JP2010244439A - チェックリスト生成装置、チェックリスト生成方法及びチェックリスト生成プログラム - Google Patents

チェックリスト生成装置、チェックリスト生成方法及びチェックリスト生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】評価者に依存することなく、即座に評価対象マシンに最適なチェックリストを作成するチェックリスト生成装置、チェックリスト生成方法及びチェックリスト生成プログラムを提供すること
【解決手段】本発明のチェックリスト生成装置は、評価対象マシン1の構成要素情報を取得する構成要素情報取得手段11と、マシンの構成要素情報と当該構成要素の基本動作を確認する評価項目を関連付けて記憶する基本動作評価項目記憶手段13と、マシンの構成要素情報と当該構成要素に関する障害情報を関連付けて記憶する障害情報記憶手段14を備えている。また、基本動作評価項目記憶手段13と障害情報記憶手段14から評価対象マシン1の構成要素情報に対応する評価項目を抽出し前記評価対象マシンの評価に用いるチェックリストを生成するチェックリスト生成手段12とを備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明はチェックリスト生成装置、チェックリスト生成方法及びチェックリスト生成プログラムに関し、特にマシンの評価に用いるチェックリストの生成に関する。
近年コンピュータの販売方法として、ハードウェア構成をカスタマイズして製造したコンピュータを販売する方法が用いられている。コンピュータを構成するCPU(Central Processing Unit)、メモリ、ハードディスク、光学ドライブ等の各部品を、異なるメーカ製品を用いてコンピュータを構成するものである。ハードウェア構成をカスタマイズしてコンピュータを販売する場合には、コンピュータが正常に動作するか否かを評価し、評価結果が良好である場合にコンピュータの販売を行うことになる。この場合、ハードウェアの構成(組み合わせ)は無数に存在し、さらにハードウェアとソフトウェアの組み合わせも無数に存在する。このような場合に、カスタマイズ後のコンピュータ装置の評価項目も、ハードウェアの組み合わせ及びハードウェアとソフトウェアの組み合わせに応じて存在するため、非常に多くの項目の評価が必要となる。このため、ハードウェアをカスタマイズして製造販売するコンピュータの評価を効率的に行う方法が求められている。
特許文献1には、複数要素の組み合わせから構成される製品の組み合わせの可否や構成品の漏れについてチェックをする構成要素判定装置について開示している。構成要素判定装置は、予め構成要素の組み合わせの適否を設定したマスタ情報と複数要素を組み合わせた製品を比較することにより構成要素の組み合わせ可否等を自動的に判定するものである。
特許文献2には、メーカにおける製品開発の効率化を図るための設計支援システムについて開示している。設計支援システムは、製品開発における設計結果に対する評価を的確に行うために、その評価を専門とする部署とのやり取りをできるように、製品情報をデータベース化したものである。
特許文献3には、多数のルールの中から、目標値を満たす最適なルールの組み合わせを抽出するルール組み合わせ作成方法について開示している。ルール組み合わせ作成方法をもちいることにより、意思決定における優先度を考慮し、評価データに基づいてルールの組み合わせを評価することにより、ルールの組み合わせを最適化できるというものである。
特開2000−271826号公報 特開2004−54454号公報 特開2005−258497号公報
しかし、上述した特許文献1乃至3に開示した技術は、構成の組み合わせがOK/NGというものを評価しているが、OK/NGを判断するための評価項目を効率よく抽出するものではない。これにより、評価項目を抽出する際に、評価者に依存することなく、即座に評価対象マシンに最適なチェックリストを作成することができないという問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、評価者に依存することなく、即座に評価対象マシンに最適なチェックリストを作成するチェックリスト生成装置、チェックリスト生成方法及びチェックリスト生成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の実施の態様にかかるチェックリスト生成装置は、評価対象マシンを構成する構成要素に関する構成要素情報を取得する構成要素情報取得手段と、マシンの構成要素のそれぞれと当該構成要素の基本動作を確認する評価項目を対応付けて記憶する基本動作評価項目記憶手段と、前記マシンの構成要素のそれぞれと当該構成要素に関する障害情報を対応付けて記憶する障害情報記憶手段と、前記構成要素情報取得手段により取得された構成要素情報に基づいて、前記基本動作評価項目記憶手段から当該構成要素情報に含まれる各構成要素に対応する評価項目を抽出するとともに前記障害情報記憶手段から当該構成要素情報に含まれる各構成要素に対応する障害情報に基づく評価項目を抽出し前記評価対象マシンの評価に用いるチェックリストを生成するチェックリスト生成手段とを備えるものである。
また、本発明の第2の実施の態様にかかるチェックリスト生成方法は、評価対象マシンを構成する構成要素に関する構成要素情報を取得するステップと、前記構成要素情報に含まれる各構成要素に予め対応付けられている評価項目を抽出するとともに、当該構成要素情報に含まれる各構成要素に予め対応付けられている障害情報に基づいて定められる評価項目を抽出するステップと、前記抽出した評価項目から、当該構成要素の動作を確認する評価項目と当該構成要素を組み合わせた動作を確認する評価項目を選択しチェックリストを生成するステップを備えることである。
また、本発明の第3の実施の態様にかかるチェックリスト生成プログラムは、評価対象マシンを構成する構成要素に関する構成要素情報を取得するステップと、前記構成要素情報に含まれる各構成要素に予め対応付けられている評価項目を抽出するとともに、当該構成要素情報に含まれる各構成要素に予め対応付けられている障害情報に基づいて定められる評価項目を抽出するステップと、前記抽出した評価項目から、当該構成要素の動作を確認する評価項目と当該構成要素を組み合わせた動作を確認する評価項目を選択しチェックリストを生成するステップとをチェックリスト生成装置の制御コンピュータに実行させるものである。
本発明により、評価者に依存することなく、即座に評価対象マシンに最適なチェックリストを作成するチェックリスト生成装置、チェックリスト生成方法及びチェックリスト生成プログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかるチェックリスト生成装置の構成図である。 実施の形態1にかかるチェックリスト生成装置の構成図である。 実施の形態1にかかる型番情報と製品情報の変換テーブルを示す図である。 実施の形態1にかかる基本動作評価項目記憶部の保持する情報テーブルである。 実施の形態1にかかる障害情報記憶部の保持する情報テーブルである。 実施の形態1にかかるチェックリストを示す図である。 実施の形態1にかかる型番情報と製品情報の変換処理に関するフローチャートである。 実施の形態1にかかるチェックリストの生成処理に関するフローチャートである。 実施の形態1にかかる評価実施の処理に関するフローチャートである。 実施の形態2にかかるソフトウェア名情報と製品情報の変換テーブルを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態1にかかるチェックリスト生成装置の構成を示した図である。チェックリスト生成装置10は、ハードウェア及びソフトウェアをカスタマイズして構成するマシンの評価項目を示すチェックリストを生成する装置である。チェックリスト生成装置10は、構成要素情報取得部11と、チェックリスト生成部12と、基本動作評価項目記憶部13と、障害情報記憶部14を備えている。
構成要素情報取得部11は、評価対象マシン1を構成する構成要素に関する構成要素情報を取得する。具体的には、評価対象マシンを構成しているハードウェア又はソフトウェアの構成要素に関する構成要素情報を取得する。構成要素情報取得部11が取得した評価対象マシン1を構成する構成要素に関する構成要素情報は、チェックリスト生成部12に出力される。
基本動作評価項目記憶部13は、評価対象マシンを含むマシンの構成要素のそれぞれと当該構成要素の基本動作を確認する評価項目を対応付けて記憶している。
障害情報記憶部14は、マシンの構成要素のそれぞれと当該構成要素に関する障害情報を対応付けて記憶している。障害情報とは、過去に当該構成要素に関する評価を実施した際に発生した障害情報や、マシンを使用しているユーザからの申告により判明した障害情報を含むものとする。
チェックリスト生成部12は、構成要素情報取得部11から取得した構成要素情報と、当該構成要素情報に含まれる各構成要素に対応する評価項目を基本動作評価項目記憶部13より抽出する。さらに、当該構成要素情報に含まれる各構成要素に対応する障害情報に基づく評価項目を障害情報記憶部14より抽出する。チェックリスト生成部12は、基本動作評価項目記憶部13と障害情報記憶部14より抽出した評価項目を用いて評価対象マシン1の評価に用いるチェックリストを生成する。
次に、図2を用いて本発明の実施の形態1にかかるチェックリスト生成装置の詳細な構成について説明する。チェックリスト生成装置10は、構成要素情報取得部11と、チェックリスト生成部12と、基本動作評価項目記憶部13と、障害情報記憶部14と、構成情報変換部15を備えている。
構成要素情報取得部11は、評価対象マシン1のハードウェア構成情報又はソフトウェア構成情報を取得する。評価対象マシン1は、ハードウェアをカスタマイズしており、複数の製造メーカにより製造された部品を搭載している。例えばCPUはA社製のCPUであり、メモリはB社製のメモリであり、光学ディスクはC社製のものを用いてマシンを構成している。さらに、ソフトウェアに関しても、例えばC社製の光学ディスクにD社製のソフトウェアを搭載するというようにカスタマイズしている。構成要素情報取得部11は、ハードウェア構成情報であれば、例えばハードウェアの型番情報等を取得する。また、ソフトウェア情報であれば、ソフトウェア名称もしくはシリアルナンバー等を取得する。このようにして、構成要素情報取得部11は、評価対象マシン1を構成しているハードウェア、ソフトウェア情報を取得する。
取得方法として、例えば、評価対象マシン1のOS(Operating System)がWindows(登録商標)である場合、WMI(Windows Management Instrumentation)情報からハードウェア情報を取得する方法がある。また、レジストリを使用して、ソフトウェア名情報を取得する方法もある。構成要素情報取得部11が取得した評価対象マシン1のハードウェアに関する型番情報や、ソフトウェアに関するソフトウェア名称等は、構成情報変換部15に出力される。
構成情報変換部15は、構成要素情報取得部11から取得した型番情報等に基づいて、装置の種類(製品情報)に分類する。具体的な分類方法について、図3を用いて説明する。
図3(a)は、CPU、メモリ、光学ドライブに関して、評価対象マシン1から取得した型番情報を示している。CPUの型番は「H CPU J−001」であり、メモリの型番は「K MEM−01024」であり、光学ドライブの型番は「A DVD−ROM C−001」である。図3(b)は、型番情報に装置の製品情報が関連付けられている。例えば、「H CPU I−001」は、H社製CPU Iシリーズに用いられていることを示している。型番情報と装置の製品情報の関連付けは、予め定められているものとする。図3(b)の情報テーブルにより、評価対象マシン1から取得したCPUの型番情報「H CPU J−001」は、H社製CPU JシリーズとH社製CPU Iシリーズに用いられており、メモリの型番「K MEM−0124」はK社製メモリに用いられており、光学ドライブの型番「A DVD−ROM C−001」は、A社製DVD Multi Drive Cシリーズに用いられていることが分かる。この結果を基に、図3(c)は、評価対象マシン1に用いられているCPU、メモリ、光学ドライブに製品情報を関連付けたものである。
図2に戻り、型番情報から装置の製品情報に変換された情報は、チェックリスト生成部12に出力される。チェックリスト生成部12は、取得した製品情報に関連付けられている評価項目を、基本動作評価項目記憶部13と、障害情報記憶部14から抽出する。ここで、基本動作評価項目記憶部13と障害情報記憶部14から抽出する評価項目を、図4、5を用いて説明する。
図4は、基本動作評価項目記憶部13が保持する情報テーブルである。具体的には、DVD−Rに書き込みができること、とする評価項目の対象ハードウェアは、A社製DVD Multi DriveBシリーズと、A社製DVD Multi DriveCシリーズと、C社製DVD Multi DriveDシリーズが関連付けられている。さらに、DVD−R DLに書き込みができること、とする評価項目の対象ハードウェアは、A社製DVD Multi DriveCシリーズと、C社製DVD Multi DriveDシリーズが関連付けられている。ここでは、主にDVD Multi Driveに関する評価項目が抽出されており、評価対象マシン1はA社製DVD Multi DriveCシリーズを備えているため、A社製DVD Multi DriveCシリーズに対応付けられている評価項目を抽出している。
また、図4では、構成要素情報取得部11が取得した型番情報に基づいて変換された製品情報に評価項目を関連付けているが、構成要素情報取得部11が取得した型番情報と評価項目を直接関連付けてもよい。
図5は、障害情報記憶部14が保持する情報テーブルである。具体的には、DVD−Rに書き込みができない、という障害情報の対象ハードウェアは、A社製DVD Multi DriveCシリーズとF社製メモリとG社製メモリの組み合わせが関連付けられている。つまり、DVD−Rに書き込みができないとする障害が発生した際にA社製DVD Multi DriveCシリーズとF社製メモリとG社製メモリが組み合わされ動作していたことを示している。また、DVD−RWの消去ができない、という障害情報の対象ハードウェアは、A社製DVD Multi DriveCシリーズとH社製CPU Iシリーズの組み合わせが関連付けられている。評価対象マシン1には、A社製DVD Multi DriveCシリーズとH社製CPU Iシリーズが備えられているため、どちらか一方のハードウェアを対象ハードウェアに含む評価項目を抽出している。
また、図5では、構成要素情報取得部11が取得した型番情報に基づいて変換された製品情報に障害情報を関連付けているが、構成要素情報取得部11が取得した型番情報と障害情報を直接関連付けてもよい。
図2に戻り、チェックリスト生成部12は、上述したように、基本動作評価項目記憶部13と障害情報記憶部14から、H社製CPU Jシリーズと、H社製CPU Iシリーズと、K社製メモリと、A社製DVD Multi DriveCシリーズのうち1つでも対象ハードウェアに含む評価項目及び障害内容があれば、抽出を行っている。チェックリスト生成部12は、抽出した評価項目から、項目を精査してチェックリストを生成する。具体的には、対象ハードウェアの列に記載されている「+」は、「又は」を示しており、例えば、DVD−Rに書き込みができること、に対応する対象ハードウェアは、A社製DVD Multi DriveBシリーズとA社製DVD Multi DriveCシリーズとC社製DVD Multi DriveDシリーズのうちどれか1つでも評価対象マシン1に該当すれば、チェックリストに採用するものである。
ここで、対象ハードウェアの列に記載されている「*」は「かつ」を示しており、例えば、DVD−Rに書き込みができない、とする障害情報に対応する対象ハードウェアは、A社製DVD Multi DriveCシリーズと、F社製メモリと、G社製メモリが全て評価対象マシンに搭載されている場合には、チェックリストに採用するものである。
評価対象マシン1は、A社製DVD Multi DriveCシリーズを備えているため、基本動作評価項目記憶部13から抽出した項目はすべてチェックリストに採用する。また、評価対象マシン1は、F社製メモリとG社製メモリを備えていないため、障害情報記憶部14から抽出した「DVD−Rに書き込みができない」とする障害内容に基づく評価項目は削除される。評価対象マシン1は、A社製DVD Multi DriveCシリーズと、H社製CPU Iシリーズを備えているため、「DVD−RWの消去ができない」とする障害内容に基づく評価項目は、チェックリストに採用される。生成されたチェックリストは図6に示される。
ここで、基本動作評価項目記憶部13においても、対象ハードウェアにおいて複数のハードウェアを「*」で組み合わせたハードウェアに関連付けられた評価項目も存在するものとする。また、障害情報記憶部14においても、対象ハードウェアにおいて複数のハードウェアを「+」で組み合わせたハードウェアに関連付けられた評価項目も存在するものとする。
図2に戻り、障害情報記憶部14には、障害情報入力装置2より、随時障害情報を入力することが可能である。例えば、評価を行っている時に発見された障害情報や、マシンを使用しているユーザから申告された障害情報等を、障害入力装置2を介して障害情報記憶部14に入力することができる。例えば、障害内容として「DVD−Rのデータを読み込むことができない」、対象ハードウェアに「A社製DVD Multi DriveBシリーズ」と「E社製ハードディスクFシリーズ」の両方を搭載している場合のみの場合は、対象ハードウェアに「A社製DVD Multi DriveBシリーズ*E社製ハードディスクFシリーズ」と入力する。これにより、次回「A社製DVD Multi DriveBシリーズ」と「E社製ハードディスクFシリーズ」を両方搭載したマシンで評価を行う場合は、「DVD−Rのデータを読み込むことができない件が発生しないこと」というチェック項目が追加されることになる。
次に、図7乃至9を用いて本発明の実施の形態1にかかるチェックリスト生成装置の処理の流れにつき説明する。図7は、ハードウェアの型番情報と製品情報の対応付けを行う処理の流れを示している。
はじめに、ハードウェア型番情報と、当該型番情報に対応する製品情報を入力する(S1)。具体的には、チェックリスト生成装置10に対して外部入力媒体であるUSBメモリ等を用いて情報の入力を行う。
次に、基本動作評価項目記憶部13に、製品情報に対応する評価項目を入力する(S2)。本入力作業も、S1と同様にUSBメモリ等を用いて情報の入力を行う。
次に、構成情報変換部15は、構成要素情報取得部11が取得した評価対象マシン1のハードウェア構成要素である型番情報を用いて、当該型番情報に関連付けられている製品情報を検索する(S3)。
次に、構成要素情報取得部11が取得した評価対象マシン1のハードウェア構成要素である型番情報と製品情報が関連付けられている場合は(S4)、型番情報を製品情報に変換して、チェックリスト生成部12に出力する(S5)。構成要素情報取得部11が取得した評価対象マシン1のハードウェア構成要素である型番情報と製品情報が関連付けられていない場合は、型番情報を製品情報に変換を行わない(S4)。もしくは、「DVD ROM」の情報が型番情報に含まれている場合、「DVD ROM」を含む型番情報に対応する製品情報をすべてチェックリスト生成部12に出力してもよい。また、関連付けられていない型番情報と製品情報の入力を促す表示をチェックリスト生成装置10の表示部(図示せず)に出力してもよい。また、関連付けられていない型番のハードウェアに関する評価項目は出力しないとしてもよい。
次に、構成要素情報取得部11が取得した評価対象マシン1の型番情報に関連付けられている製品情報をすべてチェックリスト生成部12に対して出力を行った場合、(1)の処理に進む。チェックリスト生成部12に対して出力を行っていない型番情報がある場合は、S3の処理に戻り、処理を継続する(S6)。
次に、図8を用いて本発明の実施の形態1にかかるチェックリスト生成に関する処理の流れにつき説明を行う。
はじめに、チェックリスト生成部12が取得した製品情報を対象ハードウェアに含む評価項目を、基本動作評価項目記憶部13及び障害情報記憶部14からすべて抽出する(S7)。
次に、評価項目に関連付けられている対象ハードウェア情報に、「+」、「*」、が含まれているか否かを確認する(S8)。「+」は「又は」を示しており、前後の項目のどちらかのハードウェアが搭載されている場合の評価項目であることを示す。「*」は「かつ」を示しており、前後の項目が両方とも搭載されている場合の評価項目であることを示す。対象ハードウェア情報に「+」又は「*」が含まれている場合には次の処理を行う。チェックリスト生成部12が、構成情報変換部15より取得した製品情報と対象ハードウェアの項目が一致する場合は「1」を設定し、対象ハードウェアの項目が、構成情報変換部15により取得した製品情報と一致しない場合は「0」を設定する(S9)。
次に、S9により設定した数値を、対象ハードウェアの式で計算する(S10)。具体的には、対象ハードウェアが「A社製DVD Multi DriveCシリーズ * H社製CPU Iシリーズ」で、チェックリスト生成部12が「A社製DVD Multi DriveCシリーズ」と「H社製CPU Iシリーズ」の製品情報を取得したとする。この場合、対象ハードウェアに「A社製DVD Multi DriveCシリーズ」が存在するので「1」と設定する。さらに、「H社製CPU Iシリーズ」も存在するので「1」と設定する。これを対象ハードウェアの式で計算すると「1*1=1」となる。また、対象ハードウェアが「C社製DVD Multi DriveDシリーズ + H社製CPU Iシリーズ」で、チェックリスト生成部12が「A社製DVD Multi DriveCシリーズ」と「H社製CPU Iシリーズ」の製品情報を取得したとする。この場合、「C社製DVD Multi DriveDシリーズ」に関する製品情報は取得されていないため「0」と設定する。チェックリスト生成部12が取得した「H社製CPU Iシリーズ」は対象ハードウェアに存在するため、「1」と設定する。これを対象ハードウェアの式で計算すると「1+0=1」となる。
次に、対象ハードウェアの式で計算した結果が1以上であるか否かを確認する(S11)。計算した結果が1以上である場合には、チェックリストに追加を行う(S13)。計算した結果が0である場合には、チェックリストに追加を行わない。
次に、対象ハードウェア情報に「+」、「*」が含まれていない場合に、対象ハードウェア情報に含まれる製品情報が、評価対象マシン1から抽出した製品情報と一致するか否かを確認する(S12)。一致する場合には、チェックリストに追加を行う(S13)。一致しない場合にはチェックリストへの追加を行わない。ここで、チェックリストに採用する評価項目数が指定されている場合には、事前にそれぞれの評価項目に優先度を設けておき、優先度順に評価項目を絞り込み、チェックリストを生成してもよい。
次に、チェックリスト生成部12が抽出した評価項目すべてについて、対象ハードウェアと製品情報のチェックを完了した場合、(2)の処理に進む。まだチェックしていない評価項目が存在する場合は、S7の処理に戻る(S14)。
次に、図9を用いて本発明の実施の形態1にかかるチェックリスト生成装置への障害情報の入力の処理の流れにつき説明を行う。
はじめに、作成したチェックリストを表示または出力する(S15)。
次に、評価者は、表示されたチェックリストに従って評価対象マシンの評価を実施する(S16)。
次に、評価実施時に障害が発生した場合(S17)、障害内容を、障害情報入力装置2を用いて障害情報記憶部14に入力する(S18)。障害が発生していない場合は、入力作業を実施しない。
本作業をチェックリストに挙げられているすべての評価項目の評価が終了するまで継続する(S19)。
以上説明したように、本発明の実施の形態1にかかるチェックリスト生成装置を用いることにより、ハードウェアの型番情報と製品情報の関連付けを行うことができる。さらに、評価項目毎に対象とするハードウェア条件が関連付けられているため、必要な評価項目を抽出することができる。これにより、評価対象マシンのハードウェア構成に最適なチェックリストを短時間で正確に作成することができる。
また、障害発生時に障害情報にハードウェアの製品情報を関連付けておくことで、チェックリスト作成時に登録された障害情報が評価項目として抽出されるため、チェックリストをさらに充実させることができる。また、障害情報を常時更新可能な状態にしておくことで、チェックリストも常に最新の状態を保つことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2にかかるチェックリスト生成装置について説明する。実施の形態2におけるチェックリスト生成装置の構成は図1及び図2と同様であるため、説明を省略する。実施の形態1においては、型番情報等の主にハードウェアの構成要素を用いたチェックリストの生成について説明を行った。実施の形態2においては、主にソフトウェアの構成要素を用いたチェックリストの生成について説明を行う。
図10を用いて本発明の実施の形態2にかかるチェックリスト生成装置が取得するソフトウェア構成要素について説明を行う。図10(a)は、構成要素情報取得部11が評価対象マシン1から取得したソフトウェア名を示している。評価対象マシン1は、「DVD Player Ver1.1」と、「VirusScaner3」と、「DVD Writer 2.0」を備えている。
図10(b)は、ソフトウェア名と製品情報を関連付けたものである。具体的には、「DVD Player Ver1.1」は「A社製DVD Playerソフト」と関連付けられており、「VirusScaner3」は「C社製 VirusScanソフト」と関連付けられている。さらに、「DVD Writer2.0」は「G社製DVDライティングソフト」と関連付けられている。
この結果に基づいて、図10(c)のように、評価対象マシン1のソフトウェア名情報から、ソフトウェアの製品情報を取得することができる。
チェックリスト生成部12は、ソフトウェアの製品情報に基づいて、基本動作評価項目記憶部13及び障害情報記憶部14より、評価項目の抽出を行う。評価項目の抽出及びチェックリストの生成については、実施の形態1と同様の処理(図7乃至9)と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかるチェックリスト生成装置を用いることにより、ソフトウェア名情報と製品情報の関連付けを行うことができる。さらに、評価項目毎に対象とするソフトウェア条件が関連付けられているため、必要な評価項目を抽出することができる。これにより、評価対象マシンのソフトウェア構成に最適なチェックリストを短時間で正確に作成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態1にかかるハードウェア情報と実施の形態2にかかるソフトウェア情報を組み合わせ、ハードウェアとソフトウェアの製品情報の組み合わせに関連づけられる評価項目を設定してもよい。また、ハードウェアの型番情報とソフトウェアのソフトウェア名情報の組み合わせに関連づけられる評価項目を設定してもよい。
1 評価対象マシン
2 障害情報入力装置
10 チェックリスト生成装置
11 構成要素情報取得部
12 チェックリスト生成部
13 基本動作評価項目記憶部
14 障害情報記憶部
15 構成情報変換部

Claims (11)

  1. 評価対象マシンを構成する構成要素に関する構成要素情報を取得する構成要素情報取得手段と、
    マシンの構成要素のそれぞれと当該構成要素の基本動作を確認する評価項目を対応付けて記憶する基本動作評価項目記憶手段と、
    前記マシンの構成要素のそれぞれと当該構成要素に関する障害情報を対応付けて記憶する障害情報記憶手段と、
    前記構成要素情報取得手段により取得された構成要素情報に基づいて、前記基本動作評価項目記憶手段から当該構成要素情報に含まれる各構成要素に対応する評価項目を抽出するとともに前記障害情報記憶手段から当該構成要素情報に含まれる各構成要素に対応する障害情報に基づく評価項目を抽出し前記評価対象マシンの評価に用いるチェックリストを生成するチェックリスト生成手段とを備えるチェックリスト生成装置。
  2. 前記基本動作評価項目記憶手段は、前記マシンの2以上の前記構成要素の組み合わせと当該構成要素の組み合わせの基本動作を確認する評価項目を対応付けてさらに記憶することを特徴とする請求項1記載のチェックリスト生成装置。
  3. 前記障害情報記憶手段は、前記マシンの2以上の前記構成要素の組み合わせと当該構成要素の組み合わせの障害情報を対応付けてさらに記憶することを特徴とする請求項1又は2記載のチェックリスト生成装置。
  4. 前記チェックリスト生成手段は、抽出した前記マシンの2以上の構成要素の組み合わせに対応付けられた当該構成要素の組み合わせの基本動作を確認する評価項目のうち、前記構成要素情報取得手段により取得された構成要素情報に含まれる各構成要素を含まない評価項目を削除することを特徴とする請求項2に記載のチェックリスト生成装置。
  5. 前記チェックリスト生成手段は、抽出した前記マシンの2以上の構成要素の組み合わせに対応付けられた当該構成要素の組み合わせの障害情報に基づいて生成される評価項目のうち、前記構成要素情報取得手段により取得された構成要素情報に含まれる各構成要素を含まない評価項目を削除することを特徴とする請求項3に記載のチェックリスト生成装置。
  6. 前記構成要素情報取得手段は、評価対象マシンを構成するハードウェアの型番情報を取得し、
    前記基本動作評価項目記憶手段は、前記構成要素情報取得手段が取得したハードウェアの型番に評価項目を対応付けて記憶し、
    前記障害情報記憶手段は、前記構成情報取得手段が取得したハードウェアの型番に評価項目を対応付けて記憶することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のチェックリスト生成装置。
  7. 前記構成情報取得手段は、評価対象マシンを構成するソフトウェア名情報を取得し、
    前記基本動作評価項目記憶手段は、前記構成情報取得手段が取得したソフトウェア名情報に評価項目を対応付けて記憶し、
    前記障害情報記憶手段は、前記構成情報取得手段が取得したソフトウェア名情報に評価項目を対応付けて記憶することを特徴とする請求項1又は6記載のチェックリスト生成装置。
  8. 前記障害情報記憶手段により記憶される障害情報は、随時更新可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のチェックリスト生成装置。
  9. 前記チェックリスト生成手段は、評価項目数を指定された場合は、各評価項目の優先順に評価項目の絞り込みを行い、チェックリストを生成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のチェックリスト生成装置。
  10. 評価対象マシンを構成する構成要素に関する構成要素情報を取得するステップと、
    前記構成要素情報に含まれる各構成要素に予め対応付けられている評価項目を抽出するとともに、当該構成要素情報に含まれる各構成要素に予め対応付けられている障害情報に基づいて定められる評価項目を抽出するステップと、
    前記抽出した評価項目から、当該構成要素の動作を確認する評価項目と当該構成要素を組み合わせた動作を確認する評価項目を選択しチェックリストを生成するステップを備えるチェックリスト生成方法。
  11. 評価対象マシンを構成する構成要素に関する構成要素情報を取得するステップと、
    前記構成要素情報に含まれる各構成要素に予め対応付けられている評価項目を抽出するとともに、当該構成要素情報に含まれる各構成要素に予め対応付けられている障害情報に基づいて定められる評価項目を抽出するステップと、
    前記抽出した評価項目から、当該構成要素の動作を確認する評価項目と当該構成要素を組み合わせた動作を確認する評価項目を選択しチェックリストを生成するステップとをチェックリスト生成装置の制御コンピュータに実行させるチェックリスト生成プログラム。
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