JP4986905B2 - 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール - Google Patents

光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP4986905B2
JP4986905B2 JP2008082646A JP2008082646A JP4986905B2 JP 4986905 B2 JP4986905 B2 JP 4986905B2 JP 2008082646 A JP2008082646 A JP 2008082646A JP 2008082646 A JP2008082646 A JP 2008082646A JP 4986905 B2 JP4986905 B2 JP 4986905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
split sleeve
ferrule
optical
optical receptacle
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008082646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009098603A (ja
Inventor
敬司 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2008082646A priority Critical patent/JP4986905B2/ja
Publication of JP2009098603A publication Critical patent/JP2009098603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4986905B2 publication Critical patent/JP4986905B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Description

本発明は、光通信用モジュール等に使用される光レセプタクルに関するものである。
近年、情報通信が高速化・大容量化の傾向にあり、それに対応するために光通信技術が利用されている。一般に光通信においては、電気信号を光信号に変換し、光信号を光ファイバを用いて送信し、受信した光信号を電気信号に変換する。電気信号と光信号との変換は、半導体レーザやフォトダイオードなどの光素子により行われ、光素子と光ファイバ間を光学的に結合させるために光レセプタクルが用いられている。
また、情報通信が高速化・大容量化する中で、光信号の伝達損失を低減することに注力されてきた。例えば、特許文献1では、図6に示すように、中空筒状で、径方向に弾性伸縮しやすいフェルール挿入用内孔を有する弾性スリーブと、該内孔の一端(基端)に挿入された内蔵フェルールと、弾性スリーブ基端部外周に圧入された把持リングと、を具備してなる光レセプタクルが開示されている。このような光レセプタクルは、光レセプタクルへのプラグフェルールの挿入長さを長くできるので、光ファイバの接続点における光の挿入損失を少なくできるとされている。
特開平10−332988号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光レセプタクルでは、プラグフェルールを当該光レセプタクルに挿入し、横方向荷重を掛けてこれらを歪曲させた際に、プラグフェルールを直接収容する弾性スリーブが、上記横方向荷重により弾性スリーブの端部を点、プラグフェルールの先端を作用点として径方向に拡張されるため、当接するプラグフェルールと光レセプタクルのフェルールの光軸がずれて、光の挿入損失が生じるという問題を有していた。また、上記横方向荷重によるスリーブの拡径を低減すべく、把持リングを大きく形成すると、光レセプタクルが不要に大型化するという問題があった。

したがって、本発明は叙上に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、横方向荷重に対しても光の挿入損失を低減できる信頼性の高い光レセプタクル及び光モジュールを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、フェルールに保持された光ファイバが光学的に接続される光レセプタクルであって、光ファイバと、先端部分に大径部を有しそれ以外の部分が小径部とされ、内孔内に前記光ファイバを保持するフェルールと、長手方向にスリットを有し、前記フェルールの少なくとも一部を一端側の貫通孔内に収容する前記一端側において、内壁より突出する第1段差部、および外壁より突出する第2段差部を有するとともに、前記第1段差部を前記小径部に当接させ、前記大径部を前記貫通孔の前記第1段差部の他端側に収容して前記フェルールを保持する割スリーブと、第1主面に凹部を有し、前記割スリーブの前記一端側から外方向に突出した前記小径部が、前記第一主面に設けられた前記凹部に挿入され、前記割スリーブの一端面が前記凹部の底面に当接するように前記割スリーブを保持するホルダと、備える。

また、本発明において、前記第1段差部は、前記割スリーブの内周面と一体的に形成された突起部であり、前記小径部は、前記フェルールの外周面に形成された溝部であることが好ましい。
また、本発明において、前記スリーブの前記一端側から前記他端側に向けて形成された
前記第1段差部および前記第2段差部の終端の位置、互いに異なっていることが好ましい。

また、本発明において、前記第2段差部の前記終端部は、前記第1段差部の前記終端部よりも前記割スリーブの前記他端側に位置していることが好ましい。

また、本発明において、前記第2段差部の前記終端部は、前記割スリーブの他端側における前記フェルールの端面よりも、前記割スリーブの他端側に位置していることが好ましい。

また、本発明において、前記フェルールは、前記小径部の外周面に、前記割スリーブのスリット内に突出する突条部を有することが好ましい。
本発明の光モジュールは、本発明の光レセプタクルと、前記光ファイバに向けて光を出射する、又は、前記光ファイバを介して光を受ける光素子と、前記光レセプタクルに接続され、かつ前記光素子を収容する筐体と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、プラグフェルールが挿入される割スリーブは、フェルールが挿入された一端部において、割スリーブの内壁に、内径が他の部位に比べて小さい第1段差部を有し、スリーブの外壁に、外径が他の部位に比べて大きい第2段差部を有していることから、フェルールが挿入された一端部の剛性を高めることができるため、割スリーブの径方向への変形(拡張)が抑制される。
したがって、本発明によれば、横方向から荷重がかかっても、光の挿入損失を低減することができる信頼性の高い光レセプタクル及び光モジュールを提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る光レセプタクル及び光モジュールに関して詳細に説明する。以下に示す実施の形態は、本発明を例示するものであって、限定するものではない。なお、各図において、共通する部材については同一の符号を付し重複した説明を省略する。
(実施の形態1)
本発明に係る実施の形態1の光レセプタクル1は、図1に示すように、一端20aの内壁及び外壁のそれぞれに第1及び第2段差部20c、20dを備える割スリーブ20に、光ファイバ12を保持するフェルール10の一端が挿入されることにより構成されており、割スリーブ20の貫通孔21内に、フェルール51により固定されたプラグ50が挿入されることにより、フェルール10に保持される光ファイバ12と、プラグ50の光ファイバ52とが光学的に接続される。
図1は、本発明の実施の形態1に係る光レセプタクル1を示す断面図である。図1に示すように、この実施の形態1の光レセプタクル1において、割スリーブ20は、光コネクタのプラグ50の外径とほぼ同じ径の貫通孔を有する筒体で形成されている。すなわち、光コネクタのプラグ50は、光ファイバ52とその光ファイバ52をその内孔で保持するフェルール51で構成されている。一方で、スリーブ20の貫通孔21の内径は、フェルール51の外径にほぼ等しくなるように設定される。
本発明の実施の形態1に係る光レセプタクル1において、割スリーブ20は、一端20aから他端20bまでスリット(不図示)が形成されるとともに、図1に示すように、割スリーブ20の一端20a側の内壁と外壁にそれぞれ第1段差部20cと第2段差部20dが設けられる。第1段差部20cは、内壁から突出するように形成されており、第2段差部20dは、外壁から突出するように形成されている。また、第1段差部20cは、割スリーブの断面においてその内壁を周回するように設けられる。第1段差部20cを割スリーブ20の内壁に周回させて設けた場合、第1段差部20cに接する内接円の径は、割スリーブ20の内径より小さい。一方、第2段差部20dは、同じく割スリーブ20の断面において、その外壁を周回するように設けられる。第2段差部20dを割スリーブ20の外壁に周回させて設けた場合、第2段差部20dに接する外接円の径は、割スリーブ20の外径より大きい。このように、光レセプタクル1では、第1段差部20cを設けるとともに、第2段差部20dを設けることにより、割スリーブ20の径外方向への拡張を効果的に防止することができ、ウイグル特性を効果的に改善することができる。
また、第1段差部20cの厚さは、上記径外方向への拡張を防止できる限り、如何なる厚さでもよい。しかしながら、割スリーブ20内に挿入されるフェルール10は、図1に示すように、第1段差部20cが厚くなるにしたがって細くなり、フェルール10の強度が落ちる。そのため、第1段差部20cの厚さは、フェルール10が適度な強度を備えるような厚さであることが肝要である。また、第2段差部20dの厚さに関しても、同様に、割スリーブ20の径外方向への拡張を防止できる限り、如何なる厚さでもよい。しかしながら、割スリーブ20の外周には、スリーブケース30が配置されるが、第2段差部20dが厚すぎると、スリーブケース30が大きくなって、コンパクトな光レセプタクルとすることができない。そのため、第2段差部20dの厚さは、スリーブケース30をコンパクトなサイズとすることができるような厚さであることが肝要である。第2段差部20dの端面は、割スリーブ20の一端20aの端面と一致する、すなわち第2段差部20dが割スリーブ20の一端20aから始まることが好ましいが、上述の割スリーブの拡張を防止しうる限り、第2段差部20dの端面は、割スリーブ20の一端20aの端面と一致していない、すなわち第2段差部20dが割スリーブ20の途中から始まっていても良い。プラグ50が挿入される割スリーブ20の他端20bは、ある程度拡張する必要があるため、第2段差部20dは、割スリーブ20の他端20b付近まで延びていない方が好ましい。また、第1段差部20cについても、上記同様、その端面は、割スリーブ20の一端20aの端面と一致することが好ましい。しかしながら、割スリーブの拡張を防止しうる限り、第1段差部20cの端面は、割スリーブ20の一端20aの端面と一致せず、第1段差部20cが、割スリーブ20の途中から始まっていても良い。
第1段差部20cおよび第2段差部20dは、図1に示すように、スリーブ20の軸方向において、スリーブ20の他端20b側における終端部の位置が互いに異なっていることが好ましい。このように、第1段差部の終端部20c’および第2段差部の終端部20d’の位置を異ならせることにより、割スリーブ20が外側または内側から荷重を受けた場合、各段差部に集中する応力を割スリーブ20の軸方向で分散させることができるため、割スリーブ20の破損を低減するという観点から好適である。また、第2段差部の終端部20d’は、第1段差部の終端部20c’よりも割スリーブ20の他端20b側に位置していることが好ましい。このように、割スリーブ20において、第2段差部の終端部20d’を第1段差部の終端部20c’よりも割スリーブ20の他端20b側に配置することにより、割スリーブ20の軸方向(割スリーブの長手方向)において、第2段差部20dの長さに比べて、第1段差部20cの長さが短くなる。このような形態であれば、第1段差部20cの長さを短くすることにより、フェルール10の小径部10bの範囲を狭くすることができるため、割スリーブ20の一端20a側における剛性を維持しつつ、フェルール10の強度劣化を低減することができる。
また、本発明の実施の形態1に係る光レセプタクル1において、図2に示すように、第2段差部の終端部20d’は、割スリーブの他端20b側におけるフェルール10の端面よりも、割スリーブ20の他端20b側に位置されるほうが好ましい。このような構成とすることにより、最も拡張作用を受けやすい箇所の強度を向上させることができる。通常、プラグ50は光レセプタクル1に挿入されると、フェルール10の端面と当接されるが、この状態で横方向荷重を受けると、プラグ50の側面とスリーブケース30の開口部30aとの接点を支点、プラグ50の先端を作用点として割スリーブ20が径方向外側に拡張される。すなわち、プラグ50が当接されるフェルール10の端面付近が最も拡張作用を受けやすい。ここで、上記のように、割スリーブ20の第2段差部20dが、フェルール10の端面よりも、割スリーブ20の他端20b側まで延びるようにすれば、拡張作用を受けやすい、フェルール10の端面付近において、割スリーブ20の強度が向上し、これによりウイグル特性がさらに改善される。
割スリーブ20を構成する材料としては、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ムライト、窒化ケイ素、炭化ケイ素および窒化アルミニウムなどの単体もしくはこれらを主成分として含むセラミックス、結晶化ガラスなどのガラスセラミックス、燐青銅、ベリリウム銅、黄銅、ステンレスなどの金属、エポキシや液晶ポリマなどのプラスチックスなどが挙げられ、中でも対候性や靭性に優れたジルコニア系セラミックス(ジルコニアを主成分とするセラミックス)が好適である。ジルコニア系セラミックスの中でも、とりわけ、酸化ジルコニウム(ZrO)を主成分とし、Y、CaO、MgO、CeO、Dyなどからなる群より選択される少なくとも一種を安定化剤として含む部分安定化ジルコニアセラミックス(正方晶の結晶が主体)が、耐摩耗性および弾性変形性の観点からより好ましい材料として挙げられる。
また、実施の形態1では、図1に示すように、割スリーブ20の一端20aに配置されるフェルール10が、その先端部分に大径部10aを有するとともにそれ以外の部分が小径部10bとなっている。大径部10aと小径部10bの半径の差は、第1段差部20cの厚さと略同じであることが好ましいが、それより若干大きくてもよい。大径部10aと小径部10bの半径の差が第1段差部20cの厚さと略同じであることにより、割スリーブ20は安定的にフェルール10を保持することができる。
また、図1に示すように、フェルール10を割スリーブ20の一端20aに配置する際、先端部分に大径部10aが形成されそれ以外の部分が小径部10bとなっているフェルール10を割スリーブ20の他端20bから挿入し、大径部10aを第1段差部20cに当接させる。この際、小径部10b側から挿入することが必要である。このように挿入すると、小径部10bの少なくとも一部は、割スリーブ20の一端20cから外方向に突出し、この突出した部分に、ホルダ40が嵌合される。
実施の形態1に係るホルダ40は、図1に示すように、対向する第1の主面40aと第2の主面40bとを有する、例えば、円柱形状のホルダであり、例えば、ステンレス、銅、鉄、ニッケルなどの金属からなる。また、実施の形態1のホルダ40では、その第1の主面40a側に、スリーブケース30の一端が圧入される溝形状の凹部をリング状に設けることにより、挿入部41が形成されるとともに、挿入部41の略中央部に底面42から第2の主面40bまで貫通する貫通孔43が形成されている。ホルダ40の貫通孔43には、上述のように、フェルール10の小径部10bが挿入されるとともに、割スリーブ20の一端20aの端面とホルダ40の挿入部41の底面42とが当接されている。
また、図1に示すように、ホルダ40の挿入部41にはスリーブケース30が、例えば圧入により固定される。
スリーブケース30は、図1に示すように、スリーブ20を収容するための略円筒形状の筒状部材であり、プラグ50が挿入される開口部30aと、ホルダ40に接合するための接合部30bとを有する。スリーブケース30におけるスリーブ20を収容するための空間の径は、スリーブ20の外径より若干(例えば200μm)大きく構成されている。また、開口部30aは、プラグ50の挿入時に該プラグ50を案内するための部位であり、テーパ状に構成されている。開口部30aにおける開口端径はプラグ50の外径より若干(例えば0.2mm)大きく構成されている。接合部30bは、上述したように、ホルダ40に接合するための部位である。
上述のようにホルダ40にスリーブケース30を挿入すると、割スリーブ20は、スリーブケース30の内部に配置される。このとき、スリーブケース30の中心軸と割スリーブ20の中心軸とが一致していることが好ましい。スリーブケース30におけるスリーブ20を収容するための空間と開口部30aとは連通しており、ホルダ40とスリーブホルダ30と割スリーブ20とフェルール10とを組み付けた際、スリーブケース30の開口部30aと割スリーブ20とにより、上述したように、プラグ50が収容される空間が形成される。割スリーブ20の他端20b側の内径は、スリーブケース30の開口部30aの内径と略同じか、若しくは若干小さく構成されている。
スリーブケース30を構成する材料としては、合成樹脂(熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂など)、金属(ステンレス、銅、鉄およびニッケルなど)、セラミックス(酸化アルミニウム(アルミナ)および酸化ジルコニウム(ジルコニア)など)、ガラス(石英など)などが挙げられる。この中でもホルダ40との固定を考慮し、熱膨張係数を合わせて信頼性を高めるため、ホルダ40と同様、ステンレスを用いるのが好ましい。
また、本発明の実施の形態1に係る光レセプタクル1において、フェルール10には、図3に示すように、小径部10bの外周面に、割スリーブ20のスリット(不図示)内に突出する突条部50を設けてもよい。このような構成とすることにより、フェルール10の突条部50が割スリーブ20のスリット内に嵌合し、割スリーブ20に対するフェルール10の回転が防止される。突条部50の高さは光レセプタクル1に収納出来る範囲で任意に設定可能であり、フェルール10の外径より大きくして飛び出しても良いし、あるいはフェルール10の外径より小さくしても良いが、スリーブをより安定に固定するという観点から、図3に示すように、フェルール10の外径とほぼ同一の高さとするのが望ましい。
以上のように構成された実施の形態1の光レセプタクル1では、プラグ50が挿入される割スリーブ20は、フェルール10が挿入された一端20aにおいて、割スリーブ20の内壁に、内径が他の部位に比べて小さい第1段差部20cを有し、割スリーブ20の外壁に、外径が他の部位に比べて大きい第2段差部20dを有し、割スリーブ20は高い強度を有するため、割スリーブ20の径外方向への拡張が抑制され、ウイグル特性が改善される。
なお、実施の形態1の光レセプタクル1では、第1段差部20cが、割スリーブの断面においてその内壁を周回するように設けられているが、本発明ではこのような形態に限定されることなく、たとえば第1段差部20cを割スリーブの内周面と一体的に形成された突起部とし、小径部10bは、フェルール10の外周面に形成された溝部としてもよい。このような形態であれば、前記突起部を前記溝部に嵌合させることにより、フェルールの保持力を高めることができるとともに、ウイグル特性を改善できる。
図4は、本発明に係る光レセプタクル1を備えた光モジュール3の断面図である。この光モジュール3は、光レセプタクル1および光素子ユニット60を備えている。光素子ユニット60は、光素子61と、レンズ62と、筐体63とを備える。
光素子61は、フェルール10に挿入された光ファイバ12に向けて光を出射するための発光素子、または、光ファイバ12を介して導出された光を受光するための受光素子である。発光素子としては、半導体レーザやLEDなどの発光ダイオードなどが挙げられ、受光素子としては、受信用のPD(フォトダイオード)などが挙げられる。
レンズ62は、光素子61が発光素子の場合は該発光素子から出射された光を集光して光ファイバ12に導入する機能を担い、光素子61が受光素子の場合は光ファイバ12から出射された光を集光して該受光素子に導入する機能を担う部材である。
筐体63は、光素子61およびレンズ62を収容するための部材であり、接合用リング64を介して光レセプタクル1に例えば溶接により接合される。筐体63を構成する材料としては、ステンレス、銅、鉄、ニッケルなどの溶接可能なものが挙げられ、中でも耐腐食性や溶接性の観点からステンレスが好適である。
以上のように構成された光モジュール3では、プラグ50が挿入される割スリーブ20が、その内壁に、内径が他の部位に比べて小さい第1段差部20cを有し、割スリーブ20の外壁に、外径が他の部位に比べて大きい第2段差部20dを有し、割スリーブ20は高い強度を有するため、割スリーブ20の径外方向への拡張が抑制され、ウイグル特性が改善される。従って、本実施形態によれば、横方向から荷重がかかっても、光の挿入損失を低減できる。
(実施の形態2)
本発明に係る実施の形態2の光レセプタクル1は、実施の形態1のように割スリーブ20の内壁に周回するように第1段差部20cが設けられるのではなく、割スリーブ20の内壁にその長手方向に方形状の第1段差部21が複数設けられている。
図5aは、本発明の実施の形態2に係る光レセプタクル1を示す断面図であり、図5bは、図5aの断面に直交するA−Aについての断面図である。図5bに示すように、割スリーブ20の内壁にその長手方向に方形状の第1段差部21が4つ設けられている。第1段差部21の個数は、特に限定されるものではなく、割スリーブ20の径外方向への拡張を効果的に防止しうる限りいくつであってもよい。また第1段差部21の形状は、方形状に限定されるものではなく、円弧形状や三角形状等であってもよい。
また、フェルール10には、図5bに示すように、この方形状の第1段差部21と略同じ形状の溝部51が形成され、割スリーブ20にフェルール10を挿入した際、割スリーブ20の方形状の第1段差部21はフェルール10の第2段差部である溝部51に嵌合する。このように割スリーブ20の方形状の第1段差部21がフェルール10の溝部51に嵌合することにより、割スリーブ20の径外方向への拡張を抑制し、ウイグル特性を改善することができるとともに、フェルール10の割スリーブ20に対する回転を防止することができる。
実施の形態2において、その他の構成は実施の形態1に係る光レセプタクル1の構成と同様である。
以上のように構成された実施の形態2の光レセプタクル1では、割スリーブ20は、その内壁に方形状の第1段差部21を有し、割スリーブ20は高い強度を有するため、割スリーブ20の径外方向への拡張が抑制され、ウイグル特性が改善される。また、フェルール10には、方形状の第1段差部21と略同じ形状の溝部51が形成され、割スリーブ20の方形状の第1段差部21はフェルール10の溝部51に嵌合するため、フェルール10の割スリーブ20に対する回転を防止することができる。
本発明の実施形態1に係る光レセプタクルの断面図である。 本発明の実施形態1に係る光レセプタクルの変形例の断面図である。 本発明の実施形態1に係る光レセプタクルにおける、フェルールの変形例の斜視図である。 図1に示す光レセプタクルを採用した光モジュールを表す断面図である。 (a)は、本発明の実施形態2に係る光レセプタクルを示すものであり、(a)は割スリーブ及びフェルールの部分拡大断面図であり、(b)は、(a)の断面に直交するA−Aについての断面図である。 従来の光レセプタクルを表す断面図である。
符号の説明
1 光レセプタクル
3 光モジュール
10 フェルール
10a 大径部
10b 小径部
12 光ファイバ
20 割スリーブ
20a 割スリーブの一端
20b 割スリーブの他端
20c、21 第1段差部
20c’ 第1段差部の終端部
20d 第2段差部
20d’ 第2段差部の終端部
30 スリーブケース
40 ホルダ
40a ホルダの第1の主面
40b ホルダの第2の主面
41 圧入部
42 圧入部の底面
43 貫通孔
50 プラグ
51 フェルール
52 光ファイバ
60 光素子ユニット
61 光素子
62 レンズ
63 筐体

Claims (8)

  1. ファイバと、
    先端部分に大径部を有しそれ以外の部分が小径部とされ、内孔内に前記光ファイバを保持するフェルールと、
    長手方向の一端から他端にかけて、貫通孔および該貫通孔と外壁面との間にスリットを有し、前記フェルールの少なくとも一部を前記一端側の貫通孔内に収容する前記一端側において、内壁より突出する第1段差部、および外壁より突出する第2段差部を有するとともに、前記第1段差部を前記フェルールの前記小径部に当接させ、前記大径部を前記貫通孔の前記第1段差部の他端側に収容して前記フェルールを保持する割スリーブと、
    第1主面に凹部を有し、前記割スリーブの前記一端から外方向に突出した前記小径部が、前記第1主面に設けられた前記凹部の底面から第2主面まで貫通する貫通孔に挿入され、前記割スリーブの一端面が前記凹部の底面に当接するように前記フェルールおよび前記割スリーブを保持するホルダと、
    備えた光レセプタクル。
  2. 前記第1段差部は、前記割スリーブの内周面と一体的に形成された突起部であり、前記小径部は、前記フェルールの外周面に形成された溝部であることを特徴とする請求項1に記載の光レセプタクル。
  3. 前記第1段差部は、前記割スリーブの周方向に亘って設けられ、前記小径部は、前記フェルール周方向に亘って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光レセプタクル。
  4. 前記割スリーブの前記一端側から前記他端側に向けて形成された前記第1段差部および前記第2段差部の終端の位置、互いに異なっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光レセプタクル。
  5. 前記第2段差部の前記終端部は、前記第1段差部の前記終端部よりも前記割スリーブの前記他端側に位置していることを特徴とする請求項4に記載の光レセプタクル。
  6. 前記第2段差部の終端部は、前記割スリーブの前記他端側における前記フェルールの端面よりも、前記割スリーブの他端側に位置していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の光レセプタクル。
  7. 前記フェルールは、前記小径部の外周面に、前記割スリーブのスリット内に突出する突条部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光レセプタクル。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の光レセプタクルと、
    前記光ファイバに向けて光を出射する、又は、前記光ファイバを介して光を受ける光素子と、
    前記光レセプタクルに接続され、かつ前記光素子を収容する筐体と、
    を備える光モジュール。
JP2008082646A 2007-09-28 2008-03-27 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール Expired - Fee Related JP4986905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082646A JP4986905B2 (ja) 2007-09-28 2008-03-27 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007255659 2007-09-28
JP2007255659 2007-09-28
JP2008082646A JP4986905B2 (ja) 2007-09-28 2008-03-27 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009098603A JP2009098603A (ja) 2009-05-07
JP4986905B2 true JP4986905B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=40701627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008082646A Expired - Fee Related JP4986905B2 (ja) 2007-09-28 2008-03-27 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4986905B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6423456B2 (ja) * 2015-01-22 2018-11-14 京セラ株式会社 光レセプタクルの製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3405969B2 (ja) * 1999-11-09 2003-05-12 日本電信電話株式会社 変換コネクタ用プラスチック割りスリーブ
JP2001242341A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Alps Electric Co Ltd 光ファイバコネクタ及びそれを用いた光通信モジュール
JP2003043313A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Kyocera Corp 光レセプタクル及びそれを用いた光モジュール
JP2005004168A (ja) * 2003-05-16 2005-01-06 Toto Ltd 光レセプタクル
JP4038163B2 (ja) * 2003-05-16 2008-01-23 京セラ株式会社 光レセプタクル
JP2007072255A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toto Ltd 光レセプタクル
JP2007079422A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Adamant Kogyo Co Ltd 光レセプタクル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009098603A (ja) 2009-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3314667B2 (ja) 光レセプタクル
US6953290B2 (en) Sleeve assembly and optical sub-assembly using the same
JP4986905B2 (ja) 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール
JP2007171697A (ja) ファイバスタブとそれを用いた光レセプタクルおよび光レセプタクルモジュール
JP4785663B2 (ja) 光レセプタクル及びそれを用いた光モジュール
JP2009058555A (ja) 光通信用部品およびその製造方法、ならびにこれを用いた光レセプタクル、光モジュール
JP2006308923A (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2006308907A (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP3777359B2 (ja) 精密スリーブ型レセプタクル
JP4828981B2 (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2007148091A (ja) ファイバスタブとそれを用いた光レセプタクルおよび光レセプタクルモジュール
JP2008083438A (ja) 光レセプタクル及びそれを用いた光モジュール
JP5253543B2 (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2007011241A (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2010079027A (ja) 光レセプタクルおよびこれを用いた光モジュール
JP4409303B2 (ja) 光レセプタクル及びそれを用いた光モジュール
JP2004133299A (ja) 光モジュール
JP2007264615A (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP4105924B2 (ja) 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール
JP2009098684A (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2004317848A (ja) 光レセプタクル及びそれを用いた光モジュール
JP2008158489A (ja) 光レセプタクルおよびこれを用いた光モジュール
JP2003043313A (ja) 光レセプタクル及びそれを用いた光モジュール
JP2006039334A (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2004325605A (ja) 光レセプタクル及びこれを用いた光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees