JP2005250837A - コンピュータ、年金規約管理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 各種年金規約の変更に伴う処理や必要書類の作成を容易に効率良くまた正確に行う。
【解決手段】 運営管理サーバ8の制御部82は、規約の変更内容を示すデータの入力を受け付けると、入力された変更内容に対応する書類コードを記憶部81の必要書類テーブルから読み出し、その書類コードに対応するフォーマットデータと引き込みデータ定義情報を書類フォーマットDB812から読み出す。そして、引き込みデータ定義情報により定義されている引き込みデータを規約DB811から読み出し、読み出した引き込みデータと、読み出したフォーマットデータと、を合成することにより各書類データを生成し、印刷装置へ出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 運営管理サーバ8の制御部82は、規約の変更内容を示すデータの入力を受け付けると、入力された変更内容に対応する書類コードを記憶部81の必要書類テーブルから読み出し、その書類コードに対応するフォーマットデータと引き込みデータ定義情報を書類フォーマットDB812から読み出す。そして、引き込みデータ定義情報により定義されている引き込みデータを規約DB811から読み出し、読み出した引き込みデータと、読み出したフォーマットデータと、を合成することにより各書類データを生成し、印刷装置へ出力する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、確定拠出年金制度において、1つの規約で複数の企業を包括する確定拠出年金総合型規約を管理するシステム等に関する。
確定拠出年金制度が2001年10月から開始されている。確定拠出年金の導入を希望する企業は、各企業毎に企業型年金規約を作成し、労使合意を経て、地方厚生局に各種書類を添付して申請を行い、同局の承認を得る必要がある。
なお、確定拠出年金制度に関するシステムの一例として、確定拠出年金の運営を管理するシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−329078号公報(第5頁、第2図)
上記のように、確定拠出年金制度の導入には、各企業毎に企業型年金規約を作成する必要があることから、その作成資料が膨大になり、また規約の数が膨大になり管理等に多大の時間と労力を要していた。また、規約の作成・管理等において複雑な各種手続きが必要とされることから、制度の導入を思いとどまる企業も多かった。その改善を図るために、複数の企業が一つの規約で加入できる総合型規約が考案された。しかし、総合型規約の場合、個々の事業所に関して新規加入や変更が発生した場合、それに対する対応処理が必要となる。
また、承認された確定拠出年金総合型規約を変更する場合には、変更後の規約について承認を受けるために一定の必要書類を提出する必要がある。しかし、総合型規約の場合、提出する必要書類が規約の変更内容によってその種類や作成内容が複雑に異なることから、変更の都度、変更内容に応じて各必要書類を個別に作成することが必要であった。変更内容に応じて必要となる書類を漏れなく作成すると共に、各書類毎に共通する記載項目と個別の記載項目が混在する中で、間違いなく書類を作成する作業は非常に煩雑であり、また一つ一つの書類を個別対応で作成しなければならず非効率的でもあった。なお、こうした問題は確定拠出年金に限られるものではなく、今後、確定給付型年金等、各種年金についても同様に発生してくることが予想される。
また、承認された確定拠出年金総合型規約を変更する場合には、変更後の規約について承認を受けるために一定の必要書類を提出する必要がある。しかし、総合型規約の場合、提出する必要書類が規約の変更内容によってその種類や作成内容が複雑に異なることから、変更の都度、変更内容に応じて各必要書類を個別に作成することが必要であった。変更内容に応じて必要となる書類を漏れなく作成すると共に、各書類毎に共通する記載項目と個別の記載項目が混在する中で、間違いなく書類を作成する作業は非常に煩雑であり、また一つ一つの書類を個別対応で作成しなければならず非効率的でもあった。なお、こうした問題は確定拠出年金に限られるものではなく、今後、確定給付型年金等、各種年金についても同様に発生してくることが予想される。
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、企業の確定拠出年金等、各種年金制度の導入を支援するためのコンピュータ、各種年金規約管理方法等を提供することを目的とする。
また、各種年金規約の変更に伴う処理や必要書類の作成を、容易に効率良く、また正確に行うためのコンピュータ、各種年金規約管理方法等を提供することを他の目的とする。
また、各種年金規約の変更に伴う処理や必要書類の作成を、容易に効率良く、また正確に行うためのコンピュータ、各種年金規約管理方法等を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係るコンピュータは、
複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するためのコンピュータであって、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶する規約記憶手段と、
書類を識別するための書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するフォーマット記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されている書類情報記憶手段と、
前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報を記憶する定義情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付ける手段と、
前記入力された変更内容に対応する書類コードを前記書類情報記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを前記フォーマット記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出したフォーマットデータに引き込むデータを、前記定義情報記憶手段を参照して特定する引き込みデータ特定手段と、
前記特定した引き込みデータを前記規約記憶手段から読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成する手段と、
前記生成した書類データを出力する手段と、
を備えることを特徴とする。
複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するためのコンピュータであって、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶する規約記憶手段と、
書類を識別するための書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するフォーマット記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されている書類情報記憶手段と、
前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報を記憶する定義情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付ける手段と、
前記入力された変更内容に対応する書類コードを前記書類情報記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを前記フォーマット記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出したフォーマットデータに引き込むデータを、前記定義情報記憶手段を参照して特定する引き込みデータ特定手段と、
前記特定した引き込みデータを前記規約記憶手段から読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成する手段と、
前記生成した書類データを出力する手段と、
を備えることを特徴とする。
また、この発明の第2の観点に係るコンピュータは、
複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するためのコンピュータであって、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶する規約記憶手段と、
書類を識別するための書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するフォーマット記憶手段と、
前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶する定義情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されている書類情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付ける手段と、
前記入力された変更内容に対応する書類コードを前記書類情報記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを前記フォーマット記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応する定義情報を前記定義情報記憶手段から読み出す定義情報読出手段と、
前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを前記規約記憶手段から読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成する手段と、
前記生成した書類データを出力する手段と、
を備えることを特徴とする。
複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するためのコンピュータであって、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶する規約記憶手段と、
書類を識別するための書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するフォーマット記憶手段と、
前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶する定義情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されている書類情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付ける手段と、
前記入力された変更内容に対応する書類コードを前記書類情報記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを前記フォーマット記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応する定義情報を前記定義情報記憶手段から読み出す定義情報読出手段と、
前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを前記規約記憶手段から読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成する手段と、
前記生成した書類データを出力する手段と、
を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、複数の企業が加入可能な総合型規約の規約データを記憶し、規約に変更が生じた場合、変更後の規約について承認を受けるための必要書類を変更内容に応じて特定し、書類に記載すべきデータを規約データから取り出して書類のイメージと合成して各書類データを生成することにより、必要書類の作成を効率良く正確に行うことができる。また規約の変更に必要な書類の作成作業の負荷を軽減することより、企業の各種年金制度の導入を支援することができる。
前記規約記憶手段に記憶される規約データは、規約を識別するための規約IDが付与されていてもよく、
前記書類フォーマットデータに引き込まれる前記引き込みデータは、規約IDと、企業IDと、の少なくとも1つにより特定されるデータを含んでもよい。
前記書類フォーマットデータに引き込まれる前記引き込みデータは、規約IDと、企業IDと、の少なくとも1つにより特定されるデータを含んでもよい。
前記定義情報記憶手段は、前記定義情報を、規約の変更内容を示すデータと、さらに関連付けて記憶してもよく、
前記定義情報読出手段は、前記読み出した書類コードと、前記入力された変更内容と、に対応する定義情報を前記定義情報記憶手段から読み出してもよい。
前記定義情報読出手段は、前記読み出した書類コードと、前記入力された変更内容と、に対応する定義情報を前記定義情報記憶手段から読み出してもよい。
前記規約記憶手段は、検索のためのデータを記憶する検索データ記憶手段を有し、
さらに前記コンピュータは、
入力を受け付けた前記規約の変更内容を示すデータに基づいて、検索条件の入力を促す画面を提供する手段と、
前記検索条件の入力を促す画面からの検索条件の入力を受け付け、前記検索データ記憶手段を参照して、検索条件に該当するデータを抽出する検索手段と、
前記検索手段によって抽出された前記データを、前記規約の変更内容を示すデータに基づいて更新する手段と、
を備えてもよい。
さらに前記コンピュータは、
入力を受け付けた前記規約の変更内容を示すデータに基づいて、検索条件の入力を促す画面を提供する手段と、
前記検索条件の入力を促す画面からの検索条件の入力を受け付け、前記検索データ記憶手段を参照して、検索条件に該当するデータを抽出する検索手段と、
前記検索手段によって抽出された前記データを、前記規約の変更内容を示すデータに基づいて更新する手段と、
を備えてもよい。
上記目的を達成するため、この発明の第3の観点に係る規約管理方法は、
コンピュータを用いて、複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するための年金規約管理方法であって、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付けるステップと、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されているデータベースから、前記入力された変更内容に対応する書類コードを読み出すステップと、
書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを読み出すステップと、
各前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応する定義情報を読み出すステップと、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶するデータベースから、前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成するステップと、
前記生成した書類データを出力するステップと、
を備えることを特徴とする。
コンピュータを用いて、複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するための年金規約管理方法であって、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付けるステップと、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されているデータベースから、前記入力された変更内容に対応する書類コードを読み出すステップと、
書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを読み出すステップと、
各前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応する定義情報を読み出すステップと、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶するデータベースから、前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成するステップと、
前記生成した書類データを出力するステップと、
を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、複数の企業が加入可能な総合型規約の規約データを記憶し、規約に変更が生じた場合、変更後の規約について承認を受けるための必要書類を変更内容に応じて特定し、書類に記載すべきデータを規約データから取り出して書類のイメージと合成して各書類データを生成することにより、必要書類の作成を効率良く正確に行うことができる。また規約の変更に必要な書類の作成作業の負荷を軽減することより、企業の各種年金制度の導入を支援することができる。
また、この発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付けるステップ、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されているデータベースから、前記入力された変更内容に対応する書類コードを読み出すステップ、
書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを読み出すステップ、
各前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応する定義情報を読み出すステップ、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶するデータベースから、前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成するステップ、
前記生成した書類データを出力するステップ、
を実行させる。
コンピュータに、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付けるステップ、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されているデータベースから、前記入力された変更内容に対応する書類コードを読み出すステップ、
書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを読み出すステップ、
各前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応する定義情報を読み出すステップ、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶するデータベースから、前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成するステップ、
前記生成した書類データを出力するステップ、
を実行させる。
この発明によれば、確定拠出年金等、各種年金規約の変更に伴う処理や必要書類の作成を容易に効率良くまた正確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る各種年金総合型規約管理システムについて図面を参照して説明する。なお以下では、確定拠出年金の場合を例として説明する。
(第1の実施形態)
図1はこの発明の実施の形態に係る確定拠出年金総合型規約管理システムの構成を示す図である。図示するように、この確定拠出年金総合型規約管理システムは、インターネット等の所定のネットワークを介して相互に接続される運営管理サーバ1と、記録管理サーバ3と、担当者端末5と、従業員端末7と、を備えている。
図1はこの発明の実施の形態に係る確定拠出年金総合型規約管理システムの構成を示す図である。図示するように、この確定拠出年金総合型規約管理システムは、インターネット等の所定のネットワークを介して相互に接続される運営管理サーバ1と、記録管理サーバ3と、担当者端末5と、従業員端末7と、を備えている。
運営管理サーバ1は、確定拠出年金の運用関連業務に関する処理を行うためのものであり、例えば図2に示すように、記憶部11、制御部12、表示部13、入力部14、通信制御部15を備えるコンピュータ等から構成される。また、運営管理サーバ1は、例えばプリンタ等の印刷装置に接続されている。
記憶部11は、例えば総合型の確定拠出年金規約として地方厚生局により承認された確定拠出年金総合型規約のデータ(規約データ)を記憶する規約DB11Aを備える。規約データは、規約本文データと、規約本文中で引用される別表の内容を示す別表データと、規約に加入している企業(事業主および事業所)に関する各種属性情報と、から構成される。
規約本文データの一例を図3に示す。本規約は一つの規約で複数の企業を包括する総合型規約であり、この規約本文において、各加入企業特有の所定情報(例えば、「事業主名及び住所」等の企業情報や、「加入者の範囲」等の企業毎の規約内容に関する決定事項等)が用いられる箇所では、それらの情報が設定されている別表を引用するよう記載されている(図3の規約本文における第2条、第3条、第6条等を参照)。このような構成により、企業が本規約へ追加加入する際に、規約本文データを更新する必要がなく、別表データのみを更新するだけで対応することができる。
別表データの一例を図4〜6に示す。別表データは、規約本文中で引用される各別表の内容を加入企業毎に示すものであり、図示されるように、本規約に関する各種項目について、各加入企業特有の情報が企業IDに対応付けて設定されている。企業IDは、事業主毎に設定され、一事業主について複数の事業所が存在する場合は、一つの企業IDに、例えば枝番を付することで事業所毎のIDを設定することもできる。つまり、企業IDが「AA001」であったとし、当該企業の加入事業所が2ヶ所あった場合、それぞれの事業所のIDを、例えば「AA001a」、「AA001b」などと設定することもでき、これが事業所毎の企業IDとなる。
また、図示しないが規約DB11Aには、各企業の従業員数等の規模、業種、平均年齢、年齢別従業員数、公的年金への加入の有無、退職給与引当金の積立状況など、各種の属性データが記録されている。
別表データの一例を図4〜6に示す。別表データは、規約本文中で引用される各別表の内容を加入企業毎に示すものであり、図示されるように、本規約に関する各種項目について、各加入企業特有の情報が企業IDに対応付けて設定されている。企業IDは、事業主毎に設定され、一事業主について複数の事業所が存在する場合は、一つの企業IDに、例えば枝番を付することで事業所毎のIDを設定することもできる。つまり、企業IDが「AA001」であったとし、当該企業の加入事業所が2ヶ所あった場合、それぞれの事業所のIDを、例えば「AA001a」、「AA001b」などと設定することもでき、これが事業所毎の企業IDとなる。
また、図示しないが規約DB11Aには、各企業の従業員数等の規模、業種、平均年齢、年齢別従業員数、公的年金への加入の有無、退職給与引当金の積立状況など、各種の属性データが記録されている。
また、記憶部11は、制御部12が実行する動作プログラム、各別表のフォーマットデータ、各処理に必要な各種データ等を記憶する。
制御部12は、記憶部11に記憶される動作プログラム等を実行することにより、規約管理部121、従業員管理部122、会計管理部123等を論理的に実現する。
規約管理部121は、企業からの本規約への加入要求に応じて本規約の更新を行う規約更新処理、規約本文データ及び別表データを表示・印刷等する規約出力処理、本規約に加入した企業(加入企業)からの規約内容の修正要求を受け付ける修正受付処理等を行う。
規約更新処理では、規約管理部121は、例えば、通信制御部15を介して、担当者端末5からの本規約への加入要求の受信に応じて、所定の入力画面を供給する等して、本規約への加入のために必要な情報の入力を加入要求元の企業から受け付ける。ここでの入力内容は、例えば、規約DB11Aの各別表データの各データ項目に対応する。そして、規約管理部121は、入力データについて、入力内容が確定拠出年金制度に適合しているか否か等の所定チェックを行う。チェック内容としては、例えば、掛金に関して、企業年金のある企業の場合には拠出限度額18000円以下の金額が入力されたか、また、企業年金のない企業の場合には拠出限度額36000円以下の金額が入力されたか、等がある。そして、入力内容が適正であることを確認した後、その企業に対して企業IDを生成・付与し、受信した入力データと企業IDを用いて別表データを更新する。この更新処理では、例えば、各入力データを企業IDとともにそれぞれ対応する別表の所定位置(例えば、表の最後尾等)に追記設定し、記憶部11内の例えば規約DB11Aなどの所定の領域に記録する。
本規約への加入要求を発信した担当者端末5に供給される入力画面(規約内容入力画面)の一例を図7に示す。各入力欄における各項目の入力形式は任意であり、文字を入力させてもよく、選択肢を表示していずれかの選択肢を選択させるようにしてもよい。
例えば規約管理部121は、図7の入力画面に入力されたデータのうち、「実施事業主」に関する「名称」、「住所」の各入力データを、図4の別表データT1の最後尾欄に企業IDとともに追記する。また、図7の入力画面において、「実施事業所及び加入者の範囲」に関する「実施事業所の名称及び所在地」、「加入者となる時期」、「加入者とならない者の範囲」、「加入者とならない者の範囲を定めた就業規則等」といった項目の各入力データを、図5の別表データT2の最後尾欄に企業IDとともに追記する。さらに、図7の入力画面において、「事業主掛金の拠出を中断する期間」に関する「実施事業所の名称」、「事業主掛金の拠出を中断する期間」、「事業主掛金の拠出を中断する期間を定めた就業規則等」といった項目の各入力データを、図6の別表データT3の最後尾に企業IDとともに追記する。
例えば規約管理部121は、図7の入力画面に入力されたデータのうち、「実施事業主」に関する「名称」、「住所」の各入力データを、図4の別表データT1の最後尾欄に企業IDとともに追記する。また、図7の入力画面において、「実施事業所及び加入者の範囲」に関する「実施事業所の名称及び所在地」、「加入者となる時期」、「加入者とならない者の範囲」、「加入者とならない者の範囲を定めた就業規則等」といった項目の各入力データを、図5の別表データT2の最後尾欄に企業IDとともに追記する。さらに、図7の入力画面において、「事業主掛金の拠出を中断する期間」に関する「実施事業所の名称」、「事業主掛金の拠出を中断する期間」、「事業主掛金の拠出を中断する期間を定めた就業規則等」といった項目の各入力データを、図6の別表データT3の最後尾に企業IDとともに追記する。
規約出力処理では、規約管理部121は、入力部14から入力された規約の出力要求に応じて、規約DB11Aに記憶されている別表データと記憶部11に記憶されている別表フォーマットを合成して別表イメージデータを生成する。そして、生成した別表イメージデータを表示部13に表示し、プリンタへ出力等する。プリンタから出力される別表イメージデータの一例を図8〜10に示す。また、規約管理部121は、規約DB11Aから規約本文データを読み出して、表示部13に表示し、プリンタへ出力等する。
規約修正処理では、規約管理部121は、通信制御部15を介して担当者端末5からの規約の修正要求を受信し、受信に応じて例えば図11に示すような、別表の各項目名を一覧表示するとともに、修正対象の項目の選択入力を受け付ける入力画面(修正項目選択画面)を供給して、修正対象の別表項目を選択入力させる。そして、修正対象項目の選択入力を受け付けると、選択された項目についての現状の内容を、例えば先に入力させた企業IDをキーとして規約DB11Aから読み出して表示するとともに、修正内容の入力を受け付ける修正受付画面を担当者端末5に供給して、修正内容の入力を受け付ける。修正受付画面の一例を図12に示す。そして、修正受付画面への入力データについて、入力内容が確定拠出年金制度に適合しているか否か等の所定チェックを行い、入力内容が適正であることを確認した後、入力された修正内容に基づいて、対応する別表データを更新する。
従業員管理部122は、本規約の加入企業の従業員からの確定拠出年金への加入申請を受け付ける加入申請受付処理等を行う。
加入申請受付処理では、従業員管理部122は、従業員端末7からの確定拠出年金への加入申請要求を通信制御部15を介して受信し、受信に応じて所定の入力画面を供給する等して、確定拠出年金への加入のために必要な情報の入力を、本規約の加入企業の従業員から受け付ける。ここでの入力内容は、例えば、企業ID、従業員ID、氏名、勤続年数等である。そして、従業員管理部122は、例えば、入力された企業IDをキーとして規約DB11Aの別表データを参照し、従業員による入力データがその従業員の企業の規約内容に適合するか否か(例えば、その企業の規約に「加入者となる時期」として「勤続年数が3年となったとき」と設定されている場合に、その従業員の勤続年数が3年以上であるか否か、等)、また、入力データが確定拠出年金制度の一般規則内容に適合するか否か等の所定のチェックを行う。そして、入力内容が適正であれば、入力データに基づく所定の加入者情報(企業ID、従業員ID、氏名、勤続年数等)を生成し、記録管理サーバ3に送信して登録する。
加入申請受付処理では、従業員管理部122は、従業員端末7からの確定拠出年金への加入申請要求を通信制御部15を介して受信し、受信に応じて所定の入力画面を供給する等して、確定拠出年金への加入のために必要な情報の入力を、本規約の加入企業の従業員から受け付ける。ここでの入力内容は、例えば、企業ID、従業員ID、氏名、勤続年数等である。そして、従業員管理部122は、例えば、入力された企業IDをキーとして規約DB11Aの別表データを参照し、従業員による入力データがその従業員の企業の規約内容に適合するか否か(例えば、その企業の規約に「加入者となる時期」として「勤続年数が3年となったとき」と設定されている場合に、その従業員の勤続年数が3年以上であるか否か、等)、また、入力データが確定拠出年金制度の一般規則内容に適合するか否か等の所定のチェックを行う。そして、入力内容が適正であれば、入力データに基づく所定の加入者情報(企業ID、従業員ID、氏名、勤続年数等)を生成し、記録管理サーバ3に送信して登録する。
また、従業員管理部122は、加入者である従業員から加入者情報の登録内容の修正要求を受け付ける処理を行う。この処理では、従業員端末7からの加入者情報の修正要求の受信に応じて、例えば、企業ID、従業員ID等の入力画面を従業員端末7に供給して、修正内容を入力させる。そして、修正内容の入力を受け付けると、入力された内容について、例えば加入申請要求受付時と同様の所定のチェックを行い、入力内容が適正であれば、企業ID、従業員ID、修正内容を含む所定の修正要求を記録管理サーバ3に送信する。
会計管理部123は、確定拠出年金における運営管理業務、資産管理業務等に係る事務手数料を加入企業毎に算出し、算出結果等を示す手数料請求データを生成し、表示部13やプリンタ等への出力を行う。
具体的には、例えば、所定のタイミング(例えば月毎等)で、本規定に基づいて予め設定されている所定の算出方式に従って各加入企業の事務手数料等を算出する。例えば運営管理業務の事務手数料については、「運営管理業務に係る事務費のうち加入者に係る事務費は、毎月加入者1人あたり300円とする」旨が規定されている場合、「(運営管理業務に係る事務費のうち加入者に係る事務費)=300×(加入者人数)」という算出式が予め記憶部11に登録されている。会計管理部123は、各加入企業の加入者数のデータを記録管理サーバ3に要求して取得し、各企業の加入者数と上記算出式を用いて、各加入企業の「運営管理業務に係る事務費のうち加入者に係る事務費」を算出する。また、他の事務手数料についても同様であり、それぞれの規約内容に対応する算出式を用いて各加入企業毎の事務手数料を算出する。
具体的には、例えば、所定のタイミング(例えば月毎等)で、本規定に基づいて予め設定されている所定の算出方式に従って各加入企業の事務手数料等を算出する。例えば運営管理業務の事務手数料については、「運営管理業務に係る事務費のうち加入者に係る事務費は、毎月加入者1人あたり300円とする」旨が規定されている場合、「(運営管理業務に係る事務費のうち加入者に係る事務費)=300×(加入者人数)」という算出式が予め記憶部11に登録されている。会計管理部123は、各加入企業の加入者数のデータを記録管理サーバ3に要求して取得し、各企業の加入者数と上記算出式を用いて、各加入企業の「運営管理業務に係る事務費のうち加入者に係る事務費」を算出する。また、他の事務手数料についても同様であり、それぞれの規約内容に対応する算出式を用いて各加入企業毎の事務手数料を算出する。
そして、例えば、運営管理業務に係る事務費の負担者、負担割合、負担方法について、加入企業毎に規約内容が別表に設定されている場合には、別表の設定内容に従って、負担者毎の負担金額等を各企業について算出し、この算出結果をさらに含む手数料請求データを生成・出力等する。
表示部13は、CRT、液晶ディスプレイ等の表示装置を含み、制御部12からの指示に従って種々の画面表示を行う。
入力部14は、マウス、キーボード等の入力装置を含み、入力されたデータを制御部12に通知する。
通信制御部15は、ネットワークを介して、記録管理サーバ3、担当者端末5、従業員端末7等の他のコンピュータとの間でデータ通信を行うためのものである。
入力部14は、マウス、キーボード等の入力装置を含み、入力されたデータを制御部12に通知する。
通信制御部15は、ネットワークを介して、記録管理サーバ3、担当者端末5、従業員端末7等の他のコンピュータとの間でデータ通信を行うためのものである。
記録管理サーバ3は、確定拠出年金制度の加入者についての記録関連業務に関する処理を行うためのものであり、例えば図13に示すように、制御部31、記憶部32、通信制御部33を備えるコンピュータ等から構成される。
制御部31は、記憶部32に記憶される動作プログラム等を実行することにより、運営管理サーバ1から加入者情報を受信して、記憶部32の従業員DB32Aに記憶する処理や、運営管理サーバ1から加入者情報の修正要求を受信して、従業員DB32Aにおいて、受信した企業ID、従業員IDにより特定される加入者情報の修正処理等を行う。
制御部31は、記憶部32に記憶される動作プログラム等を実行することにより、運営管理サーバ1から加入者情報を受信して、記憶部32の従業員DB32Aに記憶する処理や、運営管理サーバ1から加入者情報の修正要求を受信して、従業員DB32Aにおいて、受信した企業ID、従業員IDにより特定される加入者情報の修正処理等を行う。
記憶部32は、例えば図14に示すような、各加入企業の加入者情報(企業ID、従業員ID、氏名、勤続年数等)を記憶する従業員DB32Aを備える。
また、記憶部32は、制御部12が実行する動作プログラム、各処理に必要な各種データ等を記憶する。
通信制御部33は、ネットワークを介して、運営管理サーバ1等との間でデータ通信を行うためのものである。
また、記憶部32は、制御部12が実行する動作プログラム、各処理に必要な各種データ等を記憶する。
通信制御部33は、ネットワークを介して、運営管理サーバ1等との間でデータ通信を行うためのものである。
担当者端末5は、各企業において、確定拠出年金の担当者等により操作される端末であり、制御部、記憶部、表示部、入力部、通信制御部を備えるパーソナルコンピュータ等から構成される。担当者端末5の制御部は、記憶部に記憶されるプログラム等を実行することにより、ウェブページを閲覧するためのブラウザ機能や、電子メール機能等を実現する。また、制御部は、例えば、担当者等による入力操作に応じて、運営管理サーバ1により提供される所定サイトにアクセスし、規約へ加入するための処理や、企業特有の規約内容を修正するための処理等を行う。
従業員端末7は、各企業において、従業員等により操作される端末であり、制御部、記憶部、表示部、入力部、通信制御部を備えるパーソナルコンピュータ等から構成される。従業員端末7の制御部は、記憶部に記憶されるプログラム等を実行することにより、ウェブページを閲覧するためのブラウザ機能や、電子メール機能等を実現する。また、制御部は、例えば、従業員等による入力操作に応じて、運営管理サーバ1により提供される所定サイトにアクセスし、従業員が確定拠出年金に加入するための処理や、加入者情報の登録内容を修正する処理等を行う。
次に、この発明の実施形態に係る確定拠出年金総合型規約管理システムの主な動作について具体例を用いて説明する。
初めに、例えば、確定拠出年金制度の導入を希望する企業Aから、本規約への加入要求を受け付ける場合について、図15を参照して説明する。
まず、企業Aの担当者は、担当者端末5を用いて、運営管理サーバ1による所定のサイトにアクセスする。これに応じて、運営管理サーバ1は、例えば、処理メニューを表示するウェブページを企業Aの担当者端末5に供給する。具体的には、制御部12の規約管理部121が、通信制御部15を介して供給を行なう。
次に、企業Aの担当者が、担当者端末5に表示された処理メニューから「確定拠出年金総合型規約への加入」を選択入力する。担当者端末5は、本規約の加入要求を運営管理サーバ1に送信する(L1)。
初めに、例えば、確定拠出年金制度の導入を希望する企業Aから、本規約への加入要求を受け付ける場合について、図15を参照して説明する。
まず、企業Aの担当者は、担当者端末5を用いて、運営管理サーバ1による所定のサイトにアクセスする。これに応じて、運営管理サーバ1は、例えば、処理メニューを表示するウェブページを企業Aの担当者端末5に供給する。具体的には、制御部12の規約管理部121が、通信制御部15を介して供給を行なう。
次に、企業Aの担当者が、担当者端末5に表示された処理メニューから「確定拠出年金総合型規約への加入」を選択入力する。担当者端末5は、本規約の加入要求を運営管理サーバ1に送信する(L1)。
運営管理サーバ1(規約管理部121)は、本規約への加入要求の受信に応じて、例えば図7に示すような、規約における各企業特有の情報(例えば、「事業主名及び住所」等の企業情報や、企業が定めた規約内容等)の入力を受け付けるための規約内容入力画面を、通信制御部15を介して担当者端末5に送信する(L2)。
担当者は、担当者端末5に表示された規約内容入力画面に従って各種データを入力する。担当者端末5は、入力データを運営管理サーバ1に送信する(L3)。
担当者は、担当者端末5に表示された規約内容入力画面に従って各種データを入力する。担当者端末5は、入力データを運営管理サーバ1に送信する(L3)。
運営管理サーバ1(規約管理部121)は、担当者端末5から入力データを受信すると、入力データについて、入力内容が確定拠出年金制度に適合しているか否か等の所定チェックを行う(L4)。入力内容が適正と判別した場合には、その企業に対する企業IDを生成・付与し、入力データと企業IDを用いて、別表データの更新処理を行う(L5)。また、入力内容が不適正と判別した場合にはエラー項目の再入力を受け付ける等の所定のエラー処理を行う。
別表データの更新が完了すると、運営管理サーバ1は、例えば、規約への加入要求を受け付けた旨のメッセージを表示するウェブページを供給する(L6)。
別表データの更新が完了すると、運営管理サーバ1は、例えば、規約への加入要求を受け付けた旨のメッセージを表示するウェブページを供給する(L6)。
これにより、運営管理サーバ1において、加入企業に企業Aが追加された内容の規約が生成される。なお、運営管理サーバ1において、規約本文データ及び更新された別表データは、運営管理機関の担当者による入力操作等のもと、適宜印刷される。印刷された規約本文データ及び別表データは、例えば規約の変更申請のための申請書類の一部として使用される。
次に、例えば、本規約に加入した企業Aから、本規約の修正要求を受け付ける場合について、図16を参照して説明する。
まず、企業Aの担当者は、担当者端末5を用いて、例えば運営管理サーバ1による所定のサイト(例えば、加入企業専用サイト等)にアクセスし、規約への加入時に付与された企業IDを入力等する。これに応じて、運営管理サーバ1(規約管理部121)は、例えば、処理メニューを表示するウェブページを企業Aの担当者端末5に供給する。
次に、企業Aの担当者が、担当者端末5に表示された処理メニューから「規約の修正」を選択入力する。担当者端末5は、本規約の修正要求を運営管理サーバ1に送信する(L11)。
まず、企業Aの担当者は、担当者端末5を用いて、例えば運営管理サーバ1による所定のサイト(例えば、加入企業専用サイト等)にアクセスし、規約への加入時に付与された企業IDを入力等する。これに応じて、運営管理サーバ1(規約管理部121)は、例えば、処理メニューを表示するウェブページを企業Aの担当者端末5に供給する。
次に、企業Aの担当者が、担当者端末5に表示された処理メニューから「規約の修正」を選択入力する。担当者端末5は、本規約の修正要求を運営管理サーバ1に送信する(L11)。
運営管理サーバ1は、本規約の修正要求の受信に応じて、例えば図11に示すような、修正対象の項目の選択入力を受け付けるための修正項目選択画面を担当者端末5に送信する(L12)。
担当者は、担当者端末5に表示された修正項目選択画面に対して、修正対象項目の選択入力を行う。担当者端末5は、選択項目を示す入力データを運営管理サーバ1に送信する(L13)。
担当者は、担当者端末5に表示された修正項目選択画面に対して、修正対象項目の選択入力を行う。担当者端末5は、選択項目を示す入力データを運営管理サーバ1に送信する(L13)。
運営管理サーバ1(規約管理部121)は、担当者端末5から入力データを受信すると、入力データが示す選択項目に対応する別表データを特定し、特定した別表データにおける企業Aの現状の設定内容を、先に入力された企業Aの企業IDキーとして規約DB11Aを検索することで読み出し、例えば図12に示すような、現状の設定内容を表示するとともに、修正内容の入力を受け付ける修正受付画面を生成し(L14)、担当者端末5に送信する(L15)。
担当者は、担当者端末5に表示された選択項目の現状の設定内容を見ながら、修正内容の入力を行う。担当者端末5は、修正内容を示す入力データを運営管理サーバ1に送信する(L16)。
担当者は、担当者端末5に表示された選択項目の現状の設定内容を見ながら、修正内容の入力を行う。担当者端末5は、修正内容を示す入力データを運営管理サーバ1に送信する(L16)。
運営管理サーバ1(規約管理部121)は、担当者端末5から入力データを受信すると、入力内容が確定拠出年金制度に適合しているか否か等の所定チェックを行う(L17)。入力内容が適正であると判別した場合には、入力された修正内容に基づいて、対応する別表データを更新する(L18)。また、入力内容が不適正であると判別した場合にはエラーとなった修正内容の再入力を受け付ける等の所定のエラー処理を行う。
別表データの更新が完了すると、運営管理サーバ1は、例えば、規約の修正要求を受け付けた旨のメッセージを表示するウェブページを供給する(L19)。
別表データの更新が完了すると、運営管理サーバ1は、例えば、規約の修正要求を受け付けた旨のメッセージを表示するウェブページを供給する(L19)。
ここで、規約の各項目について、規約加入時や規約修正時における入力内容の適性・不適性の判断処理の手順について説明する。まず、運営管理サーバ1の記憶部11には、例えば図20に示すような規約適合テーブルが設けられる。規約適合テーブルには、規約の各項目のうち適正判断を必要とするものについて、各項目名と、適正または不適性に該当する条件が対応づけて記録されている。また、適正または不適性の条件が各企業や事業所のその他の実情(ケース)によって異なる場合は、それぞれのケースが示され、そのケースに応じた適正または不適性の条件が記録される。さらに、適正または不適性の条件に合致するか否かを判定するために、判定用のデータ(以下の例では、規約導入日と移管日)が必要になる場合は、判定用データ情報が、規約DB11Aや担当者端末5からの入力内容から抽出のうえ記録される。こうしたケースや判定用データなど、判定に必要情報も、規約適合テーブルに規定の項目と対応づけて、記憶部12の所定の領域に記録される。
この適正または不適性の条件は、法律制度などによって決められたルールに添うものであるかどうかによって設定することができる。例えば、確定拠出年金への移管に際して、既存の適格退職年金のファンドを確定拠出年金のファンドに移管する場合、法制度上、移管の期日が制度導入日の翌月末日までとされている。また、掛け金の拠出限度額については、企業年金に加入している事業所の場合は18000円以下で、企業年金に加入していない事業所の場合は36000円以下との規則が定められている。
そのため、規約適合テーブルには、例えば図20に示すように、「移管」内容に関する項目について、「適格退職年金」の場合、「移管時期が『規約導入日』の『翌月末以内』」が適正条件として、これらが対応づけて記録されている。また、掛け金の「拠出限度額」という項目については、「企業年金あり」の場合「18000円以下」が、また「企業年金なし」の場合「36000円以下」が適正内容として、対応づけて記録されている。適正内容に該当すれば、規約管理部121は適性と判断し、適正内容に該当しなければ不適性と判断する。また適正内容の代わりに不適正内容を設定して、不適正内容に該当すれば不適性と判断し、不適正内容に該当しなければ適性と規約管理部121が判断するようにしてもよい。
この適正または不適性の条件は、法律制度などによって決められたルールに添うものであるかどうかによって設定することができる。例えば、確定拠出年金への移管に際して、既存の適格退職年金のファンドを確定拠出年金のファンドに移管する場合、法制度上、移管の期日が制度導入日の翌月末日までとされている。また、掛け金の拠出限度額については、企業年金に加入している事業所の場合は18000円以下で、企業年金に加入していない事業所の場合は36000円以下との規則が定められている。
そのため、規約適合テーブルには、例えば図20に示すように、「移管」内容に関する項目について、「適格退職年金」の場合、「移管時期が『規約導入日』の『翌月末以内』」が適正条件として、これらが対応づけて記録されている。また、掛け金の「拠出限度額」という項目については、「企業年金あり」の場合「18000円以下」が、また「企業年金なし」の場合「36000円以下」が適正内容として、対応づけて記録されている。適正内容に該当すれば、規約管理部121は適性と判断し、適正内容に該当しなければ不適性と判断する。また適正内容の代わりに不適正内容を設定して、不適正内容に該当すれば不適性と判断し、不適正内容に該当しなければ適性と規約管理部121が判断するようにしてもよい。
まず例えば、規約加入時に例として示した図7のような画面から、規約項目としての移管に関する内容として、移管対象ファンドと移管日が、企業Aの担当者によって入力される。企業Aの担当者が担当者端末5から移管対象ファンドとして「適格退職年金」を入力または選択入力し、また「移管日」を入力する。入力したデータは、通信制御部15を介して運営管理サーバ1が受け取り、規約管理部121は先に、またはその後に同じように入力され送信される企業Aの規約導入日を入手する。そして、入手した規約導入日に基づいて、例えば記憶部11に記録されているカレンダーデータ等を用いて、規約導入日の翌月末日を取得する。そして、取得した翌月末日と入力された「移管日」とを比較し、「移管日」が翌月末以降であった場合は、例えば図20に示す規約適合テーブルを参照して適正内容に合致しないと判断し、この「移管」項目に関する内容が適正内容ではないと判断する。適正内容でないと判断した場合、規約管理部121は表示部13もしくは通信制御部15を介して担当者端末5にその旨の表示を行なう。表示方法は任意であるが、例えば、「移管内容に不備があります」と表示して、次の処理に進めなくしてもよい。また、「移管日」が入力された時に、「移管日が不適です」と表示してもよい。
次に規約修正時に、担当者端末5から図11で示した画面を通して、入力項目として「拠出限度額」が企業Aの担当者によって選択されたとする。すると、規約管理部121は図12に示したような画面によって拠出限度額の入力画面を担当者端末5に提供する。企業Aの担当者が担当者端末5から拠出限度額として例えば「20000円」を入力または選択入力する。入力したデータは、通信制御部15を介して運営管理サーバ1が受け取り、規約管理部121はあらかじめ入力されていた企業Aの企業IDを用いて、規約DB11から企業Aが企業年金を有しているか否かの情報を入手する。企業Aが企業年金を有していた場合、規約管理部121は、例えば図20に示す規約適合テーブルを参照して適正内容に合致しないと判断し、この「拠出限度額」項目に関する入力内容が適正内容ではないと判断し、その旨を表示部13または担当者端末5に表示する。また、企業Aの企業IDを用いて規約DB11Aを検索し、企業Aが企業年金を有していないと判断した場合、規約管理部121は「拠出限度額」項目に関する入力内容が適正内容であると判断する。なお、規約加入時の処理としては、図7で例として示した画面から入力された内容に基づいて、各規約項目のうち、規約適合テーブルに記録されている項目について、規約管理部121が各項目に関して必要なケース、判定データをそれぞれ取得して、適性・不適性の判断を行なう。
次に規約修正時に、担当者端末5から図11で示した画面を通して、入力項目として「拠出限度額」が企業Aの担当者によって選択されたとする。すると、規約管理部121は図12に示したような画面によって拠出限度額の入力画面を担当者端末5に提供する。企業Aの担当者が担当者端末5から拠出限度額として例えば「20000円」を入力または選択入力する。入力したデータは、通信制御部15を介して運営管理サーバ1が受け取り、規約管理部121はあらかじめ入力されていた企業Aの企業IDを用いて、規約DB11から企業Aが企業年金を有しているか否かの情報を入手する。企業Aが企業年金を有していた場合、規約管理部121は、例えば図20に示す規約適合テーブルを参照して適正内容に合致しないと判断し、この「拠出限度額」項目に関する入力内容が適正内容ではないと判断し、その旨を表示部13または担当者端末5に表示する。また、企業Aの企業IDを用いて規約DB11Aを検索し、企業Aが企業年金を有していないと判断した場合、規約管理部121は「拠出限度額」項目に関する入力内容が適正内容であると判断する。なお、規約加入時の処理としては、図7で例として示した画面から入力された内容に基づいて、各規約項目のうち、規約適合テーブルに記録されている項目について、規約管理部121が各項目に関して必要なケース、判定データをそれぞれ取得して、適性・不適性の判断を行なう。
このように、規約管理部121は、担当者端末5から入力された規約に関する項目について、当該項目に関して入力されたデータと、企業IDを用いて記憶部11または規約DB11Aを検索して得た情報に基づいて、ケースや判定条件の関するデータ(規約項目によってはいずれか一方だけでよい場合もある)を取得し、規約適合テーブルを参照して、入力内容が適正であるか否かを判断する。なお、ここでは企業IDによって規約DB11Aなどを検索して当該企業の情報を用いて適正内容であるか否かを判断したが、単に入力内容だけによって適正内容であるか否かが判断される場合もある。そして、適正内容であると判別された時に、規約管理部121は、入力された規約内容を登録し、規約DB11Aに記録する。
このような処理を行なうことで、規約に関する入力内容が適正であるか否かを判定でき、法律等に抵触する規約の設定を防止することができる。また、規約の内容が適性であるか否かは法律上のルールに基づく以外に、運営管理機関などが任意に設定してもよい。例えば、企業規模が一定レベル以下(例えば、従業員数が100人以下等)の場合、拠出限度額を一定額以下(例えば25000円以下)を適正内容とし、そうすることで企業の経営能力を超えた掛け金の拠出限度額の設定を防止して、安定的な年金加入を運営していくことができることを目指してもよい。
このような処理を行なうことで、規約に関する入力内容が適正であるか否かを判定でき、法律等に抵触する規約の設定を防止することができる。また、規約の内容が適性であるか否かは法律上のルールに基づく以外に、運営管理機関などが任意に設定してもよい。例えば、企業規模が一定レベル以下(例えば、従業員数が100人以下等)の場合、拠出限度額を一定額以下(例えば25000円以下)を適正内容とし、そうすることで企業の経営能力を超えた掛け金の拠出限度額の設定を防止して、安定的な年金加入を運営していくことができることを目指してもよい。
これにより、運営管理サーバ1において、加入企業Aによる修正要求に基づいて規約が変更される。なお、運営管理サーバ1において、規約本文データ及び更新された別表データは、運営管理機関の担当者による入力操作等のもと、適宜印刷される。印刷された規約本文データ及び別表データは、例えば規約の変更申請のための申請書類の一部として使用される。
なお以上、第1の実施形態の説明では、担当者端末5からの入力データに基づいて、運営管理サーバ1の制御部12が規約内容の適正チェックや更新処理を行なうこととしたが、これらの処理を運営管理サーバ1または担当者端末5だけで完結させることもできる。つまり、運営管理サーバ1の入力部14から、上の説明では担当者端末5が行なった入力作業を行なわれ、制御部12の規約管理部121、記憶部11、表示部13などが上で説明したような手順で協働して処理を行なってもよい。また、担当者端末5が、運営管理サーバ1の制御部12、記憶部11、表示部13、入力部14を備え、担当者端末5内で同様の処理を実施してもよい。いずれの場合も、入力、管理、記録、表示等の処理が一つのコンピュータ内で実施される以外は、上で説明した処理と同じ手順がとられる。
(第2の実施形態)
なお、上記実施例では、加入を希望する企業から、規約に関する所定項目(「事業主名及び住所」等の企業情報や「加入者の範囲」等の企業毎の規約内容に関する決定事項等の企業特有の情報)の入力を一律に受け付けていたが、例えば、企業規模等の企業の属性に応じて、入力させる項目を調整するようにしてもよい。このような確定拠出年金総合型規約管理システムについて、第1の実施形態との相違点を中心に以下説明する。
なお、上記実施例では、加入を希望する企業から、規約に関する所定項目(「事業主名及び住所」等の企業情報や「加入者の範囲」等の企業毎の規約内容に関する決定事項等の企業特有の情報)の入力を一律に受け付けていたが、例えば、企業規模等の企業の属性に応じて、入力させる項目を調整するようにしてもよい。このような確定拠出年金総合型規約管理システムについて、第1の実施形態との相違点を中心に以下説明する。
この確定拠出年金総合型規約管理システムの構成は、図1に示す第1の実施形態と同様であり、インターネット等の所定のネットワークを介して相互に接続される運営管理サーバ1と、記録管理サーバ3と、担当者端末5と、従業員端末7と、を備えている。
運営管理サーバ1は、第1の実施形態と同様に、規約DB11Aを備える記憶部11、制御部12、表示部13、入力部14、通信制御部15を備えるコンピュータ等から構成され、プリンタ等の印刷装置に接続されている。
制御部12における規約管理部121は、規約更新処理において、担当者端末5からの本規約への加入要求の受信に応じて、例えば企業の規模等を判断するための所定情報(例えば、従業員数等)を入力させる画面を供給し、これに対する入力データと、予め記憶部11に設定されている分類基準(例えば、従業員が1〜100人はAグループ、101〜1000人はBグループ・・・等)を用いて、加入要求元の企業を、企業規模に基づく複数のグループのいずれかに分類する。
そして、規約管理部121は、分類結果に基づいて、例えば図17に示すような、加入を希望する全ての企業に入力させる項目(必須入力項目)を示す必須項目情報と、図18に示すような、企業の属性に応じて入力させる項目について、各項目と、その項目が入力可能なグループのグループ名と、を対応付けて示す属性項目対応テーブルと、を参照し、加入要求元の企業に入力させる項目を選出する。そして、選出した項目について入力を受け付けるための入力画面を担当者端末5に供給する。なお、属性項目対応テーブルの内容は運営管理機関の担当者等により自由に設定変更が可能である。これにより、例えば、企業規模が大きい企業については、規約設定の自由度を比較的高くし、全て又は多数の項目の入力を可能とし、また、企業規模の小さい企業については、規約設定の自由度を比較的低くし、内容的に影響の少ない項目のみを入力可能とすることも可能である。そうすることで、企業によっては加入する規約内容の検討に多大の時間的労力を要することなく簡便に内容を設定することが可能となる。なお、各グループについて、入力を不可とした項目については、運営管理機関側で予め登録した項目内容を記憶部11から読み出して用いる。
そして、入力画面に対する入力データを担当者端末5から受信すると、第1の実施形態と同様に、入力内容が確定拠出年金制度に関するルール等に適合しているか否か等の所定チェックを行う。そして、入力内容が適正であることを確認した後、その企業に対して企業IDを生成・付与し、各項目の内容データ(入力可能とした項目についての入力データと、入力不可とした項目について予め登録されている設定内容を読み出したデータ)と、企業IDを用いて規約DB11Aの別表データを更新(追記)する。そして、加入企業の企業IDと、その企業について判定されたグループ名と、を示すグループ情報を記憶部11に記憶する。
また、規約管理部121は、規約修正処理において、担当者端末5からの本規約への修正要求の受信に応じて、例えば先に入力させた企業IDをキーとして、グループ情報を参照し、その企業のグループ名を読み出す。そして、読み出したグループ名に基づいて、必須項目情報(図17参照)と属性項目対応テーブル(図18参照)を参照して、要求元の企業が入力可能な項目を選出する。そして、選出した項目名を一覧表示するとともに、修正対象の項目の選択入力を受け付ける入力画面を担当者端末5に供給して、修正対象の別表項目を選択入力させる。
そして、修正対象項目の選択入力を受け付けると、第1の実施形態と同様に、選択された項目についての現状の設定内容を、例えば先に入力させた企業IDをキーとして規約DB11Aから読み出して表示するとともに、修正内容の入力を受け付ける修正受付画面を担当者端末5に供給して、修正内容の入力を受け付ける。そして、修正受付画面への入力データについて、入力内容が確定拠出年金制度に関するルール等に適合しているか否か等の所定チェックを行い、入力内容が適正であることを確認した後、入力された修正内容に基づいて、対応する別表データを更新する。
そして、修正対象項目の選択入力を受け付けると、第1の実施形態と同様に、選択された項目についての現状の設定内容を、例えば先に入力させた企業IDをキーとして規約DB11Aから読み出して表示するとともに、修正内容の入力を受け付ける修正受付画面を担当者端末5に供給して、修正内容の入力を受け付ける。そして、修正受付画面への入力データについて、入力内容が確定拠出年金制度に関するルール等に適合しているか否か等の所定チェックを行い、入力内容が適正であることを確認した後、入力された修正内容に基づいて、対応する別表データを更新する。
また、企業の属性分類に基づいて入力項目を調整するだけではなく、規約管理部121は、各入力項目についての選択候補の内容をも調整する。例えば、全従業員の月間拠出額を定額で設定するとした場合、加入希望企業の担当者がプルダウンメニューから月間拠出額を選択入力する際に、メニューに掲載する選択候補金額を適宜調整する。年金の月間拠出額の選択候補として、規模の小さい企業に対しては、例えば判断が容易なように簡易な制度導入を図らせる観点から例えば5000円からはじめて制度上の拠出限度額までの間で3000円や5000円といった単位で候補額を設定して選択候補として提示する。一方、大規模の企業に対しては、より広範な範囲から制度導入を検討できるように、1000円から制度上の拠出限度額までの間で、1000円単位で数多くの候補額を選択候補として提示し、選択できる自由度を高めるようにする。その他、企業属性に応じて、企業の実態にあわせて適切と考えられる選択候補を提示するようにしておく。選択候補として提示する内容は、企業属性と対応づけて記憶部11に格納しておき、企業属性の入力を受け付けた時点で、規約管理部121が記憶部11を参照して該当する選択候補を抽出するような仕組みとしておく。
このような実施形態とすることで、確定拠出型年金制度に加入する企業の属性によっては、加入形態等を選択するまでもなく、もっとも一般的な加入形態の選択を推奨することができる。また、加入企業や当該企業に属する従業員に最も適した内容での加入を促すことができる。そうすることで、不要な入力項目の入力の手間を省いたり、誤って不適切な加入条件を選択することを防止することができる。
このような実施形態とすることで、確定拠出型年金制度に加入する企業の属性によっては、加入形態等を選択するまでもなく、もっとも一般的な加入形態の選択を推奨することができる。また、加入企業や当該企業に属する従業員に最も適した内容での加入を促すことができる。そうすることで、不要な入力項目の入力の手間を省いたり、誤って不適切な加入条件を選択することを防止することができる。
次に、担当者端末5から規約への加入要求を受信した場合における運営管理サーバ1の動作を図19のフローチャートを参照して説明する。
運営管理サーバ1の制御部12(規約管理部121)は、規約への加入要求を受信すると、例えば企業の規模を判断するための所定情報(例えば、従業員数等)の入力画面を要求元の担当者端末5に供給する(ステップS1)。
次に、制御部12は、担当者端末5から、企業の規模を判断するための所定情報についての入力データを受信すると、受信した入力データと、所定の分類基準(例えば、従業員数に応じて企業を複数のグループに分類するための基準)と、に基づいて、加入要求元の企業のグループ分類を行う(ステップS2)。
運営管理サーバ1の制御部12(規約管理部121)は、規約への加入要求を受信すると、例えば企業の規模を判断するための所定情報(例えば、従業員数等)の入力画面を要求元の担当者端末5に供給する(ステップS1)。
次に、制御部12は、担当者端末5から、企業の規模を判断するための所定情報についての入力データを受信すると、受信した入力データと、所定の分類基準(例えば、従業員数に応じて企業を複数のグループに分類するための基準)と、に基づいて、加入要求元の企業のグループ分類を行う(ステップS2)。
次に、制御部12は、分類結果に基づいて、必須項目情報と属性項目対応テーブルを参照し、要求元の企業に入力させる項目を選出する(ステップS3)。例えば、要求元の企業がグループBに分類された場合には、必須項目情報が示す全項目と、属性項目対応テーブルにおいて、グループBに対応付けられている項目とが、要求元の企業に入力させる項目として選出される。また、各項目について、参照プルダウンメニューから選択入力させる場合に、企業の属するグループに予め対応付けた項目内容(選択候補)を特定して掲載する。
次に、制御部12は、選出された項目やプルダウンメニューに掲載する項目の内容について入力を受け付けるための入力画面を担当者端末5に送信する(ステップS4)。
そして、入力画面に対する入力データを受信すると、入力内容が確定拠出年金制度に適合しているか否か等の所定チェックを行う(ステップS5)。
ここで、入力内容が不適正であると判別された場合には、エラー項目の再入力を受け付ける等の所定のエラー処理を行う(ステップS6)。
また、入力内容が適正であると判別された場合、入力させた項目についての入力データと、入力させなかった項目について予め登録されている設定内容を読み出したデータと、要求元の企業IDと、を用いて、規約DB11Aの別表データを更新する(ステップS7)。
そして、要求元の企業IDとグループ名をグループ情報として記憶して(ステップS8)、本処理を終了する。
そして、入力画面に対する入力データを受信すると、入力内容が確定拠出年金制度に適合しているか否か等の所定チェックを行う(ステップS5)。
ここで、入力内容が不適正であると判別された場合には、エラー項目の再入力を受け付ける等の所定のエラー処理を行う(ステップS6)。
また、入力内容が適正であると判別された場合、入力させた項目についての入力データと、入力させなかった項目について予め登録されている設定内容を読み出したデータと、要求元の企業IDと、を用いて、規約DB11Aの別表データを更新する(ステップS7)。
そして、要求元の企業IDとグループ名をグループ情報として記憶して(ステップS8)、本処理を終了する。
なお、上記説明では、企業の属性として企業規模を用いるようにしているが、本発明はこれに限定されず、業種などその他の種々の属性を用いて、入力項目を調整することが可能である。
また、規約への加入を希望する企業に入力させる項目を選出する方法は、上記に限定されず任意である。
例えば、入力させる項目をグループ毎に示すテーブルを記憶部11に登録し、このテーブルを参照して入力項目を選出してもよい。
また、入力項目を、第1項目群(必須入力項目等)と、第2項群(必須入力項目以外の項目)に分けて記憶部11に登録しておき、企業規模を判定するための数値(例えば、従業員数)等を要求元の企業に入力させ、運営管理サーバ1において、受信した入力値を、予め設定されている基準値と比較して、入力値が基準値以上の場合には、全ての入力項目について入力させることとし、また、入力値が基準値より小さい場合には、第1項目群の入力項目のみを入力可能とするようにしてもよい。
また、入力項目を、第1項目群(必須入力項目等)と、第2項目群(任意入力項目)と、第3項目群(属性対応項目)に分けてもよい。例えば、第1項目群については全ての企業に入力させるようにし、第2の項目群については、入力を希望する企業にのみ入力させるようにしてもよい。この場合、第2の項目群の各項目を選択可能に表示する入力画面を供給する等して、企業が入力したい項目を選択させるようにしてもよい。また、第3の項目群については、上記説明と同様に、企業の属性に応じて、それぞれ入力の可否を決めるようにしてもよい。
例えば、入力させる項目をグループ毎に示すテーブルを記憶部11に登録し、このテーブルを参照して入力項目を選出してもよい。
また、入力項目を、第1項目群(必須入力項目等)と、第2項群(必須入力項目以外の項目)に分けて記憶部11に登録しておき、企業規模を判定するための数値(例えば、従業員数)等を要求元の企業に入力させ、運営管理サーバ1において、受信した入力値を、予め設定されている基準値と比較して、入力値が基準値以上の場合には、全ての入力項目について入力させることとし、また、入力値が基準値より小さい場合には、第1項目群の入力項目のみを入力可能とするようにしてもよい。
また、入力項目を、第1項目群(必須入力項目等)と、第2項目群(任意入力項目)と、第3項目群(属性対応項目)に分けてもよい。例えば、第1項目群については全ての企業に入力させるようにし、第2の項目群については、入力を希望する企業にのみ入力させるようにしてもよい。この場合、第2の項目群の各項目を選択可能に表示する入力画面を供給する等して、企業が入力したい項目を選択させるようにしてもよい。また、第3の項目群については、上記説明と同様に、企業の属性に応じて、それぞれ入力の可否を決めるようにしてもよい。
また、上記実施例において、手数料請求データをネットワークを介して各加入企業に供給してもよい。供給方法は任意であり、例えば、運営管理サーバ1が提供する所定のサイトにアクセスさせ、ID、パスワード等を入力させて、入力データを確認した後、その企業の手数料請求データを表示する画面データを供給してもよい。また、運営管理サーバ1に、加入企業のメールアドレスを登録しておき、所定のタイミングで、電子メールにて送信するようにしてもよい。
また、上記説明におけるシステム構成は一例であり、例えば、運営管理サーバ1と記録管理サーバ3の機能を1台のサーバで実現してもよい。また、運営管理サーバ1の機能を複数台のサーバにより実現してもよい。
さらに、担当者端末5からの要請に基づいて、運営管理サーバ1の制御部12が規約選択内容の選定や入力された内容の適正チェックを行なうこととしたが、これらの処理を運営管理サーバ1または担当者端末5だけで完結させることもできる。つまり、運営管理サーバ1の入力部14から、上の説明では担当者端末5が行なった入力作業を行なわれ、制御部12の規約管理部121、記憶部11、表示部13などが上で説明したような手順で協働して処理を行なってもよい。また、担当者端末5が、運営管理サーバ1の制御部12、記憶部11、表示部13、入力部14を備え、担当者端末5内で同様の処理を実施してもよい。いずれの場合も、入力、管理、記録、表示等の処理が一つのコンピュータ内で実施される以外は、上で説明した処理と同じ手順がとられる。
さらに、担当者端末5からの要請に基づいて、運営管理サーバ1の制御部12が規約選択内容の選定や入力された内容の適正チェックを行なうこととしたが、これらの処理を運営管理サーバ1または担当者端末5だけで完結させることもできる。つまり、運営管理サーバ1の入力部14から、上の説明では担当者端末5が行なった入力作業を行なわれ、制御部12の規約管理部121、記憶部11、表示部13などが上で説明したような手順で協働して処理を行なってもよい。また、担当者端末5が、運営管理サーバ1の制御部12、記憶部11、表示部13、入力部14を備え、担当者端末5内で同様の処理を実施してもよい。いずれの場合も、入力、管理、記録、表示等の処理が一つのコンピュータ内で実施される以外は、上で説明した処理と同じ手順がとられる。
(第3の実施形態)
次に、従業員端末7を用いて企業Aから加入を希望する加入者(従業員)が確定拠出年金への加入申込をする際の、加入申請受付処理等に関する手続きについて説明する。
企業Aの従業員(加入者)が従業員端末7から、確定拠出年金への加入をするために、ネットワークを経由して運営管理サーバ1にアクセスする。運営管理サーバ1の従業員管理部122は、従業員端末7の要請に基づいて、企業ID、氏名、入社日、待遇(正社員、パート、嘱託の別など)等の属性入力と、加入希望の意志を確認するためのラジオボタンへのチェック入力(ここでは、加入希望のない場合にチェックを入れるものとする)と、さらに加入条件の入力をするための画面を、通信制御部15を介して従業員端末7に提供する。そして、従業員は従業員端末7から、これら属性データや加入条件等を入力し、運営管理サーバ1にネットワークを介して送信する。従業員管理部122は、従業員端末7から入力された各種データを、一旦、記憶部12の所定の領域に記録する。そして例えば、入力された企業IDをキーとして規約DB11Aの別表データと、例えば図21に示すような加入条件適合テーブルを参照し、従業員による加入条件の入力データがその従業員の企業の規約内容に適合するか否か、また入力データが確定拠出年金制度の一般規則内容に適合するか否か等の所定のチェックを行う。そして、入力内容が適正であれば、入力データに基づく所定の加入者情報(企業ID、従業員ID、氏名、勤続年数等)を生成し、記憶部12に記録し登録すると共に、記録管理サーバ3に送信する。
次に、従業員端末7を用いて企業Aから加入を希望する加入者(従業員)が確定拠出年金への加入申込をする際の、加入申請受付処理等に関する手続きについて説明する。
企業Aの従業員(加入者)が従業員端末7から、確定拠出年金への加入をするために、ネットワークを経由して運営管理サーバ1にアクセスする。運営管理サーバ1の従業員管理部122は、従業員端末7の要請に基づいて、企業ID、氏名、入社日、待遇(正社員、パート、嘱託の別など)等の属性入力と、加入希望の意志を確認するためのラジオボタンへのチェック入力(ここでは、加入希望のない場合にチェックを入れるものとする)と、さらに加入条件の入力をするための画面を、通信制御部15を介して従業員端末7に提供する。そして、従業員は従業員端末7から、これら属性データや加入条件等を入力し、運営管理サーバ1にネットワークを介して送信する。従業員管理部122は、従業員端末7から入力された各種データを、一旦、記憶部12の所定の領域に記録する。そして例えば、入力された企業IDをキーとして規約DB11Aの別表データと、例えば図21に示すような加入条件適合テーブルを参照し、従業員による加入条件の入力データがその従業員の企業の規約内容に適合するか否か、また入力データが確定拠出年金制度の一般規則内容に適合するか否か等の所定のチェックを行う。そして、入力内容が適正であれば、入力データに基づく所定の加入者情報(企業ID、従業員ID、氏名、勤続年数等)を生成し、記憶部12に記録し登録すると共に、記録管理サーバ3に送信する。
この場合、従業員による加入条件がその従業員の属する企業の規約の内容に適合するか否かの判断は、次のような手順で実施される。まず、従業員管理部122は従業員端末7から入力された企業IDをキーとして、当該企業IDに対応する別表データのうち、従業員の属性や加入条件が規約に定められた条件に対して適性か否かを判定する必要のあるものを特定して抽出する。そして特定して抽出した各規約項目毎に、各項目に対応する従業員の属性または加入条件が規約DB11Aから抽出して特定する。特定された規約項目と、各規約項目毎の従業員の属性または加入条件は、それぞれ対応づけて加入条件適合テーブルとして記憶部12に記録してもよい。加入条件適合テーブルには、適否判定を要する項目毎に、判定条件と適否判断を行なうために必要なデータの種類(判定条件の下に表示された括弧内の情報)が関連付けられている。従業員管理部122は、各規約項目毎に必要となるデータを、従業員端末7から入力されたデータから抽出する。例えば、下の加入条件適合テーブルにおいて、企業Bの加入者となる時期の「入社1年後以降」に適するか否かを判定するために、入力されたデータから入社日を抽出する。そして、記憶部12の所定領域に記録されているカレンダーデータまたは時間計測プログラムを用いて、従業員端末7から加入申し込みのなされた日にちを取得してそれを加入日と見なす。そして、入社日と加入日を比較することで、当該従業員が入社後1年以上を経過しているかどうかを判定する。入社後1年以上を経過している場合は、適正であると判断する。また、入社後1年未満である場合は、不適性であるとして、表示部13または通信制御部15を介して従業員端末7にその旨の警告表示データを送信する。さらに、加入者とならないものの範囲という規約項目について適否判断を行なう上では、従業員管理部122は、加入希望をする旨の確認をさせるためのラジオボタンへのチェックの有無のデータと、従業員の待遇に関するデータを取得する。そして、例えば企業Cの場合を例としてみると、加入希望をしない旨の確認をさせるためのラジオボタンへのチェックの有る者や、入力された待遇がパートまたは嘱託である場合、その従業員は加入対象とならない者として不適性と判断する。その他、掛け金の額についても同様に判定を行なう。
このように、従業員端末7から入力された従業員の属性や加入条件が、適否判断が必要であると特定された各規約項目毎の従業員の属性または加入条件に対して適するか否かを判別する。そして、適すると判別された時に、従業員管理部122は、先に入力された企業ID、氏名、入社日、待遇(正社員、パート、嘱託の別など)等の属性と、加入希望をする旨の確認情報と、さらに加入条件を登録し、記憶部12に記録する。
このように各企業の規約の内容に合致しているか否かを確認することで、間違った条件での加入を防止することができる。
このように各企業の規約の内容に合致しているか否かを確認することで、間違った条件での加入を防止することができる。
なお、第1の実施形態において、規約の各項目が、規約加入時や規約変更時に法律制度などのルール等に適合しているか否かを確認するようにしたが、同様にここの従業員が確定拠出年金に加入する際に、同様に法律制度などのルール等に適合しているか否かを確認してもよい。この場合、従業員端末7から入力された企業IDをもとに、先の規約適合テーブルを参照する上で必要になるその他実情(ケース)や判定データを、規約DB11Aを検索して抽出するなどして、適否判断を行なう。適否判断の実施の仕方は、先述と同様である。
また、従業員管理部122は、加入者である従業員から加入者情報の登録内容の修正要求を受け付ける処理を行う。この処理では、従業員端末7からの加入者情報の修正要求を受信し、従業員管理部122が、例えば、企業ID、従業員IDと、修正内容等の入力画面を従業員端末7に供給して、修正内容等を入力させる。そして、修正内容の入力を受け付けると、入力された内容について、例えば加入申請要求受付時と同様の所定のチェックを行い、入力内容が適正であれば、企業ID、従業員ID、修正内容を含む所定の修正要求を記録管理サーバ3に送信する。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態として、規約の変更に関する入力を運営管理サーバの入力部から受け付け、入力された変更内容に従って、規約DBのデータ等を更新するとともに、規約の変更手続きに必要な各種書類を生成・出力する機能を有する運営管理サーバについて説明する。
次に、本発明の第4の実施形態として、規約の変更に関する入力を運営管理サーバの入力部から受け付け、入力された変更内容に従って、規約DBのデータ等を更新するとともに、規約の変更手続きに必要な各種書類を生成・出力する機能を有する運営管理サーバについて説明する。
第4の実施形態に係る運営管理サーバ8は、例えば図22に示すように、記憶部81、制御部82、表示部83、入力部84、通信制御部85を備えるコンピュータ等から構成される。また、運営管理サーバ8は、プリンタ等の印刷装置に接続される。
記憶部81は、規約データを記憶する規約DB811、書類フォーマットDB812、を備える。
規約DB811は、総合型の確定拠出年金規約として地方厚生局により承認された確定拠出年金総合型規約のデータ(規約データ)等を記憶する。なお、規約データは、規約本文データと、規約別表データと、規約に加入している企業(事業主および事業所)に関する各種属性情報と、から構成され、これらのデータは各総合型規約を識別するための規約IDが付与されている。つまり、複数の総合型規約が存在する場合に、どの総合型規約に属するかについて識別するためのIDが付されている。
第1の実施形態と同様、本規約は一つの規約で複数の企業を包括する総合型規約であり、この規約本文において、各加入企業特有の所定情報(例えば、「事業主名及び住所」等の企業情報や、「加入者の範囲」等の企業毎の規約内容に関する決定事項等)が記載されるべき箇所では、それらの情報が設定されている別表を引用するよう記載されている。
別表データは、第1の実施形態と同様、規約本文中で引用される各別表の内容を加入企業毎に示すものであり、例えば図23〜25に示すように、規約IDと別表IDが付与され、規約に関する各種項目について、各加入企業特有の情報が企業IDに対応付けて設定されている。
規約DB811は、総合型の確定拠出年金規約として地方厚生局により承認された確定拠出年金総合型規約のデータ(規約データ)等を記憶する。なお、規約データは、規約本文データと、規約別表データと、規約に加入している企業(事業主および事業所)に関する各種属性情報と、から構成され、これらのデータは各総合型規約を識別するための規約IDが付与されている。つまり、複数の総合型規約が存在する場合に、どの総合型規約に属するかについて識別するためのIDが付されている。
第1の実施形態と同様、本規約は一つの規約で複数の企業を包括する総合型規約であり、この規約本文において、各加入企業特有の所定情報(例えば、「事業主名及び住所」等の企業情報や、「加入者の範囲」等の企業毎の規約内容に関する決定事項等)が記載されるべき箇所では、それらの情報が設定されている別表を引用するよう記載されている。
別表データは、第1の実施形態と同様、規約本文中で引用される各別表の内容を加入企業毎に示すものであり、例えば図23〜25に示すように、規約IDと別表IDが付与され、規約に関する各種項目について、各加入企業特有の情報が企業IDに対応付けて設定されている。
また、規約DB811は、所定の別表データの所定項目についての検索を可能とするための検索用テーブルをさらに記憶する。検索用テーブルの一例を図26に示す。検索用テーブルは、規約IDと別表IDとデータ項目名が付与されており、検索可能な項目として予め設定されている項目(検索可能項目)について、別表データにおける各加入企業毎の設定内容に対応する数字やコード(以下、検索データ)が企業IDと関連付けて登録される。
また、規約DB811は、制御部82が検索用テーブルに検索データを設定する際に参照する検索データ設定テーブルを記憶する。検索データ設定テーブルの一例を図27に示す。検索データ設定テーブルは、別表IDと項目名が付与されており、各検索可能項目について、別表データに設定される内容と、その内容に対応する検索データと、が関連付けて登録されている。
例えば図27(a)に示す検索データ設定テーブルは、別表ID「T02」のデータ項目「加入者となる時期」に関する検索用テーブルを設定するためのものであり、別表ID「T02」の別表データの項目名「加入者となる時期」の項目について、データ内容が「入社した日」である場合には検索データ「0」が、データ内容が「入社1ヶ月経過後」である場合には検索データ「1」が、データ内容が「入社2ヶ月経過後」である場合には検索データ「2」が、データ内容が「入社1年経過後」である場合には検索データ「12」が、別表ID「T02」、データ項目「加入者となる時期」に関する検索用テーブルへの設定値としてそれぞれ登録されている。
また、規約DB811は、制御部82が検索用テーブルに検索データを設定する際に参照する検索データ設定テーブルを記憶する。検索データ設定テーブルの一例を図27に示す。検索データ設定テーブルは、別表IDと項目名が付与されており、各検索可能項目について、別表データに設定される内容と、その内容に対応する検索データと、が関連付けて登録されている。
例えば図27(a)に示す検索データ設定テーブルは、別表ID「T02」のデータ項目「加入者となる時期」に関する検索用テーブルを設定するためのものであり、別表ID「T02」の別表データの項目名「加入者となる時期」の項目について、データ内容が「入社した日」である場合には検索データ「0」が、データ内容が「入社1ヶ月経過後」である場合には検索データ「1」が、データ内容が「入社2ヶ月経過後」である場合には検索データ「2」が、データ内容が「入社1年経過後」である場合には検索データ「12」が、別表ID「T02」、データ項目「加入者となる時期」に関する検索用テーブルへの設定値としてそれぞれ登録されている。
また、規約DB811は、例えば図28に示すように、各規約について、規約ID、規約名、運営管理機関名、運営管理機関住所、代表事業主名、代表事業所主住所等のデータ項目が関連付けて登録されている規約関係テーブルをさらに記憶する。
書類フォーマットDB812は、規約変更の申請手続きに必要な各種書類の書類フォーマットデータと、各書類フォーマットデータに対応する引き込みデータ定義情報、を記憶する。書類フォーマットデータは、書類を識別するための書類コード(数字、記号、文字、文字列など、あるいは、それらの組み合わせなど、任意に設定できる)が付与されており、書類のイメージを示すデータと、その書類に対して規約DB811から引き込むデータ(引き込みデータ)のレイアウト(各引き込みデータの表示位置等)を示すレイアウトデータと、を含む。また、引き込みデータ定義情報は、対応する書類の書類コードと、書類フォーマットデータが示す各データ引き込み位置にどのようなデータを引き込むかを定義したものである。
書類フォーマットデータ及びこれに対応する引き込みデータ定義情報の一例を図29〜32に示す。なお、本実施例では、制御部82は、規約の変更内容に関するデータの入力を受け付けた後、変更対象の別表データについて、変更前のデータ内容を記憶部22の所定領域(待避ディレクトリ)に記憶した後に、入力された変更内容に従って別表データの更新を行う。よって、変更前と変更後の規約内容のデータが書類データの生成で必要な場合、制御部82は、変更前の規約内容のデータについては待避ディレクトリから取得し、また、変更後の規約内容のデータについては規約DB811における別表データから取得するものとする。
例えば、図29は、書類コードD01−1に対応する書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報の内容を示す。図29(a)の書類フォーマットデータは、書類「規約承認申請書」のイメージと、引き込みデータの表示位置E1、E2、E3を示す。また、図29(b)の引き込みデータ定義情報には、テーブル名が規約関係テーブルのテーブルにおける、規約IDが変更規約ID(変更対象の規約IDとして入力されたID)のデータに対応する「代表事業主住所」のデータを、書類フォーマットデータの表示位置E1に引き込み、また、テーブル名が規約関係テーブルのテーブルにおける、規約IDが変更規約IDのデータに対応する「代表事業主住所」のデータを書類フォーマットデータの表示位置E2に引き込み、また、テーブル名が規約関係テーブルのテーブルにおける、規約IDが変更規約IDのデータに対応する「規約名」のデータを書類フォーマットデータの表示位置E3に引き込むことが設定されている。
また、例えば、図30は、書類コードD02−1に対応する書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報の内容を示す。図30(a)の書類フォーマットデータは、書類「規約変更届出書」のイメージと、引き込みデータの表示位置E11、E12、E13を示す。また、図30(b)の引き込みデータ定義情報には、テーブル名が規約関係テーブルのテーブルにおける、規約IDが変更規約IDのデータに対応する「代表事業主住所」のデータを、書類フォーマットデータの表示位置E11に引き込み、また、テーブル名が規約関係テーブルのテーブルにおける、規約IDが変更規約IDのデータに対応する「代表事業主住所」のデータを書類フォーマットデータの表示位置E12に引き込み、また、テーブル名が規約関係テーブルのテーブルにおける、規約IDが変更規約IDのデータに対応する「規約名」のデータを書類フォーマットデータの表示位置E13に引き込むことが設定されている。
また、例えば図31は、書類コードD03−4に対応する書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報の内容を示す。図31(a)の書類フォーマットデータは、書類「新旧対照条文」のイメージと、引き込みデータの表示位置E21〜E24を示す。また、図31(b)の引き込みデータ定義情報には、テーブル名が規約関係テーブルのテーブルにおける、規約IDが変更規約IDのデータに対応する「規約名」のデータを、書類フォーマットデータの表示位置E21に引き込み、また、規約IDが変更規約IDで別表IDがT02の別表テーブルにおける、企業IDが所定の待避ディレクトリに記憶されている企業IDのデータに対応する「実施事業所の名称及び所在地」のデータを書類フォーマットデータの表示位置E22−1〜E22−Nに引き込み、また、待避ディレクトリに記憶されている「加入者とならない者の範囲」のデータを書類フォーマットデータの表示位置E24−1〜E24−Nに引き込み、また、規約IDが変更規約IDで別表IDがT02の別表テーブルにおける、企業IDが所定の待避ディレクトリに記憶されている企業IDのデータに対応する「加入者とならない者の範囲」のデータを書類フォーマットデータの表示位置E23−1〜E23−Nに引き込むことが設定されている。なお、この書類フォーマットデータ及び引き込み定義情報では、表示位置E22〜E24は複数の表示箇所(E22−1〜E22−N、E23−1〜E23−N、E24−1〜E24−N)から構成されている。このような書類フォーマットでは、その表示位置について該当する引き込みデータが複数ある場合(この例では、待避ディレクトリに複数の企業IDに対応するデータがある場合)、制御部82は、企業ID順(昇順)に対応するデータ(この例では、「実施事業所の名称及び所在地」、「加入者とならない者の範囲」)を各表示位置22−1〜E22−N、E23−1〜E23−N、E24−1〜E24−Nに表示する書類データを生成する。
なお、例えば、変更内容が「加入事業所の増加」の場合には、規約DB811における変更前の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)の最後尾のレコードが記憶部81の待避ディレクトリに格納され、その後、入力されたデータに基づいて、規約DB811の各別表データの最後尾に、新規加入事業所についてのレコードがそれぞれ追加記憶される。よって、このような場合における書類「新旧対象条文」に対応する引き込み定義データには、例えば、変更前の規約内容を引き込む箇所については、待避ディレクトリに格納されているデータから、「実施事業主の名称」等の所定項目のデータを取得するよう設定し、また、変更後の規約内容が表示される各領域については、規約DB811の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)の最後尾のレコード及び最後尾の1つ前のレコードから、「実施事業主の名称」等の所定の項目のデータを取得するように設定してもよい。これにより、制御部81は、引き込み定義データの設定内容に従って、例えば、待避ディレクトリに格納されているレコードから、「実施事業主の名称」等のデータを変更前のデータとして読み出し、また、規約DB811の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)から、別表の最後尾のレコードと最後尾の1つ前のレコードにおける「実施事業主の名称」等の所定項目のデータを変更後のデータとして読み出し、書類データを生成して出力してもよい。
また、例えば、変更内容が「加入事業所の減少」の場合には、規約DB811における変更前の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)の削除対象のレコード及び削除対象のレコードの1つ前のレコードが記憶部81の待避ディレクトリに格納され、その後、入力されたデータに基づいて、規約DB811の各別表データの削除対象のレコードが削除される。よって、このような場合における書類「新旧対象条文」に対応する引き込み定義データには、例えば、変更前の条文内容を引き込む箇所については、待避ディレクトリに格納されているデータから、「実施事業主の名称」等の項目のデータを取得するよう設定し、また、変更後の条文内容が表示される各領域については、規約DB811の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)の削除対象のレコードの1つ前のレコードから、「実施事業主の名称」等の所定項目のデータを取得するように設定してもよい。これにより、制御部81は、引き込み定義データの設定内容に従って、例えば、待避ディレクトリに格納されている各レコード(削除対象のレコードとその1つ前のレコード)から「実施事業主の名称」等のデータを変更前のデータとして読み出し、また、規約DB811の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)から、別表の削除対象のレコードの1つ前のレコードにおける「実施事業主の名称」等の所定項目のデータを変更後のデータとして読み出し、書類データを生成して出力してもよい。
また、例えば、変更内容が「加入事業所の減少」の場合には、規約DB811における変更前の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)の削除対象のレコード及び削除対象のレコードの1つ前のレコードが記憶部81の待避ディレクトリに格納され、その後、入力されたデータに基づいて、規約DB811の各別表データの削除対象のレコードが削除される。よって、このような場合における書類「新旧対象条文」に対応する引き込み定義データには、例えば、変更前の条文内容を引き込む箇所については、待避ディレクトリに格納されているデータから、「実施事業主の名称」等の項目のデータを取得するよう設定し、また、変更後の条文内容が表示される各領域については、規約DB811の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)の削除対象のレコードの1つ前のレコードから、「実施事業主の名称」等の所定項目のデータを取得するように設定してもよい。これにより、制御部81は、引き込み定義データの設定内容に従って、例えば、待避ディレクトリに格納されている各レコード(削除対象のレコードとその1つ前のレコード)から「実施事業主の名称」等のデータを変更前のデータとして読み出し、また、規約DB811の別表データT1’(又は、各別表データでもよい)から、別表の削除対象のレコードの1つ前のレコードにおける「実施事業主の名称」等の所定項目のデータを変更後のデータとして読み出し、書類データを生成して出力してもよい。
また、例えば図32は、書類コードD05−2に対応する書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報の内容を示す。図32(a)の書類フォーマットデータは、書類「変更についての労働組合又は厚生年金被保険者の過半数を代表する者の同意書」のイメージと、引き込みデータの表示位置E31を示す。また、図32(b)の引き込みデータ定義情報には、規約IDが変更規約IDで別表IDがT01の別表テーブルにおける、企業IDが所定の待避ディレクトリに記憶されている企業IDのデータに対応する「実施事業所の名称」のデータを書類フォーマットデータの表示位置E31に引き込むことが設定されている。
以上の説明では、定義情報が書類コードと関連付けて記録されている場合を例として説明したが、定義情報は種類コードを持たずに、例えば書類のフォーマットデータに含まれる引き込みデータ位置を示す記号をキーとしてもよい。つまり、引き込みデータ定義情報には書類コードが含まれず、引き込みデー対置の記号に基づいて、各書類のフォーマットデーの中の所定の位置に、定義されたデータが引き込まれるようにすることもできる。この場合、異なる書類によって同じ引き込みデータが引き込まれる場合は、同じ引き込みデータ位置の記号が異なる種類に付与されることになる。あるいは、全ての書類で引き込みデータ位置の記号を違えて、それぞれにデータ定義を関連付けてもよい。その場合は、異なる引き込みデータ位置の記号に対して、同じ内容のデータ定義が関連付けられることもある。
また、記憶部81は、例えば図33に示すような必要書類テーブルを記憶する。必要書類テーブルは、規約変更内容毎に必要な書類の書類コードが設定されているものであり、規約の変更内容を示すデータと、規約変更手続きに必要な各書類の書類フォーマットデータの書類コードと、が対応付けて登録されている。
また、記憶部81は、制御部82が実行する動作プログラム、各処理に必要な各種データ等を記憶する。
また、記憶部81は、制御部82が実行する動作プログラム、各処理に必要な各種データ等を記憶する。
制御部82は、記憶部81に記憶される動作プログラム等を実行することにより、変更受付部821、規約変更部822、書類生成・出力部823等を論理的に実現する。
変更受付部821は、規約の変更内容に関する入力を受け付ける処理を行う。
具体的には、例えば、変更対象の規約ID(変更規約ID)の入力欄と、「規約の加入事業所の増加又は減少」、「個別事業所についての規約変更」、「全事業所にかかる規約変更」、「運営管理機関の名称又は住所の変更」等の変更の種別の選択肢を表示して変更の種別の入力を受け付ける入力欄と、を表示する画面(変更種別選択画面)を表示部83に表示し、変更規約ID及び変更種別の入力を受け付ける。
具体的には、例えば、変更対象の規約ID(変更規約ID)の入力欄と、「規約の加入事業所の増加又は減少」、「個別事業所についての規約変更」、「全事業所にかかる規約変更」、「運営管理機関の名称又は住所の変更」等の変更の種別の選択肢を表示して変更の種別の入力を受け付ける入力欄と、を表示する画面(変更種別選択画面)を表示部83に表示し、変更規約ID及び変更種別の入力を受け付ける。
変更種別選択画面において「規約の加入事業所の増加又は減少」が選択入力された場合、変更受付部821は、変更内容が加入事業所の増加と減少のいずれであるかをさらに選択させる入力画面を表示して、これに対する入力を受け付ける。
そして、変更内容として「加入事業所の増加」が選択入力された場合、変更受付部821は、新たに追加される事業所について規約の内容を入力させる入力画面を表示部83に表示して、これに対する入力を受け付ける。ここでの入力内容は、例えば規約DB811の各別表データの各データ項目に対応する。この入力画面は例えば図7に示すように各データ項目について入力欄を備える。各入力欄における入力形式は任意であり、文字を入力させてもよく、選択肢を表示していずれかの選択肢を選択させるようにしてもよい。但し、予め設定されている検索可能項目については、設定内容を選択肢として表示し、いずれかの選択肢を選択させる入力欄を表示する。
また、変更内容として「加入事業所の減少」が入力された場合、変更受付部821は、加入企業から削除される事業所を特定する情報(企業ID又は事業所名等)を入力させる入力画面を表示部83に表示して、これに対する入力を受け付ける。なお、事業所名を入力させる場合には、事業所名と企業IDが関連づけられているテーブル(例えば、図23の別表データT1’等)等を参照して、入力された事業所名に対応する企業IDを取得する。また、加入事業所のリストにラジオボタン等のチェック欄を設けた画面を入力画面を表示部83に表示して、これに対して削除される事業所について、削除対象となるものについてチェック入力を受け付けることで、削除対象事業所を特定してもよい。
そして、変更内容として「加入事業所の増加」が選択入力された場合、変更受付部821は、新たに追加される事業所について規約の内容を入力させる入力画面を表示部83に表示して、これに対する入力を受け付ける。ここでの入力内容は、例えば規約DB811の各別表データの各データ項目に対応する。この入力画面は例えば図7に示すように各データ項目について入力欄を備える。各入力欄における入力形式は任意であり、文字を入力させてもよく、選択肢を表示していずれかの選択肢を選択させるようにしてもよい。但し、予め設定されている検索可能項目については、設定内容を選択肢として表示し、いずれかの選択肢を選択させる入力欄を表示する。
また、変更内容として「加入事業所の減少」が入力された場合、変更受付部821は、加入企業から削除される事業所を特定する情報(企業ID又は事業所名等)を入力させる入力画面を表示部83に表示して、これに対する入力を受け付ける。なお、事業所名を入力させる場合には、事業所名と企業IDが関連づけられているテーブル(例えば、図23の別表データT1’等)等を参照して、入力された事業所名に対応する企業IDを取得する。また、加入事業所のリストにラジオボタン等のチェック欄を設けた画面を入力画面を表示部83に表示して、これに対して削除される事業所について、削除対象となるものについてチェック入力を受け付けることで、削除対象事業所を特定してもよい。
また、変更種別選択画面において「個別事業所についての規約変更」(つまり、全ての事業所の規約が変更される場合、または全事業所のうち所定の条件に合致した全事業所について規約変更となるケース)が選択入力された場合、変更受付部821は、変更対象の事業所の企業ID(変更企業ID)と別表ID(変更別表ID)と項目名(変更項目名)と、その項目の修正内容と、を入力させる入力画面を表示部83に表示して、これに対する入力を受け付ける。入力画面の構成は任意であり、各情報を1つの画面で入力させてもよく、複数の画面にまたがって入力させてもよい。例えば、変更企業IDを入力させる画面と、修正対象の別表及び項目名を選択させる画面(図11参照)と、選択された項目について現状の内容を表示するとともに修正内容の入力を受け付ける修正受付画面(図12参照)を、順次表示部83に表示して各情報の入力を受け付けるようにしてもよい。
また、変更種別選択画面において「全事業所にかかる規約変更」が選択入力された場合、変更受付部821は、変更対象の別表の別表ID(変更別表ID)及び項目名(変更項目名)と、変更対象のデータを検索するための検索条件と、変更対象の項目の修正内容と、を入力させる入力画面を表示部83に表示して、これに対する入力を受け付ける。入力画面の構成は任意であり、各情報を1つの画面で入力させてもよく、複数の画面にまたがって入力させてもよい。例えば、変更別表ID、変更項目名、検索条件、修正内容等を入力させる入力画面の一例を図34に示す。検索条件の入力形式は任意であり文字や数値についての比較式等を入力させてもよく、また、数値や文字の入力欄と、「〜と同一」、「〜より大きい」、「〜以上」、「〜を含む」等のボタンを表示して、数値や文字の入力とボタンの押下に応じて、変更受付部821が、検索レコード対応する比較式(検索条件式)を生成してもよい。例えば、年金に関する法律や規則の変更によって、「加入者となる時期」に従来は特段の定めがなかったところに、新たに入社6ヶ月経過後は全員を加入者としなければならないことに制度の内容が変ったとすると、加入事業所のうち、入社後6ヶ月超の内容で加入していてる事業所については、すべて「入社6ヶ月経過後」に変更する必要が生じる。この場合、入力欄に「入社6ヶ月経過後」が入力され、「〜より大きい」のボタンが押下される。その場合には、変更受付部821が、指定された別表ID及び項目名に対応する検索データ設定テーブルを特定し、その検索データ設定テーブルにおいて、入力された「入社6ヶ月経過後」に関連付けられている検索コード「6」を読み出し、選択されたボタンに対応する比較演算子「>」と組み合わせて、検索条件式「>6」を生成してもよい。そして、変更受付部821は「加入者となる時期」が入社後6ヶ月超となっている事業所を特定し、その企業IDを取得する。
また、変更種別選択画面において「運営管理機関の名称又は住所の変更」が選択入力された場合、変更受付部821は、変更対象が運営管理機関の名称と住所のいずれであるかと、変更後の設定内容と、を入力させる入力画面を表示部83に表示して、これに対する入力を受け付ける。
規約変更部822は、変更受付部821が受け付けた規約の変更内容に関する入力データを用いて、規約DB811に記憶されている規約データの更新処理を行う。なお、検索条件が入力されない場合、変更受付部821は全事業所が規約変更の対象となるものと判断し、規約変更部822は変更受付部821が受け付けた変更後の設定内容に基づいて、全事業所の更新処理を実施する。
具体的には、変更内容が「加入事業所の増加」の場合、規約変更部822は、入力データについて所定のチェックを行った後、規約DB811において、変更規約IDが付与されている各別表データから例えば最後尾の各レコード等を読み出して記憶部81の所定領域(例えば、予め生成された待避用ディレクトリ等)に記憶することにより、変更前の別表データの内容を待避する。その後、規約変更部822は、加入事業所に対する企業IDを採番する。そして、加入事業所に関して別表データの各データ項目について入力されたデータを、採番した企業IDと関連付けて、規約DB811の変更規約IDに対応する各別表データの最後尾に記憶する。企業IDの採番処理では、例えば企業IDを連続番号で付与する場合、所定の別表データ(例えば、図23の別表データT1’等)から最後尾の企業IDを取り出し、その企業IDに1を加算したものを加入事業所の企業IDとして採番してもよい。
また、変更内容が「加入事業所の減少」の場合、規約変更部822は、規約DB811において変更規約IDが付与されている各別表データから例えば削除対象の事業所の企業ID及びその前の企業IDに対応する各レコード等を読み出して記憶部81の所定領域(待避用ディレクトリ等)に記憶することにより、変更前の別表データの内容を待避する。その後、規約変更部822は、規約DB811の変更規約IDに対応する各別表データについて、削除対象として入力された企業IDを含むレコードを削除する。
また、変更内容が「個別事業所についての規約変更」の場合、規約変更部822は、規約DB811において、入力された変更規約IDと変更別表IDに対応する別表データ中の変更企業IDに関連付けて登録されている変更項目名のデータを読み出して、変更規約IDとともに、記憶部81の所定領域(待避用ディレクトリ等)に記憶することにより、変更前の別表データの内容を待避する。その後、規約変更部822は、規約DB811において、変更規約IDと変更別表IDに対応する別表データ中の変更企業IDに対応する変更項目名のデータを、修正内容として入力されたデータで更新する。
また、規約変更部822は、別表データの変更内容に基づいて、対応する検索用テーブルを更新する。具体的には、変更別表ID、変更項目名に対応する検索データ設定テーブルから、更新後のデータ内容に対応する検索データを読み出す。そして、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名に対応する検索用テーブルにおいて、変更企業IDに対応する検索データを、先に検索データ設定テーブルから読み出した検索データで更新する。
また、規約変更部822は、別表データの変更内容に基づいて、対応する検索用テーブルを更新する。具体的には、変更別表ID、変更項目名に対応する検索データ設定テーブルから、更新後のデータ内容に対応する検索データを読み出す。そして、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名に対応する検索用テーブルにおいて、変更企業IDに対応する検索データを、先に検索データ設定テーブルから読み出した検索データで更新する。
また、変更内容が「全事業所にかかる規約変更」(つまり、全ての事業所の規約が変更される場合、または全事業所のうち所定の条件に合致した全事業所について規約変更となるケース)の場合、規約変更部822は、規約DB811において、変更規約IDと変更別表IDに対応する別表データ中の変更項目名のデータについて、検索条件に該当するデータを全て検索する。そして、検索したデータとそれに関連付けられている企業ID(変更企業ID)を全て読み出して、記憶部81の所定領域(待避用ディレクトリ等)に記憶することにより、変更前の別表データの内容を待避する。その後、規約変更部822は、規約DB811において、検索したデータを、入力された修正内容に従って更新する。例えば、修正内容として「”1ヶ月経過後”で更新」が(選択のうえ)入力された場合には、検索した事業所のIDに対応するデータを”1ヶ月経過後”で更新する。また、修正内容として「”パートタイマー”を削除する」旨が(選択のうえ)入力された場合には、検索した事業所のIDに対応するデータから”パートタイマー”のデータを削除する。
また、規約変更部822は、別表データの変更内容に基づいて、対応する検索用テーブルを更新する。具体的には、別表データにおいて更新されたデータについて、対応する企業IDを読み出すとともに、変更別表ID、変更項目名に対応する検索データ設定テーブルから、更新後のデータ内容に対応する検索データを読み出す。そして、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名に対応する検索用テーブルにおいて、先に別表データから読み出した変更企業IDに対応する検索データを、先に検索データ設定テーブルから読み出した検索データで更新する。なお、この検索テーブルの更新処理は、別表データにおいてデータを更新した全てのレコードについて行う。
また、規約変更部822は、別表データの変更内容に基づいて、対応する検索用テーブルを更新する。具体的には、別表データにおいて更新されたデータについて、対応する企業IDを読み出すとともに、変更別表ID、変更項目名に対応する検索データ設定テーブルから、更新後のデータ内容に対応する検索データを読み出す。そして、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名に対応する検索用テーブルにおいて、先に別表データから読み出した変更企業IDに対応する検索データを、先に検索データ設定テーブルから読み出した検索データで更新する。なお、この検索テーブルの更新処理は、別表データにおいてデータを更新した全てのレコードについて行う。
また、変更内容が「運営管理機関の名称又は住所の変更」の場合、規約変更部822は、規約DB811に記憶されている規約関係テーブルから、変更規約IDに対応する変更対象項目(運営管理機関名又は運営管理機関住所)のデータを読み出し、変更規約IDとともに、記憶部81の所定領域(待避用ディレクトリ等)に記憶することにより、変更前の規約関係テーブルの内容を待避する。その後、規約変更部822は、規約関係テーブルの変更規約IDに対応する変更対象項目(運営管理機関名又は運営管理機関住所)のデータを、入力されたデータで更新する。
書類生成・出力部823は、記憶部81に記憶されている必要書類テーブルを参照して、入力された規約の変更内容に対応する書類を特定し、書類データを生成・出力する処理を行う。
具体的には、必要書類テーブルを参照して、変更内容に対応する必要書類の書類フォーマットデータの書類コードを読み出し、読み出した書類コードに対応する書類フォーマットデータ及び引き込みデータ定義情報を書類フォーマットDB812から読み出す。そして、書類毎に、各書類フォーマットデータに引き込むデータを引き込みデータ定義情報に基づいて記憶部81から読み出し、書類フォーマットデータの引き込み位置に配置し、配置した引き込みデータと書類のイメージと、を合成等することにより書類データを生成する。そして、生成した書類データを印刷装置に出力して印刷させる。
具体的には、必要書類テーブルを参照して、変更内容に対応する必要書類の書類フォーマットデータの書類コードを読み出し、読み出した書類コードに対応する書類フォーマットデータ及び引き込みデータ定義情報を書類フォーマットDB812から読み出す。そして、書類毎に、各書類フォーマットデータに引き込むデータを引き込みデータ定義情報に基づいて記憶部81から読み出し、書類フォーマットデータの引き込み位置に配置し、配置した引き込みデータと書類のイメージと、を合成等することにより書類データを生成する。そして、生成した書類データを印刷装置に出力して印刷させる。
例えば、変更内容が「個別事業所についての規約変更」で変更項目が「実施事業所の名称」である場合には、書類生成・出力部823は、必要書類テーブルを参照して、書類コードがD01−2(規約変更承認申請書)、D03−2(新旧対応条文)、D04−2(規約の一部を変更する規約)などの書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報を読み出す。そして、読み出した各書類フォーマットデータについて、書類上に引き込む引き込みデータを引き込みデータ定義情報に基づいて記憶部81の各種テーブル等から読み出し、書類フォーマットデータの引き込み位置に配置し、書類のイメージと合成することにより各必要書類の書類データを生成する。
なお、書類生成・出力部823は、例えば例えば図31に示すような、各表示位置E22〜E24が複数の表示箇所(E22−1〜E22−N、E23−1〜E23−N、E24−1〜E24−N)から構成されているような書類フォーマットでは、その表示位置について該当する引き込みデータが複数ある場合(この例では、待避ディレクトリに複数の企業IDに対応するデータがある場合)、制御部82は、企業ID順(昇順)に各引き込みデータ(この例では、「実施事業所の名称及び所在地」、「加入者とならない者の範囲」)を各表示位置E22−1〜E22−N、E23−1〜E23−N、E24−1〜E24−Nに表示する書類データを生成する。
また、複数の事業所について規約変更がある場合には、同意書、証明書等の書類については、事業所毎に各書類を生成する必要がある。この場合、書類生成出力部823は、これらの書類の書類フォーマットデータにおいて、1つの引き込み位置に対してデータ定義に該当する引き込みデータが複数あるときには、引き込みデータ毎に書類データを生成・出力する。具体例を用いて説明すると、規約変更内容として「全事業所にかかる規約変更」が選択され、検索条件が入力された場合であって、その検索条件に基づいて検索されたデータと、それらの各データに対応する企業IDが「AA001」、「AA005」、「AA007」と、が待避ディレクトリに記憶された場合には、書類生成・出力部823は、例えば図32に示す書類フォーマットデータについて、企業ID「AA001」に対応する「実施事業所の名称」を表示位置E31に表示した書類データと、企業ID「AA005」に対応する「実施事業所の名称」を表示位置E31に表示した書類データと、企業ID「AA007」に対応する「実施事業所の名称」を表示位置E31に表示した書類データと、をそれぞれ生成して出力する。
また、複数の事業所について規約変更がある場合には、同意書、証明書等の書類については、事業所毎に各書類を生成する必要がある。この場合、書類生成出力部823は、これらの書類の書類フォーマットデータにおいて、1つの引き込み位置に対してデータ定義に該当する引き込みデータが複数あるときには、引き込みデータ毎に書類データを生成・出力する。具体例を用いて説明すると、規約変更内容として「全事業所にかかる規約変更」が選択され、検索条件が入力された場合であって、その検索条件に基づいて検索されたデータと、それらの各データに対応する企業IDが「AA001」、「AA005」、「AA007」と、が待避ディレクトリに記憶された場合には、書類生成・出力部823は、例えば図32に示す書類フォーマットデータについて、企業ID「AA001」に対応する「実施事業所の名称」を表示位置E31に表示した書類データと、企業ID「AA005」に対応する「実施事業所の名称」を表示位置E31に表示した書類データと、企業ID「AA007」に対応する「実施事業所の名称」を表示位置E31に表示した書類データと、をそれぞれ生成して出力する。
表示部83は、CRT、液晶ディスプレイ等の表示装置を含み、制御部82からの指示に従って種々の画面表示を行う。
入力部84は、マウス、キーボード等の入力装置を含み、入力されたデータを制御部82に通知する。
通信制御部85は、例えば、インターネットやLAN等のネットワークに接続されており、他のコンピュータとの通信を制御する。
入力部84は、マウス、キーボード等の入力装置を含み、入力されたデータを制御部82に通知する。
通信制御部85は、例えば、インターネットやLAN等のネットワークに接続されており、他のコンピュータとの通信を制御する。
次に、この第4の実施形態に係る運営管理サーバ8が規約の変更要求を受け付けて、規約DB811の内容を更新するとともに必要書類を生成する必要書類生成処理における動作を具体的にフローチャートを参照して説明する。
例えば図35に示すように、制御部82は、まず初期画面である変更種別選択画面を表示部83に表示して、変更対象の規約ID(変更規約ID)と規約変更種別(「規約の加入事業所の増加又は減少」、「個別事業所についての規約変更」、「全事業所にかかる規約変更」、「運営管理機関の名称又は住所の変更」等)の入力を受け付ける(ステップS101)。
次に、制御部82は、入力された変更種別に応じて、規約変更に必要な各種データの入力を受け付ける詳細データ入力処理を行う(ステップS102)。
例えば図35に示すように、制御部82は、まず初期画面である変更種別選択画面を表示部83に表示して、変更対象の規約ID(変更規約ID)と規約変更種別(「規約の加入事業所の増加又は減少」、「個別事業所についての規約変更」、「全事業所にかかる規約変更」、「運営管理機関の名称又は住所の変更」等)の入力を受け付ける(ステップS101)。
次に、制御部82は、入力された変更種別に応じて、規約変更に必要な各種データの入力を受け付ける詳細データ入力処理を行う(ステップS102)。
詳細データ入力処理では、入力された変更種別が「加入事業所の増加又は減少」の場合、制御部82は、例えば図36に示すように、変更内容が加入事業所の増加と減少のいずれであるかを選択入力させ(ステップS11)、選択結果が「加入事業所の増加」であると判別した場合(ステップS12)、別表データに設定する規約内容(各別表データの各項目に設定するデータ)の入力を受け付けて(ステップS13)、メインフローに戻る。また、ステップS12において、「加入事業所の減少」が選択入力されたと判別した場合、削除対象の企業IDの入力を受け付けて(ステップS14)、メインフローに戻る。
また、詳細データ入力処理において、入力された変更種別が「個別事業所についての規約変更」の場合には、制御部82は、例えば図37に示すように、変更対象の事業所の企業ID(変更企業ID)と別表ID(変更別表ID)と項目名(変更項目名)と、その項目の修正内容と、の入力を受け付けて(ステップS21)、メインフローに戻る。
また、詳細データ入力処理において、入力された変更種別が「全事業所にかかる規約変更」の場合には、制御部82は、例えば図38に示すように、変更対象の別表の別表ID(変更別表ID)及び項目名(変更項目名)と、変更対象のデータを検索するための検索条件と、変更対象の項目の修正内容と、の入力を受け付けて(ステップS31)、メインフローに戻る。
また、詳細データ入力処理において、入力された変更種別が「運営管理機関の名称又は住所の変更」の場合には、制御部82は、例えば図39に示すように、変更対象が運営管理機関の名称と住所のいずれであるかと、変更後の設定内容と、の入力を受け付けて(ステップS41)、メインフローに戻る。
次に、ステップS102の詳細データ入力処理の終了後、制御部82は、ステップS101で入力された規約変更種別とステップS102で入力されたデータ等に基づいて規約DB811の登録内容を更新等する規約変更処理を行う(図35:ステップS103)。
規約変更処理で、ステップS101で変更種別「加入事業所の増加又は減少」が選択入力された場合の、制御部82による処理を図40を用いて説明する。例えば、図40に示すように、詳細データ入力処理(ステップS102)で選択された変更内容が「加入事業所の増加」と「加入事業所の減少」のいずれであるかを判別し(ステップS51)、「加入事業所の増加」である場合には、規約DB811において変更規約IDに対応する各別表データの例えば最後尾の各レコード等を読み出して記憶部81の待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS52)。
次に、制御部82は、加入事業所に対する企業IDを採番し(ステップS53)、加入事業所に関して別表データの各データ項目について入力されたデータを、採番した企業IDと関連付けて、規約DB811の変更規約IDに対応する各別表データに記憶する(ステップS54)。
また、ステップS51において、選択された変更内容が「加入事業所の減少」である場合には、入力された削除対象の企業ID及びその前後の企業IDに対応する各レコード等を読み出して記憶部81待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS55)。
次に、制御部82は、規約DB811の変更規約IDに対応する各別表データについて、削除対象として入力された企業IDを含むレコードを削除して(ステップS56)、メインフローに戻る。
次に、制御部82は、加入事業所に対する企業IDを採番し(ステップS53)、加入事業所に関して別表データの各データ項目について入力されたデータを、採番した企業IDと関連付けて、規約DB811の変更規約IDに対応する各別表データに記憶する(ステップS54)。
また、ステップS51において、選択された変更内容が「加入事業所の減少」である場合には、入力された削除対象の企業ID及びその前後の企業IDに対応する各レコード等を読み出して記憶部81待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS55)。
次に、制御部82は、規約DB811の変更規約IDに対応する各別表データについて、削除対象として入力された企業IDを含むレコードを削除して(ステップS56)、メインフローに戻る。
また、ステップS101で変更種別「個別事業所についての規約変更」が入力された場合、制御部82は、例えば図41に示すように、規約DB811において、変更規約IDと変更別表IDに対応する別表データ中で、変更企業IDに対応する変更項目名のデータを読み出す(ステップS61)。
次に、制御部82は、ステップS61で読み出したデータを、変更規約IDとともに、記憶部81の待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS62)。
次に、制御部82は、規約DB811において、変更規約IDと変更別表IDに対応する別表データ中の変更企業IDに対応する変更項目名のデータを、修正内容として入力されたデータで更新する(ステップS63)。
次に、制御部82は、規約DB811において、変更別表ID、変更項目名に対応する検索データ設定テーブルから、更新後のデータ内容に対応する検索データを読み出す(ステップS64)。そして、規約DB811において、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名に対応する検索用テーブルの変更企業IDに対応する検索データを、ステップS64で読み出した検索データで更新し(ステップS65)、メインフローに戻る。
次に、制御部82は、ステップS61で読み出したデータを、変更規約IDとともに、記憶部81の待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS62)。
次に、制御部82は、規約DB811において、変更規約IDと変更別表IDに対応する別表データ中の変更企業IDに対応する変更項目名のデータを、修正内容として入力されたデータで更新する(ステップS63)。
次に、制御部82は、規約DB811において、変更別表ID、変更項目名に対応する検索データ設定テーブルから、更新後のデータ内容に対応する検索データを読み出す(ステップS64)。そして、規約DB811において、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名に対応する検索用テーブルの変更企業IDに対応する検索データを、ステップS64で読み出した検索データで更新し(ステップS65)、メインフローに戻る。
また、ステップS101で変更種別「全事業所にかかる規約変更」が入力された場合、制御部82は、例えば図42に示すように、規約DB811において、変更規約IDと変更別表IDに対応する別表データ中の変更項目名のデータについて、検索条件に該当するデータを全て検索し(ステップS71)、検索したデータとそれに関連付けられている企業IDを別表データから全て読み出し、記憶部81の待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS72)。
次に、制御部82は、規約DB811において、ステップS71で検索したデータを、入力された修正内容に従って更新する(ステップS73)。
次に、制御部82は、ステップS73で更新されたデータについて、対応する企業IDを別表データから読み出すとともに(ステップS74)、変更別表ID、変更項目名に対応する検索データ設定テーブルから、更新後のデータ内容に対応する検索データを読み出す(ステップS75)。そして、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名に対応する検索用テーブルにおいて、ステップS74で別表データから読み出した企業IDに対応する検索データを特定し、その検索データを、ステップS75で検索データ設定テーブルから読み出した検索データで更新し(ステップS76)、メインフローに戻る。
次に、制御部82は、規約DB811において、ステップS71で検索したデータを、入力された修正内容に従って更新する(ステップS73)。
次に、制御部82は、ステップS73で更新されたデータについて、対応する企業IDを別表データから読み出すとともに(ステップS74)、変更別表ID、変更項目名に対応する検索データ設定テーブルから、更新後のデータ内容に対応する検索データを読み出す(ステップS75)。そして、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名に対応する検索用テーブルにおいて、ステップS74で別表データから読み出した企業IDに対応する検索データを特定し、その検索データを、ステップS75で検索データ設定テーブルから読み出した検索データで更新し(ステップS76)、メインフローに戻る。
また、ステップS101で変更種別「運営管理機関の名称又は住所の変更」が入力された場合、制御部82は、例えば図43に示すように、入力された変更対象が運営管理機関の名称と住所の変更のいずれであるかを入力させ、変更対象が「運営管理機関の名称」の場合には(ステップS81)、規約DB811に記憶されている規約関係テーブルから、変更規約IDに対応する運営管理機関名のデータを読み出し、変更規約IDとともに、記憶部81の待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS82)。
次に、制御部82は、規約関係テーブルの変更規約IDに対応する運営管理機関名のデータを、入力されたデータで更新し(ステップS83)、メインフローに戻る。
また、ステップS81において、変更対象が「運営管理機関の住所」の場合、制御部82は、規約DB811に記憶されている規約関係テーブルから、変更規約IDに対応する運営管理機関住所のデータを読み出し、変更規約IDとともに、記憶部81の待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS84)。
次に、制御部82は、規約関係テーブルの変更規約IDに対応する運営管理機関住所のデータを、入力されたデータで更新し(ステップS85)、メインフローに戻る。
次に、制御部82は、規約関係テーブルの変更規約IDに対応する運営管理機関名のデータを、入力されたデータで更新し(ステップS83)、メインフローに戻る。
また、ステップS81において、変更対象が「運営管理機関の住所」の場合、制御部82は、規約DB811に記憶されている規約関係テーブルから、変更規約IDに対応する運営管理機関住所のデータを読み出し、変更規約IDとともに、記憶部81の待避用ディレクトリ等に記憶する(ステップS84)。
次に、制御部82は、規約関係テーブルの変更規約IDに対応する運営管理機関住所のデータを、入力されたデータで更新し(ステップS85)、メインフローに戻る。
次に、ステップS103の規約変更処理の終了後、制御部82は、記憶部81の必要書類テーブルを参照して、ステップS101で入力された規約変更種別等に基づいて、規約変更内容に対応する必要書類の書類フォーマットデータの書類コードを特定して読み出す(ステップS104)。なお、変更種別が「個別事業所についての規約変更」又は「全事業所にかかる規約変更」の場合には、入力された変更項目名に対応する必要書類を特定して読み出す。
次に、制御部82は、読み出した書類コードに対応する書類フォーマットデータと、引き込みデータ定義情報を書類フォーマットDB812から読み出す(ステップS105)。そして、制御部82は、書類毎に、各書類フォーマットデータに引き込むデータを引き込みデータ定義情報に基づいて記憶部81から読み出し、書類フォーマットデータの引き込み位置に配置し、配置した引き込みデータと書類のイメージと、を合成等することにより書類データを生成する(ステップS106)。そして、制御部82は、生成した書類データを印刷装置に出力して印刷させる(ステップS107)。また、書類データの出力後等の所定のタイミングで、制御部82は、待避ディレクトリに格納されたデータ等をクリアする。
なお、本発明は種々の変形及び応用が可能である。
上記説明では、規約の変更内容毎に各必要書類のフォーマットデータを用意しているが、これに限定されず、変更内容が異なっても同じ書類が必要となる場合は、必要書類のフォーマットデータ(さらに、必要によっては書類コード)を共有して使用するようにしてもよい。
この場合、書類フォーマットDB811に記憶される引き込みデータ定義情報は、例えば図44に示すように、引き込みデータ定義情報を識別するための引込コード、及び/又は引き込みデータ定義情報に対応する書類フォーマットデータの書類コード等が付与されており、書類フォーマットデータの各データ引き込み位置に引き込むデータの定義内容のデータ(引き込みデータ名、データ定義、引き込みデータ位置等)を含む。引き込みデータ定義情報は、各必要書類について規約変更内容毎に生成され登録されている。また、書類フォーマットDB811に記憶される書類フォーマットデータは、上記説明と同様のデータ構造を有する。
また、記憶部81は、例えば図45、図46に示すような第1の必要書類テーブル、第2の必要書類テーブルを記憶する。第1の必要書類テーブルには、規約変更内容毎に、規約変更手続きに必要な各書類の書類フォーマットデータの書類コードが設定されている。また、第2の必要書類テーブルには、規約変更内容毎に、各必要書類の書類フォーマットデータ(書類コード)に対応する引き込み定義情報の引込コードが設定されている。
上記説明では、規約の変更内容毎に各必要書類のフォーマットデータを用意しているが、これに限定されず、変更内容が異なっても同じ書類が必要となる場合は、必要書類のフォーマットデータ(さらに、必要によっては書類コード)を共有して使用するようにしてもよい。
この場合、書類フォーマットDB811に記憶される引き込みデータ定義情報は、例えば図44に示すように、引き込みデータ定義情報を識別するための引込コード、及び/又は引き込みデータ定義情報に対応する書類フォーマットデータの書類コード等が付与されており、書類フォーマットデータの各データ引き込み位置に引き込むデータの定義内容のデータ(引き込みデータ名、データ定義、引き込みデータ位置等)を含む。引き込みデータ定義情報は、各必要書類について規約変更内容毎に生成され登録されている。また、書類フォーマットDB811に記憶される書類フォーマットデータは、上記説明と同様のデータ構造を有する。
また、記憶部81は、例えば図45、図46に示すような第1の必要書類テーブル、第2の必要書類テーブルを記憶する。第1の必要書類テーブルには、規約変更内容毎に、規約変更手続きに必要な各書類の書類フォーマットデータの書類コードが設定されている。また、第2の必要書類テーブルには、規約変更内容毎に、各必要書類の書類フォーマットデータ(書類コード)に対応する引き込み定義情報の引込コードが設定されている。
書類生成・出力部823は、規約変更内容に対応する必要書類の書類フォーマットデータの書類コードを第1の必要書類テーブルから読み出す。そして、第2の必要書類テーブルを参照し、第1の必要書類テーブルから読み出した各書類コードに対応する引き込みデータ定義情報の引込コードを、規約変更内容に基づいて読み出す。そして、第1の必要書類テーブルから読み出した書類コードに対応する書類フォーマットデータと、第2の必要書類テーブルから読み出した定義情報IDに対応する引き込みデータ定義情報と、を書類フォーマットDB811から読み出す。そして、書類毎に、書類フォーマットデータに引き込むデータをその書類フォーマットデータに対応する引き込みデータ定義情報に基づいて記憶部81から読み出し、書類フォーマットデータの引き込み位置に配置し、配置した引き込みデータと書類のイメージと、を合成等することにより書類データを生成する。
具体的には、例えば、変更内容が「個別事業所についての規約変更」における「実施事業所の名称及び所在地の変更」である場合、書類生成・出力部823は、第1の必要書類テーブルから該当する書類コード「D01」、「D03−2」、「D04」、・・・を読み出す。そして、第2の必要書類テーブルを参照し、同変更内容(「個別事業所についての規約変更」における「実施事業所の名称及び所在地の変更」)について、第1の必要書類テーブルから読み出した各書類コードに対応する引込コード、即ち、書類コード「D01」に対応する引込コード「L01−2」、書類コード「D03−2」に対応する引込コード「L03−2」、書類コード「D04」に対応する引込コード「L04−2」、・・・を読み出す。そして、例えば、書類コード「D01」に対応する書類フォーマットデータと引込コード「L01−2」に対応する引込データ定義情報を書類フォーマットDB811から読み出し、読み出した引込データ定義情報に定義されているデータを記憶部81から読み出し、読み出したデータを書類コード「D01」の書類フォーマットデータの各引き込み位置に配置し、配置したデータと書類のイメージとを合成して書類データを生成する。他の書類コード「D03−2」、「D04」、・・・に対応する書類についても同様に処理する。
このように、各必要書類の書類フォーマットデータを共有することにより、書類フォーマットDB811の記憶領域を効率良く使用できる。
なお、上記説明における引込データ定義情報(図29(b)〜図32(b)、図44参照)のデータ形式は一例であり、書類フォーマットデータに引き込むデータを定義(設定)しうる種々のデータ形式のデータや種々のデータの定義方法が適用可能である。
このように、各必要書類の書類フォーマットデータを共有することにより、書類フォーマットDB811の記憶領域を効率良く使用できる。
なお、上記説明における引込データ定義情報(図29(b)〜図32(b)、図44参照)のデータ形式は一例であり、書類フォーマットデータに引き込むデータを定義(設定)しうる種々のデータ形式のデータや種々のデータの定義方法が適用可能である。
また、例えば、第4の実施形態では、規約の変更種別の選択入力を受け付けると、制御部82が、受け付けた変更種別に基づいて、変更に関するデータ入力から必要書類の出力までの処理を自動的に連続して実行するようにしているが、これに限定されず、例えば、データの入力処理、書類の出力処理等の処理単位で実行指示の入力を受け付け、指示された処理を実行するようにしてもよい。このような運営管理サーバ8について以下説明する。
運営管理サーバ8の制御部82は、例えば、確定拠出年金規約の変更・運用等に関する各種データの入力画面へ遷移するためのボタンや、各種書類を出力するためのボタン等を含む初期画面(規約管理初期画面)を記憶部81から読み出して表示部83に表示し、運営管理機関の担当者による規約管理初期画面上のボタンの押下に応じて、押下されたボタンに対応する各種処理(入力画面の表示、書類の出力等)を実行する。この規約管理初期画面の一例を図47に示す。規約管理初期画面には、例えば、規約の変更・運用に関する各処理内容とそれに対応するボタンが、一般的な手続きの順序に従って、制度導入フェーズと制度運営フェーズに分けて表示されている。
記憶部81には、各ボタンと、ボタンが押下された場合に制御部82により実行される処理内容と、を関連付ける実行処理テーブルが記憶されている。この実施処理テーブルでは、例えば、図47の規約管理初期画面のボタンA5と、規約へ加入する企業についての別表データの入力処理及び規約DB811の更新処理(各別表データの各項目の入力画面の表示及び入力、変更前の別表データの待避ディレクトリへの待避、入力データによる規約DB811の更新等)と、が関連付けられている。また、例えば、ボタンA7と、企業が規約へ加入するための必要書類の出力処理(必要書類テーブルにおける「加入事業所の増加又は減少」に対応する必要書類の特定、書類データの生成及び出力等)と、が関連付けられている。また、例えば、ボタンB6と、規約変更に関する入力処理(変更内容の入力画面の表示及び入力、変更前の該当別表データの待避ディレクトリへの待避、入力データによる規約DB811の更新等)と、が関連付けられている。また、例えば、ボタンB8と、規約を変更するための必要書類の出力処理(必要書類テーブルにおける「個別事業所についての規約変更」に対応する必要書類の特定、書類データの生成及び出力等)と、が関連付けられている。
制御部82は、規約管理初期画面上でボタンが押下されると、これに応じて、記憶部81の実行処理テーブルを参照し、押下されたボタンに対応する処理内容を実行する。
例えば、規約管理初期画面上でボタンA5が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、各別表データの各項目の入力画面の表示し、入力画面への入力データを受け付けて記憶部81に記憶するとともに、変更前の別表データを記憶部81の待避ディレクトリへ待避し、入力データにより規約DB811の別表データを更新する等の処理を実行する。
また、例えば、規約管理初期画面上でボタンA7が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、必要書類テーブルにおける「加入事業所の増加又は減少」に対応する必要書類を特定し、特定した必要書類について書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報を用いて書類データを生成し、生成した書類データを印刷装置に出力する等の処理を実行する。
例えば、規約管理初期画面上でボタンA5が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、各別表データの各項目の入力画面の表示し、入力画面への入力データを受け付けて記憶部81に記憶するとともに、変更前の別表データを記憶部81の待避ディレクトリへ待避し、入力データにより規約DB811の別表データを更新する等の処理を実行する。
また、例えば、規約管理初期画面上でボタンA7が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、必要書類テーブルにおける「加入事業所の増加又は減少」に対応する必要書類を特定し、特定した必要書類について書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報を用いて書類データを生成し、生成した書類データを印刷装置に出力する等の処理を実行する。
また、例えば、規約管理初期画面上でボタンB6が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、変更内容(例えば、変更規約ID、変更別表ID、変更項目名、修正内容等)を入力させる入力画面を表示して入力データを受け付けて記憶部81に記憶するとともに、変更前の別表データを記憶部81の待避ディレクトリへ待避し、入力データにより規約DB811の別表データを更新する等の処理を実行する。
また、例えば、規約管理初期画面上でボタンB8が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、必要書類テーブルにおける「個別事業所についての規約変更」に対応する必要書類を特定し、特定した必要書類について書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報を用いて書類データを生成し、生成した書類データを印刷装置に出力する等の処理を実行する。
また、例えば、規約管理初期画面上でボタンB8が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、必要書類テーブルにおける「個別事業所についての規約変更」に対応する必要書類を特定し、特定した必要書類について書類フォーマットデータと引き込みデータ定義情報を用いて書類データを生成し、生成した書類データを印刷装置に出力する等の処理を実行する。
また、制御部82は、ボタンの押下に応じた各処理を実行した後、所定の入力操作に応じて又は自動的に、規約管理初期画面を再度表示する。
また、規約管理初期画面における終了ボタンが押下された場合等、制御部82は、待避ディレクトリに記憶されたデータや、記憶部81に記憶されていた各入力データを削除等する。
また、規約管理初期画面における終了ボタンが押下された場合等、制御部82は、待避ディレクトリに記憶されたデータや、記憶部81に記憶されていた各入力データを削除等する。
また、この変形例では、運営管理サーバ8は、各企業の制度導入に関する進捗状況を管理する機能をさらに備える。
例えば、記憶部81の実施処理テーブルには、図47の規約管理初期画面のボタンA1と、制度導入を検討している企業について、所定情報を登録するための入力画面の表示及び入力、入力データの登録等と、が関連づけられている。また、例えば、規約管理初期画面のボタンC1と、後述するアテンド管理画面の表示及び入力等と、が関連付けられている。
例えば、記憶部81の実施処理テーブルには、図47の規約管理初期画面のボタンA1と、制度導入を検討している企業について、所定情報を登録するための入力画面の表示及び入力、入力データの登録等と、が関連づけられている。また、例えば、規約管理初期画面のボタンC1と、後述するアテンド管理画面の表示及び入力等と、が関連付けられている。
そして、規約管理初期画面のボタンA1が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、例えば図48に示すような、企業情報の入力画面を表示し、企業名、業種区分、登記住所、担当部門名、電話番号等の企業情報の入力を受け付けて記憶部81に記憶するとともに、入力された企業情報における所定項目(例えば、企業名等)のデータを所定のテーブル(アテンド管理テーブル)に追記する。このアテンド管理テーブルは、各企業について、例えば、企業名等のデータ項目を含む企業情報と、制度導入の進捗状況に関する所定のデータ項目(例えば、きっかけ、状況、導入確度、直近訪問日、導入予定日、初訪問日、企画書提出日等)を含むアテンド状況情報と、制度の移管に関するデータ項目(例えば、現行制度、幹事会社、移管金額等)を含む制度移管情報からなるアテンド管理データが登録されている。
また、規約管理初期画面のボタンC1が押下されると、制御部82は、記憶部81の実行処理テーブルの設定内容に従って、アテンド管理テーブルを記憶部81から読み出し、例えば図49に示すような、アテンド管理テーブルのデータ内容を表示するとともにアテンド管理データの各項目についてデータの入力を受け付ける画面(アテンド管理画面)を表示する。そして、所定の入力操作に応じて、入力・表示された内容のアテンド管理テーブルのデータを記憶部81に更新して記憶する。
なお、第4の実施形態では、制御部81は、規約変更処理(図35:ステップS103)において、変更前の別表データの内容を記憶部81の所定領域(待避ディレクトリ)に記憶して規約DB811の更新を行い、その後、書類データの生成を行っていたが、これに限定されず、例えば、入力された変更内容に関するデータを記憶部81の所定領域に一時的に記憶しておき、規約DB811に記憶されている変更前の内容の別表データと、記憶部81の所定領域に記憶されている、変更内容を示す入力データと、を用いて、各書類データを生成・出力し、その後、記憶部81の所定領域に記憶していた変更内容に関するデータを用いて、規約DB811の該当データを更新するようにしてもよい。
また、制御部81は、規約DB811の別表データを更新した後、変更企業IDとそれに対応する変更対象のデータを規約DB811の変更対象の別表データ等から読み出して変更後のデータとして待避ディレクトリに記憶するようにしてもよい。
また、制御部81は、規約DB811の別表データを更新した後、変更企業IDとそれに対応する変更対象のデータを規約DB811の変更対象の別表データ等から読み出して変更後のデータとして待避ディレクトリに記憶するようにしてもよい。
なお、この発明のシステムは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体(FD、CD−ROM、DVD等)に格納して配布し、該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する運営管理サーバ1、記録管理サーバ3、担当者端末5、従業員端末7、運営管理サーバ8等を構成してもよい。また、インターネット等のネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば搬送波に重畳してコンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、搬送波に重畳してコンピュータにダウンロード等してもよい。
また、上述の機能を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、搬送波に重畳してコンピュータにダウンロード等してもよい。
1 運営管理サーバ
11、81 記憶部
12、82 制御部
13、83 表示部
14、84 入力部
15、85 通信制御部
11A 規約DB
121 規約管理部
122 従業員管理部
123 会計管理部
3 記録管理サーバ
5 担当者端末
7 従業員端末
811 規約DB
812 書類フォーマットDB
821 変更受付部
822 規約変更部
823 書類生成・出力部
11、81 記憶部
12、82 制御部
13、83 表示部
14、84 入力部
15、85 通信制御部
11A 規約DB
121 規約管理部
122 従業員管理部
123 会計管理部
3 記録管理サーバ
5 担当者端末
7 従業員端末
811 規約DB
812 書類フォーマットDB
821 変更受付部
822 規約変更部
823 書類生成・出力部
Claims (7)
- 複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するためのコンピュータであって、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶する規約記憶手段と、
書類を識別するための書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するフォーマット記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されている書類情報記憶手段と、
前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報を記憶する定義情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付ける手段と、
前記入力された変更内容に対応する書類コードを前記書類情報記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを前記フォーマット記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出したフォーマットデータに引き込むデータを、前記定義情報記憶手段を参照して特定する引き込みデータ特定手段と、
前記特定した引き込みデータを前記規約記憶手段から読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成する手段と、
前記生成した書類データを出力する手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータ。 - 複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するためのコンピュータであって、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶する規約記憶手段と、
書類を識別するための書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するフォーマット記憶手段と、
前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶する定義情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されている書類情報記憶手段と、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付ける手段と、
前記入力された変更内容に対応する書類コードを前記書類情報記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを前記フォーマット記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出した書類コードに対応する定義情報を前記定義情報記憶手段から読み出す定義情報読出手段と、
前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを前記規約記憶手段から読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成する手段と、
前記生成した書類データを出力する手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータ。 - 前記規約記憶手段に記憶される規約データは、規約を識別するための規約IDが付与されており、
前記書類フォーマットデータに引き込まれる前記引き込みデータは、規約IDと、企業IDと、の少なくとも1つにより特定されるデータを含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンピュータ。 - 前記定義情報記憶手段は、前記定義情報を、規約の変更内容を示すデータと、さらに関連付けて記憶し、
前記定義情報読出手段は、前記読み出した書類コードと、前記入力された変更内容と、に対応する定義情報を前記定義情報記憶手段から読み出す、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のコンピュータ。 - 前記規約記憶手段は、検索のためのデータを記憶する検索データ記憶手段を有し、
さらに前記コンピュータは、
入力を受け付けた前記規約の変更内容を示すデータに基づいて、検索条件の入力を促す画面を提供する手段と、
前記検索条件の入力を促す画面からの検索条件の入力を受け付け、前記検索データ記憶手段を参照して、検索条件に該当するデータを抽出する検索手段と、
前記検索手段によって抽出された前記データを、前記規約の変更内容を示すデータに基づいて更新する手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンピュータ。 - コンピュータを用いて、複数の企業が加入するための年金総合型規約を管理するための年金規約管理方法であって、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付けるステップと、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されているデータベースから、前記入力された変更内容に対応する書類コードを読み出すステップと、
書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを読み出すステップと、
各前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応する定義情報を読み出すステップと、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶するデータベースから、前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成するステップと、
前記生成した書類データを出力するステップと、
を備えることを特徴とする年金規約管理方法。 - コンピュータに、
規約の変更内容を示すデータの入力を受け付けるステップ、
規約の変更内容を示すデータと、規約の変更手続きに必要な書類の書類コードと、が関連付けて登録されているデータベースから、前記入力された変更内容に対応する書類コードを読み出すステップ、
書類コードが付与された書類のフォーマットデータを記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応するフォーマットデータを読み出すステップ、
各前記フォーマットデータに引き込むデータを定義した定義情報と、当該フォーマットデータの書類コードと、を関連付けて記憶するデータベースから、前記読み出した書類コードに対応する定義情報を読み出すステップ、
規約本文のデータと、各加入企業に関する所定情報を示す別表のデータと、を含む前記年金総合型規約を示す規約データを記憶するデータベースから、前記読み出した定義情報により定義されている引き込みデータを読み出し、当該読み出した引き込みデータと、前記読み出したフォーマットデータと、を合成することにより書類データを生成するステップ、
前記生成した書類データを出力するステップ、
を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004060211A JP2005250837A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | コンピュータ、年金規約管理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004060211A JP2005250837A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | コンピュータ、年金規約管理方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005250837A true JP2005250837A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35031262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004060211A Pending JP2005250837A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | コンピュータ、年金規約管理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005250837A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009288962A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Hitachi Ltd | 情報処理装置、プログラム、及び保険商品約款生成方法 |
-
2004
- 2004-03-04 JP JP2004060211A patent/JP2005250837A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009288962A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Hitachi Ltd | 情報処理装置、プログラム、及び保険商品約款生成方法 |
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