JP4986531B2 - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4986531B2
JP4986531B2 JP2006211635A JP2006211635A JP4986531B2 JP 4986531 B2 JP4986531 B2 JP 4986531B2 JP 2006211635 A JP2006211635 A JP 2006211635A JP 2006211635 A JP2006211635 A JP 2006211635A JP 4986531 B2 JP4986531 B2 JP 4986531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
magnet
running surface
welding torch
brackets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006211635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008036655A (ja
Inventor
彰宏 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKUHO Co Ltd
Original Assignee
KOKUHO Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOKUHO Co Ltd filed Critical KOKUHO Co Ltd
Priority to JP2006211635A priority Critical patent/JP4986531B2/ja
Publication of JP2008036655A publication Critical patent/JP2008036655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4986531B2 publication Critical patent/JP4986531B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、台車上に溶接トーチを搭載して自動溶接を行う溶接装置に関するものである。
従来、上記した溶接装置としては、例えば、自走可能な台車と、この台車に搭載した溶接トーチと、この溶接トーチを保持する溶接トーチ保持部と、台車の内部に配置されて台車走行面に接近離間可能とした主磁石と、台車の外部に着脱可能に取り付けられた補助磁石を備えたものがあった。
特開平8−90288号公報
ところが、上記した従来の溶接装置では、台車の内部において主磁石を移動させるようにしているので、主磁石の駆動機構を台車内に配置する分だけ、台車における溶接トーチ保持部のレイアウトが制約を受けるうえ、補助磁石を台車に装着した場合には、台車を移動させる際の引き離しに大きな力が必要で、作業性が悪いという問題を有しており、この問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、台車上における溶接トーチ保持部の設計の自由度を拡げることができるうえ、作業性を向上させることが可能である溶接装置を提供することを目的としている。
本発明は、走行面上を自走可能な台車と、この台車に搭載した溶接トーチと、この溶接トーチを台車の上下方向及び前後左右方向に移動可能に保持する溶接トーチ保持部とを備え、台車の前面,後面及び両側面のうちの少なくともいずれか一つの面には、吸着面を台車走行面と対向させた状態で台車を走行面に走行可能に吸着するマグネットを配置すると共に、このマグネットの吸着面が台車走行面と対向する吸着モードと台車走行面と直交する解放モードとを切替えるマグネット駆動機構を設けており、マグネット駆動機構は、台車に固定した一対のブラケットと、これらのブラケットにそれぞれ形成した走行面に沿う長孔と、マグネットの両側面に設けられてブラケットの各長孔にそれぞれ摺動可能に嵌合したスライダと、吸着モード及び解放モードのいずれかを選択してスライダをブラケットの長孔に沿って摺動させつつマグネットをスライダ回りに回動させる操作レバーと、一対のブラケット間に位置して解放モードにおいて台車走行面と直交するマグネットの吸着面と対向して直交状態を維持する被吸着盤を具備したことを特徴としている。
本発明の溶接装置において、台車を走行面に走行可能に吸着するマグネットを台車の前面,後面及び両側面のうちの少なくともいずれか一つの面に配置しているので、主磁石を台車の内部に移動可能に配置している従来の溶接装置と比べて、台車上における溶接トーチ保持部の設計の自由度が拡がることとなる。
また、マグネット駆動機構によって吸着モードと解放モードとを切替えることで、台車の前面,後面及び両側面のうちの少なくともいずれか一つの面に配置したマグネットの吸着面を、台車走行面と対向させたり直交させたりし得るので、例えば、台車を移動させる際には、マグネット駆動機構により解放モードを選択して、マグネットの吸着面を台車走行面に対して直交させれば、台車を台車走行面から容易に引き離し得ることとなり、その結果、作業性の向上が図られることとなる。
本発明の溶接装置によれば、上記した構成としているので、台車上における溶接トーチ保持部の設計の自由度を拡げることができるだけでなく、作業性の向上をも実現することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
本発明の溶接装置において、マグネット駆動機構は、台車に固定した一対のブラケットと、これらのブラケットにそれぞれ形成した走行面に沿う長孔と、マグネットの両側面に設けられてブラケットの各長孔にそれぞれ摺動可能に嵌合したスライダと、吸着モード及び解放モードのいずれかを選択してスライダをブラケットの長孔に沿って摺動させつつマグネットをスライダ回りに回動させる操作レバーと、一対のブラケット間に位置して解放モードにおいて台車走行面と直交するマグネットの吸着面と対向して直交状態を維持する被吸着盤を具備している構成とすることができる。
この構成を採用すると、マグネット駆動機構の操作レバーを回動操作するだけで、マグネットの吸着面を台車走行面と対向させたり直交させたりし得るので、マグネットの吸着モード及び解放モードの切替えが容易になされることとなる。
また、本発明の溶接装置において、溶接トーチに栗形の動作軌跡を描かせるべくトーチ保持部を前後左右に動作させる制御部を設けた構成とすることができる。
この構成を採用した場合には、カム機構を用いて溶接トーチに栗形の動作軌跡を描かせる場合と比較して、動作パターンを細かく設定し得ることとなり、開先の形状や被溶接部材の傾きに対応し得ることとなる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の溶接装置の一実施例を示している。図1に示すように、この溶接装置1は、台車2と、この台車2に搭載した溶接トーチ3と、この溶接トーチ3を保持する溶接トーチ保持部4を備えており、台車2は、台車本体21上に固定した図示しない正逆回転可能な減速機構付きモータの動力を台車本体21の前後左右に配置した合計4個のゴム車輪22に伝達することで、台車走行面A上を自走可能となっている。
溶接トーチ保持部4は、台車2の前後左右方向に移動可能としたテーブル41と、このテーブル41上に設けたスタンド42に上下方向に位置調節可能に取り付けたトーチホルダ43と、このトーチホルダ43に溶接トーチ3を軸方向に移動可能に固定する図示しないクランプを具備している。
この場合、台車本体21上には、テーブル41の動作をコントロールする制御部5が設けてあり、この制御部5は、溶接トーチ3に栗形の動作軌跡Tを描かせるべく、溶接トーチ保持部4のテーブル41の前後左右方向の移動を制御するようになっている。
また、この溶接装置1は、台車2の前面及び後面(図1では後面のみ示す)に、吸着面6aを台車走行面Aと対向させた状態で台車2を台車走行面Aに走行可能に吸着するマグネット6を配置していると共に、このマグネット6の吸着面6aが台車走行面Aと対向する吸着モードと台車走行面Aと直交する解放モードとを切替えるマグネット駆動機構7を備えている。
マグネット駆動機構7は、図2及び図3にも示すように、台車2の台車本体21に固定した一対のブラケット71と、これらのブラケット71にそれぞれ形成した台車走行面Aに沿う長孔72と、マグネット6の両側面に設けられてブラケット71の各長孔72にそれぞれ摺動可能に嵌合したスライダ73と、マグネット6の上面に配置した操作レバー74を具備している。
このマグネット駆動機構7では、操作レバー74を操作することで、スライダ73をブラケット71の長孔72に沿って摺動させつつマグネット6をスライダ73回りに回動させるようになっており、これによって、マグネット6の吸着面6aが台車走行面Aと対向する吸着モード(図2に実線で示す状態)と、マグネット6の吸着面6aが台車走行面Aと直交する解放モード(図2に仮想線で示す状態)とを切替えることができるものとなっている。
この実施例では、一対のブラケット71,71間に被吸着盤75を配置するようにしており、解放モードにおいて、台車走行面Aと直交するマグネット6の吸着面6aが被吸着盤75と対向するように成すことで、その直交状態を維持することができるようにしてある。
また、この実施例では、マグネット6の両側面にローラ76を設けており、マグネット6をスライダ73回りに回動させる際に、これらのローラ76が被吸着盤75上を移動するように成すことによって、マグネット6をスムースに回動させることができるようにしてある。
上記した溶接装置1において、台車2を台車走行面Aに走行可能に吸着するマグネット6を台車2の前面及び後面に配置しているので、主磁石を台車の内部に移動可能に配置している従来の溶接装置と比べて、台車2上における溶接トーチ保持部4の設計の自由度が拡がることとなる。
また、マグネット駆動機構7によって吸着モードと解放モードとを切替えることで、台車2の前面及び後面に配置したマグネット6の吸着面6aを、台車走行面Aと対向させたり直交させたりすることができるので、例えば、台車2を移動させる際には、マグネット駆動機構7により解放モードを選択して、マグネット6の吸着面6aを台車走行面Aに対して直交させれば、台車2を台車走行面Aから容易に引き離し得ることとなり、その結果、作業性の向上が図られることとなる。
そして、吸着モードと解放モードとの切替えに際しては、マグネット駆動機構7の操作レバー74を回動操作するだけで、マグネット6の吸着面6aを台車走行面Aと対向させたり直交させたりし得るので、マグネット6のモードの切替えが容易になされることとなる。
さらに、上記した溶接装置1において、溶接トーチ3に栗形の動作軌跡Tを描かせるべくトーチ保持部4のテーブル41の前後左右方向の移動をコントロールする制御部5を備えているので、カム機構を用いて溶接トーチに栗形の動作軌跡を描かせる場合と比較して、動作パターンを細かく設定することができ、したがって、開先の形状や被溶接部材の傾きに迅速に対応し得ることとなる。
上記した実施例では、台車2を台車走行面Aに走行可能に吸着するマグネット6及びこのマグネット6を回動させるマグネット駆動機構7を台車2の前面及び後面に配置した場合を示したが、これに限定されるものではなく、マグネット6及びマグネット駆動機構7を台車2の前面及び後面のうちのいずれか一方に設けたり、台車2の少なくともいずれか一方の側面に設けたりすることも可能である。
本発明の溶接装置の一実施例を示す全体斜視説明図である。(実施例1) 図1に示した溶接装置のマグネット及びマグネット駆動機構の側面説明図である。(実施例1) 図1に示した溶接装置のマグネット及びマグネット駆動機構の正面説明図である。(実施例1)
符号の説明
1 溶接装置
2 台車
3 溶接トーチ
4 溶接トーチ保持部
5 制御部
6 マグネット
6a 吸着面
7 マグネット駆動機構
71 ブラケット(マグネット駆動機構)
72 長孔(マグネット駆動機構)
73 スライダ(マグネット駆動機構)
74 操作レバー(マグネット駆動機構)
75 被吸着盤(マグネット駆動機構)
A 台車走行面
T 溶接トーチの栗形動作軌跡

Claims (2)

  1. 走行面上を自走可能な台車と、この台車に搭載した溶接トーチと、この溶接トーチを台車の上下方向及び前後左右方向に移動可能に保持する溶接トーチ保持部とを備え
    台車の前面,後面及び両側面のうちの少なくともいずれか一つの面には、吸着面を台車走行面と対向させた状態で台車を走行面に走行可能に吸着するマグネットを配置すると共に、このマグネットの吸着面が台車走行面と対向する吸着モードと台車走行面と直交する解放モードとを切替えるマグネット駆動機構を設けており、
    マグネット駆動機構は、台車に固定した一対のブラケットと、これらのブラケットにそれぞれ形成した走行面に沿う長孔と、マグネットの両側面に設けられてブラケットの各長孔にそれぞれ摺動可能に嵌合したスライダと、吸着モード及び解放モードのいずれかを選択してスライダをブラケットの長孔に沿って摺動させつつマグネットをスライダ回りに回動させる操作レバーと、一対のブラケット間に位置して解放モードにおいて台車走行面と直交するマグネットの吸着面と対向して直交状態を維持する被吸着盤を具備していることを特徴とする溶接装置。
  2. 溶接トーチに栗形の動作軌跡を描かせるべくトーチ保持部を前後左右に動作させる制御部を設けた請求項1に記載の溶接装置。
JP2006211635A 2006-08-03 2006-08-03 溶接装置 Active JP4986531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006211635A JP4986531B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006211635A JP4986531B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 溶接装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008036655A JP2008036655A (ja) 2008-02-21
JP4986531B2 true JP4986531B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=39172268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006211635A Active JP4986531B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 溶接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4986531B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6280759B2 (ja) * 2014-02-03 2018-02-14 小池酸素工業株式会社 走行台車
JP6792526B2 (ja) * 2017-07-27 2020-11-25 小池酸素工業株式会社 走行台車
CN109732253A (zh) * 2019-02-27 2019-05-10 西安理工大学 卡车车厢自动化焊接设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229872U (ja) * 1985-08-07 1987-02-23
JPH08300151A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Kawasaki Steel Corp ガスシールドアーク自動溶接方法
JP3472004B2 (ja) * 1995-12-20 2003-12-02 住重テクノセンター株式会社 加工台車
JP3188837B2 (ja) * 1996-03-25 2001-07-16 株式会社神戸製鋼所 無軌条自走式溶接用走行台車
JPH10277779A (ja) * 1997-04-04 1998-10-20 Sumijiyuu Techno Center Kk 加工台車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008036655A (ja) 2008-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105992670B (zh) 被适配成沿着工件移动并且具有从焊炬到工件的未中断视线的移动式焊机
JP6651015B2 (ja) 無人搬送車の牽引装置およびこれを備える無人搬送車
KR101122269B1 (ko) 용접토치 위치조절 모듈 및 용접 캐리지
JP4986531B2 (ja) 溶接装置
KR101796639B1 (ko) 자동차의 조향시스템 이동장치
KR20110101493A (ko) 용접용 캐리지의 가이드 장치 및 이를 구비한 자동용접장치
JP3204508U (ja) ハンドレスト
JP5370120B2 (ja) ワーク搬送装置
KR101836702B1 (ko) 슬라이딩 장치
KR101356240B1 (ko) 자동용접기
CN103480156A (zh) 可移动玩具
JP4259249B2 (ja) バッテリ用交換台車
JP2006026668A (ja) 溶接台車
KR101247765B1 (ko) 이동 장치
JP3188837B2 (ja) 無軌条自走式溶接用走行台車
JP6280759B2 (ja) 走行台車
JP2006097934A (ja) 空気調和機
JP2020172156A (ja) 搬送車
JP2005349859A (ja) 磁性体面走行車
JP2009006752A (ja) 走行車両
JP2008302795A (ja) 作業機械のシート構造
JP5268129B2 (ja) 走行台車
JP2004141884A (ja) 作業用走行台車
JP2010000842A (ja) キャスター
JP3917752B2 (ja) 競争ゲーム装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120411

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4986531

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250