JP4983100B2 - データ差異解消プログラムおよびデータ差異解消装置 - Google Patents

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Description

この発明は、同じ内容のデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消することをコンピュータに実行させるデータ差異解消プログラムおよびデータ差異解消装置に関する。
従来より、大容量化するデータベースの安全性や信頼性を高めるために、二つのデータベース管理装置(例えば、マスタ管理装置とレプリカ管理装置など)で同じデータを管理する方法がある。そして、これら二つのデータベース管理装置間で同じ格納形式(例えば、文字コードや列数など)でデータを管理する場合や、異なるシステムで使用するために、異なる格納形式を用いて管理する場合がある。
このように、二つの異なるデータベース管理装置で同じデータを管理する場合、個々の装置でそれぞれにデータの更新などを行ったりして、元々は同じデータであったにも関わらず、データに差異が発生する。そこで、このような二つの異なるデータベース管理装置で同じデータを管理する場合に、装置間のデータベースで発生した差異を解消する技術が開示されている。
例えば、特許文献1(特開平7−28684号公報)では、別々の装置で管理される両データベースの差分を取り、もとのデータベースの変更部分を両方に反映することで、二つのデータベース管理装置間で発生した差異を解消する技術が開示されている。
図13を用いて具体的に説明すると、例えば、2列2行からなるマスタデータ(複写元)からデータを複写してレプリカデータ(複写先)を作成し、別のデータベース管理装置で管理する(図13の(1))。そして、それぞれデータベース管理装置にて、データの更新が発生し、マスタ側では(列、行)として(B、R1)が「50」から「20」に更新され、(B、R2)が「300」から「230」に更新され、レプリカ側では(A、R2)が「200」から「150」に更新され、(B、R1)が「50」から「80」に更新される(図13の(2))。ここで、それぞれの装置が別々に更新されているため、更新された場所で差異が発生することとなる。
この発生した差異を解消する場合に、まず、レプリカ側で更新されたデータを優先し、(A、R2)=「150」と(B、R1)=「80」をマスタ側に反映する(図13の(3))。次に、マスタ側で発生した(B、R2)=「230」をレプリカ側に反映する(図13の(4))。ここで、マスタ側の(B、R1)は、レプリカ側を優先してマスタ側に反映することで、すでにレプリカ側と同じデータになっている。
このように、レプリカ側で更新されたデータをマスタ側に更新した後、マスタ側で更新されたデータをレプリカ側に反映することでマスタデータ(複写元)とレプリカデータ(複写先)とのデータ差異を解消している。
特開平7−28684号公報
ところで、上記した従来の技術では、同じ格納形式でデータを管理している場合のみ、データの差異を解消することができ、異なる格納形式でデータを管理している場合は、発生したデータの差異を解消できないという課題があった。具体的には、データベースAが文字コード「EBCDIC」であり、データベースBの文字コードが「シフトJIS」である場合、上記で説明した技術を用いて、データベースAのデータをデータベースBにコピーすると、文字コードが違うため不具合が起こり、データの差異を解消できない。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理する複数のデータベース管理装置間において発生した差異を解消することが可能であるデータベース差異解消装置およびデータベース差異解消プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、同じ内容のデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消することをコンピュータに実行させるデータ差異解消プログラムであって、前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換する格納形式変換手順と、前記格納形式変換手順により格納形式が変換された各データベースのデータから、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手順と、前記差異解消データ作成手順により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手順と、前記格納形式再変換手順により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記格納形式変換手順は、前記複数のデータベース管理装置間で文字コードおよび/または列の数が異なる場合に、前記抽出したデータを共通の文字コードおよび/または列の数からなる格納形式に変換することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記差異解消データ作成手順は、前記複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーおよび/または前記複数のデータベース管理装置間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記優先ポリシーおよび/または比較定義書の規定内容について、利用者の設定を受け付ける設定受付手順をさらに備え、前記差異解消データ作成手順は、前記設定受付手順により受け付けられた優先ポリシーおよび/または比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、同じ内容のデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消するデータ差異解消装置であって、前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換する格納形式変換手段と、前記格納形式変換手段により格納形式が変換された各データベースのデータから、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手段と、前記差異解消データ作成手段により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手段と、前記格納形式再変換手段により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手段と、を備えたことを特徴とする。
発明によれば、複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換し、格納形式が変換された各データベースのデータから、データベースの差異を解消する差異解消データを作成し、作成された差異解消データを複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換し、変換された差異解消データを、複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するので、例えば、マスタデータベースとレプリカデータベースとがそれぞれ異なるシステムで利用されるために、同じ内容ではあるものの、文字コードなどの格納形式が異なる場合でも、共通の格納形式に変換してデータベースの差異を解消する結果、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理する複数のデータベース管理装置間において発生した差異を解消することが可能である。また、データベースを管理する装置とは別装置でデータベースの差異解消を実施することができる結果、それぞれのデータベース管理装置で差異解消を実行する場合に比べて、データベース管理装置の処理負荷を軽減することが可能である。さらに、データベース管理装置がデータの差異を検出する機能を有しない装置であっても、同じデータを管理する複数のデータベース管理装置間において発生した差異を解消することが可能である。
また、発明によれば、複数のデータベース管理装置間で文字コードおよび/または列の数が異なる場合に、抽出したデータを共通の文字コードおよび/または列の数からなる格納形式に変換するので、例えば、装置によって管理するデータベースの文字コードが様々存在する場合や列の数が違う場合でも、共通の文字コードや列の数に変換してデータベースの差異を解消する結果、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理する複数のデータベース管理装置間において発生した差異を解消することが可能である。
また、発明によれば、複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーおよび/または前記複数のデータベース管理装置間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成するので、例えば、データベースAとデータベースBの差異を解消する場合、一行目はデータベースAを優先し、二行目はデータベースBを優先するなど異なるデータベースにまたがって優先するデータを選択することができる結果、データベース全体を優先する場合に比べて、より細かく優先するデータを設定することが可能である。
また、発明によれば、優先ポリシーおよび/または比較定義書の規定内容について、利用者の設定を受け付ける設定受付手順をさらに備え、受け付けられた優先ポリシーおよび/または比較定義書に基づいて、抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成するので、差異を解消する差異解消データベースを作成する際に、利用者により優先するデータを指示することができる結果、状況に応じて容易に優先するデータを変更することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るデータ差異解消プログラムおよびデータ差異解消装置の実施例を詳細に説明する。
以下の実施例1では、本発明に係るデータベース差異解消装置を実行するデータ差異解消装置の概要および特徴、データベース差異解消装置の構成および処理の流れ、実施例1による効果等を順に説明する。
[データベース差異解消装置の概要および特徴]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るデータ差異解消装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成を示す図である。
同図に示すように、実施例1に係るデータ差異解消装置10は、文字コードが異なる同じ内容のデータを管理するデータベース管理装置A20とデータベース管理装置B22とに接続されている。例えば、データベース管理装置A20は、文字コードが「EBCDIC」のデータベースA21を管理し、データベース管理装置B22は、文字コードが「シフトJIS」のデータベースB23を管理している。また、データベースA21とデータベースB23には、同じ内容のデータが格納されている。なお、それぞれのデータベース管理装置は、それぞれでデータ更新などの管理を行っている。
具体的に例を挙げれば、データベース管理装置A20のデータベースA21は、文字コードが「EBCDIC」のデータである「ABC(0xC1C2C3)、123(0xF1F2F3)、123(0x012F3)」を記憶しており、データベース管理装置B22のデータベースB23は、文字コードが「シフトJIS」のデータである「ABC(0x414243)、123(0x7B)、123(0x7B)」を記憶している。そして、それぞれの装置でデータの更新が行われて、データベースA21が「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」と更新され、データベースB23が「abc(0x616263)、222(0xDE)、222(0xDE)」と更新される。なお、かっこ内は格納時のバイナリデータを示している。
このような構成のもと、データ差異解消装置10は、同じ内容のデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消することを概要とするものであり、特に、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理する複数のデータベース管理装置間において発生した差異を解消することが可能である点に主たる特徴がある。
この主たる特徴を具体的に説明すると、利用者などからのデータ差異解消指示などを受け付けると、データ差異解消装置10は、複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた格納形式に変換する。具体的に例を挙げると、データベース管理装置A20から「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」を抽出し(図1の(1))、文字コードが「シフトJIS」のデータ「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」に変換する(図1の(2))。また、文字コードが同じ「シフトJIS」であるデータベース管理装置B22から「abc(0x616263)、222(0xDE)、222(0xDE)」を抽出する(図1の(1))。
そして、データ差異解消装置10は、格納形式が変換された各データベースのデータから、データベースの差異を解消する差異解消データを作成する。具体的に例を挙げると、データ差異解消装置10は、格納形式が変換された各データベースのデータを比較して差異が検出されると、データベース管理装置A20のデータ(更新されたデータ)と、データベース管理装置B22の文字コード「シフトJIS」とを採用して差異解消データ「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」を作成する(図1の(3))。
続いて、データ差異解消装置10は、作成された差異解消データを複数のデータベースそれぞれに対応した格納形式に変換する。具体的に例を挙げれば、データ差異解消装置10は、作成した文字コードが「シフトJIS」の差異解消データ「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」をデータベースA21の文字コード「EBCDIC」に対応した「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」に変換し(図1の(4))、一方、データベースB23側は、差異解消データと同じ文字コード(シフトJIS)なので、変換処理は行わず、差異解消データ「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」を使用する(図1の(4))。
そして、データ差異解消装置10は、変換された差異解消データを、複数のデータベース管理装置の各データベースに反映する。具体的に例を挙げれば、データ差異解消装置10は、変換した「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」をデータベース管理装置A20のデータベースA21に反映し(図1の(5))、「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」をデータベース管理装置B22のデータベースB23に反映する(図1の(5))。
このように、例えば、データベースA21とデータベースB23とがそれぞれ異なるシステムで利用されるために、同じ内容ではあるものの、文字コードなどの格納形式が異なる場合でも、データベースの差異を解消することができる結果、上記した主たる特徴のごとく、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理する複数のデータベース管理装置間において発生した差異を解消することが可能である。
[データ差異解消装置の構成(実施例1)]
次に、図2〜図4を用いて、図1に示したデータ差異解消装置10の構成を説明する。図2は、データ差異解消装置10の構成を示すブロック図であり、図3は、実施例1に係るデータ差異解消装置10により抽出されて差異が解消されるデータの例を示す図であり、図4は、実施例1に係るデータベース差異解消装置による作成される差異解消データの例を示す図である。図2に示すように、このデータ差異解消装置10は、通信制御IF部11と、記憶部12と、制御部13とから構成される。
このうち、通信制御IF部11は、接続されるデータベース管理装置との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する手段であり、図1を用いて、具体的に例を挙げれば、データベース管理装置A20やデータベース管理装置B22との間でそれぞれに記憶されるデータベースA21やデータベースB23のデータを受信し、また、データ差異が解消されたデータ差異解消データをデータベース管理装置A20やデータベース管理装置B22に送信する。
記憶部12は、制御部13による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、具体的には、後述する格納形式変換部13aにより抽出され変換されたデータや差異解消データ作成部13bにより作成される差異解消データを記憶する手段である。また、格納形式変換部13aがデータを変換する際に使用する文字コードなども記憶する。さらに、複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーを記憶する。例えば、優先ポリシーは、データベース管理装置A20とデータベース管理装置B22との間で、データはデータベースA20を優先し、文字コードはデータベースB22を優先するなどが規定されている。
また、制御部13は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、格納形式変換部13aと、差異解消データ作成部13bと、格納形式再変換部13cと、データベース反映部13dとを備える。なお、格納形式変換部13aは、特許請求の範囲に記載の「格納形式変換手段」に対応し、同様に、差異解消データ作成部13bは、「差異解消データ作成手段」に対応し、格納形式再変換部13cは、「格納形式再変換手段」に対応し、データベース反映部13dは、「データベース反映手段」に対応する。
このうち、格納形式変換部13aは、複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換する手段であり、上記した例で具体的に説明すると、データベース管理装置A20のデータベースA21やデータベース管理装置B22のデータベースB23からそれぞれデータを抽出し変換して記憶部12に格納する。
例を挙げれば、図3の(1)に示すように、データベース管理装置A20のデータベースA21は、文字コードが「EBCDIC」であるデータを『文字を示す「P1」、外部十進数を示す「P2」、内部十進数を示す「P3」』として「ABC(0xC1C2C3)、123(0xF1F2F3)、123(0x012F3)」を記憶しており、データベース管理装置B22のデータベースB23は、文字コードが「シフトJIS」であるデータを『文字を示す「P1」、整数を示す「P2」、整数を示す「P3」』として「ABC(0x414243)、123(0x7B)、123(0x7B)」を記憶している。そして、それぞれの装置でデータの更新が行われて、図3の(2)に示すように、データベースA21が「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」と更新され、データベースB23が「abc(0x616263)、222(0xDE)、222(0xDE)」と更新される。
このような状態のもと、利用者などからのデータ差異解消指示などを受け付けると、データ差異解消装置10は、データベース管理装置A20のデータベースA21から「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」を抽出し、また、データベース管理装置B22のデータベースB23から「abc(0x616263)、222(0xDE)、222(0xDE)」を抽出して、それぞれを予め定めた文字コードである「シフトJIS」に変換する。
つまり、文字コードが「EBCDIC」であるデータベースA21の「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」を「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」に変換し、記憶部12に格納する。なお、データベース管理装置B22のデータベースB23は、文字コードが「シフトJIS」であるので、ここでは、そのまま記憶部12に格納される。
そして、差異解消データ作成部13bは、格納形式変換部13aにより格納形式が変換された各データベースのデータから、データベースの差異を解消する差異解消データを作成する手段であり、上記した例で具体的に説明すると、格納形式変換部13aにより格納形式が変換され記憶部12に格納されているデータである「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」と「abc(0x616263)、222(0xDE)、222(0xDE)」とを比較して、差異を検出すると、図4に示したように、差異解消データとして「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」を作成し記憶部12に格納する。ここで、差異解消データ作成部13bは、差異解消データの作成において、記憶部12に記憶される優先ポリシーに基づいて、データベースA21のデータ(「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」)を優先し、文字コードは、データベースB23の文字コード(シフトJIS)を優先して、差異解消データとして「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」を作成する。なお、この優先するデータや文字コードは任意により変更可能である。
そして、格納形式再変換部13cは、差異解消データ作成部13bにより作成された差異解消データを複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する手段である。上記した例で具体的に説明すると、図3の(3)に示したように、差異解消データ作成部13bにより作成された差異解消データ「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」を、データベース管理装置A20のデータベースA21の文字コード「EBCDIC」に対応した「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」に変換し、また、データベース管理装置B22のデータベースB23の文字コードが「シフトJIS」に対応した「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」に変換する。なお、この例では、データベース管理装置B22のデータベースB23の文字コード「シフトJIS」と作成された差異解消データの文字コード「シフトJIS」が同じであるため、必ずしも変換処理を行う必要はない。
また、データベース反映部13dは、格納形式再変換部13cにより変換された差異解消データを、複数のデータベース管理装置の各データベースに反映する手段である。上記した例で具体的に説明すると、格納形式再変換部13cにより変換された「XYZ(0xE7E8E9)、111(0xF1F1F1)、111(0x011F1)」をデータベースA21に格納し、また、「XYZ(0x58595A)、111(0x6F)、111(0x6F)」をデータベースB23に格納する。
[データ差異解消装置による処理(実施例1)]
次に、図5を用いて、実施例1に係るデータ差異解消装置による処理を説明する。図5は、実施例1に係るデータ差異解消装置による差異解消処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、利用者の指示操作や一定時間ごと自動的に差異解消開始指示がされると(ステップS501肯定)、データ差異解消装置10の格納形式変換部13aは、複数のデータベース管理装置からデータを抽出し(ステップS502)、当該抽出したデータを予め定めた格納形式に変換する(ステップS503)。
そして、差異解消データ作成部13bは、格納形式変換部13aにより格納形式が変換された各データベースのデータを比較し、差異が検出されると、データベースの差異を解消する差異解消データを作成する(ステップS504)。なお、格納形式が変換された各データベースのデータを比較し、差異が検出されない場合、差異解消データ作成部13bは、差異解消処理を終了する。
続いて、格納形式再変換部13cは、差異解消データ作成部13bにより作成された差異解消データを複数のデータベースそれぞれに対応した格納形式に変換する(ステップS505)。
そして、データベース反映部13dは、格納形式再変換部13cにより変換された差異解消データを、複数のデータベース管理装置の各データベースに反映する(ステップS506)。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換し、格納形式が変換された各データベースのデータから、データベースの差異を解消する差異解消データを作成し、作成された差異解消データを複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換し、変換された差異解消データを、複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するので、例えば、データベースA21とデータベースB23とがそれぞれ異なるシステムで利用されるために、同じ内容ではあるものの、文字コードなどの格納形式が異なる場合でも、データベースの差異を解消する結果、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理するデータベース管理装置A20とデータベース管理装置B22との間において発生した差異を解消することが可能である。また、データベースを管理する装置とは別装置でデータベースの差異解消を実施することができる結果、それぞれのデータベース管理装置で差異解消を実行する場合に比べて、データベース管理装置の処理負荷を軽減することが可能である。さらに、データベース管理装置A20とデータベース管理装置B22とがそれぞれデータの差異を検出する機能を有しない装置であっても、同じデータを管理するデータベース管理装置A20とデータベース管理装置B22との間において発生した差異を解消することが可能である。
また、実施例1によれば、複数のデータベース管理装置間で文字コードおよび/または列の数が異なる場合に、抽出したデータを共通の文字コードおよび/または列の数からなる格納形式に変換するので、例えば、装置によって管理するデータベースの文字コードが様々存在する場合や列の数が違う場合でも、共通の文字コードや列の数に変換してデータベースの差異を解消する結果、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理するデータベース管理装置A20とデータベース管理装置B22との間において発生した差異を解消することが可能である。
ところで、上記した実施例1では、それぞれのデータベース管理装置が文字コードが異なるデータを管理している場合のデータ差異解消処理を行うについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、それぞれのデータベース管理装置の列数が異なるデータを管理している場合にデータ差異解消処理を行ってもよい。
そこで、以下では、それぞれのデータベース管理装置の列数が異なるデータを管理している場合にデータ差異解消処理を行う場合について説明する。なお、以下の実施例2では、本発明に係るデータ差異解消装置を実行するデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成および処理の流れ、実施例2による効果等を順に説明する。
[データ差異解消装置を含むシステムの全体構成(実施例2)]
まず最初に、図6〜図10を用いて、実施例2に係るデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成について説明する。図6は、実施例2に係るデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成を示す図であり、図7は、比較定義書の例を示す図であり、図8は、実施例2に係るデータ差異解消装置10により抽出されるデータの例を示す図であり、図9は、実施例2に係るデータ差異解消装置により差異が解消されるデータの例を示す図であり、図10は、実施例2に係るデータ差異解消装置により抽出されたデータの比較結果を示す図である。
図6に示すように、実施例2に係るデータ差異解消装置60は、文字コードとデータベースの列数が異なるデータを管理するデータベース管理装置A63とデータベース管理装置B65とに接続されている。そして、データベース管理装置A63は、「3行3列」のデータベースA64を管理し、データベース管理装置B65は、「3行2列」のデータベースB66を管理している。また、データ差異解消装置60は、データを複数のデータベース管理装置間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書を記憶している。なお、それぞれのデータベース管理装置は、それぞれでデータ更新などの管理を行っている。
具体的に例を挙げれば、データベース管理装置A63のデータベースA64は、図8の(1)に示したように、「A、M1」=「100」、「B、M2」=「210」、「C、M3」=「320」など「3行、3列」の9つのデータを記憶しており、同様に、データベース管理装置B65のデータベースB66は、「A、R1」=「100」、「B、R2」=「210」「3行、2列」の6つのデータを記憶している。なお、データベースA64の「A、M1」と「A、M2」と「B、M1」と「B、M2」と「C、M1」と「C、M2」と、データベースB66の「A、R1」と「A、R2」と「B、R1」と「B、R2」とは、同じデータである。
また、データ差異解消装置60は、比較定義書として図7に示したように、データベースA64とデータベースB66の列の対応表を記憶する。つまり、データベースA64の「M1」はデータベースB66の「R1」と対応し、データベースA64の「M2」はデータベースB66の「R2」と対応する。
このような構成のもと、図8の(2)に示したように、データベースA64の「A、M1」が「100」から「150」に、「B、M2」が「210」から「260」に、「C、M1」が「120」から「20」に更新され、データベースB66の「A、R2」が「200」から「250」に、「B、R1」が「110」から「160」に、「C、R1」が「120」から「100」に更新される。
そして、利用者などからのデータ差異解消指示などを受け付けると、データ差異解消装置60は、複数のデータベース管理装置からデータを抽出する。上記した例で具体的に説明すると、図9の(1)に示したように、データベース管理装置A63のデータベースA64から「A、M1」=「100」、「B、M2」=「210」、「C、M3」=「320」など「3行、3列」の9つのデータを抽出し、また、データベース管理装置B65のデータベースB66から「A、R1」=「100」、「B、R2」=「210」「3行、2列」の6つのデータを抽出する。
続いて、データ差異解消装置60は、複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーおよび複数のデータベース管理装置間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成する。上記した例で具体的に説明すると、データ差異解消装置60は、データベースA64とデータベースB66との間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成するが、ここでは、比較定義書には、データの対応表しか規定していないため、どちらのデータを優先するか示す優先ポリシーを利用者から受け付ける。
つまり、図10に示すように、データ差異解消装置60は、比較定義書に基づいて、データベースA64とデータベースB66との間において比較した結果を表示し、利用者により優先するデータを設定させる。図10では、利用者により「※」印のついているデータが優先すると設定されたデータである。具体的には、「A行」はデータベースA64を優先し、「B行」がデータベースB66を優先する。なお、無印(C行)は、データベースA64を優先するものとする。
続いて、データ差異解消装置60は、作成された差異解消データを複数のデータベースそれぞれに対応した格納形式に変換する。上記した例で具体的に説明すると、図9の(2)に示したように、データ差異解消装置60は、比較定義書と利用者の設定により、データベースA64の「A行」は「150、200、300」、「B行」は「160、210、310」、「C行」は「20、220、320」と変換され、同様に、データベースB66の「A行」は「100、250」、「B行」は「160、210」、「C行」は「20、220」に変換される。
そして、データ差異解消装置60は、変換された差異解消データを、複数のデータベース管理装置の各データベースに反映する。上記した例で具体的に説明すると、データ差異解消装置60は、データベースA64の「A行」は「150、200、300」、「B行」は「160、210、310」、「C行」は「20、220、320」をデータベースA64に反映し、同様に、データベースB66の「A行」は「100、250」、「B行」は「160、210」、「C行」は「20、220」をデータベースB66に反映する。
このように、例えば、データベースA64とデータベースB66の差異を解消する場合、一行目はデータベースAを優先し、二行目はデータベースBを優先するなど異なるデータベースにまたがって優先するデータを選択することができる結果、データベース全体を優先する場合に比べて、より細かく優先するデータを設定することが可能である。
また、差異を解消する差異解消データを作成する際に、利用者により優先するデータを指示することができる結果、状況に応じて容易に優先するデータを変更することが可能である。
[データ差異解消装置による処理(実施例2)]
次に、図11を用いて、実施例2に係るデータ差異解消装置による処理を説明する。図11は、実施例2に係るデータ差異解消装置による差異解消処理の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、利用者の指示操作や一定時間後に差異解消開始指示がされると(ステップS1101肯定)、データ差異解消装置60は、複数のデータベース管理装置(例えば、データベース管理装置A63とデータベース管理装置B65)からデータを抽出し(ステップS1102)、当該抽出したデータを予め定めた格納形式に変換する(ステップS1103)。
続いて、データ差異解消装置60は、比較定義書を読み込み(ステップS1104)、複数のデータベース管理装置間(例えば、データベース管理装置A63とデータベース管理装置B65)で優先するデータを示す優先ポリシーおよび複数のデータベース管理装置間(例えば、データベース管理装置A63とデータベース管理装置B65)でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成する(ステップS1105)。
その後、データ差異解消装置60は、比較定義書に基づいて、それぞれのデータベース(例えば、データベースA64とデータベースB66)間において比較した結果を表示し、利用者により優先するデータを設定させる(ステップS1106)。
そして、データ差異解消装置60は、作成された差異解消データを複数のデータベースそれぞれに対応した格納形式に変換し(ステップS1107)、変換された差異解消データを、複数のデータベース管理装置の各データベース(例えば、データベースA64とデータベースB66)に反映する(ステップS1108)。
[実施例2による効果]
このように、実施例2によれば、複数のデータベース管理装置間(例えば、データベース管理装置A63とデータベース管理装置B65)で優先するデータを示す優先ポリシーおよび/または複数のデータベース管理装置間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成するので、例えば、データベースAとデータベースBの差異を解消する場合、一行目はデータベースAを優先し、二行目はデータベースBを優先するなど異なるデータベースにまたがって優先するデータを選択することができる結果、データベース全体を優先する場合に比べて、より細かく優先するデータを設定することが可能である。
また、実施例2によれば、比較定義書の規定内容について、利用者の設定を受け付け、受け付けられた優先ポリシーおよび比較定義書に基づいて、抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成するので、差異を解消する差異解消データを作成する際に、利用者により優先するデータを指示することができる結果、状況に応じて容易に優先するデータを変更することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例3として、本発明に含まれる他の実施例について説明する。
(1)抽出するデータベースの数
例えば、実施例1と2では、2つのデータベース管理装置からデータを抽出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、3つや5つなど複数のデータベース管理装置からデータを抽出してもよく、抽出するデータベースの数に制限は設けていない。
(2)様々な格納形式に対応
また、実施例1では、文字コードが異なる場合について説明し、実施例2では、データベースの列数が異なる場合についてそれぞれ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、文字コードと列数の両方が異なる場合や行数が異なる場合など想定されるあらゆる格納形式に対応することが可能である。
(3)データベース管理装置への適用
また、実施例1および2では、データベース管理装置とは異なる別のデータ差異解消装置を用いた場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、別のデータ差異解消装置を用意する必要はなく、いずれかのデータベース管理装置と併用してもよい。
(4)システム構成等
また、実施例1〜2において説明した文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3、4、8〜9に示した各種データベースの構成例、図7に示した比較定義書の規定例や図10のデータ比較結果など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図2に示したデータ差異解消装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、データ差異解消装置の分散・統合(例えば、格納形式変換部と差異解消データ作成部を統合するなど)の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(5)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。
図12は、データ差異解消プログラムを実行するコンピュータシステム120を示す図である。同図に示すように、コンピュータシステム120は、RAM121と、HDD122と、ROM123と、CPU124とから構成される。ここで、ROM123には、上の実施例と同様の機能を発揮するプログラム、つまり、図12に示すように、格納形式変換プログラム123a、差異解消データ作成プログラム123b、格納形式再変換プログラム123c、データベース反映プログラム123dがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU124には、これらのプログラム123a〜123dを読み出して実行することで、図12に示すように、格納形式変換プロセス124a、差異解消データ作成プロセス124b、格納形式再変換プロセス124c、データベース反映プロセス124dとなる。なお、格納形式変換プロセス124aは、図2に示した、格納形式変換部13aに対応し、同様に、差異解消データ作成プロセス124bは、差異解消データ作成部13bに対応し、格納形式再変換プロセス124cは、格納形式再変換部13cに対応し、データベース反映プロセス124dは、データベース反映部13dに対応する。
また、HDD122には、格納形式変換プロセス124aにより抽出され変換されたデータや差異解消データ作成プロセス124bにより作成される差異解消データを記憶する手段である。また、格納形式変換プロセス124aがデータを変換する際に使用する文字コードなども記憶する。
ところで、上記したプログラム123a〜123dは、必ずしもROM123に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータシステム120に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム120の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらに、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータシステム120に接続される「他のコンピュータシステム」に記憶させておき、コンピュータシステム120がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
すなわち、この他の実施例でいうプログラムは、上記した「可搬用の物理媒体」、「固定用の物理媒体」、「通信媒体」などの記録媒体に、コンピュータ読み取り可能に記録されるものであり、コンピュータシステム120は、このような記録媒体からプログラムを読み出して実行することで上記した実施例と同様の機能を実現する。なお、この他の実施例でいうプログラムは、コンピュータシステム120によって実行されることに限定されるものではなく、他のコンピュータシステムまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
(付記1)同じ内容のデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消する方法をコンピュータに実行させるデータ差異解消プログラムであって、
前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換する格納形式変換手順と、
前記格納形式変換手順により格納形式が変換された各データベースのデータから、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手順と、
前記差異解消データ作成手順により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手順と、
前記格納形式再変換手順により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ差異解消プログラム。
(付記2)前記格納形式変換手順は、前記複数のデータベース管理装置間で文字コードおよび/または列の数が異なる場合に、前記抽出したデータを共通の文字コードおよび/または列の数からなる格納形式に変換することをコンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載のデータ差異解消プログラム。
(付記3)前記差異解消データ作成手順は、前記複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーおよび/または前記複数のデータベース管理装置間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする付記1または2に記載のデータ差異解消プログラム。
(付記4)前記優先ポリシーおよび/または比較定義書の規定内容について、利用者の設定を受け付ける設定受付手順をさらに備え、
前記差異解消データ作成手順は、前記設定受付手順により受け付けられた優先ポリシーおよび/または比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のデータ差異解消プログラム。
(付記5)同じ内容のデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消するデータ差異解消装置であって、
前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定めた共通の格納形式に変換する格納形式変換手段と、
前記格納形式変換手段により格納形式が変換された各データベースのデータから、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手段と、
前記差異解消データ作成手段により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手段と、
前記格納形式再変換手段により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手段と、
を備えたことを特徴とするデータ差異解消装置。
(付記6)前記格納形式変換手段は、前記複数のデータベース管理装置間で文字コードおよび/または列の数が異なる場合に、前記抽出したデータを共通の文字コードおよび/または列の数からなる格納形式に変換することをコンピュータに実行させることを特徴とする付記5に記載のデータ差異解消装置。
(付記7)前記差異解消データ作成手段は、前記複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーおよび/または前記複数のデータベース管理装置間でそれぞれのデータの対応関係を示す比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする付記5または6に記載のデータ差異解消装置。
(付記8)前記優先ポリシーおよび/または比較定義書の規定内容について、利用者の設定を受け付ける設定受付手段をさらに備え、
前記差異解消データ作成手段は、前記設定受付手段により受け付けられた優先ポリシーおよび/または比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載のデータ差異解消装置。
以上のように、本発明に係るデータ差異解消プログラムおよびデータ差異解消装置は、同じ内容のデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消することに有用であり、特に、データの格納形式に依存することなく、同じデータを管理する複数のデータベース管理装置間において発生した差異を解消することに適する。
実施例1に係るデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成を示す図である。 実施例1に係るデータ差異解消装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るデータ差異解消装置により抽出され差異が解消されるデータの例を示す図である。 実施例1に係るデータベース差異解消装置による作成される差異解消データの例を示す図である。 実施例1に係るデータ差異解消装置による差異解消処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係るデータ差異解消装置を含むシステムの全体構成を示す図である。 比較定義書の例を示す図である。 実施例2に係るデータ差異解消装置により抽出されるデータの例を示す図である。 実施例2に係るデータ差異解消装置により差異が解消されるデータの例を示す図である。 実施例2に係るデータ差異解消装置により抽出されたデータの比較結果を示す図である。 実施例2に係るデータ差異解消装置による差異解消処理の流れを示すフローチャートである。 データ差異解消プログラムを実行するコンピュータシステムの例を示す図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
10 データ差異解消装置
11 通信制御IF部
12 記憶部
13 制御部
13a 格納形式変換部
13b 差異解消データ作成部
13c 格納形式再変換部
13d データベース反映部
20 データベース管理装置A
21 データベースA
22 データベース管理装置B
23 データベースB
60 データ差異解消装置
61 比較定義書
62a 格納形式変換部
62b 差異解消データ作成部
62c 格納形式再変換部
62d データベース反映部
63 データベース管理装置A
64 データベースA
65 データベース管理装置B
66 データベースB

Claims (4)

  1. 列の数が異なる複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消する方法をコンピュータに実行させるデータ差異解消プログラムであって、
    前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定め
    た共通の格納形式に変換する格納形式変換手順と、
    前記格納形式変換手順により格納形式が変換された各データベースのデータについて、前記複数のデータベース管理装置間における列の対応関係を示す比較定義書にしたがって対応するデータを特定し、前記複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーにしたがって優先するデータを特定して、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手順と、
    前記差異解消データ作成手順により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手順と、
    前記格納形式再変換手順により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ差異解消プログラム。
  2. 前記格納形式変換手順は、前記複数のデータベース管理装置間で文字コードが異なる場合に、前記抽出したデータを共通の文字コードからなる格納形式に変換することを特徴とする請求項1に記載のデータ差異解消プログラム。
  3. 前記優先ポリシーおよび/または比較定義書の規定内容について、利用者の設定を受け付ける設定受付手順をさらにコンピュータに実行させ
    前記差異解消データ作成手順は、前記設定受付手順により受け付けられた優先ポリシーおよび/または比較定義書に基づいて、前記抽出されたデータベースの差異を解消する差異解消データを作成することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ差異解消プログラム。
  4. 列の数が異なるデータベースを管理する複数のデータベース管理装置間で発生したデータの差異を解消するデータ差異解消装置であって、
    前記複数のデータベース管理装置からデータを抽出し、当該抽出したデータを予め定め
    た共通の格納形式に変換する格納形式変換手段と、
    前記格納形式変換手段により格納形式が変換された各データベースのデータについて前記複数のデータベース管理装置間における列の対応関係を示す比較定義書にしたがって対応するデータを特定し、前記複数のデータベース管理装置間で優先するデータを示す優先ポリシーにしたがって優先するデータを特定して、前記データベースの差異を解消する差異解消データを作成する差異解消データ作成手段と、
    前記差異解消データ作成手段により作成された前記差異解消データを前記複数のデータベースそれぞれに対応した元の格納形式に変換する格納形式再変換手段と、
    前記格納形式再変換手段により変換された前記差異解消データを、前記複数のデータベース管理装置の各データベースに反映するデータベース反映手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ差異解消装置。
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