JP5198149B2 - 情報処理装置、プログラム、及び保険商品約款生成方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、及び保険商品約款生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、保険商品の保障内容に合致した契約の定型的な処理を遂行するための契約条項である約款を生成する情報処理装置、プログラム、及び保険商品約款生成方法に係わり、特に、新たに開発、設計して販売される保険商品に関する保険約款を効率的に生成する情報処理装置、プログラム、及び保険商品約款生成方法に関する。
保険商品は、その保障内容を示す保険約款により規定される。したがって、保険商品の保障内容に関する構造は、保険約款の記述内容の構造と同様に考えることができる。保険約款は、保険商品ごとに作成することが法的に義務付けられている。通常保険約款の構造は、保険商品ごとに1つの普通保険約款(以下「主契約」という。)とその主契約の保障内容に追加され、またはそれを変更する複数の特別保険約款(以下「特約」という。)から構成される。契約者が保険商品について保険契約を締結する場合は、その保険商品の保険約款に規定されている主契約と特約のいくつかを組み合わせて選択して申し込むこととなる。
新たな保険商品を開発して販売する際には、前記のように、新しく保険約款を作成する必要があるが、実際には、新たな特約を追加したり、既存の保険約款の一部を再利用しつつその内容を必要に応じて変更したりして作成する。この場合、新たに作成された保険約款に新保険商品の保障内容との不整合があることは許されないから、保障内容と整合がとれた保険約款を効率的に作成するのを支援する何らかの方法が望まれている。
この点従来、例えば特許文献1に示されるように、契約者が申し込んだ保険商品の主契約に付帯する特約だけを選択して、契約者の契約に係る部分だけを抽出した保険約款を作成するという方法が提案されている。
特開2005−346305号公報
保険約款は、読みやすくするために、通常例えば記載内容について「準用」、「読み替え」といった処理を適用して作成される。特約についての約款では、主契約の条文と同じものはそのまま流用する、すなわち準用することで特約の条文数を減らすようにしている。また、主契約に関する保険約款に含まれる条文中の一部だけを使おうとするときには、前記準用した条文の一部を変更する、すなわち読み替えることでさらに特約約款の記載量を減らすようにしている。
この場合、準用先の条文を準用元である特約約款中にもそのまま記載してしまうと冗長になるため、同じ内容は記載しないようにしたり、準用元で読み替えるために準用先の条文の条項部分を正しく指定したりする必要がある。さらに、主契約や特約の約款中で、長い文言に対して省略用語を定義して置き換えることにより簡略化したり、文言の補足をしたりする必要もある。また、約款を構成する条文の章や条や号や項といった番号を、保険商品の種類に応じて各条文に適切に付与する必要もある。
さらにまた、既存の保険商品の保障内容に対して変更や追加を行うことで新たな保険商品に係る保険約款を作成した場合には、どこが変更又は追加されたかを明らかにする必要もある。
特許文献1の方法においては、既に各種特約についての保険約款がいわばレディメードで存在することを前提としており、前記主契約約款の記載内容との関係に基づいて必要となる編集処理は考慮されていない。したがって、新たに保険商品を開発したときにその新商品の保障内容に即して新たな保険約款を作成する場合に適用することができるものではなかった。
本発明は前記の課題を解決すべくなされたものであって、その一つの目的は、新たに開発、設計して販売される保険商品に関する保険約款を効率的に生成することを可能とする情報処理装置、プログラム、及び保険約款生成方法を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明の一態様は、保険商品についての保険約款を生成する情報処理装置であって、保険商品を特定するために付された識別情報である商品ID、前記保険商品の名称、保険種別、及び保障契約を特定するための識別情報である保障IDを含む商品情報定義テーブルと、前記保障IDと、これと関連づけられた保障名称と、保障種別と、前記保障が参照する参照先の保障に付された保障IDと、保障を構成する約款文言でなる要素部品を指定する情報を識別するための情報である保障要素部品指定情報IDとを含む保障情報定義テーブルと、
前記保障要素部品指定情報IDと、これと関連づけられた、約款を構成する文言に付される項番を示す文書項番と、前記保障要素部品指定情報に付された名称である保障要素部品指定情報名称と、一の保障要素部品指定情報にさらに従属する保障要素部品を指定する情報を識別するための情報である従属保障要素部品指定情報IDと、各保障要素部品を構成する約款文言の単位を特定するために付された保障要素部品IDとを含む保障要素部品指定情報定義テーブルと、
前記保障要素部品IDと、前記保障要素部品の種別を表す保障要素部品種別と、各保障要素部品の内容を表示する約款文言とを含む保障要素部品定義テーブルと、
前記保障要素部品に含まれる約款文言において使用されている用語を特定するための識別情報である用語データIDと、これと関連づけられた用語の文言である用語内容と、その用語の省略形である省略用語データと、その用語についての補足文言である用語内容補足データとを含む約款用語データを格納している用語データ定義テーブルとを格納している商品データ記憶部と、
前記商品IDを受け付ける商品ID受付部と、
受け付けた前記商品IDをキーとして、さらにこれと関連づけられている前記保障ID、前記保障要素部品指定情報ID、前記従属保障要素部品指定情報ID、及び前記保障要素部品IDによって前記商品データ記憶部を検索し、前記保険商品の名称、保険種別、これと関連づけられた保障名称と、保障種別と、約款を構成する文言に付される項番を示す文書項番と、前記保障要素部品指定情報に付された名称である保障要素部品指定情報名称と、前記保障要素部品種別と、前記約款文言と、前記用語内容とを少なくとも抽出し、参照先である保障要素部品に含まれる約款文言と参照元保障要素部品に含まれる約款文言とを比較して、両者で異なる文言を発見した場合、その発見した文言を利用して、新たな保障要素部品とこれを参照する新たな保障要素部品指定情報を生成し、新たに生成した前記保障要素部品の保障要素文言は、参照元保障要素部品のどこの箇所を読み替えたかを記録するために、参照先保障要素部品の保障要素部品指定情報を含む文言を含めて生成し、前記商品データ編集部は、参照元である保障要素部品に含まれていた約款文言を削除する商品データ編集部と、
前記抽出された商品データを、あらかじめ規定されている表示形式の約款データへと変換して約款データを生成する約款データ生成部と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、新たに開発、設計して販売される保険商品に関する保険約款を効率的に生成することができる。
本発明の一実施形態について、以下図面を参照して説明する。なお、同一の参照番号は同一の構成要素を示す。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は約款生成装置100であり、図1にその機能ブロック図を、図2にそのハードウェア構成図を示す。この約款生成装置100は、図2に示すように、CPU201と、主記憶装置202と、入力装置203と、表示装置204と、外部記憶装置205と、I/Oインターフェイス206とを有する計算機システムである。
外部記憶装置205はハードディスクドライブ等の適宜の記憶媒体で構成され、図2に示すように、後述する商品ID受付部101、商品データ編集部102、約款データ生成部104、及びデータ出力部105として機能するコンピュータソフトウェアプログラム、商品データ記憶部150、テンプレートデータ記憶部152、及び約款データ記憶部154としてのデータベースを格納している。この外部記憶装置205は、図2に示すように約款生成装置100と別体に設けても、あるいは一体に設けてもよい。
商品ID受付部101、商品データ編集部102、約款データ生成部104、及びデータ出力部105を構成する各プログラムは、CPU201によって外部記憶装置205から読み出され、例えばRAM等のメモリで構成される主記憶装置202に展開されて、CPU201により実行されることにより各機能を実現している。
入力装置203は、キーボード、マウス等の入力デバイスである。表示装置204は、各種ディスプレイ等の表示デバイスであり、この他各種プリンタ等の他の出力装置を接続することもできる。I/Oインターフェイス206は、入力装置203からの入力信号を受けてこれをCPU201へ引き渡す入力インターフェイス回路部と、CPU201からの出力信号を表示装置204へ引き渡す出力インターフェイス回路部とを実装する。
まず、商品データ記憶部150について説明する。前記のように、商品データ記憶部150は外部記憶装置205に格納されたデータベースであって、新たに企画され、設計される新規な保険商品についての設計データが要素単位で記録されているテーブルを備えて構成されている。
保険商品は、保険主体と被保険者との間で締結される契約事項の集合体であって、物理的な実体を持たない。そして、保険商品を構成する契約事項の集合体とは、とりもなおさずその保険商品が含む契約事項を文書として表現した保険商品約款の内容にほかならない。
したがって、新規保険商品についての設計データとは、保険商品約款を構成する文言そのものであって、新規な契約事項が含まれることとなれば、その内容を表現する約款上の文言を設計データとして商品データ記憶部150に格納される各テーブルの該当箇所に入力していくことになる。すなわち、保険商品を設計していく段階で、追加変更を要する約款文言を随時商品データ記憶部150に蓄積していくので、新規保険商品の約款をも自動的に生成することができるのである。
次に、商品データ記憶部150に格納されている各テーブルについて、順次説明する。商品データ記憶部150には、商品情報定義テーブル300と、保障情報定義テーブル400と、保障要素部品指定情報定義テーブル500と、保障要素部品定義テーブル600と、用語データ定義テーブル700とが格納されている。以下、これら商品データ記憶部150に格納される各テーブルに記憶されるデータを、「商品データ120」と総称することにする。
図3に、商品情報定義テーブル300によって定義されるデータの一例を示す。この商品情報定義テーブル300は、商品ID302と、商品名304と、商品タイプ306と、保障IDリスト308とを備えて構成される一以上のレコードを有し、一つのレコードが一つの保険商品に対応する。
商品ID302は、各保険商品に一意に対応するように付与された、任意の体系を持つ識別符号であり、商品情報定義テーブル300に記録されている各レコードに対応する。
商品名304は、当該レコードで表される保険商品に付される名称であって、例えば図3の筆頭に記録されている保険商品のレコードでは「普通傷害保険」とされている。
商品タイプ306は、当該レコードの保険商品によって提供される保険の種別を表し、例えば図3に示すように、「傷害」、「火災」等と記録される。
保障IDリスト308は、各保険商品を構成する保障をさらに特定するために、図4に示す保障情報定義テーブル400に記録される各保障について付与された識別符号である保障ID402を記録している。この保障IDリスト308に記録されている保障ID402によって、商品情報定義テーブル300の各レコード、つまり各保険商品と、それに含まれる保障の内容が関連づけられる。
図4に保障情報定義テーブル400に定義されるデータの一例を示す。この保障情報定義テーブル400は、一つの保険商品を構成する基本単位である、「主契約」や「特約」を表すデータを格納するためのテーブルである。ここで、一般に「主契約」とは、例えば生命保険で言えば、「定期保険」、「終身保険」、「養老保険」など、生命保険のベースとなる部分であって、それ単独で契約することができるものである。また「特約」とは、例えば、「入院特約」、「ガン特約」など、主契約にオプション的に付加されるもので、一般に主契約の保障内容をより充実させるための契約であり、それ単独で契約することができないものである。
保障情報定義テーブル400が記憶している保障に関する各レコードは、保障ID402と、保障名404と、保障タイプ406と、準用先保障IDリスト408と、保障要素部品指定情報IDリスト410とを有する。
保障ID402は、前記の各保険商品を構成する各保障に付与された識別符号であり、任意の体系を採用することができる。
保障名404は、各保障についてその内容を的確に表現すべく命名された名称であり、図4に示すように、例えば、「傷害保険普通保険約款」、「傷害保険賠償責任危険担保特約条項」などの名称が記録される。
保障タイプ406は、保障の種別に応じて、「主契約」、主契約に追加して契約される「追加型特約」、主契約の一部を変更して契約する「変更型特約」などの種別を記録する。
準用先保障IDリスト408は、当該レコードの保障が準用される、すなわち準用元あるいは参照元から参照されて当該レコードが引用される参照先である、準用先として指定する他の保障の保障ID402が記録される。例えば、図4に例示されている保障情報定義テーブル400において、保障ID「HS0050」で特定される保障「傷害保険賠償責任危険担保特約条項」は、保障ID「HS0001」で特定される保障「傷害保険普通保険約款」によって準用(参照)されることを示している。
保障要素部品指定情報IDリスト410は、約款を構成する要素単位となる各条項を保障要素部品指定情報として特定するための識別符号である保障要素部品指定情報ID502を記録している。これによって、図5に例示する保障要素部品指定情報定義テーブル500に定義されている各保障要素部品指定情報に関するレコードを、それを参照する各保障と関連づけている。
次に、保障要素部品指定情報定義テーブル500について説明する。図5に保障要素部品指定情報定義テーブル500の一例を示す。
保障要素部品指定情報定義テーブル500は、保障要素部品指定情報ID502と、文書項番504と、保障要素部品指定情報名506と、従属保障要素部品指定情報IDリスト508と、保障要素部品ID510とを有する。
保障要素部品指定情報ID502は、前記のように、約款を構成する要素単位となる各条項を保障要素部品指定情報として特定するための識別符号であり、任意の体系によって付与することができる。
文書項番504は、約款を構成する章、条、又は項の番号を表し、例えば「第1章」、「第1条」、「第1項」などと記録される。項番が付されない保障要素部品指定情報に関しては、文書項番504の値はブランク(空白)となる。
保障要素部品指定情報名506は、各保障要素部品指定情報について付与される名称を記録しており、約款を構成する章、条、又は項のタイトルとして使用される。例えば、図5に示すように、「当会社の責任」、「当会社の支払責任」などの文言が記録される。
従属保障要素部品指定情報IDリスト508は、図5の保障要素部品指定情報定義テーブル500に記録されている一の保障要素部品指定情報ID502によって特定されるレコードが、他の保障要素部品指定情報ID502によって特定されるレコードを従属的に参照することができるようにするために、当該参照先である他の保障要素部品指定情報ID502が記録される。例えば、図5において、保障要素部品指定情報ID「YS0001」で特定される保障要素部品指定情報のレコードは、他の保障要素部品指定情報ID「YS1001」、「YS1002」等を従属的に参照することを示している。
保障要素部品ID510は、保障要素部品指定情報ID502によって特定される一のレコードから、約款を構成する要素単位(保障要素部品)に含まれることとなる約款文言である保障要素文言を特定するために付与される識別符号である保障要素部品ID610を参照すべく、参照先である保障要素部品ID602を記録する。
次に、保障要素部品定義テーブル600について説明する。図6に、保障要素部品定義テーブル600の一例を示す。保障要素部品定義テーブル600は、約款に含まれることとなる章、条、項、又は号といった構成要素単位に対応し、それらに含まれることとなる約款の文言等を表すデータを格納するレコードが記録されるテーブルである。
この保障要素部品定義テーブル600は、保障要素部品ID602と、保障要素部品タイプ604と、約款文言である保障要素文言606とを有する。
保障要素部品ID602は、前記のように、約款を構成する要素単位に含まれることとなる文言、保障要素文言を特定するために付与される識別符号であり、任意の体系に基づいてこれを付与することができる。
保障要素部品タイプ604は、保障要素部品ID602で特定される一の保障要素部品の種類を示し、例えば図6に示すように、「支払責任001」、「責任期間001」などが記録される。
保障要素文言606は、一の保障要素部品ID602によって特定されるレコードに含まれることとなる約款の文言を記録する。
次に、用語データ定義テーブル700について説明する。図7に用語データ定義テーブル700の一例を示す。この用語データ定義テーブル700は、図6について説明した保障要素文言606内などで使用される用語ごとに作成されたレコードを格納するためのテーブルである。
この用語データ定義テーブル700に格納される各レコードは、用語データID702と、用語内容704と、用語内容704に対応する省略用語データ706と、用語内容704に対応する用語内容補足データ708とを有する。
用語データID702は、各用語に関するレコードを特定するための識別符号であって、任意の体系に基づいて規定して付与することができる。図7の例では、「YW0001」からの連番を付与するようにしている。
用語内容704は、各レコードに対応する用語を記録しており、例えば図7において、用語データID「YW0001」で指定されるレコードにあっては、「保険証券記載の被保険者」なる用語が記録されている。
省略用語データ706には、当該レコードに記録されている用語に対して、約款文言を極力読みやすく簡潔なものとするために指定された省略用語がある場合にはその省略用語が記録される。図7において、用語データID「YW0001」で指定されるレコードに対応する「保険証券記載の被保険者」なる用語については、その省略形として「被保険者」が記録されている。
対応する省略用語が指定されない用語については、例えば図7の用語データID「YW0003」の用語「保険金」に対するように、値が空白(ブランク)とされる。この省略用語については、後述するように、保障用語文言606中にあらかじめ埋め込んだ識別子による制御を通じて、その保障要素文言606中の指定箇所に自動的に挿入される。
用語内容補足データ708は、当該レコードに記録されている用語内容704について、約款文言中でこれを補足説明するための文言が規定されていれば、その文言を記録する。例えば、図7において、用語データID「YW0003」の用語「保険金」については、図示のように、「死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金または通院保険金をいいます。以下同様とします。」という補足文言が記録されている。後述するように、この用語内容補足データ708に記録されている補足文言は、保障用語文言606中にあらかじめ埋め込んだ識別子による制御を通じて、その保障要素文言606中の指定箇所に自動的に挿入される。
次に、テンプレートデータ記憶部152について説明する。テンプレートデータ記憶部152は、図1に示すように、商品データ記憶部150から抽出した商品データ120を約款として編集するための規定を格納しているテーブルである商品データ編集テンプレート定義テーブル800と、編集された商品データ120を使用して目的物である文書としての約款を生成する際に参照される約款データ生成テンプレート定義テーブル900とを有する。
まず、商品データ編集テンプレート定義テーブル800について説明する。図1に示すように、この商品データ編集テンプレート定義テーブル800は、これを構成する個々のレコードである商品データ編集テンプレート122として商品データ編集部102に読み込まれ、ここでの商品データ120の編集の際に参照される。商品データ編集テンプレート定義テーブル800は、図8に示すように、商品タイプ802と、商品データ編集ルール804と、商品データ採番ルール806とを1レコードとして記録している。
商品タイプ802は、図3の商品情報定義テーブル300に記録されている商品タイプ302に対応し、「傷害」、「火災」といった保険商品の種別が記録される。
商品データ編集ルール804は、商品タイプ802ごとに定義される保障要素の構成を編集するために規定されている編集ルールを記録している。詳しくは後述する。
商品データ採番ルール806は、保障要素の構成に応じて章、条、項、又は号といった項番を採番するためのルールを記録している。詳しくは詳述する。
次に、約款データ生成テンプレート定義テーブル900について説明する。図9は、約款データ生成テンプレート定義テーブル900の一例を示している。この約款データ生成テンプレート定義テーブル900は、図1に示すように、これを構成する個々のレコードである約款データ生成テンプレート125として約款データ生成部104に読み込まれ、ここでの編集済み商品データ120による約款データ生成処理に適用される。
約款データ生成テンプレート定義テーブル900は、商品タイプ902と、約款データ生成スタイルシート904とを1レコードとして有する。商品タイプ902は、商品タイプ802と同様に、図3の商品情報定義テーブル300に記録されている商品タイプ302に対応し、「傷害」、「火災」といった保険商品の種別が記録される。
約款データ生成スタイルシート904は、商品データ編集部102で編集された商品データ120から約款データ128を生成するために、商品タイプ902ごとに定義されたスタイルシート、言い換えれば書式フォーマットデータを記録している。約款データ128とは、商品データ120を表示装置204であるディスプレイ等で表示可能な形式に変換するための、変換用データファイルである。これについて詳しくは後述する。
次に、約款データ記憶部154について説明する。約款データ記憶部154は、図10に例示するように、約款データ定義テーブル1000を格納するデータベースであり、図2の外部記憶装置205に格納されている。
約款データ定義テーブル1000は、約款データ生成部104において生成される約款データ128を格納するためのテーブルであり、図10に示すように、生成日時1002と、商品ID1004と、約款データ内容1006とを記録している。
生成日時1002は、約款データ生成部104で生成された約款データ128にその生成日時を示すべく適宜のタイミングで付与されるタイムスタンプデータである。例えば、一の保険商品についてその商品データ120から約款データ128を約款データ生成部104で生成完了した時点の西暦年月日及び時刻(図10の例では2008年3月28日21時7分を示す、「2008-0328-2107」)をCPU201から取得してそのタイムスタンプデータを約款データ128に付与する。この生成日時1002は、例えば、後述するように約款データ記憶部154に格納されている約款データ128を検索する場合の検索キーの一つとして利用することができる。
商品ID1004は、商品情報定義テーブル300における商品ID302に対応し、約款データ128が生成される対象となった保険商品を特定するための識別符号である。
約款データ内容1006は、生成された約款データ128の内容を記録する。なお、一度約款データ記憶部154に格納した約款データ128を、以下「過去約款データ126」と称する。
次に、図1を参照して、ある保険商品について、その約款データ128が生成されるまでの処理フローを、関連図面をも参照しつつ説明する。
図1に示すように、入力装置203から約款を生成しようとする保険商品の商品ID118を入力する。この際、その約款データ128を生成するために必要となる商品データ120は、すでに商品データ記憶部150に格納されているものとする。商品データ120は、すでに述べたように、保険商品の開発設計段階において随時入力装置203から入力し、商品データ記憶部150に蓄積しておけば、その保険商品の開発設計が完了したときに、当該商品についての約款は自動的に生成することができることとなる。
なお、特に図示していないが、新規に開発設計する保険商品について、その設計プロセスから本約款生成装置100に開発設計の進行に伴って完了した保障要素部品等が自動的に取り込まれるようなインターフェイスを備えることとしてもよい。
入力装置203から入力された商品ID118は、商品ID受付部101によって受信され、商品データ編集部102へ引き渡される。
商品データ編集部102における商品データ編集処理について、図11の処理フローにしたがって説明する。
商品データ編集部102は、ステップ1101で処理を開始すると、商品データ読込処理ステップ1102において、以下の処理を行う。すなわち、まず商品ID受付部101から受け取った商品ID118をキーとして商品情報定義テーブル300を検索し、同じ商品IDを有するレコードを読み込む。
次いで、読み込んだ商品情報定義テーブル300の該当レコードに含まれる保障IDリスト308に記録されている保障ID402によって保障情報定義テーブル400を検索し、該当する保障ID402を有するレコードを読み込む。
さらに、その読み込んだ保障情報定義テーブル400のレコードに含まれる保障要素部品指定情報IDリスト410に記録されている保障要素部品指定情報ID502によって保障要素部品指定情報定義テーブル500を検索し、該当する保障要素部品指定情報ID502を有するレコードを読み込む。
さらにまた、読み込んだ保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードに含まれる従属保障要素部品指定情報IDリスト508に記録されている保障要素部品指定情報ID502によって保障要素部品指定情報定義テーブル500を検索し、該当する保障要素部品指定情報ID502を有するレコードを、従属する保障要素部品指定情報として読み込む。
さらに、読み込んだ保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードに含まれる保障要素部品IDリスト510に記録されている保障要素部品IDによって保障要素部品定義テーブル600を検索し、該当する保障要素部品定義テーブル600のレコードを読み込む。
このようにして、商品情報定義300のデータを筆頭にして、ある保険商品に対する約款を生成するために必要な商品データ120を読み込む。このようにして、指定した商品ID118を初期の検索キーとして、商品データ記憶部150に格納されている各テーブルから必要な商品データ120を含むレコードがいわゆる芋づる式に読み出されることとなる。
次に、商品データ編集部102は、ステップ1102にて商品データ記憶部150から読み出された商品データ120について、図11のステップ1104にて読替処理を行う。
ステップ1104では、まず、ステップ1102で読み込んだ商品情報定義テーブル300のレコードから、保障IDリスト308に記録されている保障ID402によって参照されている保障情報定義テーブル400のレコード(以下「準用元保障情報定義レコード」という。)を一つ取得する。ステップ1102と同様にして、取得した保障情報定義テーブル400のレコードが参照する、保障要素部品指定情報定義テーブル500及び保障要素部品定義テーブル600のレコードを取得する。
また取得した保障情報定義テーブル400のレコードに対応する保障ID402を準用先保障IDリスト408中に含むレコードを、保障情報定義テーブル400からさらに検索し、発見されれば、それらが参照する全ての保障要素部品指定情報定義テーブル500と保障要素部品定義テーブル600に含まれるレコードを取得する。すなわち、まず保障ID402として「HS0001」を有するレコードを取得したら、その保障ID402で保障情報定義テーブル400に含まれる他のレコードを検索し、この場合には、保障ID402が「HS0050」、「HS0100」であるレコードと、それに関連づけられている、保障要素部品指定情報定義テーブル500と保障要素部品定義テーブル600に含まれるレコードをも取得する。
前者で取得した準用元となる保障要素部品定義テーブル600のレコード(以下「準用元保障要素部品定義レコード」という。)と同じ保障要素部品タイプ604の値を有する後者で取得した準用先となる保障要素部品定義テーブル600のレコード(以下「準用先保障要素部品定義レコード」という。)がある場合に次に続く処理を行う。
すなわち、準用先保障要素部品定義レコードの保障要素文言606のテキストと、準用元保障要素部品定義レコードの保障要素文言606のテキストとを比較し、文言が異なる部分を検出する。検出された相異なる文言を利用して、読替を表現する新たな保障要素部品定義テーブル600のレコードとこれを参照する新たな保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードを生成する。
新たに生成した保障要素部品定義テーブル600のレコードの保障要素文言606は、準用元のどこの箇所を読み替えたかを記録するために、準用先保障要素部品定義レコードの保障要素部品指定情報ID602の値に基づいて「$r{保障要素部品指定情報ID602の値}」を含む文言を合わせて生成する。
さらに、生成した保障要素部品指定情報定義テーブル500のデータを、準用元保障情報定義レコードから参照できるようにするために、生成した保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードの保障要素部品指定情報ID502を、準用元保障情報定義レコードの保障要素部品指定情報IDリスト410に追加する。また、読替をした場合に、準用元保障要素部品定義レコードは不必要になるので、これを参照する保障部品指定情報定義テーブル500のデータを削除する。
以上説明したステップ1102からステップ1104までの処理の一例を具体的に説明する。まず、ステップ1102において、商品ID118として「SH0001」を受け取り、商品情報定義テーブル300から当該商品ID118を含むレコード350を取得し、これを初期の検索キーとして関連づけられている商品データ120を取得する。
次に、ステップ1104において、準用元保障要素部品定義レコードとして、図6の保障要素部品定義テーブル600からレコード652を取得し、準用先保障要素部品定義レコードとしてレコード654を取得する。商品データ編集部102は、レコード652とレコード654を保障要素文言606のテキストについて比較し、レコード652の保障要素文言606において「傷害」と記載されている部分が、レコード654の保障要素文言606においては「損害」と記載されていることを検出する。
そこで、読替を示す保障要素部品定義テーブル600のデータとして、保障要素部品ID602が「YY20001」、保障要素部品タイプ604が「読替002」、保障要素文言606が「$r{YS10023}の「傷害」とあるのを、「損害」と読み替えます。」を生成する。
また、このようにして生成した保障要素部品定義テーブル600の読替用レコードを参照できるようにするために、保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードとして、保障要素部品指定情報ID502が「YS30001」、文書項番504、保障要素部品指定情報名506、及び従属保障要素部品指定情報リスト508が「(ブランク)」、保障要素部品ID510が「YY20001」である新規レコードを生成して追加する。
さらに生成する約款の構造に合わせるために、保障要素部品指定情報ID502が「YS3000」、文書項番504が「(ブランク)」、保障要素部品指定情報名506が「普通約款の読み替え」、従属保障要素部品指定情報リスト508に「YS30001」を追加し、保障要素部品ID510が「YY0005」であるレコードを生成する。
さらに、それらを参照できるようにするために、準用元保障情報定義レコード452で、保障要素部品指定情報IDリスト410に「YS3000」を追加する。さらに、準用元保障要素部品を参照するレコード584に示す保障部品指定情報定義500のデータを削除する。
図11の商品データ編集部102における処理フローに戻ると、ステップ1106では、ステップ1104で処理を行った商品データ120を、生成する約款の構成内容に合わせるための保障要素構成編集処理を行う。ステップ1102で読み込んだ商品情報定義テーブル300のレコードの商品タイプ306と同じ値を商品タイプ802として有する商品データ編集テンプレート定義テーブル800のレコードである商品データ編集テンプレート122を読み込む。
読み込んだ商品データ編集テンプレート122に記録されている商品データ編集ルール804にしたがって、保障要素構成編集処理を行う。ここでは、商品データ編集ルール804に、次に説明する処理例が適宜の書式に則って記録されているものとする。この処理の内容は、商品データ編集テンプレート122に記録されるルールによって異なる。
まず、商品データ編集部102は、保障要素部品指定情報定義テーブル500に含まれる準用元レコードと準用先レコードとを比較して、同じ保障要素部品定義テーブル600のレコードを参照する保障要素部品指定情報定義テーブル500中のレコードを削除する。例えば、準用先の保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコード560、562及び準用先の保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコード580、582とを比較して、その結果それぞれ「YY00021」と「YY00022」という同じ保障要素部品定義テーブル600のレコードを参照しているので、準用元であるレコード580、582を削除する。
次に、保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードにおいて、従属保障要素部品指定情報IDリスト508と保障要素部品ID510の両方の値がブランク(空白)の場合、商品データ編集部102は当該レコードを不必要なものと判断し、これを削除する。例えば、前記したようにレコード580、582を削除し、ステップ1104の読替処理によってレコード584を削除したので、それらを参照する保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコード578の従属保障要素部品指定情報IDリスト508はブランク(空白)であると判定し、かつ保障要素部品ID510もブランク(空白)であるので、レコード578を削除する。
次に、ステップ1108では、用語処理を行う。用語処理とは、保障要素部品定義テーブル600の各レコードに含まれている保障要素文言606について、指定の箇所をそれから参照している用語データ定義テーブル700に記録されている用語に置き換えることである。本実施形態では、保障要素文言606中における用語の参照箇所は、「$w{用語データID702}」の形式で定義している。商品データ編集部102は、保障要素部品定義テーブル600の各レコードにおける保障要素文言606の中で、符号「$w」を検索して次の処理を行う。
まず、符号「$w」で参照している用語データ定義テーブル700のレコードを検索する。省略用語データ706と用語内容補足データ708が記録されていない場合、「$w{}」の部分を用語内容704に置き換える。省略用語データ706が記録されており、かつステップ1104で取得した保障情報定義テーブル400のレコードの中で参照する用語データ定義テーブル700のレコードを参照するのが初めてでない場合に、「$w{}」の部分を用語内容704に対応する省略形である省略用語データ706に置き換える。
このとき、ステップ1104で取得した保障情報定義テーブル400のレコードの中で参照する用語データ定義テーブル700のレコードを参照するのが初めてである場合は、「$w{}」の部分を用語内容704と合わせて省略用語データ706に置き換える。また、用語内容補足データ708がある場合、用語内容704に加えて用語内容補足データ708を挿入する。
ステップ1108の具体的処理例を説明する。ステップ1104において、準用元保障要素部品定義データとしてレコード650、652、及び656を取得したとする。レコード650、652、及び656に記録されている保障要素文言606には、「$w{YW0002}」が含まれていることが検出されるので、レコード650の保障要素文言606の「$w{YW0002}」を「急激かつ偶然な外来の事故(以下「事故」といいます。)」に、レコード652及び656の保障要素文言606の「$w{YW0002}」を省略形である「事故」に置き換える。
また、レコード650及び656の保障要素文言606では、「$w{YW0001}」が含まれていることが検出されるので、レコード650の保障要素文言606の「$w{YW0001}」を「保険証券の被保険者(以下「被保険者」といいます。)」に、レコード656の保障要素文言606の「$w{YW0002}」を省略形である「被保険者」に置き換える。
さらに、レコード650及び652の保障要素文言606では、「$w{YW0003}」が検出されるので、レコード650の保障要素文言606の「$w{YW0003}」を「保険金(死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金または通院保険金をいいます。以下同様とします。)」に、レコード652の保障要素文言606の「$w{YW0003}」を「保険金」に置き換える。
ステップ1110では、ステップ1104〜1108の処理を継続するか否かの判定を行う。この処理継続判定とは、ステップ1102で読み込んだ商品情報定義テーブル300のレコードから保障IDリスト308によって参照されている保障情報定義テーブル400のレコードの中に、まだステップ1104で取得せずにステップ1104から1108で処理されていないものがあればステップ1104へ処理を移し、そうでなければ処理をステップ1112へ移す。
ステップ1112では、項番採番処理を行う。項番採番処理とは、ステップ1104からステップ1110までで処理をした商品データ120について、章、条、項、又は号といった番号を約款の構造に合わせて採番することである。採番のルールは、商品タイプ306に応じて異なる。
ステップ1102で読み込んだ商品情報定義テーブル300のレコードの商品タイプ306と同じ値を商品タイプ802として有する商品データ編集テンプレート122を読み込み、それに記録されている商品データ採番ルール806に基づいて商品タイプ306に応じた採番処理を行い、保障要素部品指定情報定義テーブル500の章、条、項、又は号といった番号を表す文書項番504を生成する。
ステップ1114では、項番補完処理を行う。約款では、約款の他の部分を、章、条、項、又は号の番号及びその部分に付された名称で参照することがある。そこで、保障要素部品定義テーブル600のレコードに記録されている保障要素文言606の中で、他の部分を参照する箇所を「$r{保障要素部品指定情報ID502}」の識別子を付して定義しておき、ステップ1112で商品データ120による約款全体の構成と、それに付される章、条、項、又は号の番号が決定したこの時点で、符号「$r」で示される部分を、章、条、項、又は号の番号及びその名称で置き換える。
まず、$rで参照している保障要素部品指定情報定義500のデータを検索する。その保障要素部品指定情報定義テーブル500のデータの文書項番504と、もし保障要素部品指定情報名506がブランクでなければ、これを利用して、「$r{}」の部分を章や条や項や号の番号及びその名称に置き換える。
ただし、「項」を参照する場合には、その「項」番号で参照されるのが、どの「条」に属する「項」であるかを特定できないので、「項」番号に加えて「条」番号とその名称も合わせて置き換えるようにする。
参照先が条であるか項であるかは、例えば保険要素部品指定情報ID502の文字数で商品データ編集部102が判定できるようにしておくことができる。もし参照先が「項」であると判定した場合には、それを参照する「条」に相当する保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードの文書項番504を利用して「項」番号に加えて「条」番号に置き換える。もし保障要素部品指定情報名506がブランクでなければその名称も合わせて置き換える。
ステップ1114の具体的処理例を説明する。本処理例では、保障要素部品指定情報ID502の桁数が6桁である場合には「条」番号を示し、7桁である場合には「項」番号を示すものと規定してあるものとする。
保障要素部品定義テーブル600のレコードとしてレコード656があった場合、商品データ編集部102は、その保障要素文言606の中に、項番補完処理個所を示す符号「$r{YS1001}」を検出する。そして、保障要素部品指定情報ID「YS1001」から保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードとしてレコード552を検出する。
ここで、先行するステップ1112において、レコード552の文書項番504に「第1条」がセットされ、保障要素部品指定情報名506として「当会社の支払責任」がセットされているとする。このとき、レコード656の保障要素文言606の「$r{YS1001}」を「第1条(当会社の支払責任)」に置き換える。また、前記ステップ1102からステップ1104までの処理例で示した、保障要素部品ID602が「YY20001」の読替を示す保障要素部品定義テーブル600のレコードにおいて、その保障要素文言606が「$r{YS10023}の「傷害」とあるのを、「損害」と読み替える。
このとき、保障要素部品指定情報ID「YS10023」から保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードとしてレコード564を検出し、さらに保障要素部品指定情報ID「YS10023」が7桁であることからこれが「項」であると判定し、これを従属保障要素部品指定情報IDリスト508に含んでいる保障要素部品指定情報定義テーブル500のレコードとしてレコード558をも検出する。
ここで、先行するステップ1112において、レコード558の文書項番504として「第2条」が、保障要素部品指定情報名506として「責任の始期および終期」がセットされ、レコード564の文書項番504には「第3項」がセットされているとする。このとき、保障要素部品ID602が「YY20001」である保障要素文言606の読替を示す保障要素部品定義テーブル600のレコードの保障要素文言606に含まれている項番補完処理指定箇所「$r{YS10023}」を「第2条(責任の始期および終期)第3項」なる文言に置き換える。
以上の処理が実行されると、処理フローはステップ1115で終了する。
次に、約款データ生成部104における約款データ生成処理について、図12に示す処理フローにしたがって説明する。
ステップ1201で処理が開始されると、ステップ1202では、まず、商品データ編集部102で処理された商品データ120(以下、「編集後商品データ124」という。)を商品データ編集部102から受け取り、編集後商品データ124の一つである商品情報定義テーブル300のレコードの商品タイプ306と同じ値を商品タイプ902として有する約款データ生成テンプレート125を、テンプレートデータ記憶部152から読み込む。読み込んだ約款データ生成テンプレート125に記録されている約款データ生成スタイルシート904に基づいて、例えば編集後商品データ124をXML形式に変換する(以下、変換した編集後商品データ124を、「約款データ128」という。)。
約款データ128の一例を図13に示す。編集後商品データ124は、約款の構造にしたがって定義され、商品データ編集部102で編集されたものであるので、例えばXML形式への変換は、約款データ記憶部154に有するデータ構造同様に約款の構造に対してXMLのタグを定義しておくことで、約款データ128からXML形式への変換を実現することができる。
ステップ1204では、まず、編集後商品データ124の一つである商品情報定義テーブル300のレコードに含まれる商品ID302と同じ値を商品ID1004として有する約款データ定義テーブル1000のデータ(以下、「過去約款データ126」という。)を読み込む。
過去約款データ126の中で生成日時1002が一番新しいものを選択し、ステップ1202で生成した約款データ128とのテキストマッチングを行い約款の差分データ130を生成する。編集後商品データ124の一つである商品情報定義テーブル300のレコードの商品ID302が「SH0001」であり、過去約款データ126として約款データ定義テーブル1000のレコード1050を読み込んだとする。その約款データ内容1006は、図13に示す約款データ1300であるとする。
この過去約款データ126と比べて、ステップ1202で生成した約款データ128は、図13に例示しているように、約款データ1300の符号1302で示す部分が「180」から「300」に変わっていたとする。このときの差分データ1500の一例を図14に示す。
このように、約款データ生成部104は、新規に生成した約款データ128の過去約款データ126に対する変更箇所とその変更内容を比較し、特定できる約款差分データ130をも生成することができる。
次にステップ1206では、まず、生成した約款データ128に基づいて、約款データ定義テーブル1000のレコードを生成し、約款データ記憶部154に書き込む。生成する約款データ定義テーブル1000のレコードは、前記のように、約款データ128を生成した日時を生成日時1002に、編集後商品データ124の一つである商品情報定義テーブル300のレコードに記録されている商品ID302を商品ID1004に、約款データ128を約款データ内容1006に記録したものである。
次いで、ステップ1202で生成した、例えばXML形式で生成された約款データ128を予め用意する表示用データ変換プログラム等で変換を行い、ステップ1204で生成した差分データ130を予め用意する表示用データ変換プログラム等で変換を行い、データ出力部105に引き渡す。その後ステップ1207で処理フローが終了する。図13に示した約款データの一例1300の表示例を図15の1500に示す。
データ出力部105では、約款データ128等の表示用データを適宜の出力インターフェイス信号に変換して表示装置204に出力する。
このように、本発明の一実施形態によれば、新たに開発、設計して販売される保険商品に関する保険約款を効率的に生成することが可能となる。
保険商品の保険種別と、これと関連づけられている、商品データ編集部によって抽出された商品データを約款として配列するための規則を規定している商品データ編集規則と、商品データに含まれる前記保障要素部品に項番を付す際の規則を規定する商品データ採番規則とを格納している商品データ編集テンプレート定義テーブルと、抽出された商品データを約款として表示するための形式に変換するフォーマットデータである約款データ生成定義テーブルとを格納するテンプレートデータ記憶部をさらに備え、前記商品データ編集部は、前記商品IDに関連づけられた保険商品種別を前記商品情報定義テーブルから抽出し、その保険商品種別に従って前記テンプレートデータ記憶部から該当する商品データ編集テンプレートを読み出し、これに基づいて前記読み出した商品データに前記約款データ生成テンプレートを適用することによって当該保険商品の約款データを生成することとすれば、記載内容の整合性がとれた約款を文書として表示等するためのデータを効率的に作成することができる。
商品データ編集部は、参照先である保障要素部品に含まれる約款文言と参照元保障要素部品に含まれる約款文言とを比較して、両者で異なる文言を発見した場合、その発見した文言を利用して、新たな保障要素部品とこれを参照する新たな保障要素部品指定情報を生成することとすれば、約款における条項相互の準用関係を正確に規定することができる。
商品データ編集部は、参照元である保障要素部品に含まれていた保障要素文言を削除することとすれば、約款中における重複した記載を省き、約款の記載を簡潔とすることができる。
商品データの保障要素部品定義テーブルに記録されている約款文言は、前記用語データ定義テーブルに記録されている省略用語データに置き換え可能である用語を示す識別子を含み、前記商品データ編集部は、前記識別子に従って前記保障要素文言中の該当用語を省略用語に置き換えることとすれば、約款に含まれる冗長な用語を正確に省略形に置き換えて約款の記載をより簡潔にすることができる。
商品データの保障要素部品定義テーブルに記録されている約款文言は、前記用語データ定義テーブルに記録されている用語内容補足データの挿入個所を示す識別子を含み、前記商品データ編集部は、前記識別子に従って前記約款文言中の該当箇所に用語内容補足データを挿入することとすれば、約款中の該当箇所に正確に用語の補足内容の記載を挿入して約款の記載をより理解しやすくすることができる。
商品データ編集部は、前記テンプレートデータ記憶部から対象保険商品の保険種別に対応する商品データ編集テンプレートを読み出し、これに記録されている商品データ採番規則に従って前記商品データに含まれる条項に番号を付与することとすれば、約款の各条項に対して規定の体系に則った整合性のある番号を付与することができる。
商品データの保障要素部品定義テーブルに記録されている約款文言は、約款中の参照条項に付されている項番の挿入個所を示す識別子を含み、前記商品データ編集部は、前記識別子に従って前記約款文言中の該当箇所に参照条項の項番を挿入することとすれば、約款の記載に正確に参照条項の項番を付与することができる。
約款データ生成部は、前記テンプレートデータ記憶部から対象保険商品の保険種別に対応する約款データ生成テンプレートを読み出し、その約款データ生成テンプレートに記録されている表示形式に従って、前記商品データ編集部によって生成された商品データを約款データへと変換することとすれば、規定の約款書式により約款の記載内容を出力させることができる。
約款データを格納する約款データ記憶部をさらに備え、前記約款データ生成部は、生成した前記約款データを前記約款データ記憶部に書き込むこととすれば、生成した約款データについて、後に読み出して変更、修正等することで再利用することができる。
前記約款データ生成部は、生成した前記約款データを、前記約款データ記憶部に格納されている過去に生成した他の約款データと比較し、それらの差分データを生成することとすれば、生成した約款の内容と過去に生成した他の約款の内容との差異を明らかにすることができる。
なお、上述の実施形態では保険約款を例にして説明したが、本発明は保険以外の各種金融商品についての約款の生成にも適用可能である。
本発明の一実施形態に係る約款生成装置の機能ブロックの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える商品情報定義テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える保障情報定義テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える保障要素部品指定情報定義テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える保障要素部品定義テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える用語データ定義テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える商品データ編集テンプレート定義テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える約款データ生成テンプレート定義テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える約款データ定義テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える商品データ編集部における処理フローの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える約款データ生成部における処理フローの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える約款データ生成部において生成された約款データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える約款データ生成部において生成される約款差分データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る約款生成装置が備える約款データ生成部において生成された約款データを表示装置に出力した一例を示す図である。
符号の説明
100 約款生成装置
101 商品ID受付部
102 商品データ編集部
104 約款データ生成部
105 データ出力部
118 商品ID
120 商品データ
122 商品データ編集テンプレート
125 約款データ生成テンプレート
128 約款データ
130 約款差分データ
150 商品データ記憶部
152 テンプレートデータ記憶部
154 約款データ記憶部
203 入力装置
204 表示装置
300 商品情報定義テーブル
400 保障情報定義テーブル
500 保障要素部品指定情報定義テーブル
600 保障要素部品定義テーブル
700 用語データ定義テーブル

Claims (13)

  1. 保険商品についての保険約款を生成する情報処理装置であって、
    保険商品を特定するために付された識別情報である商品ID、前記保険商品の名称、保険種別、及び保障契約を特定するための識別情報である保障IDを含む商品情報定義テーブルと、
    前記保障IDと、これと関連づけられた保障名称と、保障種別と、前記保障が参照する参照先の保障に付された保障IDと、保障を構成する約款文言でなる要素部品を指定する情報を識別するための情報である保障要素部品指定情報IDとを含む保障情報定義テーブルと、
    前記保障要素部品指定情報IDと、これと関連づけられた、約款を構成する文言に付される項番を示す文書項番と、前記保障要素部品指定情報に付された名称である保障要素部品指定情報名称と、一の保障要素部品指定情報にさらに従属する保障要素部品を指定する情報を識別するための情報である従属保障要素部品指定情報IDと、各保障要素部品を構成する約款文言の単位を特定するために付された保障要素部品IDとを含む保障要素部品指定情報定義テーブルと、
    前記保障要素部品IDと、前記保障要素部品の種別を表す保障要素部品種別と、各保障要素部品の内容を表示する約款文言とを含む保障要素部品定義テーブルと、
    前記保障要素部品に含まれる約款文言において使用されている用語を特定するための識別情報である用語データIDと、これと関連づけられた用語の文言である用語内容と、その用語の省略形である省略用語データと、その用語についての補足文言である用語内容補足データとを含む約款用語データを格納している用語データ定義テーブルとを格納している商品データ記憶部と、
    前記商品IDを受け付ける商品ID受付部と、
    受け付けた前記商品IDをキーとして、さらにこれと関連づけられている前記保障ID、前記保障要素部品指定情報ID、前記従属保障要素部品指定情報ID、及び前記保障要素部品IDによって前記商品データ記憶部を検索し、前記保険商品の名称、保険種別、これと関連づけられた保障名称と、保障種別と、約款を構成する文言に付される項番を示す文書項番と、前記保障要素部品指定情報に付された名称である保障要素部品指定情報名称と、前記保障要素部品種別と、前記約款文言と、前記用語内容とを少なくとも抽出し、参照先である保障要素部品に含まれる約款文言と参照元保障要素部品に含まれる約款文言とを比較して、両者で異なる文言を発見した場合、その発見した文言を利用して、新たな保障要素部品とこれを参照する新たな保障要素部品指定情報を生成し、新たに生成した前記保障要素部品の保障要素文言は、参照元保障要素部品のどこの箇所を読み替えたかを記録するために、参照先保障要素部品の保障要素部品指定情報を含む文言を含めて生成し、参照元である保障要素部品に含まれていた約款文言を削除する商品データ編集部と、
    前記抽出された商品データを、あらかじめ規定されている表示形式の約款データへと変換して約款データを生成する約款データ生成部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記保険商品の保険種別と、これと関連づけられている、前記商品データ編集部によって抽出された商品データを約款として配列するための規則を規定している商品データ編集規則と、前記商品データに含まれる前記保障要素部品に項番を付す際の規則を規定する商品データ採番規則とを格納している商品データ編集テンプレート定義テーブルと、抽出された商品データを約款として表示するための形式に変換するフォーマットデータである約款データ生成テンプレート定義テーブルとを格納するテンプレートデータ記憶部をさらに備え、前記商品データ編集部は、前記商品IDに関連づけられた保険商品種別を前記商品情報定義テーブルから抽出し、その保険商品種別に従って前記テンプレートデータ記憶部から該当する商品データ編集テンプレートを読み出し、これに基づいて前記読み出した商品データに前記約款データ生成テンプレートを適用することによって当該保険商品の約款データを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記商品データの保障要素部品定義テーブルに記録されている約款文言は、前記用語データ定義テーブルに記録されている省略用語データに置き換え可能である用語を示す識別子を含み、前記商品データ編集部は、前記識別子に従って前記約款文言中の該当用語を省略用語に置き換えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記商品データの保障要素部品定義テーブルに記録されている約款文言は、前記用語データ定義テーブルに記録されている用語内容補足データの挿入個所を示す識別子を含み、前記商品データ編集部は、前記識別子に従って前記約款文言中の該当箇所に用語内容補足データを挿入することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記商品データ編集部は、前記テンプレートデータ記憶部から対象保険商品の保険種別に対応する商品データ編集テンプレートを読み出し、これに記録されている商品データ採番規則に従って前記商品データに含まれる条項に番号を付与することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記商品データの保障要素部品定義テーブルに記録されている約款文言は、約款中の参照条項に付されている項番の挿入個所を示す識別子を含み、前記商品データ編集部は、前記識別子に従って前記約款文言中の該当箇所に参照条項の項番を挿入することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記約款データ生成部は、前記テンプレートデータ記憶部から対象保険商品の保険種別に対応する約款データ生成テンプレートを読み出し、その約款データ生成テンプレートに記録されている表示形式に従って、前記商品データ編集部によって生成された商品データを約款データへと変換することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 約款データを格納する約款データ記憶部をさらに備え、前記約款データ生成部は、生成した前記約款データを前記約款データ記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記約款データ生成部は、生成した前記約款データを、前記約款データ記憶部に格納されている過去に生成した他の約款データと比較し、それらの差分データを生成することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 保険商品についての保険約款を生成するプログラムであって、
    保険商品を特定するために付された識別情報である商品ID、前記保険商品の名称、保険種別、及び保障契約を特定するための識別情報である保障IDを含む商品情報定義テーブルと、
    前記保障IDと、これと関連づけられた保障名称と、保障種別と、前記保障が参照する参照先の保障に付された保障IDと、保障を構成する約款文言でなる要素部品を指定する情報を識別するための情報である保障要素部品指定情報IDとを含む保障情報定義テーブルと、
    前記保障要素部品指定情報IDと、これと関連づけられた、約款を構成する文言に付される項番を示す文書項番と、前記保障要素部品指定情報に付された名称である保障要素部品指定情報名称と、一の保障要素部品指定情報にさらに従属する保障要素部品を指定する情報を識別するための情報である従属保障要素部品指定情報IDと、各保障要素部品を構成する約款文言の単位を特定するために付された保障要素部品IDとを含む保障要素部品指定情報定義テーブルと、
    前記保障要素部品IDと、前記保障要素部品の種別を表す保障要素部品種別と、各保障要素部品の内容を表示する約款文言とを含む保障要素部品定義テーブルと、
    前記保障要素部品に含まれる約款文言において使用されている用語を特定するための識別情報である用語データIDと、これと関連づけられた用語の文言である用語内容と、その用語の省略形である省略用語データと、その用語についての補足文言である用語内容補足データとを含む約款用語データを格納している用語データ定義テーブルとを格納している商品データ記憶部を備える情報処理装置に、
    受け付けた前記商品IDをキーとして、さらにこれと関連づけられている前記保障ID、前記保障要素部品指定情報ID、前記従属保障要素部品指定情報ID、及び前記保障要素部品IDによって前記商品データ記憶部を検索し、前記保険商品の名称、保険種別、これと関連づけられた保障名称と、保障種別と、約款を構成する文言に付される項番を示す文書項番と、前記保障要素部品指定情報に付された名称である保障要素部品指定情報名称と、前記保障要素部品種別と、前記約款文言と、前記用語内容とを少なくとも商品データとして抽出するステップと、
    参照先である保障要素部品に含まれる約款文言と参照元保障要素部品に含まれる約款文言とを比較して、両者で異なる文言を発見した場合、その発見した文言を利用して、新たな保障要素部品とこれを参照する新たな保障要素部品指定情報を生成するステップと、
    新たに生成した前記保障要素部品の保障要素文言は、参照元保障要素部品のどこの箇所を読み替えたかを記録するために、参照先保障要素部品の保障要素部品指定情報を含む文言を含めて生成するステップと、
    参照元である保障要素部品に含まれていた約款文言を削除するステップと、
    前記抽出された商品データを、あらかじめ規定されている表示形式の約款データへと変換して約款データを生成するステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 前記保険商品の保険種別と、これと関連づけられている、抽出された前記商品データを約款として配列するための規則を規定している商品データ編集規則と、前記商品データに含まれる前記保障要素部品に項番を付す際の規則を規定する商品データ採番規則とを格納している商品データ編集テンプレート定義テーブルと、抽出された商品データを約款として表示するための形式に変換するフォーマットデータである約款データ生成テンプレート定義テーブルとを格納するテンプレートデータ記憶部をさらに備え、
    前記商品IDに関連づけられた保険商品種別を前記商品情報定義テーブルから抽出し、その保険商品種別に従って前記テンプレートデータ記憶部から該当する商品データ編集テンプレートを読み出し、これに基づいて前記読み出した商品データによって当該保険商品の約款データを生成するステップを実行させることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 参照先である保障要素部品に含まれる約款文言と参照元保障要素部品に含まれる約款文言とを比較して、両者で異なる文言を発見した場合、その発見した文言を利用して、新たな保障要素部品とこれを参照する新たな保障要素部品指定情報を生成するステップをさらに実行させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 保険商品についての保険約款を生成する方法であって、
    保険商品を特定するために付された識別情報である商品ID、前記保険商品の名称、保険種別、及び保障契約を特定するための識別情報である保障IDを含む商品情報定義テーブルと、
    前記保障IDと、これと関連づけられた保障名称と、保障種別と、前記保障が参照する参照先の保障に付された保障IDと、保障を構成する約款文言でなる要素部品を指定する情報を識別するための情報である保障要素部品指定情報IDとを含む保障情報定義テーブルと、
    前記保障要素部品指定情報IDと、これと関連づけられた、約款を構成する文言に付される項番を示す文書項番と、前記保障要素部品指定情報に付された名称である保障要素部品指定情報名称と、一の保障要素部品指定情報にさらに従属する保障要素部品を指定する情報を識別するための情報である従属保障要素部品指定情報IDと、各保障要素部品を構成する約款文言の単位を特定するために付された保障要素部品IDとを含む保障要素部品指定情報定義テーブルと、
    前記保障要素部品IDと、前記保障要素部品の種別を表す保障要素部品種別と、各保障要素部品の内容を表示する約款文言とを含む保障要素部品定義テーブルと、
    前記保障要素部品に含まれる約款文言において使用されている用語を特定するための識別情報である用語データIDと、これと関連づけられた用語の文言である用語内容と、その用語の省略形である省略用語データと、その用語についての補足文言である用語内容補足データとを含む約款用語データを格納している用語データ定義テーブルとを用意し、
    保険約款生成の対象である保険商品を特定する商品IDをキーとして、さらにこれと関連づけられている前記保障ID、前記保障要素部品指定情報ID、前記従属保障要素部品指定情報ID、及び前記保障要素部品IDによって、前記商品情報定義テーブル、前記保障情報定義テーブル、前記保障要素部品指定情報定義テーブル、前記保障要素部品定義テーブル、及び用語データ定義テーブルを検索し、前記保険商品の名称、保険種別、これと関連づけられた保障名称と、保障種別と、約款を構成する文言に付される項番を示す文書項番と、前記保障要素部品指定情報に付された名称である保障要素部品指定情報名称と、前記保障要素部品種別と、前記約款文言と、前記用語内容とを少なくとも抽出し、参照先である保障要素部品に含まれる約款文言と参照元保障要素部品に含まれる約款文言とを比較して、両者で異なる文言を発見した場合、その発見した文言を利用して、新たな保障要素部品とこれを参照する新たな保障要素部品指定情報を生成し、新たに生成した前記保障要素部品の保障要素文言は、参照元保障要素部品のどこの箇所を読み替えたかを記録するために、参照先保障要素部品の保障要素部品指定情報を含む文言を含めて生成し、参照元である保障要素部品に含まれていた約款文言を削除し、前記抽出された商品データを、あらかじめ規定されている表示形式の約款データへと変換して約款データを生成することを特徴とする約款生成方法。
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