JP4983777B2 - エンジンの廃熱回収装置 - Google Patents

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本発明は、ランキンサイクルを利用してエンジンの廃熱を回収する廃熱回収装置に関する。
従来、内燃機関(エンジン)の駆動に伴って発生する廃熱を、ランキンサイクルを利用して回収する廃熱回収装置が知られている。このような廃熱回収装置には、例えば、エンジンの水冷冷却系統を密閉構造とし、エンジンにおける廃熱によって気化した冷却水、すなわち蒸気によって膨張機(タービン)を駆動して、その蒸気の持つ熱エネルギーを電気エネルギー等に変換して回収するものがある。
このような廃熱回収装置を改良したものが特許文献1に開示されている。特許文献1に記載されたランキンサイクル装置付き車両は、排気ガスを熱源として高温高圧蒸気を発生させている。この車両は、排気ガスの状態がエネルギーの回収効率が高くなるような場合にランキンサイクル装置を作動させる。
特開2003−120281号公報
ところで、エンジンの冷間始動時は、冷却水の温度が低いため、有効にエネルギーを回収できる状態の蒸気が発生するまで冷却水を過熱するのに時間がかかる。従来のランキンサイクルを用いた廃熱回収装置では、このような有効にエネルギーを回収できる状態の蒸気が発生するまでの暖機期間であっても排気ガスの熱を冷却水へ与えていた。この暖機期間に蒸気が発生する場合があるが、このとき発生する蒸気はエネルギーを有効に回収できる蒸気圧、蒸気温度に達していない。したがって、エネルギー回収の点で、無駄な蒸気を発生していた。さらに、このような蒸気の発生により熱量が無駄に放出されるので、エネルギーを有効に回収できる状態の蒸気を発生させるまでに時間を要していた。
そこで、本発明は、エンジン始動の際、早期にエネルギー回収に有効な蒸気を発生し、エネルギーの回収を行うことを課題とする。
かかる課題を解決する本発明のエンジンの廃熱回収装置は、当該蒸気発生手段で蒸気化した作動流体が流入し、当該作動流体からエネルギーを回収する動力回収機と、前記蒸気発生手段の温度を計測する温度計測手段と、前記蒸気発生手段内の液相の作動流体量を調節する作動流体量調節手段と、前記温度計測手段が計測した温度が目標温度以下の場合、作動流体量調節手段により、前記蒸気発生手段内の液相の作動流体を空にし、前記温度計測手段が計測した温度が目標温度より低い場合、前記蒸気発生手段内を空とし、前記温度計測手段が計測した温度が目標温度に到達した場合、前記蒸気発生手段内へ作動流体が供給されるように、前記作動流体量調節手段へ送信する指令信号を切り替える制御手段と、を備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、エンジンの冷間始動の際に、蒸気発生手段の温度がエネルギー回収に有効な蒸気を発生できる温度に達するまで、蒸気発生手段内から冷媒を抜き取り、暖機を促進し、早期にエネルギー回収に有効な蒸気を発生させることができる。
蒸気発生手段内から作動流体を抜き取り、蒸気発生手段内が空となる場合、エンジンの廃熱は、作動流体へ熱伝達されず、廃熱のエネルギーは、蒸気発生手段の暖機に利用される。したがって、エンジンの冷間始動時のような、動力回収機において有効なエネルギーが回収できない状態の蒸気が発生する期間は、蒸気の発生を停止する。これにより、無駄な蒸気の発生を抑制して熱量が蓄えられる。この蓄えられた熱量は、蒸気発生手段へ作動流体を供給した際に回収される。このため廃熱の回収率が向上し、動力回収機において有効にエネルギーを回収できる蒸気を短時間に発生させることができる。これにより、早期にエネルギーを回収することができる。
また、このようなエンジンの廃熱回収装置において、前記制御手段は、前記温度計測手段が計測する温度が、動力回収機で要求される蒸気を発生することができる目標温度に到達したと判断した場合、作動流体の供給指令信号を前記作動流体量調節手段へ送信する構成とすることができる。このように、目標温度は動力回収機で要求される蒸気、すなわち、エネルギーの回収可能な蒸気が発生できる温度とすることができる。
特に、廃熱回収装置が動力回収機で回収する動力をエンジンのクランクシャフトの補助動力として利用する場合、クランクシャフトへ有効な動力を伝達するために動力回収機が要求する蒸気の状態は、エンジンの負荷、及びエンジン回転数により変動する。したがって、このようなエンジンの廃熱回収装置において、前記制御手段は、前記温度計測手段が計測する温度が、エンジンの負荷、及びエンジン回転数に基づいて算出する目標温度に到達したと判断した場合、作動流体の供給指令信号を前記作動流体量調節手段へ送信する構成とすることができる。このような構成とすることにより、廃熱回収時点のエンジンの負荷、及びエンジン回転数において、有効にエネルギーを回収できる蒸気を発生させることができる。
また、このようなエンジンの廃熱回収装置において、前記制御手段は、エンジンの負荷、及びエンジン回転数に基づいて、前記作動流体量調節手段による作動流体の供給時間を算出する構成とすることができる。このような構成とすることにより、動力回収機において有効にエネルギーを回収できる蒸気を発生させるのに過不足ない量の作動流体を蒸気発生手段へ供給することができる。
本発明は、エンジン始動の際、早期にエネルギー回収に有効な蒸気を発生し、エネルギーの回収を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例1について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の廃熱回収装置1の概略構成を示した説明図である。廃熱回収装置1は、エンジン100に組み込まれている。エンジン100のエンジン本体2には、エキゾーストマニホールド11、排気管12が接続され、これらが排気通路3を形成している。排気通路3、すなわち、エキゾーストマニホールド11、排気管12には、エンジン本体2の燃焼室から排出される排気が通過する。
本実施例では、作動流体として冷媒を用いている。廃熱回収装置1は、エンジン100の廃熱により蒸気化する冷媒が循環する冷媒通路4、排気通路3内の排気と冷媒通路4内の冷媒とが熱交換するように排気通路と冷媒通路とが引き込まれた過熱器5、冷媒通路4において過熱器5で蒸気化した冷媒蒸気から蒸気エネルギーを回収する動力回収機6を備えている。ここでは、過熱器5は、本発明の蒸気発生手段に相当する。また、廃熱回収装置1は、動力回収機6の下流側に放熱器7を備え、放熱器7の下流側に冷媒を貯留するタンク13を備えている。さらに、廃熱回収装置1は、タンク13の下流側、過熱器5の上流側にポンプ8を備えている。ポンプ8は、過熱器5内へ液相の冷媒を供給する電気駆動式ポンプである。
図2は、過熱器5を詳細に示した説明図である。過熱器5は、排気入口502と排気出口503が形成されたケーシング501を備えている。この排気入口502はエキゾーストマニホールド11の出口に接続されており、排気出口503は排気管12に接続されている。ケーシング501内には、排気入口502側に入口側ガス室504が形成され、排気出口503側に出口側ガス室505が形成されている。この入口側ガス室504と出口側ガス室505とは、数本の管506により接続されている。エンジン本体2から排出される排気は、管506内を通過する。
また、過熱器5の入口側ガス室504と出口側ガス室505との間には、隔壁507により仕切られた冷媒室508が形成されている。冷媒室508には冷媒が流入する冷媒入口509と冷媒出口510とが形成されている。冷媒入口509は冷媒通路4のポンプ8側と接続し、冷媒出口510は冷媒通路4の動力回収機6側と接続している。ポンプ8により圧送される冷媒は、冷媒室508へ流入し、管506を通過する排気と熱交換をする。このとき、排気の温度が十分に高ければ冷媒は蒸気化する。
さらに、冷媒入口509は、鉛直下向きに開口している。このため、ポンプ8による冷媒の圧送が行われていない場合、冷媒入口509から冷媒が重力により流下する構成となっている。すなわち、ポンプ8の停止時に、冷媒室508が抜き取られ空となるように構成されている。この冷媒室508から流れ出た冷媒は、停止中のポンプ8を通過し、タンク13へ流入する。このように構成された冷媒室508とポンプ8の運転により、過熱器5内の冷媒が調整される。したがって、ポンプ8と過熱器5の構成が、本発明の作動流体量調整手段として機能する。
さらに、この過熱器5には、触媒層511が備えられている。触媒層511は、入口側ガス室504に配置されている。すなわち、冷媒と熱交換する以前の高温の排気が触媒層511を通過するように配置されている。
動力回収機6は、蒸気により回転するタービン601を備えている。過熱器5で廃熱からエネルギーを回収した蒸気がタービン601を回転させる。動力回収機6は、回転するタービン601から、駆動力を回収する。タービン601のシャフト602は、エンジン本体2のクランクシャフトと一体となるように形成されている。このため、タービン601が回収する駆動力は、エンジン本体2のクランクシャフトの補助動力として利用される。なお、動力回収機6は発電機を備え、廃熱から回収される動力の一部を電気エネルギーとして回収するように構成することもできる。
放熱器7では、蒸気を冷却し、冷媒を液相の状態へ戻す。液相の状態となった冷媒は、タンク13に蓄えられ、タンク13内の冷媒はポンプ8により、再び過熱器5内へ送られる。このポンプ8は、ECU(Electronic Control Unit)9と電気的に接続されており、ECU9からの信号に基づいて稼働する。ポンプ8は、ON/OFF切替により、冷媒を圧送すること、圧送状態を停止することができる。また、過熱器5の排気出口503に過熱器5の温度を計測する温度センサ10を備えている。この温度センサ10は、本発明の温度計測手段に相当する。ECU9は、温度センサ10の計測する温度を取得し、取得した温度に基づいて、ポンプ8のON/OFFの指令信号を切り替える。
次に、ECU9による制御について説明する。この制御はエンジン始動時に行われる。前回の運転終了、すなわち、エンジン停止後に、ECU9は、ポンプ8の運転を停止する。これにより、過熱器5内の冷媒は抜け出て、エンジン始動時に、過熱器5内の冷媒室508は空の状態となっている。この制御でECU9は、温度センサ10が計測する温度が、動力回収機6で要求される蒸気を発生することができる目標温度に到達したと判断した場合、過熱器5へ冷媒が供給されるように、ポンプ8へ送信する指令信号を切り替える。すなわち、冷媒の供給指令信号をポンプ8へ送信する。
図3は、ECU9の制御の流れを示したフローである。以下、このフローに従って説明する。ECU9はステップS1でエンジン100の始動要求があるか否かを判断する。エンジン100の始動要求はイグニションONに基づいて判断する。ECU9はステップS1でYESと判断する場合、すなわち、エンジン100の始動要求がある場合、ステップS2へ進む。ECU9は、ステップS2で温度センサ10により過熱器出口側温度EX_Tを取得する。次にECU9は、ステップS3で目標温度EX_Ttgを算出する。目標温度EX_Ttgはエンジン回転数とエンジン負荷とに基づき算出する。図4は、目標温度EX_Ttgを算出するためのマップを示した説明図である。図4の縦軸はエンジン負荷、横軸はエンジン回転数を示している。図4のマップには、算出時のエンジン回転数、エンジン負荷において、冷媒が有効なエネルギーの回収可能な蒸気となるために必要な熱量が得られるときの過熱器5の出口側の温度が示されている。ECU9は、目標温度EX_Ttg算出時のエンジン回転数、及びエンジン負荷を図4のマップに照合し、目標温度EX_Ttgを算出する。
ECU9は、ステップS3の処理を終えると、ステップS4へ進む。ECU9はステップS4において、ステップS2で取得した過熱器出口側温度EX_Tが、ステップS3で算出した目標温度EX_Ttgよりも高いか否かを判断する。ECU9は、ステップS4でYESと判断する場合、すなわち、過熱器出口側温度EX_Tが目標温度EX_Ttgよりも高い場合、ステップS5へ進む。ECU9は、ステップS5で冷媒供給時間tを算出する。冷媒供給時間tはエンジン回転数とエンジン負荷とに基づき算出する。図5は、冷媒供給時間tを算出するためのマップを示した説明図である。図5の縦軸はエンジン負荷、横軸はエンジン回転数を示している。図5のマップには、算出時のエンジン回転数、エンジン負荷において、冷媒ガス量を発生するのに必要な量の冷媒を、ポンプ8が最大流量で供給するのに必要な時間が示されている。ECU9は、冷媒供給時間t算出時のエンジン回転数、及びエンジン負荷を図5のマップに照合し、冷媒供給時間tを算出する。
ECU9は、ステップS5の処理を終えると、ステップS6へ進む。ECU9は、ステップS6で、ステップS5で算出した冷媒供給時間t(s)間、流量最大で過熱器5へ冷媒を供給させるための信号をポンプ8へ送信する。ECU9は、ステップS6を終えると、制御の処理を終了する。なお、この制御の処理の後、ECU9はエンジン100の運転条件により決定される冷媒量をポンプ8が供給するように、ポンプ8へ制御信号を送信する。
ところで、ECU9はステップS1でNOと判断する場合、すなわち、エンジン100の始動要求がない場合、ステップS1の処理を繰り返す。したがって、エンジン100の始動要求がない場合、ステップS2以降の処理へ進まない。
また、ECU9は、ステップS4でNOと判断する場合、すなわち、過熱器出口側温度EX_Tが目標温度EX_Ttg以下である場合、ステップS2へ進む。
以上より、廃熱回収装置1は、冷媒が有効なエネルギーの回収可能な蒸気となるために必要な熱量が得られるまで、過熱器5への冷媒の供給を停止する。これにより、この間、過熱器5では、排気と冷媒との間の熱交換が行われず、蒸気が発生しない。したがって、過熱器5では、余計な熱量の持ち去りが減少し、早期に冷媒が有効なエネルギーの回収可能な蒸気となるために必要な熱量が得られる温度に達する。このような過熱器5内の温度が、冷媒が有効なエネルギーの回収可能な蒸気となるために必要な熱量が得られる温度となると、廃熱回収装置1は、過熱器5内へ冷媒を流入し、排気との間で熱交換させる。このような制御を行うことにより、従来、無駄に発生していた蒸気が持ち去っていた熱量に相当する廃熱を回収することができるようになり、回収効率が向上する。また、無駄に熱量を放出しないため、従来よりも早期に冷媒が有効なエネルギーの回収可能な蒸気となるために必要な熱量が得られる温度に達し、早期にエネルギーを回収する。
次に、本発明の実施例2について説明する。図6は、本実施例の廃熱回収装置31の概略構成を示した説明図である。本実施例の廃熱回収装置31は、実施例1の廃熱回収装置1とほぼ同様の構成をしている。本実施例の廃熱回収装置31では、動力回収機32がタービン321、発電機322、蓄電装置323を備えている。廃熱回収装置31は、蒸気から回収するエネルギーをクランクシャフトへ動力として伝達する代わりに、蒸気によりタービン321回転させ、発電機322で発電し、電気エネルギーとして蓄電装置323に蓄電する点で実施例1の廃熱回収装置1と相違する。なお、その他の構成は実施例1と同一であるため、実施例1と同一の構成要素については、図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、本実施例におけるECU9による制御について説明する。この制御はエンジン始動時に行われる。前回の運転終了、すなわち、エンジン停止後に、ECU9は、ポンプ8の運転を停止する。これにより、過熱器5内の冷媒は抜け出て、エンジン始動時に、過熱器5内の冷媒室508は空の状態である。
ECU9は、ステップS2で温度センサ10により過熱器出口側温度EX_Tを取得し、この過熱器出口側温度EX_Tが所定値T1以上であるか否かを判断する。過熱器出口側温度EX_Tが所定値T1以上である場合、ポンプ8へ冷媒を過熱器5へ供給するための指令信号を送信する。この所定値T1は、本発明の目標温度に相当する。過熱器出口側温度EX_Tが所定値T1未満である場合、ポンプ8の運転は行わず、再度、過熱器出口側温度EX_Tが所定値T1以上であるか否かを判断する。また、ECU9は、過熱器出口側温度EX_Tが所定値T1以上であると判断した場合、ポンプ8の運転時間を、実施例1における図5のマップから算出してもよい。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
例えば、本発明の作動流体は冷媒に限られず、エンジンの廃熱により液相から気相へ変化しタービンを駆動するものであればよい。また、エンジン本体内に作動流体を蒸気化させる蒸発部を設け、エンジン本体から直接、廃熱を回収する構成としてもよい。
廃熱回収装置の概略構成を示した説明図である。 過熱器について詳細に示した説明図である。 ECUの制御の流れを示したフローである。 目標温度EX_Ttgを算出するためのマップを示した説明図である。 冷媒供給時間tを算出するためのマップを示した説明図である。 実施例2の廃熱回収装置の概略構成を示した説明図である。
符号の説明
1、31 廃熱回収装置
2 エンジン本体
3 排気通路
4 冷媒通路
5 過熱器
6、32 動力回収機
8 ポンプ
9 ECU
10 温度センサ
100 エンジン

Claims (3)

  1. エンジンの廃熱を作動流体へ付与し、作動流体を蒸気化させる蒸気発生手段と、
    当該蒸気発生手段で蒸気化した作動流体が流入し、当該作動流体からエネルギーを回収する動力回収機と、
    前記蒸気発生手段の温度を計測する温度計測手段と、
    前記蒸気発生手段内の液相の作動流体量を調節する作動流体量調節手段と、
    前記温度計測手段が計測した温度が目標温度より低い場合、前記蒸気発生手段内を空とし、前記温度計測手段が計測した温度が目標温度に到達した場合、前記蒸気発生手段内へ作動流体が供給されるように、前記作動流体量調節手段へ送信する指令信号を切り替える制御手段と、
    を備えたことを特徴とするエンジンの廃熱回収装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの廃熱回収装置において、
    前記制御手段は、前記温度計測手段が計測する温度が、動力回収機で要求される蒸気を発生することができる目標温度に到達したと判断した場合、作動流体の供給指令信号を前記作動流体量調節手段へ送信することを特徴としたエンジンの廃熱回収装置。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項記載のエンジンの廃熱回収装置において、
    前記制御手段は、エンジンの負荷、及びエンジン回転数に基づいて、前記作動流体量調節手段による作動流体の供給時間を算出することを特徴とするエンジンの廃熱回収装置。
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