の構成を拡大して示す平面図である。図7を参照して、Y方向に隣接する太陽電池セルC11、C21、C31、C41を電気的に接続する第1〜第4の接続部材S1〜S4の構成について説明する。なお、太陽電池セルC11、C21、C31、C41の構成については、図2(a)及び図2(b)の太陽電池セルC11、C21と同じであるため、説明を省略する。また、太陽電池セルC1k、C2kの間、及び太陽電池セルC3k、C4kの間を電気的に並列に接続する第1及び第2の接続部材S1、S2は、図4と同じ構成を備えるため、説明を省略する。
第1〜第4の接続部材S1〜S4は、第2の方向(Y方向)に沿って伸ばされ、X方向に伸びる8のバスバー電極H11、H12、H21、H22、H31、H32、H41、H42とそれぞれ交差している。第1〜第4の接続部材S1〜S4は、X方向に所定の隙間をおいて配置して構わないが、この場合、第1〜第4の接続部材S1〜S4は、他の手段を用いて、互いに電気的に接続されていることが望ましい。または、第1〜第4の接続部材S1〜S4を、隙間無く並べることにより電気的に接続しても構わない。
第1〜第4の接続部材S1〜S4は、バスバー電極H11、H12、H21、H22、H31、H32、H41、H42上に配置されている。第1の接続部材S1は、交差箇所F11、F12において、バスバー電極H11及びバスバー電極H31に接着され、電気的に接続されているが、残りのバスバー電極H12、H21、H22、H32、H41、H42には接着されていない。第2の接続部材S2は、交差箇所F21、F22において、バスバー電極H12及びバスバー電極H32に接着され、電気的に接続されているが、残りのバスバー電極H11、H21、H22、H31、H41、H42には接着されていない。第3の接続部材S3は、交差箇所F31、F32において、バスバー電極H21及びバスバー電極H41に接着され、電気的に接続されているが、残りのバスバー電極H11、H12、H22、H31、H32、H42には接着されていない。第4の接続部材S4は、交差箇所F41、F42において、バスバー電極H22及びバスバー電極H42に接着され、電気的に接続されているが、残りのバスバー電極H11、H12、H21、H31、H32、H41には接着されていない。
このように、第1乃至第4の接続部材S1〜S4は、バスバー電極H11、H12、H21、H22の中の1のバスバー電極のみにそれぞれ接着されているので、第1〜第4の接続部材S1〜S4と太陽電池セルC11、C21(セル基板)との間に熱膨張係数の違いがあっても、第1〜第4の接続部材S1〜S4を太陽電池セルC11、C21に接続する時に太陽電池セルC11、C21の反りが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。更に、第1〜第4の接続部材S1〜S4が、互いに異なるバスバー電極に接着され、互いに電気的に接続されているので、電気抵抗が低減し、第1〜第4の太陽電池セルC11、C21、C31、C41の間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
なお、第1〜第4の接続部材S1〜S4は、それぞれ、接着されていないバスバー電極に電気的に接触していることが望ましい。これにより、太陽電池セルC11、C21、C31、C41の間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、4つの実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
図5の例では、2の太陽電池セルC11、C21が、それぞれ、2のバスバー電極H11、H12、H21、H22を備え、4の接続部材S1〜S4が4のバスバー電極H11、H12、H21、H22にそれぞれ接続されている場合について説明した。しかし、各太陽電池セルが備えるバスバー電極の数や接続部材により接続される太陽電池セルの数は、これらに限定されることはない。各太陽電池セルが備えるバスバー電極の数をm(mは2以上の自然数)とし、接続部材により接続される太陽電池セルの数をn(nは2以上の自然数)とした場合に、第1乃至第pの接続部材を用いて、第1乃至第nの太陽電池セルを電気的に接続することができる。なお、pはmとnを乗算した数字である。
この場合、太陽電池モジュールは、第2の方向(Y方向)に隣接する第1乃至第nの太陽電池セルC11〜Cn1と、第1乃至第nの太陽電池セルC11〜Cn1の間を電気的に接続する第1乃至第pの接続部材S1〜Spとを少なくとも備える。第1乃至第nの太陽電池セルC11〜Cn1は、光電変換部21の主面上に配置された第1の方向(X方向)に伸びる第1及び第mのバスバー電極(集電極)をそれぞれ備える。第1乃至第pの接続部材S1〜Spは、互いに異なる1のバスバー電極(集電極)のみにそれぞれ接着され、互いに電気的に接続されている。
第1乃至第pの接続部材S1〜Spは、1のバスバー電極のみにそれぞれ接着されているので、第1乃至第pの接続部材S1〜Spと太陽電池セル(セル基板)との間に熱膨張係数の違いがあっても、第1乃至第pの接続部材S1〜Spを太陽電池セル(セル基板)に接続する時に太陽電池セル(セル基板)の反りが抑制され、太陽電池モジュールの生産性が向上する。更に、第1乃至第pの接続部材S1〜Spが、互いに異なるバスバー電極に接着され、互いに電気的に接続されているので、電気抵抗が低減し、第1乃至第nの太陽電池セルC11〜Cn1の間の電気的接続を確固たるものとすることができる。
また、本発明の実施の形態では、バスバー電極上に接続部材を配置する場合について説明したが、バスバー電極上に形成されるタブ配線の上に接続部材が配置されていても構わない。ここで、タブ配線は、X方向に沿って並べられた所定数の太陽電池セルを電気的に直列に接続する手段の一例であり、これにより、太陽電池群(ストリング)が形成される。
更に、本発明の実施の形態では、接続部材が、太陽電池モジュールの裏面側に形成されている場合について説明したが、太陽電池モジュールの表面側に形成されていても構わない。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる太陽電池モジュールの構成を示す平面図である。 図2(a)は第1及び第2の太陽電池群G、Gの間の直列接続部分を拡大した平面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A切断面に沿った断面図である。 図3は、光電変換部21の断面構成を示す断面図である。 図4は第2の実施の形態における、第1及び第2の太陽電池群G、Gの間の直列接続部分を拡大した平面図である。 図5は第3の実施の形態における、第1及び第2の太陽電池群G、Gの間の直列接続部分を拡大した平面図である。 図6は、本発明の第4の実施の形態に係わる太陽電池モジュールの構成を示す平面図である。 図7は第4の実施の形態における、第1乃至第4の太陽電池群G〜Gの間の接続部分を拡大した平面図である。
符号の説明
11…タブ配線
13…フィンガー電極
21…光電変換部
31…基板
32、36…i型層
33…p型層
34、38…透明導電膜
37…n型層
C…太陽電池セル
D…隙間
F…交差箇所
G…太陽電池群
H…バスバー電極(集電極)
S1〜S4…接続部材
T1、T2…出力端子

Claims (4)

  1. 光入射により光生成キャリアを発生させる光電変換部と、前記光電変換部の主面上に配置された第1の方向に伸びる2以上のバスバー電極とを備える第1の太陽電池セルと、
    前記第1の太陽電池セルと前記第1の方向に対して略直交する第2の方向に隣接して配置され、光入射により光生成キャリアを発生させる光電変換部と、前記光電変換部の主面上に配置された第1の方向に伸びる2以上のバスバー電極とを備える第2の太陽電池セルと、
    前記第1の太陽電池セルと前記第2の太陽電池セルとの間を電気的に接続する第1の接続部材とを備え、
    前記第1の接続部材は、前記第1の太陽電池セルが備える前記2以上のバスバー電極の中の1のバスバー電極のみに、前記第1の太陽電池セルの領域において接着され、前記第2の太陽電池セルが備える前記2以上のバスバー電極の中の1のバスバー電極のみに、前記第2の太陽電池セルの領域において接着されている
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記第1の太陽電池セルと前記第2の太陽電池セルとを電気的に接続する第2の接続部材を更に備え、
    前記第2の接続部材は、前記第1の太陽電池セルが備える前記2以上のバスバー電極の中の他の1のバスバー電極のみに接着されている
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記第1の接続部材と第2の接続部材は、互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項2記載の太陽電池モジュール。
  4. 光入射により光生成キャリアを発生させる光電変換部と、前記光電変換部の主面上に配置された第1の方向に伸びる第1及び第m(mは2以上の自然数)のバスバー電極とをそれぞれ備え、前記第1の方向に対して略直交する第2の方向に隣接する第1乃至第n(nは2以上の自然数)の太陽電池セルと、
    前記第1乃至第nの太陽電池セルの間を電気的に接続する第1乃至第pの接続部材とを備え、
    前記pはmとnを乗算した数字であり、前記第1乃至第pの接続部材は、互いに異なる1のバスバー電極のみに、前記太陽電池セルの領域においてそれぞれ接着され、互いに電気的に接続されている
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
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