JP4987552B2 - 衝撃センサ - Google Patents

衝撃センサ Download PDF

Info

Publication number
JP4987552B2
JP4987552B2 JP2007111244A JP2007111244A JP4987552B2 JP 4987552 B2 JP4987552 B2 JP 4987552B2 JP 2007111244 A JP2007111244 A JP 2007111244A JP 2007111244 A JP2007111244 A JP 2007111244A JP 4987552 B2 JP4987552 B2 JP 4987552B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
impact
acceleration
frequency band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007111244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008267977A (ja
Inventor
勲 甲斐
Original Assignee
センサテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by センサテック株式会社 filed Critical センサテック株式会社
Priority to JP2007111244A priority Critical patent/JP4987552B2/ja
Publication of JP2008267977A publication Critical patent/JP2008267977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4987552B2 publication Critical patent/JP4987552B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description


この発明はパチンコ遊戯に於ける打撃や揺らしによる不正操作を検出し、ゲーム機の不正遊戯を防止するゲーム機不正監視用の衝撃センサに関する。
従来のパチンコ機に於いては台の打撃や或いは台を揺らす事による不正操作を行い、
膨大な入賞球を獲得換金する事により利益を得、店に甚大な損害を与えている。
即ちパチンコ台に於いて球を発射し盤面の入賞口近くで遊動中の球に台を叩いたり、
或いは台を押したり引いたりして外部より振動を与え球を入賞させる不正操作である。
その為パチンコ台のメーカーや店では台に衝撃センサや転倒スイッチを取り付け、そ
れらの打撃による周波数の高い加速度は衝撃センサで検出し、揺らしによる低い周波波
数の加速度は転倒スイッチを用いて検出している。
そして検出した両方の出力信号を論理和回路を用い遊戯者に警告を発したり、或いはゲームそのものを停止し遊戯を継続できないようにして店の損害を防止している。
従来、一般に使用されている衝撃センサには、検出素子として圧電素子を用いたものが知られている(例えば特許文献1参照)。また、転倒スイッチとしては、ケース内での鋼球の転がりを検出するタイプのものが知られている(例えば特許文献2、特許文献3参照)。
ここで、従来使用されている転倒スイッチの一例として、その概略図を図9に示す。この転倒スイッチでは、極僅かに中心部に向かって低くなるような傾斜52aが設けられたケース51の内底面52にパチンコ球或いは相当の金属球53を置き、パチンコ台を揺らした場合球53に印加される慣性により球53が傾斜52aに逆らって移動することを利用し、球53の移動する力で接点開閉用のアクチェータ54に作用し、出力信号用の接点55を開閉する事により、リード線56a,56bより信号を導出し、揺れを検出している。
特開平5−133973号公報 特開平6−196059号公報 特開2003−36774号公報
上記したように、パチンコ台における打撃による周波数の高い加速度は衝撃センサ
で検出し、揺らしによる低い周波数の加速度は転倒スイッチを用いて検出している。
然しパチンコ台の盤面で遊動中のパチンコ球に不正効果を与えるための台を打撃する
ことによる加速度値と、台を揺らす事による揺れの加速度値は数十倍〜数百倍の差が有る。
従って打撃による大きな加速度を周囲の環境による振動で誤動作の無いように検出感度値に感度を設定すると、揺れによる小さな加速度は検出出来ない。
又揺れによる小さな加速度を検出するような感度に検出感度を設定すると、パチンコ台に遊戯者の持ち物が触ったりした時の周波数の高い振幅の極めて僅かな衝撃でも振動の加速度を検出し誤った検出信号を出力すると言う大きな問題があった。
又他方では上記の問題を避けるため打撃による周波数の高い大きな加速度は一般の衝
撃センサを用いて検出し、揺れによる小さな加速度は石油ストーブやガスストーブ用の
転倒スイッチ等を代わりに用いて検出している。
その上センサーを2個用いるためコストは大変高く付くとともに、スペースの狭いパ
チンコ台で取り付けスペースを多く割くことは非常に困難で有ると言う設計上の問題が
あった。
また、上記した図9に示す転倒スイッチを使用する場合においては、パチンコ台を揺らす事による球の移動は、球の重量や球ケースの傾斜角度で決まる特定の周波数に共振性があるため、パチンコ台を押したり引いたりした時に発生する複雑な周波数の加速度には定量的な検出をする事が出来ないばかりか、又原理からも明らかなように球を完全な水平状態で取り付けなければ球が勝手に移動し誤動作を起こす為取り扱い上も非常に利便性が悪い欠点がある。
そのため同一特性のものを大量に生産する事は出来ず、且つ検出特性の信頼性が非常に低いものであるという問題があった。
この発明は、上記各問題点に着目してなされたものであって、一個の衝撃センサでも
って、台を揺らす事による揺れの加速度値も、台を打撃する事による加速度値も確実に検出して、何れの不正操作による場合も、漏れなく確実に不正を検出し、これを防止し得る衝撃センサを提供することを目的とする。
この発明の衝撃センサは、機械的振動を電気的に捕らえて加速度に応じた信号値を出力する加速度センサと、揺れによる衝撃信号の周波数帯に相当する第1の周波数帯(f1〜f5)で、所定の第1の増幅度で信号増幅されるように周波数特性が設定され、打撃による衝撃信号の周波数帯に相当する第2の周波数帯(f6〜)で前記第1の増幅度よりも低い第2の増幅度で信号増幅されるように周波数特性が設定され、前記加速度センサよりの信号を受け、その信号周波数に応じた信号値を出力する周波数特性設定回路と、この周波数特性設定回路より出力される信号により衝撃を検出する衝撃検出回路と、を備え、前記揺れによる衝撃信号の入力に対して前記第1の周波数帯(f1〜f5)における前記第1の増幅度による信号増幅出力、及び前記打撃による衝撃信号の入力に対して前記第2の周波数帯(f6〜)における前記第2の増幅度による信号増幅出力で、それぞれ衝撃を検出することを特徴とする。
この発明の衝撃センサにおいて、前記第1の周波数帯(f1〜f5)以下の周波数(0〜f5)の内、所定の周波数(f1)以下の加速度には検出加速度値を、この周波数(f1)より高い周波数(f2〜)の検出加速度値(g1)より高い検出加速度値(g2〜)を設定すると良い。
また、この発明の衝撃センサにおいて、前記機械的振動を電気的に捕らえる加速度センサは、圧電セラミックを用いると良い。
また、この発明の衝撃センサにおいて、 前記機械的振動を電気的に捕らえる加速度
センサの圧電セラミックは、金属板に貼り付けられているものを、用いると良い。
また、この発明の衝撃センサにおいて、好ましくは、前記打撃による不正操作の第2の周波数帯(f6〜)の検出衝撃は、種々のパチンコ台の製造メーカー、あるいはパチンコ台の打撃する場所を考えると、振動(衝撃)周波数(f6〜)は15
HZ以上で検出加速度値(g3〜)0.5G〜8Gに設定し前記揺れによる不正操作の第1の周波数帯(f1〜f5)の方の検出衝撃は、パチンコ台取付島の使用材料や構造を考え、振動(衝撃)周波数(f1〜f5)は2HZ〜20HZで検出加速度値(g1〜g2)は20mG〜400mGであるとすることが望ましい。
また、この発明の衝撃センサにおいて、前記第1の周波数帯(f1〜f5)以下の周波数の内、大なる検出加速度値(g2)に設定する周波数(f1)より高い周波数(f2)は、店の建てられた種々の土質を考え、10HZ以下にすることが望ましい。
また、この発明の衝撃センサにおいて、前記検出された加速度信号は、タイマ回路で出力信号が遅延されて永く出力されることが望ましい。
この発明によれば
(1)1個のセンサーでパチンコ台を揺らす周波数の低い揺れによる僅かな加速度値
でも、台を打撃する事による周波数の高い大きな加速度値でも球が受ける不正操作と見
なす値で全く同様に監視が出来る。
(2)1個のセンサーで打撃と揺らしの不正操作が監視できるため取り付けスペースが
少なくて済み、又台への取り付け自由度が大きくなる。
(3)センサが1個で済むとともに圧電セラミックをピックアップ(加速度センサ)に
用いることにより、非常に安価にすることが出来る。
(4)店の前を通過する重量車両などによる極めて低い周波数の加速度に対しては検出
加速度値を大きくすることにより、それらによる振動で誤動作する事を少なくする事が
出来る。
(5)瞬時の加速度値の入力に対してもタイマ回路で信号を遅延させることにより、そ
の出力時間を長くし、衝撃印加の検出見落としが無い。
という効果がある。
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一
実施形態である衝撃センサの構造を示す図であり、図1の(a)はカバーを一部切り欠
いて示す平面図、図1の(b)は図1の(a)の切断線P−Pで切断した断面図である。
衝撃センサ1は、下部ケース2aとカバー2bとからなるケース2内に加速度ピック
アップ3が強力な衝撃で破壊されないようにゴムで出来たリング状のピックアップ保持
部4に収納されている。ピックアップ保持部4は、図4の(a)の平面図、図4の(b)
の断面図に示すように、全体としてOリング状のゴム製本体4aからなり、そのリング
状の内側中央部分にピックアップ3を嵌めこむための凹部41を設けるとともに、本体
4aの上部に一部で内側から外方に向けて、リード線引出用切り欠き42が形成されて
いる。ピックアップ3をピックアップ保持部4に収納した斜視図を図2の(a)に示し
ている。
加速度ピックアップ3は、圧電セラミック3aが、図2の(b)に示すように約20
0ミクロンの極めて薄い円盤状の金属板5に接着剤で貼り付けられている。図3の(a)
にピックアップ3の平面図、図3の(b)に、その側面図を示している。
また、ピックアップ保持部4の上に、回路部品が実装されたプリント基板6が実装さ
れ(図1参照)、このプリント基板6によって、ピックアップ保持部4(ピックアップ3)が押さえられ、下部ケース2aにネジ7によって固定されている。
圧電セラミック3aと金属板5は、それぞれ接続されたリード線8a,8bを介して
プリント基板6に実装された電気回路に接続される。
プリント基板6には、リード線8a、8bを介して入力された信号を周波数特性の加
工、及び増幅するためのフィルタ回路、増幅回路が実装されており、これらの回路を経て出力される信号は、コネクタ9より外部へ出力される。これらの回路の構成及び接続は、図7に示す。各回路の動作は、後述する
ケース2の上面は回路部には塵埃が入り誤動作や機能不全にならないようにカバー2bで保護されている。又外部との電源の供給や信号出力用のコネクタ9がプリント基板6上に実装されている。
ここで、ピックアップ3における入力される振動周波数と出力電圧の関係を加速度をパラメータとしてどのように変化するか見ると、図1の(b)の矢印に示すようにケース2の上面あるいは底面方向から印加される加速度はピックアップ3の検出面と直角に印加されるように構成されているため、加速度が印加されると図5に示すように数Hzから凡そ1KHz程度までは印加された加速度に比例して周波数に関係なくフラットな出力電圧を発生する。つまり、ピックアップ3の出力は、加速度値に応じた電圧となり周波数には関係なく、一定である。
然し加速度、振動の振幅、振動の周波数の関係は次の式で表される。

G≒(D×F×F)÷500 G=加速度 (G)
D=振動の振幅 (mm)
F=振動の周波数 (Hz)
今、パチンコ台の建付けを揺らして不正を行う場合を想定する。例えば周波数6Hz相当で振幅3mmの揺らしでパチンコ台の入賞口近くの盤面で遊動する球が入賞口に入るとすると加速度センサに印加される加速度Gは
G≒3×6×6÷500=0.216
である。即ちこの場合の不正を検出するには216mG(ミリガル)の検出をする必要が有る。
又パチンコ台を拳で強力に打撃して不正を行う場合を想定する。打撃により凡そ周波
数40Hz近くで振幅0.5mm程度の衝撃を発生させ入賞口近くを遊動する球が入る場合加速度センサに印加される加速度Gは
G≒0.5×40×40÷500=1.6
となる。即ちこの打撃による衝撃を検出するには1600mGを検出するように周波数
特性に加工して検出しなければ成らない。
仮に周波数40HZで加速度が216mGを検出する場合の振幅は前記数式より
0.216≒D×40×40÷500
D≒0.0675mm となる。
即ち凡そ68ミクロンの振幅しかないため、球に影響を与える事はできないだけでな
くゲーム中の球の振動や、通常の空調機の振動あるいはパチンコ台に多く用いられてい
るソレノイドなどの振動で発生する加速度で誤動作を起こす。
又逆に周波数6Hzで検出感度1600mGの加速度センサを働かせるには
D≒(500×1.6)÷(6×6)=22.2 となる。
このことは台を破壊するに等しい22mmも揺らさなければ加速度センサは検出でき
ない事を示している。
以上のように、パチンコの建付けを揺らした場合と、パチンコ台を拳で打撃し
た場合の加速度を周波数に対し同じ検出特性とした1つの加速度センサでは建付けを揺らした場合と拳で打撃した場合の一方を検出できるが他方を検出することが出来ず、また誤動作を生じる等、両方を併せてはとても検出できない。
この発明ではこのような問題を避けるため加速度と周波数の検出特性を図6の様に設
定している。
図6に於いてf1〜f5はパチンコ台の建付けを揺らす場合に於ける振動周波数帯を
示す、f6或いはf7以上の周波数はパチンコ台を打撃した場合の振動周波数帯を示し、
又f1或いはf2以下の周波数は重量車両等が店の前を通過する場合の主な低周波数帯
を示す。加速度センサ、つまりピックアップ3の出力は、一般的には図5に示すように
周波数に無関係に一定の加速度に対して出力電圧は、一定である。これに対し、ここでは、ピックアップ3より後段の回路部で周波数特性に加工を施す設定を行い、周波数f1〜f5の揺れによる振動周波数帯では、検出加速度値をg1〜g2と低く、周波数f6以上の打撃による振動周波数帯では検出加速度値をg3以上と高く設定している。
次に上記した図6に示す振動周波数と加速度の関係の特性を実現する回路部を持つ衝
撃センサの回路ブロック図を図7に示す。この衝撃センサの回路部は、上記したピックアップ3と、第1のハイパスフィルタ12と、第1のローパス増幅回路13と、第2のハイパスフィルタ14と、第2のローパス増幅回路15と、ウインドーコンパレータ16と、OFF遅延タイマ回路17と、出力回路18と、各回路に電源電圧を供給する定電圧回路19とから構成されている。
この衝撃センサ回路において、加速度ピックアップ3から出力される周波数特性のフラットな信号はf1或いはf2以下の低周波数帯は第1及び第2のハイパスフイルタ12、14でカット減衰される。この低周波数帯のカットされた信号(f1或いはf2を超える周波数帯の信号)は、第1、第2のローパス増幅回路13,15で、揺れによる周波数帯のf1〜f5の周波数帯が大きく増幅され検出感度が高められるとともに、それ以上(f6以上)の周波数帯は大きく増幅しないように構成され、高い周波数(f6以上)の検出感度は低下し大きな加速度値しか検出しないようになっている。その後は、図6に示す加速度値の検出される時にウインドウーコンパレータ16は、衝撃検出を出力する。
なお、入力信号の周波数帯のうち、周波数f2以下の低周波分をカットするためには第1のハイパスフィルタ12のみで、また、その後、f5以下の低周波分を大きく増幅し、f6以上の高い周波数成分を大きく増幅させないために第1のローパス増幅回路13を設けるのみで良いが、その機能をより強調して実現できるよう、ここでは第2のハイパスフィルタ14、第2のローパス増幅回路15を備えて縦続接続している。第2のハイパスフィルタ14では、第1のハイパスフィルタ12と同様にf2以下をカットし、
第2のローパス増幅回路15で低周波分を大きく増幅し、f6以上の高い周波数成分の増幅を抑えることにしている。このように縦続接続することにより、低い周波数成分を増幅し、高い周波数成分の増幅を抑える度合いを広範囲に調整することができる。
この実施形態では、第1及び第2のハイパスフイルタ12、14と第1、第2のローパス増幅回路13,15で、揺れによる低い衝撃周波数の信号に対して相対的に高い増幅度で信号増幅されるよう周波数特性が設定され、打撃による高い衝撃周波数の信号に対して前記低い衝撃周波数の信号の場合よりも低減された増幅度で信号出力されるよう周波数特性が設定され、前記加速度センサよりの信号を受け、その信号周波数に応じた信号値を出力するための周波数特性設定回路が構成されている。しかし、他の実施形態として第1のハイパスフイルタと第1のローパス増幅回路のみとで周波数特性設定回路を構成しても良い。また、異なる個数のハイパスフイルタとローパス増幅回路との組み合わせで周波数特性制定回路を構成しても良い。
第2のローパス増幅回路15の出力はウインドーコンパレータ16に入力される。
パチンコ台の建付けを揺らす場合、引くときと押すときがある。加速度ピックアップ
の出力信号は引くときと押すときでは180度の電気的位相が異なるためどちらの信号も全く同様に検出しなければ成らない。この時の印加される加速度と圧電セラミックから出力される信号を図8に示す。
図8の(a)のA方向から加速度を印加すると図8の(b)に示すようにプラスの出
力電圧が出力され、図8の(a)のB方向から加速度を印加すると図8の(c)に示す
ようにマイナスの出力電圧が出力される。
このため両方の加速度を同様に検出するため基準値に対して一定以上の信号に成って
も、一定以下の信号に成っても出力信号を発生するための比較回路としてウインドーコ
パレータ16が用いられている。ウインドーコンパレータ16は、入力電圧が基準電圧
値+Vkより大きいか、基準電圧値−Vkより小さい場合に、論理「1」の信号を出力
する。
ウインドーコンパレータ16で比較検出された信号はOFF遅延タイマ17に入力さ
れる。 パチンコ台を瞬時打撃すると高い周波数のパルス信号が出力されるが、このパ
ルス出力だけではパチンコ台のシステムに於ける監視用のマイコン等のステータスタイ
ムが長い場合信号を取れない場合が多い。
従って其の場合検出ミスを避けるため100〜1000m秒のOFF遅延タイマ17
が用いられている。
上記ブロック図は種々なメーカーのパチンコ台や、種々なパチンコ台用等の構造によ
る強度差にセンサのオーダーが対応しやすくするためのブロック図で説明したがバンド
パスフイルタを用い揺れの周波数のみ高増幅し、フイルタのQ値を選ぶことにより打撃
による高周波の高加速度値は検出に必要なゲイン増幅し必要な検出感度に設定する事も
可能である。
以上の実施形態により、この発明の基本構成を説明してきたが、さらにその詳細の補
足をする。
実際のパチンコ台の設置された店に於いて、店の構造即ち木造家屋や鉄筋コンクリー
トのビル等様々であり、又パチンコ台等の建付けに於いても大きな木材を用いた頑丈な
物や、細い材木を用いて揺れやすいもの。
或いはパチンコ台としても分厚いプラスチックを多用した頑丈な構成のメーカーやそ
うでないメーカー或いは同一メーカーでゲーム機の種類によっても其々振動特性は様々
である。
又店の営業されている場所としても地盤の柔らかい所や硬い所など様々である。
そしてそこを通過する車両も様々で地揺れの周波数も色々である。
これ様々な環境で信頼性高く機能させるため、発明者等の実験したところでは
1)図6における揺れ検出の振動(衝撃)周波数f1〜f5を2HZ〜20HZ内とし、検出感度(検出加速度値)g1〜g2は20mG〜400mGし、また打撃検出振動(衝撃)周波数f6あるいはf715HZ以上とし、検出感度(検出加速度値)g3〜g4は0.5G〜8Gとすることで、好結果を得ている。これらの値を選択することにより、一般的な種々のパチンコ台の島の建て付けやパチンコ台メーカーに対応することができる。
2)店の建てられた色々な地層やそこを通過する重量車両或いは大きな体重の人による床の地響きを避けるために図6における振動(衝撃)周波数f2を10HZ以下とすることで、重量車両或いは大きな体重の人による床の地響きによる振動が殆ど10HZ以下なため、これらによる誤動作を避けるという好結果を得ている。
これらの値を選択することにより、種々の環境のパチンコ台設置箇所に、対応することができる。
この発明の一実施形態である衝撃センサの構造を示す図であり、(a)は、カバーの一部を切り欠いて示す平面図、(b)は、(a)の切断線P−Pで切断した断面図である。 同実施形態衝撃センサのピックアップの構造を示す図であり、(a)は、ピックアップ保持部に保持された斜視図、(b)はその斜視図である。 同実施形態衝撃センサのピックアップの構造を示す図であり、(a)は、その平面図,(b)は,その側面図である。 同実施形態衝撃センサのピックアップ保持部を示す図であり、(a)は、その平面図、(b)は、(a)の切断線Q−Qで切断した断面図である。 同実施形態衝撃センサのピックアップの振動周波数―出力電圧の関係を示す特性図である。 同実施形態衝撃センサのピックアップの振動周波数―加速度の関係を示す特性図である。 同実施形態衝撃センサの回路構成を示すブロック図である。 同実施形態のピックアップに表面から振動が加えられた場合と、裏面から振動が加えられた場合の出力電圧を説明する図である。 従来の衝撃センサの一例を説明するための概略図である。
符号の説明
1 衝撃センサ
2 ケース
2a 下部ケース
2b カバー
3 ピックアップ
3a 圧電セラミック板
4 ピックアップ保持部
5 金属板
6 プリント基板
7 ネジ
8a、8b リード線
9 コネクタ
12 第1のハイパスフィルタ
13 第1のローパス増幅回路
14 第2のハイパスフィルタ
15 第2のローパス増幅回路
16 ウインドーコンパレータ
18 出力回路
19 定電圧回路

Claims (9)

  1. 機械的振動を電気的に捕らえて加速度に応じた信号値を出力する加速度センサと、
    揺れによる衝撃信号の周波数帯に相当する第1の周波数帯(f1〜f5)で、所定の第1の増幅度で信号増幅されるよう周波数特性が設定され、打撃による衝撃信号の周波数帯に相当する第2の周波数帯(f6〜)で前記第1の増幅度よりも低い第2の増幅度で信号増幅されるように周波数特性が設定され、前記加速度センサよりの信号を受け、その信号周波数に応じた信号値を出力する周波数特性設定回路と、
    この周波数特性設定回路より出力される信号により衝撃を検出する衝撃検出回路と、
    を備え、前記揺れによる衝撃信号の入力に対して前記第1の周波数帯(f1〜f5)における前記第1の増幅度による信号増幅出力、及び前記打撃による衝撃信号の入力に対して前記第2の周波数帯(f6〜)における前記第2の増幅度による信号増幅出力で、それぞれ衝撃を検出することを特徴とする衝撃センサ。
  2. 前記周波数特性設定回路は、前記揺れによる衝撃信号の周波数帯に相当する第1の周波数帯(f1〜f5で第1の増幅度で増幅して加速度信号を出力し、前記打撃による衝撃信号の周波数帯に相当する第2の周波数帯(f6〜)で前記第1の増幅度より低減された第2の増幅度で増幅して加速度信号を出力するローパス増幅回路を備えることを特徴とする請求項1記載の衝撃センサ。
  3. 前記周波数特性設定回路は、前記ローパス増幅回路の前段に、前記第1の周波数帯(f1〜f5)の所定値(f1)以下の周波数(0〜f1)の加速度信号を低減し、この所定値周波数(f1)を超える周波数(f2〜)加速度信号をパスするハイパスフィルタを備えることを特徴とする請求項2記載の衝撃センサ。
  4. 前記周波数特性設定回路は、前記第1の周波数帯(f1〜f5)以下の周波数の衝撃信号の内、所定の周波数(f1)以下の加速度信号に対して,この所定の周波数(f1)より高い周波数(f2)の検出加速度値(g1)より高い検出加速度値(g2〜設定したことを特徴とする請求項3記載の衝撃センサ。
  5. 前記機械的振動を電気的に捕らえる加速度センサは、圧電セラミックを用いたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載の衝撃センサ。
  6. 前記機械的振動を電気的に捕らえる加速度センサのセラミックは、金属板に貼り付けられていることを特徴とする請求項5記載の衝撃センサ。
  7. 前記打撃による第2の周波数帯(f6〜)の方の検出衝撃は、衝撃周波数(f6〜)が15HZ以上で検出加速度の感度値(g3〜)は0.5G〜8Gであり、前記揺れによる第1の周波数帯(f1〜f5)の方の検出衝撃は、衝撃周波数(f1〜f5)が2HZ〜20HZで検出加速度感度値(g1〜g2)は20mG〜400mGであることを特徴とする請求項1,請求項2、請求項5、又は請求項6記載の衝撃センサ。
  8. 前記第1の周波数帯(f1〜f5)以下の周波数の内、所定の周波数(f1)の検出加速度値(g2)を所定の周波数(f1)より高い周波数(f2)の検出加速度値(g1)より高く設定する際の周波数(f2)は10HZ以下とすることを特徴とする請求項4記載の衝撃センサ。
  9. 前記検出された加速度信号はタイマ回路で出力信号が長くなるようにしたことを特徴とする請求項1,請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6,請求項7,又は請求項8記載の衝撃センサ。
JP2007111244A 2007-04-20 2007-04-20 衝撃センサ Active JP4987552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007111244A JP4987552B2 (ja) 2007-04-20 2007-04-20 衝撃センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007111244A JP4987552B2 (ja) 2007-04-20 2007-04-20 衝撃センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008267977A JP2008267977A (ja) 2008-11-06
JP4987552B2 true JP4987552B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=40047680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007111244A Active JP4987552B2 (ja) 2007-04-20 2007-04-20 衝撃センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4987552B2 (ja)

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5380047B2 (ja) * 2008-11-14 2014-01-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5380049B2 (ja) * 2008-11-14 2014-01-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5380050B2 (ja) * 2008-11-14 2014-01-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5380048B2 (ja) * 2008-11-14 2014-01-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5135179B2 (ja) * 2008-11-26 2013-01-30 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5525720B2 (ja) * 2008-11-26 2014-06-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP4989613B2 (ja) * 2008-11-26 2012-08-01 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124964A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010124993A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5135181B2 (ja) * 2008-11-26 2013-01-30 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5466848B2 (ja) * 2008-11-26 2014-04-09 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124984A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5443742B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5433218B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-05 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5702906B2 (ja) * 2008-11-26 2015-04-15 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5433217B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-05 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5702908B2 (ja) * 2008-11-26 2015-04-15 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5466850B2 (ja) * 2008-11-26 2014-04-09 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5525719B2 (ja) * 2008-11-26 2014-06-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5422182B2 (ja) * 2008-11-26 2014-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5422185B2 (ja) * 2008-11-26 2014-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124999A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010124994A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5443741B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124972A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5422184B2 (ja) * 2008-11-26 2014-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124974A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5525721B2 (ja) * 2008-11-26 2014-06-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5422187B2 (ja) * 2008-11-26 2014-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124998A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5422183B2 (ja) * 2008-11-26 2014-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124997A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5466849B2 (ja) * 2008-11-26 2014-04-09 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124975A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5466851B2 (ja) * 2008-11-26 2014-04-09 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5525718B2 (ja) * 2008-11-26 2014-06-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124973A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010124965A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5443740B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP4712086B2 (ja) * 2008-11-26 2011-06-29 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124977A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5443743B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5422186B2 (ja) * 2008-11-26 2014-02-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP4712087B2 (ja) * 2008-11-26 2011-06-29 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5443738B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2010124985A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5702907B2 (ja) * 2008-11-26 2015-04-15 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5135180B2 (ja) * 2008-11-26 2013-01-30 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5443739B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-19 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2012078272A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Sensatec Co Ltd 衝撃センサ
EP3123930A1 (en) 2015-07-28 2017-02-01 Swatch Ag Detection method for volleyball technique

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2681559B2 (ja) * 1991-09-17 1997-11-26 リオン株式会社 速度計測装置
JPH1044860A (ja) * 1996-08-02 1998-02-17 Toyota Motor Corp 車両用ライト自動点消灯装置
JPH11309267A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Omron Corp 遊戯機の不正行為監視装置
JP2000088871A (ja) * 1998-09-11 2000-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 衝撃・加速度検出装置及び衝撃・加速度検出システム
JP2005230198A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2005265421A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Nec Tokin Corp 加速度センサ
JP2006275885A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Seiko Precision Inc 障害物検知センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008267977A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4987552B2 (ja) 衝撃センサ
US7482918B2 (en) Detection system and method for determining an alarm condition therein
JP4957954B2 (ja) 衝撃センサ
JP2000241442A (ja) 落下検出機構、磁気ディスク装置の保護機構および携帯型機器
US20090257608A1 (en) Hearing aid with a drop safeguard
GB2528703A (en) Detection system and method for initiating an alarm condition
JPH0546623U (ja) 自動車の盗難等感知器
JP5702908B2 (ja) 遊技機
JP5380047B2 (ja) 遊技機
KR20200044858A (ko) 센서를 갖는 모바일 장치
JP5380050B2 (ja) 遊技機
JP5702907B2 (ja) 遊技機
JP5380049B2 (ja) 遊技機
JP4883723B2 (ja) 遊技機および異常検出方法
JP4989613B2 (ja) 遊技機
JP2010237915A (ja) ガラス破損警報装置
JP5380048B2 (ja) 遊技機
JP4484506B2 (ja) 遊技機
JPH06221905A (ja) 振動感知スイッチならびに振動感知器
JPH0346769B2 (ja)
JP2010107481A (ja) 振動検出装置
JP2010107482A (ja) 振動検出装置
JPH0844957A (ja) 自動車の盗難等の警報装置
JP2023003486A (ja) 揺れセンサ及びそれを用いた警報装置
JP2007144001A (ja) 遊技台の不正使用検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4987552

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250