JP2010220907A - 消火ポンプシステム及び消化ポンプユニットの制御方法 - Google Patents

消火ポンプシステム及び消化ポンプユニットの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010220907A
JP2010220907A JP2009073095A JP2009073095A JP2010220907A JP 2010220907 A JP2010220907 A JP 2010220907A JP 2009073095 A JP2009073095 A JP 2009073095A JP 2009073095 A JP2009073095 A JP 2009073095A JP 2010220907 A JP2010220907 A JP 2010220907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
pressure
frequency
signal
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009073095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5124512B2 (ja
Inventor
Koichi Sato
幸一 佐藤
Hiroshi Okafuji
啓 岡藤
Shigeaki Kanai
重明 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2009073095A priority Critical patent/JP5124512B2/ja
Publication of JP2010220907A publication Critical patent/JP2010220907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5124512B2 publication Critical patent/JP5124512B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】本発明の第1の目的は火災時において安定した給水が行える信頼性の高い消化ポンプユニットを提供することにある。
【解決手段】水源からの水を、送水管を介して需要側の各階に設けられたスプリンクラーに送水する消火ポンプと、該消化ポンプを駆動する電動機と、該電動機を駆動するインバータと、消火ポンプ吐き出し側の圧力を検出する圧力検出手段と、送水管に設けられスプリンクラーが作動したことを示す信号を送信する放出信号発信手段と、該放出信号発信手段の信号に基づいて、階数毎に予め求められた配管抵抗曲線から目標圧力を設定する目標圧力設定手段と、圧力検出手段により検出された圧力が目標圧力設定手段により設定された目標圧力となるようにインバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御する周波数制御手段とを備えた消火ポンプシステムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変速に駆動されるポンプを備えた消火ポンプシステム及び消化ポンプユニットの制御方法に関する。
消火ポンプシステムは火災時に火災検知器あるいは人為的な操作によって、速やかに運転され送水されなければならない。そのため、送水に対し信頼性の高いシステムが要求されるが、従来はインバータ駆動の消火ポンプシステムは使用された例は少ない。しかしながら、インバータの普及に伴い消火ポンプシステムにインバータを採用する動向が見られる。これらの公知例として、特許文献1や特許文献2がある。
特許文献1の消防システムにおいては、例えば段落(0025)に、「加圧送水装置4は、モータにより駆動される2台のポンプを具備している。加圧送水装置4は、制御装置5からの圧力制御信号に基づいて、ポンプを駆動するモータの回転数を制御し、もって送水圧力を所定の値とする。また、加圧送水装置4は、制御装置5からの送水量制御信号に基づいて、起動させるポンプの数を変化させ、もって送水量を所定の値とする。本発明は、ポンプを駆動するモータの回転数を制御する方法を限定するものではないが、ポンプを駆動するモータの回転数の制御は、回転数を直接可変するVVVFインバータ(Variable Voltage Variable Frequency Inverter:可変電圧可変周波数インバータ)などのインバータ制御により行うのが望ましい。」と開示されている。
また特許文献2のスプリンクラー消化設備においては、例えば段落(0016)に、「制御盤11では、この火災発生階に応じた単位時間当りのスイッチング回数が呼び出され、これがインバ−タ13に指令される。このスイッチング回数に比例した速度でポンプ2は回転し、回転速度に応じた水圧が立上り配水本管3に送出され、分岐管63から自動警報弁72を経て該階のスプリンクラーヘッド8には、上記回転速度に応じた水圧から、ポンプ2からスプリンクラーヘッド8までのヘッド圧が減じられた水圧、即ち、消火動作に適した所定範囲内の適正水圧として供給される。この所定範囲内の適正水圧により、効率のよい消火が行われ、過大水圧による消火時の水損被害は防止される。また、スプリンクラーヘッド8の開放当初は、立上り配水本管3内の水高分の圧力が残っているので、この圧力による影響が大きいような場合では、所定高さ毎に逆止弁を設けて置くことにより、該圧力による過大水圧をほぼ防止することができる。」と開示されている。
特開2005−253532 特開平5−84322
しかしながら、特許文献1に記載の消防システムによれば、放出信号に基づいて消火物を放出している放出装置を特定し、これに基づいて加圧装置に送水圧力制御信号及び送水量制御信号を送信するとなっているが、この際に確実に必要な圧力まで上げること、即ち、確実に給水を行うという信頼性の向上の点については何ら開示されていない。また一方で、不必要に圧力を上げて給水を行えば配管が破裂する虞があり、適性な圧力で給水を行う必要がある。特許文献1にはこの適正な圧力制御を行い信頼性の向上を図ることについても何らの開示もされていない。
本発明の第1の目的は火災時において安定した給水が行える信頼性の高い消化ポンプユニットを提供することにある。
特許文献2に記載のスプリンクラー消化設備は段落(0014)に記載されているように、インバータにより制御されるポンプの回転速度と、このときの単位時間当りのスイッチング回数とが火災検出手段である流水検知装置の動作階毎に、予め設定されている。そしてこの特許文献2にも上位したような信頼性の向上について開示されていない。さらに、この信頼性を維持しつつ、効率良く給水を行う点についての開示もない。
本発明の第2の目的は効率良く給水を行うことのできる消化ポンプユニットを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一実施態様は水源からの水を、送水管を介して需要側の各階に設けられたスプリンクラーに送水する消火ポンプと、該消化ポンプを駆動する電動機と、該電動機を駆動するインバータと、消火ポンプ吐き出し側の圧力を検出する圧力検出手段と、送水管に設けられスプリンクラーが作動したことを示す信号を送信する放出信号発信手段と、該放出信号発信手段の信号に基づいて、階数毎に予め求められた配管抵抗曲線から目標圧力を設定する目標圧力設定手段と、圧力検出手段により検出された圧力が目標圧力設定手段により設定された目標圧力となるようにインバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御する周波数制御手段とを備えた消火ポンプシステムである。
上記態様において、さらに好適な実施態様は以下の通りである。
(1)周波数制御手段により吐出圧力一定制御又は末端圧一定制御が行われること。
(2)放出信号発信手段により複数階のスプリンクラーが作動したことを示す信号が送信された場合に、周波数制御手段はポンプの周波数が予め設定された最大周波数となるようにインバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御すること。
(3)圧力検出手段により検出された圧力が所定値以下になった場合に、周波数制御手段はポンプの周波数が予め設定された最大周波数となるようにインバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御すること。
(4)放出信号発信手段の信号に基づいて周波数制御手段によりポンプの周波数の制御が行われている場合、制御盤に備えられたスイッチ切り換えることによってのみポンプは運転停止となること。
また上記目的を達成するための本発明の別の実施態様は、水源からの水を、送水管を介して需要側の各階に設けられたスプリンクラーに送水する消火ポンプと、該消化ポンプを駆動する電動機と、該電動機を駆動するインバータと、消火ポンプ吐き出し側の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段により検出された圧力が所定値以下になった場合に、ポンプの周波数が最大周波数となるようにインバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御する周波数制御手段を備えた消火ポンプシステムである。
さらに上記目的を達成するための本発明の別の実施態様は水源からの水を、送水管を介して需要側の各階に設けられたスプリンクラーに送水するポンプを備えた消化ポンプユニットの制御方法において、スプリンクラーが作動したことを示す信号を送信するステップと、信号に基づいて、階数毎に予め求められた配管抵抗曲線から目標圧力を設定するステップと、ポンプの吐出側の圧力が目標圧力となるように、ポンプを可変速に駆動するインバータに周波数指令信号を出力するステップとを有する。
本発明の実施形態によれば、火災時において安定した給水が行える信頼性の高い消化ポンプユニットを提供することができる。また、本発明の別の実施形態によれば、信頼性を維持しつつ、効率の良い給水を行う消化ポンプユニットを提供することができる。
本実施例のインバータ駆動消火ポンプシステムのシステム系統図。 本実施例の吐き出し圧力一定制御(給水圧力定値制御の例)を行った場合のポンプ性能曲線図。 本実施例の制御盤の回路図。 スプリンクラー放出時の吐き出し圧力一定制御を説明するためのポンプ性能曲線図。 吐き出し圧力一定制御のアルゴリズムを示すフローチャート。 本実施例の制御フローを説明するための図。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図5により説明する。
図1は本実施例のインバータ駆動消火ポンプシステムのシステム系統図を示す。1は水源であり例えば消火水槽等である。4は先端にフート弁2を取り付け、吸い込み管3を吸い込み側に設け、送水管8へ送水するポンプである。このポンプ4には図示していないが、吐き出し側に逆止め弁13、仕切り弁14が取り付けられている。5はこのポンプを駆動する電動機、6は前記送水管8に連通する圧力タンクであり内部に空気を有し、この送水配管系を加圧する。同じく7は、圧力タンク又はこの近傍に取り付けられた圧力検出手段でありここの圧力に応じた電気信号S13を発信する。また、送水配管には各階毎にスプリンクラーSPを備え、このスプリンクラーSPが開放された状態を検出する放出信号発信手段10a〜10eを設けている。この信号はどの階なのかを示す位置情報であり、これによってその階が特定され、階毎に必要な給水圧力ヘッド(目標圧力)が決定される。
また、前述したポンプ4はこのように決定された給水圧力ヘッドと階毎に必要な設計給水量とにより必要な性能をもつものが予め選定される。9は後で説明するが、インバータ、制御装置等を内蔵する制御盤、12は前述した放出信号発信手段10a〜10eの信号を、中継ボックス11a〜11eを介してケーブル群S11により取り込み、放出信号群S12として制御盤に送信するための火災受信機である。同図において、地上3階以上は図示を省いているが、説明例は地下4階から地上4階としている。
図2は消火ポンプを図1に示す系統でインバータによる吐き出し圧力一定制御(給水圧力定値制御の例)を行った場合のポンプ性能曲線図であり、横軸に給水量、縦軸に給水圧力(ヘッド)を示している。H04Fは4階のスプリンクラーSPが開放された時の所定水量Q0を送水するのに必要な給水圧力(ヘッド)であり目標値である。同様にH0B3F、H0B4Fはそれぞれ地下3階、地下4階のスプリンクラーSPが開放され、所定水量Q0を送水するのに必要な給水圧力(ヘッド)であり目標値である。地下2階〜3階までの必要な給水圧力(ヘッド)は図示を省いているが同様の意味を持つ。このようにして本実施例においては、階毎に必要な給水量と給水圧力を予め設定する。この目標圧力になるようにインバータの周波数を制御してポンプ駆動することにより、火災が起きた際に確実な給水を行うことを可能とする。
図2において曲線Hはインバータ周波数をf0B4Fで運転した時のポンプQ−H性能を示している。そしてこの周波数f0B4Fは地下4階のスプリンクラーSPが開放された場合の、所定水量Q0を送水ことが必要となったときの目標圧力H0B4Fをだすために必要な周波数である。
曲線Aはインバータ周波数f04Fでポンプを運転した時のポンプQ−H性能であり、同様にこの周波数f04Fは地上4階のスプリンクラーSPが開放された場合の、所定水量Q0を送水するために必要な目標圧力H04Fをだすために必要な周波数である。同様に曲線B〜Hはインバータ周波数をf03F〜f0B4F(f03F>>f0B4F)まで変えてポンプを運転した時のポンプQ−H性能であり、f03F〜f0B4Fはそれぞれ地上3階から地下4階までのスプリンクラーが作動した場合に必要な周波数である。
なお、後に詳述するが、これらの周波数は設計値であり、各階毎の目標圧力と圧力検出手段の検出した圧力が等しくなるよう吐き出し圧力一定制御を行うと周波数は上下に振れることになる。
本実施例においては、階毎の目標圧力となる配管抵抗曲線を予め求めており、これに従いインバータでポンプの周波数を制御する。例えば地上3階のスプリンクラーが作動した場合には、所定水量Q0を送水するために必要な目標圧力は配管抵抗曲線R03FからH03Fと求まるため、このH03Fとなるように、ポンプの周波数を予めf03Fと想定しておく。このように適切な目標圧力を設定することにより、確実な給水を行うことを可能とする。
また。必要な圧力より過大な圧力にまで上げた場合、例えば地下4階に給水を行うに際して、地上4階に給水を行うときに必要な圧力まで上げた場合、配管が圧力に耐え切れず破裂する虞がある。しかしながら本実施例によれば、上記した通り適切な圧力で給水を行うことができるため、破裂を防止し信頼性の高い消化ポンプユニットを提供することができる。なお、インバータを使わず、何階で火災が発生しようと一律に同じ圧力で給水を行う場合には、上記した配管の破裂を防止するために配管に減圧弁を設ける必要がある。この減圧弁により一旦上げた圧力を下げて給水を行うのだが、この給水方式によれば非常に効率が悪いという問題がある。また、減圧弁は高価なものもあるため、コスト的な問題も生じる。これに対して本実施例によれば配管抵抗曲線を想定し所定水量Q0を確保し、各階毎の給水圧力ヘッド(目標圧力)設定して適切な圧力一定制御が行えるため、、減圧弁を不要とし経済的にもメリットのある消化ポンプユニットの提供を可能とする。
なお、曲線Aはインバータ周波数f100%(100%周波数)でポンプを運転した時のポンプQ−H性能である。本実施例においては、この100%周波数以下のf04Fを4階のスプリンクラーを作動させる場合のポンプの周波数としている。また、曲線R0B4Fは地下4階に送水した場合の配管抵抗曲線である。同様に曲線R0B3F〜R04Fは地下3階〜地上4Fへ送水した時の配管抵抗曲線である。
吐き出し圧力一定制御を行った場合の、ポンプ性能、放出信号及び抵抗曲線のそれぞれの対応関係は次の通りである。
放出信号 目標圧力 インバータ周波数 ポンプ性能 抵抗曲線
10h(4F) H04F f04F A R04F
10g(3F) H03F f03F B R03F
10f(2F) H02F f02F C R02F
10e(1F) H01F f01F D R01F
10d(B1F) H0B1F f0B1F E R0B1F
10c(B2F) H0B2F f0B2F F R0B2F
10b(B3F) H0B3F f0B3F G R0B3F
10a(B4F) H0B4F f0B4F H R0B4F
例えば地下4階(B4F)でスプリンクラーが開放されると、放出信号10aが発信されて、これにより目標圧力H0B4Fが選択されポンプはインバータによって吐き出し圧力一定運転となる。この制御方式を図4、5を用いて詳細に説明する。
図4は、地下4階のスプリンクラー放出時の目標圧力をH0B4Fとしたときの吐き出し圧力一定制御を説明するためのポンプ性能曲線図を示している。
また図5は、吐き出し圧力一定制御のアルゴリズムを示すフローチャートである。図5において、各階からの放出信号が入力されると500ステップにて目標圧力が設定される。地下4階(B4F)を例にすると目標圧力H0=H0B4Fとなる。次に501ステップでは、圧力センサ7によって給水圧の圧力データHが検出される。そして502ステップにおいて、目標圧力H0(H0B4F)と検出した圧力データとが比較され、H0>Hであれば503ステップでインバータ増速制御処理を実行してから502ステップへ戻る。なお、このときにH0=Hであれば、図5においては省略しているが次の処理に進む。
そして、H0<Hであれば504ステップに進み、インバータ減速制御処理が実行されてから502ステップに戻る。これが繰り返されることにより、給水圧力が目標圧力H0(=H0B4F)となる。この制御の結果、図4においてインバータ周波数が上下に振れインバータ周波数は設計値のf0B4Fに近づく。実際には配管抵抗が設計値と異なる等して、周波数やQ0等の所定数量が設計値と一致することはないが、吐き出し圧力を目標値に制御することを優先しており、十分実用可能なレベルを達成できる。
この時のポンプ性能曲線はH、ポンプから地下4階まで水を流した時の目標圧力となる抵抗曲線はR0B4Fである。なお、本実施例においてはスプリンクラーが作動したときの給水量をQ0としている。なお、全ての階のスプリンクラーがこの給水量Q0で作動し始めることにしてもよいし、階数によって変えても良い。
そしてこのポンプ性能曲線Hと抵抗曲線R0B4Fとの交点OHでポンプの運転点が決定する。このときの目標圧力としては、この交点OHを縦軸の給水圧力で読んだもので決まる。なお、給水量Q0は、この交点OHを横軸の給水量で読んだものである。このようにして定まる運転点OHとなるように、給水量及び目標圧力を満足するようなポンプの周波数を予め決定しておく。
図3は制御盤の回路図である。R、S、Tは電源、R、Sは制御電源、MBD、MBVは配線用遮断器、INVは周波数設定手段を有する操作表示部Mをインバータ、CUは制御装置である。第1の形態としては、運転信号52Vaを入力端子FW、CM0に周波数指令信号AN0を入力端子10〜14に取り込む。
放出信号10a〜hに対応して目標圧力が前述したように決定され、前記制御装置CUのメモリ部に格納されており、この目標圧力と圧力検出手段の検出した圧力信号によって圧力一定制御を行い、この結果、制御装置からの周波数指令値AN0が出力される。52D、52Vは電磁継電器、49Pはサーマルリレー、IMは電動機、43Sはポンプや電動機を商用−停止−インバータの運転モードに切り替るスイッチ、CUは制御装置、TRはトランスである。また、I/Oは入力部であり圧力検出手段の信号7、放出信号発信手段10a〜10hの信号をここより取り込む。B4FX〜PSXはこれらの信号に対応したリレーである。このリレー信号を前記制御装置CUの入力端子10〜18に入力する。吐き出し圧力一定制御の具体的動作は前述の通りである。
図6は前述の制御装置の制御フローである。
図3において、配線用遮断器52D、52Vを投入し、スイッチ43Sを切り替ることによりインバータ運転とすると電磁継電器52Vが動作してインバータ運転できる状態となる。送水配管で水が使用されると、圧力検出手段7の信号が発信され、制御装置CUの信号S13(図1参照)が入力される。図5では図示を省略していないが、当初は安全サイドのf100%の周波数で電動機やポンプを駆動する。
各階毎の放出信号に対応して目標圧力が決定され、前述した吐き出し圧力一定制御を実行される。圧力検出手段7の信号及び放出信号がなくなり、スイッチ43Sを停止に合せるとインバータ運転指令信号及び周波数指令信号が無くなり停止する。なお、本実施例においては、このスイッチ43Sを切り換えることによってのみ前記消化ポンプユニットの運転が停止するものである。本実施例ではこのように自動的にポンプを停止することは行わずに、より確かな給水及び消化を行うことが可能とするものである。
以上説明した通り、本実施形態においては、建物スプリンクラー消火設備等に、インバータ駆動の消火ポンプシステムを適用させる場合、各階に設置したスプリンクラー(放出物放出装置)に送水するのに必要な給水圧力を決定しポンプで吐き出し圧力一定制御を行う。さらに、何階のスプリンクラーが開放されているかを特定するために放出信号を使用する。本発明は、放出信号に基づいてポンプの性能に関連付けて、給水圧力定値制御の目標圧力設定値を生成記憶して、これと消火ポンプ吐き出し側に設置した圧力検出手段(送水配管端末のスプリンクラーそれぞれに設けるのではなく)の検出した圧力信号が一致するように運転制御するインバータ駆動の消火ポンプシステムを構築し提供するものである。
そして上記目的達成のために本実施形態においては、水源からの水を、吸い込み管を介して送水端末のスプリンクラーヘッド群に送水するのに所望な圧力ヘッド、水量で送水する消火ポンプと、これを駆動する電動機と、これらを駆動するインバータと該消火ポンプ吐き出し側に連結した送水管と、これと連通する圧力検出手段と圧力タンクとを備え、該送水管の各階に設けた放出信号発信手段群とこの放出信号発信手段群の信号に基づいて、給水圧力定値制御の目標圧力設定値を生成し、且つ、始動圧力を設定しこれと圧力検出手段の検出した圧力信号とを比較して、これが目標圧力設定値と等しくなるよう前記インバータに周波数指令信号を出力し運転制御する制御手段を有する。
また、放出信号発信手段群の信号に基づいて、給水圧力定値制御の目標圧力設定値を生成し、且つ、始動圧力を設定しこれと圧力検出手段の検出した圧力信号とを比較して、これが目標圧力設定値と等しくなるよう前記インバータに周波数指令信号を出力し運転制御する制御手段をインバータに有する。
さらに上記形態において、給水圧力定値制御手段を吐出圧力一定制御としたものである。
また本実施形態の別の態様としては、始動圧力以下の給水圧力を圧力検出手段が検出した時は前記放出信号発信手段群の信号が発信されていなくても、前記生成された目標圧力設定値の最大値が目標値として設定される手段を有する。さらに、始動圧力以下の給水圧力を前記圧力検出手段が検出していなくても前記放出信号発信手段群の信号が発信されている時は、前記生成された目標圧力設定値の最大値が目標値として設定され運転する手段を有する。そしてさらに、上記態様において、放出信号発信手段群の信号が複数発信された時は目標圧力設定値の最大値が目標値として設定される手段を有する。
また上記態様において、始動圧力以下かあるいは放出信号発信手段群の信号に基づいて決定された目標圧力設定値により、圧力検出手段又は放出信号発信手段群の信号によって運転をしている時、放出信号発信手段群の信号がなく停止条件が成立しても停止せず、制御盤盤に人為的な停止手段を設けたものである。
1…水源、2…フート弁、3…吸い込み管、4…ポンプ、5…電動機、6…圧力タンク、7…圧力検出手段、8…送水管、13…逆止め弁、14…仕切り弁、SP…スプリンクラー。

Claims (7)

  1. 水源からの水を、送水管を介して需要側の各階に設けられたスプリンクラーに送水する消火ポンプと、
    該消化ポンプを駆動する電動機と、
    該電動機を駆動するインバータと、
    前記消火ポンプ吐き出し側の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記送水管に設けられ前記スプリンクラーが作動したことを示す信号を送信する放出信号発信手段と、
    該放出信号発信手段の信号に基づいて、階数毎に予め求められた配管抵抗曲線から目標圧力を設定する目標圧力設定手段と、
    前記圧力検出手段により検出された圧力が前記目標圧力設定手段により設定された目標圧力となるように前記インバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御する周波数制御手段とを備えたことを特徴とする消火ポンプシステム。
  2. 請求項1において、前記周波数制御手段により吐出圧力一定制御又は末端圧一定制御が行われることを特徴とする消火ポンプシステム。
  3. 請求項1において、前記放出信号発信手段により複数階のスプリンクラーが作動したことを示す信号が送信された場合に、前記周波数制御手段は前記ポンプの周波数が予め設定された最大周波数となるように前記インバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御することを特徴とする消火ポンプシステム。
  4. 請求項1又は2において、前記圧力検出手段により検出された圧力が所定値以下になった場合に、前記周波数制御手段は前記ポンプの周波数が予め設定された最大周波数となるように前記インバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御することを特徴とする消火ポンプシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記放出信号発信手段の信号に基づいて前記周波数制御手段によりポンプの周波数の制御が行われている場合、制御盤に備えられたスイッチ切り換えることによってのみ前記ポンプは運転停止となることを特徴とする消火ポンプシステム。
  6. 水源からの水を、送水管を介して需要側の各階に設けられたスプリンクラーに送水する消火ポンプと、
    該消化ポンプを駆動する電動機と、
    該電動機を駆動するインバータと、
    前記消火ポンプ吐き出し側の圧力を検出する圧力検出手段と、
    該圧力検出手段により検出された圧力が所定値以下になった場合に、前記ポンプの周波数が最大周波数となるように前記インバータに周波数指令信号を出力してポンプの周波数を制御する周波数制御手段を備えたことを特徴とする消火ポンプシステム。
  7. 水源からの水を、送水管を介して需要側の各階に設けられたスプリンクラーに送水するポンプを備えた消化ポンプユニットの制御方法において、
    前記スプリンクラーが作動したことを示す信号を送信するステップと、
    前記信号に基づいて、階数毎に予め求められた配管抵抗曲線から目標圧力を設定するステップと、
    前記ポンプの吐出側の圧力が前記目標圧力となるように、前記ポンプを可変速に駆動するインバータに周波数指令信号を出力するステップとを有することを特徴とする消火ポンプユニットの制御方法。
JP2009073095A 2009-03-25 2009-03-25 消火ポンプシステム及び消火ポンプユニットの制御方法 Expired - Fee Related JP5124512B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073095A JP5124512B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 消火ポンプシステム及び消火ポンプユニットの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073095A JP5124512B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 消火ポンプシステム及び消火ポンプユニットの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010220907A true JP2010220907A (ja) 2010-10-07
JP5124512B2 JP5124512B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=43038743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009073095A Expired - Fee Related JP5124512B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 消火ポンプシステム及び消火ポンプユニットの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5124512B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012062956A1 (en) * 2010-11-08 2012-05-18 Marioff Corporation Oy Control of the electric motors of a pump unit of a fire protection system
JP2012161502A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Mitsubishi Jisho Sekkei Inc 消火ポンプシステム
JP2014091018A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 消火栓ポンプシステム及び消火栓ポンプシステムの制御方法
RU2551116C1 (ru) * 2013-12-24 2015-05-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Уфимский государственный нефтяной технический университет" Устройство управления частотно-регулируемым электроприводом магистральных насосов
EP2939714A2 (en) 2014-04-28 2015-11-04 Sandor Koczka Connection layout for a fire extinguisher using high-pressure water mist and procedure for extinguishing indoor fires

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04266776A (ja) * 1991-02-20 1992-09-22 Hochiki Corp 消火設備の給水システム
JPH0584322A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラ消火設備
JPH1057518A (ja) * 1996-08-27 1998-03-03 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラ消火設備
JP3109845B2 (ja) * 1991-02-20 2000-11-20 ホーチキ株式会社 消火設備の給水圧力制御システム
JP3109846B2 (ja) * 1991-02-20 2000-11-20 ホーチキ株式会社 消火設備の給水圧力制御システム
JP2002369893A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Japan Fire-Fighting Equipments Manufactures Association 消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置
JP2005253532A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Saikyu Kogyo Co Ltd 消防システム
JP2006020846A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Ebara Corp 消火ポンプ装置
JP2006034529A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Ebara Corp 消火ポンプ装置
JP2009189700A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インバータ駆動消火ポンプシステム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04266776A (ja) * 1991-02-20 1992-09-22 Hochiki Corp 消火設備の給水システム
JP3109845B2 (ja) * 1991-02-20 2000-11-20 ホーチキ株式会社 消火設備の給水圧力制御システム
JP3109846B2 (ja) * 1991-02-20 2000-11-20 ホーチキ株式会社 消火設備の給水圧力制御システム
JPH0584322A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラ消火設備
JPH1057518A (ja) * 1996-08-27 1998-03-03 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラ消火設備
JP2002369893A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Japan Fire-Fighting Equipments Manufactures Association 消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置
JP2005253532A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Saikyu Kogyo Co Ltd 消防システム
JP2006020846A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Ebara Corp 消火ポンプ装置
JP2006034529A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Ebara Corp 消火ポンプ装置
JP2009189700A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インバータ駆動消火ポンプシステム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012062956A1 (en) * 2010-11-08 2012-05-18 Marioff Corporation Oy Control of the electric motors of a pump unit of a fire protection system
RU2577708C2 (ru) * 2010-11-08 2016-03-20 Мариофф Корпорейшн Ой Управление электрическими двигателями насосной установки противопожарной системы
US9302130B2 (en) 2010-11-08 2016-04-05 Marioff Corporation Oy Control of the electric motors of a pump unit of a fire protection system
JP2012161502A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Mitsubishi Jisho Sekkei Inc 消火ポンプシステム
JP2014091018A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 消火栓ポンプシステム及び消火栓ポンプシステムの制御方法
RU2551116C1 (ru) * 2013-12-24 2015-05-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Уфимский государственный нефтяной технический университет" Устройство управления частотно-регулируемым электроприводом магистральных насосов
EP2939714A2 (en) 2014-04-28 2015-11-04 Sandor Koczka Connection layout for a fire extinguisher using high-pressure water mist and procedure for extinguishing indoor fires

Also Published As

Publication number Publication date
JP5124512B2 (ja) 2013-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5080308B2 (ja) インバータ駆動消火ポンプシステム
CN203348050U (zh) 消防泵控制系统及消防泵控制器
JP5124512B2 (ja) 消火ポンプシステム及び消火ポンプユニットの制御方法
JP4317093B2 (ja) 消火ポンプ装置
CN203770111U (zh) 消防泵控制系统
JP2012522182A (ja) コンプレッサ用サージ制御システムおよび方法
KR102076795B1 (ko) 소방설비 시스템
CN102966578B (zh) 核电站泵组压力控制方法及装置
JP2012024504A (ja) 消火ポンプ装置
JP5159187B2 (ja) 可変速給水装置
KR101457435B1 (ko) 간이 스프링클러용 소방용수 공급장치
JP4454345B2 (ja) 消防システム
DK2975183T3 (en) METHOD AND SYSTEM FOR WATER PRESSURE CONTROL OR CONTROL IN A PRESSURE ZONE
JP2014104176A (ja) 消火システム
JP2014091018A (ja) 消火栓ポンプシステム及び消火栓ポンプシステムの制御方法
JP2008202555A (ja) 給水装置
JP2012161502A (ja) 消火ポンプシステム
JP5202364B2 (ja) 中高層建物用増圧給水システム
KR100461175B1 (ko) 소화와 생활용수 통합 자동 제어 장치 및 그 제어방법
JP2011239930A (ja) スプリンクラー消火ポンプシステム
JP2016142184A (ja) 消火ポンプユニット
JP7475658B2 (ja) 給水装置
JP2014181689A (ja) 消火ポンプシステム
CN108700899B (zh) 自调节开路泵单元
JP2010174522A (ja) 中高層建物用増圧給水システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5124512

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees