JP2011180851A - 携帯通信端末、アップロード制御プログラム、アップロード制御方法および通信端末 - Google Patents

携帯通信端末、アップロード制御プログラム、アップロード制御方法および通信端末 Download PDF

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Abstract

【構成】携帯通信端末10は、メールを利用するアップロードサービスに対応している。携帯通信端末10が備えるRAM34は、アップロードのためのブログ専用アドレスとアップロードにおける制限事項とを含む、ブログ専用のアドレスデータを記憶する。また、ブログ専用アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作が行われると、プロセッサ24は、送信されるメールが制限事項に違反しているかを判断する。そして、違反していなければ、そのメールはそのまま送信される。一方、違反していれば、メールは送信されずに、違反理由がディスプレイ30に表示される。
【効果】ブログ専用アドレスとアップロードの制限事項とを含むアドレスデータを予め登録できるため、使用者はメールを送信する前に制限事項を確認する必要が無くなり、使用者の利便性が向上する。
【選択図】図1

Description

この発明は、携帯通信端末、アップロード制御プログラム、アップロード制御方法および通信端末に関し、特にメールを利用するアップロードサービスに対応する、携帯通信端末、アップロード制御プログラム、アップロード制御方法および通信端末に関する。
従来、特にたとえばメールを利用できる携帯通信端末は広く知られており、この種の装置の一例が特許文献1に開示されている。この背景技術の電子メール処理装置は、電子メールを送信する際に、電子メールの文字数を、通信業者において定められている上限文字数と比較する。そして、文字数が上限文字数を超えていれば、その電子メールには送信許可が与えられない。
また、特許文献2には、メールにファイルを添付したときに、メールに添付された複数のファイルの合計サイズを取得することができる、メール送信装置が開示されている。このメール送信装置において、添付されたファイルの合計サイズが所定の設定を超えた場合、サイズオーバーがユーザに通知される。
特開2002−312291号公報[G06F 13/00, H04L 12/58, H04M 11/00] 特開2006−154894号公報[G06F 13/00, H04M 11/00, H04N 1/00, H04N 1/21]
近年、ブログサイトなどではメールを利用して、ブログの内容(日記)をアップロードすることができる。そして、このようなアップロードには制限事項が設けられている。
ところが、アップロードの制限事項は、特許文献1で示されるメールの文字数制限や、特許文献2で示される添付ファイルの合計サイズ制限などのメール制限事項とは異なっている。また、アップロードの制限事項は、複数の項目から構成されるため、ブログサイト毎に異なっている。そして、メール制限事項に違反せずにアップロード用のメールが送信できても、アップロードの制限事項に違反して、ブログサイトが正しくアップロードされないことがあった。
そのため、携帯電話機の使用者が正しくアップロードされたことを確認するためには、ブログサイトにアクセスしなければならず、使用者は余計な手間と通信料とをかけなければならなかった。さらに、正しくアップロードされていなくても、使用者は送信したメールに対する通信料を支払ったうえで、さらに再アップロードをする必要があった。このように、アップロードサービスを利用した使用者に対する負担は大きかった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯通信端末、アップロード制御プログラム、アップロード制御方法および通信端末を提供することである。
この発明の他の目的は、アップロードサービスを利用する使用者の利便性を向上させる、携帯通信端末、アップロード制御プログラム、アップロード制御方法および通信端末を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、メールを利用するアップロードサービスに対応する携帯通信端末であって、アップロードのための特定アドレスとアップロードにおける制限事項とを関連付けて記憶する記憶部、特定アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされたとき、制限事項に違反するか否かを判断する判断部、判断部によって制限事項に違反しないと判断されたとき、特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信する送信部、および判断部によって制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知する通知部を備える、携帯通信端末である。
第1の発明では、携帯通信端末(10)は、ブログサイトなどが提供する、メールを利用するアップロードサービスに対応する。記憶部(34)は、たとえばRAMであり、アップロードのための特定アドレス(aaa@X○.com)と、ブログサイトが規定するアップロードの制限事項(342b)とを関連付けて記憶する。判断部(24,S89)は、たとえば日記をアップロードするためのメールに対して送信操作がされると、そのメールがアップロードの制限事項に違反するか否かを判断する。送信部(12,14,24,S111)は、送信されるメールが制限事項に違反していなければ、アップロードするためのメールを送信する。そして、通知部(24,S91)は、送信されるメールが制限事項に違反していれば、制限事項に違反していることを通知する。
第1の発明によれば、特定アドレスとアップロードにおける制限事項と関連付けて、予め登録することができるため、メールを送信する前に制限事項を確認する必要が無くなり、使用者の利便性が向上する。
また、正しくアップロードできないメールの送信が防止されるため、使用者の金銭的な負担や、アップロードの確認のための手間が軽減される。
第2の発明は、第1の発明に従属し、記憶部は、メールの送信に関するメール制限事項をさらに記憶し、判断部によって制限事項に違反しないと判断されたとき、メール制限事項に違反するか否かを判断するメール判断部、およびメール判断部によってメール制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知するメール違反通知部をさらに備え、送信部は、判断部によって制限事項に違反しないと判断され、かつメール判断部によって違反しないと判断されたとき、特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信する。
第2の発明では、メール制限事項(344)は、最大文字数、添付されるデータ(添付データ)のデータ容量および添付可能なデータの数などを示す数値から構成され、記憶部に記憶される。メール判断部(24,S101)は、送信されるメールがアップロードの制限事項に違反していなければ、メールの制限事項に違反するかを判断する。メール違反通知部(24,S103)は、送信されるメールがメール制限事項に違反していれば、メール制限事項に違反していることを通知する。そして、送信部は、送信されるメールがアップロードの制限事項およびメール制限事項に違反していなければ、メールを送信する。
第2の発明によれば、メールが送信される前に、アップロードの制限事項およびメール制限事項の2つが確認されるため、正しくアップロードできないメールの送信を、より確実に防止できる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、携帯通信端末は、複数のアカウントのメールを利用でき、記憶部は、複数のアカウントのそれぞれに対応する複数のメール制限事項を記憶し、メール判断部は、判断部によって制限事項に違反しないと判断されたとき、選択されたアカウントに対応するメール制限事項に違反するか否かを判断する。
第3の発明では、携帯通信端末は、事業主のメールサーバ(102)を利用しないメール(たとえば、フリーメール、Webメール、一般のプロバイダが提供するメールなど)のアカウントを利用して、メールの送受信を行うことができる。そのため、記憶部は、選択可能なアカウントのそれぞれに対応するメール制限事項を記憶する。そして、メール判断部は、判断部によって制限事項に違反しないと判断されたとき、選択されたアカウントに対応するメール制限事項に違反するか否かを判断する。
第3の発明によれば、選択されたアカウントおよび特定アドレスに基づいて、メール制限事項および制限事項を組み合わせることができる。そして、携帯通信端末は、送信されるメールがそれぞれの制限事項に違反しているかを確認できる。
第4の発明は、第2の発明または第3の発明に従属し、携帯通信端末は、サーバが公開するデータを表示するブラウザ機能を有し、メール違反通知部によって違反が通知された後、ブラウザ機能を実行する実行部をさらに備える。
第4の発明では、携帯通信端末はブラウザ機能によって、たとえばブログサーバ(104)が公開するブログサイトを表示する。実行部(24,S109)は、たとえば送信されるメールがメール制限事項に違反したとき、ブラウザ機能を実行することで、ブログサイトを表示する。
第4の発明によれば、メールによってアップロードができなくても、アップロードするためのブログサイトが表示されるため、使用者はデータをアップロードすることができる。
第5の発明は、第1の発明ないし第4の発明のいずれかに従属し、記憶部は、特定アドレスと制限事項とを含むアドレスデータを記憶し、アドレスデータに基づいて、特定アドレスをメールの宛先に設定する設定部をさらに備える。
第5の発明では、アドレスデータ(342b)は、特定アドレスと制限事項とを含む。設定部(24,S51,S59)は、特定アドレスを含むアドレスデータに基づいて、特定アドレスをメールの宛先に設定する。
第5の発明によれば、使用者は、既存のアドレス帳機能を利用して、ブログ専用アドレスをメールの宛先に設定できる。
第6の発明は、第5の発明に従属し、文字を入力するための文字入力キー、および文字入力キーによって入力された文字列と一致する特定アドレスを含むアドレスデータを特定する特定部をさらに備え、設定部は、特定部よって特定されたアドレスデータに基づいて、メールの宛先を設定する入力アドレス設定部を含む。
第6の発明では、文字入力キー(26h)は、たとえば数字、アルファベットおよび記号などを入力可能なキーである。特定部(24,S57)は、入力された文字列と一致する特定アドレスを含む、アドレスデータを特定する。入力アドレス設定部(24,S59)は、特定されたドレスデータに含まれる特定アドレスを、メールの宛先に設定する。
第6の発明によれば、ブログ専用アドレスが直接入力されても、アドレスデータとして予め登録されていれば、制限事項を読み出すことができる。
第7の発明は、第1の発明ないし第6の発明のいずれかに従属し、記憶部に記憶された特定アドレスに対応するアイコンを表示する表示部、およびアイコンが選択されたとき、そのアイコンに対応する特定アドレスが宛先に設定されるメールを作成するメール作成部をさらに備える。
第7の発明では、表示部(24,S133)は、記憶された特定アドレスに対応するアイコンを、選択可能に表示する。メール作成部(24,S139)は、アイコンが選択されると、選択されたアイコンと対応するアドレスデータから特定アドレスを読み出し、読み出されたアドレスが宛先に設定されるメールを作成する。
第7の発明によれば、特定アドレスに対応するアイコンを表示することで、アップロード用のメールを容易に作成できるようになる。
第8の発明は、第1の発明ないし第7の発明のいずれかに従属し、制限事項は、複数の項目から構成されており、通知部は、複数の項目のうち違反した項目に対応する通知を行う。
第8の発明では、制限事項は、最大文字数、データの形式、データの最大容量、データの最大サイズなどの複数の項目から構成される。そして、通知部は、違反した項目に対応して、違反理由を通知する。
第8の発明によれば、制限事項に違反した理由が通知されるため、使用者は容易にメールを修正できるようになる。
第9発明は、メールを利用するアップロードサービスに対応し、アップロードのための特定アドレス(aaa@X○.com)とアップロードにおける制限事項(342b)とを関連付けて記憶する記憶部(34)を有する、携帯通信端末(10)のプロセッサ(24)を、特定アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされたとき、制限事項に違反するか否かを判断する判断部(S89)、判断部によって制限事項に違反しないと判断されたとき、特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信する送信部(S111)、および判断部によって制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知する通知部(S91)として機能させる、アップロード制御プログラムである。
第9の発明も、第1の発明と同様に、特定アドレスとアップロードにおける制限事項と関連付けて、予め登録することができるため、使用者はメールを送信する前に制限事項を確認する必要が無くなり、使用者の利便性が向上する。
第10の発明は、メールを利用するアップロードサービスに対応し、アップロードのための特定アドレス(aaa@X○.com)とアップロードにおける制限事項(342b)とを関連付けて記憶する記憶部(34)を有する、携帯通信端末(10)のアップロード制御方法であって、特定アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされたとき、制限事項に違反するか否かを判断し(S89)、制限事項に違反しないと判断されたとき、特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信し(S111)、そして制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知する(S91)、アップロード制御方法である。
第10の発明も、第1の発明と同様に、特定アドレスとアップロードにおける制限事項と関連付けて、予め登録することができるため、使用者はメールを送信する前に制限事項を確認する必要が無くなり、使用者の利便性が向上する。
第11の発明は、メールを利用するアップロードサービスに対応する通信端末(10)であって、アップロードのための特定アドレス(aaa@X○.com)とアップロードにおける制限事項(342b)とを関連付けて記憶する記憶部(34)、特定アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされたとき、制限事項に違反するか否かを判断する判断部(24,S89)、判断部によって制限事項に違反しないと判断されたとき、特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信する送信部(24,S111)、および判断部によって制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知する通知部(24,S91)を備える、通信端末である。
第11の発明も、第1の発明と同様に、特定アドレスとアップロードにおける制限事項と関連付けて、予め登録することができるため、使用者はメールを送信する前に制限事項を確認する必要が無くなり、使用者の利便性が向上する。
この発明によれば、特定アドレスとアップロードにおける制限事項と関連付けて登録できるため、使用者はメールを送信する前に制限事項を確認する必要が無くなり、使用者の利便性が向上する。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の携帯通信端末の電気的な構成を示すブロック図である。 図2は図1に示す携帯通信端末の外観を示す図解図である。 図3は図1に示すディスプレイに表示されるキーとキー入力装置との対応を示す図解図である。 図4は図1に示すディスプレイの表示の一例を示す図解図である。 図5は図1に示す携帯通信端末が実行するアドレス帳機能のGUIの一例を示す図解図である。 図6は図1に示す携帯通信端末が実行するアドレス帳機能のGUIの他の一例を示す図解図である。 図7は図1に示すRAMに記憶されるアドレス帳データの一例を示す図解図である。 図8は図1に示すRAMに記憶されるメール制限事項の一例を示す図解図である。 図9は図1に示す携帯通信端末が実行するメール機能のGUIの一例を示す図解図である。 図10は図1に示す携帯通信端末が実行するメール機能のGUIの他の一例を示す図解図である。 図11は図1に示す携帯通信端末が実行するメール機能のGUIのその他の一例を示す図解図である。 図12は図1に示す携帯通信端末が実行するメール機能のGUIのさらにその他の一例を示す図解図である。 図13は図1に示す携帯通信端末が実行するブログ機能のGUIの一例を示す図解図である。 図14は図1に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図15は図1に示すプロセッサの新規アドレス作成処理を示すフロー図である。 図16は図1に示すプロセッサの新規メール処理を示すフロー図である。 図17は図1に示すプロセッサのブログアップ編集処理を示すフロー図である。 図18は図1に示すプロセッサのブログ処理を示すフロー図である。 図19は図1に示すRAMに記憶されるメール制限事項の他の一例を示す図解図である。
図1を参照して、この実施例の携帯通信端末10は携帯電話機の一種であり、CPUまたはコンピュータと呼ばれるプロセッサ24を含む。このプロセッサ24には、無線通信回路14、A/D16、D/A20、キー入力装置26、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34およびカメラ制御回路36が接続される。また、無線通信回路14にはアンテナ12が接続され、A/D16にはマイク18が接続され、D/A20にはアンプ(図示せず)を介して、スピーカ22が接続される。さらに、表示ドライバ28にはディスプレイ30が接続され、カメラ制御回路36にはイメージセンサ38およびフォーカスレンズ40の光学位置を制御するモータ(図示せず)が接続される。
プロセッサ24は、携帯通信端末10の全体制御を司る。記憶部であるRAM34は、プロセッサ24の作業領域(描画領域を含む)ないしバッファ領域として用いられる。フラッシュメモリ32には、携帯通信端末10の文字、画像、音声、音および映像のようなコンテンツのデータなどが記録される。
A/D16は、当該A/D16に接続されたマイク18を通して入力される音声ないし音についてのアナログ音声信号を、デジタル音声信号に変換する。D/A20は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換(復号)して、アンプを介してスピーカ22に与える。したがって、アナログ音声信号に対応する音声ないし音がスピーカ22から出力される。
キー入力装置26は、通話キーおよび終話キーなどを備えるとともに、「0」−「9」キー、「*」キーおよび「#」キーを含むダイヤルキー26hも備える。そして、使用者が操作したキーの情報(キーデータ)がプロセッサ24に入力される。なお、ダイヤルキー26hは、文字入力キーとしても機能し、数字、アルファベット、記号および平仮名などの文字を入力するために利用される。また、キー入力装置26が備える他のキーについては後述するため、ここでの詳細な説明は省略する。
表示ドライバ28は、プロセッサ24の指示の下、当該表示ドライバ28に接続されたディスプレイ30の表示を制御する。なお、キー入力装置26に含まれる各キーが操作されると、フィードバック処理が実行され、図示しないスピーカからフィードバック音が出力される。したがって、使用者は、フィードバック音を聞くことで、キー操作に対する操作感を得ることができる。
無線通信回路14は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、使用者がキー入力装置26を用いて音声発信を指示すると、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、音声発信処理を実行し、アンテナ12を介して音声発信信号を出力する。音声発信信号は、基地局および通信網(図示せず)を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、接続状態(通信可能状態)が確立され、プロセッサ24は通話処理を実行する。
通常の通話処理について具体的に説明すると、相手の電話機から送られてきた変調音声信号(高周波信号)が、アンテナ12によって受信される。受信された変調音声信号には、無線通信回路14によって復調処理および復号処理が施される。これらの処理によって得られた受話音声信号は、D/A20によってアナログ音声信号に変換された後、スピーカ22から出力される。一方、マイク18を通して取り込まれた送話音声信号は、A/D16によってデジタル音声信号に変換された後、プロセッサ24に与えられる。デジタル音声信号に変換された送話信号には、プロセッサ24の指示の下、無線通信回路14によって符号化処理および変調処理が施され、アンテナ12を介して出力される。したがって、変調音声信号は、基地局および通信網を介して相手の電話機に送信される。
また、相手の電話機からの発信信号がアンテナ12によって受信されると、無線通信回路14は、音声着信(着呼ともいう)をプロセッサ24に通知する。これに応じて、プロセッサ24は、表示ドライバ28を制御して、着信通知に記述された発信元情報(電話番号)をディスプレイ30に表示する。また、これとほぼ同時に、プロセッサ24は、図示しないスピーカから着信音(または、着信メロディ、着信音声)を出力させ、さらに図示しないモータを駆動(回転)させることで携帯通信端末10を振動させる。使用者が、通話キーを用いて応答操作を行うと、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、音声着信処理を実行し、接続状態(通信可能状態)が確立され、プロセッサ24は上述した通常の通話処理を実行する。
そして、通話可能状態に移行した後に終話キーによって通話終了操作が行われると、プロセッサ20は、無線通信回路14を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。そして、通話終了信号の送信後、プロセッサ20は、通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ20は、通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ20は通話処理を終了する。
なお、プロセッサ24は、着信音を出力させるとともに、図示しないLEDを発光させることもある。また、ディスプレイ30は表示装置と呼ばれることもある。さらに、発信信号および発信元情報を受信するアンテナ12は受信部として機能する。
カメラ制御回路36は、携帯通信端末10で静止画像または動画像を撮影するための回路である。たとえば、キー入力装置26に対してカメラ機能を実行する操作が行われると、プロセッサ24は、カメラ制御回路36およびイメージセンサ38を撮影部として機能させ、カメラ機能を実行する。
たとえば、被写界の光学像はイメージセンサ38に照射され、イメージセンサ38の撮像エリアには、たとえばSXGA(1280×1024画素)に対応する受光素子が配置されており、撮像エリアでは、光電変換によって、被写界の光学像に対応する電荷つまりSXGAの生画像信号が生成される。なお、使用者は、画像データのサイズを、SXGAの他に、XGA(1024×768画素)および640×240サイズのなどに変更することができる。
そして、カメラ機能が実行されると、被写界のリアルタイム動画像つまりスルー画像をディスプレイ30に表示するべく、プロセッサ24は、カメラ制御回路36に内蔵されるイメージセンサドライバを起動させ、露光動作および指定された読み出し領域に対応する電荷読み出し動作を、イメージセンサドライバに命令する。
イメージセンサドライバは、イメージセンサ38の撮像面の露光と、当該露光によって生成された電荷の読み出しとを実行する。この結果、生画像信号が、イメージセンサ38から出力される。また、出力された生画像信号は、カメラ制御回路36に入力され、カメラ制御回路36は、入力された生画像信号に対して、色分離、白バランス調整、YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データを生成する。そして、YUV形式の画像データはプロセッサ24に入力される。このとき、カメラ制御回路36は、フォーカスレンズ40を制御することで、被写界にピントを合わせる。
また、プロセッサ24に入力されたYUV形式の画像データは、プロセッサ24によってRAM34に格納(一時記憶)される。さらに、格納されたYUV形式の画像データは、プロセッサ24を介して、RAM34から表示ドライバ28に与えられる。また同時に、プロセッサ24は、間引き読み出し命令を表示ドライバ28に発行する。そして、表示ドライバ28は、プロセッサ24から発行された間引き読み出し命令に従って、YUV形式の画像データをディスプレイ30に出力する。これによって、被写界を表す低解像度(たとえば、320×240画素)のスルー画像がディスプレイ30に表示される。
なお、YUV形式の画像データにおいて、Yは輝度を意味し、Uは青色から輝度を引いた色差を意味し、Vは赤色から輝度を引いた色差を意味する。つまり、YUV形式の画像データは、輝度信号(Y)データと青色の色差信号(U)データと赤色の色差信号(V)データとから構成される。
ここで、キー入力装置26によって撮影操作が行われると、プロセッサ24は、本撮影処理を実行する。つまり、プロセッサ24は、イメージセンサ38から出力されるSXGAの生画像信号に信号処理を施して、RAM34に一旦格納し、フラッシュメモリ32に対する記録処理を実行する。記録処理が実行されると、プロセッサ24を通してRAM34から画像データが読み出される。そして、プロセッサ24は、読み出した画像データを含む画像ファイルとしてフラッシュメモリ32に記録する。さらに、プロセッサ24は、図示しないスピーカから、本撮影処理が実行されていること通知する音を出力させる。なお、携帯通信端末10にメモリカードが接続される場合、画像ファイルはメモリカードに記憶されてもよい。
また、携帯通信端末10は、ネットワーク100に接続されるサーバとのデータ通信を確立することで、複数の機能を実行することができる。たとえば、携帯通信端末10は、メールサーバ102とのデータ通信を確立することで、メール機能を実行できる。また、携帯通信端末10は、サーバが公開するデータを取得するために、ブラウザ機能を実行できる。たとえば、ブログサーバ104は、個人が投稿(アップロード)した日記を管理するブログサイトを公開している。使用者がブラウザ機能を実行してブログサイトのURLを指定すると、携帯通信端末10はブログサーバ104が公開するブログサイトのデータを取得する。そして、ディスプレイ30には使用者自身が投稿した日記または他人が投稿した日記などが表示される。
また、ブログサイトを表示するためのHTMLデータはブログサーバ104に記憶されているが、ブログサイトで表示される日記のデータはデータサーバ106に記憶されている。つまり、ブログサーバ104は、データサーバ106から日記のデータを取得してからHTMLデータを作成して、ブログサイトの情報を公開している。そのため、使用者が日記をアップロードすると、その日記のデータはデータサーバ106に記憶され、ブログサーバ104によって読み出されることでウェブ上に公開される。なお、ブログサーバ104およびデータサーバ106は、1つのサーバとして構成されてもよい。また、複数のデータサーバ106がブログサーバ104に接続されてもよい。つまり、ブログサーバ104およびデータサーバ106の構成は、図1に示す構成だけに限られない。
さらに、ブログサイトの管理者は、日記をアップロードするためのブログ専用アドレス(特定アドレス)を発行している。そのため、使用者は、発行されたブログ専用アドレスをメールの宛先に設定し、投稿する日記の内容をメールの本文に記述して、そのメールを送信することで、日記をアップロードすることができる。このように、本実施例の携帯通信端末10は、メールを利用するアップロードサービスに対応している。
なお、携帯通信端末10は、メール機能およびブラウザ機能の他に、アドレス帳機能およびブログ機能を有している。アドレス帳機能は、他の端末や電話機の電話番号やメールアドレスの情報から構成されるアドレスデータを管理するための機能である。また、ブログ機能は、アップロード用のメールを容易に作成するための機能である。さらに、本実施例では、カメラ機能によって撮影された画像が、日記のデータと共にアップロードされてもよい。
図2は、携帯通信端末10の外観図である。図2を参照して、携帯通信端末10は、ストレート型の形状をしており、平面矩形の筐体Cを有する。図示しないマイク18は、筐体Cに内蔵され、内蔵されたマイク18に通じる開口OP2は筐体Cの長さ方向一方の主面に設けられる。同じく、図示しないスピーカ22は、筐体Cに内蔵され、内蔵されたスピーカ22に通じる開口OP1は、筐体Cの長さ方向他方の主面に設けられる。そして、ディスプレイ30は、モニタ画面が筐体Cの主面に露出するように取り付けられる。
キー入力装置26が備える各種キーは、ダイヤルキー26hの他に、上方向キー26a、下方向キー26b、左方向キー26cおよび右方向キー26dを含む。さらに、キー入力装置26は、確定キー26e、第1機能キー26fおよび第2機能キー26gなども備え、各キーは筐体Cの主面に設けられる。
なお、上方向キー26a、下方向キー26b、左方向キー26cおよび右方向キー26dは、まとめてカーソルキーと呼ばれることもある。また、キー入力装置26が備える通話キーおよび終話キーも筐体Cの主面に設けられる。
たとえば、使用者は、ディスプレイ30を確認しながら、ダイヤルキー26hを操作して電話番号を入力し、通話キーによって音声発信操作を行い、終話キーによって通話終了操作を行う。また、使用者は、カーソルキーおよび確定キー26eを操作することで、GUIのメニューの選択や、確定を行う。さらに、使用者は、確定キー26e、第1機能キー26fまたは第2機能キー26gを操作することで、メール機能、アドレス帳機能およびブログ機能を実行することができる。そして、使用者は、終話キーを長押しすることで携帯通信端末10の電源をオン/オフする。
なお、アンテナ12、無線通信回路14、A/D16、D/A20、プロセッサ24、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34、カメラ制御回路36、イメージセンサ38およびフォーカスレンズ40は筐体Cに内蔵されているため、図2では図示されない。
図3は、ディスプレイ30の表示を示す図解図である。図3を参照して、ディスプレイ30の表示領域は、状態表示領域60および機能表示領域62から構成される。状態表示領域60には、アンテナ12による電波受信状態および2次電池の残電池容量を示すアイコン(ピクトと言うこともある。)と、現在日時とが表示される。なお、現在時刻は、図示しないRTCが出力する時刻情報に基づく。
また、機能表示領域62には、携帯通信端末10で実行される機能に応じて様々な画像が表示され、実行される機能によって、ソフトキー64,66,68が表示されることがある。また、このソフトキー64,66,68は、キー入力装置26が備えるキーと対応している。具体的には、ソフトキー64は第1機能キー26fと対応しており、ソフトキー66は確定キー26eと対応しており、ソフトキー68は第2機能キー26gと対応する。たとえば、ソフトキー64を操作する場合には、使用者はメニューキー22fを操作すればよい。
なお、ソフトキー64,66,68は、実行される機能によって対応付けられる処理が異なる。つまり、参照番号である64,66,68は同一であっても、名称およびアルファベットが異なれば、対応付けられる処理も異なる。よって、以下の説明では、各ソフトキーの参照番号は同一であっても、各ソフトキーの名称および添え字のアルファベットが異なる場合があることに留意されたい。
たとえば、図4を参照して、携帯通信端末10の電源がオンにされ待機状態になると、機能表示領域62には待機画面(待受画面)が表示される。また、機能表示領域62には、ソフトキー64,66および68のそれぞれに対応する、メールキー64a、ブログキー66aおよびアドレスキー68aが表示される。そして、使用者は、第1機能キー26fを操作することでメールキー64aを操作することができ、確定キー26eを操作することでブログキー66aを操作することができ、第2機能キー26fを操作することでアドレスキーを操作することができる。そして、携帯通信端末10は、メールキー64aが操作されるとメール機能を実行し、ブログキー66aが操作されるとブログ機能を実行し、アドレスキー68aが操作されるとアドレス帳機能を実行する。
図5(A),(B)を参照して、アドレス帳機能について説明する。たとえば、使用者がアドレスキー68aを操作するとアドレスデータの選択画面が表示される。この選択画面には、アドレス帳データを構成するアドレスデータに対応するアドレスアイコン70、各アイコンを選択するためのカーソルCu、選択キー66bおよび新規キー68bが含まれる。また、選択画面が表示されている状態では、カーソルキーの上下方向、つまり上方向キー26aおよび下方向キー26bに対する操作に応じて、カーソルCuの位置が変化する。そして、選択キー66bに対応する確定キー26eが操作されると、カーソルCuによって選択されたアドレスアイコンに対応する、アドレスデータの詳細がディスプレイ30に表示される。
さらに、新規キー68bに対応する第2機能キー26gが操作されると、新しいアドレスデータの登録処理が実行される。図5(B)を参照して、登録処理が実行されると登録画面がディスプレイ30に表示される。この登録画面には、アドレスデータとして登録可能な各項目に対応して、氏名項目80,電話項目82、メール項目84および備考項目86などが含まれる。さらに、各項目を選択するためのカーソルCu、切替キー64b、選択キー66bおよび登録キー68cが表示される。
たとえば、使用者がカーソルキーを操作することで氏名項目80を選択した後に選択キー66bを操作すると、文字入力が可能な状態になり、使用者はダイヤルキー26hを利用して氏名を入力することができるようになる。そして、各項目を入力し終えた後に、使用者が登録キー68cを操作すると、入力された項目を含むアドレスデータが新たに登録される。
ここで、本実施例では、アドレス帳機能を利用して、上記したブログ専用アドレスと、アップロードの制限事項とを関連付けて登録することができる。これにより、使用者はブログサイト毎に異なるアップロードの制限事項を覚える必要が無くなる。
たとえば、WEB上では、複数のブログサイトが公開されており、ブログ専用アドレスはブログサイト毎に異なっている。また、制限事項が複数の項目から構成されるため、アップロード(ブログ)の制限事項はブログサイト毎に異なる。さらに、画像付の日記をアップロードする際には、画像のメタ情報(画像サイズ、データ容量、データ形式など)がアップロードの制限に違反しているかを事前に確認しなければならないが、携帯電話機などでは複数の操作をしなければ、使用者は画像の情報を確認できない。このように、複数のアップロードサービスを利用する使用者の負担は大きかった。
ところが、本実施例のように、ブログ専用アドレスとアップロードの制限事項とを関連付けて登録すれば、使用者は、複数の制限事項を覚える必要が無くなる。
まず、ブログ専用アドレスおよび制限事項の登録について説明する。使用者が切換キー64bを操作すると、ディスプレイ30に、図6(A)に示すブログ専用アドレスの登録画面が表示される。ブログ専用アドレスの登録画面では、名称項目90、URL項目92、メール項目94、最大文字数項目96、形式指定項目98、最大画像サイズ項目110、最大ファイル容量項目112および最大添付数項目114が表示され、さらにカーソルCu、切換キー64b、選択キー66bおよび登録キー66cも表示される。
名称項目90にはブログサイトの名称が入力される。URL項目92にはブログサイトを指定するためのURLが入力される。メール項目94にはブログ専用アドレスが入力される。最大文字数項目96には一度にアップロードできる最大文字数が登録される。なお、本実施例では、全角で指定されているが、他の実施例では半角で指定されてもよい。
形式指定項目98については、JPG、PNG、GIF、3g2、mp4およびFLVに対応する、複数のラジオボタン98a−98fを利用して、アップロード可能なデータの形式を指定することができる。また、各ラジオボタンは、それぞれがデータ(ファイル)の拡張子と対応しており、JPGはJPEG形式の画像データを示し、PNGはPNG形式の画像データを示し、GIFはGIF形式の画像データを示し、3g2は3GPP2(Third Generation Partnership Project 2)形式のデータを示し、mp4はmp4形式のデータを示し、FLVはFLV形式のデータを示す。たとえば、アップロード可能なデータの形式がJPEG形式であれば、使用者は、カーソルCuによってJPGに対応するラジオボタン98aが選択された状態で選択キー66bを操作し、ラジオボタン98aをオン(チェックあり)にすればよい。なお、JPGに対応するラジオボタン98aをオフ(チェックなし)にする場合には、カーソルCuによって選択された状態で、選択キー66bを操作すればよい。
なお、他の実施例では、データの形式は、これらの形式に限られるものではない。また、指定できるデータの形式も6個に限られるものではない。さらに、他の項目と同様に、データの形式は、拡張子が直接入力されてもよい。
最大画像サイズ項目110には、アップロードできる最大画像サイズが入力される。最大ファイル容量項目112には、ブログ専用アドレスを利用してアップロードできる最大のデータ容量が入力される。最大添付数項目114には、一度にアップロードできるデータの数が入力される。
そして、通常アドレスの登録と同様に、使用者はカーソルキー、確定キー26e(選択キー66b)およびダイヤルキー26hを操作することで、各項目に対して入力操作を行うことができる。
たとえば、制限事項が、最大文字数が「全角500字」、アップロード可能なデータ形式が「JPG,FLV」、最大画像サイズが「640×240」、最大ファイル容量が「1000KB(=1MB)」、最大添付数が「3個」と規定される、ブログサイト「XXX」(http://x○.com)のブログ専用アドレス「aaa@X○.com」が登録されると、登録画面が図6(B)に示すようになる。つまり、名称項目90に「XXX」が入力され、URL項目92に「http://x○.com」が入力され、メール項目94に「aaa@X○.com」が入力され、最大文字数項目96に「500字」が入力され、形式指定項目98ではJPG98aおよびFLV98fに対応するラジオボタン98a,98fがオンにされ、最大画像サイズ項目110に「640×240」が入力され、最大ファイル容量項目112に「1000KB」が入力され、最大添付数項目114に「3個」が入力される。なお、制限事項の各数値は、ブログサイト毎に異なるため、他のブログサイトでは図6(B)に示す数値とは異なる。
以下、ブログ専用アドレスの登録画面が表示されている状態をブログモードと言い、通常アドレスの登録画面が表示されている状態を通常モードと言うことにする。そして、図6(A),(B)の状態で、切換キー64bが操作されると、図5(B)に示す通常アドレスの登録画面に戻る。つまり、切換キー64bが操作される毎に、ブログモードと通常モードとが切り替わる。
次に、図6(B)の状態で、登録キー68cが操作されると、入力された項目を含むアドレスデータがアドレス帳データの一部として登録される。そして、登録されたアドレスデータおよびアドレス帳データの構成について説明する。図7を参照して、アドレス帳データは、「氏名」、「電話番号」、「アドレス」、「備考」、「URL」、「最大文字数」、「形式」、「最大画像サイズ」、「最大ファイル容量」、「最大添付数」および「ブログ」などの列から構成されている。そして、1つのアドレスデータは1行毎に示される。そのため、「氏名」−「最大添付数」までの列はアドレスデータを構成する項目に対応しており、図5(B)または図6(A)に示す登録画面で入力された内容がそのまま反映される。また、「ブログ」の列には、「0」または「1」が記録され、この「0」、「1」はブログ専用アドレスであるか否かを示す。たとえば、ブログモードで登録操作がされたアドレスデータには、「ブログ」の列において「1」が記録される。一方、通常モードで登録操作がされたアドレスデータには、「ブログ」の列において「0」が記録される。
たとえば、氏名が「●●」、電話番号が「090aaaa1111」、アドレスが「m@●.co.jp」および備考が「友人」である、アドレスデータでは「ブログ」の列が「0」であるため、通常のアドレスデータとして登録されたことが分かる。一方、ブログサイト名が「XXX」および「YYY」である、アドレスデータでは「ブログ」の列が「1」であるため、ブログ専用のアドレスデータとして登録されたことが分かる。このように、本実施例では、ブログ専用のアドレスデータと通常のアドレスデータとを、1つのアドレス帳データとして管理することができる。
なお、各アドレスデータにおいて、「−」が記述されている列は、何もデータが登録されていないことを示す。つまり、通常のアドレスデータには、「URL」、「最大文字数」、「形式」、「最大画像サイズ」、「最大ファイル容量」および「最大添付数」の列に対して記録されることは無く、ブログ専用のアドレスデータには、「電話番号」および「備考」などの列に対して記録されることは無い。
続いて、メール制限事項について説明する。メール制限事項とは、携帯通信端末10の通信サービスを提供する事業主などが決めた、メールの送信に関する制限事項である。図8を参照して、本実施例のメール制限事項は、最大文字数が全角で5000文字であり、最大ファイル容量が2000KB(=2MB)であり、最大添付数が5個である。なお、メール制限事項データは、RAM34に格納されており、携帯通信端末10のファームウェアアップデートなどによって更新されることがある。
次に、ブログ専用アドレスを利用して、日記をブログサイトにアップロードする手順を説明する。図9(A)−(C)を参照して、図4に示すメールキー64aが操作されると、メール機能のメニュー画面がディスプレイ30に表示される。このメニュー画面には、新規作成キー120、受信ボックスキー122および送信ボックスキー124が含まれると共に、カーソルCuおよび選択キー66bも含まれる。そして、カーソルCuによって新規作成キー120が選択された状態で、選択キー66bが操作されると、図9(B)に示すメール作成画面がディスプレイ30に表示される。
図9(B)を参照して、メール編集画面には、宛先入力部130、題名入力部132、添付データ指定部134および本文入力部136が表示される。さらに、メール編集画面には、各入力部を選択するカーソルCu、送信キー64c、選択キー66bおよびメニューキー68dも表示される。宛先入力部130にはメールの送信先を示すメールアドレスが入力される。題名入力部132にはメールの題名が入力される。添付データ指定部134はメールに添付されたデータ名を表示する。本文入力部136にはメールの本文が入力される。また、送信キー64cが操作されると、編集中のメールを送信する処理が実行される。さらに、メニューキー68dが操作されると、メールの保存などに関するメニューが表示される。
なお、日記をアップロードする際には、題名入力部132に入力された文字列が日記の題名になり、本文入力部136に入力された文字列が日記の内容となる。そして、添付データ指定部134で示されるデータは、日記の一部としてアップロードされる。
ここで、宛先入力部130がカーソルCuによって選択された状態で、選択キー66bが操作されると、アドレス帳機能が実行されたときと同じように、アドレスデータの選択画面が表示される。図9(C)を参照して、選択画面には、通常のアドレスデータに対応するアドレスアイコン70およびブログ専用のアドレスデータに対応するアドレスアイコン72が表示される。また、アドレスアイコン72には、ブログ専用のアドレスデータとして識別を容易にするために、識別アイコンicが付される。そして、アドレスアイコン72がカーソルCuによって選択された状態で、選択キー66bが操作されると、アドレスアイコン72に対応するアドレスデータが読み出される。さらに、読み出されたアドレスデータに含まれるメールアドレスがメールの宛先として設定される。
たとえば、図9(C)に示す「XXX」と書かれたアドレスアイコン72が選択されると、図7に示すアドレス帳データから、「XXX」のアドレスデータが読みだされ、読み出されたアドレスデータがRAM34のバッファに格納される。そして、バッファに格納されたアドレスデータからメールアドレスが読み出され、メールの宛先として設定される。さらに、図10を参照して、宛先入力部130には、「XXX」のアドレスデータを表す文字列「XXX」が表示される。
なお、RAM34のバッファに格納されたアドレスデータにおいて、「ブログ」の列に「1」が記録されていれば、アドレスデータに含まれる制限事項が、別のバッファに格納される。
このように、使用者は、既存のアドレス帳機能を利用して、ブログ専用アドレスをメールの宛先に設定できる。
続いて、ブログ専用アドレスが宛先に設定されたメールに対して、題名が「今日の出来事」および本文が「…」が入力され、さらに画像データ「yyy.jpg」が添付されると、図11(A)に示すような表示となる。つまり、題名入力部132は「今日の出来事」を表示し、添付データ指定部134は「yyy.jpg」を表示し、本文入力部136は「…」を表示する。
ここで、送信キー64に対応する第1機能キー26fが操作されると、プロセッサ24は、送信されるメールが制限事項に違反しているか否かを判断する。具体的には、本文入力部136に入力された文字数がアップロードにおける最大文字数と比較され、添付されたデータにおいてデータの形式、データのサイズおよびデータ容量がそれぞれ判断され、さらに添付されたデータの数が判断される。そして、たとえば文字数が違反していれば、図11(B)に示すポップアップ140aが表示される。
図11(B)を参照して、機能表示領域62にはポップアップ140aが表示される。また、ポップアップ140aには、制限事項に違反している理由およびメールの再編集を行うか否かを使用者に問う文字列が書かれる。さらに、ポップアップ140aには、再編集を承諾する承諾キー142、再編集を拒絶する拒絶キー144およびこれらのキーを選択するためのカーソルCuが描画される。そして、承諾キー142が選択された状態で確定キー26eが操作されると、つまり再編集が承認されると、ディスプレイ30の表示は図11(A)に示す画面に戻る。このように、制限事項に違反した理由が通知されるため、使用者は容易にメールを修正できる。
一方、拒絶キー144が選択された状態で確定キー26eが操作されると、図11(C)に示すポップアップ140bが表示される。図11(C)を参照して、ポップアップ140bには、編集中のメールを保存するか否かを使用者に問う文字列が書かれ、さらに承諾キー142、拒絶キー144およびカーソルCuが描画される。そして、承諾キー144がカーソルCuによって選択された状態で、確定キー26eが操作されると、編集中のメール、つまりアップロード用に作成されたメールが保存され、処理が終了する。一方、拒絶キー146がカーソルCuによって選択された状態で、確定キー26eが操作されると、編集中のメールのデータが削除され、処理が終了する。
また、アップロードの制限事項に違反していなければ、送信されるメールがメール制限事項と比較される。そして、メールの本文に書かれた文字数、添付されたデータのデータサイズおよび添付されたデータの数が、メール制限事項に違反していないかが判断される。そして、たとえばメールの本文に書かれた文字数が違反していれば、図11(D)に示すポップアップ140cが表示される。
図11(D)を参照して、ポップアップ140cには、メール制限事項に違反している理由およびブラウザ機能を起動してアップロードするか否かを問う文字列が書かれる。さらに、ポップアップ140c内には、承諾キー142、拒絶キー144およびカーソルCuが描画される。そして、カーソルCuによって承諾キー142が選択された状態で、確定キー26eが操作されると、プロセッサ24は、メールの本文に書かれた文字列をコピーして、ブラウザ機能を実行する。さらに、プロセッサ24はブログ専用アドレスに関連付けて登録されたURLが示すサイトをディスプレイ30に表示する。つまり、メールによってアップロードができなくても、アップロードするためのブログサイトが表示されるため、使用者は日記をアップロードすることができる。
一方、カーソルCuによって拒絶キー144が選択された状態で、確定キー26eが操作されると、図11(C)に示すポップアップ140bが表示される。つまり、編集中のメールを保存するか否かを、使用者に確認する。なお、ブログ専用アドレスにURLが関連付けて登録されていなければ、初期設定されたサイトがディスプレイ30に表示される。
このように、本実施例では、メールが送信される前にアップロードの制限事項およびメール制限事項の2つが確認されるため、本願発明では、アップロードできないメールの送信をより確実に防止できる。
ここで、メールアドレスが直接入力された場合について説明する。図9(C)を参照して、アドレスデータの選択画面において、入力キー68eが操作されると、図12(A)に示す入力画面が表示される。入力画面には、現在の入力位置を示すカーソルFCおよび決定キー66cが表示される。
たとえば、使用者がダイヤルキー26hを利用して、「bbb@Z○.com」の文字列を入力し、決定キー66cを操作すると、「bbb@Z○.com」がメールの宛先として設定される。また、プロセッサ24は、直接入力された文字列と一致するアドレスを含むアドレスデータを、アドレス帳データから特定する。そして、アドレスデータが特定された場合には、特定されたアドレスデータをバッファに格納し、図12(B)に示すように、特定されたアドレスデータを表す文字列「YYY」が宛先入力部130に表示される。
また、バッファに格納されたアドレスデータがブログ専用のアドレスデータであれば、アドレスデータに含まれる制限事項が別のバッファに格納される。このように、ブログ専用アドレスが直接入力されても、アドレスデータとして予め登録されていれば、制限事項を読み出すことができる。
加えて、ブログ機能についても説明する。図4に示すブログキー66aが操作されると、図13に示すブログサイト選択画面が表示される。ブログサイト選択画面では、アドレス帳データから、「ブログ」の列に「1」が設定されたブログ専用のアドレスデータが抽出され、抽出されたアドレスデータに対応するブログアイコンが表示される。たとえば、図7に示すアドレス帳データであれば、ブログサイト「XXX」に対応するブログアイコン150およびブログサイト「ZZZ」に対応するブログアイコン152が表示される。たとえば、ブログアイコン150がカーソルCuによって選択された状態で、選択キー66bが操作されると、図10に示すメール編集画面が表示される。つまり、選択されたブログアイコンに対応するアドレスデータがバッファに格納され、格納されたアドレスデータに含まれるメールアドレスが宛先に設定されたメールが作成される。
このように、ブログ専用のアドレスデータが一覧的に表示されるため、使用者は、アップロード用のメールを容易に作成できるようになる。
図14はRAM34のメモリマップ300を示す図解図である。RAM34のメモリマップ300には、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304が含まれる。また、プログラムおよびデータの一部は、フラッシュメモリ32から一度に全部または必要に応じて部分的かつ順次的に読みだされ、RAM34に記憶されてからプロセッサ24によって処理される。
プログラム記憶領域302には、携帯通信端末10を動作させるためのプログラムが記憶されている。たとえば、携帯通信端末10を動作させるためのプログラムは、新規アドレス作成プログラム310、新規メール編集プログラム312、ブログ機能プログラム314およびブログアップ編集プログラム316などから構成されている。
新規アドレス作成プログラム310は、新しいアドレスデータを作成するためのプログラムである。また、本実施例では、ブログ専用アドレスおよびアップロードの制限事項をRAM30に登録するためのプログラムでもある。新規メール編集プログラム312は、新規メールを編集し、送信操作を受け付けるためのプログラムである。ブログ機能プログラム314は、アップロード用のメールを容易に作成するためのプログラムである。ブログアップ編集プログラム316は、宛先にブログ専用アドレスが設定されたメールに対する、編集および送信制限を行うためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、携帯通信端末10を動作させるためのプログラムには、文字入力を行うためのプログラム、入力された文字数をカウントするプログラム、文字列をコピーするためのプログラム、コピーした文字列を挿入するためのプログラム、メールを送信するためのプログラム、アドレス帳データを管理するためのプログラムおよびブラウザ機能を制御するためのプログラムなどが含まれる。
続いて、データ記憶領域304には、アドレス登録バッファ330、メール作成バッファ332、メール情報バッファ334、宛先アドレスバッファ336、制限事項バッファ338およびコピーバッファ340が設けられる。また、データ記憶領域304には、アドレス帳データ342、メール制限事項データ344およびGUIデータ346が記憶されるとともに、ブログフラグ348が設けられる。
アドレス登録バッファ330は、作成中のアドレスデータが一時的に記憶されるバッファである。メール作成バッファ332は、編集中のメールが一時的に記憶されるバッファである。そのため、メール作成バッファ332は、宛先、題名および本文の文字列が一時的に記憶されるとともに、添付されたデータも一時的に記憶される。メール情報バッファ334は、編集中のメールに関する情報、つまり本文の文字数や、添付されたデータのメタ情報(画像サイズ、データ容量、データの形式)などが一時的に記憶される。なお、本文の文字数は、文字が入力される度に更新される。
宛先アドレスバッファ336は、メールの宛先として設定されたメールアドレスを含むアドレスデータが一時的に記憶されるバッファである。制限事項バッファ338は、ブログ専用アドレスが宛先に設定された場合に、宛先アドレスバッファ336に一時記憶(格納)されているアドレスデータから抽出された制限事項が、一時的に記憶されるバッファである。コピーバッファ340は、コピー処理が実行された際に、コピーされたデータが一時的に記憶されるバッファである。
アドレス帳データ342は、複数のアドレスデータから構成されるデータであり、ここでは通常アドレスデータ342aおよびブログ専用アドレスデータ342bから構成される。図7を参照して、たとえば、通常アドレスデータ342aは「ブログ」の列に「0」が記録されている「●●」のアドレスデータを含む。また、ブログ専用アドレスデータ342は「ブログ」の列に「1」が記録されている「XXX」のアドレスデータを含む。
メール制限事項データ344は、メールの送信に関する制限事項のデータであり、図8に示すように、最大文字数、最大ファイル容量および最大添付数の値から構成される。GUIデータ346は、ディスプレイ30に表示されるGUI、ポップアップとして表示される文字列および各種ソフトキーの画像などから構成されるデータである。
ブログフラグ348は、ブログモードであるか否かを判断するためのフラグである。たとえば、ブログフラグ348は1ビットのレジスタで構成される。また、ブログフラグ348がオン(成立)にされると、レジスタにはデータ値「1」が設定される。一方、ブログフラグ348がオフ(不成立)にされると、レジスタにはデータ値「0」が設定される。なお、ブログフラグ348は、切換キー64b(図5,図6参照)が操作される毎に、オン/オフが切り替わる。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、待受画像のデータなどが記憶されると共に、携帯通信端末10の動作に必要なカウンタや、フラグも設けられる。
プロセッサ24は、Android(登録商標)およびREXなどのLinux(登録商標)ベースのOSや、その他のOSの制御下で、図15に示す新規アドレス作成処理、図16に示す新規メール編集処理、図17に示すブログアップ編集処理および図18に示すブログ機能処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。
図15は新規アドレス作成処理のフロー図である。たとえば、使用者が図5(A)で示される新規キー68bを操作すると、プロセッサ24はステップS1で通常アドレスの登録画面を表示する。つまり、図5(B)に示す登録画面をディスプレイ30に表示する。ステップS3では、項目入力処理を実行する。つまり、ステップS3では、カーソルキー、確定キー26e(選択キー66b)およびダイヤルキー26hに対する操作に応じて、各項目に対する入力処理を実行する。たとえば、ステップS3では、カーソルキーに対する操作に応じてカーソルCuを移動させる処理、確定キー26eに対する操作に応じて選択された項目を入力可能にする処理およびダイヤルキー26hに対する操作に応じて文字を入力する処理が実行される。なお、ステップS3の項目入力処理で入力された情報は、メール作成バッファ332に格納される。
続いて、ステップS5では、登録キー68cが操作されたか否かを判断する。つまり、ステップS5では、第2機能キー26gが操作されたか否かを判断する。ステップS5で“YES”であれば、つまり登録キー68cに対応する第2機能キー26gが操作されていれば、ステップS19に進む。一方、ステップS5で“NO”であれば、つまり登録キー68cが操作されていなければ、ステップS7で切換キー64bが操作されたか否かを判断する。つまり、ステップS7では、切換キー64bに対応する第1機能キー26fが操作されたか否かを判断する。ステップS7で“NO”であれば、つまり切換キー64bおよび登録キー68cが操作されていなければ、ステップS3に戻る。
また、ステップS7で“YES”であれば、つまり切換キー64bに対応する第1機能キー26fが操作されれば、ステップS9で今のモードがブログモードか否かを判断する。つまり、ステップS0では、ブログフラグ348がオンであるか否かを判断する。ステップS9で“NO”であれば、つまり今のモードが通常モードであれば、ステップS11でブログフラグ348をオンにし、ステップS13でブログ専用アドレスの登録画面を表示する。つまり、プロセッサ24は、ブログモードを設定し、図6(A)に示す登録画面をディスプレイ30に表示する。そして、ステップS13の処理が終了すれば、ステップS3に戻る。
また、ステップS9で“YES”であれば、つまり今のモードがブログモードであれば、ステップS15でブログフラグ348をオフにし、ステップS17で通常アドレスの登録画面を表示させる。つまり、プロセッサ24は、通常モードを設定し、図5(B)に示す登録画面をディスプレイ30に表示する。そして、ステップS17の処理が終了すれば、ステップS3に戻る。
このように、登録キー68cが操作されるまでは、プロセッサ24は、モードの切り替えを行ったり、各項目に対する入力処理を実行したりする。そして、登録キー68cが操作されると、プロセッサ24はステップS19で必須項目が入力されているか否かを判断する。たとえば、ブログ専用アドレスを登録する場合には、プロセッサ24はブログサイトの名称またはブログ専用アドレスのいずれか一方が入力されているか否かを判断する。ステップS19で“NO”であれば、つまり必須項目が入力されていなければ、ステップ21でエラーメッセージを表示する。たとえば、ステップS21では、「必須項目が入力されていません」の文字列が書かれたポップアップがディスプレイ30に表示される。
また、ステップS19で“YES”であれば、つまりブログサイトの名称またはブログ専用アドレスのいずれか一方が入力されていれば、ステップS23でブログフラグ348がオンであるか否かを判断する。つまり、ステップS23では、ブログモードが設定された状態でアドレスデータの登録操作がされたか否かを判断する。ステップS23で“YES”であれば、つまりブログモードが設定された状態でアドレスデータの登録操作がされれば、ステップS25でブログ専用アドレスとして登録する。つまり、プロセッサ24は、アドレス登録バッファ330に格納されるデータを読み出し、「ブログ」の列に「1」を設定する。そして、読み出したデータは、ブログ専用アドレスデータ342bを構成するアドレスデータとしてRAM34に記録される。一方、ステップS23で“NO”であれば、つまり通常モードで登録キー64bが操作されていれば、アドレス登録バッファ330から読み出されたデータにおいて、「ブログ」の列に「0」を設定する。さらに、読み出されたデータは、通常アドレスデータ342aを構成するアドレスデータとして記録される。
そして、ステップS25またはステップS27の処理が終了すれば、プロセッサ24は新規アドレス作成処理を終了する。
図16は新規メール編集処理のフロー図である。たとえば、使用者が図9(A)で示される新規作成キー120が操作され、図9(B)に示すメール編集画面が表示されると、プロセッサ24は、ステップS41でアドレス入力操作か否かを判断する。つまり、カーソルCuによって宛先入力部130が選択された状態で、選択キー66bが操作されたか否かを判断する。ステップS41で“YES”であれば、つまりアドレス入力操作であれば、ステップS47に進む。一方、ステップS41で“NO”であれば、つまりアドレス入力操作がされなければ、ステップS43で入力操作か否かを判断する。つまり、ステップS43では題名または題名の入力操作、またはメールにデータを添付する操作がされたか否かを判断する。具体的には、題名入力部132、添付データ指定部134および本文入力部136のいずれか1つがカーソルCuに選択された状態で、選択キー66bが操作されたか否かを判断する。
ステップS43で“NO”であれば、つまり入力操作として選択キー66bが操作されていなければ、ステップS41に戻る。一方、ステップS43で“YES”であれば、つまり題名入力部132、添付データ指定部134および本文入力部136のいずれか1つがカーソルCuに選択された状態で、選択キー66bが操作されれば、ステップS45で入力処理を実行する。たとえば、題名入力部132が選択されていれば、ステップS45ではメールの題名に対する入力処理が実行される。そして、ステップS45の処理が終了すれば、ステップS41に戻る。なお、入力処理で入力された文字列および添付されたデータは、メール作成バッファ332に格納される。さらに、カウントされた文字数および添付データのメタ情報は、メール情報バッファ334に格納される。
また、メール編集画面が表示された状態で、アドレス入力操作がされると、ステップS47でアドレスデータの選択画面を表示する。たとえば、プロセッサ24は、図9(C)に示すように、アドレスデータに対応するアドレスアイコン70,72をディスプレイ30に表示する。続いて、ステップS49では、アドレスが選択されたか否かを判断する。たとえば、ステップS49では、アドレスデータに対応するアドレスアイコン72などがカーソルCuに選択された状態で、選択キー66bが操作されたか否かを判断する。ステップS49で“YES”であれば、つまりアドレスデータに対応するアドレスアイコンが選択されれば、ステップS51で、選択されたアドレスデータを宛先に設定し、ステップS61に進む。たとえば、アドレスアイコン72が選択されていれば、アドレスアイコン72に対応する「XXX」のアドレスデータが、宛先アドレスバッファ336に一時記憶される。そして、宛先アドレスバッファ336に一時記憶されたアドレスデータからメールアドレスが読み出されて、宛先に設定される。
また、ステップS49で“NO”であれば、表示されるアドレスアイコン70,72などが選択されなければ、ステップS53で直接入力か否かを判断する。つまり、ステップS53では、メールアドレスの文字列を直接入力するための操作がされたか否かを判断する。具体的には、プロセッサ24は、図9(C)に示す入力キー68eが操作されたか否かを判断する。ステップS53で“NO”であれば、つまり選択キー66bおよび入力キー68eが操作されなければ、ステップS49に戻る。一方、ステップS53で“YES”であれば、つまり入力キー68eが操作されば、ステップS55で文字入力処理を実行する。つまり、文字入力処理が実行されると、ダイヤルキー26hに対するキー操作に応じて、文字列がディスプレイ30に表示される。
続いて、ステップS57では、入力された文字列に対応するアドレスデータを特定する。つまり、ステップS57では、アドレス帳データにおける「アドレス」の列において、ステップS55で入力された文字列を検索し、一致するメールアドレスを含むアドレスデータを特定する。たとえば、図7のアドレスデータおよび図12(A)の編集画面を参照して、入力された文字列が「bbb@Z○.com」であれば、「YYY」のアドレスデータが特定される。なお、ステップS57の処理を実行するプロセッサ24は特定部として機能する。
続いて、ステップS59では、特定されたアドレスデータを宛先に設定する。つまり、プロセッサ24は、特定されたアドレスデータを宛先アドレスバッファ336に格納する。さらに、格納されたアドレスデータに含まれるメールアドレスをメールの宛先に設定する。なお、ステップS51,S59の処理を実行するプロセッサ24は設定部として機能する。また、特にステップS59の処理を実行するプロセッサ24は入力アドレス設定部として機能する。
続いて、ステップS61では、編集画面を表示する。たとえば、図10または図12(B)に示すように、宛先入力部130にアドレスデータ名が表示された編集画面がディスプレイ30に表示される。続いて、ステップS63では、ブログ専用アドレスか否かを判断する。つまり、プロセッサ24は、宛先アドレスバッファ336に格納されるアドレスデータにおいて、「ブログ」の列に「1」が記録されているか否かを判断する。ステップS63で“YES”であれば、つまりブログ専用アドレスがメールの宛先に設定されていれば、ステップS65でブログアップ編集処理を実行する。なお、ブログアップ編集処理については、図17に示すフロー図を用いて後述するため、ここでの詳細な説明は省略する。
一方、ステップS63で“NO”であれば、つまりメールの宛先に設定されたアドレスが通常アドレスであれば、ステップS67で通常メール編集処理を実行する。そして、ステップS65またはステップS67の処理が終了すれば、プロセッサ24は新規メール編集処理を終了する。
図17は、ブログアップ編集処理のフロー図である。たとえば、ステップS65の処理が実行されると、プロセッサ24はステップS81でブログの制限事項を取得する。つまり、ステップS81では、宛先アドレスバッファ336に格納されるアドレスデータから、最大文字数、データの形式、最大画像サイズ、最大ファイル容量および最大添付数の情報を読み出し、制限事項バッファ338に格納する。
続いて、ステップS83では、送信操作か否かを判断する、つまり、送信キー64cに対応する第1機能キー26fが操作されたか否かを判断する。ステップS83で“NO”であれば、つまり送信操作がされなければ、ステップS85で、ステップS43と同様に、入力操作か否かを判断する。ステップS85で“NO”であれば、つまり送信操作および入力操作が行われなければ、ステップS83に戻る。一方、ステップS85で“YES”であれば、つまり入力操作がされれば、ステップS87で、ステップS45と同様、入力処理を実行し、ステップS83に戻る。
また、ステップS83で“YES”であれば、つまり送信操作がされれば、ステップS89でブログの制限事項に違反しているか否かを判断する。つまり、プロセッサ24は、メール情報バッファ334から本文の文字数、添付されたデータの形式、サイズ、容量および添付されたデータの数を読み出す。そして、プロセッサ24は、読み出した情報を制限事項バッファ340に格納された情報と比較することで、送信されるメールがブログの制限事項に違反しているか否かを判断する。なお、ステップS89の処理を実行するプロセッサ24は判断部として機能する。
ステップS89で“NO”であれば、つまりブログの制限事項に違反していなければ、ステップS101に進む。一方、ステップS89で“YES”であれば、つまりブログの制限事項に違反していれば、ステップS91でメッセージを表示する。たとえば、プロセッサ24は、図11(B)に示すように、制限事項に違反している理由およびメールの再編集を行うかを問う文字列が書かれた、ポップアップ140aをディスプレイ30に表示する。なお、ステップS91の処理を実行するプロセッサ24は通知部として機能する。
続いて、ステップS93では、再編集するか否かを判断する。つまり、ポップアップ140a内に描画されている承諾キー142が、カーソルCuによって選択された状態で、確定キー26eが操作されたか否かを判断する。ステップS93で“YES”であれば、つまり承諾キー142が選択された状態で確定キー26eが押され、再編集が承諾されれば、ステップS83に戻る。なお、ディスプレイ30の表示は、ポップアップ142aが消え、図11(A)に示すような状態に戻る。
また、ステップS93で“NO”であれば、つまり拒絶キー144がカーソルCuによって選択された状態で、確定キー26eが操作されれば、ステップS95で新規メールを保存するか否かを判断する。たとえば、プロセッサ24は、図11(C)に示すように、新規メールを保存するかを問う文字列が書かれたポップアップ140bをディスプレイ30に表示する。そして、プロセッサ24は、ステップS95で、ポップアップ140bに描画された承諾キー142が操作されたか否かを判断する。ステップS95で“YES”であれば、つまり承諾キー142が選択された状態で確定キー26eが操作されば、ステップS97で新規メールを保存する。つまり、プロセッサ24は、メール作成バッファ332に一時記憶されるデータを、未送信メールデータとしてRAM34に記憶させる。そして、ステップS99で、新規メールを消去して、ブログアップ編集処理を終了する。つまり、ステップS99では、メール作成バッファ332の内容が消去される。
なお、ステップS95で“NO”であれば、つまり拒絶キー144が選択された状態で確定キー26eが操作されれば、新規メールが保存されることなく、新規メールのデータが消去される。
また、送信されるメールがブログの制限事項に違反していなければ、プロセッサ24は、ステップS101でメール制限事項に違反しているか否かを判断する。つまり、プロセッサ24は、ステップS89と同様に、メール情報バッファ334からメールの情報を読み出す。そして、プロセッサ24は、メール制限事項データ344と比較することで、送信されるメールが、メール制限事項に違反しているか否かを判断する。なお、ステップS101の処理を実行するプロセッサ24はメール判断部として機能する。
ステップS101で“NO”であれば、つまり送信するメールがブログの制限事項およびメール制限事項のどちらにも違反していなければ、ステップS111でメール送信処理を実行し、ブログアップ編集処理を終了する。つまり、プロセッサ24は、ステップS111でメール作成バッファ332に格納されるメールのデータを、メールサーバ102に送信する。これにより、ブログサイトに日記がアップロードされる。なお、ステップS111の処理を実行するプロセッサ24は送信部として機能する。
一方、ステップS101で“YES”であれば、つまりメールがメール制限事項に違反していれば、ステップS103でメッセージを表示する。たとえば、プロセッサ24は、図11(D)に示すように、メール制限事項に違反している理由およびブラウザ機能を実行するかを問う文字列が書かれたポップアップ140cをディスプレイ30に表示する。なお、ステップS103の処理を実行するプロセッサ24はメール違反通知部として機能する。
続いて、ステップS105では、ブラウザ機能の実行指示がされたか否かを判断する。たとえば、プロセッサ24は、ポップアップ140c内に表示される承諾キー142が、カーソルCuによって選択された状態で、確定キー26eが操作されたか否かを判断する。
ステップS105で“NO”であれば、たとえば拒絶キー144が選択された状態で確定キー26eが操作されれば、ステップS95に進む。つまり、プロセッサ24は、ブラウザ機能を実行することなく、ステップS95で編集中のメールを保存するか否かを判断する。一方、ステップS105で“YES”であれば、つまり承諾キー142が選択された状態で、確定キー26eが操作されれば、ステップS107で本文をコピーする。つまり、プロセッサ24は、メール作成バッファ322に記憶されている、メール本文の文字列をコピーバッファ340に格納する。
続いて、ステップS109では、ブラウザ機能を実行し、ブログサイトをディスプレイ30に表示し、ステップS99に進む。つまり、プロセッサ24は、宛先アドレスバッファ336に格納されているアドレスデータの「URL」の列からURLを抽出し、そのURLが示すブログサイトにアクセスする。これにより、メール制限事項に違反する場合は、ブラウザ機能を実行することで日記を更新することができるようになる。また、作成したメールの本文(日記)が、コピーされるため、作成したデータを無駄にすることなく、日記の更新に活用できるようになる。なお、ブログ機能が実行されると、編集中のメールのデータはステップS99の処理で削除される。また、ステップS109の処理を実行するプロセッサ24は実行部として機能する。
図18は、ブログ機能処理のフロー図である。たとえば、使用者が図4に示されるブログキー66aを操作すると、プロセッサ24はステップS131でアドレス帳データ342からブログ専用アドレスを抽出する。つまり、プロセッサ24は、複数のアドレスデータの中から、「ブログ」の列に「1」が設定されるアドレスデータ、つまりブログ専用アドレスデータ342bを抽出する。続いて、ステップS133では、ブログ専用アドレスに対応するブログアイコン150,152を表示する。たとえば、図13に示すように、ブログ専用のアドレスデータに対応するブログアイコン150,152などをディスプレイ30に表示する。なお、ステップS133の処理を実行するプロセッサ24は表示部として機能する。
続いて、ステップS135では、1つのブログアイコンが選択されたか否かを判断する。つまり、カーソルCuによって1つのブログアイコンが選択された状態で、選択キー66bに対応する確定キー26eが操作されたか否かを判断する。ステップS135で“NO”であれば、つまり確定キー26eが操作されなければ、ステップS135の処理を繰り返し実行する。
また、ステップS135で“YES”であれば、たとえばブログアイコン150が選択された状態で、確定キー26eが操作されれば、ステップS137で選択されたブログアイコン150に対応するアドレスデータを一時記憶する。つまり、ブログアイコン150に対応する「XXX」のアドレスデータが宛先アドレスバッファ336に一時記憶される。続いて、ステップS139では、一時記憶されたアドレスが宛先に設定される新規メールを作成する。つまり、プロセッサ24は、宛先アドレスバッファ336に一時記憶されているアドレスデータから、ブログ専用アドレスを読み出し、新規メールのデータを作成してメール作成バッファ332に格納する。そして、プロセッサ24は、新規メールの宛先に読み出したブログ専用アドレスを設定する。これにより、プロセッサ24は、図10に示すように、メール編集画面をディスプレイ30に表示する。なお、ステップS139の処理を実行するプロセッサ24はメール作成部として機能する。
続いて、ステップS141では、ブログアップ編集処理を実行し、ブログ機能処理を終了する。このように、携帯通信端末10に日記を投稿するための専用機能を実装することで、使用者はアップロード用のメールを容易に作成できるようになる。
なお、他の実施例では複数のメール制限事項が記憶されていてもよい。たとえば、携帯通信端末10が事業主のメールサーバ102を利用しないメール(たとえば、フリーメール、Webメール、一般のプロバイダが提供するメールなど)を送受信できる場合、メールのアカウント毎にメール制限事項が設定される。
図19を参照して、この場合、メール制限事項データ344には、図8で示したメール制限事項の構成に加えて、「アカウント」の列が新たに加えられる。そして、アカウントA(たとえば、事業主が提供するメールアドレス)に対応して、最大文字数が「全角5000文字」、最大ファイル容量が「2000KB」、最大添付数が「5」と設定される。また、アカウントB(たとえば、フリーメールのアドレス)に対応して、最大文字数が「全角6000文字」、最大ファイル容量が「2000KB」、最大添付数が「5」と設定される。さらに、アカウントC(たとえば、一般のプロバイダが提供するメールのアドレス)に対応して、最大文字数が「全角5000文字」、最大ファイル容量が「3000KB」、最大添付数が「6」と設定される。
そして、アカウントAが選択され、ブログ専用アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされると、送信に利用するアカウントAに対応するメール制限事項と、ブログ専用アドレスに対する制限事項とに基づいて、送信されるメールの内容が確認される。このように、複数のメール制限事項が設定される場合には、選択されたアカウントおよびブログ専用アドレスに基づいて、メール制限事項および制限事項を適宜組み合わせることができる。そして、携帯通信端末10は、送信されるメールがそれぞれの制限事項に違反しているかを確認できる。
以上の説明から分かるように、携帯通信端末10は、メールを利用するアップロードサービスに対応している。RAM34は、アップロードのためのブログ専用アドレスとアップロードにおける制限事項とを含む、ブログ専用のアドレスデータを記憶する。また、ブログ専用アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作が行われると、プロセッサ24は、送信されるメールが制限事項に違反しているかを判断する。そして、違反していなければ、そのメールはそのまま送信される。一方、違反していれば、メールは送信されずに、違反理由がディスプレイ30に表示される。
このように、ブログ専用アドレスとアップロードの制限事項とを含むアドレスデータを登録しておくことで、使用者は、アップロード用のメールを送信する前に制限事項を確認する必要が無くなり、使用者の利便性が向上する。
また、正しくアップロードできないメールの送信が防止されるため、使用者の金銭的な負担や、アップロードの確認のための手間が軽減される。
なお、本実施例において、アップロードの制限事項は使用者によって入力されているが、ブログ専用アドレスが発行された際に、制限事項のデータを受信することで、自動的に登録されてもよい。たとえば、ブログサイトの管理者は、ブログ専用アドレスを発行する際に、ブログ専用アドレスおよび制限事項を含む電子名刺データ(拡張子vcf)を送信する。そして、使用者は、その電子名刺データを受信し、そのデータをアドレスデータとして登録するだけで、ブログ専用アドレスおよび制限事項を容易に登録できる。
また、本願発明のアップロードサービスは、ブログサイトだけに限らず、「twitter(登録商標)」、SNS(Social Network Service)内で提供される日記機能および「You tube(登録商標)」などの動画投稿サイトで提供される、アップロードサービスを含む。
また、アップロードの制限事項としては、文字コードおよび題名の文字数などが含まれていてもよい。
また、携帯通信端末10の通信方式はCDMA方式に限らず、LTE(Long Term Evolution)方式、W-CDMA方式、GSM方式、TDMA方式、FDMA方式およびPHS方式などを採用してもよい。さらに、ディスプレイ30にはLCDモニタが利用されるが、有機ELパネルなどの他の表示装置が利用されてもよい。
そして、本願発明は、携帯通信端末10のみに限らず、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型PC(ネットブックなども含む)およびデスクトップ型のパソコンなどの通信端末に適用されてもよい。
10 … 携帯通信端末
12 … アンテナ
14 … 無線通信回路
24 … プロセッサ
26 … キー入力装置
30 … ディスプレイ
34 … RAM
100 … ネットワーク
102 … メールサーバ
104 … ブログサーバ
106 … データサーバ

Claims (11)

  1. メールを利用するアップロードサービスに対応する携帯通信端末であって、
    アップロードのための特定アドレスとアップロードにおける制限事項とを関連付けて記憶する記憶部、
    前記特定アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされたとき、前記制限事項に違反するか否かを判断する判断部、
    前記判断部によって前記制限事項に違反しないと判断されたとき、前記特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信する送信部、および
    前記判断部によって前記制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知する通知部を備える、携帯通信端末。
  2. 前記記憶部は、メールの送信に関するメール制限事項をさらに記憶し、
    前記判断部によって前記制限事項に違反しないと判断されたとき、前記メール制限事項に違反するか否かを判断するメール判断部、および
    前記メール判断部によって前記メール制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知するメール違反通知部をさらに備え、
    前記送信部は、前記判断部によって前記制限事項に違反しないと判断され、かつ前記メール判断部によって違反しないと判断されたとき、前記特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信する、請求項1記載の携帯通信端末。
  3. 前記携帯通信端末は、複数のアカウントのメールを利用でき、
    前記記憶部は、前記複数のアカウントのそれぞれに対応する複数のメール制限事項を記憶し、
    前記メール判断部は、前記判断部によって前記制限事項に違反しないと判断されたとき、選択されたアカウントに対応するメール制限事項に違反するか否かを判断する、請求項2記載の携帯通信端末。
  4. 前記携帯通信端末は、サーバが公開するデータを表示するブラウザ機能を有し、
    前記メール違反通知部によって違反が通知された後、前記ブラウザ機能を実行する実行部をさらに備える、請求項2または3記載の携帯通信端末。
  5. 前記記憶部は、前記特定アドレスと前記制限事項とを含むアドレスデータを記憶し、
    前記アドレスデータに基づいて、前記特定アドレスをメールの宛先に設定する設定部をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯通信端末。
  6. 文字を入力するための文字入力キー、および
    前記文字入力キーによって入力された文字列と一致する特定アドレスを含むアドレスデータを特定する特定部をさらに備え、
    前記設定部は、前記特定部よって特定されたアドレスデータに基づいて、メールの宛先を設定する入力アドレス設定部を含む、請求項5記載の携帯通信端末。
  7. 前記記憶部に記憶された前記特定アドレスに対応するアイコンを表示する表示部、および
    前記アイコンが選択されたとき、そのアイコンに対応する特定アドレスが宛先に設定されるメールを作成するメール作成部をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載の携帯通信端末。
  8. 前記制限事項は、複数の項目から構成されており、
    前記通知部は、前記複数の項目のうち違反した項目に対応する通知を行う、請求項1ないし7のいずれかに記載の携帯通信端末。
  9. メールを利用するアップロードサービスに対応し、アップロードのための特定アドレスとアップロードにおける制限事項とを関連付けて記憶する記憶部を有する、携帯通信端末のプロセッサを、
    前記特定アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされたとき、前記制限事項に違反するか否かを判断する判断部、
    前記判断部によって前記制限事項に違反しないと判断されたとき、前記特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信する送信部、および
    前記判断部によって前記制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知する通知部として機能させる、アップロード制御プログラム。
  10. メールを利用するアップロードサービスに対応し、アップロードのための特定アドレスとアップロードにおける制限事項とを関連付けて記憶する記憶部を有する、携帯通信端末のアップロード制御方法であって、
    前記特定アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされたとき、前記制限事項に違反するか否かを判断し、
    前記制限事項に違反しないと判断されたとき、前記特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信し、そして
    前記制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知する、アップロード制御方法。
  11. メールを利用するアップロードサービスに対応する通信端末であって、
    アップロードのための特定アドレスとアップロードにおける制限事項とを関連付けて記憶する記憶部、
    前記特定アドレスが宛先に設定されたメールの送信操作がされたとき、前記制限事項に違反するか否かを判断する判断部、
    前記判断部によって前記制限事項に違反しないと判断されたとき、前記特定アドレスが宛先に設定されたメールを送信する送信部、および
    前記判断部によって前記制限事項に違反すると判断されたとき、違反していることを通知する通知部を備える、通信端末。
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