JP2002369893A - 消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置 - Google Patents
消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 新たな消火栓ポンプの起動手段と消火用圧力
水の制御手段を備えた消火栓ポンプの稼動装置を提供す
ること。 【解決手段】 建物Aの各階層に設置され、消防ホース
の先端に、開栓操作に伴なって作動され起動電波信号を
発信する発信器5を有する放水ノズル2が装着された消
火栓1と、前記消火栓付近に配設され、前記起動電波信
号を受信すると共にこの受信に基づき前記消火栓に関連
された固有起動信号を出力する受送信器6と、この受送
信器からの前記固有起動信号に関連する前記消火栓の設
置階層に適する送水圧力を特定する手段と、前記送水圧
力に適合するモータの起動を制御する手段と、前記消火
栓毎の設置場所を表示器により表出する手段を有する制
御装置4と、インバータで駆動するモータMと、このモ
ータにより稼動され、前記消火栓に消火用圧力水を供給
する消火栓ポンプPとから構成されていることを特徴と
する。
水の制御手段を備えた消火栓ポンプの稼動装置を提供す
ること。 【解決手段】 建物Aの各階層に設置され、消防ホース
の先端に、開栓操作に伴なって作動され起動電波信号を
発信する発信器5を有する放水ノズル2が装着された消
火栓1と、前記消火栓付近に配設され、前記起動電波信
号を受信すると共にこの受信に基づき前記消火栓に関連
された固有起動信号を出力する受送信器6と、この受送
信器からの前記固有起動信号に関連する前記消火栓の設
置階層に適する送水圧力を特定する手段と、前記送水圧
力に適合するモータの起動を制御する手段と、前記消火
栓毎の設置場所を表示器により表出する手段を有する制
御装置4と、インバータで駆動するモータMと、このモ
ータにより稼動され、前記消火栓に消火用圧力水を供給
する消火栓ポンプPとから構成されていることを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビルやマンショ
ンなどの建物の消火栓設備における消火栓ポンプの稼動
装置に係り、特に消火栓ポンプの起動と、消火用圧力水
の圧力制御に特徴を有する消火栓ポンプの稼動装置に関
するものである。
ンなどの建物の消火栓設備における消火栓ポンプの稼動
装置に係り、特に消火栓ポンプの起動と、消火用圧力水
の圧力制御に特徴を有する消火栓ポンプの稼動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】建物に設置された消火栓における消火栓
ポンプの起動手段は、消火栓箱内に収納された消防ホー
スの基端が接続されている消火栓開閉弁(元バルブ)に
消火栓ポンプの遠隔起動装置に連絡するマイクロスイッ
チが設けられており、出火時における消火栓開閉弁の開
栓操作に伴なってマイクロスイッチがON作動されて、
遠隔起動装置が起動し、消火用圧力水が消防ホースに供
給される構成になっている。そしてこの消火栓ポンプの
起動手段については、実公平6−14775号公報に記
載のごとく、消火栓ポンプの起動回路にタイマーを介設
して、開閉弁の開栓操作に伴なう消火栓ポンプの起動に
時間差を設定する遅延起動手段をとっているものがあ
る。また消火圧力水の圧力制御については消火栓ポンプ
と各消火栓間に配管された消火用水管の各開閉弁付近に
減圧弁を介設している。
ポンプの起動手段は、消火栓箱内に収納された消防ホー
スの基端が接続されている消火栓開閉弁(元バルブ)に
消火栓ポンプの遠隔起動装置に連絡するマイクロスイッ
チが設けられており、出火時における消火栓開閉弁の開
栓操作に伴なってマイクロスイッチがON作動されて、
遠隔起動装置が起動し、消火用圧力水が消防ホースに供
給される構成になっている。そしてこの消火栓ポンプの
起動手段については、実公平6−14775号公報に記
載のごとく、消火栓ポンプの起動回路にタイマーを介設
して、開閉弁の開栓操作に伴なう消火栓ポンプの起動に
時間差を設定する遅延起動手段をとっているものがあ
る。また消火圧力水の圧力制御については消火栓ポンプ
と各消火栓間に配管された消火用水管の各開閉弁付近に
減圧弁を介設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
消火栓設備にあっては、出火時の消火活動において、放
水ノズルを握持して消火栓開閉弁を開栓操作すると、即
時に消火用圧力水が消防ホース先端の放水ノズルまで供
給される。これによると放水ノズルはまだ開放されてい
ないので、握持者が消火用圧力水の急激な負荷により衝
撃を受けると共に、消火栓箱内に収納された消防ホース
が消火用圧力水の充満により硬直化して、消火栓箱内壁
を突張る状態となるために、箱内から消防ホースを引出
すことができなくなる場合がある。
消火栓設備にあっては、出火時の消火活動において、放
水ノズルを握持して消火栓開閉弁を開栓操作すると、即
時に消火用圧力水が消防ホース先端の放水ノズルまで供
給される。これによると放水ノズルはまだ開放されてい
ないので、握持者が消火用圧力水の急激な負荷により衝
撃を受けると共に、消火栓箱内に収納された消防ホース
が消火用圧力水の充満により硬直化して、消火栓箱内壁
を突張る状態となるために、箱内から消防ホースを引出
すことができなくなる場合がある。
【0004】そこで上記従来技術におけるタイマーによ
る消火栓ポンプの遅延起動手段により、消火栓開閉弁の
開栓操作に伴なう消火栓ポンプの起動に時間差を設定
し、消防ホースを火災現場まで引延ばす作業に必要な時
間差を経て消火栓ポンプが起動するような態様を採る。
しかしながらこのタイマーによる消火栓ポンプの遅延起
動手段は、あわただしい火災現場にあっては、遅延起動
がかえって一刻を争う消火活動に支障をきたす場合があ
りタイマーの時間差設定が非常に難しい調整作業とな
る。
る消火栓ポンプの遅延起動手段により、消火栓開閉弁の
開栓操作に伴なう消火栓ポンプの起動に時間差を設定
し、消防ホースを火災現場まで引延ばす作業に必要な時
間差を経て消火栓ポンプが起動するような態様を採る。
しかしながらこのタイマーによる消火栓ポンプの遅延起
動手段は、あわただしい火災現場にあっては、遅延起動
がかえって一刻を争う消火活動に支障をきたす場合があ
りタイマーの時間差設定が非常に難しい調整作業とな
る。
【0005】また、通例の消火栓設備にあっては、出火
時における消火栓ポンプの起動により供給される消火用
圧力水は、その圧力が建物の最高階において、消火に要
する所定の放水圧力を有するように設定されている。こ
れは、低階を基準とすると高階においては圧力が低くな
り放水圧不足で消火に供し得ないからであるが、前記高
階基準とすると低階においては水圧が高過ぎ、前記のよ
うな消火栓開閉弁用栓操作時における衝撃や消防ホース
の硬直化がより顕著となる。そのために低階にあっては
上記従来技術のごとく減圧弁手段を採るが、これは流体
が減圧弁を通過することにより減圧されるものであっ
て、消火栓開閉弁の閉栓状態において常時消防ホース内
に消火用水が充填されている状態から開栓操作すると、
減圧弁には関係なく消火用水圧力は消防ホースに負荷さ
れることとなり、従って消火栓開閉弁開栓時には前記と
同様の事態となる。
時における消火栓ポンプの起動により供給される消火用
圧力水は、その圧力が建物の最高階において、消火に要
する所定の放水圧力を有するように設定されている。こ
れは、低階を基準とすると高階においては圧力が低くな
り放水圧不足で消火に供し得ないからであるが、前記高
階基準とすると低階においては水圧が高過ぎ、前記のよ
うな消火栓開閉弁用栓操作時における衝撃や消防ホース
の硬直化がより顕著となる。そのために低階にあっては
上記従来技術のごとく減圧弁手段を採るが、これは流体
が減圧弁を通過することにより減圧されるものであっ
て、消火栓開閉弁の閉栓状態において常時消防ホース内
に消火用水が充填されている状態から開栓操作すると、
減圧弁には関係なく消火用水圧力は消防ホースに負荷さ
れることとなり、従って消火栓開閉弁開栓時には前記と
同様の事態となる。
【0006】本発明の目的は前記を考慮して、新たな消
火栓ポンプの起動手段と消火用圧力水の制御手段を備え
た消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置を提供し
ようとするものである。
火栓ポンプの起動手段と消火用圧力水の制御手段を備え
た消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する消火
栓設備における消火栓ポンプの稼動装置は、建物の各階
層に設置され、しかも消火用水配管の管端に止着された
消火栓開閉弁に消防ホースが接続され、この消防ホース
の先端には、開栓操作に伴なって作動されて起動電波信
号を発信する発信器を有する放水ノズルが装着された消
火栓と、前記消火栓の設置付近に配設され、前記放水ノ
ズルの発信器からの起動電波信号を受信すると共に、こ
の受信に基づき前記消火栓に関連された固有起動信号を
出力する受送信器と、前記受送信器と連絡し、この受送
信器からの前記固有起動信号に関連する前記消火栓の、
設置階層に適する放水圧力を得るための送水圧力を特定
する手段と、前記送水圧力に適合するモータの変速度
と、モータの起動を制御動する手段と、前記固有起動信
号に関連する前記消火栓毎の設置場所を表示器により表
出する手段を有する制御装置と、インバータで駆動する
前記モータと、このモータにより稼動され、前記消火用
水配管を介して前記消火栓に消火用圧力水を供給する消
火栓ポンプとから構成されていることを特徴とするもの
である。
栓設備における消火栓ポンプの稼動装置は、建物の各階
層に設置され、しかも消火用水配管の管端に止着された
消火栓開閉弁に消防ホースが接続され、この消防ホース
の先端には、開栓操作に伴なって作動されて起動電波信
号を発信する発信器を有する放水ノズルが装着された消
火栓と、前記消火栓の設置付近に配設され、前記放水ノ
ズルの発信器からの起動電波信号を受信すると共に、こ
の受信に基づき前記消火栓に関連された固有起動信号を
出力する受送信器と、前記受送信器と連絡し、この受送
信器からの前記固有起動信号に関連する前記消火栓の、
設置階層に適する放水圧力を得るための送水圧力を特定
する手段と、前記送水圧力に適合するモータの変速度
と、モータの起動を制御動する手段と、前記固有起動信
号に関連する前記消火栓毎の設置場所を表示器により表
出する手段を有する制御装置と、インバータで駆動する
前記モータと、このモータにより稼動され、前記消火用
水配管を介して前記消火栓に消火用圧力水を供給する消
火栓ポンプとから構成されていることを特徴とするもの
である。
【0008】
【発明の効果】本発明に係る消火栓設備における消火栓
ポンプの稼動装置は、出火時における消火栓ポンプの稼
動が、放水ノズルの開閉弁の開栓操作に伴い作動される
この放水ノズルに設けられた発信器によることとなるか
ら、消火栓の開閉弁を開栓し、放水ノズルを握持してこ
の消火栓から火災現場まで消防ホースを引延し、次いで
前記のごとく放水ノズルを開栓する手順が可能となり、
消火栓ポンプの可動時には、すでに放水ノズルが開放さ
れているので、ポンプの可動に続く消火用圧力水供給に
よる急激な水圧負荷を受けず、また旧来のホース硬直化
による消火栓箱壁面への突張り現象での消防ホース引出
しに際しての弊害を生じる余地がないので、ホース操作
が容易で消火活動に益するものであり、ことさらポンプ
の遅延起動手段を採らずにこれに対処し得るものであ
る。そしてこれは、配管を経て消火栓に供給される消火
用圧力水の水圧に影響されないとするものであるから、
ここにおける配管は、高水圧である消防隊用の送水管と
の共用にも対応できる。
ポンプの稼動装置は、出火時における消火栓ポンプの稼
動が、放水ノズルの開閉弁の開栓操作に伴い作動される
この放水ノズルに設けられた発信器によることとなるか
ら、消火栓の開閉弁を開栓し、放水ノズルを握持してこ
の消火栓から火災現場まで消防ホースを引延し、次いで
前記のごとく放水ノズルを開栓する手順が可能となり、
消火栓ポンプの可動時には、すでに放水ノズルが開放さ
れているので、ポンプの可動に続く消火用圧力水供給に
よる急激な水圧負荷を受けず、また旧来のホース硬直化
による消火栓箱壁面への突張り現象での消防ホース引出
しに際しての弊害を生じる余地がないので、ホース操作
が容易で消火活動に益するものであり、ことさらポンプ
の遅延起動手段を採らずにこれに対処し得るものであ
る。そしてこれは、配管を経て消火栓に供給される消火
用圧力水の水圧に影響されないとするものであるから、
ここにおける配管は、高水圧である消防隊用の送水管と
の共用にも対応できる。
【0009】またこの消火栓ポンプの稼動装置にあって
は、各消火栓の放水ノズルに設けられた発信器からの起
動電波信号を受信する受送信器が、各階に設置された消
火栓毎若くは各消火栓毎の固有起動信号を出力する構成
となっており、しかも出火時において、この固有起動信
号を受けた制御装置は、その階層別送水圧力特定手段、
モータ制御起動手段、使用消火栓表示手段によって、こ
の固有起動信号に関連する消火栓が設置された階層にお
ける、消火に適する放水圧力を得るための送水圧力で消
火用圧力水をその消火栓に給送すると共に、この使用消
火栓の設置場所を表示器に表出するものであるから、ビ
ルやマンションなどの建物の各階層に設置された消火栓
は、その階層に適した放水圧力を得ることができる。換
言すれば、各階層において略同一の放水圧力により消火
活動ができることとなり、更には使用消火栓が表示器に
より表出されるので、出火場所が特定でき、非難誘導に
益するものである。
は、各消火栓の放水ノズルに設けられた発信器からの起
動電波信号を受信する受送信器が、各階に設置された消
火栓毎若くは各消火栓毎の固有起動信号を出力する構成
となっており、しかも出火時において、この固有起動信
号を受けた制御装置は、その階層別送水圧力特定手段、
モータ制御起動手段、使用消火栓表示手段によって、こ
の固有起動信号に関連する消火栓が設置された階層にお
ける、消火に適する放水圧力を得るための送水圧力で消
火用圧力水をその消火栓に給送すると共に、この使用消
火栓の設置場所を表示器に表出するものであるから、ビ
ルやマンションなどの建物の各階層に設置された消火栓
は、その階層に適した放水圧力を得ることができる。換
言すれば、各階層において略同一の放水圧力により消火
活動ができることとなり、更には使用消火栓が表示器に
より表出されるので、出火場所が特定でき、非難誘導に
益するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図は本発明に係る消火栓設備にお
ける消火栓ポンプの稼動装置の一実施形態を示すもの
で、以下各図に基づき説明する。
ける消火栓ポンプの稼動装置の一実施形態を示すもの
で、以下各図に基づき説明する。
【0011】図1は、ビルやマンションなどの建物にお
ける本実施形態の消火栓設備を略示したもので、建物A
の最下層に配備された地下消火用水槽Bと消火用水供給
手段C及び、最上層の補助高架水槽D並びに各階に設置
された消火栓箱1で構成され、それぞれが、消火用水配
管(配管)Eによって連絡されており、各消火栓箱1
(消火栓)は、先端に放水ノズル2が装着され、基端は
配管E端に止着された消火栓開閉弁3(開閉弁)に接続
されている消防ホースHが、巻回された状態で収納され
ている。
ける本実施形態の消火栓設備を略示したもので、建物A
の最下層に配備された地下消火用水槽Bと消火用水供給
手段C及び、最上層の補助高架水槽D並びに各階に設置
された消火栓箱1で構成され、それぞれが、消火用水配
管(配管)Eによって連絡されており、各消火栓箱1
(消火栓)は、先端に放水ノズル2が装着され、基端は
配管E端に止着された消火栓開閉弁3(開閉弁)に接続
されている消防ホースHが、巻回された状態で収納され
ている。
【0012】そして前記消火用水供給手段Cは、建物の
各階に設置された消火栓1に配管Eを介して連絡する消
火栓ポンプPと、この消火栓ポンプPを稼動するための
インバータで駆動するモータMと制御装置4から構成さ
れ、各階に設置された消火栓1の放水ノズル2には、こ
の放水ノズル2に設けられた開閉弁の開栓操作に伴なっ
て作動され、起動電波信号を発信する小電力による発信
器5が設けられており、各消火栓1の付近若くは設置階
層の、例えば壁面上部位や柱上部位には、その階に設置
された消火栓1の放水ノズル2に設けられている前記発
信器5からの起動電波信号を受信すると共に、この受信
に基づき、その階に設置された消火栓1毎若くは各消火
栓1毎の固有起動信号を出力する受送信器6が配設さ
れ、各階の消火栓1毎に配設されたこれら各受送信器6
は、前記消火用水供給手段Cにおける制御装置4に配線
7を介して連絡されている。
各階に設置された消火栓1に配管Eを介して連絡する消
火栓ポンプPと、この消火栓ポンプPを稼動するための
インバータで駆動するモータMと制御装置4から構成さ
れ、各階に設置された消火栓1の放水ノズル2には、こ
の放水ノズル2に設けられた開閉弁の開栓操作に伴なっ
て作動され、起動電波信号を発信する小電力による発信
器5が設けられており、各消火栓1の付近若くは設置階
層の、例えば壁面上部位や柱上部位には、その階に設置
された消火栓1の放水ノズル2に設けられている前記発
信器5からの起動電波信号を受信すると共に、この受信
に基づき、その階に設置された消火栓1毎若くは各消火
栓1毎の固有起動信号を出力する受送信器6が配設さ
れ、各階の消火栓1毎に配設されたこれら各受送信器6
は、前記消火用水供給手段Cにおける制御装置4に配線
7を介して連絡されている。
【0013】また前記制御装置4は、前記各階層に配設
された受送信器6からの固有起動信号に関連する消火栓
1の設置階層に基づき設定された、各消火栓1毎の消火
用圧力水の階層別送水圧力から、この制御装置4に供給
された固有起動信号によって、その階層における消火に
適合する放水圧力を得るための送水圧力を特定する階層
別送水圧力特定手段と、前記階層別送水圧力に基づき設
定された、インバータ駆動モータMの送水圧力別変速度
から、前記階層別送水圧力特定手段において特定された
送水圧力に適合するインバータ駆動モータMの変速度
と、このモータMの起動を制御動するモータ制御起動手
段と、固有起動信号に関連する消火栓1毎の設置場所を
表出する表示ランプやディスプレイなどの表示器を有
し、この制御装置4に供給された固有起動信号により、
これに関連する消火栓1の設置場所を前記表示器に表出
する使用消火栓表示手段を備えている。そしてこれらに
より消火栓ポンプPの稼動装置が構成されている。
された受送信器6からの固有起動信号に関連する消火栓
1の設置階層に基づき設定された、各消火栓1毎の消火
用圧力水の階層別送水圧力から、この制御装置4に供給
された固有起動信号によって、その階層における消火に
適合する放水圧力を得るための送水圧力を特定する階層
別送水圧力特定手段と、前記階層別送水圧力に基づき設
定された、インバータ駆動モータMの送水圧力別変速度
から、前記階層別送水圧力特定手段において特定された
送水圧力に適合するインバータ駆動モータMの変速度
と、このモータMの起動を制御動するモータ制御起動手
段と、固有起動信号に関連する消火栓1毎の設置場所を
表出する表示ランプやディスプレイなどの表示器を有
し、この制御装置4に供給された固有起動信号により、
これに関連する消火栓1の設置場所を前記表示器に表出
する使用消火栓表示手段を備えている。そしてこれらに
より消火栓ポンプPの稼動装置が構成されている。
【0014】前記による消火栓ポンプの稼動装置は、図
1のF6(6階)における出火について例示すると、そ
の階層に設置された消火栓1の開閉弁3を開栓操作し、
次いで放水ノズル2を握持しながら火災現場まで消防ホ
ースHを引延して、放水ノズル2の開閉弁を開栓操作す
ると、これに伴ない発信器5が作動されて起動電波信号
が発信される。そしてこの起動電波信号は、前記消火栓
1の付近に配設された受送信器6で受信され、この受信
に基づき、この受送信器6から前記消火栓1の固有起動
信号が出力され、配線7を介して制御装置4に送信され
る。
1のF6(6階)における出火について例示すると、そ
の階層に設置された消火栓1の開閉弁3を開栓操作し、
次いで放水ノズル2を握持しながら火災現場まで消防ホ
ースHを引延して、放水ノズル2の開閉弁を開栓操作す
ると、これに伴ない発信器5が作動されて起動電波信号
が発信される。そしてこの起動電波信号は、前記消火栓
1の付近に配設された受送信器6で受信され、この受信
に基づき、この受送信器6から前記消火栓1の固有起動
信号が出力され、配線7を介して制御装置4に送信され
る。
【0015】制御装置4では、その階層別送水圧力特定
手段において、前記固有起動信号により、これに関連す
る消火栓1が設置された階層における消火に適合する放
水圧力を得るための送水圧力が特定され、モータ制御、
起動手段においては、前記特定された送水圧力に適合す
るインバータ駆動モータMの変速度と、このモータMの
起動が制御動されると共に、使用消火栓表示手段におけ
る表示ランプやディスプレイなどの表示器に、前記固有
起動信号に関連する消火栓1の設置場所が表出される。
そして前記インバータ駆動モータMの起動によって、そ
の変速度制御に従い消火栓ポンプPが稼動され、前記消
火栓1の設置階層における消火に適合した放水圧力を得
るための送水圧力で消火用圧力水が給送される。
手段において、前記固有起動信号により、これに関連す
る消火栓1が設置された階層における消火に適合する放
水圧力を得るための送水圧力が特定され、モータ制御、
起動手段においては、前記特定された送水圧力に適合す
るインバータ駆動モータMの変速度と、このモータMの
起動が制御動されると共に、使用消火栓表示手段におけ
る表示ランプやディスプレイなどの表示器に、前記固有
起動信号に関連する消火栓1の設置場所が表出される。
そして前記インバータ駆動モータMの起動によって、そ
の変速度制御に従い消火栓ポンプPが稼動され、前記消
火栓1の設置階層における消火に適合した放水圧力を得
るための送水圧力で消火用圧力水が給送される。
【0016】前記実施形態の消火栓設備における消火栓
ポンプの稼動装置は、出火時における消火栓ポンプの稼
動が、放水ノズルの開閉弁の開栓操作に伴い作動される
この放水ノズルに設けられた発信器によるものであるか
ら、消火栓の開閉弁を開栓し、放水ノズルを握持してこ
の消火栓から火災現場まで消防ホースを引延し、次いで
前記のごとく放水ノズルを開栓する手順が可能となり、
消火栓ポンプの可動時には、すでに放水ノズルが開放さ
れているので、ポンプの可動に続く消火用圧力水供給に
よる急激な水圧負荷を受けず、また旧来のホース硬直化
による消火栓箱壁面への突張り現象での消防ホース引出
しに際しての弊害を生じる余地がないので、ホース操作
が容易で消火活動に益するものであり、ことさらポンプ
の遅延起動手段を採らずにこれに対処し得るものであ
る。
ポンプの稼動装置は、出火時における消火栓ポンプの稼
動が、放水ノズルの開閉弁の開栓操作に伴い作動される
この放水ノズルに設けられた発信器によるものであるか
ら、消火栓の開閉弁を開栓し、放水ノズルを握持してこ
の消火栓から火災現場まで消防ホースを引延し、次いで
前記のごとく放水ノズルを開栓する手順が可能となり、
消火栓ポンプの可動時には、すでに放水ノズルが開放さ
れているので、ポンプの可動に続く消火用圧力水供給に
よる急激な水圧負荷を受けず、また旧来のホース硬直化
による消火栓箱壁面への突張り現象での消防ホース引出
しに際しての弊害を生じる余地がないので、ホース操作
が容易で消火活動に益するものであり、ことさらポンプ
の遅延起動手段を採らずにこれに対処し得るものであ
る。
【0017】なお前記は、配管を経て消火栓に供給され
る消火用圧力水の水圧に影響されないとするものである
から、ここにおける配管は、高水圧である消防隊用の送
水管との共用にも対応できる。
る消火用圧力水の水圧に影響されないとするものである
から、ここにおける配管は、高水圧である消防隊用の送
水管との共用にも対応できる。
【0018】またこの消火栓ポンプの稼動装置にあって
は、各消火栓の放水ノズルに設けられた発信器からの起
動電波信号を受信する受送信器が、各階に設置された消
火栓毎若くは各消火栓毎の固有起動信号を出力する構成
となっており、しかも出火時において、この固有起動信
号を受けた制御装置は、その階層別送水圧力特定手段、
モータ制御起動手段、使用消火栓表示手段によって、こ
の固有起動信号に関連する消火栓が設置された階層にお
ける、消火に適する放水圧力を得るための送水圧力で消
火用圧力水をその消火栓に給送すると共に、この使用消
火栓の設置場所を表示器に表出するものであるから、ビ
ルやマンションなどの建物の各階層に設置された消火栓
は、その階層に適した放水圧力を得ることができる。換
言すれば、各階層において略同一の放水圧力により消火
活動ができることとなり、更には使用消火栓が表示器に
より表出されるので、出火場所が特定でき、非難誘導に
益するものである。
は、各消火栓の放水ノズルに設けられた発信器からの起
動電波信号を受信する受送信器が、各階に設置された消
火栓毎若くは各消火栓毎の固有起動信号を出力する構成
となっており、しかも出火時において、この固有起動信
号を受けた制御装置は、その階層別送水圧力特定手段、
モータ制御起動手段、使用消火栓表示手段によって、こ
の固有起動信号に関連する消火栓が設置された階層にお
ける、消火に適する放水圧力を得るための送水圧力で消
火用圧力水をその消火栓に給送すると共に、この使用消
火栓の設置場所を表示器に表出するものであるから、ビ
ルやマンションなどの建物の各階層に設置された消火栓
は、その階層に適した放水圧力を得ることができる。換
言すれば、各階層において略同一の放水圧力により消火
活動ができることとなり、更には使用消火栓が表示器に
より表出されるので、出火場所が特定でき、非難誘導に
益するものである。
【図1】建物の消火設備略示図。
【図2】消火栓箱の正面図。
【図3】消火栓ポンプの稼動装置のブロック図。
A 建物 B 地下消火用水槽 C 消火用水供給手段 D 補助高架水槽 E 消火用水配管(配管) H 消防ホース M インバータ駆動モータ P 消火栓ポンプ 1 消火栓箱(消火栓) 2 放水ノズル 3 消火栓開閉弁(開閉弁) 4 制御装置 5 発信器 6 受送信器 7 配線
Claims (3)
- 【請求項1】 消火用水配管の管端に止着された消火栓
開閉弁に消防ホースが接続され、この消防ホースの先端
には、開栓操作に伴なって作動されて起動電波信号を発
信する発信器を有する放水ノズルが装着された消火栓
と、 前記消火栓の設置付近に配設され、前記放水ノズルの発
信器からの起動電波信号を受信すると共に、この受信に
基づき前記消火栓に関連された固有起動信号を出力する
受送信器と、 前記受送信器と連絡し、この受送信器からの前記固有起
動信号に関連する前記消火栓の、設置階層に適する放水
圧力を得るための送水圧力を特定する手段と、前記送水
圧力に適合するモータの変速度と、モータの起動を制御
動する手段と、前記固有起動信号に関連する前記消火栓
毎の設置場所を表示器により表出する手段を有する制御
装置と、 前記モータと、このモータにより稼動され、前記消火用
水配管を介して前記消火栓に消火用圧力水を供給する消
火栓ポンプとから構成されていることを特徴とする消火
栓設備における消火栓ポンプの稼動装置。 - 【請求項2】 モータは、インバータで駆動するモータ
であることを特徴とする前記請求項1に記載の消火栓設
備における消火栓ポンプの稼動装置。 - 【請求項3】 ビルやマンションなどの建物の各階層に
設置された消火栓のそれぞれは、起動電波信号を発信す
る発信器を有する放水ノズルと、制御装置に連絡しこの
消火栓の固有起動信号を出力する受送信器を有すること
を特徴とする前記請求項1又は2のいずれかに記載の消
火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001179664A JP2002369893A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001179664A JP2002369893A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002369893A true JP2002369893A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19020200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001179664A Pending JP2002369893A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 消火栓設備における消火栓ポンプの稼動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002369893A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010220907A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 消火ポンプシステム及び消化ポンプユニットの制御方法 |
US9078393B1 (en) * | 2012-03-13 | 2015-07-14 | Activation Technologies, LLC | Activated-release fertilizer, pesticides, and other granules, germination-activated seeds, and methods of making and using same |
-
2001
- 2001-06-14 JP JP2001179664A patent/JP2002369893A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010220907A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 消火ポンプシステム及び消化ポンプユニットの制御方法 |
US9078393B1 (en) * | 2012-03-13 | 2015-07-14 | Activation Technologies, LLC | Activated-release fertilizer, pesticides, and other granules, germination-activated seeds, and methods of making and using same |
US20150282423A1 (en) * | 2012-03-13 | 2015-10-08 | Activation Technologies LLC | Activated-release fertilizer, pesticides, and other granules, germination-activated seeds, and methods of making and using same |
US9775284B2 (en) * | 2012-03-13 | 2017-10-03 | Activation Technologies LLC | Activated-release fertilizer, pesticides, and other granules, germination-activated seeds, and methods of making and using same |
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