JP4983100B2 - データ差異解消プログラムおよびデータ差異解消装置 - Google Patents
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Description
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るデータ差異解消装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成を示す図である。
次に、図2〜図4を用いて、図1に示したデータ差異解消装置10の構成を説明する。図2は、データ差異解消装置10の構成を示すブロック図であり、図3は、実施例1に係るデータ差異解消装置10により抽出されて差異が解消されるデータの例を示す図であり、図4は、実施例1に係るデータベース差異解消装置による作成される差異解消データの例を示す図である。図2に示すように、このデータ差異解消装置10は、通信制御IF部11と、記憶部12と、制御部13とから構成される。
次に、図5を用いて、実施例1に係るデータ差異解消装置による処理を説明する。図5は、実施例1に係るデータ差異解消装置による差異解消処理の流れを示すフローチャートである。
このように、実施例1によれば、複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換し、格納形式が変換された各データベースのデータから、データベースの差異を解消する差異解消データを作成し、作成された差異解消データを複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換し、変換された差異解消データを、複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するので、例えば、データベースA21とデータベースB23とがそれぞれ異なるシステムで利用されるために、同じ内容ではあるものの、文字コードなどの格納形式が異なる場合でも、データベースの差異を解消する結果、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理するデータベース管理装置A20とデータベース管理装置B22との間において発生した差異を解消することが可能である。また、データベースを管理する装置とは別装置でデータベースの差異解消を実施することができる結果、それぞれのデータベース管理装置で差異解消を実行する場合に比べて、データベース管理装置の処理負荷を軽減することが可能である。さらに、データベース管理装置A20とデータベース管理装置B22とがそれぞれデータの差異を検出する機能を有しない装置であっても、同じデータを管理するデータベース管理装置A20とデータベース管理装置B22との間において発生した差異を解消することが可能である。
まず最初に、図6〜図10を用いて、実施例2に係るデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成について説明する。図6は、実施例2に係るデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成を示す図であり、図7は、比較定義書の例を示す図であり、図8は、実施例2に係るデータ差異解消装置10により抽出されるデータの例を示す図であり、図9は、実施例2に係るデータ差異解消装置により差異が解消されるデータの例を示す図であり、図10は、実施例2に係るデータ差異解消装置により抽出されたデータの比較結果を示す図である。
次に、図11を用いて、実施例2に係るデータ差異解消装置による処理を説明する。図11は、実施例2に係るデータ差異解消装置による差異解消処理の流れを示すフローチャートである。
このように、実施例2によれば、複数のデータベース管理装置間(例えば、データベース管理装置A63とデータベース管理装置B65)で優先するデータを示す優先ポリシーおよび/または複数のデータベース管理装置間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成するので、例えば、データベースAとデータベースBの差異を解消する場合、一行目はデータベースAを優先し、二行目はデータベースBを優先するなど異なるデータベースにまたがって優先するデータを選択することができる結果、データベース全体を優先する場合に比べて、より細かく優先するデータを設定することが可能である。
例えば、実施例1と2では、2つのデータベース管理装置からデータを抽出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、3つや5つなど複数のデータベース管理装置からデータを抽出してもよく、抽出するデータベースの数に制限は設けていない。
また、実施例1では、文字コードが異なる場合について説明し、実施例2では、データベースの列数が異なる場合についてそれぞれ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、文字コードと列数の両方が異なる場合や行数が異なる場合など想定されるあらゆる格納形式に対応することが可能である。
また、実施例1および2では、データベース管理装置とは異なる別のデータ差異解消装置を用いた場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、別のデータ差異解消装置を用意する必要はなく、いずれかのデータベース管理装置と併用してもよい。
また、実施例1〜2において説明した文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3、4、8〜9に示した各種データベースの構成例、図7に示した比較定義書の規定例や図10のデータ比較結果など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。
前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換する格納形式変換手順と、
前記格納形式変換手順により格納形式が変換された各データベースのデータから、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手順と、
前記差異解消データ作成手順により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手順と、
前記格納形式再変換手順により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ差異解消プログラム。
前記差異解消データ作成手順は、前記設定受付手順により受け付けられた優先ポリシーおよび/または比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のデータ差異解消プログラム。
前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換する格納形式変換手段と、
前記格納形式変換手段により格納形式が変換された各データベースのデータから、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手段と、
前記差異解消データ作成手段により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手段と、
前記格納形式再変換手段により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手段と、
を備えたことを特徴とするデータ差異解消装置。
前記差異解消データ作成手段は、前記設定受付手段により受け付けられた優先ポリシーおよび/または比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載のデータ差異解消装置。
11 通信制御IF部
12 記憶部
13 制御部
13a 格納形式変換部
13b 差異解消データ作成部
13c 格納形式再変換部
13d データベース反映部
20 データベース管理装置A
21 データベースA
22 データベース管理装置B
23 データベースB
60 データ差異解消装置
61 比較定義書
62a 格納形式変換部
62b 差異解消データ作成部
62c 格納形式再変換部
62d データベース反映部
63 データベース管理装置A
64 データベースA
65 データベース管理装置B
66 データベースB
Claims (4)
- 列の数が異なる複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消する方法をコンピュータに実行させるデータ差異解消プログラムであって、
前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定め
た共通の格納形式に変換する格納形式変換手順と、
前記格納形式変換手順により格納形式が変換された各データベースのデータについて、前記複数のデータベース管理装置間における列の対応関係を示す比較定義書にしたがって対応するデータを特定し、前記複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーにしたがって優先するデータを特定して、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手順と、
前記差異解消データ作成手順により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手順と、
前記格納形式再変換手順により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ差異解消プログラム。 - 前記格納形式変換手順は、前記複数のデータベース管理装置間で文字コードが異なる場合に、前記抽出したデータを共通の文字コードからなる格納形式に変換することを特徴とする請求項1に記載のデータ差異解消プログラム。
- 前記優先ポリシーおよび/または比較定義書の規定内容について、利用者の設定を受け付ける設定受付手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記差異解消データ作成手順は、前記設定受付手順により受け付けられた優先ポリシーおよび/または比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ差異解消プログラム。 - 列の数が異なるデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消するデータ差異解消装置であって、
前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定め
た共通の格納形式に変換する格納形式変換手段と、
前記格納形式変換手段により格納形式が変換された各データベースのデータについて、前記複数のデータベース管理装置間における列の対応関係を示す比較定義書にしたがって対応するデータを特定し、前記複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーにしたがって優先するデータを特定して、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手段と、
前記差異解消データ作成手段により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手段と、
前記格納形式再変換手段により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手段と、
を備えたことを特徴とするデータ差異解消装置。
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