JP4984532B2 - カメラ - Google Patents
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Description
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、画質の劣化を招くことなく外部からの塵埃の侵入を防止することができるカメラを提供することを目的とする。
この実施形態では、本発明が、レンズ交換可能な一眼レフレックス型の電子カメラに適用される。
図1は、この実施形態の電子カメラを示す概要図である。この電子カメラは、カメラ本体11と、撮影レンズ12とを有している。
メインミラー14は、不図示の回動軸によって回動可能に軸支されており、観察状態と退避状態とを切り替え可能となっている。観察状態のメインミラー14は、シャッタ15および撮像素子16の前方で傾斜配置される。この観察位置でのメインミラー14は、開口部19を通過した被写界の光束を上方へ反射してファインダ光学系17に導く。
ファインダ光学系17は、拡散スクリーン20と、コンデンサレンズ21と、ペンタプリズム22と、接眼レンズ23とを有している。拡散スクリーン20はメインミラー14の上方に位置し、観察状態のメインミラー14で反射された光束を一旦結像させる。拡散スクリーン20上で結像した光束はコンデンサレンズ21およびペンタプリズム22を通過し、ペンタプリズム22の入射面に対して90°偏向した射出面から接眼レンズ23に導かれる。そのため、メインミラー14が観察状態にあるときには、カメラボディ13の開口部19からの光束が接眼レンズ23を介してユーザーの目に到達することとなる。
図2の(a)および(b)は、カメラボディ13の開口部19側から遮蔽装置29を見た正面図である。遮蔽装置29は、遮蔽部材である4枚の羽根部材30と、駆動アーム31と、駆動機構32と、モータ33を有している。羽根部材30は、それぞれ駆動アーム31を介して駆動機構32に連結されている。駆動機構32をモータ33により作動することにより駆動アーム31を介して羽根部材30が移動される。そして、開口部19を遮蔽状態にする遮蔽モード時には、図2の(a)に示すように、4枚の羽根部材30が広げられ、開口部19が遮蔽される。一方、開口部19を開放状態にする開放モード時には、図2の(b)に示すように、4枚の羽根部材30が閉じられ退避部34に退避される。これにより、開口部19が開放される。なお、この遮蔽装置29の駆動構造は、周知のフォーカルプレーンシャッターの駆動構造に類似しているため詳細な構造の説明は省略する。
A/D変換部39は、撮像素子16のアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。内部メモリ40は、画像処理部41での画像処理の前工程および後工程でのデータを一時的に保存する。
カードI/F43には、記録媒体49を接続するためのコネクタが形成されている。記録媒体49は公知の半導体メモリなどで構成される。そして、カードI/F43は、記録媒体49に対する撮影画像データの書き込み/読み込みを制御する。
操作部材47は、入力釦やレリーズ釦などを備えている。操作部材47の入力釦は、例えば、電子カメラのモード切り替え入力などを受け付ける。操作部材47のレリーズ釦は、半押しによるAF動作の指示入力と、全押しによるレリーズ入力とを受け付ける。
ステップS1:先ず、CPU38は、カメラ本体11に撮影レンズ12が装着されているか否かを判定する。すなわち、カメラ本体11に撮影レンズ12が装着されている時には、CPU38にはレンズマイコン26から接続信号が入力される。従って、CPU38は、この接続信号の有無により撮影レンズ12が装着されているか否かを判定する。
ステップS4:ステップS3においてレンズ取り外し釦36が押された場合には、クリーニングモード設定釦37が押されクリーニングモードが設定されているか否かを判定する。
ステップS8:ステップS7においてクリーニングモードが設定されている場合には、遮蔽装置29を開放モードにする。このように開放モードにすることにより、撮影レンズ12が装着されていないカメラ本体11の開口部19が開放状態に維持される。そして、この時には、クリーニングモードの設定によりメインミラー14が光路から退避しているため、開口部19からカメラボディ13の内部を清掃することが容易に可能になる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
(2)上述した実施形態では、遮蔽装置29を自動的に開閉した例について説明したが、例えば、手動で開閉するように構成しても良い。また、カメラ本体に別途遮蔽装置の開閉用の釦を設け釦の操作により開閉するように構成しても良い。
(4)上述した実施形態では、遮蔽装置29をフォーカルプレーンシャッターに類似する構成にした例について説明したが、例えば、交換レンズに用いられる絞り機構に類似する構成にしても良い。
Claims (6)
- カメラボディの開口部の周囲に設けられ、撮影レンズを着脱可能なマウント部と、
前記開口部を通過した光束を受光する撮像素子と、
前記撮影レンズが前記マウント部に装着されているか否かを検出する検出手段と、
前記開口部を開く開放状態と前記開口部を閉じる遮蔽状態との間で切り換えられる遮蔽部材と、
前記カメラボディ内の清掃を前記開口部から行うためのクリーニングモードを設定するモード設定操作部と、
前記検出手段により前記撮影レンズが前記マウント部に装着されていることを検出した場合に前記遮蔽部材が前記開放状態に、また、装着されていないことを検出した場合には前記遮蔽部材が前記遮蔽状態になるようにそれぞれ制御するとともに、前記クリーニングモードの設定時には、前記検出手段により検出される前記撮影レンズの着脱に関わらず、前記遮蔽部材が前記開放状態になるように制御する制御手段と、
を備えていることを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記制御手段は、前記クリーニングモードの設定中に、前記撮影レンズを前記マウント部から取り外した場合、前記遮蔽部材を前記遮蔽状態に切り換えることなく前記開放状態を維持するように制御することを特徴とするカメラ。 - 請求項1又は2に記載のカメラにおいて、
前記撮影レンズを前記マウント部から取り外し可能な状態にするための予備動作操作部を設け、
前記制御手段は、
前記検出手段により前記撮影レンズが装着されていることを検出している時に、前記予備動作操作部が操作され、その後、前記モード設定操作部を操作してクリーニングモードが設定されることに応答して前記遮蔽部材を開放状態にするように制御することを特徴とするカメラ。 - 請求項3に記載のカメラにおいて、
前記制御手段は、
前記検出手段により前記撮影レンズが装着されていることを検出している時に前記予備動作操作部が操作され、その後、前記クリーニングモードが設定されない場合には、前記遮蔽部材を遮蔽状態に切り換えるように制御することを特徴とするカメラ。 - 請求項3又は4に記載のカメラにおいて、
前記予備動作操作部材は、レンズ取り外し釦になっており、
前記検知手段は、前記撮影レンズとの間で電気的通信を行う手段になっていることを特徴とするカメラ。 - 請求項1〜5の何れか一項記載のカメラにおいて、
前記開口部と前記撮像素子との間の撮影光路上に配されており、前記クリーニングモードが設定されることに応答して前記撮影光路から外れた位置に移動されるメインミラーを備えていることを特徴とするカメラ。
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