JP4981736B2 - 船体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、船体構造に関するものであり、特に船底下側から伝播するプロペラ変動圧を吸収する、船底側に開口を有し上方空間に空気層を有する水槽をプロペラ取り付け位置上方に設けた船体構造に関するものである。
船舶においては、推進用プロペラが回転すると、該プロペラ周囲の流体に周期的な圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船体外板、主として船尾部外板に作用して船体を振動させることがある。前記圧力変動は、翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなっており、通常1次周波数成分が最も大きく、2次、3次と周波数成分が高次になるにしたがって小さくなるものである。
前記プロペラ変動圧による船体の振動を抑制するために、前記変動圧力を吸収するタンクを装備することが従来より行われており、例えばその1つが特許文献1に開示されている。図10は従来のプロペラ変動圧を吸収するタンクを示す構成図である。図10を用いて特許文献1に開示された従来のプロペラ変動圧を吸収するタンクについて説明する。
プロペラ(不図示)の上方の船尾部の船体内にタンク103が設けられ、該タンク103の底面を形成する船底104に、船体強度上許容される範囲の適当な大きさの開孔105が複数設けられている。一方、所要の径をもつ空気パイプ106が、前記タンク103に、空気パイプ106の上端106aがタンク103より上方で大気に開放し、下端がタンク103の頂面を貫通してタンク103の下方適当長さ(防振効果を発揮しうる必要最小空気層厚さに相当する長さ)突出してタンク103内に開放している。このようにタンク103内と大気とは空気パイプ106を介して常に連通されている。このようなタンク103において、吃水線Wがタンク103の底面104とタンク103の頂面の間にあるとき、外海とタンク103とが開孔105を通じて連通し、タンク103内の下方部に水層部108、上方部に一定の空気層107が形成されるようになっている。また吃水線がタンク103の頂面より上方且つ空気パイプ106の上端開口より下方であるとき、空気パイプ106の下端の開口がタンク104の頂面より下方に突出しているので、水層部108はタンク104内においては空気パイプ106の下端のレベルまでしか形成されず、空気パイプ106の下端よりタンク104の頂面までは必ず空気層107が形成確保されるものである。
このようにして、タンク103内に水層部108と空気層107を形成することにより、タンク103上部の空気層107がダンパーとして機能し、タンク103がダンプタンク(防振装置)としての機能を果たす。
実公平6−35910号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術においては水層部−空気層間によってプロペラ変動圧を吸収しているもののまだ充分とはいえず、さらなる改良が求められている。また、前記タンク103がダンプタンクとしてプロペラ変動圧を充分に吸収し、船舶の振動を抑制するためにはプロペラの周波数よりもタンクの固有振動数を小さくしなくてはならないが、船尾に有するタンクが1つのみで水層部−空気層間によって吸収することができるプロペラ変動圧の範囲は狭く、特にプロペラ回転数が低く、プロペラの翼数の少ない船舶などにおいてはプロペラの周波数よりもタンクの固有振動数を小さくすることができず、ダンプタンクとしての効果が小さいという問題がある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、従来よりもプロペラ変動圧の吸収効果が高く、さらにプロペラ回転数が低く、プロペラの翼数が少ないプロペラの周波数が小さい船舶であっても、プロペラ変動圧を吸収し、船舶の振動を抑制することができる船体構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明においては、船底下側から伝播するプロペラ変動圧を吸収する、船底側に開口を有し上方空間に空気層を有する水槽をプロペラ取り付け位置上方に設けた船体構造において、前記水槽は空気圧差を持たせた複数の水槽であって、該複数の水槽は相互に通流可能に構成されたことを特徴とする。
これによりプロペラが回転し、該プロペラ周囲の流体に周期的な圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播して変動圧力として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記水槽の船底側に設けた開口と該開口を通じて水槽内に導入された海水によって形成される水層部を通じて、該水層部と水槽上方空間の空気層との境界の自由水面に波動を誘起し、空気層がダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、前記開口及び水層部を通じて船体に入力されるが、その際に前記複数の水槽が空気圧差を持ち相互に通流可能に構成されているため、水槽間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。以上のことに伴いプロペラの上下起振力を低減させることができる。
また、水層部と空気層だけでなく、水槽間の海水移動も考慮した振動系を用いることにより、従来よりも振動系の固有振動数を下げることができるため、プロペラ周波数が低い場合にも効果的にプロペラ変動圧による船舶の振動を抑制することができる。
また、前記水槽は船幅方向に間隙を設けて配置された2つの水槽であって、該2つの水槽は、水槽下方の水層部を、船底側に開口を有した連結路によって連結したことを特徴とする。
これにより、2つの水槽間の空間を有効利用することができる。
また、前記水槽は船幅方向に間隙を有さずに配置された2つの水槽であって、該2つの水槽下方の水槽部には、相互に流通可能な開口部を設けたことを特徴とする。
これにより、水槽間に間隙を設けていないため、水槽間の海水移動距離が水槽間に間隙を設けた場合と比較すると小さくなり、従って海水の船幅方向への移動が船舶のローリングの起振力となることを抑制することができる。
また、前記水槽は船幅方向に間隙を設けて配置された2つの水槽であって、該2つの水槽は、水槽下方の水層部を、連結管で連結したことを特徴とする。
これにより、2つの水槽間の空間を有効活用することができる。
また、前記水槽は船幅方向に間隙を設けて配置された3つの水槽であって、該3つの水槽は、水槽下方の水層部を、船底側に開口を有した連結路によって連結したことを特徴とする。
これにより、水槽が2つの場合と比較すると、船幅方向への海水移動のバランスがとれるため、海水の船幅方向への移動が船舶のローリングの起振力となることを抑制することができる。
また、前記3つ水槽の空気圧を、船幅方向両端に位置する2つの水槽の空気圧を同圧とし、船幅方向中央に位置する水槽の空気圧を前記船幅方向両端に位置する2つの水槽の空気圧と異ならせたことを特徴とする。
これにより、さらに船幅方向への海水移動のバランスがよくなり、前記3つの水槽の空気圧がそれぞれ異なる場合よりも海水の船幅方向への移動が船舶のローリングの起振力となることをさらに抑制することができる。
また、前記水槽は船長方向に間隙を設けて配置された2つの水槽であって、該2つの水槽は、水槽下方の水層部を、船底側に開口を有した連結路によって連結したことを特徴とする。
これにより、水槽を船幅方向に配置しないため、船幅の小さい船舶にも適用することができる。また、船幅方向への海水移動がないため、海水移動に起因するローリングが発生しない。
また、前記水槽は船長方向に間隙を設けて配置された3つの水槽であって、該3つの水槽は、水槽下方の水層部を、船底側に開口を有した連結路によって連結したことを特徴とする。
これにより、水槽が2つの場合と比較すると、船長方向への海水移動のバランスが取れるため、海水の船長方向への移動が船舶の船長方向への揺れの起振力となることを抑制することができる。
また、前記3つ水槽の空気圧を、船長方向両端に位置する2つの水槽の空気圧を同圧とし、船長方向中央に位置する水槽の空気圧を前記船幅方向両端に位置する2つの水槽の空気圧と異ならせたことを特徴とする。
これにより、さらに船長方向への海水移動のバランスがよくなり、前記3つの水槽の空気圧がそれぞれ異なる場合よりも海水の船長方向への移動が船舶の船長方向への揺れの起振力となることをさらに抑制することができる。
また、前記水槽は、1つの水槽を別の1つの水槽が取り囲むように配置した2つの水槽であって、該2つの水槽は、水槽下方の水槽部を、連結管又は船底側に開口を有した連結路で連結したことを特徴とする。
これにより、船幅方向及び船長方向への海水移動のバランスが取れるため、海水の船長方向及び船幅方向への移動が船舶の揺れの起振力となることを抑制することができる。
特に2つのタンクを四角柱状の水槽と、該四角柱状の水槽を取り囲むようにして設けた中央部に直方体形状の孔部を有した直方体形状の水槽とすると、水槽の製作が容易であるとともに、船尾構造との取り合いが良い。
また、前記水槽は円筒状の水槽と、該円筒状の水槽を取り囲むように配置したドーナツ状の水槽であることを特徴とする。
これにより、船幅方向、船長方向を含めたどの方向にも対称な構造であるため、どの方向の海水移動もバランスがとれ、海水移動が船舶の振動に起振力となることなることを抑制することができる。
以上記載のごとく本発明によれば、従来よりもプロペラ変動圧の吸収効果が高く、さらにプロペラ回転数が低く、プロペラの翼数が少ないプロペラの周波数が小さい船舶であっても、プロペラ変動圧を吸収し、船舶の振動を抑制することができる船体構造を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、実施例1に係る船尾部の側面図、図2は、実施例1に係る水槽周囲の模式図を示す。図1及び図2において、1は船尾船体、2はプロペラ、3は水槽、4は水槽の底面を構成する船底であり、該船底4には船体強度上許容される範囲の適当な大きさの開口5が適当数設けられている。
また図2に示すように前記水槽3は船幅方向に間隙を設けて配置された2つの水槽3aと3bから構成されており、前記水槽3aと水槽3bは下部で相互に通流可能となっている。また7a、7bはそれぞれ水槽3a、3b内に存在する空気層、8a、8bはそれぞれ開口5を通じて水槽内3a、3bに導入された海水によって形成される水層部である。
また6a、6bはそれぞれ水槽3a、3bに立設した空気パイプであって、パイプ6aは上端は水槽3aより上方で大気開放され下端は水槽3aの頂面で水槽3a内に向けて開放されており、パイプ6bは上端はアキュムレータなどの圧力制御手段(不図示)に接続され下端は水槽3bの頂面で水槽3b内に向けて開放されている。このようにしてパイプ6aを大気開放し、パイプ6bを圧力制御手段に接続することによって前記空気層7aと7bの圧力をそれぞれ異ならせ、従って水層部8aと8bの水面高さも異ならせることができる。前記圧力制御は喫水、船体運動、プロペラ回転数を制御因子として使用する。
なお、ここではパイプ6aを大気開放としパイプ6bを圧力制御手段に接続したが、その逆でもよく、またパイプ6a、6bともに圧力制御手段に接続して空気層7a、7bが異なる圧力となるように制御してもよい。
上記のような構成において、プロペラ2が回転し、該プロペラ2周囲の流体に周期的な翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなる圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記開口5と水層部8a及び8bを通じて水層部8a及び8bと空気層7a及び7bとの境界の自由水面に波動を誘起し、空気層7a及び7bがダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、船底4、開口5及び空気層7a、7bを通じて船体に入力されるが、その際に水槽3a、3bの空気層7a、7bが空気圧差を持ち、且つ水槽3a、3b間が相互に流通可能に構成されているため、水槽3a、3b間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。
また、水層部と空気層だけでなく、水槽間の海水移動も考慮した振動系を用いることにより、従来よりも振動系の固有振動数を下げることができ、プロペラ周波数が低い場合にも効果的にプロペラ変動圧による船舶の振動を抑制することができる。
図3は、実施例2に係る水槽周囲の模式図を示す。なお実施例2に係る船尾部の側面図は実施例1に係る船尾部の側面図である図1とほぼ同様であるので省略する。
図3において、図1と同一符号は同一物を表し、つまり3は水槽、4は水槽の底面を構成する船底、5は該船底4に設けられた船体強度上許容される範囲の適当な大きさの複数の開口5である。
また図3に示すように前記水槽3は船幅方向に間隙を設けずに配置された2つの水槽3cと3dから構成されており、前記水槽3cと水槽3dはその下部で相互に通流可能となるように対向する壁部の一部が開口されている。また7c、7dはそれぞれ水槽3c、3d内に存在する空気層、8c、8dはそれぞれ開口5を通じて水槽内3c、3dに導入された海水によって形成される水層部である。
また6c、6dはそれぞれ水槽3c、3dに立設した空気パイプであって、パイプ6cは上端は水槽3cより上方で大気開放され下端は水槽3cの頂面で水槽3c内に向けて開放されており、パイプ6dは上端はアキュムレータなどの圧力制御手段(不図示)に接続され下端は水槽3dの頂面で水槽3d内に向けて開放されている。このようにしてパイプ6cを大気開放し、パイプ6dを圧力制御手段に接続することによって前記空気層7cと7dの圧力をそれぞれ異ならせ、従って水層部8cと8dの水面高さも異ならせることができる。圧力制御は喫水、船体運動、プロペラ回転数を制御因子として使用する。
なお、ここではパイプ6cを大気開放としパイプ6dを圧力制御手段に接続したが、その逆でもよく、またパイプ6c、6dともに圧力制御手段に制御して空気層7c、7dが異なる圧力となるように制御してもよい。
上記のような構成において、プロペラ2が回転し、該プロペラ2周囲の流体に周期的な翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなる圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記開口5と水層部8c及び8dを通じて水層部8c及び8dと空気層7c及び7dとの境界の自由水面に波動を誘起し、空気層7c及び7dがダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、船底4、開口5及び空気層7c、7dを通じて船体に入力されるが、その際に水槽3c、3dの空気層7c、7dが空気圧差を持ち、且つ水槽3c、3d間が相互に流通可能に構成されているため、水槽3c、3d間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。
また、水層部と空気層だけでなく、水槽間の海水移動も考慮した振動系を用いることにより、従来よりも振動系の固有振動数を下げることができ、プロペラ周波数が低い場合にも効果的にプロペラ変動圧による船舶の振動を抑制することができる。
さらに、水槽3cと水槽3dの間に間隙を設けていないため、水槽3c、3d間の海水移動距離が、水槽間に間隙を設けた実施例1の場合と小さくなり、従って海水の船幅方向への移動が船舶のローリングの起振力となることを抑制することができる。
しかし、一般的な船舶においては、プロペラ上部の船体内には他の部材が配設される場合が多く、実施例2(図3)に示した水槽構造では水槽が他の部材の配置の障害となる場合もある。実施例1(図2)に示した水槽を使用するか、実施例2(図3)に示した水槽を使用するかは他の部材の配置とローリングの抑制のそれぞれの重要度を勘案して船舶ごとに決定するとよい。
図4は、実施例3に係る水槽周囲の模式図を示す。なお実施例3に係る船尾部の側面図は実施例1に係る船尾部の側面図である図1とほぼ同様であるので省略する。
図4において、図1と同一符号は同一物を表す。また図4に示すように前記水槽3は船幅方向に間隙を設けて配置された2つの水槽3eと3fから構成されており、7e、7fはそれぞれ水槽3e、3f内に存在する空気層、8e、8fはそれぞれ開口5を通じて水槽内3e、3fに導入された海水によって形成される水層部である。前記水槽3eと水槽3fは水層部8e、8fで相互に通流可能となるように連結管9で連結されている。
また6e、6fはそれぞれ水槽3e、3fに立設した空気パイプであって、実施例1に係る図2に示したパイプ6a、6bと同様の構成であり、これにより前記空気層7eと7fの圧力をそれぞれ異ならせ、従って水層部8eと8fの水面高さも異ならせることができる。
上記のような構成において、プロペラ2が回転し、該プロペラ2周囲の流体に周期的な翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなる圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記開口5と水層部8e及び8fを通じて水層部8e及び8fと空気層7e及び7fとの境界の自由水面に波動を誘起し、空気層7e及び7fがダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、船底4、開口5及び空気層7e、7fを通じて船体に入力されるが、その際に水槽3e、3fの空気層7e、7fが空気圧差を持ち、且つ水槽3e、3f間が相互に流通可能に構成されているため、水槽3e、3f間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。
また、水層部と空気層だけでなく、水槽間の海水移動も考慮した振動系を用いることにより、従来よりも振動系の固有振動数を下げることができ、プロペラ周波数が低い場合にも効果的にプロペラ変動圧による船舶の振動を抑制することができる。
さらに、水槽3eと水槽3fの間を連結管で連結しているため、水槽3e、3fの間隙部分には他の船舶を構成する部材を配置することができ、船舶設計に係る自由度が高い。
図5は、実施例4に係る水槽周囲の模式図を示す。なお実施例4に係る船尾部の側面図は実施例1に係る船尾部の側面図である図1とほぼ同様であるので省略する。
図5において、図1と同一符号は同一物を表す。また図5に示すように前記水槽3は船幅方向に間隙を設けて配置された3つの水槽3g、3h、3iから構成されており、7g、7h、7iはそれぞれ水槽3g、3h、3i内に存在する空気層、8g、8h、8iはそれぞれ開口5を通じて水槽内3g、3h、3iに導入された海水によって形成される水層部である。前記水槽3gと水槽3h、水槽3hと3iとはそれぞれ水槽部で通流可能となるように構成されている。
また6g、6h、6iはそれぞれ水槽3g、3h、3iに立設した空気パイプであって、パイプ6g及び6iは上端は水槽3g、3iより上方で大気開放され下端は水槽3g、3iの頂面で水槽3g、3i内に向けて開放されており、パイプ6hは上端はアキュムレータなどの圧力制御手段(不図示)に接続され下端は水槽3hの頂面で水槽3h内に向けて開放されている。このようにしてパイプ6g、6iを大気開放し、パイプ6hを圧力制御手段に接続することによって前記空気層7g、7iと7hの圧力をそれぞれ異ならせ、従って水層部8g、8iと8hの水面高さも異ならせることができる。圧力制御は喫水、船体運動、プロペラ回転数を制御因子として使用する。
なお、ここではパイプ6g、6iを大気開放としパイプ6hを圧力制御手段に接続したが、その逆でもよく、またパイプ6g、6h、6i何れも圧力制御手段に接続して空気層7g、7iが空気層7hと異なる圧力となるように制御してもよい。
また、空気層7g、7h、7iの圧力は、全てを異ならせてもよいが、後述する海水移動の船幅方向への移動バランスを取りローリングを抑制するためには、船幅方向中央に位置する水槽の空気層である空気層7hのみを他の空気層7g、7iと異ならせるように制御することが好適である。
上記のような構成において、プロペラ2が回転し、該プロペラ2周囲の流体に周期的な翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなる圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記開口5と水層部8g、8h及び8iを通じて水層部8g、8h及び8iと空気層7g、7h及び7iとの境界の自由水面に波動を誘起し、空気層7g、7h及び7iがダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、船底4、開口5及び空気層7g、7h及び7iを通じて船体に入力されるが、その際に水槽3g、3h間、及び水槽3h、3i間の空気層が空気圧差を持ち、且つ水槽3g、3h間、及び水槽3h、3i間が相互に流通可能に構成されているため、水槽3g、3h間及び水槽3h、3i間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。しかも、実施例1、2における水槽が2つの場合よりも海水移動の総量が大きいためその効果も大きい。
さらにまた、前記水槽3gの空気層7gと前記水槽3iの空気層7iを同圧に制御しているため、前記水槽3g、3h間、及び水槽3h、3i間の海水移動は略同量となり、船幅方向の海水移動のバランスが取れるため、海水移動がローリングの起振力となることを抑制することができる。
図6は、実施例5に係る水槽周囲の模式図を示す。なお実施例5に係る船尾部の側面図は実施例1に係る船尾部の側面図である図1とほぼ同様であるので省略する。
図6において、図1と同一符号は同一物を表す。また図6に示すように前記水槽3は船長方向に間隙を設けて配置された2つの水槽3jと3kから構成されており、7j、7kはそれぞれ水槽3j、3k内に存在する空気層、8j、8kはそれぞれ開口5を通じて水槽3j、3kに導入された海水によって形成される水層部である。前記水槽3jと水槽3kは水層部8j、8kで相互に通流可能となっている。
また6j、6kはそれぞれ水槽3j、3kに立設した空気パイプであって、実施例1に係る図2に示したパイプ6a、6bと同様の構成であり、これにより前記空気層7jと7kの圧力をそれぞれ異ならせ、従って水層部8jと8kの水面高さも異ならせることができる。
上記のような構成において、プロペラ2が回転し、該プロペラ2周囲の流体に周期的な翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなる圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記開口5と水層部8j及び8kを通じて水層部8j及び8kと空気層7j及び7kとの境界の自由水面に波動を誘起し、空気層7j及び7kがダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、船底4、開口5及び空気層7j、7kを通じて船体に入力されるが、その際に水槽3j、3kの空気層7j、7kが空気圧差を持ち、且つ水槽3j、3k間が相互に流通可能に構成されているため、水槽3j、3k間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。さらにまた、前記海水は船長方向に移動するため、海水の移動がローリングの起振力となり難い。
また、水層部と空気層だけでなく、水槽間の海水移動も考慮した振動系を用いることにより、従来よりも振動系の固有振動数を下げることができ、プロペラ周波数が低い場合にも効果的にプロペラ変動圧による船舶の振動を抑制することができる。
さらに、水槽3jと水槽3kを船長方向に配置したため、船幅の小さな船舶にも適用可能である。
図7は、実施例6に係る水槽周囲の模式図を示す。なお実施例6に係る船尾部の側面図は実施例1に係る船尾部の側面図である図1とほぼ同様であるので省略する。
図7において、図1と同一符号は同一物を表す。また図7に示すように前記水槽3は船長方向に間隙を設けて配置された3つの水槽3l、3m、3nから構成されており、7l、7m、7nはそれぞれ水槽3l、3m、3n内に存在する空気層、8l、8m、8nはそれぞれ開口5を通じて水槽内3l、3m、3nに導入された海水によって形成される水層部である。前記水槽3lと水槽3m、水槽3mと3nとはそれぞれ水槽部で通流可能となるように構成されている。
また6l、6m、6nはそれぞれ水槽3l、3m、3nに立設した空気パイプであって、実施例4に係る図5に示したパイプ6g、6h、6iと同様の構成であり、これにより空気層7l、7nの圧力を空気層7mの圧力をそれぞれ異ならせ、従って水層部8l、8nの水面高さと8mの水面高さも異ならせることができる。
上記のような構成において、プロペラ2が回転し、該プロペラ2周囲の流体に周期的な翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなる圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記開口5と水層部8l、8m及び8nを通じて水層部8l、8m及び8nと空気層7l、7m及び7nとの境界の自由水面に波動を誘起し、空気層7l、7m及び7nがダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、船底4、開口5及び空気層7l、7m及び7nを通じて船体に入力されるが、その際に水槽3l、3m間、及び水槽3m、3n間の空気層が空気圧差を持ち、且つ水槽3l、3m間、及び水槽3m、3n間が相互に流通可能に構成されているため、水槽3l、3m間及び水槽3m、3n間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。しかも、実施例1、2における水槽が2つの場合よりも海水移動の総量が大きいためその効果も大きい。
さらにまた、前記水槽3lの空気層7lと前記水槽3nの空気層7nを同圧に制御しているため、前記水槽3l、3m間、及び水槽3m、3n間の海水移動は略同量となり、船長方向の海水移動のバランスが取れるため、海水移動がローリングの起振力となることを抑制することができる。
また、水層部と空気層だけでなく、水槽間の海水移動も考慮した振動系を用いることにより、従来よりも振動系の固有振動数を下げることができ、プロペラ周波数が低い場合にも効果的にプロペラ変動圧による船舶の振動を抑制することができる。
さらに、水槽3l、3m、3nを船長方向に配置したため、船幅の小さな船舶にも適用可能である。
図8は、実施例7に係る水槽周囲の模式図を示す。なお実施例7に係る船尾部の側面図は実施例1に係る船尾部の側面図である図1とほぼ同様であるので省略する。
図8において、図1と同一符号は同一物を表す。また図8に示すように前記水槽3は円筒状の水槽3pと該水槽3pを取り囲むようにして設けたドーナツ状の水槽3oから構成されており、7o、7pはそれぞれ水槽3o、3p内に存在する空気層、8o、8pはそれぞれ開口5を通じて水槽3o、3pに導入された海水によって形成される水層部である。前記水槽3oと水槽3pは水層部8o、8pで相互に通流可能となっている。
また6o、6pはそれぞれ水槽3o、3pに立設した空気パイプであって、実施例1に係る図2に示したパイプ6a、6bと同様の構成であり、これにより前記空気層7oと7pの圧力をそれぞれ異ならせ、従って水層部8oと8pの水面高さも異ならせることができる。
上記のような構成において、プロペラ2が回転し、該プロペラ2周囲の流体に周期的な翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなる圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記開口5と水層部8o及び8pを通じて水層部8o及び8pと空気層7o及び7pとの境界の自由水面に波動を誘起し、空気層7o及び7pがダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、船底4、開口5及び空気層7o、7pを通じて船体に入力されるが、その際に水槽3o、3pの空気層7o、7pが空気圧差を持ち、且つ水槽3o、3p間が相互に流通可能に構成されているため、水槽3o、3p間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。
また、水層部と空気層だけでなく、水槽間の海水移動も考慮した振動系を用いることにより、従来よりも振動系の固有振動数を下げることができ、プロペラ周波数が低い場合にも効果的にプロペラ変動圧による船舶の振動を抑制することができる。
さらにまた、水槽3o、3pは船幅方向、船長方向を含めたどの方向にも対称な構造であるため、どの方向の海水移動もバランスがとれ、海水移動が船舶の振動に起振力となることなることを抑制することができる。
図9は、実施例8に係る水槽周囲の模式図を示す。なお実施例8に係る船尾部の側面図は実施例1に係る船尾部の側面図である図1とほぼ同様であるので省略する。
図9において、図1と同一符号は同一物を表す。また図9に示すように前記水槽3は四角柱状の水槽3rと該水槽3rを取り囲むようにして設けた中央部に直方体形状の孔部を有した直方体形状の水槽3qから構成されており、7q、7rはそれぞれ水槽3q、3r内に存在する空気層、8q、8rはそれぞれ開口5を通じて水槽3q、3rに導入された海水によって形成される水層部である。前記水槽3qと水槽3rは水層部8q、8rで相互に通流可能となっている。
また6q、6rはそれぞれ水槽3q、3rに立設した空気パイプであって、実施例1に係る図2に示したパイプ6a、6bと同様の構成であり、これにより前記空気層7qと7rの圧力をそれぞれ異ならせ、従って水層部8qと8rの水面高さも異ならせることができる。
上記のような構成において、プロペラ2が回転し、該プロペラ2周囲の流体に周期的な翼通過周波数(=プロペラ翼数×プロペラ回転数)の整数倍の周波数からなる圧力変動が生じ、該圧力変動が船体に伝播してプロペラ変動圧として船尾外板に作用したとき、前記プロペラ変動圧は前記開口5と水層部8q及び8rを通じて水層部8q及び8rと空気層7q及び7rとの境界の自由水面に波動を誘起し、空気層7q及び7rがダンパーとなってそのプロペラ変動圧を吸収する。
さらに、前記プロペラ変動圧は、船底4、開口5及び空気層7q、7rを通じて船体に入力されるが、その際に水槽3q、3rの空気層7q、7rが空気圧差を持ち、且つ水槽3q、3r間が相互に流通可能に構成されているため、水槽3q、3r間で海水移動が生じ、該海水移動によってプロペラ変動圧を吸収し、船体に入力されるプロペラ変動圧の割合を低減させることができる。
また、水層部と空気層だけでなく、水槽間の海水移動も考慮した振動系を用いることにより、従来よりも振動系の固有振動数を下げることができ、プロペラ周波数が低い場合にも効果的にプロペラ変動圧による船舶の振動を抑制することができる。
さらにまた、水槽3q、3rは船幅方向及び船長方向に対称な構造であるため、船幅方向及び船長方向の海水移動もバランスがとれ、海水移動が船舶の振動に起振力となることなることを抑制することができる。
また、水槽形状が方形であるため図8に示した円柱状、ドーナツ状の形状の水槽と比較すると、製作が容易であるとともに、船尾構造との取り合いが良い。
従来よりもプロペラ変動圧の吸収効果が高く、さらにプロペラ回転数が低く、プロペラの翼数が少ないプロペラの周波数が小さい船舶であっても、プロペラ変動圧を吸収し、船舶の振動を抑制することができる船体構造として利用することができる。
実施例1に係る船尾部の側面図である。 実施例1に係る水槽周囲の模式図である。 実施例2に係る水槽周囲の模式図である。 実施例3に係る水槽周囲の模式図である。 実施例4に係る水槽周囲の模式図である。 実施例5に係る水槽周囲の模式図である。 実施例6に係る水槽周囲の模式図である。 実施例7に係る水槽周囲の模式図である。 実施例8に係る水槽周囲の模式図である。 従来のプロペラ変動圧を吸収するタンクを示す構成図である。
符号の説明
1 船尾船体
2 プロペラ
3 水槽
4 船底
5 開口
7a〜7r 空気層
8a〜8r 水層部
9 連結管

Claims (1)

  1. 船底下側から伝播するプロペラ変動圧を吸収する、船底側に開口を有し上方空間に空気層を有する水槽をプロペラ取り付け位置上方に設けた船体構造において、
    前記水槽は船長方向に間隙を設けて配置された3つの水槽であって、
    該3つの水槽は、水槽下方の水層部を、船底側に開口を有した連結路によって連結されており、
    前記3つ水槽の空気圧を、
    船長方向両端に位置する2つの水槽の空気圧を同圧とし、
    船長方向中央に位置する水槽の空気圧を前記船長方向両端に位置する2つの水槽の空気圧と異ならせたことを特徴とする船体構造。
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