JPH09159457A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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Publication number
JPH09159457A
JPH09159457A JP7319361A JP31936195A JPH09159457A JP H09159457 A JPH09159457 A JP H09159457A JP 7319361 A JP7319361 A JP 7319361A JP 31936195 A JP31936195 A JP 31936195A JP H09159457 A JPH09159457 A JP H09159457A
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JP
Japan
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vibrator
signal
piezoelectric element
piezoelectric elements
wiring
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Withdrawn
Application number
JP7319361A
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English (en)
Inventor
Muneo Yorinaga
宗男 頼永
Yasushi Matsuhiro
泰 松広
Takashi Ito
岳志 伊藤
Kazushi Asaumi
一志 浅海
Yoshi Yoshino
好 吉野
Kazuhiko Miura
和彦 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の上の配線間での相互干渉を抑制すること
ができる半導体型角速度センサを提供する。 【解決手段】振動子3はシリコン基板1を用いて形成さ
れ、音叉型をなしている。振動子3には駆動用圧電素子
13〜16、検出用圧電素子19,20、フィードバッ
ク用圧電素子21が形成されるとともに、アルミ配線2
9〜35が延設されている。アルミ配線30,34によ
り駆動用圧電素子13,14に駆動信号が供給されて振
動子3が励振され、アルミ配線31,33より検出用圧
電素子19,20による検出信号が取り出される。アル
ミ配線29,35はアルミ配線30,34と並設され、
駆動信号とは逆相の信号が供給されノイズ対策が行われ
るとともに、圧電素子15,16が駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧電振動型ジャ
イロを用いて角速度を測定する角速度センサに係わり、
同センサは車両・船舶・飛行機・ロボット等の運動体の
運動状態を測定する際に用いられ、例えば、車両の姿勢
制御のための車両旋回角度を測定するために用いるもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電振動型ジャイロは、金属振動
板に圧電素子を接着したものが主に用いられてきた。こ
れは、金属振動板に止着した駆動用(励振用)圧電素子
により金属振動板を励振させるとともに、同じく金属振
動板に止着した検出用圧電素子により角速度の作用に伴
い発生する金属振動板の振動を電気的に取り出して角速
度を検出するものである。これに対しシリコン基板をエ
ッチングして振動子を形成し、シリコン基板上に圧電薄
膜を形成することが提案されている(特開平6−147
903号公報等)。この技術を用いると、小型化が達成
できるとともに、圧電素子の接着等の複雑な製造工程を
省略でき低コスト化を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シリコン基
板の上面に圧電薄膜へと延びるアルミ配線を配置するこ
ととなり、このアルミ配線の間隔も小型化のために極め
て接近したものとなり、駆動信号ラインと検出信号ライ
ンとの間で信号の相互干渉が発生してしまうという不具
合が生じる。
【0004】そこで、この発明の目的は、基板の上の配
線間での相互干渉を抑制することができる半導体型角速
度センサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ノイズ対策用配線を振動子の表面における駆動信号
供給用配線に並設し、当該ノイズ対策用配線に駆動信号
とは位相が異なる信号を供給するようにしたことを特徴
としている。よって、駆動信号供給用配線により供給さ
れる駆動用圧電素子の駆動信号が、検出用圧電素子(あ
るいはフィードバック制御用の圧電素子)からの信号取
り出し用配線に、ノイズとして入ろうとするが、ノイズ
対策用配線に供給されている信号によりキャンセルされ
る。
【0006】このようにして、基板の上の配線間での相
互干渉を抑制することができることとなる。請求項2に
記載の発明は、振動子は音叉型をなし、平行に延びるア
ーム部の連結部(音叉の根元部)においては配線が近接
するが、このときに前述のノイズ対策が行われる。
【0007】請求項3に記載の発明は、ノイズ対策用配
線に駆動信号とは逆相の信号を供給することにより、そ
の相殺効果は最大となる。請求項4に記載の発明は、ノ
イズ対策用配線には、前記駆動用圧電素子とは異なる位
相にて前記振動子を駆動するための第2の駆動用圧電素
子が接続されているので、ノイズ対策に加え、振動子を
より効率的に振動させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0009】本実施の形態における角速度センサを図1
に示す。以下の説明にあたり、3軸直交座標系として、
左右方向をX方向(X軸)とし、前後方向をY方向(Y
軸)とし、上下方向をZ方向(Z軸)とする。
【0010】所定の厚みを有するシリコン基板(半導体
基板)1における所定領域がエッチング除去されて四角
環状の枠部2が形成されるとともにその枠部2の内方に
おいて音叉型の振動子3が形成されている。同振動子3
は立設されている。振動子3は、上下に互いに平行に延
びるアーム部4,5と、このアーム部4,5と枠部2の
下辺部とを連結する連結部6とからなる。さらに、アー
ム部4は、長方形状をなす幅広アーム部7と、幅狭アー
ム部8と、質量部9とからなる。同様に、アーム部5
は、長方形状をなす幅広アーム部10と、幅狭アーム部
11と、質量部12とからなる。
【0011】より詳細に説明すると、連結部6はT字形
状をなし、枠部2の上面からは連結部6の垂直部6aが
上方に延び、垂直部6aの上端部から左右方向に水平部
6bが延びている。水平部6bの左端の上面から幅広ア
ーム部7が上方に延びるとともに、水平部6bの右端の
上面から幅広アーム部10が上方に延びている。
【0012】さらに、長方形状の幅広アーム部7の上端
からは幅狭アーム部8が上方に延設され、その上端には
方形状をなす質量部9が上方に延設されている。同様
に、長方形状の幅広アーム部10の上端からは幅狭アー
ム部11が上方に延設され、その上端には方形状をなす
質量部12が上方に延設されている。
【0013】振動子3の連結部6の水平部6bにおける
正面には、駆動用圧電素子13,14が左右に離間して
配置されている。この駆動用圧電素子13,14は帯状
をなし、左右方向(X方向)に延びている。駆動用圧電
素子13,14を伸縮動作させることにより、振動子3
を図1のX軸方向に強制的に振動させることができる。
【0014】この圧電素子13,14を詳細に説明する
と、図2に示すように、シリコン基板1上に圧電薄膜1
7と電極薄膜18とが積層され、圧電薄膜17をシリコ
ン基板1と電極薄膜18とで挟み込んだ構造となってい
る。電極薄膜18としては、アルミやニッケル、あるい
は、アルミと窒化チタンの積層膜等が用いられる。そし
て、電極薄膜18に対する対向電極としてのシリコン基
板1がアースされている。又、駆動用圧電素子13,1
4は、接地電位に対しプラス電圧の印加により収縮する
とともに、マイナス電圧の印加により伸長する特性を有
している。このようにして、圧電素子13,14が形成
されている。
【0015】より詳しくは、センサ製造に際し、所定の
厚みを有するシリコン基板1を用意し、圧電薄膜17と
なる薄膜圧電性材料と電極薄膜18となる薄膜電極材料
を順に成膜し所望の形状にパターニングして圧電素子1
3,14を形成する。ここで、薄膜圧電性材料としては
ZnO、PZT等が用いられ、このZnO、PZT等の
薄膜はスパッタリングや蒸着等により成膜される。その
後、シリコン基板1に対しフォトリソ技術等を用いて所
定領域をエッチングし、振動子3を形成する。
【0016】又、本実施の形態では、駆動用圧電素子1
3,14(第1の駆動用圧電素子)に加え、この駆動用
圧電素子13,14の下方において第2の駆動用圧電素
子15,16を配置している。この駆動用圧電素子1
5,16は帯状をなし、左右方向(X方向)に延び、か
つ、左右に離間して配置されている。この駆動用圧電素
子15,16は、図2に示したものと同じであり、その
説明は省略する。
【0017】又、図1に示すように、振動子3の幅広ア
ーム部7における正面には、検出用圧電素子19が配置
されている。同様に、振動子3の幅広アーム部10にお
ける正面には、検出用圧電素子20が配置されている。
検出用圧電素子19,20は長方形状をなし、上下方向
(Z方向)に延び、かつ両検出用圧電素子19,20は
同じ高さに配置されている。
【0018】この圧電素子19,20は、図2に示した
ものと同じであり、その説明は省略する。又、振動子3
の連結部6の水平部6bにおける正面には、フィードバ
ック用圧電素子21が配置されている。このフィードバ
ック用圧電素子21は帯状をなし、左右方向(X方向)
に延びている。このフィードバック用圧電素子21は、
図2に示したものと同じであり、その説明は省略する。
【0019】シリコン基板1の下辺部における縁部には
アルミよりなるボンディングパッド22,23,24,
25,26,27,28が並設されている。又、シリコ
ン基板1の上面にはアルミ配線29,30,31,3
2,33,34,35が延設され、アルミ配線29にて
圧電素子15の電極とボンディングパッド22とが、ア
ルミ配線30にて圧電素子13の電極とボンディングパ
ッド23とが、アルミ配線31にて圧電素子19の電極
とボンディングパッド24とが、アルミ配線32にて圧
電素子21の電極とボンディングパッド25とが、アル
ミ配線33にて圧電素子20の電極とボンディングパッ
ド26と、アルミ配線34にて圧電素子14の電極とボ
ンディングパッド27とが、アルミ配線35にて圧電素
子16の電極とボンディングパッド28とが電気的に接
続されている。このアルミ配線29〜35は、音叉型振
動子3の根元部(両アーム部4,5の連結部6)におい
て接近した状態で配置されている。具体的には図1にお
いて左からアルミ配線29,30,31,32,33,
34,35が順に配置されている。
【0020】尚、パッド22〜28およびアルミ配線2
9〜35はシリコン基板1の上面に絶縁膜(例えばシリ
コン酸化膜)を介して形成されており、シリコン基板1
とは電気的に分離されている。
【0021】ボンディングパッド22〜28はボンディ
ングワイヤにより外部装置(駆動回路および信号処理回
路)と電気的に接続されている。図3には電気的構成を
示す。外部装置36は、インピーダンス変換回路37と
フィルタ回路38と90°位相シフト回路39と反転増
幅回路40と非反転増幅回路41と差動増幅回路42と
同期検波回路48を備えている。インピーダンス変換回
路37にはフィードバック用圧電素子21が接続されて
いる。インピーダンス変換回路37にはフィルタ回路3
8と90°位相シフト回路39と反転増幅回路40とが
接続されている。反転増幅回路40には駆動用圧電素子
13,14が接続されている。又、90°位相シフト回
路39の出力端子には非反転増幅回路41が接続され、
この非反転増幅回路41には駆動用圧電素子15,16
が接続されている。
【0022】ここで、反転増幅回路40での信号増幅率
(ゲイン)および非反転増幅回路41での信号増幅率
(ゲイン)は共に同じ値K1をとっている。駆動用圧電
素子13,14の電極には図4の交流信号(サイン波)
SG3が出力される。この駆動信号SG3の振幅の中心
は接地電位となっている。又、駆動用圧電素子15,1
6の電極には図4の前記交流信号SG3とは逆相の交流
信号(サイン波)SG4が出力される。即ち、駆動信号
SG4は駆動信号SG3を反転した波形となっている。
【0023】又、検出用圧電素子19,20には差動増
幅回路42が接続され、差動増幅回路42の出力端子が
同期検波回路48と接続されている。この同期検波回路
48は前述のフィルタ回路38の出力信号SG1からの
信号を入力して、差動増幅回路42から出力される信号
のうち信号SG1と同じタイミングで発生する信号を取
り出して出力する。その同期検波回路48の出力信号が
角速度検出信号(センサ信号)となる。つまり、振動子
3の幅広アーム部7,10での前後方向(Y方向)の変
位を電気信号として送る。
【0024】次に、このように構成した回転角センサの
作用を説明する。図3の外部装置36において駆動用圧
電素子13,14と駆動用圧電素子15,16とに逆相
の交流信号(駆動信号)SG3,SG4が出力される。
すると、下側の駆動用圧電素子15,16が収縮動作す
るとともに上側の駆動用圧電素子13,14が伸長動作
する。この動作は同時に(同期して)起こる。この駆動
用圧電素子13〜16の収縮および伸長動作により、ア
ーム部4,5の上端側は左右方向(X方向)において互
いに離間する方向に大きく変位する。
【0025】又、上側の駆動用圧電素子13,14が収
縮動作するとともに下側の駆動用圧電素子15,16が
伸長動作する。この動作は同時に(同期して)起こる。
この駆動用圧電素子13〜16の伸長および収縮動作に
より、アーム部4,5の上端側は左右方向(X方向)に
おいて互いに接近する方向に大きく変位する。
【0026】この駆動用圧電素子13〜16の伸縮動作
が繰り返されることにより、アーム部4,5は左右方向
(X方向)に屈曲振動する。この振動が駆動振動(励振
動作)となる。
【0027】本実施の形態においては、アーム部4,5
の屈曲振動をフィードバック用圧電素子21を用いてフ
ィードバックし、この信号を基にして駆動信号を生成し
ている。つまり、屈曲振動によりフィードバック用圧電
素子21にグランド電位を基準にクロスする正弦波信号
が発生し、フィードバック用圧電素子21からのフィー
ドバック信号をインピーダンス変換回路37にてインピ
ーダンス変換し、フィルタ回路38にてノイズ除去す
る。この信号(図4における正弦波信号)SG1を、9
0°位相シフト回路39により位相を90°ズラして信
号SG2を出力する。さらに、信号SG2を反転増幅回
路40により反転および増幅して反転増幅信号SG3を
駆動用圧電素子13,14に出力する。
【0028】又、信号SG2を非反転増幅回路41によ
り増幅して増幅信号SG4を駆動用圧電素子15,16
に出力する。このようにして共振周波数で自励発振させ
てX方向に共振させて大きな振幅を得ている。
【0029】このような振動子3の励振動作中において
図1に示すように、振動子3の中心軸L1に回転角速度
Ωが加わると、前後方向(Y方向)にコリオリの力(振
動成分)が発生する。このコリオリの力により振動子3
に屈曲応力が加わり、検出用圧電素子19,20に電圧
が発生し回転検出信号として外部装置36に送られる。
外部装置36においては、差動増幅回路42にて検出用
圧電素子19,20からの信号が差動増幅され、同期検
波回路48にて信号SG1に対し同期検波されて角速度
の大きさを示すセンサ信号として出力される。
【0030】この振動型ジャイロにおいては、音叉型振
動子3の根元部(両アーム部4,5の連結部6)におい
てアルミ配線29〜35が近接しており、駆動信号SG
3が、駆動信号ラインから検出ラインおよびフイードバ
ックラインに容量結合等により回り込もうとする。しか
し、駆動信号SG3に対し180°位相が異なる駆動信
号SG4を付加しているため、駆動信号SG3がキャン
セルされて信号の回り込みを回避することができる
(「0」にできる)。よって、駆動振動を安定にし、検
知の精度を向上させることができる。
【0031】尚、駆動信号SG3と駆動信号SG4の振
幅を調整することにより、より高度にキャンセルするこ
とができる。つまり、図3での増幅回路40,41のゲ
イン調整にて振幅を調整する。
【0032】このように本実施の形態は、下記(イ)〜
(ハ)の特徴を有する。 (イ) アルミ配線(ノイズ対策用配線)29,35を
駆動信号SG3が供給されるアルミ配線(駆動信号供給
用配線)30,34に並設し、このアルミ配線29,3
5に、ノイズとなる駆動信号SG3に対し位相が異なる
信号SG4を供給するようにした。よって、アルミ配線
30,34により供給される駆動用圧電素子13,14
の駆動信号SG3が、検出用圧電素子19,20および
フィードバック制御用の圧電素子21からの信号取り出
し用配線31,32,33に、ノイズとして入ろうとす
るが、アルミ配線(ノイズ対策用配線)29,35に供
給されている信号SG4によりキャンセルされる。つま
り、アルミ配線30,34から検出用のアルミ配線3
1,33あるいはフィードバック用圧電素子の配線32
に駆動信号がノイズとして回り込むのを防止することが
でき、基板の上の配線間での相互干渉を抑制することが
できることとなる。
【0033】特に、振動子は音叉型をなし、音叉型振動
子3の根元部(平行に延びるアーム部の連結部6)にお
いては配線が近接するが、このときに前述のノイズ対策
が行われる。
【0034】(ロ) アルミ配線(ノイズ対策用配線)
29,35に駆動信号SG3とは逆相の信号SG4を供
給することにより、その相殺効果は最大となる。 (ハ) アルミ配線(ノイズ対策用配線)29,35に
は、駆動用圧電素子13,14とは異なる位相にて(よ
り詳しくは逆相にて)振動子3を駆動するための第2の
駆動用圧電素子15,16が接続されているので、ノイ
ズ対策に加え、振動子3をより効率的に振動させること
ができる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を第1の
実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0035】本実施の形態の角速度センサを図5に示
す。本実施の形態では駆動信号SG3のノイズ対策とし
てアルミ配線(ノイズ対策用配線)43,45を駆動信
号配線とは別に設けている。このアルミ配線43,45
の一端は枠部2の下辺部に配置されたボンディングパッ
ド44,46と接続され、他端は連結部6の垂直部6a
の上端まで延びている。ボンディングパッド44,46
は図6の外部装置36とワイヤボンディングされてい
る。
【0036】図6において、外部装置36において90
°位相シフト回路39の出力端子が非反転増幅回路47
に接続され、非反転増幅回路47の出力端子が前述のア
ルミ配線43,45に接続されている。そして、駆動信
号SG2が非反転増幅回路47にて増幅される。このと
き、振幅が調整される。さらに、増幅された信号SG5
はボンディングパッド44,46を通してアルミ配線4
3,45に供給される。この信号SG5は駆動信号SG
3と180°位相の異なる信号である。この信号SG5
により、図6の反転増幅回路40で発生する駆動信号S
G3から検知信号ラインおよびフィードバック信号ライ
ンへの回り込みを解消している。
【0037】又、本例では、ノイズ対策用配線43,4
5を配線群29〜35に対し左右から挟み込む状態で、
かつ、対称に配置している。本発明の他の態様として以
下のように実施してもよい。
【0038】上記各実施の形態では、フィードバック用
圧電素子21を用いてフィードバック制御を行っていた
が、フィードバック用圧電素子21を用いた制御は行わ
ず、予め求めておいて共振周波数の駆動信号を供給して
もよい。
【0039】又、上記各実施の形態では振動子は幅狭ア
ーム部8,11や質量部9,12を設けているが、これ
ら幅狭アーム部8,11や質量部9,12を設けること
なく、一定幅にて直線的に延びるアーム構造としてもよ
い。
【0040】さらに、上記各実施の形態では上下に一対
の駆動用圧電素子を設けた構造としたが、1つの駆動用
圧電素子のみを用いて、振動子3を駆動振動(励振)し
てもよい。即ち、第1の実施の形態において駆動用圧電
素子13,14のみを設け、アルミ配線29,35を配
置するが駆動用圧電素子15,16を設けないようにす
る。あるいは、第1の実施の形態において駆動用圧電素
子13,14を一つ(1本)の駆動用圧電素子にて構成
し、この駆動用圧電素子に対し1本のアルミ配線(アル
ミ配線30,34に相当)を接続し、アルミ配線29,
35を配置するが駆動用圧電素子15,16を設けない
ようにする。
【0041】さらに、振動子は音叉型以外の振動子を用
いてもよい。例えば、半導体基板における一部領域を重
り部とするとともに、その重り部を梁部により連結支持
する構造としてもよい。
【0042】さらには、アルミ配線の他にも、他の材料
よりなる薄膜配線、あるいは半導体基板での不純物拡散
層による配線を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の角速度センサの斜視図。
【図2】圧電素子部の断面図。
【図3】電気的構成を示す回路図。
【図4】信号内容を示す波形図。
【図5】第2の実施の形態の角速度センサの斜視図。
【図6】電気的構成を示す回路図。
【符号の説明】
1…半導体基板としてのシリコン基板、3…振動子、1
3,14…駆動用圧電素子、15,16…駆動用圧電素
子(第2の駆動用圧電素子)、19,20…検出用圧電
素子、29,35…ノイズ対策用配線としてのアルミ配
線、30,34…駆動信号供給用配線としてのアルミ配
線、43,45…ノイズ対策用配線としてのアルミ配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 岳志 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 浅海 一志 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 吉野 好 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内 (72)発明者 三浦 和彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を用いて形成した振動子と、 前記振動子に形成され、駆動信号の供給により前記振動
    子を強制的に振動させる駆動用圧電素子と、 前記振動子に形成され、前記振動子における強制振動方
    向に直交する方向での前記振動子の振動を電気信号に変
    換する検出用圧電素子とを備えた角速度センサであっ
    て、 ノイズ対策用配線を前記振動子の表面における駆動信号
    供給用配線に並設し、当該ノイズ対策用配線に前記駆動
    信号とは位相が異なる信号を供給するようにしたことを
    特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記振動子は音叉型をなすものである請
    求項1に記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記ノイズ対策用配線に前記駆動信号と
    は逆相の信号を供給するようにした請求項1に記載の角
    速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記ノイズ対策用配線には、前記駆動用
    圧電素子とは異なる位相にて前記振動子を駆動するため
    の第2の駆動用圧電素子が接続されている請求項1に記
    載の角速度センサ。
JP7319361A 1995-12-07 1995-12-07 角速度センサ Withdrawn JPH09159457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7319361A JPH09159457A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 角速度センサ

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