JP4986653B2 - 段ボール箱 - Google Patents
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Description
これは、図6及び図7に示すように、互いに連続して枠状に形成される4つの矩形状の側壁11,12,13,14に基端縁5が夫々連設された第1乃至第4フラップ1,2,3,4を有し、第1フラップ1の第1一端部1aにこの第1一端部1aに隣接する第2フラップ2の第2他端部2bを上から重ね、第2フラップ2の第2一端部2aにこの第2一端部2aに隣接する第3フラップ3の第3他端部3bを上から重ね、第3フラップ3の第3一端部3aにこの第3一端部3aに隣接する第4フラップ4の第4他端部4aを上から重ね、第4フラップ4の第4一端部4aを上記の第1フラップ1の第1他端部1bの上に重ね、更に、第1他端部1bと第4一端部4aとを連結手段100により連結し、第1乃至第4フラップ1,2,3,4の先端縁6によって天面15に開口16を形成するようにしている。
また、頭部104の下縁が係合孔102の周囲に当接して抜け止めされるが、頭部104の下縁は線状なので、それだけ、押さえが弱くなって、この点でも押さえが不十分になってしまうという問題があった。このため、段ボール箱の中に詰めた品物の盛り上がりを押さえることが十分にできずに、段ボール箱の積み上げ時の安定を損ねてしまう原因になっているという問題があった。
更にまた、第1他端部1bと第4一端部4aとを連結する際は、軸部102を第1他端部1bから引起こし、頭部104を湾曲させて係合孔102に挿通するが、軸部103は小片なのでので、引起こししにくく、また、小さいことから係合孔102へ挿通させにくく、連結の操作性が極めて悪いという問題もあった。
上記連結手段を、上記第1フラップの第1他端部及び上記第4フラップの第4一端部に形成され、上記第4フラップの第4一端部を上記第1フラップの第1他端部の上に重ねた状態で、該第1フラップを引き上げることにより、互いに係合する一方溝及び他方溝で構成し、該一方溝及び他方溝を、該一方溝及び他方溝同士を係合させたとき、上記第1フラップの一方溝より先端縁側の先端角部によって上記第4フラップの他方溝より先端縁側の先端片部を押え、上記第4フラップの他方溝より基端縁側の基端片部によって上記第1フラップの一方溝より基端縁側の基端角部を押えることができるように形成した構成としている。
図1乃至図5には、本発明の実施の形態に係る段ボール箱Bを示す。この段ボール箱Bは、図1及び図2に示すように、互いに連続して枠状に形成される4つの矩形状の側壁11,12,13,14を有している。10は側壁11,12,13,14同士を接合して枠状にするための凸片10である。4つの側壁11,12,13,14の下縁部には、夫々、組み合わされあるいは図示外のステープルで止められて底壁20を構成する4つの底壁フラップ21,22,23,24が連設されている。
そして、第4フラップ4の第4一端部4aと第1フラップ1の第1他端部1bとは連結手段30により連結される。これにより、第1乃至第4フラップ1,2,3,4により天面15が構成され、第1乃至第4フラップ1,2,3,4の先端縁6によって天面15に開口16が形成される。
更に、図3及び図4に示すように、一方溝31及び他方溝32の底部には、基準線Pに対して互いに鏡面対称に形成されるとともに上記第1及び第4フラップ4の基端縁5に平行な方向に切り欠かれ互いに係合する舌片状の切欠き40,41が設けられている。
また、図3に示すように、第1フラップ1と第4フラップ4の互いに隣接する側縁42,43は、互いに離間するように基端縁5から先端縁6に向けて傾斜形成されている。
先ず、図1(a)に示すように、第1フラップ1の第1一端部1aに、第1一端部1aに隣接する第2フラップ2の第2他端部2bを上から重ね、第2フラップ2の第2一端部2aに、第2一端部2aに隣接する第3フラップ3の第3他端部3bを上から重ね、第3フラップ3の第3一端部3aに、第3一端部3aに隣接する第4フラップ4の第4他端部4bを上から重ねる。第4フラップ4の第4一端部4aは、第1フラップ1の第1他端部1bの上に重ねた状態にしておく。
また、第1フラップ1の引き上げの際には、一方溝31及び他方溝32が、基準線Pに対して互いに鏡面対称に形成されているので、互いに係合しやすく、この点でも組み立ての操作性が向上させられる。更に、第1フラップ1を引き上げる際には、主に第1フラップ1の先端角部33の先端33a及び第4フラップ4の先端片部34の先端34aが、他と擦れ合うようになることがあるが、これらの先端は曲線で面取り形成されているので、円滑に摺動し、そのため、この点でも組み立ての操作性が向上させられる。
1 第1フラップ
1a 第1一端部
1b 第1他端部
2 第2フラップ
2a 第2一端部
2b 第2他端部
3 第3フラップ
3a 第3一端部
3b 第3他端部
4 第4フラップ
4a 第4一端部
4b 第4他端部
5 基端縁
6 先端縁
10 凸片
11,12,13,14 側壁
15 天面
16 開口
17 連設線
20 底壁
21,22,23,24 底壁フラップ
30 連結手段
31 一方溝
32 他方溝
33 先端角部
34 先端片部
35 基端角部
36 基端片部
P 基準線
40,41 切欠き
42,43 側縁
Claims (3)
- 互いに連続して枠状に形成される4つの矩形状の側壁に基端縁が夫々連設された第1乃至第4フラップを有し、上記第1フラップの第1一端部に該第1一端部に隣接する上記第2フラップの第2他端部を上から重ね、該第2フラップの第2一端部に該第2一端部に隣接する上記第3フラップの第3他端部を上から重ね、該第3フラップの第3一端部に該第3一端部に隣接する上記第4フラップの第4他端部を上から重ね、該第4フラップの第4一端部と上記第1フラップの第1他端部とを連結手段により連結し、上記第1乃至第4フラップの先端縁によって天面に開口を形成して組み立てられる段ボール箱において、
上記連結手段を、上記第1フラップの第1他端部及び上記第4フラップの第4一端部に形成され、上記第4フラップの第4一端部を上記第1フラップの第1他端部の上に重ねた状態で、該第1フラップを引き上げることにより、互いに係合する一方溝及び他方溝で構成し、該一方溝及び他方溝を、該一方溝及び他方溝同士を係合させたとき、上記第1フラップの一方溝より先端縁側の先端角部によって上記第4フラップの他方溝より先端縁側の先端片部を押え、上記第4フラップの他方溝より基端縁側の基端片部によって上記第1フラップの一方溝より基端縁側の基端角部を押えることができるように形成し、
上記一方溝及び他方溝を、上記第1フラップが設けられる側壁と上記第4フラップが設けられる側壁との連設線に沿う基準線に対して、互いに鏡面対称に形成し、
上記一方溝及び他方溝の底部に、上記基準線に対して互いに鏡面対称に形成されるとともに上記第1及び第4フラップの基端縁に平行な方向に切り欠かれ互いに係合する切欠きを設けたことを特徴とする段ボール箱。 - 少なくとも上記第1フラップの先端角部の先端及び上記第4フラップの先端片部の先端を曲線で面取り形成したことを特徴とする請求項1記載の段ボール箱。
- 上記第1フラップと上記第4フラップの互いに隣接する側縁を、互いに離間するように基端縁から先端縁に向けて傾斜形成したことを特徴とする請求項1または2記載の段ボール箱。
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