JP4983586B2 - 弾性表面波角速度センサ - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態の角速度センサ1を示したものであり、図1(a)は、角速度センサ1の斜視図であり、図1(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。
上記実施形態において、圧電膜5の表面に直接、摂動錘6、励振用IDT7〜10、反射器11、12および検出用IDT13〜16を形成する構造としているが、必要に応じて、図6の断面図に示すように、圧電膜5の表面に層間絶縁膜20を成膜し、この層間絶縁膜20の表面に摂動錘6、励振用IDT7〜10、反射器11、12および検出用IDT13〜16を形成するようにしても良い。特に、AlNによって圧電膜5を形成する場合には、層間絶縁膜20を形成すると好ましい。これは、励振用IDT7〜10に対して電圧を印加し、励振用IDT7〜10と下部電極4の間に電界が掛けられたときに励振用IDT7〜10から下部電極4に向けてリーク電流が流れる可能性があるためである。
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の角速度センサ1は、第1実施形態に対して基板として圧電材料を含む基板(以下、圧電基板という)を用いると共に調整用電極の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
上記実施形態において、各調整用電極17、18をそれぞれ2本ずつで構成したが、3本ずつにすることもできる。このように各調整用電極17、18をそれぞれ3本ずつで構成する場合、例えば3本を平行に等間隔で並べ、そのうちの1本(例えば中央の1本)をGND電極として用い、残り2本が互いに独立して調整電圧を印加できる配線構造にして、それぞれに調整電圧を印加すれば、より伝搬路長の調整範囲を広くでき、調整精度を高めることが可能となる。
上記各実施形態では、駆動電極や検出器を櫛歯状の励振用IDT7〜10や検出用IDT13〜16にて構成したが、駆動電極や検出器として機能するものであればどのような形状であっても構わない。また、励振用IDT7〜10に関しても、摂動錘6の必ずしも両側に配置しなければならない訳ではなく、いずれか一方にのみ配置した構造であっても構わない。
2 シリコン基板
3 シリコン酸化膜
4 下部電極
5 圧電膜
6 摂動錘
7〜10 励振用IDT
7a〜10a 櫛歯部
11、12 反射器
13〜16 検出用IDT
17、18 調整用電極
20 層間絶縁膜
30 圧電基板
Claims (11)
- 半導体基板(2)と、
前記半導体基板(2)の上に形成された圧電膜(5)と、
前記圧電膜(5)の上に形成され、駆動電圧が印加されることで前記圧電膜(5)に対して弾性表面波を発生させる駆動電極(7〜10)と、
前記圧電膜(5)の上において、前記駆動電極(7〜10)の両側を挟み込むように配置され、前記駆動電極(7〜10)に対して前記駆動電圧を印加したときに発生させられる前記弾性表面波を定在波とする反射器(11、12)と、
前記定在波が形成される領域に配置され、該定在波により前記半導体基板(2)の垂直方向に振動させられる摂動錘(6)と、
前記圧電膜(5)の上に形成され、前記摂動錘(6)に対して角速度が印加されたときに発生するコリオリ力に基づく弾性波を検出する検出器(13〜16)と、
前記圧電膜(5)の上うち前記摂動錘(6)と前記駆動電極(7〜10)との間に備えられた、前記定在波の腹の位置を調整するための調整電圧が印加される調整用電極(17、18)と、を有していることを特徴とする弾性表面波角速度センサ。 - 前記半導体基板(2)と前記圧電膜(5)との間には下部電極(4)が配置され、前記駆動電極(7〜10)に対して前記駆動電圧を印加することにより前記駆動電極(7〜10)と前記下部電極(4)との間に電位差を発生させ、前記弾性表面波を発生させることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波角速度センサ。
- 圧電材料を含む圧電基板(30)と、
前記圧電基板(30)の上に、駆動電圧が印加されることで前記圧電基板(30)の表面に弾性表面波を発生させる駆動電極(7〜10)と、
前記圧電基板(30)の上において、前記駆動電極(7〜10)の両側を挟み込むように配置され、前記駆動電極(7〜10)に対して前記駆動電圧を印加したときに発生させられる前記弾性表面波を定在波とする反射器(11、12)と、
前記定在波が形成される領域に配置され、該定在波により前記半導体基板(2)の垂直方向に振動させられる摂動錘(6)と、
前記圧電基板(30)の上に形成され、前記摂動錘(6)に対して角速度が印加されたときに発生するコリオリ力に基づく弾性波を検出する検出器(13〜16)と、
前記圧電基板(30)の上うち前記摂動錘(6)と前記駆動電極(7〜10)との間に備えられた、前記定在波の腹の位置を調整するための調整電圧が印加される調整用電極(17、18)と、を有していることを特徴とする弾性表面波角速度センサ。 - 前記圧電基板(30)の裏面には下部電極(4)が配置され、前記駆動電極(7〜10)に対して前記駆動電圧を印加することにより前記駆動電極(7〜10)と前記下部電極(4)との間に電位差を発生させ、前記弾性表面波を発生させることを特徴とする請求項3に記載の弾性表面波角速度センサ。
- 前記調整用電極(17、18)は、互いに対向する2つの電極(17a、17b、18a、18b)を有して構成され、前記2つの電極(17a、17b、18a、18b)が対向配置されていると共に、該2つの電極(17a、17b、18a、18b)に異なる電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の弾性表面波角速度センサ。
- 前記調整用電極(17、18)は、互いに対向する3つの電極を有して構成され、前記3つの電極が対向配置されていると共に、該3つの電極のうちの1つを接地し、残る2つの電極に対して異なる電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の弾性表面波角速度センサ。
- 前記調整用電極(17、18)は、前記弾性表面波の伝搬方向における幅が等しくされていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の弾性表面波角速度センサ。
- 前記駆動電極(7〜10)は、互いに対向配置された櫛歯状の櫛歯電極(7a〜10a)を備え、該櫛歯電極(7a〜10a)同士が対向している部分において、該櫛歯電極(7a〜10a)の長手方向と垂直方向に前記弾性表面波を発生させるようになっており、
前記調整用電極(17、18)は、前記櫛歯電極(7a〜10a)と平行に配置されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の弾性表面波角速度センサ。 - 前記調整用電極(17、18)は、互いに対向配置された前記櫛歯電極(7a〜10a)の対向している交差指幅と同じもしくはそれよりも長くされていることを特徴とする請求項8に記載の弾性表面波角速度センサ。
- 前記駆動電極(7〜10)は、前記摂動錘(6)の両側に配置されており、前記調整用電極(17、18)も、前記摂動錘(6)の両側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の弾性表面波角速度センサ。
- 前記駆動電極(7〜10)に対して前記駆動電圧を印加している状態において、前記調整用電極(17、18)に対して印加する前記調整電圧が調整され、前記検出器(13〜16)にて検出される前記コリオリ力に基づく前記弾性波の振幅が最も大きいときの前記調整電圧に設定されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の弾性表面波角速度センサ。
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