JP2003224877A - 携帯型情報装置、外部装置、情報提供装置、位置情報利用システム、および位置情報利用方法 - Google Patents

携帯型情報装置、外部装置、情報提供装置、位置情報利用システム、および位置情報利用方法

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JP2003224877A
JP2003224877A JP2002020844A JP2002020844A JP2003224877A JP 2003224877 A JP2003224877 A JP 2003224877A JP 2002020844 A JP2002020844 A JP 2002020844A JP 2002020844 A JP2002020844 A JP 2002020844A JP 2003224877 A JP2003224877 A JP 2003224877A
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JP2002020844A
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Akinori Kosaka
小阪  彰伯
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外出先などにおいて、写真撮影したり、メモ
した特定の場所を記憶するのに、住所をさがし、メモ帳
などに記録する必要があるなど手間がかかる。また特定
の場所の周辺などを自宅などで後で調べたいが忘れた
り、明確に特定するのに苦労する。 【解決手段】 位置情報を取得する携帯型情報装置を利
用して、外出先で現時刻の位置情報を後に利用するため
に内部に記憶したり、または外部の装置へ送信して外部
で記憶する。さらに、位置情報を時刻と写真情報などと
関連付けて記憶する。このようにして、先に記憶した位
置情報を自宅などで情報検索、メモ編集、または写真編
集に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】使用者が外出先で写真撮影し
たり、メモしたりした気になる特定位置を、後に使用者
が自宅のパソコンなどで利用して、特定位置の記録、特
定位置周辺に関する情報編集、特定位置周辺に関する情
報検索などに利用するために記憶する携帯型情報装置、
および地図情報や地域情報を表示する外部装置、地図情
報を提供する情報提供装置およびこれらを利用した位置
情報利用システム、および位置情報利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話で得るGPS(Grobal
Positioning System)による位置情
報の取得は、携帯電話による位置情報の提供サービスと
してKDDI株式会社などにより紹介されている(日本
経済新聞社2001年12月13日 朝刊 6頁 全面
広告)。携帯電話による位置情報管理システムはGTP
S(Global Telephony Positi
oning Sysytem)とも呼ばれている。SO
NY株式会社のIPS−8000のように携帯電話と接
続して使用する製品もある。FM放送局を利用した正確
な位置情報の取得はD−GPSとして、株式会社衛星測
位情報センター(www.gpex.co.jp)によ
り紹介されている。
【0003】携帯電話による位置情報の利用は、カーナ
ビゲーションシステム、宅配会社などの荷物現在位置表
示サービス、警備会社などによる盗難車発見サービス、
携帯電話会社の待ち合わせ場所通知サービス、または非
常事態時の現在位置通知サービスなどがある。これらは
主に現時刻の位置情報を利用したサービスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】外出先などにおいて、
写真撮影したり、メモしたりした位置を特定する位置情
報を記憶するのに、住所をさがし、その後メモ帳などに
記録する必要がある、また、自宅などで特定位置周辺に
ついて情報収集し調べたいが、記録してないがために後
日その場所を思い出せないことがある。
【0005】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、特定位置の緯度や経度などの位置情報を利便性よく
記憶し、後に自宅などで利用するための携帯型情報装置
を提供することを目的とする。外部装置、情報提供装置
およびこれらを利用した位置情報利用システム、および
位置情報利用方法を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯情報装置
は、位置情報を取得して利用する携帯型情報装置におい
て、現時刻の位置情報を取得する現在位置取得手段と、
該現在位置取得手段で取得された位置情報を内部で記憶
する位置情報記憶手段と、該位置情報記憶手段で記憶さ
れた位置情報を外部へ送信する位置情報送信手段を有す
ることを特徴としている。
【0007】このような構成の携帯型情報装置を利用
し、過去に取得した位置情報を自宅のパソコンなどで、
特定場所の位置の記録、特定の場所の位置周辺に関する
情報編集、気になる位置周辺に関する情報検索、写真な
ど映像の編集と記録などに利用するために記憶する携帯
型情報装置に対応する。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施例1) 外出先で携帯型情報
装置で過去に取得した位置情報を自宅のパソコンなどで
利用する。気になる位置の記録、気になる位置周辺に関
する情報の編集、気になる位置周辺に関する情報検索な
ど、忘れやすく表現しにくい位置情報を利便性よく記憶
し、外部装置で利便性よく活用するために提供する携帯
型情報装置である。
【0009】図1は、位置情報利用システムの概要を示
したものである。符号1は、携帯型情報装置である。個
人が携帯する装置であればよく、軽量化、省電力化され
ている。本例では、デジタルカメラ機能付携帯電話であ
る。携帯型情報装置1は、主に携帯電話、PHS、携帯
型コンピュータ、腕時計、腕時計型情報機器、携帯型情
報末端、携帯型ゲーム機、GPSレシーバー、キーホル
ダ、ICカードを差し込んだりICタグを組み込み機能
する携帯型機器、ノートパソコン、デジタルカメラやビ
デオカメラなどの映像記録機器、またはこれら機器を複
合化した機器やシステムなどであればよい。複合化と
は、例えば、Jフォン株式会社のデジタルカメラ機能付
携帯電話や、デジタルカメラと携帯電話を有線や近距離
無線で情報伝送路を確立した装置や、無線電話通信網の
機能付のデジタルビデオカメラなどである。携帯型情報
装置1は、現在位置取得手段と位置情報記憶手段と位置
情報送信手段を有し、位置情報を取得して、位置情報を
記憶して、位置情報を送信して、外部にて過去に取得し
た位置情報を利用できればよい。デジタルカメラと携帯
電話を有線や近距離無線で情報伝送路を確立した装置で
は、例えば、デジタルカメラで映像を写して携帯電話に
て映像情報を送信する際に現在位置取得手段により位置
情報を取得して、位置情報送信手段にて映像情報と位置
情報を送信して、位置情報記憶手段にて外部の装置に記
憶してもよい。本例では、携帯型情報装置から位置情報
を得てからデジタルカメラで映像を写して記憶して、後
に外部装置へ位置情報と時刻情報と映像情報を送信する
構成でもよい。この時、デジタルカメラのシャッタを押
すと携帯電話より位置情報を自動的に受信して記憶する
ようにしてもよい。本明細書における内部とは、装置の
内部であり、携帯型情報装置1の内部を意味するもので
ある。本明細書における外部とは、装置の外部であり、
携帯型情報装置1の外部の装置を意味するものであり、
携帯型情報装置1と情報伝送路を確立して、情報を送受
信できればよい。携帯型情報装置1にて、文字情報は、
入力装置で入力し、時刻情報は、内部の水晶時計や外部
の装置などから時刻取得手段で取得し、映像情報は、C
CDカメラなどにより取得すればよい。本明細書でいう
映像情報とは、静止画情報や動画情報のことである。映
像情報は利用機器に適したファイル形式を選択すればよ
い。
【0010】図1において、現在位置取得手段2は、使
用者101が希望する現時刻の携帯型情報装置1が内部
または外部から現在位置の特定に必要な信号をえて、信
号を利用して現在位置を算出して特定する。現時刻と
は、写真撮影した時、メモを入力した時、後に周辺を調
査しようと考えた時、後日訪問しようと考えた店舗を見
かけた時などの前後の年、日、時、分などで特定される
時刻である。本例では、使用者101が入力手段5を操
作した時である。現在位置の特定後に、取得した位置情
報を位置情報記憶手段3で記憶するか、または位置情報
送信手段4で外部装置120へ送信する。図1において
は、位置取得用装置110から現在位置を算出するのに
必要な信号を情報伝送路141にて受信し、算出した現
在位置を含む位置情報Aの取得後に、位置情報Aを内部
の位置情報記憶手段3で記憶する。位置情報送信手段4
で外部装置120へ送信する場合は、外部の装置で位置
情報Aを記憶しておく必要があり、無線電話通信網とイ
ンターネットを接続した情報伝送路にてメールなどの方
法で位置情報Aを送信する必要がある。信号は、GPS
衛星を利用した無線によるGPS信号や、携帯電話の基
地局からえる無線信号や、改札装置などの固定装置から
える有線信号や、携帯型情報装置1が取得する地図上で
の座標データや住所データであったり、現在位置が記さ
れた地図情報であったり、設置場所が明らかなIPアド
レスなど装置の固定番号であってもよい。本例では、現
在位置取得手段9は、GPS受信機能、GPS信号を利
用して緯度と経度を算出するプログラムを記憶する記憶
部、データをプログラムで処理するCPUなどを有し、
現時刻の位置の緯度と経度を特定して位置情報を取得す
る。さらに携帯型情報装置1は、補正データを受信し
て、現在位置を補正して精密に現在位置を特定してもよ
い。外部から周辺地図の地図情報を得て地図上で現在位
置を特定してもよい。この時、地図情報を受信するプロ
グラムや、算出した現在位置を地図上で特定するプログ
ラムや、特定した座標データを外部へ送信し、座標デー
タに含まれる緯度と経度付近の地図情報を受信するプロ
グラムを記憶していてもよい。
【0011】図1において、3は位置情報記憶手段で、
主に現在位置取得手段2で取得した位置情報を記憶す
る。図1では、使用者101が後に利用するために現在
位置取得手段にて記憶した位置情報Aを記憶する。携帯
型情報装置1の内部や外部にあり、使用者が後に位置情
報Aを読み出せればよい。位置情報記憶手段3で用いる
記憶装置は、半導体素子や、磁気ドライブや、光ディス
クなど各種あるが、安全に認証データを記憶することを
重視し、個人認証システムの機密性を考慮し、携帯型情
報装置1の省電力性や、軽量性や、耐久性や、コストに
より選択すればよい。配布が容易なICカードなど記憶
媒体をカセットやカードのように携帯型情報装置1に差
し込んで記憶媒体としてもよい。記憶装置により電気
や、磁気や、光などを利用して記憶する。例えば、RO
M(Read Only Memory)や、RAM
(Random Access Memory)や、E
EPROM(Electrically Erasab
le ProgrammableRead Only
Memory)、FRAM(Ferroelectri
c Random Access Memory)など
の半導体素子である。位置情報記憶手段3は、携帯型情
報装置1の内部で記憶する場合と、例えば、外部装置1
20や情報提供装置130や、携帯型情報装置1とイン
ターネットなどで位置情報を送信可能なサーバなど外部
の装置で記憶してもよい。また、位置情報を取得した時
刻を時刻取得手段で得て位置情報と関連づけて記憶する
時刻記憶機能や、その位置で入力した文字を記憶する文
字記憶機能や、撮影した写真や動画などを位置情報と関
連づけて記憶する映像記憶機能を有してもよい。また、
位置情報は複数記憶してもよい。時刻記憶機能を有する
ことで、位置情報を順序良く記憶でき、編集しやすく、
使用者の利便性が向上する。
【0012】図1において、位置情報送信手段4は、外
部の装置と情報伝送路を確立し、少なくとも位置情報を
送信する。位置情報送信手段4は、外部装置120へ位
置情報Aと時刻情報Aと写真情報Aを送信する。ネット
ワークとしては、インターネットやLANやWANなど
を利用すればよい。情報伝送路を確立するとは、2つの
装置にハード的な接続とソフト的な接続をする。ハード
的な接続は、装置間のインターフェース間を電気的に導
通する線で接続したり、電磁波などの無線で接続した
り、暗号情報の表示とカメラによる画像情報の受け渡し
をする。ソフト的な接続は、インターフェースのデバイ
スドライバ、プロトコル、プロトコルを実行するプログ
ラムなどを装置ごとに記憶し、これらを動作して各装置
間で決まった規則に従いデータの受け渡しをおこなう。
ソフト的な接続は、独自通信回線など、どのような情報
伝送路でも、情報通信ネットワーク(1991年 オー
ム社秋丸春夫著)記載の情報を正しく伝達するための取
り決めや情報の処理に関与する取り決めがなされていれ
ばよい。インターネットやLANやWANなどを利用し
てもよい。インターネットを利用したデータの送受信で
は、TCP/IPやUDPなどのプロトコル、HTTP
やTELNETなどの通信サービスを利用し、伝送中の
情報漏洩を防ぐために、TCPなど伝送プロトコルの上
の層にて使用されるプロトコルのうちデータを暗号化し
て送受信するプロトコル、例えばSSL(Secure
Sockets Layer)やTLS(Trans
port Layer Security)を使用して
暗号化による伝送を行うのが好ましい。このようにハー
ド的な接続とソフト的な接続をおこない、情報伝送路を
確立し、第三者に情報が漏洩しないよう、データを装置
間で伝送すればよい。情報伝送路141は、位置取得用
装置110と携帯型情報装置1の無線、有線または接触
の情報伝送路であり、本例では無線を用いる。位置取得
用装置110が、常時、電波などで無線信号を一方的に
発信していてもよい。情報伝送路142は、携帯型情報
装置1と外部装置120との無線、有線または接触の情
報伝送路であり、本例では有線を用いる。情報伝送路1
43は、外部装置120と情報提供装置130との無
線、有線または接触の情報伝送路であり、本例ではイン
タネットとADSLを利用した有線の情報伝送路であ
る。本明細書でいう接続は、主に情報伝送路を確立する
ことである。
【0013】図1において、入力手段5は、使用者10
1が入力手段5を操作することで、現在位置取得手段2
を動作して位置情報を取得する。本例では、携帯型情報
装置1のボタンなどの入力装置で構成され、押すことで
位置情報Aを取得する。デジタルカメラのシャッタなど
でもよく、現時刻と位置情報と映像を同時に記憶しても
よい。
【0014】図1において、外部装置120は、使用者
が操作し、使用者が過去に取得した位置情報を利用し
て、特定場所の位置の記録、特定の場所の位置周辺に関
する情報編集、気になる位置周辺に関する情報検索など
をおこなう。本例では、映像情報Aを位置情報と並べて
編集し、どこで撮影した映像か明確にしてCD−ROM
など記憶媒体に記憶する。主に、コンピュータ、固定電
話、IP電話などの通信用装置、テレビなどのデジタル
家電などや、サーバとコンピュータとLANなどで構成
されるシステムであればよい。外部装置120は、携帯
型情報装置1よりも快適に、大きな表示画面で情報を検
索したり、編集したりする装置である。使用者は、主に
外出先で携帯型情報装置1を使用し、自宅や会社で外部
装置120を利用する。外部装置120は、インターネ
ットなどのネットワークと接続し、情報の検索や記憶な
どを行えればよい。位置情報Aを情報提供装置130へ
送信し、地図情報を要求する情報要求手段121と、位
置情報Aを情報提供装置より受信した地図上で表示する
表示手段122を少なくとも有する。地図情報とは、ビ
ルなどのランドマークや、住所、道路、遊園地の位置を
有する情報であればよい。地域情報とは、地域の店舗等
に関する詳細の情報であり、映像や文字列などの情報で
あり、地図情報とリンクしていて編集されていてもよい
し、単独で利用するよう編集されていてもよい。地域情
報とは、さらに即販を目的とした広告情報であっても良
い。操作とは、主に支障なく動作するように管理し、装
置の電源を入れたり、外部の装置と情報伝送路を確立な
どをすることである。接続とは、情報を送受信する状態
にすることをいう。
【0015】図1において、情報提供装置130は、位
置情報Aにて特定される地図情報を記憶する装置であ
り、主に情報要求手段121の要求に従い、地図情報送
信手段131にて地図情報を外部装置120へ送信す
る。地域情報を提供する地域情報送信手段を有してもよ
い。情報提供装置130は、コンピュータやサーバなど
情報処理装置や、サーバと記憶装置とLANなどで構成
される情報処理システムであればよい。情報要求手段1
21により送信された位置情報Aを受信し、位置情報A
を用いて広大な地図情報を基に検索して、位置情報Aの
周辺の地図情報Aを特定して、地図情報Aを送信する。
【0016】図2は、現在位置取得方法の構成例であ
る。本例の位置情報は、主に携帯型情報装置1の存在す
る現在位置である。携帯型情報装置1は主に4つの方法
を用いて位置情報を取得し、現在位置を特定するため、
各方法に適応した位置取得手段9を有する。第1にGP
S衛星110aから送信される無線信号であるGPS信
号を利用して現在位置を取得する方法、第2に携帯電話
などの基地局やFM放送局など無線発信局110bから
送信される無線信号を利用して現在位置を特定する方
法、第3に固定機器110cから送信される有線信号を
利用して現在位置を特定する方法、第4に内部センサか
ら出力される出力信号を利用して自立航法により現在位
置を特定する方法である。
【0017】図2において、現在位置取得の第1の方法
について説明する。GPSによる位置情報の取得は、K
DDI株式会社、SONY株式会社、株式会社衛星測位
情報センターにより紹介されている方法を利用すればよ
い。現在位置取得の第1の方法は、現在位置の特定の他
に、他の方法による現在位置の特定を補正する手段とし
て利用しても良い。
【0018】GPSによる現在位置の特定は、航空機や
船舶の現在位置の特定に一般的に利用されてきた。近
年、カーナビゲーションシステムによる車の現在位置
や、携帯電話による歩行者の現在位置の特定にも利用さ
れている。米国の国防総省に監視されているGPS衛星
110aを利用する。GPS衛星110aは、地球を一
周12時間の周期で周り、米国は高度2万kmの高度の
異なる軌道で24個程度を配置している。GPS衛星1
10aは擬似ランダムコード(Pseudo−Rand
om Code)を含むGPS信号Aを電波で搬送して
一方的に地上へ発信している。携帯型情報装置1は受信
プログラムを起動すると、GPS信号受信機能が動作さ
れ、情報伝送路141aを確立して、GPS信号Aを受
信する。GPS信号Aに含まれる擬似ランダムコードか
ら、GPS信号AがGPS衛星110aから携帯型情報
装置1まで到達する到達時間を特定する。「到達時間」
×「GPS信号Aの伝達速度」=「GPS衛星110a
から携帯型情報装置1までの距離」となる。同様に他の
2つの衛星からの距離から得て、三角測量の要領で現在
位置を特定する。例えば、GPS信号Aの到達時間が
0.05秒、GPS信号Aの伝達速度を電波の伝達速度
である秒速297600kmとすると、距離は1488
0kmとなる。携帯型情報装置1は、半径14880k
mの球面上に存在することとなる。他の2つのGPS衛
星からの距離が22100km、24100kmであれ
ば、3つの球が重なった点が携帯型情報装置1の現在位
置である。重なる点は2つあるが、現実的に地球上に存
在する点を選択したり、4つ目のGPS衛星を利用した
り、地球を一つの球に利用して、1点を特定する。利用
するGPS衛星の数が多いほど正確に現在位置を算出し
易い。
【0019】第1の方法でいう、擬似ランダムコード
は、C/AコードとPコードがあり、C/Aコードが民
間で利用し、1575.42MHzの電波で搬送され
る。GPS衛星110aが原子時計を利用して発信する
瞬間の時刻を示す擬似ランダムコードを含むGPS信号
Aを発信し、携帯型情報装置1が内部時計にて発信した
時刻と受信した時刻の差から到達時間を特定する。携帯
型情報装置1の内部時計の誤差は、三角測量の解が出な
いことなどから、内部時計の誤差を修正するなどの処理
を携帯型情報装置1がおこなう。また、C/Aコード
は、悪用を防ぐために故意に誤差が作られている。この
ため、現在位置B1が確かな無線発信局や、それと情報
伝送路を確立する地上局などでGPS信号Aなどから現
在位置B2を算出し、現在位置B1と現在位置B2のズ
レの傾向などのズレ量を算出し、このズレ量を補正デー
タに含めて携帯型情報装置1へ無線発信局から送信し、
携帯型情報装置1が受信したGPS信号Aを利用して算
出した誤差ある現在位置C1を、補正データで補正して
精度よく現在位置C2を特定してもよい。現在位置C2
の算出など誤差の補正は、サーバなど外部の装置で行う
よう無線電話通信網とインターネットなどの情報伝送路
でデータを送信し、補正された位置情報C2としてのデ
ータを受信するなどしてもよい。GPS信号A自体のズ
レ量を含む補正データを受信し、携帯型情報装置1が受
信したGPS信号Aを補正してから現在位置C2を算出
してもよい。携帯型情報装置1は、GPS信号Aを受信
するようGPS信号受信機能を有すればよい。GPS信
号受信機能は、例えば、電波を受信するアンテナと、他
の電波から目的の周波数帯の電波を分離するフィルタ
と、電波からGPS信号Aを抽出する復調回路などのG
PS信号受信部2aと、GPS信号Aを識別するプログ
ラムなどを記憶する記憶部と、データをプログラムに従
って処理するCPUなどを主に有し、これらを用いてG
PS衛星110aと情報伝送路141aを形成する。現
在位置取得手段2はさらに、携帯型情報装置1は、補正
データを無線で受信する無線受信部と、補正データを利
用してズレ量を補正するプログラムを記憶していてもよ
い。
【0020】図2において、現在位置取得の第2の方法
について説明をする。位置があらかじめ明らかな無線の
無線発信局110bからの無線信号Aにより現在位置を
取得する方法である。無線発信局110bは、現在位置
を表すデータを記憶していたり、GPSなどで現在位置
を取得していればよい。無線発信局110bは、FM局
や、携帯電話の基地局や、駅などの発券装置や改札装置
や、高速道路のETCの基地局、ブルートゥースなどの
近距離無線通信機能を有する装置であり、無線の発信機
能を有する。無線発信局110bと携帯型情報装置1間
の情報伝送路141bは、電磁波、つまり電波を利用し
た伝送、特にFM放送網、携帯電話網、近距離無線通信
などを利用すればよい。無線信号Aには、地図における
座標データや、地図に現在位置を示したデータや、緯度
データ、経度データ、高度データや、都道府県番地など
の住所データや、無線発信局110bからの距離を測長
するためのデータや、地図情報や、無線発信局110b
を特定するIPアドレスなどの識別番号データや、GP
S衛星より得る現在位置の補正データなどを含めればよ
い。携帯型情報装置1は、無線信号Aを受信する無線信
号受信機能を有する必要があり、利用する情報伝送路1
10bに対応した構成を有すればよい。無線信号受信機
能は、例えば、電波を受信するアンテナ2bと、他の電
波から目的の周波数帯の電波を分離するフィルタと、電
波から無線信号Aを抽出する復調回路と、無線でデータ
を送受信するためのプログラムや、無線信号Aを識別し
て現在位置を取得するプログラムなどを記憶する記憶部
と、データをプログラムに従って処理するCPUなど
を、主に有し、無線発信局110bと情報伝送路141
bを確立すればよい。現在位置取得の第2の方法は、現
在位置の特定の他に、他の方法による現在位置の特定を
補正する手段として利用しても良い。
【0021】図2において、現在位置取得の第3の方法
を説明する。位置があらかじめ明らかな固定装置110
cからの信号により現在位置を取得する方法である。固
定装置110cは、現在位置を表すデータを記憶した
り、GPSなどで現在位置を取得していればよい。固定
装置110cは、金融機関などの自動現金支払機や、コ
ンビニエンスストアなどのチケット発売装置や、駅もし
くはイベント会場などの発券装置や改札装置、固定電
話、店舗などのレジなどであればよい。携帯型情報装置
1と固定装置110c間の情報伝送路141cは、電線
やコネクタなどを利用する。本明細書では携帯型情報装
置1と固定装置110c接触して電気的に接続する場合
も含める。有線信号Aは、情報伝送路141cで電気的
に搬送されて、無線信号Aと同様に、地図における座標
データや、地図に現在位置を示したデータや、緯度デー
タや、経度データや、高度データや、都道府県番地など
の住所データや、固定装置110cを特定するIPアド
レスなどの識別番号データ、地図情報などを含めればよ
い。識別番号データを利用した現在位置の特定は、管理
者や提供者に対して固定装置110cを設置した場所が
明らかである必要があり、例えば、固定装置110cの
設置した場所と識別番号データを対応づけて把握してい
る、またはGPS信号で固定装置110cの現在位置を
識別番号データで把握している、固定装置110cを常
時情報伝送路を確立していて場所の移動がないことを把
握しているなどすればよい。
【0022】第3の方法で利用する携帯型情報装置1
は、有線によるデータを受け取る有線信号受信機能を有
すればよい。有線信号受信機能は、例えば、コードを接
続し有線信号Aを受信するインターフェース2cと、携
帯型情報装置1と固定装置110c間でデータを送受信
するプロトコル、もしくは有線信号を識別し現在位置を
取得するプログラムなどを記憶する記憶部と、データを
プログラムに従って処理するCPUとを有すればよい。
携帯型情報装置1を固定装置110cへ接続すると携帯
型情報装置1が現在位置を取得するために利用する有線
信号Aが、固定装置110cから携帯型情報装置1へ自
動的に入力される。他の方法として携帯型情報装置1ま
たは固定電話110cがボタンを有し、ボタンを押すと
信号が携帯型情報装置1へ入力されても良い。固定装置
110cがGPS衛星から得たGPS信号を記憶する確
かな現在位置と比較し、補正する補正データを有線信号
110cとして送信し、携帯型情報装置が受信した補正
データで、別に得たGPS信号Aを補正して、現在位置
を補正して精度よく得てもよい。現在位置取得の第3の
方法は、現在位置の特定の他に、他の方法による現在位
置の特定を補正する手段として利用しても良い。
【0023】図2において、現在位置取得の第4の方法
について説明する。内部での現在位置を特定または補正
する方法としては、カーナビゲーションシステムなどで
一般的に使用される自立航法を利用すればよく、携帯型
情報装置1が加速度センサ、角速度センサなどの内部セ
ンサを有し、進んだ距離と回転した角度の経時変化を記
録し移動した経路を取得する。このように内部センサを
利用して移動した経路を記憶することを自立航法とい
う。カーナビゲーションシステムではGPSと併用して
利用されることが多い。主にGPS信号や無線信号が得
られずらいトンネルや建物内でGPS信号で取得した現
在位置を基点に補正したり、垂直方向の位置などを取得
するのに利用される。磁力センサを利用して方位を取得
して位置情報の取得に使用してもよい。第4の方法で利
用する携帯型情報装置1は、このような自立航法機能を
有すればよい。自立航法機能は、内部センサと、内部セ
ンサの出力信号から経路を計算するプログラムや経路を
記憶する記憶部と、データをプログラムに従い処理する
CPUとを有すればよい。GPS信号の受信がされない
と、自立航法による移動した経路を記録し、現在位置を
補正して精度よく得てもよい。現在位置取得の第4の方
法は、主に他の方法による現在位置の特定を補正する手
段として利用しても良い。
【0024】図2において、携帯型情報装置1は、位置
情報を取得する第1から第4の方法を組み合わせて有
し、それぞれを組み合わせて利用して、より精度よく現
在位置を取得してもよい。本例では、GPS衛星より得
るGPS信号Aを、携帯電話の基地局150bからの補
正データである補正信号により補正して、精密な現在位
置を特定し、100m以内の精度で現在位置を取得す
る。本例の現在位置取得手段2は、GPS信号受信機能
を有し、GPS信号Aにより現在位置を、特定する。ま
た、無線信号受信機能を有し、現在位置を補正して、精
度よく特定する。携帯型情報装置1は、地図情報を基地
局104などから受信または記憶し、現在位置を表示し
てもよい。
【0025】図3は、本例の位置情報利用システムで利
用する携帯型情報装置1の構成例である。GPS信号受
信部2aは、位置情報の取得に必要なGPS信号Aを受
信してデータに変換する。無線電話送受信部150d
は、無線電話通信網150aの基地局150bと位置情
報の補正に必要な無線信号Aを受信し、さらに無線電話
網の電波を受信してデータに復調したり、または送信す
るのにデータを電波に変調する。コネクタ142bは、
外部装置1へ位置情報Aを送信するのに利用する。内部
時計202は、主にGPS信号Aを利用してGPS衛星
110aから携帯型情報装置1までの正確な距離を得る
のに利用する。CPU204があり、記憶部206は、
主に位置情報Aと時刻情報Aと映像情報Aを記憶する。
さらに各プログラムを記憶してデータの処理などに利用
する。
【0026】図3において、表示部204は、液晶表示
装置などで構成され位置情報を表示したりする。その他
に、使用者が入力に利用する入力部205と、使用者が
会話をするのに利用するスピーカー207と、映像を写
すのにデジタルカメラ部208と、携帯型情報装置1の
構成を制御し、これらを制御し、データの処理などを制
御するCPU(中央処理装置)201と、各構成のデー
タを伝送するシステムバス203などからなる。内部時
計202は、原子時計、水晶時計、または電波時計など
であればよい。
【0027】各種手段や各種機能などを動作するプログ
ラムは、本例では、JAVA(登録商標)を利用し、W
indows(登録商標)や、Mac OS(登録商
標)や、Linuxなどの各種プラットフォームで利用
できるようにした。これにより数種類の携帯型情報装置
1で本システムで利用できるだけでなく、自宅のコンピ
ュータでも利用できるようにした。他のC++、Vis
ual Basic(登録商標)など各種プログラム言
語を利用しても、各装置が相互にデータをやり取りして
動作すればよい。携帯型情報装置1は、必要とするプロ
グラムをインターネットを利用して必要の際に受信し
て、記憶部206に記憶して利用してもよい。
【0028】図4の各装置の構成と図1の各手段の構成
で本例を説明する。携帯型情報装置1は、各手段の他に
デジタルカメラによる映像取得手段と内部時計による時
刻取得手段を有する。使用者101が外出し、希望する
場所で映像を得るためにシャッタである入力部205を
押すと入力手段5が操作され、映像情報Aを得るととも
に現在位置取得手段2にて、現在位置取得用110より
信号を取得し、算出することで現在位置Aを特定し、位
置情報Aを得る。位置情報記憶手段3にて、位置情報A
は、記憶される。同時に時刻情報Aも位置情報Aと映像
情報Aと関連付けて記憶部206で記憶される。このよ
うに、ある時刻情報Aでの現在位置Aを記憶する。
【0029】さらに、使用者101が帰宅し、位置情報
送信手段4にて位置情報Aは情報伝送路142を用いて
外部装置120へ送信される。外部装置120の表示装
置に複数の位置情報が送信されリスト状に表示されれば
よい。使用者101が、外部装置120を操作して位置
情報Aを選択すると、情報要求手段121にて情報伝送
路143にて、情報提供装置130へ位置情報Aと地図
情報の要求が送信される。情報提供装置130は、位置
情報Aより大量の位置情報より、位置情報Aの周辺1k
m四方の地図情報Aを特定し、外部装置120へ送信す
る。外部装置120は、表示手段122にて、地図情報
Aに位置情報Aを表示させる。
【0030】(実施例2) 図4に示す各装置の構成を
用いて実施例2を説明する。携帯型情報装置1aと外部
装置120aと情報提供装置とを有する。情報提供装置
は、サーバ130aと記憶装置130bとLAN(Lo
cal Area Network)130cとからな
る。さらに、携帯型情報装置1aと外部装置120aと
の有線の情報伝送路142aと、外部装置120aと情
報提供装置とインターネット143aとを介しての情報
伝送路を有する。GPS衛星110aよりGPS信号を
得て位置情報Bを取得する。その他複数の位置取得方法
により現在位置を得ても、補正してもよい。さらに、携
帯型情報装置1aは、無線の情報伝送路150cと基地
局150bと無線電話通信網150aを介してインター
ネットと接続して外部装置12aやサーバ130aと情
報を送受信してもよい。携帯型情報装置1aは、例えば
デジタルカメラ機能付携帯電話を利用する。外部装置1
20aは、例えばインターネット接続機能付のコンピュ
ータを利用する。本例では、図4の装置構成で、図1の
ような各手段の構成を利用する。携帯型情報装置1a
は、現在位置取得手段2と、位置情報記憶手段3と、位
置情報送信手段4と入力手段5と映像取得手段と時刻情
報取得手段とを有する。外部装置120aは、情報要求
手段121と、表示手段122を有する。情報提供装置
は、サーバ130aに地図情報送信手段と地域情報送信
手段とを有し、記憶装置130bに地図情報と地域情報
とを記憶する。
【0031】本例を図1と図4を用いて説明する。使用
者101が外出し、写真撮影した場所で携帯型情報装置
1aのボタン205aを押して入力手段5を操作する
と、映像取得手段にて映像情報Bを取得するとともに、
現在位置取得手段2にて、位置取得用装置110の信号
送信手段111より信号を取得し、算出することで現在
位置Bを緯度Bと経度Bであると特定し、位置情報Bを
得る。文字を「景色」と入力する。位置情報記憶手段3
にて映像情報Bと時刻情報Bと文字情報Bとを位置情報
Bと関連付けて、位置情報記憶手段3にて記憶する。
【0032】使用者が帰宅後に、位置情報Bと映像情報
Bと時刻情報Bと文字情報は位置情報送信手段4にて情
報伝送路142を用いて送信される。情報伝送路142
は図4における有線の情報伝送路142aからなり、携
帯型情報装置1から外部装置120へ情報を送信する。
外部装置120が受信して位置情報Bと映像情報Bと時
刻情報Bと文字情報Bとを外部装置120aに記憶す
る。使用者101が携帯型情報装置1より受信して、外
部装置120に記憶する情報のリストを閲覧する。この
時の外部装置120aの表示画面120bが図5(a)
である。外部装置120aが過去に携帯型情報装置1よ
り受信した複数の位置情報をリスト状に表示している。
日と時と分などの時刻情報Aとして、「1月13日1時
13分」と表記し、メモなどの文字情報Aとして「景
色」と表記し、その前後に撮影した映像情報Aとして
「写」などと表記している。行方向に一連の情報として
関連付けて記憶している。この行は、緯度Bと経度Bと
からなる位置情報Bにリンクされている。「景色」は使
用者101が位置情報Bの現場で携帯型情報装置1aで
入力した文字である。「写」を外部装置120aのマウ
スなどでクリックするとリンクにより映像情報Bを表示
画面120bへ表示する。この行をマウスなどでクリッ
クするなど入力すると、情報要求手段121が動作さ
れ、位置情報Bの緯度Bと経度Bがサーバ130aへイ
ンターネット143aを介して送信され、地図情報を要
求する。サーバ130aは、地図情報送信手段131に
て、受信した緯度Bと経度Bを用いてその周辺1km四
方の地図情報Bを記憶装置130bから検索して地図情
報Bを外部装置120aへ送信する。外部装置120a
は、地図情報Bの受信後に表示手段122にて、図5画
面(b)のように表示する。受信した地図情報B上に位
置情報Bの緯度Bと経度Bに相当する位置を印401と
して表記してある。この地図情報Bと位置情報Bを重ね
た図や位置情報Bを、映像情報Bと時刻情報Bと文字情
報Bをさらに日記として編集して、外部装置120a、
記憶ディスク、またはサーバ130aへ送信して記憶装
置130bに記憶してもよい。使用者101が情報提供
装置を利用する場合は、地図情報Bを得るための契約を
していればよい。また、図5(a)には、「写」がない
行もあるが、行を外部装置120aのマウスでクリック
すると情報提供装置より地図情報の他に、地域情報を受
信して周辺の情報を調査し、日記のように編集したり、
メールに添付して友人へ送信したりできる。
【0033】携帯型情報装置1aの他の例として、例え
ば、携帯電話とデジタルカメラを有線で接続して構成し
た使用者101が外出先へ携帯する装置またはシステム
であってもよく、この時、情報伝送路142は携帯型情
報装置1aのUSBコネクタと外部装置120aのUS
BコネクタとUSBケーブルでハード的な接続を構成す
る。携帯型情報装置1aは、携帯電話が有する現在位置
取得手段2と、デジタルカメラが有する位置情報記憶手
段3と、位置情報送信手段4と入力手段5と映像取得手
段と時刻情報取得手段とを有すればよい。位置情報記憶
手段3は、デジタルカメラに対応する記憶ディスクを利
用すればよく、記憶ディスクを外部装置120aへ挿入
して情報を伝送してもよい。
【0034】(実施例3) 本例では、図4の各装置の
構成で、図6のような各手段の構成を利用する。実施例
2と異なるのは、位置情報記憶手段3eが、位置情報を
外部装置120eにて記憶する点と、位置情報送信手段
4eと位置情報記憶手段3eの順番が逆である。携帯型
情報装置1aは、携帯型情報装置(PDA)を利用すれ
ばよい。外部装置120aは、会社などのコンピュータ
や、サーバとコンピュータとLANで接続したシステム
を利用すればよい。
【0035】本例を図4と図6を用いて説明する。使用
者101が外出し、希望する場所で入力手段にて入力す
ると、現在位置取得手段2eにて、位置取得用装置11
0eの信号送信手段111より信号を取得し、算出する
ことで現在位置Cを特定し、位置情報Cを得る。同時に
時刻情報Cも位置情報Cと関連付けられ、位置情報送信
手段4eにて情報伝送路142eを用いて送信される。
この送信までの間に一時的に位置情報Cを記憶してもよ
いが記憶容量の確保から自動的に消去してもよい。情報
伝送路142eは、図4における無線の情報伝送路15
0cと基地局150bと無線電話通信網150aとイン
ターネット143aとからなり、携帯型情報装置1から
外部装置120eへ情報を伝送する。本例では、メール
などと同様な方法で位置情報Cを送信する。さらに、位
置情報記憶手段3eにて、外部装置120eにて位置情
報Cを記憶する。この場合、外部装置120eは常時イ
ンターネット143aと接続され、情報を受信するよう
少なくとも一部が動作している必要がある。このよう
に、ある時刻での位置情報Cを記憶する。
【0036】さらに、使用者が外部装置120aの表示
装置に複数の位置情報が送信されリスト状に表示されれ
ばよい。使用者101が、外部装置120eを操作して
記憶されている複数の位置情報より位置情報Cを選択す
ると、情報要求手段121eにて情報伝送路143eに
て、情報提供装置130へ位置情報Aと地図情報の要求
が送信される。情報提供装置130は、位置情報Cを用
いて大量の位置情報より、位置情報Cの周辺1km四方
の地図情報Cを特定し、外部装置120eへ送信する。
外部装置120eは、表示手段122にて、地図情報C
に位置情報Cを表示させ、編集してから改めて外部装置
120eに記憶すればよい。
【0037】(実施例4) 本例では、図4の各装置の
構成で、図7のような各手段の構成を利用する。実施例
2と異なるのは、位置情報記憶手段3fが、位置情報を
情報提供装置130fにて記憶する点と、位置情報送信
手段4fと位置情報記憶手段3fの順番が逆である。携
帯型情報装置1aは、図7の携帯型情報装置1fであり
携帯電話を利用すればよい。外部装置120aは、図7
の外部装置120fであり自宅のコンピュータを利用す
ればよい。情報提供装置は、図7の情報提供装置130
fであり、サーバ130aと記憶装置130bとLAN
130cとからなる。
【0038】本例を図4と図7を用いて説明する。使用
者101が携帯型情報装置1aを保持して外出し、希望
する場所で入力手段5fにて入力すると、現在位置取得
手段2fにて、位置取得用装置110fの信号送信手段
111fより、信号を取得し、算出することで現在位置
Dを特定し、位置情報Dを得る。同時に時刻情報Dも位
置情報Dと関連付けられ、位置情報送信手段4fにて情
報伝送路301を用いて送信される。情報伝送路301
は、図4における無線の情報伝送路150fと基地局1
50bと無線電話通信網150aとインターネット14
3aとからなり、携帯型情報装置1aからサーバ130
aへ情報を伝送する。位置情報記憶手段3fにて、情報
提供装置130fで位置情報Dを記憶する。この時、サ
ーバ130aは記憶装置130bにて位置情報Dと時刻
情報Dを記憶する。本例では、メールなどと同様な方法
で位置情報Dと時刻情報Dを送信する。このように、あ
る時刻での位置情報Dを記憶する。
【0039】使用者101が、外部装置120aを操作
して、サーバ130aと情報要求手段121fにて情報
伝送路143fを確立し遠隔操作する。記憶装置装置1
30bに記憶されているリストより本日の位置情報の記
憶ファイルを選択する。本日の記憶ファイルを選択する
と、表示手段122fにて、外部装置120の表示画面
に本日の外出先の周辺を示す地図情報に複数の位置情報
が点状に表示され、さらに時刻情報が傍らに表示され
る。このようにして、外部装置120aとサーバ130
a間で位置情報Dと地図情報Dが送受信されればよい。
さらに、外部装置120aの要求に従い、サーバ130
aは、位置情報Dを用いて大量の位置情報から、位置情
報Dの周辺1km四方の地図情報Dを特定し、外部装置
120fへ送信する。外部装置120aは、地図情報D
に位置情報Dを表示させればよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、過去の位置情報を記憶
して、後に他の装置で利用することができる。時刻情報
を位置情報と関連づけることで複数記憶した位置情報の
編集をしやすくして、後の編集に利用して使用者の利便
性が向上する。過去に記したメモなど文字を位置情報と
関連づけることで複数記憶した位置情報の編集をしやす
くし、後の編集に利用して使用者の利便性が向上する。
写真や動画など映像を位置情報と関連づけることで、後
の編集に利用して撮影した場所の記憶ができ使用者の利
便性が向上する。また、位置情報は複数記憶することに
より、使用者の利便性を向上させることができる。ま
た、使用者が位置情報を携帯型情報装置から受信した外
部装置を操作して地図情報や地域情報を得ることで、文
字情報や時刻情報や映像情報を得た位置情報を地図上で
明確にしたり、周辺の店舗などの地域の情報を調査した
り、日記などに編集しなおしたりして、後の編集をしや
すくして使用者の利便性が向上する。このような効果に
て、使用者の情報提供装置の利用を促進したり、携帯型
情報装置や外部装置やこれらで利用するプログラムやサ
イトの利用を促進する。
【0041】実施例1と実施例2では、位置情報を携帯
型情報装置に記憶した状態で、外出中は位置情報を保持
する。帰宅後に位置情報を外部装置へ直接送信すること
で、携帯型情報装置から外部装置への位置情報を送信す
る構成が簡素となり、また、通信費がかからないなど使
用者の利便性が向上する。実施例3と実施例4では、位
置情報を得て間もなく、携帯型情報装置の外部の装置へ
送信して記憶することで、外出中に位置情報が失われる
危険性を軽減するなど、携帯型情報装置の記憶容量の負
担を軽減するなどにて、使用者の利便性を向上させるこ
とができる。また、通信の利用促進や、情報提供装置の
利用を促進する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の各手段の第一の構成であ
る。
【図2】本発明の現在位置取得方法の構成である。
【図3】本発明の一実施例の携帯情報装置の構成であ
る。
【図4】本発明の一実施例の位置情報利用システムの構
成である。
【図5】本発明の一実施例の外部装置の表示画面の構成
である。
【図6】本発明の一実施例の各手段の第二の構成であ
る。
【図7】本発明の一実施例の各手段の第三の構成であ
る。
【符号の説明】
1 携帯型情報装置 2 現在位置取得手段 3 位置情報記憶手段 4 位置情報送信手段 5 入力手段 110 位置取得用装置 111 信号送信手段 120 外部装置 121 情報要求手段 122 表示手段 130 情報提供装置 131 地図情報送信手段 141 情報伝送路 142 情報伝送路 143 情報伝送路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置情報を取得して利用する携帯型情報
    装置において、現時刻の位置情報を取得する現在位置取
    得手段と、該現在位置取得手段で取得された位置情報を
    内部で記憶する位置情報記憶手段と、該位置情報記憶手
    段で記憶された位置情報を外部へ送信する位置情報送信
    手段を有することを特徴とする携帯型情報装置。
  2. 【請求項2】 位置情報を取得して利用する携帯型情報
    装置において、現時刻の位置情報を取得する現在位置取
    得手段と、該現在位置取得手段で取得された位置情報を
    外部へ送信して該外部の位置情報記憶手段に記憶させる
    位置情報送信手段を有することを特徴とする携帯型情報
    装置。
  3. 【請求項3】 位置情報を取得するための入力手段を有
    し、該入力手段を操作した時に前記現在位置取得手段が
    動作することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の携帯型情報装置。
  4. 【請求項4】 前記現在位置取得手段は、緯度、経度ま
    たは高度のうちの少なくとも1つを記憶することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の携帯型情報装
    置。
  5. 【請求項5】 前記位置情報記憶手段は、位置情報を取
    得した時刻を位置情報に関連づけて記憶することを特徴
    とする請求項1に記載の携帯型情報装置。
  6. 【請求項6】 前記位置情報記憶手段は、複数の位置情
    報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の携帯型
    情報装置。
  7. 【請求項7】 前記位置情報記憶手段は、文字情報、静
    止画情報または動画情報のうちの少なくとも1つを位置
    情報に関連づけて記憶することを特徴とする請求項1に
    記載の携帯型情報装置。
  8. 【請求項8】 前記位置情報送信手段は、位置情報をネ
    ットワークを介して外部へ送信し、該外部の位置情報記
    憶手段へ記憶させることを特徴とする請求項2に記載の
    携帯型情報装置。
  9. 【請求項9】 前記位置情報送信手段は、位置情報をネ
    ットワークを介して接続する外部へ送信することを特徴
    とする請求項1に記載の携帯型情報装置。
  10. 【請求項10】 前記位置情報送信手段は、位置情報を
    情報伝送路を介して接続する外部へ送信することを特徴
    とする請求項1に記載の携帯型情報装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10に記載する携
    帯型情報装置にネットワークを介して接続し、位置情報
    を記憶する情報提供装置。
  12. 【請求項12】 位置情報を利用して特定した地図情報
    を外部へ送信する地図情報送信手段を有することを特徴
    とする請求項11記載の情報提供装置。
  13. 【請求項13】 地域情報を外部へ送信する地域情報送
    信手段を有することを特徴とする請求項11に記載の情
    報提供装置。
  14. 【請求項14】 時刻情報、文字情報、静止画情報また
    は動画情報のうちの少なくとも1つを位置情報に関連づ
    けて記憶することを特徴とする請求項11に記載の情報
    提供装置。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載する情報提供装置に
    ネットワークを介して接続し、位置情報を地図上で表示
    する表示手段を有することを特徴とする外部装置。
  16. 【請求項16】 一または二以上の位置情報を表示し
    て、使用者が選択した位置情報を前記情報提供装置へ送
    信して、前記使用者が選択した位置情報によって特定さ
    れる地図情報を要求する情報要求手段を有することを特
    徴とする請求項15に記載の外部装置。
  17. 【請求項17】 使用者が操作する請求項1から請求項
    10のうちのいずれか一に記載の携帯型情報装置と、管
    理者が操作する請求項11から請求項14のうちのいず
    れか一に記載の情報提供装置と、使用者が操作する請求
    項15または請求項16に記載の外部装置と、前記携帯
    型情報装置と前記情報提供装置を接続する情報伝送路
    と、前記外部装置と前記情報提供装置を接続する情報伝
    送路を有することを特徴とする位置情報利用システム。
  18. 【請求項18】 使用者が操作する請求項1から請求項
    10に記載の携帯型情報装置が現時刻の位置情報を取得
    する第一段階と、該位置情報を前記携帯型情報装置また
    は外部の装置に記憶する第二段階と、該第二段階で記憶
    する位置情報を使用者が操作する前記外部の装置で地図
    情報取得または情報編集に利用する第三段階とからなる
    位置情報利用方法。
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