JP2004193859A - デジタル情報機器の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、メールに添付された画像ファイルの出所を明確にでき、該画像ファイルの整理を容易にすることができるデジタル情報機器の制御方法を提供する。
【解決手段】無線通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)から成るデジタル情報機器の制御方法は、受信したメールに添付されているファイルの種類を確認し、画像ファイルが添付されている場合は、当該画像ファイルをメールソフトの電子アルバム機能により取り込み、該画像ファイルの送信元が特定できるメールアドレス、名前、愛称の少なくとも1つを該画像ファイルの画像属性に付加する。
【選択図】 図6
【解決手段】無線通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)から成るデジタル情報機器の制御方法は、受信したメールに添付されているファイルの種類を確認し、画像ファイルが添付されている場合は、当該画像ファイルをメールソフトの電子アルバム機能により取り込み、該画像ファイルの送信元が特定できるメールアドレス、名前、愛称の少なくとも1つを該画像ファイルの画像属性に付加する。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの送受信機能を備えるデジタル情報機器の制御方法に関し、特に、電子メールに添付された情報を編集表示することが可能な電子アルバム機能を備えるデジタル情報機器の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの画素密度の向上やパーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」という。)の処理能力の向上に加えて、プリンタ技術の進歩により、デジタルカメラで撮影された画像のデジタル写真が銀塩写真に近い印象を与えるまでに至っている。今後、デジタルカメラは、デジタル情報機器としての位置付けが高くなると共に、各種デジタル情報機器との親和性が高められる。そのため、デジタルカメラで撮影された画像は、インターネット上のホームページにアップされたり、電子メールに添付されて友人に送られたりという様に流通される可能性が高くなっている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−273505号公報
【特許文献2】
特開2002−215643号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデジタル情報機器では、画像ファイル等が添付された電子メールを受信すると、該画像ファイルを付属のメールソフトにより予め設定されたホルダに格納するが、電子メールに添付された画像ファイルが増えたときは、該画像ファイルを同一のホルダに格納するだけではどのような画像であるか、又は誰から送られてきたものかが分かりにくいという問題がある。
【0005】
更に、デジタルカメラで撮影された画像は、一般に、番号が重ならないように複数桁の数字によりファイル名が付けられているので、ファイル名を見ただけでは、画像の出所の特定が難しいという問題がある。
【0006】
また、上記特許文献1や特許文献2などに記載された技術では、撮影した画像内の人物に応じて、該画像の分類を行っているが、そのような分類を行った場合、電子メールに添付されて送信されてきた画像などは、誰から送信されてきた画像なのか不明になってしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、電子メールに添付された画像ファイルの出所を明確にでき、該画像ファイルの整理を容易にすることができるデジタル情報機器の制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のデジタル情報機器の制御方法は、電子メールを送受信するメール送受信手段を備えるデジタル情報機器の制御方法において、前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別工程と、前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加工程と、前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示工程とを備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデジタル情報機器の制御方法を実行するシステムの全体構成を示す図である。
【0011】
図1において、本システムは、電子メールの送受信が可能な無線通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)から成るデジタル情報機器1と、公衆回線網3に接続された携帯電話2とで構成される。
【0012】
デジタル情報機器1は、回転自在なデジタルカメラ200と、入出力一体型のユーザインターフェースであるLCDタッチパネル201と、方向を指示するために十字キー202a、選択ボタン202b、及び機能キー202cから成るキー入力202とを備える。
【0013】
携帯電話2は、音声出力部であるスピーカ203と、音声入力部であるマイク204と、電話番号や画像等の情報を表示する情報表示用LCD205と、テンキーや機能キーから成るキー入力206とを備える。
【0014】
デジタル情報機器1と携帯電話2との間は、例えば、Bluetoothによる近距離無線通信方式で通信が行われる。また、携帯電話2は、公衆回線網3との間で、例えば、IMT2000により通信が行われる。
【0015】
図2は、図1のデジタル情報機器1の内部構成を示すブロック図である。
【0016】
図2において、CPU100は、例えば、32ビットのRISC型CPUから成り、デジタル情報機器1内全体を制御する。メモリ101は、DRAM(Dynamic RAM)、FLASH ROM、及びマスクROM等の少なくとも1つから成り、CPU100により読み出されて実行される処理のプログラムやユーザデータ、画像表示のためのフォント等を記憶する。メモリ101に記憶されているプログラムには、電子メールを送受信するためのメールソフト・プログラムや、画像をアルバム状に編集して表示することが可能な電子アルバム機能を有する電子アルバムソフト・プログラム等がある。これらのプログラムは、例えば、CD−ROM等の外部機器から接続ケーブル等を介してインストールされるか、インターネットを介してダウンロードされる。
【0017】
画像・音声記憶部102は、CF(Compact Flash)(登録商標)カードやSD(Secure Digital)(登録商標)カード等の着脱可能なカード形状の記憶媒体から成り、音声データや画像データを記憶する。表示制御部103は、画像表示を行うための表示制御部であり、不図示のVRAM(Video RAM)に一時記憶された画像表示すべきデータやファイル、制御信号を定期的にLCD104に与えている。LCD104は、例えば、VGA(Video Graphics Array)クラスのバックライト付きカラー液晶、又はQVGA(Quarter VGA)の反射型カラー液晶から成るLCDタッチパネル201である。
【0018】
カメラ制御部105は、デジタルカメラ200の制御を行い、該デジタルカメラ200により撮影された画像、すなわちCCD106から入力された生の画像をA/D変換し、AGC(Automatic Gain Control)や色バランスの調整等の映像に関する調整を行う。CCD106は、撮像のためのCCD(Charge Coupled
Device)であり、30〜300万画素の画像が入力できる。
【0019】
画像処理部107は、デジタルカメラ200で撮影された画像をファインダ画面として表示制御部103に与える際に該画像の間引きを行う。また、画像処理部107は、例えば、デジタルカメラ200により撮影された静止画をJPEG画像に圧縮して画像・音声記憶部102に記憶する一方、画像・音声記憶部102に記憶されているJPEG画像を伸長して表示制御部103に送る。
【0020】
操作制御部108は、図1のキー入力202であるキーSW109、及び図1のLCDタッチパネル201であるタッチパネル110の操作制御を行う。操作制御部108では、キーSW109の押下やタッチパネル110の押下によりCPU100に割り込み処理をかける。この割り込み処理において、CPU100は割り込み処理の要因を把握し、その指示に応じた対応を行う。
【0021】
通信制御部111は、携帯電話2や他のデジタル情報機器との通信手段であり、上述したBluetoothによる近距離無線通信方式で通信を行う。勿論、IrDAによる赤外線無線通信や有線接続も可能である。電源制御部112は、デジタル情報機器1の電源制御部であり、不図示の充電池の充電管理、残量管理、DC/DCコンバータ制御を行うパワーマネージメント機構を有する。
【0022】
図3は、図1の携帯電話2の内部構成を示すブロック図である。
【0023】
図3において、CPU113は、例えば、16ビット又は32ビットクラスの処理能力を持つCPUから成り、携帯電話2内全体を制御する。メモリ114は、CPU113により読み出されて実行される処理のプログラムやユーザデータ、電子メール等を記憶する。
【0024】
表示制御部115は、画像表示を行うための表示制御部であり、表示すべき画像データをLCD116に与えている。LCD116は、図1のLCD205であり、2インチクラスのカラー液晶又は白黒液晶から成る。操作部117は、図1のキー入力206であり、電話機能を指示するキー群である。
【0025】
第一通信部118は、Bluetoothによる近距離無線通信方式でデジタル情報機器1と無線通信を行う。第二通信部119は公衆回線網3に接続する。公衆回線網3との通信方式として、上述したようにIMT2000が用いられているが、他の通信方式、例えば、PDC、PHS、CdmaOne、Cdma2000、及びGSM等であってもよい。
【0026】
音声切替部120は、音声入出力の経路を第一通信部118側又は第二通信部119側のいずれか一方に切り替える。通常の携帯電話として使用する場合は、音声入出力の経路は第二通信手段側に切り替えられており、公衆回線網3を介して音声通話が行われる。一方、デジタル情報機器1側の音声入出力に用いる場合は、音声入出力の経路は第一通信手段側に切り替えられる。
【0027】
音声入出力制御部121は、音声入出力の制御を行うと共に、音声をデジタルコード化するコーデック部である。携帯電話2に入力された音声もデジタル情報機器1の音声メモもデジタル化されるので共通に使用する。例えば、図1のマイク204であるマイク122から入力された音声は、AGC等で増幅された後にA/D変換され、更にADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)化される。逆に、ADPCM化された音声データを受け取ったときは、該音声データは復号後にD/A変換され、増幅器を経て図1のスピーカ203であるスピーカ123にて再生される。
【0028】
次に、図1のデジタル情報機器1に搭載された電子アルバム機能について説明する。電子アルバム機能とは、上述したように、デジタル情報機器1内の記憶されている任意の画像ファイルを電子アルバムソフトによりアルバム状に編集して表示するものである。
【0029】
図4は、図1のデジタル情報機器1の電子アルバム機能により表示されるアルバム画面の概略図であり、(a)は画像ファイルが格納されたアルバムホルダの表示画面であり、(b)はアルバムホルダ内の画像ファイルの縮小表示画面である。図5は、図4のアルバムホルダ内に格納された画像ファイルの表示画面を示す概略図である。
【0030】
デジタル情報機器1において、LCDタッチパネル201に表示された、いろいろなアプリケーション・ソフトの選択が可能なGUIから成るランチャー画面(不図示)から電子アルバム機能が選択されると、図4(a)に示すアルバム画面のトップを表示する。ここで表示されたアルバムホルダには、「家族旅行」、「日常風景」等の画像ファイルの内容の判別が容易な名称がそれぞれ付与され、画像ファイルや書類ファイル等が分類して格納されている。勿論、分類の種類は、多数設定が可能であり、更に細部に分けて分類することも可能である。このなかで、メール受信ホルダは、電子メールに添付して送られた画像ファイル等の一時格納ホルダである。
【0031】
画面表示された複数のアルバムホルダのうちの1つがペン入力や入力デバイスにより選択されると、図4(b)に示すように、選択されたアルバムホルダ内に格納されている画像ファイルの縮小画面が一覧表示される。そして、画像ファイルのひとつを選択して拡大コマンド(例:ペン入力ではダブルクリック)を与えると、該画像ファイルがLCDタッチパネル201の画面全面に表示される。そこで、ユーザが画像ファイルの内容を確認し、該画像ファイルの他のホルダへの移動や消去を行うことができる。拡大コマンドは、図示していないコマンドタグを選択してプルダウンメニュー等を表示して与える。
【0032】
画面表示された画像ファイルに関する属性情報を見たいときは、所定のコマンドを与えることにより、図5に示すような、画像ファイルに関するメモや画像属性を表示することができる。本実施の形態では、画像属性が、画像ファイルの撮影年月日や送信元を特定できるメールアドレスから成るが、このメールアドレスとメールアドレス帳を照合させたときに一致する送信者の名前や愛称から成るようにしてもよい。
【0033】
次に、図1のデジタル情報機器1におけるメール受信処理について説明する。
【0034】
図6は、図1のデジタル情報機器1において実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。本処理は、メールソフトと協働し、メモリ101に記憶されたプログラムに基づいてCPU100により実行されるものであり、メールソフト自身の処理が省略されている。
【0035】
メールソフトは、デジタル情報機器1が通信制御部111を介して携帯電話2に接続し、該携帯電話2を介して公衆回線網3と接続して公衆回線網3内のインターネットプロバイダのメールサーバに問い合わせて電子メールが着信しているか否かを予め確認し、該電子メールを受信してメール有りの報知をユーザに行うと共にメール閲覧のなかに取り込み、ユーザから内容が確認できるようにするものである。
【0036】
図6において、電子メールの着信があり、携帯電話2からデジタル情報機器1に転送された電子メールにファイルが添付されているか否かを判別する(ステップS400)。この判別の結果、受信した電子メールにファイルが添付されていないときは(ステップS400でNO)、ステップS405へ進み、通常のメール閲覧動作を行って本処理を終了する一方、受信した電子メールにファイルが添付されているときは(ステップS400でYES)、添付されているファイルの種類を識別し、画像ファイルか否かを判別する(ステップS401)。ここでは、電子メールに添付されているファイルが画像ファイルか否かを判別するだけではなく、ワープロファイル、テキストファイル、表計算ファイル、及びプログラム実行形式ファイル等か否かについての判別をも行う。
【0037】
ステップS401の判別の結果、電子メールに添付されているファイルが画像ファイルでないときは(ステップS401でNO)、ステップS405へ進む一方、電子メールに添付されているファイルが画像ファイルであるときは(ステップS401でYES)、その画像ファイルを電子アルバムソフトの電子アルバム機能により、上述したメール受信ホルダに格納する(ステップS402)。
【0038】
次に、メール受信ホルダに格納された画像ファイルの画像属性に属性情報として電子メールの送信元の特定が可能な送信元のメールアドレスを付加する(ステップS403)。属性情報は、電子アルバム機能のなかの情報としてデジタルカメラ200の撮影情報と共に、画像ファイル内に設定されたユーザ定義領域に書かれてもよい。また、ここでは、送信元のメールアドレスそのものを画像ファイルの画像属性に付加しているが、当該送信元のメールアドレスに対応し、デジタル情報機器1内のアドレス帳やメールアドレス帳を参照して、該アドレス帳等に登録されている名前及び愛称の少なくとも1つを付加するようにしてもよい。
【0039】
続いて、通常のメール閲覧動作に戻って(ステップS404)、本処理を終了する。ここでは、ユーザに電子メールの着信を報知すると共に、メール一覧に表題やメールアドレスが表示され、ユーザの選択により電子メールの本文を更に表示する。電子メールに画像ファイルの添付があったことや、その画像ファイルが電子アルバム機能のメール受信ホルダに格納されていることは、該電子メールの下部にコメントとして表示される。すなわち、電子メールに添付された画像ファイルをすべて電子アルバムに取り込み、該画像ファイルの画像属性に送信元のメールアドレスを加えると共に、更に表題(サブジェクト)を画像ファイルの題名(タイトル)として登録し、且つメール本文中の特定の文字列コマンドに書かれているメモを画像ファイルのメモとして登録するので、画像ファイルの送信元を把握することができ、また送り手の意図やメッセージを手軽に付加することができる。なお、上記第1の実施の形態では、デジタル情報機器1がデジタルカメラ200を備えているが、該デジタルカメラ200は必須ではない。
【0040】
以上述べたように、上記第1の実施の形態によれば、受信した電子メールに添付されているファイルの種類を識別し、画像ファイルが添付されている場合は、当該画像ファイルをメールソフトの電子アルバム機能により取り込み、該画像ファイルの送信元が特定できるメールアドレス、名前、愛称の少なくとも1つを該画像ファイルの画像属性に付加するので、電子メールに添付された画像ファイルの出所を明確にでき、該画像ファイルの整理を容易にすることができる。
【0041】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、その基本的な構成(図1〜図3)が上記第1の実施の形態と同じであり、その説明は省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
【0042】
上記第1の実施の形態では、電子メールに添付された画像ファイルに対して該電子メールの送信元が特定できる属性情報を付加したが、本第2の実施の形態では、更に画像ファイルの内容を示す属性情報を付加する。
【0043】
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るデジタル情報機器の制御方法の概略を示す図である。
【0044】
図7において、メール本文700は、デジタル情報機器1が受信した電子メールの本文であり、画面700aは、該メール本文700に対応するアルバム画面である。
【0045】
701は、上述したように、メール本文中に含まれる送信元のメールアドレスである。702は、電子メールの表題(サブジェクト)であり、その表題がそのまま画像ファイルのタイトルとして付加される。703,704,705は、画像ファイルの画像属性に付加する属性情報であり、メール本文中に所定の文字列により記載されている。これらの特定の文字列は、予め設定されており、記載形式や文字列はどのようなものであってもよい。本実施の形態では、#と#で挟まれた特定の文字列に注目するように構成している。
【0046】
まず、電子アルバム機能により所定の情報を取り込むアルバムスクリプトは、「#album start#」が開始のトリガーであり、「#album end#」が終了マークである。その間に、703のように「#album memo:文章#」を付加すると、ここに入力される文章がそのまま画像ファイルのメモになる。同様に、704のように「#album name:ファイル名#」を付加すると、デジタル情報機器1側でそのまま使用可能なファイル名になる。705のように「#album date:撮影日時#」を付加すると、デジタルカメラによる撮影日時となる。この他に、GPS(Global Positioning Systems)やPHS(Personal Handy−phone System)等から得られる撮影位置情報や画像の再転送等に伴う本来の撮影元(転送履歴)、カメラの撮影条件(シャッタースピード、絞り)等であってもよい。そのときは、それぞれのコマンドスクリプトが定まっているものとする。
【0047】
図8は、図7のデジタル情報機器1において実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。本処理は、メールソフトと協働し、メモリ101に記憶されたプログラムに基づいてCPU100により実行されるものである。
【0048】
図8において、ステップS600,S601,S611は、それぞれ図6のステップS400,S401,S405と同じ処理であるため、その説明は省略する。
【0049】
ステップS602では、受信した電子メールの内容を解析し、該電子メールの本文中に特定のスクリプト、すなわちアルバムスクリプトがあるか否かを判別する(ステップS603)。つまり、上述したように、「#albumxxxxx#」という文字列を特定でき、且つ「start,end」が上下に付くように文法が守られているかを見て、メール本文中にアルバムスクリプト有無を判断する。ステップS603の判別の結果、メール本文中にアルバムスクリプトがあるときは(ステップS603でYES)、ステップS604へ進み、電子メールの添付された画像ファイルを電子アルバムソフトの電子アルバム機能によりメール受信ホルダに格納する。
【0050】
次に、メール受信ホルダに格納された画像ファイルの画像属性に属性情報としてメール送信元の特定が可能な送信元アドレスを付加し(ステップS605)、アルバムスクリプトに記述された情報に基づいて当該スクリプトに相当する情報を画像ファイルの画像属性に付加し(ステップS606)、通常のメール閲覧動作に戻って(ステップS607)、本処理を終了する。ステップS606において、画像ファイルの画像属性に付加される情報としては、撮影メモ、ファイル名、撮影日時、撮影位置、撮影条件、及び転送履歴等が挙げられるが、これに限られないことは云うまでもない。
【0051】
一方、ステップS603の判別の結果、メール本文中にアルバムスクリプトがないときは(ステップS603でNO)、ステップS608へ進み、電子メールの添付された画像ファイルを電子アルバムソフトの電子アルバム機能によりメール受信ホルダに格納する。
【0052】
次に、メール受信ホルダに格納された画像ファイルの画像属性に属性情報としてメール送信元の特定が可能な送信元アドレスを付加し(ステップS609)、通常のメール閲覧動作に戻って(ステップS610)、本処理を終了する。
【0053】
上記第2の実施の形態によれば、送信元を特定する情報以外に画像ファイルの内容を示す情報等をメール本文から抽出できるようにしたため、電子メールに添付された画像ファイルの情報を受け取り側で容易に確認することができる。
【0054】
上記第2の実施の形態では、メール本文中への特定のアルバムスクリプトの付加をユーザの手入力により行っていたが、メール送信元のメールソフトによりアルバムスクリプトを付加するようにしてもよい。メール送信元側のメールソフトによるアルバムスクリプトの付加の概略を図9に示す。
【0055】
図9において、画面900は、メール送信元に表示される電子メールの新規作成画面であり、メール本文900aは、メール送信元のメールソフトにより作成された電子メールの本文である。本電子メールの送信先は、図示していないアドレス帳又はメールアドレス帳のなかから選択されるか、又は画面900上のソフトキーボード904を用いて入力される。送信元には、予め設定されているユーザのメールアドレスが付加される。表題やメール本文は、ソフトキーボード904を用いて入力される。
【0056】
そこで、アルバムスクリプトをメール本文900a中に簡易に付加するために、ソフトキーボード904上にコマンドボタンを設けて選択をできるようにしている。このコマンドボタンは、勿論常時表示されているのではなく、電子アルバム機能との連動する機能を別途設定することで表示するようにしてもよい。ここでは、画面上のコマンドボタンにおけるコメント開始ボタン901が選択されると、メール本文900a中に「#album start# #album memo:#」が付加される。その後、ユーザが画像ファイルのメモとなる文章を#と#の間にソフトキーボード904を用いて入力する。
【0057】
画像選択ボタン903により画像ファイルの選択が行われた場合、電子アルバム機能により実際に添付したい画像ファイルが選択できる。そして、ファイル名や撮影日時の情報がスクリプトとしてメール本文900a中に付加される。そして、最後に画面上のコメント終了ボタン902が選択されると、「#albumend#」がメール本文900a中に付加される。本実施の形態では、コメント開始ボタン901、コメント終了ボタン902、及び画像選択ボタン903の3つについて説明したが、上記多くの属性情報に対してそれぞれのボタンを用意してもいいし、プルダウンメニューのようなコマンド選択方式にしてもよい。
【0058】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図6及び図8のフローチャートに対応するプログラム)を、コンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0059】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0060】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0061】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該記憶媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0062】
上述した実施の形態では、プログラムはメモリ101に格納されているが、これに限定する必要はなく、プログラムを供給する記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0063】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0064】
〔実施態様1〕 電子メールを送受信するメール送受信手段を備えるデジタル情報機器の制御方法において、前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別工程と、前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加工程と、前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示工程とを備えることを特徴とするデジタル情報機器の制御方法。
【0065】
〔実施態様2〕 前記所定の情報は、前記受信した電子メールの送信元が特定可能な情報であることを特徴とする実施態様1記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0066】
〔実施態様3〕 前記送信元が特定可能な情報には、前記送信元のメールアドレスを含むことを特徴とする実施態様2記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0067】
〔実施態様4〕 前記送信元が特定可能な情報には、前記送信元のメールアドレスに対応し、前記デジタル情報機器内のアドレス帳に登録されている名前及び愛称の少なくとも1つを含むことを特徴とする実施態様2又は3記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0068】
〔実施態様5〕 前記付加工程は、前記受信した電子メールの本文中の内容を前記所定の情報として付加することを特徴とする実施態様1乃至4のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0069】
〔実施態様6〕 前記電子メールの本文中の内容には、当該電子メールの表題を含むことを特徴とする実施態様5記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0070】
〔実施態様7〕 前記編集表示工程は、前記電子メールの表題を前記所定の情報が付加された画像のタイトルにすることを特徴とする実施態様6記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0071】
〔実施態様8〕 前記付加工程は、前記受信した電子メールの本文から特定の文字列を検出し、当該特定の文字列に応じて前記識別した画像の属性に前記所定の情報を付加することを特徴とする実施態様1乃至4のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0072】
〔実施態様9〕 前記特定の文字列は、前記画像の属性の記述の開始、前記画像のメモ、前記画像の撮影された日時、前記画像のファイル名、及び前記画像の属性の記述の終了から成ることを特徴とする実施態様8記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0073】
〔実施態様10〕 前記編集表示工程は、前記画像と共に当該画像に付加された前記所定の情報を表示することを特徴とする実施態様1乃至9のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0074】
〔実施態様11〕 電子メールを送受信する送受信手段を備えるデジタル情報機器において、前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別手段と、前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加手段と、前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示手段とを備えることを特徴とするデジタル情報機器。
【0075】
〔実施態様12〕 前記所定の情報は、前記受信した電子メールの送信元が特定可能な情報であることを特徴とする実施態様11記載のデジタル情報機器。
【0076】
〔実施態様13〕 前記送信元が特定可能な情報には、前記送信元のメールアドレスを含むことを特徴とする実施態様12記載のデジタル情報機器。
【0077】
〔実施態様14〕 前記送信元が特定可能な情報には、前記送信元のメールアドレスに対応し、前記デジタル情報機器内のアドレス帳に登録されている名前及び愛称の少なくとも1つを含むことを特徴とする実施態様12又は13記載のデジタル情報機器。
【0078】
〔実施態様15〕 前記付加手段は、前記受信した電子メールの本文中の内容を前記所定の情報として付加することを特徴とする実施態様11乃至14のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器。
【0079】
〔実施態様16〕 前記電子メールの本文中の内容には、当該電子メールの表題を含むことを特徴とする実施態様15記載のデジタル情報機器。
【0080】
〔実施態様17〕 前記編集表示手段は、前記電子メールの表題を前記所定の情報が付加された画像のタイトルにすることを特徴とする実施態様16記載のデジタル情報機器。
【0081】
〔実施態様18〕 前記付加手段は、前記受信した電子メールの本文から特定の文字列を検出し、当該特定の文字列に応じて前記識別した画像の属性に前記所定の情報を付加することを特徴とする実施態様11乃至14のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器。
【0082】
〔実施態様19〕 前記特定の文字列は、前記画像の属性の開始、前記画像のメモ、前記画像の撮影された日時、前記画像のファイル名、及び前記画像の属性の終了から成ることを特徴とする実施態様18記載のデジタル情報機器。
【0083】
〔実施態様20〕 前記編集表示手段は、前記画像と共に当該画像に付加された前記所定の情報を表示することを特徴とする実施態様11乃至19のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器。
【0084】
〔実施態様21〕 電子メールを送受信するメール送受信手段を備えるデジタル情報機器を制御するためのコンピュータに実行可能なコンピュータプログラムであって、前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別工程と、前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加工程と、前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示工程の各工程を前記デジタル情報機器に実行させるためのプログラムコードを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
【0085】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、受信した電子メールに添付されている情報から画像ファイルを識別し、識別された画像ファイルに所定の属性情報を付加して編集し、該所定の属性情報が付加された画像ファイルを表示するので、メールに添付された画像ファイルの出所を明確にでき、該画像ファイルの整理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタル情報機器の制御方法を実行するシステムの全体構成を示す図である。
【図2】図1のデジタル情報機器1の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の携帯電話2の内部構成を示すブロック図である。
【図4】図1のデジタル情報機器1の電子アルバム機能により表示されるアルバム画面の概略図であり、(a)は画像ファイルが格納されたアルバムホルダの表示画面であり、(b)はアルバムホルダ内の画像ファイルの縮小表示画面である。
【図5】図4のアルバムホルダ内に格納された画像ファイルの表示画面を示す概略図である。
【図6】図1のデジタル情報機器1において実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るデジタル情報機器の制御方法の概略を示す図である。
【図8】図7のデジタル情報機器1において実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。
【図9】図7のメール作成側の機器において実行されるアルバムスクリプト付加の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタル情報機器
2 携帯電話
3 公衆回線網
100,113 CPU
101,114 メモリ
102 画像・音声記憶部
111 通信制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの送受信機能を備えるデジタル情報機器の制御方法に関し、特に、電子メールに添付された情報を編集表示することが可能な電子アルバム機能を備えるデジタル情報機器の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの画素密度の向上やパーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」という。)の処理能力の向上に加えて、プリンタ技術の進歩により、デジタルカメラで撮影された画像のデジタル写真が銀塩写真に近い印象を与えるまでに至っている。今後、デジタルカメラは、デジタル情報機器としての位置付けが高くなると共に、各種デジタル情報機器との親和性が高められる。そのため、デジタルカメラで撮影された画像は、インターネット上のホームページにアップされたり、電子メールに添付されて友人に送られたりという様に流通される可能性が高くなっている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−273505号公報
【特許文献2】
特開2002−215643号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデジタル情報機器では、画像ファイル等が添付された電子メールを受信すると、該画像ファイルを付属のメールソフトにより予め設定されたホルダに格納するが、電子メールに添付された画像ファイルが増えたときは、該画像ファイルを同一のホルダに格納するだけではどのような画像であるか、又は誰から送られてきたものかが分かりにくいという問題がある。
【0005】
更に、デジタルカメラで撮影された画像は、一般に、番号が重ならないように複数桁の数字によりファイル名が付けられているので、ファイル名を見ただけでは、画像の出所の特定が難しいという問題がある。
【0006】
また、上記特許文献1や特許文献2などに記載された技術では、撮影した画像内の人物に応じて、該画像の分類を行っているが、そのような分類を行った場合、電子メールに添付されて送信されてきた画像などは、誰から送信されてきた画像なのか不明になってしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、電子メールに添付された画像ファイルの出所を明確にでき、該画像ファイルの整理を容易にすることができるデジタル情報機器の制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のデジタル情報機器の制御方法は、電子メールを送受信するメール送受信手段を備えるデジタル情報機器の制御方法において、前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別工程と、前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加工程と、前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示工程とを備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデジタル情報機器の制御方法を実行するシステムの全体構成を示す図である。
【0011】
図1において、本システムは、電子メールの送受信が可能な無線通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)から成るデジタル情報機器1と、公衆回線網3に接続された携帯電話2とで構成される。
【0012】
デジタル情報機器1は、回転自在なデジタルカメラ200と、入出力一体型のユーザインターフェースであるLCDタッチパネル201と、方向を指示するために十字キー202a、選択ボタン202b、及び機能キー202cから成るキー入力202とを備える。
【0013】
携帯電話2は、音声出力部であるスピーカ203と、音声入力部であるマイク204と、電話番号や画像等の情報を表示する情報表示用LCD205と、テンキーや機能キーから成るキー入力206とを備える。
【0014】
デジタル情報機器1と携帯電話2との間は、例えば、Bluetoothによる近距離無線通信方式で通信が行われる。また、携帯電話2は、公衆回線網3との間で、例えば、IMT2000により通信が行われる。
【0015】
図2は、図1のデジタル情報機器1の内部構成を示すブロック図である。
【0016】
図2において、CPU100は、例えば、32ビットのRISC型CPUから成り、デジタル情報機器1内全体を制御する。メモリ101は、DRAM(Dynamic RAM)、FLASH ROM、及びマスクROM等の少なくとも1つから成り、CPU100により読み出されて実行される処理のプログラムやユーザデータ、画像表示のためのフォント等を記憶する。メモリ101に記憶されているプログラムには、電子メールを送受信するためのメールソフト・プログラムや、画像をアルバム状に編集して表示することが可能な電子アルバム機能を有する電子アルバムソフト・プログラム等がある。これらのプログラムは、例えば、CD−ROM等の外部機器から接続ケーブル等を介してインストールされるか、インターネットを介してダウンロードされる。
【0017】
画像・音声記憶部102は、CF(Compact Flash)(登録商標)カードやSD(Secure Digital)(登録商標)カード等の着脱可能なカード形状の記憶媒体から成り、音声データや画像データを記憶する。表示制御部103は、画像表示を行うための表示制御部であり、不図示のVRAM(Video RAM)に一時記憶された画像表示すべきデータやファイル、制御信号を定期的にLCD104に与えている。LCD104は、例えば、VGA(Video Graphics Array)クラスのバックライト付きカラー液晶、又はQVGA(Quarter VGA)の反射型カラー液晶から成るLCDタッチパネル201である。
【0018】
カメラ制御部105は、デジタルカメラ200の制御を行い、該デジタルカメラ200により撮影された画像、すなわちCCD106から入力された生の画像をA/D変換し、AGC(Automatic Gain Control)や色バランスの調整等の映像に関する調整を行う。CCD106は、撮像のためのCCD(Charge Coupled
Device)であり、30〜300万画素の画像が入力できる。
【0019】
画像処理部107は、デジタルカメラ200で撮影された画像をファインダ画面として表示制御部103に与える際に該画像の間引きを行う。また、画像処理部107は、例えば、デジタルカメラ200により撮影された静止画をJPEG画像に圧縮して画像・音声記憶部102に記憶する一方、画像・音声記憶部102に記憶されているJPEG画像を伸長して表示制御部103に送る。
【0020】
操作制御部108は、図1のキー入力202であるキーSW109、及び図1のLCDタッチパネル201であるタッチパネル110の操作制御を行う。操作制御部108では、キーSW109の押下やタッチパネル110の押下によりCPU100に割り込み処理をかける。この割り込み処理において、CPU100は割り込み処理の要因を把握し、その指示に応じた対応を行う。
【0021】
通信制御部111は、携帯電話2や他のデジタル情報機器との通信手段であり、上述したBluetoothによる近距離無線通信方式で通信を行う。勿論、IrDAによる赤外線無線通信や有線接続も可能である。電源制御部112は、デジタル情報機器1の電源制御部であり、不図示の充電池の充電管理、残量管理、DC/DCコンバータ制御を行うパワーマネージメント機構を有する。
【0022】
図3は、図1の携帯電話2の内部構成を示すブロック図である。
【0023】
図3において、CPU113は、例えば、16ビット又は32ビットクラスの処理能力を持つCPUから成り、携帯電話2内全体を制御する。メモリ114は、CPU113により読み出されて実行される処理のプログラムやユーザデータ、電子メール等を記憶する。
【0024】
表示制御部115は、画像表示を行うための表示制御部であり、表示すべき画像データをLCD116に与えている。LCD116は、図1のLCD205であり、2インチクラスのカラー液晶又は白黒液晶から成る。操作部117は、図1のキー入力206であり、電話機能を指示するキー群である。
【0025】
第一通信部118は、Bluetoothによる近距離無線通信方式でデジタル情報機器1と無線通信を行う。第二通信部119は公衆回線網3に接続する。公衆回線網3との通信方式として、上述したようにIMT2000が用いられているが、他の通信方式、例えば、PDC、PHS、CdmaOne、Cdma2000、及びGSM等であってもよい。
【0026】
音声切替部120は、音声入出力の経路を第一通信部118側又は第二通信部119側のいずれか一方に切り替える。通常の携帯電話として使用する場合は、音声入出力の経路は第二通信手段側に切り替えられており、公衆回線網3を介して音声通話が行われる。一方、デジタル情報機器1側の音声入出力に用いる場合は、音声入出力の経路は第一通信手段側に切り替えられる。
【0027】
音声入出力制御部121は、音声入出力の制御を行うと共に、音声をデジタルコード化するコーデック部である。携帯電話2に入力された音声もデジタル情報機器1の音声メモもデジタル化されるので共通に使用する。例えば、図1のマイク204であるマイク122から入力された音声は、AGC等で増幅された後にA/D変換され、更にADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)化される。逆に、ADPCM化された音声データを受け取ったときは、該音声データは復号後にD/A変換され、増幅器を経て図1のスピーカ203であるスピーカ123にて再生される。
【0028】
次に、図1のデジタル情報機器1に搭載された電子アルバム機能について説明する。電子アルバム機能とは、上述したように、デジタル情報機器1内の記憶されている任意の画像ファイルを電子アルバムソフトによりアルバム状に編集して表示するものである。
【0029】
図4は、図1のデジタル情報機器1の電子アルバム機能により表示されるアルバム画面の概略図であり、(a)は画像ファイルが格納されたアルバムホルダの表示画面であり、(b)はアルバムホルダ内の画像ファイルの縮小表示画面である。図5は、図4のアルバムホルダ内に格納された画像ファイルの表示画面を示す概略図である。
【0030】
デジタル情報機器1において、LCDタッチパネル201に表示された、いろいろなアプリケーション・ソフトの選択が可能なGUIから成るランチャー画面(不図示)から電子アルバム機能が選択されると、図4(a)に示すアルバム画面のトップを表示する。ここで表示されたアルバムホルダには、「家族旅行」、「日常風景」等の画像ファイルの内容の判別が容易な名称がそれぞれ付与され、画像ファイルや書類ファイル等が分類して格納されている。勿論、分類の種類は、多数設定が可能であり、更に細部に分けて分類することも可能である。このなかで、メール受信ホルダは、電子メールに添付して送られた画像ファイル等の一時格納ホルダである。
【0031】
画面表示された複数のアルバムホルダのうちの1つがペン入力や入力デバイスにより選択されると、図4(b)に示すように、選択されたアルバムホルダ内に格納されている画像ファイルの縮小画面が一覧表示される。そして、画像ファイルのひとつを選択して拡大コマンド(例:ペン入力ではダブルクリック)を与えると、該画像ファイルがLCDタッチパネル201の画面全面に表示される。そこで、ユーザが画像ファイルの内容を確認し、該画像ファイルの他のホルダへの移動や消去を行うことができる。拡大コマンドは、図示していないコマンドタグを選択してプルダウンメニュー等を表示して与える。
【0032】
画面表示された画像ファイルに関する属性情報を見たいときは、所定のコマンドを与えることにより、図5に示すような、画像ファイルに関するメモや画像属性を表示することができる。本実施の形態では、画像属性が、画像ファイルの撮影年月日や送信元を特定できるメールアドレスから成るが、このメールアドレスとメールアドレス帳を照合させたときに一致する送信者の名前や愛称から成るようにしてもよい。
【0033】
次に、図1のデジタル情報機器1におけるメール受信処理について説明する。
【0034】
図6は、図1のデジタル情報機器1において実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。本処理は、メールソフトと協働し、メモリ101に記憶されたプログラムに基づいてCPU100により実行されるものであり、メールソフト自身の処理が省略されている。
【0035】
メールソフトは、デジタル情報機器1が通信制御部111を介して携帯電話2に接続し、該携帯電話2を介して公衆回線網3と接続して公衆回線網3内のインターネットプロバイダのメールサーバに問い合わせて電子メールが着信しているか否かを予め確認し、該電子メールを受信してメール有りの報知をユーザに行うと共にメール閲覧のなかに取り込み、ユーザから内容が確認できるようにするものである。
【0036】
図6において、電子メールの着信があり、携帯電話2からデジタル情報機器1に転送された電子メールにファイルが添付されているか否かを判別する(ステップS400)。この判別の結果、受信した電子メールにファイルが添付されていないときは(ステップS400でNO)、ステップS405へ進み、通常のメール閲覧動作を行って本処理を終了する一方、受信した電子メールにファイルが添付されているときは(ステップS400でYES)、添付されているファイルの種類を識別し、画像ファイルか否かを判別する(ステップS401)。ここでは、電子メールに添付されているファイルが画像ファイルか否かを判別するだけではなく、ワープロファイル、テキストファイル、表計算ファイル、及びプログラム実行形式ファイル等か否かについての判別をも行う。
【0037】
ステップS401の判別の結果、電子メールに添付されているファイルが画像ファイルでないときは(ステップS401でNO)、ステップS405へ進む一方、電子メールに添付されているファイルが画像ファイルであるときは(ステップS401でYES)、その画像ファイルを電子アルバムソフトの電子アルバム機能により、上述したメール受信ホルダに格納する(ステップS402)。
【0038】
次に、メール受信ホルダに格納された画像ファイルの画像属性に属性情報として電子メールの送信元の特定が可能な送信元のメールアドレスを付加する(ステップS403)。属性情報は、電子アルバム機能のなかの情報としてデジタルカメラ200の撮影情報と共に、画像ファイル内に設定されたユーザ定義領域に書かれてもよい。また、ここでは、送信元のメールアドレスそのものを画像ファイルの画像属性に付加しているが、当該送信元のメールアドレスに対応し、デジタル情報機器1内のアドレス帳やメールアドレス帳を参照して、該アドレス帳等に登録されている名前及び愛称の少なくとも1つを付加するようにしてもよい。
【0039】
続いて、通常のメール閲覧動作に戻って(ステップS404)、本処理を終了する。ここでは、ユーザに電子メールの着信を報知すると共に、メール一覧に表題やメールアドレスが表示され、ユーザの選択により電子メールの本文を更に表示する。電子メールに画像ファイルの添付があったことや、その画像ファイルが電子アルバム機能のメール受信ホルダに格納されていることは、該電子メールの下部にコメントとして表示される。すなわち、電子メールに添付された画像ファイルをすべて電子アルバムに取り込み、該画像ファイルの画像属性に送信元のメールアドレスを加えると共に、更に表題(サブジェクト)を画像ファイルの題名(タイトル)として登録し、且つメール本文中の特定の文字列コマンドに書かれているメモを画像ファイルのメモとして登録するので、画像ファイルの送信元を把握することができ、また送り手の意図やメッセージを手軽に付加することができる。なお、上記第1の実施の形態では、デジタル情報機器1がデジタルカメラ200を備えているが、該デジタルカメラ200は必須ではない。
【0040】
以上述べたように、上記第1の実施の形態によれば、受信した電子メールに添付されているファイルの種類を識別し、画像ファイルが添付されている場合は、当該画像ファイルをメールソフトの電子アルバム機能により取り込み、該画像ファイルの送信元が特定できるメールアドレス、名前、愛称の少なくとも1つを該画像ファイルの画像属性に付加するので、電子メールに添付された画像ファイルの出所を明確にでき、該画像ファイルの整理を容易にすることができる。
【0041】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、その基本的な構成(図1〜図3)が上記第1の実施の形態と同じであり、その説明は省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
【0042】
上記第1の実施の形態では、電子メールに添付された画像ファイルに対して該電子メールの送信元が特定できる属性情報を付加したが、本第2の実施の形態では、更に画像ファイルの内容を示す属性情報を付加する。
【0043】
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るデジタル情報機器の制御方法の概略を示す図である。
【0044】
図7において、メール本文700は、デジタル情報機器1が受信した電子メールの本文であり、画面700aは、該メール本文700に対応するアルバム画面である。
【0045】
701は、上述したように、メール本文中に含まれる送信元のメールアドレスである。702は、電子メールの表題(サブジェクト)であり、その表題がそのまま画像ファイルのタイトルとして付加される。703,704,705は、画像ファイルの画像属性に付加する属性情報であり、メール本文中に所定の文字列により記載されている。これらの特定の文字列は、予め設定されており、記載形式や文字列はどのようなものであってもよい。本実施の形態では、#と#で挟まれた特定の文字列に注目するように構成している。
【0046】
まず、電子アルバム機能により所定の情報を取り込むアルバムスクリプトは、「#album start#」が開始のトリガーであり、「#album end#」が終了マークである。その間に、703のように「#album memo:文章#」を付加すると、ここに入力される文章がそのまま画像ファイルのメモになる。同様に、704のように「#album name:ファイル名#」を付加すると、デジタル情報機器1側でそのまま使用可能なファイル名になる。705のように「#album date:撮影日時#」を付加すると、デジタルカメラによる撮影日時となる。この他に、GPS(Global Positioning Systems)やPHS(Personal Handy−phone System)等から得られる撮影位置情報や画像の再転送等に伴う本来の撮影元(転送履歴)、カメラの撮影条件(シャッタースピード、絞り)等であってもよい。そのときは、それぞれのコマンドスクリプトが定まっているものとする。
【0047】
図8は、図7のデジタル情報機器1において実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。本処理は、メールソフトと協働し、メモリ101に記憶されたプログラムに基づいてCPU100により実行されるものである。
【0048】
図8において、ステップS600,S601,S611は、それぞれ図6のステップS400,S401,S405と同じ処理であるため、その説明は省略する。
【0049】
ステップS602では、受信した電子メールの内容を解析し、該電子メールの本文中に特定のスクリプト、すなわちアルバムスクリプトがあるか否かを判別する(ステップS603)。つまり、上述したように、「#albumxxxxx#」という文字列を特定でき、且つ「start,end」が上下に付くように文法が守られているかを見て、メール本文中にアルバムスクリプト有無を判断する。ステップS603の判別の結果、メール本文中にアルバムスクリプトがあるときは(ステップS603でYES)、ステップS604へ進み、電子メールの添付された画像ファイルを電子アルバムソフトの電子アルバム機能によりメール受信ホルダに格納する。
【0050】
次に、メール受信ホルダに格納された画像ファイルの画像属性に属性情報としてメール送信元の特定が可能な送信元アドレスを付加し(ステップS605)、アルバムスクリプトに記述された情報に基づいて当該スクリプトに相当する情報を画像ファイルの画像属性に付加し(ステップS606)、通常のメール閲覧動作に戻って(ステップS607)、本処理を終了する。ステップS606において、画像ファイルの画像属性に付加される情報としては、撮影メモ、ファイル名、撮影日時、撮影位置、撮影条件、及び転送履歴等が挙げられるが、これに限られないことは云うまでもない。
【0051】
一方、ステップS603の判別の結果、メール本文中にアルバムスクリプトがないときは(ステップS603でNO)、ステップS608へ進み、電子メールの添付された画像ファイルを電子アルバムソフトの電子アルバム機能によりメール受信ホルダに格納する。
【0052】
次に、メール受信ホルダに格納された画像ファイルの画像属性に属性情報としてメール送信元の特定が可能な送信元アドレスを付加し(ステップS609)、通常のメール閲覧動作に戻って(ステップS610)、本処理を終了する。
【0053】
上記第2の実施の形態によれば、送信元を特定する情報以外に画像ファイルの内容を示す情報等をメール本文から抽出できるようにしたため、電子メールに添付された画像ファイルの情報を受け取り側で容易に確認することができる。
【0054】
上記第2の実施の形態では、メール本文中への特定のアルバムスクリプトの付加をユーザの手入力により行っていたが、メール送信元のメールソフトによりアルバムスクリプトを付加するようにしてもよい。メール送信元側のメールソフトによるアルバムスクリプトの付加の概略を図9に示す。
【0055】
図9において、画面900は、メール送信元に表示される電子メールの新規作成画面であり、メール本文900aは、メール送信元のメールソフトにより作成された電子メールの本文である。本電子メールの送信先は、図示していないアドレス帳又はメールアドレス帳のなかから選択されるか、又は画面900上のソフトキーボード904を用いて入力される。送信元には、予め設定されているユーザのメールアドレスが付加される。表題やメール本文は、ソフトキーボード904を用いて入力される。
【0056】
そこで、アルバムスクリプトをメール本文900a中に簡易に付加するために、ソフトキーボード904上にコマンドボタンを設けて選択をできるようにしている。このコマンドボタンは、勿論常時表示されているのではなく、電子アルバム機能との連動する機能を別途設定することで表示するようにしてもよい。ここでは、画面上のコマンドボタンにおけるコメント開始ボタン901が選択されると、メール本文900a中に「#album start# #album memo:#」が付加される。その後、ユーザが画像ファイルのメモとなる文章を#と#の間にソフトキーボード904を用いて入力する。
【0057】
画像選択ボタン903により画像ファイルの選択が行われた場合、電子アルバム機能により実際に添付したい画像ファイルが選択できる。そして、ファイル名や撮影日時の情報がスクリプトとしてメール本文900a中に付加される。そして、最後に画面上のコメント終了ボタン902が選択されると、「#albumend#」がメール本文900a中に付加される。本実施の形態では、コメント開始ボタン901、コメント終了ボタン902、及び画像選択ボタン903の3つについて説明したが、上記多くの属性情報に対してそれぞれのボタンを用意してもいいし、プルダウンメニューのようなコマンド選択方式にしてもよい。
【0058】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図6及び図8のフローチャートに対応するプログラム)を、コンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0059】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0060】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0061】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該記憶媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0062】
上述した実施の形態では、プログラムはメモリ101に格納されているが、これに限定する必要はなく、プログラムを供給する記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0063】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0064】
〔実施態様1〕 電子メールを送受信するメール送受信手段を備えるデジタル情報機器の制御方法において、前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別工程と、前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加工程と、前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示工程とを備えることを特徴とするデジタル情報機器の制御方法。
【0065】
〔実施態様2〕 前記所定の情報は、前記受信した電子メールの送信元が特定可能な情報であることを特徴とする実施態様1記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0066】
〔実施態様3〕 前記送信元が特定可能な情報には、前記送信元のメールアドレスを含むことを特徴とする実施態様2記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0067】
〔実施態様4〕 前記送信元が特定可能な情報には、前記送信元のメールアドレスに対応し、前記デジタル情報機器内のアドレス帳に登録されている名前及び愛称の少なくとも1つを含むことを特徴とする実施態様2又は3記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0068】
〔実施態様5〕 前記付加工程は、前記受信した電子メールの本文中の内容を前記所定の情報として付加することを特徴とする実施態様1乃至4のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0069】
〔実施態様6〕 前記電子メールの本文中の内容には、当該電子メールの表題を含むことを特徴とする実施態様5記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0070】
〔実施態様7〕 前記編集表示工程は、前記電子メールの表題を前記所定の情報が付加された画像のタイトルにすることを特徴とする実施態様6記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0071】
〔実施態様8〕 前記付加工程は、前記受信した電子メールの本文から特定の文字列を検出し、当該特定の文字列に応じて前記識別した画像の属性に前記所定の情報を付加することを特徴とする実施態様1乃至4のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0072】
〔実施態様9〕 前記特定の文字列は、前記画像の属性の記述の開始、前記画像のメモ、前記画像の撮影された日時、前記画像のファイル名、及び前記画像の属性の記述の終了から成ることを特徴とする実施態様8記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0073】
〔実施態様10〕 前記編集表示工程は、前記画像と共に当該画像に付加された前記所定の情報を表示することを特徴とする実施態様1乃至9のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器の制御方法。
【0074】
〔実施態様11〕 電子メールを送受信する送受信手段を備えるデジタル情報機器において、前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別手段と、前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加手段と、前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示手段とを備えることを特徴とするデジタル情報機器。
【0075】
〔実施態様12〕 前記所定の情報は、前記受信した電子メールの送信元が特定可能な情報であることを特徴とする実施態様11記載のデジタル情報機器。
【0076】
〔実施態様13〕 前記送信元が特定可能な情報には、前記送信元のメールアドレスを含むことを特徴とする実施態様12記載のデジタル情報機器。
【0077】
〔実施態様14〕 前記送信元が特定可能な情報には、前記送信元のメールアドレスに対応し、前記デジタル情報機器内のアドレス帳に登録されている名前及び愛称の少なくとも1つを含むことを特徴とする実施態様12又は13記載のデジタル情報機器。
【0078】
〔実施態様15〕 前記付加手段は、前記受信した電子メールの本文中の内容を前記所定の情報として付加することを特徴とする実施態様11乃至14のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器。
【0079】
〔実施態様16〕 前記電子メールの本文中の内容には、当該電子メールの表題を含むことを特徴とする実施態様15記載のデジタル情報機器。
【0080】
〔実施態様17〕 前記編集表示手段は、前記電子メールの表題を前記所定の情報が付加された画像のタイトルにすることを特徴とする実施態様16記載のデジタル情報機器。
【0081】
〔実施態様18〕 前記付加手段は、前記受信した電子メールの本文から特定の文字列を検出し、当該特定の文字列に応じて前記識別した画像の属性に前記所定の情報を付加することを特徴とする実施態様11乃至14のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器。
【0082】
〔実施態様19〕 前記特定の文字列は、前記画像の属性の開始、前記画像のメモ、前記画像の撮影された日時、前記画像のファイル名、及び前記画像の属性の終了から成ることを特徴とする実施態様18記載のデジタル情報機器。
【0083】
〔実施態様20〕 前記編集表示手段は、前記画像と共に当該画像に付加された前記所定の情報を表示することを特徴とする実施態様11乃至19のいずれか1態様に記載のデジタル情報機器。
【0084】
〔実施態様21〕 電子メールを送受信するメール送受信手段を備えるデジタル情報機器を制御するためのコンピュータに実行可能なコンピュータプログラムであって、前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別工程と、前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加工程と、前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示工程の各工程を前記デジタル情報機器に実行させるためのプログラムコードを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
【0085】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、受信した電子メールに添付されている情報から画像ファイルを識別し、識別された画像ファイルに所定の属性情報を付加して編集し、該所定の属性情報が付加された画像ファイルを表示するので、メールに添付された画像ファイルの出所を明確にでき、該画像ファイルの整理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタル情報機器の制御方法を実行するシステムの全体構成を示す図である。
【図2】図1のデジタル情報機器1の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の携帯電話2の内部構成を示すブロック図である。
【図4】図1のデジタル情報機器1の電子アルバム機能により表示されるアルバム画面の概略図であり、(a)は画像ファイルが格納されたアルバムホルダの表示画面であり、(b)はアルバムホルダ内の画像ファイルの縮小表示画面である。
【図5】図4のアルバムホルダ内に格納された画像ファイルの表示画面を示す概略図である。
【図6】図1のデジタル情報機器1において実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るデジタル情報機器の制御方法の概略を示す図である。
【図8】図7のデジタル情報機器1において実行されるメール受信処理を示すフローチャートである。
【図9】図7のメール作成側の機器において実行されるアルバムスクリプト付加の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタル情報機器
2 携帯電話
3 公衆回線網
100,113 CPU
101,114 メモリ
102 画像・音声記憶部
111 通信制御部
Claims (1)
- 電子メールを送受信するメール送受信手段を備えるデジタル情報機器の制御方法において、
前記受信した電子メールに添付された画像を識別する識別工程と、
前記識別した画像の属性に所定の情報を付加する付加工程と、
前記所定の情報が付加された画像を編集表示する編集表示工程とを備えることを特徴とするデジタル情報機器の制御方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002358022A JP2004193859A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | デジタル情報機器の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002358022A JP2004193859A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | デジタル情報機器の制御方法 |
Publications (1)
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ID=32757856
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---|---|
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-
2002
- 2002-12-10 JP JP2002358022A patent/JP2004193859A/ja active Pending
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