JP4983723B2 - 演奏案内装置及び演奏案内方法 - Google Patents

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Description

本発明は、音楽の教習の技術に関し、特に、楽曲の演奏を楽器で行なうときに楽器に対して行なう演奏のための操作についての案内を行なう技術に関する。
鍵盤楽器において、LED等の発光素子を鍵盤部に設け、楽曲演奏の際に模範となる演奏を示す情報に応じて発光素子を点灯させることにより押下すべき鍵を順次演奏者にナビゲート(案内)する、光ナビゲーションなどと呼ばれる機能を備えた電子キーボードが普及している。演奏者は同一の楽曲についてこのナビゲート機能を利用して押鍵練習を繰り返し行なうことによって運指を徐々に覚え、いずれはこういったナビゲーション機能を使用せずに独力で演奏することができるようになるというものである。
このような電子キーボードのなかには、演奏者の演奏の技量に応じてナビゲートの程度を設定することのできる機能を有しているものもある。このとき設定可能なナビゲートの程度は、(1)発光素子の点灯により演奏案内がされているとき、押鍵が指示されている音高の鍵を押鍵しなくても、いずれかの鍵が押鍵されれば押鍵指示に対する押鍵操作が正しくなされたとみなし、次の押鍵指示を行なうナビゲート、(2)発光素子の点灯により演奏案内がされているとき、押鍵が指示されている音高の鍵が押鍵されたときにのみ押鍵指示に対する押鍵操作が正しくなされたとみなし、次の押鍵指示を行なうナビゲート、(3)押鍵・離鍵の指示を、押鍵操作とは無関係に、模範となる演奏を示す情報に従ったタイミングで進めていくナビゲート、などがある。演奏者はまず、(1)のナビゲートを機能させて演奏のタイミングを習得し、次に(2)のナビゲートを機能させて正確な音高の押鍵を行なう練習を行い、その後(3)のナビゲートを機能させて繰り返し演奏することでナビゲートされた楽曲の演奏に習熟するようになる。
上述した(2)のナビゲートは、ナビゲートする楽曲が単音の連続により構成されているものであれば、初心者である演奏者であっても演奏案内に応じた押鍵操作を行なうことにそれほどの困難性はない。しかしながら、例えば、和音を発音させるために複数の鍵を同時に押鍵したり、あるいは伴奏を伴ってメロディラインを演奏するために両手での押鍵操作が必要となるような楽曲においては、前述した(1)のナビゲートと(2)のナビゲートとでは演奏練習の難易度の差が余りにも大きく、そのために初心者である演奏者の練習意欲は減退し、その結果、このような楽曲の演奏練習が長続きしないという問題を抱えていた。
上述した問題を鑑み、演奏者の演奏技量によりきめ細かく対応させることのできるナビゲート機能を提供することが本発明が解決しようとする課題である。
図1は本発明の第一の態様である演奏案内装置の原理構成を示す図である。図1において、模範演奏情報1aは、楽器での楽曲の模範の演奏において該楽器に対して行なわれる演奏操作の内容を示す情報である。
演奏案内手段2aは、楽曲の演奏を楽器で行なうときに該楽器に対して行なう該演奏のための操作についての案内を、模範演奏情報1aに基づいて行なう。演奏操作取得手段3aは、楽器に対して行なわれた演奏のための操作の内容を取得する。
演奏操作正確性決定手段4aは、模範演奏情報1a、及び演奏操作取得手段3aにより取得された演奏のための操作の内容、に基づいて、演奏操作取得手段3aにより取得された該演奏のための操作の内容の正確さの程度を決定する。正確性判定条件入力手段5aは、演奏操作取得手段3aにより取得される演奏のための操作の内容が正確であるとみなせるか否かを判定する基準となる条件が入力される。
演奏案内制御手段6aは、正確性判定条件入力手段5aに入力された条件、及び演奏操作正確性決定手段4aにより決定された演奏のための操作の内容の正確さの程度、に基づいて演奏案内手段2aによる演奏のための操作についての案内の制御を行なう。
上述した本発明の第一の態様の構成において、例えば、楽器は、複数の操作子を有し、複数の該操作子を同時に操作することにより複数の音高の楽音を同時に発音するものであり、演奏操作正確性決定手段4aは、演奏操作取得手段3aにより同時に操作されたことが取得された操作子のうち模範演奏情報1aにより同時に操作することが示されている該操作子の個数を取得し、取得された該個数の、模範演奏情報1aにより同時に操作することが示されている操作子の個数に対する割合をこの演奏のための操作の内容の正確さの程度とするように構成する。
上述した本発明の第一の態様の構成によれば、演奏案内制御手段6aが、正確性判定条件入力手段5aに入力された条件に応じて演奏案内手段2aの動作を制御する。従って、楽器を演奏する演奏者が正確性判定条件入力手段5aに入力する演奏操作の正確性の判定条件について、ある程度正しい演奏操作を行なえたのであれば多少の誤操作があったとしても正確な演奏操作を行なったものとみなすように設定すれば、演奏操作の誤りの検出が検出されると行なわれる演奏案内手段2aの動作制御を、ある程度までの誤操作については抑制させることができるようになる。その結果、演奏者は演奏操作に多少の誤りがあっても、演奏操作に誤りが全くないときと同様の演奏練習を行なえるようになる。
なお、上述した本発明の第一の態様の構成において、演奏案内制御手段6aは、演奏操作正確性決定手段4aにより決定された演奏のための操作の内容の正確さの程度が正確性判定条件入力手段5aに入力された条件に基づいて定められる基準の程度よりも不正確であることを示しているときには演奏案内手段2aによる案内の進行を停止させ、その後、演奏操作正確性決定手段4aにより決定された該演奏のための操作の内容の正確さの程度が正確性判定条件入力手段5aに入力された条件に基づいて定められる基準の程度よりも正確であることを示しているときには停止させた演奏案内手段2aによる該案内の進行を再開させる制御を行なうようにしてもよい。
この構成によれば、演奏者が正確性判定条件入力手段5aに入力する条件について、ある程度正しい演奏操作を行なえたのであれば多少の誤操作があったとしても正確な演奏操作を行なったものとみなすように設定すれば、演奏操作において重大な誤操作を行なったときには演奏案内手段2aによる演奏案内の進行を停止させ、その後、ある程度正しい(誤りの軽微な)演奏操作がなされたときには停止させた演奏案内手段2aによる演奏案内の進行を再開させることができるようになるので、演奏者は演奏操作における重大な誤りから先に矯正する練習を行なうことができる。
図2は本発明の第二の態様である演奏案内装置の原理構成を示す図である。図2において、模範演奏情報1b、演奏案内手段2b、演奏操作取得手段3b、演奏操作正確性決定手段4bは、それぞれ図1に示した本発明の第一の態様である演奏案内装置を構成する模範演奏情報1a、演奏案内手段2a、演奏操作取得手段3a、演奏操作正確性決定手段4aと同様のものである。但し、模範演奏情報1bは、該模範演奏情報1bにより示される演奏操作を楽器で行なうときの該演奏操作についての難易度を示す情報である難易度情報を予め有している。
難易度情報取得手段7bは、模範演奏情報1bに設定されている難易度情報を取得する。演奏案内制御手段6bは、難易度情報取得手段7bにより取得された難易度情報、及び演奏操作正確性決定手段4bにより決定された演奏のための操作の内容の正確さの程度、に基づいて演奏案内手段2bによる演奏のための操作についての案内の制御を行なう。
上述した本発明の第二の態様の構成によれば、演奏案内制御手段6bが難易度情報に基づいて演奏案内手段2bの動作を制御する。従って、楽器を演奏する演奏者が演奏操作の正確性の判定条件についての設定を何ら行なわなくても、ある程度正しい演奏操作を行なえたのであれば多少の誤操作があったとしても正確な演奏操作を行なったものとみなす程度の難易度が難易度情報として設定されてさえあれば、演奏操作の誤りの検出が検出されると行なわれる演奏案内手段2bの動作制御を、ある程度までの誤操作については抑制させることができるようになる。その結果、演奏者は演奏操作に多少の誤りがあっても、演奏操作に誤りが全くないときと同様の演奏練習を行なえるようになる。
また、楽曲の演奏を楽器で行なうときに該楽器に対して行なう該演奏のための操作についての案内を、該楽曲の該楽器での模範の演奏において該楽器に対して行なわれる演奏操作の内容を示す情報である模範演奏情報に基づいて行ない、前記楽器に対して行なわれた該楽器の演奏のための操作の内容を取得し、前記模範演奏情報、及び取得された前記演奏のための操作の内容、に基づいて、取得された該演奏のための操作の内容の正確さの程度を決定し、取得される前記演奏のための操作の内容が正確であるとみなせるか否かを判定する基準となる条件の入力、又は前記模範演奏情報に示されている前記演奏操作を行なうときの該演奏操作についての難易度を示す難易度情報のいずれか若しくは両方と、決定された前記演奏のための操作の内容の正確さの程度とに基づいて前記演奏のための操作についての案内の制御を行なう、ことを特徴とする演奏案内方法によっても前述した課題を解決することができる。この演奏案内方法によれば前述した本発明の第一若しくは第二の態様である演奏案内装置と同様の作用効果を奏する。
図3は本発明の第三の態様である演奏案内装置の原理構成を示す図である。図3において、パート別模範演奏情報格納手段8cは、楽器での楽曲の演奏についての模範の演奏において該楽器に対して行なわれる演奏操作の内容を該楽曲の演奏における演奏パート別に示す情報であるパート別模範演奏情報を該演奏パート毎に格納する。
演奏案内手段2cは、楽曲の演奏を楽器で行なうときに該楽器に対して行なう該演奏のための操作についての案内を、パート別模範演奏情報格納手段8cに格納されているパート別模範演奏情報に基づいて行なう。難易度入力手段9cは、演奏案内手段2cによる案内に対して設定される、該案内で示される前記演奏のための操作についての難易度が入力される。
演奏案内制御手段6cは、楽曲についての演奏パートを難易度入力手段9cに入力された難易度に基づいて選択し、選択された演奏パートについてのパート別模範演奏情報に基づいて演奏案内を行なわせるように演奏案内手段2cを制御する。
上述した本発明の第三の態様の構成において、例えば、パート別模範演奏情報は、該パート別模範演奏情報により示される演奏操作を楽器で行なうときの該演奏操作についての難易度を楽曲についての演奏パート毎に示すパート別難易度情報を更に有し、演奏案内制御手段6cは、演奏パートを、パート別難易度情報と難易度入力手段9cに入力された難易度との相対関係に基づいて選択するように構成する。
上述した本発明の第三の態様の構成によれば、楽器の演奏者によって難易度が難易度入力手段9cに入力されると、この難易度に応じて楽曲についての演奏パートが選択され、この選択された演奏パートについての演奏操作の案内が演奏案内手段2cによって行なわれる。従って、演奏者がこの楽器の演奏についての自己の技量に基づいて難易度を入力すれば、その技量に応じた程度の難易度での演奏操作の案内が行なわれるので、演奏者は自己の技量に対して無理のない難易度での演奏練習を行なうことができる。
また、楽曲の演奏を楽器で行なうときに該楽器に対して行なう該演奏のための操作についての案内を、該楽器での該楽曲の模範の演奏において該楽器に対して行なわれる演奏操作の内容を該楽曲の演奏における演奏パート別に示す情報であるパート別模範演奏情報に基づいて行なうときに、前記楽曲についての演奏パートを、前記案内に対して設定される、該案内で示される前記演奏のための操作についての難易度の入力に基づいて選択し、選択された演奏パートについての前記パート別模範演奏情報に基づいて前記案内を行なわせる、ことを特徴とする演奏案内方法によっても前述した課題を解決することができる。この演奏案内方法によれば前述した本発明の第三の態様である演奏案内装置と同様の作用効果を奏する。
以上のように、本発明のいずれの態様によっても、演奏者の演奏技量によりきめ細かく対応させることのできるナビゲート機能を提供することができる。
本発明は、楽器での楽曲の演奏についての模範の演奏において該楽器に対して行なわれる演奏操作の内容を該楽曲の演奏における演奏パート別に示す情報であるパート別模範演奏情報及び当該情報を読み出すタイミングを表わす読み出し時間を該演奏パート毎に格納するパート別模範演奏情報格納手段と、前記楽曲の演奏を前記楽器で行なうときに該楽器に対して行なう該演奏のための操作についての案内を、供給される前記パート別模範演奏情報に基づいて行なう演奏案内手段と、前記演奏案内手段による前記案内に対して設定される、該案内で示される前記演奏のための操作についての難易度が入力される難易度入力手段と、このパート別模範演奏情報格納手段に格納されたパート別模範演奏情報を、当該情報に対応した読み出し時間に基づく読み出しタイミングで読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により読み出されたパート別模範演奏情報のうち、前記楽曲についての演奏パートを前記難易度入力手段に入力された難易度に基づいて選択された演奏パートに対応するパート別模範演奏情報のみ前記演奏案内手段に供給する演奏案内制御手段と、前記楽器に対して行われた実際の演奏操作の内容を表わす演奏操作情報を取得する演奏操作情報取得手段と、前記読み出し手段によりパート別模範演奏情報が読み出された後、この演奏操作情報取得手段にて取得された演奏操作情報と前記読み出されたパート別模範演奏情報の全てとが一致するまで、前記読み出し手段による読み出し動作を停止する読み出し停止手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、演奏者は自己の技量に対して無理のない難易度での演奏練習を行なうことができるようになる。以上のように、本発明のいずれの態様によっても、演奏者の演奏技量によりきめ細かく対応させることのできるナビゲート機能を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは、光ナビゲーション機能を有する電子キーボードで本発明を実施する場合の例について説明する。
図4は、本発明を実施する電子キーボードの全体構成を示す図である。同図において、CPU11、ROM12、RAM13、SW部14、鍵盤15、LED部16、音源部17はいずれもバス20に接続されており、相互にデータの授受が可能である。
CPU11は、ROM12に記憶された制御プログラムに従って、RAM13をワークエリアとして使用しながら、この電子キーボート(以下、「本装置」という)全体の動作を制御する中央演算処理装置である。ROM12は、CPU11で実行される本装置全体の制御のための制御プログラムや、演奏ナビゲートのための演奏曲の模範演奏データが予め格納されているリードオンリメモリである。
RAM13は、CPU11による処理のためのワークエリアとして、また各種の設定パラメータの記憶用として用いられるランダムアクセスメモリである。SW(スイッチ)部14は演奏者が本装置へ各種指示を行なうために操作される複数のスイッチにより構成される。
鍵盤15は楽曲演奏のために演奏者により押鍵操作されるものであり、各鍵には識別のための番号(以下、「鍵番号」という)が0、1、2、…、と定義されている。LED(発光ダイオード)部16は複数のLEDとそれらを発光させるための駆動回路より構成される。LEDは鍵盤15の各鍵毎に1つずつ配置され、これらの点灯・消灯により、押鍵すべき音高の鍵と押鍵・離鍵のタイミングとのナビゲートが行われる。
音源部17は、CPU11から渡される、鍵盤15への押鍵操作に対応して生成される演奏データに従った音高・音量の楽音データを発生させる。D/A18はデジタル/アナログコンバータであり、音源部17で発生させたデジタル信号である楽音データをアナログ信号である楽音信号に変換する。
発音回路19はD/A18から出力される楽音信号を増幅してスピーカ等を駆動し、放音する。以下、本発明の第一の実施例について説明する。この第一の実施例では、鍵盤15に配置されている複数のLEDの点灯により複数の音高の鍵について押鍵指示がされているとき、押鍵指示されている音高の鍵が所定割合の個数以上に押鍵されたときには押鍵指示に対する押鍵操作が正しくなされたとみなし、次の押鍵指示を行なうようにするナビゲート機能を本装置で提供するものである。
まず、図5について説明する。同図は、本発明の第一の実施例における本装置の表面に並べられるSW部14のスイッチの配置の様子を示している。同図において、曲目選択スイッチ14aは、ナビゲートを行なわせる楽曲を選択するためのものである。
難易度設定スイッチ14bは、押鍵指示に対して押鍵操作が正しくなされたものとみなすための条件を設定するためのものである。スタートスイッチ14c、ストップスイッチ14dはそれぞれ楽曲のナビゲートの開始、終了を指示するためのスイッチである。
次に図6について説明する。同図は、本発明の第一の実施例において、ROM12に格納されている、演奏ナビゲートのための演奏曲の模範演奏データのデータ構造を示している。図6の(A)に示すように、ROM12には10曲の模範演奏データが格納されており、これらは前述した曲目選択スイッチ14aにより選択される。
各演奏曲の模範演奏データには曲全体を通して検討されたその演奏曲の演奏の難易度が予め用意されており、同図の(B)に示すように、その難易度がその模範演奏の内容を示すデータ群と共に格納されている。模範演奏の内容を示すデータ群は、更に細かく説明すると、同図の(C)に示すように、押鍵・離鍵操作の指示及びその操作の対象である鍵の音高が示されているイベントデータ、イベントデータで示される押鍵・離鍵操作(イベント)から次のイベントを発生させるまでに経過させる時間が示されているΔt、そして、演奏曲の終了を示すデータであるENDより構成されている。
次に、図4に示すCPU11が行なう制御について説明する。図7は、CPU11がROM12に記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより行われる、本装置全体の制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下、図7に従ってCPU11による本装置全体の制御の内容を説明する。まず、本装置へ電源が投入された直後に、S101においてイニシャライズ処理が実行され、CPU11の有する内部レジスタやRAM13の初期化、及び後述する各種処理において用いられる各種の変数への初期値の代入などといった処理が行なわれる。
続いて、S102ではSW処理が実行される。SW処理では、SW部14の備える各種のスイッチに対して本装置の使用者(演奏者)により行なわれた操作に応じ、各種のパラメータ等を設定する処理が行なわれる。S103ではガイド処理が実行される。ガイド処理では、ROM12に記憶されている模範演奏データに基づいてLED部16のLEDを点灯・消灯させて演奏をナビゲートする処理が行なわれる。
S104では鍵盤処理が実行される。鍵盤処理は鍵盤15に対する演奏操作に応じた楽音を音源部17に発生させて放音させる処理や演奏案内に対する押鍵操作の正確さの判定処理などが実行される。S105では、本装置の有する、本発明とは特に関係しない他の機能のための処理が実行される。この後にはS102へ戻って上述した処理が繰り返される。
以下、本発明の第一の実施例において実行されるSW処理、ガイド処理、鍵盤処理の詳細について説明する。図8及び図9は、図7のS102において実行される、本発明の第一の実施例におけるSW処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、図8のS201において、難易度設定スイッチ14bがオンとされたか否かが判定され、判定結果がYesならばS202に進み、NoならばS203に進む。S202では前ステップでオンとされたと判定された難易度設定スイッチ14bに示されている正解率のパーセント値が変数LEVEL1に代入される。その後はS207に進む。
S203では曲選択スイッチ14aがオンとされたか否かが判定され、判定結果がYesならばS204に進み、NoならばS208(図9)に進む。S204では前ステップでオンとされたと判定された曲選択スイッチ14aに示されている模範演奏曲の番号が変数MELODYに代入される。
S205では、変数MELODYの値により示される模範演奏曲についての模範演奏を示すデータ群が格納されている、ROM12の記憶領域の先頭アドレスの値が変数ADDに代入される。S206では、ROM12に格納されている、変数MELODYの値により示される模範演奏曲についての難易度を示すデータの値が変数LEVEL2に代入される。
S207では変数LEVEL1の値と変数LEVEL2の値との乗算が実行され、その計算結果が変数LEVEL3に代入される。この変数LEVEL3の値は、変数MELODYの値により示される模範演奏曲について、演奏案内に対して正しい演奏操作がなされたとみなすための条件を示す値となる。
なお、ここで、変数LEVEL1の値をS202の処理にかかわらず常に「100%」の値とすることで、難易度設定スイッチ14bへの操作とは無関係に、変数MELODYの値により示される模範演奏曲についての難易度を示すデータによって演奏ナビゲートの進行を制御することが可能となる。また、変数LEVEL2の値をS207の処理にかかわらず常に「100%」の値とすることで、模範演奏曲についての難易度を示すデータとは無関係に、難易度設定スイッチ14bに対する入力指示に基づいて演奏ナビゲートの進行を制御することも可能となる。
図9に移り、S208ではスタートスイッチ14cがオンとされたか否かが判定され、判定結果がYesならばS209に進み、NoならばS211に進む。S209ではスタートフラグSTFが「1」にセットされ、ナビゲートの開始指示がなされたことが示される。
S210では、ROM12において、変数ADDの値で示されるアドレスに格納されている、模範演奏が示されているデータ群における最初のイベントを発生させるまでの待ち時間を示す時間データ(Δt)の値が変数Tに代入される。S211では、ストップスイッチ14dがオンとされたか否かが判定され、判定結果がYesならばS212に進む。一方、この判定結果がNoならば今回のSW処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。
S212ではスタートフラグSTFが「0」にセットされ、ナビゲートの中止指示がなされたことが示される。S213では、音源部17に対し、その時点で発音中の全ての楽音について消音させる指示が与えられる。この処理の後には今回のSW処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。
次に、図7のS103において実行される、本発明の第一の実施例におけるガイド処理の詳細について説明する。図10及び図11は、本発明の第一の実施例におけるガイド処理の処理内容を示すフローチャートである。まず、図10のS301において前述したスタートフラグSTFが「1」にセットされているか否かが判定され、判定結果がYesならばS302へ進む。一方、この判定結果がNoならば今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。
S302ではウェイトフラグWAITFが「0」にセットされているか否かが判定され、判定結果がYesならばS303へ進む。一方、この判定結果がNoならば今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。ウェイトフラグWAITFは、後述する変数Tの値が変化しないように制御するためのフラグであり、演奏案内により提示される押鍵指示に対して正しい押鍵操作が行なわれたとみなされるまで、その次の押鍵指示を一時的に停止させるために使用される。
S303では最小単位時間が経過したか否かが判定され、判定結果がYesならばS304へ進む。一方、この判定結果がNoならば今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。ここで、最小単位時間とは、ROM12に格納されている模範演奏データに示されているΔtの値(整数値)と実際の時間との関係を示す値である。例えば最小単位時間が1msに設定されていてΔtの値が10であるならば、2つのイベントは10×1=10msの時間差で発生させることを意味する。模範演奏データにおけるΔtの値はこのように設定されている。
S304では変数Tの値から1を減じた結果が改めて変数Tに代入される。変数Tには、後述する処理によってROM12に格納されている模範演奏を示すデータのうちのΔtの値が代入される。S305では変数Tの値が0になったか否かが判定され、判定結果がYesならばS306へ進む。一方、この判定結果がNoならば今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。
S306では前述した変数ADDの値(ROM12のアドレス値)が1データ分(イベントデータ、Δt、あるいはENDデータの1ワード分)インクリメント(増加)される。S307では、変数ADDのこのときの値により指示されるROM12のアドレスに格納されている模範演奏データが1データ読み出され、そのデータの種類が調べられる。この結果、読み出されたデータが、時間を示すデータ(Δtのデータ)であればS308に進み、演奏曲の終了を示すENDデータであればS309に進み、イベントデータであればS311に進む。
S308では前ステップで読み出されたΔtのデータが変数Tに代入される。この後は今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。S309では前述したスタートフラグSTFが「0」にセットされ、選択された楽曲のナビゲートが終了したことが示される。
S310では、音源部17に対し、その時点で発音中の全ての楽音について消音させる指示が与えられる。この処理の後には今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。S311では、前述したS307の処理において読み出されたイベントデータが、押鍵を示すノートオンのイベントデータであったか、あるいは離鍵を示すノートオフのイベントデータであったかが判定され、その結果、ノートオンのイベントデータであったならばS312(図11)に進み、ノートオフのイベントデータであったならばS319(図11)に進む。
図11に移り、S312では変数mに0が代入される。S313では変数NOTE(m)に値が代入されていない空(ヌル)の状態であるか否かが判定され、判定結果がYesならばS314に進み、NoならばS317に進む。
S314では前述したS307(図10)の処理において読み出されたノートオンのイベントデータに示されているノート(音符)のデータが変数NOTE(m)に代入される。変数NOTE(m)はノートオンの操作指示が継続されているノートを覚えておくためのリストとして用いられるものである。
S315では、LED部16が制御され、前述したS307(図10)の処理において読み出されたノートオンのイベントデータに示されているノートに対応する音高の鍵に配置されているLEDを点灯させる。S316ではウェイトフラグWAITFが「1」にセットされ、演奏ナビゲートにおける押鍵指示を一時的に停止させるようにする。この処理の後にはS306(図10)へ戻る。
S317では、変数mの値に1が加算され、その結果の値が改めて変数mに代入される。S318では変数mの値が同時に押鍵可能な鍵の最大数(例えば人の両指の合計数10)を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS306(図10)へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS313へ戻る。
S319では変数mに0が代入される。S320では、変数NOTE(m)に格納されているノートオンとされているノートのデータが、前述したS307(図10)の処理において読み出されたノートオフのイベントデータに示されているノートのデータと一致するか否かが判定され、判定結果がYesならばS321に進み、NoならばS323に進む。
S321では変数NOTE(m)の値を空(ヌル)とし、このノートをノートオンのリストから削除する。S322では、LED部16が制御され、前述したS307(図10)の処理において読み出されたノートオフのイベントデータに示されているノートに対応する音高の鍵に配置されているLEDを消灯させる。この処理の後にはS306(図10)へ戻る。
S323では、変数mの値に1が加算され、その結果の値が改めて変数mに代入される。S324では、変数mの値が、前述したS318での値と同じ最大数を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS306(図10)へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS320へ戻る。
次に、図7のS104において実行される、本発明の第一の実施例における鍵盤処理の詳細について説明する。図12、図13及び図14は、本発明の第一の実施例における鍵盤処理の処理内容を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、S401(図12)からS416(図13)にかけての処理は、鍵盤15に対する演奏操作に応じた楽音を音源部17に発音させるための処理である。
まず、図12において、S401では変数Kに0が代入される。S402では、鍵盤15における鍵番号がKである鍵について、演奏者の操作による状態の変化が調べられ、離鍵状態から押鍵操作されたことによりその鍵の状態が押鍵状態へと変化していた(オンとされた)のであればS403に進み、押鍵状態から離鍵操作されたことによりその鍵の状態が離鍵状態へと変化していた(オフとされた)のであればS409に進み、鍵の操作状態に変化がないのであればS415(図13)に進む。
S403では変数CHに0が代入される。S404では変数KEY(CH)値が代入されていない空(ヌル)の状態であるか否かが判定され、判定結果がYesならばS405に進み、NoならばS407に進む。
S405では変数Kの値が変数KEY(CH)に格納される。変数KEY(CH)はノートオンの鍵盤操作が継続されている鍵番号を覚えておくためのリストとして用いられるものである。S406では、音源部17に対し、鍵番号Kである鍵の音高に対応する楽音を発音させる指示が与えられる。この処理の後にはS415(図13)に進む。
S407では変数CHの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。S408では変数CHの値が音源部17によって同時発音の可能な発音数の最大数を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS415(図13)に進む。一方、この判定結果がNoならばS404へ戻って上述した処理が繰り返される。
S409では変数CHに0が代入される。S410では、変数KEY(CH)に格納されている、ノートオンの鍵盤操作が継続されている鍵番号が、離鍵状態へと変化していた鍵の鍵番号Kと一致するか否かが判定され、判定結果がYesならばS411に進み、NoならばS413に進む。
S411では変数KEY(CH)の値を空(ヌル)とし、この鍵番号を押鍵状態である鍵のリストから削除する。S412では、音源部17に対し、鍵番号Kである鍵の音高に対応する楽音を消音させる指示が与えられる。この処理の後にはS415(図13)に進む。
S413では変数CHの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。S414では変数CHの値が音源部17によって同時発音の可能な発音数の最大数を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS415(図13)に進む。一方、この判定結果がNoならばS410へ戻って上述した処理が繰り返される。
図13に移り、S415では変数Kの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。S416では変数Kの値が鍵盤15の有する鍵の総数(鍵数)を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS417に進む。一方、この判定結果がNoならばS402(図12)へ戻って上述した処理が繰り返される。
このフローチャートにおいて、以降に続くS417からS429(図14)にかけての処理は、演奏案内に対する鍵盤15への押鍵操作の正確さの程度の判定を行い、判定結果に応じて演奏ナビゲートを先に進めるか否かを制御する処理である。
S417では、変数CHに0が改めて代入され、更に変数Aに0が代入される。S418では変数KEY(CH)の値が空(ヌル)の状態ではないか否かが判定され、何らかの値が格納されているのであれば(判定結果がYes)S419に進み、何も値が格納されておらず空(ヌル)の状態であれば(判定結果がNo)S426(図14)に進む。
S419では、変数mに0が改めて代入され、更に変数Bに0が代入される。S420では変数NOTE(m)の値が空(ヌル)の状態ではないか否かが判定され、何らかの値が格納されているのであれば(判定結果がYes)S421に進み、何も値が格納されておらず空(ヌル)の状態であれば(判定結果がNo)S424に進む。
S421では変数Bの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。この変数Bはノートオンの操作指示が継続されているノートの数を算出するためのものである。S422では変数KEY(CH)の値が変数NOTE(m)の値と一致するか否か、すなわち、ノートオンの鍵盤操作が継続されている鍵の鍵番号とノートオンの操作指示が継続されているノートの音高とが一致するか否かが判定され、判定結果がYesならばS421に進み、NoならばS424に進む。このS422の判定処理は、演奏ナビゲートによる押鍵指示に対して演奏者により行なわれている押鍵操作がその音高について正しい操作を行なっているか否かを鍵ごとに判定するものである。
S423では変数Aの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。この変数Aは、演奏ナビゲートによる押鍵指示に対してその音高について正しい押鍵操作が行なわれている鍵の数を算出するためのものである。S424では変数mの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。
S425では、変数mの値が、前述したS318での値と同じ最大数を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS426(図14)に進む。一方、この判定結果がNoならばS420へ戻り、上述した処理が繰り返される。図14に移り、S426では変数CHの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。
S427では変数CHの値が音源部17によって同時発音の可能な発音数の最大数を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS428に進む。一方、この判定結果がNoならばS418(図13)へ戻って上述した処理が繰り返される。
S428では、まずA/Bなる計算が実行される。この計算結果は、同時に押鍵指示されている鍵の数に対する、正しく押鍵操作されている鍵の割合を示すもの、つまり、同時押鍵操作の正解率ともいうべきものである。そして、この計算結果が前述した変数LEVEL3の値以上の大きさであるか否かが判定される。この判定結果がYesならばS429に進む。一方、この判定結果がNoならば今回の鍵盤処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。
S429では、前述したウェイトフラグWAITを「0」にセットし、演奏案内の一時停止を解除して次なる演奏案内をガイド処理に行なわせる。この処理の後には今回の鍵盤処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。本発明の第一の実施例では、以上までに説明したSW処理、ガイド処理、鍵盤処理が図7に示す処理においてCPU11により実行される。その結果、鍵盤15に配置されている複数のLEDの点灯により複数の音高の鍵について押鍵指示がされているときに、押鍵指示されている音高の鍵が所定割合の個数以上に押鍵されたときには押鍵指示に対する押鍵操作が正しくなされたとみなし、次の押鍵指示を行なうようにするナビゲート機能が本装置で提供される。
次に本発明の第二の実施例について説明する。この第二の実施例では、演奏ナビゲートのための模範演奏の演奏データを例えばメロディ、オブリガート、ハーモニック・バックグラウンドなどのパートに予め分けてROM12に格納しておく。そして、どのパートの演奏までの演奏案内を行なうのかを電子キーボードの使用者に選択させ、その選択結果に応じた演奏案内を行なうようにするナビゲート機能を本装置で提供するものである。
この本発明の第二の実施例である電子キーボードの全体構成は図4に示したものと同様のものでよいが、SW部14の構成については図5に示したものと若干異なっている。図15は、本発明の第二の実施例における本装置の表面に並べられるSW部14のスイッチの配置の様子を示す図である。
同図において、曲目選択スイッチ14a、スタートスイッチ14c、ストップスイッチ14dは図5に示したものと同様の指示を行なうためのものである。難易度選択スイッチ14eは、演奏練習の難易度を、HARD(高難易度)、NORMAL(中難易度)、EASY(低難易度)から選択するためのものであり、どのパートの演奏までの演奏案内を行なうかがこの難易度選択スイッチ14eによる操作によって決定される。
次に図16について説明する。同図は、本発明の第二の実施例において、ROM12に格納されている、演奏ナビゲートのための演奏曲の模範演奏データのデータ構造を示している。図16の(A)に示すように、ROM12には複数の楽曲の模範演奏データが格納されており、これらは前述した曲目選択スイッチ14aにより選択される。
各演奏曲の模範演奏データは、同図の(B)に示すように、曲のヘッダとN個のトラックとから構成されている。このうち曲ヘッダは、同図の(C)に示すように、N個のトラックのそれぞれについて予め設定されている難易度が設定されている。この難易度の設定は、H(HARD)、N(NORMAL)、E(EASY)の3段階の設定がなされており、このトラック毎に設定されている難易度と前述した難易度選択スイッチ14eによる難易度の選択との関係に基づいて、演奏案内を同時に行なうトラックが決定される。
また、各トラックは、同図の(D)に示すように、図6の(C)に示したものと同様のイベントデータ、Δt、ENDデータより構成されている。本実施の形態では、模範演奏の演奏データをメロディ、オブリガート、ハーモニック・バックグラウンドなどのパートに分けてこれらの各トラックに格納しておき、それぞれトラックの難易度をE、N、Hと設定して曲ヘッダに格納することとする。ここで、各トラックのデータを、例えば、右手の指1本で弾く演奏データ、右手についての残りの演奏データ、左手についての演奏データなどというように分けて格納するようにしてもよい。
次に、本発明の第二の実施例において図4に示すCPU11が行なう制御について説明する。この本発明の第二の実施例において、CPU11が行なう本装置全体の制御処理の処理内容は、図7にフローチャートで示したものと同様のものでよい。但し、同図におけるS102のSW処理、S103のガイド処理、S104の鍵盤処理の処理内容については、前述した本発明の第一の実施例におけるものとは異なるものが実行される。
図17及び図18は、図7のS102において実行される、本発明の第二の実施例におけるSW処理の処理内容を示すフローチャートである。まず、図17のS251において、難易度選択スイッチ14eがオンとされたか否かが判定され、判定結果がYesならばS252に進み、NoならばS256に進む。
S252では前ステップにおいてオンとされたと判定されたのはどの難易度選択スイッチ14eであるかが調べられる。その結果、HARD(高難易度)を選択するスイッチがオンとされたのであればS253において変数LEVELに難易度「L」を設定し、NORMAL(中難易度)を選択するスイッチがオンとされたのであればS254において変数LEVELに難易度「N」を設定し、EASY(低難易度)を選択するスイッチがオンとされたのであればS255において変数LEVELに難易度「E」を設定する。その後はS256に進む。
S256では曲選択スイッチ14aがオンとされたか否かが判定され、判定結果がYesならばS257に進み、NoならばS263(図18)に進む。S257では前ステップでオンとされたと判定された曲選択スイッチ14aに示されている模範演奏曲の番号が変数MELODYに代入される。
S258では変数nに0が代入される。S259では、エンドフラグENDF(n)を「0」にセットする。本実施の形態では同一の模範演奏曲であっても演奏データの終了がトラック毎に異なる時刻になり得る。そこで、演奏データが終了したか否かをトラック毎に示すため、このエンドフラグENDF(n)が利用される。
S260では、変数MELODYの値により示される模範演奏曲についてのトラックnの演奏データが格納されている、ROM12の記憶領域の先頭アドレスの値が変数ADD(n)に代入される。S261では変数nの値に1を加える計算が実行され、その計算結果が改めて変数に代入される。
S262では、変数nの値が、ROM12に格納されている、変数MELODYの値により示される模範演奏曲についてのトラックの総数Nを超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS263(図18)に進み、NoならばS259へ戻って上述した処理が繰り返される。
図18に移り、S263ではスタートスイッチ14cがオンとされたか否かが判定され、判定結果がYesならばS264に、NoならばS269にそれぞれ進む。S264ではスタートフラグSTFが「1」にセットされ、ナビゲートの開始指示がなされたことが示される。
S265では変数nに改めて1が代入される。S266では、ROM12において、変数ADD(n)の値で示されるアドレスに格納されている、パート毎の模範演奏が示されているトラックにおける最初のイベントを発生させるまでの待ち時間を示す時間データ(Δt)の値が変数T(n)に代入される。
S267では変数nの値に1を加える計算が実行され、その計算結果が改めて変数nに代入される。S268では、変数nの値が、ROM12に格納されている、変数MELODYの値により示される模範演奏曲についてのトラックの総数Nを超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS269に進み、NoならばS266へ戻って上述した処理が繰り返される。
S269では、ストップスイッチ14dがオンとされたか否かが判定され、判定結果がYesならばS270に進む。一方、この判定結果がNoならば今回のSW処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。S270ではスタートフラグSTFが「0」にセットされ、ナビゲートの中止指示がなされたことが示される。
S271では、音源部17に対し、その時点で発音中の全ての楽音について消音させる指示が与えられる。この処理の後には今回のSW処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。次に、図7のS103において実行される、本発明の第二の実施例におけるガイド処理の詳細について説明する。図19及び図20は、本発明の第二の実施例におけるガイド処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、図19のS351において前述したスタートフラグSTFが「1」にセットされているか否かが判定され、判定結果がYesならばS352へ進む。一方、この判定結果がNoならば今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。
S352ではウェイトフラグWAITFが「0」にセットされているか否かが判定され、判定結果がYesならばS353へ進む。一方、この判定結果がNoならば今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。ウェイトフラグWAITFは後述する変数T(n)の値が変化しないように制御するためのフラグであり、演奏案内により提示される押鍵指示に対して正しい押鍵操作が行なわれたとみなされるまで、その次の押鍵指示を一時的に停止させるために使用される。
S353では、最小単位時間が経過したか否かが判定され、判定結果がYesならばS304へ進む。一方、この判定結果がNoならば今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。ここで、最小単位時間とは、第一実施例において説明したものと同様に、ROM12に格納されている模範演奏データに示されているΔtの値(整数値)と実際の時間との関係を示す値である。
S354では変数mに0が代入され、更にS355では変数nに1が代入される。S356では変数T(n)の値がデクリメント(1だけ減じる)される。変数T(n)には、後述する処理によってROM12に格納されている模範演奏を示すトラックnのデータのうちのΔtの値が代入される。
S357では変数T(n)の値が0になったか否かが判定され、判定結果がYesならばS360に進み、NoならばS358に進む。S358では変数nの値に1を加える計算が実行され、その計算結果が改めて変数nに代入される。
S359では、変数nの値が、ROM12に格納されている、変数MELODYの値により示される模範演奏曲についてのトラックの総数Nを超えたか否かが判定され、判定結果がYesならば今回のガイド処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。一方、判定結果がNoならばS356へ戻って上述した処理が繰り返される。
S360では、エンドフラグENDF(n)が「0」にセットされているか否か、すなわち、変数nの値で示されるトラックにおいて、未だ読み出されていない演奏データが残されている(ENDデータの読み出しをまだ行なっていない)か否かが判定される。この判定結果がYesならばS361に進み、NoならばS358へ戻って上述した処理が繰り返される。
S361では変数ADD(n)の値(ROM12のアドレス値)が1データ分(イベントデータ、Δt、あるいはENDデータの1ワード分)インクリメント(増加)される。図20に移り、S362では、変数ADDのこのときの値により指示されるROM12のアドレスに格納されている模範演奏データが1データ読み出され、そのデータの種類が調べられる。この結果、読み出されたデータが、時間を示すデータ(Δtのデータ)であればS363に進み、演奏曲の終了を示すENDデータであればS364に進み、イベントデータであればS365に進む。
S363では前ステップで読み出されたΔtのデータが変数Tに代入される。この処理の後はS358 (図19)へ戻って上述した処理が繰り返される。S364ではエンドフラグENDF(n)が「1」にセットされ、変数nの値で示されるトラックについての演奏データの読み出しが終了したことが示される。この処理の後はS358(図19)へ戻って上述した処理が繰り返される。
S365では、前述したS362の処理において読み出されたイベントデータが、押鍵を示すノートオンのイベントデータであったか、あるいは離鍵を示すノートオフのイベントデータであったかが判定され、その結果、ノートオンのイベントデータであったならばS367に進み、ノートオフのイベントデータであったならばS366に進む。
S366では、LED部16が制御され、前述したS362の処理において読み出されたノートオフのイベントデータに示されているノートに対応する音高の鍵に配置されているLEDを消灯させる。この処理の後にはS358(図19)へ戻って上述した処理が繰り返される。
S367では、ROM12において、変数MELODYの値により示されるこの模範演奏曲の曲ヘッダに格納されている、トラックnについての難易度が読み出され、この難易度が前述したSW処理のS253、S254あるいはS255(図17)において変数LEVELに設定されている難易度以下であるか否かが判定される。例えば変数LEVELの設定が「H」であれば、トラックnについての難易度がH、N、Eいずれであっても変数LEVELの難易度以下であると判定される。また、変数LEVELの設定が「N」であれば、トラックnについての難易度がN、Eのどちらかであれば変数LEVELの難易度以下であると判定され、変数LEVELの設定が「E」であれば、トラックnについての難易度がEのときに変数LEVELの難易度以下であると判定される。
このS367の判定結果がYesならばS368に進み、NoならばS358(図19)へ戻って上述した処理が繰り返される。S368では、LED部16が制御され、前述したS362の処理において読み出されたノートオンのイベントデータに示されているノートに対応する音高の鍵に配置されているLEDを点灯させる。
S369では前述したS362の処理において読み出されたノートオンのイベントデータに示されているノート(音符)のデータが変数NOTE(m)に代入される。この変数NOTE(m)は、ノートオンの操作指示がされたノートを覚えておくためのリストとして用いられるものである。
S370では、変数mの値に1が加算され、その結果の値が改めて変数mに代入される。この処理の後にはS358(図19)へ戻って上述した処理が繰り返される。次に、図7のS104において実行される、本発明の第二の実施例における鍵盤処理の詳細について説明する。図21及び図22は、本発明の第二の実施例における鍵盤処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、図21において、S451では変数lに0が代入される。続くS452からS465にかけての処理は、鍵盤15に対する演奏操作に応じた楽音を音源部17に発音させるための処理である。まず、S452では変数Kに0が代入される。
S453では、鍵盤15における鍵番号がKである鍵について、演奏者の操作による状態の変化が調べられ、離鍵状態から押鍵操作されたことによりその鍵の状態が押鍵状態へと変化していた(オンとされた)のであればS454に進み、押鍵状態から離鍵操作されたことによりその鍵の状態が離鍵状態へと変化していた(オフとされた)のであればS459に進み、鍵の操作状態に変化がないのであればS464に進む。
S454では変数CHに0が代入される。S455では変数KEY(CH)値が代入されていない空(ヌル)の状態であるか否かが判定され、判定結果がYesならばS456に進み、NoならばS457に進む。
S456では変数Kの値が変数KEY(CH)に格納され、更に、音源部17に対し、鍵番号Kである鍵の音高に対応する楽音を発音させる指示が与えられる。変数KEY(CH)はノートオンの鍵盤操作が継続されている鍵番号を覚えておくためのリストとして用いられるものである。この処理の後にはS464に進む。
S457では変数CHの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。S458では変数CHの値が音源部17によって同時発音の可能な発音数の最大数を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS464に進む。一方、この判定結果がNoならばS455へ戻って上述した処理が繰り返される。
S459では変数CHに0が代入される。S460では、変数KEY(CH)に格納されている、ノートオンの鍵盤操作が継続されている鍵番号が、離鍵状態へと変化していた鍵の鍵番号Kと一致するか否かが判定され、判定結果がYesならばS461に進み、NoならばS462に進む。
S461では変数KEY(CH)の値を空(ヌル)としてこの鍵番号を押鍵状態である鍵のリストから削除し、更に、音源部17に対し、鍵番号Kである鍵の音高に対応する楽音を消音させる指示が与えられる。この処理の後にはS464に進む。
S462では変数CHの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。S463では変数CHの値が音源部17によって同時発音の可能な発音数の最大数を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS464に進む。一方、この判定結果がNoならばS460へ戻って上述した処理が繰り返される。
S464では変数Kの値がインクリメント(1だけ増加)させられる。S465では変数Kの値が鍵盤15の有する鍵の総数(鍵数)を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS466に進む。一方、この判定結果がNoならばS453へ戻って上述した処理が繰り返される。
このフローチャートにおいて、以降に続くS466からS473(図22)にかけての処理は、演奏案内における押鍵指示に対しての鍵盤15への押鍵操作が正確であった場合に演奏案内を先に進めるように制御する処理である。S466では変数CHに0が改めて代入される。
S467では変数KEY(CH)の値と一致するものが変数NOTE(0)からNOTE(m−1)までの値に存在するか否かが判定される。この判定結果がYesならばS468に進み、NoならぱS472(図22)に進む。S468では、変数NOTE(0)からNOTE(m−1)までのうち、前ステップにおいてその値が変数KEY(CH)の値と一致すると判定されたものについて、その値を空(ヌル)としてこのノートをノートオン操作指示のリストから削除する。
図22に移り、S469では、変数lの値に1が加算され、その結果の値が改めて変数lに代入される。S470では、変数lの値が変数mの値以上となったか否か、すなわち、直前のガイド処理において取得されたノートオン操作の演奏指示に応じて正しく押鍵操作された鍵の個数が、そのガイド処理において取得されたノートオン操作の演奏指示がなされているノートの個数以上の値となったか否かが判定される。この判定結果がYesならば、S471においてウェイトフラグWAITFが「1」にセットされ、その後今回の鍵盤処理が終了し、図7に示す処理へ戻る。一方、S470の判定結果がNoならばS472に進む。
S472では変数CHの値に1が加算され、その結果の値が改めて変数CHに代入される。S473では変数CHの値が音源部17によって同時発音の可能な発音数の最大数を超えたか否かが判定され、判定結果がYesならばS452(図21)へ戻り、直前のガイド処理において取得されたノートオン操作の演奏指示に応じた正しい押鍵操作が検出されるまで、鍵盤15に対する演奏操作の検出が繰り返される。一方、S473の判定結果がNoならばS467(図21)へ戻り、S467の判定処理が繰り返される。
本発明の第二の実施例では、以上までに説明したSW処理、ガイド処理、鍵盤処理が図7に示す処理においてCPU11により実行される。その結果、複数のパートを有する演奏曲の演奏案内において、同時に演奏案内を行なうパートの数を演奏者の選択指示に応じて増減させることのできるナビゲート機能が本装置で提供される。
本発明の第一の態様である演奏案内装置の原理構成を示す図である。 本発明の第二の態様である演奏案内装置の原理構成を示す図である。 本発明の第三の態様である演奏案内装置の原理構成を示す図である。 本発明を実施する電子キーボードの全体構成を示す図である。 本発明の第一実施例における電子キーボードの表面に並べられているスイッチの配置の様子を示す図である。 本発明の第一実施例における模範演奏データのデータ構造を示す図である。 図4に示す電子キーボード全体の制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の第一実施例におけるSW処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第一実施例におけるSW処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。 本発明の第一実施例におけるガイド処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第一実施例におけるガイド処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。 本発明の第一実施例における鍵盤処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第一実施例における鍵盤処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。 本発明の第一実施例における鍵盤処理の処理内容を示すフローチャート(その3)である。 本発明の第二実施例における電子キーボードの表面に並べられているスイッチの配置の様子を示す図である。 本発明の第二実施例における模範演奏データのデータ構造を示す図である。 本発明の第二実施例におけるSW処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第二実施例におけるSW処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。 本発明の第二実施例におけるガイド処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第二実施例におけるガイド処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。 本発明の第二実施例における鍵盤処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第二実施例における鍵盤処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
1a、1b 模範演奏情報
2a、2b、2c 演奏案内手段
3a、3b 演奏操作取得手段
4a、4b 演奏操作正確性決定手段
5a 正確性判定条件入力手段
6a、6b、6c 演奏案内制御手段
7b 難易度情報取得手段
8c パート別模範演奏情報格納手段
9c 難易度入力手段
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 SW部
14a 曲目選択スイッチ
14b 難易度設定スイッチ
14c スタートスイッチ
14d ストップスイッチ
14e 難易度選択スイッチ
15 鍵盤
16 LED部
17 音源部
18 D/A
19 発音回路
20 バス

Claims (3)

  1. 楽器での楽曲の演奏についての模範の演奏において該楽器に対して行なわれる演奏操作の内容を該楽曲の演奏における演奏パート別に示す情報であるパート別模範演奏情報及び当該情報を読み出すタイミングを表わす読み出し時間を該演奏パート毎に格納するパート別模範演奏情報格納手段と、
    前記楽曲の演奏を前記楽器で行なうときに該楽器に対して行なう該演奏のための操作についての案内を、供給される前記パート別模範演奏情報に基づいて行なう演奏案内手段と、
    前記演奏案内手段による前記案内に対して設定される、該案内で示される前記演奏のための操作についての難易度が入力される難易度入力手段と、
    このパート別模範演奏情報格納手段に格納されたパート別模範演奏情報を、当該情報に対応した読み出し時間に基づく読み出しタイミングで読み出す読み出し手段と、
    この読み出し手段により読み出されたパート別模範演奏情報のうち、前記楽曲についての演奏パートを前記難易度入力手段に入力された難易度に基づいて選択された演奏パートに対応するパート別模範演奏情報のみ前記演奏案内手段に供給する演奏案内制御手段と、
    前記楽器に対して行われた実際の演奏操作の内容を表わす演奏操作情報を取得する演奏操作情報取得手段と、
    前記読み出し手段によりパート別模範演奏情報が読み出された後、この演奏操作情報取得手段にて取得された演奏操作情報と前記読み出されたパート別模範演奏情報の全てとが一致するまで、前記読み出し手段による読み出し動作を停止する読み出し停止手段と、
    を有することを特徴とする演奏案内装置。
  2. 前記パート別模範演奏情報は、該パート別模範演奏情報により示される前記演奏操作を前記楽器で行なうときの該演奏操作についての難易度を前記楽曲についての演奏パート毎に示すパート別難易度情報を更に有し、前記演奏案内制御手段は、前記演奏パートを、前記パート別難易度情報と前記難易度入力手段に入力された難易度との相対関係に基づいて選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の演奏案内装置。
  3. 楽器での楽曲の演奏についての模範の演奏において該楽器に対して行なわれる演奏操作の内容を該楽曲の演奏における演奏パート別に示す情報であるパート別模範演奏情報及び当該情報を読み出すタイミングを表わす読み出し時間を該演奏パート毎に格納するパート別模範演奏情報格納手段と、前記楽曲の演奏を前記楽器で行なうときに該楽器に対して行なう該演奏のための操作についての案内を、供給される前記パート別模範演奏情報に基づいて行なう演奏案内手段と、を有する演奏案内装置に用いられる演奏案内方法であって、
    前記演奏案内手段による前記案内に対して設定される、該案内で示される前記演奏のための操作についての難易度が入力される難易度入力ステップと、
    このパート別模範演奏情報格納手段に格納されたパート別模範演奏情報を、当該情報に対応した読み出し時間に基づく読み出しタイミングで読み出す読み出しステップと、
    この読み出し手段により読み出されたパート別模範演奏情報のうち、前記楽曲についての演奏パートを前記入力された難易度に基づいて選択された演奏パートに対応するパート別模範演奏情報のみ前記演奏案内手段に供給する演奏案内制御ステップと、
    前記楽器に対して行われた実際の演奏操作の内容を表わす演奏操作情報を取得する演奏操作情報取得ステップと、
    前記読み出し手段によりパート別模範演奏情報が読み出された後、この取得された演奏操作情報と前記読み出されたパート別模範演奏情報の全てとが一致するまで、前記読み出しステップによる読み出し動作を停止する読み出し停止ステップと、
    を有することを特徴とする演奏案内方法。
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