JP4985005B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関においては、燃料噴射や、吸気中に導入されるブローバイガスが原因となって、吸気弁や吸気ポートに、未燃成分やオイルなどが付着し堆積する。この堆積物を以下「吸気デポジット」という。
特開平5−44527号公報には、予測されるデポジット付着速度をエンジンの運転領域毎に定めておき、各運転領域での運転時間と、その領域でのデポジット付着速度とから、吸気デポジットの付着量を推定し、空燃比制御に用いる物理モデルのうちの燃料壁流モデルを、推定された吸気デポジット付着量に基いて補正する空燃比制御装置が開示されている。
特開平5−44527号公報 特開2003−97304号公報 特開2003−74392号公報 特開2004−293429号公報 特開平3−185242号公報
しかしながら、デポジット付着速度は、運転状態だけで決まるものではなく、燃料性状や環境条件などによっても大きく変化する。このため、上記従来の装置では、吸気デポジットの付着を精度良く検知することはできないという問題がある。
また、吸気デポジットが付着すると、燃料の壁流量が変化するだけではなく、吸気弁を通過する気流の様子も変化する。その結果、タンブル流やスワール流などの筒内気流の強度が変化する場合がある。上記従来の装置では、そのような筒内気流の強度が吸気デポジットの付着に影響で変化することが考慮されていないため、吸気デポジットの影響を十分に補正することができないという問題がある。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、吸気デポジットの付着を精度良く判定し、その影響を精度良く補正することのできる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
前記スロットル弁の開度をスロットル開度として取得するスロットル開度取得手段と、
前記内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
前記スロットル弁を通過する空気量であるスロットル通過空気量を、前記スロットル開度に基いて算出するスロットル通過空気量算出手段と、
前記スロットル弁の上流側の圧力の推定値であるスロットル上流圧力推定値を、前記吸入空気量と前記スロットル通過空気量とに基いて算出するスロットル上流圧力推定手段と、
前記スロットル上流圧力推定値の、基準値に対する減少度合いであるスロットル上流圧力減少度を算出するスロットル上流圧力減少度算出手段と、
前記スロットル上流圧力減少度が所定の度合いを超える場合に、前記内燃機関の吸気弁および/または吸気ポートにデポジットが付着していると判定する吸気デポジット判定手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記吸気デポジット判定手段は、
前記デポジットが付着していると判定した場合に、前記デポジットがないと仮定した場合の前記スロットル弁の下流側の圧力の推定値である第1のスロットル下流圧力推定値を算出する第1のスロットル下流圧力推定手段と、
前記スロットル弁の下流側の実際の圧力の推定値である第2のスロットル下流圧力推定値を算出する第2のスロットル下流圧力推定手段と、
前記第1のスロットル下流圧力推定値に対する前記第2のスロットル下流圧力推定値の減少度合いであるスロットル下流圧力減少度を算出するスロットル下流圧力減少度算出手段と、
前記スロットル下流圧力減少度と前記スロットル上流圧力減少度との差が所定値未満である場合には、前記内燃機関の気筒内に形成される筒内気流の強度が前記デポジットの影響によって強くなったと判定し、前記差が前記所定値を超える場合には、前記筒内気流の強度が前記デポジットの影響によって弱くなったと判定する筒内気流強度判定手段と、
を含むことを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記吸気デポジット判定手段による判定を前記内燃機関のアイドル時に行うことを特徴とする。
また、第4の発明は、第2の発明において、
前記内燃機関の吸気ポート内に燃料を噴射するポートインジェクタと、
前記内燃機関の気筒内に直接に燃料を噴射する筒内インジェクタと、
前記筒内気流の強度が強くなったと前記筒内気流強度判定手段が判定した場合に、総噴射量のうちで前記筒内インジェクタからの噴射量の占める割合が高くなるように、前記ポートインジェクタと前記筒内インジェクタとの噴射量比率を補正する噴射比率補正手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第5の発明は、第2の発明において、
前記内燃機関の吸気ポート内に燃料を噴射するポートインジェクタと、
前記内燃機関の気筒内に直接に燃料を噴射する筒内インジェクタと、
前記筒内気流の強度が弱くなったと前記筒内気流強度判定手段が判定した場合に、総噴射量のうちで前記ポートインジェクタからの噴射量の占める割合が高くなるように、前記ポートインジェクタと前記筒内インジェクタとの噴射量比率を補正する噴射比率補正手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第6の発明は、第2の発明において、
前記内燃機関の排気ガスによって駆動される過給機と、
排気ガスの一部を、前記過給機をバイパスして流すウェイストゲート弁と、
前記筒内気流の強度が強くなったと前記筒内気流強度判定手段が判定した場合に、前記ウェイストゲート弁の開度を大きくする方向に補正するウェイストゲート弁開度補正手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第7の発明は、第2の発明において、
前記内燃機関の排気ガスによって駆動される過給機と、
排気ガスの一部を、前記過給機をバイパスして流すウェイストゲート弁と、
前記筒内気流の強度が弱くなったと前記筒内気流強度判定手段が判定した場合に、前記ウェイストゲート弁の開度を大きくする方向に補正するウェイストゲート弁開度補正手段と、
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、内燃機関の吸入空気量とスロットル通過空気量とに基いてスロットル上流圧力推定値を算出し、そのスロットル上流圧力推定値の、基準値に対する減少度合いが所定の度合いを超える場合に、吸気デポジットが付着していると判定することができる。これにより、燃料性状や環境条件等の違いにかかわらず、吸気デポジットの付着を精度良く判定することができる。
第2の発明によれば、吸気デポジットが付着していると判定された場合に、吸気デポジットがないと仮定した場合のスロットル下流圧力推定値である第1のスロットル下流圧力推定値と、実際の推定値である第2のスロットル下流圧力推定値とを算出することができる。そして、第1のスロットル下流圧力推定値に対する第2のスロットル下流圧力推定値の減少度合いであるスロットル下流圧力減少度と、スロットル上流圧力減少度との差が所定値未満である場合には、気筒内に形成される筒内気流の強度が吸気デポジットの影響によって強くなったと判定し、その差が上記所定値を超える場合には、筒内気流の強度が吸気デポジットの影響によって弱くなったと判定することができる。吸気デポジットは、その付着箇所などの違いにより、筒内気流を強めるように作用する場合と、弱めるように作用する場合とがある。第2発明によれば、その二つの場合を精度良く判別することができるので、吸気デポジット付着の影響をより正確に把握することができる。
第3の発明によれば、吸気デポジット付着に関する判定を内燃機関のアイドル時に行う。これにより、吸気デポジット付着に関する判定をより高い精度で行うことができる。
第4の発明によれば、ポートインジェクタと筒内インジェクタとの双方を備えた内燃機関において、筒内気流の強度が強くなったと判定された場合に、総噴射量のうちで筒内インジェクタからの噴射量の占める割合が高くなるように、両者の噴射量比率を補正することができる。筒内気流強度が強くなると、燃焼速度が速くなり、筒内圧が上昇するので、ノックが発生し易くなる。この場合に、第4の発明によれば、筒内噴射の割合を高くして、筒内温度を低下させることにより、ノックの発生を確実に抑制することができる。
第5の発明によれば、ポートインジェクタと筒内インジェクタとの双方を備えた内燃機関において、筒内気流の強度が弱くなったと判定された場合に、総噴射量のうちでポートインジェクタからの噴射量の占める割合が高くなるように、両者の噴射量比率を補正することができる。筒内気流強度が弱くなると、燃焼速度が遅くなるので、燃焼変動が悪化し易くなる。この場合に、第5の発明によれば、ポート噴射の割合を高くすることで、燃焼を安定化させ、燃焼変動の悪化を確実に抑制することができる。
第6の発明によれば、ウェイストゲート弁付きの過給機を備えた内燃機関において、筒内気流の強度が強くなったと判定された場合に、ウェイストゲート弁の開度を大きくする方向に補正することができる。筒内気流強度が強くなると、燃焼速度が速くなり、筒内圧が上昇するので、ノックが発生し易くなる。この場合に、第6の発明によれば、ウェイストゲート弁の開度を大きくして、背圧を低下させ、内部EGR率を低下させることができる。内部EGR率が低下すると、筒内温度が低下するので、ノックの発生を確実に抑制することができる。
第7の発明によれば、ウェイストゲート弁付きの過給機を備えた内燃機関において、筒内気流の強度が弱くなったと判定された場合に、ウェイストゲート弁の開度を大きくする方向に補正することができる。筒内気流強度が弱くなると、燃焼速度が遅くなるので、燃焼変動が悪化し易くなる。この場合に、第7の発明によれば、ウェイストゲート弁の開度を大きくして、背圧を低下させ、内部EGR率を低下させることができる。内部EGR率が低下すると、筒内の不活性ガス量が減って新気量が増えるので、燃焼が安定化する。このため、燃焼変動の悪化を確実に抑制することができる。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1のシステムは、例えば車両の動力源として搭載される内燃機関10を備えている。内燃機関10の各気筒には、ピストン12と、吸気弁14と、排気弁16と、点火プラグ18と、吸気ポート19内に燃料を噴射するポートインジェクタ20と、筒内(燃焼室内)に直接に燃料を噴射する筒内インジェクタ22とが設けられている。
図示の構成では、内燃機関10には、吸気弁14の開弁特性を可変とする吸気可変動弁機構24と、排気弁16の開弁特性を可変とする排気可変動弁機構26とが設けられている。なお、本発明では、吸気弁14および排気弁16の開弁特性は、固定であってもよい。
また、内燃機関10は、ターボ過給機28を有している。ターボ過給機28は、吸気圧縮機28aと排気タービン28bとを有している。吸気圧縮機28aは、吸気通路30の途中に配置されており、排気タービン28bは、排気通路32の途中に配置されている。
吸気圧縮機28aより上流側の吸気通路30には、吸入空気量Gaを検出するエアフローメータ34が設置されている。吸気圧縮機28aの下流側には、吸気圧縮機28aで圧縮された吸入空気を冷却するインタークーラ36が設置されている。インタークーラ36の下流側には、吸気温度Tmpを検出する吸気温センサ38が設置されている。吸気温センサ38の下流側には、吸入空気量を調節するための電子制御式のスロットル弁40が設置されている。スロットル弁40の近傍には、スロットル弁40の開度(以下「スロットル開度」という)を検出するスロットルポジションセンサ42が設置されている。
排気タービン28bの近傍には、排気タービン28bの上流側と下流側とをバイパスするバイパス通路44が設けられている。バイパス通路44には、ウェイストゲート弁46が設置されている。ウェイストゲート弁46が開くと、排気ガスの一部は、排気タービン28bを通らずにバイパス通路44を通って流れる。ウェイストゲート弁46は、アクチュエータ48により駆動されて、その開度が電子制御される。
また、本実施形態のシステムには、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセルポジションセンサ52と、内燃機関10のクランク角度を検出するクランク角センサ54と、内燃機関10に生ずるノッキングを検知するノックセンサ56とを有している。
上述した各種のセンサおよびアクチュエータは、ECU(Electronic Control Unit)50に電気的に接続されている。ECU50は、各センサからの信号に基づいて、各アクチュエータの作動を制御することにより、内燃機関10を制御する。
[実施の形態1の特徴]
図2は、内燃機関10の燃焼室付近を拡大して示す断面図である。図2に示すように、内燃機関10の吸気弁14や、吸気ポート19には、吸気デポジットDが徐々に付着し、堆積していく。
また、同図に示すように、内燃機関10においては、吸気ポート19と吸気弁14との隙間から筒内へと流入する新気の流れによって、筒内にタンブル(縦渦)Tが形成される。吸気デポジットDが付着すると、吸気ポート19と吸気弁14との隙間の新気の流れが影響を受けるので、タンブルTの強さが変化する。その場合、吸気デポジットDの付着する位置などによって、タンブルTが強くなる場合と、タンブルTが弱くなる場合とがある。タンブルTの強さは、タンブル比(タンブルの旋回速度とエンジン回転数との比)で表すことができる。
本実施形態において、ECU50は、内燃機関10のアイドル時に、過給圧減少度(過給圧減少率)Picdwnを算出し、その過給圧減少度Picdwnの値に基いて、吸気デポジットの付着を判定することとした。
また、吸気デポジットが付着していると判定された場合、ECU50は、吸気管圧減少度(吸気管圧減少率)Pmdwnを算出し、その吸気管圧減少度Pmdwnと過給圧減少度Picdwnとの値に基いて、タンブル比が増加したか減少したかを判定することとした。
[実施の形態1における具体的処理]
図3は、上記の機能を実現するために本実施形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。なお、本ルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行されるものとする。図3に示すルーチンによれば、まず、過給圧減少度Picdwnが、以下のようにして算出される(ステップ100)。
図4は、上記ステップ100の処理を示すサブルーチンのフローチャートである。図4に示すサブルーチンによれば、まず、内燃機関10がアイドル状態にあるか否かが判別される(ステップ102)。本実施形態では、吸気デポジットの付着判定を内燃機関10のアイドル時に行うこととしている。このため、上記ステップ102で、アイドル状態でないと判定された場合には、過給圧減少度Picdwnにゼロが代入され(ステップ104)、その後、本サブルーチンの処理がそのまま終了される。
一方、上記ステップ102で、アイドル状態であると判定された場合には、次に、現在の推定過給圧Picの値が、推定過給圧前回値Picoldに代入される(ステップ106)。推定過給圧Picは、スロットル弁40の上流側の圧力の推定値、つまりインタークーラ36内の圧力の推定値である。アイドル状態においては、排気ガス流量が僅かであるため、ターボ過給機28はほとんど機能せず、過給圧は上昇しない。このため、過給圧は、大気圧PAに等しい。よって、推定過給圧Picの初期値は、大気圧PAとされる。なお、大気圧PAは、図示しないセンサにより、検出されるものとする。
上記ステップ106の処理に続いて、スロットル弁40を通過する空気量であるスロットル通過空気量Mtが、次式のようなスロットルモデルにより算出される(ステップ108)。
Mt=μ・Picold・Φ・At/sqrt(R・Tmp) ・・・(1)
上記(1)式中、流量適合係数μおよび流量係数Φは、それぞれ、吸気ポート19の形状等に基いて定まる所定の定数である。スロットル開口面積Atは、スロットルポジションセンサ42によって検出されるスロットル開度に基いて算出することができる。Rは、気体定数である。吸気温度Tmpは、前述したように、吸気温センサ38により検出される。
上記ステップ108の処理に続いて、推定過給圧Picが、次式により算出(更新)される(ステップ110)。
Pic=Picold+(Ga−Mt)・κ・R・Tmp/VIC ・・・(2)
上記(2)式中、吸入空気量Gaは、前述したように、エアフローメータ34により検出される。κは、比熱比であり、所定の定数である。VICは、インタークーラ36の容積である。
インタークーラ36に単位時間当たりに流入する空気量は、吸入空気量Gaに等しい。また、インタークーラ36から単位時間当たりに流出する空気量は、上記ステップ108で算出されたスロットル通過空気量Mtに等しい。上記(2)式は、過給圧推定値Pic、つまりインタークーラ36内の圧力値が、インタークーラ36への流入空気量Gaと流出空気量Mtとの差し引きによる圧力変化分に相当する右辺第2項を、右辺第1項の前回値Picoldに足し合わせることによって、更新されることを意味している。
上記ステップ110の処理に続いて、過給圧減少度Picdwnが、次式により算出される(ステップ112)。
Picdwn=100・(Pic−PA)/PA ・・・(3)
上記(3)式から分かる通り、過給圧減少度Picdwnは、大気圧PAに対する、推定過給圧Picの減少度合いを表す。過給圧減少度Picdwnが算出されると、本サブルーチンの処理が終了される。
図5は、スロットル開度と吸気量との関係を示す図である。図5中、実線のグラフは、吸気デポジットが付着していない状態における、スロットル開度と吸気量との関係を表している。吸気デポジットが付着する前、実際の吸気量、つまり吸入空気量Gaは、この実線のグラフ上に乗っている。また、上記(1)式のスロットルモデルにより算出されるスロットル通過空気量Mtは、実吸気量Gaに一致している。
一方、吸気デポジットが付着すると、吸気抵抗が増加するので、図5中の矢印(i)で示すように、実吸気量Gaは減少する。
ECU50は、アイドル時のエンジン回転数が目標値となるようにスロットル開度をフィードバック制御するアイドル回転数制御を行っている。このため、吸気デポジットの付着によって実吸気量Gaが減少すると、ECU50は、吸気量を確保してアイドル回転数を維持するために、図5中の矢印(ii)で示すように、スロットル開度を増大させる。図5中の破線は、吸気デポジットが付着した状態における、スロットル開度と吸気量との関係を表している。図5中の矢印(ii)のスロットル開度増大により、実吸気量Gaは、この破線のグラフに沿って、吸気デポジット付着前とほぼ同じ値へと回復する。
これに対し、スロットル通過空気量Mtは、上記(1)式のように、スロットル開度(スロットル開口面積At)によって決まる。このため、スロットル通過空気量Mtは、スロットル開度が増大すると、図5中の矢印(iii)で示すように、吸気デポジット付着前の値よりも大きくなる。以上のようにして、吸気デポジットが付着すると、スロットル通過空気量Mtが実吸気量Gaより大きくなる。これにより、上記(2)式の右辺第2項が負の値になるので、推定過給圧Picは、初期値である大気圧PAよりも低下していき、ある値に収束する。つまり、吸気デポジットが付着した場合には、推定過給圧Picの収束値は、大気圧PAより小さくなる。よって、過給圧減少度Picdwnは、負の値を示す。そこで、本実施形態では、過給圧減少度Picdwnが、ある閾値PICERRを下回った場合には、吸気デポジットが付着しているものと判定することとした。
すなわち、図3に示すルーチンにおいて、上記ステップ100で過給圧減少度Picdwnが算出された場合には、次に、その算出された過給圧減少度Picdwnが、所定の負の値であるデポジット付着判定閾値PICERRを下回っているか否かが判別される(ステップ114)。その結果、過給圧減少度Picdwnが閾値PICERR未満である場合には、吸気デポジットが付着しているものと判定される(ステップ116)。一方、過給圧減少度Picdwnが閾値PICERRを超えている場合には、吸気デポジットが付着していないものと判定される(ステップ118)。
上記ステップ116において、吸気デポジットが付着しているものと判定された場合には、次に、吸気管圧減少度Pmdwnが、以下のようにして算出される(ステップ120)。
図6は、上記ステップ120の処理を示すサブルーチンのフローチャートである。図6に示すサブルーチンによれば、まず、内燃機関10がアイドル状態にあるか否かが判別される(ステップ124)。本実施形態では、吸気管圧減少度Pmdwnの算出を内燃機関10のアイドル時に行うこととしている。このため、上記ステップ124で、アイドル状態でないと判定された場合には、吸気管圧減少度Pmdwnにゼロが代入され(ステップ126)、その後、本サブルーチンの処理がそのまま終了される。
一方、上記ステップ124で、アイドル状態であると判定された場合には、次に、吸気デポジットが付着していないと仮定した場合のスロットル通過空気量Mtidが、次式により算出される(ステップ128)。
Mtid=μ・PA・Φ・At/sqrt(R・Tmp) ・・・(4)
この場合、吸気デポジットが付着しているので、前述した理由から、スロットルモデルにより算出されるスロットル通過空気量Mtidは、実吸気量Gaより大きくなる。
続いて、吸気デポジットが付着していないと仮定した場合の推定吸気管圧Pmidが、次式により算出される(ステップ130)。
Pmid=Mtid/GRAD+PM0 ・・・(5)
図7は、吸気管圧と吸気量との関係を示す図である。吸気管圧と吸気量との関係は、図7に示すような直線で表される。上記(5)式中のGRADとPM0は、それぞれ、この直線の傾きと切片を表す定数である。上記ステップ130では、この関係に、上記ステップ128で算出されたスロットル通過空気量Mtidを当てはめることにより、吸気デポジットが付着していないと仮定した場合の推定吸気管圧Pmidが算出される。
上記ステップ130の処理に続いて、実際の推定吸気管圧Pmdpが、次式により算出される(ステップ132)。
Pmid=Ga/GRAD+PM0 ・・・(6)
すなわち、上記ステップ132では、実吸気量Gaを、図7に示す関係に当てはめることにより、実際の推定吸気管圧Pmdpが算出される。
上記ステップ132の処理に続いて、吸気管圧減少度Pmdwnが、次式により算出される(ステップ134)。
Pmdwn=100・(Pmdp−Pmid)/Pmid ・・・(7)
上記(7)式から分かる通り、吸気管圧減少度Pmdwnは、吸気デポジットが付着していないと仮定した場合の推定吸気管圧Pmidに対する、実際の推定吸気管圧Pmdpの減少度合いを表す。吸気管圧減少度Pmdwnが算出されると、本サブルーチンの処理が終了される。
(A)吸気デポジットがタンブルに影響しない場合
図7中に(A)で示すスロットル通過空気量Mtidと推定吸気管圧Pmidとは、吸気デポジットの付着によって、タンブル比が増加も減少もしないとした場合を示す。このとき、吸気管圧減少度Pmdwnは、過給圧減少度Picdwnに対応した値となる。この場合には、吸気管圧減少度Pmdwnと過給圧減少度Picdwnとの差は、ある一定の値(負の値)をとる。すなわち、その負の値をPMERRとすると、次式が成り立つ。
Pmdwn−Picdwn=PMERR ・・・(8)
(B)吸気デポジットによってタンブル比が減少する場合
一方、図7中に(B)で示すスロットル通過空気量Mtidと推定吸気管圧Pmidとは、吸気デポジットの影響によってタンブル比が減少した場合を示す。タンブルが弱くなると、吸気ポート19から筒内へ空気が入り易くなる。このため、この場合には、上記(A)の場合と比べ、吸気デポジット付着前に対するスロットル開度増加量は小さい。よって、この場合には、実吸気量Gaと、スロットルモデルによる吸気量Mtidとの差は小さくなる。その結果、吸気管圧減少度Pmdwnは、小さくなる。そして、過給圧減少度Picdwnも小さくなるが、過給圧減少度Picdwnの方が感度が大きいので、吸気管圧減少度Pmdwnと過給圧減少度Picdwnとの差は、上記(A)の場合と比べ、縮小し、ゼロに近づく。つまり、次式が成り立つ。
Pmdwn−Picdwn≧PMERR ・・・(9)
(C)吸気デポジットによってタンブル比が増加する場合
また、図7中に(C)で示すスロットル通過空気量Mtidと推定吸気管圧Pmidとは、吸気デポジットの影響によってタンブル比が増加した場合を示す。タンブルが強くなると、吸気ポート19から筒内へ空気が入りにくくなる。このため、この場合には、上記(A)の場合と比べ、吸気デポジット付着前に対するスロットル開度増加量は大きい。よって、この場合には、実吸気量Gaと、スロットルモデルによる吸気量Mtidとの差は大きくなる。その結果、吸気管圧減少度Pmdwnは、大きくなる。そして、過給圧減少度Picdwnも大きくなるが、過給圧減少度Picdwnの方が感度が大きいので、吸気管圧減少度Pmdwnと過給圧減少度Picdwnとの差は、上記(A)の場合と比べ、拡大する。つまり、次式が成り立つ。
Pmdwn−Picdwn<PMERR ・・・(10)
本実施形態では、上述したような考え方に基いて、タンブル比の増減を判定することとした。すなわち、図3に示すルーチンにおいて、上記ステップ120で吸気管圧減少度Pmdwnが算出された場合には、次に、上記(10)式が成り立つか否かが判別される(ステップ122)。その結果、上記(10)式が成立すると判別された場合には、吸気デポジットの付着によって、タンブル比が増加したものと判定される(ステップ136)。一方、上記(10)式が成立しないと判別された場合には、吸気デポジットの付着によって、タンブル比が減少したものと判定される(ステップ138)。
以上説明したように、図3のルーチンの処理によれば、吸気デポジットの付着を高精度に判定することができるとともに、吸気デポジットが付着したと判定された場合に、その影響によってタンブル比が増大したか減少したかについても精度良く判定することができる。
本実施形態では、吸気デポジット付着の影響によってタンブル比が増減した場合、その影響を相殺するための補正制御を行うこととした。以下、その内容について説明する。
(タンブル比が増大した場合)
タンブルは、燃焼を促進する効果を有する。このため、タンブルが強くなった場合には、燃焼速度が速くなる。その結果、燃焼時の最大筒内圧が上昇し、ノックが発生し易くなる。
本実施形態の内燃機関10は、前述したように、ポートインジェクタ20と、筒内インジェクタ22との双方を備えている。この内燃機関10では、必要な燃料量を、ポートインジェクタ20と筒内インジェクタ22とで任意の割合で分担して噴射することができる。すなわち、両者の噴射量比率を、ポート噴射量100%、筒内噴射量0%の状態から、ポート噴射量0%、筒内噴射量100%の状態までの任意の比率で変化させることができる。
図8は、ポート噴射と筒内噴射との噴射量比率(以下単に「噴射量比率」という)と、燃費および燃焼変動との関係を示す図である。吸気デポジットが付着していない通常時は、同図に示すように、燃費性能や燃焼変動等の特性が最適なバランスとなるように、運転状態に応じた所定の噴射量比率で燃料噴射が行われる。
これに対し、タンブル比が増大したと判定された場合には、図9に示すように、筒内噴射量の割合が高くなるように、噴射量比率を補正することとした。図9は、噴射量比率と筒内温度との関係を示す図である。筒内インジェクタ22から燃料を噴射すると、燃料の気化熱により、筒内の温度が下がる。このため、筒内噴射量の割合を高くすると、図9に示すように、筒内温度を下げることができる。その結果、ノックが発生しにくくなる。このため、タンブル比増大に起因するノックの発生を確実に回避することができる。
また、上記のように噴射量比率を補正する手法に代えて、ウェイストゲート弁46の開度を次のように補正してもよい。図10は、ウェイストゲート弁46の開度と、トルクおよび燃費との関係を示す図である。吸気デポジットが付着していない通常時は、同図に示すように、運転状態に応じた所定の開度となるように、ウェイストゲート弁46が制御される。
これに対し、タンブル比が増大したと判定された場合には、図11に示すように、ウェイストゲート弁46の開度が大きくなるように、補正することとした。図11は、ウェイストゲート弁46の開度と、背圧、内部EGR率および筒内温度との関係を示す図である。同図に示すように、ウェイストゲート弁46の開度を大きくすると、排気タービン28bを通らずにバイパス通路44を通って流れる排気ガスの割合が増えるので、排気抵抗が小さくなり、背圧が低下する。背圧が低下すると、吸気圧との差圧が小さくなるので、吸気弁14と排気弁16とのバルブオーバーラップ期間中に生ずる内部EGR量が低下する。内部EGR率が低下すると、高温の内部EGRガスが筒内に占める割合が少なくなるので、筒内温度が低下する。その結果、ノックが発生しにくくなる。このようにして、ウェイストゲート弁46の開度が大きくなるように補正することにより、タンブル比増大に起因するノックの発生を確実に回避することができる。
(タンブル比が減少した場合)
タンブル比が減少した場合には、燃焼速度が遅くなる。このため、燃焼が不安定となり、燃焼変動が悪化する傾向がある。図12は、噴射量比率と燃焼変動との関係を示す図である。図12中、実線は、吸気デポジットが付着していない通常の場合のグラフであり、破線は、吸気デポジット付着の影響によってタンブル比が減少した場合のグラフである。図12に示すように、燃焼変動は、ポート噴射の割合を高くするほど、小さくなる。これは、ポート噴射では、筒内噴射に比べ、空気と燃料とがより均一に混合した状態で燃焼するので、燃焼がより安定するからである。
そこで、タンブル比が減少したと判定された場合には、図12に示すように、ポート噴射量の割合が高くなるように、噴射量比率を補正することとした。これにより、燃焼変動を小さくすることができるので、タンブル比減少に起因する燃焼変動の悪化を確実に回避することができる。
また、上記のように噴射量比率を補正する手法に代えて、ウェイストゲート弁46の開度を次のように補正してもよい。図13は、ウェイストゲート弁46の開度と、背圧、内部EGR率および燃焼変動との関係を示す図である。前述したように、ウェイストゲート弁46の開度を大きくすると、背圧が低下し、内部EGR率が低下する。そして、内部EGR率が低下すると、燃焼に寄与しない不活性ガスである内部EGRガスが筒内に占める割合が少なくなる一方、新気の割合が増加するので、燃焼が安定する。このため、図13に示すように、燃焼変動が小さくなる。このようにして、ウェイストゲート弁46の開度が大きくなるように補正することにより、タンブル比減少に起因する燃焼変動の悪化を確実に回避することができる。
なお、上述した実施の形態1においては、スロットルポジションセンサ42が前記第1の発明における「スロットル開度取得手段」に、エアフローメータ34が前記第1の発明における「吸入空気量検出手段」に、推定過給圧Picが前記第1の発明における「スロットル上流圧力推定値」に、過給圧減少度Picdwnが前記第1の発明における「スロットル上流圧力減少度」に、推定吸気管圧Pmidが前記第2の発明における「第1のスロットル下流圧力推定値」に、推定吸気管圧Pmdpが前記第2の発明における「第2のスロットル下流圧力推定値」に、吸気管圧減少度Pmdwnが前記第2の発明における「スロットル下流圧力減少度」に、それぞれ相当している。
また、ECU50が、上記ステップ108の処理を実行することにより前記第1の発明における「スロットル通過空気量算出手段」が、上記ステップ110の処理を実行することにより前記第1の発明における「スロットル上流圧力推定手段」が、上記ステップ112の処理を実行することにより前記第1の発明における「スロットル上流圧力減少度算出手段」が、上記ステップ114および116の処理を実行することにより前記第1の発明における「吸気デポジット判定手段」が、上記ステップ128および130の処理を実行することにより前記第2の発明における「第1のスロットル下流圧力推定手段」が、上記ステップ132の処理を実行することにより前記第2の発明における「第2のスロットル下流圧力推定手段」が、上記ステップ134の処理を実行することにより前記第2の発明における「スロットル下流圧力減少度算出手段」が、上記ステップ122,136および138の処理を実行することにより前記第2の発明における「筒内気流強度判定手段」が、図9に示す補正を実行することにより前記第4の発明における「噴射比率補正手段」が、図12に示す補正を実行することにより前記第5の発明における「噴射比率補正手段」が、図11に示す補正を実行することにより前記第6の発明における「ウェイストゲート弁開度補正手段」が、図13に示す補正を実行することにより前記第7の発明における「ウェイストゲート弁開度補正手段」が、それぞれ実現されている。
また、上述した実施の形態1では、本発明をターボ過給機付き内燃機関の制御に適用した場合について説明したが、本発明は、過給機を備えない内燃機関の制御にも適用可能である。
また、上述した実施の形態1では、吸気デポジット付着の影響によるタンブル比の増減を判定する場合について説明したが、本発明では、タンブルに限らず、スワール(横渦)などの他の形態の筒内気流の強さを判定する場合にも適用可能である。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 内燃機関の燃焼室付近を拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 スロットル開度と吸気量との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 吸気管圧と吸気量との関係を示す図である。 ポート噴射と筒内噴射との噴射量比率と、燃費および燃焼変動との関係を示す図である。 噴射量比率と筒内温度との関係を示す図である。 ウェイストゲート弁の開度と、トルクおよび燃費との関係を示す図である。 ウェイストゲート弁の開度と、背圧、内部EGR率および筒内温度との関係を示す図である。 噴射量比率と燃焼変動との関係を示す図である。 ウェイストゲート弁の開度と、背圧、内部EGR率および燃焼変動との関係を示す図である。
符号の説明
10 内燃機関
12 ピストン
14 吸気弁
16 排気弁
19 吸気ポート
20 ポートインジェクタ
22 筒内インジェクタ
28 ターボ過給機
28a 吸気圧縮機
28b 排気タービン
30 吸気通路
32 排気通路
34 エアフローメータ
38 吸気温センサ
40 スロットル弁
46 ウェイストゲート弁
50 ECU

Claims (6)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
    前記スロットル弁の開度をスロットル開度として取得するスロットル開度取得手段と、
    前記内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
    前記スロットル弁を通過する空気量であるスロットル通過空気量を、前記スロットル開度に基いて算出するスロットル通過空気量算出手段と、
    前記スロットル弁の上流側の圧力の推定値であるスロットル上流圧力推定値を、前記吸入空気量と前記スロットル通過空気量とに基いて算出するスロットル上流圧力推定手段と、
    前記スロットル上流圧力推定値の、基準値に対する減少度合いであるスロットル上流圧力減少度を算出するスロットル上流圧力減少度算出手段と、
    前記スロットル上流圧力減少度が所定の度合いを超える場合に、前記内燃機関の吸気弁および/または吸気ポートにデポジットが付着していると判定する吸気デポジット判定手段と、
    を備え
    前記吸気デポジット判定手段は、
    前記デポジットが付着していると判定した場合に、前記デポジットがないと仮定した場合の前記スロットル弁の下流側の圧力の推定値である第1のスロットル下流圧力推定値を算出する第1のスロットル下流圧力推定手段と、
    前記スロットル弁の下流側の実際の圧力の推定値である第2のスロットル下流圧力推定値を算出する第2のスロットル下流圧力推定手段と、
    前記第1のスロットル下流圧力推定値に対する前記第2のスロットル下流圧力推定値の減少度合いであるスロットル下流圧力減少度を算出するスロットル下流圧力減少度算出手段と、
    前記スロットル下流圧力減少度と前記スロットル上流圧力減少度との差が所定値未満である場合には、前記内燃機関の気筒内に形成される筒内気流の強度が前記デポジットの影響によって強くなったと判定し、前記差が前記所定値を超える場合には、前記筒内気流の強度が前記デポジットの影響によって弱くなったと判定する筒内気流強度判定手段と、
    を含むことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記吸気デポジット判定手段による判定を前記内燃機関のアイドル時に行うことを特徴とする請求項記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記内燃機関の吸気ポート内に燃料を噴射するポートインジェクタと、
    前記内燃機関の気筒内に直接に燃料を噴射する筒内インジェクタと、
    前記筒内気流の強度が強くなったと前記筒内気流強度判定手段が判定した場合に、総噴射量のうちで前記筒内インジェクタからの噴射量の占める割合が高くなるように、前記ポートインジェクタと前記筒内インジェクタとの噴射量比率を補正する噴射比率補正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記内燃機関の吸気ポート内に燃料を噴射するポートインジェクタと、
    前記内燃機関の気筒内に直接に燃料を噴射する筒内インジェクタと、
    前記筒内気流の強度が弱くなったと前記筒内気流強度判定手段が判定した場合に、総噴射量のうちで前記ポートインジェクタからの噴射量の占める割合が高くなるように、前記ポートインジェクタと前記筒内インジェクタとの噴射量比率を補正する噴射比率補正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記内燃機関の排気ガスによって駆動される過給機と、
    排気ガスの一部を、前記過給機をバイパスして流すウェイストゲート弁と、
    前記筒内気流の強度が強くなったと前記筒内気流強度判定手段が判定した場合に、前記ウェイストゲート弁の開度を大きくする方向に補正するウェイストゲート弁開度補正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記内燃機関の排気ガスによって駆動される過給機と、
    排気ガスの一部を、前記過給機をバイパスして流すウェイストゲート弁と、
    前記筒内気流の強度が弱くなったと前記筒内気流強度判定手段が判定した場合に、前記ウェイストゲート弁の開度を大きくする方向に補正するウェイストゲート弁開度補正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
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