JP4983465B2 - 遠隔会議システム - Google Patents
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Description
また、クライアント端末は、各会議参加者の発話順序および現在の発話者をディスプレイに表示するので、会議参加者は、自分がいつ発話可能になるか常時把握することができる。これにより、発言の準備がしやすくなるとともに、待たされる印象を緩和することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る遠隔会議システムの構成図である。
図1において、サーバ100とクライアント端末200は、ネットワーク300で接続されている。クライアント端末200は会議参加者が使用するものであるが、ここでは記載の便宜上、1台のみ記す。
サーバ100は、制御部101、データ送信部102、データ受信部103、会話データ処理部104、仮想空間データ作成部105、会話データ蓄積部106、仮想空間データ蓄積部107を備える。
サーバ100の主な機能は、クライアント端末200から送信された発話音声データを他のクライアント端末へ送信する機能、会議の進行状況を可視化する仮想空間データを作成してクライアント端末200へ送信する機能、である。
(1)データ送信部102にネットワーク300を介したデータの送信を指示する。また、データ受信部103がネットワーク300を介して受信したデータを受け取る。
(2)データ受信部103が受信した発話音声データを受け取り、会話データ処理部104に出力する。
(3)会話データ蓄積部106に蓄積された会話データを用いて、仮想空間データ作成部105に対し、会議の進行状況を可視化する仮想空間データの作成を指示する。
(4)データ受信部103が受信した仮想空間制御データを受け取り、仮想空間データ作成部105に対し、仮想空間データの変更を指示する。
(5)図示しないタイマを起動し、仮想空間データ作成部105に対し、定期的に仮想空間データの変更を指示する。
(6)データ送信部102に対し、発話音声データの送信、または仮想空間データの送信を指示する。
仮想空間制御データは、データを送信するクライアント端末200を識別するためのID、および後述の図2〜図3で説明する仮想空間を変更するためのデータからなる。
また、制御部101の指示に基づき、仮想空間データ作成部105で作成された仮想空間データを、ネットワーク300を介してクライアント端末200に送信する。
(1)制御部101が出力する発話音声データを受け取り、会話データ蓄積部106に格納する。
(2)会話データ蓄積部106に蓄積された会話データを重畳して制御部101に出力する。
(3)各クライアント端末200が送信した発話音声データを、仮想空間データに基づき音量に重み付けをして重畳する。
仮想空間データとは、クライアント端末200毎の発話状況を可視化するためのデータであり、後述の図2〜図3で説明するような画面イメージに相当する。
また、仮想空間データ作成部105は、作成した仮想空間データを制御部101に出力する。
仮想空間データ蓄積部107は、仮想空間データ作成部105より仮想空間データを受け取って蓄積する。
遠隔会議を開始する際、サーバ100は、会議参加者が使用する各クライアント端末200に発話可能時間を割り当てる。次に、その割当結果と、ディスプレイ上におけるクライアント端末200の表示位置を仮想空間データとして構成し、各クライアント端末200に送信する。
クライアント端末200は、仮想空間データをサーバ100より受け取り、図2のような円グラフ状にディスプレイ表示する。円グラフの構成内訳の面積が、各クライアント端末200の発話可能時間を表す。
クライアント端末200は、受け取った仮想空間データの内容に基づき、発話を行ったクライアント端末200に該当する円グラフの構成内訳面積を縮小し、改めてディスプレイ表示する。
また、現在の発話者に相当する部分を仮想スポット照明301でスポットライト表示することにより、スポット302の位置で誰が現在発話しているのかを容易に把握することができる。
(2)主話者以外の会議参加者が使用するクライアント端末200にも、主話者と同時に発話権限を与える。ただし、発話音量を下記(3)のように主話者よりも小さくなるように設定する。
(3)スポット302(即ち主話者)の発話音量を最大とし、円グラフ上の位置がスポット302から離れるに従って、音量を小さくする。例えば、スポット302からの距離に反比例して音量を設定する、などとする。
発話可能時間は、各クライアント端末200に個別の発話量を割り当てる場合はその発話量に、各クライアント端末200に平等に発話時間を割り当てる場合はその発話時間に、それぞれ設定される。
(2)主話者が使用するクライアント端末200が発話可能時間を使い切った際、もしくはあらかじめ定めた時間毎に、更新した仮想空間データを各クライアント端末200に送信する。
(3)クライアント端末200は、更新された仮想空間データを受信し、再度ディスプレイ表示する。更新された仮想空間データでは、円グラフは1話者分回転されている。
(会話状況可視化データ)
クライアント端末200の識別ID、円グラフ上の表示位置、円グラフ上の構成内訳
(仮想スポット照明301の属性データ)
スポットライトの配置位置、照射角度
(円グラフ表示用データ)
円グラフ全体の表示位置、回転角度
円グラフ上の表示位置とは、「発話者Aの構成内訳を何番目に表示する」といった、発話順序を表すためのデータである。
円グラフ上の構成内訳とは、円グラフ上における構成内訳面積、即ち各クライアント端末200の発話可能時間を表すためのデータである。
スポットライトの配置位置は仮想スポット照明301の3次元座標、照射角度は照明を向ける方向を表す。
円グラフ全体の表示位置は円グラフ全体の3次元座標、回転角度は円グラフの中心を中心軸として回転する角度を表す。
クライアント端末200は、制御部201、データ送信部202、データ受信部203、会話情報可視化部204、音声制御部205、情報入力部206、音声出力部207、音声入力部208を備える。
(1)データ送信部202にネットワーク300を介したデータの送信を指示する。また、データ受信部203がネットワーク300を介して受信したデータを受け取る。
(2)会話情報可視化部204に仮想空間データを出力する。
(3)データ受信部203が受信した、他のクライアント端末200の発話音声データを、音声制御部205に出力する。また、音声入力部208に入力された発話音声を、音声制御部205より受け取る。
(4)情報入力部206より、仮想空間データを変更するための入力を受け取り、仮想空間制御データとしてデータ送信部202に出力する。
また、制御部201の指示に基づき、情報入力部206で入力された仮想空間制御データを、ネットワーク300を介してサーバ100に送信する。
会話情報可視化部204は、制御部201より仮想空間データを受け取り、図2や図3のような表示形式でディスプレイ表示する。
また、他のクライアント端末200の発話音声データを制御部201より受け取り、音声信号に変換して音声出力部207に出力する。
ここでいう、仮想空間データの変更とは、円グラフの回転速度を速めたり、回転方向を変更したり、といった指示をすることをいう。会議参加者は、(あらかじめ権限が与えられていれば)必要に応じて上述の入力を行い、会議の進行を変更することができる。
音声入力部208は、発話音声入力を受け取り、音声制御部205に出力する。
また、音声制御部205は、音声出力部207および音声出力部208とのインターフェースを適宜備える。
会話データ蓄積部106、仮想空間データ蓄積部107は、HDD(Hard Disk Drive)などの書き込み可能な記憶装置で構成することができる。
音声出力部207は、スピーカ等の音声出力デバイスで構成することができる。
音声入力部208は、マイクおよびADコンバータなどで構成することができる。
なお、クライアント端末200は既にネットワーク300に接続しており、会議参加者の人数、クライアント端末200の識別ID等は設定済みであるとする。また、会議の進行状況は、図3のような表示形式でディスプレイ表示するものとする。
制御部101は、遠隔会議を開始する。以後、会議に参加している各クライアント端末200との間でデータの送受信を行う。
(S402)
会議の進行に伴い、各クライアント端末200は、サーバ100に対し発話音声データまたは仮想空間制御データを送信する。データ受信部103は、クライアント端末200が送信したデータを受信し、制御部101に出力する。
(S403)
制御部101は、ステップS402で受け取ったデータが発話音声データであるか仮想空間制御データであるかを判定する。発話音声データである場合はステップS404へ進み、仮想空間制御データである場合はステップS406へ進む。
制御部101は、発話音声データを会話データ処理部104に出力する。会話データ処理部104は、受け取った発話音声データを会話データ蓄積部106に格納する。
(S405)
会話データ処理部104は、発話音声データを会話データ蓄積部106に格納する際に、クライアント端末200毎の発話時間を併せて記録する。
制御部101は、ステップS403で受け取った仮想空間制御データに基づき、仮想空間データのうち会話状況可視化データを計算するよう、仮想空間データ作成部105に指示する。ここでいう計算とは、例えば円グラフの回転速度変更指示に伴う位置の再計算などのことである。
制御部101は、会話データ蓄積部106に蓄積されている音声データに基づき、仮想空間データのうち会話状況可視化データを更新するよう、仮想空間データ作成部105に指示する。
(S408)
制御部101は、会議に参加している全てのクライアント端末200について仮想空間データの更新を実行したか否かを判定する。未だ実行してない場合は、ステップS402に戻って残りのクライアント端末200について同様の処理を実行する。全て実行し終えた場合は、ステップS409へ進む。
制御部101は、各クライアント端末200が送信した発話音声データを重畳し、マージ音声データを作成する。このとき、仮想空間データを参照し、図3のスポット302からの距離が遠いクライアント端末200ほど音量が小さくなるように、各発話音声データの音量に重み付けをする。
(S410)〜(S411)
制御部101は、データ送信部102を介して、仮想空間データとマージ音声データを各クライアント端末200に送信する。
仮想空間データには、発話権限や発話可能時間に関する情報を含めてもよいし、これらを別に送信してもよい。
制御部201は、遠隔会議を開始(会議に参加)する。
(S502)
制御部201は、データ受信部203が受信したデータがあるか否かを判定する。データがある場合はステップS503へ進み、データがない場合はステップS507へ進む。
(S503)
制御部201は、データ受信部203が受信したデータを取得する。
制御部201は、ステップS503で取得したデータがマージ音声データであるか仮想空間データであるかを判定する。マージ音声データである場合はステップS505へ進み、仮想空間データである場合はステップS506へ進む。
制御部201は、ステップS503で取得したマージ音声データを音声制御部205へ出力する。音声制御部205は、受け取ったマージ音声データを音声信号に変換し、音声出力部207より音声出力する。
(S506)
制御部201は、ステップS503で取得した仮想空間データを会話情報可視化部204へ出力する。会話情報可視化部204は、受け取った仮想空間データに基づき、図2や図3のような表示形式でディスプレイ表示する。
制御部201は、音声入力部208に発話入力があったか否かを、音声制御部205からの通知に基づき判定する。発話がある場合はステップS508へ進み、発話がない場合はステップS509へ進む。
(S508)
音声制御部205は、音声入力部208へ入力された発話音声を発話音声データに変換し、制御部201へ出力する。制御部201は、データ送信部202を介して、発話音声データをサーバ100に送信する。
制御部201は、情報入力部206から仮想空間データの変更指示入力があるか否かを判定する。入力がある場合はステップS510へ進み、入力がない場合はステップS511へ進む。
(S510)
制御部201は、情報入力部206からの入力を受け取り、仮想空間制御データとしてデータ送信部202よりサーバ100へ送信する。
(S511)
制御部201は、当該クライアント端末200の動作を終了するか否かを判定する。終了しない場合はステップS502へ戻り、同様の処理を繰り返す。
例えば、複数の3次元仮想物体の配置や体積により、発話順序や発話可能時間を表すことが考えられる。
そのため、発話順序や現在の話者を会議参加者が明確に把握できるので、発言の準備などを行いやすくなり、円滑な会議進行に資する。
さらには、仮想空間制御データを送信可能なクライアント端末200を、特定の会議参加者が使用するクライアント端末200のみに限定してもよい。このようにすることで、会議の進行を制御する権限を、特定の会議参加者(例えば議長など)に限定することもできる。
実施の形態1では、会議参加者の意見表明が音声出力によってのみ行われるため、会議の雰囲気を会議参加者間で共有するための手段が限られていた。
そこで、本発明の実施の形態2では、会議参加者が他の会議参加者の発言を支持する旨の入力を行うことができる構成例について説明する。
なお、本実施の形態2に係る遠隔会議システムの構成は、各部の機能を除いて実施の形態1の図1と同様であるため、説明を省略する。
制御部201は、その入力を受け取り、仮想空間制御データとしてサーバ100に送信する。
サーバ100のデータ受信部103は、クライアント端末200が送信した上記仮想空間制御データを受信し、制御部101に出力する。
制御部101は、上記仮想空間制御データを受け取り、その内容に基づき仮想空間データを更新するよう、仮想空間データ作成部105に指示する。更新の内容について、次の図6で説明する。
図6(b)は、円グラフの右上に相当する会議参加者が、右下に相当する会議参加者の発言に対して支持をする旨を入力した後の円グラフの状態である。支持を入力した右上の会議参加者の円グラフ構成内訳面積が減り、その分が右下の会議参加者の円グラフ構成内訳面積に足されている。
構成内訳面積は発言可能時間を示すので、支持を表明した会議参加者は、支持先の会議参加者に自分の発言可能時間を譲り渡したことに等しい。
(2)情報入力部206をマウスで構成する。円グラフの周辺または円グラフの各構成内訳の領域内に、押下可能なボタンを配置する。会議参加者は、ディスプレイ上のマウスポインタを移動し、支持を表明する相手に対応したボタンをクリックする。クリックしたボタンに対応した会議参加者に対して支持を表明したことになる。
第1に、無制限に支持入力が可能であるものとすると、結局のところ支持入力合戦のような状態が発生しかねず、会議進行の円滑の観点からは好ましくない。
第2に、支持者と被支持者が明確になり、会議の雰囲気やキーパーソンの存在を意識することができる。即ち、円グラフの面積が減った参加者が支持者であり、増えた参加者が被支持者である。これにより、会議の流れが参加者にとって分かりやすく、会議進行の円滑に資する。
実施の形態1〜2では、遠隔会議の進行中に遠隔会議システムを使用する例を説明したが、本発明の実施の形態3では、会議の終了後に遠隔会議システムが蓄積しているデータを活用する例について説明する。
図7において、図1の構成に加えて、新たに会議データ蓄積部701が追加されている。その他の構成は図1と同様であるため、説明を省略する。
会議データ蓄積部701は、制御部101より仮想空間データと発話音声データを受け取り、両者を関連付けて蓄積する。会議データ蓄積部701は、HDDのような書き込み可能な記憶装置で構成することができる。
会議データ閲覧端末800は、クライアント端末200と同様にディスプレイを備え、クライアント端末200が表示するものと同様に仮想空間データを画面表示する機能を備える。図8は、図3と同様に円グラフをスポットライト表示した画面イメージ例である。
また、会議データ蓄積部701に仮想空間データと関連付けて蓄積された発話音声データを読み込み、仮想空間データの画面表示に同期して音声出力する。
これにより、会議進行に伴う各会議参加者の発話音声と、そのときの会議の状況を表した仮想空間データとが同期表示され、会議をリードしているのが誰であるか、といった会議の進行状況を、会議終了後に分析することができる。
操作ボタン801は、仮想空間データと発話音声データの再生、一時停止、停止などの操作を支持するための操作部である。
スライドバー802は、会議全体時間に占める現在の再生位置を表示するとともに、バーのドラッグにより再生位置を進めたり戻したりするための操作部である。
時間表示部803は、会議全体時間における現在の再生位置を数値で示す表示部である。図8の例では、会議全体時間が15:00であるのに対し、現在の再生時刻は03:42であることを表示している。
以上の表示部、操作部により、会議データ閲覧端末800は、会議データ蓄積部701に蓄積されている仮想空間データと発話音声データを再生するプレイヤーの役割を果たすことができる。
図4のステップS401〜S409と同様であるため、説明を省略する。
(S910)
制御部101は、ステップS909で作成したマージ音声データと、ステップS907で更新した仮想空間データとを、遠隔会議開始からの経過時間と対応付けて、会議データ蓄積部701に格納する。
(S911)〜(S912)
図4のステップS410〜S411と同様であるため、説明を省略する。
発話音声データは会議の内容そのものであるため、全て蓄積する必要があるが、仮想空間データは会議の進行状況を把握するための指標として用いるため、サンプリングしたデータでも十分に役割を果たすことができる。
会議データ閲覧端末800とサーバ100の接続は、ネットワーク300を介して行ってもよいし、サーバ100の接続端子等に直結してもよい。
例えば、「AさんとBさんが会議で中心的に発言していたときの様子を再生する」といったあいまいな検索要求に対しても、円グラフのAさんの面積とBさんの面積が大きくなっている時間帯を視覚的に探すことで対応できる。
以上の実施の形態1〜3において、音声会議を行うための遠隔会議システムについて説明したが、音声に加えて映像を送受信するように構成してもよい。
この場合は、クライアント端末200は、会議参加者の映像を入力するために必要な撮像手段や映像処理部を適宜備える。また、サーバ100は、発話音声データに加えて映像データを処理ないし蓄積する。
Claims (13)
- 遠隔会議の進行を制御するサーバと、
会議参加者の音声を前記サーバに送信する1ないし複数のクライアント端末と、
を有し、
前記サーバは、
前記クライアント端末に対しあらかじめ定めた順序で発話権限を与え、
前記クライアント端末は、
発話権限が与えられた際に限り、当該クライアント端末を使用する会議参加者の音声を前記サーバに送信する
遠隔会議システムであって、
前記サーバは、
各前記クライアント端末の発話順序および現在発話権限を与えられている前記クライアント端末の識別子を各前記クライアント端末に送信し、
前記順序に従って前記クライアント端末に発話権限を与える際に、
そのクライアント端末の前または後に発話権限を与えられる他のクライアント端末のうち一定の範囲内にあるものを選択し、同時に発話権限を与え、
前記クライアント端末は、
遠隔会議の進行状況を表示するディスプレイを備え、
前記サーバより受け取った、各前記クライアント端末の発話順序および現在発話権限を与えられている前記クライアント端末の識別子を、前記ディスプレイに表示する
ことを特徴とする遠隔会議システム。 - 遠隔会議の進行を制御するサーバと、
会議参加者の音声を前記サーバに送信する1ないし複数のクライアント端末と、
を有し、
前記サーバは、
前記クライアント端末に対しあらかじめ定めた順序で発話権限を与え、
前記クライアント端末は、
発話権限が与えられた際に限り、当該クライアント端末を使用する会議参加者の音声を前記サーバに送信する
遠隔会議システムであって、
前記サーバは、
各前記クライアント端末の発話順序および現在発話権限を与えられている前記クライアント端末の識別子を各前記クライアント端末に送信し、
前記順序に従って前記クライアント端末に主話者としての発話権限を与えるとともに、他のクライアント端末にも同時に発話権限を与え、
当該他のクライアント端末の発話音量を、主話者としての発話権限を与えられる前記クライアント端末よりも小さく設定し、
前記クライアント端末は、
遠隔会議の進行状況を表示するディスプレイを備え、
前記サーバより受け取った、各前記クライアント端末の発話順序および現在発話権限を与えられている前記クライアント端末の識別子を、前記ディスプレイに表示する
ことを特徴とする遠隔会議システム。 - 前記サーバは、
前記他のクライアント端末の発話音量を設定する際に、
前記順序における前記主話者からの距離に応じて当該他のクライアント端末の音量をより小さく設定する
ことを特徴とする請求項2に記載の遠隔会議システム。 - 前記サーバは、
前記クライアント端末に発話権限を与えるとともに発話可能時間を割り当て、
そのクライアント端末が前記発話可能時間を消化すると発話順序を次のクライアント端末に切り替える
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遠隔会議システム。 - 前記クライアント端末は、
前記発話順序を表示する仮想物体を前記ディスプレイ上に表示し、
その仮想物体の位置で前記発話順序を表し、
面積または体積の大小で前記発話可能時間を表す
ことを特徴とする請求項4に記載の遠隔会議システム。 - 前記クライアント端末は、
前記仮想物体として、
前記発話順序を表示する円グラフを前記ディスプレイ上に表示し、
その円グラフの回転位置で前記発話順序を表し、
円グラフの構成内訳の面積の大小で前記発話可能時間を表す
ことを特徴とする請求項5に記載の遠隔会議システム。 - 前記クライアント端末は、
前記円グラフを前記ディスプレイ上に表示するとともに、
その円グラフの構成内訳のうち現在発話権限を与えられている前記クライアント端末に相当する部分をスポットライト表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の遠隔会議システム。 - 前記クライアント端末は、
前記仮想物体の位置の切替速度または切替方向の変更を指示する入力手段を備え、
その入力内容を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
その入力内容に基づき、各前記クライアント端末の発話順序の切替速度または切替方向を変更し、
前記クライアント端末は、
変更後の発話順序の切替速度または切替方向に基づき前記仮想物体を前記ディスプレイ上に表示する
ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の遠隔会議システム。 - 前記クライアント端末は、
他のクライアント端末の発話内容を支持する旨を入力する支持入力手段を備え、
その入力内容を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記クライアント端末が送信した前記支持入力手段の入力内容を受け取り、
その入力内容に基づき、支持を受けたクライアント端末の発話可能時間を増加させるとともに、支持を入力したクライアント端末の発話可能時間を同量減少させる
ことを特徴とする請求項4ないし請求項8のいずれかに記載の遠隔会議システム。 - 前記サーバは、
遠隔会議進行中の会議参加者の音声を格納する記憶手段を備え、
各会議参加者の音声と会議の進行時間を対応付けて前記記憶手段に格納する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の遠隔会議システム。 - 前記サーバは、
各会議参加者の音声を前記記憶手段に格納する際に、
その時点における各前記クライアント端末の発話可能時間と発話順序を、各会議参加者の音声と対応付けて前記記憶手段に格納する
ことを特徴とする請求項10に記載の遠隔会議システム。 - 前記記憶手段に格納されている各会議参加者の音声と会議の進行時間を同期表示する閲覧端末を備えた
ことを特徴とする請求項10に記載の遠隔会議システム。 - 前記記憶手段に格納されている各前記クライアント端末の発話可能時間と発話順序を各会議参加者の音声とともに同期表示する閲覧端末を備えた
ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の遠隔会議システム。
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