JPH1057518A - スプリンクラ消火設備 - Google Patents

スプリンクラ消火設備

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JPH1057518A
JPH1057518A JP22544696A JP22544696A JPH1057518A JP H1057518 A JPH1057518 A JP H1057518A JP 22544696 A JP22544696 A JP 22544696A JP 22544696 A JP22544696 A JP 22544696A JP H1057518 A JPH1057518 A JP H1057518A
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JP
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pressure
fire extinguishing
fire
water
pump
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JP22544696A
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English (en)
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Akira Matsutani
晃 松谷
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Nohmi Bosai Ltd
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリンクラヘッドから適性放水を行うため
の圧力調整が簡便に行えるスプリンクラ消火設備を得
る。 【解決手段】 分岐管21〜23と二次側配管41〜4
3とを常時閉鎖状態とし、火災感知器5に基づく信号に
より開放状態とされる自動警報装置31〜33が設けら
れ、その二次側配管41〜43には速動型の閉鎖型スプ
リンクラヘッド5に接続され、貯水槽からの消火水を加
圧して同時開放個数の縮小化された水量を送出する消火
ポンプ12と、その回転数がスプリンクラヘッド5から
の放水圧が所定範囲内になるように予め設定された記憶
装置を有し、消火ポンプ12の回転数制御を行うポンプ
制御盤17と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリンクラヘッ
ドから適性放水を行うための圧力調整が簡便に行えるス
プリンクラ消火設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスプリンクラ消火設備において、
スプリンクラヘッドに加圧送水する消火ポンプは、建物
の最上階のヘッドから例えば平米あたり1キロの圧力で
1分あたり80リットルの放水を同時個数30個が可能
になるように設計されている。
【0003】これに対して、本件出願人は、消火効率の
よい散水を行うにはヘッドからの放水圧力が平米あたり
0.5〜4.5キロの範囲が最適になることを特開平4
−236972号公報に開示している。そして、特開平
5−84322号公報に動作したスプリンクラヘッドへ
の供給圧を消火ポンプの回転数により制御することが、
また、特開平6−105925号公報に一次側が消火水
を供給する加圧給水装置に接続されるとともに、二次側
が配管を介して閉鎖型スプリンクラヘッドに接続される
地区弁装置において、弁体の開度調整を行って二次側へ
消火効率の最適な圧力に調整された消火水を充填するこ
とが開示され、現実にシステム化のための提案を多数行
っている。
【0004】そして、出願人は、これらの技術的思想を
総合して、水を有効に使用する極めて合理的なニュース
プリンクラシステムを具体化している。このシステム
は、従来のシステムと比較すると、スプリンクラヘッド
および地区弁装置を改良した点を基本とし、コンパクト
なシステムで、常時監視による信頼性の高いシステムと
なっている。スプリンクラヘッドは、RTI感度指数に
よって従来のヘッドと比較して火災検知感度が5倍とい
う速動型ヘッドを用い、また、地区弁装置には、充水予
作動式調圧型バルブを用い、常時二次側を所定圧に調圧
でき、上記速動型ヘッドの放水圧を消火に最適な圧力で
散水させることが可能であり、放水量の少水量化および
同時開放個数の縮小化を可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のニュースプリン
クラシステムは、非常に画期的なシステムであるが、速
動型ヘッドへの所定圧の消火水の供給を充水調圧型バル
ブによる地区弁装置に依存しており、地区弁装置の構成
が複雑になっていると同時に、その製造時の機能調整お
よび性能試験も煩雑である。
【0006】そこで、本発明では、速動型ヘッドへの所
定圧の消火水の供給を消火ポンプの持たせて、設置機器
についての調整を簡略化するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の点に鑑み、本発明
は、一次側と二次側とを常時閉鎖状態とし、火災現象を
検出する火災検出手段に基づく信号により開放状態とさ
れる地区弁装置が設けられ、該地区弁装置の一次側が消
火水を供給する加圧給水装置に接続されるとともに、前
記地区弁の二次側が配管を介して放水量の少水量化され
た速動型の閉鎖型スプリンクラヘッドに接続され、前記
加圧給水装置は、貯水槽からの消火水を加圧して同時開
放個数の縮小化された水量を送出する消火ポンプと、該
消火ポンプの回転数が前記火災検出手段の信号に対して
前記スプリンクラヘッドからの放水圧が所定範囲内にな
るように予め設定された記憶装置と、前記消火ポンプの
二次側の圧力低下に基づいて前記消火ポンプを起動して
前記記憶手段から読み出した回転数に基づいて前記消火
ポンプの回転数制御を行う制御装置と、を有することを
特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。図1は本発明を利用したスプリンクラ消火
設備の系統図である。
【0009】図1において、11は貯水槽、12は加圧
給水装置を構成するポンプであり、13は建物に上下に
配設された立上り給水配管で、逆止弁14および仕切弁
15を介してポンプ12に接続されている。21〜23
は給水配管13から通常各フロアごとに分岐された分岐
管で、それぞれ地区弁装置としての予作動式自動警報装
置31〜33に接続され、また、自動警報装置31〜3
3の二次側は、二次側配管41〜43を介してそれぞれ
必要数の速動型のスプリンクラヘッド5が設けられてい
る。
【0010】この速動型のスプリンクラヘッド5は、R
TI感度指数が40程度で、従来のヘッドが200程度
に比べ5倍の火災検知速度を持っている飛躍的に高感度
で素早く作動する閉鎖型のヘッドであり、構造について
詳細に説明しないが、半田を用いるフラッシュ型のヘッ
ドの場合には、集熱板の近傍に半田を配置して、半田以
外への熱伝導を防止する構造により達成されるヘッドで
あり、また、グラスバルブ型の場合には、直径5mm程
度の細いグラスバルブを用いたものである。
【0011】また、この速動型のヘッド5は、初期消火
が可能であるので1分当り50リットルと調圧放水によ
る少水量で消火を行い、防護面積も図示しないがフラッ
ト型のデフレクタにより3.25R(有効散水半径)と
大きなものである。
【0012】そして、地区弁装置としての自動警報装置
31〜33は、火災感知器の信号により弁体の開放動作
を可能とする予作動式の機能と、弁体開放時の消火水の
流れを検知する流水検知の機能と、ヘッドの誤開放や配
管からの漏水等による二次側配管監視の機能とをそれぞ
れ有するものであり、その簡略した自動警報装置31の
構造について図2に示す。なお、他の自動警報装置3
2、33の構造も同じものである。
【0013】図2において、自動警報装置31は、ばね
84によって付勢された弁体81によって一次側82お
よび二次側を83を常時封止している。弁体81は、ロ
ッドを介してシリンダ85のピストン86に接続されて
いて、常時このピストン86には力が作用していないの
で、弁体81は閉止状態を継続している。
【0014】シリンダ85のピストン86を挟んだ左右
には、弁体81の一次側82および二次側83に通じる
小孔87および細管88がそれぞれ接続されていて、細
管88には、電動式の起動弁61が設けられて封止され
ていて、ピストン86の前後に差圧が生じないようにな
っている。
【0015】そして、火災発生時には、火災感知器の信
号に基づいて起動弁61を開放し、細管88の消火水の
流通を可能にする。そして、二次側配管41に接続され
ているスプリンクラヘッド5が作動して散水を開始する
と、弁体81の二次側83が減圧してシリンダ85内に
も、ピストン86の前後に差圧が生じる。この差圧がば
ね84に打ち勝つことによりピストン86がシリンダ8
5内を摺動し、弁体81が開放して、一次側82の消火
水が二次側83に流れ込むことになる。
【0016】この弁体81の開放時に、一次側82と二
次側83以外にも流水検知室89にも消火水が流れ込
み、接続された流水検知用の圧力スイッチ66が設定さ
れた圧力を越えるときに作動して流水検知信号を出力す
る。
【0017】また、二次側83には、二次側配管監視用
の圧力スイッチ71が接続され、設定された圧力を下回
るときに作動して二次圧低下信号を出力する。この二次
圧低下信号は、二次側配管41からの漏水やスプリンク
ラヘッド5の何らかの誤開放等に基づき、自動警報装置
31の二次側全体の異常を包括的に示すものである。
【0018】そして、ポンプ12は、モータ16、ポン
プ制御盤17、圧力空気槽18等を用いて加圧給水装置
を構成し、貯水槽11の消火水を給水配管13へ圧送す
るものである。その他、呼水装置や圧力逃がし配管、試
験装置等は省略している。モータ16は、例えば三相か
ご型誘導モータであって、ポンプ制御盤17の制御に基
づいてその回転速度が制御され、上記のスプリンクラヘ
ッド5からの放水圧を0.5〜4.5キロの範囲、好ま
しくは1〜3.5キロの範囲として最適な散水を行える
ようにされる。そして、ポンプ制御盤17の回転数制御
は、例えばサイリスタを用いたインバータによるスイッ
チの開閉制御により省力的に行うものであり、すなわ
ち、三相交流電源をコンバータにより直流に変換してイ
ンバータにより周波数を制御された三相交流を電源線9
4を介してモータ16に供給して回転速度が制御され、
このスイッチの開閉制御の単位時間当りのスイッチング
回数をポンプ制御盤17において制御する。
【0019】このスイッチング回数は、例えばスプリン
クラヘッド5の設けられるフロアごとに設定され、図示
しないポンプ制御盤17内の記憶装置に格納される。そ
して、スプリンクラ制御盤19が情報を収集した結果と
して、流水検知信号の得られたフロアを信号線91を介
して信号伝送あるいはフロアごとの接点制御等により移
報して、ポンプ制御盤17は、給水配管13内の圧力低
下を検出する圧力空気槽18に設けられた圧力スイッチ
92による信号線93を介した起動信号とのアンドによ
り、モータ16の起動および制御を行う。
【0020】また、上記ポンプ制御盤17内の記憶装置
には、フロアごとのスイッチング回数と同様に、所望の
吐出圧が格納されている。この吐出圧は、必要な回転数
が設定されるスイッチング回数の根拠であるが、この吐
出圧を設定しておくことにより、回転数に対する吐出圧
の割合が変化するときに、フィードバックをかけて実際
のスイッチング回数を微調整することができる。そのた
め、この実施形態では、ポンプ12の直近部分にアナロ
グ出力可能な圧力計10を設置し、信号線100を介し
てポンプ制御盤17までポンプ12の二次側圧力を信号
伝送している。
【0021】そして、95は火災受信機であり、各部に
設けられた煙や熱等による火災感知器9と信号線96を
介してそれぞれ接続されていて、各火災感知器9に個別
のアドレスを付与して受信機95が個別に呼び出して火
災信号を収集するものである。また、火災感知器9に回
線ごとの信号線を接続する方式の受信機であってもよ
く、火災の発生したフロアを判別して信号線99を介し
てその情報をスプリンクラ監視盤19に移報できればよ
い。また、スプリンクラ監視盤19は、各自動警報装置
31〜33を監視制御するための中継器97に信号線9
7を介してそれぞれ接続されていて、各中継器97に個
別のアドレスが付与され監視盤19がアドレスにより中
継器97を特定して情報収集および制御命令を行うもの
であり、中継器97は、基本的に図2に示された圧力ス
イッチ66、71による二次圧低下信号および流水検知
信号の検知、および起動弁61の開閉制御を行うもので
ある。
【0022】次に、上記実施形態における動作について
説明する。火災監視の前に、給水配管13最上部の補助
高架水槽20から消火水をゆっくり落として、システム
全体に消火水を充水する。このとき、自動警報装置31
〜33の起動弁61〜63は開放状態とされ、消火水は
二次側配管41〜43を介して各フロアの末端のスプリ
ンクラヘッド5まで充水される。ここで、自動警報装置
31での一次側82と二次側83は、同圧であり、高層
部の二次側配管43内の圧力に比べて、低層部の二次側
配管41内の圧力は水頭の関係で高い圧力となる。同時
に、圧力空気槽18にも消火水が充填されることになる
が、図示しないコンプレッサにより空気槽を形成し、配
管における呼吸作用による圧力変化に対応させ、監視圧
を維持させる。また、自動警報装置31〜33の二次側
配管41〜43へは調圧弁を設けて調圧充水させてもよ
く、そのときには、水頭による高圧が二次側配管41等
に流入しない。
【0023】そして、充水が完了すると、自動警報装置
31〜33の起動弁61〜63を閉止状態とする。この
状態において、建物の低層部から火災が発生したとする
と、まず、低層部の火災感知器9がその火災を検知して
自己のアドレスを付与して火災信号を発生し、信号線9
6を介して火災受信機95が火災信号を受信する。火災
受信機95は、火災信号を受信すると、そのアドレスに
基づいて火災の発生階を判別し、移報用の信号線99を
介してスプリンクラ監視盤19に階別信号を出力する。
そして、階別信号を受けたスプリンクラ監視盤19は、
対応するフロアに設けられた中継器97を判別し、この
場合低層部の中継器97をアドレス指定した起動命令を
送出する。そして、信号線98を介して起動命令を受け
た中継器97は、起動弁61の開放制御を行う。起動弁
61が開放された自動警報装置31は、二次側83へ消
火水を供給するときのシリンダ85内流水発生で弁体8
1の開放可能状態となる。
【0024】そして、火災が進展すると速動型のスプリ
ンクラヘッド5が初期火災のうちに感熱開放して二次側
配管41内の消火水がまず放出される。そして、自動警
報装置31では、二次側83への消火水の供給に基づき
弁体81が開放され、一次側82の消火水が二次側83
に供給されるとともに、流水検知室89にも消火水が流
入して圧力スイッチ66を作動させる。その圧力スイッ
チ66の作動を検知して、中継器97は自己のアドレス
を付与して流水検知信号を発生し、信号線98を介して
スプリンクラ監視盤19が流水検知信号を受信する。ス
プリンクラ監視盤19は、流水検知信号を受信すると、
そのアドレスに基づいて放水を開始したフロアを判別
し、信号線91を介してポンプ制御盤17に流水検知信
号を出力するとともに、移報用の信号線99を介して火
災受信機95に放水信号を出力する。そして、放水信号
を受けた火災受信機95は、対応するフロアの放水開始
を図示しない盤面に表示する。
【0025】また、自動警報装置31で一次側82の消
火水が二次側83に供給されていくと、分岐管21を介
して給水配管13内の消火水が供給され、圧力空気槽1
8内の圧力が低下していく。そして、圧力空気槽18内
が所定の圧力まで低下すると、圧力スイッチ92が作動
して、信号線93を介してポンプ制御盤17に起動信号
を出力する。この起動信号が入力されたポンプ制御盤1
7は、スプリンクラ監視盤19からの流水検知信号との
アンド条件により、モータ16の始動を制御する。そし
て、図示しないポンプ制御盤17内の記憶装置に格納さ
れた低層部のフロアのスイッチング回数を読み出して電
源線94を介してモータ16の回転速度をインバータ制
御する。そして、ポンプ12の吐出圧を低層部のフロア
に適正な圧力とする。このように、本実施形態では、ポ
ンプ制御盤17のインバータ制御に基づいてポンプ12
の回転速度が制御され、初期火災の内に作動する速動型
のスプリンクラヘッド5からの放水圧を0.5〜4.5
キロの範囲として最適な散水を行えるようにして、火災
による消失や水損等の被害を最低限に抑えることが可能
となっている。
【0026】ここで、ポンプ12の回転速度をインバー
タ制御するときの判別の基準となる信号として、自動警
報装置31〜33の圧力スイッチ66〜68の流水検知
信号を用いているが、火災感知器9の火災信号を直接利
用してもよい。
【0027】さらに、上記のような状態で、同時火災と
して高層部で火災が発生すると、まず、低層部の場合と
同様、高層部の火災感知器9が火災信号を発生し、火災
受信機95が火災信号を受信する。火災受信機95は、
移報用の信号線99を介してスプリンクラ監視盤19に
階別信号を出力する。そして、スプリンクラ監視盤19
は、対応する中継器97を判別して起動命令を送出す
る。そして、中継器97は、起動弁63の開放制御を行
う。そして、火災が進展してスプリンクラヘッド5が感
熱開放して二次側配管43内の消火水がまず放出され
る。
【0028】ここで、自動警報装置33では、二次側配
管43へ消火水を供給し弁体を開放したいが、一次側の
分岐管23の部分には、必要な圧力が供給されていな
い。すなわち、低層部において放水が行われていて、ポ
ンプ12からも低層部に向けた吐出圧が出力されてい
て、給水配管13内は低層部に圧力が低下していく。し
たがって、二次側配管43内には圧力供給されないの
で、圧力低下のみが進み、その結果、圧力スイッチ73
が作動する。この圧力スイッチ73の作動を検知して、
中継器97は自己のアドレスを付与して二次圧低下信号
を発生し、信号線98を介してスプリンクラ監視盤19
が二次圧低下信号を受信する。スプリンクラ監視盤19
は、高層部の二次圧低下信号を受信すると、そのアドレ
スに基づいて放水を開始したフロアを判別し、信号線9
1を介してポンプ制御盤17に出力するそして、ポンプ
12を起動しているポンプ制御盤17は、新たに図示し
ないポンプ制御盤17内の記憶装置に格納された高層部
のフロアのスイッチング回数を読み出して電源線94を
介してモータ16の回転速度を高層部にあわせるように
インバータ制御する。そして、ポンプ12の吐出圧を高
層部のフロアに適正な圧力とする。このように、本実施
形態では、ポンプ制御盤17のインバータ制御に基づい
てポンプ12の回転速度が制御され、火災が高層部に発
生して必要な圧力が変わるときにも対応が可能であり、
高層部では最適な散水を行い、低層部では高圧化に基づ
く無効水の増大があるが、消火活動自体は行っている。
【0029】このように、高層部の自動警報装置33に
も、必要な圧力が供給され、給水配管13を介して分岐
管23へ消火水が供給され、二次側配管43への消火水
の供給に基づき自動警報装置33の弁体が開放され、自
動警報装置31と同様に、一次側82の消火水が流水検
知室に流入して圧力スイッチ68を作動させる。その圧
力スイッチ68の作動を検知して、中継器97は自己の
アドレスを付与して流水検知信号を発生し、信号線98
を介してスプリンクラ監視盤19が流水検知信号を受信
する。スプリンクラ監視盤19は、高層部の流水検知信
号を受信すると、そのアドレスに基づいて放水を開始し
たフロアを判別し、移報用の信号線99を介して火災受
信機95に高層部の放水信号を出力する。そして、2報
目としての放水信号を受けた火災受信機95は、高層部
の放水開始を図示しない盤面に後続表示する。
【0030】ここで、高層部への圧力供給を開始するト
リガの信号として、二次側配管41〜43の圧力低下を
監視する圧力スイッチ71〜73の信号を用いている
が、火災感知器9の火災信号を直接利用してもよい。
【0031】以上のように、上記実施形態では、一次側
と二次側とを常時閉鎖状態とし火災感知器9等に基づく
信号により開放状態とされる地区弁装置としての自動警
報装置31〜33が設けられ、消火水を供給する加圧給
水装置に接続されるとともに、二次側配管41〜43を
介して放水量の少水量化された速動型の閉鎖型スプリン
クラヘッド5に接続されていて、加圧給水装置は、貯水
槽11からの消火水を加圧して同時開放個数の縮小化さ
れた水量を送出する消火ポンプ12と、該消火ポンプ1
2の回転数が火災に関する信号に対してスプリンクラヘ
ッド5からの放水圧が所定範囲内になるように予め設定
された記憶装置と、消火ポンプ12の二次側の圧力低下
に基づいて消火ポンプ12を起動して記憶手段から読み
出した回転数に基づいて消火ポンプ12の回転数制御を
行う制御装置としてのポンプ制御盤17と、を有するも
のであって、速動型ヘッドへの所定圧の消火水の供給を
地区弁装置に依存せず、地区弁装置の構成を簡略化する
と同時に、その製造時の機能調整および性能試験も不要
とし、システム全体を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システムの一実施形態を概略的に示す系統図。
【図2】自動警報装置の概略構成図。
【符号の説明】
12 ポンプ 13 給水配管 16 モータ 17 ポンプ制御盤 19 スプリンクラ監視盤 31、32、33 自動警報装置 66、67、68 圧力スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側と二次側とを常時閉鎖状態とし、
    火災現象を検出する火災検出手段に基づく信号により開
    放状態とされる地区弁装置が設けられ、該地区弁装置の
    一次側が消火水を供給する加圧給水装置に接続されると
    ともに、前記地区弁の二次側が配管を介して閉鎖型スプ
    リンクラヘッドに接続されるスプリンクラ消火設備にお
    いて、 前記加圧給水装置は、貯水槽からの消火水を加圧して送
    出する消火ポンプと、該消火ポンプの回転数が前記火災
    検出手段の信号に対して前記スプリンクラヘッドからの
    放水圧が所定範囲内になるように予め設定された記憶装
    置と、前記消火ポンプの二次側の圧力低下に基づいて前
    記消火ポンプを起動して前記記憶手段から読み出した回
    転数に基づいて前記消火ポンプの回転数制御を行う制御
    装置と、を有することを特徴とするスプリンクラ消火設
    備。
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