本発明に係る携帯端末の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る携帯端末(携帯電話機1)が適用されるネットワークシステム2を示すシステム構成図である。図1に示すように、ネットワークシステム2は第1のネットワーク3を備えている。第1のネットワーク3は、例えば携帯電話網であり、携帯電話機1の通信サービス提供エリア内に、固定無線局である基地局4が有線回線を介して複数設置されている。移動無線局である携帯電話機1は、この基地局4に対して例えばW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式と呼ばれる符号分割多元接続方式によって無線接続されていて、この基地局4を介して、他の携帯電話機と音声通話を行ったりデータ通信を行ったりする。
またネットワークシステム2には、GPS(Global Positioning System)放送局5が設置されている。GPSシステムは、複数の衛星から電波信号を受信機で受信し、受信した電波の時間差によりそれぞれの衛星との相対的な距離差を算出し、その軌跡である双曲面の交点を求める事で現在地情報を求めるシステムである。携帯電話機1はこのGPS放送局5から、携帯電話機1の現在位置を示す緯度、経度、高度等の情報であるGPS情報を取得する。
またネットワークシステム2は、第2のネットワーク6を備えている。第2のネットワークは、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークであり、有線回線を介して第1のネットワーク3に接続されている。第2のネットワーク6には情報管理サーバ7が接続されていて、携帯電話機1は、基地局4、第1のネットワーク3、及び第2のネットワーク6を介して、情報管理サーバ7に対してデータ通信を行う。
図2は、本発明に係る携帯電話機1の機能ブロック図である。携帯電話機1は、図2に示すように、主制御部10、電源回路部11、操作入力制御部12、表示制御部13、カメラインタフェース14、音声コーデック15、変復調回路部16、記憶部17、時計部18、日記管理部19、及びGPS受信部20がバスによって相互に接続されて構成されている。
主制御部10は、CPU(Central Processing Unit)を具備し、携帯電話機1の総括的な制御を行うとともに、後述する日記作成処理や、その他の様々な演算処理や制御処理等を行う。電源回路部11は、ユーザによる操作キー21を介した入力に基づいて電源のオン/オフ状態を切り替え、電源がオン状態の場合に電力供給源(バッテリ等)から各部に対して電力を供給して、携帯電話機1を動作可能にする。
操作入力制御部12は入力インタフェースを備え、操作キー21によって入力されたデータを主制御部10に伝送する。表示制御部14は表示インタフェースを備え、主制御部10の制御に基づいて、文書データや画像データ等を液晶ディスプレイ22に表示する。カメラインタフェース14は、CCDカメラ23により撮像された画像信号を入力する。 また、カメラインタフェース14は、画像エンコーダ(図示せず)を備えている。画像エンコーダは、主制御部2の制御に基づいて、CCDカメラ23が入力した画像信号を、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEG(Moving Picture Experts Group)4などの所定の符号化方式によって圧縮符号化して画像信号を作成したり、符号化された画像信号を他の符号化方式に変換して新たな画像信号を作成したりする。
また、カメラインタフェース14は、画像デコーダ(図示せず)を備えている。画像デコーダは、符号化画像信号を所定の符号化方式に対応した復号化方式で復号することにより再生画像信号を生成し、生成された再生画像信号を表示制御部13に伝送する。表示制御部13は、この生成画像信号を液晶ディスプレイ22に出力する。
携帯電話機1は、他の携帯電話機1に対して、例えば基地局4を介して音声通話処理を行う。すなわち音声コーデック15は、主制御部10の制御に基づいて、マイクロフォン24で集音した音声からアナログ音声信号を生成する。変復調回路部16は、音声通話の際に、音声コーデック15からアナログ信号を入力すると、この信号をデジタル信号に変換して送受信回路部26に伝送する。送受信回路部26はこのデジタル音声信号をアンテナ27を介して基地局4(第1のネットワーク3)に送信する。変復調回路部16は、送受信回路部26がアンテナ27を介して基地局4(第1のネットワーク3)から受信したデジタル音声信号を、アナログ音声信号に変換する。音声コーデック15は、音声通話の際に、変復調回路部16からアナログ音声信号を取得して、スピーカ25から音声として出力する。
また、携帯電話機1は、情報管理サーバ7または他の携帯電話機に対してデータ通信処理を行う。すなわち携帯電話機1は、電子メールやWeb閲覧データ、画像データ、映像データ、位置情報等の様々なデータの送受信処理を行う。主制御部10は、データを受信する際、送受信回路部26がアンテナ27を介して基地局4(第1のネットワーク3)や情報管理サーバ7(第2のネットワーク6)から受信した受信信号を変復調回路部16でスペクトラム逆拡散処理して、データを復元する。このデータは、主制御部10の指示により、表示制御部13を介して液晶ディスプレイ22に表示されたり記憶部17に記録されたりする。
また主制御部10は、操作入力部12を介して入力されたデータや記憶部17に記憶されたデータを送信する際、変復調回路部16がデータに対してスペクトラム拡散処理を行い、送受信回路部26がアンテナ27を介して基地局4(第1のネットワーク3)に送信したり、基地局4、第1のネットワーク3を介して情報管理サーバ7(第2のネットワーク6)に送信したりする。
記憶部17は、主制御部10が行う処理の処理プログラムや処理に必要なデータ等を格納するROM(Read Only Memory)やハードディスク、不揮発性メモリ、主制御部10が処理を行う際に使用されるデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等からなる。主制御部10が後述する日記作成処理を行う際の処理プログラムは、例えばROMに記憶されている。
記憶部17は、スケジュール情報30を記憶するためのスケジュール情報記憶部17aを備えている。このスケジュール情報30は、所定日時に所定の処理が行われるように指定するための情報であり、ユーザにより予め入力された情報である。スケジュール情報30は、図3に示すように、スケジュール内容を識別するためのID情報30aに対して、スケジュールの日時を示す日時情報30b、スケジュールの日時にアラームを発生させるか否かを示すアラーム情報30c、スケジュール内容を示す内容情報30dを含んでいる。アラーム情報30cは、例えばアラームを発生させる場合は「ON」、発生させない場合は「OFF」で示されている。
また記憶部17は、日記情報31を記憶するための日記情報記憶部17bを備えている。日記情報31は、図4に示すように、日記内容を識別するためのID情報31aに対して、日時を示す日時情報31b、日記の種類を示す種類情報31c、日記の内容を示す内容情報31dが対応付けられた情報である。種類情報31aに記される日記の種類は、例えば文字、静止画像(写真)、動画像(ムービー)、位置情報、メール、スケジュール等がある。
時計部18は、RTC(Real Time Clock)回路を用いて計時する内蔵時計を備えていて、電源回路部12から電力を供給されることにより現在時刻を計時している。RTC回路は、主電池12aが接続されている限り、電源のON/OFF状態に関わらず電源回路部12から電源供給を受けて動作する計時専用のチップである。時計部18は、主制御部10からの指示により、必要に応じて現在時刻情報を伝送する。
記録再生部19は、外部メモリであるSDメモリカードなどに代表されるメモリカードM等に対して読み書きを行うためのインタフェースを備えていて、メモリカードMが電気的に接続されたことを検知すると、主制御部10の制御に基づいて、このメモリカードMに対して読み込み処理や書き込み処理を行う。GPS受信部20は、GPS放送局5により放送されているGPS情報を受信するためのアンテナ20aを備え、このアンテナ20aが受信したGPS情報を主制御部10に伝送する。
図5に、携帯電話機1の一例として説明に用いる折り畳み型の携帯電話機について、約180度に見開いた状態にて正面から見た外観図を示す。携帯電話機1は、図5に示すように、第1の筐体28aと第2の筐体28bとがヒンジ部28cを挟むようにヒンジ結合されており、第1の筐体28a及び第2の筐体28bはヒンジ部28cを介して図5のX方向に回転可能に形成されている。
第1の筐体28aの中央部には、液晶ディスプレイ22が設けられている。液晶ディスプレイ22の下部には、例えば、操作キー21のうちの所定の操作キーに対して所定の機能が割り当てられていることを示す各種ボタンが表示されている。これらの各種ボタンは、例えば、後述する日記情報31を記録するための日記ボタン(記録ボタン)42、日記情報31を表示するための表示ボタン43、日記作成機能を終了するための終了ボタン44等である。
また、第1の筐体28aにおいて、液晶ディスプレイ22の上部にはスピーカ25が設けられており、これにより、ユーザが音声を聞くことが可能となる。また第2の筐体28bにおいて、操作キー21の下部にマイクロフォン24が設けられており、マイクロフォン24によって通話時のユーザの音声を集音する。
第2の筐体28bには、「0」〜「9」の数字キー、発呼キー、終話・電源キー、クリアキー、及び電子メールキー等の操作キー21が設けられており、ユーザは操作キー21を用いて各種指示を入力することができる。また第2の筐体28bには、操作キー21として上部に十字キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより液晶ディスプレイ22に表示されているカーソルや表示画面全体を上下左右方向に移動させることができる。
さらに、第1の筐体22には、十字キーの上部にファンクションキーであるF1キー21a、F2キー21b、及びF3キー21cが設けられており、液晶ディスプレイ22の下部に表示されている各種ボタン(例えば日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44)に対応していて、これらのボタンに対応した種々の機能をもつことが可能であるため、ソフトキーと呼ばれている。ユーザは、これらF1キー21a、F2キー21b、及びF3キー21cを押下することにより、携帯電話機1に対して所定の機能を起動する処理をワンタッチで行うことが可能となる。
携帯電話機1は、入力された文字列や撮像された画像、録音された音声、現在位置情報、登録されているスケジュール情報、または受信されたメール情報等を用いて日記を作成する日記作成処理を行う。携帯電話機1は、ユーザにより文字列が入力されたり画像が撮像されたりした際に、ユーザがこれらの文字列や画像を用いて簡単に日記を作成できるように支援するための日記作成機能を起動することにより日記作成処理を行う。
まず始めに、携帯電話機1が、ユーザにより入力された文字列により日記作成処理を行う際の手順について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。以下、例えば「ステップS101」を「S101」のように、「ステップ」の語句を省略して説明する。
携帯電話機1は、ユーザにより文字列が入力された場合、ユーザに対して、この入力された文字列を利用して簡単に日記を作成できるように支援する日記作成機能と有する。まず携帯電話機1の主制御部10は、ユーザにより文字列の入力が指示されたか否かを判断する(S101)。例えばユーザは、携帯電話機1を用いて日記を書く時や簡単なメモをとる時に、文字列入力機能を起動することにより、携帯電話機1に文字列の入力の指示を出す。文字列の入力が指示されていない場合(S101のNo)は、主制御部10はそのまま待機する。
文字列の入力が指示された場合(S101のYes)は、主制御部10は液晶ディスプレイ22に、図7(A)に示すような表示画面40Aを表示する(S102)。この表示画面40Aは、ユーザにより操作キー21を介して入力された文字列を表示する文字列入力欄41を備えている。また主制御部10は日記作成機能を起動して、液晶ディスプレイ22に、文字列入力欄41に入力された文字列を日記情報31として記録するための日記ボタン42、日記情報31を表示するための表示ボタン43、文字列の入力を終了するための終了ボタン44を表示する(S103)。
ユーザは、操作キー21を用いて携帯電話機1に文字列を入力し、必要に応じて日記ボタン42、表示ボタン43、あるいは終了ボタン44を選択する。この際、図5に示すように、この日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44は、それぞれF1キー21a、F2キー21b、F3キー21cに対応していて、ユーザはこれらの操作キー21a、21b、21cを押下することにより、ワンタッチで日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44を選択することができる。
主制御部10は、日記ボタン42が選択されたか否かを判断する(S105)。日記ボタン42が選択された場合、あるいはF1キー21aが押された場合(S105のYes)は、主制御部10は、時計部18から現在日時情報を取得する(S107)。そして主制御部10は、S107にて取得した現在日時情報と文字列入力欄41に入力された文字列とを日記情報31として日記情報記憶部17bに記録する(S109)。この際、ID情報31aが主制御部10により一意に設定されるとともに、日時情報31bにS107にて取得した現在時刻情報(例えば「6:00」を示す情報)が、内容情報30dに文字列入力欄41に入力された文字列(例えば「今日は大阪に旅行だよ!楽しみだなぁ!」の文字列)がないよう記録され、種類情報30cに「文字」を示す情報が記録される。
S109にて日記情報31が記録された場合、または日記ボタン42が選択されていない場合(S105のNo)は、主制御部10は、表示ボタン43が選択されたか否かを判断する(S111)。表示ボタン43が選択された場合、あるいはF2キー21bが押された場合(S111のYes)は、主制御部10は、時計部18から現在時刻情報を取得する(S112)。また主制御部10は、日記情報記憶部17bからS112で取得した現在時刻情報に基づいて、日記情報31のうちの、日時情報31bが現在の日付を示しているもののみを取得する(S113)。
主制御部10は、S113にて取得した日記情報31を表示するための表示画面40を、液晶ディスプレイ22に表示する(S115)。表示画面40は、図7(B)に示すように、日記情報31が表示される日記表示欄45を備えている。日記表示欄45には、現在の日付に記録された日記情報31に関して、日時情報31bや内容情報31dが表示されている。例えばS109にて文字列が記録されたものとすると、図7(B)に示す日記表示欄45には、S109にて記録された「6:00」の日時、「今日は大阪に旅行だよ!楽しみだなぁ!」の文字列が表示されている。
S115にて日記情報31が記録された場合、または表示ボタン43が選択されていない場合(S111のNo)は、主制御部10は、終了ボタン44が選択されたか否かを判断する(S117)。終了ボタン44が選択されずF3キー21cも押されなかった場合(S117のNo)は、S105に戻り、主制御部10は再びS105乃至S115の処理を行う。
終了ボタン44が選択された場合、あるいはF3キー21cが押された場合(S117のYes)は、主制御部10は、S109にて文字列入力欄41に入力された文字列が記録されたか否かを判断する(S119)。入力された文字列が記録された場合(S119のYes)は、主制御部10は日記作成機能を終了する(S127)。
入力された文字列が記録されていない場合(S119のYes)は、このまま日記作成機能を終了してしまうと、これらの入力された文字列が記録されずに消えてしまうため、主制御部10は、液晶ディスプレイ22に、これらの入力された文字列の記録を行うか否かを入力させるための情報を表示する等して、ユーザに対して入力された文字列の記録を行うか否かの判断を促す(S121)。
主制御部10は、S121により入力された文字列の記録が指示されたか否かを判断する(S123)。入力された文字列の記録が指示された場合(S123のYes)は、主制御部10は、文字列入力欄41に入力された文字列を記憶部17または日記情報記憶部17bに記録して(S125)、日記作成機能を終了する(S127)。この際、日記情報記憶部17bに記録する場合は、S109の処理と同様の手順で行う。また、入力された文字列の記録が指示されなかった場合(S123のNo)は、主制御部10は入力された文字列を記録せずに日記作成機能を終了する(S127)。
なお、S113において、現在の日付の日記情報31に限らず、全ての日記情報31や指定された日数の日記情報31を取得しても良い。
また、日記ボタン42が選択されずに表示ボタン43が押された場合(S105のNo、S111のYes)、文字列入力欄41に入力されている文字列は消去されずにそのまま残っていて、その後に日記ボタン42が選択された場合に、S107及びS109の処理が行われる。
このようにして、ユーザが携帯電話機1において文字列を入力した際に、日記作成機能を起動してF1キー21a及びF2キー21bに対応した日記ボタン42や表示ボタン43を表示することにより、ユーザがワンタッチで、入力した文字列を日記情報記憶部17bに記録することができる。
次に、携帯電話機1は、ユーザにより写真やムービー等の画像が撮像された場合、ユーザに対して、この撮像された画像を利用して簡単に日記を作成できるように支援する日記作成機能と有する。携帯電話機1が、撮像された画像により日記作成処理を行う際の手順について、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず携帯電話機1の主制御部10は、ユーザにより画像が撮像されたか否かを判断する(S201)。画像が撮像されていない場合(S201のNo)は、主制御部10はそのまま待機する。
画像が撮像された場合(S201のYes)は、主制御部10は液晶ディスプレイ22に、図9(A)に示すような表示画面40Bを表示する(S202)。この表示画面40Bは、CCDカメラ23により撮像された画像を表示する画像表示欄46を備えている。また主制御部10は日記作成機能を起動して、液晶ディスプレイ22に、画像表示欄46に表示された画像を日記情報31として記録するための日記ボタン42、日記情報31を表示するための表示ボタン43、文字列の入力を終了するための終了ボタン44を表示する(S203)。
日記作成機能が起動されると、ユーザは、操作キー21を介して日記ボタン42、表示ボタン43、あるいは終了ボタン44を選択する。この際、図5に示すように、この日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44は、それぞれF1キー21a、F2キー21b、F3キー21cに対応していて、ユーザはこれらの操作キー21a、21b、21cを押下することにより、ワンタッチで日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44を選択することができる。
主制御部10は、日記ボタン42が選択されたか否かを判断する(S205)。日記ボタン42が選択された場合、あるいはF1キー21aが押された場合(S205のYes)は、主制御部10は、時計部18から現在日時情報を取得する(S207)。そして主制御部10は、S207にて取得した現在日時情報と画像表示欄46に表示された画像(S201にて撮像された画像)とを日記情報31として日記情報記憶部17bに記録する(S209)。この際、ID情報31aが主制御部10により一意に設定されるとともに、日時情報31bにS207にて取得した現在時刻情報(例えば「6:30」を示す情報)が、内容情報30dに画像表示欄46に表示された画像が記録されるとともに、S201にて撮像された画像が静止画である場合には種類情報30cに「写真」を示す情報が、S201にて撮像された画像が動画像である場合は種類情報30cに「ムービー」を示す情報が記録される。
S209にて日記情報31が記録された場合、または日記ボタン42が選択されていない場合(S205のNo)は、主制御部10は、表示ボタン43が選択されたか否かを判断する(S211)。表示ボタン43が選択された場合、あるいはF2キー21bが押された場合(S211のYes)は、主制御部10は、時計部18から現在時刻情報を取得する(S212)。また主制御部10は、日記情報記憶部17bからS212で取得した現在時刻情報に基づいて、日記情報31のうちの、日時情報31bが現在の日付を示しているもののみを取得する(S213)。
主制御部10は、S213にて取得した日記情報31を表示するための表示画面40を、液晶ディスプレイ22に表示する(S215)。表示画面40は、図9(B)に示すように、日記情報31が表示される日記表示欄45を備えている。日記表示欄45には、例えば、現在の日付に記録された日記情報31に関して、日時情報31bや内容情報31dが表示されている。例えばS209にて画像が記録されたものとすると、図9(B)に示す日記表示欄45には、図7(B)に示す日記表示欄45に表示されている情報に加えて、S209にて記録された「6:30」の日時、画像が追加されて表示されている。
S215にて日記情報31が表示された場合、または表示ボタン43が選択されていない場合(S211のNo)は、主制御部10は、終了ボタン44が選択されたか否かを判断する(S217)。終了ボタン44が選択されずF3キー21cも押されなかった場合(S217のNo)は、S205に戻り、主制御部10は再びS205乃至S215の処理を行う。
終了ボタン44が選択された場合、あるいはF3キー21cが押された場合(S217のYes)は、主制御部10は、S201にて撮像された画像がS209にて日記情報記憶部17bに記録されたか否かを判断する(S219)。撮像された画像が記録された場合(S219のYes)は、主制御部10は日記作成機能を終了する(S227)。
撮像された画像が記録されていない場合(S219のYes)は、このまま日記作成機能を終了してしまうと、撮像された画像が記録されずに消えてしまうため、主制御部10は、液晶ディスプレイ22に、これらの撮像された画像の記録を行うか否かを入力させるための情報を表示する等して、ユーザに対して撮像された文字列の記録を行うか否かの判断を促す(S221)。
主制御部10は、S221により撮像された画像の記録が指示されたか否かを判断する(S223)。撮像された画像の記録が指示された場合(S223のYes)は、主制御部10は、画像表氏欄46に表示されている画像を記憶部17または日記情報記憶部17bに記録して(S225)、日記作成機能を終了する(S227)。この際、日記情報記憶部17bに記録する場合は、S209の処理と同様の手順で行う。また、撮像された画像の記録が指示されなかった場合(S223のNo)は、主制御部10は撮像された画像を記録せずに日記作成機能を終了する(S227)。
なお、日記ボタン42が選択されずに表示ボタン43が押された場合(S205のNo、S211のYes)、文字列入力欄41に入力されている文字列は消去されずにそのまま残っていて、その後に日記ボタン42が選択された場合に、S207及びS209の処理が行われる。
またS209にて、撮像された画像と現在時刻とを対応付けて記録しているが、これに限らず、撮像された画像と撮像された時刻とを対応付けて記録しても良い。
このようにして、ユーザが携帯電話機1において静止画や動画等の画像を撮像した際に、日記作成機能を起動してF1キー21a及びF2キー21bに対応した日記ボタン42や表示ボタン43を表示することにより、ユーザがワンタッチで、撮像された画像を日記情報記憶部17bに記録することができる。
次に、携帯電話機1は、ユーザにより操作キー21を介して位置情報の取得が指示された場合、ユーザに対して、取得した位置情報を利用して簡単に日記を作成できるように支援する日記作成機能と有する。携帯電話機1が、取得した位置情報により日記作成処理を行う際の手順について、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず携帯電話機1の主制御部10は、ユーザにより位置情報の取得が指示されたか否かを判断する(S301)。位置情報の取得が指示されていない場合(S301のNo)は、主制御部10はそのまま待機する。位置情報の取得が指示された場合(S301のYes)は、主制御部10は、アンテナ27を介して、基地局4により放送されている電波に含まれる位置情報を受信する(S303)。この際、GPS放送局5により放送されているGPS情報をGPS受信部20が受信し、このGPS情報を位置情報としても良い。
主制御部10は、液晶ディスプレイ22に、図11に示すような表示画面40Cを表示する(S305)。この表示画面40Cは、受信した位置情報を表示する位置情報表示欄47を備えている。また主制御部10は日記作成機能を起動して、液晶ディスプレイ22に、位置情報表示欄47に表示された位置情報を日記情報31として記録するための日記ボタン42、日記情報31を表示するための表示ボタン43、位置情報の表示や記録を終了するための終了ボタン44を表示する(S307)。
日記作成機能が起動されると、ユーザは、操作キー21を介して日記ボタン42、表示ボタン43、あるいは終了ボタン44を選択する。この際、図5に示すように、この日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44は、それぞれF1キー21a、F2キー21b、F3キー21cに対応していて、ユーザはこれらの操作キー21a、21b、21cを押下することにより、ワンタッチで日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44を選択することができる。
主制御部10は、日記ボタン42が選択されたか否かを判断する(S309)。日記ボタン42が選択された場合、あるいはF1キー21aが押された場合(S309のYes)は、主制御部10は、S303にて受信した位置情報に基づいて情報管理サーバ7から地名情報を取得する地名情報取得処理を行う(S311)。このS311にて行われる地名情報取得処理の手順について、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず主制御部10は、S303にて受信した位置情報(例えば「東京」を示す情報)をアンテナ27を介して情報管理サーバ7に送信する(S401)。情報管理サーバ7は、位置情報やGPS情報に対して複数の地名情報を関連付けて記憶しており、携帯電話機1から位置情報やGPS情報を受信すると、これらの受信した情報に関連付けられた地名情報を抽出して、これらの地名情報を地名候補として携帯電話機1に対して送信する。ここでは、情報管理サーバ7において、「東京」を示す位置情報に対して「東京駅」、「東京駅構内」、「丸の内」、「丸ビル」、「大手町」、「千代田町」等の地名情報が関連付けられているものとする。
主制御部10は、情報管理サーバ7から地名候補を受信したか否かを判断する(S403)。地名候補を受信していない場合(S403のNo)は、主制御部10は地名候補を受信するまで待機する。地名候補を受信した場合(S403のYes)は、主制御部10は、液晶ディスプレイ22に、図13(A)に示すような表示画面40Dを表示する(S405)。この表示画面40Dは、受信した地名候補を表示する地名候補表示欄48を備えている。地名候補表示欄48には、情報管理サーバ7から受信した地名候補である複数の地名情報(例えば「東京駅」、「東京駅構内」、「丸の内」、「丸ビル」、「大手町」、「千代田町」等の地名情報)のうちのいずれかが、操作キー21により選択可能なように表示されている。
主制御部10は、ユーザにより操作キー21を介して地名候補が選択されたか否かを判断する(S407)。地名候補が選択されていない場合(S407のNo)は、主制御部10は地名候補が選択されるまで待機する。地名候補が選択された場合(S407のYes)、主制御部10は、選択された地名候補(例えば「東京駅」)を日記情報31として記録する地名情報とする(S409)。
主制御部10は、時計部18から現在日時情報を取得する(S313)。そして主制御部10は、S313にて取得した現在日時情報とS311にて取得された地名情報とを日記情報31として日記情報記憶部17bに記録する(S315)。この際、ID情報31aが主制御部10により一意に設定されるとともに、日時情報31bにS313にて取得した現在時刻情報(例えば「7:00」を示す情報)が、内容情報30dにS311にて取得された地名情報(例えば「東京駅」)が記録されるとともに、種類情報30cに「位置」を示す情報が記録される。
S315にて日記情報31が記録された場合、または日記ボタン42が選択されていない場合(S311のNo)は、主制御部10は、表示ボタン43が選択されたか否かを判断する(S317)。表示ボタン43が選択された場合、あるいはF2キー21bが押された場合(S317のYes)は、主制御部10は、時計部18から現在時刻情報を取得する(S318)。また主制御部10は、日記情報記憶部17bからS318で取得した現在時刻情報に基づいて、日記情報31のうちの、日時情報31bが現在の日付を示しているもののみを取得する(S319)。
主制御部10は、S319にて取得した日記情報31を表示するための表示画面40を、液晶ディスプレイ22に表示する(S321)。表示画面40は、図13(B)に示すように、日記情報31が表示される日記表示欄45を備えている。日記表示欄45には、例えば、現在の日付に記録された日記情報31に関して、日時情報31bや内容情報31dが表示されている。例えばS315にて地名情報が記録されたものとすると、図13(B)に示す日記表示欄45には、図9(B)にて日記表示欄45に表示されていた情報に加えて、S315にて記録された「7:00」の日時、「東京駅」を示す地名情報が追加されて表示されている。
S321にて日記情報31が表示された場合、または表示ボタン43が選択されていない場合(S317のNo)は、主制御部10は、終了ボタン44が選択されたか否かを判断する(S323)。終了ボタン44が選択されずF3キー21cも押されなかった場合(S323のNo)は、S311に戻り、主制御部10は再びS311乃至S321の処理を行う。終了ボタン44が選択された場合、あるいはF3キー21cが押された場合(S323のYes)は、主制御部10は日記作成機能を終了する(S325)。
このようにして、ユーザが携帯電話機1において位置情報の取得を指示した際に、情報管理サーバ7からこの位置情報に対応した地名情報を取得するとともに、日記作成機能を起動してF1キー21a及びF2キー21bに対応した日記ボタン42や表示ボタン43を表示することにより、ユーザがワンタッチで、現在位置を示す地名情報を日記情報記憶部17bに記録することができる。
次に、携帯電話機1は、メールを受信した場合、この受信したメール情報を利用して簡単に日記を作成できるように支援する日記作成機能と有する。携帯電話機1が、受信したメール情報により日記作成処理を行う際の手順について、図14に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず携帯電話機1の主制御部10は、メールを受信したか否かを判断する(S501)。メールを受信していない場合(S501のNo)は、主制御部10はそのまま待機する。メールを受信した場合(S501のYes)は、主制御部10は、液晶ディスプレイ22に、図15(A)に示すような表示画面40Eを表示する(S503)。この表示画面40Eは、受信したメール情報を表示するメール情報表示欄49を備えている。
また主制御部10は日記作成機能を起動して、液晶ディスプレイ22に、メール情報表示欄49に表示されたメール情報を日記情報31として記録するための日記ボタン42、日記情報31を表示するための表示ボタン43、メール情報の表示や記録を終了するための終了ボタン44を表示する(S505)。
日記作成機能が起動されると、ユーザは、操作キー21を介して日記ボタン42、表示ボタン43、あるいは終了ボタン44を選択する。この際、図5に示すように、この日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44は、それぞれF1キー21a、F2キー21b、F3キー21cに対応していて、ユーザはこれらの操作キー21a、21b、21cを押下することにより、ワンタッチで日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44を選択することができる。
主制御部10は、日記ボタン42が選択されたか否かを判断する(S507)。日記ボタン42が選択された場合、あるいはF1キー21aが押された場合(S507のYes)は、主制御部10は、液晶ディスプレイ22にメール情報を、操作キー21を用いて部分的に選択できるように表示することにより、日記情報31として日記情報記憶部17bに記録するメール情報の範囲を選択するようにユーザに対して指示を出す(S509)。この指示を受けたユーザは、例えば図15(B)に示すように、操作キー21を介して、メール情報表示欄49に表示されているメール情報において所定の範囲(例えば「送信元 山田太郎 今日は・・・期待しています。」の文字列)を選択する。
主制御部10は、ユーザにより日記情報31として記録する部分が選択されたか否かを判断する(S511)。日記情報31として記録する部分が選択されていない場合(S511のNo)は、主制御部10は選択されるまで待機する。日記情報31として記録する部分が選択された場合(S511のYes)は、主制御部10は、S501にて受信したメール情報を日記情報31として日記情報記憶部17bに記録する(S513)。この際、ID情報31aが主制御部10により一意に設定されるとともに、日時情報31bにS501にてメールを受信した時刻(例えば「11:35」を示す情報)が、内容情報30dにS501にて受信したメール情報のうちのS511にて選択された範囲(例えば「送信元 山田太郎 今日は・・・期待しています。」)が記録されるとともに、種類情報30cに「メール」を示す情報が記録される。この際、日時情報31bとして、時計部18から取得した現在日時情報を記録しても良い。
S513にて日記情報31が記録された場合、または日記ボタン42が選択されていない場合(S507のNo)は、主制御部10は、表示ボタン43が選択されたか否かを判断する(S515)。表示ボタン43が選択された場合、あるいはF2キー21bが押された場合(S515のYes)は、主制御部10は、時計部18から現在時刻情報を取得する(S516)。また主制御部10は、日記情報記憶部17bからS516にて取得した現在時刻情報に基づいて、日記情報31のうちの、日時情報31bが現在の日付を示しているもののみを取得する(S517)。
主制御部10は、S517にて取得した日記情報31を表示するための表示画面40を、液晶ディスプレイ22に表示する(S519)。表示画面40は、図15(C)に示すように、日記情報31が表示される日記表示欄45を備えている。日記表示欄45には、例えば、現在の日付に記録された日記情報31に関して、日時情報31bや内容情報31dが表示されている。例えばS315にてメール情報が記録されたものとすると、図15(C)に示す日記表示欄45には、図13(B)にて日記表示欄45に表示されていた情報に加えて、S513にて記録された「11:35」の日時、「送信元 山田太郎 今日は・・・期待しています。」を示すメール情報が追加されて表示されている。なお、日記情報31は時系列に沿って表示される。
S519にて日記情報31が表示された場合、または表示ボタン43が選択されていない場合(S515のNo)は、主制御部10は、終了ボタン44が選択されたか否かを判断する(S521)。終了ボタン44が選択されずF3キー21cも押されなかった場合(S521のNo)は、S507に戻り、主制御部10は再びS507乃至S519の処理を行う。終了ボタン44が選択された場合、あるいはF3キー21cが押された場合(S521のYes)は、主制御部10は日記作成機能を終了する(S523)。
このようにして、携帯電話機1においてメールを受信した際に、日記作成機能を起動してF1キー21a及びF2キー21bに対応した日記ボタン42や表示ボタン43を表示することにより、ユーザがワンタッチで、受信したメール情報を日記情報記憶部17bに記録することができる。
次に、携帯電話機1は、ユーザによりスケジュール情報30の表示が指示された場合、このスケジュール情報30を利用して簡単に日記を作成できるように支援する日記作成機能と有する。携帯電話機1が、スケジュール情報30により日記作成処理を行う際の手順について、図16に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず携帯電話機1の主制御部10は、ユーザによりスケジュール情報30の表示が指示されたか否かを判断する(S601)。スケジュール情報30の表示が指示されていない場合(S601のNo)は、主制御部10はそのまま待機する。スケジュール情報30の表示が指示された場合(S601のYes)は、主制御部10は、スケジュール情報記憶部17aからスケジュール情報30を取得し、液晶ディスプレイ22に、図17(A)に示すような表示画面40Fを表示する(S603)。この表示画面40Fは、スケジュール情報30を表示するスケジュール情報表示欄50を備えている。
また主制御部10は日記作成機能を起動して、液晶ディスプレイ22に、スケジュール情報表示欄49に表示されたスケジュール情報30を日記情報31として記録するための日記ボタン42、日記情報31を表示するための表示ボタン43、スケジュール情報30の表示や記録を終了するための終了ボタン44を表示する(S605)。
日記作成機能が起動されると、ユーザは、操作キー21を介して日記ボタン42、表示ボタン43、あるいは終了ボタン44を選択する。この際、図5に示すように、この日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44は、それぞれF1キー21a、F2キー21b、F3キー21cに対応していて、ユーザはこれらの操作キー21a、21b、21cを押下することにより、ワンタッチで日記ボタン42、表示ボタン43、終了ボタン44を選択することができる。
主制御部10は、日記ボタン42が選択されたか否かを判断する(S607)。日記ボタン42が選択された場合、あるいはF1キー21aが押された場合(S607のYes)は、主制御部10は、液晶ディスプレイ22にスケジュール情報30を、操作キー21を用いてスケジュール毎に選択できるように表示することにより、日記情報31として日記情報記憶部17bに記録するスケジュールを選択するようにユーザに対して指示を出す(S609)。この指示を受けたユーザは、例えば図17(B)に示すように、操作キー21を用いて、スケジュール情報表示欄50に表示されているスケジュール情報30において所定のスケジュール(例えば「8:00 こだま8号東京発」、「11:00 こだま8号新大阪着」、「13:30 A氏と合流」のスケジュール)を選択する。
主制御部10は、ユーザにより日記情報31として記録するスケジュールが選択されたか否かを判断する(S611)。スケジュールが選択されていない場合(S611のNo)は、主制御部10は選択されるまで待機する。スケジュールが選択された場合(S611のYes)は、主制御部10は、S611にて選択されたスケジュールを日記情報31として日記情報記憶部17bに記録する(S613)。この際、選択された各々のスケジュールに対してID情報31aが主制御部10により一意に設定されるとともに、日時情報31bにスケジュール情報30の日時情報30b(例えば「8:00」を示す情報)が、内容情報30dにスケジュール情報30の内容情報30d(例えば「こだま8号東京発」)が記録されるとともに、種類情報30cに「スケジュール」を示す情報が記録される。
S613にて日記情報31が記録された場合、または日記ボタン42が選択されていない場合(S607のNo)は、主制御部10は、表示ボタン43が選択されたか否かを判断する(S615)。表示ボタン43が選択された場合、あるいはF2キー21bが押された場合(S615のYes)は、主制御部10は、時計部18から現在時刻情報を取得する(S616)。また主制御部10は、日記情報記憶部17bからS616にて取得した現在時刻情報に基づいて、日記情報31のうちの、日時情報31bが現在の日付を示しているもののみを取得する(S617)。
主制御部10は、S617にて取得した日記情報31を表示するための表示画面40を、液晶ディスプレイ22に表示する(S619)。表示画面40は、図17(C)に示すように、日記情報31が表示される日記表示欄45を備えている。日記表示欄45には、例えば、現在の日付に記録された日記情報31に関して、日時情報31bや内容情報31dが表示されている。例えばS613にてスケジュール情報が記録されたものとすると、図17(C)に示す日記表示欄45には、図15(C)にて日記表示欄45に表示されていた情報に加えて、S613にて記録された「8:00」の日時、「こだま8号東京発」を示すメール情報等が追加されて表示されている。なお、日記情報31は時系列に沿って表示される。
S619にて日記情報31が表示された場合、または表示ボタン43が選択されていない場合(S615のNo)は、主制御部10は、終了ボタン44が選択されたか否かを判断する(S621)。終了ボタン44が選択されずF3キー21cも押されなかった場合(S621のNo)は、S607に戻り、主制御部10は再びS607乃至S619の処理を行う。終了ボタン44が選択された場合、あるいはF3キー21cが押された場合(S621のYes)は、主制御部10は日記作成機能を終了する(S623)。
このようにして、ユーザが携帯電話機1においてスケジュール情報の表示を指示した際に、日記作成機能を起動してF1キー21a及びF2キー21bに対応した日記ボタン42や表示ボタン43を表示することにより、ユーザがワンタッチで、スケジュール情報を日記情報記憶部17bに記録することができる。
なお、日記情報31として記録される情報は、実施形態として上記に説明した情報に限定されるものではなく、例えば現在日時、現在位置の天気やニュースを所定のサーバから基地局4を介して受信して、日記情報31として記録しても良い。
また、日記情報31として記録される情報は撮像された写真やムービー等の画像に限らず、録音された音声でも良い。この場合、撮像された画像情報や録音された音声情報を記録する際に、日記情報記憶部17bとは別の場所に記録しておき、日記情報31として表示する時にリンクさせるようにしても良い。さらに、撮像された画像情報を圧縮して日記情報記憶部17bに記録しておき、日記情報31として表示する時にこの圧縮された画像情報を表示しても良い。
また、基地局4やGPS放送局5から受信した位置情報は、単独の日記情報31として記録されるのみでなく、入力された文字列や撮像された画像が日記情報31として記録される際に併せて記録されるようにしても良い。
また実施形態として、日記作成機能を実現するための日記ボタン42や表示ボタン43にソフトキー(F1キー21aやF2キー21b)を対応させる例について説明したが、これに限らず、これらの機能を操作キー21に固定させるようにしても良い。
また実施形態として、日記情報31が携帯電話機1の記憶部17に記録される例について説明したが、SDメモリカードに代表されるメモリカードM等の任意の外部メモリに記録されるようにしても良い。このようにすれば、SDメモリカードが大容量の日記帳となり、記憶部17の容量を気にしなくて良い。携帯電話機1とPCとを赤外線通信やBluetooth等で結んで日記情報31をPC(Personal Computer)に伝送しても良い。日記情報31をPCに伝送してPCを用いて日記情報31を編集すると便利である。さらに、外部メモリを用いたり赤外線通信やBluetooth等の通信を行ったりすることにより、日記情報31を携帯プリンタ等でプリントアウトして、紙の日記帳に貼り付ける使い方もできる。
また、日記ボタンの操作方法や手順も任意であり、例えば文字情報を入力してから操作してもいいし、文字入力する前に操作してもいいし、文字入力の途中で操作してもいい。さらには、一旦記録された日記情報の編集の仕方についても、任意であり、記録される時刻情報も時のみとしたり、AM、PMといったラフな分類にするなど選択が可能である。
本発明に係る携帯端末(携帯電話機1)によると、入力された文字列や撮像された画像、現在位置情報や登録されているスケジュール情報、または受信したメール情報等を用いた処理を行う際に、これらの情報を日記情報31として記録するための日記ボタン42を表示することにより、ユーザが簡単に日記を作成することが可能となる。
また、本発明に係る携帯端末(携帯電話機1)によると、入力された文字列や撮像された画像、現在位置情報や登録されているスケジュール情報、または受信したメール情報等を用いた処理を行う際に、日記情報31を表示するための表示ボタン43を表示することにより、ユーザが簡単に日記情報31を表示させることが可能となる。
また、本発明に係る携帯端末(携帯電話機1)によると、入力された文字列や撮像された画像、現在位置情報や登録されているスケジュール情報、または受信したメール情報等を、必ず時刻と併せて記録することにより、その時々で作成された様々な種類の日記情報31を時系列に沿って管理することが可能となる。これにより、ユーザは日記のフォーマットを意識せずに、簡単に日記情報31を記録することが可能となる。
また、本発明に係る携帯端末(携帯電話機1)によると、日記作成機能を実現するための日記ボタン42や表示ボタン43にソフトキー(F1キー21aやF2キー21b)を対応させることにより、あるいはこれらの機能が固定された操作キー21を用意することにより、ユーザがワンタッチで日記を作成したり日記を表示したりすることが可能となる。
本発明の説明として、携帯電話機1について説明したが、これに限らず、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)等の任意の情報処理端末であっても良い。
1…携帯電話機,2…ネットワークシステム,3…第1のネットワーク,4…基地局,5…GPS放送局,6…第2のネットワーク,7…情報管理サーバ,10…主制御部10…電源回路部,12…操作入力制御部,13…表示制御部,14…カメラインタフェース,15…音声コーデック,16…変復調回路部,17…記憶部,17a…スケジュール情報記憶部,17b…日記情報記憶部,18…時計部,19…記録再生部,20…GPS受信部,20a…アンテナ,21…操作キー,21a…F1キー,21b…F2キー,21c…F3キー,22…液晶ディスプレイ,23…CCDカメラ,24…マイクロフォン,25…スピーカ,26…送受信回路部,27…アンテナ,28a…第1の筐体,28b…第2の筐体,28c…ヒンジ部,30…スケジュール情報,31…日記情報,40、40A乃至40F…表示画面,41…文字列入力欄,42…日記ボタン,43…表示ボタン,44…終了ボタン,45…文字列表示欄,46…画像表示欄,47…位置情報表示欄,48…地名情報表示欄,49…メール情報表示欄,50…スケジュール情報表示欄,M…メモリカード。