JP4985981B2 - 補助加圧ポンプの断続運転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧装置の断続運転制御装置に関するものである。
この種のスプリンクラー設備は、屋内で発生した火災によって生じた熱を感知し、火災部位に水を自動的に放水することにより、火災を消火する消火設備として知られている。このスプリンクラー設備には、閉鎖型と、開放型とがあるが、開放型は本願と関係がないので、以後、閉鎖型湿式スプリンクラー設備について説明する。
この閉鎖型湿式スプリンクラー設備は、閉鎖型スプリンクラーヘッド(以下、単に「スプリンクラーヘッド」という)まで水が常時加圧されていて、スプリンクラーヘッドが火災等で発生した熱によって溶解開口することにより、スプリンクラーヘッドから散水することにより消火する設備である。
図5は、従来の閉鎖型湿式スプリンクラー設備の構成を示すシステム構成図である。
図5において、閉鎖型湿式スプリンクラー設備は、スプリンクラー消火装置10と、補助加圧装置30とから構成されている(特許文献1)。
スプリンクラー消火装置10は、スプリンクラー設備の主要な部分であって、火災消火を行う重要な構成部分である。このスプリンクラー消火装置10は、主なものを挙げると、水槽11と、吸込管12と、消火ポンプ13と、逆止弁14と、消火水主管15と、圧力タンク16と、流水検知装置17と、枝管18と、スプリンクラーヘッド19と、メイン圧力スイッチ20と、消火ポンプ制御装置21と、モータ22と、流水検知用圧力スイッチ24と、火災受信機25とから構成されている。なお、配管15aは、その一端が圧力タンク16の下部に、その他端が消火水主管15に、それぞれ連通されている。また、吸込管12の下端(水槽11の下部側)にはフート弁12aが設けられている。
補助加圧装置30は、スプリンクラー消火装置10の消火水主管15の圧力を、補助用圧力スイッチで監視していて、消火水主管15内部の圧力が所定の検出圧より低くなったときに消火水主管15内を加圧し、消火水主管15内が一定の圧力に達したときに加圧を停止する装置である。この補助用圧力スイッチの検出圧力は、メイン圧力スイッチ20の検出圧力よりも高く設定されていて、この検出圧になるとオン信号を出し、当該検出圧より一定圧高くなったときにオフ信号を出力するスイッチである。
この補助加圧装置30は、吸込管31と、補助加圧ポンプ32と、逆止弁33と、導管34と、補助加圧ポンプ制御装置35と、補助用圧力スイッチ36と、モータ37とから構成されている。
このような構成の閉鎖型湿式スプリンクラー設備におけるスプリンクラー消火系統の動作について説明する。
まず初めて稼働する場合、圧力タンク16の圧力が低いことをメイン圧力スイッチ20が検出し、消火ポンプ制御装置21がモータ22を運転して消火ポンプ13が水槽11内の水を汲み上げ、逆止弁14と消火水主管15を介して枝管18と圧力タンク16に給水する。ついで、消火水主管15と枝管18の圧力がメイン圧力スイッチ20の設定圧力に達すると、それをメイン圧力スイッチ20が検出し、その検出信号を消火ポンプ制御装置21に与えることにより、消火ポンプ制御装置21はモータ22を停止して消火ポンプ13を停止する。逆止弁14の作用により、配管(消火水主管15、枝管18)内は、所定圧力に保った状態になる。
一方、スプリンクラーヘッド19が火災等によって開口すると、消火水主管15から流水検知装置17、枝管18へ水が供給されて、圧力タンク16内の圧力が急激に低下し、これをメイン圧力スイッチ20が検出し、その検出信号を消火ポンプ制御装置21に与える。消火ポンプ制御装置21は、この検出信号によってモータ22を運転し、消火ポンプ13を駆動することになる。
このとき、溶融したスプリンクラーヘッド19の枝管18に連通する流水検知装置17は、水が流れていることを流水検知用圧力スイッチ24により検出している。その検出信号が所定の遅延時間経過すると、流水検知用圧力スイッチ24は火災受信機25に検出信号を送る。火災受信機25は、これを受信して火災警報を発したり、消防機関へ火災発生を通報する。
次に、補助加圧装置30の動作について図6を参照しながら説明する。
図6は、閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧系統の正常時の動作を説明するためのタイミングチャートであって、横軸に時間を、縦軸に配管内圧力の状態と圧力スイッチの動作と補助加圧ポンプの動作を、それぞれ示したものである。なお、図6において、Tは流水検知装置17の遅延時間を示す。
気温の低下等により枝管18の空気が収縮して枝管18内の圧力が低下すると、消火水主管15から流水検知装置17を介して枝管18側に水が流れ込むことにより、消火水主管15内の圧力も低下する。消火水主管15内の圧力が、図6の時刻t20〜t21に示すように低下してゆき、時刻t21で例えば1.1[MPa]まで低下すると、補助用圧力スイッチ36がこれを検出してオンとなり(図6の時刻t21)、この検出信号を補助加圧ポンプ制御装置35に与える。補助加圧ポンプ制御装置35は、この検出信号によりモータ37を運転し、補助加圧ポンプ32を駆動し始める(図6の時刻t21)。これにより、補助加圧ポンプ32から水が消火水主管15に供給されることになり、消火水主管15内の圧力も図6の時刻t21〜t22に示すように徐々に上昇してゆき、消火水主管15の圧力が例えば1.3[MPa]に達すると(図6の時刻t22)、補助用圧力スイッチ36がこれを検出してオフとなり、補助加圧ポンプ制御装置35は補助加圧ポンプ32の運転を停止する((図6の時刻t22)。この補助加圧ポンプ32の運転時間(図6の時刻t21〜t22)が、流水検知用圧力スイッチ24の遅延時間T(例えば10[秒]程度)内であれば、言い換えれば、この遅延時間T内に流水検知装置17の一次側から二次側への流水がなくなれば、空気の収縮によるものであるとし、流水検知用圧力スイッチ24は圧力検出信号を出さない。このようにする理由は、流水検知装置17に所定の水量が流れても、遅延時間T内に流水がなくなれば空気の収縮によるものであるとし、誤報が発生されるのを防止するためである。なお、流水検知装置17の遅延時間を得る方法としては、例えば、液溜ピストンの上下道を利用する方法(特開平7−47147号公報)や、タイマーを用いる方法(特開2002−65885号公報)がある。さらに、流水検知用圧力スイッチが作動しない流量(以下、「不作動流量」という。)が補助加圧ポンプの吐出流量より十分に大きかったため、補助加圧ポンプの運転によって流水検知用圧力スイッチが誤動作するようなことはなかった。
特許第2645618号公報
ところで、近年、閉鎖型湿式スプリンクラー設備は、スプリンクラーヘッドが開放されたときにおける流出流量が少ない設備も多く用いられるようになってきている。これに伴って、流水検知装置17の感度が高度、すなわち、不作動流量が小さくなってきているという傾向になっている。
このような傾向のある閉鎖型湿式スプリンクラー設備における不都合な動作について図7を参照しながら説明する。
図7は、閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧系統の不都合な動作を説明するためのタイミングチャートであって、横軸に時間を、縦軸に配管内圧力の状態と圧力スイッチの動作と補助加圧ポンプの動作を、それぞれ示したものである。なお、図7において、Tは流水検知装置17の遅延時間を示す。
気温の低下等により枝管18内の空気が収縮し圧力が低下すると、消火水主管15内の圧力が、図7の時刻t20〜t21に示すように低下してゆき、時刻t21で1.1[MPa]まで低下すると、補助用圧力スイッチ36がこれを検出してオンとなり(図7の時刻t21)、この検出信号を補助加圧ポンプ制御装置35に与える。補助加圧ポンプ制御装置35は、この検出信号によりモータ37を運転し、補助加圧ポンプ32を駆動し始める(図7の時刻t21)。これにより、補助加圧ポンプ32から水が消火水主管15に供給されることになり、消火水主管15内の圧力も図7の時刻t21〜t24に示すように徐々に上昇してゆく。
しかしながら、流水検知装置17の感度をよくしているため、すなわち、不作動流量が小さくなっているため、流水検知装置17は少ない流量でも遅延動作を開始し、かつ、遅
延時間T(図7の時刻t23)を超えても、消火水主管15内の圧力が1.3[MPa]に達しないような場合には、火災受信機25から火災発生の通報が発せられてしまったり、消防機関に火災発生を通報したりし、混乱を引き起こす事態が発生してしまうという不都合があった。
本発明は、上記従来技術の不都合を解消し、流水検知装置の誤作動を防止した閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧装置の断続運転制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る補助加圧ポンプの断続運転装置は、閉鎖型スプリンクラーヘッドまで水が常時加圧されていて、スプリンクラーヘッドが火災等で発生した熱によって開口することにより、スプリンクラーヘッドから散水する閉鎖型湿式スプリンクラー設備であって、消火水主管の圧力を検出する補助用圧力スイッチと、補助加圧ポンプを運転制御する補助加圧ポンプ制御装置とを少なくとも備えた補助加圧装置において、
補助用圧力スイッチと補助加圧ポンプ制御装置との間に配置され、前記補助用圧力スイッチからの検出信号を受信している間中、予め設定した時間だけオン、予め設定された時間だけオフを繰り返す断続信号に変換して補助加圧ポンプ制御装置に与える信号アダプタを設けたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の補助加圧ポンプの断続運転装置において、前記信号アダプタは、前記補助用圧力スイッチからの検出信号を受信している間中、断続信号の1サイクルを、流水検知装置の遅延時間より短い時間オン、流水検知装置の遅延動作のリセットに要する時間を考慮した所定時間だけオフとなる断続信号として出力できる構成としたことを特徴とするものである。
このように本発明によれば、メイン圧力スイッチの検出圧力より高く設定された補助用圧力スイッチが消火水主管の圧力低下を検出すると、補助用圧力スイッチからの検出信号を信号アダプタに与えて、補助用圧力スイッチの圧力検出している期間中、予め設定した時間だけオン、予め設定された時間だけオフを繰り返す断続信号に信号アダプタで変換して補助加圧ポンプ制御装置に与え、補助加圧ポンプを断続運転するようにしたので、次のような利点を得ることができる。
(1)消火水主管の圧力低下を検出して消火水主管内を断続的に加圧するため、流水検知装置の流水検知用圧力スイッチから誤報の発生がない。
(2)簡単な構成で高い信頼性を得ることができる。
(3)断続時間を調整できるので、現場の状況に合った最適な状態に設定でき、より信頼性の高い設備とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図4は本発明の実施の形態を説明するための図である。また、これらの図に示される本発明の実施の形態では、従来の閉鎖型湿式スプリンクラー設備と同じ構成要素には同一符号を付して説明をすることにする。
図1は、本発明の実施の形態が適用された閉鎖型湿式スプリンクラー設備の構成を示すシステム構成図である。
この図1において、閉鎖型湿式スプリンクラー設備は、大別して、スプリンクラー消火装置10と、補助加圧装置30とから構成されている。
スプリンクラー消火装置10は、スプリンクラー設備の主要な部分で、火災消火を行う重要な構成部分である。
このスプリンクラー消火装置10は、主なものは、水槽11と、吸込管12と、消火ポンプ13と、逆止弁14と、消火水主管15と、圧力タンク16と、流水検知装置17と、枝管18と、スプリンクラーヘッド19と、メイン圧力スイッチ20と、消火ポンプ制御装置21と、モータ22と、流水検知用圧力スイッチ24と、火災受信機25とから構成されている。なお、配管15aは、その一端が圧力タンク16の下部に、その他端が消火水主管15に、それぞれ連通されている。また、吸込管12の下端(水槽11の下部側)にはフート弁12aが設けられている。
次に、スプリンクラー消火装置10の詳細を説明する。水槽11は、所定容量の消火用水を蓄えている。吸込管12の図示下端側にはフート弁12aを設けられ、吸込管12の他端側は消火ポンプ13の吸込口に接続されている。消火ポンプ13の吐出側は逆止弁14を介して消火水主管15に連通されている。消火水主管15は、建物の状況に応じて配管されている。消火水主管15の所定の部位から、枝管18が分岐されている。枝管18の消火水主管15の近くには、流水検知装置17が設けられている。流水検知装置17は、消火水主管15側が一次側であり、スプリンクラーヘッド19が設けられている枝管18側が二次側である。
消火ポンプ13は、消火水主管15へ消火用水を送り込む装置である。流水検知装置17は、逆止弁の構造を有し、消火水主管15から枝管18への消火水の流れを検知し、所定の流量検知したときに流水検知用圧力スイッチ24から信号を発生させるようになっている。スプリンクラーヘッド19は、平常時は閉鎖されていて、火災時に溶融開放し、消火用水を散布できるようになっている。圧力タンク16は、温度変化による配管(消火水主管15、枝管18)内の空気の膨張収縮に起因する配管内圧力変動を、その(圧力タンク16の)内部の圧縮された空気層により吸収するものである。メイン圧力スイッチ20は、圧力タンク16内の圧力が一定以下に低下したときに信号を出力し、スプリンクラーヘッド19の作動を検出する圧力スイッチである。
メイン圧力スイッチ20の出力は、配線を介して消火ポンプ制御装置21に接続されている。消火ポンプ制御装置21は、メイン圧力スイッチ20の信号により、モータ22を運転制御する。また、消火ポンプ制御装置21は、消火ポンプ起動信号を火災受信機25へ出力し、火災受信機25は消火ポンプが起動したことを表示する。
流水検知用圧力スイッチ24の出力は、配線を介して火災受信機25に接続されている。火災受信機25は、流水検知用圧力スイッチ24からの検出信号を基に火災信号を出力する装置である。
一方、補助加圧装置30は、スプリンクラー消火装置10の消火水主管15の圧力を、補助用圧力スイッチで監視していて、消火水主管15内部の圧力が所定の検出圧より低くなったときに消火水主管15内を加圧し、消火水主管15内が一定の圧力に達したときに加圧を停止する装置である。ここで、前記補助用圧力スイッチの検出圧力は、メイン圧力スイッチ20の検出圧力よりも高く設定されていて、この検出圧になるとオン信号を出し、当該検出圧より一定圧高くなったときにオフ信号を出力するスイッチである。
この補助加圧装置30は、吸込管31と、補助加圧ポンプ32と、逆止弁33と、導管34と、補助加圧ポンプ制御装置35と、補助用圧力スイッチ36と、モータ37と、信号アダプタ40とから構成されている。
次に、補助加圧装置30の詳細を説明する。吸込管31の図示下端側にはフート弁31aを設けられ、吸込管31の他端側は補助加圧ポンプ32の吸込口に接続されている。補助加圧ポンプ32の吐出側は逆止弁33・導管34を介して消火水主管15に連通されている。導管34には、補助用圧力スイッチ36が設けられている。この補助用圧力スイッチ36は、メイン圧力スイッチ20の検出圧力よりも高い検出圧力に設定されていて、スプリンクラーヘッド19の作動ではない配管(消火水主管15、枝管18)内圧力低下を検出できる。
この補助用圧力スイッチ36の出力は信号アダプタ40に接続されていて、補助用圧力スイッチ36で検出した検出信号を信号アダプタ40に供給している。前記信号アダプタ40の出力は、ケーブルを介して補助加圧ポンプ制御装置35に接続されている。つまり信号アダプタ40は、補助用圧力スイッチ36と、補助加圧ポンプ制御装置35との間に配置された形となっている。
また、信号アダプタ40は、前記補助用圧力スイッチ36からの検出信号を受信している間中、予め設定した時間だけオン、予め設定された時間だけオフを繰り返す断続信号に変換して補助加圧ポンプ制御装置35に与えられるよう構成されている。補助加圧ポンプ制御装置35は、前記信号アダプタ40からの断続信号を基にモータ37を断続運転制御し、補助加圧ポンプ32を断続動作させることにより、流水検知装置17の流水検知用圧力スイッチ24から誤報を発生させることなく、配管(消火水主管15、枝管18)内圧力を所定の値まで高めることができる。
図2は、本発明の実施の形態が適用された閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧装置の一構成例の概要を示す構成図である。図3は本発明の実施の形態が適用された閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
この図2において、信号アダプタ40は、断続信号送出タイマー41と、電源Eとを備え、次のように構成されている。すなわち、入力端子In1は、電源Eの一方の電源線E1に接続されている。入力端子In2は、断続信号送出タイマー41の一方の電極に接続されている。断続信号送出タイマー41の他方の電極は、電源Eの他方の電源線E2に接続されている。断続信号送出タイマー41の接点41rの一端は、一方の出力端子On1に接続されている。接点41rの他端は、他方の出力端子On2に接続されている。
また、前記信号アダプタ40の入力端子In1,In2には、信号ケーブル50を介して補助用圧力スイッチ36の接点36rが接続されている。前記信号アダプタ40の出力端子On1,On2には、ケーブル60を介して補助加圧ポンプ制御装置35が接続されている。
この信号アダプタ40の動作について図3を参照しながら説明する。図3は本発明の実施の形態が適用された閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧装置の動作を説明するためのフローチャートであって、横軸に時間を、縦軸に補助用圧力スイッチ36の接点36r及び断続信号送出タイマー41の接点41rの動作を、それぞれ示したものである。
これら図2及び図3において、前記信号アダプタ40は、前記補助用圧力スイッチ36の接点36rがオンとなっている間中(図3の時刻t1〜t8の間)、断続信号の1サイクル(図3の例えば時刻t1〜t3、例えば時刻t3〜t5あるいは例えば時刻t5〜t7)を、流水検知装置17の遅延時間より短い時間オン(期間T1(時刻t1〜t2、時刻t3〜t4あるいは時刻t5〜t6))となり、かつ流水検知装置17の遅延動作のリセットに要する時間(「リセット時間」という)を考慮した所定時間だけオフ(期間T2(時刻t2〜t3、時刻t4〜t5あるいは時刻t6〜t7)))となる断続信号として出力できる。なお、前記信号アダプタ40は、補助用圧力スイッチ36の接点36rがオフでなくなった時点(図3の時刻t8)で、たとえ断続信号送出タイマー41の接点41rがオン信号の期間であっても、接点41rは直ちにオフになる。ここで、期間T1は、オンタイマーの設定時間であって、この実施の形態では例えば5[秒]に設定しているが、この期間T1は、0〜60[秒]に可変設定できる。期間T2は、オフタイマーの設定時間であって、この実施の形態では例えば10[秒]に設定しているが、この期間T1は、0〜60[秒]に可変設定できる。
次に、本発明の実施の形態が適用された閉鎖型湿式スプリンクラー設備のスプリンクラー消火装置の動作については、従来技術と同じであるので、説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態に係る閉鎖型湿式スプリンクラー設備の補助加圧ポンプの断続運転装置の動作を図4を参照しながら説明をする。
図4は、本発明の実施の形態に係る閉鎖型湿式スプリンクラー設備の補助加圧ポンプの断続運転装置の動作を説明するためのタイミングチャートであって、横軸に時間を、縦軸に配管内圧力の状態と補助用圧力スイッチ36の動作と断続信号送出タイマー41の接点41rの動作と補助加圧ポンプ32の動作を、それぞれ示したものである。なお、図4において、Tは流水検知装置17の遅延時間を示したものである。
図1ないし図4において、気温の低下等により枝管18の空気が収縮して枝管18内の圧力が低下すると、消火水主管15から流水検知装置17を介して枝管18側に水が流れ込むことにより、消火水主管15内の圧力も低下する。消火水主管15内の圧力が、図4の時刻t10〜t11に示すように低下してゆき、時刻t11で例えば1.1[MPa]まで低下すると、補助用圧力スイッチ36がこれを検出して接点36rがオンとなる検出信号を出力し(図4の時刻t11)、この検出信号を信号アダプタ40に与える。
この検出信号を受信した前記信号アダプタ40では次のように動作する。前記補助用圧力スイッチ36の接点36rがオンとなると(図4の時刻t11)、断続信号送出タイマー41に電源Eより電力が供給され接点41rがオンとなる(図4の時刻t11)。そして、信号アダプタ40では、接点36rがオンとなっている期間(時刻t11〜t20)、すなわち、断続信号送出タイマー41に電力が供給されている期間(時刻t11〜t20)、オン・オフを繰り返す断続信号を出力することになる。
さらに詳細に説明すると、断続信号送出タイマー41の接点41rがオンとなると、この接点41rのオンの状態は、流水検知装置の遅延時間Tより短い時間継続される(図4の時刻t11〜t12)。そして、断続信号送出タイマー41では、時刻t12に達すると、接点41rをオフにする。すると、消火水主管15の内部の圧力は、それほど高くないので、流水検知装置17を流れる流量も少ないため、流水検知装置17の遅延時間Tをリセットさせるリセット時間が開始する(図4の時刻t12)。このリセット時間は図4に示すように時刻t12〜t13の間継続する。したがって、図4の時刻t13より長い時間(図4の時刻t12〜t15)まで、断続信号送出タイマー41の接点41rをオフにする。この期間(図4の時刻12〜t15)、補助加圧ポンプ制御装置35は、補助加圧ポンプ32を運転しないので、消火水主管15の圧力は少し減少ぎみに圧力を保つことになる。
断続信号送出タイマー41は、図4の時刻t15に達すると、再び、接点41rをオンにし、その時点t15から時刻t16の間まで、オンを継続する。これにより、補助加圧ポンプ制御装置35は、時刻t15から時刻t16の間、補助加圧ポンプ32を運転する。これにより、消火水主管15内の圧力は再び上昇してゆくので、消火水主管15から流水検知装置17を通して枝管18に水が供給される。これを流水検知装置17が検出するが、流水検知用圧力スイッチ24から検出信号の送出される前の遅延時間Tより短い時間(時刻t15〜t16)に、補助加圧ポンプ制御装置35が補助加圧ポンプ32の運転を停止するため、消火水主管15と枝管18との圧力が釣り合い、流水検知装置17が流水を検知しなくなる。すると、時刻t16の時点で断続信号送出タイマー41の接点41rがオフとなり、以後、時刻t16〜t17の期間、前記接点41rはオフを継続する。これに伴って、この期間(図4の時刻t16〜t17)、補助加圧ポンプ制御装置35は、補助加圧ポンプ32を運転しないので、消火水主管15の圧力は少し減少ぎみに圧力を保つことになる。
このような動作を時刻t17〜t19まで繰り返すことになる。再び、時刻t19において断続信号送出タイマー41の接点41rはオンになり、この時刻t19以降、オンを継続する。しかしながら、補助用圧力スイッチ36は、時刻t20の時点で、消火水主管15内の圧力が1.3[MPa]に達したことを検出すると、接点36rをオフにしてしまう。この接点36rのオフに伴い、断続信号送出タイマー41には、電源Eから電力の供給がなくなるので、断続信号送出タイマー41の接点41rはオフとなり、全ての動作を終了することになる。
このように本発明の実施の形態に係る補助加圧ポンプの断続運転装置によれば、メイン圧力スイッチ20の検出圧力より高く設定された補助用圧力スイッチ36が消火水主管15の圧力低下を検出すると、補助用圧力スイッチ36からの検出信号を信号アダプタ40に与えて、補助用圧力スイッチ36の圧力検出している期間中、予め設定した時間だけオン、予め設定された時間だけオフを繰り返す断続信号に信号アダプタ40で変換して補助加圧ポンプ制御装置に与え、補助加圧ポンプ32を断続運転するようにしたので、次のような利点を得ることができる。
(1)消火水主管の圧力低下を検出して消火水主管内を断続的に加圧するため、流水検知装置の流水検知用圧力スイッチから誤報の発生がない。
(2)簡単な構成で高い信頼性を得ることができる。
(3)断続時間を調整できるので、現場の状況に合った最適な状態に設定でき、より信頼性の高い設備とすることができる。
なお、上記実施の形態では、断続信号送出タイマー41を機械的なイメージで記載したが、これに限定されることなく、例えば小型CPUチップ等を用いて実現してもよいことはいうまでもない。
本発明の実施の形態が適用された閉鎖型湿式スプリンクラー設備の構成を示すシステム構成図である。 本発明の実施の形態が適用された閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧装置の一構成例の概要を示す構成図である。 本発明の実施の形態が適用された閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る閉鎖型湿式スプリンクラー設備の補助加圧ポンプの断続運転装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 従来の閉鎖型湿式スプリンクラー設備の構成を示すシステム構成図である。 閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧系統の正常時の動作を説明するためのタイミングチャートである。 閉鎖型湿式スプリンクラー設備における補助加圧系統の不都合な動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10 スプリンクラー消火装置
19 スプリンクラーヘッド
15 消火水主管
32 補助加圧ポンプ
35 補助加圧ポンプ制御装置
36 補助用圧力スイッチ
40 信号アダプタ

Claims (2)

  1. 閉鎖型スプリンクラーヘッドまで水が常時加圧されていて、スプリンクラーヘッドが火災等で発生した熱によって開口することにより、スプリンクラーヘッドから散水する閉鎖型湿式スプリンクラー設備であって、消火水主管の圧力を検出する補助用圧力スイッチと、補助加圧ポンプを運転制御する補助加圧ポンプ制御装置とを少なくとも備えた補助加圧装置において、
    補助用圧力スイッチと補助加圧ポンプ制御装置との間に配置され、前記補助用圧力スイッチからの検出信号を受信している間中、予め設定した時間だけオン、予め設定された時間だけオフを繰り返す断続信号に変換して補助加圧ポンプ制御装置に与える信号アダプタを設けたことを特徴とする補助加圧ポンプの断続運転装置。
  2. 前記信号アダプタは、前記補助加圧スイッチからの検出信号を受信している間中、断続信号の1サイクルを、流水検知装置の遅延時間より短い時間オン、流水検知装置の遅延動作のリセットに要する時間を考慮した所定時間だけオフとなる断続信号として出力できる構成としたことを特徴とする請求項1記載の補助加圧ポンプの断続運転装置。
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